セレナ「お隣さんと私」(12)

セレナ「うーん…久しぶりのミアレシティねー」

セレナ「最近バトルハウスばっかり行ってるからなんだか懐かしくかんじるわ…」

セレナ「新しい服も買いたいし…ちょっと色々寄ってみようかしら」

カルム「やあ、セレナ」

セレナ「…!あらお隣さんじゃない。奇遇ね、どうしたの?」

カルム「いや、たまたま見かけちたから声をかけてみただけなんだ。邪魔しちゃったかな?」

セレナ「いいえ、別に…お隣さんは?」

カルム「僕はサナと待ち合わせしててね」

セレナ「へー…サナと」

セレナ「でもいいの?こんなところでぶらぶらしてて」

カルム「まだ待ち合わせ時間には余裕があるんだよ」

セレナ「女の子は男の子がずっと待っててくれたら嬉しいものよ」

カルム「だからって3時間もはやく行って待てって言うのかい?」

セレナ「あら、待てないの?」

カルム「…セレナは相変わらずだなぁ…」

セレナ「ふふっ」

カルム「ところでセレナは何しに行くんだ?」

セレナ「ちょっと買い物にね」

カルム「あぁ、じゃあ僕も着いていくよ」

セレナ「えっ」

カルム「女の子一人じゃ危ないだろ」

セレナ「大丈夫よ、私強いもの」

カルム「僕より弱いけどね」

セレナ「…あなた、さっきのこと根に持ってるでしょ」

カルム「さあねー」

カルム「で、どこに行くんだい?」

セレナ「ん…とりあえず服屋ね」

カルム「とりあえずでミアレの服屋に行きますか…」

セレナ「何よ、お隣さんはチャンピオンなんだからお金くらいいっぱい持ってるんでしょー」

セレナ「それに今着てる服もここの物じゃない」

カルム「これは今日サナに会うから…」

セレナ「…あなた、サナこと好きなの?」

カルム「まさか。女性に会うんだからそれ相応の格好をしなきゃ」

セレナ「…なんか悔しいわね」

>>5
だよなかわいすぎる

カルム「まあまあ、とりあえずレッツゴー」

セレナ「はいはい」
…………

セレナ「そういえば、待ち合わせ時間までには時間があるのにこんなに早く来たの?」

カルム「ん?…なんとなくいいことが起きそうだったから」

セレナ「なにそれ」クスクス

カルム「笑うなよ。というか本当にいいことが起こったし」

セレナ「へー」

カルム「へーって……僕は久々にセレナに会えて嬉しかったのに」

セレナ「へ?」

カルム「なんでもないよ。それよりほら、着いたよ」

セレナ「うわぁ…新作増えてるなー」

セレナ「……あ、この帽子可愛い」

セレナ(う…。でも高い…)

セレナ(今日は服が欲しいからな…やめとこう)

カルム「…決まった?」

セレナ「う、うん。」

カルム「どれ?」

セレナ「えっと…これとこれ」

カルム「…それだけでいいの?」

セレナ「と、とりあえずわね」

カルム「ふーん。…すみません、これとこれください」

セレナ「え。…ち、ちょっと!!」

カルム「なに?」

セレナ「なに?じゃなくて、払わなくていいから!」

カルム「やだよ、男としてのプライドが傷つく」

セレナ「知らないわよ!」
アリヤトゴゼーマシター

セレナ「あああ…」

セレナ「私はいいって言ったじゃない!」

カルム「そうだね」

セレナ「そうだねって…!!」

カルム「いいから黙って受け取ってよ。僕はそっちのほうが嬉しい」

カルム「それに今回は僕が買いたかったから買ったんだから」

セレナ「そんな…」

カルム「いいからいいから。あとはいこれ」

セレナ「…これ、さっきの帽子!」

カルム「ずっと見てたからね」

カルム「それに、きっと君に似合うと思う」

セレナ「でもこんなにしてもらったのにお礼をしないなんて失礼じゃない!」

カルム「言っただろ?僕が買いたいから買ったんだ」

カルム「…もう時間だそれじゃあね」

セレナ「ちょっと!」

セレナ(…結局、お礼言えなかった。意地ばっか張っちゃったな…)

セレナ「…帽子…」
ボスッ

セレナ「……また、会えるかな」

セレナ「また会えたら、その時はちゃんとお礼を言おう…」

……………
サナ「なんだか今日は機嫌がいいわねカルム!」

カルム「ん?…そうだね」

カルム「会いたい人に会えたからね」

サナ「え~、私じゃなくて?」

カルム「さぁ、どうだろうね?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月21日 (木) 18:32:18   ID: I6yJRBlm

はじめて こんにちは!

1 :  SS好きの774さん   2015年05月21日 (木) 18:32:18   ID: I6yJRBlm

はじめて こんにちは!

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