まどか「ほむらちゃんがわたしのベッドで寝てる…」(100)

まどかの部屋


ほむら「すー…すー…」

まどか「えぇー…」ガーン

まどか (すごい気持ちよさそうに寝てるよ…ぬいぐるみまで抱いてるし…)

まどか (というかどうやってここに入ったんだろ)

まどか「うーん…」

ほむら「すー…すー…」

まどか (まぁいいや、宿題やっちゃおう)

まどか (今日は英語だったかな?)

まどか「そういえば」

まどか (今日のほむらちゃん、すごかったなー)

まどか (あんな難しい問題をすらすらと答えてたんだもん)

まどか「はぁー…わたしもあのくらいできたらなぁ」

ほむら「すー…すー…」

――

まどか「…」カタカタ

ほむら「すー…んん……」

まどか「あ、ほむらちゃん起きた?」クルッ

ほむら「…………ねむい」パタリ

まどか「えっ」

ほむら「すー…すー…」

まどか「えぇー…」

――

まどか「…」カタッ

まどか「んー終わったぁ…!」

知久「まどかーご飯だよー」

まどか「はーい」

まどか (どうしよう、ほむらちゃんまだ寝てるよ…)

まどか (お腹空いてないのかな)

まどか (でもあんな気持ちよさそうに寝てるし邪魔しちゃ悪いかな…?)

ほむら「すー…すー…」

まどか「ほらタツヤ、ちゃんとお野菜も食べなさい」

タツヤ「やーだー」

まどか「もう、大きくなれないよ」

知久「ははは、小さいころのまどかを思い出すね」

まどか「え、わたしも食べられなかったの?」

知久「それはもうあのママが匙を投げたくらいだったね」

まどか「あはは…」

まどか (姉弟って似るのかな)

知久「ほらタツヤ、ちゃんと食べたらアイスがあるぞー」

タツヤ「あいしゅー!」

まどか「もしかしてわたしもこうやって?」

知久「うん、そうだよ」

まどか「やっぱ似てるんだ…」

知久「タツヤも早く大きくなるんだよ」

タツヤ「あい!」

ガチャ

まどか「ほむらちゃん起きてる?」

ほむら「あ…まどか」

まどか「てぃひひっおはよ」

ほむら「おはよう…あの、その」

まどか「うん…ちょっと気になるな」

ほむら「…説明するわ」

――



まどか「つまりまとめると――」

まどか「あまりにも疲れたほむらちゃん、でも自分家の布団は寝にくい」

まどか「だからわたしのベッドを使った…ってこと?」

ほむら「え、ええ、そうよ」

ほむら (言えない…本当のことなんて言えないわ…)

まどか「ほむらちゃん…」ジー

ほむら (あれ…ばれてる?)

まどか「最近とっても大変だったんだね…」

ほむら (えっ)

まどか「わたしじゃ何の力にもなれないけど…これがほむらちゃんの為になるならとっても嬉しいなって

ほむら (良心が痛むわ…)

