女「恋の相談を受けてほしいんですけど……」男「なんて?」(129)

女「ですから、恋の相談を……」

男「…なんで聞き間違いじゃないんだ……」

女「えっと……」

男「それでどうして僕になんて……もっと相応しい人がいるだろう……」

女「それはですね……あまりモテそうじゃない人ほど的確なアドバイスができるだろうって話を聞いたんです」

男「うっ…」グサッ

女「あっ、あまり真に受けないでくださいよ?例えですから」

男「……それじゃあなにさ、罰ゲーム?」

女「違いますって」

男「じゃあなに?」

女「……それはですね…」

男「はぁ……。やっぱり俺はモテないんだなぁ……」

女「あまり自分を卑下しないでくださいって!!」アセッ

男「うん……」

男「ふぅ……、落ち着いた」

女「よかった、それじゃ聞いてほしいんですけど……」

男「えっ、やらなきゃだめなの?」

女「違うんですか?」

男「だってさ……俺モテないしクラス一緒になってから一度も話してないんだよ?しゃべれないよ……」

女「いや、しゃべってるじゃないですか」

男「あっ」

女「心配事はもうないじゃないですか?」

男「うっ……」

女「それじゃ聞いてもらいます」

男「はい」

女「えっとですね……私好きな子がいるんです」

男「それはわかる」

女「はい。 それでですね、長年見てきた人でずっとずっと好きなんです」

男「うん」

女「……ですが相手はそんなことに気づいてもくれず…」

男「うん」

女「なので相談しました」

男「うん……って思うんだけどさ?」

女「はい?」

男「女友達に聞いたほうが効率がいいと思うんだけど」

女「あぁー、そうですねぇ」

男「なんでやらないのさ?」

女「……女のいじめってしってます?」

男「えっ?」

女「好きな男の子が一緒だったらどうなることやら……」

男「そういうことかー」フム

女「はい、それにクラスではしゃいでる人たちってなんだか怖いじゃないですか」

男「うん」

女「ですので……」

男「あまりクラスで目立たない僕を選んだんだね」

女「いや……」

男「……まぁいいよ、続けて」

女「はい。 もう本題入ってましたけどどうすれば気づいてもらえますかね?」

男「うーん。 ……もう告白すれば?」

女「なっ! む、無理ですって……」アセアセ

男「えー」

女「ほ、ほかは?」

男「んー……。ボディタッチ?」

女「ほう」

男「たぶんそれで落ちるよ!」

女「そうですかね……私あまり肉付きよくないんじゃないんですか?」

男「いや、僕は割りと好み」

女「へぇ……そうなんですか」

男「うん、ところで好きな子って誰?」

女「えっ?」

男「いや、相談受けてる身なんだし相手のことは知っておきたいし……」

女「えっと……」

……………

女「彼です」


後輩「ふっ!」バシュ

<ナイシュー!

