ほむら「私の中に、もう1人……!?」(914)

ほむら「……また、駄目だった」

目が覚めたら、そこは“いつもの”病院。
私はベッドから上体を起こす。

……諦めない。
今度こそ私は、まどかを……

 『ほ、本当に戻っ……えっ……?あ、あれ……?どうして……?』

ほむら「!?」

何……?
突然、頭の中から声が……!?
テレパシーじゃない……これは……私の中に、誰か……!

wa

マミさんのお仲間展開じゃなかったか

 『か、体が動かない……!声も……なんで……!』

ほむら『どういうことなの……!あなた、私の頭に、どうして……!?』

 『ッ!?え、な、なに?何なの……?』

ほむら『あなたは何者……!?』

 『えっ……あ、あなたこそ……!私の体に、何をしたの……!
 どうして私、体が動かせないの……!あなたが、動かしてるの……!?』

ほむら「……!?“私の体”……!?あなた、何を……ッ!」

まさか……!

ほむら『あなた、名前は……?』

 『え……?』

ほむら『良いから、名前を教えて!』

 『っ!え、えっと……あ、暁美、ほむらです……』

ほむら「……そんな……」

てっきり我は汝…汝は我…的なことかと

メガほむ『そっ……そういうあなたは……!』

ほむら『……私も、暁美ほむらよ』

メガほむ『……え……』

ほむら「…………」

私以外の“私”が、同じ奇跡を望み、
そして契約した時間軸があった……そういうことかしらね。

……確かに、パラレルワールドは無限にあるんだもの。
私が契約した時間軸と似たような時間軸が複数あったとしても、おかしくはない。
でも、まさか……そのうちの2人が、こうして同じ時間軸に“戻ってくる”なんて……!

2人の暁美ほむらが戻ってこようとも、1つの時間軸に暁美ほむらの体は1つ。
だから、今の私の体には、2つの暁美ほむらの意識が……。

…このスレ……無理

ほう
続けろ

メガほむ『あ、あなた、何を……』

ほむら『あなた、時間を巻き戻して来たんでしょう?キュゥべえと契約して、得た力で』

メガほむ『っ……!ど、どうして、それを……』

ほむら『私も、あなたと同じだからよ』

メガほむ『えっ……えっ……?』

ほむら『……もしかしてあなた、時間を戻すのは……』

メガほむ『は……初めてです……』

ほむら『……やっぱり』

道理で、飲み込みが悪いと思ったわ。

ほむら『それじゃあ、私たちの身に何が起こったのか。今から説明するからよく聞きなさい』




メガほむ『そ、そんな……そんなことって……』

ほむら『考えられる原因はこれしかない。どれだけ信じがたくても、これが事実でしょうね』

メガほむ『ど……どうして、そんなに落ち着いていられるんですか……?』

ほむら『私だって戸惑っているわ。こんなこと、今までで初めてだもの』

メガほむ『今までで……?な、何回も、やり直してるんですか……?』

ほむら『……えぇ。少なくとも、あなたよりはずっと多く』

メガほむ『な……何回、くらい……』

ほむら『数えるのを、諦めるほど』

メガほむ『っ……!』

意識だけ過去に戻った的な感じか?

ほむら『でも、私は諦めない。このおかしな時間軸だって……諦めるつもりはない』

メガほむ『えっ……か、髪、ほどいちゃうんですか?』

ほむら『不服かしら』

メガほむ『い、いえ……。(こ、怖いよぅ……。この人、本当に私なの……?)』

ほむら「…………そう。なるほどね」

メガほむ『(っ!?も、もしかして、こっそり考えたことも全部……!)
     あ、あの……今のはその、別にあなたの悪口を言ったとかじゃ……!』

ほむら『見なさい……ソウルジェムが、2つあるわ』

メガほむ『へっ……?あ……ほ、ほんとだ……!』

ほむら「…………」

この体には、魂も2つ……というわけね。

ほむら『ところで……あなた?
    さっき、私の悪口がどうとか言ってたけどどういうことかしら』

メガほむ『えっ?あ、いや、その、な、なんでも……ないです……』

ほむら「…………」

……思考の共有はできないみたいね。
体は同じでも2つの意識は完全に分離したままと言うことかしら。

ほむら『……まぁ、良いわ』

メガほむ『えっ?あ、えっと、どこに行くんですか……?』

ほむら『まどかのところよ』

メガほむ『っ!か、鹿目さん……!』

ほむら『……嬉しそうね。でも会話はしないから、そのつもりで』

しえん




ビル屋上

ほむら「見なさい。あれが私たちが行く学校で、あそこが配属されるクラスよ」

弱ほむ『……あれが……。それにしても、メガネなしで、あんなに遠くまで見えるなんて……』

ほむら「当然よ。魔法で視力は治せるもの。……居た」

弱ほむ『あっ……鹿目さんだ……!』

ほむら「……良かった」

見たところ、この時間軸ではまだまどかは契約してない。
ひとまず安心、と言ったところかしら。

ほむら「用は済んだわ。それじゃ、病院に戻るわよ」

弱ほむ『えっ、も、もう……?』

時間遡行初めてってことはこのメガほむは魔法少女の真実知らないのか

仮面ライダーW或は超人バロム1(TV版)状態。




病院、夜

弱ほむ『……結局、今日1日私なんにもしてない……』

ほむら「仕方ないわ。いわゆる主人格が、あなたでなく私なんだから」

弱ほむ『でも、どうして……あなたも私も、同じ“私”なのに、あなたの方が……』

ほむら「さぁ。同じ魂なら、意志の強い方が優先されるんじゃないの?
    何度も繰り返した分、私の意志の方が強かったということね……なんて、想像に過ぎないけど」

弱ほむ『…………』

ほむら「まぁ、分からないことを考えても仕方ないわ。もう遅いし、寝ましょう」

弱ほむ『(……“私”、寝ちゃった。それでもまだ私は起きてる、って言うことは……。
     やっぱり、2人の意識は完全にバラバラなんだ……)』

ほむら「すぅ……すぅ……」

弱ほむ『(今日1日、この“私”が体を動かしてたけど……交代とかできないのかな……。
     もしかして、ずっと、このまま私は、何もできずに……?』

ほむら「すぅ……すぅ……」

弱ほむ『(そんな……せっかくキュゥべえと契約したのに、そんなのって酷い……。
     いやだ……私も、私だって、この体で、頑張りたい……!私だって……!)』

ほむら『ん……すぅ……すぅ……』

弱ほむ「…………え?」

あ、あれ?
私……もしかして……!




ほむら『(ん……朝、ね。……え?)』

弱ほむ「おはようございます!」

看護師「あらぁ、ほむらちゃん今朝は元気ねぇ。やっぱり退院が近いから?」

弱ほむ「えへへ……まぁ、そんなところです」

看護師「あら?ほむらちゃん、メガネしなくて大丈夫?あ、もしかしてコンタクトにしたの?」

弱ほむ「あ、はい。そうです!」

ほむら『ちょ、ちょっとあなた!?どうして……!』

弱ほむ『あ、おはようございます!』

ほむら『いや、おはようございますじゃ……!』

書き溜めアリと見た
あまりハイペースだとさるくらうぞ
支援支援




弱ほむ「……というわけなんです」

ほむら『まぁ……当然と言えば当然ね。全く同じ魂だもの、入れ替われないと考える方がおかしいわ』

弱ほむ「これで、私も頑張れますね!」

ほむら『……そうね。こんなおかしな状況だけど、せっかくなら最大限に利用しましょう。
    適当に入れ替わって、お互いに協力し合えば今度こそ……」

弱ほむ「はい!2人で、鹿目さんを、守りましょう……!」

ほむら『そう言えば……入れ替わるにはどちらかが寝てないと駄目なのかしら?』

メガほむ「え……?うーん……どうなんでしょう?」

ほむら『試しに今、替わってみましょうか』

弱ほむ「えっ……で、でもせっかく……」

ほむら『安心して。そのまま乗っ取ったりなんかしないわ』

弱ほむ「は……はい……。それじゃ……えい!」

闇が~もう一人の~

グレッグイーガンの「宝石」みたいだな >>1-4
面白そう。


続きはよ。

ほむら「…………。私たちの意志次第で、自由に入れ替われるみたいね」

弱ほむ『ほんとだ……』

ほむら「それじゃ、確認も済んだし……また入れ替わりましょうか」

弱ほむ『え……また私に……?良いんですか……?』

ほむら「えぇ、もちろん。……」

ほむら『……ふぅ』

弱ほむ「……!え、えっと……」

ほむら『むしろ、私はこれからあなた主体で行ってもらうつもりよ。
    もちろん常に助言はするし、どうしても必要な時は私に交代してもらうけれど』

弱ほむ「……どうして……」

ほむら『あなたも……まどかを守りたいんでしょう?』

弱ほむ「あ……は、はい!ありがとう、ございます……!」

人の言葉を簡単に信じるなという教訓

弱ほむ「鹿目さんを、守る……。早く一緒に戦いたいな……魔法少女の鹿目さんと……えへへ」

ほむら『(……!そうか、この“私”はまだ……!)』

弱ほむ「今度は私の方が先に魔法少女になってるんだし、先輩として、鹿目さんを……」

ほむら『駄目よ』

弱ほむ「えっ……?」

ほむら『まどかを魔法少女にさせるなんて、絶対に駄目。
    いえ……そもそも、あの子に契約させないことが、私の目標』

弱ほむ「っ……!?ど、どうして……!?」

ほむら『……あなたは、知っておくべきね。魔法少女の真実を』

弱ほむ「魔法少女の……真実……?」

>>24
俺も宝石シリーズ思い出した
あれは自由に入れ替われない怖さがあるけど




弱ほむ「う……うそ、ですよね……?」

ほむら『全て事実よ』

弱ほむ「そん、な……そんなことって……。っ!じゃ、じゃあ、巴さんも……!?」

ほむら『えぇ……。魔法少女はみんな、例外なく同じ運命を背負ってる』

弱ほむ「と、巴さん、止めなきゃっ……!魔法少女に、ならないように……」

ほむら『無駄よ。聞いていないの?巴マミが契約した理由……。彼女はもう……手遅れ』

弱ほむ「ッ……じゃあ、せめてこの話だけでも……」

ほむら『それもやめておきなさい。下手にこの真実を知られると……厄介なことになりかねない。
    今はまだ話すべきじゃないわ。いえ……
    むしろ、ずっと知らないままで居た方が幸せかもしれない』

弱ほむ「もう、遅いの……?みんな、救えないの……?」

ほむら『魔法少女になった時点で、変わってしまった運命は変えられない。
    でも……まどかの運命は変えることができる』

弱ほむ「っ……!」

ほむら『これで分かったでしょう?
    まどかを守るということは、あの子と一緒に戦うことじゃない。
    あの子を戦わせないこと。決して魔法少女にさせないこと。
    キュゥべえから守ること。……良いわね?』

弱ほむ「……はい……!」

ほむら『(……良かった。この子は魔法少女の真実を知っても、悲観に暮れたりなんかしない。
    自分で言うのもなんだけど……安心したわ。この“私”の決心も固いのね)』

なんか良え

さかなちゃん!




和子「はい、それから。今日はみなさんに、転校生を紹介します!暁美さん、いらしゃい?」

弱ほむ「はい……!」

さやか「おわっ、すっげー美人……」

まどか「……えっ?あの子……」

和子「はぁい、それじゃ自己紹介いってみよう!」

弱ほむ「暁美ほむらです、よろしくお願いします!」

クラスをぐるりと見渡す。
鹿目さんは……居た!
前とおんなじ席だ!

まどか「……?」

……?

ん?

弱ほむ「っ……」

鹿目さんだ……生きてる、鹿目さんだ……!
元気な鹿目さん……鹿目さんだぁ……!

和子「暁美さんはずっと、心臓の病気で……え?」

ほむら『ちょ、ちょっと、あなた……!』

弱ほむ「鹿目さん!」

まどか「へっ?」

弱ほむ「わ、私、私……!これから、よろしくね!鹿目さん!」

まどか「えっ、あ、えっと……う、うん……よろしく、ね……?」

さやか「……?」

ほむら『(やってしまった……)』




女生徒1「ねぇねぇ、暁美さんって、前はどんな学校に通ってたの?」

女生徒2「鹿目さんと知り合いだったの?住んでる場所が近かったとか?」

弱ほむ「え、えっと、それは、その……」

弱ほむ『ど、どうしよう……』

ほむら『あなたが撒いた種よ。自分でなんとかするのね』

弱ほむ『そんなぁ……くすん』

ほむら『(……まぁ、こうなることを予測しきれなかった私にも責任はあるかしら。
    それに、実際私も似たようなことをしてしまったのだし……)』

女生徒3「ねぇねぇ暁美さん!」

弱ほむ「え、えっと、あの、その……」

ほむら『……仕方ないわね。それじゃあ、こうしなさい……』

ほむらちゃん!

ふむ

もう一人の私! リボンでも付けないか オサレだぜ

弱ほむ『……は、はい……!』

女生徒1「……暁美さん……?」

弱ほむ「ご……ごめんなさい、ちょっと、緊張しすぎたみたいで、気分が……。
    ほ、保健室に、行かせてください……」

女生徒2「あ、それじゃあ私が連れてってあげるよ!」

女生徒3「あたしもあたしもー!」

弱ほむ「い、いえ!係りの人にお願いしますから、お構いなく……!」

まどか「……えっ?」

弱ほむ「か、鹿目さん!保健室に、連れて行ってください……!」

まどか「……?う、うん」

ほむらちゃん♪




まどか「…………」

弱ほむ「…………」

まどか「…………」

弱ほむ「…………」

まどか「……暁美さん?」

弱ほむ「ひゃ、ひゃい!」

まどか「っ!?」

ほむら『……なんて声を出してるのよ、あなた』

弱ほむ『ご……ごめんなさい。いざ2人きりになると、緊張しちゃって……』

弱ほむ「あ、あのあの、えっと……」

まどか「……ぷっ、あははは!もう、そんなに緊張しなくて良いよぉ」

ほむらちゃ~ん

ほむら『……!』

弱ほむ「えっ、あ、あの……う、うん……!」

まどか「……なんて、ごめんね。本当はね、わたしの方もちょっと緊張してたんだ」

弱ほむ「え?そ、そうなの?」

まどか「うん……それに、ちょっと不思議で……。ねぇ、暁美さん?
    わたしたちって、どこかで会ったこと、あるかな?」

弱ほむ「えっ……」

まどか「どうして、さっき……?」

弱ほむ「あの、えっと……それは……」

ほむら『(これを上手くごまかす言い訳なんてあるのかしら……)』

まどか「……暁美さん……?」

弱ほむ「え、えっと……!か、鹿目さんと!お、お友達に、なりたいなぁ……なんて……」

ほむらちゃん( ´艸`)

まどか「……そう、なの?どうして、わたしなんかと……?」

弱ほむ「えっ、ど、どうして、って……。……か、鹿目さん、優しそうだったから!」

まどか「…………」

弱ほむ「あ、あの……」

ほむら『……やっぱり少し、無理があったようね』

弱ほむ『そんなぁ……』

弱ほむ「え、えっと、だからね、その……」

まどか「……ありがとう、すっごく、嬉しい……!」

弱ほむ「え……?」

まどか「わたしね、初めてなんだ。初対面の子に、そんな……
    お友達になりたいなんて、言ってもらえたの……」

ほむら『……まどか……』

ほむちゃん!

さやか「」

ほむらちゃんo(*^▽^*)o

あ、ネタかぶった


まぁいいか

まどか「わたしってね……あんまり、自分に自信がなかったの。
    どんくさいし、運動も勉強も得意じゃないから……」

弱ほむ「鹿目さん……」

まどか「だからね、すごく嬉しいんだ。暁美さんみたいな美人さんが、
     こんな、何の取り得もないわたしなんかに……」

弱ほむ「そ、そんなことないよ!」

まどか「えっ……?」

弱ほむ「鹿目さんは、とっても優しくて、かっこよくて……か、可愛くて……!
    それに、鹿目さんは、私を……!」

まどか「……?わたしが、暁美さんを……?」

弱ほむ「あっ……え、えっと、とにかく……そんな、自分のこと、そんな風に、言わないで……」

まどか「……うん、わかった。ごめんね、暗くなっちゃって!ありがとう、ほむらちゃん!」

弱ほむ「……!」

ほむらちゃん・・・

まどか「あ、ごめんね……もしかして、名前で呼ばれるのイヤだったかな……?」

弱ほむ「そっ、そんなこと、ないです!」

まどか「そっか、良かった……。わたしね、実はさっきからずっと、
    ほむらちゃんのこと名前で呼びたいなぁって思ってたんだ!」

弱ほむ「え……ど、どうして……?」

まどか「えへへ、なんとなくなんだけどね、素敵な名前だなーって。
    燃え上がれーって感じで、カッコイイと思わない?」

ほむら『ッ……』

弱ほむ「……!」

ほむらちゃん(ノ_・。)

まどか「……ほむらちゃん?」

弱ほむ「あっ……ご、ごめんなさい。ちょっと、その……嬉しくって……
    そんなこと言ってくれたの、鹿目さんが、初めてだったから……。
    私……がんばって、この名前みたいにかっこよくなるね!」

まどか「えへへ。うん、がんばってね!ほむらちゃん!あ、そうだ……」

弱ほむ「?」

まどか「あのね、もし良かったら、わたしのことも“まどか”って呼んで欲しいな、って」

弱ほむ「え、で、でも……その……。な、慣れたら、で、良い……?」

まどか「……そっか、わかったよ!それじゃ、ほむらちゃんが名前で呼んでくれるの、待ってるね!」

弱ほむ「う……うん!」

ほむちゃん!

保健室

ほむら『本当に休むつもりなんてなかったんだけど……
    まぁ、案内されてしまったものは仕方ないわね』

弱ほむ『えへへ……』

ほむら『……?随分機嫌が良さそうね』

弱ほむ『だって……鹿目さんと、いっぱいお喋りしちゃいました』

ほむら『……あなたには確か、まどかと必要以上に親しくするのは良くないって言っておいたはずだけど』

弱ほむ『あっ……ご、ごめんなさい……』

ほむら『いいえ、良いの。前言ったこと、訂正するわ。
    今回のことで、私も少し認識を変える必要があることに気付けたから』

ほむらちゃん☆

ほむちゃん!

弱ほむ『え……?それって、どういう……』

ほむら『まどかが契約してしまう理由には、あの子の自信のなさが前提としてある。
    でも今は……自分を慕ってくれる人が居ることで、あの子は少し自信を持てたみたい』

弱ほむ『慕ってくれる、人……』

ほむら『あなたのおかげよ。あなたが、この時間軸のまどかの心を……少しとは言え、救ったの』

弱ほむ『わ、私が、鹿目さんを……!』

ほむら『今まではまどかと出来るだけ距離を置くようにしていたけれど、今回は逆の方法を試しましょう。
    あなたなら……それができるはずだから』

弱ほむ『は……はい!』

ほむらちゃん!

ほむちゃん!

ほちゃん!




さやか「お、帰ってきた。お帰りー」

まどか「うん、ただいま!」

さやか「んー?どうした、まどかー。にやにやしちゃって」

まどか「へっ?や、やだ、わたし、そんな顔してた?」

さやか「うん、なんかすっげー嬉しそうな顔。転校生と何か面白い話でもしたの?」

仁美「そんな幸せそうな顔をするなんて、
    あの短時間に2人の間に一体何が……はっ!まさか……!」

さやか「いや、何考えてんのか大体わかるけどそりゃねーわ流石に。
    で?何があったの?別に内緒の話ってんなら言わなくても良いけどさ」

まどか「あ、えっとね……ほ、ほむらちゃんに、友達になって欲しいって、お願いされちゃった……」

ほむちゃん!

やったーほむらちゃん^^

>>71
真似られて正直どう思う?

さやか「へぇ~……って、あんたあの子と知り合いじゃなかったの!?」

まどか「う、うん。初対面」

仁美「今朝のあの方の様子から、てっきりまどかさんとは既にお知り合いなのかと……」

さやか「まどかが忘れてるだけじゃないのー?」

まどか「そんなはずは……そうなのかな?」

さやか「もし本当に初対面だったら相当変わってる子だよね、その子。
    変な子に目ぇ付けられちゃったね、あははっ!」

まどか「そ、そんなことないよぉ!ほむらちゃん、とっても良い子そうだもん!」

さやか「ふーん。まー、あたしも悪い子とは思っちゃいないけどさ」

仁美「はっ……もしかしてやっぱり、まどかさんに一目惚れ……!」

さやか「いや、だからそりゃねーわ流石に」

ほむらちゃん`へ´

ほむちゃん!

昼休み

ほむら『さぁ、行きなさい』

弱ほむ『は、はい……!』

弱ほむ「あ、あの、鹿目さん!」

まどか「ほむらちゃん。どうしたの?」

弱ほむ「そ、その!良かったら、一緒にお昼を……」

さやか「まーどかー!屋上行こー!」

弱ほむ「っ!」

さやか「ん?転校生の……どうした?また何かまどかに用事?」

弱ほむ「え、えっと、その、あの……」

ほむちゃん!

ほむらちゃんがんばって!

ほむら『何を戸惑っているの。美樹さやかはまどかの親友。居て当たり前でしょう?』

弱ほむ『だ、だって……私、美樹さんとあんまり話したことない……』

さやか「……?用がないんなら行っちゃうよ?
    ほらまどか、行こっ!あたしお腹空いちゃったよー」

まどか「えっ?で、でも……」

弱ほむ「……ごめんなさい。なんでも、ないです……」

ほむら『……あなたって子は』

まどか「……ねぇ、ほむらちゃん!良かったら、一緒にお昼ご飯食べない?」

ほむら『!』

弱ほむ「えっ……い、良いの……?」

まどか「もっちろん!ね、良いでしょ?さやかちゃん」

さやか「へっ?うん、別に良いけど」

ほむちゃん!

浦安知らんのか

ほむらちゃん(^^)

>>81
何誤爆してんだよwwwww




さやか「なぁーんだもう!暁美さんも一緒にご飯食べたかったんならそう言えば良いのに!」

弱ほむ「え、っと……ご、ごめんなさい……」

さやか「っと、そっか。そういやあんた、まどかと友達になったんだった。
    暁美さんも一緒に誘ってあげりゃ良かったのよね。
    気付かなかったあたしも悪かったわ、ごめんごめん!」

弱ほむ「あ、いえ……」

さやか「……なんかさー。あたしへの態度だけ、まどかと違わない?
    ものすごーく壁を感じるんですけど?」

弱ほむ「えっ、あ、いや、そ、そんなつもりじゃ……!」

さやか「ふむ……やっぱあれ?まどかが忘れてるだけで、実は本当に知り合いだったとか?」

弱ほむ「いえ、そういう、わけじゃ……」

さやか「?知り合いじゃなかったんだ。なのに今朝はまどかに一直線に?
    暁美さーん……あんた、人から変わってるって言われない?」

ほむらちゃん゛(`ヘ´#)

ほむちゃん!

弱ほむ「あ、あの、その……」

まどか「さやかちゃん、もうそのくらいで……」

さやか「だーってさ、いきなりかましてくれちゃってるんだもん!
    ただでさえ美人なのに、初っ端からあんな挨拶!目立ちまくりったらありゃしない!」

弱ほむ「び、美人……!?そ、そんな……」

さやか「仁美じゃないけど、まさかマジでまどかが運命の人だなんて言うんじゃないでしょうねー!
    暁美ほむらと鹿目まどかは、前世では恋人同士だったのだ……なんて!
    くーっ!転校初日からキャラ立ちしてくるとは、なかなかやるじゃん、転校生!」

弱ほむ「?……?あ、ありがとう、ございます……?」

ほむら『面倒くさい……』

さやか「あ、っと。いっけない!あたし、昼休み先生に用事頼まれてるんだった!
    それじゃあたし先に戻ってるね!じゃあね、まどか、ほむら!」

弱ほむ「えっ……?」

は?

ほむちゃん!

さやか「むっ?何よその顔ー。まどかは良いのに、あたしには名前で呼ばれたくないっての?」

弱ほむ「あ、いや、そういうわけじゃ……ちょっと、びっくりしちゃって……」

さやか「友達の友達は友達!でしょ?それじゃ改めて、じゃあね、ほむら!」

弱ほむ「あ……う、うん。じゃあね……」

まどか「……さやかちゃん……なんだかいつもより賑やかだったような……」

弱ほむ「……ふぅ」

まどか「ごめんね。ほむらちゃん、退院したばっかりなのに騒がしくしちゃって。疲れちゃった?」

弱ほむ「あ、ううん……大丈夫。ちょっと、こんなに賑やかだったの、久し振りだったから……。
    ……でも、楽しかったかも。美樹さんって、面白い人だね」

まどか「えへへ、今日は特に、お友達が増えてはしゃいじゃってるのかも」

弱ほむ「……そうなんだ、お友達、か……えへへ」

ほむら『(……美樹さやかと、友達、か……)』

妊娠する話かと思った
訴訟も辞さない

ほむちゃん!

ほむらちゃん(*^^*)

放課後

まどか「ほむらちゃーん、一緒に帰ろう?」

弱ほむ「あ……うん!」

さやか「たーだーし、寄り道してもらうよ?良い喫茶店があるんだ!」

まどか「それに、仁美ちゃんも一緒にお喋りしたいしね」

弱ほむ「あ……志筑さん……」

仁美「初めてお話しますわね、暁美さん?これから、よろしくお願い致しますわ」

弱ほむ「は、はい……よろしく、お願い致します……」

さやか「あははは!ほむらまで丁寧口調になってるよー!」

まどか「さやかちゃん、あんまり笑っちゃ駄目だよっ」

仁美「そうですわよ、さやかさん。暁美さん?あまり気になさらないでくださいね?」

弱ほむ「は、はい……」

ほむちゃん!

ほむらちゃん( ^-^)_旦""




まどか「……それでね、その時さやかちゃんったら……」

弱ほむ「ふふっ……美樹さんって、面白い方なんですね……」

仁美「でしょう?ふふっ」

さやか「なによ2人して。もしかして、馬鹿にしてるでしょー?」

弱ほむ「あっ、ううん、そんなこと……」

ほむら『……お喋りも良いけど、まどかの様子には注意して』

弱ほむ『は、はいっ?』

ほむら『早ければ、そろそろよ……あいつが、キュゥべえが、まどかに接触してくる』

弱ほむ『あっ……!そ、そうですね……!』

ほむら『こうして一般人が周りに居るうちは安心だけど、
    まどかが人気のない場所に行かないように、注意して』

弱ほむ『わかりました……!』

ほむらちゃん連呼の人のまねして楽しいの?

ほむちゃん!

んー

じゃあ、俺がやめるか。いつも通り普通に支援するほうに回るよ




まどか「それじゃ、仁美ちゃんまたねー」

さやか「お稽古、がんばってくれたまえー」

仁美「えぇ、それではみなさん、ごきげんよう」

ほむら「ご、ごきげんよう……」

さやか「あはっ、またお嬢様口調になってる!」

まどか「もう、さやかちゃ……」

 【助けて……】

まどか「えっ……?」

さやか「まどか?どうしたの?」

まどか「さ、さやかちゃん、今何か……」

 【助けて……!】

⑩ ?

ほむちゃん!

>>104
お前はそれでいいのか!

>>104
お前がやめる必要は全くないが
まぁやめた方が無難ではあるな。乙

QBくたばれ

>>108
2人変なのいたら嫌でしょ?ほむらちゃんがかわいけりゃいいーんだよ

>>111
どっちでもいいんだけどね

まどか「ほ、ほらまた!」

ほむら『ッ……!』

弱ほむ『鹿目さん……これって、もしかして……!』

さやか「だ、だからぁ、何がどうしたってのよ?」

まどか「誰か、呼んでる……助けてって……!」

ほむら『助けを……!?使い魔に襲われたふりでもして、結界に誘い込む気ね……!
    キュゥべえ、卑怯な真似を……!』

弱ほむ『ど、どうすれば……!』

ほむら『まどかを止めて!どんな手を使っても良い、
    今はとにかく、まどかを引き止めることが最優先……!』

ほむちゃん!

⑪ 私抜けるよ

変なのって自分で思ってるなら何故やるのか
レス間隔が長い訳でも無いのに

⑫ 251までさがってまった。

>>116
真似する奴が増えたらそりゃ余計変になりますわな
一人だけでよかったものを、ね

まぁただでさえまどかSSは変なの多いんだから、今更どうでもいいけどね

251ならまだ問題ない

真似して人気になろうとでも思ってんのか

このSSつまんねえわ
そもそも何でVIPでやるんだよ出てけよ

弱ほむ『鹿目さんを止める……でも、どうやって……そ、そうだ……!』

まどか「わ、私、行かなきゃ!」

さやか「何言ってんのよ、あたしには何にも聞こえないよ!気のせいじゃないの?」

まどか「そ、そんなはず……だって、さっきからずっと……!」

弱ほむ「た、助けて……!くっ……苦しいっ……!」

まどか「えっ……!?」

まどか「ほ、ほむらちゃん!?」

弱ほむ「あっ……ぅ……い、痛いっ……痛いっ……!」

ほむちゃん!

しえん

ふむ

ふむふむ

演技派

支援

>>123
お前何個のスレに書き込んでるんだよ・・・
しかもほぼ同時進行って・・・

キチガイスクリプトもどきの方が残ってしまったか…邪魔だな

おい>>1も心臓痛めたか

キチガイもスクリプトもNGでスッキリだろ

>>123
池沼

ほむら『……!あなた、まさか……!……考えたわね』

さやか「ちょ、ちょっと!?どうしたの!?胸なんか押さえて……!」

まどか「も、もしかして、心臓の病気が……!?」

弱ほむ「苦しいよぉ……痛い、よぉ……!」

さやか「あ、あわわわわ……!ま、まどか!救急車!救急車呼んで!」

まどか「え、あっ、うん!」

弱ほむ「あっ……だ、大丈夫、治った、から……。ちょっとした発作が……」

まどか「だ、大丈夫なわけないよ!あんなに苦しんでたのに!」

弱ほむ「あ、いえ……よくあることだから、大丈夫……」

さやか「余計大丈夫じゃないよ!」

ほむちゃん!

shen

さるったなら他のスレにかきこむといい

弱ほむ「あの、本当にもう……」

まどか「じゃあせめて、病院で診てもらおうよ!大丈夫?歩ける?」

さやか「ほら、肩貸してやるから。掴まって!」

弱ほむ「あ、そんな……!1人で歩けますから……!」

さやか「遠慮すんなって!よい、っしょっと。ほら、行くよ!」

弱ほむ「あ、ありがとう、ございます……」

弱ほむ『……これで、良かったんですよね?』

ほむら『まさか、演技をしてまどかを引き止めるなんて……。
    確かに目の前で友達が苦しんでいれば、そちらを優先するでしょうね。
    あなた……見かけによらず計算高いのね』

弱ほむ『そ、そこまで考えてたわけじゃ……!それに、あなたも人のことは……』

ほむら『……そうね。あなたは、私だものね。
    それにしても流石、つい最近まで入院してただけあってリアリティがあったわ』

弱ほむ『最近まで入院してたのはあなたも同じじゃ……』

ほむら『体感時間の差よ。もう、発作の苦しみなんて忘れてしまったもの』

ほむちゃん!




マミ「もう、キュゥべえ?気をつけなきゃ駄目でしょ?
  結界に飲み込まれるなんて、私が通りかからなかったらどうなってたか……」

QB「ごめんね、マミ。でもまさか君に助けられるなんて、思ってもみなかったよ」

マミ「当然でしょう?すごく探したんだから。友達が居なくなったら心配するもの」

QB「そうか、ありがとう」

マミ「ふふっ、どういたしまして」

QB「……それより、マミ。1つ報告しておきたいことがあるんだ」

マミ「あら、なぁに?突然改まって」

QB「新しい魔法少女候補の話さ」

ほむちゃん!

支援

ほむホーム

ほむら『今日はお疲れ様。どうだった?久し振りの学校は』

弱ほむ「あ、はい……あの……すごく、楽しかったです。
    その……鹿目さんや、美樹さん、志筑さんとも、お友達になれて……。
    まさか、あんなに一度に、友達ができるなんて……」

ほむら『……そう言えば、言っておかないといけないことがあるわ』

弱ほむ「……?』

ほむら『美樹さやかも、魔法少女の素質を持っている』

弱ほむ「えっ……!じゃ、じゃあ、美樹さんも魔法少女に……!?」

ほむら『放っておけば、高い確率で。そして高い確率で……あの子は魔女化する』

ほむちゃん!

弱ほむ「っ……美樹さんが、魔女に……!?そんな……だったら、絶対止めないと……!」

ほむら『えぇ。あの子を魔法少女にするわけにはいかないわ。私たちの目的の障害になる』

弱ほむ「……障、害……?」

ほむら『美樹さやかを元の人間に戻すために、まどかが契約してしまうのよ。
    だから、まどかを救うためには、その障害を取り除かなければならない』

弱ほむ「……っ」

ほむら『美樹さやかと親しくなったのは正解かもね。
    そうすれば、あの子の監視もずっとやりやすくなる』

弱ほむ「……そう、ですね。友達になれば、監視をしやすく……」

ほむちゃん!

支援

このほむら何もわかってなくね?

学校、昼休み

さやか「さー、お昼だお昼だー!」

まどか「あはは、さやかちゃんってば。授業中、お腹ぐーぐー鳴ってたもんね」

さやか「げっ!聞こえてた?ま、まさかほむらのとこまでは聞こえてないよねー……?」

弱ほむ「あ、あの……聞こえてました」

さやか「がーん!それって教室中に響き渡ってたってことじゃん!なんで教えてくれなかったのよー!」

まどか「だって、さやかちゃん寝てたし……」

さやか「あたしって、ほんとバカ……」

女生徒「ねぇ、鹿目さんと美樹さん。なんか3年生の先輩が呼んでるよ?」

まどか「へっ?3年生の先輩?」

さやか「なんだろ?」

弱ほむ「……もしかして……!」

ほむら『っ……キュゥべえ、余計なことを……』

弱ほむちゃんは本気で仲良くなりたそうだが
ほむらちゃんはまだそんな風じゃない感じね

ほむちゃん!

マミ「こんにちは、鹿目まどかさんに、美樹さやかさんね?」

ほむら『(……やっぱり)』

まどか「は、はい。そうですけど……」

さやか「えっと……まどか、知り合い?」

マミ「あら、ごめんなさい。自己紹介がまだだったわね。私は3年生の、」

弱ほむ「巴さんっ……!」

マミ「えっ?」

ほむら『ッ……あなた、また……!』

弱ほむ「あっ……」

ほむちゃん!

まどか「なんだ、ほむらちゃんの知り合いだったんだね」

弱ほむ「え、えっと……」

マミ「……ごめんなさい、どこかで会ったかしら……?」

さやか「ま……まさか、またまどかの時みたいに……!どこまでキャラ立てすりゃ気が済むのよ!」

マミ「……?」

さやか「あー、ごめんなさい。この子ちょっと変わってて、
    初対面の人には大体こうなんで……あんまり気にしないでください」

まどか「それより、話って言うのは……?」

マミ「あぁ、そうだったわね。えっと、あなたは……」

弱ほむ「あ、暁美、ほむらです」

マミ「暁美さんね。ごめんなさい……鹿目さんと美樹さんと、3人で話がしたいの。
   ちょっとだけ2人を借りても良い?」

弱ほむ【……もしかして、魔法少女の話ですか……?】

マミ「っ!?」

マミ「あなた……!」

弱ほむ【わ、私は、2人を巻きこむのは反対です……!】

マミ「……!」

まどか「……あの……?」

さやか「先輩?」

マミ「……ごめんなさい。私から訪ねておいて申しわけないんだけど……
  私、暁美さんと大事なお話があるんだったわ」

まどか「へっ?」

マミ「それじゃ、突然ごめんなさいね。……さ、行きましょう」

弱ほむ「その……ふ、2人ともごめんね!ま、また後で……!」

まどか「な……なんだったんだろ?」

さやか「……あの先輩も変な人なのかなぁ?」

ほむらちゃんつよい

へむ

ここはあえて弱ほむちゃんに任せてみよう




マミ「……まさか、同じ中学に魔法少女が転校してきたなんてね……。
   キュゥべえったら、どうせならそっちの方を教えてくれれば良かったのに」

弱ほむ「…………」

マミ「?なぁに?私の顔じっと見て……」

弱ほむ「あ、いえ……なんでもないです」

巴さんだ……元気なままの、巴さんだ……。
前と一緒の、優しそうな、巴さんだ……。

弱ほむ「……えへへ……」

マミ(……美樹さんの言う通り、変わった子みたいね)

ほむら『(私って、こんなに駄目な子だったかしら……)』

ほむちゃん!

むしろ現ほむらのほうがダメっぽい

マミ「ところで……どうして私のことを知ってたの?
   私の名前もだけど、どうして魔法少女だって……」

弱ほむ「あ、その、えっと……」

ほむら『(……当然、そう来るわよね)』

弱ほむ「キュ……キュゥべえから聞いたんです!」

マミ「あら、そうなの?暁美さんには私のことを教えといて、私には何も言ってくれないなんて……」

弱ほむ「あ、え、えーっと!どうだったかな……!もしかしたら、前の町で噂を聞いたのかも……」

マミ「うーん……噂になるようなことはしてないつもりだけどな……」

弱ほむ「あ、あのあの、えっと……」

マミ「……まぁ良いわ。どこかで聞いたけど思い出せないなんて、よくあることだものね」

弱ほむ「あ、は、はい……」

マミ「……それで?あなたはこれからどうする気?」

ほむちゃん!

初代でドワーフがレヒカフ沼にいると書いてあるけど、どこにいますか?
ググったらバソリモ村の左って載ってるけど村の左って柵で行けないです。

弱ほむ「ど、どうすると言うのは……?」

マミ「……この町の縄張りを私から奪うつもりなのかどうか、そう訊いてるの」

弱ほむ「っ……!」

ほむら『……相変わらず、敵意剥き出しね。まぁ、仕方ないことだけど……』

弱ほむ「そっ、そんな……違います!私は、巴さんと一緒に……」

マミ「……一緒に?」

弱ほむ「い、一緒に、戦いたい……と……思ってます……!」

マミ「……!……本当に……!?」

弱ほむ「だ、駄目、ですか……?やっぱり、私なんかじゃ……」

マミ「……駄目なんかじゃない。すごく、嬉しい……!」

ほむら『……!』

弱ほむ「じゃ、じゃあ……!」

マミ「もちろん、大歓迎よ!これからよろしくね、暁美さん!」

弱ほむ「……!は、はい!」

ほむら『(こんなに、あっさり……)』

ほむちゃん!

今のがあほむらちゃんだな

中の方が先に擦り切れそうだな




マミ「それじゃ、暁美さん。また放課後ね」

弱ほむ「は、はい……」

ほむら『まさかこうも簡単に、巴マミと協力関係になるなんて。
    あの時、キュゥべえを攻撃しなかったのが良かったみたいね』

弱ほむ「そう、なんですか……?」

ほむら『えぇ、今まではキュゥべえの阻止を最優先に考えていたから……。
    そのおかげで、あいつと仲の良い巴マミとの関係は、あまり良好じゃなかったわ』

弱ほむ「でも、今回は巴さんとコンビになれました……!」

ほむら『そうね。これで、ワルプルギスの夜に向けての戦力を1つ確保できた』

弱ほむ「……!」

ほむら『……どうかした?』

弱ほむ「あの……巴さん……“戦力”、なんですか……?」

ほむら『……?どういう意味かしら』

弱ほむ「……いえ、なんでも、ないです……」

ほむちゃん!

放課後、下校中

さやか「それにしても、昼間の先輩、なんだったんだろうねー」

まどか「うーん……わかんない……」

さやか「ほむらは何の話してたか教えてくれないし、今日も用事があるって先に帰っちゃうしさ……」

 「彼女たちのことがそんなに気になるかい?」

さやか「へっ?まどか、今何か言った?」

まどか「わ、わたしじゃないよ。どこからか、声が……」

 「ここだよ、ここ」

まどか「……!さやかちゃん、あそこ!」

さやか「な、なに……?白い……ぬいぐるみ?」

QB「初めまして、僕の名前はキュゥべえ!」

女主人公だと告白イベント間に挟むおかげで
ラスボス近辺の某イベントに萌える
男主人公でもクラスメイトに○○するなんてできない
と燃える展開なんだがなw

ほむちゃん!

巴チョロミさん

直接会いに来たか

まどか「ぬ、ぬいぐるみが喋った……!?」

さやか「きもっ!」

QB「酷い言われようだなぁ。それに、僕はぬいぐるみなんかじゃないよ。れっきとした生き物だ」

まどか「ね、ねぇ、さやかちゃん……これ、夢じゃないよね……?」

さやか「う、うん……たぶん……」

QB「紛れもない現実だよ。僕は君たちにお願いがあってきたんだ」

まどか「お、お願い……?」

QB「僕と契約して、魔法少女に」

弱ほむ「そ、その必要はありません!」

まどか「っ!ほむらちゃん!?」

マミ「もう、キュゥべえ?そういうのはあまり関心しないな」

さやか「それに、昼間の先輩まで……どういうこと……!?」

ほむちゃん!

QB「そう言われても、マミ。素質を持つ子を勧誘するのが僕の務めだよ」

マミ「でも、この町にはもう2人も魔法少女が居るのよ?
   これ以上無理に増やす必要なんて無いと思わない?
   まぁ……この子たちに、どうしても叶えたい願い事があるというのなら話は別だけど……」

さやか「あ、あの、すみません!ちょっとあたしたち混乱しちゃってるんですけど……」

マミ「あ、ごめんなさい。そうね……ここまできて何も話さないっていうのも、
  隠し事してるみたいであまり良い気分じゃないし……。
  説明だけでもしてあげた方が良いかしら。暁美さん、どう思う?」

弱ほむ『ど、どうしましょう……?』

ほむら『……ここでごまかしても、いずれはキュゥべえによって全て話されるでしょう』

ジャスミンだね、結構可愛かったよ
というか最初からすでにジャスミンは可愛い
個人差があるがろうからあまり言わないけど、自分は一週目光女主でそのイベント見てショックで一ヶ月くらい放置した
カフェラテにドン引きですよ……。火の星グミ取得イベの炎球もトラウマだったけれども
どうせならチャイがよかったなぁ

ほむら『それならむしろ、あいつが余計なことを言い出す前に私たちの口から説明してしまった方が……』

弱ほむ「……そう、ですね。それじゃ、説明だけ……」

マミ「決まりね。ねぇ、2人とも」

まどか「は、はいっ」

マミ「ここで立ち話って言うのもなんだし、今から私の家に来ない?
   美味しいお茶とケーキでも食べながら、ね?」

さやか「……まどか、行こ」

まどか「う……うん」

弱ほむ「…………」

QB(……暁美ほむら……この子は一体……?)

ID:fqfNf5RA0
こいつなんなの?

師匠から聞いた話だ…

両方とも「クソッ!」や「畜生!」という意味ですが、
強さで言うと
damn it! < shit!
ですね。

釣りじゃ無いんだぜ?

長い事いる先生に聞いたら愛ちゃんのお兄ちゃんは今中学生だそうだ。
名前は茂(シゲル)君。ポケ○ンか?ポケ○ンなのか?
普通の名前だが勘繰ってしまうよ…




マミ「どうぞ、召し上がれ」

さやか「わ……すごく美味しい……!」

まどか「紅茶も、ケーキも、美味しいです……!」

マミ「そう、良かった。……それじゃ、早速本題に入っても良い?」

まどか「っ……は、はい」

マミ「一応確認するけど……あなたたち、この子の姿が見えるのよね?」

QB「彼女たちには素質があるって昨日言ったじゃないか。僕を疑っているのかい?」

マミ「ごめんね、一応ね」

まどか「あの……はい、見えてます」

さやか「でも、見えてるからって、それが……?」

マミ「……それじゃ、説明するわね。“魔法少女”について」

ほむちゃん!




マミ「……信じてもらえたかしら?」

まどか「……えっと……」

さやか「……正直、あんまり実感ないって言うか……」

QB「でも、現に君たちの理解を超えた存在がこうして目の前に居るじゃないか。
  僕の姿を目の当たりにしても、まだ信じられないというのかい?」

まどか「そ、それは……」

マミ「まぁ……仕方ないわね。
  魔女なんか今まで見たこともないのに、そんなのが周りに居るなんて言われても……」

弱ほむ「……信じられないのなら、信じないままでも良いの。
    だって、私はあなたたちには、契約なんてして欲しくないから……」

QB「……。だったら、こういうのはどうだい?2人とも、マミの魔法少女退治に付き合うというのは」

ほむら『っ……!こいつ……!』

ほむちゃん!

へむ

マミ「えっ?でもキュゥべえ、それは……」

弱ほむ「だ……駄目ですっ……!そんな、2人を危険に巻き込むようなこと……!」

QB「2人に魔法少女と魔女の存在を信じさせるには、これが一番効率的だと思うけどな」

マミ「……いいえ、駄目よキュゥべえ。暁美さんの言う通り。2人を巻き込むようなこと、できないわ」

弱ほむ「巴さん……!」

マミ「信じられないなら信じられないままで良い。
   ……本当に叶えたい願い事があるなら、半信半疑でもすがりたくなるはず。
   信じられないってことは、今のままで不自由してないっていうことでしょ?だったら、それが一番だものね」

さやか「あの……」

マミ「ごめんね、おかしな話を聞かせちゃって。今日はもう遅いから、帰った方が良いわ」

まどか「……いえ、こちらこそ、ごめんなさい……お茶とケーキまでご馳走になったのに……」

マミ「ううん、気にしないで。じゃあね、気を付けてね」

支援

ほむちゃん!

帰り道

さやか「……ねぇ、まどかはさ。どう思う……?」

まどか「……わたしは……嘘、ついてるようには……」

さやか「うーん……だよねぇ。本当に冗談みたいな話だけど、あそこまで真剣に話されるとなぁ……」

まどか「……うん……」

さやか「もしさ、あの話が全部本当だったとして……まどかは何か叶えたい願い事とかあるの?」

まどか「わたしは……うーん……」

さやか「やっぱそっかぁ……。意外とないもんだよねぇ、命がけで叶えたい願い事ってさ」

ほむちゃん!

ほむらちゃん妊娠スレかと思ったら違った
よくも裏切ったな!!!!!

よし、続けろ

わっふるわっふる




マミ「ティロ・フィナーレ!」

弱ほむ「……!やっぱり、すごい……」

マミ「ふぅ……終わったわね。お疲れ様、暁美さん」

弱ほむ「は、はい……お疲れ様です……!」

マミ「それにしても暁美さんが拳銃を使うなんてちょっと意外だったわ。
   ちょっとイメージと違うって言うか……」

弱ほむ「ですよね……私も、そう思います……」

ほむら『そうかしら。でも今からそんなことを言っては居られないわよ。
    今はまだあの程度の拳銃の使い方しか教えられてないけど、
    あなたにはこれからもっと大型の重火器も扱えるようになってもらわないと』

弱ほむ『は、はいぃ……』

マミ「拳銃もだけど……あの不思議な魔法。瞬間移動か何かかしら?」

弱ほむ「あ、えっと……はい。そんな、ところです」

マミ「そう……。とにかくこれから、コンビネーションの練習もしなくちゃね!
   瞬間移動と組み合わせた戦法なんて考えたことなかったから難しいとは思うけれど、
   その分やりがいがあるわ。2人で頑張りましょう!」

弱ほむ「は、はい……!」

マミ「それじゃこんな時間だし、今日はこのくらいにしておきましょうか。ゆっくり休んでね」

弱ほむ「あ、はい……お休みなさい」

マミ「えぇ、おやすみ。また明日ね」

ほむちゃん!

弱酸性ほむら




QB「お疲れ、マミ。どうだい?彼女は」

マミ「暁美さんのこと?ちょっと大人しいけれど、とっても良い子よ。
   戦い方もまだぎこちないけれど、これからもっと強くなると思う。
   2人でのコンビネーションも上手く行けば、きっと良い魔法少女コンビになれるわ!」

QB「ずいぶん張り切っているね。でも、忘れたわけじゃないだろう?
   かつて君にもパートナーが居たことを。そしてその結末を」

マミ「……今度は、きっと大丈夫。暁美さん、とっても優しくて良い子だもの。
   私の考えにも賛同してくれてるみたいだし」

QB「本当にそう言いきれるのかい?」

マミ「……どういうこと?」

QB「暁美ほむら。彼女には謎が多すぎる。まず、僕には彼女と契約した覚えがないんだ」

>>5の発想は俺が大事に温めておく

ほむちゃん!

マミ「えっ……?それって、キュゥべえと契約する以外にも魔法少女になる方法があるってこと?」

QB「僕の知る限りでは、無いね。とにかく、マミもあまり油断しない方が良いよ」

マミ「……暁美さんが私を騙して、縄張りを奪い取ろうとしている、ということ?」

QB「可能性の話だけどね」

マミ「それはきっとないわ。だって、確かにあの子にはちょっと分からないことがあるけど……。
   あの様子は間違いなく魔法少女になりたての、戦い慣れてない女の子だもの。
   そんな子が、誰かの縄張りを奪おうとするなんて、考えられない」

QB「……とにかく、用心しすぎるということはない。僕が言いたいのはそれだけだ」

マミ「心配してくれてありがとう、キュゥべえ。一応、心に留めておくわね」

QB「そうしてくれるとありがたいよ」

ほむちゃん!

翌日、放課後

弱ほむ「え、えい!えい!」

使い魔「ギャァァアアァアア……!」

弱ほむ「……お、終わった……?良かったぁ……」

マミ「すごいわ、暁美さん。今日は昨日よりずっと上手に戦えてたわよ」

弱ほむ「ほ、本当ですか……?ありがとうございます……!」

マミ「……ちなみに、魔女と戦った経験はどのくらいあるの?」

弱ほむ「えっ……と……。実は、まだ、全然……」

マミ「……だよね。うん、だったら良いの。ごめんね、変なこと訊いて」

弱ほむ「……?いえ……」

ほむら『…………』

ほむちゃん!

QB「イザナミだ」

ほむホーム

弱ほむ「今日の巴さん、なんだかちょっと変だったような……」

ほむら『たぶん、キュゥべえに何か吹き込まれたんでしょうね』

弱ほむ「何かって……?」

ほむら『暁美ほむらを信用してはいけないとか、そんなところでしょう……』

弱ほむ「えっ、そんな……!」

ほむら『そうは言っても、疑念という程の感情を巴マミが抱いているわけではなさそうだし。
    この調子であなたが彼女と共闘し続ければ、またすぐに信用が戻るわよ』

弱ほむ「だったら、良いんですけど……」

ほむら『……休憩は終わり。説明を続けるわよ。良い?閃光弾と手榴弾は……』

ほむちゃん!

うむ

学校、放課後

まどか「さやかちゃん、帰ろ!」

さやか「ごめーんみんな。あたし今日、日直なんだ……先、帰っててくんない?」

まどか「そうなの?だったら待ってるよ!仁美ちゃんはお稽古があるって先に帰っちゃったし」

弱ほむ「私も、待つから……」

さやか「いや、悪いよ。日直終わったら、あたし病院行くつもりだし……」

まどか「あ、上条くんの……。うーん、そっか……ほむらちゃん、どうする?」

ほむら『上条恭介のお見舞いね……丁度良いわ。美樹さやかに付いて行きましょう』

弱ほむ『えっ……でも私、上条くんのこと、よく知らない……』

しかし、もしことが解決したら、かなり問題が出そうだな、2in1は

ほむら「俺、参上!」

ほむちゃん!

マミさんのデカパイ揉みたい

ほむら『そんなことを言ってる場合じゃないでしょう。美樹さやかの監視のためよ』

弱ほむ『は……はい……』

弱ほむ「えっと……私も、病院に付いて行っても良い、かな……?」

さやか「へっ?別に良いけど……あんた恭介のこと知ってるの?」

弱ほむ「えっと……知らないから、転校生として、挨拶に行っておこうかな……って」

まどか「そう言えばそうだね……ほむらちゃんが行っても大丈夫?さやかちゃん」

さやか「なっ、何が?何が大丈夫って?」

まどか「え?だって、2人っきりの方が良いんじゃ……」

さやか「な、なーに言ってんのよ!お、大勢の方が賑やかで良いに決まってるでしょお!?」

弱ほむ「……?」

さやか「なんならまどかも付いて来なよ!ごめんね!さっさと仕事終わらせちゃうからさ!
    その後、みんなで恭介のお見舞いに行こー!恭介、きっと喜ぶぞー!」

まどか「さやかちゃん……」

ほむら『(これでバレてないと思えてるのがこの子らしいわね。こんなの、誰がどう見ても……)』

弱ほむ『美樹さん、本当に賑やかなのが好きなんですね。あんなに楽しそうに……』

ほむら『…………』

あああああああ

ほむちゃん!

ワロス




さやか「いやーごめんごめん、すっかり遅くなっちゃったよ。面会時間、まだ間に合うかな」

弱ほむ「ぎりぎり……間に合わないかも」

まどか「あれ、ほむらちゃん面会時間知って……あ、そっか。入院してたんだもんね」

さやか「さて、病院に到着……したは良いものの。うーん……時間微妙だなぁ。
    これじゃ、本当にほむらが挨拶しただけで終わっちゃうよ」

まどか「でも、せっかく来たんだし挨拶だけでも……」

弱ほむ「ッ!?」

ほむら『ッ……この反応……!』

弱ほむ『そんな……病院に、魔女だなんて……!』

ほむら『(……まずい……!)』

純粋だな

ほむちゃん!

まどか「ほむらちゃん?どうしたの……?」

ほむら「……今日はもう時間もないみたいだから、帰った方が良いと思うわ」

さやか「え?でも、せっかく待ってくれたのに……」

まどか「良いの?ほむらちゃん」

ほむら「えぇ、大丈夫。だから早く帰りましょう。日も暮れそうだし、暗くなったら危ないもの」

さやか「うーん……そうだね。
    どうせなら、挨拶のあとも色々話せた方が良いだろうし。また今度にしよっか」

ほむら「それじゃ、私の家はあっちだから。さようなら!」

まどか「あっ……行っちゃった。……変なほむらちゃん」

さやか「何か焦ってたみたいだし、急用でも思い出したんじゃないの?
    ま、仕方ないね。あたしたちも帰ろっか」

へむ

ほむちゃん!

チーズ忘れんなよ~

ほむら「……まどかたちは帰ったわね。それじゃ、行くわよ」

弱ほむ『は、はい……でも、どうして急に代わって欲しいなんて……』

ほむら「……巴マミが危ないわ」

弱ほむ『え……!?』

ほむら「あなたはまだ見たことがないでしょうけど……。巴マミはこの結界の主に負けるわ」

弱ほむ『っ……!そ、そんな……!あの巴さんがまさか……!』

ほむら「相性が最悪なのよ。しかも……さっきこの結界内から巴マミの魔力反応を感じた……!」

弱ほむ『じゃ、じゃあもう、この中で戦って……!?は、早く助けないと!』

ほむら「えぇ。こんなところで巴マミに死なれるわけにはいかない……!
    彼女を欠いては、ワルプルギスの夜に勝つ可能性が……絶対に、助けるわよ……!」

弱ほむ『っ……』

ほむ

へむへむ

ほむら「着いた、ここが最深部……!ッ!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

弱ほむ『巴さん!良かった……これで勝っ……』

ほむら「駄目!まだ終わってない!」

マミ「…………え」

弱ほむ『(そんな、魔女の中から、もう一体……!?)』

ほむら「ッ……!」

 カチッ

マミ「っ……あ、あれ……?わ、私……生き、てる……?」

ほむら「…………」

マミ「あ、暁美、さん……!?」

弱ほむ『ま、間に合った……』

ほむら『この魔女は、あなたには荷が重い。
私が相手をするわ。よく見てなさい、お手本を見せてあげるから』

弱ほむ『は、はいっ……!』




ほむら「……終わったわね」

マミ「す……すごい……」

ほむら「…………」

マミ「あ、暁美さん、あなた……そんなに……!」

弱ほむ「と、巴さぁあん……!」

マミ「……え?」

弱ほむ「間に合って、良かった……私、巴さんが……し死んじゃうかも、って……!」

マミ「私の、ために……?」

弱ほむ「良かった、良かったぁ、巴さぁん……!」

マミ「……ごめんね、ありがとう、暁美さん」

シャルロッテ「お前の攻撃は素晴らしかったタイミングも戦術も!だが、しかし、まるで全然!この俺を倒すには程遠いんだよねぇ!」

シャルちゃんかわいい

ほむらも強さと人格のギャップ シャルロッテと似てるな

弱ほむ「……ぐすっ……」

マミ「落ち着いた?」

弱ほむ「は、はい……ありがとうございます……」

マミ「ふふっ……もう、これじゃどっちが助けられたのか分からないわね。
   お礼を言うのはこっちの方。改めて、本当にありがとう、暁美さん」

弱ほむ「巴さん……」

マミ「それから……ごめんね。せっかくコンビを組んだのに、勝手なことしちゃって……」

弱ほむ「い、いえ、そんなこと……!」

マミ「私ね……実は暁美さんのこと、ちゃんと信用しきれてなかったの……。
   暁美さんみたいな子がそんな……そんなはずないって分かってても、どうしても……」

弱ほむ「……仕方、ありません……。
    縄張りを横取りしようとする子は、多いって聞きます……。で、でも私は……!」

マミ「うん、大丈夫。暁美さんは、そんな子じゃないわ。
   あなたを信じなかった私が駄目な子だったの。
   ……改めて、これからよろしくね、暁美さん!」

弱ほむ「は、はいっ!」

マミ「そうだ、私、暁美さんにきちんとお礼しなくちゃね!暁美さん、週末に何か予定はある?」

弱ほむ「?いえ、特には……」

マミ「良かったぁ。だったら、お茶会を開きましょう!
   私と暁美さんの、魔法少女コンビ結成記念パーティよ!
   助けてもらったお礼も兼ねて、うんとおもてなしするわね!」

弱ほむ「えっ?そ、そんな、お礼だなんて……」

ほむら『良いじゃない、行ってくれば。断る理由もないでしょう?』

弱ほむ「…………」

マミ「遠慮なんてしないで、ね?」

弱ほむ「あの、それじゃ……良いですか?お言葉に甘えても……」

マミ「もちろん!それじゃ、時間なんかはまた連絡するわね!」

弱ほむ「はい、お願いします……」




ほむら『危ないところだったわね……でも、良かった。巴マミを救えて』

弱ほむ「…………」

ほむら『……どうしたの?』

弱ほむ「あ、あの……ちょっと、訊いても良いですか……」

ほむら『何かしら』

弱ほむ「巴さんを助けたのは……どうして、ですか?」

ほむら『……?彼女に死んで欲しくなかったからに決まってるじゃない』

弱ほむ「死んで欲しくなかったのは、どうしてですか……?」

ほむら『……何が言いたいのかしら』

仲間や自分がピンチになるともうひとつの人格がでてくるとかマミさん好きそうな感じ

この意識の違いは早いうちに和解してほしい

ほむらの擦り切れた心も救ってあげて欲しいメガほむには

弱ほむ「この前、言って、ましたよね……。美樹さんは、鹿目さんを救うための障害なんだって……。
    美樹さんと友達になった時も、美樹さんを監視するのに都合が良い、って……」

ほむら『……言ったわね』

弱ほむ「それじゃあ、巴さんを助けたのは……。
     ワルプルギスの夜を倒すための、戦力が欲しいから……?それとも……」

ほむら『あなた……もしかして私を責めているの?』

弱ほむ「…………」

ほむら『……あなたの気持ちも、よくわかるわ。私の考えが人道的でないことも自覚してる』

弱ほむ「じゃあ……!」

ほむら『でもね、私はあなたとは違う。私は変わってしまった。
    長い旅を続けるうちに……私は、迷子になってしまったんだと思う。
    巴マミを救った理由……それが何なのか、今の私にはわからない。
    救うために救った、そう答えられれば良いんだけど。
    ……今の私には、それももう、できない……』

弱ほむ「っ…………」

週末

マミ「どう、キュゥべえ?上手に出来たかな?」

QB「そうだね、少なくとも見た目のインパクトは大きいと思うよ。
  とてもじゃないけど、個人が準備した料理とは思えない」

マミ「見た目だけじゃなくて、味も保障済みよ!いつもより念入りに味見したんだから!」

QB「そうかい、すごい張り切りようだね。これなら暁美ほむらも喜ぶだろう」

マミ「あら、もう暁美さんのこと怪しんだりしないの?」

QB「彼女にはまだまだ謎が多いことには変わりないけれど、君の命を救ったことは事実だ。
  少なくとも、君の隙をついて縄張りを奪おうだとかは考えていないだろうね」

マミ「えぇ、本当に、暁美さんには感謝してもしきれないわ……。
   だから、今日はうんとおもてなししなくっちゃね!」

ちょろさんちょろちょろ




マミ「そろそろ来る頃だけど……」

 ピーンポーン

マミ「っ!はーい!」

弱ほむ「こ、こんにちは……」

マミ「いらっしゃい、暁美さん!待ってたわ、どうぞ、あがって?」

弱ほむ「はい、おじゃまします……えっ……!こ、これって……!」

マミ「うふふっ……ちょっと、張り切りすぎちゃったかな?」

ほむら『(壁一面が飾り付けてある……)』

弱ほむ「す、すごいです……!わっ……このお料理も、全部巴さんが……!?」

マミ「えぇ、一応全部手作り。暁美さんのお口に合うと良いんだけど……」

ほむら『……すごいわね、本当に……』

マミ「暁美さん…、貴女に憑いてるわ…!揺蕩う狂戦士の影~ベルセルクス・フラッソ~が…!」

重い・・・!

マミ「それじゃ、冷めないうちにいただきましょう?」

弱ほむ「は、はい、いただきます……っ!」

マミ「……どう?」

弱ほむ「す、すごく美味しいです……!」

マミ「本当!良かったぁ。食後には美味しいケーキもあるから、楽しみにしててね!」

ほむら『(壁の飾りつけ、それに豪華な食事……まるで、パーティね。
    いえ……彼女にとって、これはパーティなんだわ。
    いったい、準備するのにどれだけの労力を……。
    それほどまでに、コンビを組めるということが彼女にとっては……)』

弱ほむ『あ、あの……』

ほむら『何かしら。……もしかして、私に気を遣っているの?』

弱ほむ『だって、こんなにすごいお料理……』

ほむら『そんなこと、気にしないで良いわ。
    巴マミの好意は、彼女を心から思っているあなたが受けるべき。
    ……私には、そんな資格なんてないもの』

弱ほむ『…………』

ほむらにとって、弱ほむはまどか同様にまぶしい存在だろうな




マミ「さぁ、お茶が入ったわ。どうぞ召し上がれ?」

弱ほむ「ありがとう、ございます……」

マミ「それにしても……こうして誰かとお茶会を開くなんて、ずいぶん久し振り……」

弱ほむ「はい……本当に、久し振りですね……」

マミ「あら、暁美さんも昔はよくお茶会を?」

弱ほむ「えっ?あ、は、はい!その……はい、昔は、よく……」

危ない……また、余計なこと言っちゃうところだった……。
でも、本当に懐かしかったんだもん……。
巴さんとこんな風に、お茶会なんて……すごく久し振り。

……ということは、“私”は、それ以上に……。

http://i.imgur.com/ajgrQ.jpg
マミさん…心も体も重い…!

>>250
屋上

マミ「それにしても……あの時の暁美さん、本当にすごかったわ。
   あなたに、あんな戦い方ができたなんて……」

弱ほむ「あ、あれは、その……必死だったから……か、火事場の、ばか力というか……」

マミ「……私のためにそんなに必死になってくれたのね。すごく、嬉しい……。
   あのね、暁美さん……。その……もう1回、お礼を言わせて欲しいの」

弱ほむ「え?そんな、だってあの時にもう……」

マミ「ううん、言わせて?だって、あの時暁美さんが来てくれなかったら、
   こんな風にお茶を飲むことも、お喋りすることだって……」

弱ほむ「巴さん……」

マミ「だからね、暁美さん……!」

ほむら「…………え?」

マミ「私を助けてくれて、本当にありがとう……!」

涙が光ってそうだ

地震スレ乱立してるしあげ

ほむら「え?あの、えっ、と……」

ほむら『ちょ、ちょっとあなた……!いきなり……!』

弱ほむ『だって……本当にお礼を言われるべきなのは、私じゃなくて……』

ほむら『だから、そんなこと気にしなくても……』

マミ「暁美さん……?どうしたの?」

ほむら「えっ……あの、いえ、なんでもありません……」

マミ「お茶もケーキも、まだ口を付けてないみたいだし……。
   あっ、もしかして体調が……!?そういえば暁美さん、心臓の病気で入院してたって……!」

ほむら「い、いえ。大丈夫です。本当に。ちょっと考え事をしてただけですから……。
    それに心臓はもう治りました」

マミ「そ、そう?だったら、良いんだけど……。ごめんね。私ったら、取り乱しちゃって……」

ほむら「……ケーキ、いただきますね」

マミ「えぇ、どうぞ召し上がれ!」

マミ「それでね、その時とってもおかしくって……」

ほむら「そうなんですか。それは……」

マミ「……ねぇ、暁美さん。変なことを訊くようだけど……なんだかちょっと、雰囲気が変わった?
   なんていうか、とても落ち着いているというか……」

ほむら「えっ……?……そうですか?それはきっと……巴さんと一緒に居るからですね。
    巴さんと一緒に居ると、なんだか、すごく落ち着きますから」

マミ「まぁ……そんなことを言われると、なんだか照れちゃうわね。ふふっ、ありがとう」

ほむら「…………」

マミ「……暁美さん?」

ほむら「あ……ごめんなさい。ちょっと……その、懐かしくって」

どうなる

このネタ何番煎じだよ

マミ「それ、さっきも言ってたじゃない?暁美さんったら、変なの」

ほむら「……そう、ですね」

この人に素直な好意を向けられて……
すっかり忘れていたものが、思い出されるような感覚がする。

……いつ以来だろう。
この人とこうしてお茶会をするのは。
いつ以来だろう、この人とこうして分け隔てなく他愛もない話をするのは。

いつからだろう、この人と距離がずれ始めたのは。
いつからだろう……この人を戦力としか考えなくなったのは。

ほむら「……巴さん」

マミ「なぁに?どうしたの?」

ほむら「これから……よろしくお願いしますね」

うむ

知るかぎりでは初めてのネタ
期待

マミ「?えぇ、もちろん!これから一緒に頑張りましょう」

ほむら「私のこと、たくさん鍛えてください。もっともっと、強くなりたいんです」

マミ「あら……ふふっ。良いの?私、ちょっとスパルタになっちゃうかもよ?」

ほむら「もちろん。思い切り厳しくしてもらって構いません」

弱ほむ『あ、あのー……もしかして……』

ほむら『えぇ。鍛えてもらうのはあなたよ。夜にこっそり私が教えるだけじゃ、限界があるもの』

弱ほむ『や、やっぱり……』

ほむら『彼女に……巴さんに、しっかり鍛えてもらいなさい。言っておくけど、結構厳しいわよ?』

弱ほむ『は、はいぃ……頑張ります……』

俺も見たことねーぞ
完結させてくれよな

これはいいものだ

類似のSS結構あっただろ
まぁ、1年以上経てばネタは殆ど尽きるのもしょうがないか

おもしろいね。期待
すげー初歩的な質問だが、保守ってageなきゃ意味ないの?

下げ保守と云う物も存在するにはする

SSVIPに行けるほどに長く続けて欲しいネタではある




マミ「いけないわ、敵の動きを見てからじゃ遅い!予測して、避けて、撃つ!」

弱ほむ「は、はいぃ……!」

マミ「あなたの魔法は強力だけど、それだけに頼ってちゃ魔力の無駄使いになっちゃうわ!
   それにあなたの場合は実弾兵器なんだから、弾も無駄に出来ないのよ!」

弱ほむ「は、はいぃ……!」

ほむら『(相変わらずね……。後輩の特訓となると、普段からは考えられないくらい厳しい……。
    でも、確実に“私”の動きはよくなってきてる。やっぱり彼女にお願いして正解だったわね)』

マミ「ふぅ……今日はこのくらいにしておきましょうか。暁美さん、大丈夫?疲れたでしょう?」

弱ほむ「はぁ……はぁ……い、いえ……大丈夫、です……」

マミ「無茶はいけないわ?少し休みましょうか。パトロールへは、その後行きましょう」

弱ほむ「は、はい……」

>>265
ほむかの事か?

病院

さやか「……お待たせ、まどか」

まどか「あ、ううん。……さやかちゃん?」

さやか「ん……何、どうかした?」

まどか「……上条くんの怪我……あんまりよくないの……?」

さやか「あ……うん、まぁ……。
    やっぱり、ちょっと参っちゃってるみたいでさ……」

まどか「……そうなんだ……」

さやか「……それじゃ、帰ろっ!まどか!」

まどか「……うん」

マミさんがほむらに依存しまくるってなら最近だと、ほむら「この時間軸のまどかは…」とかか

さやかへのマークがお留守になってる

>>267
さる避け?
まぁなんであれageると反感買うからほどほどにします。

ヤンマミさん

>>274
vipでそんな風潮はあまり聞かないな

落ちるのは書き込み時間のブランクで判定されるからsageでも良いけど

帰り道

さやか「……ねぇ、まどか」

まどか「……?」

さやか「恭介の指って……どうやったら治るのかな……」

まどか「……さやかちゃん……」

さやか「……ごめん、変なこと訊いちゃったね。やだな、あたしってば。あははっ」

まどか「あ、あのね、さやかちゃん……」

さやか「ん?なに?」

まどか「その……この前の、あの話……魔法少……」

さやか「っ……!?ちょっと待って……ねぇ、まどか。ここ……どこ……?」

ゲルトルート?

これは赤い子か?

まどか「え……?っ……な、なに、これ……周りの景色が、どんどん変わっていく……!?」

さやか「ど、どうなってんの……!?何よ、これ……!」

まどか「やっ、やだ……!さ、さやかちゃん、あれ……!何か居る……!」

魔女「…………」

さやか「ひっ……!な、なんだよあれ……!生き物……!?」

QB「どうやら君たちは、魔女の結界に取り込まれたようだね……」

まどか「っ!?キュ、キュゥべえ!?」

さやか「うそ、でしょ……?これが、この前言ってた……じゃ、じゃあ、あの変なのが……!」

魔女「!」

QB「まずい、気付かれた!このままじゃ君たちは2人とも命を落とすことになる!」

まどか「ッ……!こっちに来る……やだっ、誰か、誰か……!」

さやか「そ、そんな……な、なんとかならないの!?」

QB「僕にはどうしようもないよ。ただ……君たちは違う。
   言っただろう?君たちには、魔女を倒すための力が、素質が備わっているんだ」

さやか「えっ……そ、それって……!」

魔女「ケケケケケケケケ!!」

まどか「ひっ……!」

QB「君たちが助かるには、もうこれしかない!今すぐ願い事を決めて、僕と契約を……」

魔女「ギャァアアアアアアアア……!」

 「へへっ、いっちょあがりっと」

さやか「っ……え……?」

QB「……!君は……!」

あんあん!?

>>276
あ、そうなんですか。
vip初めてなんで力抜きます。

杏子「よぉ。命拾いしたね、あんたたち」

まどか「え、えっ……!?」

QB「佐倉杏子、どうして君がこの町に?」

杏子「あっちの方はしけてやがんだよ。それに比べて、こっちはやっぱ良いね。
   魔女がうじゃうじゃ居る。絶好の狩場だ」

さやか「あ、あの……!」

杏子「ん?」

さやか「あ、あなた、魔法少女、なの……?」

杏子「……あー、あんたら、魔女もキュゥべえも見えてるんだね。
   なるほどね……素質持ちってわけか。
   それでピンチにかこつけて、契約なんて結ぼうとしちゃったわけだ、こいつは」

QB「2人の命を救うにはあれしか方法がなかったからね」

杏子「ふん、よく言うぜ。っていうかさ、やめてくんない?
   ただでさえこの町にはマミの奴が居るってのに。
   これ以上好き勝手に魔法少女増やされたら、さすがに迷惑だわ」

>>270
それじゃない、似てるっちゃ似てるけどな
お前らが見たこと無いってなら別に問題はないよ

QB「そんなことを言われても、僕の使命は素質のある子と契約を結ぶことだよ」

杏子「ちっ……ま、とにかく魔女も狩ったし、あたしは行くよ。じゃあね」

まどか「あ、あの!」

杏子「なんだよ……まだなんかあるわけ?」

まどか「……た、助けてくれて、ありがとう……」

杏子「……よしなよ。別にあたしはあんたたちを助けようと思ったわけじゃない。
   獲物が居たから、狩っただけだ。礼なんか要らないよ」

まどか「で、でも……」

杏子「……もしあれが使い魔だったら、あたしはあんたらを見殺しにしてたんだからさ」

さやか「え……それ、どういうこと……?」

杏子「どうでも良いじゃん、そんなこと。魔法少女でもないあんたたちが知ったってさ。
   ま、そういうことで。どうせ食われるんなら、次は使い魔に食われなよー。じゃあね!」

へむ

さやか「……キュ、キュゥべえ!あの子なんなの……?助けてくれたのは良いけど、なんか……」

QB「君が魔法少女に対してどんなイメージを持ってたのかは知らないけど、
  彼女、佐倉杏子こそが魔法少女として一番正しい生き方をしていると言える」

まどか「正しい、生き方……?」

QB「それはともかくとして、これで僕たちの話を信じてくれる気になったかい?
  魔女と魔法少女を目の当たりにしたんだ。信じざるを得ないはずだよ」

さやか「う、うん……ごめん、変な風に疑っちゃって」

まどか「やっぱり全部、本当のことだったんだね……」

QB「最初からそう言ってるじゃないか。
  それじゃ、全て真実だと確認した上でもう一度改めて訊くよ。
  僕と契約して、魔法少女になる気はないかい?」

まどか「っ……それは……」

さやか「……ごめん。まだちょっと、心の整理が……」

QB「そうか……。無闇に急かすわけにもいかないから、じっくり考えると良いよ。
  何か願い事が決まったら、いつでも僕に声をかけて。待ってるからね」

ほむむ

しえん




QB「君がこの町に来るなんてね。まったく予想外だったよ」

杏子「何よ、あたしが見滝原に来ちゃいけないっての?」

QB「そうは言ってないさ。ただ、ちょっと意外だったからね。だって、この町にはマミが居るだろう?」

杏子「ふん……それは確かに気に入らないが、あいつと係わり合いにならなきゃ良いだけのことだろ?
   あたしはあたしで、勝手にグリーフシード集めるさ。
   ま、場合によっちゃマミの縄張りを奪うってのも手だけどねー」

QB「すべて君の思い通りに行くとは限らないよ?
   なんせ、この町にはマミの他にもう1人魔法少女が居るからね」

杏子「はぁ?何よそれ、聞いてないんだけど?」

QB「訊かれなかったからね」

杏子の口調が原作的でツボだわ。
意外と女言葉使うよね。

ギャルっぽいよね

QB「しかも、その魔法少女は今、マミとコンビを組んでいる。かつての君のようにね」

杏子「……何が言いたいのさ」

QB「別に。僕はただ現状を報告してるだけだよ。深い意味はない」

杏子「ふん。マミなんかと組んでるってことは、そいつも甘ったれた腑抜けだろ?
   そんなのが何人居ようが、あたしの敵じゃないっしょ。
   あーあ、この町にゃそんな魔法少女しか居ないのかねー……。
   その方があたしにとっちゃ好都合なんだけどさ、ははっ」

QB「マミに賛同しているのは確かだけど、あまり油断しない方が良いよ?
  一見するとマミにも君にも及ばないけど、彼女が時折見せる実力の片鱗から考えると、
  本当の力はきっとそんなものじゃないはずだ」

杏子「何?もしかしてあんた、あたしが負けるとでも思ってるわけ?」

QB「だから、僕はただ現状を報告しているだけだよ」

杏子「ちっ……。まー挨拶くらいには行っても良いかもね。
   マミなんかと組もうってのはどんな甘ちゃんなのか、気にもなるしさ」

学校

弱ほむ「え……なんで、どうしたの……?」

マミ「急に、魔法少女のこと信じる気になっただなんて……」

さやか「その……実は、あたしたち昨日、魔女に襲われたんです」

ほむら『っ……!』

弱ほむ「そ、そんな……!」

マミ「で、でも、普通は助からないはず……契約でもしない限りは……。まさか……」

まどか「あ、いえ……契約はしてないです」

弱ほむ「だったら、どうして……」

さやか「その……魔法少女に、助けられたんだ、あたしたち」

マミ「えっ……!?でも、この町には私と暁美さん以外には……」

ほむら『(もしかして……)』

QB「佐倉杏子。彼女がこの町に来たんだよ」

あんこちゃんの口調うめえ

マミ「ッ……!」

ほむら『…………』

弱ほむ『え?だ、誰……?』

マミ「そんな……どうして、佐倉さんが……?」

さやか「マミさん、知ってるんですか!?」

マミ「えぇ……でも、私の知ってるあの子はもう、人助けなんか……」

QB「そうだね。杏子の目的はあくまでもグリーフシードだ。
  まどかとさやかは、杏子の狩りの結果、たまたま助かったに過ぎないだろうね。
  杏子自身もそう言ってたし」

まどか「えっと……?そ、その子、どんな子なんですか……?」

さやか「確か……あたしたちを襲ったのが使い魔だったら見殺しにしてた、とか言ってて……」

弱ほむ「えっ……!?そ、それって……!」

マミ「……そう言えば、あなたたちには言ってなかったわね。
  使い魔は……人を殺すことで、魔女に成長するのよ」

さやか「なっ……!?」

マミ「だから、魔女の持つグリーフシードが目的の佐倉さんは……」

さやか「ちょ、ちょっと待って……!それってつまり、人間を使い魔の餌みたいに考えてるってこと!?」

まどか「ひどい……!」

マミ「実際ね、そういう魔法少女って少なくないの。哀しいことだけど……」

QB「むしろ、マミたちのように人助けのために魔女も使い魔も区別なく倒す魔法少女は珍しいんだ。
  大抵の子は、リスクとリターンを天秤にかけて効率を第一に考えるからね」

さやか「そ、そんなのって……!」

QB「でもそれを非難できるのは、同じ魔法少女としての運命を背負った子だけじゃないかな」

さやか「っ……!」

QB「まぁとにかく、用心した方が良いよ。マミ、ほむら。
  杏子の狙いがグリーフシードである以上、彼女との衝突は避けられないだろうしね」

マミ「……そうね。気を付けるわ」

しえしえ




ほむら『佐倉杏子……あの子が来ていたなんて。近々会いに行かないとね』

弱ほむ『えっ……どうして……?……もしかして、その子も、仲間に……?』

ほむら『えぇ。ワルプルギスの夜を倒すには、あの子の力が必要だもの』

弱ほむ『……でも、その、佐倉さんって……』

ほむら『杏子の考え方には、あの子なりの理由があるのよ。
   それにあの子の考えに同調できないからと言って、彼女の協力を得ないというわけにはいかない。
   まどかを救うためだもの。そうでしょう?』

弱ほむ『……はい……』

ほむら『……それから、もう1つ。魔法少女の存在について今まで半信半疑だった2人が、
   今回のことでその認識を改めた。このことが何を意味しているか、わかるわね?』

弱ほむ『……契約する可能性が、上がった……?』

ほむら『その通りよ。特に、美樹さやか。あの子には今まで以上に注意しないと……』

弱ほむ『は、はい……!』




使い魔「ギャァアアアアアア……!」

マミ「ふぅ……お疲れ、大丈夫?暁美さん」

弱ほむ「はぁ、はぁ……な、なんとか……」

マミ「疲れるのも、無理はないわ。
   まさか特訓の直後に結界が出来るなんて……ソウルジェムは大丈夫?」

弱ほむ「はい、大丈夫、です……」

マミ「なら良いんだけど……体力の方はそうはいかないわね。
  今日はもう解散しましょう。家に帰って、ゆっくり体を休めてね?
  自然に体を休めた方が、魔力の節約にもなるし」

弱ほむ「は、はい……お疲れ様でした……」

しえん

帰り道

ほむら『お疲れ様。今日は少しハードだったわね』

弱ほむ『は、はい……』

ほむら『交代、しましょうか?私が体を動かしている分、あなたは休めるし』

弱ほむ『いえ、大丈夫です!このくらいで、根を上げてちゃ……』

杏子「よぉ、あんたが噂の巴マミの相棒だね」

弱ほむ「え……?きゃあっ!?」

杏子「ん……?おいおい、なんだよ。挨拶代わりのつもりだったんだけど。
    こんなのも避けられないのかい?それでよくマミのパートナーが務まるよ」

ほむら『ッ……佐倉杏子……!?』

弱ほむ「……!」

弱ほむ「あ、あなたが、佐倉杏子……!?」

杏子「なんだ、あたしのこと知ってるのかい?キュゥべえの奴にでも聞いたか?」

弱ほむ「な、何しに、来たんですか……?」

杏子「言ったろ?ちょっとした挨拶だよ。あたしの後釜がどんな奴か、見ておこうと思ってさ。
   ついでにその実力も……と思ったんだけど、てんで大したことないみたいだね。
   あんな不意打ちにもなってないような攻撃も避けられないようじゃ……さ!」

弱ほむ「きゃっ……!?」

杏子「あーあーなんだよったく。まるで話になんないじゃん。
   多少やる奴なら、変身なんてしなくてもこのくらいは余裕でかわせるはずなんだけど……。
   キュゥべえの奴、思わせぶりなこと言いやがって、これじゃ拍子抜けだ。
   今日は挨拶で済ますつもりだったけど……ついでだ。
   ここで1人、敵を潰しておくってのも悪くないね」

弱ほむ「っ!」

ほむら『ッ……駄目、今のあなたじゃ杏子には勝てない!代わりなさい!』

杏子「そんじゃ、あばよ!甘ったれた腑抜けちゃん!」

弱ほむ『だ、だめ、間に合わ……!』

さやか「な、何やってんのよ、あんたたち!?」

弱ほむ「み、美樹さん……!?」

杏子「あん?……あんた、こないだの。ふーん……こいつのお友達ってわけか」

さやか「こ、この子に、手を出さないで……!」

ほむら『……!』

杏子「あんた、何してるか分かってんの?人間が魔法少女同士の戦いに割り込んで、ただで済むと思ってるわけ?
   ……まさか、正義感とかいうくっだらない理由でこんなことしてるわけじゃないよねぇ?」

さやか「う、うるさい!どっか行きなさいよ!」

杏子「ははっ、笑わせてくれるじゃんか。ビビりまくってるくせにさ。
   そういうのは勇気って言うんじゃない、ただの馬鹿って言うんだよ。
   ま、そもそも人のために何かしようってのが馬鹿の発想だけどね……。
   とにかく怪我したくなかったらさっさと退きな。あたしが用があるのは、あんたの後ろの奴だ」

さやか「っ……く、来るなら、来てみなさいよ……!」

杏子「……うぜぇ。あぁ分かった……そこまで言うんなら知らないよ!
   病院のベッドの上で、ゆっくり後悔しな!」

さやか「っ……!」

ほむら「その必要はないわ」

杏子「なっ……!?」

さやか「えっ?あ、あれ!?さっきまであたしの後ろに……」

杏子「てめぇ、何しやがっ……なっ!?……また後ろに……!」

ほむら「おかしいわね。あなた、一般人に手を上げるような子だったかしら。
    もう少し冷静な子だと思っていたのだけど。私の思い違い?」

杏子「……何者だ、あんた」

ほむら「あなたと同じ、魔法少女よ」

杏子「……なるほどね。キュゥべえの奴が警戒するわけだ。確かにあんたは得体が知れない。
   今日のところは、退かせてもらうよ!」

さやか「あっ……行っちゃった……」

ほむら「…………」

さやか「……ほ、ほむら……だよね……?」

ほむら「…………ありがとう、美樹さん」

セリフの既視感が半端じゃないのは俺だけか

さやか「そ、それは良いんだけど、あんた……」

弱ほむ「み……美樹さぁあん……!」

さやか「へっ?」

弱ほむ「も、もう駄目かと思った……怖かったよぉ……」

さやか「あ、あれー……?さっきのクールビューティは何だったんだ……?」

弱ほむ「えぐっ……ぐすっ……」

さやか「……ま、いっか」

弱ほむ「ぐすっ……美樹さん……」

さやか「ん、何?」

弱ほむ「その……本当に、ありがとう……あなたが来てくれなかったら、私……」

さやか「良いってそんなの!だってあたし、何もしてないし……
    結局、あいつを追っ払ったのは、ほむらな訳じゃん?」

弱ほむ「ううん、そんな……」

さやか「あたしってバカだからさ、ほんと後先考えずに行動しちゃうんだよ。
    さっきのだって、半分はあいつの言う通り。あたしのしたことは、ただのバカ……」

弱ほむ「そ、そんなこと、ないよ……!だって、ほら、私助かってる……!
    それに、すごく嬉しかった、から……だから、バカなんて、言わないで……」

さやか「ほむら……ははっ、ありがと!」

ほむら『(……この子は、本当に……)』

>>309
時間を繰り返してる分だけ、似たような会話のやりとりも多いだろうね。
原作やゲームのシナリオをベースに書いてるんだろう

弱ほむ「ところで……美樹さんは、どうしてこんな時間に……?」

さやか「あー……まぁ、ちょっと病院にね」

弱ほむ「あ……上条くんの……」

さやか「ん……ま、そういうこと……」

ほむら『……これ以上は触れない方が良いわね。彼の具合、あまり良くないみたい』

弱ほむ『そう……ですね』

さやか「……それじゃ、もう結構遅いしあたし行くね!また明日!」

弱ほむ「あ、うん……また、明日」

もう少し見てたいがもう無理そうだ...
朝まで残ってますように

また明日!

残ってますように!
期待あげ(といいつつメランにsageとは、これいかに

>>201
はよかけ

支援

捕手捕

寝たのか?

何でみんな寝るんだろうか

ほむらちゃんかわいいからなぁ


明日まで残っててくれよ

残念ながらいつまでも保守につきあい続ける力がないけど、
続きを読めたらうれしいです。
落ちたら立て直すか、または場所を変えてでも書いてもらえたらありがたい。と思います、マジで。

弱ほむ『……美樹さん、すごいですね……』

ほむら『……魔法少女相手に、生身で立ち向かおうとするなんて。
    魔女と戦う姿を目の当たりにしているはずなのに……』

弱ほむ『すごく、勇敢な人です……』

ほむら『……本当に、愚かで、浅はかで、向こう見ずで、後先を考えない……』

弱ほむ『っ……で、でも』

ほむら『……友達思いで、正義感が強い、真っ直ぐな子。……真っ直ぐ過ぎる子』

弱ほむ『……!』

ほむら『だからこそ……本当にあの子は、魔法少女には向いてない。
    ……あの子の運命を、変えましょう。あの子のために』

弱ほむ『っ……は、はい!』

ほむら『この時間軸では……まどかだけじゃない。
    巴さんも……美樹さんも、全員の運命を変える。私とあなたの、2人でね』

さるよけしえん

サルサよけ

焦りは禁物だスネーク

放課後

さやか「…………」

まどか「さやかちゃん……大丈夫……?」

さやか「え?あ、何が?大丈夫大丈夫、さやかちゃんはいつも大丈夫ですよー!
    これからお見舞いに行くってのに、こっちが病気でどうすんの、ってね!」

まどか「さやかちゃん……」

ほむら『……もうすぐ病院に着くというのに、本当に大丈夫かしら』

弱ほむ『やっぱり、上条くんの怪我の具合……あんまり良くないんでしょうか……』

ほむら『でしょうね……。怪我の具合というよりは、彼の精神状態の問題でしょうけど……』

まどか「……あれ?ね、ねぇ……」

さやか「ん、何?どうしたの?」

まどか「あそこ……屋上に、誰か居る……!」

さやか「え……。ッ!?嘘……恭介!?」

弱ほむ「っ……!そんな……!」

ほむら『ッ……!』

ほむら『変身を!』

弱ほむ『はっ、はい……!』

まどか「えっ、えっ!?うそ、やだっ……!」

さやか「駄目!恭介!!待って、お願い!!やめてぇ!恭介ぇええ!!」

弱ほむ「っ……!」

 カチッ

弱ほむ「…………!」

ほむら『……間に合ったわね』

弱ほむ「……はい……でも、どうしてそんな、自殺、なんて……」

ほむら『ショックを受けるのも仕方ないけど、早く地面に降ろしてあげなさい。
    そう長くは時間を止めてはいられないんだから』

弱ほむ「は……はい……」

ほむっ

ほむらちゃんかっけー

まどか「っ……あれ……!か、上条くん、無事なの……!?」

さやか「ほ、ほむら、もしかしてあんたが……!」

恭介「ん……僕は……どうして生きて……」

さやか「きょ、恭介ぇ!!」

恭介「さやか……!」

さやか「バカ!バカバカバカぁ!!なんで、なんであんなこと!?なんで……!」

恭介「……僕は、もう……生きてたって、仕方ないんだ……。
    ヴァイオリンが弾けない人生なんて、そんなの、耐えられない……!
    僕からヴァイオリンを取ったら、何も残らないんだよ……!」

さやか「そ、そんなこと言わないで!あたしは、ヴァイオリンなんか弾けなくたって……!」

恭介「ヴァイオリンなんかって何だよ!?そんな言い方はよしてくれ!
   僕にとって、ヴァイオリンは全てなんだ、ヴァイオリンがないと、僕は……!」

さやか「……それじゃ、あたしの人生は……?あたしの人生はどうなるの……?」

恭介「え……?」

さやか「……あ……やだ、ご、ごめん……な、なんでもないよ……」

まどか「……さやかちゃん……」

さやか「とにかく、病室に戻ろう?それで、落ち着こうよ……ね……?」

弱ほむ「…………」




まどか「……上条くん、大丈夫……?」

さやか「うん……鎮静剤だか睡眠薬だかわかんないけど……今は、眠ってる」

まどか「……そっか」

さやか「ねぇ、ほむら……。ほむら、だよね?恭介助けてくれたの……?」

弱ほむ「あ、えっと……うん」

さやか「……すごいな、魔法って。そんな簡単に人を助けられちゃうんだ」

弱ほむ「美樹さん……」

さやか「あたしなんて、ただ、見てるだけ……昨日だって……」

まどか「さやかちゃん……?」

弱ほむ「……この力は、望んで手に入れるものじゃない……。
    仕方なく契約した人が、結果として手に入れるものだって……。
    ……そういう風に、私は、考えてます。だから……」

さやか「うん……そうだよね。あんた、あたしたちには契約して欲しくないんだもんね」

弱ほむ「…………」

さやか「……大丈夫だよ。契約なんてしないって!だから、心配しないで。ね?」

弱ほむ「……うん」

さやか「それじゃ、もう帰ろっか。……じゃあね、2人とも、また明日ね!」




さやか「……はぁ……」

あたし、何やってるんだろ……。
昨日だって、今日だって、あたしはただ見てるだけ。

あたしには、何の力もない。
あたしには、友達も、恭介も、守ることなんて出来ない……。
ただ、見てるだけの……。

あたしって……

使い魔「……ケケケケケケ!」

杏子「さっさと魔女になれよー!魔女になったら真っ先にぶっ殺してやるからな!」

さやか「っ!?あいつ……!」

杏子「はぁ……ったく、とんだ無駄足だった」

さやか「あ、あんた、今……!」

杏子「あん?……んだよ、ったく。またあんたか」

しえん

さやか「い、今の使い魔でしょ!?あんた、逃がしちゃったの!?」

杏子「はぁ?当たり前じゃん。使い魔なんて狩っても何の意味もないっしょ。
   卵生む前のニワトリ絞めてどうすんのさ」

さやか「そ、そんな……!あいつ、人襲うんでしょ!?殺しちゃうんでしょ!?」

杏子「だーかーら。それで良いんだって。弱い人間を魔女が食う。その魔女をあたしたちが食う。
   そういうルールなんだから。食物連鎖。学校で習ったよねぇ?」

さやか「あんた、本当に……!自分のために他の人を犠牲にできるの……!?」

杏子「あーあーまた正義の味方気取りの説教かよ。鬱陶しい。
   ただの人間のあんたに言ってもわからねぇだろうが、
   魔法ってのは徹頭徹尾自分のためだけに使うもんなんだよ!」

さやか「っ……次にあいつが襲うのは、あんたの大切な人や、家族かも知れないんだよ!?
    あんたのせいで家族が死んじゃっても、それでも良いの!?」

杏子「ッ……うぜぇ。超うぜぇ……!何も知らない癖にごちゃごちゃうるせぇんだよ!
そこまで言うんなら、あんたがあの使い魔ぶっ倒してくれば!?
   はん!どーせ何もできない癖にさ!関係ない一般人が首突っ込んでんじゃねぇっつーの!」

さやか「ッ……うるさい、うるさいうるさいうるさい!あたしだって、あたしにだって……!」

あーもー
青いのはすぐナチュラルに地雷踏むんだからもー

さやか「キュゥべえ!居るんでしょ!?」

QB「なんだ、気付いてたのかい?」

杏子「……おい、あんたまさか……!」

QB「それで、何か用事かい?さやか」

さやか「あたし、契約する……!」

杏子「なっ……!?馬鹿、よせ!今のは……!」

QB「やっと決心してくれたんだね。嬉しいよ。さて、君は何を望むのかい?」

さやか「恭介の指を治して……!元通りに、またヴァイオリンが弾けるように!」

杏子「ッ……!?ふざけんな!おい、キュゥべえ!やめろ!こんな契約、結んじまったら……!」

QB「契約は成立だ。さやか、君の祈りはエントロピーを凌駕した。
   さぁ、手に取ると良い。それが君の運命だ」

さすがはさやかだ

支援

感情の起伏が大きいメガほむならさやかとの会話は不可能ではない...
テンションの高いさやかを苦手としてるだろうけど、さやかの方では特に忌避したりはしない、と思うんだ。
まあ、三週目状態になったりすれば難しいだろうけど。

感情を隠す、秘密を多く抱え込んでいて隠し事が多くなったクールほむだと、
さやかに信用してもらうこと自体が大仕事で苦しい。

もしかしてこの状態、さやかとの協調路線をとれるかもしれない千載一遇のチャンス?
って、もう手遅れか。

さやかはさやかやね

あーあ


   , -─-、

  ,マミ-─-'、 
 ν*(ノノ`ヽ) 
  ξゝ#゚ぺノξ   さやか腹パン
___(つ/ ̄ ̄ ̄/__

   \/ mami /


さやかって言うほど契約しやすくないけど周りの影響が強すぎるのが原因
アニメなら上條さんのチョップとか、このSSなら自分の無力感とか




弱ほむ「……そんな……!」

ほむら『っ……うかつだった……!』

まどか「さ、さやかちゃん、そうなの……!?」

さやか「いやー、なんて言うか……ほんと、ほむらには申し訳ないんだけど……」

マミ「あれだけ忠告されてたのに……美樹さん、あなたって人は……」

さやか「すみません……あ、でも!勢いだけで契約しちゃったわけじゃないからね!
    確かにあいつとのケンカで勢い付いちゃったとこはあるけど……
    でも、ずっと考えてたんだ。この祈りはさ。だから、後悔なんてないよ」

マミ「……まぁ……契約してしまったものは仕方ないわね。
  これからは精一杯、魔法少女として頑張りましょう?」

さやか「はい!」

弱ほむ『……美樹さんの運命を、変えられなかった……!?』

ほむら『……いいえ、まだよ……まだ、諦めるわけにはいかない……!
    魔女化の運命は……それだけは、避けてみせる……!』

弱ほむ『っ……そう、ですよね……!まだ、諦めるには……!』

ほむ

まどか「ねぇ、さやかちゃん……本当に大丈夫なの……?」

さやか「んー……そりゃ、ちょっとは怖いけど……。
    でも、マミさんとほむらが居るんだし、大丈夫だよ!」

弱ほむ「う、うん!美樹さんは、私たちが守るから……!」

マミ「ふふっ、心強いわね。暁美さんの言う通り。
   美樹さんのフォローは私たちでしっかりするから、鹿目さんは安心して?」

まどか「ほむらちゃん、マミさん……!」

さやか「ほむらってば、いつの間にかあたしを守る発言をするほどにまで……!
    よーし、ほむらもさやかちゃんの嫁候補に加えてやろう!」

ほむら『……断りなさい』

弱ほむ「あ、ごめんなさい。それはちょっと……」

ドン引き^^;

さやか「なにー!?ふ、振られてしまった……やはりあたしにはまどかしか居ない!
    まどかぁー!まどかこそがあたしの、正妻なのだー!」

まどか「わっ、ちょ、さやかちゃん!?や、やめっ、きゃはははは!」

マミ「あら、私だけ仲間はずれ?一人ぼっちなんて、寂しいなー」

さやか「えっ?い、いやー、マミさんはなんというかその……」

マミ「うふふ、冗談よ」

弱ほむ「と、巴さん……あんまり、気にしないでください!
    その、美樹さんも悪気があったわけじゃ……」

マミ「だから冗談だってば」

まどかは俺の嫁だと何度言ったら…っ!(激昂)

放課後

まどか「えっと……送ってくれてありがとうございました。わざわざ、すみません……」

マミ「ううん、これもパトロールの一環だから気にしないで?」

さやか「まずは身近な1人から、ってね!」

弱ほむ「鹿目さんが、もう魔女に襲われたりなんかしないように、って。みんなで決めたんだもの」

さやか「まどかの登下校はこれから毎日、我々正義の魔法少女がきっちり守っちゃいますからねー!」

まどか「あ、ありがとう……え、っと、みんなは、これから……?」

マミ「えぇ。パトロールの続きね」

まどか「その……やっぱり、私が居ると邪魔になっちゃいます、よね?」

さやか「……まーどかー。あんたなんか、変なこと考えてないー?
    みんなが命がけで戦ってるのに、私だけ……とかさ」

まどか「えっと、その……」

弱ほむ「そんなこと気にしないで。私は、鹿目さんが元気で居てくれるだけで……」

まどか「ほむらちゃん……」

マミ「そうね。気持ちはとても嬉しいけれど、引け目なんて感じる必要はないわ。
   むしろ、そんなことで契約なんてしたらお説教よ?」

さやか「あたしたちを心配してくれる、その気持ちだけで十分だよ。
    あたしだって、もしまどかが変な理由で契約したりなんかしたら怒るからね!
    ゼッコーだよ、ゼッコー!」

まどか「う……うん。じゃ、じゃあみんな!気を付けてね!がんばって!」

弱ほむ「うん。ありがとう、鹿目さん」

さやか「んじゃ、また明日―!」

まどか「絶交でもなんでも、好きにすればいい!……させないけどね」




マミ「それじゃ、パトロールの前に……美樹さんの魔法を確認しても良い?」

さやか「えーっとですね。武器は確か、剣っていうか、サーベル、みたいな?」

マミ「そう……。だとしたら私や暁美さんとは真逆……敵と近い距離で戦うことになるわね」

弱ほむ「その分、私たちよりもダメージを負いやすい……ですね」

さやか「あ、でもそこは多分大丈夫。なんかあたし、回復力だけは凄く高いみたいだから……」

弱ほむ「そ、その考え方は……あんまり良くないと思う……」

さやか「えっ……?」

マミ「そうね、暁美さんの言う通り。すぐに治るから傷付いても良いだなんて……。
   それに、傷を治すのだって魔力を使うのよ?
   無茶な戦い方ばかりしていたら、魔力がいくらあっても足りないわ」

さやか「そ、そっか……。勉強になります……」

マミ「今日はまず実戦を見て、それから反省会ね。
   それで見付かった改善点は、明日から特訓して直して行くわよ!」

さやか「は、はい!頑張ります!」

マミ「ふふっ、意気込みは十分ね」

弱ほむ『巴さん、なんだか楽しそうですね』

ほむら『後輩が増えて……いえ、仲間が増えて嬉しいんでしょうね。
    あんなに張り切って……巴さんの特訓、ますます厳しくなるかもね』

弱ほむ『み、美樹さん、大丈夫かな……』

ほむら『何を言ってるの?あなたも他人事じゃないでしょう?』

弱ほむ『うっ……が、頑張ります……』

はりきるマミさんかわいい

数日後

さやか「おぉりゃああ!!」

使い魔「ギャァアアアアアアア……!」

さやか「ふぅ……どうですか、マミさん!」

マミ「すごいわ、美樹さん。初めての時より、ずっと上手に戦えてるわ」

さやか「えへへ……マミさんが特訓してくれたおかげですよ!」

ほむら『大したものね。思っていたよりずっと成長が早いわ』

弱ほむ『はい……美樹さん、すごいです』

ほむら『……そろそろ良いかも知れない』

弱ほむ『え……?』

ほむら『2人に、話してみましょう』

弱ほむ『っ……!』

マミ「……暁美さん、どうかした?」

弱ほむ「……その……実はお2人に、お願いがあるんです……!」

さやか「んー?どうした、改まってー。なんでも言ってくれたまえ!」

話すのか……

弱ほむ「……2週間後、この町に……ワルプルギスの夜が来ます」

マミ「ッ……!?暁美さん、それ、本当……!?」

さやか「わ、ワル……なんなの、それ……?」

マミ「私も、噂でしか聞いたことがないけれど……史上最悪、最強と言われてる魔女の通称よ。
   歴史の中で起きた大きな災害、天変地異なんかは、この魔女が原因だって言われてるの」

さやか「なっ……そ、そんなの、今までの魔女と……!」

マミ「そう、桁が違うわ。放っておけば、この町の人たちみんなが犠牲になりかねない……」

弱ほむ「それで……お願いというのは、私と一緒に……その魔女を倒して欲しいんです……!」

マミ「暁美さん……。そんなこと、わざわざお願いするようなことじゃないわ。
   だって、私たちはこの町を守る正義の魔法少女なんだから」

さやか「そ……そうだよっ!ま、まったく、水臭いなぁほむらはー!」

さるよけ

さるよけ

マミ「美樹さん……無理はしなくて良いのよ?」

さやか「うっ……た、確かにちょーっとびっくりしちゃったけど……。
    でも、そんなやばい奴が来るってのに逃げたりなんかしたんじゃ、正義の味方失格だもん!
    それに、あたしだって強くなってるんだから!これからもっと強くなるんだし!」

弱ほむ「美樹さん……!」

さやか「そういうわけで、ほむら!あたしもマミさんも手伝うよ!」

マミ「……ありがとう、美樹さん。それじゃ、みんなで一緒に、ワルプルギスの夜を倒しましょう!」

弱ほむ「あ……ありがとう、ございます……!」

マミ「そうと決まれば、明日からは美樹さんの特訓をもっと厳しくしなくちゃね。
   ワルプルギスの夜が来る前に、一人前にならないと!」

さやか「げっ!い、今よりもっと厳しく……?」

マミ「あら。何か不満?」

さやか「い、いえ……なんでもないです……」

ほむらちゃんがんばってー

さるよけ

メガほむにさやかちゃんか
杏子ちゃんが一番イラつきそうなチョイスだよな

弱ほむ『やった……2人とも、協力してくれるって……!』

ほむら『えぇ、良かった……。あとは……もう1人ね』

弱ほむ『……その、本当に、あの子を仲間に……?』

ほむら『前にも言ったでしょう?まどかを救うためには、最善手を尽くすべき。
    佐倉杏子は強い。あの子が仲間になってくれれば、とても心強いもの』

弱ほむ『は、はい……。え、っと……説得は、私が……?』

ほむら『どうしても無理そうなら私が代わるわ』

弱ほむ『……いけるところまで、頑張ってみます』

ゲームセンター

弱ほむ「…………」

杏子「……あのさぁ。なんか用?そんなとこで突っ立ってさ」

弱ほむ「!そ、その……」

杏子「何か仕掛けてくるのかと思ったらそんなことはないし……。
   その様子からして、昨日の続きをしようってんじゃないんでしょ?用があるんならさっさと言いなよ」

弱ほむ「え、えっと、その……あ、あなたに、お願いがあって来たんです……!」

杏子「お願い?どういう風の吹き回しよ?」

弱ほむ「……に、2週間後……この町に、ワルプルギスの夜が来る……」

杏子「……突然何を言い出すのさ」

弱ほむ「だ、だから、そいつを倒すのを、あなたに手伝って欲しいんです……!」

杏子「ふん……やなこった」

弱ほむ「っ……!」

杏子「あんた今、巴マミとつるんでるんだろ?それに、あの馬鹿……美樹さやかとも。
   他人のために動こうなんてくだらねぇ連中なんかと組めるかってーの」

弱ほむ「そ、そんな……!」

杏子「あんたらみたいな腑抜けた連中と一緒に戦ったところで、相手はあのワルプルギスの夜だろ?
   勝てるわけないっしょ。無駄死にも良いとこだ」

弱ほむ「そ、そんなこと……!巴さんは、すごく強いです……美樹さんだって、
    巴さんに比べたらまだ日は浅いけど、毎日特訓して、どんどん強くなってます……!」

杏子「はぁ……そういう問題じゃないんだよ」

本編では見滝原やるから協力しろで済んだけどその手が使えないとなると交渉材料がほむにあるのか

へむ

マミを(性的な意味で)好きにしていいって言えば釣れるんじゃないかな…

寝たのかな

お?O?O?O?O?O?O?O?O

ほむらちゃんだなぁ~

いつも思うけど、マミさん普通にワルプルギスの夜が来る事知ってるはずだよね
何でSSのマミさんはほむらにワルプルの事聞かされて驚くの

>>381
は…?

ほむら一周目は何故か知ってたのにね

えっ

QBにでも聞かされてたんじゃないの
知らんけど

っちゅーかまだかよ

ははやくしろお

はやく寝かせろください

8

保守は任せた

おうおいおい

保守は任せた

保守させるくらいなら落としてSS速報でやれよっていうね

まだか

>>381
たしか普通にキュゥべえが説明してたとおもう
まどポのマミ√見る限り、途中までは知らないよ

hosu

さて寝るか

ぺにす

ぺにす

ぺにす

おはよう

おい、今時空歪んだぞ

あ、ほんとだ

さすがほむSSスレ

http://i.imgur.com/kjqr3.jpg

>>404
ほむほむかわいい

>>404
見た目がこれで中身がメガほむっていうのも結構ありじゃなかろうか

http://i.imgur.com/v3RWR.jpg

はよ

ほしゆ

さて出勤だ

マダー

保守

ほ しゅ

干す

まだか☆マギカ

嬉しい

何気にさやかちゃんお礼言ってないんだな

寝るなら一言欲しかった

保守

杏子「他人のために戦ったって、自分には何の見返りもありゃしない。
   そんなことしたって、ただ自分を不幸にするだけだ」

弱ほむ「……そんな……」

杏子「あんたも考え直すなら今のうちだぜ?
   やれ正義だの人助けだの、そんなくだらねぇことで命落としたくなかったらさ。
   最後に生き残るのは自分のためだけに生きてきた奴なんだよ。
結局、人間ってのは自分のために生きるしかないんだ」

弱ほむ「っ……」

杏子「とにかく、あんたらみたいな平和ボケした無能な腑抜けと組むなんて、あたしはごめんだね。
   ……ま、そういうわけだ、諦めな。
   確かにこの絶好の狩場を潰されるのは確かに惜しいが、それより命の方が惜しいね。
   あんたらはせいぜい馴れ合って、ワルプルギスの夜とやれば良いさ。
   あたしとあんたら、どっちが正しかったかなんてのはすぐに分かる。
   ま、その頃にはあんたらはもう死んじまってるだろうけどさ。
   命が惜しけりゃあたしみたいに逃げ出すこった。あいつらにもそう言っときな。
   んじゃ、あたしはもう行くよ。じゃあね」

ほむら「……ずいぶんよく喋るのね、佐倉杏子」

杏子「っ……!」

きたか……!

ほむら「それも、挑発的なことばかり……」

杏子「……へっ。なんだよ、怒ったのかい?」

ほむら「まさか。ただ、少し気に掛かっただけよ」

杏子「あんたさ……いったい何者だい?
   こないだもそんな風に、突然雰囲気が変わったよねぇ?
   普段は猫被ってて、そっちがあんたの本性ってわけ?」

ほむら「いいえ。どちらも、紛れもない“私”よ。……私のことはどうでも良いわ。
    それより、あなたに改めてお願いするわね。私たちに、力を貸してほしい」

杏子「……随分こだわるねぇ。あんたにはもうお仲間がいるじゃんか。
   それなりに上手くやれてんだろ?
   なんであたしなんかにわざわざ頼み込む必要があんだよ。あたしはあんたの敵だぜ?」

ほむら「私はあなたのことを敵と思ったことはないわ。私の敵は、私の邪魔をするものだけ」

杏子「……ふーん……。なんだ、あの2人とは違うみたいじゃん、あんた」

ほむら「どういう意味?」

杏子「自分の邪魔をする奴は、容赦なくぶっ潰す。そんな目をしてる」

ほむら「…………」

杏子「訂正するよ。あんたは平和ボケもしてないし、腑抜けでもない。
   あんたみたいな奴となら、組むのも悪くないね」

弱ほむ『……!』

杏子「……気に入った。あんたの頼み、考えといてやる」

ほむら「……ありがとう」

杏子「ただし、条件があるよ」

ほむら「……何かしら」

杏子「ワルプルギスの夜を倒した後は、あんたらは一切あたしの魔女狩りの邪魔をするんじゃない。
   もし結界で会ったりなんかした場合は、全部あたしに獲物を譲ってもらうよ?
   簡単に言えば、この町であたしの好きにさせろってことだ。
   それでも良いってんなら、手伝ってやる」

ほむら「…………」

さる

よけ

支援

杏子「なんだよ。不服かい?」

ほむら「いえ……少し意外だったわ。あなたのことだから、
    巴マミと美樹さやかをこの町から追い出す、くらいのことは要求してくると思ってたから」

杏子「……別に、そっちの方が良いってんならそれでも良いんだぜ?」

ほむら「いいえ。あなたの提示した条件でお願いするわ。2人に頼んでみるわね」

杏子「それと、当然ワルプルギスの夜のグリーフシードはあたしのもんだからな」

ほむら「えぇ……それじゃ、交渉成立ね」

杏子「そいつは気が早いんじゃない?まずはあいつらがあたしの条件を呑んでからだろ?」

ほむら「……また会いに来るわね。それじゃ」




マミ「佐倉さんを、仲間に……!?」

さやか「しかも条件付きって……何様よ、あいつ」

弱ほむ「ど……どう、でしょうか……?」

マミ「……わたしは、構わないけど……」

さやか「……正直、あたしはあんま気が進まないよ。
    あんな、自分のために他の人を犠牲にするような奴と組むなんて……」

弱ほむ「で、でも……ワルプルギスの夜を倒すには、佐倉さんの力が必要なんです……!」

さやか「あたしたちだけじゃ、頼りないってこと?」

弱ほむ「そ、そういうわけじゃ……」

マミ「美樹さん……あなたの気持ちもわかるけど、暁美さんの言うことももっともよ。
   相手はあのワルプルギスの夜……考えうる最善の手を打つ必要があると思わない?」

さやか「……マミさん……」

さやか「……わかったよ。マミさんがそう言うなら……」

弱ほむ「じゃあ、条件の方も……」

マミ「えぇ。たとえグリーフシード目当てであっても、魔女を倒してくれることには変わりないんだし。
   使い魔の方は今まで通り私たちが倒せば良いものね」

さやか「でも、大丈夫なんですか?あたしたちの分のグリーフシードは……」

マミ「さすがにあの子もこの町の全ての魔女を狩るなんてことは無理だろうし、
   必要最低限のグリーフシードくらいは、私たちも手に入れられるはずよ」

さやか「ん……。あー、でもやっぱなーんか釈然としないなぁー」

マミ「まぁまぁ。理由はどうあれ、あの子も命をかけてくれるんだから。
   今だけは仲間が増えたと思って割り切りましょう?」

さやか「……努力はしてみます……」

弱ほむ「あ……ありがとう、ございます……!」

ほむら『……なんとか、2人とも承諾してくれたわね』

支援まどまど

ほむちゃん!




弱ほむ「……こ、こんにちは……」

杏子「よぉ。……ん?なんだ、また猫被ってんのかい?」

弱ほむ「べ、別に、そんなんじゃ……」

杏子「ま、どうでも良いけどさ。それでどうだった?条件のこと、話してみたんだろ?」

弱ほむ「その……条件、呑んでくれました」

杏子「……へぇ。なんだよ、思ったより素直じゃん」

弱ほむ「あなたの力が、必要ですから……。手伝って、くれますか?」

杏子「……わかった、あんたらに協力してやるよ。
   んじゃ、ワルプルギスの夜をぶっ倒すまで一時共闘ってことで良いんだね?」

弱ほむ「あ、ありがとう、ございます……!」

杏子「……ほら、食うかい?」

なあに邪魔になったらコロコロしてしまえばいい




杏子「いっただっきまーす!ん~、うめぇ~!」

QB「どうしたんだい杏子。やけに上機嫌じゃないか」

杏子「おわっ、キュゥべえ!」

QB「何か良いことでもあったのかい?」

杏子「別に……なんでもねぇよ」

QB「暁美ほむらたちと共闘することになったようだけど、そのことと関係があるのかな?」

杏子「ちっ……見てたのかよ。覗き見たぁ相変わらず良い趣味してるじゃんか」

QB「君も人のことは言えなんじゃないかな。よく遠くから彼女たちを見てるじゃないか」

杏子「……ふん」

QB「君が誰かと手を組むのは2度目だけど、今度は上手く行くと良いね」

杏子「……余計なお世話だよ」

放課後

マミ「みんな、お待たせ」

弱ほむ「あ、巴さん」

さやか「そんじゃ、全員集まったことだし、いつも通りまどかの護衛と行きますか!」

まどか「ご、護衛って、そんな……」

杏子「よぉ、楽しそうだね」

さやか「っ……!?」

まどか「あ、あなた……!」

杏子「おいおい、そんなに警戒すんなって。せっかく挨拶に来てやったってのにさ」

弱ほむ「佐倉さん……!」

ほむら『……まさかこの子の方から会いに来るなんてね』

ほむぅ

マミ「久し振りね、佐倉さん……。話は聞いてるわ」

杏子「そうかい。だったら説明は要らないね」

マミ「……本当に、信じて良いのね?」

杏子「安心しなって。本気で縄張り奪うつもりなら、
    わざわざ全員揃ってる時にこんな堂々と顔見せたりなんかしないよ」

マミ「……そうね、ごめんね。変に疑ったりして」

杏子「別に。そのくらい警戒してくれてた方が、あたしだって気が楽だ」

マミ「そう……。ともかく、あなたが元気そうで安心したわ」

杏子「そりゃどーも」

さやか「……あんた、あとで裏切るつもりじゃないでしょうね」

杏子「理由が違おうが、目的は同じなんだ。
   少なくともワルプルギスの夜をぶっ倒すまでは、あんたらにゃ手出ししないよ。
   それに、騙して裏切って……なんてまどろっこしい真似も好きじゃないしね」

さやか「…………」

まどか「え、えっと……?」

まどか「ど、どうして、この子が……?それに、ワルプ……え……?」

ほむら『……!』

杏子「なんだ、あんたお友達なのに何も聞かされてないのかい?
   ま、ただの一般人に話すようなことでもないけどさ。
   あたしも出来るなら首突っ込んで欲しくないし」

まどか「えっと……」

ほむら『しまった……出来ればこの子には伏せておきたかった情報なのに』

弱ほむ『ど、どうしましょう?ここまで知られて隠し通すのは……』

QB「状況が飲み込めないのも無理はないね。その点については、僕から説明するよ」

マミ「キュゥべえ!いつの間に……」

QB「まどか、知りたいだろう?なぜあの佐倉杏子がこうして接触してきたのか。
  そして、ワルプルギスの夜とは、何なのか。
  君には知る権利がある。いや、知るべきと言えるかもしれないね」

戸惑っちかわいい

まどか「っ……」

QB「良いかい、まどか。ワルプルギスの夜と言うのは……」

ほむら『っ……!』

弱ほむ「ま、待って!そのことは、私が説明します……!」

まどか「ほむらちゃん……?」

QB「そうかい?そうしてくれるのなら、別に構わないけど」

マミ「それなら少し……長い話になるかも知れないわ。
   佐倉さんも話があるだろうし、一度私の家に集まらない?美味しいお茶とケーキもあるし、ね?」

杏子「おぉ、ケーキ!」

さやか「…………」

マミ宅

マミ「さぁどうぞ、召し上がれ?」

杏子「んー!うめぇ!」

マミ「…………」

杏子「んぐ、んぐ……。ん、なんだよ?」

マミ「……ふふっ。変わってしまったと思ったけれど、そういうところは変わらないわね」

杏子「っ…………うるせぇ」

さやか「……?ねぇ、ほむら……あの2人って……?」

まどか「わたしも……ちょっと気になっちゃった」

弱ほむ「うん……えっとね、佐倉さんは確か、巴さんの……」

杏子「おい、何こそこそ話してやがる!暁美ほむら、あんたがどこまで知ってんのかは知らねぇが、
   余計なこと言いやがったらタダじゃおかねぇからな!」

マミ「こら、佐倉さん?大人しくしてないとケーキ没収よ?」

杏子「なっ、なんでだよ!くそっ……わかったよ……!」

さやか「…………」

QB「盛り上がってるところ悪いんだけど、そろそろ本題に入った方が良いんじゃないかな」

まどか「……!」

マミ「……そうね。それじゃ、暁美さん、お願いしても良い?」

弱ほむ「……はい」

杏マミうめえ

弱ほむ「1週間後、ワルプルギスの夜と呼ばれる魔女がこの町に来るの……」

まどか「ワルプルギスの、夜……」

弱ほむ「簡単に言えば……すごく強い魔女。きっと、1人で倒せる魔法少女は、ほとんど居ないくらい」

まどか「そ、そんなに、強いの……!?」

弱ほむ「うん……だから私は、仲間を増やしたの」

まどか「……あ、それで……!」

杏子「そういうこった。利害関係の一致ってやつ?
   少なくともそいつをぶっ倒すまでは、あたしらはチームを組むことになるね」

さやか「仕方なくだけどね」

マミ「美樹さん?あんまりケンカ腰にならないの」

弱ほむ「ワルプルギスの夜は、確かに強い……でも、大丈夫。私たちは、負けないから」

まどか「ほ、本当に……?」

杏子「4人も居りゃ十分すぎるっての。それとも何?あんた、あたしらを舐めてるわけ?」

まどか「そっ、そういうわけじゃ……!」

マミ「もう、佐倉さんも。あんまり脅かさないの」

さやか「まぁ……その点については同感だよ。
    安心しなって、まどか。魔法少女が4人も居るんだよ?負けるわけないって!」

マミ「……そうね。みんなの言う通りよ、鹿目さん。絶対に負けるもんですか」

まどか「さやかちゃん、マミさん……」

弱ほむ「だから、お願い……私たちのことを信じて……!
    絶対に、この町を、鹿目さんを、守ってみせるから……!」

まどか「……うん……わかった、わたし、信じる。みんなのこと、信じるよ……!」

ほむ

弱ほむ「ありがとう……鹿目さん……!」

さやか「まどかが信じてくれるんなら、元気百倍ってなもんですよ!」

マミ「ふふっ、そうね。応援してくれる人が居るだけで、とても心強いわ」

杏子「…………ふん」

マミ「それじゃ、一段落着いたところで。パトロール、行きましょうか。
   もちろん、鹿目さんのお家経由でね」

杏子「はっ、相変わらず熱心なことだねぇ」

弱ほむ「佐倉さんは、行かないんですか……?」

杏子「いいや、行くよ。あんたらがどれだけやんのか見ておきたいし」

さやか「何よ、偉そうに……」

杏子「一応命を預けるんだ。当然だろ?
   言っとくが、今日の戦い見て駄目だと思ったらあたしは降りさせてもらうからね」

さやか「なっ……そんな、突然……!」

杏子「なんだよ、自信がないのかい?」

さやか「べ、別にそういうわけじゃ……」

杏子「あーそっか。あんた、こん中じゃ一番の下っ端だもんねぇ」

>ほむら「私の中に、もう1人……!?」

あぁ、妊娠したのか
俺たちの子だ。一緒に頑張ろうね…!

マミかわいいよマミ

>>448

     (  ´・ω) 
    γ/  γ⌒ヽ (´;ω;`)>>448 ウッ…
    / |   、  イ(⌒    ⌒ヽ

    .l |    l   } )ヽ 、_、_, \ \
    {  |    l、 ´⌒ヽ-'巛(  / /
    .\ |    T ''' ――‐‐'^ (、_ノ
        |    |   / //  /

おは

http://i.imgur.com/c5BLb.jpg
http://i.imgur.com/pUs60.jpg
http://i.imgur.com/XEMig.jpg
http://i.imgur.com/pPWUP.jpg
http://i.imgur.com/udUy7.jpg

杏子「それもよりによって他人のために契約したとなっちゃ……ははっ。実力が知れるってもんだ」

さやか「うるさいわね!契約の理由は関係ないでしょ!?」

杏子「ま、悔しかったら実戦で証明してみなよ」

さやか「上等よ!なんなら今すぐ、ここで証明してあげようか!?」

杏子「はっ、おもしれぇ!受けて立とうじゃん!
   あたしとやって証明になるわけなんてないけどな!」

さやか「舐めんじゃないわよ!
    あんただって大口叩いて後で恥かいたって知らないからね!謝るなら今のうちだよ!」

杏子「だーれが謝るってぇ!?その言葉そのままそっくりあんたに返してやるよ!」

マミ「ほらほら2人ともー?ウチの中であんまり暴れないでくれると助かるんだけどなー?」

さやか&杏子「っ……!?」

さやか「はっ……はいっ!ごめんなさいっ……!」

杏子「っ……んだよ……あいつが勝手に突っかかってきたんじゃんかよ……」

マミ「佐倉さん?」

杏子「っ……な、なんでもねぇよ……くそっ……」

マミ「そう?なら良いの。それじゃ、みんな行きましょう?」

まどか「は、はい……」

弱ほむ『こ、怖い……』

ほむら『怒らせると色々と厄介なのよね、この人は……』

実力的にはほむらに次ぐだろうしな




使い魔「ケケケケケケケ!!」

さやか「てい!おりゃあ!」

杏子「…………」

さやか「ちょっとあんた!ぼーっと見てないでちょっとは手伝ったら!?」

杏子「何言ってんのさ?だからあたしは、あんたらがどんだけやんのか見たいだけだって」

弱ほむ「美樹さん、前!」

さやか「うぉっ、とぉ!あぶなっ!」

マミ「だめよ、美樹さん!今は戦いに集中して!」

さやか「くっ……もー!わかったわよ!じゃああんたはそこであたしの活躍を見てなさいよね!」

杏子「活躍かどうかは知らねえが、最初からそうさせてもらうつもりだっての」

デミさんダイエットしててイライラしやすいんだよ
毎日ケーキ3ホールは食べさせないと・・・

>>459
屋上

>>459
冗談だろ?
ダンボールに入った在庫三箱分の間違いじゃないか?




さやか「どおりゃあああ!」

使い魔「ギャァアアアアアア……!」

弱ほむ「今ので、最後だったみたい……」

さやか「どーよ!あたしの実力!」

杏子「……まぁ、確かにだいぶマシにはなってるな」

さやか「ふん!もっと素直に褒めたらどーなのよ?」

杏子「調子に乗んな、まだまだ甘いっつーの。大体が、攻撃一辺倒すぎなんだよ。
   たまたま高い回復力に頼って防御も回避もろくにせずにただ突っ込むだけじゃね」

さやか「なっ……!」

杏子「視野が狭すぎんだよ。動きも無駄が多くて、しかもワンパターンと来た」

さやか「な、なによ、ぼーっと見てただけの癖に偉そうに……」

マミ「あら……私が言おうと思ってたこと、ほとんど言われちゃったわね」

さやか「えぇ!?」

マミ「驚いたわ、佐倉さん。あなた、そんなに的確なアドバイスまで出来るようになってたのね」

杏子「まぁね。言ったろ?あんたらには命を預けるんだ。お粗末なままじゃ困るんだよ。
   とは言え……全体的には悪くない。粗が目立ったのはそこのボンクラだけだしね」

さやか「ぼ、ぼんくら……!?」

杏子「とにかく、あんたにゃ強くなってもらわなきゃ困るんだ。あんたは……」

さやか「……?何よ」

杏子「……ま、さっきも言った通り、全体的には悪くないしね。
   これならなんとかやれそうだ。引き続き、よろしく頼むぜ?」




さやか「あーあ、もう何なのよあいつ!むかつくぅー!」

マミ「確かに口はちょっと悪いけど……でも、あのアドバイスは的確だったわ」

さやか「だから余計むかつくんですよ……ギギギ……悔しい……」

マミ「それに、気付かなかった?あの子、あなたのことばかり見てたのよ」

さやか「えっ?」

弱ほむ「それは、確かに私もそう思いました……」

マミ「それもすごく真剣な顔でね」

あんこちゃんつんつん

ギギギ

さやか「……きっとあたしのこと気に入らないから、粗を探してやろうと必死だったんだよ!」

マミ「本当にそう思う?」

さやか「…………でもあたしは……まだあいつのこと、好きになれません」

マミ「考え方の違い……ね。確かにその壁は大きいかも知れないわね。
   でも……人の考え方には、人それぞれの理由がある。佐倉さんだって例外じゃないわ」

さやか「…………」

マミ「確かにあの子の考え方は利己的かも知れないけど……
  進んで人を傷付けたりするような子じゃないってことは、分かってあげてね」

さやか「……うん」

翌日、病院

さやか「恭介!」

恭介「やぁ、さやか」

さやか「どう?怪我の具合」

恭介「それがね、実は明日退院することに決まったんだ」

さやか「え、そうなの!でも予定じゃもう少しかかるって……」

恭介「先生もびっくりするくらい経過が順調だし、もう問題ないだろうって。
   ベッドで寝てるよりも、外で出歩いた方がリハビリにもなるだろう、って」

さやか「そうなんだ……!やったじゃん!おめでとう、恭介!」

恭介「ありがとう、さやか」

ザ・ゾムビ

追いつき④

こう

さやか「そんな、良いって良いって!あたしなんにもしてないし!」

恭介「……さやかには、本当に色々迷惑をかけたよね」

さやか「め、迷惑なんてこと……!あたしが勝手にお見舞い来てたんだし!」

恭介「…………」

さやか「……恭介?」

恭介「ねぇ、さやか……1つ訊いても良いかい?」

さやか「……な、なに……?」

恭介「あの日……僕が、自殺しようとした日……」

さやか「っ……!」

恭介「さやかが言ってた……さやかの人生は、って」

さやか「え、えっと、それは……。ッ!?」

恭介「……さやか?」

魔力反応!?
こんな時に……!

い、いや、これは逆に、助かったのかも……?

さやか「ご、ごめん!あたし、急ぐ用事があるんだった!もう行くね!」

恭介「え?ちょっと、さやか……!」

さやか「ほんっとーにごめん!退院おめでとう、恭介!またね!ばいばい!」

さる

終わった

病院の外

さやか「ご、ごめん!お待たせ!」

まどか「さやかちゃん!」

マミ「美樹さん……良かったの?彼ともう少し長くお喋りしなくて……
   今日は私たちに任せてくれても良いのよ?」

さやか「い、良いですよそんなの!それより、反応はどの辺りから……?」

弱ほむ「病院の中というわけじゃないみたい……」

マミ「不幸中の幸い、と言ったところかしらね」

さやか「そっか……それじゃ、行きますか!まどかはここで待っててね!すぐ終わらせて来るから!」

まどか「う、うん……!みんな、気を付けて!」




まどか「……みんな、今戦ってるのかな……」

QB「みんなの様子が気になるかい?」

まどか「キュゥべえ!」

QB「どうしても気になるのなら、僕が連れて行ってあげられるよ。
  君も本心では、みんなの力になりたいと思ってるんだろう?」

まどか「…………」

QB「だいたい、この現状はちょっと妙だよね。
  この町の……いや、世界中の誰よりも素質を持つ君が、こんな風にただ傍観しているだけなんて。
  僕としては、素質のある子ほど契約してくれるに越したことはないんだけどな」

まどか「……それは」

杏子「ったく。あいつらの目を盗んで勧誘かい?相変わらずこすい真似するねぇ」

まどか「っ!」

QB「……杏子」

杏子「だからさぁ、もうこれ以上魔法少女増やすんじゃないっつーの。迷惑だって言ってんでしょ?」

QB「おかしなことを言うね。ワルプルギスの夜を倒すのには、味方が1人でも多い方が良いじゃないのかい?」

杏子「そういうことじゃねぇんだよ。おい、あんた……まどかっつったか?」

まどか「う、うん……」

杏子「あんたみたいな幸せに暮らしてる奴に魔法少女になられるのが一番むかつくんだわ。
   覚えときな。もしあんたがくだらねぇ願いで契約なんかしたら、
   このあたしがいの一番にぶっ潰してやるよ」

まどか「……うん。大丈夫だよ。みんなが言ってたから……
    わたしには、信じて待っていて欲しいって。
    だからわたしは、そんな簡単に魔法少女になったりなんてしない」

杏子「わかってんなら良いんだ。ま、そういうこった。残念だったな、キュゥべえ」

QB「……ところで、君はみんなと一緒に戦わなくて良いのかい?」

杏子「だってあれ、ただの雑魚じゃん。あたしが行かなくたってあいつらだけで十分だろ。
   見るだけならこっからだって出来るしね」

QB「そうかい」

杏子「……あーあー何やってんだよあいつ……だからもっと周り見ろってんだ、ったく……」

QB「…………」




マミ「お待たせ、鹿目さん」

まどか「お疲れさまです!みんなも、お疲れさま!」

さやか「いやー、今日もさやかちゃん大活躍だったよ!」

杏子「どこがだよ、危なっかしいったらありゃしない」

さやか「なっ!?あ、あんた居たの!?」

弱ほむ「来てくれてたんですね……」

杏子「ま、一応ね」

マミ「それで、どうだった?今日も美樹さんのこと見てくれてたんでしょ?」

杏子「昨日言ったことには多少気を付けてるようだったが、でもまだまだ……」

さやか「っ……うるさいなぁ!見てるだけのあんたに言われたくないわよ!」

杏子「なんだよ、図星つかれて悔しいのかい?」

さやか「くっ……この……!」

弱ほむ「み、美樹さん、落ち着いて……!」

まどか「そ、そうだ!ねぇさやかちゃん!上条くんの具合、どうだったの?」

さやか「え……何、恭介がどうしたって?」

まどか「ほら、もう怪我が治って何日か経つよね!その後は順調なのかなーって!」

さやか「あ、うん。それがさ、明日には退院なんだって」

ほむら『……!』

マミ「まぁ!良かったわね、美樹さん」

さやか「えへへ……どーも」

杏子「あぁ、あんたが惚れてる男か。おめでたいこった」

さやか「あんたの“おめでたい”は絶対馬鹿にしてるでしょ!」

マミ「あら、もう“惚れてる”は否定しないのね」

さやか「うっ……そ、そそそんなこと……!」

まどか「さやかちゃん、もうみんな気付いてるよ……」

さやか「えっ!?う、うそ!?」

杏子「あたしが気付いててそいつらが気付かないわけないだろうが……」

弱ほむ『ふふっ……美樹さん、楽しそう』

ほむら『……浮かれてる場合じゃ、ないかも知れないわよ』

弱ほむ『えっ……?』

ほむら『忘れたの?あの子が……美樹さんが、魔女化してしまう理由。話したでしょう?』

弱ほむ『っあ……!』

さやか「も、もう良いでしょ!この話は!さー帰ろう帰ろう!」

弱ほむ「は、早く告白しなきゃ!」

さやか「うぇっ!?」

杏子「っ……なんだよ。急にでかい声出すなよな」

マミ「暁美さん、どうしたの突然?」

弱ほむ「は、早く告白しないと……と、取られちゃう……!」

まどか「取られちゃう、って……?」

弱ほむ「え、えっと、……だ、誰かが、
    上条くんが退院したら、告白しようかなーって、言ってた、ような……」

さやか「えっ……!?」

まどか「ほ、ほむらちゃん、それ、本当!?」

さやか「あ、あははは……そんなまさか……」

弱ほむ「ほ、本当ですっ……!」

マミ「だとしたら……美樹さん、これは一刻を争う事態よ。
   今からでも遅くはないわ。緊急会議を開きましょう」

杏子「あほくさ……勝手にやっててくれ。あたしは帰る」

さやか「い、良いよ緊急会議なんて大げさな……」

まどか「でも、さやかちゃん……」

マミ「美樹さん、本気で彼のこと好きなんでしょう?」

さやか「うっ……まぁ……う、うん……」

マミ「とにかく、まずはその誰かより先にアプローチを仕掛けないとね」

さやか「アプローチったってそんな、どうすれば……」

弱ほむ「と、とりあえず、朝一緒に学校に行こうって誘ってみたら……」

さやか「えっ……!で、でも変じゃない?そんな理由もなく……」

まどか「理由なんて考えちゃえば良いんだよ!」

杏子ちゃんぺろぺろ支援

ほひひ

支援しとこう

べべへ

さやかちゃんの恋路を応援するまどっち可愛い

まどまど

ほむちゃん!

飯食ってるやん

ここからが正念場

まどまど…

さる食らい過ぎわろた

ごめんけど出かける
18時頃には帰ってくるから、保守してくれたら嬉しい
このスレで終わらすから

分かった

了解まどっち

いってら

こりゃ終わらんな

いいや、おわる

ほしゆー

幾らなんでも六時はキツい。

保守

ho

http://i.imgur.com/JJkoP.jpg

たそ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

ほしゅ

めがほむのほむほむ化
http://twitpic.com/597hkn

このほむほむは完全に表情がメガほむ
http://www.syu-ta-anime.com/blogimg/2011/c/20110504madoka02.jpg

眼鏡描き足したら完全にメガほむ
http://www.syu-ta-anime.com/blogimg/2011/c/20110504madoka03.jpg

ほむほむ~

ほほほほ

ははっ、ほむらちゃんはかわいいな~

ナノほむ
マイクロほむ
ミリほむ
ほむ
キロほむ
メガほむ
ギガほむ
テラほむ
ペタほむ
ヨタほむ
エクサほむ

ピコほむちゃんぺろぺろ

ほしゅ

なぜほむらちゃんがかわいいのかについて語り合おう

まだかまぎか

>>529
ナノとかペタとか、胸のことかーっ!

保守

単発保守

たもつ

保守

ほむほしゅ

ほむ

>>540
だからメガほむは胸あったんだな

俺がほむらキャラスレに投下したコラを再び目にする日が来るとは思わなんだ
今見ると色々ひでー

>>548
だがちょっと待ってほしい。
ペタが補助単位だとすればメガより大きく、擬態語なら、まっ平らとなる。
どちらが正しいのだろう。

マミ「そうね……例えば、退院直後で体が心配だから、とか?」

ほむら『そう言えば彼、退院直後は松葉杖を付いていたわ。外で歩くのもリハビリだって』

弱ほむ「……!じゃあ、リハビリの練習に付き合うって言うのはどうかな……」

さやか「あ……確かに恭介、リハビリがどうとか言ってたような……」

マミ「まぁ、だったらちょうど良いじゃない!
   まずはリハビリのお手伝いってことで、一緒に登校するところから始めましょう?」

さやか「……まぁ、そのくらいならなんとか……」

マミ「今日はもう遅いから無理かも知れないけど、明日には誘わなくちゃ。
  彼が登校してくるのは明後日でしょうし、それまでにね」

まどか「さやかちゃん、がんばって!」

弱ほむ「応援するね……!」

さやか「お、おう……。恥ずかしいなぁ、もう」

おかえり

うおおおおおおおおおお
保守できてよかったああ

きたあああああああああああああああああ

ガタッ

翌日、上条家

さやか「や、やっほー、恭介」

恭介「やぁ、さやか。今日はどうしたんだい?」

さやか「えっと……一応、もう1回おめでとうって言っておこうと思って……」

恭介「そんな、わざわざありがとう。嬉しいよ」

さやか「それでね、えっと……き、恭介!足の具合はどう!?」

恭介「前みたいに歩けるにはもう少し時間がかかりそうかな……。でも大丈夫。
   すぐに歩けるようになって見せるよ。今週中に松葉杖なしで歩くのが目標なんだ」

さやか「あの、えっと……て、手伝おっか……?」

恭介「え?手伝うって……」

さやか「だ、だから、恭介が早く元通りに歩けるように、手伝おっかな、って……」

さやや

iPod touchの充電が切れたじゃねーか

さやか「と、登下校も、リハビリのうちなんでしょ?
    だから、その……い、一緒に登校してあげるよ!」

恭介「そんな……悪いよ。ただでさえ、さやかにはたくさんお見舞いに来てもらってたのに、
   退院してからもまだ手間をかけさせるなんて……」

さやか「い、良いの!あたしがやりたくてやってることなんだから!
    恭介はそんなこと気にしなくて良いの!遠慮しないでよ、幼馴染なんだからさ!」

恭介「さやか……本当に良いのかい?」

さやか「だから、良いんだって!」

恭介「そうか……ありがとう。だったら、お願いしようかな」

さやか「っ……!う、うん!」

恭介「それじゃ、明日からよろしくね、さやか」

さやか「うん!明日迎えに来るから!約束だよ!忘れちゃ嫌だからね!」

さやさやさやさや

さあどうなる

ほむむ

翌日

さやか「みんな、おっはよー!」

恭介「あはは、さやかは朝から元気だね」

まどか「さやかちゃん!」

ほむら『上手くいったみたいね』

弱ほむ「良かった……」

中沢「おい上条!もう怪我は良いのかよ!」

恭介「おかげさまで。足の方はもう少しかかりそうだけどね」

中沢「つーか、退院早々見せ付けてくれるじゃねぇか、おい!」

恭介「あはは、もう、からかわないでくれよ。さやかは僕のリハビリに付き合ってくれてるだけだよ」

さやか「そっ、そうだよ!やだなー勘違いしちゃってさみんな!ねぇ、仁美!」

仁美「……お2人は、まだお付き合いしてませんの?」

ワカメは こちらの ようすを うかがっている!

わかめ死ねカス

イケッそこだワカメ!

わかめ!空気読んで!

さやか「だーかーら、そう言ってるじゃん!仁美まで何言い出してんのよもう!」

仁美「……そうですか」

さやか「そうだよ!まったく、みんなしてからかっちゃってさ、困っちゃうわよねー!」

仁美「……さやかさん、今日の放課後、時間はありますか?」

さやか「へっ?今日の放課後。うん、まぁ別に良いけど?」

弱ほむ『……!こ、これってもしかして……』

ほむら『……でしょうね』

弱ほむ『と、止めた方が良いでしょうか……!』

ほむら『今止めたところで……志筑仁美の意志は変わらない。
    ……結局私たちに出来るのは手助けだけ。最終的に解決するのは本人でないと……」

弱ほむ『っ……』

ほむら『幸い、今の美樹さんは恋愛に関して比較的前向きになってる。
    今のあの子なら、きっと大丈夫。きっと……』

放課後

マミ「あら、今日は美樹さんは一緒じゃないの?」

まどか「はい。なんか、仁美ちゃんがさやかちゃんに大切な用事があるみたいで」

マミ「仁美……あぁ、あなたたちのお友達の志筑仁美さんね?」

まどか「うーん……2人っきりで話がしたいなんて、どうしたんだろ?」

弱ほむ「……上条くんのこと、だと思う」

まどか「へっ……?」

マミ「暁美さん……それ、どういうこと?」

弱ほむ「この前言った、上条くんが退院したら告白する人って……志筑さんのことだったんです……」

まどか「っ……え、う、うそ……!」

マミ「……それって……!」

まどか「そ、そんな……仁美ちゃんが……!?ど、どうしたら良いの、そんなの……!」

マミ「……こればっかりは……私たちが考えても仕方ないこと、だと思う。
  美樹さんと、志筑さんが2人で解決しないと……」

まどか「っ……」

マミ「……そうね。どんな結果になっても、恋ばっかりは、どうしようもないものね……。
   大丈夫、きっと美樹さんなら、良い結果を持って帰ってくれるわ!」

まどか「は……はい……。さやかちゃん……」

投下ペース早いね




マミ「見つけた……!」

弱ほむ「反応、ここで間違いなさそうですね」

杏子「ん?よぉ、やっと来たか」

弱ほむ「佐倉さん!」

杏子「へへっ、今日はあたしが一番乗りだな。しかもこの反応、相手は魔女だ。
   一番乗りってことで、こいつのグリーフシードはあたしが頂くよ」

マミ「そんなルールを決めた覚えはないけど……まぁ良いわ。手伝ってくれるのなら」

弱ほむ「そうですね、今日は美樹さんも居なくて1人足りないからちょうど……」

さやか「お、お待たせしましたぁ!」

弱ほむ「えっ……?み、美樹さん!?」

ほむら『ッ……!この子、まさか……!』

マミ「あなた、志筑さんは……いえ、上条くんは……!?」

さやか「え……もしかして、みんな知ってるの?や、やだなぁもう……」

弱ほむ「か、上条くんのところには行ったの……!?」

さやか「……だってさ、魔女の気配がしたから……」

ほむら『っ……行かなかったのね……』

杏子「……大丈夫なのかよ」

さやか「……だってあたしは、魔法少女なんだから!魔女退治に優先することなんて……」

マミ「……わかったわ、それなら早く片付けちゃいましょう!」

弱ほむ『美樹さん……本当に大丈夫なんでしょうか……』

ほむら『そんなわけ、ないじゃない……。
    あの子は今、使命感と恋愛感情との間で揺れている……。
    そんな状態でいつも通りに戦えるはずがない……!』

さやか「…………」

……あたしは、大丈夫。
だってあたしは、魔法少女なんだから。
一番優先しなきゃいけないのは、自分のことなんかじゃなくて、他の人のことなんだから……!

ほむらぁあああああああああああああ

あーあ

終わったな

まだだ!まだボールは生きている!

さやかああああああああ




魔女「オォオオオォォオオオ!!」

さやか「くっ……このっ……!」

杏子「何やってんだこの馬鹿!真面目にやれ!」

さやか「や、やってるよ……!でも……!」

っ……全然、体がいつもみたいに動かない……!

マミ「美樹さん……全然、いつもと違う……!連携が繋がらない……!」

弱ほむ「っ……やっぱり、美樹さん……!」

魔女「オォォォオオオオオオオオオ!!」

さやか「……あっ……!」

失恋=魔女化って風潮まだ残ってるのか

さやカス死ね

単発黙れ

>>590
黙ってろ

赤ID様がお怒りだ
口を慎め

しまった……!

魔女「オォオオオオオオオオ!!」

魔女の、攻撃……大きい……!
これは受けちゃ駄目だ……絶対、避けないと……!

さやか「……!」

あ……駄目、無理、これ、避けられな……!

杏子「ッ!さやか!」

さやか「えっ……」

杏子「あぐぅっ……!」

う、うそ……あたしを……かばった……!?

杏子「がっ……はっ……!」

あんあん!

なんてこった…

マミ「さ、佐倉さん!?」

弱ほむ「えっ……!?な、なに、何が……ッ!」

杏子「っ……くそ、直撃、かよ……!ぐっ……この程度の、傷……魔法で……!」

マミ「大変、すごい血が……!……え?さ……佐倉、さん……?」

杏子「な……んだよ、これ……」

さやか「っ……あ、あんた、なんで……」

杏子「な、んで……!変身、解けてんだよ……!」

ほむら『ッ……!』

弱ほむ「嘘……まさか……!ソウルジェムが、壊れ……!?」

ほむら『いいえ、ソウルジェムが破損したなら既に……これは……!』

さやかちゃんアホ

ほむら『杏子の出血箇所……そうか……!魔女の攻撃で、ソウルジェムが抉り取られたのよ……!』

弱ほむ『そ……そんなことって……!』

魔女「オオオォォォォ……」

マミ「結界が、消え……!」

ほむら『まずい……!』

杏子「くそっ……逃が、すか……!」

さやか「だ、だめだよ!そんな傷で……!それに、変身もしてないのに……!」

ほむら「っ……!」

 カチッ

マミ「えっ……あ、暁美さん!?」

ここからさやかが
恭介のことはもうどうでもいいわー
あんこーあんこー

ってなったら笑うしかないな

百合だったらやだな

マミ「こんな時にどこへ……!」

QB「きっと、逃げた魔女を追いかけたんだろうね」

さやか「キュゥべえ!?ま、魔女を追いかけるって、そんなことしてる場合じゃ……」

QB「いや、彼女の判断は正しいよ。
  なんせ、君たち魔法少女が体をコントロールできるのは、せいぜい100m内が限度だからね。
  本体であるソウルジェムが結界ごと移動するとなると、少し大事になる」

さやか「え……?あ、あんた何言って……」

マミ「さ、佐倉さん?佐倉さん!?どうしたの!?しっかりして!!」

さやか「ッ……!?」

QB「まぁ、そうなるだろうね」

マミ「美樹さん!大変なの、佐倉さんが!傷は治したのに、治したはずなのに!
  どうして……!どうして死んじゃってるの!?」

さやか「……うそ……!」

あかん

さる

さやか「ッ……キュ、キュゥべえ!どういうこと!?」

QB「だから、さっきも言ったじゃないか。ソウルジェムこそが、君たちの本体、魂なんだよ。
  そこに転がってるのは杏子じゃない。ただの抜け殻さ」

マミ「な……なに、を……」

QB「魔法少女と契約を取り結ぶ僕の仕事はね。
  君たちの魂を抜き取って、ソウルジェムに変換することなんだよ」

さやか「……うそ」

マミ「私たちの本体が……ソウルジェム……?
   どうして……どうしてそんな大事なことを黙ってたの!?」

QB「訊かれなかったからね。事実、知らなかったところで何の不都合もない。
   マミ、君は何も知らなかったけど今まで立派に魔法少女の務めを果たして来れたじゃないか」

ttp://i.imgur.com/W9M1y.jpg
バーサヤカーのお知らせ

マミ「っ……わたしたちを、騙してたの……?」

QB「騙すという行為自体、僕には理解できないよ」

さやか「じ……冗談じゃないわよ!そんな、そんなの……!
    あたしたち、ゾンビにされたようなもんじゃない!」

QB「やれやれ……君たちはいつもそうだね。真実を知ると決まって同じ反応をする。わけがわからないよ」

さやか「くっ……この……!」

ほむら「っ……はぁ……はぁ……はぁ……」

さやか「ほ、ほむら……!」

マミ「暁美さん!あの魔女は……さ、佐倉さんのソウルジェムは……!?」

ほむら「……ごめんなさい」

やばいよやばいよ

気まぐれ保守!残レス大丈夫か?

戻ってきたらあんあんぴんち!

杏子ちゃんがゾンビになっちゃうじゃないですかーやだー

さやか「え……」

ほむら「気配を、見失ってしまった……逃がしてしまった……」

マミ「そんな……!」

QB「そうか、良かった」

さやか「ッ……!?ふざけんな!何が……!」

QB「だってまだ望みはあるってことだろう?ソウルジェムが砕けない限り、
  見付け出してそこの体の元に持って来れば、また元通りに動くようになるんだから」

マミ「……!」

QB「ただし、それまで体の扱いには注意した方が良いよ。
  せっかく魂が戻っても、鮮度が維持できていなければ……」

ほむら「もう良いわ、キュゥべえ。あとは私たちでなんとかする。目障りだから早く消えて」

>>607
一瞬QBが死屍累々になってるように見えた

さるったか

QB「……君は怒るとずいぶん人が変わるみたいだね」

ほむら「消えろと言ったのよ。聞こえなかったのかしら」

QB「やれやれ、わかったよ」

ほむら「…………」

さやか「ね、ねぇ、ほむら……これからどうすれば……!?」

ほむら「あいつの言う通り……この子を元に戻す方法はある。
    それにはまず、この体をどこか安全な場所に移して、鮮度を魔力で維持しないと……」

マミ「っ……だ、だったら、私の家に移しましょう……!
  それにそういう魔力の使い方なら、きっと、私が一番向いているはず……」

ほむら「……巴さん……!」

さやか「じ、じゃああたし!あの魔女を、ソウルジェムを探して来る!」

ほむら「……2人とも、平気なの……?」

マミ「……確かに、ショックだけど……今はそれどころじゃないもの」

怪我の功名だな

状況は良くないが悪くない流れだ

マミ「泣くのも落ち込むのも、全部終わってから。佐倉さんがこんな状態なのに……」

さやか「……あたしの……あたしのせいで……!」

ほむら「……後悔も、すべてが終わってからにしましょう。謝るのなら、この子に直接謝らないとね」

さやか「っ……うん……」

ほむら「……それから2人とも。ソウルジェムの穢れには十分注意して。
    ソウルジェムは、私たちの魂。魂が穢れるということは……」

マミ「……少なくとも、良くないことが起こることは確実ね」

さやか「それこそ本当に……死んじゃうとか……」

ほむら「そうね……そう考えてもらって良い。
    この宝石が黒く濁りきった時、私たちは人としての死を迎える」

マミ「っ……わかった、ソウルジェムの状態には細心の注意を払うわね」

ほむら「それじゃ、この子の体をお願いします。
    私は美樹さんと手分けしてソウルジェムを……」

さやか「う、うん……!」




ほむらは、悔やむのも全部終わってから、って言ったけど……やっぱり、無理だよ。
あたしのせいで誰かが死ぬかも知れないなんて、そんなの、悔やむなって方が無理……。

なんで、こんなことになっちゃんたんだろ……。

……あたしが、戦いに集中してなかったから……。
そうだ、戦ってる途中、ずっと頭がもやもやして、全然動かなかった……。
それはどうして……?

……恭介。
恭介のことばっかり、考えてたからだ……。

……あたしって、何なんだろ……。

さやカス

本当にカバ

正義の味方とか言っちゃって、人のために戦うとか言っちゃって……

結局あたしは、本当は恭介と幸せになりたかったんだ。
人のためじゃなくて、自分のため……自分が幸せになりたかったんだ。

でも、その幸せが手に入らないかも知れないってなったら、その途端に……。

結局、何もかも中途半端。

あたしは、何なの?
あたしは、何のために……。

さやか「う……ぁああああああ!!」

使い魔「ギャァァアアアアア……!」

さやか「はぁっ……はぁっ……ここじゃ、なかった……次……!」

一番状況として悪いのは、さやかが約束を破ってしまった事

魔女化確定やな

はいはいバーサヤカーバーサヤカー

保守

翌日、放課後

まどか「さやかちゃんとほむらちゃん、結局学校来なかったな……」

QB「今良いかな、まどか」

まどか「キュゥべえ!ど、どうしたの?」

QB「2人が学校を欠席した理由が気になっている様子だったからね。ちなみに、マミも今日は欠席だ」

まどか「……!じゃあやっぱり……!」

QB「そうだね。魔法少女絡みだ。実は今、少し大変な状況にある」

まどか「た、大変って……!?」

QB「魔女との戦いで負った傷が原因で、佐倉杏子が目を覚まさないんだ。
  それも、さやかを庇って負ってしまった傷でね」

死ねごみQB

QB営業のターン!

まどか「えっ……!?」

QB「そのおかげで、さやかはかなり精神的に動揺している。
   杏子はもとより、さやかまで危険な状態と言って良い。
   半ば自暴自棄気味に、魔女や使い魔を見境なく倒して行ってる。
   このままじゃあ、いつ何が起こるか分からない」

まどか「そ、そんな……!」

QB「最悪の場合、2人とも命を落とす可能性だってある。
  ただ……君なら、その運命も覆すことが可能だ」

まどか「っ……!」

QB「だから、まどか。僕と……」

ほむら「それには及ばないわ……!」

QB死ね

営業妨害ブレないな

       / |: : /i:|  |: :i: : :|: : : : : : : : :|: : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
     /   |: :/ |:| __、: l,: ::l: :|: : : : : : :|ヽ===、、: :l: : : :ヽ: : : : : : : : : : :|
         |:./l .l| /rミi:|、:l: : l: : : : : : :/: :v,=='_': :l: : : : :l: : : : : : : : : : :|
         V/  /;/ リ |: /: : : : : : :/: : :ヾ:つ): l: : : : :l: : : : : : : : : : |
       __. ノ  //    /:/: : : : : : /,. --、: : l: : |: : : : : : : : : : : : : : |
       |      '´   /:/: : : : : : :// i` }: : l: : l: : : : :.l: : : : : : : : :.|
       ヽ   ヽヽヽ  /:/: : : : : : :/ノ ! ` /: :l: : :|: : : : :|: : :.|: : : : : :|
       '、       l:/: : : : : : :/' __ノ /: : : : : :|: : : : :|: : :.|: : : : : :|

         >     l: : : : : : : :/ ´,, -'´|: : : : : :.l: : : : :l: : : l: : : : ii:.|
         |      l: : : : ,: : :,/ '´   |:/: : :l: : : : : : /: : : : : : / |:l
         、     l: : : : /l: :/     ,l: ,i: : /: : : : /: : : : : : /  ヽ
         `i゙ ー --|: : :,/ l: /     // |: : : : : : : : : /l: r.:/

           |: :/: :/: : :イ  l:/     /  l:/,|: : : : :.//,' /,'
          |: l ;l:./: :ィ:/} ,/    _ ,-==-''/ /: : :r'´ / /
          |:| v/:/ r,f=== -‐''´´     /:/ |
           l| レ   l|          _ '--―.ヽ   これ…とうとう
                 ll   __,. -  ,.r'´,r '´ ̄ ̄ヾ  きちゃったかな!
                | '´    //        ヽ
      七._  -/-  |    /l⌒ヽ  n 土  ノ__」_ヽ _」__\''
     (_乂 )  / こ . Lノ  V  ノ  ヒl 寸  |  |_  ノ _|

QB「…………」

まどか「ほむらちゃん……!」

ほむら「その件については、私が対処する……」

QB「……君だけで対処しきれるのかな。杏子の目を覚まさせるだけじゃなく、
  彼女を救わなければいけないはずのさやかにまで気をかけなければならない。
  君1人では荷が重過ぎないかい?」

ほむら「……平気よ……」

まどか「ほむらちゃん……本当に……!」

ほむら「……大丈夫よ、鹿目さん。美樹さんなら、きっと佐倉さんを救える。
    それに、私も巴さんも今、全力を尽くしてる……。
    前にも言ったでしょう?私たちを、信じていて欲しい……」

まどか「……で、でも……わたし……!」

ほむら「……どうしてもと言うなら……あの子の、佐倉さんのそばに居てあげて」


                     r 、...-――- ...
               . イ:| ..:..:....:....:.....:.....:.. ミ...、
  ハァハァ…      /........:| ..:...:......:ヽ:、:...:. \:.. \
               /  ./ /| ..:...:{:......:|:..ヽ\ヽ:.ヽ:.....ヽ
  ハァハァ    / ..:..:,i:/ i:i:...:.乂:__ト_:..ト:..ヽi:.....∨:..‘, 杏子ぉおお!!
             / .:′/{/___乂..:..:..ト.丁x=ミ、..:i!..:..:..iう):..: 
            ,′:|...:|l ,ァ=ミ ∧{:..:{  'f.::うi}ト、|..:..:...i)):....{  
          /イ 八 :{ { ん:.1  \}   ヒ..ソ |:..:...|::.八:.、
        /´ |.八:..ド ヒツ  '   / /i ハ|:..:...「i:.i:. ト\
         | ..:ト\/i/            |:..:...|ノ::|:..|
           : ...:|:{     __ .  ≦ `i   |:′:..};⌒}:}r‐y
       _ r‐ ミ...:込.   ‘廴     ノ   j{:..:.../ /7 ム=、
      〈 v`{__ノ ヽヽ:{:> ..         . イハ|r<トイ (_/ノ ム
    r―廴}     __}_ :ト、:{::.:ir≧i‐_ ...斗≦}八 __入  ( イノ ノ
    > ._)    ( __,.. ヽ≧八¨¨}}r― ´  人r乂      ‘ァ'
    〈 Y、   /    ハ>‐‐ミ }}}_,. ≦ ̄ ̄ 〉{ \下 ==イハ
    ヽノ \ _ , ィチ 〉.........:={:..:}-:............. 〈八  了不´ |

        { `廴_ /  {............:.:.廴「`:.............. } /  // }:{   {、
       ノ /:ハ:i   {:.:.:.:.:.::イ| |ヽミ::........:.:.{ム:、 j::{ |、 ノ}'\
        ,イ{ {:/  }:}   ノ</::/八.{ ∧:{>ミ:.:.〉 ト __ノ 八:∨ム  ノ

ほむら「家でじっと待っているのが我慢できないのなら、あの子の横で、見守ってあげてちょうだい」

まどか「っ……ほむらちゃん……!」

ほむら「佐倉さんは今、巴さんの家で眠っているわ」

まどか「わ……わかった!ありがとう……!」

ほむら「…………」

QB「やれやれ……君はわざと僕の邪魔をしてるよね」

ほむら「さぁね。あなたに構ってる暇はないの。それじゃ」

QB「…………」

弱ほむ『……あ、あの。良かったんですか?鹿目さん、巴さんのところに行かせても……』

ほむら『確かに、今の現状をまどかにはあまり知られたくはなかったけれど、
    私たちの目の届かないところであいつに契約を持ちかけられるよりはマシよ』

弱ほむ『……鹿目さんにはああ言ったけど……美樹さん、本当に、大丈夫なんですか……?』

ほむら『……急ぎましょう』

ほむらちゃん頑張って

さやかはまだアラート鳴りっ放しって感じだな
どうフォローすれば魔女にならずに済むか

はらはら

マミ宅

まどか「ま、マミさん……!」

マミ「っ……鹿目さん、どうしてここに……!」

まどか「き、杏子ちゃんが大変だって聞いて……杏子ちゃんは!?」

マミ「……今は、眠ってるわ」

まどか「……杏子ちゃ……えっ……?」

マミ「…………」

まどか「手が、冷たい……こ、これって……!」

マミ「……っ……」

まどか「そんな……!で、でも、生き返るんですよね!?
    だって今、さやかちゃんとほむらちゃん、頑張ってくれてるって……!」

マミ「……えぇ。ソウルジェムを、見付け出せば……」

まどか「……え……?」

マミさんは物理的に守れば何とかなる
さやかの魔女化を止めるのは本当に難しいよなー




まどか「そ、そんな……そんなことって……」

マミ「私も、すごく混乱してるわ……でも、今はそんなこと言ってる場合じゃない……。
   こんな……佐倉さんがこんな状態なのに……
   私たちだけで泣いたり騒いだりしてるわけにも、いかないもの……!」

まどか「マミさん……!」

マミ「……それとね。あなたが来てくれて、少しだけ気が楽になったわ。ありがとう、鹿目さん……」

まどか「……!い、いえ、そんな……」

マミ「……今は、私たちにできることを、するしかない……。
   暁美さんと美樹さんなら、きっと大丈夫。
   きっともうすぐ、佐倉さんのソウルジェムを持ってきてくれるわ」

まどか「は……はい……!」

恭介のことなんか考えてるからいけないんだ
そうだ、恭介のことを諦めればいいんだ!

で何とかなる
それが出来ないから魔女化の引き金になったんだけどさ…

まみまみ




さやか「はぁっ……はぁっ……違った……ここじゃ、なかった……」

次、探さなきゃ……。

昨日の晩から、もう丸1日近く戦い続けてる……。
学校なんて、当然言ってる場合じゃない。

……何時間経ったんだろ……。
夕方なのは分かるけど……。

……もう、そんなに時間が……!
早く、早くしないと……!

さやか「……あ」

あれ……公園のベンチに、誰か……。

らめえ

あかん

おわた

阿部さんだよ

やめろ

あちゃー

アオカン真っ最中の担任教師

あ……仁美と、恭介……。
そっか、そうだった……今日だった……。

っ……!
仁美が、恭介の手を……

さやか「っ……魔女、探さなきゃ……」

あたしは、その場を逃げるように後にした。
魔女を探すという理由で。

……その場から離れられるならどこでも良かった。
けど……闇雲に歩き回ったって、魔女は簡単には見付からない。

気付いたら……日が暮れてた。
でも、まだ魔女は見付からない。

さやか「っく……ぅ……っ……もう……なんなのよ……なんなの……なんなんだよぉ……!」

ワカメ死ねブス

向き合うことから逃げたさやかの明日はどっちだ!?

平常運行

もう、何も分からない。
あたしは何のために祈ったのか。
何のために生きてるのか。
何のために、何をしているのか。
何も分からない……!

もしこのまま魔女が見付からなかったら……あたしは、あたしは……

ッ!?

さやか「こ、この、反応……!」

もしかして……いや、間違いない、この反応だ……!

さやか「っ……やっぱり、ここだ、この、結界だ……!」

やった、やっと見付けた……!
後は、魔力を頼りにソウルジェムを見付ければ……

 「きゃぁああああああ!?」

さやか「っ!?」

マミさん死んでないからそれほど自分を理想化せずに直視できそうなのが希望だな

わかめか?

悲鳴!?
そんな、誰か結界に取り込まれて……!

さやか「くっ……!待ってて、今……ッ!?」

仁美「な、何……ここ、何、なの……!?」

……ひと、み……?

魔女の目の前に、座り込んでる少女。
その姿は間違いなく……あの、仁美だった。

魔女「オォオオオオオオオオ!!」

仁美「あ…………」

っ……!
……いや、気絶しただけみたいだ……。

……その時。
視界の端に、きらりと何かが……光るのを見付けた。

これは

……!
あれは……!

拾って、手に取る。
間違いない、ソウルジェムだ……!

さやか「っ……あった……あった……!っ………………」

……ソウルジェムが、見付かった。

……ということは、もう、この結界には、用はない……?

そうだよ……あたしは、一刻も早く、戻らないといけないんだ。
早く、そうだよ、こんなとこ、出て、早く……。

さやか「ぁ……ぁあああああああああああああ!!!!」

こりゃあかん
まどポ展開になるんなら絶対あかん

やな展開だな

やめろおおおお

>>664
マミさんがピッコロさんよろしく盾になるシーンあったよね

魔女「ギャァアアアアアアアアアアア……!!」

さやか「うぁあああ!ああぁぁあああああッ!!」

あたしは、一心不乱に魔女に斬りかかった。
頭の中のごちゃごちゃを掻き消すように、とにかく、斬って、斬って、斬って……。

さやか「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!」

気付けば、魔女も結界も消えていた。

仁美「ん……あ、あれ……?わ、私、今……?」

さやか「仁美……!」

仁美「さ、さやかさん……?な、何があったの……?私、さっきまでどこに……」

さやか「仁美の馬鹿!馬鹿馬鹿馬ばかばかばかばかばかぁあ!!」

仁美「いたっ、ちょ、ちょっと、さやかさん!?い、いたたっ……!」

さやか「あんたなんか大嫌い!ふざけんな!!ふざけんなぁあ!!
    馬鹿!馬鹿ぁあああ!!嫌い、嫌い嫌い嫌い!大嫌い!!
    うわぁああああああん!わぁあああああああああああああん!!!」

よく泣いた!
これで生き残れる!

うわあ

最悪は回避したか……!?

糞シーウィードが

これで仁美フられてたら可哀想

仁美「あっ……さやかさん、ま、待って……!」

さやか「ほっといてよ!!あんたなんかに構ってる暇ないんだから!!離して!!」

仁美「さっ……さやかさんの馬鹿!大っ嫌い!!」

さやか「っ……!?」

仁美「私だって、私だって……!想いは負けないはずなのに!!
   ずるいです、ずるいですわ……!
   幼馴染だというだけで有利なのに、あんなに、お見舞いにまで行って……!」

さやか「……仁美……?」

仁美「あんなに、健気に、一心に尽くして……そんなの、勝てるはず、ありませんもの……」

ここで喧嘩しておけば
危険度はかなり減るはず
…はず

おや?

仁美「……振られて、しまいました……。上条くんに……私……」

さやか「…………え」

仁美「……さやかさん、あなたが居るから、って……そう、言われて……」

さやか「うそ……だ、だって……」

仁美「嘘なんかで、こんな辛いこと言えるはずない……さやかさんの、馬鹿……」

さやか「あ、えっと、その……」

仁美「……ぐすっ……急ぐ用事が、あるのでは……?」

さやか「っ……!っ……ごめんっ……!」

仁美「……さやかさんなんて、大嫌い……ぐすっ……」

あれ?仁美もしかして...振られた?

ええええええええええええ

どういうことや

>>674
大当たりである

ほう・・・

GOOD√きたああああああああああああああああああ

マミ宅

さやか「マミさん!!」

まどか「さやかちゃん……!」

マミ「美樹さん……今ちょうど、暁美さんも戻って来て……っ!?そ、それ……!」

ほむら「美樹さん、あなた……!」

さやか「やった……見付けた……!」

ほむら「良かった……!早く、この子の胸の上に!!」

さやか「うん……!」

杏子「………………っは……!」

でもどうせさやかから身を引くルートだろ

仁美ホントいい子だなぁ~

>>686
それでもさやか自身で決着つける分には絶望にならないんじゃね?

杏子「……あたし……」

さやか「杏子……!生き返った……!良かったぁ……!」

杏子「おわっ!な、なんだよ急に、抱き付くなよ……!」

マミ「本当に、良かった……!」

まどか「良かったぁ……!信じてて良かったよぉ……!」

杏子「……あんたら」

弱ほむ「……みんな、ずっと頑張ってくれてたんです」

杏子「あぁ……あたしのソウルジェム、探してきてくれたんだな」

退院時にさやかから声をかけてれば展開が変わったかもとは言われてるしな

ひとみちゃんごめん!かわいい

仁美wwwwww ざまぁwwwwww

さやか「っ……あんた、その……どこまで、知って……?」

杏子「……ソウルジェムが、あたしたちの魂、ってとこまでか。
   あいつの話をそこまで聞いて、意識が飛んだ」

マミ「……そう……聞いてたのね」

杏子「……まぁね」

さやか「……ごめん」

杏子「何がだよ?魂をソウルジェムにしやがったのは、キュゥべえの奴だろ?」

さやか「そうじゃない……!あたしのせいで、杏子が、杏子が……!」

杏子「あー……。別に良いよ、こうして助かったんだし。
   それにあたしだって、もう少し上手くやれたはずなんだ」

さやか「……どうして……?」

杏子「あん?」

さやか「どうして、あたしを助けてくれたの……?」

さやか「あんた……自分勝手な奴だと思ってたのに、どうしてあんな……
    傷付いてまで、あたしを……あたし、なんかを……」

杏子「……あんたには、死んでもらっちゃ困るんだよ。生きてくれなきゃ困るんだ」

さやか「……どういう、こと……?」

杏子「……別に良いだろ、どうでも」

さやか「お願い、教えて!教えてよ……!」

杏子「っ……!」

さやか「どうしてあたしなんか助けたの!?あたしに、助ける価値があったの!?あたしって、何なの!?」

杏子「さやか……」

さやか「お願い、教えてよ!今すぐあんたが教えてよ!!じゃないと、じゃないとあたし……!」

杏子「……最初はさ。あたしなりの、ケジメのつもりだった」

さやか「え……?」

さすがにあれ聞いて何も感じないほど鈍感じゃなかったか上条

杏子「ほら、あんたさ……あたしのせいで魔法少女になっちまったようなもんだろ?」

さやか「っ……あれは……」

杏子「あんたはどう思ってるか知らないが、あたしはそう思ってる。
   だからさ、せめて自分の責任は自分で、って。そう思って……。
   ほんの少しだけ、あんたに気をかけてやろうと思ってたんだ。
   あんたを、あたしと同じにさせないように……ってさ」

さやか「……あんたと、同じに……?」

杏子「あたしもさ、他人のために祈って……魔法少女になったんだよ」

さやか「っ……そう、だったの……?」

杏子「この力を手に入れてから、馬鹿みたいに張り切ったよ。
   あたしがみんなを救うんだ、悪い魔女からみんなを守る、正義の味方になるんだ、ってさ。
   ……だけど、駄目だった。あたしの祈りは……
   最後には、他人の幸せもあたしの幸せも、何もかもぶち壊したんだ」

さやか「……っ……!」

その台詞がここで来ると希望を感じる

小説の作法

1.言いたいことは言わない
仮に「ネットの怖さ」をテーマとした小説を書くとしよう。
「ネットは怖い」と書くより村岡流出事件を淡々と書いた方がネットの怖さが通じる。

2.逆算が骨格である
村岡さんが今は廃人となり、「空きれい」としか言えなくなっている、というのを頭の端に置いて書いた方が、
親に大事に育てられたシーンに悲しみが、白鯛に頼まれ、M字開脚するシーンに哀愁が現れる。

3.文体は平易に努める
「彼女の臀部には漆黒の毛髪が繁茂していた」と辞書的な表現をするよりも、
「彼女はケツ毛バーガーだった。尻の間に毛がもさもさ生えていた」
と単純な文章を重ねた方が読者に伝わるものがかえって多い。

4.神の視点はお伽噺である
「万由子が白鯛の前で股をおっぴろげていた時、2ちゃんねら達はまだその祭りの予兆すら感じていなかった」
では小説の文章ではなく、お伽噺、ドキュメンタリーになる。
「泰久の荒い吐息が私のケツ毛を揺らしている。この時の私はまだこのケツ毛を2ちゃんねら達が見るとは思いもしなかった。」
と小説には視点の固定が必要。

>>699
(`・ω・´)コラ!!ヤメタマエ!!

マミ「……佐倉さん……」

杏子「だから、このまま放っておけばあんたもあたしと同じ道を辿るだろうって、だから、放っておけなかったんだ。
   そうやってあたしは、あんたに自分を重ねて……いつの間にか、あたしはあんたに希望を抱くようになった」

さやか「……希、望……」

杏子「あんたは仲間と一緒に上手くやって、町のために、他人のために魔女と戦ってた。
   魔女を倒して、みんなを救う正義の魔法少女。
   あんたは、あたしがかつて目指した魔法少女に、理想の姿に、どんどん近付いていったんだ……!
   そうだ……あんたは、あたしの夢そのものなんだ……あんたは、あたしの希望なんだよ……!」

さやか「っ……あ、あたしが……?」

うぇえええええええええええええええええええええええいwwwwwwwwwwwwwwwww

ごめん、誤爆

どこのだよwwww

聞いてもないのに指南しだす勘違いくんってたまにいるよね

杏子「あたしは……あんたに証明して欲しいんだ。
   かつてあたしの目指した姿が正しかったってことを……。
   あたしはもうこんなになっちまったが、あんたならそれが出来る……!
   あんたは生き続けて、あたしに夢を見せ続けてくれ……
   そして救ってくれ……!夢を見て勝手に潰れた大馬鹿野郎を救ってくれ!」

さやか「っ……!」

杏子「頼む、さやか。……あたしを、助けてくれ……」

さやか「……ははっ。何よ、結局、あんたは自分のために、あたしを守ったってこと……?」

杏子「……そうだ、あたしには、あんたが必要なんだ。だから守った」

さやか「……あたしにも……こんなあたしにも……まだ、価値はあるの……?」

杏子「……さやか」

さやか「あたしね……さっき、魔女に襲われてる仁美を見て……迷っちゃったんだ」

まどか「えっ……ひ、仁美ちゃんが……?」

さやか「仁美を助けなければ、って……一瞬、考えちゃった……!
    魔法少女なのに……正義の味方なのに……!」

杏子「……結局助けたんだろ?だったら良いじゃんか」

さやか「で、でも……!」

杏子「迷わずに助けるのもすげぇけどさ。迷った上で助けるってのも、十分すごいと思うぜ?
   それって、たとえ自分の不利になるような相手でも、困ってたら助けるってことだろ?」

さやか「っ……!」

杏子「だからさ……自信持てって。あんたなら出来るんだよ。
   あんたなら、正義の魔法少女になれるんだよ!」

さやか「……こんな……体でも……?ゾンビでも……?」

そこで「ああ、ゾンビじゃやっぱ厳しいな」とか言われたら…
迷って助ける葛藤あるタイプの方が日本的な正義の味方という感じがするのはたしか

さやか「もう死んじゃってる体でも……正義の味方に、なれるって言うの……?」

杏子「……あんた、言ってたじゃないか。あたしが意識取り戻した時、“生き返った”って。
   ……生きてるんだよ。どんな体だろうが、今生きてることには変わらないだろ?
   それにあんたがゾンビならあたしだってゾンビだ。
   今こうしてあんたが抱きしめてる体も、ゾンビだって跳ね除ける気かい?」

さやか「……何よ、馬鹿……。そんなこと、そんなこと言われたら……」

杏子「何か、間違ったこと言ったかよ?」

さやか「言ってない……言ってない……そうだよね……生きてるんだよね……。
    だってあったかい……こんなに、あったかいもん……!」

杏子「へへっ……そうだろ、あったかいだろ?暑いくらいだよ、そんなくっ付かれてさ。
   暑すぎて……汗、かいちまったよ……くそっ……暑いよな、ほんと……」

さやか「うん、うん……!」

心の汗か

⑬ 300が目安?

ほむら『……良かった…………』

弱ほむ「……うっ……ひぐっ……ぅええ……」

まどか「ぐすっ……ひっく……」

杏子「……あんたらはなんで泣いてんだよ」

弱ほむ「だって……感動しました……」

まどか「良かった……良かったよぉ……」

マミ「そうね……あんなにいがみ合ってた2人がついに和解したんだもの。
  もう感動的すぎて正直私たちがここに居て良いものかどうかずっと迷ってたわ」

さやか「ぐすっ……そ、そんな変な気ぃ遣わなくても……あ、そうだ。ねぇ、杏子」

杏子「ん、なんだよ?」

さやか「あんたさっき、自分はもう無理だけど……
    みたいなこと言ってたけどさ。まだ、間に合うんじゃない?」

まどポの影響モロに受け過ぎだろ

まどポ知らんからかまわん

杏子「……駄目だ。あたしはもう、変わっちまった。誰かを救うなんてとてもじゃないが……」

さやか「あたしのこと、守ってくれたじゃん」

杏子「いや……だからそれは、自分のためで……」

さやか「良いじゃん、それで。結局は他人を助けてるんだしさ!
    他人を救って、自分も救う!これなら他人も自分も、みんな幸せ!」

杏子「……はっ、なんだそりゃ」

さやか「それに、気付いてないの?」

杏子「?何がだよ」

さやか「杏子もさ……さっきあたしのこと、救ってくれたんだよ?」

杏子「……!」

さやか「……ありがとうね、杏子……」

杏子「さやか……」

マミ(やっぱり席を外した方が良かったかしら……)

マミさんちゃんと生存してるのに、あんこがここまでスルーするのか

今の内に減速しておこうよ

まどポのマミさん自殺は衝撃的だった

さやか「とにかくさ……だから一緒に目指そうよ!正義の味方!
    自分のために他人を救うってのもダークヒーローっぽくて良いじゃん!
    あたしはもちろん、正統派のヒーロー目指しちゃいますけどね!」

杏子「ったく……調子狂うよな、ほんと。わかったよ!
   ただし目指すんなら、あたしも正統派ヒーローだからな!」

弱ほむ「わ、私も目指します!」

杏子「うぉ!いきなり入ってくんなよ、びっくりすんだろ?」

マミ「あら、みんなが目指すなら私も目指しちゃおうかな」

杏子「あんたは初めからそのつもりだろ?昔っからさ」

さやか「じゃあやっぱり、あたしたちみんな正義の魔法少女だね!そしてまどかの護衛隊でもある!」

まどか「だ、だから護衛だなんて、大げさだよ……」

弱ほむ「お、大げさなんかじゃないよ。少なくとも、私は、鹿目さんを守りたい……」

さやか「こら!勝手に人の嫁を口説くんじゃない!あたしだってまどかを守るんだからさ!」

昔の恩師より今の親友という感じか

♪元気にオナニー!(おなにぃ~?)
♪今日も~1日~
♪P☆献☆金

杏子「はぁ……ったく。おい、まどか。あたしは別にあんただから守るんじゃないぞ?
   町の人間を全員守るから、その中にあんたも含まれてるだけだからな」

まどか「……うん、ありがとう、みんな」

マミ「ううん。私たちの方こそ、お礼を言わなくちゃ」

まどか「え?」

マミ「守るべき人が、自分のことを知っていてくれる。
   自分のことを、覚えていてくれる、応援してくれる。それって、すごく嬉しいことなの」

弱ほむ「巴さん……」

杏子「ま……確かにな。普通魔法少女は、誰にも感謝されず、誰にも知られないまま、1人で死ぬんだ。
   その点、あんたが居るってだけで幸せもんなんだよ、あたしたちはさ」

さやか「そーいうこと!まどかの存在が、あたしたちの救いにもなってるってことだね!」

まどか「みんな……!」

>>1000近づくと埋め立て荒らし来るから気を付けてね。

魔法少女すべての…とまではいかないがみんなの希望になるわけだな

杏子「あ……そうだ」

マミ「?どうしたの?」

杏子「そのさ……前言ったアレ。取り消すよ」

さやか「アレ?」

杏子「だから……あたしが共闘する、条件ってやつ。
   ワルプルギスの夜倒したら、あたしの魔女狩りの邪魔するな、って……」

マミ「佐倉さん……」

杏子「だからさ、その……あたしも……あんたらの、仲間に入れてくれないか?」

さやか「は?何言ってんの?あんたもしかして、意外と空気読めない子……?」

杏子「え……」

弱ほむ「……今この場であなたを仲間じゃないと思ってる人は、居ないと思います……」

杏子「っ……じゃ、じゃあ……!」

マミ「わざわざお願いするまでもなく、もうとっくに仲間になってると思ってたけど」

まどか「だ、だよね!杏子ちゃんがあんまり真剣だから、わたしが間違ってるのかと……」

杏子「そ、そっか……ははっ……くそっ……なんだよ、もう……!」

さやか「あれ……杏子、もしかして泣いてる?」

杏子「うっ、せぇよ!あんただって、さっきまでボロ泣きしてただろうが!」

さやか「ふふ~ん……それとこれとはまた話が別なのだよー。
    さっきはあたしも泣いてたから気付かなかったけど……。
    あんた、結構泣き顔可愛いじゃ~ん!」

杏子「っ……のやろ……!」

マミ「あらあら、こんな泣き虫な佐倉さん見るのなんて久し振りね。
   ふふっ、昔みたいに、慰めてあげようか?」

杏子「良いよ!いつの話だよ!」

まどか「マミさん、杏子ちゃん慰めてあげたりしてたんですか?」

マミ「えぇ。時どき泣いちゃうことがあって、『マミさんマミさん』って……。
   そんな時は私がぎゅってして、頭を撫でてあげてたら、いつの間にか寝ちゃったりして……」

弱ほむ「か……可愛い……」

杏子「だぁあああ!!てめぇら全員表に出ろぉおお!!」

ほむら「そうよ。お前は私の歯車…いえ、傀儡よ」




弱ほむ『ふふっ……佐倉さん、実はとっても可愛い人だったんですね。ちょっぴり、意外でした。
    でも、本当に良かった……。佐倉さんも元に戻って、しかも美樹さんとも仲良くなって……』

ほむら『…………』

弱ほむ『ソウルジェムの秘密を知っても、みんな立ち直って……!』

ほむら『…………』

弱ほむ『鹿目さんも、契約しそうにないし……
    これならきっと、ワルプルギスの夜、倒せますよね!鹿目さんを守れますよね!』

ほむら『…………』

弱ほむ『……あの……?』

ほむら『……すぅ……すぅ……』

弱ほむ『あ……』

それで、ずっと静かだったんだ。
そっか……“私”、丸1日動き回って……。
ソウルジェムだけじゃなくて美樹さんのことも気にかけなきゃいけなかったんだもん。
疲れて寝ちゃうのも、仕方ない。

弱ほむ『……ありがとう、お疲れ様です……』

ほむらが眠ってしまうのは、すこし危ないな
どうなるか

学校、朝

さやか「おっはよー!」

恭介「おはよう、みんな」

中沢「おーおー、今日も見せつけやがってよー」

恭介「もう、だからからかわないでくれって言っただろ?」

中沢「お前ら結婚しちまった方が良いんじゃねーの?はは!」

さやか「ちょ、ちょっともーやだなぁ!結婚なんて、気が早すぎるよ!ねぇ恭介?」

恭介「そうだね。まずはお互いの両親に挨拶に行かなきゃ」

中沢「え?」

まどか「え?」

弱ほむ「え?」

自分に対しても敬語の弱ほむ

ほく「え?」

え?

え?

え?

まどか「さ、さやかちゃん……もしかして……!」

さやか「えへへ……うん、まぁね」

まどか「すごーい!おめでとう、さやかちゃん!」

ほむら『驚いたわね……。昨日の様子から、てっきり失恋したものとばかり思っていたけど』

弱ほむ「よ、良かった……おめでとう!美樹さん!」

さやか「ありが……っ!」

まどか「あ……」

仁美「…………」

さやか「ひ、仁美……」

仁美「……さやかさん、おめでとうございます」

さやか「え、っと、その……」

仁美「……もう、そんな顔をしないで。私、心からお祝い申し上げておりますのに」

さやか「……!」

まどか「さ、さやかちゃん……もしかして……!」

さやか「えへへ……うん、まぁね」

まどか「すごーい!おめでとう、さやかちゃん!」

ほむら『驚いたわね……。昨日の様子から、てっきり失恋したものとばかり思っていたけど』

弱ほむ「よ、良かった……おめでとう!美樹さん!」

さやか「ありが……っ!」

まどか「あ……」

仁美「…………」

さやか「ひ、仁美……」

仁美「……さやかさん、おめでとうございます」

さやか「え、っと、その……」

仁美「……もう、そんな顔をしないで。私、心からお祝い申し上げておりますのに」

さやか「……!」

イザナミだ

横取りするような真似するからだよわかめちゃん

仁美って実は良い子だよね

仁美「でも、お祝いする心と……それとはまったく別の問題もありますのよ?」

さやか「へっ?」

仁美「上条くんに振られて傷心のところに、何を勘違いしたのか恋敵からの謂れの無い暴力……
   それを『ごめん』の一言で許せるほど、私は大人じゃありませんの」

さやか「あ、あれは、だってその……!」

仁美「えいっ!」

さやか「ぐふぅ!?」

まどか「さ、さやかちゃーん!?」

さやか「は……腹パン……だと……?」

仁美「……絶対に、お2人とも一緒に幸せになってください!
   もしどちらか一方でも幸せになれなかったら、その時は本気で怒りますからねー!」

さやか「これで……本気じゃない、だと……?がはっ……」

弱ほむ「み、美樹さーん!?」

ほむら『(何これ……?)』

大事な事だったんだな

わかめちゃん男だな

http://i.imgur.com/JNVh1.jpg

放課後、マミ宅

マミ「まぁ!おめでとう、美樹さん!」

杏子「ふーん、良かったじゃん。おめでとさん」

さやか「えへへ……どーもどーも」

弱ほむ「でもそう言えば、いつの間に上条くんと……?」

まどか「あ、だよね。仁美ちゃんと話し合った後、上条くんと会ってないんじゃ……」

さやか「いやね、それが昨日みんなで解散した後に恭介と会ったんだよ」

まどか「えっ、そうなの?」

さやか「うん、家に帰ったら、家の前に恭介が立ってて……」

本気じゃない腹パンで魔法少女も一発KOか
世界が狙えるな



んだー

いや?




んだぁ

http://i.imgur.com/xpGsQ.jpg




恭介「あ、さやか!」

さやか「きょ、恭介!?」

恭介「良かった、探したよ……。ここで待ってたら会えると思ったけど、正解だったみたいだね」

さやか「あ、あの……ど、どうしたの?あたしに、何か用……?」

恭介「……志筑さんから、何も聞いてない?」

さやか「……!」

恭介「もう知ってると思うけど……今日僕、志筑さんに……交際を申し込まれたんだ」

さやか「う……うん……」

恭介「すごく、びっくりしたよ。だって、志筑さんが僕なんかを慕ってくれてたなんて、思いもしなかったら……」

さやか「……どうして、断っちゃったの?」

④だ④

恭介「なんだ、やっぱり聞いてたんじゃないか」

さやか「あ……うん……」

恭介「……ずっと、気に掛かってたことがあったんだ」

さやか「……気に掛かってた、こと……?」

恭介「前にも訊いて、結局教えてくれなかった……。
   あの日……僕が自殺しようとした日に、君が言った言葉の意味」

さやか「え……」

恭介「僕が居ないと、さやかの人生は……。そのことについて、ずっと考えてたんだ」

さやか「あ、えっと、そ、それは……!」

恭介「君がどういう意味でそう言ってくれたのかは分からない。
   でも、この言葉の意味を考えるうちに……気付いたんだ。
   僕には、僕の人生には。ヴァイオリンと同じくらい……
   いや、ヴァイオリンなんかよりもっと、大切なものがあったんだって」

さやか「恭、介……」

恭介「僕の人生には……いつも君が居た。
   僕が一番辛いときに一緒に居てくれたのは、君だった。
   誰よりも……僕の両親よりも……。
   いつもいつも支えていてくれたのは、君だったんだ」

>>752
なんだチンコか

http://i.imgur.com/R0ZjR.jpg

さやか「っ……!」

恭介「そして……これからの人生も、僕は、君に居て欲しい。
   そばに居て、僕のことを支えていて欲しい……勝手かも知れないけど、そう思ってしまったんだ」

さやか「え、えっと、えっと……!」

恭介「僕から、お願いするよ。さやか。僕と……正式に付き合って欲しい」

さやか「きょ、恭介ぇええええ!!!」

恭介「わっ!」

さやか「恭介、恭介、恭介ぇ!!うわぁああああん!!」

恭介「さやか……」

さやか「嬉しい!嬉しい!!恭介、恭介恭介恭介!!」

恭介「!じゃあ……」

さやか「うん!付き合う!恭介と付き合う!あたしも好きだもん!ずっと、好きだったんだもん!
    恭介のこと、ずっとずっと!大好きだったんだもん!!」

恭介「そっか……ありがとう、さやか。君がそんな風に思っててくれたなんて、すごく嬉しいよ」

さやか「あたしの方が嬉しい!もっと嬉しい!!恭介!恭介ぇ!!」

http://i.imgur.com/tFvZ9.jpg

⑮ サーバー不調? うちのPC?

この流れはまさかセク

サーバ不調。やたら不安定。

>>761
鯖のせい




さやか「……ということがあったのさ」

まどか「うん、うん!良かったね、さやかちゃん!」

弱ほむ「本当に、良かった……」

杏子「しっかし、よくもまぁそんなクサい台詞が吐けるよ。あー、聞いてるこっちがムズムズしてきた」

マミ「あなたが昨日美樹さんに言った台詞も負けてないと思うけど……」

杏子「はぁ!?んなわけねぇだろ!」

まどか「ううん、あの時の杏子ちゃん、とっても素敵だったよ!」

弱ほむ「ドラマみたいでした……!」

杏子「うっ……うるせぇよ!くそ、どいつもこいつも!」

この展開なら許す

>>764
経路障害




さやか「これで、とどめだぁあ!!」

魔女「ギャァアアアアアア……!」

マミ「終わったわね……みんなお疲れさま」

さやか「お疲れさまです!どーよ杏子!今日のあたしの活躍っぷりは!」

杏子「へん!まぁまぁだが、まだまだあたしの方が強いな!」

さやか「何をー!?」

弱ほむ「ま、また2人とも……」

マミ「あら……今の魔女、グリーフシードを落とさなかったわね」

さやか「あ、ほんとだ。うーん……ワルプルギスの夜戦が近いからちょっと蓄え欲しいのになぁ」

杏子「あーそっか。そう言うことなら……ちょっと付いてきなよ」

>>758
グロ注意




さやか「ちょっと杏子ー。どこまで歩くのよ?」

杏子「もーちょいだよ」

ほむら『……確か、この先には……』

杏子「ほら、着いたよ」

弱ほむ「……教会?」

マミ「……佐倉さんの、お父様の……」

さやか「えっ?あんたんち、教会だったの!?」

杏子「そうだよ、言わなかったか?」

さやか「うん……なんて言うか、意外」

マミ「それで……どうして、こんな所に?」

杏子「ほら、これだよ」

弱ほむ「っ……!これ、もしかして……!」

http://i.imgur.com/uTHif.jpg

さやか「グリーフシード!?しかも、こんなにたくさん……!」

杏子「この町に来てから、ずーっと溜めといたんだよ。すごいっしょ?」

弱ほむ「でも、どうしてこれを、私たちに……」

杏子「グリーフシード、要り様なんだろ?」

弱ほむ「えっ……い、良いんですか……!?」

杏子「当たり前だろ?だって、ほら……仲間、なんだからさ」

さやか「杏子……!」

杏子「とにかく、こんだけありゃなんとかなるだろ?」

マミ「えぇ……すごいわ、佐倉さん!」

さやか「これだけあれば、どんな強い魔女相手でも……!」

ほむら『(すごい……杏子と和解したことで、こんな……!
    これなら、今度こそ……絶対に、まどかを救える……!)』

>>771
ウヒョー!

ほむホーム

弱ほむ「……いよいよ、明日、ですね」

ほむら『えぇ……怖い?』

弱ほむ「……少し」

ほむら『大丈夫……あなたは1ヶ月前とは比べ物にならないくらい強くなった』

弱ほむ「本当に……私が行っても、大丈夫なんですか……?」

ほむら『私に扱える武器はもうほとんど扱えるし、戦い方も、ずいぶんサマになってる。
    この私がそう言うんだから、自信を持ちなさい。それとも、自分自身の言葉を信じられないの?』

弱ほむ「……!」

ほむら「それに……あなたには、心強い仲間が居るでしょう?』

弱ほむ「は……はい……!」

ほむら『大丈夫。あなたなら出来るわ。頑張りなさい』

弱ほむ「あ、ありがとうございます……頑張ります!」

ほむら『(そう……本当に、強くなってくれた。今のこの子なら……まどかを守れる……)』

うむうむ

当日

弱ほむ「……もうすぐ、来ますね」

マミ「えぇ……みんな、作戦の内容は頭に入ってる?」

杏子「まぁ、大体は……」

さやか「ちょ、ちょっとあんた!まさか忘れちゃったの!?」

杏子「大体覚えてるよ!そもそも、実戦がマニュアル通りに行くわけないんだから、
   全部覚えてる必要なんてねーだろ!?」

さやか「んなわけあるか!」

マミ「ちなみに、美樹さんは全部覚えてるの?」

さやか「だ、大体は……」

マミ「…………」

弱ほむ「だ、大丈夫!基本さえ覚えてれば、問題はないはず、です!」

ほむら『そういう作戦にしておいて正解だったわね……』

終わったあとのことを考えると……



弱ほむ「……来ます……!みなさん、準備を……!」



マミ「おっけー、わかったわ!」



杏子「足ひっぱんじゃねーぞ、さやか!」



さやか「あんたこそね!」



ほむら『っ……来た……!』

ワルプルギス「アハハハハハ!ウフフ、アハ、アハハハ、アハハハハハハ!!」

クライマックスだな

避難所

まどか「…………」

QB「みんなのことが気になるかい、まどか」

まどか「……キュゥべえ……!」

QB「その様子だと、僕のことは既に色々と聞いてるみたいだね」

まどか「…………」

QB「勘違いしないで欲しいんだが、僕たちは別に君たちに悪意を持って接しているわけじゃないんだ」

まどか「……何しに来たの」

QB「冷たいなぁ。君のことを気にかけて来たっていうのに。
  ……君は本当に、こんなところでじっとしていて良いのかい?」

まどか「良いの。だってわたしは……みんなのこと、信じてるから」

QB「もし、みんなが劣勢だとしてもかい?」

きたあああああああ

3があるのか

♪あっちのミスドは冷凍だ~

まどか「えっ……どういう、こと……?」

QB「そのままの意味だよ。彼女たちが劣勢で、全員が命を落とすかもしれなくても、
  君は何もせずにここでじっとしているのかい?」

まどか「っ……でも……!」

QB「君がワルプルギスの夜についてどんな認識を持っているのかは知らないけど、
  僕の知る限り、人類の歴史の中であの魔女より強い魔女は居ない。
  ワルプルギスの夜は間違いなく、史上最悪、最強の魔女だ」

まどか「っ……」

QB「対して、今その魔女と戦っている魔法少女たちは、ごく平凡な魔法少女だ。
   素質の高いことは認めるけど、驚くに値するほどじゃない。
   そんな彼女たちが徒党を組んだからと言って勝てると信じ込むのは、少し楽観的過ぎると僕は思うけどね」

まどか「……!」

QB「まぁ、どうしても気になると言うのなら、その目で確かめると良い。
   彼女たちとワルプルギスの夜との、戦いの結末をね」

http://i.imgur.com/TGeGT.jpg

http://i.imgur.com/qqKF5.jpg

まじこのキュウベイ諦めが悪いなあ




ワルプルギス「アハ、アハハハ、ウフフ、アハハハハハ!!」

マミ「はぁ!」

使い魔「キャッ!」

使い魔「キャァ!!」

マミ「今よ、佐倉さん!」

杏子「ナイス、マミ!だぁりゃあああ!!」

ワルプルギス「ッ、アハハ……ウフ、アハ、アハハ……アハハハハハ!!」

さやか「もう、なんなのこいつ!効いてんのか効いてないのか分かんない!」

ほむら『大丈夫……攻撃は間違いなく通ってる!ダメージも、確実に与えられてる!』

弱ほむ「大丈夫、効いてるはず!このまま行きます!」

杏子「そうかよ!そいつを聞いて安心したぜ!」

ワルプルギス「ウフ、アハハハ……アハハハハハ!」

マミ「いつまでも笑ってられると思わないことね!」

さやか「すぐに笑えないようにしてやるんだから!」

ほむら『(グリーフシードは……余裕とは言えないけど、まだ残されてる。
    ……行ける。このままなら、確実に……!)』

弱ほむ「……え……あれ、もしかして……!」

ほむら『え……ッ!?そんな、どうして……!』

まどか「……!」

弱ほむ「か、鹿目さん……!?」

魔女化のことはまだ言ってないんだよな…

しえん

猿さん?

さるよけ

サーバーがえらいこっちゃなってるね

できる時に保守

http://i.imgur.com/eEXyE.jpg
http://i.imgur.com/WiWUV.jpg
http://i.imgur.com/qA9Xn.jpg

ほむしゅん

QB「驚いたな……このままだと本当に彼女たちはワルプルギスの夜を倒してしまうね」

まどか「えっ……キュゥべえ、さっき劣勢だって……!」

QB「僕は仮定の話をしただけだよ」

まどか「っ……騙したの……!?」

QB「やれやれ。どうして君たちは認識の相違から生じた判断ミスを他人のせいにするのかな。
   君は自分の意志でここに来たんだよ?僕が連れて来たわけじゃない」

まどか「そんな……!」

ワルプルギス「アハハハハハ!アハハハハハハハ!」

まどか「っ!?」

ほむら『(まずい!ビルがまどかの方に……!)』

弱ほむ「ッ……!」

 カチッ

稀に見るカスQB

べえさんが真面目に働いてる!(驚愕)

弱ほむ「くっ……はぁ……はぁ……」

良かった……なん、とか……!

まどか「え……あ、れ、わたし……ほ、ほむらちゃん!」

弱ほむ「鹿目さん、どうしてここに……!?」

まどか「あ、その……ッ!?ほむらちゃん!後ろ!!」

弱ほむ「え……っ!」

ほむら『ッ……!』

攻撃が……!
それも、あんなに大きい……!
時間を、駄目、間に合わない……魔力で、防御するしか……!

弱ほむ「くっ……!」

まどか「ほむらちゃん!」

弱ほむ「ぁ、ぁああ……!」

ほむら『っ……こんな魔力の塊、まともに受けたりなんかしたら……!』

久々の外道QBだな

まどかがアホなだけだろ

弱ほむ「あぁぁあ……あぁぁああああ!」

ほむら『……!』

QB「へぇ……やるじゃないか」

弱ほむ「……な、んとか……」

防ぎき……った…………。

まどか「ほ……ほむらちゃぁああん!!」

さやか「なっ……!?ほ、ほむら!?なんであんなとこに……!」

マミ「っ!?うそ、鹿目さん!?」

杏子「な……くそっ!どうなってやがる!」

さやか「まどか!あんたなんで……!」

まどか「さ、さやかちゃん!みんな!どうしよう、ほむらちゃんが、ほむらちゃんが!」

杏子「っ……!?おい!ほむらの奴、どうしちまったんだ!?大丈夫なのか!?」

http://i.imgur.com/1zXUh.jpg

無意識に迷惑なことするのがまどっちの可愛いところだろ!

まどか頭悪すぎわろえない

これは止めなかった詢子さんが悪い

さやか「き、傷は今治したよ……!」

マミ「ソウルジェムの浄化もした!なのに……!目を、覚まさない……!」

QB「大丈夫、命の危険はないよ。でも、あれだけの魔力の塊を受けたんだ。
  少なくともこの戦いの間では意識は戻らないだろうね」

杏子「おい、ちょっと待て……!ってことは……!」

QB「君たちの善戦は、ほむらの魔法を軸に置いた作戦による効果が大きかった。
  けれど、彼女を欠いた今もうその作戦はまったく機能しない。
  つまりこれで、君たちがワルプルギスの夜に勝つ望みはなくなった」

マミ「そんな……!」

QB「でも、1つだけ方法があるよ。……鹿目まどか。君なら、この運命を覆せる」

まどか「っ……」

QB「だから僕と契約して、魔法少女に」

ほむら「その必要はないわ」

きたか……!


        ∧ /| __
     __..:::{>゙´: : : : : : : `ヽ-.、
    _//: : : : : : : : : : : : : : : : ∧∧
   `フ./.: : : : : : ;i : : : : : : : : : : {: :} ; ‐-.、     _/\/\/\/|_
   ,´: :i : : /!/|∨l: : :i!: : : : : : : : ;' : : : : : :`ゝ   \          /
.   i: :/: : :/yr=ミ:、.!: : j|:/i: ; :i: : : :! : : : : : : : !    <  ホムラチャン!  >
.  ノ 1 /: :i {_ヒri}゙ w//行ミt.:!: : : | : : : : : : : |   /          \
   {∧: :| ' ' ' ,   ゙:ヒrリ.》|: j-、; : : : : : : |`    ̄|/\/\/\/ ̄
.      Ⅵ\  {ニニニィ  ; /.ノ|/!:∧:ト、 j
          > ∨    } ノ /:'`ヽ、__′ i! .)' 
.         j _|_゙こ三/____/  `ヽ-、
          ヽ 〉:::::`x__x:´::::::::ヘ    ハ_
           }:::::::::::{::{:::::::::::::::::}    i / ` ‐ 、__     
          ∨;::イ|_|:|、::::::::::/ `ヽ__!、_     `Y
.           /`|:| |:|  ̄ ̄      `、‐、ノ   |
        /||'   !:! !:ト、             \}    ',

遊戯王の三幻神召喚シーンのBGMが似合う

やったーほむらちゃんかっこいいー!

まどか「ほ、ほむらちゃん!」

QB「……!まさか!信じられない……!」

ほむら「あなたが信じようと信じまいと関係ないわ」

マミ「暁美さん、大丈夫なの!?どこもおかしなところはない!?」

ほむら「えぇ、大丈夫。平気よ」

さやか「しかもクールな方のほむらだ……!」

杏子「とにかく、あんたが戻ってくれて良かったよ。
   ……おい、まどか!この馬鹿!あんたなんでこんなとこに居やがる!あんたが……」

ほむら「この子を責めないで。まどかは、何も悪くない」

杏子「……!ほむら……」

ほむら「すべての元凶は……こいつよ」

QB「やれやれ。やっぱりそういう認識になるんだろうね。わけがわからないよ」

これはwktk

めがちゃん••••••

めがほむらさ死んだか・・・?

めがほむらは死んだか・・・?

めがほむらは死んだか・・・?

一人で連投しすぎなんだよお前

まどか「あ、あの、わたし、ごめんなさ……!」

ほむら「謝らないで。“私”は大丈夫だから」

ワルプルギス「アハハハハハ!アハハハ!ウフフ、アハハハハハハ!」

杏子「っと!おい、敵さんは待ってくれないみたいだぜ!」

マミ「鹿目さんは、早く安全な場所に避難して!」

さやか「もうそんなのに騙されちゃ駄目だよ!」

QB「酷い言われようだね」

ほむら「……鹿目さん、私の手に掴まって」

まどか「えっ?う、うん!」

ほむら「安全な場所まで行くわよ」

 カチッ

ほむら「……ここまで来れば、もう安全ね」

まどか「そ、その……ほむらちゃん」

ほむら「何かしら」

まどか「え、えっと、守ってくれて、ありが……」

ほむら「待って」

まどか「えっ……」

ほむら「お礼は、戦いが終わってから……きっと、喜ぶから」

まどか「……?う、うん」

ほむら「それじゃ……今度こそ、信じて待っててね」

まどか「う……うん!待ってる……!がんばって……!」

ほむ




ほむら「お待たせ」

マミ「暁美さん!」

さやか「待ちくたびれたよ!まどかは大丈夫?」

ほむら「えぇ。安全なところまで避難させたわ」

杏子「よっしゃ!そんじゃ、反撃と行こうじゃん!」

ワルプルギス「アハハハハハ!アハ、アハハハハ!ウフフ、アハハハハハハハ!」

ほむら「即行で片を付けるわ。……今までの“私”みたいに優しくないから、覚悟しなさい」

マミ「ば、バズーカ砲にロケットランチャー、それに迫撃砲を一度に!?」

杏子「あんた……!」

ほむら「これからは、火力の大きな兵器の割合が高くなるわ。作戦の基本は同じだけど、爆風に注意して」

さやか「お、おう!」

重いな




QB「っ……これは……」

ワルプルギス「アハハ、アハ……アハ、ハハハ……!」

杏子「ははっ……!おい、あの野郎、ようやく笑えなくなってきたみたいだぜ……!」

さやか「ほんとだ……!よっし、もうちょい……!」

マミ「もう一押しで……行ける……!」

ほむら「ここで、一気に決めるわ!みんな、それぞれの最大火力を、打ち込んで……!
    まずは私が……こいつの動きを止める!」

マミ「たっ……対艦ミサイル……!?」

ワルプルギス「アハ……ウフフ、アハハハ……!」

ほむら「これでも食らいなさい……!」

対艦ミサイルを使っても、これだけじゃ、決め手にはならない……!
でも、私だけじゃない、みんなが居れば……!

ワルプル「ッ……ウフ、アハハ、アハ……!」

ほむら「今!」

杏子「っしゃあ!行くぞ、さやか!」

さやか「おっけー杏子!せーの!」

杏子&さやか「ぅおりゃあああああああ!!」

ワルプルギス「ッ…………ウフ、アハ……アハハ……」

杏子「マミぃ!今だ、やれ!」

さやか「やっちゃってください!」

マミ「任せて!飛び切り大きいのをお見舞いするわよ……!ボンバルダメント!!」

ワルプルギス「……ッ……!アハ……ウフ……アハ…………!」

QB「……!ワルプルギスの夜が……消えていく……!」

あほむら

ワルプルギス「ア…………ハ…………」

ほむら「……!空が、晴れて……!」

マミ「終わった……終わったの……?」

杏子「へ、へへ……!勝ったんだよな……あたしたち、勝ったんだよな……!」

QB「……まさか本当にワルプルギスの夜を倒してしまうとはね。君たちには恐れ入ったよ」

ほむら「やった、勝った……!ワルプルギスの夜に、勝った……!」

さやか「やったあああ!!勝ったんだ、あたしたち、勝ったんだ!!」

ほむら「勝った……やっと、やっと……勝った……!
    あっ……!みんな、ソウルジェムは……!」

マミ「大丈夫よ。グリーフシードは使い切っちゃったけど……」

杏子「次の魔女を倒して手に入れりゃ良いことだしね」

ほむら「っ……!勝ったんだ……本当に、勝ったんだ……!やった……やったぁ……!」

えんだあああああああああああああああああああ

いやああああああああ

>>837
は?(怒)

まどか「みんな……!大丈夫……!?」

ほむら「……鹿目さん……!」

まどか「勝ったんだよね、ワルプルギスの夜に、勝ったんだよね……!!」

さやか「あったぼうよー!このさやかちゃんが負けるはずないじゃんか!」

杏子「ていうかマミ、最後のは何だありゃ」

マミ「“ボンバルダメント”のこと?うふふっ、実はね、ティロ・フィナーレよりもっと大きな技を考えてて、
   この技だけはとっておきだって決めてたの。イタリア語で、“砲撃”っていう意味なのよ?
   ティロ・フィナーレは“最後の射撃”って言う意味だけど、射撃より砲撃の方が威力が大きいでしょ?
   あっ、そうだわ。私がもっと強くなってボンバルダメントよりもっと強い攻撃をできるようになったら、
   その時は“ボンバルダメント・フィナーレ”って……」

杏子「……そういうとこ相変わらずかよ……」

ほむほむを生け贄にほむほむを蘇生だ!

さやか「マミさんかっこいいなぁー。あたしも何か、技名考えようかな……。
    ねぇ、杏子!一緒に必殺技考えようよ!」

杏子「は!?嫌だよ!やるならあんたらだけで勝手にやれ!」

マミ「あら、良いじゃない。そういうことだったら私も協力するわ、佐倉さん!」

まどか「あ、じゃあわたしも考え……」

杏子「やらねーっつってんだろ!」

ほむら「……ふふっ」

弱ほむ『ん……あ、あれ……私……』

ほむら『!』

弱ほむ『っ!ま、魔女は!?ワルプルギスの夜は!?』

ほむら『大丈夫よ、ワルプルギスの夜は倒した。もう全部……終わったの』

弱ほむ『え……うそ、ほんとに……!?』

マミさん兵器詳しいな

弱ほむ『…………』

ほむら『……どうしたの?』

弱ほむ『私……結局、何もできませんでした』

ほむら『…………』

弱ほむ『気絶して、最後は結局、あなたに頼って……』

ほむら『……ばか』

弱ほむ『えっ……』

ほむら『あなたが居なければ、こんな結末は迎えられなかった。
    魔法少女全員が和解して、最高の形でこの戦いに臨めたのは……あなたが居てくれたからよ』

弱ほむ『で、でも……』

ロッソなんちゃら

戦闘不能相当の気絶でよかったよかった

ほむら『それにあなたは……身を挺してまどかを守ってくれた。
    ……あなたの祈りは、なんだったかしら?』

弱ほむ『……彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい……』

ほむら『まどか、あなたにお礼を言いたがっていたわ。守ってくれて、ありがとう、って』

弱ほむ『っ……!』

ほむら『あなたはもう、あなたの目指した姿に届いてる。
    もう、立派にまどかを守れるのよ。今までも……そして、これからも』

弱ほむ『私……私……!』

ほむら『……だからもう、安心できる。私は……あなたに、すべてを任せられる』

弱ほむ『…………え?』

弱ほむ『ちょ、ちょっと待って……それって、どういう……!』

ほむら『……このまま、1つの体に2つの魂がある生活が続くなんておかしいでしょう?
   同じ魂が2つあるなんて……このまま放置していたら、
   いつかこの世界に歪みを生み出してしまうかもしれない。
   私たちは……本来あるべき姿に戻らないといけないのよ」

弱ほむ『……!』

ほむら『この世界は、あなたが救ったもの。だから、この世界で暮らすのは、あなたであるべき』

弱ほむ『ッ!じ、じゃあ、あなたは……!』

ほむら『私は、また時間を巻き戻して、別の時間軸のまどかを救いに行くわ』

弱ほむ『そんな……!』

次のループではメガほむのふりをしたほむらが見られるわけだ

弱ほむ『な、何度も時間を繰り返して、やっと、鹿目さんを、救えたのに……!』

ほむら『……だからこそよ。こんな旅を続けるのは、私だけで十分。
    あなたには……こんな思いをして欲しくないもの』

弱ほむ『いやっ……そんなの、おかしい……あなたは……!』

ほむら『……それじゃ、もう私は行くわ』

弱ほむ『駄目!やめて……!そんなの、あんまりよ……!』

ほむら『まどかと……みんなと、幸せにね。……さようなら』

弱ほむ『駄目っ……やめ、や……ダメぇえええええええええ!!』

二人ともるーぷすんじゃねこれ

ソウルジェムが倍々ゲームで増えてくんじゃね

ほむら『……え』

弱ほむ「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!」

ほむら『うそ、どうして……!どちらかが拒絶している限り、入れ替われないはず……!
    あ、あなた、何を……!どうやって……!』

弱ほむ『私たちが初めて出会った日、あなたが言ってた言葉……覚えてる……?
    “同じ魂なら、意志の強い方が優先される”……』

ほむら『っ……でもそれは、ただの仮説で……仮にそうだとしても……!』

弱ほむ『もちろん、あなたの意志が弱いなんてはずはない。
    だって、あなたは私なんかよりずっと長い時間、鹿目さんを救う努力を続けてきたんだもの……』

ほむら『だったら、なんで……!』

弱ほむ『でも、だからこそ。鹿目さんを救えた時の喜びも、
    達成感も……この世界で幸せに暮らしたいという気持ちも……。
    私なんかより、ずっとずっと、大きかったはず』

ほむら『っ……!』

淫獣しね

弱ほむ「あれ••••••なんで私まで」

ほむ「何であなたまで来ているの••••••」

ほむ「私の体にどうして!?」

ループ後ほむ「なんでまた戻ってきてるのよー!」

弱ほむ『それが、私とあなたの……意志の差』

ほむら『で、でも、だからって……!』

弱ほむ『もう良い……もう良いんだよ……。あなたは、今まで頑張った。
    十分すぎるくらい、頑張った……。だから、今度は、私が頑張る番』

ほむら『あ、あなたは、何も知らないからそんなことが言えるのよ……!
    先輩が、友人が、親友が……私の目の前で死んでいく辛さが分かる!?
    何もできない辛さが分かる!?
    感情を消す以外に抑えることのできない苦しみが……あなたに……!』

弱ほむ『……大丈夫だよ。私なら、大丈夫。あなたが、色々教えてくれた。
    次の時間軸でも今回みたいに上手く行くとは限らない……
    でも、この時間軸であなたと一緒に過ごした時間は、決して無駄じゃないから。
    私はそれを胸に、きっと、頑張れる。鹿目さんのために……あなたのために』

ここのまどか達にとってのほむらはメガほむだからな残されてもなんかギスギスするだろ

あー・・・うー・・・

ほむら『っ……あなたは、それで良いの……!?そんな、自分から幸せを捨てて……
    辛くて苦しい思いをするのに……それでも良いの!?』

弱ほむ『良いの。それに、捨てるんじゃないよ。私は、あなたに……』

まどか「ほむらちゃん!こんなとこに居たの?探したんだよ?」

ほむら『っ……!』

弱ほむ「……うん、ごめんね、ちょっと」

まどか「あのね、ほむらちゃん……さっき言いそびれちゃったんだけど……
    私を守ってくれて、本当にありがとう……!」

弱ほむ「……!」

まどか「わたし、本当に、ほむらちゃんになんてお礼したら良いか……」

弱ほむ「ううん、良いの……。私、あなたを守れただけで……!」

ほむら『っ……』

弱ほむ『……私ね、今すごく幸せだよ?もう、十分に、幸せ。
    だから……この世界のこれからの幸せは、あなたのもの。
    私は、この幸せな世界を捨てるんじゃない。この世界を……あなたに、“私”に贈るの』

ほむら『わ、私、に……』

弱ほむ『だから、絶対に幸せにならなきゃ駄目だよ。だってあなたは……“私”なんだから』

ほむら『……!』

まどか「……ほむらちゃん?」

弱ほむ「……あのね。お礼の代わりって言ったら変だけど……私のお願い、聞いてくれる?」

まどか「えっ?うん、なんでも言って!」

弱ほむ「これからも、“私”と仲良くしてくれる?」

まどか「?うん、もちろんだよ!」

弱ほむ「ありがとう……まどか」

まどか「……!」

弱ほむ『……じゃあね』

 カシャン

まどか「ほむらちゃん、やっと名前で呼んでくれたね……!」

ほむら「…………」

まどか「?ほむらちゃん……?」

ほむら「あの子の、ソウルジェムが……。……本当に……!
    ……っ……ぅ……あ……ぅくっ……ぅああああっ……!」

まどか「ほ、ほむらちゃん!?どうしたの!?」

さやか「どーした、まどかー?」

まどか「ほ、ほむらちゃんが急に、泣き出して……」

マミ「まぁ……戦いが終わって、緊張の糸が切れたのかしら?」

杏子「ははっ、あんだけ容赦ない攻撃しといて、実は緊張しまくりだったってか?」

まどか「ほむらちゃん、そんなに……。ありがとう、お疲れ様、ほむらちゃん」

ほむら「っ……!まどかぁ……まどかぁああ……!」

しえん

いいね

もはや弱ほむじゃない

中身が同じようで別人ってどうなのと思うけど
みんなとの今周のつきあいは両方とも一応それなりにあるしいいよね




あの子は、もうこの世界には居ない。
本当にこれで良かったのか……正直、私には分からない。

でも……あの子が贈ってくれた、この世界。
私に出来ることは、この世界を精一杯生きること。

ワルプルギスの夜は越えても、戦いの日々はまだまだ続く。
そして、戦い以外の日々も続く。

私はその全ての日々を精一杯過ごし、そして……幸せになろう。
私自身、後悔のないように……。
私は幸せなんだって、私が、私に、胸を張って言えるように。

マミ「お待たせ。さぁどうぞ、召し上がれ。好きなのを取ってね?」

杏子「うはー美味そぉー!いっただっきまーす!」

さやか「ちょっと杏子!みんな選び終わるまで待ちなって!んじゃ、あたしこれにしよーっと!」

まどか「わ、このケーキ可愛い!わたし、これ貰っても良いですか?」

ほむらにとっての原作まど神的な立ち位置が弱ほむなのか、なるほど

マミ「だったら、私は……あら?……ごめんなさい……買うときに間違えたみたい。
  1つ足りないわ……。暁美さん、私は良いからこれ食べて?」

ほむら「巴さんがミスするなんて、珍しいですね。
    大丈夫、私のことは気にしないでください。お茶も、とても美味しいから」

マミ「でも……」

まどか「あ、だったら!ほむらちゃん、わたしと半分こしようよ!」

ほむら「えっ?悪いわ、そんな……」

まどか「良いから良いから!はい、ほむらちゃんの分っ」

ほむら「まどか……」

まどか「ねっ?」

ほむら「……うん、ありがとう」

……本当に……。

ありがとう。




和子「はい、それから。今日はみなさんに、転校生を紹介します!暁美さん、いらっしゃい?」

弱ほむ「はい……!」

……この時間軸でも、前回と同じように行くとは限らない。
でも、みんなで頑張ったあの日々は、決して無駄にはならない。
“私”に教わったたくさんのことは、決して無駄にならない。

巴さん、美樹さん、佐倉さん……みんなの協力を得て、そして、未来を勝ち取る。
私の幸せを、まどかの幸せを、みんなの幸せを……!

そう……私だけじゃない。
仲間が居るんだ。
みんなで、みんなの未来を、勝ち取るんだ……!

和子「はぁい、それじゃ自己紹介いってみよう!」

私はまだまだ弱いから、仲間に頼らないといけない。
でも、それでも……みんなで協力して、未来を、守ってみせる!

ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします!」



 おしまい

良作乙

乙 かなり面白かった


すごく良かった

感動した。乙

乙 最後に弱ほむじゃなくなったんだな

おつんこ
感動した!


弱ほむ頑張れ超頑張れ

かなりの良作だな
最後鳥肌立ったわ
乙!!

もしもしだと更新されないな
ともあれ乙

最後らへん鯖わやくそ杉わろりーぬ

付き合ってくれた人お疲れ、ありがとう

面白かった!
乙!

乙だ

キャラが違和感なさすぎ

乙です

乙乙
愛を感じた。

乙楽しかった

乙乙

2人ほむらちゃんが出る作品は良作が多いな

乙乙!
しかしこの元弱ほむがこれからウン十周するマゾいルートも見てみたくはある

後日談はよ

乙っちほむほむ

乙ほむ

お疲れ様でした。
面白かった。

良作をありがとう乙!


面白かった

おつおつ

>>1先生の次回作に期待

おつおつ

>>1先生の次回作に期待

連投すまん...

2ちゃん全体的に重杉ワロロン
今から読むけどとりあえず乙

今から読むけど取りあえず乙

よーやった

おつ

乙乙!

久々に良いSSが読めた

長い間乙!よかったよ

乙!

よかった!おっつ

おつ

結局落ちなかったのか乙

長時間乙

おつ
今から読む

乙っちまどまど!

素晴らしかった
最大級の乙を

パソ落として寝ながら携帯でのくす読み終えていてもたってもいられずとりあえず祝辞を

乙乙乙乙乙!!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom