見崎「この無能が・・・」赤沢「あ?」(133)

赤沢「今なんつったチビこら」

見崎「あら私はいないものじゃなかったけ?私の相手をしてもいいの?あ・か・ざ・わさん?」

赤沢「今度は永遠にいないものにしてやろうか?あぁ?」

見崎「やれるものならやってみてよ。あぁ、あなた無能だったわね。ごめんなさい」

赤沢「・・・ぶっ殺す」

榊原「まぁまぁ、二人とも落ち着いてよ。お弁当食べよう?ねっ?」オロオロ

見崎「・・・」モグモグ

赤沢「・・・」パクパク

榊原「(僕と見崎のいないものが解除されてからというもの二人の喧嘩は絶えない)」

榊原「(はやく何とかしないと・・・現象も回避できたわけじゃないし)」

見崎「・・・」ササッ

赤沢「おい、何私のおかず勝手にとってんだよ」

見崎「なにいちゃもんつけてんの?頭だけじゃなくて眼も無能なの?馬鹿なの?死ぬの?」

赤沢「・・・」ブチッ

榊原「赤沢さんっ!僕のおかずあげるから落ち着いてっ!」

赤沢「・・・後で覚えとけよお前」ボソッ

見崎「・・・」

榊原「(・・・じゃないと現象じゃなくて過労で僕が死んじゃうよ)」

勅使河原「で、俺たちに相談してきたと」

榊原「何か良い案ない?」

望月「難しいかなぁ、あの二人相当お互いを嫌い合ってるみたいだし」

勅使河原「なぁサカキそもそもなんであの二人あんなに仲悪いんだ?」

榊原「うーん、わかんないけど見崎はやっぱりいないものにされたことが気に入らないんじゃないかな」

勅使河原「ふーん」

見崎「(私だけじゃなくて恒一君をいないものにしたあげくに今になって近づいてきた無能ぶっ殺す)」ギロッ

赤沢「(私が先に恒一君のこと気になってたのにいないものであることを利用して恒一君に近づいた女狐ぶっ殺す)」ギロッ

望月「(・・・みたいなことだろうなぁ)」

榊原「やっぱりどうしようもないのかなぁ・・・」

勅使河原「男の俺たちにはどうしようもなさそうだな。女子って恐ぇし」

榊原「うぅ・・・」

望月「・・・僕、何とかできるかも」

勅使河原「マジかよ、望月っ!?」

望月「うん、でも恒一君に協力してもらうことになるし絶対大丈夫とも言えないけど・・・」

ギャーギャー オイッ、ソレハボクノイス ガッチャーン!! アァ、フェアジャナイヨコンナノ・・・

榊原「・・・あれが収まるならなんでもするよ」

放課後

見崎「・・・榊原君一緒に帰らない?」

赤沢「恒一君一緒に帰りましょう?」

見崎・赤沢「あ?」ギロッ

榊原「はぁ・・・三人で帰r」

望月「ごめんね、恒一君今日は僕と一緒に帰る約束してるんだ」

榊原「え?・・・あ、あぁそうなんだごめんね二人とも」

望月「じゃあ、はやく帰ろうか恒一くん」ギュッ

榊原「え、望月くん、手・・・」

望月「僕はこうしたいんだけどダメかな・・・?」ウルッ

榊原「う、ううん大丈夫だけど・・・///」

望月「じゃあね、見崎さんに赤沢さん」ガラッ

見崎・赤沢「・・・え?」ポツーン

次の日

望月「ごめんね、恒一くん。僕教科書忘れちゃったみたい。一緒に見せてもらってもいい?」

榊原「うん、いいよ」

望月「じゃあそっちに席近づけるね」グイッ

榊原「ちょ、ちょっと近くない?望月くん」

望月「いいじゃん僕たち男同士なんだし」

榊原「それもそうだね・・・(落ち着け、落ち着くんだ相手は望月くんだ、男だ)」

見崎「・・・」

赤沢「・・・」

昼休み

望月「恒一くん今日は一緒に食べない?」

榊原「うん、いいよ。勅使河原も一緒に食べるだろ?」

勅使河原「もち!どこで食う?」

榊原「うーん、教室でいいんじゃないかな?今日は屋上で食べるには風が強すぎるし」

勅使河原「そうだな、じゃあサカキの机に椅子集めて食うか」

望月「そうだね」

望月「はいっ、恒一くん。今日は恒一君のためにお弁当作ってきたんだ」

見崎・赤沢「!?」

榊原「え、僕に?でも僕自分の分作ってきちゃったよ」

望月「うん、だからお互いにお弁当交換して食べよう?」

榊原「いいの?」

望月「もちろん。恒一くんのために早起きして作ってきたんだから」ニコッ

榊原「ありがとう・・・///(望月くんは男、望月くんは男、望月は・・・)」

勅使河原「お前ら仲良いなぁ。ってか望月料理出来たのか?」

望月「うんちょっとだけ。だから今日はお姉ちゃんに色々と教えてもらったんだ」

榊原「とってもおいしいよ望月くん!」

望月「本当に?よかったぁ、恒一くんのために頑張ったかいがあるよ」

勅使河原「おい望月!今度はオレにも作ってきてくれよ!」

榊原「ねぇ望月くん、このから揚げってどうやって下味をつけたの?」イチャイチャ

望月「あぁ、これはね揚げる前に・・・」イチャイチャ

勅使河原「おーい、望月さーん・・・」

数日後

見崎「今日こそは一緒に帰ろう、さ・か・き・ば・ら・君!」

赤沢「今日は一緒に帰りしょうよ恒一君!」

見崎・赤沢「チッ!!」ギロッ

榊原「あー、ごめんね二人とも。今日も望月くんと一緒に帰るから・・・」

望月「そういうこと。ごめんねお二人さん。」

赤沢「そんなっ・・・最近ずっと望月君とばっかり」

榊原「今日もいっしょに料理する?」

望月「そうだね、じゃあ買い物してから家に行こうか」ギュッ

赤沢「っ・・・ちょっと望月君!」

望月「・・・何かな赤沢さん」

赤沢「最近恒一君にくっつき過ぎじゃない?こんなこというのもなんだけどあんまり男同士がくっついてると気持ち悪いわよ?」

赤沢「まさか望月くん同性愛主義者なの?」

榊原「そんな、赤沢さん言い過ぎだよっ!」

見崎「無能と同じ意見なんて言いたくないけど私もそう思う。最近の望月くんは榊原くんに近づきすぎ」

榊原「見崎まで・・・」

望月「・・・僕が恒一くんと仲良くすることが二人に関係あるの?」

赤沢「関係なんてないけど、男同士がイチャついてるのを見せられるのが不快だって言ってるの」

見崎「だって男の子同士だなんておかしいもの」

榊原「・・・(あぁ、そういえば望月くんは男なんだっけ・・・)」

望月「・・・いい加減にしてくれないかな」

赤沢「何?何か言いたいことでもあるの?」

赤沢「まさかのカミングアウト?」

望月「二人ともさぁ、男同士がなんだって言ってるけどさ」

望月「僕が君たち以上に恒一くんと仲良くしてるのが気に食わないだけだろ?」

赤沢・見崎「!?」

望月「最近恒一くんが自分たちに構ってくれなくて僕とばっかり一緒にいるから」

望月「本当は自分がイチャつきたいのに僕がイチャついてるから」

望月「だから悔しいんでしょ?」

赤沢「・・・そうだとして何かおかしいことがあるの?私たちは女の子。男の子を好きになってなにが悪いの?」

見崎「男の子の相手は女の子。男の子じゃない」

望月「恒一君の相手は僕じゃおかしいってこと?」

赤沢「そうよ!当たり前じゃない!」

望月「じゃあ言わせてもらうけどさ、二人に僕以上の魅力があるの?」

赤沢・見崎「あ?」

望月「僕は料理もできるし、本も好きだし、恒一くんの好きなものだってわかるよ」

望月「それに比べて二人は恒一くんのそばにいるときは喧嘩して汚く罵り合ってばっかりじゃないか」

望月「そんな二人になんて負けるわけるわけがないと思うんだけど?」

望月「ね、無能さんと厨二さん?」

見崎「・・・どんなに強みがあろうともあなたが男の子だという事実はかわらない」

赤沢「そうよっ!」

望月「じゃあ恒一君に選んでもらおうよ。どっちがいいか」

榊原「・・・(望月くん睫毛ながいなぁ・・・眼もパッチリしてて大きいし・・・肌も・・・)」

榊原「・・・え?」

赤沢「はぁ・・・馬鹿馬鹿しいわ。どんなにあなたたちの仲が良くても恋人にするなら女の子に決まってるじゃない」

見崎「当たり前のこと」

望月「・・・そうかな?」

望月「ねぇ、恒一くん・・・」

榊原「な、なに、望月くん」

望月「僕を恒一くんのお嫁さんにしてくれない?」ウルッ

赤沢「はっ、なにブリっ子してんだか」

見崎「・・・」

榊原「・・・!」ギュッ

赤沢・見崎「え?」


キャー!コウッチャンタラダイタンー コレハコンドノホンハサカモチボンニキマリネ コレハフェアダ 

榊原「もう望月くんは僕のものだから(望月くんの髪いい匂いだ・・・)」クンカクンカ

望月「もう、くすぐったいよ恒一くん」ナデナデ

赤沢・見崎「・・・」ポカーン

望月「ね?僕のほうが二人よりも魅力があるって言ったでしょ?」

望月「それにね・・・」





望月「僕が男だって誰が決めたの?」ニコニコ

~fin~

終わりだ。

続きってどんなの書けばいいの?

把握。十一時までに投稿できるだけ書いてくるわ

榊原「今日は何処行く?」

望月「うーん、甘いものが食べたいかなぁ」

榊原「じゃあイノヤにケーキでも食べに行こうか」

望月「賛成!そうと決まればはやく行こうよ!」グイグイッ

榊原「ははっ、そんなに急がなくてもケーキは逃げないよ」

見崎「・・・」

赤沢「・・・」

赤沢「・・・ねぇ」

見崎「・・・何」

赤沢「ちょっとこの状況マズくない?」

見崎「ちょっとどころじゃなくマズいと思う」

赤沢「・・・」

見崎「・・・」

赤沢「・・・一時休戦にしない?厨二さん」

見崎「よろしくてよ、む・の・う・さ・ん」

赤沢・見崎「打倒ノージェンダー」

次の日

赤沢「恒一君お昼私たちも一緒に食べてもいいかしら」

見崎「いい?」

榊原「全然構わないよ。二人もいいよね?」

勅使河原「もちろんだぜ!最近誰かさんたちのせいで女の子と一緒に食べられなかったからな!」

望月「誰のことだろうね。もちろん僕も構わないよ」ニコニコ

屋上

勅使河原「でさぁ、そのコインがデカ過ぎてさ」

榊原「ははっ、なんだよそれ」

望月「・・・」モグモグ

赤沢「(そろそろね)」グッ

見崎「(了解)」グッ

赤沢「あぁー今日なんか暑くない?」パタパタ

見崎「今日は昨日よりも10度近く気温が上がるらしいわ」パタパタ

榊原「!?」

勅使河原「!?(赤沢のむ、胸チラに見崎の絶対領域だと!?)」

望月「・・・」モグモグ


赤沢「ねぇ、恒一君も暑いと思わない?(確かにあいつには私たち以上の魅力がある・・・)」ススッ

見崎「スカートの中で涼む?(でも恒一君が男の子だという事実は変わらない。だったら・・・)」ススッ

榊原「え、え?そうだね、確かに暑いかなぁ」

赤沢・見崎「(オスの本能に訴えかけるしかない!!)」

勅使河原「(オレも赤沢の避暑地でバカンスしたいなぁ・・・)」

赤沢「どう?」ニジリ

見崎「恒一君なら特別に許可します」ニジリ

榊原「え?そ、そんなこと・・・」

赤沢・見崎「(もう一押しっ・・・)」

望月「・・・」

赤沢「さぁ恒一君私のむn」

望月「・・・ちょっとごめんね」

榊原「あ、え?」

望月「よいしょっと」ギュッ

勅使河原「(対面座位・・・だと・・・!?)」

赤沢「ちょ、ちょっとあんたっ」

榊原「ど、どうしたんだよ望月くんっ」

望月「いや、なんだか恒一くんに悪い虫が集ってたみたいだったから」

赤沢「くっ・・・」

見崎「(虫・・・)」

望月「ねぇ、恒一くん。この前言ってくれたよね。僕はもう恒一くんのものだからって」

榊原「ゆ、優子・・・?」

望月「なのにどうして他の女の子のカラダに興味があるの?」

榊原「そ、そんな興味だなんて」

望月「見てたでしょ?赤沢さんの胸に見崎さんの脚」

榊原「・・・ごめんなさい」

望月「・・・恒一くんは僕のものなんだから、僕のカラダ以外に反応しちゃダメだよ?」ニコッ

榊原「・・・はい」ギュッ

望月「よいしょっと。うん、じゃあもうお昼休みも終わっちゃうし戻ろうかみんな」スタッ

勅使河原「お、おうそうだな次久保寺先生の授業だし遅れたらまずいな」

赤沢「そうね」

見崎「・・・」

望月「そうそう二人とも」

望月「そんな中途半端な色仕掛けで僕に勝てると思わないでよね」ニコッ

赤沢「・・・」

見崎「(・・・完全にやられた)」

望月「ほら行こう?恒一くん」

榊原「う、うん」

望月「あと今日僕の家に泊まらない?親は姉さんの家に行くみたいだから」

榊原「え、それって・・・」

望月「・・・僕とバカンスしたいでしょ?」

榊原「・・・はい」





望月「(・・・ちゃんと僕だけを見るように躾けないとね)」

~fin~

オレはもう寝る。みんなあり&乙

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