阿笠「これは光彦くんを無限にするスイッチじゃよ」 (52)

阿笠「くれぐれも悪用せんようにの」

コナン「おう、借りてくぜ」

コナン (無限にする?説明聞いてなかったがまあいいか!)

ーー学校ーーー

コナン「お!早速光彦が来たぜ」

光彦「みなさんお早うございます!昨日の仮面ヤイバー見ましたか?」

ゲン太「俺、かーちゃんと出掛けてて見れなかったぜ…」

歩「私見たよー!コナン君は?」

コナン「み…見たよー…(バーロー誰が子供向け番組を見るかよ…)」

コナン(…っとそろそろ押さなきゃな)



ポチッ

光彦「01010010010010111100010100011001111010110101010101001001001011110001010001100111101011010101010100100100101111000101000110011110101101010101010010010010111100010010100100100101111000101000110011110101101010110001100111101011010101…」

コナン「こ…これは…光彦が…」

光彦「01010010010010111100010100011001111010110101010101001001001011110001010001100111101011010101010100100100101111000101000110011110101101010101010010010010111100010010100100100101111000101000110011110101101010110001100111101011010101…」

コナン「光彦がループしている」

灰原「正確にはループというより0を繰り返しているわね、彼」

コナン「0を繰り返してる?でもそれって何もないって事じゃないのか?」

灰原「本当にそうかしら?」

灰原「高校生探偵さんには分からないかしら?」

灰原「本来0は数を持たない数」

灰原「それを繰り返すっていうのはおかしいと思った?」

コナン「それはそうだろ、そもそも0は数字ではない」

灰原「あなた、頭まで小学生に戻ったの?」

灰原「実数とは有理数と無理数を合わせたものよ?直感的に分かりやすいのは“数直線上にある”数。実数は絶対に数直線上にあるのよ。実数でない数=虚数は絶対に数直線上には存在しないわよ。0はどっち?存在するの?しないの?」

コナン「存在する…」

灰原「ご名答、小さな探偵さん。でもこれは一般的な高校生のレベルよ?」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/14(月) 09:44:53.41 ID:YnDdQ5mz0
コナン「おい、元太!勝手に飲むなよ!」
元太「目の前に飲食物が出るとつい勝手に…悪かったなコナン!」
灰原「で、味はどうだったのよ」
元太「(歩美のまん汁に似てるなんてうな重がいくつあってもいえねーぜ!ここは>>35の味といっとくか)

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/14(月) 09:45:46.67 ID:DJYvX5u20
kskst

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/10/14(月) 09:50:21.45 ID:YnDdQ5mz0
元太「歩みのま、いや!kskstの味だ!」
歩美「kskstってなに?」
光彦「なにを言ってるか全くわかりませんね。うな重の食べ過ぎでついに頭がいかれましたか。」
コナン「(そういや、博士は光彦にのますと葉緑体になるっていってたが、元太も同じか?まさか>>42にはならないだろうな。」

灰原「ここからが本番」

灰原「彼、円谷君は今…そうね、言葉にするとしたら…0と1が戦ってるって所かしら?」

コナン「戦ってる?どう言う事だよ」

灰原「そう、そのボタンは円谷君の存在を0に置き換えることによって存在を否定するボタンなの」

灰原「ところが、その否定は本人の意思での否定ではない」

灰原「彼は0を1にしているの、でも自らの存在を0に置き換える存在もある」

灰原「これがループの正体ね」

コナン「分かってきたぞ、光彦はONとOFFのスイッチを交互に押してる状態なのか」

灰原「そういう事よ」

光彦「01100111110101010001…10010110111000」

灰原「彼がこのループを抜ける為には…そうね、0という数を否定しなきゃいけない」

コナン「0を否定?バーローww0ってのは存在する数"実数"ってお前が最初に嫌味ったらしく言ってただろwww」

灰原「これはあくまで例なんだけどこういう式もあるわ」

1. a = b + 1
2. 両辺に(a-b)をかけて (a-b)a = (a-b)(b+1) 
3. 展開して a2 - ab = ab + a - b2 - b
4. 両辺からaを引いて a2 - ab -a = ab + a -a - b2 - b
5. 左辺をa、右辺をbでかこって a(a - b - 1) = b(a - b - 1)
6. 両辺を(a-b-1)で割って、a = b
7. a=b+1なので、b + 1 = b
8. だから1 = 0

コナン「1=0!?どういうことだよ灰原!?」

灰原「落ち着きなさい工藤君、これは実際には存在しない方程式なの」

灰原「これは数学として間違っているの。そもそも1=0というのは成り立たない、1=0だとしたら154=1542という式も正しくなってしまうわ」

コナン「ッビックリさせるなよ…」

灰原「ただね…彼がしなきゃいけないのはこの証明よ」

灰原「0と1が同じという証明が出来れば彼はこのループから抜けられるの」

光彦「011000100111110101011100010011111010101110001001111101010111000100111110101011100010011111010101110001001111101010111000100111110101011100010011111010101110001001111101010111000100111110101011100010011111010101110001001111101010111000…」

コナン「そんな事出来るのか?」

灰原「ええ…無理ね」

コナン「ば…バーローwwやる前から無理って決まってるのかよ」

灰原「そうよ、無理ね。さっきも言ったけど1=0という式は成り立たない。神様だってその理論は覆せないわ」

コナン「…光彦」

ーー空虚ーー

100011101010100010
光彦 (思えばいつもそうだった)
10101011100010100

ーー虚無ーー

10001000100011111010101
光彦 (私の存在はいつも空虚、虚無)

ーー零ーー
光彦 (あっても無くても変わらない存在、それが私)
10001111010101000100
ーー無ーー
光彦 (所詮かませ、脇役、通行人なんだ)
111010101

ーー 空白ーー
100011110101010001111

???「…や…くん」

???「つ…や…くん」


光彦「声が…聞こえる…この声は…」

???「円谷くん!!」




光彦「この声は…」

光彦「灰原さんの声だァァァォァォァァァァォ!!!!!!!!!!!」





光彦「私には存在する理由が出来ました!灰原さんを守る、彼女の涙を見たくない!彼女を悲しませない!!」


1000100010001000100010001000

1…#/@wrd5さwap27\#%548〆

光彦「崩壊していく…きっと私に存在が生まれたんだ。証明したんだ!!」

ーーーツブラヤミツヒコはここに居るーーー

って

灰原「!?…彼…戻って来そうね。」

コナン「バーローwww証明出来ないから無限を彷徨ってんだろ?なんで戻って来れるんだよwww」

灰原「分からない…でもね、ううん何でもないわ」

コナン「光彦が何か唱え出したぞ!?」

光彦「0=3215 そして僕は、いや僕だけじゃない…この世の全てを置き換えた」

灰原「まさか…彼…現存する全ての方程式を否定、再構築したっていうの!?ありえないわ!?」

コナン「否定…光彦は自分を肯定してたんじゃないのか?」

灰原「彼は気付いたのよ…悪魔の方程式を…」

灰原「肯定っていうのは結局、相手を否定するから成り立つ式なの。逆に相手に否定されたら人は自分を肯定しようとする…そう0と1みたいにね」

灰原「結局はコインの表と裏の様な存在なの、0と1って」

コナン「じ…じゃあ光彦は!?」

灰原「それさえも否定して再構築したの、1っていう数0っていう数、数学歴史上に存在する数を全て否定し再構築2進数でもない8進数でもない10進数でもない16進数でもない新たな進数を彼は作ったの」

コナン「もう…訳が分からないぜ」

灰原「その名も…」


光彦「3215」

みつひこ
コナン「み…3215?」

灰原「そう、彼は原点となる0を、そして隣接する数である1を全て3215に置き換えたの…」

コナン「そ…そんな事したら現存する世界はどうなるんだよ?全ての数字が3215になったら人はどうやって数学を解けばいい?どうやって行きていけばいい?」

灰原「それは私には分からない…でも不思議と怖くないの、見て見たいのかも知れないわね…生まれ変わる世界を…」




ーーそして時は3215日流れたーー

ーーコナンたちのクラス3215年3215組ーー

小林「それでは算数の授業を始めるわね!」

ゲン太「げー3215時間目に数学かよ…」

歩「辛いよね…まだ3215時だよ…」

ゲン太「あと3215分も数字を見なきゃいけないのかよ…3215段のうな重食いてぇよォ…」

小林「こーら!3215人とも私語はやめなさい!授業中よ?」

ゲン太&歩「はーい…」

コナン(あれから何日か立ったが…世界であれだけの事が起きたのに何も変わらない)


灰原「あら?何か考えてるの?工藤君?」

コナン「いや、別に?」

灰原「貴方のガールフレンドさんの事じゃないの?」

コナン「バーローwwそんな事じゃねぇよ」

コナン「あれだけの革命、構築があったのになんで世界は変わらないんだろうって思っただけさ…」

灰原「そう…でもそれなら簡単よ?」

コナン「へ?」

灰原「全ての事象は否定できない」

灰原「例えば今あなたがこうして小学生に戻っていること、それは嘘なんじゃないの?」

コナン「バーローww俺は現にこうして小学生に…」

灰原「そう、人はそれを嘘だと思うことも出来るし真実だと捉えることも出来るの、でも証明しない限り真実ではないし嘘でもない…それを否定できるかしら?もしかすると証明も嘘かもしれない…更に考えるとまるでメビウスの輪ね…」

コナン「随分哲学的だな」

灰原「そうかしらね?人は、遥か前に宇宙が誕生したっていう事も証明出来てないのよ、もしかすると貴方が寝ている間に誕生したのかもしれない…でもそれも否定出来ない」

灰原「3215もそうね、誰も否定出来ない。だから適応した。ただそれだけ」

コナン「なるほどな…人間って意外とつまんねー生き物なんだな」

灰原「そうね…」

コナン「ところで光彦は?」

灰原「さあ?今日はお休みみたいね?」



ーー阿笠博士の研究所ーー

阿笠「出来たぞ光彦君、ゲン太くんを無限にするスイッチじゃ」

阿笠「くれぐれも悪いことに使うんじゃないぞー」

光彦「ありがとうございます!借りますね!」

テクテクテク……


阿笠「どうやら今回も確率事象は起きなかったみたいじゃな…」

阿笠「どうして人は全てを肯定するんじゃろうか…」

阿笠「変わる機会があっても根本的な事は何も変わらない…」


阿笠「"無限"という言葉は限りが無いと書くが…この運命もまた…無限なんじゃろうか…」

阿笠「ワシは直接介入は出来ない所詮は第三者…」


阿笠「限りなく永遠に近い時を待つしかないかのぅ…」

くぅーw疲

書き溜めてなくて遅くなって申し訳ない

深いな…(何も考えていない)

>>46
俺も何も考えてないから大丈夫

まあ数学者(笑)からのツッコミが来る前に寝るわ
お休み

乙乙

こんなぶっ飛んだ発想は羨ましい

>>51
思いつきで書いた
なんか乗り移ってたかもしれん

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年07月12日 (火) 19:40:29   ID: xpt4NpZ-

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