一夏「ラウラを無視したらどうなるか?」 (134)

ラウラ「くぅ…くぅ…」スヤスヤ

一夏(また布団に潜り込んで来たよ…)

一夏「おい、ラウラ、いい加減に…」ユサユサ

パサ

一夏「ッ!?」

一夏「な、なんつー下着をつけてるんだ…裸よりエロいぞ…」

ラウラ「…んっ…もう朝か…」ボケー

一夏「あ、あのさ、ラウラ…」

ガチャ

箒「一夏!朝稽古の時間だ!」ツカツカツカ

一夏「あっ」

箒「なっ///」

箒「お、おまっ………殺す!」

ボコスカバキィ!!


ラウラ「…朝から騒がしい奴だな」


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一夏「いてて…なんで俺がこんな目に…」

ラウラ「嫁よ、ご飯を食べにいくぞ」

一夏「あ、ああ…」


~食堂

ラウラ「あーんだ嫁」

一夏「い、いいよ…恥ずかしいし…」

ラウラ「夫婦はお互いに食べさせ合う者だと聞いたぞ?ほれ、あーんだ」アーン

一夏(誰に聞いたんだよ!?)

一夏「こんな公共の場所ではいくら夫婦でもやらないよ!そんなこと!」

ラウラ「そうなのか?…ふむ」

ラウラ「仕方ない、そこまで頑なにイヤなのなら」

一夏「ホッ…わかってくれたか」

ラウラ「口移しで食べさせてやる」

一夏「」

ラウラ「」パク

ラウラ「んっ」

レロレロ チュッ 

鈴「お昼は酢豚ラーメンよねやっぱり…あっ、一夏…」

鈴「………よし、殺そう」シャキン


グシャァ!!


ラウラ「むっ、移す前に飲み込んでしまったか…ではもう一度だ」

---------------
---

一夏「こ、今回はマジで死ぬかと思った…」ボロボロ

一夏(ていうか、こんなこと繰り返してたらいつか本当に死んでしまう!)

一夏(一応原因はラウラの異常な行動にあって…まぁ周りも異常だけど…)

一夏「…ちょっと懲らしめた方がよさそうだな」




シャル「それでぼくに相談してきたの?」

一夏「ああ、なにかいい方法はないかな?」

シャル「う~ん…」

シャル「…ラウラを無視するのってどう?」

一夏「無視?い、いや…さすがにそこまでは…」

シャル「かわいそうだとは思うけど…ラウラの異常な行動はようは世間の常識を知らずに生きてきたことが原因で」

シャル「今更常識を学ぼうと思えばなにか痛みを伴う経験をしないと…”常識”は学習できないよ?これくらいしないと意味ないと思うんだ」

一夏「たしかに…そうだよな…」

シャル「ぼくもフォローはするからさ、やってみようよ、これもラウラのためだよ?」

一夏「…わかった、やってみる、フォローよろしくな!」

シャル「任せといて!」

------------
---


ラウラ(今日も嫁の所へ潜り込むとするか)カチャカチャカチャ

ガチャ

ラウラ「…容易い」フンス

ラウラ(さてと…嫁のベットは…)

ラウラ「…む?」

ラウラ「…嫁が…いない!?」


-----------------
---


ラウラ「嫁!どういうことだ!昨日の夜はどこへ行っていたのだ!」

一夏「………」

ラウラ「聞いているのか!まさか浮気と言う奴ではないだろうな!?」

一夏「………」

ラウラ「…嫁?」

シャル「あっ、一夏~、ちょっといい?」

一夏「ああ、シャルか、なんだ?」

シャル「先生に教材運びを言われたんだけど…一人じゃちょっと…」

一夏「じゃあ俺も手伝うよ」

シャル「ありがとう!じゃついてきて!」

タッタッタッタ

ラウラ「な、なんだというのだ…嫁がわたしに反応を示さなかったぞ…」

ラウラ「ク、クラリッサに連絡だ!」ピッ

支援



クラリッサ「…なるほど」

ラウラ「ま、まぁ、たまたま聞こえなかったと言うだけかも知れんが…」

クラリッサ「…隊長、それに関しては少し様子を見ていただけないでしょうか?」

クラリッサ「あと、その後の経緯については定期的に私へ連絡してください」

ラウラ「わ、わかった…」

クラリッサ「では、ご武運を」

ピッ

クラリッサ(向こうにも中々の知将がいるみたいですね…まさかこういう手で来るとは)

クラリッサ(だが、このクラリッサ・ハルフォーフが隊長についている限り、そうやすやすと事は運ばせませんよ!)

クラリッサ「……しかし、無視で弱った隊長が見れると考えると…その方にGJですね」

黒ウサギ「お姉様、鼻血が出てますよ?」

ラウラ(クラリッサにはああいったが…嫁が私を無視するなど考えられん!)

ラウラ「多分耳糞が大量に詰まっていたんだろう、シャルロットは手話を使った、それで辻褄があう」


鈴「でね、今度の休日なんだけどさ」

一夏「わかったよ!買い物くらい付き合ってやるよ!」

ラウラ「!!」

ラウラ「わたしもその買い物に行くぞ!」

鈴「げっ!ラウラ…」

ラウラ「なんだ?わたしも行くとなにか不都合でもあるのか?」

鈴「あるわよ!空気読みなさないよ!」

ラウラ「わたしと嫁は夫婦だ!常に行動は共にするものだ!」

鈴「あんたねぇ…一夏もなんとか言いなさいよ!」

一夏「………」

鈴「…どうしたの?急に固まっちゃって?」

ラウラ「よ、嫁もわたしと一緒に居たいだろう?」

一夏「………」

ラウラ「あ…」

鈴「ちょっと、あんたなんとか言いなさないよ!ラウラが話しかけてるでしょ!」

一夏「…行こう、鈴」スッ

鈴「な、なんなの?…じゃ、じゃあね、ラウラ!」

スタスタスタ

ラウラ(…まただ…やっぱり嫁はわたしのことを無視している…わたしを避けている…)

ラウラ「……なぜだ?」

鈴「あ、あんたさ、ラウラと喧嘩でもしたの?」

一夏「いや…」

一夏(鈴になら話しても大丈夫かな)

シャル「一夏ーーーッ!」

一夏「ん?シャル?」

シャル「ちょっとこっち来て」

一夏「?」



シャル「…というわけだからラウラのことは誰にも話しちゃダメだよ?」

一夏「でもそれじゃあ…」

シャル「大丈夫だよ!ちゃんとぼくが考えてるから!」

一夏「あ、ああ…わかった、シャルを信じるよ」

シャル「ありがと♪」



ラウラ(と、とにかく情報を得ないことには行動が出来ない)

ラウラ(嫁にもなにかわけがあるはずだ…まずはそれを聞き出そう)

ラウラ(……でも…また無視されるのかな…)

ラウラ「っ!」

ラウラ「ええいっ!行動あるのみだ!」

コンコンコン

ラウラ「嫁!わたしだ!いるなら開けてくれ!」

シーン

ラウラ「…留守なのか?なら中でまっていよう」カチャカチャカチャ

ガチャ

一夏「!?」

ラウラ「!?」

ラウラ「よ、嫁…いるなら返事くらいしたらどうだ?」

一夏「………」

ラウラ「む、無視はよくないぞ!我が隊でも仲間同士気の会わない奴らもいるが」

ラウラ「最低限の会話は…も、持たすようにしているっ」

ラウラ「無視は一番人を傷つけるんだぞっ!」

一夏(わかってるよそんなこと…でも…」

一夏「………」

ラウラ「な、なにか喋ってくれっ!で、でないと…」

ラウラ「……っ」ジワァ

一夏「あっ…」

コンコン ガチャ

シャル「一夏~、ちょっといい?」

一夏「シャ、シャル!」

シャル「先生が呼んでるんだって、緊急だから早く行かないと怒られるよ?」

一夏「わ、わかった…」スク

ラウラ「よ、嫁ぇ…」

一夏「っ!」

シャル(方便だから適当に時間つぶしたら戻ってきてね、それまでにフォローしておくから)

一夏「あ、ああ…」


シャル「あれ?ラウラもいたんだ?気がつかなかったよ」

ラウラ「シャ、シャルロット…じ、実は…」

シャル「どうしたの?」




シャル「へ~、一夏がラウラを無視してるんだ…」

ラウラ「う、うむ…それで理由を聞こうと思ってきたんだが…」

シャル「喋ってくれないんだね?」

ラウラ「うむ…」

シャル「わかった!じゃあ後はぼくにまかせて!一夏から理由を聞き出してみるよ!」

ラウラ「ほ、本当か!?」

シャル「うん、ラウラは友達だからね!あ、あと、このことは誰にも言ったらダメだよ?」

ラウラ「な、なんでだ?」

シャル「いらない誤解を与えてしまったら後々関係が修復しにくくなるからね、もちろんラウラの親しい人にも内緒だよ?」

ラウラ「あ、ああ…でもクラリッサの奴には相談してしまったんだが…」

シャル(やっぱり相談者がいたか…)

シャル「ならその人にはもう解決したって言えばいいよ」

ラウラ「でも…まだ嫁はしゃべってくれない…」

シャル「大丈夫♪ぼくがちゃんと解決してあげるから!信じて?」

ラウラ「……わかった…シャルロットを信じる…」

シャル「ふふっ……ありがと」



クラリッサ「解決した?」

ラウラ「う、うむ」

クラリッサ「………」

クラリッサ「原因はなんだったのですか?」

ラウラ「えっ?」

ラウラ「そ、それはだな…耳糞が大量に詰まっていてわたしの話が聞こえなかったのだ!」

クラリッサ「はぁ?」

ラウラ「と、とにかく解決したから!す、すまなかったな、手間を取らせて!じゃあまた連絡するっ」

ピッ


クラリッサ「………」

クラリッサ(少々敵を侮りすぎましたかね…)

~次の日

ワイワイガヤガヤ

ラウラ「………」



セシリア「一夏さ~ん♪お昼をお供いたしますわ♪」

箒「一夏!飯の時間だ!さっさと支度をしろ!」

一夏「わかってるよ!そんな引っ張るな」


ラウラ(……楽しそうだな…わたしもつい先日まではあそこに居たんだよな…)

ラウラ「っ」ジワ

ラウラ「…嫁ぇ」


シャル「…ねぇラウラ?ちょっといい?」

ラウラ「!?」ガタ

ラウラ「な、なにかわかったのか?」

シャル「…ここだとなんだからさ、少し離れようよ」

ラウラ「わ、わかったっ」

~屋上

シャル「…というわけだから」

ラウラ「嫁が…もうわたしに関わりたくない…と」

ラウラ「ほ、本当にそういったのか!?」

シャル「うん…なんだかすごく嫌そうな顔してたよ?」

ラウラ「どうして…」

シャル「さぁ?理由までは話してくれなかったから…けど予想はできるよ?」

ラウラ「な、なんだ?教えてくれっ!」

シャル「…ラウラはさぁ、一夏に無断でベットに入り込んだりしてるじゃない?」

シャル「そういうのがイヤで一夏はラウラに愛想つかしたんじゃないかな?」

ラウラ「そ、それは、わたし達が夫婦だから…」

シャル「夫婦?馬鹿じゃないの?そんなのが通用すると思ってるのってラウラだけだよ?」

シャル「傍から見てると非常識なバカップルって感じ、一夏もそれで結構迷惑被ってたみたいだし」

ラウラ「わ、わたしは…そんなつもりじゃ…」

シャル「ラウラがそんなつもりじゃなくてもさ、ぼく達もう15歳だよね?」

シャル「少しは常識のある行動をしないといけない年齢じゃないかな?」

シャル「正直ラウラって…行動が気持ち悪いよ?周りもみんな言ってるしさ」

ラウラ「っ!?」

シャル「ま…皆優しいから口には出さないけどさ…わかったんなら今度からは自分を省みて行動しなよ」

ラウラ「そんなこと…言われても…わたしには…どうしたらいいか…」

シャル「大丈夫だよ♪ぼくがついてるじゃない!ぼくはいつでもラウラの味方だからね?」

ラウラ「シャルロット……うっ…ありがとっ……グス…」

シャル「なにかあったらぼくに相談して?あっ、他の人にはしちゃダメだよ?これ以上嫌われちゃたらもうぼくでも修復できなくなっちゃうから」

ラウラ「わ、わかった…気をつける…」

シャル「ふふふ…」

俺がなきそうだ

こ、このシャルワンサマじゃぬくラウラを狙っておる

------------
---


鈴「それをラウラに仕掛けるの?」

箒「いくらなんでもやりすぎじゃないか?しかも相手はラウラだ…引っかかるとは思えんが」

シャル「大丈夫だよ♪それに最近ラウラなんだか元気ないからさ、こういう悪戯でもして和ませてあげたいんだ」

鈴「そうね…そういえば一夏のやつと喧嘩してるみたいだし」

箒「なに?そうなのか?」

シャル「…そのことについてはぼくがなんとかするよ、原因は些細なことなんだけどなんだかお互い意固地になっちゃって」

鈴「そうなの?まぁシャルロットはラウラとも同室だから…でも一夏も陰険なことするわよね。あからさまにラウラを無視してるんだから」

箒「なんだと!そんなことするとは!一夏の奴に説教しなくては!」

シャル「ダメだよ!今せっかく仲直りしようとしてるのにさ!…あともう少しお互いが時間を持てば解決するんだから!」

箒「う、うむ…そうなのか?」

シャル「そうそう!それより今はラウラのことだよ!協力してくれる?」

鈴「まぁそれでラウラの気が晴れるなら別に…」

箒「わたしもいいぞ?」

シャル「決まりだね」





ラウラ(今日も学園か…なんだか最近行くのが辛くなってきた…)

ガラガラガラ

バシャァ!

ラウラ「っ!?」

鈴「あはははっ!引っかかったわね!」

箒「情けないぞラウラ!それでも軍人か?」

シャル「軍人が罠にかかるなんてお笑いだよ~、戦場じゃ死んでたね?」

ラウラ「………」ポタポタ

ラウラ「っ!!」ダッ

鈴「あっ、ちょっと!」

箒「お、おい…まずいんじゃないか?」

シャル「大丈夫♪ぼくがネタばらししてくるから!」

鈴「頼むわよっ!」

~トイレ

ラウラ「ヒグッ……ウッ……」

ラウラ「な、なんで…急に…」ポロポロ

バシャァァァァ

ラウラ「っ!冷たいっ!」

ラウラ「や、やめっ………っ!」バシャァァァァ

「ほんとうっとおしわよね!」

「もう登校してこないでくれる?」

ラウラ「っ!?」

ラウラ「あ…ああ……」ガタガタ

「おめぇの席ねぇからっ!」

キャハハハハハハハ

ラウラ「やめて……やめて……」

ラウラ「うぐっ……ぐぅぅ……」

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・



ラウラ「……グスッ…行ったの…かな…」ガチャ

シーン

ラウラ「…どうして…どうして…」

シャル「あっ、ラウラ?こんな所にいたんだ?」

ラウラ「シャ、シャルロット……うっ…」

シャル「…すごいびしょ濡れだよ?大丈夫?」

ラウラ「わたし…わたし…み、みんなに嫌われて…っ!」

ダキッ

シャル「大丈夫…ぼくがついてるでしょ?」

ラウラ「……シャルロッ…うっ…わぁぁぁっ」

シャル「よしよし…」ナデナデ

ラウラ「わだじ…わだじ…」グスグス

シャル「泣かないで…大丈夫だからね…」

シャル(ふふ…ドラマの録音でこうもうまくいくとはね…)

シャル「今日のところは部屋で休んでなよ、先生にはぼくから言っておくから」

ラウラ「…わかった…ありがど…」グス

シャル「………」





ラウラ(もう…わたしにはシャルロットだけが頼りだ…)

ガチャ

ラウラ「っ!?」

ラウラ「な、なんだこれ…へ、部屋が荒らされてる!?」

ダダダダ

ラウラ「……わたしの荷物は無事だ…しかし…シャルロットの所が集中的に…一体だれが…」


シャル「ただいま~」

ラウラ「シャ、シャルロット」

シャル「…どうしたのこれ!部屋が荒らされてるじゃない!?」

ラウラ「あ、ああ…実はわたしも今かえって」

シャル「……ぼくの所だけ荒されてる…ラウラの所はなにもされてないね?」

ラウラ「そ、そうだな…だれかシャルロットを狙っ「ラウラがやったの?」

ラウラ「!?」

ラウラ「わ、わたしはそんなことしてないっ!わたしも今帰った所で…」

シャル「でも…今日学園を休んだ1年ってラウラだけだよね?他に誰がこんなことできるのかな?」

ラウラ「そ、それは…」

シャル「酷いよラウラ…自分が苛められてるからって…ぼくに八つ当たりするなんて」

ラウラ「違うっ!わたしはやってない!わ、わたしは…」ガタガタ

シャル「言い訳は見苦しいよ!素直に認めればまだ許してあげたのに…最低だね」

ラウラ「違うっ!違うっ!わ、わたしはシャルロットにそんなことはしないっ」

パシーン!

ラウラ「っ…ぐっ…」ドサ

シャル「本当に見損なったよ…悪いけど出てってくれる?」

ラウラ「シャ、シャルロット………うっ…ぐぅぅぅ…」

ラウラ(こ、ここでシャルロットに見捨てられたら…わ、わたしは一人ぼっちになってしまう…い、いやだっ!ひ、一人にはなりたくないっ!)

ラウラ「ご、ごめんなさいっ!…わ、わたしが…シャルロットの…部屋を…荒らしました…っ!」

シャル「ふーん…やっぱりそうなんだ…」

シャル「………」ニヤ

シャル「どう責任取ってくれるのかな?」

ラウラ「せ、責任!?」

シャル「ぼくの持ち物…結構無くなってるものがあるんだ…ラウラが盗ったんでしょ?返して」

ラウラ「そ、それは…」

ラウラ(盗ってない…って言えばさっきのことが嘘になる)

ラウラ「か、返せない…です」

シャル「へぇ~…返せないってどういうこと?」

ラウラ「ごめんなさいっ!」

パーンッ!

ラウラ「ひぐっ」

シャル「謝ってもらっても困るんだけど、大事なお母さんの形見も…なくなっているんだよ?」

ラウラ「っ!?」

ラウラ「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!…な、なんでも言うこと聞き…ます!…だからっ!」

シャル「だから?なに?」

ラウラ「わ、わたしを…見捨てないで…下さい!……一人にじないで…下ざい!」グス

シャル「~~~っ///」ゾクゾクゾク

シャル「……わかったよ」

ラウラ「!!あ、ありがとうシャルロッ「でも」

シャル「泥棒は泥棒だよね?」

ラウラ「!?」

ラウラ「そ、その通り…です」

シャル「さっきなんでも言うこと聞くって言ったよね?」

ラウラ「は、はい…」

シャル「じゃあさ―――――――――

あのさぁ……

一夏空気じゃん

これは酷い…




いいぞもっとやれ

実際に職場や学校で誰かに無視されたらこんな感じなんだろうな。
特に、権力の持つ上司やクラスの人気者に無視されたら。

ああいうのって次第に周りに感染して味方がどんどん減っていく。
そんな中で自分に残された選択肢は自分を強く保って屈しないかそれでも誰かに頼ろうとするか…もしくは目を背けて逃げるかしかできないんだよな。

でも人間は弱い生き物だから一人ではその場に立ってさえいられずかと言って逃げるわけにもいかない、結局誰かに助けを求めてしまう。けれどそれがもしまた裏切られたらって考えると…冷静ではいられないよな。

そんなラウラの心情につけ込むシャルって実はいい子なんじゃないか?

>>23最後の1行までは完璧だった

どうしていい子になったんですかね…

しゃるびっち

シャルロット[ピーーー]

そんなラウラの心情につけ込むシャルって実は(頭が)いい(けど性格の悪い)子なんじゃないか?

クラリッサー、早くきてくれー!

シャルロット死ね

続きはよ

~夜

ラウラ「………」

ラウラ(か、借りるだけだ…すぐに返すとシャルロットも言っていた…)

ゴソゴソゴソ

ラウラ「……すまない…」




一夏「あれ?ないぞ!

ガザガザガザ

一夏「な、なんでだ…たしかに…ここにおいておいたはずなのに…」


----------------
---


山田「えー…みなさんに少しお話があります」

山田「実は昨夜から織斑君の白式が行方不明になったそうです」

ザワザワザワ

山田「織斑君自身、部屋の中を捜索したのですが未だ見つかっていません」

山田「ですから、皆さんもどこかで見かけたらすぐに織斑君や教職員へ届けて下さい」


箒「おい!なにをやってるんだお前は!大事な専用機だろ!」

一夏「ご、ごふぇん…」

セシリア「い、一夏さん…顔がとんでもなく腫れてましてよ…」

箒「千冬さんにボコボコにでもされてんだろう」

一夏「あふぁり」

一夏「み、みんふぁ…おねふぁいしまふ…」フガフガ

「任せといて!みんな!全力で探すわよ!」

「「「「「おーーっ!」」」」」


ラウラ(すまない…一夏…すまない…っ!)

シャル「……あのー?」

山田「どうしました?デュノアさん?」

シャル「ぼく…多分ですけど一夏の専用機を見た記憶があります」

一夏「ほ、ほんふぉうふぁファル!」

箒「なに言ってんだか…」

シャル「うん…たしか…」

-------------
---

ザワザワザワ

一夏「…マジかよ」

箒「…どういうことだ?ラウラ!」

ラウラ「こ、これは…」

ラウラ(ど、どうしてわたしの荷物から白式が!?た、たしかに昨日シャルロットに渡したはずだ!)

セシリア「…ラウラさんが犯人でしたの?」

ラウラ「ち、ちがうっ!これはっ!」

シャル「見苦しいよラウラ?ぼくは昨日ラウラが一夏の部屋から出てくるのを見たんだ」

ラウラ「シャ、シャルロット!?」

シャル「証拠も出てきたんだし、もう言い逃れできないよね?」

一夏「………」

ザワザワザワ

「ボーディヴィッヒさんが盗んだの?」

「たしかに…転校初日に織斑君につっかかってたし…」

ザワザワザワ

ラウラ「違うっ!わたしじゃないっ!わたしじゃ!」

山田(これは…まずいですね…)


山田「みなさん静かにっ!…とにかくボーディヴィッヒさんには一度職員室に来てもらいます、いいですね?」

ラウラ「違うんだ…わたしじゃないんだ…わたしじゃ…」ガタガタガタ

シャルロットしね



千冬「……で?」

ラウラ「は、はいっ!」ガタガタ

千冬「なにか言い訳でもしないのか?」

ラウラ「わ、わたしは…やっていませんっ!」

千冬「それはさっきから聞いている…なら誰が盗ったと言うのだ?」

ラウラ「そ、それはっ」

ラウラ「………っ」

千冬「…このままだとお前は白式を盗んだ罪でドイツに強制送還…さらには軍もクビになるだろうな」

ラウラ「…そんな」

千冬「わかっていただろう?それとも本当にやってないというのか?なら真犯人を差し出せ!」

ラウラ(…わ、わたしがシャルロットのことを言っても…誰も信じてはくれない…それに…)

ラウラ(なんでシャルロットはあんなこと…もう…なにもかもわからない…)

ラウラ(………助けて)

千冬「……だんまりか」

千冬「今日の所は帰っていい、だがお前には監視をつける、逃げ出さないようにな」

ラウラ「わ…かりました…」

こういうの嫌いじゃない

はよはよ



ラウラ(教官もわたしを犯人だと思っている…もう…本当に…誰も……わたしの……ことなんか……)

シャル「あっ、ラウラー」

ラウラ「!?」

シャル「よかった

>>37ミス



ラウラ(教官もわたしを犯人だと思っている…もう…本当に…誰も……わたしの……ことなんか……)

シャル「あっ、ラウラー」

ラウラ「!?」

シャル「よかった心配したんだよ?」

ラウラ「心配…?…なに言って…」

シャル「あれ?ぼくがラウラを心配したらおかしい?」

ラウラ「だって…シャルロットは…わたしを…」

シャル「ぼくがラウラを嵌めたとでもいいたいの?」

ラウラ「それは…」

シャル「ごめんね、ラウラから受け取った後誰かに盗られちゃってさ」

シャル「それで誰が盗ったかは知らないけどね、まずはラウラの嫌疑をはらそうと思ったんだよ」

ラウラ「な、なにを言って」

シャル「だって一応本当に一夏の部屋には忍び込んだわけだしさ、誰かに見られていたらいずれ疑いはかかるでしょ?」

シャル「だからその前にラウラをみんなの前で調べてもらって潔白を証明したかったんだ!」

ラウラ「???!?!!?!?!?」

ラウラ(シャルロットは…なにを言ってるんだ…わからない…わからない…)

シャル「でも本当にラウラの所にあるなんて思いもしなかったよ…本当はラウラがとったんじゃないの?」

ラウラ「っ!?ちがうっ!」

シャル「あれ?そうなんだ…まぁいいや、それで次のお願いなんだけどさ」

ラウラ「わ、わたしにまだなにかやれというのかっ!」

シャル「……ラウラぁ?なにか勘違いしてない?」

シャル「お前はぼくの大事なものを盗んだんだよね?つまり泥棒なんだよね?」

シャル「なんでもするってあの時言ったのは嘘だったのかな?まぁ泥棒だから嘘ぐらいつくだろうけどさ」

ラウラ「わたしは泥棒じゃないっ!」

シャル「でもさ、みんなはそう思ってるよ?」

ラウラ「っ…くっ」

シャル「…安心してよ、次のお願いって言っても、今度はラウラも得する話だからさ」

ラウラ「な…に…?」

シャル「みんなにラウラの嫌疑を晴らすチャンスだよ?これでも引き受けないつもりなの?一生泥棒でいくつもりなの?」

ラウラ「……わかった…引き受ける…」

シャル「ふふ…そうこなくっちゃね」



千冬(…あのラウラが窃盗など…信じられんな)

千冬(少し詳しく調べて…)

山田「大変です織斑先生!」

千冬「どうしたんですか?そんなに慌てて」

山田「実は…白式のことなんですが…」

千冬「…話してください」



----------
---

ザワザワザワ

箒「い、一夏…そ、その…」

一夏「おれのせいだ…おれがちゃんと管理していないからこんなことに…」

セシリア「一夏さん…」

「あの話本当なの?織斑君の専用機のデータが他国に渡って?」

「先生たちは何も言わないけれど…どうやら本当らしいよ」

「しかもドイツの反国際勢力に渡ったんだよね…やっぱりボーディヴィッヒさんが」

ガラガラ

山田「みなさん!静かにしてください!授業を始めます!」

ヒソヒソヒソヒソ

山田(もう話がもれてる…一体だれが…)

山田「えー、なにかよからぬ噂がたっているようですが、あまりそういう噂に踊らされないよう皆さん注意してください」

シーン

一夏「おれが…おれが…」

箒「一夏…」

ラウラ「これで…ようやく…嫁とも…仲直りができる…」

ガラガラガラ

「「「「あっ…」」」」

一夏「……ラウラ…」

ラウラ「よ、嫁…実は話たいことが…」

一夏「…おれも丁度ラウラに会いたかったところだよ」

ラウラ「ほ、本当か?」

一夏「ああ」

ラウラ「な、なら先に聞こうか?」

一夏「いや、お前から言えよ」

ラウラ「っ!」ビク

ラウラ「わ、わかった…」

ラウラ「あの…白式のことなんだが…」

一夏「っ!」

ラウラ「あれはわたしが盗んだんだ…だ、だが勘違いしないでくれっ!あれはシャルロットのやつが白式にお守りをつけたいと…だ、だからすぐに返すつもりだったんだ!び、びっくりさせようとして少し悪戯しただけなんだっ!」

一夏「……そうかよ」

ラウラ「わ、わかってくれたか?」ホッ

一夏「……俺の専用機を盗むどころか…その罪をシャルロットに着せようとするなんてな…ラウラのことはよぉくわかった…」

ラウラ「なっ!?ち、違うぞ!これは本当にっ!う、嘘だと思うなら白式を見てもらえば…」

セシリア「……ラウラさん…一夏さんの白式にはたしかにお守りのようなものがついていますわ」

ラウラ「そ、そうだろっ!な、なら…」

一夏「これは…発信機だ…しかも白式のデータを送り出すためのな」

ラウラ「!!!?」

ラウラ「な、なんだって!」

一夏「お前はおれの白式を盗んで発信機を取り付けた…この発信機からは反国際勢力へデータが流れていたみたいだ…ご丁寧に外へ出るための学園の中央コンピュータにハッキングしてまでな」

ラウラ「!?!?!?!?」

一夏「それに…その反国際勢力の場所は…ドイツだとよ…なんだ?地元に知り合いでもいたのか?同じ犯罪者同士でさ」

ラウラ「よ、嫁ぇ…な、なに言ってるんだ…わ、わたしには…なんのことだか…」ガタガタガタ

スッ

一夏「さわるんじゃねぇ!汚らわしいっ!」バシ!

ラウラ「っ!?」

ラウラ「あ……ああ…」ガタガタガタ


シャル((一夏にさ、伝えて欲しいんだ、最近狙われてることが多いから、お守りを白式につけたかったってこと))

シャル((その時にぼくがラウラお願いしたことだって言っていいからさ、後これを伝えてくれたら前のぼくへの泥棒の件はチャラにしてあげるからさ))


ラウラ「シャ、シャルロット……?!?!??」ブルブルブル

ガラガラガラ

ラウラ「っ!?」

千冬「ラウラ・ボーディヴィッヒ!国際IS条例違反の罪でお前を拘束する!」

ラウラ「きょ、教官…!?」

山田「おとなしくしてください…抵抗しても無駄ですから…」

ラウラ「…なにが……どうなって……!?」

シャル「ふふふ」

ラウラ「シャ、シャルロット…」

シャル「ごめんねラウラ」

ラウラ「……な、なぁ…お前なら…知ってるだろ…わ、わたしが…やってないってこと…」フラフラ

千冬「動くなラウラっ!」カチャ

山田「ボーディヴィッヒさん!発砲許可は出ています!ジッとしててください!」

ラウラ「シャルロット…な、なにか言ってくれ…わ、わたしじゃないと…悪い冗談だと…」フラフラ

シャル(ちっ、逆上してくるかと思ったが…仕方ない)

シャル(…丁度みんなからは死角になってるか)

ザシュ!

シャル「きゃっ!」バタ

ラウラ「!?シャルロッ」

ダンダンダン!

ラウラ「っっ!」バタ

千冬「取り押さえろ!舌をかませるな!」

山田「了解です!」

ダダダダ

ラウラ「っ…ぐむっ……うぐぐっ…」バタバタ

プス…  バタ

千冬「……連れて行け」

むごい…

誰かドッキリの看板はよ
はよ…

シャルェ…

なんてこった.......

絶望でも希望でもいいから続きを待つ。

シャル「いたいよ~」ポタポタ

一夏「大丈夫かシャル!?」

シャル「うん…まさかラウラが刃物できりつけてくるなんて…」

一夏「ラウラのやつ…とことん堕ちやがって…」ギリ

千冬「………」


「きゃっ!」ドシン!

千冬「!?」

ラウラ「むぐぐぐっ!」ジタバタジタバタ

山田「麻酔が効いてないんですか!」

千冬「………」

ラウラ「ぐぐぐぐっ!」バタバタ

山田「落ち着いてください!手錠が食い込むだけです!暴れないで下さい!」


シャル(ふふ…なにあれ?みっともない…最後くらいおとなしくしてればまだかわいげあるってのに…)

一夏「ラ、ラウラ…」

シャル「………」

シャル「いたた!一夏~、血が出てきちゃったよ~…」

一夏「あ、ああ!大丈夫か?」

シャル「えへへ~いたいから保健室へつれってよ~」

一夏「わ、わかった…」

ベタベタベタ

ラウラ「………」

ラウラ「………っ!」ガバ

山田「ボ、ボーディヴィッヒさん!」

ダダダダ

シャル「えっ?」

グシャァ!

一夏「………なっ、千冬姉!」

千冬「……おとなしくしてろと言っているだろうに」

ラウラ「~~~っぐぅ!うっ!うぅぅっ!」バタバタ

千冬「……ふんっ!」

ベキィ!

ラウラ「ンンンンンンンンンッッッ!!!」

千冬「もう一本だ」ギリギリギリ

ラウラ「ンッ!ンッ!ンッ!!」

バキッ!

ラウラ「~~~~~~ッッッッッッ!!!」

ラウラ「ングゥ…ン…フゥ…」ガタガタガタ

一夏「お、おい…なにもそこまで…」

千冬「今のこいつには明らかに殺意があった、だから右腕と左足を折った」

一夏「そんな…」

シャル(くっ…わ、笑いが止まんない…)クスクスクス

千冬「………」

千冬「今度こそ連れて行け」

山田「織斑先生…治療をしなくては!」

千冬「…お願いします」

もうやめたげてよ!

千冬姉は取り返しがつかなくなる前に止めてくれたんだと信じたい
信じたいんだが二本目が…!

ラウラに救いはないんですか!!

きっと>>1はラウラに恨みを持っているに……

シャルロット死ね

>>53

しねしね煩いな
なら読むなよ

>>54とシャルロット死ね

なんかゴミが湧いてるぞ……

シャルひどいわあ

この状況に相当するラウラへの救いってなんだろうな .....

シャルが同じ目にあって一夏が結婚とかじゃね?

救いはないんですか!

ラウラって非常識だから場所によってはここまでとはいかずこうなる可能性はもってるよな。

あと箒も。

シャルと鈴は社交性高いから大丈夫。
せっしーは金持ちだから表面上大丈夫。

パリーンッ!

シャル「!?」

千冬「なんだ一体!」

山田「あ、ISです!」

一夏「シャル!」

クラリッサ「…この娘の命が欲しくば隊長を渡せ」

シャル「た、助けてっ!一夏!」

千冬「…クラリッサっ!」グッ

ダンダンダン!

シャル「ぎゃあ!」

千冬「なっ!……ちっ」

クラリッサ「教官……少しでも動くと今度は脳天をぶち抜きますよ?」

千冬「……ラウラを開放しろ」

山田「で、でも…」

千冬「あいつは軍人だ…自分が死のうとも使命をはたすよう訓練されてある…渡さなければシャルロットは死に、いくつかの生徒達も命を落とすことになるだろう」

山田「わ、わかりました」

カチャカチャ ガチャ

ラウラ「……はぁ…はぁ…ク、クラリッサ…」ズルズル

クラリッサ「隊長……もう少しだけ待っていてください」

シャル(この…)スゥ

ダン!

シャル「ふぎゃあ!」ブシュゥ!

一夏「シャ、シャル!おい!やめろ!」

クラリッサ「ふん、この女は今刃物を出そうとした…やめて欲しければこいつに言い聞かせるんだな」

千冬「シャルロット!じっとしていろ!」

千冬(やはり…さっきのは自演か…)

千冬「クラリッサ!少し話しをさせてくれないか!」

クラリッサ「……ダメです!一切の時間はあたえません!」

クラリッサ「それにこの付近には爆弾をしかけてあります!不用意に時間を稼がれると全て吹き飛んでしまいますよ?」

千冬「……なら一つ約束しろ」

クラリッサ「?」

千冬「……まだ殺すな」

クラリッサ「……隊長、はやくわたしに捕まってください!」

ラウラ「う…ぅぅ」ズルズル

ガシ

シャル「ちょ、ちょっと!ぼくは!」

クラリッサ「人質に決まっているだろ?馬鹿かお前は?」

一夏「シャル!」

クラリッサ「……ふん」カチ


ボガーーーーンッ!

モクモクモク

千冬「ちっ、学園外壁に防護シールドを展開!奴らを外へ出すな!」

山田「だ、ダメです!どうやら先ほどの爆弾で電量がやられた見たいです!予備に切り替わるまでタイムラグが…」

千冬「………ちっ、面倒なことになった」

-------------
---


シャル「ぼ、ぼくをどうするつもりだ!?」

クラリッサ「…判決がでるまでそこでおとなしくしてるんだな」

キィ ガシャン

シャル「糞っ!」

シャル(ここはどこだ…ISの飛行時間から考えてそう遠くない…おそらくまだ日本だ)

シャル(だいたいどうしてまだぼくを人質として捉えてるんだ?その理由はなんだ?)

シャル(まさか…ラウラの相談者ってあいつのことか!?)

シャル(…まずいな、ぼくのISも取り上げられている…このままだと運が良くて五体不満足になるまで拷問されるか…死ぬかだ)

シャル「…どうする?シャルロット?」



ラウラ「う…うう」

クラリッサ「隊長…大丈夫ですか?」

ラウラ「だ、大丈夫だ…それより…どうしてお前が…」

クラリッサ「隊長のことが心配になり…いてもたっても居られずって所です」

クラリッサ「…これを噛んで…少し我慢してください…」

ラウラ「っ」

ビキビキビキ

ラウラ「ぐっ~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!」

メシメシメシ

ラウラ「~~~~ァァァァアアアアアアアアアッ!!!」バタバタバタ

クラリッサ「暴れないで下さいっ!…次は左足です」

ビキビキメシメシメシ!

~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!!!


クラリッサ「応急処置ですから…ちゃんとした治療は軍へ戻ってからです」

ラウラ「」

クラリッサ「…気絶しちゃいましたか」

クラリッサ(なら少し好都合ですね)



シャル(逃げ出そうにもこの鉄格子を破るような道具もない)

シャル(戦うにもあいつはISを持っていた…絶望的だね)

シャル「………」

キィ

シャル「……なにか用かな?」

クラリッサ「ええ、少しあなたにお聞きしたいことがありまして」

oh......

なんかえらい展開になってきた

クラリッサ「わたしは隊長に相談されたんですよ」

シャル「へー」

クラリッサ「織斑様が無視なさると…ですが途中で解決したという連絡が入りました」d

シャル「よかったじゃない」

クラリッサ「…ですが、隊長の声色は相談されてきたときと変わっては居ませんでした」

クラリッサ「おそらくですがまだ解決はしていないと、わたしは思いました」

シャル「………」

クラリッサ「そして、数日たったあと、隊長が織斑様の百式を盗み、反国際勢力へデータを流したという情報を得ました」

クラリッサ「ですが…隊長はそのようなことをするお方ではありません」

クラリッサ「あなたは…なにか知っているんじゃないでしょうか?」

シャル「ぼくが?知るわけないじゃない、だって部外者だよ?」

クラリッサ「あなたと隊長は同室だったはずです…知らないということはないんじゃないでしょうか?」

シャル「しらないよ」

クラリッサ「……たとえばの話ですが、あなたがなんらかの方法で隊長を脅し…白式を盗ませる…そして受けとり、データを流す…」

クラリッサ「そういう筋書きも、同室でしたら可能ではないでしょうか?」

シャル「…どうしてぼくがそんなこと?メリットがないと思うけれど…」

クラリッサ「まぁ仮定の話ですから、動機は後づけでかまいません」

シャル「………」

シャル「わからないな~、そんなにぼくを疑うなら直接ラウラに聞けばいいじゃない」

クラリッサ「………」

クラリッサ「そういえばですね。わたし教室を襲うずいぶん前からタイミングを見計らっていたんですよ」

クラリッサ「つまり…あなた方のやり取りは全部見てたんです」

シャル「………」(そうか…だからナイフが……クスッ)

クラリッサ「そしたら途中…ちょっと頭に血が上ってしまいまして…軍人失格ですよね、作戦のタイミングを見誤る所でした」

クラリッサ「その時丁度、隊長があなたへ襲いかかって行ったんです、それを見て一旦冷静になって…そしたら絶好のタイミングで突入できたんですよ」

クラリッサ「隊長のおかげです!さすが隊長ですね!」

シャル「そうだね、ラウラも本望じゃない?ぼくを殺そうとしたのが失敗したけれど、それがちゃんと意味を成していたんだからね」

クラリッサ「そうですね………でもあれって実は隊長はわたしに向かってきていたんですよ?」

クラリッサ「あなたの脳天をぶち抜こうと構えているところを止めるために」

シャル「へー…そうなんだ…」

クラリッサ「正直あの後教官もぶち殺そうと思いましたけど…まぁ結果オーライですね」

クラリッサ「……あそこまでされて…まだあなたを庇おうとしているような隊長が」

クラリッサ「わたしに正直に話すわけないじゃないですか?」

シャル「そうかもね」

シャル「じゃあどうするの?ぼくを尋問して何か吐かせる?」

クラリッサ「………わたしはこれでも隊長の右腕であると思っています」

クラリッサ「そんな隊長の顔にあまり泥を塗りたくないので…穏便に聞き出そうと思いましたが」

クラリッサ「本心を言えば…お前の顔をすりつぶして四肢をもぎ取り、泣き叫ぶ声を早く聞きたかった所だよッ!」

ガシャ キィ

シャル「………」

ザシュ!


クラリッサ「………えっ?」

ドサ

シャル「……く…くくっ……お、お前……」

シャル「馬鹿じゃないのっ!」アハハハハハ!


クラリッサ「ナイ…フ…???どうして…ここへ来るとき……取り上げたはず……」ドクドクドク


シャル「ほんと間抜け!ぼくがナイフを持っていることを知ってたからだろうけどさ!」

シャル「だれも一本だなんて言ってないでしょ!」

シャル「アハハハハハハハハハハッ!」


クラリッサ(け、頚動脈を…血が止まらない…い、意識が…)

ザシュ!

ザシュ!

ザシュ!

クラリッサ「」


シャル「ふふ…無防備だと思って…ISも展開しないなんて…ラウラの右腕は本人に似て甘っちょろいなぁ」

シャル「…さてと」

--------------
---


ラウラ「……んっ……っ」

ラウラ「…ここは」

シャル「あっ、目が覚めた?」

ラウラ「シャルロットっ!」

ガシャンガシャン!

ラウラ「っ!!」

ラウラ(どうしてわたしが…拘束されてるんだ???)

ラウラ「ク、クラリッサのやつはどうした!?」

シャル「えっ?ああ、持ってきてあげるよ」

ラウラ「な、なに!?」

スタスタスタ

ラウラ「ッッ!?」

シャル「こんにちは~隊長~お久しぶりです~」パカパカパカ

シャル「こんな感じ?似てる?」

ラウラ「クラリ…ッサ……」

クラリッサ「」

シャル「あ~、血がついちゃった…えいっ」ポイ

ゴロン ゴロンゴロン…

ラウラ「お、お前っ!よくもっ!よくもクラリッサをッ!」ガシャンガシャンガシャン!

ラウラ「ツッ!!!殺してやるっ!殺してやるっ!」

シャル「腕と足が折れてるのによくそこまで動けるね…アドレナリンが出て痛みが感じないのかな?」

シャル「まぁいいや、さっさと本題にうつろう」

なんでクラリッサとめようとしちゃったんだよラウラ…
逆転きたこれ! と思ったらさらに再逆転されてクラリッサまで。あれこれバッドエンドへの道しか見えない

ラウラ「クラリッサ…クラリッサ……」グスグス

シャル「…仲間のために涙を流してあげるんだ…やっぱり優しいね~ラウラは」

ラウラ「なんだと!?き、貴様…」ブルブルブル

シャル「……本当、お母さんによく似てるよ…」

ラウラ「なに?」

シャル「……少し昔話をしてあげるよ」


シャル「昔々あるところに母と娘の二人で暮らしている家庭がありました」

シャル「その家庭の父親は生きているのですが、家には帰ってきません」

シャル「なぜかと言うとその母は父親の妾だったからです」

ラウラ「………」

シャル「妾である母は父親の一族からは疎まれ、蔑まれ、偏狭の地で暮らすしかなかったのです」

シャル「当然父親からの金銭的な援助もありませんでしたが、それでも母と娘は、貧しいながらも慎ましく暮らしていました」

シャル「あるときその父親は、自身が行っている事業のため人体実験を行う必要がありました」

シャル「ですが人体実験など法律では認められておらず、その事業は難色を示しておりました」

シャル「犯罪者を使うことも考えましたが、その実験には珍しい血液の持ち主でしか成功の確率がなかったのです」

シャル「あるとき、母は娘にこういいました」

シャル「「今まで貧しい思いをさせてごめんなさい…今日からお腹いっぱいご飯が食べられるからね」…と」

ラウラ「………」

シャル「娘は当時言葉の意味もわからず、ただご飯が食べられることによろこんでいました、それほど貧しい家庭だったのです」

シャル「ですが、次の日から母が忽然と姿を消したのです。当然おいしいご飯どころじゃなく、娘は1週間なにも食べられず、餓死寸前でした」

シャル「それでも娘は母が帰ってくることを信じて待ち続けました…もうご飯をお腹いっぱい食べることよりも、なにより母にもう一度会いたいと強く願っていたからです」

シャル「そして時間がたち、娘の意識が薄れていく中、たまたま近所を見回っていた人がその娘を発見し、なんとか一命をとりとめましたが、娘は施設へと入れられることとなりました」

シャル「それから…施設に入った娘は母親とは会えなくなりました。でもいつか会えると信じて待ち続けることを決めたのです」

シャル「最近まではね…」

話がどんどん怪しい方向に.......

ラウラ「最近…だと?」

シャル「娘の母は…非常に珍しい血液だったんだよ…丁度その父親が事業の人体実験に使おうとしていたものと同じのね」

ラウラ「まさか…」

シャル「…母は父の人体実験のため家を出た…そしてその実験が失敗したのか成功したのか…よくわからないけれど…母はそのせいで亡くなった…」

シャル「そして…その実験とは…試験管ベイビーの生成実験……ラウラ…君のための実験だよ…」

ラウラ「!?」

ラウラ「ば、ばかな…わたしの出生は自分でも理解している!ドイツ本国が独自に開発したものだと!そんな人体実験など…」

シャル「馬鹿正直に教えるわけないじゃない…ぼくも…色々調べてようやく知りえた情報なんだから」

シャル「ぼくはね…目を疑ったよ…たまたまだったんだけどね…ラウラの血液を見る機会があったんだ」

シャル「そしたら…ぼくのお母さんと…まったく同じ血液だったなんて…」

シャル「偶然だと思った…けれど…調べていくうちにわかったんだよ…試験管ベイビーの元の開発企業は…デュノア社だって…後から資金に困ってドイツへ開発権を譲ったんだ…」

ラウラ「…そんな」

ラウラ「な、ならどうして…わたしに言わなかったんだ!そうすれば少なくともデュノア社がやったことを告発できたはずだ!わたしも協力した!」

シャル「ぼくは…我慢ならないんだよ…お母さんが…実験のために犠牲になって…その実験で生まれたやつが今のうのうと生きていることに…」

ラウラ「シャルロット…」

シャル「…デュノア社については…白式のデータを盗んだ罪をかぶせるつもりだったよ」

ラウラ「あれは反国際勢力へわたったんじゃ…」

シャル「学園は中央コンピューターのログしか見てないからね…本物はメモリスティックに入れてもう送りつけてある…すぐにバレるような証跡を残してね」

ラウラ「…………」

ラウラ「…なぜだ」

シャル「なにが?」

ラウラ「なぜ…クラリッサを殺す必要があったのだ…」

ラウラ「後はわたしさえ死ねばそれでいいのだろう!クラリッサは関係ないはずだ!」

シャル「……はぁ~」

シャル「ラウラは本当に甘いね……関係ないから殺してあげたんじゃない」

ラウラ「な…に…?」

シャル「あのさ…もしかしてラウラって…死ねると思っているわけ?」

ラウラ「どういう…ことだ…?」

シャル「…………」ニコ

-------------
---


山田「シャルロットさんのISを追跡したところその辺りにいると思われます」

千冬「そうか」

一夏「シャル…」



シャル「一夏~!」

千冬「!?」

一夏「シャ、シャル!?」

シャル「はぁはぁはぁ…な、なんとかラウラたちから逃げてきたんだ…」

一夏「大丈夫か?怪我は?」

シャル「うん…平気…でも…」

一夏「?」


一夏たちがシャルロットに案内された場所には二つの死体が転がっていた

一人はクラリッサだと判明したが、もう一人は焼け焦げていて誰だかわからなかった

クラリッサとラウラはお互い意見が対立し、ISでの戦闘となり相撃ちとなった

そのシャルロットの証言により、もう片方の死体はラウラ・ボーディヴィッヒだということとなり

今回の襲撃事件は幕をとじた。

--------------
---

シャル「やぁラウラ元気かい?」

シャル「……返事がないなぁ、ひょっとして壊れちゃった?」

シャル「じゃあバックアップの記憶を再ロードしてあげるよ」


もしも地獄があるならば、それはシャルロット・デュノアの部屋にある。

そこに連れて行かれたものには決して死が与えられることはない。

ただ永遠の苦しみが続くだけである。



ガチャ

一夏「シャル、呼んだか?」

シャル「うん、一緒に映画でも見ようと思って」

一夏「いいぞ…って」

一夏「なぁシャル…なんだこの置物?……気象悪いぞ…」

シャル「えー、かわいくない?」

一夏「かわいいか?…まぁ人の趣味はとやかく言わんが…」

シャル「それよりそこ座って…今お茶入れるから…」

一夏「おう」

一夏「………ほんと気色悪いなこれ…」


シャル(よかったねラウラ…ようやく一夏に無視されなくなったよ?)

シャル(………ふふふ)



おしまい


全くシャルはお母さん思いだなぁ!

-----------------
---


一夏「………」

シャル「あ、あのさ…」

ラウラ「………」ガタガタガタ

一夏「いや、俺もこんな内容だとは知らなかったから…」


PS10ソフト もしもいっくんに無視されたら♪


一夏(束さん…なんてもの渡してくれたんだよ…是非女の子とやってみてって…)

シャル「ゲ、ゲームに僕たちが出てたから、ラウラルートを選んだけどさ…」

シャル「これはないんじゃないかなぁ…は、はは」

シャル「ねぇラウラっ」

ラウラ「ひっ!」ビク!

シャル「ラ、ラウラ…?」

ラウラ「い、いや、す、すまんっ!」

ラウラ「……げ、現実のシャルロットは、こ、こんなことしないよなっ!」

シャル「す、するわけないじゃないっ!なにいってるのさっ!」

ラウラ「そ、そうだよな…はは…はは…」

シャル「あ、あはは…」

ラウラ「………」

シャル「………」

ラウラ「…部屋割りを変えないか?」

シャル「へっ?」



今度こそおしまい

乙。友情に亀裂いれんなwwwwww
よかった、傷ついたボーデヴィッヒさんはいなかったんだね

わろた

千冬にバレてるのによく切り抜けられたな
ってかデュノア社に罪被せたら、どう考えても実行犯は自分ってことにならんか

落ちワロタ

やはり千冬姉は何の役にも立たなかったか

シャルロット死ね

よし、次は千冬姉ルートだ

>>83はしつこすぎ、いったい何の恨みがあるのか…

ボクっ娘が嫌いなだけです

>>83

歪んだ奴はくるなよ

>>86
ボクっ娘好きとしてはお前に[ピーーー]と言いたい

>>86
ボクっ娘に親でも殺されたんか?ん?w

>>86
ぼくはハチミツがだぁ~いすきなんだぁ!

饅頭が怖いのと同じ理屈なんじゃねーの?(適当)

>>75
パワポケネタかよ

千冬姉ルート


一夏「そろそろ俺も自立しないといけないよなぁ」

一夏「いつまでも千冬姉に頼ってばっかじゃいけない…」

一夏「かといってなにをしたらいいのかもわからない」




シャル「そこでぼくに相談?」

一夏「ああ」

シャル「う~ん…」

シャル「先生のことを無視するってのはどう?」

一夏「無視?」

シャル「ほら、よくあるじゃん、親に反抗して「うるせぇババア!」とか」

一夏「あ~」

シャル「でも先生にやったら死ぬと思うから無視でいいんじゃない?」

一夏「そうか、子供は反抗期を経て大人になっていくもんな!」

一夏「ありがとうシャル!」

ガチャ バタン

シャル(適当に言ったんだけど…まぁいいや)



一夏「」テクテクテク

千冬「おい、織斑、この前のテストについてだが」

一夏「………」

千冬「聞いてるのか貴様、テストについて話があるから職員室まで来い」

一夏「………」

千冬「」イラ

バゴォォォン!

一夏「ォォォッ!」ズキズキズキ

千冬「用件は伝えたからな」

スタスタスタ

~翌朝

一夏(昨日はそのままシカトしてやったぜ)

千冬「おい織斑」

一夏「………」

千冬「貴様、昨日の話を聞いてなかったのか?私は職員室まで来いと言ったはずだが?」

一夏「………」

千冬「………」

千冬「一つだけ言っておこう」

一夏「?」

千冬「なんのつもりで私を無視しているのか知らないが」

千冬「教師を無視するようなやつが…この学園で生きていけると思うなよ?」

一夏「!?」

一夏「………」ガタガタガタ

千冬「もう一度だけチャンスをやる、本日テストの件で話があるから職員室まで来い」

千冬「以上だ」

スタスタスタ



一夏「シャ、シャル~!な、なんだかまずい方向に行ってるような気がするんだが!」

シャル「えーっと…それはほらあれだよ!先生もやせ我慢してるんだよ!」

シャル「心の中ではそりゃもう「なんで一夏がしゃべってくれないの~」って言ってるはずだよ多分おそらく…」

一夏「本当かよ…」

一夏「じゃあ今日の所もシカトすればいいんだな?」

シャル「う、うん…」

一夏「わかった」

さすがにテストとか学生生活に
関することには反応しろよwwww

プライベートで無視ってのは分かるが。

--------------
---


一夏「」スタスタスタ

千冬「………」

ガシッ!

一夏「!?」

タッタッタッタッタ!

---------------
---

一夏「こ、ここは!?」

千冬「ほう、ようやく口を開いたか」

一夏「ち、千冬姉!なんのつもりだよ!こんな所につれてきて!」

千冬「ここは反省室だ、学園の意に反する生徒を再教育するための場所だな」

一夏「さ、再教育???お、おれはなにもやってないぞ!」

千冬「この私を二度にわたって無視したじゃないか?この学園で一番やってはいけないことだ」

千冬「学園の特記事項の最重要項目にも書いてあるぞ?」

一夏「んな馬鹿な!」ペラ


・織斑千冬を意図的に無視、または行動を共有しないものは死をもって償うこと


一夏「はぁぁぁ!」

千冬「わたしは無視されるのが一番嫌いなんだ!」

千冬「だからわたしを無視できないような条例をつくれるまでの権力を手に入れたのだ!」

一夏「そ、それだけのために…」

千冬「ちなみにその原因を作ったのはお前だ!一夏!」

一夏「お、おれ?」

千冬「子供のころお前のおもちゃをわたしが誤って壊したとき、お前はあろうことか3日間口をきいてくれなかった!」

千冬「あの時気丈に振舞っていたが内心めちゃくちゃ傷ついていたんだぞ!」

一夏「なんかごめん…」

千冬「というわけで二度とお前が私を無視できないよう…再教育してやる」ニヤリ

一夏「ひっ!」

千冬「…な~に、殺しはしないさ…実の弟だからなぁ…」

一夏「や、やめっ―――――――――

--------------
---

千冬「やぁ一夏、元気にしてるか?」

千冬「……返事がない、ひょっとして壊れてしまったのか?」

千冬「仕方ないバックアップの記憶を再ロードしよう」


もしも地獄があるならば、それは織斑千冬の部屋にある。

そこに連れて行かれたものには決して死が与えられることはない。

ただ永遠の苦しみが続くだけである。

--------------
---


一夏「……またこのエンディングかよ」

ガチャ

千冬「一夏、少し話しがあるんだが」

一夏「なんでしょうか千冬お姉様!」

千冬「な、なんだ急に…なにか変なものでも食べたのか?」

一夏「いえ!決してそのようなことはありません!」

一夏「私めはこの学園にてお姉さまにご指導頂き!ご口授を承れることを最上の喜びとし!本日まで生の限り精進してきた次第でありますッ!」

千冬(ラウラのアホが移ったのか…)

千冬「ま、まぁいい…話と言うのは少しマッサージを「よろこんでやらせていただきますっ!」

一夏「ささ、お寝転びおなさいませ!」

千冬「…いや、やっぱり今日はいい」

一夏「ではお部屋までお送り致しますですハイ!」

千冬「……一夏」

一夏「ハイッ!なんでございましょう!なんでもお申し付けください!私めはお姉さまのために生きているのであり、個人の意思など皆無!お姉さまが死ねと申すのならばどこへでも飛び込んでまいります!むしろ死なせてくださ」

ギュ!

一夏「!?」

一夏「…ち、千冬姉?」

千冬「まったく、お前は本当に馬鹿なやつだ」

千冬「どんな些細なことでもいい、もしなにか不安や悩みがあるのならすぐに私に相談しろ」

千冬「私は…お前の姉だからな、誰かがお前を裏切ろうが…私だけはずっとお前の味方だ」

一夏「あ、ああ」

千冬「……じゃあな、お前も早く寝ろ…おやすみ」

バタン

一夏「………」



一夏の好感度が50上がった

一夏「……なるほど、このゲームは姉萌えだったのか」


おしまい

?訳が分からないよ?

>>102
おれも

終わりなのか

>>104
おわり

まあ笑えたしラウラの件で欝になったのを緩和できたからいいや

続け

どうせなら高感度MAXまでいこう

ついでに全員やってほしくはある


お願いします!

簪・・・は洒落にならないから会長にしよう(提案)

パカ王子ぃ

会長ルート


楯無「おっ、一夏くんじゃない!」

楯無「おはよー」パシ

一夏「………」

楯無「どうしたの?なんだか元気ないみたいだけど?」

一夏「………」

楯無「あ、あれ?」

一夏「………」

楯無(うーん、まさかの一夏くん反抗期?身に覚えないんだけどな~)

楯無「じゃあね、また声かけるから!」

楯無(こういう時は早めに切り上げて、後で考えるのが吉ね)

タッタッタ

一夏「………ぶぇっくしょんっ!」

一夏「ああ、会長おはようござ…あれ?」



楯無「あっ、一夏くん」

一夏「………」

楯無(今朝は無視されちゃったけど、ちょっと時間も空いたことだし聞き出してみようかな?)

楯無「ねぇ?今朝はどうしてお姉さんのこと無視したの?もしかして遅めの反抗期だったりする~?」ニヤニヤ

一夏「………」

楯無「…ねぇ、お姉さんって学園最強とか言われてるけど、結構こういうことされると傷つくのよ?」

一夏「………」

楯無「な、なんとかいいなさいよっ!」

一夏「………」

楯無(ダメだわ…本当に怒ってるみたい)

楯無「ま、まぁ一夏くんにもなにか事情があるのよねっ」

楯無「私は生徒会室に戻るから……明日は喋ってくれるとうれしいかな?」

楯無「じゃあねっ」

タッタッタ

一夏「………ってえええええッ!足の小指ぶつけた!」

一夏「聞いてくださいよ会長!ってあれ?」

これは何が起こってんだ?

悶えてる時に話しかけられてんだろ

多分痛みかなんで声が出ないもしくは聞く余裕がないってことかと



楯無「……一夏くん…本当にわたしのこと嫌いになったのかしら?」

ワイワイガヤガヤ

楯無「はぁ~、らしくないわね…さっさと夕食済ませちゃいましょ」


のほほん「でさーおりむ~」

一夏「はは、たしかに会長はすごいね」


楯無(あ、あれは本音ちゃんと織斑君!)

楯無(しかもなんだか私の話題を楽しげに話してるっぽい!?こ、このタイミングならいけるっ)

タタタタ


楯無「ねぇねぇなんの話してるの?」ドキドキ

のほほん「あっ、会長~、実は~、会長のスタイルがいいね~」


イッターーーー160m級特大ホームランだーーッ!


のほほん「って、おりむ~にきいて貰ってたの~」

楯無「へ、へぇっ、そうなんだ…い、一夏くんはわたしのことどう思ってるの?」(聞いたわ!)

一夏「………」

楯無「い、一夏くん!?」(また…)

一夏「………」

のほほん「あれ~、おりむ~、どうしたの~、会長だよ~?」

一夏「………」

楯無「ははっ…ど、どうしてもわたしとはしゃべりたくないわけね」

楯無「………っ」ジワァ

タッタッタッタ

のほほん「おりむ~」ユサユサ

バタン!

のほほん「きゃーっ!お、おりむ~が気絶してる~~~っ!」


シャル「ごめ~ん、食堂でカブレラごっこしてたらそっちにボール飛んでっちゃって…っていちかーーーーっ!」

ラウラ「うむ…後頭部直撃だな…二枚抜きと言う奴か?」

のほほん「たしかにおりむ~二枚目だね~」

「「「あっはっはっは」」」

一夏「」ブクブクブク



楯無「なんで…一夏くんわたしを無視するの…」

楯無「……どうしてわたしこんなに悲しい気持ちになるんだろう」

楯無「………そうか…わたし…一夏くんのこと好きだったんだ」

楯無「好きな人に無視されるのって…こんなにツライんだ…」

楯無「………一夏くん」グス




一夏「いてて…あいつらどういう思考回路してんだよ、食堂で野球やるか普通?」

一夏「そういえば今日会長と喋ってないよな、なんか俺に会うと急にいなくなるし」

一夏「おれもしかして避けられてんのかな…」

一夏「まぁ世話になりっぱなしで何も返せてないからあきれられてるのかもな」

一夏「よし!とりあえずの所は会長の頼らないように何事も自分で頑張ろう!」



一夏「のほほんさん~このファイルどこにしまえばいいの?」

のほほん「あ~それは~会長しかわからないから~会長に聞いて~」

楯無「っ!?」ビク

一夏(会長にか…いや!あまり負担をかけてはダメだ!自分で探すぞ!)

一夏「………」スタスタスタ

のほほん「あれ~どこいくの~?会長はこっちだよ~?」

一夏「いや、自分のことは自分でなんとかするよ!」ビシ

一夏(決まったぜ!見てて下さい!会長!)

楯無(ファイル一つ直す場所を聞くのもイヤなんだね…)

楯無(もうやだよ…胸が…苦しいよ…)


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---

虚「会長、実はゴルゴ研究部と言う部活動についてなんですが」

虚「あまりにも学業とは逸脱した内容ですので、会長の方から注意をして頂きたいのですが」

楯無「ゴ、ゴルゴ研究部!?なにそれ?」

虚「漫画のようですね。部員達はゴルゴを通じて政治経済を学習していると言っていますが」

虚「部活時間のほとんどがサバイバルゲームに費やされています」

楯無「はぁ」

虚「会長自ら注意をしていただくことで今後の部活内容にも多少こちらから進言できるようになるかと」

楯無「でもわたし、そのゴルゴってのを知らないんだけど」

虚「たしか…織斑くん!」

一夏「はいはい」ヌ

楯無「………」

虚「織斑くんはゴルゴについて詳しいとこの間言っていましたよね?」

一夏「男ならゴルゴを嫌いなやつはいませんよ」キラン

虚「それでしたら会長と一緒にその部へ行ってきてくれませんか?」

楯無(ダメだよ…絶対…嫌がられ「いいですよ」

楯無「!!?」

虚「それじゃあ会長、織斑くん、よろしくお願いしますね」

蛇足

会長√キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

蛇足ではない、嬉しいよ



楯無「ど、どうしてわたしと行ってくれる気になったのっ?」

一夏「………」

楯無(やっぱり口きいてくれない…気まぐれだったのかな…)

楯無「…っ」

楯無「あ、あのね…ちょっと、トイレに行ってくるから…なんだったら先行っててもらってもいいからねっ」

タッタッタッタ

一夏「……ぶえっくしょん!ちくしょう!」

一夏「あー、やっぱり会長の仕事姿は勉強になりますから…あれ?会長?」


ジャバババ キュ

楯無「………」スタスタスタ

楯無「!?」

一夏「………」

楯無「ま、まっててくれたんだっ!そ、その、ありがとっ!」

一夏「………」

楯無「そ、その…行きましょうかっ」

スタスタスタ

楯無(道が分からなかったとか…多分そんな所よね…ぅぅ…)

一夏(ち○ぽじが気になってしょうがねぇ…)ゴソゴソゴソ



楯無「ここね」

ガラガラガラ

ラウラ「用件はなんだ?」

一夏「あれ?ラウラ?なにしてんだお前」

ラウラ「む?嫁ではないか、嫁こそ我が部に何の用だ?入部希望か?」

シャル「えっ?そうなの!じゃあこの入部届けにサインを…」

一夏「違うよ、俺は生徒会としてここに用があるんだよ」

ラウラ「むっ!生徒会だと!?」

シャル「…あー、もしかしてこの前注意された権じゃない?」

一夏「なんだ、話は行ってたのか、なら早いや」

楯無(…やっぱり他の子とは普通にしゃべるよね…わたしだけ……仲間はずれ…)

ラウラ「むぅ…しかしだな!我が部は遊んでいるように見えて結構ISの訓練にも役立っているというか!」

一夏「それならISでやればいいじゃん、サバゲーよりよほど実践的だし、白兵戦なんてISじゃなんの役にも立たない…」

シャル「あっ!一夏それ禁止!」

一夏「へ?」

ラウラ「……白兵戦が役に立たない…だと?」ワナワナワナ

ラウラ「嫁よ!そこへ直れ!」

一夏「な、なんかまずいこと言った?」

シャル「しーらない…」

ラウラ「いいか!?白兵戦とはだな…」

ガミガミガミガミガミガミ

クドクドクドクドクドクドクド


シャル「そういえば、会長さん、なにもしゃべらないですけど…用があってきたんじゃ?」

楯無「……えっ?あ、あ~、そうね…ま、まぁ話はご存知かと思うけれど」

楯無「あまりに逸脱した部活内容だから、その注意勧告をね…」

シャル「そうですね…こちらとしても少しやりすぎている感じはありますし…今後の部活動の方針書を提出しますので、それに沿った定期報告書の提出を視野に入れて生徒会に見守っていただくようには…」

楯無「………」

シャル「あ、あの、会長?聞いてます?」

楯無「………」チラ


ガミガミガミガミガミガミガミ

クドクドクドクドクドクドクドクドウ

モウカンニンシテーヤ!


楯無「………」

シャル「おーい」

楯無「…ねぇ、シャルロットちゃんって言ったわよね?」

シャル「はい」

楯無「…わたしと…一夏くんを仲直りさせてくれない?」

シャル「喧嘩でもしてるんですか?」

楯無「…うん、そうね……」

楯無「もし仲直りさせてくれるなら、会長権限でこの部活の内容も現状維持で目をつぶるわ」

ラウラ「ガミガミガミガミガミ…なんだと!?」

ラウラ「本当かそれは!」

一夏「ほんまにガミガミいうやつ始めてや」

楯無「…約束は守るわ」

ラウラ「よし!引き受けた!」

シャル「ラ、ラウラ!?」

ラウラ「で、なにをすればいいんだ?」

シャル(聞いてなかったんだ)

楯無「一夏くんと仲直りさせて!お願いしますっ!」

ラウラ「嫁と仲直り?」

シャル「うーん…」チラ

一夏「………」ゴソゴソゴソ

シャル「こらっ!一夏!ちんちん気にしすぎ!」バシ!

一夏「ポジショニングが悪いんや!堪忍して!」

シャル(別段一夏が会長を避けている感じはないんだけどなぁ…)

一夏「ってかなんの話しとるんや?」

シャル「えーっと…」チラ


楯無「お願いしますっ!お願いしますっ!お願いしますっ」ゴン!ゴン!ゴン!

ラウラ「」


シャル「」

一夏「」

女の子にちん○んとか言わせんなww

説教されてから関西弁になってるwwww

シャル(うわー、いくらなんでも土下座までするなんて…)

ラウラ(さすがのわたしでも引くわ)

一夏(なんだか会長って…よく見るとその辺にいる立ちんぼと変わらないような気がしてきた)

「「「………」」」


楯無「なんでもじまずがら…だがらわだじといぢがぐんを…ながなおりざぜで…」グス

シャル「………」

ラウラ「………」

一夏「………」

楯無「……なんでだれもじゃべっでぐれないの?」

シャル「………」

ラウラ「………」

一夏「………」

楯無「わたじどじゃべっでよッ!」

「「「!?」」」

シャル(ラウラ…なんか言ってよ)ヒソヒソ

ラウラ(シャルロットこそ…ええいっ!そもそも嫁がしゃべればいいだろうに!)ヒソヒソ

一夏(……なんか俺の思い違いだったわ)


一夏「……会長」

楯無「……いぢがぐん…!?」

楯無「や、やっと口を「幻滅しました」

楯無「…えっ?」

一夏「もう金輪際俺に話しかけないでくれますか?あと生徒会もやめるんで」

一夏「じゃあ」

スタスタスタ

楯無「……どう…いう…こと?」

楯無「なんで……ねぇ!!」

シャル「」サッ

ラウラ「」サササッ

楯無「あ、あんたちまで…」

シャル「あ~、よ、用事思い出した!かぼちゃ食べなきゃダメなんだった!」

ラウラ「なんと!わたしも頂こうではないか!」

ダダダダ ガララ ピシャン!

楯無「………」

楯無「………こんな世の中……―――――――――

その日から会長はとんでもなくグレた

殺し以外の犯罪は全てやった。

しかしIS学園の元生徒会長ということで学園側はその全てをもみ消していた。


楯無「」ズッズッ

楯無「ふぅ~~~っ…効くわ…」

簪「お姉ちゃん!また薬に手を染めて!いい加減にしてっ!」

楯無「あ~ら…優等生の我が妹、簪ちゃんじゃな~い」

楯無「あなたもやる?」つ粉

簪「ふざけないでっ!」バシ

パラパラパラ

楯無「あ~…もったいない…またゴミ共から強奪しなきゃ…」

簪「お姉ちゃん…」

簪(よっしゃああああ!目の上のタンコブだった姉が最底辺まで堕ちて変わりに私の評判がうなぎ上りだあああああ!)

楯無「……うぃ~」ズッズッ

簪「…どんなにお姉ちゃんが落ちぶれても…ずっとわたしだけは味方だから…」

楯無「あ~…(なに言ってんだこいつ)」

簪(ぐへへ、落ちぶれたクズな姉でも献身的に尽くす簪ちゃん…丁度ここなら教室から見える位置だしね)

簪(帰ったらそれとなくこいつの所に行ってたって言いふらそう…)

楯無「SEXしてぇ」



一夏「」スタスタスタ

楯無「あ~いぢがくーん…」ヨタヨタヨタ

一夏「ん?元会長…」

一夏「なんだよ?」

楯無「つれないな~、またしよ♪って誘いに来たのだ~」

一夏(またシャブやってんのかよ…)

一夏「いいですよ」

楯無「じゃあ一夏くんの部屋で~、わたし部屋追い出されちゃったから~」

一夏「はいはい」



パンパンパンパンパン

楯無「アアァァーーーッ!天国へ上るわーーーッ!」ズッズッ

一夏「………」

パンパンパンパンパン

楯無「イックーーーーーーッ!」


一夏はシャブ中萌えだった。

くしくも楯無がシャブに手を染めたことで一夏の興味を引き、無視をされるということはなくなった。

世の中どう転ぶかわからない、楯無にとっては現状こそが最上の幸せなのかもしれない。


おしまい。

おつ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月14日 (木) 17:24:01   ID: ETKTuNAE

パワポケネタじゃねーか

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