俺「もうダメだ、自殺しよう…」 (50)

俺「高校中退してもう2年が経つしな」

俺「俺をいじめてた奴も卒業して大学進学か…クソ!」

俺「かーちゃん、とーちゃん…ごめんよ」睡眠薬グビグビ

俺「うっ…く、くるしいぃ…」

俺「…ぁ………」

神「俺よ…チャンスが欲しいかね?」

俺「あれ?俺は…死んだはずじゃ?」

神「左様、お前は死んだ。だがあまりにみじめなのでお前にチャンスを与えることにした」

俺「チャンス?」

神「左様、一週間だけ、しかも短い間限定だが過去に戻らしてやろう」

俺「な、なんだってー」

神「戻りたい時を言うがいい」

俺「じゃ、じゃあ… 俺が高校を辞める半年前に戻してくれ!!」

神「いいじゃろう。では健闘を祈る」

俺「う、うわああああああああ」

俺「こ、ここは?俺の部屋か?とりあえず電気をつけるか」ポチ

俺「制服がかけられてる…テレビでもつけるか」ポチ

ある晴れた日のこと~♪

俺「!? ハルヒだと… しかも再放送じゃない… 本当に2年前なのか」

俺「しかし、戻ったはいいが期限はたったの一週間。どうすればいいんだ…」

俺「う、意識が…う、薄れて、い、く・・・・」バタ

俺「う、なんだ?俺はたしか…そう急に意識が薄れて倒れたんだ」

俺「今何時だ?2004年11月20日の夜12時か。あれ?ひょっとして一日ずれてる?俺は一日丸丸部屋で倒れてたって言うのか?そんなばかな」

俺「そうだ、かーちゃんに確認すれば… おかーさん、何でおれを起こしてくれなかったんだよー、おかげで学校いけなかったじゃないか」

母「?何言ってんだいアンタ。今日は学校いったじゃないか」

俺「な、なんだと…」

俺「どういうことだ、はっ、ま、まさか…」

俺「疑問には思っていたんだ。俺の意識がこの時代に戻るということは、もともといた意識は消えることになるんじゃないかって。だが違ったようだ…」

俺「俺はどうやら、この時代の俺の2つ目の人格としてタイムリープしたらしい…」

俺「だが、そうだとしたらまずはこの時代の俺とコンタクトをとらなくては…」

俺「とりあえず、部屋にメッセージを残しておくか」カキカキ

俺「よし、これは机の上に置いてっと… う、また意識が…」

――次の日

過去俺「うーん、よく寝た。が、また地獄の学校生活が始まると思うと気が重いな」

過去俺「ん?机の上になんか書いてあるな?なになに」

過去俺「 「俺はお前のもう一つの人格だ。お前を救うために未来からやってきた。とりあえず確認したら返事をよこせ」 だって?なんだこれは」

過去俺「でもまぎれもなく俺の字だし… 寝ぼけて書いたんだろうか?おっといけない、遅刻遅刻」

DQN1「おい、俺!! おせぇじゃねーか! おらぁ!!」ボコ

過去俺「う、うぅ… あと少しでクラスが変わる、あと少しなんだ…」

DQN2「何ヘラヘラしてんだ、気持ち悪いな!」ボコ

――その日の夜

俺「う、また翌日の夜か…。!? 何だ、体が痛いぞ… それより筆談の結果を…」

俺「こ、こいつ。丸めてゴミ箱に捨ててやがる… 確かに俺ならあんな手紙信じないな。ならどうしたら… おっアレを使えば」

――3日目の朝
過去俺「ふー朝か。ん?また机に手紙が置いてある?なんだ?」

過去俺「 「未来から来たことを証明するために、来週のジャンプのネタバレをする。黄金ライフル、月牙天衝、ゴンさん、螺旋手裏剣。どれも今日発売のジャンプでの新技だ」 だって」

過去俺「そんな馬鹿なことあるわけない。でもジャンプが唯一の俺の救いだな。さ、早く支度してコンビニに寄ろう」

――10分後

過去俺「なん…だと? あの手紙の通りだった… まさか本当にもう一人の僕なのか?」

――3日目夜

俺「… ふーまた夜か。活動できるのは夜と決まってるようだな。しかも30分ぐらいしか意識がもてないのか」

俺「お、机の上に俺からの返事があるぞ。どれどれ…
  「未来の僕へ あなたの存在を信じることにします。でも救いは必要ありません。なぜなら、あと3か月耐えればイジメは終わるからです」 か…」

俺「悲しいな… だが、早くこのことを奴に伝えてあげなくては…」カキカキ

4日目朝

過去俺「未来の僕からの返事だ! なになに…」

過去俺「 「いじめは2年に進級しても続く。なぜなら、またあとDQN共と同じクラスだからだ。だから、今すぐ学校の先生に相談しろ」 だって…」

過去俺「そ、そんな馬鹿な… でも先生に相談したら親にばれてしまうし…」

書くの遅くてごめんね
見てる人いるんですか?

――四日目夜

俺「もう4日目か。期限は1週間だったな。もう残りわずかしかない。急がなくては…」

俺「 「親にばれるのが嫌なので、先生は嫌です。他に方法はないのでしょうか?」 だって? そんな悠長なこと言ってる暇はこっちにはないんだよ…」

俺「深夜に学校に電話で相談は無理か。仕方ない… おかーさん!! 相談があるんだ!!」

――5日目 放課後

担任「おい、俺。職員室までこい」

過去俺「え?あ、はい」

担任「お前、DQN共にいじめられてるらしいな。お前の母親から電話で聞いたぞ」

過去俺「え?え??どういうことですか?どうして母が…」

担任「どうしてって、お前が母親に泣きついたって聞いたぞ。先生は」

過去俺「そうか… あいつが…」

担任「まぁ、あいつらには俺がしっかり注意しておくから安心しろ」

――5日目深夜

俺「ふむ、あれでうまくいったんだろうか。悪化しなけりゃいいが。とりあえず手紙を読むか」

俺「 「おい、どうしてくれんだよ!! 親にばれちゃったじゃないか!! 明日、お前殺すってメール来たぞ!! ふざけんなよ」 か」

俺「ど、どうしよう… こうなったら仕方ない。問題は30分で間に合うかどうかだな」

―― 6日目 学校

先生「で、あるからして…」 

パトカー うーうー

担任「DQN共、それから俺。来なさい!」

警察「昨日の深夜にですね。○○市の派出所の方に彼、俺君が相談に来たんですよ。DQN共に殺人予告をされたと」

DQN1「は?いや、あれは冗談だし… な?俺」ギロッ

俺「え、う、うん、もちろんだよ…あはは」

担任「俺、これには感心しないな。先生が助けてやるって言っただろ?警察の方に迷惑かけるんじゃない」

過去俺「はい、すいません…」

警察「では、冗談ということですかね? 他にも暴行罪があるから奴らを逮捕しろ、などとも言ってたそうなんですが」

DQN2「暴行罪って… 何言ってるんですか!? あんなのプロレスごっこですよ。な、俺?」ギロッ

過去俺「…はい」

警察「そうですか、では我々はこれで」

担任「ふー、全く。困った奴だな、お前も」

担任「それからDQN共! お前らも大概にしとけよ!」

DQN1&2「「はーい」」

担任「では仕事があるのでこれでな」

DQN1「… やってくれたなぁ、俺? お前にはこれから卒業までプロレスごっこに付き合ってもらうからなー」

DQN2「とりあえず、昨日の今日で学校でお前を殴ったら問題だからな。今日は見逃してやる」

過去俺(オワタ…もう死ぬしかないな)

――6日目 深夜

俺「あと二日か… 時間がない。早く筆談をしなくては」

俺「 「 もうお前のせいで何もかもめちゃくちゃだよ。 もう学校いかない::」 か。やはり俺は引き籠る運命なのか…」

俺「いや、そんなことはない! この運命を変えてみせる! こうなったら、最後の手段だな。明日の夜、最後の夜にすべてをかける!」

――最後の深夜

DQN1「遅かったな、俺。いい度胸じゃないか、メールで果たし状とは」

DQN2「おまけに俺らをこの寒い中、こんな公園に呼び出しやがって」

俺(久しぶりに見たな。こいつらの憎たらしい顔は。今すぐ殺してやりたくなるな)

俺「お前らは喧嘩は強いんだろ?だったら正々堂々、一対一で勝負だ」

DQN1「ま、まぁいいだろう」

DQN2(なんだ、こいつ!?人が変わったみたいに)

俺「さぁ、先にどっちだ」

DQN1「キモオタのくせに調子に乗りやがって… 俺がぼこぼこにしてやる」

俺(さぁ、来い。お前らのことをぼこぼこにする妄想は中退してから何百回もやってるんだ。負けるはずない)

DQN1「うおおおおお」

俺(来たな…敵のカウンターに合わせて…)

俺「は!!」

DQN2「あ、あれは… ゲームキューブ!! まさか、あいつゲームキューブを武器に戦うつもりか!」

ゲームキューブ ブン!!

DQN1「ぐわあああああああああああああ」

DQN2「く、てめぇ… よし、そっちがその気ならこっちも武器を使わせてもらうぜ」

俺(鉄パイプか… それは… 対策済みさ)

DQN2「ぜやあああああああ」

俺「そいや!!」

DQN2「ぬわあああ なんだ、奴め、何か投げやがった、これはゲームボーイ!?」

俺「うおおおおおおおおおお」

DQN2「しまった! 気を取られてるうちに、ぐぎゃああああああああああ」

俺「はぁはぁ… 勝った。勝ったぞおおおおおおおお」

DQN1「はぁはぁ… ば、馬鹿が、ち、調子に、の、乗るな。まだまだこれからだ…」

俺「いや、待て。そろそろ意識が… うっ…」

――

俺「う、頭が割れるように痛い… 何か変な夢でも見ていたようだ…」

俺「そ、そういえば今は… 何年の何月何日なんだ」

俺「2年前じゃない… ということは戻ったのか。でも今の俺はいったい…」

???「俺さん!卒業式のお出向かいに上がりました!!」

俺「!?」

――そう、この世界線の俺はゲームキューブとゲームボーイのコンボでこの近辺をすべる不良の王になっていたのだった。

――おしまい

ごめんね
タイムリープして2重人格になるぐらいまでしか思いついてなかったんだ
最後めっちゃ投げやりになってしまった
他にもっといいオチあっただろうにね
ほんとすまん

いやね俺も考えたんだよ
未来の情報を生かして金儲けとかさ
でも、儲けて終わりじゃなーって感じじゃない?
だからそれよりはイジメを止める方が書きやすいと思ったんだけど
未来の情報を生かして何か退学するに至った事件を解決!とかできればよかったね
それが思いつかなかったからこんなひどい落ちになったわけで

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