律子「次の仕事決まったわよ」 (67)

一同「どこどこ?」
律子「バルベルデよ」
一同「!?」

伊織「バルベルデってあの国?」
干早「あの独裁者のいた国よね・・・」
律子「今は大丈夫よ。わかったらさっさと準備しなさい」

社長「ちょっと来てくれるかね?」
P「はい」
―社長室―
社長「実は君の部下が次々とやられている」
P「」
社長「ローソン・フォレスタル・ベネット・・・みな殺された」

P「ここで静かにアイドルプロデュースしたい。」
社長「出来るさ。大丈夫心配するな。一応の警告だ。」
P「どこかでかけるんですか?」
社長「少しの飲みにだよ」
P(昼間から・・・)
社長「じゃあ頼んだよ」 バタン

律子「プロデューサー殿」
P「はい」
律子「ここはこうで・・・」
P「そうですね・・・」
カチャ
P「!?みな伏せろ!」
一同「は?( ゜Д゜)」
ズドドドドドドドドド
一同「キャアアアアア」
P「クソ・・・上の階からライフルとってこないと・・・みな机の下に隠れるんだ!」

一同「ガクガクブルブル」
律子(誰か来たわ・・・靴が見える・・・)
律子(?止まったわ)

P「暗証番号は13と」
P「急がねば・・・」
ドア ガッチャ
P「ん・・・あいつは・・・」

P「みんなはどこだ?」
???「まぁ落ち付け。銃を突き付けられてはビビって話もできやしねぇ。
娘は無事だ大佐、少なくとも今の所はな。この先どうなるかはあんた次第だ。
無事取り戻したければ・・・俺たちに協力しろ、OK?
P「OK!」(ズドーン!

P「くそ。車で逃げやがった!俺の車は・・・」
コードブラーン
P「ここが坂道で助かった・・・」
P「フン・・・」
ずずずずずず・・・
P「よし位置エネルギー車だ。」
???「追ってくるぜ、あの馬鹿」

???「ぶつける気だ!」
この時点でみんなはどこにいるかはわかりません
ガッシャーン
???「動くな!殺されてぇか?」
コツコツコツ
P「ベネット!殺されたんじゃ?」
ベネット「残念だったなぁ、トリックだよ」キュポン
P「うっ・・・」

P「・・・ここは・・・」
アリアス「気がついたか・・・」
P「くっ・・・」
アリアス「私を覚えているかね?大佐。」
P「誰が忘れるもんか・・・このゲスやろう・・・」

P「拷問でどれだけの人が殺されたか・・・。」
アリアス「大佐。君には、バルベルデのような国のおかれた状況が、まったく理解できておらんのだ
「バルベルデには、厳正な規律で国民を導く大統領が、必要なのだ」
P「どうして俺を?」
アリアス「もう一度、バルベルデに戻ってもらいたいからだよ。
     君らコマンドーが手を貸して大統領の椅子につけた男を殺し、私が返り咲く」
P「どうしてベネットにやらせない。奴なら喜んで引き受けるぞ」

アリアス「それは、ベラスケス大統領が君を信用しているからだ。君を『革命の英雄』と呼ぶぐらいにな。
     …一方ベネット大尉のほうは国外追放を受けた身だ」
P「あぁ。楽しんで人を殺したからな」
ベネット「殺しを教えたのは、おめえだぜ」
アリアス「君なら、難なくベラスケス大統領に近づき、奴を殺せる。君を見つけ出すのにえらく苦労したのだ。
     まさか日本に戻りアイドルをプロデュースしていたとは・・・」
ベネット「見る影もねえぜ・・・ヒヒヒ」

P「…くたばりやがれ」
アリアス「・・・見せてやれ」
ガラッ
P「!」
律子「すみません・・・プロデューサー。ほかの子も無事です。」
P「律子やほかの子を放せ!」
アリアス「大佐。ベラスケス大統領を殺せば、皆は返してやる。
もし裏切っておかしな真似をすれば、全員のバラバラ死体が届くぞ?」

―空港―
ベネット「乗り込むまではサリーが見張ってる。飛行機の中ではエンリケスが着陸まで一緒だ。
二人からの連絡が途絶えたら、娘は死ぬ」
P「アリアスにいくらもらった」
ベネット「10万ドルポンとくれたぜ。 …だけどな大佐、お前をぶち殺せと言われたら、タダでも喜んでやるぜ」
エリンケス「よぉ待ちな!」
P「必ず戻ってくるぞ!」
ドア バアン
ベネット「…メイトリクス! 楽しみに待ってるぜ」

サリー「遅れるぜぇ、急ぎなぁ」

サリー「ベネットとはぁ、軍で一緒だったらしいなぁ。俺とエンリケスも軍にいたことがあらぁ。戦友ってのはぁ、いいもんだよなぁ。
    …じゃあな。気をつけて行きなよ。いい旅をな。
    ビールでも飲んでリラックスしな。娘の面倒は俺がしっかり見ててやるよ」
エリンケス「ぬふふふっ……」
P「面白い奴だな、気に入った。殺すのは最後にしてやる」
サリー「……」
エリンケス「来い」
サリー「…行ってらっしゃい」

CA「ファーストクラスのAです。 ……同じく7列目のBです」
CA「手荷物はございますか?」
P「いや、これだけだ」
エリンケス「今度余計なこと言うと口を縫い合わすぞ」
P「……」ジロリ
CA「シートベルトをお締め下さい」
P「あぁどうも。毛布と枕を取ってもらえるかな」(こいつを殺るから)
CA「はい」

CA「はいどうぞ」
P「どうも」

CA「ご搭乗の皆様、当機はこれより滑走路へ向かいます。
   お手荷物は上部の棚にお仕舞いになり、シートベルトをお締めのうえ、お煙草は今しばらくご遠慮下さいませ。
   機が所定の高度に達しますと、お好みのお飲み物のサービスがございます。
   しばらくいたしますと、お食事、続いて機内映画を上映致します」
エリンケス「……おうぅっ!」
首の骨「ベキッ」

CA「本日皆様のお世話を致しますスチュワーデスは、スーザン、ランス、それにヴィッキでございます。
   それでは、空の旅をお楽しみ下さいませ」

P「失礼。どのくらいかかるかな」
CA「飛行時間は11時間を予定しております」
P「どうも…… 頼みがあるんだが、連れを起こさないでくれ。死ぬほど疲れてる」

CA「お椅子を。どうも。……お客様! 危険です、お席にお戻り下さい」
P「気分が悪いんだ」
P(まさか車輪から飛び降りるとは・・・)
バッシャーン
―空港―
サリー「鳥は飛び立ちました。荷物も一緒です」
アリアス「よし、次は分かっているな。そうだ。オイクラシアス」
―船―
アリアス「事は予定通り運んでいる。
     明日の今頃は、私はバルベルデに帰ってる。大統領として」
律子「……っ!」
アリアス「お前の同僚は協力的だ。すぐにまた一緒に仕事できるさ。 ……嬉しいかね?」
律子「見てらっしゃい、あんたなんか、プロデューサー殿に捻り潰されるから」
アリアス「……キャビンに連れてけ」

―空港―
小鳥「小鳥です。バルベルデの下見は完ぺきです。社長あとはみんなが頑張るだけです。
   社長・・・また飲んでませんよね。それならいいんです。では・・・」
サリー「・・・」ニヤニヤ
サリー「仕事と恋愛の両立はきついよなぁ。俺なら空いてるぜ?」
小鳥「あんたはいやピヨ。」
サリー「おたくみてぇないい女はもっと遊ばなきゃ駄目だよぉ」
小鳥「やめて。私に構わないでほしいピヨ」

サリー「よぉ。 ……よぉ待ちなよぉ。
    おたくにいい夢を見させてやろうってんだぜ?」
小鳥「結構。見たくもないピヨ」
サリー「絶対後悔させねぇよぉ」
小鳥「ろくでもない夢でしょ? 構わないで。大声出すピヨ」
サリー「……けっ、アバズレがこれだから独身なんだよ。」
小鳥「ピヨ・・・」

小鳥「ッ!」
P「動くな」
小鳥「!?」
P「何もしない。脇へどいて」
小鳥「でも動くなって……プロデューサー何やってんですか!?」
P「どくんだ。車に乗れ」
P「こんなもん」ぶちっ ポイ
小鳥「!? ……キャーッ!!私の車の座席を・・・」
P「……俺の言うとおりにしろ」
小鳥「駄目よ、小鳥。今日は7時半に空手の稽古があるピヨ。付き合えないピヨ」
P「今日は休め」
小鳥「いったい何なんですか!?」
P「あれを追けろ」
小鳥「どうしてこんな目に・・・」

小鳥「私に危害を加えますか?」
P「いや、何もしない」
小鳥「本当に?」
P「……信じろよ」

P「置いてかれるぞ。とばせ!」
小鳥「キャーッ!」
P「いいぞ」
小鳥「どうしてこんなことするの!?」
P「一口では言えん。とにかく俺を信じろ」
小鳥「無理よそんなの、日本に戻って、まだ5分と経ってないのよ」
P「……」(筋肉時間じゃ5時間だが・・・)

― ショッピングセンター ―
サリー「・・・」店に入る
P「降りろ。さぁ、早く」
小鳥「ねぇ、私がいると足手纏いピヨよ――」
P「もう少し付き合ってくれ」

P「理由を話す。事務所のみんなが誘拐された。あの男が唯一の手がかりなんだ。
  俺の姿を見られると、全員が殺される。ここは君に頼むしかないんだ……
  奴を甘い言葉で誘って、ここまで連れてきてくれ。あとは俺がやる。それで君は自由だ。
  いいね?」
小鳥「嫌よ。わけがわからないわ」
P「頼む助けてくれ、君だけが頼りなんだ。残された時間は10時間だけ。それが過ぎれば、みんなは殺されるんだ」
小鳥「わかったわ。わかった、やってみるぴよ・・・」

小鳥「・・・」チラ
P「・・・・」ジロリ
小鳥(うー今日のプロデューサー変ピヨ・・・どうにかしないと)

小鳥「すみません。向こうに紺色のスーツを着た大男がいるんだけど、彼まともじゃないピヨ。誘拐されかけたピヨ。助けてください」
警備員「……見てきます」(そんなのいるわけないだろ)
小鳥「ありがとう」
サリー「車の修理が得意なんだってな」
???「あぁそうだ」 偽造パスポート?を渡す
サリー「……オッケイ。これで直せる」

警備員「・・・」チラ
P「・・・」スッ 頭隠して筋肉隠さず
警備員「・・・」(うわァ・・・いたよ・・・)
警備員「ビックス、いるか? ビックス。頭のいかれた大男がいる。一人では手に負えん」
ビッグス「よーしすぐ行く。 ……かっこいいとこ見せましょう」
ギャル「ウフフッ」(あんたじゃ無理よ)

警備員「ここにいて下さい」
小鳥「どうもぴよ」

ビッグス「全警備員へ。3階で非常事態だ。
     容疑者は男性、190cm、髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」

サリー「女を引っ掛けるにはいい場所だなぁ。いかすのがゴロゴロして……
    もう一人見つけたぜ。じゃあな」

警備員ら「ここで何をしてる?」
P「友人を待ってる」
警備員A「一緒に来い。 ……えいっ! うわっ!?」
警備員B「こいつっ! うわぁっ!」

サリー「俺大阪人?」
サリー「あれは! ……ムエタイx!」
小鳥「は!?」
サリー「小銭だ! 小銭を出せ!!」

「うっ、うわぁ!」

「どけぇ!」

「キャーッ!!」

P「電話ボックスに入りやがって!」
ガタガタガタ
P「そいやっ!」(スマッチョフォンを投げる)

「クソッたれー!!」
「のわー!」

「えぇい、ちょっとどけ!」
「止まれ! ……うわー!」
「わーっ!」

「追え!」
「逃がすな!」
「……早くしろぉ!」

警官「止まれ! 撃つぞ!」
小鳥「駄目ピヨ!」
警官「うっ!」
階段を転げ落ちる警官
ゴロゴロゴロゴロ
警官「おい君、待て!」

「おわっ!」
「うっ……」
―追いかけて駐車場へ―
P「!?」
ゴン サリーが車ではねる
P「クソッ」
小鳥の車で追いかける

―外―

小鳥「待って! 待って、置いてかないでピヨ!」
キッ― 車を停車させる
小鳥「あんた一体何なのよ! ……ああぁ!
車は盗む、シートは引っぺがす、私は拐う、みんなを探すのを手伝えなんて突然メチャクチャは言い出す。
かと思ったら人を撃ち合いに巻き込んで大勢死人は出す、挙句は電話ボックスを持ち上げる。あんた人間なの!?
お次はターザンときたピヨ。警官が、あんたを撃とうとしたんで助けたピヨ。そうしたら私まで追われる身よ!
一体何があったのか教えてちょうだいピヨ!」
P「駄目だ」
小鳥「駄目ぇ!? そんな! もうやだ! 危ない!」

小鳥「キャー!!やめて何すんの!? あぁ、前! キャー!!」
ガッシャーン

小鳥「今日は厄日だわ!」
P(空手の日じゃないのか?)

小鳥「ワァオ!
   
小鳥「キャー!!」

小鳥「やめてよ!」

P「車をぶつけて止めるんだ。それを止めるわけにはいかん」
サリー「う、あぁ!」
小鳥「キャー!!」
電信柱にぶつかり、サリー車は横転した。
P「大丈夫か?」
小鳥「死んでんじゃない?」
P「生きてるよ。 ……ここで待ってろ」

サリー「……あぁっ。あっ。うっ!?」
P「娘はどこだ」
サリー「このクソッたれ……」
P「どこだ答えろ!」
サリー「誰が喋るかよ、くたばれ」
P「見上げた忠誠心だサリー。だがな、てめぇの命を張るほど値打ちのある相手か?
  さぁ頭を冷やして、よく考えてみろ」
サリーが宙ぶらりん
P「ちなみにな今日の俺のiDにはな72ついているんだ。今まで築いたやつはいるのか?」
サリー「知るかよしかも720じゃねえか」
P「紛らわしいな。干早Pの俺にとって今日はいい日なんだ・・・」
サリー「ああっ、うっ……!」
P「支えてんのは左手だ。利き腕じゃないんだぜ」
サリー「あああっ…… お、俺を殺したら、娘は見つからんぞ……」
P「どこにいる!」
サリー「知らねぇよ…… うううっ…… クックが知ってる、奴と会う約束してたんだよ」

P「モーテルでか」
サリー「うっ、ど、どうして……」
P「この鍵がそうだろう」
サリー「うううっ、うっ…… あああ、ああっ!」
P「お前は最後に殺すと約束したな」
サリー「そ、そうだ大佐、た、助け――」
P「あれは嘘だ」
サリー「うわぁーーーっ!!」
↓生音声だ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17438939
 

小鳥「車がなくなっちゃったピヨ・・・」
P「……これでできた」
小鳥(車を・・・押し倒した!?)
小鳥「あいつはどうしたの?」
P「放してやった」

P「キミヲマキコンデスマナイトオモッテイル」
小鳥「もう事情を話してくれてもいいでしょ?」
P「765プロのみんなのためだ」
小鳥「……あれは本当だったのピヨね?」
P「俺に汚い仕事をやらせたがってる奴らがいる。早く助けないとみんなは殺される」
小鳥「その仕事をやったら?」
P「いや。どっちみち殺す気でいるのは分かっている。裏切りに気付かれる前に娘を取り戻すしか手はないんだ」

―島の屋敷―
カカシ兵士「ここに入れ」
律子「あっ……!」
伊織「痛いわねえ。気をつけなさいよ
やよい「おとうとたちはだいじょうぶかな・・・」
亜美・真美「兄ちゃん・・・」
カカシ「ここにいろ」
一同「……」

P「君はもういい」
小鳥「私にも手伝わせて」

P「タンスを調べろ」
小鳥「オッケイ……」

ドア「コンコン」

P「クックだ。ベッドを乱すんだ」
小鳥「えぇ」
ビリッ
小鳥「……ッ!?」
P「君はサリーと楽しんでた」(オオッ、ホントにでけえな!オオッ、ホントにでけえな!」)
小鳥「……」(変態・・・)
P「ドアを開けろ」
小鳥「えぇ。いいピヨ」

誰もいないだろこのスレ
小鳥「なぁに?」
クック「チッ…… サリーはどこだ」
小鳥「バスルームよ」
クック「……お前は」
小鳥「ルームサービス」
クック「ドアを開けろ。脇へどきな。 ……おいサリー!」
肩をポンポン
クック「……うぅっ!?」
小鳥「ピヨ!? ピヨー!」

クック「怖いかクソッたれ。当然だぜ、元グリーンベレーの俺に勝てるもんか」
P「試してみるか? 俺だって元コマンドーだ ……フンッ!」
クック「うぉぁ!」
小鳥「ピヨーピヨーピヨー!」(もうやだ、夢なら醒めて)

クック「くたばれクソッたれが。 ……っ!?」
P「くたばんのはお前だ」
クック「うぉっ!」
グサ
クック「うぅーわぁぁぁ…… ぉうぅぅ……」
スイカバーが刺さる
P「みんなはどこだ」
クック「……」
P「クック!」

P「……行こう」

P「これがクックの車だろう。中を探せ」

小鳥「ねぇ、こんなもの見つけたピヨ。これ見て」
P「なんだ」
小鳥「飛行機専用の燃料会社の発送表ピヨ」
P「飛行機? 旅客機か」
小鳥「いいえ、個人用の小型機専門ピヨ」
P「なぜ分かる」
小鳥「私が通ってた飛行士訓練学校もここから燃料を買ってるピヨ」
P「この住所には大きな倉庫が多い。そのどこかに飛行機を隠してるんだ。行くぞ。
  ……この車を使おう。奴にはもう要らん

小鳥「ここがピヨね。パトリア工業とあるピヨ」
P「俺が捕らえられていた場所だ」

P「向こう側へまわって俺の合図を待て」
小鳥「わかった」

P「小鳥さん」
小鳥「ここぴよ」
P「入れ」
P「ジープから戦車まで揃ってるが、飛行機がどこにもない」
小鳥「それでみんなは?」
P「アリアスにベネットもいない。他所へ移したんだ」
小鳥「手がかりは、何かないかしら……」
P「この経緯度だとサンタバーバラの近くだな。北緯34度1分。よーし……
  経度は、と…… サンタバーバラの北にある小島に印がつけてある。みんなはきっとこの島だ」
小鳥「見て。この写真、水陸両用機ぴよ」
P「島までの足に使ってるんだ」
小鳥「ええ。さっきの荷送り状を――」
小鳥「……やっぱり。この燃料は水陸両用機用よ。250ガロンといえばこの飛行機で島までの往復にぴったりの量だわ」
P「しかしここにはないぞ。中は全部見たんだ」
小鳥「燃料の補給はパシフィック埠頭の、33番で受けてるぴよ。3ペドロぴよ」
P「島まで、時間にしてどのくらいだ?」
小鳥「約2時間ね。パシフィック埠頭へ行くの?」
P「いや、まだだ」
小鳥「じゃあどこへ?」
P「買い物だ」
小鳥「……買い物?」

"軍放出品販売所"
小鳥「まずいですよ。ブルドーザーで突っ込むなんて・・・」
P「ブルドーザーを想定してない店の不手際だ」

P「開いてくれ、頼む」
小鳥「……ワァオ」

小鳥「武器まみれだけどそれは何?」
P「ロケットランチャーだ」
小鳥「……」
P「行け」

P「あれもこれも・・・・」
警察「動くな! 武器を静かに下ろせ」

警官A「よし、中へ入るんだ」
警官B「さぁ乗った乗った」

―護送車―
P「クソッ、あと5時間だ」

P「社長に連絡をとってくれ。Pと言えば分かる」
警官A「ふへへっ、将軍だぁ? 寝言言ってんじゃねぇよ」
警官B「へへっ……」
小鳥「・・・」車をとなりにつける
警官B「イェイェーィ…… 女だ、悪かねぇぜ」(よくもねえ)
警官A「……ん? 何する気だ?」
警官B「俺たちに何か見せてぇんだろ。っへへ」
警官A「ストリップかな?」
警官B「うへへへっ」
小鳥「・・・」(ロケラン見せてあげる)
しかし逆さに打ち後ろの電話ボックスに当たる
小鳥「やだぁ……」
警官B「なっ、何だありゃぁ!?」
警官A「何だお!?」
警官B「……こっちを狙ってるぜ!」
警官A「お、お、おい!」
ついに護送車めがけてはなった。
「……っ!」
「うわぁっ!」
「がぁーっ!」
小鳥「……やった!」

警官「コンエアー」

P「ゲフッ、ゲフッ…… はぁ……」
P「どこで使い方を習った」
小鳥「説明書を読んだのよ」

―例の島―
アリアス「メイトリクスの、バルベルデ到着はいつだ?」
ベネット「……2時間後です」
アリアス「事が終わった後の奴の始末は考えてあるか?」
ベネット「こっちにはアイドルという切り札がある。受け取りに着たとこを、一緒に片付けまさぁ」

―あの部屋―
律子「何とかならないのかしら・・・」
響「うーハム臓なんとしてくれ」
ハム臓「無理っすよ出口無いもん」
貴音「皆さん落ち着くのです」
律子「このベビア板何とかならないのかしら・・・」
やよい「りつこさんあのドアノブどうですか―」
律子「ドアノブでも取れそうに・・・
真「任せて^^」バキッ
律子「あ・・・あろがと」
律子「これならべニアをはずせそうね・・・よし」

カカシ門番「異常ないか?」
カカシ警備兵「オーケイ」
カカシ門番「よし行こう」
Pはそのまま口をふさぎ頭をたたきつける
カカシ門番「……うぅーっ! うっ!」
小鳥「あなたは誰かに『野蛮だ』って言われたことない?」
P「行くぞ、急げ」
小鳥「はぁ。無事飛ばせりゃいいけど」
P「……見回りが来た」
小鳥「大変ピヨ! ……あぁ駄目ピヨ」
P「どうした?」
小鳥「こんなの飛行機じゃないわ、羽のついたカヌーよ!」
P「だったら漕げばいいだろう!」
小鳥「そんな……」

カカシA「おい、あれを見ろ!」
カカシB「こら! そこで何やってんだ!」ズドドドドドン
カカシ兵士が銃を撃ち始めた
P「早くエンジンをかけろ!」ズドドドドドドドン
負けじと打ち返すP
小鳥「わかった、わかったぴよ ……やだ、こんな古い飛行機初めてぴよ」
P「早く!」バババババン
小鳥「計器も丸きり違うんだもん! セスナしか飛ばしたことないぴよ!」
P「早くしないか!」
小鳥「やってます!」
P「くそうっ! 動けこのポンコツが! 動けってんだよ! ……この手に限る」

エンジンがかかる
小鳥「……オーケイ。飛ぶわぴよ」
P「船に気をつけろ」
小鳥「あぁー! 駄目、ぶつかる! キャッ!」
P「落ち着け」
小鳥「キャー!!」

小鳥「はぁ、はぁ。やったわ。浮いたわ。ワァオ……」
P「よくやった」
小鳥「ウフフフッ、ありがとう」

武器を盗まれた店
将軍「メイトリクスですか?」
社長「通信隊に連絡して、警察と沿岸警備隊の無線を残らず傍受させろ」
将軍「何が始まるんです?」
社長「第三次大戦だ」

P「繰り返す、こちらWX448。緊急事態発生どうぞ」
沿岸警備「未確認航空機に告ぐ。こちらは沿岸警備艇マローダー。君は軍の演習空域を横切っている。
     進入禁止空域だ。ただちにコースを変えないと撃墜する。聞こえるか!」
P「緊急! 繰り返す、緊急! 島に兵士を送れどうぞ」
沿岸警備「まずコースを変えよ。さもないと撃墜するぞ。聞こえるか!」
小鳥「脅しじゃないわ、連中本当に撃ってくるわよ。ロスからの民間機はみんなここを避けてるわ」
P「レーダーの下に潜れるか?」
小鳥「相手は船なのぴよ? 海面スレスレに飛べば波がカモフラージュしてくれるかもしらないぴよ」
P「降下しろ」
小鳥「はぁ…… いいわ」
P「早く!」
小鳥「行くわよ」

沿岸警備「……レーダーから消えた・・・」

―またあの島―
カカシA「この前よぉ、彼女のアソコに鼻突っ込んで、ヘヘッこう言った。「オオッ、ホントにでけえな!オオッ、ホントにでけえな!」何で2度も言うのよって聞くから、「言ってねえよ」って。ヘッ、わかるか?ヘヘッ二度目はこだまだ。中でほら、ヘヘッヘッ」
カカシB「ハッハッハッハッハッハッハ」

口だけのカカシ「小娘の喉を切るのは、温かいバターを切るようだぜ」
ベネット「……ナイフは縛ってろ。その口も閉じとけ」

ベネット「口だけは達者なトーシローばかりよく揃えたもんですなぁ。まったくお笑いだ。メイトリクスがいたら、奴も笑うでしょう」
アリアス「ベネット君、私の兵士は、みな愛国者だ」
ベネット「ただのカカシですなぁ。俺たちなら瞬きする間に、皆殺しにできる。忘れないことだ」
アリアス「ベネット。君は私を、脅しているのか?」
ベネット「事実を言ってるだけです。仕事を終えたらメイトリクスは…… アイドルを取り返しに来ます。
     アイドルが生きていようがいまいがそいつは、関係ない。奴はあんたを追いかける。
     あんたをメイトリクスから守ることができるのは…… 俺だけです」
アリアス「怖がっているのは、私ではなく君じゃないのかベネット。君こそ、メイトリクスを恐れているんだ」
ベネット「もちろんです。プロですから。 ……しかしこちらには、切り札があります」

―エンリケスの飛行機―
「バルベルデ空港へ到着しました。座席ベルトはそのまま――」
帽子が取れ、死体は黒人から白人へ・・・

―Pのカヌー―
小鳥「あれがそうぴよ?」
P「あの島だ。着水しろ。ここなら敵にも見つからんだろう」
小鳥「……オッケイ。降りるぴよ」
P「メッセージは覚えたな?」
小鳥「コマンドー、カービー、コード・レッド、座標ね。オッケーぴよ」
P「奴らが俺を見つけるまでは無線を使うな」
小鳥「どうしてそれが分かるぴよ?」
P「島がドンパチ賑やかになったらだ」
小鳥「気をつけてねプロデューサー。幸運を」
P「ありがとう」

―カカシ大統領の部屋―
アリアス「はい…… アリアス大統領だ。
      飛行機には乗っていなかった…… 娘を殺れ。」
ベネット「・・・」カシャン銃を装填する
―カカシ兵舎―
P「只をセットする」
その間に見張りをナイフで始末した。
あとは只を爆破するだけ。
カカシ「おいこっちだ!」
カカシ「……うーっ!」

P「今だ!」カチッ

ズドーンズドーン
兵舎を爆破していくもちろんこの時点でアイドルの場所は・・・
カカシ「オゲレーツ」

ベネット「やっぱりやって来たか! さすがだムエタイx」
アイドルのいる部屋を開けようとするとドアノブが取れる・・・
「……小娘め!」部屋にはアイドルはおらずベニヤがはがされている
「……くそぉ、逃げたかっ! ……うぉぉぉっ!!」
そのまま追っていくベネット
Pはその間カカシ達を一掃する

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