紫「月打が!!」月光「あん?」(9)

霊夢「今日は月が綺麗な夜ね」

萃香「ほんとだねぇ」

霊夢「今日も宴会楽しかったわねぇ」

萃香「うん。またしたいね」

霊夢「さすがにそう何回もするとお金持ちじゃないから辛くなるけど、あんたがしたいっていうなら」

萃香「いいよ」

霊夢「え?」

萃香「人間との宴会なんてつまらないからさぁ!!」ガッ

霊夢「え………」

萃香「さぁてちょっくら人間を皆殺しにしようかなぁ!! そしたら鬼皆で宴会できるよねぇ!」

萃香「あひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

月光「ふわぁあ………」

鉢かづき「お客様来ませんね」

月光「もう昼過ぎたからな」

ガラッ

鉢かづき「あ、いらっしゃ」

紫「助けてください!!」

月光「あん? うちは警察所じゃねぇぞ」

鉢かづき「まぁまぁ。月光様。困ってるようですから」

月光「………ちっ。なんだよ」

紫「私の世界で、月打が!」

月光「あん?」

月光「で『東方』ってどういう御伽噺なんだ、トショイイン」

伽耶「ごめんなさい。私には良く分からないの」

エンゲキブ「トショイインさんでも分からないことってあるんだね」

天道「なんか聞いたことあるな。たしかゲームだったか?」

一寸「ゲームと御伽噺は違うぞ?」

イデヤ「よっしゃこれは工藤さんに知性を見せ付けるチャンス!!(しかたねぇな。俺が説明してやるよ)」

裕美「あの、たぶん言ってる事と考えてること逆だと思うんですが」

イデヤ「しまった」

赤ずきん「ゲームなのにおとぎばなし界なの? デストロ意味わかんない」

シンデレラ「まぁ、ちびっこには分からないでしょうね」

赤ずきん「むかっ。じゃあおばさんは分かるの?」

シンデレラ「………」

月光「てめぇらでてけっ!! せめぇんだよ!!」

紫「東方というのはゲームなのだけど、そのゲームの住人は御伽噺の住人が多く住んでいてね。特例としておとぎばなし界の一員に含まれるのよ。特例だからあんまりしらない人も多いみたいだけど」

イデヤ「ってことだ」むふー

月光「お前説明してねぇだろ」

伽耶「ということはおとぎばなしのゲームなのかしら?」

紫「おとぎばなしのキャラクターは多いのだけど、橋姫とか龍神とか鬼とか、あと吸血鬼なんかもいたりするわ」

月光「ようするに、おとぎばなしのごった煮みてぇなもんか」

鉢かづき「ところで月打が起きたとの事ですが」

紫「あ! そうよ、そうなのよ!! 大変なのよ!!」ずいっ

鉢かづき「お、落ち着いてください」

紫「このままじゃ、人が何人も死ぬわ!!」

月光「………なんだって?」

パチェ「目標は東方世界の住人を何十人と殺して、一番最初に襲われた巫女が重体で目を覚まさないわ」

帯刀「霊夢が死なないで何よりだが、その目標は今はどこに?」

パチェ「残念だけど、こっちに来てるわ」

帯刀「………」

パチェ「執行すれば生き返るとしても読み手が死んじゃうのは私だって嫌だわ。私たちは喜ばせたりさせるためにあるのよ。決して害を加えるためじゃないわ」

隊員「大変です!!」

帯刀「どうしたんだ?」

隊員「目標が市外で暴れております!! とても凶暴で手がつけられず、次々に人間を!!」

帯刀「………遅かったか。至急現場に急げ!!」

隊員「はっ!」

パチェ「私も行くわ。知らない中じゃないし、これでも強いのよ」

帯刀「七曜の魔女である君が行ってくれるなら心強い」

パチェ「まったく………私が行くまで待ってなさいよね。萃香」

ドガンッ

伽耶「何の音!?」

紫「まさかっ」ビュンッ

鉢かづき「紫様!!」

月光「行くぞ」

鉢かづき「はいっ」

シンデレラ「月光~!!」ブロロロンッ

ねずみ「ちゅ~」

赤ずきん「早くいくよー!!」

イデア「ほらほら工藤さん、行きますよー」

伽耶「これ、つかまらないかしら」

一寸「はよ車だせ!」

天道「まだ藤木さん乗ってねぇんだよ」

裕美「す、すみません。お待たせしました!」

シンデレラ「フルスロットル全開よ!!」ブォォォオオオンッ

赤ずきん「ひゃっほ~!!」

一寸「あぁ! 抜かされたではないか!!」

エンゲキブ「競う相手が違うでしょうが。早く行くわよ」

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