幼馴染「男くん、駆け落ちしよっ!」(170)


男「はい?」
幼「だからさ、駆け落ちしよう!もう男くんもお姉さんに縛られたくないでしょ?」
男「まあ、そうだけど・・・」
幼「じゃあ一緒にどこか行こう!どこに行っても私が男くんを大事にするよ!」
男「・・・考えさせてくれ」

男「やっぱやめとくはw」
幼「オッケー」

おわり


男「どうしようかな・・・」
男「ただいま」
姉「弟!今何時だと思ってんの!?もっと早く帰ってきなさい!さっさと飯作ってよ」
男「疲れてんだし、ちょっと待ってくれよ」
姉「私はお腹が減ってるの!誰のおかげで衣食住出来てると思ってんの!」
男「・・・わかったよ」
男(うぜぇ・・・)


姉「風呂沸かしてくれた?」
男「沸かしたよ。先入っていい?」
姉「嫌よ、なんでアンタの浸かったお湯入らないとダメなの」
姉「私が先に入る」
男「あっ・・・」
男「・・・皿洗いでもしよっと」


姉「さあ私先に寝るから」

姉「風呂から出たら洗濯物しててね。おやすみ」

男「・・・おやすみ」

  風呂

男「はあ、今日も疲れた」

男「・・・駆け落ち、か」

男「姉貴に縛られなくなるなら・・・」

男(父さん、母さん、なんで先に死んだんだよ)

男(そのせいで姉ちゃんも厳しくなったし)

男(明日、幼馴染とも話してみよう)


幼「あ、男くん。おはよー」

男「おはよう。昨日の話なんだけど・・・」

幼「一緒にしてくれることにしたの!?」

男「いや、まだ決めてないんだ。ご飯とかが心配だし・・・」

幼「大丈夫だよ、ご飯は私がどうにかするから!」

男「そうか、幼馴染の手料理なんてさぞや美味しいんだろうな」

男(そういや、誰かの料理食べるのって、母さんが死んで以来無いんだな・・・)


幼「あれ?今日はお姉さんまだ帰ってきてないの?」

男「本当だ。どっか遊びに行ってるのかな」

幼「ふ~ん。じゃあ家には男くん一人になるわけだね!」

男「まあ、そうなるな」

幼「それなら、私がご飯作ってあげるよ!」

男「えっ!?いや、そんなの別に・・・」

幼「遠慮しないでいいよ。むしろ作らせて!」

男「・・・じゃあ、頼んでいいか?」

幼「もちろん!」


幼「お邪魔しまーす!」タッタッタッタッ

男「おいおい、そんなに急がなくても食材は逃げないぞ」

幼「だって、男くんに早く料理作ってあげたいもん!」

男(姉貴と違って、幼馴染は本当に優しいな)

男(姉貴じゃなくて、幼馴染がずっと一緒にいてくれたら・・・)

幼「男くーん!できたよー!」

男「え!?早すぎだろ!まだ家に帰ってきて2分も経ってないぞ」

幼「男くんのためならなんでもできるもん!」

う~ん・・・
物書きとして許せないんだが
何この幼稚な文章^ ^;


男「何でもって・・・時間操ってんのか・・・?」

幼「ほらほら、小さいことは気にしないで、早く食べようよ!」

男「あ、あぁ・・・」

幼「どう、男くん?美味しい?」

男「ああ、とても美味しい。なんか母さんの味そっくりだ」

幼「やった!そう言われると私も嬉しい!」


みんなごめんなさい >>41さんもすいません
初SSなんで猿でも書けるような駄文ですが、満足するまで書かせてください。すいません


幼「そうそう、男くん疲れてると思って、お風呂も沸かしておいたよ」

男「ありがとうな。ってかいつの間に沸かしたんだよ」

幼「えへへ・・・。ナイショー」

男「ナイショってなんだよ。じゃあ入ってくるわ」

幼「りょーかーい」

幼「じゃあ私、皿洗いとかしてるね」

男(幼馴染ってホント、言い奴だな・・・)

俺は応援してるぜ
はよ てゆうか書きためはどうしたんだいチェリー


男「ふぅ、良いお湯だったよ」

幼「それは良かった。じゃあ私、もう帰るね」

男「そうか、今日はありがとうな」

幼「いやいや、男くんが必要としてるならいつでも行くよっ」

男「それじゃあ、また困ったら呼ぶわ」

幼「いつでもバッコーイ!・・・ねえ、男くん」


>>45
書き溜めというより、テスト中とかに原案を用紙に書いて、それをここに貼ってる感じ


幼「私はいつでも待ってるからね」

幼「男くんも何かあったら、私の家に来て」

幼「私、男くんにもっと頼られたいから・・・」

幼「それじゃあ、おやすみ」

男「・・・おやすみ」

  バタン

男「・・・家を、出る」


っていうか前から思ってたんだけど、NTRってなんの略なんだ?
てるてるぼうずとか冬姫姦々とかも言われてたけど、そういう系のやつなの?


男「幼馴染、昨日はありがとうな」

幼「いやいや、全然大丈夫だよっ」

男「そうか・・・」

男「・・・なあ、その足のアザ」

幼「・・・昨日ね、帰りが遅いって、お父さんに・・・」

男「・・・本当に、ごめんな」

幼「だから大丈夫だって。・・・ひゃっ!?」
 
 ギュッ

男「何かあったら、すぐ呼べよ」

男「今度は俺がお前を助ける番だ」

幼「・・・うん、ありがとう」


幼「じゃあね、男くんっ」

男「じゃあな、幼馴染。バイバイ」

  バタン

男「ただいまー」

男「姉貴は、まだ帰ってきてないのか」

男「姉貴がいない家って、こんなにも静かなんだな・・・」

男「・・・寝るか」


男「すぅ・・・すぅ・・・」

  プルル プルル

男「・・・電話?」

男「・・・幼馴染か。どうしたんだろう?」

男「もしもし」

幼『・・・ヒグッ・・・男、くん・・・』

男「!?どうしたんだ!?」

幼『どうしよう・・・わたし、お父さん、殺しちゃったかもしれない・・・!』

男「なっ・・・!?」


幼『お父さんが・・・酔って私に、手出してきて・・・』

幼『怖くてお父さんを押したら、角に頭をぶつけて・・・』

幼『動か・・・ないの・・・っ!』

男「分かった!ちょっと待ってろ!今すぐ行く!」

幼『うん・・・分かった・・・』

  ガチャ

男「くそっ・・・!早く行かないと・・・!」

姉「ただいま~。男~、ご飯作って~」


男「ごめん姉ちゃん!俺行かなきゃならない!」

姉「ちょっと!?アンタどこ行ってんのよ!」

男「幼馴染の家!幼馴染がヤバイんだ!」

姉「はあ?ヤバいって何?」

男「とにかくヤバいんだよ!」

姉「私のお腹もヤバいんだから。そんなことよりご飯作ってよ。後お風呂も」

男「・・・だよ」

姉「あ?なんて?」

男「だから、うっせんだよ!死ねや!」


姉「・・・っ!アンタ、姉ちゃんに向かって何言って・・・!」

男「だから、死ねっつってんだろ!いつもいつも飯、風呂って・・・」

男「俺だって疲れてんだよ!」

男「なのにテメェはなんもしねえ!幼馴染なんて皿洗いだってしてくれるのに!」

男「そんで幼馴染がヤバいのにそれを『そんなこと』だぁ?」

男「もうテメェにはうんざりだ!」

男「こんな家、出てってやらぁ!」

姉「弟!?」

  バタン


男(早く・・・早く幼馴染の家に・・・!)

  タッタッタッタッ

 バタン

男「幼馴染!大丈夫・・・」

幼「男くんっ!・・・うわぁぁん!」

男「・・・!お前その血・・・大丈夫か!?」

幼「うん・・・これ、お父さんの返り血だから・・・」

幼「だけど、だけど・・・私、お父さんを・・・!」


男「そう悲観すんなよ!まだ死んだって決まったわけじゃないだろ!」

男「とにかく、中に入ってお父さんを助け・・・」

幼「いや!もう私、お父さんのあんな姿見たくない・・・!」

男「じゃあどうすんだ!?」

幼「・・・逃げよう」

幼「2人で、どこか遠くへ・・・」

幼「逃げようよ・・・」


男「でもお父さんはまだ・・・!」

幼「でも!もし助かったら、今度は私が殺されちゃうよ!」

幼「私、男くんと離れたくないよ・・・!」

男「・・・分かった」

男「逃げよう・・・」

男「2人で、どこか遠くへ・・・」

男「駆け落ち、しよう・・・」

幼「男くん・・・」

  タッタッタッタッ


警「夜遅くにすいません。男くんのお姉さんですか?」

姉「そうですが・・・弟が何か・・・」

警「Aさんの家で殺人事件があったんですが」

警「目撃者によると、その娘である幼馴染さんと男性が共に現場から逃走していたらしいのです」

警「そして、最初の通報と一致する男性というのが、男くんなんです」

姉「・・・」

警「男くんは、家に居られますか?」

姉「・・・さっき、家を出ていきました・・・」


姉「・・・弟、どうして・・・」

姉「どうしてなのっ!」

姉「私は、あなたのことを思って・・・!」

姉「・・・これは、私の責任だ」

姉「私が2人を見つけ出す。だけど、どうやって・・・」

姉「・・・いや、一つだけある。心当たりが・・・」

姉「・・・行かなきゃ」

タッタッタッタッ


翌朝

幼「・・・綺麗だね」

男「ああ、ここの潮騒を聞くのは、いつぶりだろう・・・?」

男「まさに断崖絶壁。落ちたら即死だろうな」

幼「・・・こんな時に来てなかったら」

男「だけど、もう俺が何を言っても聞かないんだろう?」

幼「うん・・・ごめんね・・・」

男「謝るなよ。死ぬ時は、俺も一緒だ」


幼「さっき落ちてた新聞に、お父さんが死んだこと、警察が私たちを追ってるって書かれてた」

幼「もう私、生きていけないよ」

幼「でも・・・男くんまで死ななくても・・・!」

男「いや、俺ももう普通の生活は無理だ。何かと言って、姉ちゃんがいないとダメだしな」

男「・・・昨日、姉ちゃんに思いっきり『死ね』って言っちまった」

男「唯一の行くあては、お前の行く天国だ」

男「地獄でもいいさ。どこまでも付いていってやるよ」

幼「ありがとう・・・」


男「・・・この場所は」

男「父さんと母さんの乗った船が沈没した場所が見えるところなんだ」

男「最期は、2人の近くで眠りたいからな」

幼「男くんのお父さんとお母さん、あの世で私を迎え入れてくれるかなぁ?」

男「きっと、優しく迎えてくれるさ・・・」


男「あの世でも、ずっと一緒だ・・・」

幼「うん・・・」

男「・・・じゃあ、逝くか」

幼「・・・」

男「・・・スゥ」

姉「待って!2人とも!」

男「・・・姉ちゃん!?なんでここに!?」


姉「何年アンタの姉やってると思ってんの!」

姉「絶対に、死なせないからっ!」

男「姉ちゃんには関係ないだろ!」

姉「あるわよ!姉だもん!」

姉「たった一人の・・・弟だもん!」

男「・・・っ」


姉「いつもいっぱい言ってたけど、あれは大人になっても生活できるようにって思って!」

姉「だけど私だって、弟の嫌そうな顔見てると心が痛くなったよ!」

姉「だから一昨日だって、ご飯とお風呂沸かしてあげたじゃん!」

男「えっ・・・?」

男「幼馴染・・・あれ、お前がやったんじゃ・・・」

幼「・・・机の上に美味しそうな料理があったから、これを出そうって・・・」

幼「私、男くんに褒めてもらいたくて・・・」

男「・・・」


姉「だけどアンタがそれでも嫌だって言うなら・・・」

姉「これから毎日でも、ご飯作るし、お風呂沸かすから!」

姉「私の唯一の家族なんだから・・・」

姉「だから、死なないで・・・っ!」

姉「姉ちゃんと一緒に、帰ろうよ・・・」

男「姉ちゃん・・・」


姉「うっ・・・ヒック・・・えぐっ・・・」

男「姉ちゃん、ごめん・・・」

男「俺、昨日姉ちゃんに死ねって・・・」

姉「大丈夫だから・・・だから・・・」

姉「死なないで・・・っ」

男「大丈夫」

男「姉ちゃんと一緒に、帰るから・・・」

姉「うっ・・・弟・・・」


男「幼馴染・・・」

男「お前も一緒に、帰ろう・・・」

幼「・・でも、私には帰る場所が・・・!」

幼「罪を償っても、仕事が・・・帰る場所が・・・!」

姉「・・・私たちの家に来ていいから」

姉「幼馴染ちゃんが良いなら、私の働いてる会社にも掛け合ってみるから・・・」

姉「だから、一緒に帰ろう・・・」

幼「・・・うわぁぁん!」


姉「よしよし、大丈夫だよ」ギュッ

幼「でも・・・私・・・お姉さんの作ったご飯を・・・!」

姉「ううん、あんなのいつでも作るから。全然気にしてないよ」

幼「うぅ・・・。あの・・・お姉さん・・・?」

姉「何?なんでも言ってね」

幼「あの・・・その・・・」

姉「どうしたの?」

幼「・・・えへっ♪」



幼「      」

  グサッ



幼「      」

  グサッ



姉「・・・えっ?」

男「姉・・・ちゃん・・・?」

  ドサッ

姉「ゴホッ・・・!」

男「姉ちゃん?姉ちゃん!?幼馴染、お前何やって」

幼「だってぇ、お姉さんがこの計画台無しにしたからぁ、刺しちゃいましたぁ。あひゃひゃひゃひゃ」

男「計・・・画・・・?」


幼「そうそう、計画ですよぉ」

幼「お父さん殺して、自分で通報して、男くんも共犯者にするんです~」

幼「それで私は絶望の少女演じてぇ、男くんと一緒に死のうって思ったのにぃ」

幼「それが!お姉さんのせいで、台無しなんですよぉ!」

姉「・・あん・・・た!」

幼「まあ、目的は果たさせてもらいますけどねぇ」

  ガシッ


男「あっ!オイ!離せ!」

幼「離さないよ。離させない」

男(くそっ・・・こいつなんて力だ・・・!)

姉「アンタ!弟に何やってんのよ!?」

幼「一緒に死にます。あひゃ、あひゃひゃ、あひゃひゃひゃひゃひゃ!」

男「なっ・・・!?離せ!離せぇぇ!!」

幼「アハッ、離しませんよ」

幼「お姉さんもその体じゃ動けそうにないですしね」

姉「それで・・・私を・・・!」


幼「それじゃあね、お姉さん」

男「離せよ!くそっ!くそぉぉっ!」

姉「やめてぇぇぇぇ!」

幼「・・・男くん、大好きだよ」

男「姉ちゃん!姉ちゃぁぁん!」

姉「弟ー!」

  トンッ



幼「 サ ヨ ウ ナ ラ 」

  バッシャーン



姉「・・・イヤ」

姉「イヤァーーーー!!」



           幼馴染「男くん、駆け落ちしよっ!」 -fin-

幼馴染「決行はまるよんまるまる。日の出の前に出発するよ」

男「いやいや」

幼馴染「男…私達はもう戻れないんだよ…」

男「え?なんで?」

幼馴染「パパとママに『駆け落ちするんだー!!』って言っちゃったもん」

男「二人の反応は?」

幼馴染「『最後の手向けだ』って、これを…」

男「なんだこの箱?」パカッ

男「」

男「」ポイッ

幼馴染「あああぁぁぁ!?パパの贈り物がぁ!?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom