唯「暴露スイッチ!」(257)

唯「お?なんだろ、これ?」

ある日、唯は、下校中の道ばたで変なボタンと矢印のついたストラップを拾った。

ぱっと見、おもちゃか何かのリモコンのような、プラスチック製のチープなストラップだったが、単調なアスファルトの道路に何の脈絡もなく現れたそれに、唯は興味を引かれていた。

しげしげと、観察する。

唯「なんだろこれ…あ、これ、説明書かな?」

くるくると、そのストラップをいろんな角度から眺めていた唯だったが、キーチェーンの中程に何か付箋のようなものがついていて、そこに細々とした字で何かが書かれているのを発見した。

・矢印を人に向けてボタンを押下すると、矢印を向けられた人が、向けた人に対して抱いている重大な秘密を暴露する。秘密が複数ある場合、その内一つをランダムで暴露する。

唯「なにこれ、面白そう!」

普通なら、馬鹿らしいと言い捨てて、その悪趣味な玩具を元の場所に放り、家路を急ぐところだったが、唯のメンタルはその記載をそのまま受け止め、新しいおもちゃの出現にシンプルに心を躍らせた。

わくわくとしながら周囲を覗う。

唯「誰かいないかな…あ、向こうから人が来る。あの人で試そう!」

こっそりと、すれ違う婦人に対してボタンを押してみる。

が、当然無反応。いぶかしげな顔ですれ違い、通り過ぎる婦人に、唯はえへへ、と愛想笑いをして、その場を取り繕った。

唯「んー、やっぱりこれ、ただのオモチャなのかな?あ、でも、私に秘密を持ってないといけないのか」

普通の人なら、前述の通り試すまでもないだろうし、何かの気まぐれで試してしまった人でも、自らの行いに苦笑しながら、今度こそその玩具を放って忘れ去るところだっただろうが、幸か不幸か唯は違っていた。

唯「そうだ、憂に試してみよう!」

帰宅。夕食。

今日も、憂のごはんはおいしくて、唯は幸せな気分でくつろいでいた。

唯(さて、そろそろ…)

ソファに二人並んで座り、テレビを見ながらお茶をすすりながら、唯はそわそわと、さっきの玩具を試すタイミングを覗っていた。

唯は、憂に見えないようにポケットに潜ませたストラップを憂に向け、ボタンに手をかけた。

憂の秘密を暴く事に、若干逡巡するが、好奇心に負けて実行を決意。

唯(…えい!)ポチ

憂「最近、熱湯で暖めたウインナーをおしりの穴に出し入れするオナニーにはまってしまい、気持ちよくてやめられない。お姉ちゃんにしてもらう妄想でするのがマイブーム」

唯「えっ」

憂「えっ」

憂、自分が口にした事が信じられず、取り乱す。

唯(う、うわ…!これ、本物だ!で、でも、いきなりこんな…!)

その玩具が本物だった事に対する歓喜と、しかしそれが暴いた秘密が余りに致命的なものだったため、同時に抱いた戸惑いの感情が大きく、唯は混乱してしまった。

数秒、脳がフリーズした後、唯はようやく我に返り、フォローを試みた。

唯「う、憂。どうしたの?珍しいね。その、下ネタ言うなんて」

憂「ちっ、違うの。嘘。なんで、私、こんな…」

顔を真っ青にして、取り乱す憂。戸惑いの感情を抑えきれず、憂は泣き出した。

憂「ぐすっ。うええ…。うええん…」

唯「う、憂?ご、ごめんね?ここ、私、ちゃんと突っ込みいれるところだったね?ごめんね?」

泣き出す憂。唯、動転してよく分からないフォロー。

憂「お姉ちゃん、ごめんなさい。ごめんなさい。嫌いにならないで。うええ…」

唯、気軽に試してしまったばっかりに、憂の秘密を暴いて、深く傷つけてしまった事にショックを受ける。顔から血の気がさあっと引いて行くのが分かった。

唯「憂、大丈夫だからね?ちょっと、疲れてたんだよね。ほら、今日はもう寝よ?立てる?」

自分でやっておいて、その言いぐさは無いんじゃないだろうか…唯は、珍しく自罰的な、後悔の念に駆られていた。

唯(うう…憂、ごめん!)

憂を寝室まで連れて行き、ベッドに寝かせる。

せめて、憂の心の傷が最小限で済むように、優しく接するしかない。

唯「…憂、大丈夫?一人で寝られる?」

憂「…ん…あ、あの。私、気持ち悪いよね?うう…ごめんね?気持ち悪い妹でごめんね?」

布団に鼻先まで埋めて、恐る恐る上目遣いで唯を伺う憂。

目がうるうるしていて、顔が火照っていて、その時の憂は妙な色気があり、唯は同性の肉親にも関わらずどきどきしてしまった。

唯「んーん?憂も、たまにはあんな冗談、言うんだね。ちゃんと私、分かってるから、大丈夫だよ?もし仮に、本当の事でも、私全然気にしないよ?」

唯は平静を装ってそう言った。憂は安心した様に表情を緩めた。

憂「…ん…ありがとう、お姉ちゃん。…あ、あのね、私今日、一人で寝たくない…」

唯「ん。じゃあ、今日は一緒に寝ようか」



抱き合って眠る二人。

こうして一緒に寝るのはずいぶん久しぶりだ。憂が高校に入ってから半年弱、一度もなかったような気がする。

憂はしばらく、母親に甘える幼児の様に、唯の胸に顔をすりすりしながら身体にしがみついていたが、今は規則的な寝息を立てていた。

唯は憂の髪を梳かすように撫でながら、そのかわいらしい寝顔を見つめていた。

唯(…憂…こんな、可愛い顔して、お、おしりでオナニーなんてしてるんだ…)

不用意に、憂の秘密を暴いてしまった事に対する罪悪感。

そしてそれを上回る、憂の性癖に対する好奇心。

唯(…しかも、あんな、ちょっと変態さんみたいなやり方、してるんだ…)

憂を見つめる目に、妙な熱が籠もる。

唯(…私の事、考えながら、してるんだよね。…どんな風に、される事考えながら、してるのかな…。もっと、知りたいな。憂の秘密…)

さっきのボタンを憂に向けて、押下した。

憂「お姉ちゃんが好き。恋人同士みたいに愛し合いたい。一生一緒に居たい」

それはストレートな愛の告白。

ボタンの効力によるものか、それとも単なる寝言だったのか。それは分からないが、しかしどちらにしろ、憂の本心からの告白だった。

唯(憂…)

顔が紅潮する。気分が高揚する。

唯は、憂の言葉に、明確に歓喜していた。

姉妹だとか、同性だとか、世間体だとか…そういった、いろんな常識を吹き飛ばすほどに、唯の気持ちは幸福感で満たされていた。

もっと、知りたい。もっと聞きたい。憂の言葉。憂の気持ち。

もう一度、押してみたが、なにも反応はなかった。

もう秘密がないのか、それともまた別の制限によるものか、分からなかったが、ともかくそれ以降は何度ボタンを押しても無反応だった。

ポケットに戻した。

唯、しばらく眠れず、憂の頭を撫でながら、既に寝入った憂をあやし続けて、眠りについたのは深夜帯だった。



朝。起床。

憂、既に起きていて、ベッドにいなかった。

唯「…んー…」

唯、スイッチの事を思い出して、しまったはずのポケットを探る。

ちゃんとある。ほっとする。

リビングに降りると、憂が朝ご飯を作っていた。

地の文は一行毎に改変しなくていいと思う
数行まとめて書いて
長くなるようなら、キリのいいところまでとか

こんな感じで

>>17 どうもです。可能な限り直しながら投下してみます。


憂「おはよう、お姉ちゃん。朝ご飯、すぐ出来るからね。着替えて待っててね」

睡眠時間は短かったが、頭はやけにすっきりしていた。
軽くシャワーを浴びて、制服に着替えてキッチンに戻ると、朝ご飯がテーブルに並べられて、ちょうど憂が椅子に腰を下ろすところだった。

憂「珍しいね、お姉ちゃん。今日はなんか、眠くなさそう」

唯「うん。なんか昨夜はよく眠れたよ。憂と一緒に寝たからかな?」

そう言うと、憂は照れたようにはにかんで、よそったご飯を手渡してくれた。

池沼食い
              . . -――--、

           ,. -‐'´       :.\
            /         ,:      :. :ヽ
          / ,ノ  // 、ハ  ;    :. : :',
       //  i i/ 、/   ', |:. |  :. : :',
       /   /:|, |  /  ヽ jノ: : |'\ i: : :',
      { /  /:./ ハノ ,...、  \j...、 ヽ}: : : ',
       / ,.ィ...ノ :/ : :.| ((0)    '(0)) j!.: : : :',
     {'" !( : ノ   :: |    (O O)   〈 : : : : : i
     ,..-―-ヽハ.  : {.,.,.,.,.,.,.,.|┬l,.,.,.,.,.,.): ; ; ;ハj
    _/,..-――--vt'"゙;:;:;:;:;:;:;:;:;} ̄}:;:;:;:;:;:;`ヽノ
   // 、 ヽ \ 〉ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:{  }:;:;:;:;:;:;:;ツ
  /   (_ノ_人,ノノ_)ー-----―---‐--イ
/    /===i /  \ | |\_// / / ,ノ
      /  //    〉 | |   .// /  }


平沢唯     / ̄ ̄ ̄ ̄\
18さい    l (itノヽヽヽヽヽl
毎日快便   ノリ(l|  ^ q^  ノi <きもちーでつー♪       
     /⌒\〆        ゝ/⌒\

    /  ノつ\ ・  )(  ・  /⊂  \
o0○ノ  /  3  \ (::::▼   / とノ\ ヽ○0o
(    /、_ノ\   Y`(i)      /  \´  )゚
 \_)    `ヽ   : :;;*:;   : : : |    (_ノ
         人__;;:;;、___ノ          ヽヽ        ヽヽ

             ;:;;:;;:;,,            ──┐ |  |   ──┐. |  |
          ∬ ;;:;::.;::.::;::..:;:..: ∬          /  |  |       /  |  |
      ・~   ;::;.:;:;:;:;:.:;:.:::.;:;:;.:.:.:       

一晩たって、改めて、昨夜の出来事を反芻する。
憂は、ちょっと変わったオナニーに目覚めて、それを唯に秘密にしていた。
行為の特殊性もさることながら、その慰みの種となっていたのが、実の姉である、唯だった。

そして、その行為の動機の根底には、憂の、唯に対する想いがあった。

憂『お姉ちゃんが好き。恋人同士みたいに愛し合いたい。一生一緒に居たい』

昨晩の言葉を思い出し、かあっ、と、唯の顔が紅潮する。

あれほどに、ストレートに好意を伝えられたのは、生まれて初めての経験だった。
気分が高揚する。始めてわき上がる、不思議な感情が、抑えられない。
嬉しいような。怖いような。恥ずかしいような。この場で結論を急いでしまうことが、ちょっともったいないような、そんな、今までに経験したことのない感情。

唯は、その感情を深掘りする事に、少し抵抗感を覚え、慌てて思考を中断した。
朝食の場は、すこしどぎまぎした、青臭い空気に包まれていたが、いつも登校する時間になり、二人は連れだって家を出た。



その日は一日、そわそわしていた。

手に入れたオモチャを使いたくて、終始うずうず。でも、人の多い教室で使って、もしも昨日の憂みたいになってしまったら…
そう想像すると、易々とは使うことが出来ず、結局放課後になっていた。流石の唯も、その程度の分別はあったらしい。

しかし、少人数で気の知れた部活でなら、使ってもいいんじゃないか…。そう考えてしまう程度には、やはり唯の分別は不足していた。

大分迷ったが、結局標的になったのは梓だった。
二回目だし、うまくフォローすれば大した事ないだろう。
あと、あずにゃん、あんまり私に秘密とかなさそうだし。
どうせ、練習に対する小言を聞かされるくらいだろう。
そんな風に考え、実行を決意した。

ティータイムで雑談をしながらくつろぐ中、唯はスカートのポケットに忍ばせたボタンを梓に向けて押下した。
えい。ポチ。

ティーカップを置いて梓がおもむろに告白。

梓「唯先輩に抱きつかれると正直すごく気持ちいい。嫌がって抵抗する振りをしておっぱい触ったりしている。その感触を思い出しながら毎晩オナニーしている」

唯「えっ」

紬「えっ」

律「えっ」

梓「えっ」

澪「ブーッ!」←お茶を吹き出す音

凍り付く部室。唯、フォロー!フォロー!と考えるが、あまりの爆弾発言で脳がフリーズ。

律「…あ、あははー!梓、軽音部は下ネタ禁止だからなー!そういう冗談は無しの方向でな?あははー!」

真っ先に律、顔面をひくつかせながら、なんとかフォローしようと試みる。

紬「お茶のおかかかわりはいかが~?」

無理矢理話題をそらそうとする紬。ちょっと噛んでる。お茶を吹き出した澪のカップにドボドボと継ぎ足す。
二人の乱暴なハンドリングで、強引にいつもの軽音部のノリに軌道修正を試みる。

澪、混乱して、あわあわする事しかできず。

唯「あ、あずにゃん?あはは、珍しいね!下ネタ言うなんて!」

唯、しばらくフリーズした後、結局昨日の憂の時とほぼ同じ突っ込み。それにしても、この子達は、みんなオナニー絡みの秘密しかないんかい。二人とも私がおかずですかい。

みんな、固唾を飲んで梓の様子を覗う。
梓、みるみる顔面が蒼白になっていく。

律「おい、梓?お前大丈夫か?」

紬「梓ちゃん?梓ちゃん、大丈夫だからね?ちょっと、体調悪かったんだよね?」

両脇にいた二人が梓の肩を揺するが、無反応。
梓、がたがたと震えながらぼろぼろと泣き出した。

律「梓。梓。大丈夫だから。ほんと、みんな、気にしてないから。あ、唯もそうだよな?大丈夫、ちょっとパンチの効いたジョークだったんだよな。みんな分かってるから」

律、フォローを重ねるが、梓全く無反応。
はあーっ、はあーっ、ひゅー、ひゅー、と、呼吸が荒くなり、身体が痙攣を始めた。

律「やばい!おい、梓!梓!大丈夫か!」

倒れ込むように椅子からずり落ちそうになり、紬が慌ててそれを受け止めた。

紬「梓ちゃん!大変!梓ちゃん、過呼吸起こしてる!」

律「先生呼んで来る!」

りっちゃんが机飛び越えてダッシュ。澪、はらはらと泣き出す。

唯。昨日に続いて、無防備に秘密を暴いて、あずにゃんを傷つけてしまった事にまたショックを受ける。二回も続けて。何の反省も教訓もなく、こうして再び。自分の馬鹿さ加減にめまいがして、卒倒しそうになった。

紬「唯ちゃん!ビニール袋持ってきて!」

ムギに言われて、唯、正気を取り戻す。

唯「え、あ、ビニール袋??あ、これ!これでいい?!」

ムギがお菓子を持ってきたビニール袋を手渡す。
ムギ、その袋で梓の口を覆った。

唯「ムギちゃん!何してるの?!」

思わず駆け寄る。

紬「か、過呼吸の、応急処置よ。た、多分、これで良くなるはず…」

唯、不安げな面持ちで見守る。澪、はらはらと泣いている。

梓、しばらく痙攣を続けていたが、次第に治まり、呼吸も正常になっていった。
ぐったりと、体中が弛緩して、ムギに全体重を預けて気を失った。ムギ、梓を抱きしめながらほっとする。

廊下からバタバタと足音。

ガラッ

さわ子「梓ちゃん!大丈夫?!」

パタパタと梓に駆け寄るさわ子。律もそれに続いて駆け寄る。

紬「先生。今、落ち着いたところです。保健室につれて行きます」

落ち着いた様子の梓を見て、さわ子が深くため息をつく。

さわ子「…はあぁぁ…。良かった。大丈夫そうね。保健室、大丈夫?手伝おうか?」

紬「大丈夫です。すいません、お騒がせしました」

さわ子「何言ってるのよ。こっちこそごめんね?全部任せちゃって。りっちゃんもありがとうね」

紬が梓をおぶさり、保健室へ連れて行く。さわ子、それに付き添うようにして一緒に出て行く。
律が唯をたしなめるように、椅子を勧めて来る。澪、ようやく泣き止んで、ムギを見送る。
唯、椅子に腰を下ろし、一行を呆然と見送った。



唯は保健室前で待機していた。

大丈夫そうだったとは言え、心配でしょうがなかった。まさかあそこまで大事になるとは予想だに出来なかった。

そもそも、あらゆる意味で唯の行動は軽率すぎた。
誰であれ、人に言えない秘密なんてものは、必ず持っている。思春期の少女ともなれば尚更。

とりわけ、性に関する秘密は、絶対に暴かれたくないものだろう。それを、無慈悲に、無遠慮に暴いてしまった。

下手をすれば、このまま不登校になってしまったり、最悪自殺する危険性すらあるだろう。唯はそこまでは深刻に考えていなかったが、それでも、まずいことになった、大変なことになった、という認識は流石に持っていた。

まあ、こうなってしまった以上は仕方が無い。昨日の憂と同じく、心の傷が最小限になるように、フォローするしかないだろう。そう唯は割り切って考えていた。

ガラッ

さわ子と紬が出てくる。

唯「あ、さわちゃん、ムギちゃん。…どんな感じ?」

紬「…大丈夫よ。もう、落ち着いてるから。だけど…」

ムギ、気まずそうに顔を伏せる。その後をさわ子が引き取る。

さわ子「唯ちゃん。その…もし、大丈夫なら、梓ちゃんとお話、してくれる?」

唯「ん。もちろん」

二人と入れ替わりに保健室に入る唯。

シンとした保健室。他の生徒はおろか、先生もいない。
その中で、カーテンに遮られたベッドが一つだけ、存在感を放っていた。

唯はカーテンを回り込み、ベッドをのぞき込む。
布団から見慣れたツインテールの後頭部がひょこっと見えている。

唯「あずにゃん」

梓「…」

声をかけられ、梓はもぞもぞと身体を動かし、唯の方に向き直った。
目が合う。直後、梓は気まずそうに目を伏せた。

唯「…あずにゃん。もう、大丈夫?」

梓「…ゆい、せんぱい。…すいませんでした」

唯「ん?なにが?」

とぼけるように、そう返す唯。梓、気まずそうに顔を伏せる。

梓「…軽音部は辞めます。迷惑かけてすいませんでした」

唯「あずにゃん。早まらないで」

梓「でも、だって…ぐすっ…わ、私、あんな、おぞましい事を…ううぅ…」

唯、焦る。なにも、そこまで思い詰めなくても…

でも、梓の性格上、極端に自罰的な結論に至るのは至極最もだった。

唯「…あずにゃん。私、そんな風に思ってない。ちょっと、びっくりしたけど、それだけ。みんなも同じ」

梓「でも、でも、私、駄目なんです。あんな事言っちゃったから、私、もう皆さんに会えません。もう一緒に音楽したり、出来ません」

唯「そんな事ないよ?私、そんなの気にしない。ただの冗談でも、仮に本当の事でも、私、全然嫌じゃないよ」

梓「唯先輩、でも、でも、私…!うう…ごめんなさい。やっぱり、駄目です。こんな、気持ち悪いに決まってます。唯先輩、優しいから、私に気を遣ってくれてるんです」

そう言って、唯に背中を向ける梓。

唯「んーん?私、そんな、器用な事出来ないよ。あずにゃんが私の事を、憎からず想ってくれているのなら、それはとても嬉しい。確かにちょっと、びっくりしたけど。でも、私、全然嫌じゃないよ。あずにゃんに、そういう風に想ってもらえるの、すごく嬉しいよ」

梓「でも…でも」

唯「まだ、信じられない?…じゃあ、証拠。…ぎゅーっ」

布団越しに、梓を抱きしめる唯。
身体をぎゅうっと堅くして、何かに耐える梓。

唯「…えへ。やっぱり、あずにゃん、抱き心地がいいね。すごく、気持ちいい。もっと、近くに行ってもいい?」

靴を脱いで、ベッドに上がり、布団を開けて、同衾する。
そして、後ろからぎゅうっと抱きしめる。

梓のぬくもりが、唯の腕の中にすっぽりと収まる。急速にこみあげる、愛おしい、という感情。

真面目で、ちょっと不器用で、いつも一生懸命で。
可愛くて頼もしい、私の、大事な大事な後輩。

小さな背中。小さな身体。その身体を、唯は愛おしそうに抱きしめ続ける。

唯「あずにゃん。まだ、信じられない?」

梓「…」

ふるふる、と、首を振って否定する梓。

梓「唯先輩。そんな風に優しくされると、私、勘違いしちゃいます。…いつも、こんな風に優しいから…私、ちょっと、勘違いしちゃってるんです」

唯「ん?勘違いって、なあに?」

梓「…」

もぞもぞ、と、顔を隠すように、布団の中で丸くなる梓。唯、梓の身体が、かあっと熱くなっていくのが分かって、なんだか嬉しくなる。

唯「ん?ほら、言ってごらん?」

後ろからぎゅうっと抱きしめながら、耳元に囁きかける。

唯「ん?」

ドクドク、と、心臓の鼓動が聞こえる。心臓の音って、こんなに大きい物なのか、と、感心した。

梓「…す、すいません、私…は、恥ずかしくて、今は言えません…。もっと、気持ちが落ち着いたら、もう一度、ゆっくりお話させてもらえますか…?」

唯「ん。いいよ。じゃあ、そろそろもどろっか」

空気が弛緩して行くのが分かる。多分もう、大丈夫。

梓の性格上、しばらくは引きずるだろうが、周りのフォローも期待できる。皆、不必要に梓の感情を逆撫でする様なことは、間違ってもしないだろう。その点について、唯は絶対の信頼を置いていた。

梓「…はい。…で、でも、少し、不安で…」

唯「大丈夫だよ。ホントにみんな、そんなに気にしてないからね。それより、あずにゃんがそんな風に気に病んでる方が、私たち辛くなっちゃう」

唯、梓、連れだって部室に戻る。
梓、唯の裾をつまんで、後ろに隠れるようにして入室。

唯「ただいまー」

梓「た、ただいまです…」

律「おー、おつかれ。だいじょぶ?」

みんなが、梓を適度に案じているのが分かる。完全に、何もなかったかのように振る舞うわけでもなく、かといって大げさに騒ぎ立てることもなく。
あくまでフラットに受け入れる。まるで大した事は何もなかったかのように。

そう、これは全く、大した事じゃなかったのだ。みんなそう納得していた。
そんな空気が伝わったのか、梓の空気も明らかに弛緩して行くのが分かる。

梓「は、はい、なんとか…すいませんでした。あ、ムギ先輩も、すいませんでした」

紬「いいのよ~。あ、お茶いれようか?」

梓「あ、すいません、いただきます。ありがとうございます」

唯「あ、ムギちゃん、私も!」

紬「は~い」

唯「ムギちゃんありがとー!」

結局そのまま、いつものようにお茶と雑談で時間をつぶし、下校までには、ほぼいつも通りの感じに落ち着いていた。

下校。みんなと別れて家路についた。

しかし、今日の一件は非常にまずかった。唯はそう反省していた。
今後は基本的に、人がいる所では使わないようにすべきだろう。

基本的には、一対一のときに限定。更に言うなら、相手が眠っているとベストだろう。
そんな風に、思案しながら自宅への道のりを急いだ。

帰宅。

唯「ただいまー」

憂「お姉ちゃん、お帰りなさい」

憂、出迎え。もじもじしてる。
早く自分に会いたくて、ずっと、そわそわしていたに違いない。唯は嬉しくなった。

唯「…おいで?」

憂「…お姉ちゃ~ん!」

ぎゅー!



夕食を終え、リビングでくつろぐ。

憂、家事を終えて唯の隣に腰掛ける。遠慮がちに、もっと近くに座り直す。
いつもよりだいぶ近い位置。肩が触れ合う位の。

どちらからともなく、昨日の話蒸し返す。

憂「あの…昨日は、ごめんなさい」

唯「ん~。あやまらないで、憂。憂も、高校生だもんね。そういう事も、興味あるよね」

憂「う~…うん…」

憂は、知らない。唯が、憂の想いを知っていることを、知らない。
唯は、その事に心理的な余裕を取り戻していた。

徐々に、首を擡げる、嗜虐心。

憂を、困らせたい。恥ずかしがらせたい。
そんな、小学生の男子が好きな子をいじめたくなるような欲求がわき上がり…唯は自らに芽生えた感情に驚いていた。

唯「…してあげようか?」

思わず、そう言っていた。

憂「え、えと…。な、何を…?」

真っ赤になって、そっぽを向いてとぼける憂。

唯「えへへ。憂の、おしりオナニーの、お手伝い」

憂「お、お姉ちゃん!」

憂、さらに顔を赤くして、唯の口を遮るように、ぎゅうっと両手で押さえた。唯、やんわりとその手を下ろさせる。

唯「でも、私、興味あるな。あれ、どういう風にやるのか、すごく気になる。ね、お姉ちゃんがしてあげるから、私にも教えて?」

憂「…うう~…」

唯「どうするの?ここでするの?ん?」

憂「お、お姉ちゃん、本当にするの…?」

唯「うん。どうする?お洋服、脱がせてあげようか?」

部屋着の裾に手をかけると、憂、慌てたようにその手を押さえる。

憂「わ、わ!わかったから!…あ、あのね、お布団の方がいい…」

唯「ん。じゃあ行こっか」

憂の手をとって、部屋へ向かおうとする。

憂「あ、あのね、ちょっと、準備がいるから。…先に、お部屋で待ってて…」



唯、待機。わくわく。

憂、20分位して登場。タオルとコップと、もろもろ抱えて来た。

唯「結構、準備、時間かかるんだね。どういう準備、するの?」

憂「あ、あのね…。お湯、沸かして、それから…コップとか用意して…。それから…」

かああぁ、と、真っ赤になる憂。

唯「…おなかの中、きれいにしてきたの?」

憂「う~…うん…」

唯「…棚の奥に隠してあった浣腸、使ってたの、憂?」

憂「お、お姉ちゃん!」

唯「あんまり、使わない方が良いんだって。便秘が慢性化しちゃって、浣腸依存症になっちゃうんだよ」

憂「お、お姉ちゃん、もう許して…」

真っ赤な顔で、涙目になりながら、唯を諫める憂。

…憂をこうして、いじめると、正直とても…楽しい。

普段は、家事も勉強も運動も、そつなくこなす、絵に描いたような優等生。
品行方正。才色兼備。誰もがうらやむような、才能に満ちあふれた、優秀な女の子。

その憂が。
私にはこうして、無防備に弱点をさらけだして…ちょっと、つっついてあげるだけで、こんなにもかわいらしい反応を示してくれる。

そして、その憂が。こうして、私にいじめられる事に…恐らく、性的な興奮を覚えているのだ。

唯「じゃあ、憂。お布団に横になって?見ててあげるからね。最初、一人でやってごらん?」

もじもじと、決心がつきかねるように、ベッドの横で動かなくなる憂。荷物をサイドボードに置いて、両手でスウェットの裾をつまんでもじもじ。
躊躇いながらも、しかし、性的な好奇心がありありと覗える、憂の女の子の表情。めっちゃエロい。

私は、辛抱堪らず、憂を押し倒すようにベッドに横たえさせる。

唯「どーん」

憂「わ、わ」

ぽふん、と、憂のふかふかの身体が、私の為すがままにベッドに沈み込む。
抱きしめたまま、私も、憂の上に覆い被さるようにベッドに倒れ込む。

お互いの、柔らかくて、暖かくて、瑞々しい身体。
その身体が、押しつけられ合い、押しつぶされ合い、必然的に、ぎゅうっと抱き合うようにして、二人でベッドに横たわる。

しばらく無言で、そのまま抱き合う。

抱きしめるほどに、お互いの熱が高まり、その高まりが吐息となって、お互いの身体をくすぐり合う。

全身が気持ちいい。初めての感覚だった。きっと、憂も、同じように感じている。

心臓の鼓動。
憂の、切なそうな表情。

私は今、どんな顔をしているだろう?

妹を慈しむ、慈愛に満ちた表情だろうか?
それとも、妹の身体を弄ぶことに、興奮を隠しきれない、嗜虐に満ちた、邪な表情を浮かべているのだろうか?

多分、両方。
その両方が混ざった、見たこともない表情を浮かべているのだろう。私は。

かつてないほどの、興奮。性的興奮。
多分、初めてエッチする時の男の子って、こんな感じなんだろう。

いや、正に今。
ここまで考えて、私はようやく、理解した。

正に今、私は、妹を相手に、初めてのエッチをしようとしているのだ。

唯「憂。好き。ちゅーして良い?」

憂「うん。お姉ちゃん、私も、好き。ちゅーして」

憂の返事を聞くや否や、私は憂の唇を塞いでいた。

憂の唇。柔らかい。
吐息が顔にかかる。
憂の存在を、こんなにも近くに感じる。

気持ちいい。

もっと、小さい頃、憂や和ちゃんとちゅーした事があったと思うが、思春期を迎えてからは初めてのキスだった。
多分憂も同じ。いや、絶対そう。

映画のような、大人のするキスをしたかったけど、やり方がよく分からず、唇をすりすりと擦りあうだけのキスを、長らく交わした。

唯「…ぷあっ。…はあっ…」

憂「ふあ…。はあ…はあ…」

とろんとした表情の憂。唯、ようやく憂から身体を離し、憂を見下ろすようにして言った。

唯「憂。そろそろ、はじめよっか」

憂「ん…うん…」

憂、ズボンに手をかけるが、下ろすのを躊躇う。

唯「…脱がせてあげよっか?」

憂「…うう…だ、大丈夫、自分で脱ぐから…」

スルスルと、ズボンを膝まで下ろす。
隙間から、装飾の少ない可愛らしい下着と、しっとりとした太ももが覗く。

唯は、憂の膝からズボンをずり下ろし、下着も下ろすように促した。

唯「…ほら。早く」

憂「うう…あ、あの、明かり、暗くして…」

唯「…んー、じゃあ、こっちの蛍光灯点けるね」

部屋の電灯をリモコンで消し、代わりにベッドの蛍光灯を点けた。
間接照明の光が、憂の身体をより柔らかく、扇情的に照らし出した。

唯「これでいい?早く、早く」

憂「う~…」

憂は、強引に促され、躊躇いながらも下着をずり下ろした。
唯は、ズボンと同じように、膝から下に下着をずり下ろし、ズボンと下着を足から引き抜いた。

露わになった憂の下半身。

流石に恥ずかしいのだろう。
足はぴったりと閉じられ、唯の視線から性器を遮るようにちょっと足を曲げているため、その秘部は隠れて見えない。

しかし、その仕草が却って生々しく、唯の興奮は更に高められて行った。

唯「…それじゃあ、そろそろ、始めてごらん」

憂「…ん…」

憂は、サイドボードに置いたタオルを腰の下に敷き、コップから用心深く一本のウインナーを取り出した。

熱湯に浸けられたウインナーは、素手では持て余すほど熱い。
もちろん、そのまま使うわけではなく、憂は暫く、そのウインナーを手で握ったりしながら、ちょうどいい温度に下げているようだった。

憂「…ん…」

適温に下がったのだろう。
憂は、そのウインナーを口に含み、唾液をまぶした。

多分、肛門に入れやすくするためにそうしているのであろうが…トロンとした表情で肉棒を咥える憂の姿は、形容しがたいエロさがあった。

ちゅぽっ、と、憂の口から肉棒が離れる。
憂、暫く逡巡し、唯を見つめる。

唯「…ん?」

憂「…あ、あのね。あの…お、お姉ちゃんに、して欲しい…」

そう言って、その肉棒を唯に差し出した。

唯「…やりかた、見せてもらってないから、上手に出来るか分からないよ?」

憂「ん…大丈夫だよ。…お姉ちゃんに、して欲しい…だめ…?」

正直、我慢の限界だった。
唯は、その肉棒を憂から受け取る。
思ったより熱く、ちょっとびっくりしたが、それもすぐさま性的な興奮に塗り替えられる。

唯「…憂…おしり、入れるから、足開けて?」

憂、躊躇いながら、少し迷った挙げ句、足を閉じたまま、ちょっと膝を曲げるようにして唯に促した。

唯「…いつも、そうしてるの?ん?」

憂「…う~…」

唯に諭されるように、憂は、躊躇いながらも、閉じていた足を開いた。

肉付きの良い、しっとりとした、憂の瑞々しい太もも。
それがぱっくりと、唯を迎え入れるために開かれ…

何年ぶりか、もう分からないくらい、久しぶりに見る…憂の性徴した女性器が顔をだした。

ふわふわの陰毛に覆われた、憂の秘部。
陰毛は、唯のものと比べ、ずいぶんと形が整っていて…多分、ちゃんと処理しているのだろう。
ひょっとしたら、さっきの準備の時に剃ってきたのかもしれない。ずいぶんと、大人びて感じられた。

まじまじと、観察する。
昔見た、すじが一本あるだけの女性器と違い、もっと淫卑で、複雑な形をしていた。

唯(憂…大人のおまんこだ…)

しげしげと、凝視する。

憂「お、お姉ちゃん…は、恥ずかしい…」

憂にそう言われ、我に返る唯。
ごめんね、と軽く謝罪して、唯は改めて、肉棒を口に含み、再度つばをまぶした。

今からこれを、憂の身体に挿入する。
自分の身体の分身の様に、唯は、その肉棒を丁寧に咥え、丁寧に唾液をまぶした。

唯「ん…ちゅぱっ…ん…じゃあ、挿れるよ」

緊張と期待が入り交じった、複雑な面持ちで、こくこくと首肯する憂。
唯は、たっぷりと、唾液をまぶした肉棒を、憂の肛門にあてがった。

憂「ひあ…」

熱いその感触に、憂が堪らず声を上げる。
唯の興奮が更にかき立てられる。

憂の可愛い顔が、期待と、ちょっぴりの恐怖と、性的な興奮で、見たこともない淫らな表情を浮かべる。
唯は、辛抱堪らず、肉棒をぐぐっと押しつけた。

憂「…あああ…!」

肛門を押し広げ、熱い感触が、その直腸に進入して行く。
唯が力を込める度に、ずぶずぶと、憂の身体に埋もれていく、唯の分身とも言える肉棒。

ざわっと、憂の全身が泡立つように、全身に鳥肌が現れる。

憂「ああああ…!あああああ…!」

ぎゅう、と、唯の服の袖を握り、まぶたを閉じ…その感覚に全身を委ねる憂。

唯(憂…気持ちよさそう…はあ…はあ…)

ずぶずぶ、ずぶずぶ、と、唯の為すがままに、肉棒が憂の身体に埋もれて行く。
そして、それに同調するように、憂が嬌声をあげ、快楽に顔を歪ませる。

つうー、と、憂の女性器から、愛液がこぼれ落ちる。
女性の、性的な快楽の証が、とろりとこぼれ落ちる。
憂が嬌声を上げる。
かわいらしい顔を、快楽に歪め、淫らに、貪欲に、その悦楽をむさぼる。

あの憂が。かわいらしく、聡明で、純真無垢だったあの憂が。

このような背徳的な行為で、欲情し、興奮し、悦んでいる。

唯「はあ…はあ…憂…憂…!」

憂「あああ…!お姉ちゃん…!お姉ちゃん…!ああああ…!」

唯が体勢を変え、憂を空いた手で抱きしめるように覆い被さる。憂が、その身体にしがみつく。

泡立つような憂の肌。

瑞々しく、なめらかで、柔らかで、そして、とても淫らなその身体を、唯はしっかりと抱きしめながら、肉棒を指ごと挿入し、奥へ奥へと導いてゆく。

憂「あああ…!ああああ…!あああああ…!」

ずぶずぶ、ずぶずぶ、と、肉棒が憂の奥を穿つ。憂が嬌声を上げる。

唯「憂…!憂…!」

憂「ああああ…!お姉ちゃん…!お姉ちゃん!あああああ!ああああああ!」

…唯の指が、最奥に到達し。

憂は、一際大きな嬌声を上げ。

絶頂し、果てた。



唯「…憂。気持ちよかった?」

憂「…う~…うん…すごい、気持ちよかった…」

行為を終え、二人は抱き合って、行為の余韻に浸っていた。

唯は、憂の髪を梳かすように撫でたり、背中をさすったりして、憂の身体を愛撫していた。

憂は、甘えるように唯の胸に顔をすりすりとしながら、その快楽に全身を委ねていた。

…絶頂を迎え、暫くまどろんだ後、おなかに残ったウインナーを排出させるときも、憂は興奮のあまり達していた。

憂の可愛らしいおしりの穴が、もりっと広がって…茶色い肉棒が顔を覗かせ、それが徐々に、少しずつ、肛門から押し出されて…

それはまるで、汚物を排泄するかの様で。

最愛の姉にじっと見つめられながら、優しく愛撫されながら、その姿を晒すことに、憂は背徳的な快感を覚えていた。

憂はその時、はっきりと自覚した。自分には、被虐嗜好がある、と。

そして唯も、同様に、はっきりと確信していた。憂はやはり、嗜虐される事で性的な快楽を得てしまうという、背徳的な性癖を持っているのだ。

そして、唯も、同様に。妹を性的に嗜虐することで、性的な快感を得てしまうという、背徳的な性癖を持っているのだ。唯はそう、はっきりと自覚していた。

憂「あ、あの…お姉ちゃん、あの、ごめんなさい…」

唯「ん?なあに?」

不意に、憂が謝罪する。唯が優しく問い返す。

憂「…あ、あの…えっちでごめんなさい…」

唯「んーん?憂、えっちで、とっても可愛かったよ」

憂が、唯の胸に顔を埋める様にして顔を隠す。行為の最中の嬌態を思い出したのだろう。羞恥のあまり、薄暗い中でも分かるほどに、みるみる顔が耳まで真っ赤になってゆく。

唯は、そんな憂を慈しむように、丹念に、丁寧に、あやし続けた。

すりすり、すりすり、と、唯の胸に顔をすりつける憂。その姿はまるで幼児の様で、唯の嗜虐心や母性本能など、色々な感情がくすぐられ、背筋がゾクゾクとするのが分かった。

唯「憂、そうしてると、まるで赤ちゃんみたい。…よしよし。いいこでちゅねー」

幼子をあやすように、愛撫を続ける唯。
快感のあまり、ぶるっと、身体が震える。
憂は、その感覚に抗えず、ただひたすら赤子の様に、幼い愛情表現を唯にすり込む事に没頭していた。

唯「…憂。いじめられると、気持ちいいの?」

それは最早、確認するまでもない事ではあった。
唯も、憂も、はっきりとそう認識していたし、お互いがそう認識している事を、はっきりと実感として理解していた。

それでも、唯は、あえてそう問いた。
そして憂も、あえてこう答える。

憂「…うん」

唯の胸に顔を埋め、その感触と愛撫に身を委ねながら…憂はその、背徳的な性嗜好を、はっきりと姉に告白した。

唯「憂、いいこだね。…えへへ。これから毎日、もっといっぱい、いじめてあげるからね。優しく、何も考えられなくなるくらいに、とろとろになるまで、いっぱいいっぱいいじめてあげる」

憂「あ…はあ…。おねえちゃあん…」

ぶるぶるっ、と、体中に感じたことのない快感が駆け巡る。言葉だけで、達しそうになる。
その様子を見て、唯も、達しそうになるほどの快感を覚えていた。

これでもう、憂は、事実上唯のペットになった。
めくるめく、背徳的で、官能的な日々が始まった。



唯の愚行は、それだけでは終わらなかった。

最愛の妹である憂を手に入れて尚、唯は梓にちょっかいを出し続けていた。

いや、逆に。
そのスキンシップはエスカレートする一方で、最近ではその空気に耐えられず、周囲がたしなめに入る始末だった。

唯「あ~ずにゃん」

梓「あ…ゆ、ゆいせんぱい…だ、だめです。だめです」

放課後の部室で、いつもの様に梓に抱きつく唯。
梓はもう、それを拒絶する事もできず、申し訳程度に否定の言葉を発して、ただ受け入れるしかない。

自分がこの行為を嫌がっていない事を、みんなに知られてしまっている以上、もう白々しく拒絶する事は心情的に出来なかった。
顔を真っ赤にして、ぎゅうっとスカートを握りしめて、ただ唯が満足して離れるのを待つ。

メンバーの雰囲気は、まるでリビングで家族でくつろいでいる時、テレビでラブシーンが流れた時のような、居心地の悪いそわそわした空気に包まれていた。

ああ。
梓は今日も、あれを慰みの種に、オナニーするのだ。

みんながそう、思った。
知ってしまったから。

常々、あの一件はなかったことにしようと、皆暗黙のうちに了解してはいたが、それでも想像することは抑えることが出来なかった。

そして梓も、周囲のみんなが、そう思っていることに、薄々ながら勘付いていた。
そのことに、梓は、何とも言えない背徳的な、むずがゆいような感覚を覚えていた。

そして、その感覚が、梓をよりいっそう深いオーガズムに導くのだ。
夜の一人遊びに想いを馳せ、梓の身体がぶるっと震える。

梓は今、明確に、欲情している。
誰もがそれに気づき、思わず顔を背けた。

紬「…ゆ、唯ちゃん。そろそろ、練習、しよっか」

堪らず紬がたしなめに入る。

唯「…ん~。そだね、よし!練習しよう!」

唯は、自分一人が満足したのか、何の後腐れも無くぱっと梓の身体を解放する。

梓は、突然自分を包んでいた体温が消失し、「え…」と、思わず呻き声のような、戸惑いの声を発する。

そしてその顔には、マンガの教材にでも使えてしまいそうな程の、絵に描いたような「残念」という表情がありありと浮かんでいた。

律「…」

紬「…」

澪「…」

気まずい。

なんとも言えない、気まずい雰囲気の中、白々しい演奏が流れた。



唯「あずにゃん、入って入って~」

梓「お、おじゃまします…」

その翌日だった。

ついに、と言うべきか、唯は梓を自宅に招いていた。

喋り足りないから、と、下校中にこっそりと誘われたのだが、そんなのは建前で…
そこで何をするのか、薄々気づきながらも、梓には断るすべもなく、こうして部屋に連れ込まれていた。

唯「ごめんね、私だけ着替えちゃって。部屋着、貸そうか?」

梓「あ、大丈夫です。はい」

梓の緊張した面持ち。
反面、部屋着に着替えて自分の部屋に戻った唯は、リラックスしたムードでベッドに腰掛け、くつろぎ始めた。

とりとめもない雑談。と言っても、殆ど唯が一方的に話して、梓は相づちを打つだけ。

梓、心ここにあらず、という感じで、そわそわもじもじ、「何か」を期待して、それを心待ちにしていた。

たっぷり、一時間はそうしていただろうか。
唯は、自分がしゃべりたかった事をしゃべり尽くしたのか、満足したように言葉を止めた。

梓から話題を振ることはない。
ふたりは無言でじっと見つめ合った。

会話が途切れる。沈黙が訪れる。

唯「…」

梓「…」

梓の鼓動が高鳴る。
かああ、と、一瞬で顔面がゆでだこのように真っ赤に染まる。
梓は、その空気に耐えきれず、ふいっと顔をそらした。

唯「あずにゃん。キスしてみようか」

唯が、唐突に、そう言った。

梓「…き、きすですか」

バクバク、と、心臓が更に鼓動を早め、早鐘のように鳴り続ける。緊張の余りめまいがする。

梓「だ…だめです。…女の子同士で、そんな…」

それはもう、形ばかりの拒絶だった。

唯は、縮こまって、堅くなった梓の身体を、ぎゅうっと抱きしめる。

梓「…ふああ…」

ここは、二人だけの空間。
無粋な周りの人間に諫められることもない。
二人が望む限り、いつまでだってこうしていられる。

柔らかい。暖かい。唯の身体の感触。唯の体温。
唯の柔らかな胸が、下着に覆われていることだけが、唯一もどかしい。
梓は、文字通り唯に全身を包み込まれて、頭がほわほわしたように放心していた。

いつの間にか、梓の鼓動は収まり、ただひたすらに、愛おしさと幸福感に包まれていた。

唯「…ブラ、外してあげようか」

梓の思考を読んだかの様にそう言って、唯が身体を離す。
ゴクリと、梓がのどを鳴らす。

それを肯定と受け取ったのか、唯は、自分の部屋着の背中に手を回し、ブラのホックを外した。

タイト目な部屋着の中で、唯の瑞々しい乳房が、ぽよん、とその存在を主張する。
梓は、その光景を食い入るように見つめている。

肩紐を外し、器用にブラを脱ぎ、服の裾から外したばかりのブラを取り出す。
唯はそのブラを無造作に放ると、胸の膨らみを強調するように、腕を組むような仕草をして、梓を見つめた。

唯先輩。唯先輩のおっぱい。

ぽよん、と、瑞々しい膨らみが、ふかふかの部屋着をその形に盛り上げて…
そして、その双丘の頂点には、うっすらと、でも確かに、その突起が確認できた。

梓、唯のおっぱいをガン見。

唯「くすくす。あずにゃん。見過ぎ」

梓「あ、あ、ご、ごめんなさいです!」

梓、真っ赤になって顔を背ける。

唯「くすくす。…あ~ずにゃん」

そう言って、唯は再び、梓を背中から抱きしめた。

横に並んだ体勢から、身体を乗り出すようにして、その身体に覆い被さる様にして抱きしめる。

すいません、10分ほど外します。
ごめんなさい。

すいません、遅くなりました。保守ありがとうございました。


梓「…ふあぁ…」

思わず、ため息が出た。

柔らかい。
暖かい。
良いにおい。
気持ちいい。

梓の思考はもう、そんなシンプルな単語しか浮かばないほどに、惚けたようになっていた。

たっぷりと、お互いの身体を堪能したところで、唯は身体を離した。
梓、名残惜しそうにそれに従った。

唯「それじゃ、あずにゃん。さっきの続き。今日は、キスはしないから、舌出してみて?」

梓「え…し、舌ですか?」

唯「うん。ほら、べー、って」

べー、と、見本を見せるように、唯が舌を伸ばす。

ぷるぷるとした唇から、ピンク色のきれいな舌が覗く。
それに習うように、梓も、小さな舌をべー、と伸ばした。

唯「じゃあ、キスはしないからね?舌、そのまま出しててね」

そう言って、梓の顔に自分の顔を近づける。
梓、思わず目をつぶる。

ぺろっ。

梓「!」

舌に、経験したことのない感触があり、梓はびっくりして舌を引っ込め、目を開ける。

唯「ああん、舌、引っ込めちゃだめだよ」

梓「ゆ、唯先輩、今、何しましたか?」

唯、不思議そうに逡巡して、こう返した。

唯「何って、舌、嘗めただけだよ?」

それがどうかしたの?とばかりに、唯はきょとんとしていた。

唯「あのね、唇と唇があたらなければね、キスじゃないんだよ。だからこれはセーフ。ね?」

梓、その言葉を聞いて、ああそうか、なるほど、と思った。
梓はもう、まともな思考を放棄していた。もう完全に、唯のペースだった。

唯「じゃあ続き。はい、べー」

梓「は、はい…べー」

梓の舌を、ねぶるように、ぺろぺろと嘗める。
こぼれそうになる唾液をきれいに嘗め取り、こくりと嚥下する。

つばの臭いが梓の鼻に届き、あ、つば臭い、と一瞬だけ思ったが、瞬時にその嫌悪感は吹き飛んだ。

梓は、ふるふると身体を震わせながら、その倒錯的な光景を見守っていた。

唯「んー…ちゅぱ、ちゅぱ」

梓「ん、あ、はふあぁ…」

梓の舌をついばむ様に、唇でちゅぱちゅぱとしごき始める唯。

ちゅぱちゅぱ。ちゅぱちゅぱ。

唯「ん…ふ…ちゅぱ…ちゅぱ…」

梓「ん…やは…んああ…」

どうしよう。これ、凄く、気持ちいい。

梓の全身から力が抜ける。快感の余り、力が抜け、徐々に舌が口内へ戻されてゆく。

唯「…ほら、あずにゃん。ちゃんと、舌、出してないと、唇当たっちゃうよ?」

舌を促す唯。健気にそれに従う梓。

唯はその肩を支えるようにして掴んで、梓の舌を欲しいがままに堪能した。

ちゅぱちゅぱ。ちゅぱちゅぱ。

唯「…ぷあ…。うふふ、気持ちよかった?」

長らく、それを続けて、ようやく梓の舌を開放し、「どうだった?」とばかりにいたずらっぽい笑みを向ける唯。

梓「…」

放心したように、コクコクとうなずく梓。
唯、それを見て満足そうな表情を浮かべる。

唯「じゃあ、交代。はい、べー」

梓「あ、あ、えと…どうやって」

戸惑う梓。
唯、「ん、ん」と、舌を梓に伸ばして行為を促す。
梓、観念したように、その顔を近づけ、行為を始める。

梓「し、失礼します…」

ちろちろ、と、戸惑いながら、おっかなびっくり、その舌を触れるように嘗め始める。

ぺろぺろ、ちろちろ、と、慣れない舌の動きで舌を刺激され、唯は却ってもどかしいような、じんじんするような快感を得ていた。

唯「…うふふ、上手だね、あずにゃん。じゃあ、次は、唇でして」

べー、と、再び舌を出す唯。
梓、促されるままに、その舌を唇でついばんだ。

ちゅぽ。ちゅぽ。ちゅぽ。ちゅぽ。

無心で、その行為に没頭する梓。
暫く続けるうちに、行為に慣れてきたのか、口の動きがスムーズになり、貪欲に唯の舌を求めてついばみ続けた。

唯「…ぷは…。うふふ。あずにゃん、上手。じゃあ、交代」

梓「は、はいです…べー」

何回も、何回も、交代交代にその行為を続けた。

続けるうちに、隣り合って座っているのがもどかしくなり、唯に促されるままに、梓は唯の膝の上に腰掛け、向かい合ってその行為を続けた。

何度も続けるうちに、たまに唇が触れ合い…いや、でも、これはちょっと当たっただけだから、セーフ。
…またちょっと触れて…今度はちょっと長い時間だったけど、それでもこれはキスじゃない。セーフ。
もっともっと、続けて、…これはもう、唇と唇で、お互いの唇をついばみ合っていて、…ああ、でも、これは、キスじゃない。キスじゃない。だから、セーフ。

そうして、たっぷりと、ねっとりと、二人は長い時間ディープキスを交わしていた。
部屋には、ちゅぱちゅぱと淫靡な音だけが響いていた。

…こうして、梓も、唯の手中に落ちた。後は時間の問題。

梓の身体と精神は、余すところなく唯の言いなりになるだろう。

事実上、梓は最早、憂と同様、唯のペットとなっていた。



唯「おーす。りっちゃんおーす」

律「おー、唯。おつかれさん」

あれから数週間後。
その日、部室に行くと、珍しく律が一人で机に腰掛けていた。

二人きりで、部室で向き合う。

唯はいつもと変わらない。
ただ、律は、いつもより少し、険しい表情で、唯を見つめていた。

唯、そのただならぬ雰囲気に、一瞬気圧される。

律「あのさあ唯。なんか隠してることない?」

唯、いきなりの問いかけに、意表を突かれて逡巡する。

唯「えー、なんだろ?どうしたの、いきなり?」

心当たりがあるのかないのか。
唯は、そんな絶妙な態度で律に応じる。
律は、その態度から、唯が本当の事を言っているのか、嘘をついているのか、全く判断できなかった。

律「…あのさ、唯。最近梓様子変だろ。お前なんかしただろ」

その言葉に、唯は何一つわかりやすい反応を示さない。
「え?」という表情で、全く心当たりがない、と言わんばかりの表情。

唯は内心、焦っていた。

これは一体、どういうことだろうか。
唯は今まで、みんなが不審に思わないよう、最低限の対策はしてきたつもりだった。

梓との過度な接触は控え、抱きついた際も以前のように拒絶するように指示し、そして、呼びつけたら速やかに密やかに自宅へ来るよう、入念に躾けていた。

その甲斐あって、最近は、ちょっと前にあったような微妙な空気が払拭されていたのだ。
少なくとも唯はそう判断していた。

唯「何かって何?」

どうしよう。

律「何かは何かだろ」

律は、明らかに何かに気づいている。

多分これは、律だけ。
紬も、澪も、何も気づいていない。いないはずだ。

いっそもう、律にだけは正直に話してしまうか。
でも、何て?

暫く考えて見たが、やはりここは、しらを切り通すしかないだろう。唯はそう判断した。

唯「ごめんりっちゃん。何言ってるのか分からない」

律「そっか。なんもしてないんだな」

唯「うん。もちろん」

唯「秘密を暴露させるボタンを使って、憂とあずにゃんを陥れてペットにしている。三人の関係は極めて良好。二人は一生私の物」

唯「えっ」

律「やっぱな」

ぎょっとした。
自分の意思とは無関係に、勝手に自分がしゃべり出した。

しかもその内容は、今正に秘匿しようとしている、重大な秘密ごとだった。
その内容を喋り終えた後で、唯は、ぎょっとして、自らが発した言葉の意味を反芻して、ようやく今の状況に気がづいた。

律を見やる唯。
その手には、唯が拾った物と同じストラップが掲げられていた。

驚いた。まさか、同じ物が二つあるなんて。
そして、それを、こんなにも身近な人間が持っていたなんて。

律「嘘つき」

唯「…」

唯は警戒した。
下手に返答はできない。今は律の出方を待つしか無かった。

律「お前、以外と腹黒いよな」

唯「…そんなんじゃないよー」

しばし、熟考して、唯はそう答えた。
事実、唯のメンタルは、腹黒いとは少し異なっていた。

良く言えば純真無垢。
悪く言えば、小学生くらいの頃の、残酷な童心をそのまま引きずった、大人としては余りに不完全な精神構造が、唯の一見腹黒く見えるメンタルの正体だった。

唯「で、りっちゃん、何それ?」

律「言うまでもないだろ。お前が持ってるのと同じ物だよ」

唯「悪用してるんだ。私と同じように」

律「してねーよそんなん」

律「秘密を暴露させるボタンを使って、澪を言いなりにしている。澪は最早完全に私に依存している。一生一緒にいさせる」

律、ぎょっとして自分の口を塞ぐ。
唯、にやりと顔を歪める。

唯「へー。りっちゃん、そんな事してるんだ」

律「ちっ」

次は唯の番だった。
ポケットから取り出したストラップを、ふりふりと掲げて見せる。

唯「人のこと言えないじゃん。腹黒いね、りっちゃん」

律「てめ」

目に見えて、澱んで行く空気。
緊張感。敵愾心。

緊迫した空気。張り詰める緊張の糸。

そして、二人は。

同時にそれを向け、お互いに押下した。

…その時だった。

夕暮れの空を、まばゆいばかりの閃光が覆った。



そこから、意識がとんで、ふわふわとした感覚の中で、私はぼんやりと天井を眺めていました。

唯「…」

始め、何が起こったのか、状況がよく分かりませんでした。

何か、大切な事を忘れていて、今すぐ何かをしなければいけないような、妙な焦燥感。

そして、それに逆らうように、私の身体をベッドに縛り付ける、強烈な倦怠感。

唯「…」

暗闇の中で、瞬きを繰り返す。呼吸を繰り返す。

徐々に、まとまりを帯び始めた意識が、徐々に覚醒に近づいて行きました。

チッ チッ チッ

時計の音。微かに、エアコンの音。

唯「…うわ…うわわわ…」

私は、徐々に、状況を把握していました。

唯「こ、この感じは…この感覚は…まさか…!」

私は、ようやく、状況を把握しました。

唯「夢オチかよ!」


終わり

すいませんでした。書き溜めが尽きてしまいました。
明日も早いので一端終わります。
全部書いたらまた建てます。すいませんでした。

完全版はSS速報でいいんじゃない?
落ちないし規制ないし

>>249
こちらでしか建てたことないんですが、本当はそっちで建てた方がいいんですかね?

どっちでも好きな方で立てればいいよ
個人的には書きためあって保守スレ化しないなら、別にこっちでやっていいと思うが

>>253
ありがとうございます。
いつもはだいたい書ききってから投下してるので、またこっちに建てますね。

最近けいおんSS減ってきて寂しいです。

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