モバP「黒いアイツ」 (65)


※若干キャラ崩壊

以上に注意してお読みください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385879159


P「あー、しっかしまぁ本当寒くなってきたなぁ……」

P「事務所のヒーターは節約で設定温度Lo固定だし、やっぱ湯たんぽ最強だよなぁ」トポトポ

P「よしっ……おー、あったけー」

P「これで仕事も捗るってもん……」

カサカサ

P「ヨッ!?」

カサカサカサ

P「うわぁぁぁぁぁー!?」ドタドタドタ

P「ち、畜生、何故……何故居るんだ! ああ……湯たんぽ給湯室に置いてきっぱなしだった……でも戻れねえ……」

みく「ねーこは炬燵でまるく……Pチャン、ソファーの上で何してんの」

P「み、みく! 実はな……給湯室に黒いアイツが」

みく「ゴキちゃん? こんな寒い時期に珍しいにゃ。退治すればいいんじゃにゃい」

P「あいつ直視すると足や手が震えるんだよ……幼い頃顔に引っ付いてトラウマなんだよ……」

みく「トラウマでも男ならもうちょっと頑張って欲しい……もー、しょうがないにゃあ」

みく「Pチャン、新聞紙とかある?」

P「新聞紙は無いがいらない紙ならあそこに大量に」

みく「よーし、もらっていくにゃ」ガサッ

みく「ティッシュも数枚……準備おっけー、ちょっといってくるにゃ」

P「……」

<スパーン!

P「」ビクッ

P「……」

みく「みくがちゃーんとしとめたから、これでもう安心!」

P「本当か?」

みく「だったら見ればいいにゃ」

P「……」

P「居ない、居ない! おおおお……」

みく「この時期のゴキちゃんは動きが鈍いにゃ、ちゃんと見れればしとめるのも簡単――」

P「みく、結婚してくれ!」

みく「フニャッ!?」

みく「何言ってるんだにゃPチャン!」

P「頼む、これからずっと黒いアイツから俺を守ってくれないか!」

みく「迫真した表情で言っても情けないにゃあっ!」スパーン

P「あだっ!?」

みく「潰した紙じゃないから安心するにゃ」

P「さっきのは冗談だが……助かったよ」

みく「……Pチャン、次から頼るつもりでしょ」

P「バレたか」

みく「顔に出てるにゃ……」

―――――

アーニャ「レッスン、疲れました……日本の冬は、ロシアに比べてまだ楽ですね」

アーニャ「でも、やっぱり寒いのは寒いです」

アーニャ「……温かいコーヒー、飲みましょう。確かここに……」

カサカサ

アーニャ「!?」

カサカサカサ

アーニャ「………」

アーニャ「ひゃあああああっ!?」ドタドタドタ

アーニャ「……ああ……コーヒー、飲みたいのに……でも、アレ……怖いです」

みく「ど、どうしたにゃアーニャン!?」

アーニャ「みく! じ、実は……タラカーン……その、ゴ、ゴキブリが……」

みく「アーニャン、ゴキブリ苦手かにゃ?」

アーニャ「ロシアにはあんな大きいゴキブリ、居ません……」

アーニャ「北海道もゴキブリ、見ませんでしたから……事務所に入ってから知りました、けど……」

みく「苦手意識持っちゃった?」

アーニャ「ダー……」

みく「……しょうがないにゃあ。アーニャン、給湯室の方かにゃ?」

アーニャ「ダー、たぶん……居ます」

みく「……また出たんだ。しぶといにゃあ……ちょっと待ってて」

アーニャ「……」

<スパーン!

アーニャ「」ビクッ

みく「これで大丈夫にゃ」

アーニャ「ほ、本当ですか?」

アーニャ「……」キョロキョロ

アーニャ「ハラショー……! みく、スパシーバ……ありがとう」

みく「どういたしまして、だにゃ」

アーニャ「み、みく、一緒にロシアで星……見続けましょう」

みく「……にゃ? いきなり星?」

アーニャ「結婚すれば、一緒にずっと、見れます」

みく「ふにゃあ!?」

アーニャ「……アーニャじゃ、ダメ?」

みく「『ダメですか?』じゃない! どうしてそうなるの!?」

アーニャ「でも……ダー、私、みく以外にゴキブリ相手にできる人……知らない。みく以外だと、どうすれば……」

みく「……アーニャン、理由がちょっとおかしいにゃ。まずみく達は女の子同士だにゃ」

アーニャ「どこかの国に行けば、大丈夫、です」

みく「……きっとアーニャンはレッスンで疲れてるんだにゃ、ゆっくり休んだほうがいいよ」

アーニャ「……あぁ、私、コーヒー飲まないと……」

みく「いいから寝るにゃ!」

―――――

のあ「……寒いわね。寒いと星が綺麗に見えるのはいいけれど……」

のあ「勘弁願いたいものね……」

のあ「……白湯でも飲みましょうか……少しは、温まるかしら……」

カサカサ

のあ「……なっ!?」

カサカサカサ

のあ「」ドタドタドタ

のあ「はぁ……はぁ……何故、居るの……」

のあ「もう冬と言ってもいいのに……何故……これは試練なのかしら……?」

みく「あ、のあチャン、何悩んでるの?」

のあ「みく……いえ、大きな問題ではないけれども……」

みく「でも、のあチャンが悩むなんて相当だにゃ。どうしたの?」

のあ「給湯室に、出たわ……黒いアイツがね……」

みく「……ゴキちゃん?」

のあ「……」コクッ

みく「退治しにゃいの?」

のあ「……みく、誰にだって苦手なものがあるわ。だから……そういうことよ……」

みく「……」

のあ「……」

みく「Pチャンといいアーニャンといい……なんでみくの周りは……」

みく「分かったにゃ、ちょっと待つにゃ。……最近出没しすぎ、かな子ちゃん給湯室にお菓子隠してるのかにゃ……?」

のあ「……」

<スパーン!

のあ「」ビクッ

みく「終わったにゃ」

のあ「……」キョロキョロ

のあ「……みく、貴女……平気なのね」

みく「普通に平気だけどにゃあ」

のあ「……みく、結婚しましょう」キリッ

みく「突然変なこと真顔で言わないで欲しいにゃ!?」

のあ「貴女なら私と共に居るに相応しい存在よ」

みく「それ普通にPチャンでいいよね!?」

のあ「……あの人は……あの人も、黒いアイツは苦手だから相応しくはないわね……」

みく「Pチャン……って、Pチャンは置いといて! 同性! みくとのあチャン同性! 結婚は無理だにゃ!」

のあ「海の向こうの国に同性でも結婚できる――」

みく「二番煎じ!」スパーン

のあ「……痛いわ」

みく「……みくはもう疲れたにゃ……」

―――――

みく(いい加減、徹底的に事務所のゴキちゃん掃除しよう……バ○サンかアー○ジェットどっちがいいかにゃー……)

蘭子「く、黒き死神が聖なる水源に……! 浄化の業の心得を持つ者はおらぬか!?」
  (ゴ、ゴキブリが給湯室に……誰か助けてくださーい!?)

みく「……分かったにゃ」スッ

蘭子「……み、みくさん?」

<スパーン!

蘭子「」ビクッ

みく「処理完了、だにゃ」

蘭子「……おおお……!」ガシッ

みく「……」

蘭子「汝、我と共にプロヴァンスの風と未来を刻まん!」
  (みくさん、いつの日か私とプロデューサーさん、三人で一緒に暮らしませんか!?)

みく「……」

みく(みんな、自分で退治しにゃさい……)


―終われ―

短いながらも読んでいただきありがとうございました。
もうちょっとだけ続けようか投下してから迷うダメ人間の図。

投稿した本人も黒いアレはトラウマです。
小さい時沖縄で夜、肝試しで寂れた建物の近くを通ったのですが、その建物の壁にビッシリついてました。
あれ以来本当に直視できません……怖いです。


―続いた―

まゆ「Pさん、Pさん……助けてください」

P「えっ?」

まゆ「出たんですよぉ、その……黒い……」

P「……どこに居た?」

まゆ「えっと、この部屋のあの隅に……ほら、その壁」

P「……」ダッ

まゆ「Pさん!?」ダッ

P「ハハハハハハ、まゆ、すまない。俺は相手できない助けてくれ、みくー!」

まゆ「え、なんでみくちゃん……」

P「この前助けてもらったからさ、今回も助けてもらおうかなと」

まゆ「ああ、そうなんですか。でも、みくちゃんは営業でしばらくは……」

P「」

―――――

杏「……せっかく私から来てやったというのに、なんだこの無人っぷりは」

杏「おーい、誰か居ないのかー」

P「居るよ」

まゆ「居ますよぉ」

杏「うわっ!? なんで二人ともそんな隅で……」

P「……アレだ」

杏「アレ? アレって何……」

カサカサ

杏「」

P「そうだ、杏。お前なら退治できるんじゃないか……杏?」

杏「うぉぉぉぉぉぉっ!」ダダッ

P「速いッ!?」

きらり「あ、杏ちゃん捕まえたにぃ☆」ガシッ

杏「なっ……離せ、離せきらりっ! 私は一刻も速くあいつから離れたいんだ!」

きらり「うゆ? どういうこと?」

P「……」(無言で指差し)

きらり「んん……?」

カサカサ カサカサ

まゆ「ふ、増えてますよ!?」

きらり「」

杏「」

P「そ、そろそろ部屋から出るか。俺はここには居られない……」

まゆ「そうですねぇ、まゆもちょっと……」

きらり「杏ちゃん、きらりと一緒にお散歩すゆ?」

杏「きらりと意見が一致するとは思わなかったよ」

―――――

裕子「サイキックパワーで敵を蹴散らし~♪」

P「……」

まゆ「……」

裕子「あれ、お二人ともこんなところで瞑想ですか?」

まゆ「そういう訳じゃないですよ」

裕子「むむ」

P「今事務所は……」

裕子「待ってください! 私がサイキックパワーで言うことを当ててみましょう」

P「あ、ああ」

裕子「ムムムッ……サイキックウェーブ……」

裕子「……見えましたッ!」カッ

裕子「ズバリ、事務所に強大な敵が居て手も足も出ないからここに居るんですね!」

P・まゆ(当たってる!?)

裕子「フフン……その表情、図星ですね! でもご安心を、このエスパーユッコにかかれば、サイキックパワーで……」ガチャッ

裕子「……」バタン

裕子「くっ……アレには私のサイキックパワーは通じない……! すみませんプロデューサー……」

P「いや、いいんだ。俺だって似たようなものだからな……」

裕子「まゆさんもプロデューサーもサイキックパワーをお持ちで!?」

P「違う、そうじゃない」

まゆ(結局サイキックパワーってなんなのですかねぇ……?)

―――――

P「ユッコを見てるといつか本当にサイキックパワーやらかしそうで怖いな」

まゆ「微笑ましくはありますがねぇ」

P「しかし、ユッコもダメか……ん?」

李衣菜「げっばーく♪ げっばーく♪」

李衣菜「……あれ、プロデューサーにまゆじゃん、どうしたの?」

李衣菜「二人して並んでて、イチャイチャしすぎてちひろさんから廊下に立ってろって言われてるのかな~?」

まゆ「それも結構ステキですねぇ♪」

P「仮にでも、そうであった方が良かったかな」

李衣菜「?」

P「李衣菜も中見れば分かるさ」

李衣菜「えっ、どういう事……」ガチャッ

李衣菜「……本当にどういうこと? ちひろさんも居ないじゃん」

P「本当か!?」グイッ

李衣菜「ちょっとプロデューサー、押さないでよ」

P「……」キョロキョロ

P「っ!」ダッ

李衣菜「ええっ、な、何!? なんでいきなり部屋の外に!?」

まゆ「……あー、居ますねぇ」

李衣菜「居るって……」

まゆ「ほら、Pさんの机の上」

李衣菜「……」

バタン

P「なんで俺の机に乗るんだよ畜生……!」ドンッドンッ

李衣菜「あー、なんていうか……うん、理由がよーく分かったかなーって。あとプロデューサー、ドンマイ」

P「李衣菜、助けてくれ。こういう時冷静に退治できるとか凄いロックだぞ」

李衣菜「いやいやいや、絶対ロック関係無いって!」

まゆ「強引すぎません?」

P「だよな……むう、いつになったら消えてくれるかなあの二匹」

李衣菜「私、殺虫剤探してきましょうか?」

P「殺虫剤だと! 正気か!?」

李衣菜「えええっ!?」

P「あんな堂々としてるヤツなんか、生半可な殺虫剤じゃ間違いなく飛ぶぞ! 例え寒くても!」

まゆ「……考えたら寒気がしてきました」

李衣菜「じゃ、じゃあどうすればいいんですか」

P「そうだ。李衣菜、夏樹呼んでくれるか?」

李衣菜「なつきち? あー、来るか分からないけど呼んでみる」

P「頼むよ」

―――――

李衣菜「なつきちー、今って何か用事あるー?」

李衣菜「……ギターの練習の付き合いとかじゃないよ。ちょっと事務所に来てもらいたくてさー」

李衣菜「……うん、えっと……事務所にGが出てきて……そうそう、あのG」

李衣菜「プロデューサーもダメで……なつきちに頼めるかなって、変なお願いだけどさ……今度スイーツ奢るから」

李衣菜「……なつきち? なつきちー? ……うん……うん……ええっ!?」

李衣菜「……あ、うん……なんかごめんね、なつきち。ありがと」

李衣菜「それじゃまたねー」ピッ

李衣菜「じ、事情があるから来れないってさ」

まゆ「そうですかぁ……夏樹さんが来れないって言うのなら仕方ないですね」

李衣菜「そうだね、うん、仕方ないよ」

P(ダメだったんだな……)

李衣菜「とりあえず、最終手段のために殺虫剤は探すね」

P「すまない」

李衣菜「いいっていいって、結構大問題っぽそうだしさ……解決しないといけないでしょ。それじゃあ探してくる!」

まゆ「いってらっしゃいですよ」

――――

ちひろ「……何か言ってください」

P「ご事情によりここに居ます」

まゆ「Pさんと居たいだけですよ」

ちひろ「変なこと言ってサボるつもりですか、プロデューサーさん。しっかり働かないと迷惑かかるのはアイドル達なんですよ?」

P「そ、それは分かってますけど」

ちひろ「分かってるんだったら早く仕事に戻ってくださいね!」ガチャッ

P・まゆ「あっ」

バタン

<キャアアアアアアアッ!

ちひろ「」ガチャッ バタン

ちひろ「ぜぇ……ぜぇ……」

P「なんでここに居るか分かりますよね」

ちひろ「分かりますよね、って言われましても……プロデューサーさんが退治すれば良いのでは……」

まゆ「Pさん、アレはトラウマらしくて見るのも嫌らしいんですよ」

P「ちひろさんもダメですか……」

ちひろ「……はい」

P「今、李衣菜に殺虫剤持ってきてもらってますが……」

ちひろ「あの二匹相手に殺虫剤一本じゃ厳しくないですか?」

P「ですよね……まゆ、俺のためになんとかできないか?」

まゆ「Pさんのため、Pさんのため……」

まゆ「うぅぅぅ……ごめんなさい、ごめんなさい……」

P「む、無理ならいいんだ、俺が悪かった」

ちひろ「本当にどうしましょう……」

一旦終わり、つづくときはつづくもんだ。

殺虫剤かけた時の暴れっぷりでこっち来た時は絶叫しました(震え


李衣菜「殺虫剤あったよ!」

P「本当に普通の殺虫剤だな」

まゆ「大丈夫です?」

ちひろ「問題は誰がやるかですけど……」

P「……」チラッ

まゆ「……」チラッ

ちひろ「……」チラッ

李衣菜「私!?」

P「頼む!」

李衣菜「……やだなぁ、まぁ行ってくるけど」ガチャッ

バタン

ちひろ「……」

P「……ちひろさん、本当にダメなんですか?」

ちひろ「小さい頃顔に引っ付いたことがありまして、それ以来……」

P「仲間ですね!」ガシッ

ちひろ「プロデューサーもそうだったんですか!」ガシッ

まゆ「Pさん、そこで意気投合はしちゃダメだと思いますよぉ……あと、ちひろさんはPさんから離れてください」

ちひろ「あ、ごめんなさいまゆちゃん」

李衣菜「」ガチャッ バタン

P「李衣菜、しとめれたか!?」

李衣菜「プロデューサー、ちひろさん、ごめん。これカラだった……」

P「……」

ちひろ「……」

まゆ「……」

李衣菜「き、気づかなかったんだって! ほら、これ地味に容器重くて中身入ってると思ったし!」

まゆ「確かにこれは気づき辛いですねぇ……」

みく「にゃんにゃんにゃんにゃんにーはお……にゃん?」

みく「扉の前でみんな何してるんだにゃー?」


P「みくっ!」ガシッ

みく「にゃあっ!? どうしたんだにゃPチャン!?」

P「助けてくれ、頼む! 事務所に二匹も居るんだ!」

みく「みく、営業から帰ったばっかりなんだけど……この前みたいに結局頼るのかにゃ」

李衣菜「前に何があったのか知らないけど……これ空だったからさー」

みく「Pチャンがダメなのは知ってるけど、まゆチャンとかも?」

まゆ「まゆもアレは苦手なんですよ……」

李衣菜「スプレー系じゃないと私はちょっときついなー」

みく「ちひろチャンは?」

ちひろ「みくちゃん、私を気絶させる気?」

みく「相当苦手なのね……にゃるほど、確かに結構一大事?」

みく「しょうがないにゃあ、紙か何かはある?」

P「事務所」

みく「せめて紙ぐらいは用意して欲しかったにゃあ……」ガチャッ

ちひろ「戸惑い無く入れるんですか!?」

みく「ちひろチャンどれだけ苦手なの!?」

ちひろ「プロデューサーさんと同じぐらいです」

みく「うん、重症。Pチャン、また紙は貰うよー」

P「どうぞどうぞ」

カサカサ カサカサ

みく「……この二匹、寒いのに結構活発なヤツだにゃ」バシーン!

李衣菜「うおっ、一匹しとめた!?」

まゆ「手馴れてますね」

ちひろ「凄い音しましたけど潰れてませんよね」ガクブル

まゆ「潰れてないみたいです」

李衣菜「なんという力加減……」

カサカサカサカサ ブゥゥゥゥン

李衣菜「飛んだぁ!?」

まゆ「ひっ」

ちひろ「いやぁぁぁぁぁ、この音はいやぁぁぁぁぁ!」

P「うわぁぁぁぁぁ!?」

みく「ふんっ」ブンッ

バシン!

みく「これで全部かにゃ」

李衣菜「え、今……す、すっご……飛んでるのしとめたよ……」

まゆ「……」

ちひろ「も、もう聞こえませんよね耳ふさがなくてもいいですよね飛びませんよね」

P「だ、大丈夫そうか?」

みく「後は後処理して……よし」

みく「もう大丈夫にゃ」


P「みく……ありがとう、ありがとう……それしか言う言葉が見つからない……!」

ちひろ「みくちゃん、私と結婚しませんか?」

みく(ちひろチャン、そのネタ3回目なんだけど……いっか)

まゆ「みくちゃん、退治のプロなんですね。これはPさんが頼るのも分かりますよ」

李衣菜「いや、本当に凄いね……お金取れるんじゃない?」

みく「そこまでは流石に……」

みく「まぁ、割と早いペースで給湯室も出てたからいい加減何か焚いて全滅させたい……いちいちみくが対処するのも疲れるにゃ」

P「焚くのは頼むぞ、みく」

みく「それぐらいPチャンがやるにゃ!」

ちひろ「焚いたら一杯出てくるんじゃないんですか……?」

P「ひいっ」

みく「そういうものじゃないにゃー!」

―終わり―


・おまけ

数日後...

まゆ「みくちゃん、あの……アレの退治のコツ教えてもらえますか?」

みく「……まゆちゃんはアレを見るとかは大丈夫なのかにゃ」

まゆ「が、我慢すれば」

みく「よし、じゃあ今度出た時に一緒に退治するにゃ。もう焚いたから出るかどうか分からにゃいけど」

まゆ「お願いします」

まゆ(アレが退治できるようになればまゆもPさんから頼られるように……頑張らないと)

――――

更に数日後...

カサ カサ

みく「……またいるにゃ、どうなってんだにゃココ」

P「焚いたのに出てくるのか……」ガクブル

みく「1回じゃ弱ってるのが出てくるかもしれにゃいから……これだって随分弱ってるにゃ」

ガチャッ

まゆ「Pさん、こんにちは♪」

P「まゆか、こんにちは」

まゆ「Pさん、椅子の上でしゃがんで何やってるんですか?」

P「ああ、出たんだよ、アレが」

みく「もう弱ってるけどにゃ」

まゆ「え、アレっていうと……」

P「G、ほらそこにいるはず……」

まゆ「……いやぁぁぁぁ!?」

P「……み、みく、まゆが絶叫上げて逃げたんだが!?」

みく「Pチャン、見事に潰れたアレを直視とかできる?」

P「死ぬ」

みく「まゆちゃん、苦手克服のために殺虫剤使わない退治の練習で潰しちゃって、潰したの見ちゃって……余計苦手になったんだにゃ……」

P「……うわぁ」

みく(たぶん、Pチャンのために頑張ってたのに……まゆちゃん、ドンマイ……)

 おまけ 
―終わり―

これにて終了です。
こんな駄文を読んでいただきありがとうございます、お疲れ様でした。

頻繁に発生する時は何かしらの原因があるのは間違いないですので、お気をつけて……
ハーブ系の匂いが嫌いなのは知らなかったなー

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