男「おー、カッコいいサッカー少年じゃん。リヒトみたい」

女「リヒトって誰ですか?」

男「ジャンプでやってたサッカー漫画の主人公」

女「へー」

男「どうして好きになったのかは聞かないけど、もういっちゃう?」

女「えっ?」

男「いや、告白」

女「やりませんよ?」

男「えっ?どうして?」

女「だって……恥ずかしいですし」

男「いやいやー!僕と並んでるほうが恥ずかしいでしょー」

女「そんなことはなくはないですー」

男「棒読み……」

女「あっ、すみません」

男「いや、いいよ……」


後輩「ふっ……」チラッ

後輩「?」ペコリ

男「ん、礼された」ペコ

女「礼儀正しいですからね」

女「……少々迷惑がかかってる気がするので退散しましょうか」

男「もう少し見ていきたいな」

女「いや、もういきましょう」グッ

男「腕引っ張らないでー」

テクテク

……………

女「それでどうですか?」

男「何が?」

女「いまさら考えてみてボディタッチは無理です」

男「どうして?」

女「会話なんてほとんどしたことないんですよ?それなのに触れるとか無理ですって」

男「あー、そうか」

女「ですから違う方法を」

男「んー……待ってね」

女「……」

男「あの子の友達から攻めてみれば?」

女「友達を?」

男「うん、恋人ゲットにはまず外堀から攻めるって言うじゃん」

女「そうなんですか」

男「だから明日一年生の教室いってみなよ」

女「わかりました……」

男「?……元気ないね」

女「私人見知りなんです……だから一人だとちょっと心細いっていうかですね…」

男「あー、だったら僕も一緒に行くよ」

女「本当ですか?」

男「うん。 ……それじゃ明日ね」

女「はい」

―次の日―

男「……」ガラガラ

クラスメート「おはよー」

男「おはよう……」

女生徒「それでねー!」

委員長「うんうん!」

男「はぁ……」スタスタ

女「おはよう」

男「あっ、おはよう」

女「元気ないみたいですね」

男「あれ、そうみえるかな」

女「はい、とても」

男「はぁ……話し相手がいないからつまらないんだよ」

女「今いるじゃないですか」

男「今は、ね……」

口調安定してないけど男の一人称は「僕」で

女「それなら私が休み時間話し相手になりますか?相談も受けてほしいですし」

男「いや、それは悪いんだけど……」

女「構いません、女友達にからかわれるだけですので」

男「それはもっと悪いんだけど」

女「気にしないでくださいよ。……と、予鈴がなりましたね。では」

男「うん」

男「……」

同級生「おいおい、お前どうしたんだ?」

男「ん?」

同級生「女さんと結構仲いいじゃん?」

男「ああー……」

同級生「もしかして付き合ってんの?」

男「はは、そんなわけないじゃん。 僕の顔はこんなんだし……」

同級生「いや、お前そう―――」

ガラガラ

担任「はい、HRはじめるよー!」スタスタ

同級生「おっと、後でな」

男「うん」


担任「はい全員いるわねー!」

………
……


キーンコーンカーンコーン

男「放課後……帰るか」

女「待ってください」

男「あ、あー……」

女「露骨に嫌そうな顔しないでくださいって……。傷つきますよ」

男「いや、僕のほうが傷ついてると思うんだけど……」

女「私のハートはガラスでできてるチキンハートなんです」

男「脆いね」

女「そうですよ、もう少し繊細に扱ってください」

男「はい」

女「教室で喋ってる暇はないです、図書館にでも行きましょう」

男「うん」

男「ところでどうして図書館に来たの?」

女「えっ」

男「確かに学校に隣接してて個室もあるから話し合いには最適だけど……」

男「後輩くんの友達と仲良くなりにいくんだよね?」

女「あっ」

男「もしかして忘れてた?」

女「うっ……」

男「?」

女「忘れてないですよ?聞いた話だとその友達は毎週木曜日に図書館に来るらしいです」

男「へー、よく知ってるね」

女「はい、伊達に調べてないですから」

男「うんうん」

女「それでは捜しましょう、長髪で大人し目な子みたいですから」

男「あれ。 それって僕に似てるってこと?」

女「いえ、あなたはあまり大人しいとは思いませんよ」

男「ふむふむ……どれだ、長髪長髪……」

長髪「……うーん」

男「おっ!ちょっと君!」ポスッ

長髪「ひゃっ!?」ビクッ

男「えっ」

長髪「っ~~!あわわわわ……」アタフタ

男「えっ 女の子?」

長髪「へ、へへ変態ですか???」ビクビク

男「いや、ちょっとまって」アセッ

長髪「きゃ、きゃああ」ガバッ

長髪「んぅ~!んんっ……」ジタバタ

女「ちょ、ちょっと何やってるんですか」ハァハァ

男「いや、女さんが長髪の子って……」

女「どう見ても女の子じゃないですか……なんてことを……」スッ

長髪「うぅ……」ケホケホ
少し離れます

すみません!
カレーとシチュー食べてます
もう少しで食べ終わるので少しお待ちを!

