フラン「極東支部のゆるやかな日常」 (222)

のんびり書いていきます
ゴッドイーターシリーズのSSです。






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385819473

フラン(極東支部に異動していろいろあったけど)

フラン(ここの人たちはいい人ばかりね)

フラン(こうしてエントランスで仕事をしていると色々な光景が見えていいわね)


???「だからーなんで後退しないのよ!?ブリーフィングでもいったでしょ?不意打ちに備えてヒットアンドアウェイでって」


???「ふっエリナよ、あえていわせてもらおう。騎士に後退の二文字はないっと!!」

エリナ「今回の指揮官は私なの!!言うこと聞きなさいよ!!エミール!!」

カノン「あ、あのうふたりとも追いついて」アセアセ

フラン(またやってますね。ふふふ)

エリナ「カノン先輩もいってあげてくださいよ。射撃の邪魔だって」

カノン「うう。でもあたし命中率低いし」

エリナ「だからヒットアンドアウェイにしたんですよ。狙いやすいように。なのにこいつは!!」

エミール「ふむ。だがエリナよ。任務を通じてわかったがその作戦は改善点があるように思うが」

エリナ「あんたが前に出過ぎなきゃいいんでしょ!?」


エミール「まあそれもある。だがカノン先輩、エリナ、そしてこの僕は近距離型だ。この人選だとエリナの作戦は乱戦になると厳しいと思うのだが」

エリナ「うっ、それはその」


フラン(おやおや、エミールさんも考えて戦っているみたいですね。......論点をすり替えてる気もしますが)

今日はここまで
また明日

おはようございます
続きからはじめます。




エミール「ともかくエリナよ。このエミール、騎士の誇りにかけて精進することを誓おう」


エリナ「あんた毎回同じこと言ってるでしょーが!!」




カノン「あははは、はあ」





コウタ「もう何でもいいからはやく報告書書いてくれよ......」


フラン「コウタ隊長、先日のクレイドル依頼の任務の報告書を提出してくださいとアリサさんが仰っていましたが」

コウタ「げ!?あれ提出期限いつだっけ?」

フラン「あと30分です。」

コウタ「やべーどうしよう」タタタタ



フラン(本当は24時間後ですが、早いことに越したことはないですからね)



エミール「エリナよ、そんなにカリカリしていては指揮官は務まらんぞ。紅茶を飲んで落ち着きたまえ」


エリナ「誰のせい「わたしクッキー持ってきますね~」


フラン(あ、逃げた)


エリナ「.......」ムッスー


フラン(あーあ拗ねいちゃいましたか。エミールさんも紅茶を取りに行ってさっきまでの喧騒がうそのように静かになりましたねえ)



ハルオミ「オレさーレトロオラクル細胞の利用法についてちょっと真剣に考えたんだよ」


ギル「はあ」

ハルオミ「興味ない感じだな。まあ聞けよ。聞いたらオレのこと見直すからさ」

ギル「まあ聞くだけ聞くっすよ」


ハルオミ「レトロオラクル細胞はできることが多い。無限の可能性を秘めていると言える」

ギル「まーたしかにリッカもできることが多すぎて悩んでましたね」

ハルオミ「つまりだ。いままでオレ達がこんなこといいな、できたらいいなって思ってたことも、もしかしたら実現できるかもしれない」


ギル「どうやったら討伐が楽になるかはよく考えることではありますが」

ハルオミ「ここまではついてこれるみたいだな。続けるぞ」

ハルオミ「オレは時々こう思うんだ。なんでアラガミと戦わないといけないんだろうって」

ギル「ハルさん?」

ハルオミ「アラガミと対話できたて戦うことを回避できたら楽じゃねえかと思うんだ」

ギル「......」

ハルオミ「アラガミと意志疎通できる存在がいたら楽じゃないか?いわゆる交渉人ってやつだ」

ギル「アラガミと意志疎通なんてできるんですかね?」


ハルオミ「わからない。だが......仮にできなくても人型に作ることはできるかもな。巨乳でニーハイの美脚美人を大量生産できるかもしれない!!!!」クワッ

ギル「.......」スタスタ

ハルオミ「まてギル。まだ話は終わってないぞ」

ギル「いや、いつも通りのくだらない話じゃないっすか」

ハルオミ「フッまだまだ青いなギル。オレはブラッドの隊長さんと任務で共同研究のした末に一つの答えを得た」

ギル「いや、あいつを巻き込まないでくださいよ」

ハルオミ「それはな」

ギル「聞けよ」

ハルオミ「女性の服装によって男の神機使いのパフォーマンスがあがるんだ」

ギル「任務中になにやってるんすか」

ハルオミ「だがギル、お前も知っている通りゴッドイーターは人員不足気味だ」

ギル「まあしょっちゅう部隊間でかしかりしてますね」

ハルオミ「そうだ。安定的に女性を確保できない。そして死亡率も高い」

ギル「.......そうですね」

ハルオミ「だがオレはレトロオラクル細胞と神機兵のごたごたで気づいたことがある」

ギル「聞きましょう」

ハルオミ「いい表情だ、ギル。でははなそう」

ハルオミ「レトロオラクル細胞で戦闘アラガミを量産する事ができれば、神機使いの被害を今より減らすことができる。ただ神機兵の事件で全てを任せるのはリスクが伴うことがわかった。だから、既存の神機使いと併用する必要がある。要するにハイブリッド制だ。ここまでは理解できたか?」


ギル「ええ、続きをどうぞ」


ハルオミ「そうか。ここでオレと隊長さんが導いた理論が役に立つ。説明するぞ。まずハイブリッド制の神機使いを男にする。理由は男の神機使いが多いからだ。オレは色々な支部を渡り歩いてきたが、どこも男が多かった。だからこそ巨乳でニーハイの美脚美人の戦闘アラガミをレトロオラクル細胞で量産する事により死亡率を下げつつ、任務達成効率をあげることができる!!」


ギル「な、なんか筋が通っている気がする」


ハルオミ「それに.......ケイトみたいな悲劇を減らすこともできるしなあ.......」


ギル「ハルさん.......」

フラン「お言葉ですがハルオミ隊長」

ハルオミ「うぉうぇい!?いたの?」

フラン「はい、そのレトロオラクル細胞の利用法は却下されると思われます」

ハルオミ「な、なぜだ?死亡率も減らせるし、任務遂行の質も上がる。人口だって増やせると思うぜ?」


フラン「ハルオミ隊長、感応種という存在はご存じでしょうか?