まどか「あ、でも」

ほむら「な、なにかしら」

まどか「今度からはちゃんと玄関から来てね、びっくりするから」

ほむら「ごめんなさい…注意するわ」

まどか「疲れたらいつでも来ていいからね」

ほむら「ありがとう、まどか…」

まどか「こちらこそいつもありがとね」

ほむら「…ふふっ」

まどか「え、わたし変なこと言ったかな」アワアワ

ほむら「いいえ…なんでも」

まどか「気になるよぉー」

ほむら「相変わらず優しいわね、ってこと」

まどか「うーん…そうかな?」

ほむら「そろそろ帰るわ、また明日」

まどか「またね、おやすみ」

ほむら「おやすみなさい」シュン

まどか「…」

まどか「それにしてもなんでわたしのベッドなんだろ?」

まどか「マミさんとかさやかちゃんの家にもあるのに…」

まどか「まいっか、おふろおふろ~」

まどか「ふぅー」ホカホカ

まどか「あ、ママおかえり」

詢子「おう、ただいま」

まどか「今日は早いんだね」

詢子「めんどくさくなっちまってさー今日は残業サボっちった」

まどか「もうママったら」

詢子「ははは、だから晩酌に付き合ってくれよー」

まどか「うん、いいよ」

詢子「あ、待てまどか、そのまま」

まどか「?」

ギュッ

詢子「おおうこの抱き心地、やっぱりいいねえ」

まどか「も、もう…」

詢子「ちょっと前までは自分から抱きついてきてたのに、成長したねぇ」

まどか「…わたしもう子供じゃないもん」

詢子「あたしにとってはずっと可愛い子供なのさ」

詢子「あー疲れが取れる取れる」

まどか「うぇひひひ、お疲れ様」

詢子「さすが我が娘、優しくていい娘だ」ナデナデ

まどか (たまには、こうするのもいいかな…)

カラン

詢子「それで? 学校はどうだ」グビ

まどか「うん、みんな優しくてとっても楽しいよ」

詢子「そいつはよかった、楽しいのが一番だからね」

まどか「でもね、最近さやかちゃんからのスキンシップが多くて」

詢子「さやかちゃんらしいね」

まどか「今日、ほ、ほむらちゃんも…あはは…」

詢子「ほむらちゃんってあのクールな子だっけ?」

まどか「そうだよ、とってもかっこよくてわたしの憧れなんだ」

詢子「ほー…なるほどなるほど」

詢子「で、好きな奴はできたか?」

まどか「ううんまだだよ」

詢子「まあ焦って決めるもんでもねえしなぁ、それによほどの奴でもない限りまどかは渡したくないし」

まどか「あはは…ママそういうの厳しそうだしね」

詢子「でもまどかを一番大切にするって奴だったら誰でもいいけどね」

まどか「いるかなぁ…? そういう人って」

詢子「大丈夫さ、きっと見つかる」

まどか「うーん…」

詢子「あたしとパパだって最初はなぁ」

まどか「あー馴れ初めの話始まったー」

詢子「いいじゃんいいじゃん、呑兵衛の話くらい聴いてやってくれよ」

まどか「…てぃひっ。ママって本当にパパが好きなんだね」

詢子「あんないい人はそうそういないよ、あたしは幸せ者だ」

まどか「よかったね、ママ」

詢子「これだけは言っておくけどいいか、パパみたいな人を見つけるんだぞ」

まどか「優しくて思いやりのある人?」

詢子「そうだ、あとまどかを一番大切にしてくれる人、な」

まどか「うん、わかった」

詢子「付き合ってくれてありがとね、湯冷めしちまうとあれだから部屋に戻りな」

まどか「うん、おやすみなさーい」

詢子「おやすみ」

まどか「~♪」トテトテ

詢子「…」

詢子「あー仕事疲れたぁーー」グデー

知久「お疲れ様、詢子さん」

詢子「知久ぁーまだ起きてたのかい」

知久「さっきタツヤを寝かしてきたよ」

詢子「お疲れさん、今日も疲れたねぇ」

知久「何か作ろうか?」

詢子「んーそれより晩酌に付き合ってほしいねぇ」

知久「ははは…あまり飲み過ぎてもだめだよ」

翌日

まどかの家


まどか「ただいまー」

知久「おかえり、さっき暁美さんが来てたよ」

まどか「はーい」

知久「夕飯でも誘ってみるかい?」

まどか「うーん、じゃ誘ってみようかな…」

知久「決まったら伝えてもらえるかな」

まどか「わかった!」

ガチャ

まどか「ほむらちゃーん」

ほむら「お邪魔してるわ」

まどか「うん、あのね、今日の夜よかったら…」

ほむら「! 同衾かしら!?」

まどか「どうきん…? ううん、夕ご飯でも一緒にどうかなって」

ほむら「私が食卓にお邪魔しちゃって大丈夫かしら」

まどか「大丈夫だよ、さやかちゃんとか何回も来てるし」

ほむら「それじゃあ遠慮なくご一緒させてもらうわ」

まどか「パパのご飯、とーってもおいしいんだよ!」

ほむら「ふふっ、楽しみね」

まどか「今パパに伝えてくるね」

ほむら「ありがとう、頼んだわ」

ガチャ

パタパタ

ほむら「…」

ほむら「まどか…ありがとう」

ほむら「こんなに甘えちゃっていいのかしら…」

ほむら「…いいのよ、これは自分へのご褒美、そうご褒美…」

ほむら「…まどかの匂い」クンクン

ほむら「…私って臭くないかしら…なんだか不安だわ」

ほむら「あわわわ」

ガチャ

まどか「ほむらちゃーんいいって」

ほむら「あ、ありがとう」プルプル

まどか「ちょっと寒いかな?」

ほむら「い、いえそうじゃなくて…ちょっと気になることがあって」

まどか「どうしてわたしのベッドなのかなーって」

ほむら「…え」

まどか「だってさやかちゃんとかマミさん家のベッドもふかふかだよ?」

ほむら「それは…まどかのベッドが好きだからよ」

まどか「ベッドが好きなの?」

ほむら「もちろんまどかも好きよ」

まどか「えへへ、わたしもほむらちゃん好きだよ」

ほむら「…ありがとう」

まどか「? うん、どういたしまして」

ほむら (これは強敵ね…)



しくった

>>44の前に一個投下し忘れました

まどか「なにかな?」

ほむら「私って…臭くない? まどか的には大丈夫?」

まどか「? 大丈夫だよ、とってもいい香りだよ」

ほむら「本当? 良かった…」コロン

まどか「ウェヒヒ、変なほむらちゃん」

ほむら「だって私の匂いが移ったら迷惑じゃない…」

まどか「そんなことないよー」

まどか「あ、わたしも気になることがあるんだった」

ほむら「なにかしら」

まどか「わたしもちょっと横になろっかな」

ほむら「!?」

まどか「お邪魔するってちょっと変だけど、お邪魔していいかな?」

ほむら「…大丈夫よ、ええ大丈夫」

まどか「ありがと、お邪魔するね」

まどか「わ、ほむらちゃんがいつもより近いな」

ほむら「…そ、そそそうね」

まどか「あ、スカート皺になっちゃう…」モゾモゾ

ほむら「!?」

まどか「上もワイシャツだけでいいかな」ヌギヌギ

ほむら「!?!?」

まどか「ほむらちゃんも脱いだ方が皺にならないよ」

ほむら「…………あ、そ、そうね、ええ、そうよね、うん」

まどか「…? さっきから変なほむらちゃん」

ほむら (どっかの漫画であったように素数を数えるのよ…1、3、5、7…)

まどか「ほむらちゃん、いつもお疲れ様」

ほむら「…それほどでもないわ、まだ足手纏い程度だもの」

まどか「疲れたらいつでも来てね、わたしにできることはこれしかないから…」

ほむら「そんなことはないわよ」

まどか「え?」

ほむら「私は貴方がいてくれるだけで力が湧きでるわ」

まどか「ウェヒヒ、そう言ってもらえると嬉しいな」

ほむら「まどか…手を繋いでもいいかしら」

まどか「うん」

ギュ

ほむら「…幸せ」

まどか「おおげさだよほむらちゃん」

まどか「でもわたしも幸せだな」

ほむら「まどかも?」

まどか「うん、だって優しい家族と友達がいっぱいいるんだもん」

まどか「ほむらちゃんもとっても優しくて素敵で、わたしの憧れだよ」

ほむら「…」カァァ

まどか「あー珍しくほむらちゃん照れてるー」

ほむら「不意打ちはずるいわ…」

まどか「えへっ」

――



知久「まどかーご飯だよー」

知久「…あれ?」

知久「まどかー」

タツヤ「ねーちゃどったのー」

知久「きっとおねんねしてるんだね」

タツヤ「さっきのたちゅやといっしょー」

知久「仕方ない…男二人で食べようか」

タツヤ「あいー!」

知久「いただきます」

タツヤ「いただきます!」

ガチャ

詢子「たっだいまー!」

知久「お帰り詢子さん」

タツヤ「おかえい!」

詢子「おうただいま」ナデナデ

タツヤ「えへへー」

知久「今日も早いんだね」

詢子「家族の顔が見たくなっちまってさー」

知久「ははは、一日お疲れさま」

詢子「ありがと、あれまどかは?」

知久「どうやら上で暁美さんと寝てるようだね」

詢子「ふーん…よし、様子を見てくるか」

ガチャ

詢子「まどかーママのお帰りだぞーっと…ん?」

まどか「すー…すー…」

ほむら「すー…すー…」

詢子「…ほう?」

詢子「はは、抱き合っちゃって幸せそうだなー」

詢子「…あのまどかがねぇ…隅に置けないねぇ」

まどか「んん……あ、ママ…?」

詢子「おう起きたか、ほら彼女さんも起こしてあげないと」

まどか「かのじょ…? ってち、違うよぉ!」

ほむら「わぁっ!?」

まどか「きゃっ! びっくりした…」

詢子「あ、起きた」

――



詢子「それで二人はいつからなんだい?」ワクワク

まどか「だーかーらー違うってばぁ…!」

ほむら「あ、これおいしいです」

知久「それはよかった」

詢子「おばちゃん興味が湧いてきちゃったよーほむらちゃん」

ほむら「いや、その、まどかの言う通り…です」

まどか「ほむらちゃんも困ってるよ、ママ…」

詢子「恋バナって楽しくないかい?」

まどか「もー…ごめんねほむらちゃん、うちうるさくて…」

ほむら「いえ…にぎやかで楽しそうだわ」

タツヤ「にぎやかー!」

詢子「まぁいい子そうだしあたし的にはあげちゃっても構わないよ、あっはは…」

知久「ほらママ、飲み過ぎだよ」

詢子「いいじゃんかー今日くらい」

まどか「本当にママ楽しそうだね…」

詢子「で? ほむらちゃんは本当にまどかが好きかい?」

ほむら「は…はい、とっても」

まどか「て、照れるなぁ…」カァァ

詢子「見せつけちゃってーこのこの」

まどか「やめてよママー…もう」

ほむら「…」クスッ

詢子「しかし聞いてはいたけど美人だねー」

ほむら「ありがとうございます」

まどか「マ、ママ、本当に違うからね!」

詢子「はーいはい」

まどか「うぅ…絶対信じてない…」

まどかの部屋


まどか「ごめんね、ほむらちゃん…ママがあんなで…」

ほむら「き、気にしてないわよ」

まどか「もう…一緒に寝ててたまたま近かっただけなのに」

ほむら「ふふっ誤解されても仕方ないわ」

まどか「それに例え話でも嫌だよね、わたしとじゃあ…」

ほむら「あら、そんなことはないわよ」

まどか「もう…ほむらちゃんまで」

ほむら「…違うわ」ギュッ

まどか「え、ほ、ほむらちゃん…」

ほむら「まどかの彼女でも一向に構わないわ」

まどか「も、もう…いつからそんなに冗談がうまくなったの」

ほむら「本心よ」ジッ

まどか「ほむら…ちゃん…」

ガチャ

詢子「さーてさっきの話の続きをって…」

まどか「あ」

ほむら「あ」

詢子「……すまん、邪魔した…」

パタン

まどか「―――だから…違うのにー!」

ほむら (この調子じゃまだまだね…)



二人の苦労は続く――

おわり

途中すいませんでした
ありがとうございました

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