長髪「あ、あぅ……レイ○される……」ブルブル

男「えっ」

女「あなたは何をしたんですか……」

長髪「うぅ……た、助けてくださいぃ」ダキッ

女「っと……」ナデナデ

女「……セクハラしたんですか?」チラッ

男「……肩、触ったのかなぁ?」

女「それはもうセクハラですね、大丈夫ですか?」

長髪「ん」コクン

………
……


女「へー、後輩くんとは幼馴染なんですか」

長髪「はい」

男「僕は正しかったんだね……!」

女「嬉しがらないでください」

長髪「あの、なんでまた私になんか用があるんですか?」

女「えっと……」チラッ

男「うん、女さんがね―――」

女「男さんが仲良くなりたいそうで!!!!」

男「わっ!……びっくりさせないでよ」

女「あっ、ごめんなさい……」

長髪「へぇ……」ジー

男「? どうしたの?」

長髪「いえ、ちょっと……」チラッ

女「?」

長髪「……何でもありません」スクッ

男「あれ、帰っちゃうの?」

長髪「違いますよ先輩。 後輩の所に行きましょう」

男「ああ、そういうこと」

男「……」スタスタ


長髪「そうなんですか?」ペチャクチャ

女「うん、だからね―――」ペチャクチャ

長髪「えへへへ」


男「……会話に入れない」

………
……


<ダッシュもう一度ォ!
後輩「はいっ!」

タタタタタッ


長髪「がんばってますね」

男「うん」

女「……」

後輩「後一回……っ!」チラッ

後輩「あっ…」スタタ…ピタッ

<「どうしたー?後一回……ああ、休んでていいぞ」

後輩「ありがとうございます」タッタッタ

後輩「……どうしたの?」

長髪「あっ、邪魔しちゃったかな」

後輩「……そんなことはないけど。 ところでそちらの二人は昨日……」

男「ああ、うん」ペコリ

女「……」ペコ

後輩「先輩方ですよね」ペコリ

後輩「……ところで何の用があったの?」

長髪「えっとね、こちらの男さんが後輩と友達になりたいって」

男「ああ、うん」

長髪「そういうことですか……」ウンウン

男「……?」

下から3行目の長髪は後輩で

後輩「いいですよ、お友達になりましょう。なんでしたら女さんも」

女「えっ」

男「うん、よろしくね。 ……ってなんで女さんの名前知ってるんだろ?」

後輩「えっ? ああと、さっき長髪がいってたよね?」

長髪「あれ……?そうだっけ?」

女「……そうじゃないんですか?」

男「……まあいいか。 それじゃよろしくね、後輩くん」

女「よろしくお願いします」ペコ

後輩「こちらこそ」ペコリ

後輩「……っともう戻るよ。じゃあね、長髪」

長髪「うん」ノシ

タッタッタ

女「好青年ですね」

男「目標は一先ず達成したし帰ろうかな」

女「うん、長髪ちゃんもありがとね」

長髪「いえ。 ……と、私はもう少し練習を見ていくのでさようならです」

男「それじゃあね」

女「さようなら」ノシ

テクテクテク

男「僥倖だね」

女「はい」

男「僕も友達ができて一石二鳥だけど」

女「…はい」

男「それじゃ、僕帰るから」

女「……暗くなったので私のこと家まで送ってってくれますか?」

男「えっ」

女「まだ話したいことはありますので」

男「そういうこと」

男「今思えば強敵なんじゃない?」

女「何がですか?」

男「長髪ちゃん」

女「あっ……」

男「幼馴染みたいだし、さ」

女「……はい」

男「ああ、気を悪くしたのならごめんね。そういうつもりじゃなかったんだけど……」

女「いえ、大丈夫です」

男「ところで暗い夜道だけど長髪ちゃんは大丈夫かな?」

女「……後輩くんが送っていってくれるんじゃないんでしょうか?」

男「あー。 ごめん……」

女「気にしすぎです。 ……っと、このあたりで大丈夫です。ありがとうございました」ペコリ

男「うん、気をつけてね?」

女「はい」スタスタ

男「…………。 帰ろっと」

男「おはよう」ガラガラ

同級生「はよーっす」

男「!……おはよう」

同級生「何びっくりしてんだよ。 んま、これから仲良くしようぜ」ニコ

男「ああ、うん」

男(なんか嬉しい……)

女生徒「おはよう、男くん」

委員長「おはよー」

男「おはよう……」

女生徒「うんうん!」

委員長「へー!」

女「おはよう」

男「! おはよう」

女「嬉しそうだけど……気になる?」チラッ

男「うん、どうしてなのかな」

女「何か、表情が変わったようです。暗くなくなったって」

男「へぇ……」

女「嘘じゃないと思いますよ。女の子の間でも噂になってます」

男「ほんとっ!?」ガバッ

女「嘘です」

男「やっぱり……」

女「それも嘘です」

男「えっ!」

女「本当です」

男「訳わからなくなってきた」

自分でもちょっと沸けわからなくなってきたため少し休憩
5分休んだら書き始めます

―そして放課後―

男「それじゃ、今日もどこかいこうか」

女「あっ、今日は……」

男「うん?何か用事があるの?」

女「はい」

男「何の用?」

女「それは……いえません」

男「……そう、それじゃあね?」

女「ごめんなさい」スタスタ


男「…………なんか空しい」シュン

男「……ちょっと位いいよね」コソコソ

女「~♪」テクテク

男(凄く嬉しそう……どこいくんだろう?)

………
……


女「……あの、後輩くんいますか?」

コーチ「ああ、ちょっと付いてきなさい」

スタスタ

男(いってみよう)コソコソ

女「――-」ペコリ

後輩「―――」

女「―――?」

後輩「―――!」アハハ


男「いつの間に仲良くなってんだろう……あれ?」


?「――」ノシ

後輩「――」ノシ

女「―――!」ニコリ


男「笑ってる……誰だろあの人。見た感じ一年生……」

男「…………興ざめた。 悪いことしたかも。……帰ろう」スッ

男「やっぱり僕は必要なかったんじゃないかと思うなー」

男「女さんはコミュ力もあるし一人で何とかなるでしょ、うん」

男「まぁ、ストーカー紛いのこともしちゃったしばれない様に普通に接しよう」

男「……寝よう」

―――3:00

男「寝れないぞ……眠い」

男「あー!胸焼けするー!キャベジン飲もう!」バサッ

男「確かすぐ近くに……」チラッ

男「机の上に置いてた」スッ

男「ん……」ゴクッ

男「……ふぅ。 薬は唾で飲むのが一番だなぁ」

男「……寝よう」ズキズキ

男「痛い!」

………
……

チュンチュン
ピーピー

男「……ああ、寝れなかった」モゾモゾ

男「着替えよ……」ヌギヌギ

………
……


―――行ってきます

その日から自分の中では前日と打って変わった大きな変化が起きた

男「おはよう!」ガラガラ

同級生「はよう」

クラメ「おはよう」

男「……女さんは」チラッ

女「……」

男「おはよう!」

女「……」チラッ

女「……」ペコリ

男「うん……?」

男「どうしたの?」

女「何がですか?」

男「い、いや、何でもないんだけど……」

女「そうですか」スタスタ


男「あれれ……おかしいなぁ……」

同級生「おうおう、振られたのか?」

男「付き合ってないよ……」

同級生「いや、付き合ってただろ」

男「そんなわけないから……ごめん、トイレ」

同級生「俺も一緒にいくぞ」

男「うん……」

スタスタ

同級生「それでどうしたんだ?」

男「うん、昨日までは普通だったんだけど今日になってから素っ気無くなって……」

同級生「ふーん……」

男「どうしよう……」

同級生「ま、そのままでいいんじゃね?」

男「えっ?」

同級生「理由はわからないんだろ?……だったらそのまんまのほうがいいだろ」

男「そうだよね……」

同級生「ああ、だからあまり気にするなって」

男「ありがとう」

―昼休み―

男「久しぶりにパン買おうっと」スタスタ


<うん、だからね
<え?そうなのか

男「!……女さんの声みたいだけど……」ソーッ

女「うん、ありがとう」

?「気にするなって、俺と女の仲だし」

女「……いつもありがとね?」

?「うん、じゃあ」

スタスタ


男(やばい!逃げないと……!)