ハルオミ「知ってるよ。あれだろ?強力な偏食場パルスでまわりのオラクル細胞を.......あ!」

フラン「そうですね、感応種にはいろいろいます。ターゲットを絞りフルボッコにするもの、オラクル細胞を吸い取りパワーアップするもの、ほかにもいろいろいます」


ハルオミ「わ、わかった。皆まで言うな。この方法は諦めるよ」

フラン「そうですか。それより先日の任務の報告書を提出していただきたいのですが」

ハルオミ「あーあれか。.......明日じゃだめか?」

フラン「だめです」

ハルオミ「へーい、わかったよ。ちょっくら待っててくれ」テクテクテク


フラン「なるべくはやくお願いします」テクテクテク

ハルオミ「わかったわかった」テクテクテク




ギル「.......なんだったんだいったい?」




今日はここまで。
書いてて何だがハルさん暴走しすぎや。
あとカノンちゃんは今作頼りになります。誤射は良ければ問題ない。
ではまた明日

こんばんは投下します。

ギル「つまり、呼吸を合わせて攻撃するんだ。スピアは相性のいい相手にはものすごく効果的だ。あまりよくない相手には銃撃などで部位破壊して攻撃するといい。以上だ。.......どうだった?」


エリナ「相変わらず、スピアそのものの攻撃の仕方が感覚的でわかりにくい」


ギル「そ、そうか」

エリナ「これじゃあノルンの指南映像見た方がいいかもね」

ギル「そ、そこまでひどいのか、オレの説明は」


フラン「おや?おふたりともなにをされているのですか?」

エリナ「あ、フランさんお疲れさまです」

ギル「おう、おつかれさん」

フラン「お疲れさまです。それで2人でなにを?」


ギル「いや、なんというかな」

エリナ「今度シンガポール支部の人が新人のスピア使い連れてくるだそうです。それでぜひ精鋭部隊のブラッドのスピア使いに指導してほしいと頼まれてたそうなんです。」

フラン「あらそれは責任重大ですね」

エリナ「でしょ?でもギルさん教えるの下手だから」

ギル「うるせーよ」

フラン「でも意外ですね。ギルバートさん、こういうことが苦手な方だと思っていましたが」

ギル「ハルさんが独断で許可した」

フラン「あら」

ギル「まあハルさんには散々世話になっている手前断るわけにもいかん」

エリナ「それで私がプレゼンの練習につきあっていたんです」


フラン「なるほど.......」

エリナ「それにしてもなんでこんなに下手なの?はじめての時はどうしてたの?」

ギル「感覚に任せてやってたらこうなった」

エリナは憐れみよな表情でギルの肩に手を乗せた

ギル「やめろよ」

エリナ「いや、だって.......ねえ?」

フラン(名選手、必ずしも名監督にはならず。といったところでしょうか)


フラン「隊長に頼んでみてはいかがですか?隊長もスピア使いですし」

エリナ「いや、先輩は.......その.......」

フランは首をかしげている


ギル「あ、あいつはクレイドルの依頼でいま忙しいんだ」

フラン「.......なにか隠してますね?」


ギル「.......オレは真っ先にあいつに助けを求めた」

エリナ「でも先輩は男なら背中で語れ、技は盗むものだった人だから」


フラン「つまり、まったく役に立たなかった。ということですね?」

ギル&エリナ「はい」


フラン「お役に立てるかどうかわかりませんが」

フランはノルンの映像を2人に見せる

エリナ「これは.......旧時代の映像?」

ギル「しかも海の中だな」

エリナ「この男の人、なんか武器もって潜っているけど」

フラン「まあ見ていてください」

ノルンに映る映像には蛸が映っていた。もっともこの時代の人間には映像でしか見たことがない生き物だ。蛸は捕らえ所のない動きで自由に泳いでいた。と刹那の瞬間



ノルン「タコトッタドー」


ギル「ほう、これは」

エリナ「すごい」

フラン「これは素潜りと呼ばれる旧時代の技術です。この男がもっているのは銛と呼ばれるものです」

エリナ「へえ、なんかスピアみたいだね」

フラン「そうですね。ここ極東では槍と呼ぶそうですが、この地でもかつて槍の武術があったそうです」

ギル「古武術ってやつか」

フラン「はい。そのなかの教えに、だいぶ噛み砕いていいますが、生き物は動と静、つまり動くときと止まるときがある。そこを狙って突き刺せと。」

エリナ「それって基本的なことだよね?」

フラン「そうですよ。神機とはいえ元は旧時代からの武術がベースになっています。難しく考える必要はありません」

ギル「.......なるほど。エリナ、もう1回リハーサルやるぞ。イメージを忘れないうちに固めておきたい」

エリナ「わかりました。つきあいますよ」

フラン「では、がんばってくださいね。私はこれで失礼します」

エリナ「ありがとう、フランさん!!」

ギル「おう、ありがとうな」

今日はここまで
無印のサントラのドラマCDからネタを引用しました

こんばんは。投下します。眠い

ヒバリ「さあ!!リッカさん!!今日は飲みましょう!!」

リッカ「なんで休みの前に飲むのよ。二日酔いで1日が潰れるじゃない」

ヒバリ「リンドウさんが仰っていたんです。休みの前は酒を浴びるに限ると」

リッカ「あの人もなに吹き込んでるんだか、ってもう酔ってるの?」


ヒバリ「酔ってないですよー」

リッカ「酔っ払いはみんなそういうのよ。ムツミちゃん、これ何杯目?」

ムツミ「ビール7杯目です」

リッカ(ビールも貴重品なのに)

ヒバリ「ほらほら、リッカさんものみましょー。こうぐいっとね」

ムツミ「ふえ?」

リッカ「私はこっちよ。ちゃんと飲むから飲ませようとしないで。」

リッカ「もう今日はやけにご機嫌ね」

ヒバリ「そりゃあひさびさの休みですから!!」

リッカ「フランちゃんが入って休みは増えたでしょ」

ヒバリ「それでも~休みは少ないんですー。それにオペレーターも責任重大ですからー、この貴重な休みの解放感は素面じゃむかえられませーん」

リッカ「あーなにいってるかよくわからないけどストレスがたまっているのはわかった」

ムツミ「みなさん大変なんですねー」

ヒバリ「さすがムツミちゃん。みんなの苦労をわかってくれるなんて。ムツミちゃんだけだよー」

リッカ「こら、抱きつこうとするな。みんな口に出さないけど感謝してるって」

ムツミ「そうですよ。この間もブラッドの隊長さんに感謝されてたじゃないですか」

ヒバリ「あれは私が愚痴ったからフォローしただけですよ」

リッカ「めんどくさいなーこの人」

ヒバリ「どーせ私はめんどくさいですよー。このまま行き遅れるうんめいなんですー」

リッカ「ツバキさんが聞いてたらはっ倒されてるわよ」

ムツミ「大人の会話ですね」

リッカ「ダメな大人の会話よ、これは


ヒバリ「ムツミちゃん、焼酎おかわり!」

リッカ「おっさんか、あんたは。いつのまに焼酎あけたんだか」

ヒバリ「むう、私のどこがおっさんなんですか」

リッカ「カノンちゃんならカシスオレンジたのんでるわよ」

ヒバリ「さすがカノンさん、女子力たかいわー。あはははは、はあ」

リッカ「あー、なんか焦ってる?」

ヒバリ「わかりますか?」

リッカ「いつもと違うベクトルでめんどくさい」

ムツミ(どのみちめんどくさいんだ)

ヒバリ「今度ユウさんが極東に帰ってくるんですよー。神機のメンテナンスで」

リッカ「ユウ君が?私なにも聞いてないんだけど」

ヒバリ「直接連絡するっていってましたよー」

リッカ「あんにゃろ、また忘れてやがるな」

ヒバリ「代わりに欧州にはブラッドのナナさんと隊長が派遣されるみたいなんですけどねー」

リッカ「いまはソーマ君やリンドウさんもいるから、感応種にも対応はできるけど、2人も派遣されるのか」

ヒバリ「まあ、そこもあるんですが、またアリサさんがいちゃいちゃするのかと思うと」

リッカ「でもつきあってるわけじゃないでしょ?あの二人?」

ヒバリ「友達以上って奴みたいですけどねー。」

リッカ「というか好きなの?ユウ君のこと?」

ヒバリ「......」

リッカ「いや、黙んないでよ」

ムツミ(なんか怖いです。ヒバリさん)

ヒバリ「前からおもってたんですけどー」

リッカ「なによ?」

ヒバリ「その、ユ、ユウ君って呼び方はなんか含みがありませんか?」

リッカ「......べつに私はソーマ君やコウタ君、エミール君にもファーストネームに君付けだよ」


ヒバリ「前はキミって呼んでましたよね?」

リッカ「そうだったかな?覚えてないけど」

ヒバリ「そういえば第一部隊がハンニバルに遭遇したあとにアラガミが侵入したことがあったじゃないですか」

リッカ「あーあったね。ユウ君が無茶した奴」

ヒバリ「あのあと病室にいったらユウさんぼーとしてたんですよー」

リッカ「......疲れてたんじゃないの?」

ヒバリ「私もそう思ったんですけどねー、なんか眠れないってユウさんが仰っていたんですよ。私はリッカさんが退出したあとにお見舞いにいったんですけどねー」

リッカ「なにがいいたいの?」

ヒバリ「いえ、シックザール前支部長のゴタゴタのあとユウさんとお食事デートしていたリッカさんにちょっとお聞きしたいのですが」


リッカ「はあ、なにを聞きたいのよ?」

ヒバリ「あの時ユウさんと病室で二人っきりでなにをしてたんですか?」

リッカ「別にたいしたことは......」

ヒバリ「あの時リッカさんもなんだかバタバタしてましたよね?書類を落としたりとか」

リッカ「そ、そうだったかなー?」

ヒバリ「リッカさん、ここはお酒の席です。暴露しても私は明日には忘れています」

リッカ「いや、ムツミちゃんがいるじゃん」

ヒバリ「ウォッカのウォッカ割りを飲ませるので大丈夫です」

リッカ「おい、未成年に酒のませんな。だいたいそのウォッカ、リンドウさんがアリサちゃんに送った奴でしょ。20歳になったらクレイドルのみんなでお祝いするための」

ムツミ「私は口が堅いから大丈夫ですよ」

リッカ「いやでも」

ヒバリ「ほらほらばくろしちゃいましょーよ」

リッカ「まあなんというか......目覚めたときに抱きついただけよ」


ヒバリ「ほうほう他には?」

リッカ「いや、それだけだよ」

ヒバリ「え?他にはないんですか?ムツミちゃんに聞かせられないようなこととか」

リッカ「ないわよ」

ヒバリ「キスぐらいしたかと思いましたよ」


リッカ「別に抱きついたのだって意識が回復したからだし」

ヒバリ「おふたりとも純情だったんですねー」

リッカ「しょうがないでしょ。私は子供の頃からここで働いてたし」


ヒバリ「じゃあハルさんと働いてた時期も?」

リッカ「いやないよ、ちょうど入れ違いの時期だったし。エンジニア達は知ってるみたいだけどね」

ムツミ「ハルさんと言えばこの間アリサさんに平手うちされてましたよ」

リッカ「今度は何したんだあの人......」

ヒバリ「いまはハルさんはどうでもいいんですよ!!アリサさんとユウさんを引き離す方が大事です!!職場でいちゃいちゃは許されません!」バンバン

リッカ「んーでもこのままどっちつかずだとそのうちアリサちゃんが敗北すると思うわよ?」


ヒバリ「ほえ?どういうことですか?」

リッカ「ロシア人の血って妖精から魔物になるくらい子供のときと大人になったときの差が激しいのよ。綺麗でいられる時間が短いの」

ヒバリ「じゃあアリサさんもそのうち......」


リッカ「いや、口に出すのはやめておこう」


ヒバリ「そうですね」

リッカ「だいたいヒバリには熱烈にアタックしてくれているひとがいるでしょ」

ヒバリ「タツミさんですか?いまどこにいるんでしょうね?」

リッカ「旧第三部隊は第二サテライト建設予定地にいるみたいだから、クレイドル絡みでどこかにいるでしょ?」

ヒバリ「タツミさんはいいひとなんですけど年の差が」

リッカ「あーそういえば結構離れてるわね。タツミさん童顔だから実感わかないけど」

ヒバリ「まあタツミさんが無事退役したら考えていいかなーなんて思ってみたりしすけどねー」

リッカ「呂律がまわってないわよ」

ヒバリ「かんだだけですよ」

リッカ「さいですか。」

ムツミ「ヒバリさんがそんな表情で話すのはじめてみました。綺麗なお姉さんって感じです」

ヒバリ「ほめてもなにもでないわよー」

リッカ「昔はこの手の話をするとおっかない顔してたんだけどね」




ヒバリ「私のことはとりあえず置いとくとして、リッカさんはどうなんですかー?」

リッカ「なにがよ?」

ヒバリ「気になる彼が久しぶりに帰ってくるからなにをするのかなーって」

リッカ「なにかしたくてもねー。人気者だからなかなか時間とれないでしょ」

ヒバリ「何か考えでもあるんですか?」

リッカ「さあね?考えてても話さないわよ?」

ヒバリ「つれないなあ」

リッカ「まあぶっちゃけ会いたいのってエリナちゃんじゃない?」

ヒバリ「エリナさんですか?なんでまた」

リッカ「詳しくは知らないけど、3年前に一緒に戦うって約束してたらしいわよ」

ヒバリ「3年前ってまだ幼女じゃないですか」

リッカ「ちょくちょくこっちに遊びに来てたわよね、エリナちゃん」

ヒバリ「そういえばよく話してたような」

ムツミ「3年前のエリナさんってどんな感じだったんですか?」


リッカ「エリナちゃんのお兄さんは神機使いだったし、家もお金持ちだから父親も出入りしてた関係でよくエントランス遊んでたなあ」

ヒバリ「カノンさんにお菓子をねだったりしてましたね」


リッカ「あとはよろず屋で買い物したり、同世代の子達と遊んでたわね」

ヒバリ「あの子達いまどうしているんでしょーねー」

リッカ「ま、なんにせよ久々の帰郷だし本人もやりたいことあるだろうから無理に動かないわよ、私は」

ヒバリ「わたしーまーつーわ、いつまでもまーつーわー」

リッカ「よくわからないけど、喧嘩売ってる?」

ヒバリ「いえいえ、応援してるんですよ」

リッカ「どうだか、漁夫の利でも狙ってんじゃないの?」

ヒバリ「童顔と言えばカノンさんも年齢不詳ですよね」

リッカ「うわ、話ぶったぎったよ」

ヒバリ「よっぱらいなんで許してくださいな」

リッカ「で、カノンちゃんの年齢だっけ?」

ヒバリ「なんていうか3年前のジーナさんと比べでもやっぱり幼いですし」

リッカ「日本人の血なのかな?シエルちゃんとナナちゃんも同世代には見えないし」

ヒバリ「でも前支部長と現支部長は全然違いますよね

リッカ「あーサカキ博士は年相応だけど、シックザール前支部長は年齢不詳だったわね」

ヒバリ「でもリンドウさんが帰ってきたとき、フランさんをみて「お、フライヤのオペレーターさんか?うちの若いのが世話になってるな」っていったんですよー」

リッカ「フランちゃんって16よね?」

ヒバリ「そうです。あのあと仕事がやりにくくて」

リッカ「まあリンドウさんだし」

リッカ「フランちゃんのあの大人なオーラはなんなんだろうね」

ヒバリ「私が聞きたいです。サポートもハルさんが癖になるって言うぐらいのオーラですし」

リッカ(それはたぶん別の意味だと思うけど)

ヒバリ「でもやっぱり16歳なんだなーって思うときもありますよ」

リッカ「へーどんなの?」

ヒバリ「カルビちゃんとじゃれてるとき」

リッカ「あー」

ヒバリ「エリナちゃんと一緒にじゃれてる姿は必見ですよ」

リッカ「男なら惚れちゃうだろうね」

リッカ「でもなんだかんだでうまくやってるよね、ブラッドの人たちもフランちゃんも」

ヒバリ「事件のことですか?」

リッカ「いやシュン君やカレル君が出払ってるのもあるけど、極東って実力者の集まりみたいなところあるし。新設の精鋭部隊とそりあわないんじゃないかと思ってた。」

ヒバリ「それは考えすぎなんじゃ?」

リッカ「でも実際エリナちゃんは反発してたし」

ヒバリ「すぐ、なつきましたけどね」

リッカ「あーでもリンドウさんやソーマ君の前だとブラッドもおとなしく見えてしまうわね」

ヒバリ「あのふたりとユウさんは別次元ですよ」

リッカ「ソーマ君以外はおさがわせキャラみたいなとこあるけどね」

ヒバリ「エミールさんには負けますよ」

リッカ「エミール君かあ。そういえば騎士道ってなに?前コウタ君に聞いたらはぐらかされたんだけど」

ヒバリ「本人は正々堂々と戦うことだといってましたけど」

リッカ「それいつもながったらしくかたってるやつの一部分だけでしょ。」

ヒバリ「あははは」

リッカ「ごまかすな」

ヒバリ「騎士道って結構歴史があるみたいでよくわからないんですよね。エミールさん、貴族学校でてますから理解はしているみたいですけど」

リッカ「まあ時間ができたら調べるか。さてそろそろお開きにしますか」


ヒバリ「えー、まだまだ飲めますよー」

リッカ「はあ、つきあってあげるけどほどほどにしてよ?」


ヒバリ「はーい、ムツミちゃん、熱燗おかわり!!」

今日は以上です
思った以上にグダグダになりました
酒を飲みながらというのは中の人ネタです。
あのクオリティはだせませんが、酔っぱらいのグダグダはだせたかなーと思います。
ではでは

こんばんはー
投下しますよー

コウタ「だいたいお前は昔からなー」ガーガー

アリサ「それをいうならコウタだって」ガミガミ

エリナ「あの、2人とも落ち着いて」

ソーマ「おい.......なんの騒ぎだ、これは」

エリナ「た、助けて下さい、ソーマさん」

コウタ「聞いてくれよソーマこいつさー」

アリサ「元はといえばコウタが悪いんじゃないですか」

ソーマ「聞いてやるから、一人ずつ話せ、あとうるさい」

コウタ「ああ、じゃあオレから話すぞ」

アリサ「かまいませんよ」

コウタ「オレは今日、エリナとアリサと一緒に任務に行ってきたんだ。少し難しい内容だったけどエリナも成長してきたし大丈夫だと思ったんだ。任務は特に問題なく成功。で、エリナもがんばってるからお祝いってほどじゃないけどカノンちゃんに頼んでシュークリームを3つ作ってもらっていたんだ」

ソーマ「ああ、続けろ」


コウタ「任務に行く前に冷蔵庫に入れて出発したんだが、帰ってきてあけてみると、シュークリームがふたつしかなかったんだ」

コウタ「オレは焦った。だが全部なくなったわけではない。それに女の子に甘いものを我慢させるなんて妹を持つ兄として受け入れられない。だからオレががまんして譲ろうとしたらアリサが」



『あら?二つしかないですね。私とエリナちゃんが食べますね』


コウタ「ってぬかしやがんたんだよおおおおお」



アリサ「いいじゃないですか、元から譲る気だったんですから」

コウタ「わかってない。わかってないんだよ、お前は!!オレが怒ってるいるのは!!お前の!!その!!人も気持ちに!!がさつなところだ!!」

アリサ「な!!どこががさつなんですか」

コウタ「その譲ってもらって当たり前だって思ってることだ!!そんなんだから周りの気持ち無視してなんでも抱え込んで迷惑かけるんだろうが」

アリサ「それとこれがどう関係あるんですか!?」

ソーマ「とりあえず落ち着け」

コウタ「.......」

アリサ「.......」

ソーマ「ことの発端はわかった。アリサ、お前がお前がわるい」

アリサ「......すみません」

ソーマ「コウタもだ。エリナを祝うのにおびえさせてどうする」

コウタ「......仰る通りです」

エリナ「わ、私は気にしてないですよ」

ソーマ「じゃあ探すぞ」

アリサ「なにをですか?」

ソーマ「つまみ食いしたやつだ。そもそもつまみ食いがなければこんなことは起こらなかった」

エリナ「そこまでする必要は」

ソーマ「これは規律に関わる問題だ。だいたいの目星はついてる」












ハルオミ「で、何でオレが最初につれてこられるの?やってないよ?」

ソーマ「犯人は最初そういうと相場は決まっている」

ハルオミ「やってないやつもそういうだろ!?」

ソーマ「お前は素行が悪い」

アリサ「たしかにいいとはいいがたいですが」

エリナ「どっちかというと女絡みな気が」

ハルオミ「たしかに査問にかけられたことはあるけどさ、ってオレってそんな印象なのね」

ソーマ「大体お前には前科がある。親父のエクレアをつまみ食いしたという前科がな」





ハルオミ「10代の頃の話だろう!?トラウマ掘り起こすなよ!?」

ソーマ「誰もそれが原因で左遷されたなんていってないだろ」

ハルオミ「言ってじゃん、よけいなこと言うなよ!?」

エリナ「え?」

コウタ「それはさすがに」

アリサ「ドン引きです」

ソーマ「とりあえずお前のアリバイを聞こうか」

ハルオミ「報告書書いてたよ」

エリナ「へーめずらしい」

ハルオミ「いや、オレちゃんと書いてるよ?出し忘れてるだけでさ」

アリサ「意味ないじゃないですか」

ソーマ「証人はいるのか?」

ハルオミ「ムツミちゃんに聞いてくれ、ラウンジで書いてたから」

ムツミ「はい、その時間はハルさんラウンジにいました」

ハルオミ「よーし、これでオレは無実だな!」

ソーマ「まて、ここでこいつはなにをしていた?」

ムツミ「コーヒー飲んだりシエルさんと話してたりしてましたね」

コウタ「報告書を書いてたんじゃ?」

ハルオミ「仕事っていうのはなあ人知れず終わらせるものなのさ」

フラン「ハルオミ隊長、報告書がまだでていませんが」

ハルオミ「あー待ってろもうすぐ出きるから」

エリナ「終わってないじゃん」

ソーマ「では次の容疑者の尋問を始める」

ナナ「あのーなんでわたしが呼ばれたんですか?」

ソーマ「コウタのシュークリームがなくなったんで犯人を探している」

ナナ「でー私が疑われていると」

コウタ「疑われること自体には抵抗はないんだ」

ナナ「まあわたし大食いですからーねー」

ソーマ「この時間は何してた?」

ナナ「部屋で寝てました」

アリサ「つまりアリバイはない」

エリナ「んーでもナナさんがつまみ食いするとは思えないんですよねー」

コウタ「どういうことだ?エリナ?」

エリナ「前にナナさん言ってたんですよ、ナナさんのお母さんにどんなことがあってもつまみ食いはしちゃいけないって。だからわたしはつまみ食いしないためにおでんパンを大量に持ち歩いているって」

ソーマ「疑って悪かったな。もういっていいぞ」












コウタ「でこれからどうするさ?」

ソーマ「目撃者もいない。たぶん見つからないだろうな」

アリサ「今回はあきらめるしかないんですかね」

エリナ「すっきりとしないけどそうするしかないのかな」







リッカ「でさー今日博士がすごくご機嫌さー」

ヒバリ「なにかいいことでもあったんですかね?」

リッカ「なんか天からの贈り物があったって言ってたよ」



ソーマ「おい聞いたか」

コウタ「ああ」

アリサ「ええ」

エリナ「しっかりと」

ソーマ「サカキのおっさんも少しは支部長の自覚が出てきたと思ったんだがなあ」

アリサ「少しお灸を据える必要があるみたいですね」

コウタ「やるの」

エリナ「ここで引いていいと思っているんですか?コウタ隊長!!」

コウタ「そうだな、ロミオ、ジュリウス、エリック、オレたちに力を貸してくれ」

ソーマ「おしゃべりはここまでだ、お前ら背中は任せたぜ」

はい、今日はここまでです。
楽しんでもらえて何よりです。
次誰だそう......

ユウさんやブラッド1を出す予定はありますか?

>>120
ユウさんはあるちゃあるんですが私はコミカライズt2bしかよんでないのでこれじゃない感があるかもです
ブラッド1は考え中です。
毎キャラ設定だとユウさんはラーメン屋、ブラッド1は黒松高校のJKだったので、両者ともコミカライズ設定で行くかは反応をみながらですね

やっはろー
少し投下します

カノン「はあはあはあ」

訓練場の職員「訓練は終了です。お疲れさまでした」






ヒバリ「カノンさん次の訓練の日程について何ですが」

カノン「あのぅ、次回は未定でいいですか?」

ヒバリ「え?......かまいませんがどうかしましたか?」

カノン「い、いえ。最近疲れがたまってて。年だからかなあ、ハハハ」








ヒバリ「ということがあったんです」

コウタ「マジか」

コウタ「いままで欠かさず訓練してたのになあ」

ヒバリ「なにかあったとしか思えません」

コウタ「んー、クッキーがうまく焼けなかったとか?」

ヒバリ「訓練に関係ないじゃないですか」






コウタ「じゃああれだ、訓練に物足りなくなったとか」


ヒバリ「この訓練、ベテランも苦戦するレベルですよ?」

コウタ「......ホントだ。しかもオレより成績がいい」

コウタ「......もしかして精神的な部分かな」

ヒバリ「任務に問題がでるかもしれません」

ハルオミ「いや、現状でてるから」

コウタ「そうなんですよねー。けどあんなに努力してたらいうにいえないというか」

ハルオミ「コウタ、指揮官は時には残酷なことを告げなきゃいけないときもあるんだ」

ヒバリ「ハルさんいつからいたんですか?」

ハルオミ「通りすがりに聞こえたからな、うちの隊員のことでわざわざ手を煩わせるのもあれだし」

コウタ「ハルさん......」

ハルオミ「それに訓練ぐらいサボりたくもなる時もあるさ。オレも若い頃はしょっちゅうサボってたし」

コウタ「ちょっと見直して損した」

ハルオミ「まあ、どうしても気になるなら本人に聞くことだな」

コウタ「ハルさんは聞かないんっすね」

ハルオミ「こういうのは若いもの同士でやった方がうまくいくものさ」

コウタ「そういうもんですかねー」

睡魔にあらがえないので寝ます

こんばんは、続きかくよ。

コウタ「てなわけでカノンちゃんの部屋の前です」

エリナ「隊長、なにぶつぶつ言ってるんですか?」

コウタ「いや、なんでもない」

エリナ「カノンさんに用があるんでしょ?」

コウタ「やけにやる気だな」

エリナ「そ、そりゃー元気がないって聞いたら心配しますよ、お菓子ももらえなくなるし」

コウタ「それが目的か」

コンコンコン

コウタ「......留守か?」

エリナ「それか寝てるのかもしれませんね」

コウタ「んー出直すか?」

エリナ「それか目撃者を探した方がいいかもしれませんね」

コウタ(......なんか昔を思い出すなあ)

エリナ「隊長、置いていきますよー」

シエル「カノンさんですか?」

コウタ「うん、ちょっと用があって探しているんだけど知らないかな?」

シエル「カノンさんなら少し前に私のところにきて質問をしてきました」

エリナ「質問?」

シエル「はい、精神面を鍛える方法はないかと聞かれたので、私が昔、レア博士に教わった方法をお伝えしました」

コウタ「となるとどこかで試しているのか」

エリナ「どんな方法なんですか?」

シエル「はい、まず片足で立ちます」

エリナ「こう?」

シエル「もう片方の足は、足の裏を側面につけてください」

エリナ「こうかな?」

シエル「最後に両腕もハの字に伸ばせば完成です」

エリナ「なんか、変わった方法だね」

コウタ(漢字の命に見える......)

シエル「あとはこのまま人前で3時間立っていれば完了です」

エリナ「3時間も!?」

シエル「はい、これで精神面が鍛えられます」

コウタ「ま、まあエリナは別に大丈夫だろ。それよりカノンちゃん探そう」

エリナ「う、うん。またね、シエルさん」

ごめんなさい、寝ます

再びカノンの部屋の前

エリナ「で戻ってきたわけですけど」

コウタ「たぶんいるでしょ」コンコンコン

???「どーぞー」

コウタ「はいるよー」

エリナ「おじゃましまーす」

コウタ「わあ、甘い匂いがする」

エリナ「隊長がハルさんみたいなこと言ってる......」

コウタ「えっ......」

カノン「エリナちゃん、そんなこいっちゃダメですよ」

コウタ「カノンちゃん......」

カノン「ハルさんは胸焼けする匂いっていいますから」

コウタ「フォローになってないんですけど」

カノン「いえ、そういうつもりじゃなくて」

エリナ「私なんかハルさんにお前の部屋いい匂いがするなあって言われたんですよ?」

カノン「そ、それはなんというか、うちの隊長がすみません」

コウタ(あとでハルさんと話をしとかないと)


カノン「ええと、なにか用事ですか?」

コウタ「ああ、えーとそうだねえ、最近任務が大変だから大丈夫かなあって思ってさ」

カノン「ん~確かに接触禁忌種が増えてはいますけど私は基本的にはそういう任務はまわされませんし、特に問題はないです」


エリナ「でも、最近元気がないってヒバリさん言ってますよ?」

カノン「ヒバリさんが?」

コウタ「任務に支障がでないか心配してたよ。それにシエルちゃんにトレーニング方法を聞いたって」

カノン「え.......シ、シエルさんはなんて言ってたんですか?」

エリナ「精神面を鍛える訓練を教えたって」

カノン「そ、そうです。やっぱり誤射は減らさないといけませんし、ハハハ」



コウタ「まあ無理はしないようにね」

エリナ「しっかり休んでくださいね」

カノン「はい、それじゃおやすみなさい」

コウタ「うん、おやすみ」

エリナ「おやすみなさーい」











エリナ「やっぱりカノンさんおかしい」

コウタ「なにがだよ?」

エリナ「お菓子が出てこなかった!!


コウタ「ダジャレとしては華麗じゃないな」

エリナ「ダジャレじゃないもん」

コウタ「わかったわかった。で、なにがおかしいんだよ?」

エリナ「カノンさんはいつもお菓子だしてくれるのにお菓子をだしてくれなかった!!これは絶対おかしい!!」

コウタ「お前、カノンちゃんのことなんだと思ってるんだよ」

エリナ「お菓子をくれる人!!」


コウタ「はあ、要はカノンちゃんがおかしいからなんとかしろと」

エリナ「うん!!」

コウタ「.......本音は?」

エリナ「お菓子が食べたい!!」

コウタ「ムツミちゃんにホットケーキでも作ってもらえよ」


ギルバート「精神面を鍛える方法?」

コウタ「うん、なにかないかな?」

ギルバート「なんでまた.......4,5年やってりゃある程度の状況には対処できるだろう」

コウタ「あーカノンちゃんと任務したことがないのか」

ギルバート「?」

コウタ「なんというか、カノンちゃん戦闘になると気持ちが高ぶる時があるみたいでさ、連携に問題がでるときがあるんだよ」

ギルバート「.......よく生き残ってこられたな」

寝ます。
なかなか進まねえ

寒いですねー
黒金魚ってなんだと思って悩んでたらアレのことか
のんびり買いっていきますよー

コウタ「適合率は高いんだよねー。それが武器であり、現状でもあるんだけどさ」

ギルバート「.......座禅でもしてみたらどうだ?」

コウタ「座禅?」

ギルバート「座禅っていうのはな、仏教とかいう旧時代の修行法らしい。こんな風に座って心を無にするそうだ」

コウタ「なにも考えなければいいってこと?」

ギルバート「意外と難しいんだぜ?バルサンがよくやらされていたが」

>>166
バルサンってなんだよ、ハルさんだよ

コウタ「よし、とにかくやってみよう」

ギルバート「まあ、がんばれよ」

コウタ「なにいってるんだ、ギルもだよ」

ギル「え?」






カノン「ほ、本日はよろしくお願いします、ギルバート卿」

ギルバート「へりくだりすぎだ、ギルでいい」

エリナ「じゃあ始めましょうか」

コウタ(無心無心無心無心)

1時間後

エリナ「あ、足がしびれた」

コウタ「なんか、疲れた」

カノン「私、生まれ変わった気がします」

ギルバート「毎日続ければ効果が出ると思うぞ」





コウタ「えーあれからカノンちゃんはですねー、まあぶっちゃけると相変わらず誤射だらけでございます」

エリナ「次の手を考えましょう」

コウタ「とはいっても、ツバキさん、リンドウさん、サクヤさん、ユウ、ハルさん、ブラッドの二人でもだめか」

エリナ「ま、まだ私たちの手札は残ってますよ!!」

エリナ「つ、次の手札はこの方です」

ナナ「はーい、香月ナナでーす」

コウタ「......いや、人選ミスでしょ」

ナナ「私もそう思います」

エリナ「私は考えました。常識でダメなら、非常識でやればいいと」

コウタ「いや、意味が分からないんだが」

エリナ「ナナさん、なにかアイデアないですか?」

ナナ「えーとねー、たぶん無理だと思うなー」

コウタ「ついに匙を投げられるか」

ナナ「いやーなんていうか現状カノンさんって救援か、比較的弱いアラガミの討伐が主だからあまり必要性を感じないんですよねー。たしかに誤射が迷惑ですし、痛いですし、逆ギレされるし、ドジだし、本当に古参兵なのかなーって思います。けど生き残っていますし、本人は困らないんじゃないですか。あと重要な任務、たとえばロミオ先輩が殉職したときだって外されてましたし、その辺も上層部はわかっているものとばかり」


コウタ「重ね重ねお詫び申し上げます」

ナナ「怒ってる訳じゃないんだけど、やっぱり矯正しても難しい任務でぼろが出たら大変だとおもいます。長い間ついた癖ってなかなか直らないし、ふとした瞬間に出てきたりするし」

コウタ(この子、実は賢い?)

ナナ「だからーシエルちゃんをつれてきましたー」

シエル「私にお任せください」

コウタ「いや、シエルちゃんにはすでにカノンちゃん教わってるし」

シエル「.......ああ、あれですか」

エリナ「忘れてるし。あれ、やっぱり悪ノリ?」

シエル「いえ、あの訓練は.......いや今回は発想をかえてみようかと」

コウタ「つまり?」

シエル「つまり、アラガミをみて感情が高ぶる、この条件付けを変えればいいのです」

エリナ「すごく難しいことをいってる......」

シエル「いえ、難しいことではありません。例えば恐怖心その物を無くしたりする方法は旧時代にも見られた手法です」

コウタ「いや、ダメだろ。この時代人権なんてほとんどないけど、それはダメだろ」

シエル「では、単純に誤射の数だけ体罰を加えるというのはどうでしょうか」

エリナ「子供の躾みたいだね」

シエル「ですが効果は絶大であると思われます」

コウタ「体罰かあ......ハルさんが悪用しそうだから却下」

シエル「でしたら、退役してもらうのは」

コウタ「退役はまだまだ先だからねえ。だからいまこういう処置をとっているんだけど」

シエル「......私ではお役に立てないようです」

コウタ「いや、いいんだ。時間とらせてゴメンね」

エリナ「またねー」

コウタ「はあ、もうどうしたらいいんだ......」

エリナ「あ、博士だ。博士~」

サカキ「やあ、二人とも。これからお茶にするんだけど一緒にどうだい?」

エリナ「いきます!」

サカキ「コウタ君はどうする?」

コウタ「そうですね、オレもいきますよ」

サカキ「疲れたときには甘いものが一番だからね。くつろいでいくといいよ」

サカキ「このところお茶の相手に振られてるから、助かったよ」

エリナ「いつも誰かとお茶をしているんですか?」

サカキ「そうだよ。リラックスするのも仕事のうちさ。」

コウタ「おいしいですね。このパンケーキ」

サカキ「そういわれるとムツミ君もうれしいだろうね」

サカキ「探し物は見つかったかい?」

コウタ「探し物って言うほどでもないですけど、さっぱりですね」

サカキ「鞄の中も机の中も探してみたかい?」

コウタ「探すのをやめて見つかったら世話ないですよ」

エリナ「どういうこと?」

サカキ「ソーマが好きな昔の歌の歌詞さ。気になるなら今度借りてみるといい」

コウタ「で?博士?なにを言いたいんですか?」

サカキ「そうだね、そもそも探し物がなんなのか、そこから考える必要があるね」

エリナ「どういうこと?」

サカキ「エリナ君にはまだわからないかも知れないね」

エリナ「子供扱いしないでください!!」

コウタ「まあまあ」

サカキ「わからなくなったら最初に戻る。科学の基本さ」

こんばんは。投稿するよー。

~エレベーター内~

エリナ「博士って時々よくわからないことをいいますよね」

コウタ「ん?ああ、博士はロマンチストだからねえ」

エリナ「科学者なのに?」

コウタ「昔、エリナと同じこと言ってた人がいたよ。まあ博士もちゃんと考えてはいると思うよ......たぶん」


エリナ「自信ないんですか?」

コウタ「いやーだってときどき訳の分からない実験とかするし。3年前なんてめちゃくちゃまずいジュース作ってたりしたし」

エリナ「あー初恋ジュース」

コウタ「ああ、何人もの神機使いが苦しんだという伝説のジュースさ」

エリナ「で、どうしますか?カノンさんのこと」

コウタ「そうだなー。ふりだしに戻ってヒバリちゃんに相談かな」





~エントランス~


コウタ「ヒバリちゃん、今大丈夫?」

ヒバリ「はい、なにか用事でしょうか?」

コウタ「......カノンちゃんのことなんだけど」

ヒバリ「カノンさんですか、実は私も報告することがありまして」

コウタ「さきに聞いておこうかな」

ヒバリ「ええ、実はカノンさん、訓練に復帰しました。ですが少し変なんです」

エリナ「どういうことですか?」

ヒバリ「空元気なのは以前と変わりません。ですが訓練の量がオーバーワーク気味ですね」

コウタ「どういうことなんだろう?」

ヒバリ「......もしかしたらそこまで心配するようなことではないかもしれませんね」

エリナ「どういうことですか?」

ヒバリ「エリナさんがアリサさんぐらいになったら教えてあげますよ」

エリナ「また、こどもあつかいするぅ」

コウタ「だめだ、ぜんぜんわからん」

ハルオミ「なら、オレが説明してやろう」

コウタ「......いたんですか、ハルさん」

ハルオミ「ああ、オレはいつでもどこでも現れるぜ。でだカノンがなにに悩んでるかというとだな」

ヒバリ「ハルさん、そういう話は女性がいないところでお願いします」

ハルオミ「わかったわかった。場所変えるぞ、コウタ。エリナ、というわけだから隊長借りるぜ」

エリナ「勝手にすればいいじゃないですか!!」

ハルオミ「怒るなよ。今度パフェご馳走してやるからさ」

エリナ「......ならいいです」

~ラウンジ~

ハルオミ「でだ、カノンがなにに悩んでいるというとだな」

コウタ「......その前に一ついいっすか」

ハルオミ「なんだ?」

コウタ「猥談じゃないですよね?」

ハルオミ「違う違う。デリケートな話ではあるがそんなんじゃない」

コウタ「ならいいですけど」

ハルオミ「カノンっというかあのぐらいの女性特有の悩みなんだが、体型だ」

コウタ「?」

ハルオミ「個人差はあるが身体に贅肉がつきやすくなるんだよ。大体20歳、25歳と何回か周期的にくるらしいがな」

コウタ「......は?」

ハルオミ「原因は加齢による新陳代謝の低下らしい。もっとも神機使い、特に極東みたいな激戦区の神機使いには本来無縁のはずなんだが」


コウタ「お菓子作りですね」

カノン「半分正解だな。あとはムツミちゃんによる食料の品質の向上だな。神機使いはストレスが多い。暴飲暴食に走る奴もかなりいる。それにカノンは元々体型がコンプレックスみたいだったらしいしな。だからあんな意味不明なことしていたんだろうさ」

コウタ「ひとつ質問いいですか?」

ハルオミ「おお、なんでも聞いてくれ」

コウタ「いつからわかってたんですか?」

ハルオミ「おまえらが探偵ごっこ始めたときから」

コウタ「は~」

ハルオミ「そう露骨にいやそうな顔するなよ。見ていておもしろかったぜ?」

コウタ「ああ、そうだ。ハルさん」

ハルオミ「ん?なんだ?」

コウタ「エリナへのセクハラの件で話があります」

カノン編?終了
アップデートでキャラエピ見直してみたら改めて気づくことも多かった。
ただ眼鏡止水系のミッションは止めてくれ。時間に追われるのは仕事だけでいいんだよ
ではでは

こんばんは
投下します

ヒバリ「プレゼントですか?」

エリナ「はい、先輩とソーマさんに日ごろの感謝を込めてプレゼントしたいんですけど、......どんなものを贈ればいいのかわからなくて」

ヒバリ「どんなものでも喜んでくれると思いますよ」

エリナ「できればほしいものをあげたいんです」

ヒバリ「そうですねー。あの2人はあまり物欲を見せないので想像で補うとして......」

エリナ「はい」

ヒバリ「手編みの編み物なんてどうでしょう?寒いので喜んでいただけると思いますよ」

エリナ「編み物か......参考になりました。ありがとうございます」

シエル「隊長とソーマ博士の欲しそうなものですか?」

エリナ「なにかないですか?」

シエル「ソーマ博士は昔の音楽のCDがいいと思います」

エリナ「CDかあ。結構希少価値が高いものだよね」

シエル「あと、隊長なら先日癒やしが欲しいとボソッと呟いていました」

エリナ「癒やし?癒しってなんだろう?」

シエル「私もわかりません」

エリナ「そっか、ありがとう。シエルさん」

ハルオミ「ソーマ博士と隊長さんにプレゼントねえ......」

エリナ「な、なんですか!?その生暖かい目は?」

ハルオミ「いやー思春期だなーと思ってねえ」

エリナ「そんなんじゃありません!!貴族には恩人にプレゼントする習慣があるんです!!」

ハルオミ「わかったわかった。で、プレゼントか。そうだな......ソーマ博士の趣味とはちょっと外れるが演歌なんてどうだ?」

エリナ「エンカ?」

ハルオミ「ああ。ここ極東の伝統音楽のひとつさ。他にも雅楽とかがおすすめだな」

エリナ「ちょっと聴いてみようかな」

ハルオミ「ああ、それで仲が深まるだろう」

エリナ「(ソーマさんと仲良くか......えへへ)」

ハルオミ「で、隊長さんが欲しがりそうなものねえ」

エリナ「シエルさん情報から癒やしがほしいそうです」

ハルオミ「なら、簡単じゃん。デートすればいい」


エリナ「なななななにいってるんですか!?どこに癒やし要素が!?」

ハルオミ「そんな驚くことないだろ。男ならエリナみたいなかわいい女の子とデートすれば癒されるもんだ」


エリナ「もういいです!!」タタタ

ハルオミ「まだまだ青いねえ」トントン

ハルオミ「ん?」

振り返るとキグルミが拳を振り上げ殴りかかるのが見てとれた。ゴッドイーターである自分が反応できないほどの素晴らしい拳だった。数時間後無残な姿のハルオミが極東支部のトイレで発見された

投下します。あとエリナの中の人結婚おめでとう。

ギルバート「隊長とソーマ博士がほしそうなもの?」

エリナ「うん、なにか心当たりない?」

ギルバート「ほしいものねえ......ちょっとまってろ、聞いてくるから」

エリナ「え?あっ......いっちゃった」








ギルバート「聞いてきたぞ」

エリナ「ほんとに聞いてきたんだ......」

ギルバート「隊長の欲しいものは麻婆豆腐だそうだ」

エリナ「それ、今夜食べたいものでしょ」

ギルバート「ソーマ博士の欲しいものは」

エリナ(スルーしたよ、この人)

ギルバート「リンドウさんの報告書だそうだ......どうした?」

エリナ「このやり場のない感情をどうすればいいか悩んでんの!!」

ギルバート「......エミールにでもぶつけろ」


シエル「隊長とソーマ博士の欲しいものですか?」

エリナ「何をあげたらいいか迷ってて」

シエル「本人に聞けばよろしいのでは?」

エリナ「そそれはなんていうか......びっくりさせたいじゃん?」

シエル「よくわかりませんが代わりに聞いてきますね」


エリナ「さっき聞いたから......っていっちゃった」




シエル「聞いてきました」

エリナ「あ、ありがとう」

シエル「隊長は休暇を、ソーマ博士はコウタさんの報告書が欲しいそうです」

エリナ(さっきとちがうじゃん)

ごめん
>>218はなしで

フラン・ナナ「「隊長とソーマさんのほしいもの(ですか?)」」

エリナ「はい、協力していただけますか?」

ナナ「あの二人って物欲あるの?」

エリナ「あ、ありますよ!!先輩は麻婆豆腐、ソーマさんはリンドウさんの報告書!!」

ナナ「食べたいものと仕事で必要なものじゃん」

フラン「物欲とはほど遠いですね」

エリナ「だから困っているんじゃないですかー」

フラン「物欲かどうかわかりませんが隊長は最近マガツキュウビ関連の任務をすべてこなしていますね」

ナナ「あのアラガミできれば行きたくないんだけど」

フラン「ソーマさんもキュウビ関連の任務は精力的にこなしていますね」

ナナ「素材が欲しいのかな?」


エリナ「わ、私には無理だ」orz

眠いので今日はここまでです。
明日更新します。アップデートしなきゃ

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