キース「遅咲きの最強兵士ダズ」(143)

諦めてはならない....例え今でこそ芽が出なくとも

修羅場を超え、技を極め続ければ....

いつの日か必ずその才能は開花するのだ!

教官「卒業した104期生の成績上位10名ほとんどは調査兵団を選んだみたいですよ」

キース「そうか....勇敢な子達だ」

教官「それにしても104期は優秀な子が多かったですね」

キース「あぁ」

教官「特に歴代最高成績を残したミカサ・アッカーマンを超える者は今後現れないでしょうね」

キース「ん?....さらに凄い奴が104期にいたではないか」

教官「え?」

キース「ダズだ」

教官「ダズって....あのお爺ちゃんみたいな顔した...」

キース「奴の才能に気付いてないのか?」

教官「いや....特に目立った成績ではなかったような...」

キース「はぁ.....だから貴様は出世できんのだ」

キース「奴は将来ミカサやリヴァイを超える兵士になる」

キース「もっとも、ダズ自身自分の才能に気付いてないがな...」

教官「まさか....」

期待

立体機動訓練所

リコ「遅い!また遅刻か!」

ダズ「す、すいません、装備を着けるのに手間取ってしまって...」

リコ「言い訳をするな!!訓練兵団で何を学んできたんだ!?」

ダズ「すいません...」

リコ「いつ超大型巨人が現れるかわからない状況で駐屯兵団の役割は極めて重要だ」

リコ「そんな状況で装備の装着に遅れるような兵士は囮にもならん、気を引き締めよ」

ダズ「はい...」

リコ「うん...では訓練を始めよう」

ヒュン! ヒュン!

リコ「遅い!そんなスピードでは巨人の格好の餌になるだけだ!」

ダズ「は、はい!」ヒュウウウ

リコ「装着の装着も遅い立体機動も遅いで話にならんぞっ!」

ダズ(はぁ....やっぱり俺向いてないのかなぁ...)ヒュウウウ

リコ「ん...?」

ダズ(どうせ俺は小心者で技術もない...)

リコ「ダズッ!ちょっと止まれ!!」

ダズ「な、なんでしょうか?」スタッ

リコ「お前....全然ガスを噴かしてないじゃないか!?」

ダズ「は、はい....勿体無いのでアンカーを刺した直後だけしかガスは使ってません....」

リコ「......それだけであのスピードを出してたのか!?」

ダズ「え?」

リコ「いや、何でもない....とにかくガスを沢山使え!」

ダズ「は、はい!」

リコ「....」

期待してる

ギュオオオオ!

ダズ「おぉ!速くなった!皆に簡単に追いつける!」ヒュウウウ

リコ(あれでもまだガスを抑えてるようだが....速いな)

リコ(改めて見ると一つ一つの動きが恐ろしく丁寧だ....)

リコ(もしかしたら駐屯兵団は素晴らしい逸材を獲得したようだな)

ダズ「すげー!最初からこうしとけば良かった!」ヒュウウウ

昼食時間

同期「お前急に立体機動上手くなったな」

ダズ「あぁ、コツを掴んだんだ...」

同期「ふーん....話変わるけど何で今日遅刻したんだ?装備の装着で手間取るわけないだろ?」

ダズ「装備が壊れてたから修理してたんだ...」


リコ「....」チラ

ダズ「レバーがスカスカだったからさ、バネ交換して調整してたんだ」

同期「早くねーか?5分遅刻だろ?」

ダズ「あぁ、まぁ急いで直した」


リコ「何で言わなかった!!」机バーン!

ダズ「!?」

ダズ「へ、下手な言い訳になると思ったので....」

リコ「......報告はちゃんとしろ」

ダズ「はい.....」

リコ(装備の異変に早く気付き瞬時に修理した....って事か)

ダズ(また怒られた....俺向いてない)

格好いいダズが見れそう
支援

続き楽しみ。

リコたんきゃわわ

自己を過小評価する奇才ダズか
面白いです続き楽しみにしてます乙乙!

午後 固定砲整備

ダズ「はぁ~....兵士辞めようかな~」ガチャガチャ

同期「おーい、いつまで時間掛けてんだー?」

ダズ「お前等と違って俺は不器用なんだよ...」ガチャガチャ


リコ「ふむ....」

リコ(作業スピードこそ遅いが安全で確実な作業だ)

リコ(こうも丁寧に作業できる奴はそういない)

リコ(一見トロい兵士にしか見えないが....立体機動の時といいダズは何か持っている)

リコ(トロスト区戦で敵前逃亡しようとしたのが嘘みたいだ)

リコ(いや、臆病者だからこその慎重で堅実なスタイルなのか...)

リコ「ダズ、整備が終わったら来い、話がある」

ダズ「え!?」

同期(ついに開拓地に....)

ダズのSSか
続きが気になる

リコの部屋

ダズ「失礼します」

リコ「うん、来たな」

ダズ「あの....話とは?」

リコ「来週に駐屯兵団精鋭部隊の編成を行うのは知っているな?」

ダズ「えぇ、でもそれが何か...?」

リコ「.....精鋭部隊に入る気はないか?」

ダズ「へっ!?」

リコ「ほとんどはベテランが務めるのだかな....教育も兼ねて若い兵士がほしいのだ」

ダズ「いや....若い兵士なら他に沢山いるじゃないですか!?そもそも俺なんて!」

リコ「あまりに実力不足......と言いたいのか?」

ダズ「当然です、同期達は俺より良い成績で卒業してます」

リコ「訓練兵団の成績など意味を持たない....所詮あそこは的を多く斬れば好成績が取れるのだろう?」

ダズ「俺は皆に的を取られてばっかりでした」

リコ「結果より技術だダズ」

ダズ「精鋭部隊こそ結果が大事じゃないですか!?」

リコ「技術の無い者に結果はついてこない」

ダズ「俺に技術なんてありませんよ!」

リコ「いや、私はお前の才能を買ってるんだぞ?」

リコ「的が取れない理由は恐らく、ガスを極力抑えたやり方で遅いからだ」

リコ「しかし、皆に追い付く為無意識にお前は無駄の無い立体機動術を習得している」

リコ「だから今日ガスの使用量を増やしだけで見違えたんだ」

ダズ「.....俺に....できるんでしょうか?」

リコ「最初から期待してない、将来の為の経験と教育が目的だ」

ダズ「.....」

リコ「やはり恐いか?」

ダズ(俺なんかに期待する上司なんて初めてた.....)

ダズ「や.....やってみます!」

リコ「よく言ってくれた!」

続き楽しみ。乙。

面白い

隠れた才能を発掘し開花させられる上司の少ないことよ
リコは良い眼をもっているな
続き期待

支援

ねえよ。流石にねえよ。
キース教官だって気付いてたら助言くらいするだろうし、あれガスでアンカー巻いてるからガス吹かさなければ正真正銘の振り子移動しかできないし、街中で振り子だと地面に着くからできない。そもそも基本的な立体起動装置の使い方も教えずに実践させるとかあり得ないだろ。
SSだからそこらへん適当でもいいっちゃいいけど、それならいっそ具体的な能力向上の理由はファンタジーや精神的ななにかとか、どうとでもぼかせるようにした方がいい。

>>29
ねえねえ、二次創作のSSにそんな長文でマジレスなんかしちゃって楽しいの?^^ 空気嫁

>>30
いやまあ、自分でも空気読んでないのは分かるけどさ、ギャグや自分で作った設定で書いてるならいいと思うけど、真面目に書いてて設定ミスって、>>1も原作者も読者も可哀想じゃん

せっかくの文章なのに虚しくなんないか?

>>1
しらけさせてすまん

ギャグじゃないのか?

楽しみにしてる
支援支援

いるんだよなぁこういうやつ

詠矢のモデルになるような

漂うガキ臭さ

このままでいい
楽しみに待ってる

支援

あーあ、空気読まない奴のレスのせいで>>1が書かなくなったじゃねえか

支援

支援

支援!!
楽しみにしてます♪

支援

支援

誰だよヒドイ事いったやつ謝れよ

面白いよ、保守

保守

ペラペラ
キースはいつものように卒業生たちの移動・負傷リストをみていた

キース「・・ダズが精鋭部隊か
いい先輩に出会えたようでよかった」



ダズは気も弱さもそうだが、肉体がまだ出来上がっていなかった
キースが彼の才能に気づいたのは2年目の冬
訓練後のガスの残量報告書に目を通していたときだった
キース(アッカーマンはさすがだ。次ぐのはキルシュタインか・・・イェガーとブラウンはまだまだ使いすぎる。今度キルシュタインと組ませて、直に見てもらうか。ブラウンがいればいいクッションになってくれるだろう)
ペラペラ
(・・・!なんだこれは、ありえない)

(・・・ダズ?確かあの・・・ほぼ消費してないではないか
こんなことがありえるのか?
いや・・・記載ミスか?)
キース「ダズのポンプはたしか・・・245番」
カンカン
(!かなりの残量だ)
キースはワイヤーの磨耗のように直接生命にかかわるようなものは訓練後、逐一目を通していたが、ガスは訓練前に満タンに入っているか確認するだけであった
キース「明日、少しみてみるか」

ダズは臆病な性格からガスを使うことを極端に恐れていた
~~
教官「機動力がなくたったら私たちにできるのは、食われることだガスは極力使わないようにするに越したことはない」
~~
ダズはほぼガスを使わなくても、中の下くらいの立体機動の成績であった
彼は、自分の能力を恐ろしく低く見積もっていた
だがそれにより、彼は沢山のものを得ていく

ちょっと視点とか文体どうしようか悩む
みんなはどんなのが読みやすいんだ?

更新きた。作者の書きたい表現をすればよい。乙。

書きたいようにかけばいいじゃん
ダズリコになる?

次の日の立体機動訓練

「くっそ!なんで死に急ぎ野郎と同じ班なんだよ!」
「はっ!こっちだってお前となんか組みたくねーよ」
ライナーがエレンに寄って耳打ちをする
「ジャンの立体機動の扱いは1、2位を争う。ミカサのはなんかもう参考にならん
ジャンの側でやつの立体機動を見ることに価値がある」
「!・・・まぁ訓練は訓練だ。よろしく・・な」

教官「ラスト10班ミカサ・ユミル・ダズ」
「・・・
(うわー主席となんかよくクリスタといる目つき悪い女かよ・・・)」
「おい、足ひっぱんなよ
(まぁ多少引っ張ってもらった方が、順位落ちていいか)」

キース(さて最終の10班についていくか)

3人はどんどん森を進んでいく
キース(確かにスピードこそないが、的確な立体機動・・・
これでもう少しガスを吹かすことを覚えれば・・・)
そのとき
ユミル「ちっ!なんだ、アンカーが出ない・・・」
ミカサは先行していたので、反応が遅れた
そのとき
ギュオーブシュー
ダズは無意識にガスを吹かしていた
ズサァー
教官「ダズ、ユミル、大丈夫か?」
ダズ「すいません、腰と首が・・・
(おかしいな、着地は成功したのに・・・)」
ユミル「私は大丈夫だ」
キース「ダズは戻って医務室でみてもらえ」
ダズ(はぁヒーローみたくかっこよくは助けられないな)
ミカサ「・・・」

キースはその夜、先の立体機動訓練について考えていた
(あのユミルを助けたときのアンカーを刺す角度、ガスを吹かすタイミングすべてが完璧だ
また急な方向転換時にもバランスを崩さないバランス感覚
円運動による向心力もうまく使っている
だがおそらくもともと筋力がつきにくい体質なんだろう
あの速度のGに耐えられるだけの筋力がないのか
アルレルトやレンズのように自分にあったガスの量を調整させるか・・・
いや・・・それは無理か
不器用の塊のような男だ
そこまでは要求するといままで積み上げてきたのもが崩れてしまう可能性がある・・・
この訓練期間中に体を作るのはギリギリか・・・
いや無理して筋トレの量をさせても、腰などを痛めては元も子もない
・・・昔の私はすべて一人でやろうとして失敗した
きっと調査兵団・駐屯兵団のなかに気づくものがあらわれるはずだ・・・・
そのときまでのために、今私にできることをやろう
いつかダズの身体ができて、ガスの量を自由に変えてもバランス感覚を保てる身体を手に入れるまでは
だがあの不器用な男があそこまでの身体操作やバランス感覚を持っているのはなぜなんだ?)

ダズリコにはならないとおもう
けど思いつきでかいてるからなったらごめんwww
ある程度流れては決まってるけどね
どこまで書くか迷ってはいる
ちなみにいきなりキースの回想いれたのは、本当は訓練兵時代は書かない予定だったけど軽く書くことにしたからだ
だから本当に書きたいのは訓練兵後にある

行間を空けたほうが読みやすいと思うよ

アドバイスありがとう
読んでくれてるかたいるのうれしいです


それから立体機動・斬撃訓練のとき、ミカサとダズは組むことが多くなった

「ミカサも大変だなーあんなノロマと組まされてさー」

「まぁ主席様なんだから、

ダズくらいくっつけないと周りと釣り合いとれないんでしょ」

キャハハ

ダズ(そうだよな・・・ミカサにいつか謝んないとな)

ミカサ「・・・」

卒団のときにはダズの身体はできあがっていった

キース(やはり体はできたが、

立体機動については教えることができなかったか

明日で104期は終わりか

調査兵団にいくにしても、駐屯兵団にいくにしてもこれからが楽しみだ

誰か優秀なやつが気づくかもしれんがな)」

リコ「いい忘れたが、今週末調査兵団との合同訓練が決まった

といっても駐屯兵段は精鋭部隊だけだがな」

ダズ「はい(足引っ張らないようにしなきゃな・・・)」

結果は11班中11位

調査兵団A「うちらが駐屯兵団にまけるわけないのになー

B「ほんとほんと、わざわざごくろーさんって感じだよねー」

前精鋭班のほとんどは前回のマリアの扉をふさぐときに

リコ以外殉職しているのだから無理もない

そんな駐屯兵団の訓練を誰も見るはずはなく

思い思いに雑談をしたり、帰りの準備をしていた

そう

ある男を除いては・・・

「リコ班長、すいません。俺の斬撃が浅いばかりに・・・

「気にするな。お前はよくやった

(しかしスピードは目を見張るものがあったが

それを制御できていないのか

斬撃が浅い・・・

まぁいずれ慣れてくるか?)」

「私はエルヴィン団長に挨拶をしてくる。

ダズは荷物まとめて帰る準備をしておけ」

「はい

(はぁ、リコ班長にいいとこ見せたかったんだけどなー)」

片付けをしていると急に、後ろから声をかけられる。

だれだ?エレンか?アルミンか?エルヴィン?


「おい、お前」
リヴァイ兵長だ。

ダズ「(うわぁぁ人類最強)は、はい」

リヴァイ「窮屈そうにブレードを握ってるな

お前の持ちやすいようにブレードをもってみろ」

そう言われるとダズはブレードを見つめた

~~幼少時代~~

「じいちゃーん、こぶじゅつ教えて!」

「おー!ダズ

また遊びに来てくれたのか!

いいぞ!」

ダズは引っ込み思案で友達が少なかった

唯一祖父には心を許していた

祖父の逆手抜きがかっこよく彼の目に映ったのだ。

友達がいなかったダズは逆手抜きの練習にいそしんだ

シュッ スチャ

「じいちゃん、こう?」

「斬撃半径が狭い分もっと体にひねりをくわえるんだよ」

「ざんげきはんけい?」

「はっはっは、難しいか?ちょっと貸してみなさい」

ダズにとってこの時間は幸せだった


その幼少から慣れ親しんだ持ち方と逆の持ち方でブレードを握ることが

斬撃が浅いことの要因になってることは

キースもリコも気づかないことであった
~~

「これが一番いいような気がしますが・・

(やっぱりじいちゃんに教わった持ち方がしっくりくる)」

リヴァイは少し驚いたように呟いた。


「ほう・・・(逆手持ちか)

その時小指薬指をトリガーにかけてみろ

あとは技巧に相談してみろ

少しばかり逆手持ち用にいじってくれるはずだ

そして逆手持ちの利点と欠点を理解しろ。

あとは慣れろ」

「はっ!ご指導ありがとうございます」


そんなことをしてるとリコが怪訝そうな顔で近づいてきた。

「おい、リヴァイ兵長になに怒られてたんだ?」

「怒られてたといいますか・・・ブレードの持ち方を指導されてました」

(遠目からみて、怒られてるようにしか見えなかったが・・・)

「それで、技巧の人に相談したいことがあるのですが、
どうすればいいんでしょうか?」

「今日は遅いから明日頼んでやる」

数日後
「今日は休みかー

・・・せっかくだから逆手持ちで練習するか

リコ班長が技巧の人に頼んでくれたし・・・」

スパッーン

「このほうがうまく切れる」

(移動スピードも上がるし、アンカーも打ちやすい

けど斬撃半径が狭いし、刃を当てる角度も今までと違う・・・

ブレードより先に体がでてるのは怖いな・・・これが欠点か・・・)

「まだまだ浅いんだよなー

ミカサのはもう少し深かったし」

(なんかじいちゃんが死んだ後、

じいちゃんの家で一人逆手抜きの練習してた頃を思い出すな

ひとりぼっちで・・・)

「・・・ふーそろそろパンでもくうか」

このときダズは並の兵とは

比べ物にならないくらいの斬撃を身に着けていた

これもキースの狙いの一つであった

ダズは訓練兵時代、ミカサの斬撃を見ることで目が肥えていたのだ。

ムシャムシャムシャ

「リコ班長今何してるんだろーな」

続く

すげえ。ダズ。

セリフの前に名前つけないの珍しいな
書き方上手いから誰がしゃべってんのかわかるけど
新鮮だ
面白いから頑張ってほしい

>>79言われて気付いた
違和感まったくなかったな

上手く最小限書くとこ押さえていてる
んだな
初めてみたわ
けど読みやすい

いろいろコメントありがとう
特殊な書き方だから受け入れてもらえる不安だったけどひとまずよかった
この後は進撃の巨人を読みながら書くのですこし時間がかかると思います
基本的に進撃本編にそって書こうと思ってます
なんでエルヴィンとかのせりふはそのまま使うとこも多々あります
次は壁内に巨人が発生したところくらいの場面にいくと思いますのでよろしけです

続き期待してる乙!

>>79
そこまで珍しくは無いぞ?地の文がメインのヤツはだいたいそうだろ

最近は地の文メインでも、セリフ前に名前つけるのおおいな
期待
読み直しておく
3人組をミカサユミルダズにした意味はあるの?

>>84
そこは描写掘り下げるかまよったのですが、長くなりそうなので軽くかくと

ユミルに関しては雪山でまぁ一応ダズ助けたのでこのときのかりをかえしたような感じの
ながれです
ミカサに関しては、
斬撃を見せるのと
ミカサにはやはり才能に気づいてほしかったので
「・・・」というなにか少し感じ取ってるような感じの描写にしてます
ミカサの「・・・」の伏線は回収しようと思ってたのですが
長くなりそうなのでやめましたwww


>>85
なるほどうまく書いてるな


「わたしがどうしたって?」

「!グッは(パンが喉に!)」

「何やってんだ。ほら、お茶飲め」

(はぁはぁ、一瞬じいちゃんが見えた・・・)

「り、リコ班長こんなところでなにしてるんですか?」

「お前がブレードと立体起動の持ち出し許可証だしてたから、ここかと思ったから様子を見にきてやったんだよ」

「あっそうでしたか・・・」

つづきはよ


「どうだ?逆手持ちは?」
「よくわからないですけど、いいと思います」
「そうか」

しばし沈黙のあとリコは口を開いた

「ダズ、巨人は怖いか?」

「はい
怖いです」


「そうかそれでいい

恐怖心は大切だ

お前は大丈夫だよ

前回の襲撃で退兵したやつも多かったが

お前はここにいる」

「いや・・・俺は」

「 人間な他人が思ってるほど、

強くないよ

けどな、自分が思ってるより弱くないぞ」

「あとは、一歩踏み込む勇気だな」

すると、遠くから先輩兵士が息を切らし走ってくるのが見えた

(なんだ?)


「リコ班長!ピクシス指令から伝令です。

南西方向から巨人襲来!

至急応援を頼むとのことです!

ハンネス部隊長が先行してます」

「壁が壊されたのか?!」

「ハンネス部隊長が先行して調べてます

精鋭班には東防衛線を構えてほしいとのことです!」

「わかった

ダズ、いけるか?」

「はっ(また巨人と・・・)」

巨人出現より9時間後
駐屯兵団第一師団
精鋭部隊
「まだだ!ひきつけろ!」
「撃てぇ!」
シュッパ
ザクッ
ザザザザ

「やったか?」

「いけますよリコ班長!

この調子ならこの防衛線も維持できます!」

「・・イヤ巨人の恐ろしさは数の力だ・・・

集団で来られたら

ここも直に突破されてしまうだろう・・

ただ

何だろう

何か

・・・・おかしい」


11時間後

「防衛線に巨人が現れなくなった」

「索敵部隊を作り、広範囲で行おう

巨人との遭遇が懸念されるため

精鋭班のみで

あとのものは

防衛線の維持に努めよ」

「はっ」

―――

ダズは眠れなかった

少し外の空気を吸いたくなり、

外へでるととリコ班長とキッツ隊長の話がきこえた


「リコ、あいつはまだ訓練兵を卒業したばかりだ

連れて行って足をひっぱるかもしれんぞ」

「あいつは、自分に何ができないかを知っています。

それはつまり自分にできる限られたことがわかってるということです。

選択肢がない分、迷わない

つまり戦場での判断が早い。

あいつはきっと劣等感から始まっているんでしょう。

できないことを消去法で削ぎ落とし、できることだけを磨いて戦ってる

磨いて輝かないものなんてない

だから期待するんです。

私は」

「わかった、お前に一任する」


(・・・よし)

リコは気づいていたのだ

ダズは人が10回でできることを20回かかる

だがその後、不安から何百とくりかえす

それが丁寧で堅実な基礎をつくりだしたのだ




――――


ダズたちが壁に着いたとき、エレンはすでに連れ去られていた・・・

ハンネス「これからエレンを追うことになった

人手が足りないから駐屯兵からも何人か出す

精鋭班はでれるか?」

「わかりました」

――――

続く

本編あと一回でいけるかと思います

あとショートでおまけ書いて終りです

みなさんそれまで宜しくお願いします

リコさんかっこよすぎ
できる上司だな

ダズの才能が開花するか!楽しみ!

まとめのりそうだな
次回作のリクエストとかあり?

とりあえず…

×ピクシス指令
○ピクシス司令

今まで他になんか書いたことないの?
かこさくもみたい

いいな

いつ頃更新予定?

面白いしえん

次回作はどうでしょう?
気が向いたら書きたいと思います

過去作はありません。初めてのつたないSSにお付き合いいただきありがとうございます

本日更新


夜までだ!!夜までにこの森に着けばまだ間に合うかもしれない!!


ダズ(まさか、壁外にいくことになるなんて・・・)

――――
「光った!?」

「今森の奥のほうで・・・

一瞬光が見えました!

巨人に変化した際の光だと思われます!」

「・・・間に合ったか

総員散開!!

エレンを見つけ出し奪還せよ!

敵は既に巨人化したと思われる!

戦闘は目的ではない!

何より奪い去ることを優先せよ!」


「フィル、リコ!馬を一箇所に!」

「了解!」

「敵は外側に向かってるはずだ!散れ!」

ダズ(この森の中で取り返せないと厳しいな

平地は立体起動にはむかない)

―――

(もう森の端まで来ちまうけどどうなる?)

「止まるな!

馬使って追うぞ

絶対に取り返すぞ!

エレンは・・・

俺の命に代えでもって」

(平地戦になったか・・・)

「クソ・・

少し様子を見るんだ」



「ん・・・!?

お前らそこから離れろ!!

信じらんねぇ・・・

どういうつもりだ!?

エルヴィン・・・!?

巨人を引き連れて来やがった

お前ら!!今すぐ飛べ!!」

「総員散開!

巨人から距離をとれ!!」


「何だこりゃ!?地獄か?」

「いいや・・・これからだ!

総員!!突撃!!」

「な・・・!?」

「人類存亡の命運は今!!この瞬間に決定する!

エレンなくして人類がこの地上に生息できる将来など永遠に訪れない!!

エレンを奪い返し即帰還するぞ!!

心臓を捧げよ!!」

ダズは、リコの方見た。

リコはそれを見て、頷いた。

「うおおおおお」

「進め!!」

「うああああエルヴィン団長!!」

「進め!!エレンはすぐそこだ!!

進め!!」

リコ(ちっここでエルヴィン団長を失うわけには行かない)

「ダズやるぞ!!」

「わかってます!」

ズバッン

「君がリヴァイが言ってたダズか?」

「えっあ、俺はダズですが兵長はなんと?」

「いや今は悠長にしてられん

腕を見込んで頼みがある

私のホローをしてくれ

リコも頼む」

「はっ」

「あの巨人をやってくれそしたら鎧への道が開ける」

「私がやつの注意を引く

ダズ、お前が削げ」

「はっ」

「総員撤退!!」

「ライナーの野郎・・・!

巨人を投げて寄越しやがった!!」



馬が負傷し、リコは草原に放り出された。

そのリコの目の前には、6メートル級、そのスグ後ろには13メートル級

ダズは、足がすくんでいた。

そのときリコに言われたことが頭を巡っていた。

『もう少し自信をもて』『あとは一歩踏み込む勇気』

(ここでリコさんを・・・失いたくない!)

巨人がリコに手を伸ばす。

「リコ班長に・・・!(あとは一歩踏み込む・・)

さわんなっ!!(勇気!!)」

ダズのアンカー後ろの13メートル級の額にささった

真正面から巨人に飛び込んだ

リコはこの時感じた

(真正面から巨人のうなじを削ぐのは不可能、ダズがわたしのせいで)

だが

ダズが巨人の首もとを通り過ぎるその刹那巨人が倒れる

そして後ろの巨人は目を押さえている

次の瞬間糸の切れた操り人形のように倒れた

「リコ班長大丈夫ですか?!」

まさか・・・回転逆手切りの本当の強みは

真正面からの討伐を可能にしたことだ

通常では真正面から飛び込み斬撃を加えることは可能だが、

そのときは斬撃が浅すぎ致命傷を与えるにまでいたらなかった

一度後方に下がってから、後方から攻撃するのがセオリーだが、

逆手回転切りなら巨人の首もとを通り過ぎる際にも

まだ斬撃でうなじをそげるスチールの長さが残ってのか

もちろん真っ正面に飛び込めるのは

ダズの立体機動の驚異的スピードをもってしているから可能なのである


ダズやリコの周りに巨人が集まるが、覚醒したダズの敵ではなかった

すると他の巨人が一斉に一方向へ走り去った。

二人(!?)

エルヴィン「この機を逃すな!!撤退だ!」

ダズ(撤退か)

「リコ班長!俺の馬にのってください!」

リコはダズの後ろに乗った

パカラッパカラ

(背中・・暖かいな)

(ダズの背中ってこんな大きかったんだなぁ)

ギュッ

―――

リコ「エルヴィン団長から直々にだ

お前の力が欲しいそうだ

ダズ、お前はどうしたい?」

(俺は・・・)


「・・・(やはり決めかねるか)

お前はそこまで器用じゃない

頭で悩むな

もしこれから先、悩むことがあったらここに聞いてみろ」

リコは、ダズの左胸を叩いた

「心がそうしたい、そうありたいと思う方にすればいい

どっちがより誇れるのか

頭で考えても答えはでない

心に聞いてみるといい」

「す、少し時間をください

(心か・・・・)」


数日後

コンコン

「誰だ」

「駐屯兵団精鋭班ダズです」

「入れ・・・決めたか?」

「俺、行きます」

「そうか」

「どうしてかはわからないんですけど・・・いかなきゃって思ったんです」

「それでいい、理由なんかわからないよ

それでいいんだ

けど

お前には自由の翼が似合うと思うぞ」


「ありがとうございます、リコ班長」

「それともうお前の班長ではない

班長はやめろ」

「わかりました

いってきます、リコさん」

よく晴れた日

ダズは調査兵団に入隊した

―――

壁外遠征


リヴァイ「おい、今回はお前ら遊撃部隊の出来にかかってる

わかったか

ダズ、根暗女」



荒れた長い住宅街を抜けると荒原が広がっていた

彼は戦い続けるだろう
今は理由はわからない
いつの日か彼が気づくまで
捧げた心が想うままに
この荒原に死すとも


fin

みなさまありがとうございます
本編終了です

最終投稿は漫画をよんでいないとわかりにくいと思います
ぜひ読んでから、こっちを見てみてください

乙 面白い

面白い。乙。

ありがとうございます
最後におまけを

壁外調査から帰ってきて、ダズが調査兵団にはいるまでの間のお話

~ご飯~

(明日はダズと飯か

・・・なに着てくか

いつもどおりジーンズでいいか

いや少しオシャレを・・・

いや・・・そんなの必要ない


一時間後


(ふぅ、ファッション紙を買ってしまった・・・

別にあいつと飯を食べにいくために

買うわけじゃない

たまたま服がたりないと思うから

明日着るとも限らんしな)

ペラペラ
(あー全然わからんなー

男はワンピースとかが好きなのか・・・

・・こんなヒラヒラしたのは着れない

はー・・・

!おっ占いか



『気になってる人と近づくチャンス!

いつもの違った自分を見せるといい!

ラッキーアイテム 白いワンピース』

(・・・・)

次の日

い・いきましょう

ダズが先に歩きはじめると、リコは少し俯き歩きはじめた


(ちぇっせっかくオシャレしたのにな

なにもなしとは女心のわからないやつめ)

「リコさん・・・

あのーなんて言えばいいかわからないんですが、

すごいかわいいです」

「はっ!?急になにいってんだ

別に私の私服はこんなもんだ」

その後、顔を真っ赤にしたふたりが

顔を見合わせもっと顔を真っ赤にするのは

少しあとの話

fin

最後にかわいいリコさんが書きたかっただけでしたwww

みなさま次回作書くことがありましたら、よろしくお願いします

あと気づいてる方いるかもしれませんが、最初に私が立てたスレではありません

最後の更新からだいぶ経っていて、最初に立てた方にご迷惑にならないと思い

もらいうけました

またどこかを乗っ取ってお会いすることもあるかもしれません



ダズは、リコの方見た。

リコはそれを見て、頷いた。

のとこが、なぜかわからないけどすごく好き
次回作は本編に沿ってではなく、ある程度独創的に書いてほしいな
この作品の>>1漫画の場面と違うとこの描写が好き

面白かった!
モブの隠れた実力や人間性の話は創造力かきたてられるな
また次回作も楽しみにしてる乙乙!

時間書くときはここで書くか立てたらここで教えて欲しい


次回作期待

最後に可愛いリコが見れてよかった

それを本編にいれないのは本編は出来るリコでおわりたかったからか?

最初より最後の方が面白い
おまけも好きなので日常系とかも書いてほしい

期待

一個ダズリコにはなりますが、続編かきたいと思いましす
恋愛系です

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月23日 (木) 00:27:35   ID: iRWip9f6

途中抜けてるとこがあるみたいだねー
現行スレ飛んだほうがいい

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom