P「今日真美と亜美の誕生日なんだよ」冬馬「へぇ」(223)

冬馬「さすが双子だけあって双子座なんだな」

P「だからさ、プレゼント選び手伝ってくれないか?」

冬馬「はぁ?なんで俺が悪ガキのために、そんなことしなきゃなんねーんだよ」

冬馬「朝早く呼び出したと思ったらこんなくだらねーこと……」

P「冬馬」

冬馬「う、し、仕方ねぇな……765プロにはそこそこ世話になってるし」

冬馬「たまには付き合ってやるよ」

P「よし!揃ったな!」

冬馬「揃った?まさか」

黒井「さっさと出かける準備をしないか冬馬よ」

翔太「冬馬君おそーい!」

冬馬「俺いらねーじゃん……」

P「多いほうが楽しいだろ、さぁ行こう」

冬馬「あれ、北斗はいねーの?」

P「あいつは現地集合だよ。先に下調べしておくらしい」

黒井「現金を直接渡すのはだめなのか」

P「中学生にそんな夢も希望もないプレゼント嫌ですよ……」

翔太「とりあえず行こうよっ北斗君待ちくたびれてるよきっと」

P「そうだな」

冬馬「しかし双海にプレゼントなぁ……翔太は歳近いだろ、なんかねーのかよ」

翔太「僕だったら食べ物がいいな!」

P「食べ物か……無難だな」

またホモスレか(歓喜)

冬馬「こんな展開だと形に残るモノのほうが喜ぶんだぜ」

黒井「詳しいではないか」

冬馬「まぁな」

冬馬(ギャルゲの場合だけどな)

P「形に残るものと言えばやっぱアクセサリーとかか?」

冬馬「そうだな……」

北斗「装飾品はどうなんでしょうね」

黒井「おぉ北斗、待たせたな」

北斗「いえいえ。それよりアクセサリーはハードル高いですよ」

P「そうなのか?」

安心の童貞

北斗「女の子は好みにうるさいですからね。もし気に入らなければ……」

黒井「なければ……どうなるのだ」

北斗「質屋行きですね」

冬馬「怖ぇよ!」

P「さすがに真美達はそんなことしないだろ……」

北斗「まぁ極論ですけどね」

翔太「じゃあ何ならいいの?」

北斗「そうだな、プロデューサーさんは彼女達の好きなものとかわかります?」

冬馬「人の困った顔だろ」

黒井「違いない」

P「やめてくださいよ……」

P「二人の好きなものか、特に聞いたことはないけど」

黒井「全く使えんプロデューサーだ!」

冬馬「もう食パンとかでいいんじゃねーの」

P「うーん……あ、趣味なら知ってるぞ」

北斗「いいですね、なんです?」

P「メールとモノマネだよ」

黒井「プレゼントとしては難しいな」

北斗「そうですね……」

翔太「なんで?いけるんじゃない?」

P「メールをプレゼントするのか?直接言うものだろ普通は」

翔太「モノマネすればいいじゃん」

P「誰がなんの?」

翔太「プロデューサーさんとクロちゃんが真美ちゃん達のマネするんだよ!」

黒井「無理だ」

捕まるぞ

北斗「プロデューサーさん演じる真美ちゃんか、想像したらリビドーが暴走しそうだ」

冬馬「気持ちわる……下手したら捕まっちまうよ」

P「いや、無理だろこれ……俺モノマネなんてしたことないんだぞ」

黒井「くだらん!さっさと他の案を考えるのだ!」

翔太「」チラッ

北斗「」チラッ

翔太「あれれークロちゃん怖いの?」

黒井「何だと……?」

北斗「やめとけよ翔太、社長は演技力に自信がないらしい」

翔太「あははっそんなんでよく961プロやっていけてるね!」

黒井「……」プルプル

P「お、おい何を……」

黒井「いいだろう」

P「は?」

黒井「この宇宙一のスーパーセレブ黒井祟男を舐めるな!物真似のひとつやふたつ!軽くこなしてくれる!」

相変わらず可愛いおっさんやな

P「ちょっと!何乗せられてんですか!」

P「黒井社長が亜美の真似するなんて犯罪行為ですよ!」

黒井「あの馬鹿共に舐められたままでいいのか貴様は!」

P「生き恥を晒すくらいなら舐められたままでいいです!」

翔太「あ、クロちゃんもういいよ」

北斗「頼りなさそうだしな……普通に贈り物をしよう」

黒井「ふざけるな!今回のプレゼントは私達の渾身のパフォーマンスだ!」

冬馬「相変わらずちょろいおっさんだな」

P「わかってるなら止めてくれよ……」

冬馬「こうなった社長はもうダメだよ。諦めようぜ」

P「気軽に言ってくれるな……」

黒井「さぁプロデューサーとジュピターよ!早速練習だ!時間は限られているのだからな!」

北斗「は?」

翔太「え?」

冬馬「あ?」

北斗「いや、社長?今回は真美ちゃん達のモノマネでしょう?」

翔太「そうだよ!僕たちは監督するからさ!」

黒井「何を言っている。丁度5人なのだ、この手を逃すはずなかろう」

翔太「5人?それがどうしたの?」

P「……ま、まさか!」

黒井「ウィ。察しがいいな」

冬馬「戦隊モンでもすんの?」

黒井「961プロと765プロの合同ライブを開催するぞ!」

黒井「ジュピター他二人によるクインテットライブだ!ハーッハッハッハ!」

北斗「ク、クインテットライブ?普通にモノマネじゃないんですか?」

黒井「愚か者が!やるなら徹底的にやるのが961プロだろう!」

黒井「お題は七彩ボタンだ!」

P「め、滅茶苦茶だ!」

通報余裕

翔太「七彩ボタンってあの腰フリフリするのやるの!?」

黒井「嫌なら961プロを去るがいい。お前達の代わりなどいくらでもいるのだ」

冬馬「ぐぬぬ」

北斗「こんなはずじゃなかったのに……」

P「お前と翔太がいらんこと言うから……」

北斗「しかしこれは予想外すぎますよ……」


黒井「プロデューサーよ!」

P「は、はい!」

黒井「衣装と音源の調達はこちらがする」

冬馬「衣装!?あのピンクのタイツ履くのかよ!?」

黒井「貴様は765プロ全社員を指定した時間に召集しろ」

黒井「今から振り付けと歌詞を覚えるのだ。少し時間を食ってしまうだろうからな」

P「本気なんですか……?」

黒井「当たり前だ!ユニット名はP.Kジュピターだ!」

冬馬「かっけぇ!」

P「今日は事務所で誕生日会やる予定なんですけど……」

黒井「では貴様は欠席だ。準備が整い次第765プロを強襲する」

P「真美達俺のプレゼント楽しみにしてたのに……」

黒井「貴様が961プロを頼るからこうなったのだ!いい加減覚悟を決めろ!」

P「ギギギ……」

北斗「これって真ちゃんや、あずさちゃんもいるんだよな?」

冬馬「そりゃそうだろ」

北斗「……」

翔太「珍しく北斗君が頭抱えてる……」

黒井「さぁスタジオに行くぞ。技量以外の準備は全て我が社に任せるがいい」

P「じゃあ電話してきます……」

真美《あ、兄ちゃん?遅いよー!いつまで道草くってんのさ》

P「あ、あのな真美、プレゼントなんだが」

真美《んもう!プレゼントなんかより兄ちゃんが来てくんないと盛り上がらないYO!》

P「ちょっと特別なプレゼントを用意するのに手間取ってな。戻るの時間ギリギリになると思う」

真美《特別?なにそれ?》

P「ここで言うのはちょっと……」

真美《ちょっと?》

P「は、恥ずかしいというか」

真美《!!!》

P「あ、やっぱり今すぐ来て欲しいなら喜んで行くけど……」

真美《も、もぉー!兄ちゃんったら困ったちゃんなんだからっ!》

真美《できるだけ早くしてよね!》

P「え、あ、そうか?悪いな……」

これはあかん

真美《あ、亜美にも代わるね……はい兄ちゃんだよ》

亜美《兄ちゃーん!寂しいYO!早く来てよーうあうあー!》

P「ご、ごめんな。ちょっとプレゼントの準備に時間かかりそうでさ」

亜美《プレゼントぉ……?ほっほう。この亜美の想像を超えるようなプレゼントかね?》

P「超えるのは間違いないと思うが……」

亜美《んっふっふーじゃあ期待しておこうかなっもし期待外れだったら大変だよ?兄ちゃん♪》

P「期待通りに行くかは微妙だけど精一杯努力するよ……」

亜美《よろしい!んじゃ待ってるかんね!ばいばーい》ピッ

トイレの女装は普通にいけると思うわ

P「期待してくれてるんだな……」

P「どうせもう引き返せないんだ、本気でやるか!」

黒井「連絡は取れたか?」

P「えぇ、これで後は」

黒井「私達のレッスンだけだな」

北斗「ちょっと腹痛が酷いんで早退してもいいですか」

黒井「認めん」

亜美「ふーむ。兄ちゃんが亜美達の度肝を抜くようなプレゼント考えられるのかなぁ」

真美「……」

亜美「ねぇ真美?」

真美「……」

亜美「真美?真美ってば!」

真美「わっ!な、なな何?」

亜美「さっきから変だけどどったの?風邪?」

真美「ううん、なんでもない……」

真美「ところで、さっきの電話だけどさ」

亜美「うん」

真美「亜美にどんなプレゼントするって言ってた?特別とか言ってた?」

亜美「うーんとね、亜美の想像を超えるようなプレゼントらしいよ!」

真美「恥ずかしいとかは?」

亜美「言ってないと思うけど」

真美「そ、そっか……」

亜美「?へんな真美。亜美はるるんで遊んでくるね!」

真美「兄ちゃん……えへへ」

はるるんで…

春香「あ、亜美!プロデューサーさん何て言ってたの?」

亜美「なんか亜美達にとっておきのプレゼント用意するから待っててくれだって」

響 「とっておき?なんだろな?」

あずさ「うふふ、指輪とかだったりして~」

亜美「えぇー?亜美困っちゃーう!」

春香「笑顔で言われても説得力ないよ……」

亜美「んま、そんなわけで兄ちゃん遅れるってさ」

響 「せっかく二人の誕生日なのに、ダメダメだぞプロデューサー」

春香「まぁまぁ、先に私達だけで楽しんじゃお!もうすぐお料理の準備できるからね!」

亜美「よろしく頼むよ君達ぃ」

響 「いい気なもんだなー」

亜美「だって主役だもーん」

そんな恐ろしい豆知識初めて知ったわ

黒井「さて、では961プロに戻るぞ」

北斗「仕方ない……やるからには徹底的に、だな」

P「北斗も覚悟決めたか」

北斗「下手なダンスを見せて幻滅させるのは最悪ですからね」

翔太「たまにはこんな悪ノリもいいかもねっ」

冬馬「振り付けとかはプロデューサーわかんの?」

P「だいたいはな。あとはデモテープ見ながら調整だ」

黒井「時間が惜しい。急ぐぞ」

北斗「了解です」

P「真美、亜美……忘れられない誕生日にしてやるからな!」

黒井「よし、着替えたな」

翔太「クロちゃんのジャージ姿とか初めて見るよ……」

冬馬「誰得だよこれ」

P「真美亜美得にするんだ!やるぞ!」

北斗「じゃあまず最初の動きから」

P「俺がセンターか……伊織、参考にさせてもらうぞ」

北斗「俺はあずさちゃんのポジションで」

黒井「双海亜美役は私に任せてもらおう」

翔太「僕と冬馬君は?」

黒井「両サイドだ」

冬馬「了解だ、さっさと始めようぜ」

たまに朝方ランニングしてるよ

P「それ、君がふれたーから!」

黒井「なないーろボタン!」

冬馬「ストップだ!」

黒井「ど、どうしたのだ冬馬よ」

翔太「クロちゃん最初は右手だよ」

黒井「そ、そうだったか」

北斗「あと、手を寄せる時に膝が入ってませんでしたよ」

黒井「難しいな……」

P「多少の粗は仕方ないですけど、イントロとサビの部分はきっちり決めますんで」

北斗「全てを恋でそ・め・たよ☆」

黒井「どんなー!デキゴトも!超えてゆける強さ!」

P「一時停止だ!」

黒井「こ、こんどは何だ!?」

冬馬「北斗てめぇ動きすぎだろ」

北斗「そのへんは自由だろ?俺達はあくまでジュピターなんだ」

翔太「でもバク転はないでしょー……」

P「適度にアレンジしてもいいが基本は竜宮小町ベースだ!統率を乱すなよ!」

北斗「しょうがないな……」

P「じゃあ次はサビ前から!いっつーの間にか!」

黒井「少女じゃなーい!」

冬馬「そりゃそうだろ……」

P「無駄口を叩く暇があるなら脚を上げろ!ここのステップは重要なんだぞ!」

伊織「それじゃ変態以外は揃ったわね」

高木「うぉっほん!知っての通り今日5月22日は双海真美君と亜美君の誕生日だ!」

高木「思えば小学生のころから 小鳥「それじゃ皆準備いいかしらー!」

真「グラス準備して!」

高木「え……」

律子「それじゃ二人とも、誕生日おめでとう!」

春香「おめでとう!かんぱーい!」

雪歩「おめでとう二人ともっ」

やよい「おめでとうございますー!」

亜美「みんなありがとうYO!」

美希「おめでとうなの!」

響 「今日は自分達が料理作ったんだぞ!」

あずさ「たくさん作ったから、いっぱい食べてね~」

千早「おめでとう二人とも」

真美「んっふっふーありがたき幸せ!」

貴音「まこと良き日ですね」

亜美「いやっほーぅ!」

普通にアイドルのいちゃラブ書いて欲しいのになぜおっさんと童貞が出てくるのか

僕は好きですが

春香「それじゃ乾杯も済んだし、早速……」

真美「おぉ!?」

春香「プレゼント渡しちゃいまーす!」

亜美「きたきたー!」

春香「私はこれ!お揃いのリボンだよ!」

真美「ダブルリボン?」

春香「これで一緒にトップアイドル目指そうね!」

亜美「はるるんなりきりセットだね!」

春香「さっそくつけてみて!」

真美「合点!……こんにちは!皆のアイドル天美春香です!」

亜美「プロデューサーさん!遅刻ですよ、遅刻!」

小鳥「相変わらず上手ねぇ」

響 「自分はこれだぞ!苦労したんだからな!」

真美「ブタ太!」

亜美「亜美のはヘビ香!これ、ぬいぐるみ?」

響 「自分編み物得意だからな!挑戦してみたんだ!」

亜美「お姫ちーん!みてみてー!」

貴音「ひぃ!あ、亜美……やめてくださいぃ……」

亜美「ほれほれー!」

響 「こら!イタズラするためにプレゼントしたんじゃないんだぞ!」

亜美「ごみんごみん」

亜美「ひびきんありがとー!」

響 「大事にしてよね!」

やよい「私は伊織ちゃんとケーキ作ってきたんだよ!」

伊織「そこそこ頑張ったんだから。感謝しなさいよね」

亜美「いおりんがデレた!」

真美「可愛い!」

伊織「こんな時まで馬鹿にすんじゃないわよ!」

真美「やよいっちもありがとね!後で皆で食べよ!」

亜美「おっきく切って亜美たちと食べようYO!」

やよい「うん!」

千早「ケーキ作らなかったのは、このためだったのね」

春香「事前に教えてもらってたからね」

真 「プロデューサーはどんなプレゼント用意してるんだろ」

亜美「楽しみだなー」

あずさ「じゃあ次は私の番ね~」

真美「どんとこい!」

P「はぁっはぁっ……」

黒井「ど、どうだ……!?」

北斗「ふぅ……これなら」

P「……いいでしょう」

冬馬「やっとOK出たぜ!」

翔太「疲れたーーーーもう立てないよ!」

黒井「七彩ボタンEXの完成だ!」

P「それじゃ765プロに急ぐぞ!もうギリギリだ!」

北斗「行きましょう!」

翔太「ひぃー!」

貴音「響、もう食べないのですか?」

響 「あとはもうケーキだけで一杯一杯さー」

春香「それにしても遅いね、プロデューサーさん」

伊織「あの馬鹿どこほっつき歩いてるのかしら」

律子「電話しても出ないのよね」

雪歩「も、もしかして事故に……」

千早「それならすぐ事務所に連絡がくるわ」

真「これだけ時間をかけるプレゼントってなんだろ……」

小鳥「気になるわねぇ」

真美「……」ソワソワ

亜美「早く来ないとお開きっちゃうのに何やってるのかなー」

真美「兄ちゃん……」

冬馬「状況は?」

P「皆リラックスしてる。突入するなら今だ」

黒井「お前達衣装に不備はないな」

翔太「ばっちり!」

北斗「歌詞も振り付けも完璧ですよ」

P「皆、今日はP.Kジュピターのデビューライブだ!」

P「961と765の集大成、ここで見せるぞ!」

黒井「この私が協力したのだ。無様な結果は許さんからな!」

P「行くぞ!5!」

翔太「よん!」

北斗「3☆」

冬馬「2!」

黒井「壱!」


「「「「「楽勝、だぜ!」」」」」

頭おかしい(震え声)

フッ

春香「えっ?」

響 「うぎゃー!どうしたんだ!?」

律子「停電かしら」

小鳥「みんなじっとしててねー」

パッ

真 「あれ、もう戻ったの?」

雪歩「なんだったんだろ……え?」

P「真美、亜美!誕生日おめでとう!」

冬馬「今日は特別だ!俺達も祝いにきてやったぜ!」

千早「な、なにあれ……」

律子「プロデューサー!?何ですかその格好!?」

響 「竜宮小町だ……!ショッキングピンクの男集団だぞ!」

真美「兄……ちゃん……?」

亜美「え?え?なにこれ?」

P「待たせてごめんな二人とも、おかげで最高の状態にできた」

高木「く、黒井……」

黒井「私達に言葉は不要!」

北斗「お誕生日を迎える二人にこの曲とダンスを贈ります」

翔太「聞いてください!僕達P.Kジュピターのデビュー曲!}

P「七彩ボタンEX!」

冬馬「いくぜ!」

マジキチ

キミガフレタカラー ナナイロボタンー

貴音「面妖な……」ブルブル

雪歩「」

真 「」

あずさ「」

スベテヲコイデーソメタヨー

やよい「怖いですー……」

美希「タイツ姿のハニーもイケてるってカンジ」

律子「つ、通報しますか?」

高木「それは困るよ律子君……」

ドンナデキゴトモ コエテユケル ツヨサ

P「君がボクに!く・れ・たー!」

オトナ ニナッタラネー チョットォユダーンシテレゥー

小鳥「……」

千早「見た目は犯罪者でも、あの人たちの歌には魂を感じるわ」

キミノ ヨコガオヲネ ミテイルノヨーマダイマデモー

北斗「ほらね☆」

キヅイタラー

翔太「同じ☆」

テノターカーサー

伊織「」バタッ

春香「プロデューサーさん……」

黒井「いっつーの間にーか!少女じゃなーい!」

P「お驚く!でしょー!」

おっさんがあの足フリフリしてるとかもはや罪だろ

黒井「君が触れたから!七彩ボタン!」

北斗「全てを虹に変えたよ☆」

翔太「どんなヨロコビもっキミと分かち合えるっ!」

冬馬「初めまして!ボクに!」

P「出会ってくれて!ありがとう!」

~~♪~~♪~~

冬馬「みんなー!ありがとーう!」

P「今日と言う日を忘れないでくれ!」

パフォーマンス終了後、事務所内には静まり返った765陣営と達成感に震えるP.Kジュピターがいた。

恐らく感動の余り身動きがとれないのだろう。俺達は空気を読みその場を後にした。

空気は読めてないが結果的には空気読めてる行動

冬馬「終わっちまったな……」

北斗「あぁ、辛く苦しい戦いだったけど楽しかったよ」

黒井「ウィ。この経験は必ずやジュピターの力となるだろう」

P「本当にありがとう。感謝してもしきれないよ」

翔太「みんなびっくりしてたもんね!」

冬馬「口あけてポカンとしてたぜ!」

北斗「真美ちゃんも顔真っ赤にして目を潤ませていたしな」

P「あぁ、文句なしのパーフェクトコミュニケーションだ!」

黒井「よし、では私達は撤収する。貴様は事務所に戻るがいい」

P「え?」

冬馬「俺達は敵役だ、こんな場所には相応しくねーよ」

北斗「あとはプロデューサーさんだけで楽しんできてください」

翔太「今度皆の感想教えてね!」

P「皆……あぁ!行ってくる!」

なんでこんなイイ奴等なのに間違ってしまったんだ…

真美、亜美。俺達の曲は二人の満足するプレゼントになっただろうか?

いつもイタズラをして手を焼かせる困った子だが、そんなお前達も俺の大切なアイドルなんだ。

我ながら素敵な誕生日にすることができたと思う。これからも一緒に頑張ろうな。

P「ただいま!改めて誕生日おめでとう、真美!亜美!」

真美「ぐす……えぐ……」

亜美「……」ナデナデ

あずさ「ほら真美ちゃん!ケーキ食べましょう?」

千早「伊織と真は?」

春香「まだ気絶してるよ……」

P「な、なんだこれは」

小鳥「あ、プロデューサーさん……」

P「音無さん!何があったんですか!?」

>P「何があったんですか!?」
それは765事務所のみんなのセリフだ


やよい「プロデューサー……」

P「やよい!」

雪歩「うぅ……」

P「雪歩まで……くそっどうしたんだ」

真美「ひっく……うぇぇ……」ポロポロ

亜美「真美……」

高木「君、ちょっといいかね」

P「社長……わかりました」

律子「私も行ってくるわ」

春香「はい……」

バカにしてると取られたって文句言えないよなこれ

高木「……」

P「社長、俺がいない間に何があったんですか」

高木「その前に聞きたいんだが、さっき事務所で歌ったのは君で間違いないんだな?」

P「はい。俺達が撤収するまでは何もなかったのに、あの短時間で……」

律子「いや、それが原因ですから」

P「え?」

高木「サプライズが過ぎるよ君ぃ……」

律子「もしプロデューサーの誕生日に社長と黒井社長がキラメキラリ歌いだしたらどう思います?」

P「そんなもん、ぶん殴って中止させるよ」

高木「それと同じことをしたんだよ君は」

P「……え?」

このPはウザク

律子「歌うだけ歌って帰っちゃったわ……」

真美「……」

亜美「確かに想像は超えてたね……」

真美「……っ」ジワ

亜美「真美?」

真美「うぅー……」ポロポロ

小鳥「ちょっ真美ちゃん!?」

真美「兄ちゃん……酷いよ……」

真美「特別なのくれるって……いっだのに゛ぃー!」ポロポロ

律子二人いんの?

許されない

>>133
回想だろ

P「じゃぁ俺は真美達の期待を裏切ってしまったのか……?」

律子「特別なプレゼントをするから待っててくれなんて言ったんですよね」

高木「君達が帰った後、真美君は座り込んで泣き出してしまってね」

P「俺……そんなつもりじゃ……ただ二人が喜んでくれるかと思って」

律子「考えすぎなんですよ……」

P「お、俺謝ってきます!」

律子「ちょっと!……行っちゃいましたね」

高木「彼ももう少し察しが良くなってくれるといいんだが……」

P「真美!亜美!」

亜美「兄ちゃん……」

真美「……」

貴音「私達は席を外しましょう」

響 「え、なんで?」

春香「いいから!」

真 「伊織はボクが担いでいくよ」

千早「それではプロデューサー、ごゆっくり」

MKT兄貴に担いでもらいたい

P「ごめんな……俺なんか勘違いしてたみたいだ」

亜美「男の人がお尻回しながら歌うのは強烈だったよ兄ちゃん」

P「そんなにダメだったのか……」

亜美「いおりんなんて白目むいて泡吹いてたよ」

P(亜美の言葉に元気が無い……冗談じゃなく本気で不評なのか……)

P「本当にすまない……」

P「真美も、ごめんな?」

真美「……」

P「とびきりのプレゼントと思ったんだが外しちゃったよ」

P「はは、これじゃプロデューサー失格だな……」

亜美「いや、ほんとダメダメだよ」

P「お詫びに何でも好きなの買ってやるからさ」

P「それで機嫌直してくれないか?」

亜美「聞いたかね真美君!どうせなら超高額商品を頼もうじゃないか!」

P「せ、せめて数万以内で……」

真美「……何でもいいの?」

P「あ、あぁ!真美が欲しいものなら何とかしてやる!」

真美「兄ちゃん家の鍵欲しい」

亜美「指輪にしよかなーそれともネックレスかなーんっふ……ふ?」

P「か、鍵?俺の部屋の?」

真美「うん」

亜美「ちょちょちょ」

えんだああああああああああああ

P「そんなんでいいなら明日合鍵作ってくるけど……」

亜美「亜美も!亜美も同じのがいい!」

真美「これならお金もかかんないっしょ?」

P「でも俺の部屋なんか入ってどうするんだ」

真美「えっと、秘密基地にしたりするんだよ!」

P「変なイタズラとかしないって約束するか?」

真美「女装して踊りだすより変なことはしないかな」

P「うぐっ……わかったよ」

亜美「やった!ハーレムルート完!」

P「じゃあ出来たら渡すから、今日はほんとごめんな」ナデナデ

真美「えへへ……もういいよ兄ちゃん」

亜美「Hey兄ちゃん!亜美にもやってYO!」

P「よしきた。今日はなんでも命令してくれていいからな」

小鳥「あ、プロデューサーさんからメール……もう戻っていいみたい」

千早「意外と早かったですね」

響 「早くケーキが食べたいぞー」

伊織「行くわよ。一言文句言わないと気がすまないわ」

P「皆……今日は悪かったな」

真 「プ、プロデューサー……なんでブリッジなんかしてるんです?」

P「人間椅子になれって命令されてるからな」

亜美「ケーキ取ってきたよーん!とぉ!」

P「おごぉ!と、飛び乗るんじゃない!」

純粋すぎたのだ…

今日エクストラエピソードするつもりだったんだが



社長ズのSMOKY THRILL

春香「もう平気なの?真美」

真美「んっふっふーはるるんにもう勝ち目はなくなったかもNE!」

春香「?」

伊織「じゃあ時間も押してるしケーキ食べましょ。この椅子座り心地悪いわねー」

P「伊織は対象外だぞ!これ以上座られると俺の背骨が……」

亜美「兄ちゃん君」

P「パ、パパラパーご主人様。どうぞご自由にお座りください」

伊織「ん」

高木「何はともあれ一安心だな」

小鳥「そうですねぇ」

>>161
エクストラクリアした後この人の引き抜きSS読んでみろマジ捗る

P「あぁ昨日はきつかった……」

P「よくよく考えれば誕生日プレゼントが女装ダンスとか頭おかしいよな」

P「翔太め……覚えてろよ」

P「よし、今日も一日がんばるぞ!おはようございます!」

伊織「今日は遅いのね」

春香「おはようございますプロデューサーさんっ」

P「用事があってな……真美と亜美はもう来てるか?」

真美「ドブリジェン!」

亜美「ボルシチ!」

P「おぉ二人とも待たせたな。例のモノ持ってきたぞ」

真美「やったー!」

P「んじゃ俺荷物置いてくるから」

小鳥「はーい」

真美「んふ、んふふふ……」

春香「それ鍵?」

亜美「ただの鍵じゃないんだZEはるるん」

貴音「……もしや」

やよい「それってお家の鍵?」

真美「んっふっふっふーこれはねー」

真美「兄ちゃん家の合鍵なのです!」

雪歩「合鍵!?」

真 「あ!」

真美「青ざめたな!勘のいいまこちんは悟ったようだな……」

亜美「犯罪行為のお詫びでプレゼントされちゃったんだー!」

>亜美「ちょちょちょ」

亜美はかわいいなぁ!

伊織「な、なによそれ!そんなの卑怯よ!」

真美「過程や方法など、どうでもいいのだよいおりん!」

亜美「勝てばよかろうなのだァー!」

伊織「ムキーーー!!」

P「何騒いでるんだ?」

春香「プロデューサーさん!ロリコンですよ、ロリコン!」

P「は?」

伊織「何中学生に部屋の合鍵渡してんのよ変態!」

P「だって欲しいもの聞いたら鍵だったんだから仕方ないだろ」

千早の部屋の鍵が欲しいです(涙声)

伊織「だったら私にも寄こしなさいよ!」

P「誕生日プレゼントでならいいぞ」

伊織「ちょっと前に過ぎちゃったわよ!」

律子「やった!」

響 「どうしたんだ律子?」

律子「あ、いや何でもないわ」

真美「あ、兄ちゃん今日終わったら兄ちゃん家行くかんね」

P「変装はしっかりしろよ」

亜美「了解であります!」

千早「誕生日2月なんだけど……」

春香「私なんて4月だよ……」

P「そんなに秘密基地が欲しいのかぁ?昔は俺もダンボールで作ったりしたけどさ」

高木「頼むから週刊誌には載らないでくれよ君ぃ」

P「そのへんは徹底しますんで……」

あずさ「プロデューサーさん、私もプレゼントは同じのでお願いしますね~」

P「気が早いですね……もっと他のプレゼントのほうがいいんじゃないですか?」

真美「1ヶ月は兄ちゃん独占できるね亜美!」

亜美「このまま既成事実作っちゃおうYO!」

P「恐ろしいことを言うな!」

美希「おはようなのー」

P「またややこしいのが来た……もう営業行ってくるからな!」

美希「なになに?なんの話?」

真美「誕生日最高ってことだよミキミキ!」

亜美「まさにハッピーバースデイだね!」

おわり

本当は空気を読んで退散してそのまま終わらせるつもりだったけど
あまりにも真美が可哀想だったので投下しながら続きを考えた
最初から考えておけばよかったと後悔している。お疲れ様でした


撤収エンドとか絶対に許されない

ちょっとだけ追加させて申し訳ない

P「どうも」

黒井「ご苦労だったな」

冬馬「お、主役がついに来たな」

北斗「お誕生日会どうでしたか?」

翔太「僕達も参加したかったよねー」

P「……」

黒井「……どうしたのだ?」

P「泣かれちゃいましたよ」

冬馬「そりゃ俺達のダンスはパーフェクトだったからな」

P「あぁ、パーフェクトすぎたんだ」

北斗「どういうことなんです?」

P「時代が俺達に追いついていなかった……としか言いようが無い」

黒井「つまり、受け入れられなかったのか」

冬馬「はぁ?ありえねーだろ。あの時の俺達はジュピターを確実に越えてたぜ」

翔太「そうだよっ最高の団結だったのに!」

P「俺だって間違ってないと思ってるさ」

P「だけど観客の反応が、この業界では真理なんだよ」

冬馬「嘘だろ……」

黒井「フン……薄々はそんな気がしていたのだ」

P「黒井社長」

黒井「765プロ風情に我々の、真のアイドルが何たるかを理解するのは難しいのだ」

冬馬「所詮あいつらもその程度なのかよ……ライバルだと思ってたのによ!」

P「でも、彼女達だってよくやってますよ」

北斗「このあたりはもう価値観の違いですね」

P「そうか……」

冬馬「……なら、認めさせるしかねーだろ」

黒井「冬馬?」

冬馬「俺達が間違ってたなんて思っちゃいねぇ」

冬馬「だからあいつらに教えてやるんだ!」

冬馬「本当のアイドルってやつをな!」

P「冬馬……お前……」

北斗「そうだな。俺も真ちゃん達に勘違いされたままじゃ嫌だし」

北斗「乗ったよ冬馬」

翔太「プロデューサーさんも諦めないでよ!だって!」

黒井「私達!」

北斗「みんな!」

P「仲間!}

冬馬「なんだぜ!」

イイハナシカナー?

P「そうだよな……!俺達は間違っちゃいない!」

黒井「そうだ!P.Kジュピターは最強のアイドルユニットだ!」

北斗「これからはジュピターと二束のわらじか……大変そうだな」

翔太「だけどきっとできるよ!」

P「あぁ!できる!やるんだ!」

「「「「「目指せ、トップアイドル!」」」」」

即日解散したP.Kジュピターは翌日再結成を発表し、2ndシングル発表のために日々レッスンを続けている。

律子からスパイ容疑をかけられ事務所裁判にかけられるのは、また別のお話。

本当におわり

裁判?裁判もかいてたのか?

もうガチで移籍すればいいんじゃないかな

>>210
いや裁判は軍法会議的な意味で書いただけで、あれは別の作者さんの傑作
真美ちゃん亜美ちゃんお誕生日おめでとう。お疲れ様でした。

これって誕生日SSだったのか(驚愕)

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