怜子「ねぇ恒一くん、生理が来ないんだけど…」(928)

恒一「え?」

怜子「うん、だから、その…生理が来ないの」

恒一「……」

恒一「あっ!怜子さん彼氏いたんですか!?」

恒一「ってことはおめでたですか~教師として結婚前にこういうのはどうかと思いますが…とりあえずおめでとうございます!」

恒一「で、お相手は誰なんですか?」

怜子「……」

怜子「違うの」

恒一「え?」

咎人よ
ああ、咎人の恒一よ

恒一「ああ、閉経ですか」

キモオタの妄想丸出しラノベか

早速いない者が一人…

構わん続けろ

怜子「そうじゃないの…彼氏なんていないのよ」

恒一「…ってことは一夜限りの過ちで誰かとってことですか?」

怜子「…」

怜子「ねぇ恒一くん、最近夕食後に気付いたらベットで寝てたってことない?」

恒一「あーありますけど~」

怜子「……」

支援

ニュートリノの速さでスレ開いた、ワクテカ

恒一「え?」

怜子「その間に私が、ね」

恒一「は?」

怜子「やっちゃったり…」

恒一「」

恒一「いやいや ねーよ 流石に気付くわ」

恒一「もーどうせ生理が来ないってのも嘘なんですよね?」


怜子「…ちょっとこれ見て」スッ

恒一「なんですかこれ?最新の体温計ですか?」

怜子「これ妊娠検査薬なの」

恒一「え? ちょっと貸してください」

恒一「赤紫に染まってる…」

怜子「それ…陽性ってことなの…きゃっ//」

恒一「」



途中であきらめたら怒るからな

怜子さんマジエロいわー

神「死者が妊娠とか・・・しょうがないから生かし続けるしかないか」

恒一「いやいや寝てる時に襲われたら流石に気付きますって」

怜子「ちょっと待ってね」ガサゴソ

怜子「これ…」

恒一「なんですかこの薬?」

怜子「睡眠薬」

恒一「」

恒一「これを夕食に混ぜたと?」

怜子「はい…ごめんなさい//」

これは…

>>15
この場合、果たして子供は産めるんでしょうか
エロい人教えてください

寝てる間に子持ちとかカワイソス

その時、恒一の膝がうなる

死者な上に近親とかハードルパネエ

なんたらアムネジアかと思った

恒一「いやでも…付き合ってた人がいてその人とやった時とかないですか?」

恒一「うん!良く考えたらそっちの方が可能性高いですよ 違いますか?」

怜子「私付き合った人いないし恒一くんとやるまで、しょ、処女だったよ きゃっ言っちゃった//」

怜子「怜子恥ずかし~」ジタバタ

恒一「」

閉経しただけじゃね

>>18
出産日と卒業式の日にちが重なってドラマティックな展開が

ちょっとちょっと





夜這いの部分kwsk

恒一「あの~何回僕とやったんですか?」

怜子「1ヶ月前からだから15回ぐらいよ」

怜子「多分妊娠したの3週間前やった時かな」

怜子「恒一くんの息子なかなか萎れなくなて4回も濃いーの出してもらったから//」

恒一「」

15回とか・・・

マジキチ怜子さんいいじゃないか

恒一「怜子さんもちろん堕ろしますよね?」

怜子「え?」

恒一「え?」

怜子「どうしてそんなことするの?」

恒一「とりあえず冷静になってください! 僕と怜子さんの関係は甥と叔母そして生徒と教師です」

恒一「こういう関係の二人が子供を作るのは倫理的にどうでしょうか?」

怜子「バレ無きゃおk」

恒一「」




近親もの好きな俺得、支援だ

逆レイプで妊娠とかなんと理想的な

恒一「もう言います!!」

恒一「今年の死者は怜子さんなんです!!!」

怜子「ふーん」

恒一「あれ?」


怜子「そんなことどうでもいいの 恒一くんが何と言おうとこの子は産むからね」

恒一「死者が子供なんて授かって良いと思ってるんですか?」

怜子「知らないわよそんなの」

事実婚でおk

>>25
怜子てんてー転生するのか胸厚
今って3週間で妊娠の発覚できるのか

死者を死に返すという大義名分のもと嬉々として怜子を殺しにかかるのか

よい話だ

望月「認知はまかせろー!」

怜子「それに私が死者なら今年中にいなくなるってことでしょ?」

怜子「女として一度も我が子を抱かずにこの世を去るなんてイヤよ!!」

恒一「怜子さん…」

ガラッ

鳴「話は聞かせてもらった!」

恒一「見崎!」

怜子「見崎さん!」

俺「対策が必要だな」バンッ

スッ

鳴「…な!なんと!? 死の色が消えてる!?」

恒一「え?嘘だろ?」

鳴「お腹の光にかき消されてる…ッ!」

怜子「な、何してるの?ど、どういうことなの?」

恒一「ということは妊娠したことで死者から生者に転生した!?」

鳴「おそらく…そういうことになる」

ご都合主義ww

怜子「まさか!あなた達この子共々私を殺す気なのね!!」

ダッ

恒一「怜子さん!」ガシッ

怜子「離して!この子は絶対守る」

恒一「安静にしてなきゃ駄目だよ お腹の子が傷ついちゃう…」

怜子「え?……」

恒一「元気な子を産んでほしい 怜子さん!!」ダキッ

怜子「ありがとう 恒一くん!!」ダキッ

END

43が見えない

はぁ?

エロなしか…

睡姦か腹ボテどっちがおまけに来るのか・・・

はい

え?終わり?

サッカー始まったからね ごめんね おわりでしゅ

このスレには後二つの可能性が存在した

一つ。怜子さんは出産するが予定通り死に還る。しかしその間恒一に並ぶ親権者として鳴ちゃんを育てる展開。

二つ。途中まで一同様だが、残される子どもと旦那の世話をする人を決めるため、赤いのとか綾いのとか鳴ちゃんがバトルロワイヤルする展開。

この二つだ

義理の娘となると鳴ちゃんが適任じゃね
ほかの子じゃまず無理でしょ

中尾「子育てなら任せろー」

               ___
           .... ´ .::::::::::::::::::::::...、
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
        /{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.       / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ
.       ,. /::::::::::::::::::::::::ニニニニ二二_」:.
      .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト::.
      |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::l
      |:::::::::::::::::::::::::::|ヽl:::|::::::::: |::::/::::}:::::: ハ:|

      l::::::::::::::::::::::|X=≠ミN:::::/|:/|:::/::/:イ  |l   鳴ちゃんと恒一くんの腹ボテ濃厚中だしセックスはまだかな…っと
.      乂:::::::::::::::::::Nら:::ソ _j/{:  :}イ::/::::;   l| _______
       __):::::::::::::::::ト===="⌒ー=イ/:::::;  ,:l//          / カタ
       `ノ:::::::::::::::>   __   ノ::::::::/  /// NEC       /   カタ
         ⌒乂>\}/|\Tハ:ト:乂(" __ノ//          /  カタ

            | ヽく__芥/\     ` //          /    カタ
            |  \  ト. \   .//_______ _/

ここはお母さんっぽい佐藤さんで

>>55
良く分かってるじゃないか

多々良さんに任せてあげようか

じゃあ俺が書いていいの?

お願いします

霧果さんが死者をも孕ませる恒一のちんぽを狙って拉致監禁する展開はよ

恒一「はぁ。正直困るんだよね。甥と叔母の関係だし。
   それ以上にこの年で父親になるとか論外でしょ」

赤沢「ため息なんてついてどうしたの?」

恒一「赤沢さんじゃないか。ちょっと身内のことで悩んでいてね」

赤沢「相談事なら遠慮なく乗るわよ?」

恒一(言えるわけないよ。あっちから襲ってきたとはいえ、
   怜子さんを妊娠させただなんて)

綾野「おー、こういっちゃん。暗い顔してどーしたん?」

恒一「な……なんでもないんだよ!! 気にしないで!!
    さーて散歩でもしてくるかな」

>>60

霧果さんが娘の彼氏を軽い気持ちで味見しようとして、
恒一に説教されて霧果さんマジ惚れ、セックスおねだりするSSなら8割できてる

はよ後2割を書き上げるんだ

鳴(あの態度、あやしい。尾行しちゃお)

恒一は暇つぶしに美術室に向かう。

望月と後輩の女子部員がいた。
これからの活動内容について話してる。

望月「榊原君じゃない。何か用?」

恒一「うん。ちょっと話したいことがあるんだ」

後輩A(やだあの人かっこよくない?)

後輩B(望月先輩の友達かな? ねえ話しかけちゃおうよ)

恒一(なんか女子部員から視線を感じるけどスルーしよ。
   それより望月に相談してみようかな。こういったことは
    同性のほうが相談しやすいし)

ハーレムで

>>62
お主にも期待しておるぞ?

恒一「実は昨日。怜子さんに妊娠したって伝えられた」

望月「」

↑顔が険しくなった状態で動きが止まる。

恒一(なんでムンクの叫びみたいな顔してるんだ?
   そんなにムンクが好きなのか? 望月ムンクか)

この時点で恒一は忘れていた。望月が怜子さんスキーなことに。

恒一「ちゃんと聞いてる? 怜子さんが妊娠したんだって。
   しかも困ったことに僕の子供らしいんだよ。
   これって近親相姦だよね?
   それでどうしようかなって君に相談を……」

望月「」

恒一(まだムンク状態のまま動かないや。どうしよう)

鳴「ねえ榊原君。その話本当?」

支援

どこからの続きやだ?死者は…?

恒一「み……見崎!? いつから聞いてたの?」

鳴「全部かな。たまたま近くを通りかかったから」

恒一「疑って悪いけど、本当にたまたま?」

鳴「ここは美術室よ。休部中だった私が寄ってもおかしくないでしょ?」

後輩たち「見崎先輩ちわーっす。しばらく会ってませんでしたね」

鳴「はい。こんにちわ。あなたたちの相手してる暇はないの。
  榊原君と重要な話し合いをするから、ちょっと席を外してくれる?」ギロ

後輩たち「ひぃ!!」

鹿の群れのように去って行った後輩たち。

鳴(あの娘たち、榊原君に色目使おうとしてたから排除してやったわ)

お前僕たちに明日はないの奴だろ

恒一鬼畜で書くなよ イケメンで書け

あのキャラアンチの人か

>>52
見崎が一番ないだろ
他人の子だからどういう目に遭わせるかわからん

ドヤ顔の見崎氏。さて。尋問を開始しようかと考えたところ、
全力で駆ける恒一の後姿が映る。

鳴「ちぇ、逃げられちゃった」

恒一(はぁはぁ……まだ完治してないから胸が苦しい。
   でも女の子たちに知られたらまずい話題だぞ)

逃げる。それはまさしくただの逃げだ。

その先に得られるものはあるのだろうか。

恒一「はぁはぁ。気づいたら演劇部の部室前にきちゃったぞ」

小椋「そんなに急いで何してるの榊原君?」

恒一「うわああ!! お……小椋さんじゃないか!!」

千曳「その動揺ぶり、尋常ではないね」

恒一「千曳さんもいたんですか!!」

千曳「それはいるだろう。これでも演劇部の顧問という設定だからね」

恒一「設定ですか」

千曳「設定だよ。正直演劇とかめんどくさい。
   で、君は隠し事をしてるようだね?」

恒一「なぜ分かるんですか!! まだ何も言ってないのに!?」

小椋「嘘が下手なのね」(でもあせってる榊原君かわいい///)

恒一「なぜか分からないけど、千曳さんには嘘が通用しそうにないんだよ」

千曳「その通りだよ。君は怜子君について悩んでる。違うかね?」

恒一(この人全部事情知ってるだろ。もう逃げたほうがよさそうだな)

駆けようとした足を止めたのは千曳だった。

千曳「待つんだ。逃げても結果は同じだ。なぜ避妊しなかったのだね?」

閉k

恒一「向こうが一方的に迫ってきたんですよ!!
   しかも睡眠薬飲まされて無意識のうちにですよ!?
   完全に犯罪じゃないですか。死者のくせにフリーダムすぎですよ!!」

千曳「君は怜子君を悪者にしたいようだが、榊原君に非はないのかね?」

恒一「どういうことですか?」

千曳「怜子君が暴挙に出るまでに、相当なフラグを立てていたはずだ。
   あの年齢の女性が中学生の男子を性的に意識するなんて普通じゃないね。
   それだけの好意を持たれていながら、なぜ怜子君を慰めてやらなかった?」

恒一「あの人は僕の叔母ですよ!? 性的な関係になれるわけないじゃないですか!!」

千曳「ふむ。別の空間であった君はもう少し変態だった思うんだが、
   どうやら私の見込み違いだったようだね」

小椋(別の空間ってなんのこと? 話が見えないわ)

恒一「頭痛がしてきました。保健室に行ってきますね。
   小椋さん、次の授業は欠席するって伝えておいて」

小椋「う、うん。分かった」(今日は榊原君と初めて話しちゃった)

友人の赤沢から聞いてた通りの好青年みたいだけど、
どうも怪しいことをしてるようだった。

見えそうで見えない不思議な彼の内面。
小椋はこの時から恒一を意識するようになる。

恒一「ちわー。NHKでーす。受信料払ってください」ガラッ

保険の先生「あら、榊原君。また病気が再発したの?」

恒一「そんな感じです。さっき体育の時間に張り切りすちぎちゃって」

保険の先生「あいにくベッドがいっぱいなのよ。椅子に座っててもらえるかしら?」

恒一「はーい」(なんで空いてないんだよ。今日はついてないな)

しかめっ面で椅子に腰かけると、ベッドから変な声が聞こえてきた。

松井「あは~ん。そんなに触っちゃだめぇ」

金木「亜紀~。ここが気持ちいのかしら?」

松井「あうう!! いいよぉ。もっとちょうだ~い」

金木「うふふ。盛り上がってきたわねぇ」

恒一「君たち、ちょっと黙っててくれないかな?」シャーッ

松井・金木「ひょえ!?」

恒一はベッドのカーテンを開けたのだ。
想像通りの光景が広がっていた。
松井と金木は抱き合ってキスしてる。

恒一「君らのレズっぷりがうざいから見に来ちゃったじゃないか。
    授業サボってなにしてるんだい?」

松井「キスだけど? サボりなら榊原君だって人のこと言えないでしょ」

恒一「僕は精神的に疲れてるんだよ」

金木「深刻そうな顔ね。興味ないけど何があったの?」

恒一「三神先生が妊娠したらしいんだ」

松井「まあ」

金木「おめでたね。相手は誰?」

恒一「それが困ったことに僕なんだ」

松井「ほえ?」

金木「ごめん。もう一度言ってもらえる?」

恒一「妊娠させたのは僕なんだよ僕。
    これからくわしい経緯を説明するね」

恒一は大急ぎで放送室からマイクを持ってきた。

なんでお前の書く恒一はいつもこんなキャラなんだ

はぁ……誰も見てないじゃん

文句言う奴は見ていない者扱いとかあんたも贅沢だな

恒一「僕も睡眠薬で寝させられていたから記憶があやふやなんだけど、
   全裸の怜子さんが迫ってきたんだ。僕はうつ伏せに寝てたから

    あっちが乗ってくるような体勢だよね? それで豊満な乳房の
    感触を感じた僕は意識を取り戻したんだ。そしたら無言で唇を塞がれた」

金木・松井「うわー。三神先生すごい積極的」

恒一「怜子さんって美人だよね? 僕だって心から嫌だったわけじゃないよ。
   年上の人って結構好みだからね。でも相手が相手だよ? 挿入が始まって

    からも何度も止めましょう、今なら引き返せますって説得したのに止まらないんだ。
    熱く、きつく締め付けてくるアソコ。もう僕も我慢の限界だよね?」

松井・金木「へえー」

恒一「射精した。そう気づいた時には二回戦が始まってしまった。
   怜子さんはまだ満足してなかったんだ。そんなことを何十回も
    繰り返したと思う。ほとんどは覚えてないけどね」

松井「よく覚えるじゃん」

金木「用は逆レイプされたってことでしょ?」

エロがあれば何でもいいよ

恒一「怜子さんには堕ろしてもらうよう頼んだんだけど、
   バレなきゃおkとか言ってるんだ。どうすればいい?」

松井「んー。そのまま父親になっちゃえば?」

金木「はたして卒業前に生まれるのかしら」

松井「死者が子供を産むとかカオスだよね」

金木「あまりにカオスすぎて時空とか歪みそうだよね。
   それで災厄が止まったりして?」

松井「杏子ちゃん頭良いねー」

金木「褒めても何も出ないわよ?///」

松井「杏子かわいい。もう一回キスして?」

恒一(……この人たちに相談したのがバカだったか。
   同性愛者なら禁断の恋には詳しいと思ったんだけどな)

教室に戻らざるを得なかった。

先生死者って周知の事実かよ

いない。教室はモノの抜け殻。そういえば美術の時間だったと
重い、、美術室へ向かう。担当は三神先生だった。

怜子「あら榊原君。具合はもう大丈夫ですか?」

恒一「気持ち悪い同性愛者たちのラブシーンのせいで
    余計悪化しました」

怜子「……? よく分かりませんが、デッサンをしますので座ってください」

恒一(僕の席ってどこだっけ?)

望月「僕の隣だよ。サカキバラクン?」

恒一(キレてらっしゃる。まずいことになりそうだな)

作業机は、恒一と望月、有田と小椋の四人で組まれていた。

なんでこの恒一は刺々しいんだ

望月「三神先生の態度を見て確信したよ。
   やっぱり君たちはそういう関係なんだね?」

有田・小椋「……!!」

恒一「ん? なんか言った? ごめん。
   今絵に集中してるから静かにしててくれないかな?」

望月「三神先生は君が来ると明らかにうれしそうな顔したもん。
   あれは女の顔だったよ。僕には……僕にはあんな顔してくれたこと
   なかったのに!! どうして榊原君だけ優遇されるんだ」

恒一「~~♪」

無視してモチーフの果物を描いていたのだが、

望月「ちゃんと聞いてよ!!」バン

有田。小椋「……!!」

恒一「望月。今は授業中だよ?」

望月「そんなの関係ないよ!! 人の三神先生に勝手に
   手を出しといて何言ってんだ!! 三神先生のこと
    どう思うって前聞いたらそっけない態度取ったくせに」

恒一「信じてくれないだろうけど、あっちから迫ってくたんだよ。
   僕は睡眠薬を飲まされて無抵抗状態だったんだ」

有田「あのー。もう少し静かにしてくれないと授業に支障が……」

望月「いいから黙っててよ!! 今いいとこだから!!」

有田「ひっ」

三神「もちづきくーん? あとで職員室に来ましょうね?
    というか説教するから今すぐ廊下に出なさい」

望月「うわああ。なぜだ!?」

小椋「あんた。まじでうるさすぎ。早く出てって」

なぜだあああああ

連行された奴のエコーが心地いい。

恒一「さて、作業に取り掛かるか。あとは色を塗れば完成だな」

デッサンの最中に騒ぐなど言語道断である。
望月は美術部員なのに美術の心得を忘れたのだろうか。

有田「榊原君?」

恒一「なあに?」ヌリヌリ

有田「さっき望月君が言ってたことって……」

恒一「全部あいつの妄想でしょ? 多感な年ごろだから
   変な夢でも見たんじゃない?」

小椋「あのさ。千曳さんともそんな感じのこと話してたわよね。
   どう考えても望月の妄想とは思えないんだけど」

恒一「はぁ。嘘ついても無駄か。はっきり言うけど、
    僕このままじゃ父親になっちゃうんだよね」

有田「はい?」

小椋「ち……父親? 中学生なのに? まさかその相手って……」

赤沢「……!!」ガタッ

鳴「……」ジー

綾野「……」ピク

多々良「……!!」ドキドキ

恒一「実は僕って絵が得意なんだよね。詳しい経緯は絵に描いてみるよ。
    実は今描いてる絵がその絵なんだ」

即興で完成させた絵を二人に見せる。
セザンヌの水彩画を連想させるような、無駄な線と色を省いた見事な絵だった。
端的に言うと、寝ている恒一が怜子に夜這いをかけられてる絵だった。

中学生のレベルを超えたエロティックな絵である。

支援

鳴「それ本当?」

恒一「うわああ!! 見崎!!」

鳴「わざと驚いたふりしないで。その絵、本当のことなのね?」

恒一「さて。具合が悪くなったら早退するかな」

鳴「ふざけないで。そのネタもう飽きたから」

恒一「すみません」

鳴「で、本当なの?」

恒一「あーそうだよ!! でも向こうから迫ってきたんだよ!! 
    不可抗力だったんだってさっき望月に説明したろ!!
   この絵を見てくれ。僕は悪くないからね!!」


三神「榊原君。授業中に性的な話をするのはよしましょうね?」

恒一「全部あんたのせいだろ!! 教え子になんてことしてくれたんだ!!

怜子「なんのことでしょう? 絵は時間内に終わらせてくださいね。
   終わらない人は居残りですよ」

鳴「年増ババア。泥棒猫」ボソ

怜子「……」ピシィ

恒一(始まったか……。
    関係ないけど三神と怜子のどっち表記にすればいいんだろう?)

怜子「口の聞きかたがなってませんね? 
   あなたも生徒指導室に行きますか見崎さん?」

鳴「どうせ甥とは結婚できないくせに。
  死者のくせに調子に乗らないで」ボソッ

怜子「……」ピシィ

恒一「そういえば死者でしたね三神先生。これだけ皆に
   認知されてるのによく生きてられますね。普通成仏したり
   殺されたりすると思うんですけど」

しえん

怜子「気合いで何とかしてるのよ。
   恒一君の子供を産むまでは成仏できないわ」

恒一「生前の未練ですか。
   どっかのアニメでそういう設定ありましたよね」

中尾「っていうか今先生が妊娠してること認めたよな?」

水野「まさか冗談じゃなかったとは」

風見「これは大変なことになったぞ。
   死者が妊娠したのは過去に例がないだろうな」

勅使河原「どうすんだよサカキ? 三神先生と結婚でもするのか?」

恒一「でもどうせ今年で消える魂なんでしょ?
   結婚する意味あるのかな?」

怜子「ありますよ!! 恒一君冷たいですね」

恒一「先生。学校では名字で呼んでください」

何で死者であることみんな知ってるんだ?

怜子「細かいツッコミはどうでもいいの!!」

恒一「す……すみません」

怜子「今まで聞いてなかったけど、
恒一君は私のことどう思ってるの?」

恒一(うっ……授業中に聞いてこないでよ。みんな見てるよ)

赤沢「」ジー

鳴「」ジー

綾野「」ジー

小椋「」ジー

ものすごく気まずい雰囲気だ。
クラス中の監視の中、恒一はこう答えた。>>106

(無難な回答で頼む。細かい展開は俺に任せろ)

ksk

ksk

正直、愛してる

僕が小さい頃に亡くなった母の面影を残した、大事な叔母です

どうしようもないぐらい好きです。

母親のように思ってたのに

僕、赤沢さんと実は付き合ってるんです(嘘)

無難を通り過ぎて無難だな

>>106>>1なんだがな

>>106
おい

恒一「聞いてください怜子さん。あなたは……僕にとって特別な存在です。
    僕が小さい頃に亡くなった母の面影を残した、大事な叔母です」

怜子「こういちクン……」キュン

恒一「僕がこの町に引っ越してきて不安なとき、いつもそばで励ましてくれました。
    怜子さんの存在は、僕の中でどんどん大きくなってきました。
    今ではかけがえのない存在です」

怜子「うん」

恒一「だから今日、みんなの見てる前で言おうと思います」

怜子(ま……まさか告白!? きゃー結婚フラグ立ったわ)

恒一「実は僕、赤沢さんと付き合ってるんです」(嘘だけどね)

怜子「」

赤沢「なっ///」

>>109まで採用とか

こんな安価初めて見たわ

怜子「あの……恒一君? 今なんて言ったのかな?」

恒一「怜子さんのことは母親のように思ってました。
   正直言うと愛してます。どうしようもなく好きです」

怜子「そんなに愛してるならどうして赤沢さんを!?」

恒一「うーんそうだなぁ。美人だからでしょうか?」

赤沢(恒一君に褒められちゃった///)

小椋「」

有田「」

綾野「」

恒一(あれ? 殺伐とした雰囲気をどうにかしようと
   渾身のギャグを言ったのに。何この雰囲気?
   どうしようかな)

まさかの赤沢さん

全部取り入れたのか

杉浦「だってさ泉美。よかったじゃない。
   愛しの彼と両想いに慣れて」

赤沢「ばっ。別にうれしくなんて……///」

杉浦「顔真っ赤にして言っても説得力ないわよ?」

赤沢「……もう!!」

中尾「ちょっと待てよ榊原!!」

恒一「中尾君か。どうかしたのかな?」

中尾「嫌に冷静だな。まあいい。てめー三神先生と結婚する
   んじゃなかったのか。散々愛してるとか言っておいて
   赤沢に不倫するとかおかしいと思わないのか!?」

恒一「中尾君はジョークのセンスがないね。
    いつから僕が本音でしゃべってるって錯覚してたの?」

中尾「な……んだと?」ガクゼン

イザナミか?

あきらかなポーカーフェイス。
こういう心理戦はためらった方の負けだ。

水野「榊原恒一!! 次は俺が質問するぞ」

恒一「どうぞどうぞ」ニコ

水野「その顔なんかすげーむかつくぞ。ええいとにかく!!
   言ってることが嘘かどうかなんてどうでもいい!!
   おまえは本当に三神先生に興味がないのか?」バン

恒一「沙苗さんなら好きです」

風見「なんということでしょう。被告は質問に答えてません」

多々良「榊原君。水野君の質問にきちんと答えてください」

恒一「これって裁判ごっこかな? 
   もうすぐ授業終了の鐘がなりそうだよ?」

望月「逃げないでよ榊原君!! 質問に答えて!!」

風見www

誰も死んでないのか

恒一「もう復活したのか。君。廊下で説教されてたよね?」

鳴「どうでもいいことで話そらさないで」

綾野「こういっちゃん。先生のことが好きなんて嘘だよね?」

小椋「どうして嘘ついたりしたのよ? 
    本当は泉美のことはなんとも思ってないでしょ?」

赤沢「恒一君。私たち、両想いってことでいいのかしら?」

キーンコーン カーンコーン(五時限目終了の鐘)

恒一「さて、あとは教室に帰るだけだね。
   今日もお疲れ様でしたー」

中尾「先生!! 授業の延長を求めます」

怜子「許可しましょう。榊原君が白状するまで無期限延長です。
    最悪の場合は泊まり込みにしましょう」

恒一(やべー。殺される)

>>1の恒一のキャラと丸っきり変わってるな

風見「みんな、全出入り口を封鎖しろ!!
   窓にはカーテンを敷いて外部から見えないようにするんだ!!」

桜木「尋問しやすいように椅子と机を並び替えてください!!
   位置はこの紙に書いた通りです!!」

男女のクラス委員の指示のもと、着々と尋問会の準備が進められる。
中尾や猿田などは銃殺用のライフルを磨いていた。
有罪となった場合に使うのだ。

恒一「やあ桜木さん。生きてたんだね」

桜木「? 私はいたって健康ですよ?
   よく落ち着いていられますね」

高林「榊原君の恋愛はまったくフェアじゃないね」

恒一「君もか。思ったんだけど、これ尋問会じゃなくて裁判だよね」

勅使河原「あのさーサカキ。友人として忠告なんだが、
       逃げたほうがいいと思うぞ」

てっしー今更の忠告

佐藤「ふぇぇ。皆の目つきが怖いですぅ。
   本当に今のうちに帰った方がいいですよ」

恒一「気を使ってくれてるのかい? ありがとう。
   優しいんだね佐藤さんは」ナデナデ

佐藤「あっ……そんな///」

多々良(いいなぁ。私も撫でてほしいな)

勅使河原「そんなことしてる場合かよサカキ。
     俺はおまえのこと気に入ってる。今回の事件だって

      巻き込まれただけなんだろ? なんとかして逃げ出す
      口実を作ってやるから、今のうちに脱出しろって」

恒一「それなら大丈夫だよ。あの二人に頼むから」

勅使河原「あの二人だと? その余裕そうな顔は何か企んでやがるな?」

ケータイを取り出す恒一。電話帳には松井亜紀と金木杏子の名が。

恒一が変態の人?

どっちにかけてもよかったが、松井亜紀の番号をプッシュ。

松井「んあー。だれぇ?」

恒一「僕だけど、今美術室に閉じ込められて困ってるんだ。

   級友のよしみで助けてくれないかな? 
    報酬はなんでも支払うから」

松井「ふぅん。本当に困ってるみたいね?
   どーしよっかなぁ」

恒一「実は僕、君のことも悪くないなって思ってたんだ。
   むしろ結構気になってる。もし無事に出してくれたら、
   ちゃんとした言葉で僕の意志を伝えたいと思う」

松井「な……/// 何言ってるのよぉ。私には杏子がいるのに」

松井(榊原君の声かっこいい///)

恒一「駄目かな?」

松井「わかったわぁ。なんとかやってみるね」

秘密の電話を終えてから五分後、ついに尋問会が開催される。

風見「被告は席に座ってください」

多々良「それでは裁判を始めます」

恒一「言った!! 今裁判って言った!!
   全然尋問会じゃないじゃん!!」

風見「被告は余計な発言は控えてください」

恒一(くそっ。堅苦しいのは苦手だよ。
   でもそのうち助けが来るから大丈夫だな)

多々良「榊原被告は三神先生を妊娠させ、あまつさえ
    対策係の赤沢さんにまで触手を伸ばそうとした悪人として
     クラスメイト26名に起訴されました」

恒一「三神先生に関してはむしろ僕の方が被害者なんだけど!!」

風見「被告。二度も同じことを言わせないでください。
   現在あなたに発言権はありません」

多々良「被告は起訴内容を認めますか?」

恒一「認めるわけないだろ!! なんで僕が悪者にされてるんだ!!」

風見「ふむ。そうですか。では警察側冒頭陳述を初めて下さい」

検察側・江藤「副担任であり、叔母であり、死者でもある三神先生を
       妊娠させたのは卑劣極まる犯行です。さらに彼女に
       面と向かって愛の告白をしておきながら、赤沢さんに
       浮気するのは筆舌に尽くしがたい悪行です」

風見「うん。どう見ても有罪っぽいな。長いから読むの疲れた。
   いちおう弁護側もどうぞ」

恒一「なんか適当な裁判だなぁ」

弁護側・赤沢「彼の話を信じれば、三神先生が無理やり関係を迫ったこと
       が考えられます。彼の残したデッサンを見てください。
       叔母が甥をレイプする絵ですが、具体的過ぎます。
       空想だけでこれだけの絵を描くのは非常に困難です」

風見「んあ? 途中で寝てたから聞いてなかった」

支援

恒一「聞いてなかったじゃないよ!! 
    しかも弁護人の意見の時だけかよ!!」

風見「ん? 気のせいじゃないか? 
    最近寝不足でね。歩きながら寝てしまうほどなんだ」

多々良「被告。御託はいい加減にしてください。
     被告は三神先生に迫られたと主張してますが、
     なにか具体的な証拠はありますか?」

恒一「ないよ!! あったらとっくに提出してるよ!!」

風見「実の叔母と性交するのは尋常ではないと思うんですが、
    近親相姦についてどう思いますか?」

恒一「相手がどんだけ美人だろうと駄目に決まってるでしょ!!
    沙苗さんならおーけーだけどね」

水野「おい。あいつを殴らせろ」ガタッ

多々良「傍聴席側の人はいきり立たないでください」

多々良「被害者にも質問してみましょう」

怜子「はい。何でも聞いてください」

多々良「あなたは被告とは逆に強姦されたと主張してますが、
    当時の状況を説明して下さい。口頭でも構いまっせん」

怜子「はい。ある日酒に酔った私を発情した甥が押し倒し、
   怜子さん、もう我慢できないんだ、などと言って強引に
    関係を迫れました。長時間にわたる接吻の跡、衣服を
   脱ぎ捨てた二人は、時がたつのも忘れて何度も交わりました」

恒一「よくもまあ嘘八百を並べられますね。
   あと風見裁判官。前かがみになるのは止めてください」

風見「う、うるさい!!」

多々良「風見裁判官。最低ですね」

風見「だからうるさいよ!! それより裁判の続きだ!!」

風見www

恒一「でも茶番はもう終わりだよね?」

多々良「いきなり何を言ってるんですか?」

風見「御託はもうたくさんだって言ったでしょう。
    これ以上フリーダムな発言を繰り返すようだったら……」

ゴゴゴゴゴゴゴ ゴガオゴアゴアゴアオゴアゴアオオア

恒一「来たようだね」

多々良「きゃあああ!?」

江藤「何が起きてるのおおお!!」

風見「うおおおお!! 壁におっきな穴が開いてくぞ!」

教室全体を包む大きな揺れ。そして窓際の壁にできた穴。

松井「やっほー。助けに来たよぉ☆」

松井ェ

はよ終われ

よく整備された装甲車に乗った松井は、
ピースしながらウインクした(操縦席・金木)

恒一(あれ? レズのくせになんでこんなにかわいいの?)

風見「ぐおおおおお!! 緊急事態だああああ!!」

多々良「まさか軍事兵器を持ってくるなんて……。
    あと風見君はまだ勃起してます」

風見「こんな時にばらすな!!」

桜木「みんな落ち着いて!!
   武器を持ってる人は装甲車に向けて一斉射撃!!」

パン パン パン なんとも情けない射撃音。

中尾「なあ桜木。すまん」

猿田「これ、おもちゃのピストルだぞな。エアガンだった」

桜木「バカあああああああああああ!!」

恒一 IN 装甲車

ブロロロロ

恒一「やったああ!! なんとか逃げ切ったぞ」

松井「よかったねぇ榊原君」

金木「やたら揺れるから操縦士にしにくいわね」

しかし、物事はそう都合よく進まない。

教師「そこの車。止まりなさい」

金木「はい?」

教師「君、三組の生徒だよね? 無免許運転はだめだよ。
   ちょっと指導室まで来ようか。車も没収するからね。
   指導が終わったら返してあげるから」

こうして金木だけ連行され、装甲車は取り上げられてしまった。

いろいろとおかしい

そもそも>>1のSSは>>43で終わってるからな

校庭の真ん中で、二人でたたずんでいた。
まるでサハラ砂漠の途中で水が尽きたような気分だった。

松井「装甲車、いなくなっちゃったね」

恒一「そうだね。美術室からクラスメイト達が走ってくるのが
    見えるよ。捕まったら終わりだ」

松井「どうするの?」

恒一「逃げるしかないだろうね。学校でサバイバルってのも悪くない。
    それに君と一緒にタッグを組むなんて面白そうじゃないか」

松井「えー、やっぱり私も逃げないとダメかなぁ?」

恒一「当然でしょ。僕を逃がした共犯なんだから。
    君も裁判にかけられて酷い目にあわされるよ」

松井「はぁ、めんどいけど逃げよっか?」

肉ら木ゆかりちゃんの出番は?

気が付いたら同じ速さで走っていた。
ロクに話したこともない他人だったのに、
なぜか距離が近く感じてしまう。

松井「はぁ……はぁ……疲れたぁ……」

恒一「松井さん体力ないんだね。大丈夫かい?」

松井「私って床運動専門だからねぇ。走るのはダメなのぉ」

恒一(ゆ……床運動専門……)

松井「急に前かがみになったね?」

恒一「こ……こうすると早く走れるんだ。
    いつものパターンだと、そろそろ敵が現れると思う」

小椋「よく分かってるじゃない。抵抗するんじゃないわよ」

恒一「いきなり強敵に会っちゃったな。
   小椋さん。どうか僕たちを許してくれないか?」

小椋「それは無理な相談ってやつね。
   あんたに聞きたいことが山ほどあんのよ」

恒一「質問攻めはもう疲れたよ。今回の裁判で
   見崎の気持ちがよく分かった」

松井「なんのこと?」

小椋「どうでもいいわ。繰り返すけど抵抗しないでね。
   私を怒らせたら何するか分からないわよ?」

黄昏を浴びてアイスピックの先端がギラリと光る。
あんなもので刺されたらたまったもんじゃない。

松井「ひぃぃ。あれ怖いよぉ」ダキッ

恒一「大丈夫だよ松井さん。僕がついてる」

小椋(なによ。またそうやって別の女の子と仲良くして……)イライラ

恒一「んん? 小椋さんはなんで怖い顔してるの?」

小椋「あんたが鈍感なのがいけないのよ!!」

恒一「って言われてもよく分かんないな」

松井「なーるほど。そーゆーことかぁ。
   たしかに榊原君は女泣かせだね」

恒一「……?」

小椋「むしゃくしゃしてきたわ。まずはその女を
   倒すわね。尋問はそのあとでいいわ」

小刻みのステップで接近する小椋。ここは人気のない体育館裏。
倒されたらそうは発見されないだろう。

松井「助けてええ!!」

小椋「うふふ。ここならだれの助けも来ないわよ!?」

恒一「小椋さんって付き合ってる人とかいる?」

小椋「な……!?」

支援

即興なのになげえな お前の夢落ちにして続き書こうかなと思ったけど寝るわ 頑張れ

狂気が薄れ、ピタッと静止する小椋。

小椋「今なんて?」

恒一「いやだからさ。好きな人はいるのって。
   あ、それとも彼氏いるよね?」

小椋「彼氏いないけど」

恒一「へーそうなんだ。そんなに美少女なのに」

小椋「な……何言ってんのよ///」

恒一「だって小椋さんみたいな美人だと普通に彼氏いるって
   思うでしょ。好きな人とかはいるのかい?」

小椋「い……いる」(目の前にいるなんて死んでも言えないけど……)

恒一「ふぅん。そうなんだ。その人は幸せ者だね」

小椋「///」(なんなのよこいつ。調子狂うわ)

口説くよめやだな

恒一「小椋さん。信じてもらえないかもしれないけど、
    僕は怜子さんを妊娠させてないからね。赤沢さんが
    好きって言ったのも実は嘘なんだ」

小椋「そ……そうなんだ。逆に聞くけど、好きな人はいる?」

恒一「今のところはいないかな」

小椋「そっか///」(あたしにもまだチャンスが……)

松井「あ、あのーお二人さん。向こうから風見君と桜木さんが
    すごい形相で追ってくるよ。赤沢さんと杉浦さんもいる」

恒一「そっか。じゃあ早く逃げないと」

小椋「あ……あのっ」

恒一「どうしたの?」

小椋「あたしも一緒に行くわ。あんたたちだけだと不安だからね」

二二二二二二ニニ!
二二二二二二ニニ!
二二ニ=--=ミ -=ニ !
ニ=<: : : : : : : 丶-=.|
=.: : : : : : : : : : : ∧ニ|
=!: : : : {∧: :|、:_:_∧.|
=∨: : :l:_八/ ○∨: :!

=-∨: :|○   ゙゙゙ 爪:!
ニ=从 ゞ゙  ' ` ィ从::|
二ニニニニ丿爪<八 >-ァ

二ニ=γ`ヽ YY:l:l:l/ -ミ{
二ニニ{   ∨ !:l:l/ /´
二ニニ|   ∨/ //!
二ニニ≧=<`  .//,:|
二二二二二≧ィ//,:|
二二二二二/////,:!
二二二ニ,ィ:^:-:-:=:=|
二二二/: l: ::!: :l : l: :!
-==≦ト┴┴┴┴.|
二ニニ/j;.,_   イ |


おぐりんは仲間にして欲しそうにこっちを見ている!

この調子でハーレム作るんだ

三人となったパーティは校内ハイキングを続けた。
級友に掴まれば裁判にかけられるという恐ろしいハイキングである。

クラスの人数は多い。どこへ逃げても必ず誰かと遭遇する。
これは運命というより必然なのだ。

望月「失望したよ榊原君。見崎さんにぞっこんだったはずの君が、
   今や松井さんや小椋さんまではべらせてるんだからね」

恒一「うん。なんか成り行きでこうなっちゃった。
   でも二人とも話せば分かってくれるいい子だよ?」

望月「くだらないね。はたから見たらただのハーレムじゃないか。
   もてない男子が見たら絶対キレるよ」

小椋「うっさいわよ望月。恒一君のことを悪く言わないで!!」

恒一(いつの間にか親しげな呼び方に……)

恒一「そういう望月だって相当な美少年じゃないか。
   言い方が悪いけど、下手な女子より可愛いよね?
   女に困らなそうな君に嫉妬されるっておかしくない?」

望月「僕はその辺の女子にはあんまり興味ないんだ。
    何度も言ってるけど三神先生以外はアウトオブ眼中!!」

松井「美術教師にセクハラして逮捕された少年は
    そのように供述しており、犯行の動機は今だに不明です」

望月「ええい、くだらないこと言ってるんじゃない!!」

恒一「アウトオブ眼中ってこの時期は確かに流行ってそうだよね」

小椋「そうかしら? どっちかっていうと二千年以降じゃない?」

望月「おいそこ。僕のこと無視しないで!!」

恒一「確かに望月は可愛いな。泣きそうになってるし」

小椋「顔だけは無駄に整ってるわよね。女から見ても可愛いもん」

望月「そんなお世辞言われても誤魔化されないよ!!」

支援

恒一「いやいや。お世辞じゃないって」

松井「ぶっちゃけ榊原君が転校してこなければ
   うちの男子で一番なんじゃないですか容姿的に」

小椋「そうね。最近は可愛い系の男子が人気だからね」

恒一「褒められてよかったね望月。じゃあ僕たちは先を急ぐから」

望月「待てよ卑怯者!! そんなんで騙されるか!! もう許さないぞ!!」

恒一「じゃあ怜子さんが無理やりくれたパンツあげるよ」

望月「な……んだって?」

恒一「間違いなく本物だよ。君なら匂いを嗅げば分かるだろ?」

手渡すと、しばらく呆然とする望月。

望月「……」

恒一「どうだい?」

望月「いってらっしゃいませ旦那様。お嬢様方」

あっさり懐柔されたな

曲がりなりにも身体を奪われてるのにそれでいいのか?

もっちーの追撃を逃れた三人。
野外にいるとやたら目立つので、屋内へと移動。

小椋「隠れるならどこがいいかしら?」

恒一「うーん。倉庫とかかな?」

松井「私たちが普段使ってない新校舎の方に行ってみませんか」

小椋「おっけー」

とっくに下校時間になってるで、人は少ない。
文科系の部活はとうに終わってるで、吹奏楽部の
活動部屋に入った。いわゆる音楽室だ。

松井「バッハの肖像って目立つよねぇ」

小椋「なんでこの時代の作曲家って髪がくるくるしてるのかしら?」

江藤「たぶん流行でしょうね。貴族の権威を表していたのよ」

鳴「バッハ先生をバカにすると痛い目見るよ」

眼帯お化けか
つまらなくなってきたな

恒一「こんにちわ江藤さんに見崎。
    この時間だと、こんばんわのが正しいかな?」

江藤「どっちでもいいわよ榊原。元気そうで何よりだわ」

鳴「まったく焦ってないところはさすがだね。
   ここまで冷静だと、どこかで訓練された兵隊みたい」

恒一「ごく普通の中学生だよ。趣味はホラー小説を読むことなんだ」

鳴「どうでもいい情報をありがとう」

江藤「で、覚悟はできてるんでしょうね?
   五体満足じゃ帰さないわよ?」

小椋「させないわ!!」

松井「うぅ……榊原君には指一本触れさせないんだから!!」

恒一「うん。でもその前に誰かピアノでも弾いてくれないかな?
   モーツァルトのピアノソナタ13番が聴きたい」

多々良「それなら私の出番ですね。
    ピアノは小さいころから習ってますから」

恒一「さすがだね多々良さん。この作品はいきなり
    登場してくる人が多いからあせるよ」

江藤「ものすごく冷静じゃない」

恒一「いや、これでも内心びびりまくりなんだ。
   入院生活が長かったから度胸がついたのかな?」

鳴「榊原君は初め病院で会ったよね。本当はメインヒロインの
   私と結ばれるのが正しい選択なの。なのにあんなBBAと駆け落ち
   するなんてどうかしてるよ」

小椋「今不愉快な言葉が聞こえたわね。
    誰がメインヒロインですって?」

鳴「私だけど? 私からすれば小椋さんの存在自体が不愉快かな」

恒一「見崎。人の悪口を言っちゃダメじゃないか。
    そういうのは人として最悪だぞ」

江藤「最低を極めてるあんたに言われるなんて心外だと思うわよ」

鳴「違う。榊原君は周りの人に騙されてるだけ。
   本当はすごく面倒見がよくていい人」

恒一「照れるなぁ/// じゃあ逃がしてくれる?」

鳴「それは駄目。裁判にかけて罪を償わいと」

恒一「あの時から思ってたんだけどさ、
   君らの裁判って弁護側の発言力皆無だよね?」

多々良「ばれてましたか。実は開催する前からあなたの
    有罪が確定してました」

恒一「それじゃ裁判する意味ないじゃん!!」

多々良「何事も形から入ることが大切なんですよ」

恒一「完全に意味不明だよ。多々良さんって大人しそうな人だと
    思ってただけに裏切られたような気分だよ」

まあ即興でここまでかけるのもある意味才能か、出来はともかく

え?
弁護側はクラスで一番優秀な人だっただろ

松井「ひとって見かけによらないんだよねぇ」

小椋「こういう清楚そうな女に限ってビッチだったりするのよ」

多々良「あらあら。聞き捨てなりませんね。
    血だらけで地に伏せたいんですか小椋さん」

小椋「それはあんたの方でしょ!!」

恒一「まあまあ落ち着いてよ二人とも。
   クラストップレベルの美人さんたちが
   争うなんてもったいないよ」

多々良「……なにを言ってるんですか」

小椋「ちょっと恒一君。こんな女を褒めちゃ駄目よ」

恒一「正直な感想を言っただけだよ」

多々良「お世辞を言ったって無駄ですよ。
     あなたは法廷で裁かれる運命なんです」

鳴「それより気になったことが。
  小椋さんが榊原君のこと下の名前で呼んでる」

江藤「あんた、また新しい女を手に入れたのね?
   なんて節操のない奴なの」

小椋「恒一君はそんなことする人じゃないわよ!!
   あんたたちこそ本当の恒一君を知らないくせに
   悪く言わないでよ!!」

多々良「やれやれ。話をしても平行線をたどるだけですね」

黒髪の乙女が武器を取り出そうとしたとき、扉が開く。

風見「その通りだよ多々良さん。彼らには話が通じない」

桜木「転校してきたときはいい人だって信じてたのに。
    あなたには本当に裏切られましたよ榊原君」

恒一「あっ、どうもこんばんわ風見夫妻。もうすぐ夕飯の時間だね。
    そろそろ家に帰って夕飯の支度してもいいかな?」

多々良さんが活躍してる
できるな

江藤「帰すわけないでしょ!!」

桜木「この超マイペースぶり。
    四面楚歌なのに全く焦らないとは」

風見「これが奴の作戦なんだよ。
   まともに相手したらこっちの負けだぞ」

恒一「はぁ。早く家帰ってお風呂入りたいなぁ」

鳴「一緒に入る?」

恒一「いやだ」

鳴「……」

風見「茶番はもういい。状況を見てみろ榊原君。
   僕たちは五人。そしてそっちは三人だ。
   君たちが劣勢なのは明らかだな?」

松井「うぅ……誰か助けてよぉ」

小椋「……くっ。たしかに多勢に無勢ね。かなり苦しくなってきたわ

多々良「榊原君。男女のクラス委員長もこの場にいます。
     そこで一つ妥協案を考えてあげましょう」

恒一「それって僕にとっていいこと?」

多々良「最後まで聞いてください。私への永遠の愛を誓って
     くだされば、あなたを無実にしてあげましょう」

風見「バカな!!」

桜木「委員長の許しもなしにそんな横暴が
    まかり通ると思ってるのですか!?」

多々良「お二人の恥ずかしいシーンを収めた写真がここに」

風見・桜木「なっ……」

何枚かの写真は、二人の社会的抹殺を意味するほどの
内容を写していた。しかも自宅のPCに予備が保管してあるとのこと。

多々良さんww

恒一「いくつか質問してもいかな?」

多々良「どうぞ?」ニコ

恒一「今まで多々良さんが僕に惚れてるような
    描写ってあったっけ? むしろ思いっきり
    嫌われてる気がするんだけど」

多々良「クーデレ。これだけ言えばわかるでしょう?
     さっきは容姿を褒めていただきました」

恒一「あーなるほど。そういう人種だったのか」

小椋「騙されちゃだめよ恒一君!! この女のことだから
    恒一君を地下に閉じ込めて監禁とかするわよ!!」

多々良「そんな物騒なことしませんよ?」ニコ

松井(うわぁ。笑顔が怖い。リアルでやってきそー)

鳴「榊原君ってまさか多々良さんみたいなタイプが
   好みとか言わないよね?」

恒一「うーん。特別にこういう容姿が好きってのはないかな?

    ロングもストレートもどっちも好きだし。ただ小椋さんと
    多々良さんが美人だって言ったのは本心だよ」

小椋「もう……皆の前で言われたら照れるじゃない///」

多々良「うふふ……ありがとうございます///」

鳴「私はタイプじゃないの?」

風見「榊原君、僕のゆかりに手を出したら、ただじゃおかないからね?」

恒一「さすがの僕もそこまでしないよ」

多々良「風見君。今私が榊原君と話してますから。ね?」ニコ

風見「ひぃい!!」

松井(なにこの分かりやすい力関係。クラス委員情けないなぁ)

支援

多々良「で、返事はどうなんですか榊原君」

恒一「ちょっと地雷っぽいから迷うなって思うんだ」

多々良「はっきり言いますね。私が怖いですか?」

恒一「殺気が尋常ではないね」

多々良「大丈夫ですよ。これは人を脅すための殺気ですから。
    榊原君と愛し合う時は使いませんよ?」

恒一(これは困った。無実にしてくれるのは悪くない取引

    なんだけど、多々良さんは病んでる気配がある。
    この人はたぶん内にため込むタイプの人だね。
   開放的な小椋さんとは真逆だと思う)

多々良「考え事ですか?」

恒一「うん。ちょっと待ってて」

恒一(すでにクラス委員長二人を買収済み。
   権力としてみても多々良さんは相当強い。
   ぜひともその力は利用させてもらいたんだけど、
   ここまで一緒に戦ってきた小椋さんや松井さんを
   裏切ることになる)

多々良「ずいぶん長い考え事ですね。
     でも私、榊原君を信じてますから」

恒一(こういう言動がなんか怖いんだよね。たとえるなら
   お見合いしたんだけど相手の素性が知れないような感じ?
   もしくは結婚して二年目にして妻の秘密の過去が明らかに
   なっときの旦那の心境かな。とにかくどうしよう)

小椋「迷う必要なんかないわよ。こんな奴の言うことを聞いたら
    泥沼にはまるわよ。クラス委員を脅すなんて尋常じゃないわ」

松井「そうだよぉ。あせらないで冷静に考えようよ榊原君」

恒一「でも風見の言うとおり、状況は劣勢なんだ。
    多々良さんの要求を飲まなければ君たちまで
    捕えられてしまう……ん?」

多々良「考えてることは分かりますよ。榊原君が私と
     の条件を飲んだ場合の小椋さんと松井さんの
     安否が保証できないと言いたいんでしょう?」

恒一「実に鋭い洞察だね。驚いたよ」

多々良「私は榊原君に嫌われたくありませんから、お二人は
     もちろん裁判にはかけませんし、傷つけることもありません」

恒一(それが本当だったらの話だけどね。どこまで信用できるのかな)

恒一「仮に僕が断わったら二人はどうなる?」

多々良「言わなくてもわかるでしょう?」ニコ

支援

>>1 戻ってこい

寝たか

はよ

月曜が

恒一(くっ……仕方ない、ここは要求通りに…)

ババババババババ…

恒一(?なんだこの音…ヘリコプター?……だんだん近づいてくる!?)

パリンッ ブシューッ

多々良「きゃっ!?」

恒一「煙幕!?」

??「恒一くんっ、こっちよ!」

恒一「その声は、赤沢さん!?」ダッ

小椋「恒一くん!?どこにいるの!?」

松井「何も見えない~」

赤沢「急いでっ!」

恒一「これは!?」

赤沢「赤沢家の自家用ヘリよ。早く乗って!」

恒一「助かるっ!」

多々良「しまっ…」

おや?

今更過ぎるが、これ新スレ立ててやったほうが良くなかったか?

赤沢「いいわよっ!出して!」

操縦士「了解!」

多々良「おのれぇ……」

ババババババババ……

赤沢「ふぅ…これでとりあえず一安心ね。」

恒一(勢いで乗ってしまったけど、小椋さんたちを置いてきてしまった…
    大丈夫だろうか……さすがに命の危険はないと思うけど……)

赤沢「恒一くん、大丈夫?怪我はない?」

恒一「…うん、問題ないよ。」

赤沢「そう、よかった。」ホッ

恒一「ありがとう、助かったよ。」

赤沢「いいのよ、気にしないで。私たちの仲じゃない。」

恒一「えっ?」

赤沢「私、恒一くんが告白してくれて、とても嬉しかったわ。両想いだって分かったんですもの。」

恒一(そうか、そういえば赤沢さんと付き合ってるって嘘ついたんだっけ…)

赤沢「これからよろしくね、恒一くん♪」

誰か続き書いて。寝る。

外山恒一でお送りしております。

おい

恒一っていったら外山恒一しか知らないんだが

おい最後まで書ききれよ ほ

もっと怜子さんとイチャラブ系のないのか

怜子「恒一くん、もう安定期に入ったし、久しぶりに、その、シよっか///」

恒一「れ、怜子さん!」ガバッ

怜子「んむっ!キスは、ちゅ、じゅるるるる、すごくじょうたちゅ、したね」

恒一「ぷはっ、もう入れたい、我慢できない」ギンギン

怜子(ふわあ、わたしをオンナにしたチ○ポ、逞し過ぎるよぉ。お腹キュンキュンする)
  「だめよっ、もうちょっと濡らさないとアソコ痛くなっちゃうから」

恒一「前戯しなくてもこんなに濡れてるくせに」ズプッ パンパン

怜子「やんっ、お腹の赤ちゃんビックリしちゃう」グッチョグッチョ

恒一「甥っ子を睡眠レイプしちゃう淫乱な母親だって知ったら、
   子供はもっとびっくりしちゃいますよ」パンパン
   
怜子「やあっ、言わないでぇ、恒一だけっ、エッチになるのは恒一の前だけなのぉ」


みたいな怜子さんとラブラブHする話とおもったら、なんだこれ

お前が書くんだ

>>206
はよ

>>206
書いてくれ頼む!
でもいい加減スレ立て直したら?

最後まで諦めないとか言ってたクセに寝やがったのか

>>193から

恒一(…まあ、それも悪くないか。赤沢さんは美人だし、僕を好いてくれている。僕だって赤沢さんのことは嫌いじゃない。それで十分じゃないか。)
    
赤沢「…恒一くん?」

恒一「…うん。よろしくね、赤沢さん。」

赤沢「泉美って、呼んで?///」

恒一「…泉美。」

赤沢「///ふふっ♪」

恒一(…嘘から出たまこと、か…)

恒一「それで、これからどうしようか?」

赤沢「ウチの別荘に行きましょう。赤沢家の人間以外は誰も場所を知らないし、隠れるには絶好の場所よ。」

恒一「それは良い提案だね。…楽しみだな。」

赤沢「ええ、期待していてね♪」

恒一(これから先、様々な困難が二人を待っているだろう。…でも、きっと乗り越えられる。そんな確信めいたものを感じるんだ。そう、泉美と一緒なら、きっと…)

終わり

よし、これでこのスレはおしまい。後は>>206が新しく立ててくれます、きっと。


            /ヽ       /ヽ
            /  ヽ      /  ヽ
  ______ /     ヽ__/     ヽ
  | ____ /           :::::::::::::::\
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  | |       |  ●      ●    ::::::::::::::|
  | |      .|             :::::::::::::|

  | |       |   (__人__丿  .....:::::::::::::::::::/
  | |____ ヽ      .....:::::::::::::::::::::::<

  └___/ ̄ ̄       :::::::::::::::::::::::::|
  |\    |            :::::::::::::::::::::::|
  \ \  \___       ::::::::::::::::::::::::

あのー。昨日の作者なんだけど起きちまったぞ
なんでこのスレ残ってんだよ!!

夢落ちにして>>43からかけばいい

>>215
>>183から続きどうぞ

家事しないといけないんだ。待っててくれる?

>>183

恒一(松井さんと小椋さんを死なせるわけにはいかないぞ)

松井「多々良さん鬼畜すぎだよぉ」

多々良「うるさいですね。こっちだってイライラしてるんです」

小椋「三神先生のことね?」

多々良「そうです。妊娠だなんて信じられません。
     あんなくだらない流言で榊原が苦しめられるなんて間違ってます」

恒一「嘘だって分かってるんじゃないか!!」

多々良「初めから気づいてましたよ?」

怜子「まだ残ってる生徒がいたの?
   こんなとこで何してるのよみんな」

風見(三神先生きたああああああ!!)

桜木(これは修羅場ktkrかしら?)

怜子「あなたたち、下校時刻はとっくにすぎてるのよ!?
    しかもここ新校舎じゃない」

恒一「いやいや。僕を捕まえるよう指示したのはあなたでしょ!?
    よくこの現場にほいほい出てこますよね」

小椋「先生の嘘のせいでみんなキャラ崩壊してるんですよ?
    なんとかしてください」

多々良「先生。あれは嘘だったんですよね?」

怜子「本当だけど? >>1がそう書いてるじゃない」

恒一「>>1なんてことしてくれたんだ。しかも途中で投げ出すし。
    お腹の中にいるのってマジで僕の子供なんですか?」

怜子「そうだって言ってるでしょ♪
   物わかりの悪い子ね」

恒一「夢なら覚めてくれ」

鳴「でも相手が死者ならノーカンだよね。
  一年もしたら勝手に消えるし」

小椋「そ……そうよね!! 死者が妊娠するなんて間違ってるわ」

多々良「言われてみれば確かに死者でしたね」

怜子「なによ邪魔する気? このまま恒一君と
   イチャラブエンドを迎えたかったのに」

恒一「何度も言うけど甥と叔母ですから。近親ですから」

しえ

江藤「近親のエロシーンなんて見たい奴いるのかしら?」

                「はーい」

多々良「今変な声が聞こえましたね」

鳴「誰かの心の声だったのかな?」

恒一「いずれにせよ僕にとって最悪の事態だぞ?
   不可抗力にせよ、一人の女性を妊娠させてしまった。
   この事実だけは曲げようがない。責任を取らないといけないのか?」

風見(せ……責任だと? ということは二人はベッドの上で
   みだらに交じり合うのか? あぁんだめよ恒一きゅん、
   私たち教師と生徒なのよぉ? でも先生のアソコはうれし
   そうによだれ垂らしてますよ? 大人しそうな顔してるくせに
   身体は正直なんですね。きてぇ恒一君!! 恒一君のデカマラもっと
   ぶちこんでぇ!!)

小椋「風見。全部口に出てるわよ?」

風見「」

恒一「風見君。見もふたもない言い方だけど、
    フルボッキするのは止めてくれ」

桜木「ズボンにテント張るのが趣味なんですか?」

風見「う、うるさい!! 君たちが変な話するからだ!!」

怜子「でも風見君はそういうこと期待してるんでしょ?」

風見「からかわないでくださいよ先生。
    教え子と教師がそういう関係になるのは倫理上間違ってます」

小椋「あれだけすさまじい妄想してたくせに何言ってんのよ」

多々良「でも間違ってるのは事実ですよね。三神先生。
     あるいはあなたを殺してしまえば、今年の災厄も
     防げますし、恒一君との事実もなくなります」スチャ

怜子「何をする気!?」

多々良「簡単ですよ。漫画版で見崎さんが持ってたツルハシ?
     的なもので頭を殴るんです」

松井「へぇ? それって超修羅場じゃない?
    物語のクライマックスシーン的なノリ?」

怜子「待ちなさい!! 今年はかなり安全な年よ!?
    うちのクラスで死人とか出てないじゃない!!」
 
恒一「高林君や桜木さんも生きてるしね」

小椋「その代り恒一君に迷惑をかけたわ。
    これだけで万死に値するわね」

鳴「死者を死に返せ」

怜子「あんたたち眼が正気じゃないわ!!
    私の名はスレタイにも書いてあるのよ!?
    私が死んだら物語として成立しなくなるわ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さあ、飯の時間だ

ふむ

素晴らしい

千曳「おや。どうやら修羅場ってるようだね」ガラッ

恒一「こんばんわ千曳さん。もう夜の八時ですよ。
    帰りたいんですけど、この人たちが帰してくれないんです」

怜子「なにすました顔してるんですか千曳さん!!
    私コロサレそうなんです」

多々良「邪魔しに来たんですか?」ギロ

千曳「ふむ。尋常ではないね」

松井「ほんとうに尋常じゃじゃないよぉ。
    先生に連行された杏子は無事なのかな?」

千曳「彼女なら帰ったよ。装甲車は自衛隊に返還されたそうだ」

松井「ちぇ。せっかく盗んできたのに」

というか>>1は別に投げ出してなくね?

風見「いや待て。夜見北の近くに自衛隊の基地とかないだろ」

怜子「それ以上にどうやったら盗めるのよ」

松井「難しいことは可愛さでカバーしちゃった☆」

恒一(か、かわいい……)

鳴「榊原君、鼻血でてるよ?」

多々良「榊原君はロリコンだったんですか?」

恒一「違うよ!! てか松井さんが好きだとロリコンになるの!?」

千曳「ロリコンで問題ないだろうね。
    関係ないけど>>1は話を終わらせてるね。謝罪しよう。
    で、話を戻すが、赤沢さんが君を探してるようだ。なんでも未来の
    旦那さんとか言ってたぞ。いつの間に婚約したんだね?」

恒一「そんな事実は一切ありません!!」

千曳「しかし赤沢さんはかなり本気だったよ。
    すでに両親への説得の段階に入ってるようだ」

風見「赤沢エンドフラグきたああ!! てことは夜はベッドで?」

風見(……)

千曳「風見君。いきなり前かがみになってどうしたね?」

風見「恒例の妄想ですよ。僕の脳内では赤沢さんは裸です。
    ちなみに恒一君になら見られても恥ずかしくないわと言い、
    キスを迫ってます。交じり合う肌。赤沢さんは想像以上に
    巨乳でした。張りのある肌、艶やかな唇。我慢できなくなった
    榊原君はいきり立って赤沢さんを押し倒し……以下略」

恒一「おぉ。今度は堂々としてるな」

小椋「なんという変態なの。
    こんな奴がクラス委員なんて信じられない」

松井「うちのクラスって変な人多いよねぇ」

恒一「僕、なんでこんなとこに転校してきちゃったんだろ」

鳴「私に会うためでしょ? 今日は一緒に帰ろうか。
   うちのお風呂に入りましょ?」

多々良「は?」

怜子「は?」

小椋「ああ?」

風見「なんと……一緒にお風呂だと?
    妄想が広がるじゃないか……」

桜木「もう妄想ネタ書くの疲れるんで止めてもらえませんか?」

千曳「じゃあ私が代わりに妄想しよう。まずバスタオルを
    まいた見崎さんがこう言う。背中流してあげるね
    榊原君。いつもお世話してもらってるからお礼がしたいの。
    すると榊原君はこう返すんだ(次のレスに続く)」

千曳「お礼なんてしなくていいのに。見崎にお弁当食べさせたり
    歯磨きしてあげてるのは僕の好きでやったことなんだから。
    見崎さんは頬を染める。でも私だって榊原君に何かしてあげたいの。
    一方的な関係じゃ恋人って言えないでしょ?」 

恒一「」

千曳「恋人。その言葉は魔法的な響きを持っていた。
    会話が止まり、お風呂場ではシャワーの音だけが響いている。
    先に口を開いたのは榊原君だった。もう身体は綺麗なったよ。
    ありがとう見崎。じゃあこの続きはベッドでする?
    それともここがいいかな?」

風見「妄想代行サービス始めました」

千曳「どんなサービスだいそれは?」

小椋「妄想ってレベルを超えてるでしょうが。
    よく即興でそこまで考えられますね。
    小説家にでもなった方がいいんじゃないですか?」

怜子「それより気になったことがあるわ。
    恒一キュンって見崎さんと仲が良かったけど、
    歯磨きまでしてあげる仲だったの?」

千曳「そうだよ」

恒一「勝手に答えないでください!!」

鳴「……恥ずかしい///」

恒一「なんで頬を染めてんの!? あんなの昔の話じゃないか!!」

松井「ふぅん? 今はもう見崎さんに気はないんだぁ?」

多々良「当然ですよね。榊原君はペットの世話する感覚で
     見崎さんと関わってたんですからね?」

江藤「いくらなんでも同級生をペット扱いって酷いわね」

千曳「榊原君は鬼畜だね」

恒一「そんなこと一度も思ってないから!!」

風見「クラスメイトを動物扱いするなんてとんでもない変態だ!!」バン

恒一「君に言われたくないよ!! さっきから僕の妄想しまくったくせに」

鳴「……榊原君。早く帰りましょ?」ズイズイ

江藤「あんたが積極的になると血を見るような展開になるわよ?
    いい加減学習しなさいよ」

怜子「最近の中学生ってこんなにみだれてるの?
    まるっきり変態の巣窟じゃない」

小椋「あんたの方が変態でしょ。
    今回の騒動の原因は先生じゃないですか」

千曳「そろそろ茶番を終わりにしてエロシーンとか
    始めたほうがいいんじゃないのかね?」

桜木「どこからの指令ですかそれ」

支援

鳴「なら私とのシーンにすればいい」ズイズイ

恒一「制服伸びちゃうから止めて!!」

怜子「はいはい。見崎さんはあとで生活指導の対象だからね。
    恒一君は自宅に帰らないとだめよ?」

千曳「それは問題があるぞ」

小椋「どんな?」

千曳「榊原君が自宅に帰ったら確実に怜子君に襲われる。
    つまり>>1が冒頭で書いたような展開がよみがえる」

多々良「近親シーンの再現ですか」

千曳「もちろんそれを望む人は多いだろう。
    ここで気になるのは、>>1がどういう意図で
    このスレを立てたかだ」

風見「怜子さんとのエッチなシーンは書かれていないな」

江藤「>>1の書いた内容は短いわ。
   そこから推し量るの難しいわね」

桜木「初めから誰かに任せるつもりで?」

恒一「そんな馬鹿な。近親シーンを書きたくなかったんだろう。
   逆レイプなんてかなり特殊なシチュだし」

千曳「実に興味深いね」

怜子「千曳さん、エッチです」

恒一(今のうちに逃げちゃお)タタタッ

廊下は真っ暗だった。夜の学校は不気味というけど、
確かにその通りだった。数メートル先さえ見えないのだから。

普段は旧校舎を使ってるから、新校舎は勝手がわからない。
音楽室は三階にあったから、一階へと降りる階段を探さねばならない。

恒一(くそっ。めんどくさいな)

急がないといけないのだが、暗いので慎重に階段を降りる。
一歩一歩降りるごとに心臓の音が高鳴る。

廊下から多々良の怒鳴り声が聞こえる。

恐怖で押しつぶされそうになるが、なんとか校庭へ出た。
しかし、門の前で刺客に見つかる。

杉浦「榊原じゃない。泉美ー、彼見つけたわよ」

赤沢「こういちキュン☆」

恒一(終わった……)

赤沢「恒一君の自宅に行ったら、まだ帰ってきてないって
    言われたの。だから探しに来ちゃった」

恒一(やばいぞマジで。この状態で逃げるとか無理じゃないか)

杉浦「私も忙しいのに泉美に協力させれたのよ?
    まったく手間をかけさせないでよ」

赤沢「うちの両親が恒一君に会いたいって言ってたわ。
    もちろん会いに来てくれるわよね?」

恒一(会えるわけないでしょ。小椋さんや松井さんとも
    フラグっぽいものを立てたんだぞ。
    第一、多々良さんや怜子さんに殺される)

杉浦「こいつ、冷や汗かいてるわよ」

赤沢「……おかしいわね。具合でも悪いの?」

恒一(今日は最悪の日だ。いっそ怜子さんと結ばれた方が幸せなのかも。
    でも僕には一歩を踏み出す勇気がないんだ)

支援

さっさと怜子さんとの濃密なエロシーン書くんだ

恒一「なんでもないんだよ? なんでも……あはは」

杉浦「どうみても怪しいわね」

赤沢「どうしちゃったのよ。嫌な夢でも見たの?」

恒一(嫌な夢なら今見てる最中だよ。まずどこへ泊まるべきか
    考えないと。自宅は論外。学校も駄目だな。赤沢さんの
    家に行くと結婚フラグ。でも金持ちだから豪邸なんだっけ? 
    うらやましいけど今はどうでもいいや)

赤沢「恒一君?」

恒一(見崎の家にいくと貞操を奪われ、松井さんの家にいっても
    ロクなことになりそうにない。すでに僕の人生がロクでもない。
    なら小椋さんの家はどうだ? でも以前の話でお邪魔したよね?
    お兄さんがいるらしいし、気まずい雰囲気になりそうだ)


赤沢「さっきから何考えてるの?」

杉浦「三神先生とのエロシーンを望まれてるわよ」

恒一「誰からだよ!!」

杉浦「さあね。言ってみただけ」

赤沢「私とのベッドシーンじゃ駄目なのかしら?」

恒一(君のことは嫌いじゃないけど、婚約とかされそうだから
    嫌なんだよ。僕まだ中学生なんだよ? それにいずれ
    東京に帰らないといけないんだし、ここは奇策で考えるべきか……)

prrrrr と恒一の携帯の着信メロディ

恒一(知らない番号だぞ? 罠だろうか?
    考えても無駄だ!! ええい出てしまえ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
親が仕事手伝えってうるさい。一時間くらい保守してなさい

 

 

保守

まだか

恒一(まず回想から話そうと思う。あの電話は有田さんから
   だった。榊原擁護派の彼女は、僕を救出するために
   かくまってくれるそうだ。で、こんな状態になっちゃった)

有田家 有田さんの部屋

有田「えへへ。ごめんね急に呼び出しちゃって」

恒一「全然気にしてないよ。むしろ僕の方こそ迷惑じゃないかな?」

有田(迷惑なわけないでしょ。ピンチだった恒一君を救っちゃったんだよ?
    これってすごいフラグ立つよね? めちゃチャンスだよね?
    関係ないけど、めちゃチャンスって発音しにくいよね?)

恒一「さて、もう夕飯も食べたし、お風呂でも入ろうかな」

有田「……ねえ、もし嫌じゃなかったら、一緒に入ろっか?」

恒一(うっ……今さらだけどこれ以上別の女の子と
   フラグを立てるのはまずいぞ。いやすでに立ってるのか?
   有田さんの裸を想像したら僕のアソコも立ってる?)

有田(きゃ……恒一君に大胆なこと言っちゃった。私たちまだ
   中学生なのに。一緒にお風呂入るだなんて進みすぎだよね?)

恒一(でも泊めてもらってるんだぞ? 文句言える立場じゃない。
   夕食中有田さんの父親に睨まれちゃったけど、母親は
   結構乗り気だったな。ん? そうだよ。
   若い男女が一緒に風呂に入るなんて親が許すはずないだろ)

恥ずかしい妄想をしてるのか、
ベッドの上にバタ足してる有田に話しかける。

恒一「その、言いにくいんだけど、
   有田さんのお父さんとかが怒るんじゃないのかな?」

有田「両親ならとっくに寝てるよ?」

猫柄の時計を見ると、十一時だった。

恒一(もう寝てるのかよ。早いな有田さんの両親は。まるで僕と
   有田さんが結ばれる運命みたいになってきたぞ?
   スレタイとかどうするんだよ)

有田「もしかして私となんて嫌だった?」

恒一「そんなことないよ!! 赤沢さんに狙われてピンチだった
   僕を救ってくれた人だもん。嫌いなわけないじゃないか。
   むしろ僕なんかが有田さんに好かれて申し訳ないくらいだよ」

有田(よかった。恒一君には嫌われてなかったみたい。
   ここまで仲良くなったんだから下の名前で呼んでもいいよね?)

恒一「全部口に出てるよ有田さん。僕のことなら好きに呼んでいいからね」

成り行きに身を任せ、お風呂場へ移動した二人。
バスタオルを羽織った有田と、全裸の恒一である。

有田「ねぇ恒一君、生理が来ないんだけど…」

こうなるのか

恒一・有田(緊張するなぁ)

想像してみてほしい。普段ほとんど話したことのない
クラスメイト二人が、同じお風呂場にいるのである。

付き合ってないし、友達でもなかった。
裸のお付き合い。それを経験するには、まだ早すぎる段階だった。

有田(どうしよう恒一君の裸見ちゃった///
   私もタオル外した方がいいのかな?)

恒一(いったい何をやってるんだろうね僕は。
   うれしい以上に恥ずかしいよ。異性の前で
   裸をさらすのがこんなに恥ずかしかったなんて
   知らなかった……。有田さんの肌きれいだな)

有田「こうしてると夫婦みたいだよね。体洗いっこしようか?」

恒一「うん……///」(夫婦か。たまには悪くないかも)

ボディソープをナイロンタワシに染み込ませ、
恒一の背中を洗っていく有田。女の子の
柔らかい手つきを直に感じ、衝撃走る。

恒一「あっ」

有田「ごめんね。痛かった?」

恒一「そうじゃないんだ。有田さんの洗い方がやさしかったから
   びっくりして声出しちゃっただけ。遠慮なく続けてね」

有田「うん」

ゴシゴシ

泡立つ音が聞こえるほど、あたりは静かだった。
両親はとっくに寝てると有田が言った。
若すぎる二人の身体と身体のお付き合いは、
清いままではいられなかった。

恒一「ごめんね。はっきり言うともう限界なんだ」

メタメタな

そう言い、唇を奪う。

一瞬の動作だった。

有田(恒一君の方からキスされちゃった……)

恒一(しまった……つい暴走を)

有田(もっとほしい)

恒一(だめだ。これ以上進んだら)

有田「好きにして?」

恒一(今のは聴き間違えだ)

有田「逃げないで。私を見て」

キスのあと、眼を閉じて考え事をしていた恒一。
再び目を開ける。視界に入った有田はバスタオルを外していた。

有田「っ……」

衝動的に抱きしめ、唇を重ねた。
今度は一瞬だけじゃない。

その感触と味をしっかり堪能する。
簡単には離さなかった。

有田(恒一君……好き……)

体が密着すると泡で白く染まる。
湯気がもくもくと立っていて幻想的な空間だった。
思考能力さえマヒさせてしまうほどに。

恒一「君が誘惑したのがいけないんだからね?
   今度は有田さんの身体を洗ってあげる。
   汚れてることはどこかな? ここかい?」

有田「んっ……そこはだめぇ……」

ひゅう

有田さんきたあああああ

成長途中の胸を洗い、脇の下に石鹸をすべらせる。
うなじや背中、太ももや足の間なども触る。
もはやただの愛撫となっていた。

有田「んっ……いいよ恒一君っ……」

恒一「きれいだよ有田さん。すごくきれいだ……」

有田「体中が熱いの」

恒一「興奮してる証拠だよ。僕もすっごくドキドキしてる」

一方的なレイプとは違う、同意の上での情事。
恒一が初めて味わう悦びだった。

発情した有田の吐息を感じ、さらに次のステップへと進む。
見つめあい、抱きしめあった状態で挿入を始める。

有田「んあっ……すごっ……いよぉ……これぇ……」

恒一「はぁはぁ……」

有田「もっとぉ……もっと恒一君の……ほしいよぉ……」

シャワーはまだ出しっぱなしだった。
対面座位で交じり合う二人には関係のないことだったが、
流れるお湯の音が二人の声をかき消してくれる。

有田「ふああっ……んああっ……」

恒一「こんなに……違うんだね……気持ちがつながるってのは……」

有田「うん……私たち……愛し合ってるからね……」

情熱的な行為は時間の流れさえ止めてしまう。
恒一に明日からのことなんて考える余裕はなかった。
ただ相手の存在を感じ、認め合いたい。それだけを考えていた。 

まだあったのか  良いとこじゃないか

有田「もうきちゃうよぉ……」

いっそう吐息が熱くなる。

濡れそぼった彼女の髪が顔にかかる。
吐く息とは対照的に冷たかった。

有田は恒一のことを抱きしめて離さない。
それが自分の存在を認めてくれるみたいでうれしかった。

有田「すきぃ……だいすきだよぉ……!!」

呼べば返事を返してくれるような存在。
交じり合うとはこういうことなのかと恒一は感じた。

人は誰かに認めてほしいのだ。
そうじゃないと安心できない。
そういう寂しい生き物として生まれてしまったから。

行為が終わってから同じベッドで横になった。
時計を見てこんなに時間が過ぎてたのかと驚く。
互いの顔を見ながら安らかな眠りについた。

朝になった。自分の家じゃないことに気づくと
猛烈に恥ずかしくなる恒一。昨日の情事を鮮明に
覚えていたからだ。

有田「おはよ」

恒一「うん」

気まずいのは有田も同様だった。
今日も一日学校で授業を受けねばならない。

恒一とはすでにクラスメイトとしての段階を超えてしまった。
女としてはうれしいことなのだが、
冷静になるとすごいことをしちゃったと恥ずかしくなる。
どの顔で皆に会えばいいのか分からなかった。

水野「今日は二人で一緒に登校かよ。見せつけてくれるぜ」

中尾「榊原どんだけ女にもてるんだよ。はじけちまえ」

猿田「ぬぬぬ。いつのまに有田とそんな仲に。油断できないぞな」

二人で一緒に登校したら、やっぱり皆にばれてしまった。
否定しも無駄だった。こうなったら、あとはロクなことにならない。

朝のHRが始まる。久保寺先生の代わりに三神怜子が壇上に立つ。

怜子「今日は久保寺先生はお休みだそうです。ですので
   HRは中止にして、榊原君について話し合おうと思います」

恒一「先生。話が全然繋がってません。真面目にHRしてください」

怜子「彼は昨夜、自宅に帰ってきませんでした」

恒一「聞いてないし」

支援

風見「先生!! 彼は昨夜どこに泊まったのでしょう!?」

怜子「そこはどうでもいいです」

猿田「どうでもいいのか!?」

怜子「問題なのは彼が私からの再三の要求を無視し、
   フラグをへし折ったことです。スレタイの内容に
   反しました。みなさんはどう思いますか?
   >>1の心境になって考えてみてください」

高林「フェアじゃないね」

佐藤「ふえぇ。でも近親相姦はいけないよぉ。
   描写するのも大変そうだし」

水野「でもみんなが望んでたんじゃねえのか?」

望月「書くだけの技量があるなら、なぜ僕と三神先生の
   イチャラブを書かないんだ!?」

勅使河原「先生が逆レイプしたのがまずかったんですよ。
      男は逆レイプされると女性不振になるそうですよ。
      サカキだって辛かったと思います」

辻井「法律的にいったら裁かれるのは先生のほうですね」

中尾「でも死者って裁かれる対象じゃねえだろ」

王子「でも妊娠したのってまずくない?」

松井「うふふ。これって朝っぱらからする話かしら?」

金木「そうねぇ。たまにはいいんじゃない?
    エッチな話で盛り上がるのも素敵な朝よね」

怜子「レズカポー真面目に話し合いなさい」

松井・金木「はーい♪」

恒一(あの二人はいつも通りか。僕も人のこと言えないけど、
    なんてマイペースなやつらなんだ)

望月「書いた分量に対して、あきらかにエロシーンが足らな過ぎる!!」

怜子「それは作品に対する苦情ですね」

風見「だから安易に三神先生のエロを望むってのか?」

望月「そうだよ!! ただし僕とのだけどね」

江藤「うちの男子って最低ね」

綾野「望月君のキャラおかしくなってるよね」

小椋「あいつは昨日からおかしかったわよ」

恒一「やれやれ。望月の年上好きにも困ったもんだ」

水野「こうなったのもおまえのせいだろ。
    なんで昨日三神先生とセックスしなかったんだ?」

恒一「先生となんて無理に決まってるだろ。血もつながってるんだし」

支援

無理じゃねぇよ 怜子さんもこうなったら反省したふりしてまた睡眠薬使って襲えよ

水野「無理じゃねぇよ 怜子さんもこうなったら
   反省したふりしてまた睡眠薬使って襲えよ」

小椋「水野も過激なこと言うわね」

怜子「睡眠薬を使われるのは気に入りませんが、
   悪くない案です」

恒一「どんだけ年が離れてると思ってんだよ?
   僕の方から襲うなんて無茶だよ」

鳴「……」

怜子「おや? 見崎さんが何か言いたそうな顔してますね」

恒一「見崎、どうした? 言いたいことがあるならはっきり言ってくれ」

水野「無理じゃねぇよ 怜子さんもこうなったら
    反省したふりしてまた睡眠薬使って襲えよ」

怜子「でもそんなことしたらまた嫌われちゃいます。
    それより先生を呼び捨てですか水野君?」

水野「すみません」

恒一「何が睡眠薬だ。
    また襲われるなんて冗談じゃないよ」

鳴「……」

怜子「おや? 見崎さんが何か言いたそうな顔してますね」

恒一「見崎、どうした? 言いたいことがあるならはっきり言ってくれ」

松井「我慢しないで早くイっちゃいなよ?」

金木「ちょっとぉ~。それじゃ意味が違うでしょ?」

松井・金木「キャハハ♪」

恒一(あの人たちマジでうざいな。
    でも無駄に顔だけは良いから始末に負えない)

鳴「じゃあ言うね。赤沢さんと多々良さんがキレてる」

赤沢「昨日は逃げてどこへ行ってたのよ恒一君?
    私からの誘いを断るなんて尋常じゃないわ」

多々良「まだ昨日の返事を聞いてませんでした。
     覚悟はできてるんですよね?」

恒一(心地いい殺気だね。修羅場再びか。
    この状態で誰かとイチャラブするとか難しいぞ)

怜子「榊原君。彼女らの問いに答えてください。
    質問に答えない場合は先生と強制ラブシーンへ突入です」

恒一「まずは赤沢さんの問いに答えます。
    有田さんの家にお邪魔してました!!」

怜子「ずいぶんはっきり暴露したわね。
    恥ずかしくないの?」

恒一「死ぬほど恥ずかしいに決まってるでしょ!! でも
    あなたとロクでもないシーンになるよりはマシですよ!!」

望月「違う!! 三神先生のエロは至高のエロだ!!
    その辺の学生とのエロとは違うんだ!!」

怜子「黙りなさい望月君。話の進行の邪魔です」

望月「はい……」ショボーン

怜子「では榊原君。多々良さんへの返答をお願います」

恒一「保留とさせてください!! 
    まだ多々良さんのことよく知らないので!!」

風見「なんてあやふやな回答だ。どこまで腐ったやつなんだ」

桜木「こんなふざけた問答に意味はあるんですか?」

怜子「話の進行上、重要な会議ですよ?」

恒一「ちくしょう。こんなの公開処刑じゃないか」

有田「恒一君……」

鳴「と浮気相手が男のことを心配そうに見つめるのだった」

有田「ナレーションしないで!!」

鳴「だってあなた、榊原君の浮気相手でしょ?」

有田「違うもん。昨日は真剣にあいしあっ……」

赤沢「ふぅん? おもしろいこと言うのねあなた」ギロ

有田「……」ゾクゾク

鳴「浮気相手は脅えました。そう。赤沢から放たれる殺気は、
  妻が浮気相手にするものだったからです。不倫は文化と
  いうけれど、された本人からすればたまったもんじゃありません」

有田「止めてよ見崎さん!!」

鳴「でもおもしろいから」

怜子「続けなさい」

鳴「有田は脅えました。しかし愛する男を守りたいという気持ちは
  強く、たとえ相手が悪の赤沢だとしても立ち向かおうと思いました。
  震える手を抑えながら、必死に男の所有権を主張するのです」

赤沢「まず倒すべきなのは有田さんのようね」

多々良「同感です」

小椋「何よこれ。もう話の体を成してないわ」

綾野「こうっちゃんクズすぎだよ……」

赤沢「先生!! 恒一君はクズなのでしょうか?」

怜子「違いますね。彼の周りにいる女どもはその限りじゃありませんが」

有田「そうですよ。巻き込まれタイプの主人公じゃないですか」

水野「いやおかしいだろ。
   榊原はどう考えてもクズだと思うんだが」

桜木「とんでもない転校生ですよ。今年の災厄は彼そのものですね」

風見(まだゆかりに手を出さないだけでも安心だがな)

小椋「先生も立派な屑じゃないですか。
   >>1が書いた内容の時点ですでにクズ決定ですもん」

王子「先生とフラグを立てなかった榊原君も悪いと思うけど」

恒一「なんで僕ってこんなに悪者扱いなんだろう。
    もう帰りたくなってきた」

綾野さん…

鳴「なら一緒に帰る?」

赤沢「は?」ギロ

多々良「何か言いましたか見崎さん?」ギロ

小椋「あんた、まだ恒一君のこと狙ってるの?」ギロ

鳴「と彼女らは私を睨みました。悪鬼のごとき形相です。
  彼女らの願いは一つ。有田という悪女から愛する
  恒一を取り戻したいということ」

怜子「あなたは本当にナレーションするの好きですね」

恒一「本当に帰っていいかな? 先生もふざけてちゃ
   授業にならないよ。家で自主学習してたほうがましだ」

中尾「勝手に帰れると思ってんのか?」

先生「そうですよ。おもしろそうだから最後まで
    話し合いを続けてください」

そう言うのは一時間目担当の数学教師だった。

恒一「ふざけないでくださいよ先生。
    僕は授業を受けに来たんです」

先生「あなたこそしっかりケジメをつけたらどうですか?
    自分で建てたフラグはきっちり回収しないといけません」

恒一「ぐぬぬ。なんで僕ばっかり……」

小椋「でも彼にだって選ぶ自由はありますよ!!
    くやしいけど、恒一君が松子を選んだなら
    それでいいじゃないですか」

恒一(小椋さん優しいな。僕のこと許してくれるんだ。
    今度生まれ変わったら小椋さんと結婚しよう)ジーン

鳴「三神先生!! 榊原君がいやらしい眼で小椋さんを見てます!!」

小椋「ちょ……///」

風見「無理に誘わないで相手の好意を誘致する作戦か。
    ラブコメがここまで高度化してるとは予想外だ」

怜子「小椋さんを一級フラグ建築士に任命します」

小椋「いりませんよそんな称号///」

綾野「顔が真っ赤だよ由美?」

小椋「う……これは風邪よ///」

有田(……私はすんごい複雑な気分だよ)

水野「有田の次は小椋かよ。どんだけ節操がないんだ」

猿田「カオスの極みぞな。修羅場系ラブコメはよそで
    やったほしかったぞい」

高林「本当に授業にならないよ。昨日みたいに
    裁判したほうがいいんじゃないの?
    そのほうがずっとフェアだよ」

杉浦「でも裁判って疲れるのよね。それにしても榊原もばかね。
    さっさと泉美と付き合っちゃえばよかったのに」

支援

恒一「選ぶのは個人の自由だよ」

杉浦「だからって浮気はよくないわ。
    昨日の会話を思い出してみなさい」

恒一「昨日何か言ったっけ?」

――僕、赤沢さんと実は付き合ってるんです(嘘)

杉浦「これを採用したでしょ? この時点で
    あんたは泉美フラグを立てたってわけ。
    泉美からしたらあんたは浮気してるだけのバカよ」

恒一(うわぁ。正論すぎて困る。
    今さら嘘だったなんて言えない……)

杉浦「あんたには複数の選択肢があるわ。泉美と結ばれるか。
    スレタイに従って三神先生とゴールするか。
    読者の期待を裏切って別の女の子とくっつくか」

もう有田さんでいいよ

赤沢「どうかしら。今なら許してあげるわよ恒一君?
    有田さんとはなんでもなかったのよね?」

恒一(有田さんとの一夜をなかったことにする気か。
   しかしこれ以上女の子を裏切るわけにはいかないぞ)

杉浦「あんたが優柔不断だと話がいつになっても終わらないわ」

恒一(なんで杉浦さんは正論しか言わないんだ。
    胃が痛くなってくる。これは何かのフラグなのか?
    僕が誰かと交われと誰かから指令が来てるのか?)

多々良「榊原君はあいかわらず考え事が好きですね。
     私の隣はいつでもフリーですよ?」

恒一(僕は慎重に考えるタイプなんだよ。
    相手が美人だからって騙されないぞ)

鳴「榊原君。私のお母さんもお婿さんが欲しいって言ってるよ?」

怜子「話は変わりますが、アンカとは実に興味深い文化です」

恒一(そうか!! その手があったか。どうせ僕一人の
    意見じゃ決められないし、ちょうどいいや)

有田「そわそわしてどうしたの?」

小椋「いい考えでも浮かんだのかしら」

恒一(まずは今日の寝床を確保しないとね。
    誰の家に泊まりに行けばいい? >>300
    まあ気に入れば何番でも採用するけどね)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

疲れた。飯食う。

ksk

松井さん

てっしー

水野姉

佐藤さん

スレタイ通り怜子さんでいいだろ

怜子さんでお願い

怜子さんでおk

ここまでやっといて怜子さんになったらそれはそれで不自然だろ
安価通りで

支援

合宿所に泊まるとか

恒一「すんごい何かひらめいたよ!!
   >>300も悪くないけど、>>306の発想がいい!!」

怜子「アンカはしっかり守ってください」

恒一「でもどの番号でもいいて言ったじゃないですか」

怜子「その合宿とやらで私は結ばれるんでしょうか?」

恒一「さあ? それは今後の展開次第でしょうね」

風見「じゃあ明日から合宿編にするぞ。文句ある人は?」

シーン

桜木「いないようですね。私が合宿に行けるなんて夢のようです」

高林「まあ災厄も起きてないし、合宿に行く意味ないけどね」

自分が合宿所って言い出して置いてなんだが、バトロワフラグだよな…これって

怜子「意味ならありますよ? 変態と化した甥を
   元に戻すために神社でお参りしましょう」

赤沢「そうね。大自然の中で心身を清めれば
   考え直してくれるでしょうし」

佐藤(私はフラグ立ったし……///)

小椋(てことは、まだあたしにもチャンスが……?)

綾野(最近のこういっちゃんはどうかしてるよ……。
   やっぱり私が助けてあげないとね)

風見「てわけだから今日は解散だね。
   もう授業とかどうでもいいよな?」

怜子「皆すみやかに帰宅して明日の準備に取り掛かってください。
   言うまでもなく全員参加ですから。
   休んだ人は留年させます」

恒一(ふぅ。やっと帰れるよ。自宅には荷物だけ取りに帰ろう)

乱交フラグだろ

まぁ、如何とでも転ぶな

自宅にて夕飯を済ませ、バッグに荷物を詰め込む恒一。
必要最低限のものだけだ。早くしないと怜子に捕まる。

時刻は夜の七時。

怜子「どこへ行くつもりなのかな?」

恒一「近所の本屋さんで立ち読みでもしようかなって」

怜子「なんで明日の荷物も一緒に持ってく必要があるのよ。
    誰かの家に泊まりに行くつもりでしょ?」

恒一「だってしょうがないでしょ!? 怜子さんが飢えた目で
    僕のこと狙ってるんですから!!」

怜子「キスするだけじゃない」

恒一「それだけじゃ済まないでしょうが!! 最後までヤル気でしょ!!」

怜子「んもう。聞き分けの悪い子ね」

夕飯食ったのかよ 終わったな

恒一「……怜子さん。頭撫でてあげますよ」ナデナデ

怜子「んなっ……///」

恒一「好きです。今までツンデレな態度とってすみませんでした。
    本当は怜子さんと結婚したいと思ってましたけど、死者だった
    から諦めたんです」

怜子「こういちきゅん……///」

恒一「はい。クロロホルム。そのまま寝ててくださいね?」

怜子「なっ……だましたのね……」バタッ

恒一「ごめんなさい叔母さん。僕はまだ父親にはなりたくないんです。
    僕の青春はまだまだこれからです。合宿で成長する僕を
    しっかり見ててください。今日もよその家で止まりますから」

夕食に睡眠薬が含まれてたのは知っていたから、解毒剤の注射を打ってる。
荷物を手に取り、自宅を後にする恒一。行き先はなんと小椋の家だった。

なぜ、小椋家なのか。
昨日と同じ有田家ではだめなのか?

その問いに恒一はこう答える。

恒一「有田さんの家はみんなにマークされてるからね。
    下手に殺し合いするより小椋さんの家のが安心だよ。
    さあ着いたぞ。緊張しながらピンポンを押すよ」

ピン ポーーーーン

小椋母「こんな時間に誰かしら? 敦志出てくれる?」

敦志「んだよ、ゲームやってたのにめんどくせえ」

小椋母「文句言ってないで早く出なさい」

敦志「へいへい。っておまえは!?」

恒一「初めまして。僕は由美さんの友達です。
    いきなりですけど泊めてくれませんか?」

しえん

敦志「なあああ!? 由美に彼氏がいたのかよ!?」

恒一「ちょ……声が大きいですよ。彼氏じゃありません。
    ちょっと家庭の事情で家に帰れないんです」

敦志「母さん!! 母さあああん!! 大変だああああ!!」

小椋母「まあまあ。これはとんだサプライズだわ。
     あとでお父さんにも報告しないとね♪」

敦志「早くお赤飯たかないと!!」

小椋母「孫の顔が見れるのはいつかしら!?」

恒一「あなたたち話が飛躍しすぎじゃないですか!?
    ただの友達って言ってるでしょうがああ!!」

由美「んー? さっきから何騒いでんのよ。誰か来てるの?」

風呂上がりの由美が、髪の毛をタオルでゴシゴシしながら
玄関に来た。お泊りスタイルの恒一を見て絶句する。

しえん

由美「恒一君……?」パサッ

衝撃のあまりタオルを落とす。

恒一「やあ小椋さん。今日も怜子さんが暴走しちゃってね。
    逃げてきちゃったんだよあはは。てわけで泊めてくれるかな?」

由美「うん!!」

敦志「おいおい聞いたかよ。下の名前で呼んでたぜ。
    どう見てもカップルだろ。由美にもついに春が来たか」

小椋母「由美ったらこんないい人捕まえるなんて隅に置けないわね」

由美「もう。うっさいわねー。とにかく恒一君は
    私の部屋に泊まるからね」

由美の部屋は女の子らしいこじんまりとした部屋だった。
可愛らしい小物やぬいぐるみなどが置かれてる。

俺得展開

綾野「こんばんわ」

恒一「……え? なぜ綾野さんがここに?」

由美「たまたま遊びに来てたのよ。
    三人なら退屈しないからちょうどいいでしょ?」

恒一(もちろん構わない。綾野さんもいれば間違いは
    おきないだろうしね。さすが綾野さんは聖人だな)

恒一「大歓迎だよ。眠くなるまでおしゃべりしよう」

綾野「じゃあいきなり核心をついていいかな?」

恒一(おや? 雲行きが怪しいぞ?)

由美「どうしたのよ彩?」

綾野「先生も言ってたけど、最近こういっちゃんのことが分からなくなったの。
    どうして次から次へと浮気みたいなことしてるの?」

3Pきたー

てっしーの家に泊まれば良いのでは……

由美「またその話を蒸し返すの!?
    いい加減にして!! 恒一君は何も悪くないじゃない!!」

綾野「でもどうしても聞きたかったの」ウルウル

恒一(綾野さん……)

綾野「だってこのまま合宿に参加してもどうせロクでもない
    展開になるのは目に見えてるもん」

恒一(そっか。綾野さんは僕のこと心配して言ってくれてるんだ。
    なんて素直で優しい娘なんだろう。演劇部の人は
    いい人ばかりじゃないか。赤沢さん以外はね)

恒一「怜子さんが一番の原因だけど、確かに僕も
    いい加減だったと思う。僕みたいな奴は寺にでも
    ブチ込まれて修行したほうがいいのかもね。
    今綾野さんに言われて自分の愚かさに改めて気づかされたよ」
 
綾野「ごめんね。そこまで落ち込まないで」

恒一「いいんだよ綾野さん。僕みたいなやつは説教されるくらいで
    ちょうどいいんだ。それに自分を見つめ直すいいきっかけに
    なったよ。クラスの奴らに言われたときはムカついたけど、
    綾野さんに言われたら全然嫌じゃないのから不思議だよ」

綾野「よかった。ようやくいつものこういっちゃんらしくなったね」

由美「やるじゃない彩。あんたも恒一君擁護派なのね」

綾野「どっかの次元の私がね、巨大ガラスの落下から助けてもらった
    ことがある気がするの。もちろんこういっちゃんにだよ?
    私、こういっちゃんは悪い人じゃないって信じてるの」

恒一(猛烈に感動して涙が出てきそう。僕はまだ生きてていいんだね?)

由美「だってさ恒一君。うれしいでしょ?」

恒一「うん!! これでまた明日からがんばれそうだ!!」

敦志「あー、おまえら明日合宿なんだって?」ガラッ

由美「ムードぶち壊しよ兄貴。入るときはノックしてよね」

支援

支援


敦志「へへ。悪い悪い。んで、その合宿とやらは
   保護者が参加してもいいのか?」

由美「まさか兄貴も来るつもり?」

敦志「由美のことが心配だからな。なんでも三組は
    変態の巣窟らしいじゃないか」

綾野(残念だけど否定できないよ)

恒一「もともと動機が不純な合宿ですからね。
    たぶん許可が下りると思いますよ?
    僕がメール送っておきます」

メール内容↓

『怜子さんへ。小椋さんのお兄さんも合宿に参加しますから。
 断わったらキスしてあげませんからね』

敦志「完璧なメール文だな。さすがは由美の彼氏だ」

きたか

これでショベルカーは回避か

由美「なっ……だから彼氏じゃないって」

敦志「ははは。照れるなよこいつ。
    お似合いの二人じゃないか」

綾野「私から見てもお似合いだと思うよ由美?」

由美「二人とも何言ってんのよ///」

綾野「こういっちゃんはどう思ってんの?」

恒一「ぼ……僕はその……///」

敦志「いやぁ青春だね。俺も学生だったころを思いだすぜ。
    もっともあのころは灰色の青春だったけどな」

綾野「実際恋愛が充実してる人ってあまりいないと思いますよ」

敦志「そうだな。付き合ってる奴らなんて一部の奴だけだったもんな」

このまま由美ちゃんENDか 怜子さん逆転ENDで

敦志を交えた四人での雑談は遅くまで続いた。
修羅と戦いながらの壮絶な日々を送っていた恒一にとって、
最高の安らぎとなった。明日からはまた地獄の一日になる。

そう言っていた綾野の言葉を思い出す。
だからこそ今だけは幸せな時を過ごさせてほしい。
恒一はそう思った。

敦志「もう遅いから寝るぞ。榊原君は俺の部屋で寝させるから」

恒一「期待を裏切っちゃってごめんね小椋さん」

小椋「気にしてないからいいわよ。
    明日は朝早いからすぐ寝るのが一番よね」

綾野「成り行きで私は由美の部屋で寝ることになったから。
    それじゃあまた明日」

バタン。由美の部屋の扉が閉まる。

ろうそくの灯が消えたような空しさを感じた。
不思議な感覚だったが、一日寝るともう忘れた。

しえ

翌朝は四人で仲良く登校してバスに乗る。
敦志は学校が懐かしいだのバス旅行自体が珍しいだのと
騒いでいた。普段外出する機会が少ないからだ。

由美「もう兄貴ったら恥ずかしいでしょ。騒ぎすぎよ」

敦志「でもマジ懐かしいって!!
    おまえも学校卒業してみれば分かるよ」

沙苗「本当よねー。私も若いころはこんなバスに乗って
    学生旅行に行ったもんだわ。いい思い出よね」

中尾「うおおおお!! 誰ですかこの美人は!!」

勅使河原「おおおおマジだ!! こんなきれいな先生うちにいたっけ!?」

水野「あーその人は俺の姉貴なんだ。
    引率兼医療班として同行することになった」

千曳「合宿で災厄が起きたら大変だからね。
    怜子君が成仏しないらから保険としてね」

怜子「ふんだ。未練がましくてすみませんねー」

バスが出発する。飛び入り参加することに
なった麗しき水野姉に男どもは夢中だった。

勅使河原「俺、勅使河原って言います!! 
      よかったら連絡先教えてください」

猿田「自分は猿田っていうぞな」

中尾「俺は中尾と言いまして、口癖はまかせろーです」

敦志「俺は小椋由美の兄貴っす。ニートやってます」

沙苗「あはは。おもしろい子たちねー」

風見「やれやれ。困った子羊どもだ。
    美人ときたらすぐあれだ」

望月「まったくだね。己を磨き上げれば、
    絶対にして唯一の女性を見つけられるのに」

猛「つーか自分の姉がちやほやされてるの見るのって
  微妙なんですけど。姉貴は無駄に顔だけはいいからな」

妹も可愛いから兄貴もイケメンって感じしそうだけどな

>>344
イケメンなニートっていんの?

由美「バカ兄貴はなにナンパしてんのよ」

有田「由美ってお兄さんいたんだ。けっこうかっこいいね」

由美「そうかしら? 職業は引きこもりだけどね」

有田「そ……そうなんだ」(それ以上は聞かないでおこう)

バスは県を超え、山岳部へ入り、さらに奥部へと進む。
人里離れた村のさらに先に合宿場があった。

恒一「ようやく建物が見えてきたぞ」

鳴「ちょっと怖そうな印象の建物だね。和風の景観の
   中にひっそり立つ洋館。これで嵐の夜とかになれば
   いい雰囲気が演出できそう」

怜子「見崎さん。幸先の悪そうな話は止めましょうね」

風見(マジで何か起きるとか勘弁してほしいよ。
    ただ神社にお参りしに行くだけなんだからな)

>>345
元ニートだけど友達でいる

バスが目的地に到着。運転手に別れを告げ、
生徒たちが順に降りていく。

千曳「ふむ。やっと着いたね。なかなか長い旅だったよ」

怜子「ちゃんと全員無事に着きましたし、何よりです」

勅使河原「せんせー。館の門の前で記念撮影しませんか?」

怜子「いいですね」

千曳「怜子君は死者だから撮影担当で頼むよ。
    どうせ写真には写らないからね」

怜子「はーい……」ショボーン

望月(うわあああ泣きそうになってる怜子さんきゃわいい!!)

桜木「望月君。変な顔してないで並びますよ?」

年月を感じさせるさびた鉄の門。あまり手入れのされてなさそうな
生い茂った木々。葉っぱの隙間から太陽が差し込み、温かみを感じる。

怜子「みんなもっと近くによってー。
   カメラの枠内に入りきってないわよ」

なぜか恒一の近くに女子が殺到し、また沙苗の近くに
男子が寄りまくるというカオスな写真撮影だった。
マイペースなのは松井、金木の百合ップルだけである。

館に入り、部屋に荷物を置く。
まだ時間があるのでさっそく神社参りを始める。

怜子にとって二度目の訪問だった。
彼女もかつては三年三組の一員だったからだ。

千曳「ナレーションはともかくとして、怜子君は死者なんだが。
   お参りして意味あるのかね?」

怜子「今さらそんなこと言わないでくださいよ。
   今日の千曳さんは毒舌です」

くだらないことを話しながら神社まで歩く。
バスが通れない場所にあるから徒歩だ。

自然界がすごい。林道を通るだけで未知の世界に来た気分になる。
誰もが樹の香りや空気を感じてうれしくなった。

あ生命力に満ち溢れたこの場所は、
まさしく癒しの空間と呼ぶにふさわしい。

修羅とカオスの世界にいた者たちに、生の息吹を与えてくれる。

恒一「なんてすばらしい場所なんだ。悩みなんて吹き飛んじゃうよね」

由美「本当にいい場所ね。やっぱり来てよかったわ」

綾野「人間って最後は自然に帰りたくなるっていうもんね」

鳴「ふぅ。歩くの疲れちゃった。榊原君抱っこして?」

無視して歩き出す榊原以下三人。もう女たちの汚い手に
乗るつもりはなかったのだ。彼らは聖人三人組だ。

支援

聖人君子になったか

http://i.imgur.com/SjNJC.jpg
一応

神社は意外に小さかった。しかしどこか歴史を感じさせる佇まいだ。

千曳「さあみんな。榊原君から邪気が消えるよう祈りましょう。
    あと怜子君がまともに戻ってくれるようにもね」

赤沢「こんなふざけた理由で神社に来る人もいないでしょうね」

松井「まぁハイキングだと思えばいいんじゃない?
    神社の雰囲気ってしぶくて素敵だわぁ」

金木「ハイキングっていうより登山かしら?
    道中起伏が激しかったからもう足がパンパンよ」

松井「赤沢さんの胸はどうしてパンパンなの?」

金木「ハチにでも刺されたのかしら?」

赤沢「もともとこういう胸なのよ!! 巨乳で悪かったわね」

風見(うっ。ゆかりの胸を想像したら変な気持ちに……)

怜子「風見君はまっすぐ立ってお祈りしてくださいね?」

多々良「なんで前かがみになってるんですか?」

風見「言わなくても分かってるくせに聞くなよ!!
   百合ップルがくだらない話をしたせいだ!!」

望月「なんて変態なんだろうね。ここは神社なんだよ?
   神様の前でテント張って泊まり込みでもするつもり?」

風見「君には言われたくないよ年上好きのくせに!!」

千曳「はいはい。そういう漫才は館に帰ってからやろうか。
   実は神様はつまんない漫才は嫌いらしいんだ」

怜子「みんなで手を合わせましょうね。
   私と榊原君から邪気を取り払ってくれますように……」

赤沢(……今夜恒一君を襲えますように。婚約できますように)

恒一(……生きて帰れますように。死人が出ませんように)

鳴(……榊原君と結婚できますように。抱っこしてもらえますように)

さるよけ

しえん

ロクでなし集団とは彼らのことを言うのだろう。
生徒で真面目にお参りしてるのは聖人三人組と有田だけだった。

お参りを終えたら宿舎に帰るだけだ。
かなりの田舎なので特によるべき場所はない。

うっそうと茂った木々だけが生徒を見つめていた。

恒一「どうもこの場所は何かありそうだ」

小椋「奇遇ね。あたしも同じことを考えてたのよ」

有田「つねに誰かに監視されてるような怖さがありますね」

綾野「神社の近くに足を踏み入れた瞬間、前に進むのを
    ためらったほどだよ。他の皆は気づいてないみたい」

いくえにも重なり合う樹木の間に潜む闇。
その気配は、夜が近づくにつれて大きくなっていった。

館につく。適当に雑談し、あっという間に夕飯の時間だ。
管理人たちが作ってくれた夕食は意外と豪華だった。
洋式なのでテーブルマナーだ。

敦志「榊原君。君は知れば知るほど素晴らしい子みたいだね。
    頭も良いらしいし、性格もおだやかだ。
    君なら安心して由美を任せられるよ」

恒一「そんな。由美さんは僕にはもったいないくらいですよ」

敦志「ははは。謙虚なとこも気に入ったぞ」

望月「はぁ? 何言ってんですか小椋さんのお兄さん。
    このバカの正体を知らないからそんなこと言えるんですよ」

敦志「あっはっは。今度は一変して酷い言われようじゃないか」

勅使河原「おい望月。食事中なんだから押さえろって」

望月「でもお兄さんが勘違いしたら困るじゃないか」

テーブルは敦志と上の三人を加えた四人掛けだった。
鳴は沙苗さんたちと食べてる。

鳴(席が遠くて榊原君にあーんしてもらえない……)

沙苗「どしたの見崎さん?」

鳴「なんでもないです……」ガックリ

沙苗「?」

多々良「その子なら元々根暗ですから気にしないでください」

沙苗「そーなの? うちの弟がよく見崎さんの話するから、
    一度顔見てみたかったのよ。ふだんは無口のくせに
    見崎さんの話になるとうれしそうなの」

猛「ばっ……何言ってんだ姉貴!!」

遠くの席の猛が反応した。

沙苗「でもあんたが見崎さんに気があるのバレバレじゃない。
    恒一君に嫉妬してたんでしょ?」

猛「そんなの知らねえよ。あーもう余計なこと言わないでくれ!!」

支援

うふふ

鳴「へえ。水野君って私のこと気になってたんだ?」

水野「うっ……ば、バカ。そんな嘘信じるな」

中尾「よっ。おめーら付き合っちまえよ」

前島「旅先でカポー成立とか最高じゃねえか」

杉浦「でも見崎さんは榊原君のお気に入りでしょ?」

風見「いかにもその通りだね。旦那としてはどう思う榊原君?」

恒一「ノーコメントで」モグモグ

鳴「ええ!?」ガーン

敦志「さすがモテる男はあしらい方が違うぜ。
    俺も見習うようにしよう」

勅使河原(うーむ。はっきりしてるのはいいんだが、
       あとで泥沼にならないことを祈るよ)

小椋「あいつら、あいからずバカやってるわね」

綾野「見崎っちの諦めの悪さも表彰もんだよね」

赤沢「でもその根性だけは見習わないとね」

有田「複雑な人間関係だね」

その後は普通の食事だった。特に誰かが謝罪を要求することもなく、
雷も鳴らなかった。天気は今日一日晴れである。

部屋に戻る恒一。険悪の仲の望月と相部屋だったが、
クラスで決められたことなので我慢する。

望月「はぁはぁ。もうお風呂も入ったし、
    あとは怜子さんが来るのを待つだけだよね?」

恒一(はぁぁぁ。僕はもう聖者に転生したんだよ?
    そういう下品なのは他の人に任せたいよ。おや? 
    廊下から誰かの気配を感じるぞ? 隠れよう)

多々良「こんばんわ。今宵は良い夜ですね」

支援

多々良「望月君だけですか。榊原君はいないのですか?」

望月「……」

望月は三秒前に手渡された、くしゃくしゃの紙を
握っていた。内容はこうだ。

『僕の居場所、ばらしたら怜子さんとキスするぞ』

望月は適当に言い訳して帰ってもらうと思ったのだが、

多々良「あなたの顔色を見れば隠し事をしてるのは分かりますよ。
     その左手に持ってる紙が関係あるのですね?」

望月「……!!」

多々良「眉が動いたことから図星のようですね。
     正直に彼の居場所を教えてください」

修羅と三組はセットなのだと望月は実感させられた。
マックのハッピーセットみたいなものだ。
多々良の脅しに負け、ついに白状してしまう。

多々良「ベッドの下ですか。なるほど。面白い隠れ場所ですね。
     まるで幼い子供のようで可愛らしいです」

恒一(捕まったらやばいぞ)サササッ

忍者のような動きでベッドから出てきた恒一。
一気に両開きの窓を開け、飛び降り自殺者のようなポーズをとる。

恒一「お願いだから来ないでくれ多々良さん。
    それ以上近づいたら、ここから飛び降りるからね」

彼の態度を意に介さず、望月から奪った紙を読み上げる多々良。

多々良「どれどれ。ぼくの居場所、ばらしたら怜子さんとキスするぞ」

恒一(自分の読書感想文を家族に読み上げられるくらい恥ずかしい。
    望月はもう逃げてしまったし、どうしよう)

多々良「おもしろい手紙ですね?」ニコ

素直に犯されろ

恒一「う……」ビクビク

多々良「ちょっと私の部屋でおしゃべりしませんか?
    今なら誰もいなんですよ」

恒一(同じ部屋の人が強制退去させられたのが容易に
   想像できるよ。なんて怖い人なんだ)

多々良「聞いてますか榊原君?」

恒一「僕は自由が欲しい」

多々良「浮気する自由ですか?」

恒一「ち、違う。自由恋愛がしたい。
    もう拘束されるのは嫌なんだ」

多々良「へえ。愉快な話ですね」スタスタ

距離を詰められる。それだけで心臓を
鷲掴みにされたほどの恐怖を感じるのだった。

恒一「来ないで!!」ビクビク

多々良「うふふ。そんなに足が震えてるのに
     飛び降りなんて大胆なことができますか?」

恒一(だめだ。多々良さんの手が触れたら僕は終わる。
    神社でお参りしたのに、どうしてみんなは変わらないんだよ。
    僕は無事平穏だけを願ってるのに。生きて家に帰りたいよ)

十五センチ先まで多々良の手が近づいた。
伸ばされたしなやかな指が触れた瞬間、恒一の運命は終わる。

清く正しく美しく。どっかの校則のような学生となるべく
努力しようと思ったのに、それが一瞬で崩される屈辱。

恒一(僕はクズに戻りたくない!!)

多々良「なっ……?」

ついに飛び降りたのだ。ここは三階。
打ち所によっては死んでもおかしくない。

合宿所に三階あったっけ

タタラッテイ

支援

恒一「うあああああああああああああああ!!
    おあああああああああああああああああ!!
    ふわああああああああああああああああああああ!!」

スパイダーマン2の主人公を彷彿とさせる叫びを上げて
墜ちていく。この時点で恒一は死を覚悟していた。

生い茂る木の枝に何度もぶつかりながら、芝生に落下して気絶した。
目が覚めると、佐藤さんが介抱してくれてる。膝枕だ。

恒一「君は佐藤さんかい……? 僕は生きてるの?」

佐藤「はい。外を散歩してたら榊原君が降ってきました。
   まるでスパイダーウェブ?を使えなくなったクモ男
   みたいでしたよ?」

恒一「見てない人には絶対に分からない例えをありがとう。
    でも助けてくれたなんてうれしいな」

佐藤「だってアンカ(>>300でしたっけ?) 
    で選んでくれたじゃないですか」

恒一「もう少しこのままでもいいかな?
    膝の感触が気持ちいや」

佐藤「はい///」

夜の星空は、夜見北で見るのより綺麗だった。
一分くらい星を数えてから起き上がる。

恒一「本当にありがとう佐藤さん。
    どうやってお礼したらいいかな?」

佐藤「キスしてほしいですけど、そしたら
    多々良さんたちに殺されます。頭撫でてください」

恒一「お安い御用さ。これでいいかな?」ナデナデ

佐藤「///」

まさに修羅場のあとの至福。ここで恒一は見てはいけない者を
見てしまった。三階の窓からこっちを見下ろしてる多々良だった。
視線が合った瞬間、本能的に逃げ出してしまった。

佐藤さん可愛い

恒一(やばいやばいやばい……殺される殺される……)

一目散に駆けた。外じゃ見つかるだろう思い、
館の内部へ突入。フラフラする頭を押さえながら、
どこへ逃げようかと模索する。厨房前で千曳に会った。

千曳「君、夜のジョギングでもしてるのかい?」

恒一「そんなこと言ってる場合じゃないんですよ。
   多々良さんが……多々良さんが僕を追ってるんです。
   あの人の僕に対する執着は異常です」

千曳「多々良さんってあの品の良さそうな女の子だよね?
   君も罪な男だね。あんな美人さんに好かれるなんて」

恒一「そういう次元の話じゃないんですよ。単刀直入に言うと、
   貞操を奪われるんです。身体の自由すら奪われます」

千曳「尋常じゃないね君の妄想は。ドM気質だったとは」

恒一「全部本当の話なんですよ!!」

これ以上話を続けたら時間の無駄だった。

恒一は別れも告げずにそのまま走り出す。
男子に話しても嫉妬されるか軽くあしらわれて終わりになると
想像できる。ならば女子の部屋しかないと思い、歩みを進める。

四階まで階段を上がり、適当な部屋を見つけて中に入る。

恒一「いきなり押しかけちゃってごめん。緊急事態だから
   僕をかくまってくれないか!! 実は多々良さんに
   追われてるんだ!!」

松井「ん……あぁん……」

金木「なあにその声は? ここがいいのかしらぁ?」

松井「あ……はぁん……いいよぉ……」

恒一「」

描写したくないようなシーンが繰り広げられていたため、
静かに扉を閉めた。

尋常じゃないね

気を取り直して隣の部屋に突撃する。

恒一「いきなり押しかけてごめん!!
    どうか僕をかくまってください!!」

鳴「あっ榊原君」

恒一(よりによって見崎の部屋か。できれば小椋さんか
    綾野さんがよかったんだが、まあレズカポーよりはましか)

鳴「こんな時間から始めたいの?」

恒一「ナニをだよ。って突っ込んだら負けか。
    実は多々良さんに追われて人生最大のピンチなんだ。
    頼むから、ほとぼりが冷めるまでここにいさせてくれないか?」

鳴「いいよ」

恒一(あっさり認めたな……裏がありそうで怖いや)

支援

鳴「走ってのど乾いたでしょ?
  今紅茶入れてあげるからね」

恒一「あっ、うん。悪いね」

鳴「~~♪」

鼻歌を歌ってる鳴を初めて見た恒一。
というかどうやって紅茶を淹れるのだろうと
眺めていたら、ペットボトルのミルクティーを渡された。

恒一(確かに寝室にはガスもコンロもないけどさ)

飲もうと思った時、怜子の時の悪夢を思い出す。

恒一(そうか薬か!! 見崎なら仕込んでてもおかしくない!!
   あと一歩で口に含むところだったぞ。危ない危ない)

鳴「飲まないの?」ジー

まず見崎が飲めばok

見崎「一緒に逝こうか」

恒一「まず見崎が飲めばok」

鳴「えっ」

恒一「せっかく用意してくれたのに疑うのは最低だと思う。
    けど今の僕にそんな余裕はないんだ。
    まずは君が飲んでくれないか?」
 
鳴「……」オドオド

恒一「なんで飲めないの?」

鳴「それは……その……」オロオロ

恒一「見崎。繰り返すけど僕だってイライラしてるんだよ。
    こんな時にふざけるのはいい加減にしてくれ!!」ドン

壁を叩いた恒一。壁越しに隣の部屋から苦情が飛んでくる。

鳴「ご……ごめんなさい。そんなに怒るとは思わなかったの」ポロポロ

疑うなんて酷いよーー!ゴクゴク ウルウル

恒一「泣いて謝るくらいなら最初からやらないでくれ!!
   僕だって迷惑してるんだよ!? ただでさえ多々良さんに
   追われて死に物狂いで逃げてきてるのに!!」

鳴「……ごめんなさい。もう怒鳴らないで」

恒一「君は謝ることしかできないのか!!
   どうしてこんなことしたのか説明してくれ!!」ドン

鳴「……ひぐっ……うぅっ……えぐっ……」ポロポロ

恒一(はっ……?)

ここまできて、ようやく言いすぎたことに気づく恒一。
はたから見れば恒一が責めすぎかもしれないが、彼とて
思春期の中学生だ。感情のコントロールができてない。

もちろんそれは見崎鳴も同様だが。

鳴「お願いします……嫌いにならないでください……」ポロポロ

鳴の顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃになってる。
その姿が心の傷を物語っていた。

彼女の世話をしていた頃を思い出す恒一。
あの時の自分なら何をしてただろうと思い、

恒一「ごめんね見崎。ちょっと言いすぎたよ」

鳴「……ひぐっ……うえええんっ……」

恒一「もう泣き止んでね? 怒鳴って悪かったよ」

鳴「ううっ……ゆるして……くれるの?」

恒一「もちろんだよ。僕はどうかしてたんだ。
   嫌なことがあったから、つい見崎に八つ当たりしちゃったんだ」

ハンカチで顔を綺麗にふいてあげた。潤んだ瞳の
上目遣いは、最強の破壊力を持っていた。

恒一(僕だって男だから抱きしめたい衝動に駆られるさ。
    この子は初恋の女の子だからね。でも聖人として
    覚醒した以上、余計な手出しはしないからね)

意志の力は強かった。意志の勝利である。

鳴「あれ? もう行っちゃうの?」

恒一「あれだけ怒鳴っちゃったから野次馬が
    集まってきてるからね。暴力男として
    名前が知られるのは嫌だよ」

鳴「最後に一つだけ言わせて」

恒一「なんだい?」

鳴「実はこの部屋ね、多々良さんと相部屋なの」

恒一「」

ちょwww

恒一の背中に冷たいものが流れた。
脳内が一瞬でクールダウンする。

次に脳内に浮かんだ泉に重い石が落とされ、水面が乱れる。

恒一「なんで先に言わなかったんだよ?」

鳴「……え?」

恒一「なんでそういう大事なことを最初に言わないんだよ!!
    君はやっぱり僕をバカにしてるだろ!!
    多々良さんと相部屋だって知ってたらこんな部屋に
    長居しなかったよ!!」

鳴「ひっ……」

恒一「大事なことは最初に言えよ!! 聞いてるのか見崎鳴!!」

鳴「うっ……その……ごめん……なさいっ……」

二度目のマジ切れである。ギャグですむ話じゃなかった。

恒一の水面はマグマのように煮えたぎっていた。
高温は簡単には冷めそうにない。

恒一「いつもいつも君は僕をバカにしてるだろ!?
    話をややこしくするのが好きなんだな!?
    僕に恨みでもあるのか!?」

鳴「ちがうの……私はもっと榊原君と一緒にいたかったから」ポロポロ

恒一「……!?」

鳴「好きなんです……榊原君のことが好きだから……」

恒一は鳴に手を上げる一歩手前までいっていたが、
突然の告白に静止し、彼女の眼を見つめてしまう。

真っ黒な瞳は奥が深く、様々な感情が入り混じっていた。
恐怖。畏怖。愛情。独占欲。

鳴の感情が波のように流れ込んできたのだった。

「追われてる」言ってないかと思ったが最初に言ってるな…

恒一(僕はなんてことを……?)

後悔しても遅い。どれだけ汚い言葉で鳴を傷つけたことか。
進んでしまった時間は二度と元に戻せない。
一生かかっても忘れることはできないだろう。

鳴「うえっ……ひぐっ……うえええんっ……」ポロポロ

恒一「……」

右手を強く握り、歯を食いしばる。
今さらどの顔で謝罪し、ハンカチを差し出せというのか。

彼女を一人にするべきだと判断し、無言で部屋を出る。
廊下が異世界のように見えた。淡い電球の光が、
永遠と続く通路を照らしてる。

この館は人を狂わせる力がある。そう感じさせた。

恒一「くっ……ううっ……」

陶器が置いてある台座の前で泣き崩れる。
多々良に追われてたからと言い訳するつもりはない。

本当にあと一歩で鳴の頬を殴っていた。
それだけでもよかった。でも罵詈雑言はたくさん並べた。
鳴の鳴き声がいつまでも頭の中に響いてる。

多々良「探しましたよ榊原君。悲しいことでもありましたか?」

恒一「た……たら……さん?」

呂律すら回らぬ自分を情けなく思った。

多々良「まあ、よっぽど酷いことがあったのね?」

自然な動作で抱きしめられた。まるで最初から
こうするのが当たり前だったかのように。

多々良支援

多々良「気が済むまで泣いていいんですよ?
     私なら榊原君の全てを受け止められます」

恒一「……」

根本的な原因は君のせいじゃないかと怒りたくもなった。
なのに怒れないのは、抱きしめられた感触が
あまりにも心地よかったから。

ずっと避けていた女の子の温もりを知ってしまったから。

多々良「落ち着きましたか?」

恒一「うん。ありがとう多々良さん」

多々良「部屋に……入りましょうか?」

恒一「でも見崎が中に……」

多々良「もう出て行きましたよ? 今は無人です」

榊原くん逃げて!

部屋は確かにだれもいなかった。

時刻は十時過ぎ。
規定で定められた就寝時刻を一時間も過ぎてる。

多々良「榊原君……!!」

恒一「ん……んん……!!」

ベッドの上で座ったまま密着し、唇を押し付けてきた。
恒一より向こうのが積極的だった。

二度目だ。もう止めたほうがいい。
恒一の脳内で鳴る警告を無視せざるを得なかった。

多々良「舌、入れますよ?」

相手はもう大人のキスを求めてくる。
恒一は抵抗する余力がなかったから、
甘んじて受け入れることになった。

唇の間から押し入ってくる舌。
唾液が流れ込む。舌と舌が遊んでみたいに
絡み合い、音を立てる。

この距離だと多々良の髪の匂いもした。
恒一はふと手を伸ばし、長い髪を撫でた。

体の芯から熱くなり、力がみなぎってきた。

多々良「あっ……」

気が付いたら彼女の上着を脱がし、ブラ越しに
乳房をつかんでいた。揉むというより乱暴に
あつかっただけだ。

それでも多々良が色っぽい声を発したのは、
恒一が触ったからだった。

恒一「かわいいよ多々良さん?」

自分の口からとんでもないセリフが出てきたことに
内心で驚愕していた。

マジで疲れた 休憩させろ

こんないい所で…
ちゃんと書き切れよ?

完結だけはしてくれ

止まれないなら進むしかない。
時計の針と同じことだった。

恒一「もっと多々良さんを見せてよ?」

多々良「きゃ……」

ベッドに押し倒し、スカートもブラもショーツも全て
脱がしてしまう。無我夢中でやったことだった。

ソックスを脱がしてるときに多々良が赤面してることに気づく。
あの凛としてた彼女が弱気になってる。

榊原製鉄所は生産能力を最大まで高めた。

恒一「多々良さんっ!!」

多々良「んん!! んぷっ……」

キスし、胸を触り、身体をまさぐる。肉付きのいい身体。
どの部分を触っても丸っこくて女らしかった。

まだやってたのか
がんばれ

恒一「いいよ多々良さん。すごくいいよ」

多々良「あっ……あんっ……」

濡れ始めた秘所に指を入れてかき回した。
どんどん濡れてきて恒一の指を汚していく。

もう我慢する必要はない。最後までやってしまえ。
脳の命令はさっきとは真逆だった。

恒一「挿入するから。痛かったら言ってね?」

あいにく恒一の方は初めてじゃないから勝手は知っていた。
仰向けの彼女の股を開かせ、いきり立ったモノを入れてしまう。

多々良「ああっ……ああっ……んああっ……」

恒一「はぁっ……はぁっ……はぁっ」

吐息がリズムを刻むように交じり合う。

ここまで来たら乱入は無いか…

しえん

恒一にふいに襲ってきた猛烈な射精感。
まだ早いと感じたので我慢する。

長い髪を振り乱しながら喘ぐ多々良。
人形のようだと恒一は思った。

作り物のように整っていた黒髪は、
ベッドシーツの上でばらけてる。

多々良「あああんっ……!!」

腰が少し浮く。大きく空いた口からは吐息を吐き続ける。
性の快楽からくる吐息だ。甘くて切ない声だった。

空気中に現れたと思えば一瞬で消えてしまう。
放出されてから減退の仕方が美しい。はかない美しさだ。

情熱に身を任せて二人は行為を続けた。

時間なんてどうでもよかった。誰かに見られても
かまわなかった。身体が繋がってないと、
心まで繋がってないようで嫌だった。

恒一が朝目覚めた場所は多々良の部屋だった。
まさか初日から他人のベッドで寝るとは予想外だった。

もちろん昨日のことは記憶にある。件の多々良は
恒一の横で静かな寝息を立てている。

まさしく精巧な日本人形がそこにいた。
ある意味造形の極みともいえる。
寝顔なのに整った顔のパーツは少しも崩れてないからだ。

恒一(ここは見崎と多々良さんの部屋だぞ。
    見崎はいないのか?)

きょろきょろ見渡しても見崎の姿はない。
気配すらない。おそらく別の人の部屋で
泊まったのだろうと想像がついた。

恒一(もうすぐ七時か。朝ごはんの時間だな。
    まずは多々良さんを起こしてあげよう)

まだやってたのかこれ

恒一「多々良さん。朝だよ多々良さん。もう起きて」

多々良「うぅん? あさぁ?」

生真面目な彼女にしては間の抜けた声だった。
上半身を起こしたかと思うと口を開けてあくびをし、
両手で伸びをする。

まるっきり自宅のノリだった。旅行初日だとこういう人は
めずらしくない。合宿所で泊まったことを忘れてるのだ。

恒一「おはよ。すごい寝ぼけてるね?」

多々良「へええ!? さかきばらクン!?」

恒一「うん。僕だよ。そして僕らは合宿に来てるんだよ」

多々良「~~~!?」

恥ずかしさのため意味不明な叫びをあげ、
恒一を追い出してしまう。外は女子の部屋が並ぶ廊下だ。
恒一は忍び足で自分の部屋へと帰った。

望月「昨日はどこへ行ってたんだい? この不良学生が」

ルームメイトから嫌味を言われるが風のように流した。
最低限の身支度を済ませ、食堂へと向かう。

まだ昨日のことで頭が混乱してるが、もうどうでもよかった。
とにかく空腹だった。食堂はほとんど人がいなくて快適だった。
朝の空気特有の冷たさと静けさが心地いい。

自分の席に座って待ってると、次々にクラスメイトが
やってくる。皆寝ぼけてるのか、ボーっとしてる人が多かった。

勅使河原「おうサカキ。今日はいつも以上にしけた面だな」

恒一「おはよ。昨日は本当に疲れた。
    昨日だけで一週間分の体力を使っちゃったよ」

敦志「ずっと髪の長い女に追いかけられてたもんな。
    もてる男は大変だねえ」

望月「あーあ。ずっと待ってたのに怜子さん来なかったし」

合宿は二泊三日だった。

二日目の日程は山登り。三組の腐った精神を叩きなおすための
強行軍だ。田舎の山なのでかなり険しい道のりだが、
クズたちにはちょうどいいと怜子が判断したのだ。

怜子「さあ、みなさん。朝の食事の時間がやってきました
    山登りに備えてしっかり食べましょう」

江藤「あのー、みんな食べながらでいいので聞いてくれますか?」

怜子「なんですか江藤さん。重要な連絡事項ですか?」

江藤「というより事件ですね。
    昨夜見崎さんが榊原君に泣かされたそうです」

赤沢「えっ!?」

杉浦「なんですって!?」

支援

http://www.another-anime.jp/character/images/zaseki-00.jpg

江藤「昨夜見崎さんは私の部屋に泊まったんです。
    自分の部屋を追い出されてしまいましたから」

怜子「ちょ……いきなり何を言いだすのよあなたは」

江藤「でも事実なんですよ。そうですよね見崎さん?」

鳴「はい……。でも榊原君は悪くないんです。
   私が彼を怒らせたのがいけないんです」

望月「ちょっと待って。なんだよそれ!?
    見崎さんが一番怒っていいんじゃないの!?
    なんで榊原君をかばってるのさ!!」

鳴「だって私の責任だから……」

水野「うおおおおい!! もう完全に目が覚めちまったぞ!!
    榊原に問い詰めたいことがたくさんあるぞ!!
    朝からまた会議が始まるのかよ!!」

風見「三組とは議会のようなクラスだよ。
    今の時点で疑問に思ったことが百三十二項目ほどある」

恒一(また僕の責任追及のための会議かよ。
    あいつらの怒鳴り声なんてやかましいだけだ。
    今のうちにパン食べておこう)

朝食もばっちり洋食だった。我関せずと言った顔で
マーガリンを塗ったパンを頬張り、スープに口をつける恒一。

敦志「話題の渦中にいながらその冷静な態度。
    一流の男はやはり違うね。由美に選ばれた理由が分かるぜ」

勅使河原「お兄さん、それはたぶん違うかと。
       こいつはマイペースを世界一極めた男なんすよ」

猿田「ぞなぞな質問ターーイム!!
    榊原恒一よ!! どうして見崎を泣かしたのじゃ!?」

恒一「食事の邪魔だよ。見崎が代わりに答えろ」

鳴「私が多々良さんと相部屋だって黙ってたから怒られたの」

中尾「んああ? まだ話が見えないぞ!? なぜに多々良が関係する?」

>>恒一「食事の邪魔だよ。見崎が代わりに答えろ」
榊原△

さるったか?

支援

しえん

風見「落ち着け中村!! 榊原君は昨夜、多々良さんの執拗な
    ストーカープレイに耐えきれず、逃走を繰り返していたんだよ!! 
    目撃者は多いはずだ!!」

千曳「そういえば私も見たね。あれジョギングじゃなかったのか」

松井・金木「私たちの部屋にも押しかけてきたわねぇ」

中尾「風見てめえ!! おれの名前は中村じゃねえぞ!!」

風見「レズカポーの話も総合して大まかな推測はできたぞ!!
    榊原君は隠れる場所を探しに女子の部屋を回った!!
    そしてたまたま見崎さんの部屋に入ったものの、
    しばらくしてから多々良さんとの相部屋ということが
    判明し、激怒したわけだな!! 違うか!!」

恒一「どういう推察力してんだよ。全部正解だよ。
    変態のくせに無駄に頭いいな。探偵にでもなれよ」イライラ

敦志「良い食いっぷりだ。ぜひ俺のパンも食べてくれ」

川堀「見崎が榊原をかばってるのはおかしくねえか!?
    そもそも榊原の都合で部屋に押しかけてんだろ?
    いきなり現れて怒鳴って帰ってんじゃそりゃひでえだろ!!」

恒一「ところが見崎は快く僕を引き留めてくれたんだよね」

前島「なにぃ!? くわしく説明しろ!!」

恒一「おい見崎」ギロ

鳴「はい。私の個人的な理由で彼を引き留めたかったの。
   みんな知ってると思うけど、彼のこと好きだから」

小椋「はーい質問でーす。本当に彼のこと好きなら、
    なんで相部屋のこと黙ってたんですか? 
    遅かれ早かればれることじゃないですか」

鳴「当時はそこまで頭が回りませんでした。
   彼が部屋に来てくれてうれしかったんです」

恒一「自己弁護させてもらうぞ!! 見崎は僕にミルクティーの
    入ったペットボトルを飲ませようとしたが、これが
    薬入りだったんだ!! もちろん飲む前に気づいて
    白状させたさ!! そしたら泣いてしまったけどね!!」

桜木「にわかには信じがたいですね。榊原君はそう言ってますが、
    見崎さんはこの事実を認めますか?」

鳴「はい。事実です。中身は睡眠薬でした」

千曳「なんてことだ。見崎さんも尋常ではないね」

高林「これは甲乙つけがたい事態になってきたよ。
    どっちもフェアじゃないじゃないか」

勅使河原「おーい!! ってことはサカキはキレて当然じゃないのか!?」

有田「確かに。睡眠薬を飲まされそうになったら普通は怒りますよね?」

辻井「君たちは重要な点を忘れてるようだな!!
    多々良さんのストーキング行為だよ!!
    榊原君の見崎さんルーム進入の遠因を作ったのは多々良さんだ!!」

さっさと赤沢さんルートに入ってハッピーエンドにしろよ

風見「まったくその通りだな辻井君!!
    そもそも多々良さんと追いかけっこしなければ、
    見崎さんの部屋に入ることもなかったわけだ!!」

猿田「じゃあ聞いてみるぞな。
    なんで多々良はストーキングしたんじゃ!?」

多々良「彼が私との交際を認めないため、強引に迫りました」

赤沢「なによその理由!? いくら私でもストーカーまでしないわ!!
    あんた私たちが合宿に来てること忘れてないでしょうね!?」

佐藤「そういえば昨日の夜、榊原君が三階からダイブしてるのを
    目撃しました。散歩の途中のことでした」

望月「はぁああ!? ダイブだって!? まさか飛び降りたの!?」

佐藤「その通りです。スパイダーマン2の主人公を彷彿とさせました」

風見「ちょっと待ってくれ!! この時代じゃまだ放映されてないぞ!!」

望月「佐藤さんは未放送の映画を例にして発言したよ!!
    彼女の証言には虚偽の疑いがあるぞ」

杉浦「あーでも私も見たわよ? なんかすごい叫び声とともに
    榊原が上空から降ってきたわ。あれって三階だったんだ。
    んで佐藤さんに膝枕されて介抱されてたわ」

多々良「へーえ。膝枕ですか?」

佐藤「ひぃ」

小椋「修羅場なんて今はどうでもいいわ!!
    多々良がストーキングしたのが原因ってことでオーケーね!?」

鳴「違う。私が悪いの。榊原君、私のこと嫌いになったよね?」

恒一「別に好きでも嫌いでもないよ。あー、フルーツおいしーな」

赤沢「あはははは!! 見崎鳴は完全に
    恒一君の視界に入ってないみたいね!!」

怜子「先生からも質問があります。榊原君はなぜ、
    昨夜先生のベッドに忍び込まなかったんですか?」

恒一「さーて、ごちそーさまー」ガタッ

怜子「放置プレイですか。悪くないですね」

綾野(さすがこういっちゃん。自分が悪くないって
    分かってるから冷静なんだね)

風見「会議はまだ終わってないぞ!! 
    なんで見崎さんが部屋を追い出されたんだよ!! 
    自分の部屋に泊まれないって不自然じゃないか!!」


恒一「うるさいな。僕がその部屋に泊まったからだよ」

風見「」

その他「」

五秒後、問答が再開される。

望月「昨夜部屋に帰ってこなかった思ったら
    多々良さんたちの部屋にいたのかよ!!
    浮気に関してはイタリアの大統領並みじゃないか!!」

多々良「ちゃんと同意の上ですよ?
     恋愛は個人の自由ですからいいじゃないですか」

水野「でも見崎を追い出したのは酷いんじゃないのか!?」

見崎「いいの。私の責任だから。榊原君たちを責めないで」

王子「見崎さんは先ほどから執拗に自分を責めています!!
    これは加害者による精神操作の線も考えられますが!?」

多々良「根拠がないですね。人を洗脳するために
     どれだけ多くの時間とお金と機械が必要だと思います?
     少なくとも一夜で行うのは不可能です」

有田「この場合、見崎さんの非は認められても、榊原君は
    無実ですよね? 追っ手から逃げてただけですもの」

桜木「そうとは言いきれません。気になるのは、
    なぜ多々良さんとの交際を認めたのかです」

恒一(別に正式に付き合ってないけどね)

江藤「そのとおりね。見崎を怒鳴ったのはいいとしても
    そのあと自分の部屋に帰ればよかったのよ!!
    合宿で不純異性交遊してんじゃないわよ!!」

多々良「……? それを言うなら今回の合宿の動機が不純ですね。
     よく学校側から許可が降りたものです。配布されたしおりを
     見てください。旅の目的は、三組のクズたちの精神の是正と
     書かれています。まっとうな教育機関とは考えられません」

江藤「くっ……」

佐藤「それに不純異性交遊の禁止どころか、異性との交遊禁止すら
    書かれていませんし、事前に注意も受けてません。なにせ
    一昨日突然決まった行事ですし、明らかにいい加減です」

杉浦「そもそも教育者である三神先生が>>1の内容で教え子を
    逆レイプしてんでしょ。そんな人が考えた旅行プラン
    なのに倫理性を問うってのが間違いよ」

しえん

桜木「これ以上の話し合いは不毛ですね」

風見「うむ。今回は我々の負けだな」

中尾「なんというむなしさ。しかも名前まで間違われた」

鳴「私は何も得るものがなかった」

赤沢「やったー。恒一君は無罪よ」

由美「へへーん。自分のことみたいに気分がいいわ」

恒一(やっと終わったか。腹が立ったからやけ食いしちゃった。
    もう一歩も動けないぞ)

多々良「よかったですね榊原君。
     悪党どもの追撃から逃れましたよ?」

恒一「あーそうだね。多々良さんすげー頭いいよね。
    ぶっちゃけ君が弁護側にいなかったら負けてたよ。
    お腹一杯で動けないから肩貸してくれるかな?」

そんなこんなで山登りが始まる。

登山。漢字にすると二文字にすぎないが、これは修行である。
苦行と言い換えてもいい。目的はクズの是正。
はたしてうまくいくのだろうか。

怜子「みなさん、きちんとブーツをはきましたか?
    必要な荷物も持ちましたか?
    途中ではぐれないように気を付けてくださいね」

千曳「怜子君が先頭で、私が最後尾から歩いてくからね」

沙苗「すっかり出番が減ったけど私も最後尾から行くから。
    具合が悪くなった人は言ってね?」

敦志「俺はマイペースに行くぜ。一流の男みたいにな」

生徒たちは自由なペースで歩いていいとのこと。
例えば運動が得意なものは先頭付近で登り、
逆の者は最後尾でまったり行けばいい。

赤沢「それにしてもド田舎ね。夜見北より三倍くらい
    田舎じゃない。建物すら見えないってどういうこと?」

寝落ちか?

漢は黙って保守

ほしゅ

追いついてしまった。
保守

なんだかんだいって面白いな 後3日は続きそうだw

保守

ほしゅ

保守

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外山を思い出した

えい

しゅ

しゅ

3枠は多段ヒット系の対策をしないと
バイキルトテンション上げ天衣無縫の餌食になってまう

誤爆

保守

はよ起きろ

杉浦「本当に山がひたすら続いてるわね。かろうじて
    包装された道路が見えて、他には川があるかしら」

中尾「一歩歩くごとに足が重くなるぜ。
    やっぱ慣れてないときついな」

赤沢組は最後尾についた。冷静に状況を判断した結果だ。

多々良「せっかく昨夜結ばれたんですから、
     最後まで一緒に行きましょうか榊原君?」

恒一「そうだね。マイペースに行こうよ」

多々良「うふふ。あんまりのんびりしてると
     赤沢組に睨まれちゃいますよ?」

恒一「まあそうだろうね。赤沢さんが僕たちの関係を
    認めてくれるわけないし」

多々良「そろそろ恒一君って呼んでもいいですか?」

恒一「いいよ恵さん」

このペースで1000までやったら伝説だな

由美(あの二人、下の名前で呼び合ってるわ)

敦志「おまえも彼に話しかけなくていいのか?
    あの髪の長い美人さんに取られちまうぞ」

由美「でもあの二人いい雰囲気じゃない」

敦志「ふっ。そのために俺がいるんだろうが」

恒一に近づく敦志。

敦志「なあ榊原君。うちの妹のことも下の名前で
    呼んでやってくれないか?」

恒一「いいんですか? 実は前から呼んでみたかったんですよ。
    由美さんってね。ねえ由美さん?」

由美「は……はい!! なんかドキドキするわ」

多々良「ふふ。仲がいいのは良いことですね」

まだまだ先は長い。山頂へ着くまでに多くの困難が待ち構えてる。

いい兄貴だな

山とは生き物である。某大作ホラーゲームではないが、
険しい道のりの先に得るものがあるのである。

敦志「ふぅ。はぁ~。ニートにはきつい道のりだぜー」

小椋「社会復帰の訓練にはちょうどいいでしょ。
    兄貴も精神を鍛え直せばいいのよ」

多々良(鍛え直すですか。恒一君の精神もまた……)チラ

横目で恒一を見る。

昨夜での一件以来、明らかに態度が悪くなった彼。
以前よりクズレベルが上がり、口調も変わった。

鳴(はぁはぁ……美術部にはきつすぎる日程ね。
   それにしても綺麗な自然。画家でいえばピサロやセザンヌが
   描いたような世界が目の前に広がってるわ)

江藤「はぁはぁ言ってるけど大丈夫見崎? 少し休憩する?」

鳴「ううん。まだ平気」

け二二二二二二ニニ!
二二二二二二ニニ!
二二ニ=--=ミ -=ニ !
ニ=<: : : : : : : 丶-=.|
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ニ=从 ゞ゙  ' ` ィ从::|
二ニニニニ丿爪<八 >-ァ

二ニ=γ`ヽ YY:l:l:l/ -ミ{
二ニニ{   ∨ !:l:l/ /´
二ニニ|   ∨/ //!
二ニニ≧=<`  .//,:|
二二二二二≧ィ//,:|
二二二二二/////,:!
二二二ニ,ィ:^:-:-:=:=|
二二二/: l: ::!: :l : l: :!
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二ニニ/j;.,_   イ |


おぐりんは仲間にして欲しそうにこっちを見ている!

この合宿で江藤と鳴は親友といってもいいほど
親しくなった。昨夜同じ部屋で泊まったことも大きかった。
鳴にとって同性の友人は少ないから貴重な存在だ。

鳴(榊原君はどこにいるの?)チラッ

振り返ると、だいぶ後方を歩いていた。
多々良や小椋と何か話してる。

鳴(もう私に出る幕はないのかな?
  嫌われたみたいだし……)

今朝の会議では、好きでもなく嫌いでもないと言われた。
本心かどうか確認しようがないが、言葉通りの意味なら
興味がないと言われたのと同じだ。

これ以上の屈辱はなかった。

江藤「きつい言い方になるけどさ、 
   もう榊原のこと諦めたほうがいいと思うけど」

鳴「でもまだ好きだから」

江藤「そんなに好きなんだ」

鳴「うん。変かな?」

江藤「ふふっ。見崎らしくていいんじゃない?
   なんにも興味なさそうな顔してるくせに意外と一途なんだから」

鳴「ありがとう。もう少し頑張ってみるね」

さーっと風が流れて木々を揺らした。
葉や枝が生き物のように動く。

吹き抜ける風の涼しさが、苦行に疲れた登山者に癒しを与える。

恒一(なるほどね。確かにこれは訓練かもしれない。
   ただ風が吹いただけで心が研ぎ澄まされるようだよ。
   だが僕のクズっぷりを直すにはまだ足りないな)

多々良「私は文化部ですからこういう活動は貴重です。
    大自然の中を歩くのも悪くないですね」

夫婦といっていいほど歩みを揃えて進んでいた二人。

支援

恒一「僕も病気してから運動不足だったからちょうどいいや。
    もう半分くらい登ったかな?」

多々良「まだ三分の一くらいですね。先は長そうですよ」

千曳「はぁはぁ……尋常ではないね」

多々良「大丈夫ですか千曳さん?」

千曳「すでに心身ともにやばいよ。この年だと尋常ではないね」

沙苗「倒れたら言ってくださいね♪」

恒一(沙苗さんは元気みたいだな。男子たちがわざと体調不良を
    訴えてるのが気になるぞ。どいつもこいつもバカばっかりだ)

小椋「兄貴はまだ平気なの?」

敦志「おうよ。足はじいさんみたいにフラフラになっちまったが、
    学生時代を思い出して頑張るぜ。ニートの精神力舐めんなよ?」

と言いつつ、先頭集団を見上げる。

水野や川堀などの体育会系はさくさく進んでる。

敦志(くそっ。俺だって若いのに負けてられるか。
    せめて家で筋トレくらいしておくんだったぜ。
    今後はもう少し頑張らないと駄目だな)

人とは比べる生き物である。
他者との差を感じ、劣等感を抱き、差を縮めるために努力する。
努力にはきっかけが必要なのである。

小椋「はぁはぁ。あたしも疲れてきたわ。 
    いつもは演劇の練習ばっかしてたからね」

恒一「全体的にみんなペースが落ちてきたよね。
    綾野さんもこっちの方まで下がって来てるよ」

綾野「やあ二人とも。最初から飛ばしすぎてばてそう。
    早く宿舎に帰って横になりたいよ」

恒一「僕としてはあまり帰りたくないかも。
    風見たちが会議はじめてうざいんだもん。
    あいつらなんで僕を目の敵にするんだろうね」

綾野(こういっちゃんの眼が怖い?
    もしかしてまた元に戻っちゃったの?)

小椋「恒一君がイケメンだからみんな嫉妬してるのよ」

敦志「出来る男はどこへ行っても妬まれるからな。
    俺も朝一からあんな派手な会議があるとは思わなかったぜ」

多々良「会議というより茶番ですけどね。明日あたりも
     あんな話し合いが起きるんでしょうね」

千曳「三組の生徒は弁の立つ人ばかりだね」

話をすると気がまぎれる。山登り自体は辛いが、
一緒にがんばる仲間がいる。ありがたいことだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昼飯休憩に入る

保守はまかせろー

保守

捕手

自分で保守 もう少し待て

保守だ

多々良「あの人たちは文句言うのだけはうまいです」

小椋「よくもまあ、人の悪口をあそこまで並べられるものだわ」

千曳「君たちも彼の弁護頑張ってたよね」

恒一「僕としては意外に弁護側が多かったのが驚きました」

敦志「俺もできれば何か発言したかったが、
    部外者だから黙ってたぜ」

綾野「私も難しいことはよく分からないから黙って聞いてたよ」

恒一(あれ? 綾野さんが可愛いのはなぜ?)

綾野「どうしたのこういっちゃん?」

恒一「べ、別に……」ドキドキ

綾野「……?」

多々良(なにやら怪しげな雰囲気です)

クズ(クラスメイト)どもの心もない罵倒を
体いっぱいに受け止めた恒一にとって、
綾野のような純粋無垢な存在は輝いて見えた。

恒一(なんだよこのナレーションは!!
    僕はこれ以上浮気を繰り返すほど屑じゃないからな)

赤沢「あら由美達じゃない。ずいぶんペースが落ちてるわね」ノロノロ

小椋「そりゃこれだけ歩いてればね。誰か三神先生に文句言ってよ」ノロノロ

中尾「まかせろーと言いたいことだが、俺も体力の限界がきそうだ」

杉浦「これでみんなのクズが本当に治るのかしら」

赤沢「ていうかクラス全員が屑扱いってどういうことよ」

中尾「俺たちってそんなに信用なかったのか?
   たまたま災厄の年の三組に進級しただけなんだが」

杉浦「どうでもいいけど登山ってスレタイの内容と全く
   関係ないわよね。件の三神先生は先頭を登ってるんでしょ?」

多々良「先頭なんて水野君たちくらいしかいませんよ。
    できれば先生の顔面に一発食らわしたいです」

沙苗「うちの弟って体力だけは無駄にあるからねー」

最後尾では、置いていかれるような寂しさを感じるものだ。
しかし、どんなに遅くても一歩を踏みしめてることに変わりはない。

ゴールはどんなに遠くても必ず見えてくる。

千曳「今日はナレーションがいいこと言うね」

支援

次第に足は重くなり、息が上がる。
見上げる頂上は遠く、この苦行がいかに辛いか思い知らされる。

一番後ろを進む彼らには、先頭集団が米粒のように小さく見えた。

恒一「くそぅ。なんで怜子さんはあんなに早く進めるんだ」

沙苗「死者のくせに無駄に体力あるわよね。
    いつになったら成仏するのかしら?」

赤沢「恒一君とセックスるまで諦めないとか言ってましたよ」

千曳「まだそんなこと言ってるのか。彼女も懲りないな。
    昨日神社でお参りした意味はあったのかね」

多々良「だから言ったじゃないですか。この合宿自体茶番ですよ」

木々の間から差し込む陽光が美しい。
葉が風になびく音が、嫌な気分を少しだけ誤魔化してくれる。

現場名前出て来てる奴らは漏れなく屑だな

中尾「てゆーか榊原。てめーがはっきりしねえから
    俺たちがこんな強行軍味わってんじゃねえか」

恒一「しょうがないだろ。誰が好き好んで叔母とやれるってんだ」

綾野「私がこういっちゃんの立場だっとしても戸惑うと思うよ」

敦志「関係ないけどさ、今年の災厄ってのは何なんだ?
    見たとこクラスメイト全員無事のようだが」

赤沢「それなら今年は何も起きてませんよ。過去の事例だと
    多くの生徒や親族が亡くなってるんですどね」

杉浦「災厄の定義もあいまいになってきたわね。それより
    なんで三神先生が死者だって分かってて黙認してるのかしら」

沙苗「普通なら誰が死者か分からないものなんでしょ?」

千曳「そのはずなんですが、誰かがネタバレしたらしくてね」

恒一「ネタバレって……。身もふたもない言い方ですね」

千曳「物語の冒頭からそんな設定だっと思うよ。
    文句や苦情は>>1に押し付けることにしよう」

沙苗「すごい適当ですね」

赤沢「よく話題に出ますけど>>1はすごく迷惑してるでしょうね」

杉浦「私が>>1だったらキレてるわよ。
    前半の物語と関連性がほぼ皆無じゃない」

小椋「>>1は今も読んでるのかしら?」

中尾「知るかよ。そろそろ七割くらい登ったようだぞ。
    もうすぐ正午が近づいてる。どうやら午前中いっぱいを
    使って頂上まで登れる計算らしいな」

千曳「怜子君たちはもう登りきったかもしれないぞ」

ややこしい

中尾「それより苦情ならまだあるぞ。
    小椋の表記が由美と混在して読みにくい」

赤沢「確かにそうね。本来なら由美で統一するべきよね。
    お兄さんもいるわけだし」

杉浦「なんて言ってるうちに八割登りきったわ。
    あとは単純な道だけだからそんなに難しくないわね」

恒一「もうすぐゴールなの? なら猛ダッシュして進もう!!」

綾野「こういっちゃん!?」

由美「恒一君!?」

猛烈な勢いで駆けていく恒一。今まで溜まったストレスや
うっぷんを晴らすかのごとく、みごとな疾走だった。

登ってるのは坂道である。足や心臓にかかる負担は半端ではない。
だが彼は駆けた。駆けることしかできなかった。
その先に何かが待ってる気がしたから。

そのまま戻れなくなるぞ!

夢にまで見た山頂に着く。

厳密には山頂付近の平らな場所だったが、ここがゴールなのだ。
今までの坂道が嘘のように穏やか大地だ。近くに小さな小屋がある。

恒一「ああああっ!! あー疲れた!! もう一歩も動きたくないぞ!!」

疲れ果てて寝転がる。むかついてるのに、なぜかさわやかな気分に
なるから不思議だった。大自然の成す力だ。

鳴「あっ。来たんだ榊原君。お疲れ様」ドキドキ

恒一「ん? 見崎か」

興味をなくしたようにテンションが下がる恒一。

鳴(ちょ……。どうして私が話しかけると暗くなるの?
  機嫌悪かったのかな。さっき叫んでたし)

恒一はそっぽを向いて寝転がってる。服が泥で汚れてるのに気にしてないようだ。

佐藤さんの膝枕の出番だな

江藤(何やってんのよ見崎。せっかく奴一人なんだから
   今のうちに話しかけときなさいよ)ボソボソ

鳴(でも彼、疲れてるし機嫌悪そうだよ?)

江藤(赤沢たちが登りきってない今がチャンスだってのに、
   しょうがないわね)

意を決した江藤が、ごろ寝してるクズの背中に問いかける。

江藤「そんなことで寝てんじゃなわいよ榊原。
    あんた見崎に対してずいぶん冷たいじゃない」

恒一「んあー? 疲れたから仮眠しようかなって」

江藤「ここってけっこう高いし空気薄いわよ?
    つーか山頂付近で仮眠するとかありえないわ」

恒一「うっさいなー君は。朝の騒動といい、なんで僕に構うのさ」

江藤「見崎がかわいそうだからよ。
    昨日の怒鳴り声とか壁ドンとかすごかったんだからね」

恒一「そういえば壁何度か殴ったからね。あの時は僕も若かったよ」

江藤「あたしの部屋、見崎の隣だったんだけど」

恒一「それは悪かったね。おわびに巨峰ソフトでも買ってきてよ。
    あれ僕的にすごいリスペクトなんだよねー」

江藤「なんであたしがパシリにされんのよ!!
    見崎ー、こいつクズすぎるんだけど!!」

鳴「いいのよ江藤さん。私が買ってきてあげるから」

小屋の奥に売店もあった。山頂付近にしては意外に広いスペースである。
恐るべきことにここは小山にすぎず、近くには倍の高さの山がある。

ここは、その山頂を目指す猛者たちの休憩場となってる場所だった。

売店にて

鳴「巨峰ひとつください」

店員「はいよ。お嬢さんよく食べるね」

風見「見崎さん。ソフトクリームならさっきも食べてたよね?」

鳴「私、こう見えて大食いなの」

猿田「かなりの甘党なのか? お腹壊すぞ」

江藤「みんな騙されちゃだめよ!! 
    その子は榊原のパシリにされてるのよ!!」

望月「なんだって……!? あのバカはまだそんなことやってんのか」

水野「俺の見崎になんてことを……!!」

怜子「いいなぁ。私も恒一キュンのパシリにされたいわぁ」

支援

前島「先生黙っててくれますか? スレタイの内容とか
    まだ期待してるんじゃないでしょうね?」

怜子「え? 山頂に着いたらセックスフラグじゃないの?」

高林「それをするには榊原君をまともに戻さないとダメでしょ。
    山登りしても全然クズが治ってないじゃないですか」

怜子「変ねぇ。大自然の中にいればムラムラしてくると思ったんだけど」

勅使河原「今回の修業はそれが目的だったんですか!!
       ここまで登るのにどんだけ苦労したと思ってんすか!!」

怜子「テヘペロ」

望月(うわぁ。ペコちゃん風の顔した怜子さんやばいよぉ///
   今ので完全にノックアウトされちゃった僕望月十五歳)

江藤「あのー。茶番はもう終わったかしら?
    ここまで話が脱線するのもある意味芸術よね」

桜木「先生のクズっぷりも全然治ってませんね」

怜子「えへ」

王子「旅のしおりにはクズの是正が目的ってはっきり書かれてるのに」

猿田「多々良の言ったとおり旅行じゃなくてただの茶番ぞな。
   おかげで無駄に議論する能力ばかり身についてしまった」

江藤「んもー。あんたら真剣に話聞いてよねー」プンプン

みんなが不毛な問答をしてる間に、恒一のもとへ駆け寄る鳴。

鳴「持ってきたよ恒一君」

恒一「恒一君だと? 僕がいつ名前で呼んでいいって言った?」

鳴「あ……そのっ……」オドオド

恒一「嘘だよ見崎。買ってきてくれてありがとうね」ニコ

鳴「あっ……うん///」

久しぶりに見た彼の笑顔。やっぱりイケメンだった。

鳴「えへへ」

恒一「巨峰おいしーなー」

鳴「隣に座ってもいいかな?」

恒一「好きにしなよ。僕は景色見てるから」

休日の中年オヤジのようなだらしない格好の恒一。
鳴は迷惑にならないよう慎重に座る。

下界の景色は壮大だった。ごつごつした岩山が永遠と
続いていて、斜面に見たこともない花が咲いてる。

安全を考えていくつもロープが張ってある。
それでも落ちたらどうなるんだろうと考えてぞっとした。
人間とは余計な想像を働かせる生き物なのである。

鳴(ここなら恒一君と二人きり。うれしいな)

恒一(見崎と仲良くしないと江藤さんに怒られるからね)

恒一「佐藤さんの膝枕の出番だな」

鳴「え?」

恒一「佐藤さん呼んできてよ。
    この格好だと頭が疲れるんだよね」

鳴「う……うん。今いく」

恒一にはとことん純情な鳴。悪い言い方をすれば召使のようである。
一分ほどして鳴が佐藤を連れて戻ってきた。

佐藤「お呼びですか榊原君」

恒一「うん。読者の都合もあるし、また膝枕頼んでいいかな?」ニコ

佐藤「はい……///」

鳴(いいなぁ佐藤さん)

二度目だから安心して頭を任せた。

空をゆったりと流れる雲を見てると眠くなってくる。
遠くで江藤が怒鳴ってる声が聞こえるが、
考えるだけめんどくさくなった。

恒一(良い気持ちだ。この世界には楽しいことが
    いっぱいあるんだな。これからも頑張って生きてみよう)

佐藤「榊原君。寝ちゃったんですか?」

恒一「まだ起きてるよ」

佐藤「休憩所で江藤さんが騒動起こしてますけど
    気にしないでくださいね?」

恒一「大丈夫。そんなこと気にするほどやわじゃないから」

鳴「あっ。千曳さんたちが登ってきたよ。
   これで全員着いたみたいね」

うむ

くたくたになって到着した赤沢たち最後尾組。

由美「ふぅ。思ったより時間かかったわね」

赤沢「しばらく山登りはごめんだわ。
    あそこにいるの恒一君かしら?」

多々良「そのようですね。昨夜の佐藤さんの
     膝枕イベントってのは本当だったようですね」

敦志「あの堂々とした態度。一流の男はやっぱ違うぜ」

千曳「女を落とすのも一流だが、クズとしても一流だよね」

綾野「千曳さん言いすぎ……」

千曳「おっと。これはすまなかったね。つい本音が」

沙苗「病院にいたころはあんな子じゃなかったんだけどね。
    なんで見崎さんも一緒にいるのかしら」

佐藤「あっ、みんな来ちゃいましたよ」

恒一「やあ君たち」

中尾「膝枕されてんのに堂々としてんな」

敦志「大物の風格を感じるぜ」

多々良「恒一君、多少の浮気は甲斐性として認めますが、
     堂々とするのはどうかと思いますよ?」

恒一「ごめんね。もう離れるから」

佐藤(もう終わりか。短かったな……)

多々良「見崎さんもいるんですね?」

鳴「うん。悪い?」

千曳「おや」

由美「めずらしく喧嘩腰ね」

鳴(江藤さんに諦めるなって言われたもん。
  私から積極的にならないとこの人たちに取られちゃう)

恒一「見崎?」

鳴「私も恒一君のそばにいたい」

赤沢「!?」

恒一「腕を組まないでよ見崎。また修羅場はごめんだ」

鳴「でも一緒にいたいから」

多々良「……」

千曳「いきなりこの展開かね。山頂で修羅場とか新しいラブコメだね」

敦志「新ジャンル・山頂系ラブコメ」

支援

恒一の名前を誠に改名だな

たる

恒一「ふざけてないで助けてくださいよお義兄さん。
    僕足とかガタガタで動けないんですよ。
    ソフトクリームすら自分で買って来れなかったんですから」

由美(お義兄さん!?)

敦志(おい榊原君。その呼び方は……!!)

千曳「自分で修羅場を作るとか尋常ではないね」

中尾「新ジャンル・主人公が修羅場を作るラブコメ」

赤沢「黙ってなさい。今の恒一君の発言は聞き捨てならないわ」

杉浦「聞きようによっては由美と婚約したいみたいよね」

多々良「どう解釈してもそうとしか聞こえませんが?」

沙苗「血を見ることになったら手当は任せてねー」

中尾「まかせまーす」

恒一「中尾君とか緊張感なさすぎ」

中尾「だって俺関係ねーし」

多々良「見崎さんはなんで腕を組んでるんですか?
     そしてソフトクリームを自分で買って来れなかったって
     なんですか? 誰かに買いに行かせたってことですか?」

江藤「それなら私から説明するわ!!
    そこのバカは見崎をパシリに使ったのよ!!
    見崎のこと全然好きじゃないくせに女心を利用して最低よ!!」

由美「なによそれ。まるで恒一君が極悪人みたいじゃない」

江藤「みたいじゃなくて極悪人よ!!」

赤沢「あーもう。どうでもいいけどこちとら疲れてんのよ。
    休憩所まで移動しましょうよ。話ならそこでもいいでしょ?」

青空のもと照りつける太陽は暑かった。給水しないと
倒れてもおかしくない。赤沢の判断は的確だった。

休憩所は広かった。みんなが椅子に腰かけて雑談してる。
テーブルがいくつも並べてあって優雅な場所だった。

風見「赤沢さんたちも来たか。これで全員揃ったようだな」

怜子「こういちキュン。先生といいことしよ?」

恒一「えー嫌です。てかまだこの人治ってないのか」

千曳「我々は無駄に体力だけ消耗したようだ」

沙苗「シャワーでも浴びたいわ」

猿田(水野の姉のシャワー姿……絵になるぞい)

恒一「風見君。また前かがみになってるよ?」

風見「うるさい!! つーかこのネタ何回使えば気が済むんだ!!」

赤沢「あんた、もうクラス委員降りなさいよ」

猿田よけ

赤沢がマトモだと!

風見「思春期なんだからしょうがないだろ!!
    赤沢さんだって榊原君にぞっこんのくせに!!」

赤沢「え? 私と恒一君は結婚するんだから当然じゃない」

鳴「恒一君は無能なんかに渡さない」

赤沢「空耳が聞こえたわね」

恒一「ところで水野君。自分の姉で妄想されるのってどう思う?」

猛「すげー微妙だな。おまえらも同じ立場になってみれば分かるよ」

恒一「だってさ風見君。君にクラス委員は任せられない」

風見「うるせー!! 昨日からそればっかり言いやがって!!」

千曳「さあ、いつもの漫才劇が始まったか。
    このクラスは漫才するのも一流だよね」

望月「今となっては殺伐とした雰囲気すら心地いいです。
    いつになったら僕と怜子さんのエロシーンが始まるんですか?」

恒一も自分の叔母で妄想されてるじゃないか、と

見崎の扱いが…くっ

有田「たぶんとうぶんなさそうですよ」

望月「読みにくいからもっと漢字使ってよ!!
    この作品って全体的に漢字少なくないですか!?」

千曳「ひらがなに愛着があるんじゃないのかね?」

松井「話変わるけどエロシーンなら私と杏子ので充分よね?」

金木「そうねぇ。昨夜とか描写する機会ありまくりだったのに」

松井「描写するのもいやだが、みたいなナレーションで
    終わったわよね。せっかくいいシーンだったのに」

金木「あの時の榊原の必死な顔といったら」

恒一「まじで必死だったんだからしょうがないだろ!!
    つーか部屋でレズってんじゃないよ」

猛「その話。俺にも聞かせてくれないか」

まだあんのかよww
因みに俺が>>1だ 早く怜子さんとイチャイチャさせろ 小椋ちゃんでも良いけど

怜子さん妊娠してるんだよね?
なのに他の女とくっつくのはどうなの?

もう怜子さんは諦めた方が…

怜子「私…」

恒一「言わないでください、怜子さん…」

怜子「私のせいで恒一くんに迷惑かかるのは嫌なのよ…」

恒一「怜子さんには日頃お世話になった事を恩返ししたいと思ったんです。」

支援

恒一「話すほどのことじゃないよ。
    この二人のレズっぷりなんて教室でも見れるじゃないか」

猛「そうなのか? あとみんなが姉貴に興味があるみたいだから
   すげー気まずいんだが」

恒一「実の姉が美人ってどういう気分なの?
    僕一人っ子だから想像つかないんだよね」

猛「う~ん。血が繋がってるから顔がかわいいとか思えないんだよな。
 普段からアホな性格とか知ってるし。それと家じゃほとんど
 話してないからな。いっつも仕事で忙しそうだし」

松井「あれあれ~? 榊原君はお姉さんキャラが好きなのぉ?」

恒一「気になっただけだよ。沙苗さんには入院中もお世話になったし」

鳴(私、全然お姉さんキャラじゃない……)ショボーン

猛「身内と言えば怜子さんも美人じゃん。
 風呂上りとか欲情しねーの?」

もう無理に見崎動かす必要無くねか

風見(ふ、風呂上がりだと……!?)

恒一「みんな聞いてください!! 
   風見君が三神先生の裸を想像して興奮してます!!」

風見「大声でばらすな!! そのマイクどこから出した!?」

猛「どっかに用意されてたみたいだぞ。
  まあ興奮するのも分かるよ」

恒一「逆レイプされなければ分からなかったけどね。
   僕にとってトラウマなんだ」

有田「先生のくせにクズすぎですよね」

猛「もっともクズの定義は俺たち全員だそうだ」

有田「全員!?」

恒一「なんてクラスなんだ!! あと>>1が見てるそうだよ。
    好き勝手してごめんね」

怜子さんなんて殺して赤沢さんとの結婚はよ

怜子「だってまとな人いないでしょ?」

恒一「あなたが一番まともじゃないのに!?」

怜子「>>1がこういうキャラにしたのよ」

風見「よく話題に出されるな>>1
   その代り榊原君は勝手におかしくなったよね」

恒一「僕って潜在的にクズだからね」

風見「自分で認めたぞ。ある意味斬新な主人公だ」

有田「恒一君はクズじゃありませんよ!!
   周りが変な人ばっかだから影響されただけです」

風見「榊原擁護派うぜー。裁判の時も散々弁護されたし」

恒一「あれって裁判だったの?」

有田「ケンカだと思います」

風見「喧嘩でも裁判でもどっちでもいいよ。
   それにしても負けるとは思わなかった。
    君が転校してからロクなことにならないな」

恒一「全部怜子さんが悪いんだよ」

有田「担任の先生が変態とかすごいですよね。
   しかも女の先生なのに」

鳴「だいたい逆レイプとかどうなの。
  法律的にも三神先生が性犯罪者なのは明らか」

恒一「話が分かるじゃないか見崎。
    僕は何も悪くない。そうだよね?」ナデナデ

鳴「うんっ……///」

風見「おーい君たち。目の前でラブコメされる人の
   気持ちとか考えたことあるのかい?」

恒一「そんな細かいこと考えてたら生きてけないよ」

恒一(擁護派は一人でも多い方がいいからね)

風見「やれやれ。君のクズっぷりを形容すべき言葉が
   見つからないよ」

江藤「これ以上ないほどのクズよ」

鳴「彼の悪口言わないで」

江藤「でもクズじゃない。なんであんな男が好きなのよ?」

鳴「思いやりがあるし、世話とかしてくれるから」

風見「どういう思考回路をすれば
   思いやりがあるという結論に至るんだ」

江藤「また裁判が必要?」

有田「そしたら全力で擁護しますけどね」

王子「関係ないけどここまでクズを連呼される小説ってないよね」

川堀「いいから早く怜子さんとイチャイチャさせろ 小椋ちゃんでも良いけど」

さる

>>1が川堀に乗り移ったか

支援

敦志「おっ。うちの妹にもチャンスが到来したか」

由美「何言ってんのよアニキ」

敦志「遠慮することはないぜ?
   おまえのエンドを望んでる人だって多いだろうし」

由美「本当にいいのかしら///」

中尾「怜子さんなんて殺して赤沢さんとの結婚はよ」

恒一「えっ」

赤沢「なっ///」

怜子「なによそのふざけた展開は。私殺されちゃうの?」

和久井「それより話変わるけどさ。
     もう無理に見崎動かす必要無くねか?」

鳴「ええ!? ここまで頑張ってきたのに」

江藤「和久井!! あんたは女の敵よ」

望月「見崎さんなんて死んでいいよ!!
   怜子さん妊娠してるんだよね?
    なのに他の女とくっつくのはどうなの?」

恒一「もう散々話し合われたテーマだね。
   クズって呼ばれるのも慣れてきた」

川堀「だから騒動の原因は榊原だっていってんだろーが!!
   いつになったら物語が終わるんだ!!」

桜木「登山編長くないですか。そろそろ下界に降りましょうよ」

恒一(でも今夜もろくなことにならないぞ。
   どうせ誰かと浮気するにきまってる)

鳴(私ならいつでもオッケーだよ?)

恒一(見崎がこっち見てきてうぜー。やはり読者の総意で
    展開を決めるのが最良に思えるぞ。またアンカでも募るか)

安価じゃ総意じゃねーだろww

永遠と続く話し合いを中断し、日が沈む前に地上に降りた。

ぞろぞろと宿舎に戻っていく一同。
誰もが疲労困憊で足を引きずってる者もいる。

ちなみに今日の登山コースは中級者用だった。

赤沢「つかれたー。恒一君と結婚すれば元気になるかも」

恒一「そういう冗談いうとまた喧嘩になるから」

赤沢「でも我慢できなくなったら私の部屋に来ていいのよ?
    昨日の多々良さんとの件ならノーカンだから」

恒一(ノーカン!? あれだけ頑張って展開したのに!?)

風見「さて。今夜の食事ではまた裁判をするぞ」

桜木「今回は裁判方式でやりますか。見事に擁護派と
    否定派で別れてますし。アマチュア裁判ですけどね」

夕食の時間が来た。今日はやたら豪華な食事だった。
一言でいうとフレンチのフルコースである。

怜子のポケットマネーでシェフ等を雇ったらしい。
ウェイトレスがいて、中学生なのにワインまで運ばれてくる。

風見「では食事をしながら裁判するか」

恒一「なんでテーブルマナーなのに食べながら裁判なんて
   しないといけないんだ!!」バン

風見「君がクズすぎるからだ。どうせ今夜も女の子の部屋で
   寝るつもりなんだろう? いっそのこと誰と付き合うか
   はっきりしろ」

桜木「議題は単純です。榊原恒一被告は誰と恋人になるべきか」

恒一「こんなの無効だよ!! 今日はおとなしく登山したのに、
   なんで公開処刑されなきゃならないんだ!!
    それに裁判じゃなくて会議と言った方が正しいだろ!!」

敦志「いい怒号だ。一流の男は怒声すら音楽のように聞こえるぜ」

桜木「議題についても話し合います。たしかにそれは会議です」

風見「しかし君は江藤さん以下数名に起訴されてるんだよ」

恒一「なんだって!?」

江藤「ふふふ。あんたの悪事を裁いてやるのよ」

風見「ちなみに三神先生からも起訴されてるぞ」

恒一「先生何やってるんですか!!」

怜子「テヘペロ。恒一君が他の女の子と仲良さそうだったからつい」

恒一「教師が茶番に参加するなよ!!」

桜木「被告は黙ってください。それでは始めますよ」

恒一「ちくしょおおお!! なんで普通に食事できないんだああ!!」

鳴(恒一君……)キュン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しばらく休憩する 
希望でも起訴内容でも自由に書いていけ>>551~570
気に入ったのを採用してく

純粋無垢な綾野ちゃんに本気の告白

さっさと怜子さんに逆レイプされろ

鳴ちゃん不憫すぎてちんちんおっき

擁護派と逃亡

まぁ皆の意見を総合して赤沢さんを亡き者に

江藤さんを落として擁護派に

江藤さんおとしたいね

江藤さん可愛いよでも見崎たん可哀想だお…

これまで名前の出てない奴を堕とす

擁護派とセックス

女子の誰かがお母さんに見えてきて母乳赤ちゃんプレイ

恒一が堕としたやつ全員妊娠

佐藤さんのおっぱい枕で寝る

沙苗さんと公開イチャラブパーティ

セフレ百人できるかな

これまだやってたのかww

ギャル系の藤巻さんなんてどう?

そろそろ松井さん寝取ろうか

その後、嫉妬に狂った金木さんを落とそう

風見「安価の集計を始めるぞ!! この後も番号関係なく
    気に入ったのを採用していくからな!!
    偽りなく素直な欲望を書いてくれ」

恒一「アンカってなんのこと?」

桜木「こっちの話です。被告は静粛にお願いします。
    江藤さんに対する要望が多いようですね」

風見「しかし江藤さんを選んだら見崎さんを裏切ることになるぞ。
    僕としては悪くないと思うが」(ゆかり以外ならな)

江藤「榊原となんてこっちからお断りよ!!」

王子「まあまあ。意外と付き合ってみたらうまくいくかもよ?
    第一印象最悪のカップルほど長続きするらしいね」

辻井「綾野さんに本気の告白か。
    やはり需要があるみたいだね」

綾野(ドキドキしちゃうな……///)

最後はやっぱり怜子さん

とりあえず怜子さんは死に還さないとな

桜木「擁護派と逃亡? 妊娠? 藤巻さんや松井さんを犯す?
    怜子さんに逆レイプ? これまでに出てないやつを堕とす?
    鳴さんが不憫? 夢が広がるような内容ですね」

高林「フェアな僕が採点してあげよう。今のとこ>>562が頭一つ抜けてる。
   もちろんその他も決して悪くない。松井さんとかね」

風見「カオス内容ばかりだから慎重に検討しないといけないな。
   さて。集計と並行して裁判も行おう。江藤検察、起訴状を」

江藤「起訴内容を述べまーす。榊原被告は山頂で見崎さんを
   パシリに使いましたー。巨峰ソフトを買いに行かせたんです。
    女心を利用した極めて下劣な犯行です」

風見「弁護しようがないと思うが、弁護役の有田さんどうぞ」

有田「嫌なら断わればよかった思います。恒一君は体が弱いのに
   頑張って登りきったんですから、動くのがめんどいのも理解できます。
    パシリというより見崎さんが勝手に買ってきただけと思います」

風見「榊原被告、江藤さんの起訴内容を認めますか?」

恒一「バカらしい!! 断固として拒否するね!! 
   有田さんの言うとおり嫌なら断われたはずだろ!!」

鳴「怒らせてごめんね恒一君。風見君。もうやめようよこんなの」

桜木「現在被害者に発言権はありません。見崎さんは黙っててください」

風見「では被告人へ質問だ。榊原君はなぜ見崎さんを
   パシろうと思ったんですか?」

恒一「それも有田さんが言ったとおりだよ。頂上まで登ったばかり
   だから足がパンパンだったの!! 自分で買いに行くのもめんどい
   から適当に言ってみただけだよ。まさか本当に買ってくるとは思わな…」

風見「と彼は言っています。被害者である見崎さんはどう思いますか?」

鳴「なんでもしますから恒一君を無罪にしてあげてください」オロオロ

桜木「ちゃんと質問に答えてください」

支援

鳴「どう思いますかって言われても困るけど、
  嫌だったら初めからパシられてないよ。
  昨日も裁判になっちゃったからお詫びのつもりで
  買ってきてあげたの」

藤巻(なんていい子なの。
   この子が報われないなんて世の中間違ってるわ)

恒一「おら裁判官。僕の無罪は明らかだろうが!!
   こんなままごとさっさと終わらせろよ!!」

風見「質疑はまだ続きます。見崎さん。あなたは榊原君と
   恋人になりたいと思ってる。違いますか?」

鳴「はい/// 彼のことは前から大好きです///」

赤沢「……」ムカ

桜木「では榊原被告に聞いてみます。
   あなたは見崎さんの気持ちを知ってしましたか?」

恒一「知りませんでした。すみません。
   人からは鈍感だねってよく言われるんですよ」

ゆかり犯して風見くんに殺される未来が見えるwww

しえん

桜木「それはおかしいですね。あなたは昨夜の裁判で
   見崎さんからの好意を明らかにされたはずです。
   今更知りませんでしたなどと言い訳ができると思いますか?」

恒一「ノーコメントでお願います。別に答えにくいことは
   言わなくてもいいんですよね?」

風見「かまいませんが、後半で不利になるだけですよ?」

桜木「弁護側から証拠品としてICレコーダーが提供されました。
   オリンパス製だそうです」

江藤「まずはこの音声を聞いてください↓」

  『持ってきたよ恒一君』

  『恒一君だと? 僕がいつ名前で呼んでいいって言った?』

  『嘘だよ見崎。買ってきてくれてありがとうね』  

もうさっさと女子全員性奴隷化しろよ

渡辺「なんて内容なの。前半と後半で性格が入れ替わってるみたい」

米村「どう考えても見崎さんの気持ちをうまく利用してるよね?
   わざと下の名前で呼ぶことを許して懐柔してる」

桜木「証拠品に録音された音声を事実として認めますか被告?」

恒一「あーーそうだよ!! 事実だよ!! いつのまに録音したんだ!!」

風見「その質問に答える義務はありません。あなたはこれでも
   見崎さんの気持ちを知らなかったと言えますか?」

恒一「言い訳しようがないね。見崎から好かれてることなんて
   とっくの昔に気づいてたよ。こんなの裁判するまでもない
   周知の事実だろうが」

風見「分かりました。では弁護側の供述とか何かありますか?」

有田「内容と直接関係ありませんが、ICレコーダーで
   恒一君を盗聴してますよね? いくら検察側とはいえ、
   個人のプライバシーを侵害するのはどうかと思います」

風見「と言われてますよ検察の江藤さん」

江藤「ぐぬぬっ。だって被告は次々に浮気を繰り返す
   極悪半なのよ? 盗聴でもしないとしらを切られるでしょ」

桜木「検察側の主張には個人的な感情が入っています。
   有田さん続けてください」

有田「昨日の裁判で恒一君が無罪になったから、
   今日も勝てないと思って汚い真似したんですか?
   それに被害者の見崎さんは嫌がってないじゃないですか」

江藤「くっ」ヒヤアセ

有田「榊原君を悪にしたいなら、盗聴したあなたたちも
   また悪だと思います。こんな得体のしれない検察側の
   主張なんて誰が認めたがるんですか。やはり裁判自体が
   おかしいんじゃないでしょうか」

風見(やばいぞ……また負けてしまいそうだ)アセアセ

恒一「あはははは!! また僕らの勝ちみたいだね!!
   江藤さん今どんな気分なんだい!?」

江藤「ちくしょう……くやしぃ」ポロポロ

桜木(どうします風見君? この展開だと確実に敗訴しますよ)

風見(連敗ほど不名誉なことはないぞ。仕方ない。
   陪審員制度でも導入するか)

風見「あー皆!! 実はこの裁判も陪審員制度を導入したんだ!!
   最後はみんなの投票で無罪か有罪を決めようと思う!!」

桜木「有罪なら宿舎の地下に投獄。
   無罪ならまた誰かと浮気するでしょうね」

投票箱>>585>>600  

無罪

無罪

無罪

無罪

無罪

無罪

無罪

圧倒的無罪

無罪でいこうや

安定の無罪率ww

無罪

無罪

無罪に決まってる

無罪だからはよ江藤さん落とせ

無罪

嫌がる江藤さんを堕として服従させたい

無罪無罪
なんでそんなに江藤さんは僕に執着するの?→そっそれは…
からの早よ

風見「結果を言おう。残念なことに、
   無罪への投票率が限りなく百パーセントだ」

桜木「なぜ誰も有罪にしないのでしょう。
   投獄したら監禁プレイがありましたのに」

風見「だが流れには逆らえない。榊原被告、君は無罪だ」

恒一「やったぁああ!!」

有田「よかったね恒一君!!」

鳴(よかった。私の願いが報われたんだわ)

風見「ただし、江藤さんと一緒の部屋で監禁させてもらう」

怜子「教員命令よ。逆らったら二人とも退学ね」

江藤・恒一「!?」

江藤「ちょ……いきなり意味不明すぎて頭が……」

桜木「江藤さんはICレコーダーで盗聴しました。
   検察官としてあるまじき行為です」

風見「最高裁判官役の三神先生とこっそり話し合った結果、
   江藤さんを有罪とし、榊原君と一緒にすごしてもらうことになった」

桜木「期間は明日の朝まで。場所は榊原君の部屋です。
   相部屋の望月君は強制退去させます」

望月「なんだってえええ!?」

怜子「逆らったら退学です」

望月「ううああああああ!! 横暴すぎる!!
   でもそんな三神先生も……はぁはぁ」

恒一「先生!! 望月君がテント張って興奮してます!!」

怜子「そうですか。いちいち報告しなくていいです」

恒一「風見裁判官!! 無罪のはずの僕がなぜ閉じ込められるんですか!?」

風見「あなたは今まで主人公としてあるまじき行為に身を染めてきました。
   今まであなたに寄せられた苦情や起訴状は七十件を超えます」

桜木「そのほとんどが人道に反するものばかりです。
   あなたの存在自体が人道に対する罪なのです」

怜子「いちおう私も妊娠してるしね」

恒一「よく言うよ!! お前らの方が人道に反してるじゃないか!!」

江藤「こんなの無効よ!!」

怜子「そんなに退学になりたいですか二人とも?
   校長や教頭にはすでに確認を取ってあるんですよ?」ニコ

江藤「うっ……これじゃ逆らえないじゃない」

怜子(確認なんて取ってないけどね。許可が下りるわけないじゃない)

きもい

なんだってえええ

これにて法廷は閉じた。

江藤と恒一は手錠させられ、大人しく部屋に入らせられた。

風見「ここが今日からおまえらの部屋だ」ゲシ

恒一「コードベロニカじゃないんだから蹴るな!!」

江藤「バイオやってる人にしか分からないネタね。
   こんな男臭い部屋で寝るなんて嫌よ」

恒一「君となんて僕の方から願い下げさ!!」

江藤「あらそう? 言ってくれるじゃない!!」

桜木「はいはい。イチャイチャするのは二人だけの時にしてください。
   ルールを説明しますからね」

恒一・江藤「これのどこがイチャイチャしてるように見える!?」

風見「ツッコミのタイミングもピッタリじゃないか。お似合いだよ」

公立の中学なのに退学って

裁判()無しで有罪とか

猿田避け

こまけぇこたぁいいんだよ

桜木「クズ二人に説明しますね。まず必要がないときは
   部屋から出るのを禁じます。すべての扉は基本的に
   施錠しておいてください。もうお風呂も済ませましたから、
   特に外出する用事もないでしょう」

風見「もし部屋から出たい場合は電話で確認を取ってくれ。
   連絡先は僕か桜木さんのみ。念のため監視カメラも
   六か所に設置してモニター体制を整えてあるからね。
   勝手に取り外したら罰を与える」

江藤「罰ってどんな?」

桜木「秘密です。拷問より少し軽い程度のお仕置きです」

恒一(とても中学生じゃ耐えられなそうだ)

桜木「他にも詳しいことはこの紙に書いてありますから、
   存分にイチャラブして距離を縮めてください」

ガチャ バタン

委員長二人は去って行った。江藤と恒一だけを残して。

多々良さんはよ

>>608
>怜子(確認なんて取ってないけどね。許可が下りるわけないじゃない)

恒一「僕寝てるから話しかけないでね?」

江藤「あたしは読書でもしてるわ。
   半径三メートル以内に近寄らないでね?」

恒一・江藤「」ムカムカ

すでに険悪なムードの二人。この状態からどうやって
ラブコメにもっていけばいいのだろうか。

モニター室では風見と桜木が監視してる。

風見「まあ予想通りだが、かなりギスギスしてるね。
   最初は距離の測りあいでもしてるんだろう」

桜木「榊原君なんて寝るとか言っておいて江藤さんのほう
   チラチラ見てますよ。やっぱり気になるんでしょうね」

風見「ふふ。これはいい暇つぶしになりそうだ。
   ゆかり。もっとお菓子持ってきてよ」

恒一「あー、眠れないや。江藤さんがいると大好きな
   ホラー小説にも集中できないし」

江藤「なんですって?」

恒一「イライラしても不毛だよ。いっそ裸になって踊らない?
   監視カメラに向かってアヘ顔ダブルピースとかしよーよ」

江藤「言ってることが意味不明。さすが変態は違うわね」

恒一「あはは/// 照れるな」

江藤「あんた耳鼻科行ったら!? これっぽっちも褒めてないからね!!」

恒一「なんか江藤さんって怒ってばっかりだね」

江藤「あんたが見崎の気持ちを踏みにじるからでしょ」

恒一「だって僕クズだし」

江藤「堂々としたクズね。こんな奴初めて見たわ」

支援

恒一「自分を偽らないことって大事だと思うんだ。
   僕はいつでもどこでもありのままの僕でいたい

江藤「気持ちはわかるけど少しは偽りなさいよ。
   人は誰だって嘘ついて生きてるもんなのよ?」

恒一「江藤さんも嘘ついてるの?」

江藤「あ……あたしは違うけど」

恒一「なんであせってんの?」

江藤「なんでもないわよ!!」

恒一「ふぅん?」

江藤「もう知らない!!」プイッ

ベッドに座りながら足を組み、そっぽを向く江藤。

良いぞ良いぞ

どうしようかと考え部屋を見渡す恒一。
娯楽品の類はほとんど撤去されていて、
テレビなくて本もロクに置いてない。

恒一「そう言わずに聞いてよ江藤さん。僕も退屈で死にそうなんだ。
   どうして見崎のこと気にかけるようになったの?」

江藤「あの子、ほっとけないのよ」

恒一「妹みたいなものかな?」

江藤「そうかもね。なぜか分からないけど協力してあげたく
   なるのよ。庇護欲をそそるっていうか」

恒一「あー分かるよそれ。僕も以前は歯とか磨いてあげてたもん」

江藤「そんなことまでしてたんだ……」

恒一「ひいた?」

江藤「少しね」

少し沈黙を挟む。

江藤「でもなんで見崎を好きになったの?」

恒一「え」

江藤「転校して間もないころは見崎に付きまとってたじゃない」

恒一「あのころは一目惚れだったかな。
   今は特に好きな人とかいないけどね」

江藤「……? 多々良さんと付き合ってんじゃないの?」

恒一「一方的に迫られただけで告白なんて一度もされてないよ」

江藤「本当なのかしら?」

恒一「本当に本当だよ。あとで本人に聞いてみてよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
風呂タイムきた

まさか>>1000までいったりする?

ほしゅ

 

保守

終点が分からねえ

ほたる

何故

話をダラダラ続けて時間だけがすぎていった。

江藤「暇ね」

恒一「遊べるような道具がないからね」

江藤「なにかゲームでもしたいわ」

恒一「あいにくコンセントすら見つからないよ」

江藤「どうすりゃいいのよ」

恒一「結婚する?」

江藤「なんでそうなるのよ!!」

恒一「いや言ってみただけだって。そんなに怒んないでよ。
   ところで今何時だろう?」

江藤「もう十時過ぎね。他の連中は何してるのかしら」

ほし

がんばれー ここまで来たら突っ切れよ

――モニター室

風見「ゆかりの手作りケーキおいしかったよ」

桜木「おそまつさまでした。
    また今度作ってきてあげるからね」

風見「いや待ってくれ。僕も男を見せたい。
    今度は僕が君に作ってあげた良いんだ。だめかな?」

桜木「それは……ケーキを?」

風見「ああケーキだ。そしてそのあとは、一緒に……」

桜木「風見君……素敵……」

怜子「はいはい。くだんない茶番はそこまでねー。モニター見なさい」

桜木・風見「先生!!」ビクッ

怜子「恒一キュンと泥棒猫いい感じになってんじゃない」

桜木「泥棒猫って……。
   そこまで言うのによくこの計画に乗り気になりましたね」

怜子「アンカの総意を反映するのは大変なのよ」

風見「だったら無駄な裁判とかいらないでしょ。
   たぶん読者の誰も読んでないと思いますよ」

怜子「でもなんとなく恒一君を裁きたいじゃない?」

桜木「意味不明ですね。それで何しに来たんですか?」

怜子「恒一君の部屋のブレーカーを落としなさい。
   あと一押しであの二人は落ちるわ」

風見「はぁ。結局僕らが先導するわけか」

桜木「いわゆるお化け屋敷作戦みたいなもんですね。
   急に真っ暗になれば誰だって……ですよね」

スイッチに手をかける桜木。視点は再び恒一サイドへと戻る。

はよはよ

ガチャ シーン

恒一「ん!? 急に夜になったね」

江藤「な!? なによこれええ!?」

何の前触れのなく視界が闇に奪われる。
ただでさえ得体のしれない部屋だけに恐怖をあおる。

江藤「きゃあああ!! 榊原あんたの仕業ね!?」

恒一「こんなことして何の得になるんだよ。
   僕らは閉じ込められてる身なんだから、
    どっちも犯人じゃないでしょ」

江藤「嫌に冷静ね……」

恒一「何度も入院してたから度胸がついたんだ」

江藤「そ……そう」

wktk

江藤(やだ。怖いんだけど)

恒一「大丈夫だよ江藤さん。僕が近くにいてあげるから」

江藤(くっ。今はこいつが頼もしく思えるわ)

恒一「暗くてよく見えないけど小刻みに震えてるね」

江藤(なんで分かっちゃうのよ)

恒一「風見たちは鬼畜だけど命まで奪ったりしないから大丈夫だよ」

江藤「そうだといいけど」

恒一「嫌じゃなければ手でも繋ぐ?
   人の身体に触れると楽になるらしいよ」

江藤「うん……」スッ

初めて触った江藤の手は小さくて柔らかかった。
恒一の体温を感じて震えが止まってる。
暗闇の中でそこだけ明かりが照らされてるような温かみを感じた。

桜木を寝取ってNTRに目覚める風見はー?

江藤(お願い。早く電気復活して)

恒一(暗いと何もすることがなくてさらに暇になっちゃった)

江藤(どうして大嫌いな奴と手なんて繋いでるのよ。
   でもこいつがいると安心する)

恒一(頭の中で歌でも歌うか?)

江藤「あのさ……」

恒一「うん?」

江藤「ありがとね」

恒一「え」

江藤「あんたのこと、少しだけ許してあげてもいい気がしてきたわ」

恒一「それは光栄だね。ところでいつまで手をつないでるの?」

江藤「あ、明かりがつくまでよ!! 怖いんだからしょうがないでしょ」

恒一「あはは。素直な江藤さんは可愛いなぁ」ナデナデ

江藤「ちょ……何してんの///」

恒一「あっごめん。つい反射的に撫でちゃった」

江藤「……っと」

恒一「ん?」

江藤「もっと撫でなさいよ」

恒一「いいの? じゃあ遠慮なく」ナデナデ

江藤「///」

江藤(見崎が夢中になる理由が今分かったわ)

恒一から特殊なフェロモンが出てると見た 

まじ誠

ドドーン ズガーン

大砲の音かと思いきや、雷の鳴る音だった。
こんな遅い時間に鳴るとは珍しい。
しかもよく聞くと不自然な音である。

風見「僕たちが人為的に起こしたものだからね。
   いわゆる雷発生装置だ」

桜木「これだけ頑張ってるんだからお給料ほしいですね」

怜子「あとで何かおごってあげるわよ」

モニターサイドは和やかだが、恒一たちはたまったものじゃない。

恒一「むむむ、これはでかいぞ!!」

江藤「いやああ!! もうお家帰りたいよおおお!!」

恒一「大丈夫だって江藤さん。僕がついてるじゃないか」

これ1000いくな


江藤さん

江藤の取り乱し様はすごかった。

急な停電に続く落雷。登山の疲れも取れてないのに、
さらに監禁されてるのである。
中学生の精神で耐えろというのは酷だろう。

江藤「でも外すごい大きな雷来てるじゃない!!
   これも災厄が原因なのよ!! 私たちみんな
    死んじゃうんだわ!! もう終わりよ!!」

恒一「死ぬもんか。誰ひとり死なないから大丈夫だ」

江藤「どうしてそんなこと言えんのよ!!
   未来のことは誰にも分からないじゃない!!」

恒一「江藤さん。こっち向いてくれ」

江藤「……!!」

江藤は生まれて初めて男の存在を近くに感じた。
誰ともしたことのない口づけを、目の前の男としたのだ。

江藤(うそでしょ……)

三秒間のキスのあと、顔を離した。

恒一「ごめんね江藤さん。ずいぶんあせってたみたいだから」

江藤「……」

返事はなかった。目が慣れてきたから彼女の表情が
なんとなく分かる恒一。きっと怒って殴られるに決まってる。
いくら暴走を止めるためとはいえ、女の子にキスするのは間違ってる。

そう思って謝ろうとしたのだが、

江藤「続き、しないの?」

恒一「……!!」

衝撃走る。

これは衝撃走るわ

恒一は返答の代わりに立ち上がり、江藤を後ろから抱きしめた。
男の重みでベッドがきしむ。二人で同じベッドに座ってるのだ。

江藤「んっ……」

制服越しに胸を揉んだ。暗いから雰囲気はばっちり。
闇の中ならカメラを気にしなくてもいいと思い、
遠慮なく情事に励むことにした。

恒一「江藤さん……江藤さん……」

江藤「あっ……そこはぁっ……だめえっ……」

片方の手は胸を揉んだまま、もう一方はお尻や太ももを撫でていた。
敏感な部位は少し触っただけで江藤に刺激をもたらした。

恒一「かわいいよ江藤さん」

江藤「いいよ……もっと触って……」

クチュ クチュ

濡れてきた彼女のアソコを直接触っていた。

江藤「あっ……あんんっ……」

パンツは太ももまでずらしてある。
スカートを少しだけめくり、内部に手が侵入してる。

江藤「んんっ……」

暗いから相手の声がよく聞こえる。
人は情報の多くを視界から得てるから、
こういう時ほど声を意識してしまう。

恒一「もしかしてもうイキそう?」

江藤「そっ……そんなことっ……ないんだからっ……」

裁判の時の強気な口調と比べると、なんとも艶っぽい声だ。
恒一の指の動きが止まるわけなかった。

支援

支援

江藤(最初は大嫌いだったのにどうしてこんなに気持ちいの?)

乳首の先端をつままれながら、アソコをいじられる。
性の欲求に逆らのは不可能だった。
江藤は一層激しい嬌声を上げて果てた。

女の液体で濡れた自分の手を見る恒一。

恒一(江藤さん、イっちゃったんだ……)

荒い息を吐く彼女を見て、潜在的な欲望が燃え上がる。
生物としての欲求。繋がりたいという欲望が。

江藤「あっ……?」

恒一「ごめんね。もう我慢できないよ」

江藤「あっ……ああっ……ちょっ……まってっ……」

背後からの乱暴な挿入だった。女に不利な体勢。
四つん這いの江藤はただ受け入れるのみ。

おっきした

素晴らしい

江藤「んああっ……さかきばらくんっ……」

恒一「気持ちいよ江藤さん……僕もう止まれない……」

強烈なピストン。互いに経験の差があるから、
どうしても恒一がリードしてしまう。

余裕があると遊び心が生まれる。
江藤の両腕を後方から押さえながら激しく突いてみる。
腰のくびれが美しいカーブを描いてる。

江藤「ああっ……はげしすぎぃっ……だめええっ……」

恒一「江藤さん……江藤さん……江藤さん……」

暗黒の王国は二人だけの世界だった。
嬌声。ベッドのきしむ音。名前を呼ぶ声。
音だけに支配された空間だった。

二人の情事はその後も続き、裸のまま翌朝を迎えるのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
欄外                       合宿編 二日目 完 

早く赤沢さんルートにいけよ

フラグを立てた佐藤さんをだな…

小椋さんはまだか

小椋(兄)はまだか!?

寝たか

ほしゅ

鳴ちゃん!鳴ちゃん!鳴ちゃん!鳴ちゃんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!鳴ちゃん鳴ちゃん鳴ちゃんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!見崎鳴ちゃんの漆黒の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
アニメの鳴ちゃんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
0巻発売されて良かったね鳴ちゃん!あぁあああああ!かわいい!鳴ちゃん!かわいい!あっああぁああ!
原作の続編の制作も決まって嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!小説なんて現実じゃない!!!!あ…コミックもアニメもよく考えたら…
鳴 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!夜見山ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の鳴ちゃんが僕を見てる?
表紙絵の鳴ちゃんが僕を見てるぞ!鳴ちゃんが僕を見てるぞ!
アニメの鳴ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には鳴ちゃんがいる!!やったよ勅使河原!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの鳴ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ赤沢さあああん!!み、未咲ぃいい!!怜子さあああん!!!望月ぃいいい!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ鳴ちゃんへ届け!!夜見山の鳴ちゃんへ届け!

ほしゅ

ぬーん

るーん

ほしゅ

寝る前に保守
お前ら落とすなよ

保守!

バレードーナツ谷津バラ園アスナロサラダ新郎新婦

>>689
誤爆ですすみません

保守

仕方ないから保守

保守

保守はまかせろー

保守

>>702
おいお前 はよ

>>702

はよ

合宿の三日目が始まる。

二泊三日という設定だったので今日が最終日だ。

恒一(うああああ!! みんなにはめられて江藤さんと寝てしまった!!)

ベッドから跳ね起き、最低限の服だけを着て食堂へ飛び出す。
起きるのが遅かったので、もうみんな待っていた。

風見「優雅な朝だね。榊原君?」

恒一「どこがだよ!! 昨日はくだらないことさせやがって!!」

桜木「クラスの決め事は守ってください」

恒一「決め事って言えばなんでも許されると思うなよ!!

   あれはもはや集団リンチみたいなもんだろ!! 
    裁判とか二度とやらないからな!!」

辻井「集団リンチとは聞こえが悪いじゃないか。

    アンカの総意をまとめた結果だよ。
   きわめて民主的な方法だったと自負しているけど?」

恒一「だからそのアンカってなんなんだよ!!
   僕の意志は完全に無視かよ!!」

綾野「こういっちゃん……」

鳴「恒一君……」

恒一「え? なんでかわいそうな者を
   見るような目で僕を見てくんの?」

風見「君がろくでなしだからじゃないか?」

恒一「うっせー!! でも否定できない」

桜木「なぜあなたのような男が主人公なのか理解できません」

恒一「そういう君もキャラの原型留めてないよね。
    回を増すごとに口が悪くなってくぞ」

怜子「漫才はその辺にして朝の食事を始めましょう。
    今日は午後には帰りのバスに乗るっていう設定だから」

王子「設定って……身もふたもない言い方ですね。
    劇中のキャラがそういう話し方するのはどうかと」

多々良「このクラスはクズの集まりだけど王子君は比較的まともですね」

猛「クズじゃない奴を探す方が難しいってのもおかしいよな」

前島「先生がクズの筆頭だからね。久保寺先生はなんでいないんだよ」

怜子「私が担任代行を務めましたので自宅待機してますよ」

由美「なんて適当な設定なの」

松井「しかも合宿の目的とか全然果たせてなくなーい?
    誰ひとりクズが治ってないんですけどー?」

きたー

まともなのは有能さんぐらいだもんな
設定破綻しすぎだろ

中尾「いっそ全員クズでしたってことで終わりにすればいいんじゃね?」

赤沢「私と恒一君が結婚しないと話が終わるわけないじゃない!!」バン

風見「三神先生と言ってるレベルが同じだぞ。冷静になれ赤沢さん」

怜子「え? 最終日は先生と子作りしてから帰るんじゃないの?」

杉浦「担任代行を名乗っておいてその体たらくですか。
    お願いしますから教師としての自覚を持ってくださいよ」

怜子「でもスレタイを読み直してみてよ。
    私のエンドを迎えないと>>1に申し訳ないじゃない」

猿田「その件なのじゃが、>>1は由美エンドでもいいと言ってたぞい。
    その他の読者もいろんな女子を支持しておるし、簡単に決められん」

敦志(チャンスだぞ由美。榊原君にアタックしちまえよ)

由美(……いいのかしら///)

残ってたか
支援

望月「待ってよみんな。問題は他にもあるだろ!!

    登山編でも言ったけどエロシーンが少ないのは
    どういうことなの!? 書こうと思えばいくらでも
    書けるのはもう証明済みじゃないか!!」

和久井「確かに。物語の大半はくだらない会議や裁判で占められてる」

望月「今までにあったエロシーンは有田さんに多々良さん、
   そして昨夜の江藤さんだけだよ!!」

怜子「大変忌々しき自体ね。もう>>700以上レスが進んでるのに、
   あなたたちは一体何を考えて生きてきたの!!」ガン

恒一「あなたに言われたくないです。
   アンカってのをやりすぎたんじゃないんですか?」

風見「そんなにやってないよな?」

高林「たまにだけだね。
    でもこのまま>>1000までいくのはフェアじゃないね」

別に2スレ3スレと続いても構わんのだが

多々良「ところでみなさん。江藤さんがまだ来てないようですが?」

風見「おお、そうだった。江藤さんが来ないと食事が始まらないぞ」

望月「ええ? 僕たちって食べながら話してるんじゃなかったの?」

桜木「全員おあずけ状態で茶番してたんですよ。
   スープが覚めてしまいました。関係ないけど今日も洋食ですね。
    誰か江藤さんを呼びに行ってください」

多々良「私が行きましょうか? 
    浮気相手の顔はよく見ておきたいですし」ニコ

桜木「江藤さんが再起不能になりそうなので止めてください」

風見「では……」チラッ

恒一「はいはい。僕が行けばいいんだろ?」

鳴「私も行く」ガタッ

由美(ちょ……見崎が超積極的じゃない。あたしも追いかけようかな)

せやで一生続けてもかまわんのやで

敦志(行っちまえ由美。こっそり着いてけば大丈夫だって)

由美(いつもありがとね兄貴。
    みんなにはトイレにでも行ったって言って誤魔化しといて)

敦志(まかせろ)

恒一、鳴、由美の順で例の部屋に行き、扉を開く。

恒一「おーい江藤さん!! 昨日の件が恥ずかしいのは分かるけど
    もうみんな食堂に集まってるよ!! さっさと支度を……」

言葉が最後まで続かなかったのは、誰もいなかったからだ。

恒一(そんなバナナ)

念のためベッドの下やクローゼットの中も見る。
窓の外も見てみたが、脱走したような形跡はない。

鳴「そんなバナナ」

恒一「見崎、江藤さんがいない。これをどう思う?」

鳴「そんなバナナ」

由美「くだらないギャグはもういいわ。恒一君たちの部屋に
  いないってことは自分の部屋に戻ったんでしょ」

恒一「来てたんだね由美さん」

由美「うん。てか今名前で……」

恒一「呼んでもいいんだよね? 登山編で許可貰ったし」

由美「うん///」

鳴(登山編でそんなことがあったの?)ムカー

恒一(見崎が怒ってる)

恒一「さーて。じゃあ江藤さんの部屋に行こうか」

一行は女子の部屋が並ぶ廊下へと足を運んだ。

そこには恒一の名前を発しながらオナニーしてる江藤さんの姿が そして4Pへ

鳴「なんでいなかったんだろ」

恒一「永遠の謎だね」

結果的にいうと江藤は見つからなかった。

由美「全部の部屋を探したのになんでいないのよ。
    まさか逃げたのかしら?」

恒一「逃げるにしても場所がないでしょ。
   ここ田舎の山中だし。夜とかお化けでそう」

鳴「幽霊にでもさらわれたとか?」

由美「ば……脅かさないでよ。でもホラー展開は得意らしいわよ」

恒一「誰が?」

由美「誰かがよ」

鳴「それより風見君たちに報告しないと」

○されたか!

鳴の言うとおり食堂に戻る三人。

風見「なにぃ!! 江藤さんがいないだって!?」

怜子「昨日の恒一君との情事が激しすぎて過労死したのかしら?」

恒一「んなわけあるか!! 先生なんですから真剣に考えてくださいよ!!」

桜木「これは大変な事態ですよ。行方不明者がいたら
   夜見北に帰れないじゃないですか」

恒一(別に帰れなくてもいいよ。どうせ帰ってもろくなことがないし)

中尾「じゃあ榊原を置いてみんなで帰るってのはどうだ!?
   こいつは責任を持って江藤を探すってことで!!」

恒一「ちょ」

赤沢「なら私も残るわ」

有田「わ、私も……」

中尾「」

怜子「じゃあ私ものこ…」

中尾「すみません。今言ったのは冗談です!!」

桜木「冗談はともかくとして、本当にどうするんですか。
    全員で江藤さんを探しますか?」

風見「ぶっちゃけこのクラスって僕とゆか……桜木さんが
    いないとまとまらないよね」

恒一「風見君は変態だけどね。昨日はゆかりさんとナニやってたのかな?」

風見「あーうるさいから無視ね。で、どうするの?」

松井「探した方がいいんじゃなーい?
    行方不明者がいるとかマジしゃれにならないしー」

猿田「緊張感のない奴じゃ。おまえと金木の話し方むかつくぞな」

金木「んふふ。あんただって人のこと言えないでしょ?」

恒一「みんな聞け!! 捜索は難航すると思われるよ!!

    なにせここは山中の館なんだからね!!
    まずは全員の意志を統一する必要がある!!」

綾野「さすがこういっちゃん。主人公らしい」

恒一「僕の意見を言わせてもらうと、今回の行方不明は
   災厄が原因だと思ってる!! これで仲間割れとか

    おきたら本当にシャレにならないぞ!! みんなで
    バトロアなんてのはアニメに任せおけばいいんだよ!!」

水島監督「……」

恒一「怜子さんは見てのとおり当てにならない!!
   では他の大人の意見を聞いてみよう!!
    千曳さんどう思いますか!?」

千曳「んあ? すまないね。寝てたから聞いてなかったよ」

恒一「」

支援

恒一は小椋さんとヤれ

桜木「漫才はもうお腹いっぱいですよ」

風見「千曳さんまでおかしくなったぞ」

千曳「君たちの話が長いからつい寝てしまったよ」

恒一「えー? 眠くならないように声を張り上げたのに……?」

敦志「原因はよく分からねえけど、俺はみんなで探すべきだと思うぜ」

沙苗「私も同感ね。相当シリアスな状態だと思うけど
    誰も緊張してないのはなぜ?」

赤沢「三組ですから」

沙苗「ですよねー」

杉浦「もう転校したいわ」

恒一「と・に・か・く!!
   朝食が食べ終わったら江藤さんを探しに行くよ!!
    異論のある人は挙手してください!!」

風見「はい。なんで君が仕切ってるんですか?」

恒一「たまには主人公らしいことしないと駄目だと思ったから!!」

怜子「はい。江藤さんを探すふりして私との小作りフラグですよね?」

恒一「だからふざけてる場合じゃないって言ったでしょうが!!
   少しは教師らしくしてくださいよ!! 担任のくせに!!
    あなたどうやって教員免許取ったんですか!?」

怜子「実は免許偽造でして」

恒一「えええええ!?」

赤沢「冗談に聞こえないからすごいわ」

杉浦「早めに教育委員会に訴えたほうがいいわよ」

支援

漫才を切り上げて朝食を食べ終えた三組一同。

これより江藤捜索の開始である。

風見「今さらだけど赤沢さんは対策係だったね」

赤沢「あー。本編だとそんな設定だったかしら。
    全然災厄が起きないから忘れてたわ」

桜木「本来ならあなたが主導で進めるべき事柄ですよ」

赤沢「でもめんどくさくない? 
    私あっちでお茶してるからあんたらが探しといてよ」

風見「ふざけないでくれ!! クラスメイトが命の危険に
    さらされてるかもしれないんだぞ!?」

赤沢「あーはいはい。分かったわよ。うるさいわね」ハァ

中尾(かったるそうな赤沢もグッとくるぜ。
    赤沢と一緒なら捜索も苦じゃないぜ)

中尾がいつもどおりで安心した

ちょっと休憩させて

仕切りなおして捜索開始である。

赤沢「まずは人数を分けましょう!!
    五人から六人くらいのグループに分けて捜索開始よ!!
    うちのクラスは三十人?だから六つくらいの
    グループに分かれるわね!!」

風見「食堂には千曳さんと沙苗さんに待機してもらう!!
    江藤さんを発見次第報告に来てくれ!!」

桜木「三神先生は役に立たないので放置しました」

怜子「えーん」

恒一「僕は誰と組むかな」

鳴「私と組もうよ」

小椋「あたしもいいわよね?」

恒一「いいよ。他は誰にしようか」

多々良「私もいいですか? 恒一君を放置すると
     他所の女と浮気するかもしれませんから」チラ

由美「ちょっとそれどういう意味よ」

鳴「関係ないけどさっきのレスでまた小椋表記になってたよ」

由美「なんであたしの名前だけいい加減なのよ!?」

多々良「どうでもいいです。恒一君。他は誰にするんですか?」

恒一「今のことろ由美さんと鳴と恵さんで三人か。
    あと二人くらい欲しいな」

鳴(下の名前で呼ばれた!?)

有田「じゃあ私なんてどうですか?」

恒一「弁護役の有田さんじゃないか。昨日はすっごいお世話になったね。
    君ならむしろこっちからお願いしたいくらいだよ」

しえん

しえ

新郎

新婦

赤沢「私はフラグが不足してるからいいわよね恒一君?」

恒一「対策係の赤沢さんがいれば百人力だね。
    化物が襲ってきても倒してくれそうだし」

赤沢「あなたの中の私ってそんなイメージだったの!?」

鳴「むしろ無能?」

赤沢「は?」ギロ

有田「あのー。修羅場作ってたら江藤さん見つかりませんよ」

多々良「不毛なことしてないで先に進みましょうよ。
      要領の悪い女は恒一君に嫌われますよ」

由美「まずはどこから探しましょうか」

赤沢「仕切るなら私に任せて。まずは恒一君の部屋に戻って
     もう一度痕跡を探しましょう。必ず手がかりがあるはずよ」

無能が居ると碌なことにならないぞ

ほい

スタスタスタ。六人は恒一の部屋へ向かう。

多々良「最初から仕切れるんだったら、
    >>732でやった子芝居は必要なかったんじゃないですか?」

赤沢「けだるそうな女がもてるって聞いたから」

鳴「バカじゃないの?」

赤沢「うっさいわね!!」

恒一「君たち真面目に探してよ。
   江藤さんが死んでるかもしれないんだよ?」

赤沢「ごめんなさい恒一君。
   こいつらがあまりにもアホだから困っちゃうわ」

鳴「あからさまなぶりっこは嫌われるそうよ」

赤沢「ええっ?」

恒一「もうそういうのいいから。
   なんでうちのクラスって変な話しする人が多いのかな」

多々良「たぶん恒一君がその筆頭だと思いますよ。
    クラスで一番の変人ですし」

恒一「そんな馬鹿な!?」

鳴「そんなバナナ」

由美「あんたそれ言うの何回目よ」

鳴「十七回くらい?」

由美「そんなに多く言ってないでしょ!!」

有田「みんながアホすぎて会話についていけません」

恒一「ごめんね有田さん」ナデナデ

有田「いえ/// いいんです///」

支援

赤沢「それよ恒一君」

恒一「なに?」

赤沢「そうやって好きでもない女に優しくしてあげるから
   勘違いされるんでしょうが!!」

有田「小姑の嫉妬は醜いです」

赤沢「誰が小姑よ!?」

由美「ラブコメいつまでやってんのよ。もう部屋についたわよ」

多々良「今までは廊下を歩きながら話してる設定でしたね」

鳴「そういう説明口調のセリフって現実世界じゃ絶対ないよね」

赤沢「はいはい。じゃあもう一度詳しく調べてみましょう。

    当時は恒一君たちもあせってたでしょうし、
    見過ごしたものが何かしらあるはずよ」

ガサゴソ ガサゴソ ガサ入れの音である。

恒一「音の風景。今日は合宿所のガサ入れです」

多々良「FMラジオのネタですか。
     全然笑えませんから真面目に探してください」

恒一「はい……」

由美(うわぁ。恒一君、将来尻に敷かれそう)

有田「特に変わったものは見つかりませんねぇ」

鳴「むむ。これは!!」

赤沢「何が見つかったの!?」

鳴「江藤さんのパンツ」

一同「」

時が止まる。

赤沢「なんでパンツが見つかるのよ」

多々良「それ、本当に江藤さんのパンツですか?」

鳴「間違いない。初日の夜は一緒に泊まったから見てるもん」

由美「てことは今江藤はノーパンなのかしら?」

有田「それはともかくとして、なぜパンツが置いてあるんでしょうか」

恒一「……分からない」

赤沢「恒一君。最後に江藤さんを見たのはいつ?」

恒一「>>708かな?」

多々良「江藤さんが登場してませんよ」

恒一「あれ、本当だ?」

赤沢「ちゃんと江藤さんがいることを確認したの?
    もしかしたら朝起きた時点で消えてたんじゃないの?」

猿田避け

よけ

恒一「飛び起きてさっさと部屋を出たからよく覚えてないや。
   あの時にはもういなかったのかな?」

鳴「もっとレスをさかのぼってみれば?」

恒一「うーん。じゃあ>>665?」

赤沢「うっ。なんて内容を見せるのよ」

多々良「ものすごく卑猥な文章ですね。
    最後の方に重要なことが書かれてますよ」

有田「二人の情事はその後も続き、裸のまま翌朝を迎えるのだった」

赤沢「この分から推察すると朝の時点で一緒にいたんじゃないの?」

恒一「そうかもしれない」

有田「江藤さんは裸だからパンツを履いてなかったとか?
   裸のままさらわれたとしたらパンツが残ってるのも納得です」

由美「有田なにげに頭いいわね。さすが弁護側担当ね」

有田「ありがとうございます。でもそれを言うなら江藤さんだって
   伊達に検察側じゃなかったんですよ。怒りっぽい子だけど
    頭はいいです。簡単に行方不明になるわけありません」

赤沢「ますます謎は深まるばかりね。江藤が逃げるとは思えないから
   誰かにさらわれたと考えるのが妥当かしら」

鳴「急に推理ものになったね」

由美「原作がミステリホラーだからちょうどいいんじゃない?」

恒一「今思い出したけど原作ってギャグノベルじゃなかったんだね」

鳴「ちなみに私がメインヒロイン。他の女は脇役」

有田「推理の邪魔ですから黙っててくれませんか?」

鳴・恒一「はい。すみません」

多々良「いったん食堂に戻って情報を整理しましょう。
     千曳さんにも報告したほうがよさそうですね」

支援

そんなわけで食堂に戻ると、なぜか重低音が鳴っていた。

千曳「最近の映画はすごい迫力だね」

沙苗「きゃー。まるで劇場みたいな迫力ね」

いつ設置したのか。大人二人は5.1chシステムで映画を見ていた。
部屋の中央に巨大な液晶テレビが置いてある。
スパイダーマンが上映されていた。

ドゴオオオン  ズドオオオオン

千曳・沙苗「いえええい!!」

恒一「あのーそこのバカな人たち、報告に来ましたよ?」

千曳「今いいシーンだから後にしれないか?」

赤沢「千曳さん……もう帰ってください」

千曳「冗談だよ。何か見つかったのかね?」

有田「残されたのはパンツだけでした。
    あとは完全に不明です」
 
風見「なんだそれだけしか見つからなかったのか。
    君たちはちゃんと探したのかい?」

恒一「うおっ。風見たちも帰って来てたのか。
    君らこそ何を見つけたんだよ?」

風見「江藤さんのブラとスカートと靴下だ」

恒一「ちなみにどこを探したの?」

風見「女子の部屋全部かな。細かいことまで全部探したぞ。
    とくに下着が入ってそうなとこを重点的ににね」

恒一「桜木さん。こいつ殴っていい?」

桜木「ここにパールのような物がありますけど使いますか?」

風見「待て待て!! 今のは冗談だ!! 
    とにかく江藤さん本人はどこにもいなかったんだよ」

桜木と風見の関係が良く分からない

千曳「それは困った事態だね。他に誰も見てないのかい?」

桜木「こっちもだめでした」

松井「私たちも見つからなかったよぉ?
   影も形もなかったってかんじぃ?」

勅使河原「すげーふざけた口調だな松井。

      ちなみにこっちも発見できずだ。
       ほんとどこ行っちまったんだろうな」

赤沢「うーん、今のところ手詰まりかしら」

風見「午前中の間に見つかりそうにないな」

桜木「帰りのバスは延期にした方がよさそうですね」

望月「せっかくの合宿なのになんてことになったんだ。
   これじゃ本当に災厄が起きたみたいじゃん」

綾野「こんなとき頼りになる先生がいたらいいのに」

千曳「先生じゃないけど私なら頼りにならないかい?」

綾野「食堂でスパイダーマン見てる人が今さら……」

沙苗「ごめんちゃーい」

猛「姉貴……もう夜見北に帰れよ」

猿田「今戻ったぞな」

赤沢「猿田君じゃない。何か見つかった?」

猿田「ガラスが割られた跡がったぞい。
   あきらかに何者かが侵入した形跡があった」

王子「場所は二階の廊下の窓だよ。
   江藤さんは拉致された可能性が高い」

食堂に衝撃走る。

変なシリアスいらんから情事を書くんだ

赤沢「なんですって……」

望月「まずいよこれ。犯人がいるとしたら人災じゃん」

綾野「犯人がどこに潜んでるか分からないよ」

猛「ここは田舎の山岳部だからな。
  隠れる場所はどこにでもある」

桜木「千曳さん。警察に連絡を」

千曳「あっ。電話線が切れちゃった」スパッ

風見「今明らかにわざと切りましたね」

千曳「すまないね。でもこうしないとミステリーっぽく
   ならないじゃないか。これで外部から助けは来ないからね」

金木「しゃ……しゃれにならなくなーい?」

松井「……ギャグとホラーが混在してていいのぉ?
   私たちマジで殺されるかもしれないのにー?」

バスで帰って日常編スタート

風見「みんな落ち着いて聞いてくれ。

     犯人は外部の人間とは限らないんだ。
     こんな言い方はしたくないけど内部犯のおそれもある」

再び食堂に衝撃走る。

金木「な……なによそれ。まさか私たちの中に犯人がいるっての?」

風見「あくまで可能性としてはな。
   僕はもちろん外部の人間が犯人だと信じてる」

松井「あ……あははぁ。冗談じゃないって話よねぇ」

同性愛者の二人ですらこのあわてよう。
他の人たちはもっと怖がっていた。

見えない敵と戦うことがどれだけ恐ろしいことか。
彼らはまだ中学生で、身を守る武器すら持ってないのに。

渡辺「私たち殺されるのかしら?」

赤沢「江藤さんはすでに殺されてる可能性が高いでしょうね。
    もしくは誘拐されて身代金でも要求するつもり?」

桜木「犯人の目的が分かりませんよね。ただの愉快犯なのか、
    それとも壮大な計画でも考えてるテロリストなのでしょうか」

風見「いずれにせよ下手に動くと殺されるかもしれない。
    みんな何かあるまでここを動くんじゃないぞ」

ゴク……。三組一同に緊張走る。

外部との連絡する手段もなく、やられるのを待つ身だ。
敵が内部犯だとしたら全滅させられる可能性すらある。

ズドオオオオオン

映画の音ではない。上の階で大きな物が落ちたような音がしたのだ。

赤沢「いったい何が起きたの!?」

風見「間違いなく犯人だろうな。僕たちは全員ここにいるんだから」

桜木「江藤さんもそこにいるかもしれません。
   ここは慎重にいかなくちゃなりませんよ」

赤沢「敵の罠かもしれないから、全員で探しに行くわけにはいかないわ。
   限られた精鋭たちで行くことにしましょう」

桜木「有志を募ります。誰か死にに行きたい人はいますか?」

シーン。 

風見「ゆかり。その聞き方じゃ誰も立候補しないぞ」

桜木「仕方ないですね。じゃあ榊原君逝ってきてください」

恒一「漢字がおかしいでしょ!! 僕に死ねっていうのかい!?」

桜木「はい」

恒一「ふざけんな!!」

支援

風見「三組のための貴重な犠牲だ。ありがたく思えよ」

恒一「こんなクソみたいなクラスのために犠牲になりたくない!!」

桜木「女たらしのくせに諦めの悪い人です」

恒一「あーもう分かったよ!! 行けばいいんだろ!!
   行ってやるよ。どうせ主人公だし逆らえないよね!!」

鳴「ヒロインの私も行かせてもらうね。
  何かあったら恒一君を守ってあげる」

恒一「え」(普通逆だろ?)

赤沢「私も対策係として同行するわ」

こうして三人で死地へ向かった。二階へあがり、例の廊下へ。
ガラスの破片が落ちてる場所に犯人は立っていた。

支援

久保寺「やあ君たち。しばらく会ってなかったね」

恒一「どうも。先に聞きますけど犯行の動機は?」

久保寺「出番が極端に少ないこと。副担任の三神先生が
     狂ってること。あと>>137の件で学校側から
     怒られちゃいました。器物破損とかいろいろね」

赤沢「うわー……ひどいですね」

久保寺「だいたい自衛隊から装甲車盗むとかどうなんですか?
     ネタバレしますけど江藤さんならトイレのロッカーに
     閉じ込めましたからね。彼女は今全裸です」

鳴「そうですか。それでは読者からのおたよりです。
   >>766 バスで帰って日常編スタート。
   >>764 変なシリアスいらんから情事を書くんだ」

恒一「読者からの要望があるんでもう倒しますね」ボコッ

久保寺「うわー」バタン

こうして事件は解決し、一行はバスに乗って帰った。

恒一「こうして僕たちは日常を取り戻すことに成功した。
   いろんな人と浮気しちゃった僕だけど、
    今回の旅で何かが変われた気がするんだ」

鳴「誰と話してるの?」

恒一「本当なら僕たちの物語はまだまだ続くだろう。でもね。
   もう疲れちゃったんだ。そろそろ楽になってもいいよね?」

赤沢「私が許してあげるわ。あなたの自由にしなさい」

恒一「ありがとう赤沢さん。じゃあ言うね」

                            終わり☆


風見「おい。ふざけんな」 怜子「嘘でしょ?」

おいおい江藤さんが泣きながらすがりついてくるシーンカットかよ

はよ続き

>>775が見えない

続きはよ

風見がNTRに目覚める展開は?

おいおい小椋さんか怜子さんとやって終わらせろ

で、何人妊娠させたの?

怜子さん 有田さん 多々良さん 江藤さん

本当に終わりなのか
とりあえず乙

終わりなのか
とりあえず乙

乙乙

続きはよ

ほぼ3日やってるし締めてもいいだろうよ
乙でした

え?

恒一が現象で小さくなって、綾野さんの膣内を大冒険する話は?

恒一が小さくなって3組女子のおっぱいに挟まれる話なら大歓迎

こういうエロマンガ最近あったよね

さて 昼寝したんで第二部始めるか

俺は信じてた お前は不屈の男だと そんじょそこらの書き手とは違うと

 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

次スレいこう

途中でフェードアウトしてしまった佐藤さんの復活はありますか

大長編だったなwwwとりまおつwww続きがあるなら期待

学校に戻ってからは大変だった。

無駄にフラグばかり立てたのでいろんな女子から
猛烈なアピールを受け、逃げ惑う日々。

彼の第二の故郷は美術室だった。現在は昼休みである。

恒一「ふぅ。美術室にいる時が一番落ち着くよ」

鳴「いっぱい乙貰えてよかったね」

恒一「僕たちバカやってるだけなんだけどね。
   意外と人気なのが信じられないよ」

望月「ったく君らには本当に好き勝手やられたよ。
   いまだにスレタイも守ってないし」

後輩(女)「先輩。スレタイってなんですか?」

恒一「君たちは気にしなくていいからね。今スレを読み返してるんだ」ニコ

鳴「恒一君が特に気になったのがこれ?」↓

>>562 女子の誰かがお母さんに見えてきて母乳赤ちゃんプレイ

鳴「恒一君はお母さんがいないからさびしかったんだね」

望月「ふーん。いちおう原作の設定を踏襲してそうだな。
    だったら相手は怜子さんでもいいんじゃないの?」

恒一「でもあの人は変態だから」

後輩「あの。榊原先輩。私なんてどうでしょう?」

恒一「ごめんね。文章だけだとみんなが君のこと想像できないと思う」

後輩「そうですか……アニメの画像どっかにあったのに……」ガックリ

鳴「この案件をクラスで話し合う必要があるよ。
   恒一君が誰が可愛がるのか」

恒一「委員長の風見に相談してみよう」

望月「えー。また会議するの? 読者が絶対飽きると思うけどね」

鳴「いいから行こう。久しぶりの学校編なんだから」

どっちだ
http://i.imgur.com/FKosJ.jpg

手前の子

放課後、三組で全体会議が開かれた。部活動等は中止である。

風見「見崎さんから提出された案件について、
   みんな目を通してくれたと思う。
    今日のお題は>>562だ」

桜木「分かってると思いますけど、今日も私たちが
   司会をつとめますでよろしくお願いします」

ワーワー 榊原しねー わーわー ざわざわ

恒一「ちょ……こんなところで駄目だよ赤沢さん」

赤沢「なにがいけないのぉ? 
   母乳赤ちゃんプレイなら私の出番じゃない?」ギュー

恒一(やばい。巨乳で顔が押しつぶされる……息が……)

風見「あーそこ。会議の途中で本番始めんな」

桜木「>>799の画像ですが、後輩は手前のショートカットの娘です。
   無駄に可愛いので今日の会議に参加してもらいましょう」

後輩「えへへ///」

でもこの子そこはかとなくヤンデレ臭するな 恒一がヤバい

風見「>>562 女子の誰かがお母さんに見えてきて母乳赤ちゃんプレイ。
    とは多数の解釈が可能だ。相手は後輩でももちろん可能だろう」

桜木「後輩の場合、年下に甘えるという特殊なシュチュエーションから
    特有の高揚感を得ることができるでしょう」

恒一(そ、そんな年下の女の子になんて悪いよ……)

後輩「……」ドキドキ

鳴「私でもいいんだよ?」

恒一「そんな期待する眼で見ないでくれ鳴」

怜子「風見君わたしはー?」

風見「先生は合宿で散々ふざけたんだから自重してください。
    >>1が小椋派でもあることが判明したからには
    それなりの展開を考えますので」

まだ続いてるのか
しえん

桜木「ただいまの時刻を持ちまして後輩ちゃんの性格が
   決定されました。>>802に準じてヤンデレにします」

風見「うちの会議は読者の意見を反映するからな。
   全ての書き込みがアンカなのだ」

恒一「ふざけんな!! そんなSSがどこにある!!」

後輩「うふふ。逃がさないですよ榊原先輩」

恒一(うぉおぉ。この娘目が怖いよ。背中に悪寒が……)

望月「もはや会議としての体を成してないような気がするけどね」

綾野「もっとクラスメイトの意見を反映してよ」

桜木「善処します」

由美「あのー。>>1が小椋派ならあたしはどうですか?
    ロリキャラが恒一君を可愛がればいいんでしょ?」

赤沢「ちょっと待ちなさいよ。>>!にそこまで媚び売ってどうするの!?
    このスレは風見と桜木さんで進行させなさいよ!!」

中尾「そうだぜ!! 一定のキャラだけ優遇したらつまんねーだろうが!!」

風見「めんどい奴らだ。とにかく今回のは実験だから深く考えなくて
    いい。小椋さん、特別に許可するからみんなの前でやってくれ」

恒一「だってさ。じゃあ由美さん。甘えてもいいかな?」

由美「ええ!!」

壇上に上がる二人。恒一は膝をつき、小椋がやさしく抱きしめる。

恒一(……どうしてだろう。懐かしい匂いがする)

ほのかに香る女の子の匂い。かつての母の面影を感じさせた。
アルバに残る母の写真もショートだった。小椋とは顔も性格も
違うけど、抱きしめられるだけで安心した。

由美「好きよ。恒一君」

多々良さんの謎の包容力なめんな

恒一(好きって言われちゃった)

もうここから一歩も動きたくなかった。
いっつも女の子の頭を撫でてフラグ立てしてたけど、
今は逆に撫でられてる。

ふわふわして不思議な気分になった。

由美(やだ恒一君かわいい……)

恒一(由美さんもっとだ。もっと僕を抱きしめてくれ)

昼上がりの午後のような暖かさに包まれ、
ここがクラスだということすら忘れる。

風見「気が済んだか君たち?」

桜木「あんまり長くやってると他の女子がキレますよ?」

多々良「……」ニコニコ

後輩「……」イライラ

恒一「多々良さんはなんでキレてんの?」

多々良「私に言わせる気ですか?」ニコニコ

由美「あっ。恒一クンまだ離しちゃダメよ!!
    もっとギュってさせてちょうだい!!」

恒一「うん。でも多々良さんとかが刃物取り出しそうな
    雰囲気だからもう止めたほうがいいかなって」

水野「多々良さんの謎の包容力なめんな」

桜木「ということで次は多々良さんどうぞ」

望月「なぜに!?」

風見「細かいことは気にするな」

多々良「ではよろしくお願いますね恒一君///」

小椋ちゃん可愛い

ギュ。

擬音で表すとそれだけにすぎない。

しかし恒一が感じてることは万の言葉を重ねても
言い表すことはできない。

恒一(ふっくらしてて柔らかい)

端的に表現するとそれが適当だろう。
多々良は由美より二回りくらい背が高く、胸のサイズも大きい。

それに知的で大人っぽい雰囲気もある。

多々良「うふふ。気持ちいですか恒一君?」ナデナデ

恒一「うん……。最高だよ多々良さん///」

このままベッドに移動し、本格的な赤ちゃんプレイを
実行しても問題なさそうである。

赤沢「問題大有りよ!! ナレーションいい加減にしなさい!!」

由美「あたしの時より気合入ってるのはなぜ!?」

望月「それよりいつまでこれ続けるの!? 
   本当に需要あるんだろうね!? 
    見てるこっちは腹立つんだけど!!」

風見「何度も言うがこれは実験だからな。
   次にやりたい人は誰だ?」

恒一「いやいや。もうこんな茶番は十分だよ!!
   人の前でイチャラブするのって恥ずかしいんだよ!?」

桜木「茶番? むしろ神聖な儀式ですよ。
   あなたは実験の意味が分かっていませんね」

風見「君が今夜誰と寝るかを決める会議でもあるんだぞ」

恒一「僕また誰かと浮気しないといけないの!?」

桜木「浮気はあなたの宿命でしょう? ちなみに
   いずれ誰かに刺されてくたばりそうですよね」

恒一「ナイスボート!?」

風見「漫才はもういい。次は後輩ちゃんだ」

後輩ちゃんかわいいね

後輩「はーい♪ 呼ばれちゃいましたかぁ?」

恒一「ちょっと待って待って!! 
    この娘、画像よりかなり怖くなってんだけど!!
    雰囲気とかやばいよ!!」

後輩「先輩のことはずっと気になってました。
    いつか見崎先輩から奪いたいと思ってました」

鳴(あいつ……そんなこと思ってたの)ムカ

恒一「あっ……抱きしめられちゃった……」

ほぼ接点がないのに一方的に思いを寄せてきた後輩。
見た通りの貧乳だけど、やっぱり女の子だった。

恒一(僕はバカだな。年下に抱かれて喜んでるなんて)

後輩「えへへ」

服越しでも体温を感じる。彼女のドキドキしてる気持ちすら
伝わってきそうだった。ドキドキしてるのは恒一も同様だが。

眼が痛いので休憩する

次は桜木さんだな

なぜかもっちーも

保守

多々良=言葉
小椋=世界
とか?

保守 目薬買ってくる


大丈夫か?

何分間隔で保守すればいいんだ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

まだやってたのかよww
もう3日目じゃんwww

>>829ありがとう

なんともおかしな話だ。
男として情けない気もしたけどつい甘えてしまう。
後輩ちゃんの笑顔は可愛かった。

恒一「もっと撫でてよ」

後輩「はーい♪」

まるで恋人同士。もちろんクラス中の視線を感じてるわけだ。

この一学年下の女の子はまるで気にしない。
鈍感なのか。それとも演技なのか。

それは誰にも分からなかった。

鳴「風見君。早く次に行こう」

風見「うむ。次は……なにぃ!?」

望月「僕が代わりに読むよ。次は桜木さんだな」

風見「僕のゆかりが榊原の魔の手に!? 
   >>816なんてことしてくれたんだ!! 」

支援

桜木「民主主義は絶対です。では榊原君」

恒一「本当にいいのかな? つーかどこが民主主義だよ。
    あとで風見君にナイスボートされないよね?」

桜木「心配しないでください。これは実験ですから」

恒一「そ……そうだよね。実験さ。あはは。んhg?」

間抜け面を抱きしめられ、窒息しそうになる。
胸という名の強大なブラックホールに
巻き込まれたかのごとく顔が埋まる。

このふかふか感。

もはや説明など不要。

恒一(やばいよゆかりさん気持ち良すぎる……)

桜木(近くで見ると可愛い顔してますね。
    本当に浮気しちゃいたくなります)

NTRに目覚める風見か

支援

ドゴゴオオオオオオオオオオオオオオン!!

重戦車の主砲がうねったのだろうか。
そうではない。激怒した鳴が椅子を投げたのだ

鳴「もう我慢できない。なんで私の番がないの。
   合宿中も散々な目にあった」

桜木「見崎さん。今のは遠投の練習ですか?」

鳴「違う。もう突っ込む余裕もない」

望月「僕は三神先生に突っ込みたい」

鳴「望月君もう死んでいいよ。どういうキャラしてるの」

望月「全部榊原君のせいだよ」

恒一「人のせいにするんじゃないよ年増好きが!! 僕もう帰るからね!!」

風見「ゆかりとの描写を見せられて僕も激怒寸前だよ。
    自分で開催しといてなんだが、これ以上の会議は不要かもな」ゴゴゴ

鳴「あっ。恒一君が逃げようとしてる」

そろそろ鳴ちゃんに至福の一時を頼む

ここまで頑張ってる見崎にもご褒美を

恒一「はぁはぁ……」

ダダダダッダッ

たまには全力疾走も悪くなかった。
あの合宿は決して無駄じゃない。

かつてこれほどの速さで走れたことはなかった。
ちなみに恒一は、窓から飛び出て上履きのまま駆けてる。

恒一「まじかよ。あのクズども……」

背後を一瞬だけ振り返ると、クラス一同が追いかけてきてる。
一クラスとなればそれなりの人数であるから、
盛大な追いかけっこである。

特に風見が覚醒してる。

風見「全員武器を使うことを許可するぞ!!
   考えられるあらゆる方法で奴を捕えろ!!」

桜木(逃げる榊原君かわいい……///)

風見「ゆかり!? どうしたんだしっかりしろ!!」

鳴ちゃんはちょっと不憫なくらいが丁度良い

風見ワロタ

どこへ逃げるべきか考える。

自宅は初めから論外。学校も駄目。
赤沢家は結婚フラグ。江藤家や多々良家は未知数。

水野「よお榊原。逃げるのが遅いから追いついちまったぜ」

恒一「水野君!?」

川堀「俺もいるぜ。おまえも皆に振り回されて
    かわいそうな奴だよな。そんなお前に俺たちからアドバイスだ」

水野「そろそろ鳴ちゃんに至福の一時を頼む」

川堀「ここまで頑張ってる見崎にもご褒美を」

恒一(つまり鳴の家に行けば安全だってことか?)

恒一「分かったよ二人とも。ついでにみんなの足止めとか
   してくれるとありがたいんだけど」

川堀・水野「まかせろー」

人形ハウス(鳴の家)にて

受付にはあの老婆がいた。

老婆「おやおや。今日は学校は終わったのk…」

恒一「こんばんわ料金は適当に払いますから勝手に入りますね!!」

老婆「……」

一瞬で老婆との問答を終わらせ、強引にあがる。

鳴の部屋には本編で来てるから場所は知ってる。

恒一(鳴の部屋って三階であってるよね?
    とにかく勝手に上がらせてもらうぞ!!)ガラッ

霧果「え?」

恒一「え?」

まだあったのかwww

霧果「恒一君じゃない。今日は鳴に呼ばれたのかしら?」

恒一「は……はい。そうです」(いたのかよ)

霧果「鳴はまだ帰って来てないみたいだけど」

恒一「そのうち帰ってくると思いますよ。
   用事があって来るのが遅れるって言ってましたから」

霧果「そうなんだ。よく分からないけど鳴が来るまで待っててね」

恒一「ありがとうございます」

霧果「紅茶でも入れてあげるから待っててね」

恒一「あ、おかまいなく」

霧果「遠慮しなくていいのよ」

霧果が出てったので一人になる。何をするべきか迷う恒一。

物色か…

これは手を出すしか

下着を?

恒一(考えてみれば約束もなしに女の子の部屋に
   来ちゃったんだもんな。これって犯罪なのかな。
    でもイケメンだからギリギリセーフだよね?)

勝手に窓を開けて地上を見下ろす。

なぜか江藤と鳴が並んで歩いていた。

恒一(あの二人、今日は遊ぶ約束でもしてたのかな?
    するとこの部屋にも来るだろう。僕がいたら
   まずくない? 隠れたほうがいいかな?)

しかし、すでに霧果と顔を合わせてる。
隠れたら完全に不審者だ。

恒一(それよりクラスの皆は僕の追撃を諦めてくれたかな。
   実はこの家にいたら誰かの襲撃を受けるとかないよね?)

鳴「ただいまー。江藤さんここが私の部屋って……え……?」

江藤「な……/// 榊原君がなんでここに?」

恒一「お邪魔してるよ鳴」ニコ

鳴「それはいいけど、私フラグってことでいいのかな?」

恒一「そうなるね。水野君や川堀君に薦められたんだ」

鳴「あの二人に勲章を贈りたい。明日はスク水で登校するね」

江藤「そ……それより榊原君がいるなんてうれしいわ。
   合宿以来じゃない。あの時は助けてくれてありがとね///」

恒一「あはは。僕が江藤さんみたいな素敵な女の子を
   助けないわけないじゃないか」ニコニコ

鳴「ここでアンカ回収です。>>776おいおい江藤さんが
  泣きながらすがりついてくるシーンカットかよ」

恒一「あぁ。あのシーンね。よく覚えてるから回想しようか」

江藤「恥ずかしいから止めて///」

良いぞ

~回想~

合宿の最終日、魔と化した久保寺教諭を撃破し、
ずっと探し求めていた江藤を発見する。

恒一「江藤さんしっかりしてくれ!!」

江藤「う……ん……?」

恒一「目が覚めたかい? 君はどうやらトイレのロッカーに
    閉じ込められてたらしいんだ!! 怪我はなかったか!?」

江藤「大丈夫……大丈夫だよ……でも怖かった……怖かったよぉお」

今にも泣きだしそうな彼女を強く抱きしめる。
幸運なことに江藤に無傷だ。裸でタオルだけ巻いてる。

恒一「僕がいるからもう心配ないよ。あれは悪い夢だったんだ。
    忘れてくれ。今度からは僕が守ってあげるからね」ギュ

江藤「うぇぇん。榊原君……榊原くぅん……!!」

恒一「ああ。僕の胸でよければ好きなだけ泣いてくれ」

ここで未咲が遊びに来てて

実は付き合ってる事を告白

回想を終える。

鳴「ふぅん。ずいぶん楽しそうな回想だね」ジー

江藤「か……海藻は体にいいわよ?」

鳴「そっちじゃない」

恒一(あの江藤さんがギャグを? やはり彼女も三組の一員だ)

鳴「榊原君は江藤さんが好みと」メモメモ

恒一「なんてことメモしてるんだ!!」

鳴「明日風見君たちに報告しようと思って」

恒一「また裁判とか会議のネタになるから止めてくれ!!
    ただでさえ風見君が今日ブチギレてたんだから!!」

鳴「桜木さんとイチャつけばそうなるのは当然」

恒一「アンカを採用したらこうなったんだよ!!
    あーもう!! じゃあどうすればいいんだよ!?」

寝取れば良かったよ

綾野ちゃんと付き合えばおk
あの子なら誰も恨めないよ

続きはよ

恒一「おっぱいが僕好みの女の子と付き合う」Part2

>>860

桜木さんの家に行って
風見と桜木さんのいい感じな雰囲気をぶち壊して
そのまま風見の目の前で桜木さんとベッドイン

まぁ、その前に見崎とイチャイチャを

>>860
Part書いちゃうとか新参ですうか?

江藤「榊原君。あんまりカッカしないで」ギュ

恒一(えっ……? いきなり抱きしめられた? しかも後ろから?)

ある幼児が、迷子センターに預けられて親が来るのを待っていた。
無機質な部屋に係員が一人いるだけ。三十分たっても親は来ない。

母の帰りを待つ顔に焦りが見え始める。
物心はまだついてないけど、本能的に不安を感じていた。

江藤「クラスの奴らなんて気にしないでいいよ?
   今度はあたしが榊原君を守ってあげるから」

恒一(……江藤さん。優しいんだな)

幼児は母親と手をつないで帰路を歩いていた。
沈みゆく夕日が、二人の長い影を作ってる。

幼児は心から幸せだった。
もう何も心配することはない。そう思えるほどに。

鳴「くだらない比喩やめて。不愉快。
   あと恒一君浮気しちゃダメ」

恒一は赤沢さんとだけイチャイチャすればいい

この際全員を孕ませる

恒一「でも江藤さんすっごく優しいんだよ。
     一緒に暮らしたいくらいだよ」

江藤「い、一緒にクラスだなんて///」

恒一「そのクラスじゃ意味が違うよ。もしかして怒ってるの鳴?」

鳴「当たりまえ。どうして私だけ放置するの?」

恒一「別の読者の意見を取り入れてみた。
    >>842 鳴ちゃんはちょっと不憫なくらいが丁度良い」

鳴「そこまで取り入れなくていいよ。
   話の流れがおかしくなるでしょ」

江藤「見崎。今更になるけどはっきり言うね。
    あたしも榊原君のこと好きになっちゃったの」

恒一「だってさ」

鳴「……」ムカァ

むしろ肌重ねちゃったしね~

自宅なのになぜラブコメ会場にされなくちゃならないのか。
鳴の怒りは絶頂に達しようとしていた。

鳴「江藤さん。私のこと応援してくれるんじゃなかったの?」

江藤「ごめんね。ミイラ取りがミイラになっちゃった☆」

恒一「もう君はなんてひどい女なんだ☆」

江藤「えっへへー///」

鳴「ひどい……ひどいよ恒一君っ……江藤さんも最低っ……」ポロポロ

江藤・恒一(あっ、泣いちゃった……)

何度述べたか覚えてないが、三組とはクズの集まりである。
クズとは伝染病のようなもので、人から人へと感染する。
江藤を見てほしい。合宿に行く前の江藤とは完全に別人だ。

だが、恐るべきことにこれは三組では自然な現象なのだ。

泉美ちゃんはピエロなくらいが丁度良い

ここでクズ二人は共通の感情を得る。

江藤(見崎かわいい)

恒一(泣いてる鳴にキスしたい)

それは人を慈しむという、人類の最も偉大な好意の一つである。
ある教徒たちに主と崇められるイエスでさえ、
恒一たちのことを一目置くであろう。

鳴「ひぐっ……えぐっ……ナレーション意味わかんないよぉ……」

恒一(鳴やばい。今すぐ抱きしめてモフモフしたい)

江藤(べろちゅーしたい。思いっきり舌入れて唾液かき回したい)

鳴「ふえ?」

数秒後、リミッターの外れた恒一と江藤に押し倒される。

④だ④せざるを得ない

うひょおおおおおおおおおおお

江藤「いきなりレズプレイでごめんね?
    でも我慢できないの」

鳴「んんんんn~~~ひゃめへ~~~!!」

力じゃ江藤には勝てない。強引に組み伏せられ、
唇を重ねられた。口を開けば忍び込んでくる江藤の舌。

江藤「お口ちっちゃくて可愛いよ?」

鳴「ん~~~!! いや~~~!!」

両手を重ね合わせて百合のポーズ。
背後にバラの花が咲いていそうだ。

髪を振り乱して嫌がる鳴を見て、江藤の欲望は深まるばかり。
恒一はすきを見て鳴のオパンツを脱がしてしまった。

当の鳴はディープキスに忙しくてそれどころではない。

恒一(これが夢にまでみた鳴のパンツか。
    なんて子供っぽいデザインなんだろう)

正座し、奪った戦利品を堂々と眺める。
まるで盆栽いじりをする老人のような後姿だった。

鳴「みちゃだめーーー!!」

江藤「そんなこと気にしてる場合かしら?
    こんどはお尻も触っちゃうわよ?」

鳴「……んっ……そんなの、だめんだからっ……」

江藤「でも気持ちよさそうにしてるのはなんで?
    もしかして初めからあたしにこうされたかったのかな?」

モミモミ モミモミ モミモミ

お尻に太ももなど。柔らかい場所はみんな触られた。

鳴「んあっ……だめえっ……女同士はだめえっ……!!」

3Pはよ

恒一「鳴。動けなくなるようにしといたから」

鳴「んむぐぐぐg……!!」

光の速さで鳴を縛り、口に布を巻いた。
縄などは人形館に降りて老婆から借りてきた。
いつの間に降りたのか。

江藤「さあ見崎。これから盛り上がっていくわよ?」

鳴「んぐぐぐう!!」(やめてえええ!!)

恒一「江藤さん。廊下にバイブ落ちてたから使って」

江藤「ありがとう」

なぜ廊下にそんなものが落ちてるのだろうか。

鳴「んんんんん!? んむむぐぐgg!!」

江藤「バイブのお味はどう? 人に入れられるのって
    自分でやるのとは違うでしょ? 奥まで入れてあげるからね」

まさかバイブで処女喪失か?

可哀そうだろ こういっちゃんしてやれよ

ぐちょぐちょにに濡れた鳴のアソコでバイブが暴走する。
猛烈にみなぎった江藤は容赦しなかった。

鳴「んぐぐぐ!! むぐうう!! んんん!!」

江藤「ほうら。もっといい声で鳴きなさいな」

バイブから逃れたくて右へ左へと身体を揺らす鳴。
江藤はしっかり押さえてるから絶対に逃がさない。

片足を持ち上げ、無防備となった場所へバイブを出し入れしてる。

一方の恒一はまだ鳴のパンツに夢中だった。

恒一「なぜかって? こんな時だけどアンカ重視だからよ
    >>848 >>850の内容を総合して採用した」

少しだけ汚れのあるオパンツを顔に押し当てて
深呼吸する。体の芯まで鳴の匂いで満たされる気がした。

自然と下半身をオープンにし、自慰活動に励んでしまう。

霧果「紅茶の用意できたわよ」ガラッ

Oh…

鳴ちゃんに見せ付けながら江藤さんとラブラブエッチだな

霧果の心境について同情を禁じ得ないのは誰でもそうだろう。
この状態でまともでいられるのは相当な大人物だけだ。

恒一「見崎……鳴……オパンツ……はぁはぁ……だめだもうイク……」

江藤「はぁ……あんたやっぱり可愛いわ……アソコもびしょ濡れよ?」

鳴「んあああ!! ひゃあああん!! ふわああ!! きひゃううう!!」

霧果「」

言葉が出ない。

思考が止まる。

紅茶を盆ごと落とす。

霧果は悪い夢でも見たことにして廊下へ戻って行った。

鳴がイッた。江藤が笑う。恒一は射精した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

悪いな 風呂入ってくるぜ

江藤さんはキリカに連れてかれて説教だな

まさかまだ残ってるとは

>>864
心底どうでもいい

ほしゅ

水野姉とお医者さんごっこしましょうか

鳴ちゃんかわいいおかしたい

きりかさんはまともか

佐藤さんのおっぱいで圧死したい

一応大人陣はマトモなんだな(一名除く)

江藤「久しぶりの二人きりだね」

恒一「あぁ。もう存分にやろう」

どちらともなく抱きしめあい、ベッドに倒れこむ。
狂うように互いの唇を求めあい、絡み合う。

ネチョ チュ 

愛し合う二人に言葉はいらない。
唾液を舐め、交換しあって味わう。

江藤が恒一の首筋にキスをする。
お返しに江藤の乳首を舐める。

少しだけ赤ちゃんプレイだ。
感じた江藤が色っぽい声を発する。

人の家だから本番はまずいよ。
そんな考えは三秒で消えた。

なぜ二人きりなのか。

疲れ果てた鳴は、とっくに眠りの中なので人数に含まれないのだ。
乱れた服を直さずに熟睡してる
見ようによっては強姦のあとにも見える。

江藤「はぁはぁ……きて……」

恒一「うん……はぁはぁ……」

二度目なのにずいぶん手慣れた動作だ。
十分に勃起した男性器と洪水のように濡れた女性器が
互いの結合を求めている。すぐ挿入した。

まだ恋人でもないのに激しすぎるプレイだが、
当の本人たちは全く気にしてない。

少し大人になってから今のことを振り返れば、
とんでもないことをしたと思い返すことだろう。

江藤「んああっ……ああっ……」

恒一「声抑えてっ……下の霧果さんに聞こえるっ……」


江藤さん

目覚めた見崎と3Pを

出し入れの運動は休まることを知らなかった。
彼らの吐く荒い息も激しくなっていく。

波が押し寄せてきて達してはベッドに横たわり、
もう一度キスをする。互いの顔を見つめあってる内に
眠くなっていき、朝まで寝てしまった。

翌朝は三人で登校することになった。

霧果さんに言い訳するのが大変だったが、
鳴がとんでもない説明で誤魔化してくれた。

風見「昨日はよくも逃げてくれたじゃないか君たち」

教卓に肘をついてる風見(NTR未満)が言う。
クラス委員を超越した偉そうな態度である。

なにより以前の彼とは雰囲気が若干異なる。

桜木「エロシーンのあとは恒例の反省会がありますよ。
   もちろん逃げられませんから覚悟してくださいね?」

恒一「また裁判とかやんのかよ!! もう>>1000が近いんだから
   無駄にレス使うの止めにしない!?」

まだ落ちてないか

次スレの準備が必要かな

風見「ふざけたことをぬかすな。会議の途中で逃げ出した臆病者の
    くせに。昨日小椋さんや多々良さんが怒ってたんだぞ」

恒一「え」

多々良「話し合いは最後まで参加しないと駄目じゃないですか」

由美「てっきりあたしフラグが来たのかと思って期待して損しちゃったわ」

桜木「クラス委員を代表して謝罪します」

恒一「それほどのことか!! こんなのただのギャグ小説じゃないか!!」

望月「ええ!? これってギャグ小説だったの!?」

辻井「エロシーンも若干あるけど大半はギャグだね」

勅使河原「つーか小説として成り立ってないだろ。
       いまだに読者がいることが信じられん」

風見「内輪ネタはいい加減して今日の本題に入るぞ!!
    まず最初に>>901の画像だ。みんな江藤さんについてどう思う?」

可愛いの一言に尽きる このSSのメインヒロイン役を担ってるし

てっしー空気すぎ

王子「まあ普通に美少女だよね。少しボーイッシュ的な
   感じもするけどそこもまたいいよね」

綾野「うん。女子から見ても可愛いと思うよ」

中尾「赤沢の次くらいに可愛いかな」

風見「僕もゆかりには劣ると思うが美少女だと思う。
   で、彼女は昨夜どこへ泊まったと思う?」

ザワザワ  マサカ  ザワザワ  マタ サカキバラカ?

桜木「信じられないことに見崎さんの家だそうです。
   しかも榊原君も一緒に」
   
怜子「ええええ!? 不純異性交遊じゃない」

恒一「あなたいたんですか!!  
   いたなら最初から話に参加してくださいよ!!」

猿田「しかも不純異性交遊とか今さらどこの口がいうんじゃ。
    自分は甥を逆レイプしておいて」

怜子「私のレイプは清い行為。江藤さんや見崎さんのは
   蛮族の好意ね。次元が違うのよ」

勅使河原「おいおい。とても教師の発言とは思えないぞ……」

水野「あの人たしか免許偽造してるんだっけ?」

怜子「死者だし細かいことはいいじゃない」

恒一「よくありませんよ!!」

風見「漫才を中断して話を戻すぞ。調べたところによると、
   相当激しいプレイが行われていたらしい。

    江藤さんが見崎さんを襲い、榊原君は見崎さんのパンツを
    かぶってオナニー。最後は江藤さん×榊原君でフィニッシュ」

怜子「とんでもない変態ね。最低だわ」

桜木「先生に言われたくないと思いますよ。
   話の続きですが、目撃者は霧果さん。つまり見崎さんの
    保護者にあたる人でした。わざわざ学校まで通報してくれました」

鳴(しまった。説得に失敗したみたい)

支援

最後は恒一と恒一大好き女子軍団の乱交ENDで

風見「これも今更だが、公序良俗に違反しすぎなんだよ!!
    君たちはどこまでふざけたら気が済むんだ!!」

恒一「うっせー!! こっちだって必死なんだ!!
    家に帰れないから泊まる場所を探すしかないんだよ」

多々良「うちならいつでもオーケーですよ?」

赤沢「あたしなんて小説の前半から誘いまくってんだけど」

由美「うちには一度しか来てくれなかったわ。残念」

一同「なにぃ!?」

由美「あっ。やべ」ヒヤアセ

桜木「小椋さん。今言ったことは本当ですか?」

風見「正直に言わないとお兄さんのケツが大変なことになるぞ」

由美「アッー!?」

この書き手はとことん鳴にいい思いをさせないつもりか!

小椋ちゃんとさっさとヤろう 綾野ちゃん混ぜても良いけど

綾野「みんな由美を責めないであげて!!
   こういっちゃんが泊まったのは合宿の前日なの!!

    こういっちゃんはお兄さんの部屋に泊まったし、
    本当にやましいことは何もなかったの!!」

柿沼「その代りお兄さんとナニかあったんじゃないですか?」

風見「アッー?」

川堀「ウホ?」

怜子「二人とももう帰りなさい。
    綾野さんが言うんだから本当なんじゃないの? 
   彼女このクラスでは珍しく聖人だし」

望月「このクラスに聖人とかいたんですね」

杉浦「奇跡のような存在ね。まあ私も何も悪いことしてないけど」

勅使河原「ちなみに俺もそうだぜ。ぶっちゃけ卒業後に

      逮捕されそうな奴ばっかだよな。
      同窓会とか開いても誰も集まらなそうだ」

柿沼さん…初セリフがそれかよ…

>>917
全くブレねぇよな

恒一「良いから話を進めろよ。エロクラス委員長。
    反省なら前回の合宿なんて最低だったじゃないか」

風見「あれについては思い出したくないほど最悪だったよ。
    真の目的が榊原君をムラムラさせてセックス
    することだったとは。ねえ三神先生?」

怜子「え? 本読んでたから聞いてなかったわ。
    どうでもいいから話を進めさい」

望月(クズすぎですよ先生。でもクズなところも素敵です)

桜木「今回のお題ですが、昨日の件はもう終わりとして今日の分が
    あります。>>862 桜木さんの家に行って風見と桜木さんの
    いい感じな雰囲気をぶち壊してそのまま風見の目の前で
    桜木さんとベッドイン」

風見「」

恒一「あのー。僕自分がクズだって自覚してるけどさすがにそれは……」

小椋ちゃんとこんな状態のセックスしようぜ

      !!                   _>-t‐...、
ヾ、        〃        _. -ァく:::::〃ヘ::::::\
                  _ ‐-′, 二ヽ::!!::::::ゝ、:__}
    し 頭        /  /  丶ヽ:ゞ;、_:-く
    そ が        j  // | |リノハヽ}丶::二::::イ_
    う フ        /   { ノノ_  ,r !/― リ从ヾ`
=  だ  ッ  =    {  ノノヘ'´:::/´_..、--―┴ヘ        !!
    よ ト          ) r'〃 ̄ ̄ ̄    __.-<\} ヾ、          〃
    お │        / j/{:.|l  _....--―T ̄ .._   |
     っ       (( r' ハ:.ゞ_、´ソ:!   |     `T "j    歩 こ 繋 こ
     っ          ))  r、:.:.:.:.:.:.:.:j   |/   ノ !  /   く ん が う
〃        ヾ、   ((  {三:::::.:.:.:.イ    j     ! /=  な な  っ  い   =
     !!       ヾ、_.ノ´:.:.:::::::/    /     ! /      ん 廊 た ち
              r':.:..:.:.:.:.:.;r' `ニ´ /     '/_    て 下 ま と
            /ゝ、_/!{   ∠     { \ `ヽ       ま
             ! : : : /  ヾ /  \ヽ二二ン ト、 / 〃         ヾ、
             ! : r'´   /      ヾ\  \ \      !!
            r┤  _イ    _.\    |. \   ヽ \
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                      l::::::::::::ノj≡{|:::::::|   /   | |   /
                   l::::::::::{´  ソ::::::::|  {   l ! /

色なんなアイデアがあって面白いな
今日は眠いから寝るからな。じゃあな

はぁ?

え?

え?

一応保守

ここまで来たらほしゅ

>>921
見えない

さっさと赤沢さんと結婚しろよ

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