スタスタスタ……タッタッタ


?「あれは……」

男「はぁ……はぁ……そうだ、そうだ。 そうか……」ハァハァ

男「巧妙な手だなぁ……。 女さんの好意の行く先は後輩くんだと思わしといて本命はあっちに……」

男「だまされたなぁ……。 こんな僕でも頼りにしてくれる、なんて思ったりもしたんだけど……」

男「外堀を固めてから、僕がいった事をうまく実践してるなぁ……」

男「いや、本当はそんなことわかってたのかもしれない。……僕はただの見届け任……」

男「……それでも役目は果たせたからいいかな。……相談者のつらいところね、これ」

男「……はぁ」

男「ああ、明日からが物凄く憂鬱です……」トボトボ

男「ああ、青春を謳歌したい……」

女「それじゃあ、私としませんか?」

男「!?」クルリ

男「あ、あれれ……。 なんでここにいるんだろ」

女「男さん、最後の最後の相談があるんですけど」

男「あ、初めて名前呼んでくれた……。嬉しいな」

女「あれ、そうでしたっけ?……それで相談ですが」

男「うん」

女「もう感情が溢れる位出てて、好きな人が目の前にいたときにはどうすればいいんですか?」

男「そうだなぁ……」

男「思い切って告白すればいいよ」

女「はい、そうですよね」ニコ

男「……うん」

女「……では、今まで相談ありがとうございました」

男「うん、それじゃあね」クルリ

女「待ってください」スタスタスタ

男「えっ?」クルッ

チュ

男「!?」ポッ

女「……どうですか?これは告白だと思いますか?」

男「あ、えっと……」

女「男さん、大好きです」

男「えっ……」

女「ずっと、ずっと大好きでした。 中学1年生になったころから、ずっと」

男「中学1年……? え?好きって……」

女「いい加減受け入れてほしいんですけど。 私はあなたが大好きです」

男「冗談はいいって……」

女「強情ですね……」チュ

男「っ!」

女「恥ずかしいです、大好きです」

男「うぅ……」

女「私があなたのことを好きになった理由を教えますよ?」

男「う、うん……」

女「そこまで変わってないと思いますけど入学式」

男「……うん?」

女「遅刻」

男「あれ……?」

女「わかりましたか?一緒に遅刻したのが私です」

男「そんなわけ……」

女「本当ですよ、その後一緒に怒られましたし」

男「うん……」

女「でも男さんは「自分が落し物をしたからそれを探すのを手伝ってもらってました」なんてわかりやすい嘘をついて……」

女「私は寝坊しただけなのにそのおかげで優しい子として持て囃されました」

男「あはは」

男「……でもそれから毎日全部のクラスみたけど見つからなかったんだよ……?」

女「私は入学式の次の日から1週間インフルエンザにかかってました」

男「えぇ……」

女「その後私から行こうと思いましたけど気恥ずかしかったのでやめときました」

女「……わかりましたか?」

男「うん」

女「そして、それから先もずっとあなたを見ていました。運動会、文化祭……」

女「あなたの友達からどこの高校に行くかも聞いて同じところを受験しました」

男「ということは初めて会ったわけじゃなかったんだなぁ……。 それに一度も話したことない、なんて嘘だったんだなぁ:

女「そういうことです」

女「ところで……私の告白、受けてくれますか?」

男「……うん、あのさ」

女「はい」

男「僕は君が好きだ、最初は好意がなかった。最初は」

男「だけど、理由も教えてくれずにどこかへ行ってしまって。空しくなって……」

男「夜も胸が苦しくて……。 さっき、やっと気づいたよ。これが好きだって」

男「……僕も大好きです、女さん」

女「ありがとう……っ」ダキッ

男「! やわらかい……」ギュー

男「……ところで、今日話してたのは誰なの?」

女「えっ?……あの人ですか?」

男「たぶん……」

女「彼氏です」

男「えっ」

女「嘘です」

男「なんだ嘘か……よかった」

女「私のこと信じるんですか?」

男「うん」

女「えっ、即答ですか」

男「勿論。 好きな女も信じれなきゃ男じゃない!って言われそうな気がするから」

女「嬉しいです」

男「……ところであれは誰なの?」

女「知りたいですか?」

男「うん、怖くて胸が張り裂けそう」

女「それじゃ張り裂けてください、見たいので」

男「やだー!」

女「……わかりました、あれは相談者兼幼馴染です」

男「ほー……って相談者!?」

女「はい、今までの行動全て彼の計画によるものです。 ……勿論例外はありますけど」

男「例外って?」

女「あなたが私の体が好みだといったので」

男「うん」

女「ボディタッチしてみました」

男「えっ?いつ?」

女「初めて後輩くんのところいったとき」

男「あれれ……思い出せない……」

女「無理やり引っ張っていったときです、腕に胸を擦り付けました」

男「感触がないなぁ……。 その胸じゃ」ジー

女「!? 好みだっていったじゃないですか!だましたんですか!?」

男「違うって、小さいほうが僕は好みだよ」

女「うぅ……。小さくない小さくない」

男「あっ、そうだ。後でマッサージしてあげるから大丈夫だよ!」

女「ひっ!レ○プする気ですか!!!」ブルブル

男「や、長髪ちゃんみたいな反応しないで……。冗談だから」

女「……ふぅ。 疲れました」

男「うん、もう授業も始まっちゃうね」

女「……サボりましょうか」

男「勿論いいよ」ギュ

女「あっ」

男「ボディタッチだよ」

女「ふふっ……」ギュッ



                          おわり

その後

男「女が好きすぎて胸が苦しいです!相談受けてください先生!!」

女幼馴染「今度はあんたか」

長髪「いや、いいんじゃないの?面白そうだし」

女幼馴染「そうだなー」

男「ありがとう!!心のともよー!」



後輩「うぅ……僕はいったいなんだったんだ……」


同級生「おっ、かわいい子発見」


終わり終わり

乙!
男の容姿について同級生が言いかけた事が気になった

女幼馴染てだれ

すみません、では最後に補足を

>>118
これは普通にこんな感じで

同級生「いや、お前そうとうカッコいいんじゃないか?」

>>119
女の幼馴染の?くんです

後途中でクラスメートがあいさつするようになったのは手違いです、すみません

ではおやすみ

後輩と長髪と女幼馴染は知り合い?

>>124
はい
とりあえず後輩と長髪は幼馴染
それで高校に入ってから後輩は女幼馴染と仲がよくなる
それを狙い長髪は女幼馴染を狙いよく後輩のサッカーを見に行った

女幼馴染の気持ちは考えたくない、というレスがあったので付け加えてみた

2週間分くらい書いて終わらせたかったんですけど僕の力量では無理です
締めくくり下手なのは申し訳ない

本当におやすみ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom