ハルヒ「最近活動に参加しない日が多いけど、彼女でもできたの?」 (68)

キョン「ああ、できたんだが」

ハルヒ「え?」

キョン「彼女ができた」

ハルヒ「そっそう…でも彼女よりSOS団の方を優先しなさい!」

キョン「嫌だ」

ハルヒ「…彼女って誰なの?」

キョン「それをお前に話す必要はないだろ?」

ハルヒ「そうだけど…」

みくる(涼宮さん…)

ハルヒ「…」

みくる「今日もキョンくん来ませんね」

ハルヒ「うん…」

古泉「今度の日曜日はどうしますか?」

ハルヒ「いいわ、活動は中止」

長門「…」

ハルヒ「…」

みくる「…あの、どうせならみんなでキョンくんの彼女を探してみません?」

古泉「朝比奈さん!」

ハルヒ「…」

みくる「キョンくんが彼女だと思ってるだけで、何かしらの超常現象の類に合ってるだけかもしれませんし」

ハルヒ「…そう…・そうおね、キョンの奴何かしら不思議な現象に巻き込まれてるはずだわ!」

ハルヒ「ねぇ、話があるんだけど」

谷口「何だ?また野球やれとかいうんじゃないだろうな」

国木田「あれはあれで楽しかったけど」

ハルヒ「野球はもういいわよ、それよりキョンが誰と付き合ってるか知ってる?」

谷口「はぁ?あいつに彼女がいるのかって?無い無い、そんなのありえねぇよ」

国木田「…」

ハルヒ「そう、彼女はいないと思うのね?」

谷口「ああ、あいつに彼女がいたら全裸で校庭を走ってやるよ」

国木田「あのっ…実はこの前キョンが女の人と一緒にいるの見たんだけど」

ハルヒ「本当?」

国木田「ちょっとだけ、誰かはわからなかったけど、親しそうにしてたんだよ」

ハルヒ「それが彼女?」

谷口「…」

国木田「わからないけど…」

ハルヒ「…いつの話?」

国木田「先週の日曜日」

ハルヒ「どんな人?」

国木田「よくわからないよ」

谷口「あの…涼宮」

ハルヒ「どうしたのよ、全裸ランニングは今度やってもらうから安心して」

谷口「…」

ハルヒ(やっぱり彼女がいるのかな…キョン…)

みくる「ダメでした、キョン君の彼女の情報はまったくなかったです」

古泉「こっちもです」

長門「彼女の存在は不明」

みくる「もしかして、彼女なんて最初からいないのかもしれませんね」

ハルヒ「…国木田が女の人と一緒にいるのを見たって」

みくる「え?」

ハルヒ「おそらくその人がキョンの彼女だと思うんだけど…」

古泉「いえ、まだそうと決まったわけではないでしょう」

長門「友人である可能性もある」

みくる「そうですよ」

ハルヒ「でも、キョンが彼女がいるといって、現にこうやって目撃証言があったら…」

みくる(涼宮さん…)

古泉「困りましたね、このままだと我々の仕事が増える一方です」

みくる「あの…先ほどの涼宮さんの話ほんとうでしょうか?」

長門「わからない、後で私が情報を詳しく聞いておく」

古泉「…いえ、直接彼と話した方がいいかもしれません」

みくる「ちゃんと答えてくれるでしょうか?」

古泉「答えてくれるでしょう、いえ、答えさせます」

みくる「キョンくん何を考えてるんでしょうか…」

長門「わからない、それよりもその女性に関する情報の痕跡が意図的に消されている可能性がある」

古泉「意図的に?」

長門「私以外にこのような事をできる人物は限られている」

日曜日

ハルヒ「…さぁ行くわよ」

古泉「はい」

みくる「本当に後をつけるんですか?」

ハルヒ「そうよ、キョンの彼女を確認するまではあきらめないわ」

古泉「あの…彼女が本当にいた場合はどうするんですか?」

ハルヒ「その時に考える…」

古泉「…」

長門「来た」

ハルヒ「みんな慎重にいくわよ」

ハルヒ「…喫茶店に入って行ったわね」

古泉「大勢でいくとすぐにバレます」

みくる「私が行きます!」

ハルヒ「みくるちゃんならそのおっぱいですぐバレるわよ、私が行くわ」

長門「目立ちすぎる」

古泉「ここは長門さんと僕が二人で行きます。僕たちは髪型も少し変えてきてますし」

ハルヒ「…そうね、わかったわ、お願いね」

古泉「はい」

一時間後

ハルヒ「キョンが出てきたわ!」

みくる「…どうしたんでしょうか、待ち合わせの為に喫茶店に来たわけじゃないんでしょうか」

ハルヒ「そうかもしれないわ、追うわよ」

みくる「でも二人が…」

ハルヒ「あとから合流すればいいわ、ほら早く」

みくる「はい」

ハルヒ「…誰か来た!」

みくる「あれがキョンくんの彼女?」

ハルヒ「まだわからないけど…親しそうね」

みくる「あっ手をつないで歩いてます」

ハルヒ「…」

みくる「涼宮さん、見失いますよ」

ハルヒ「わかってるわよ…」

みくる「…」

みくる「…ショートヘアーの女性ですね、あの人ご存じですか?」

ハルヒ「知らないわよ」

みくる「…うちの学校にあんな女性いませんよね」

ハルヒ「…」

みくる「古泉くんや長門さんなら知ってるかも」

ハルヒ「…もういいわ」

みくる「え?」

ハルヒ「もういいわよ…キョンが誰と付き合ってようが私には…関係ないし…」

みくる「涼宮さん…」

ハルヒ「ごめんね、私のわがままに付き合わせちゃって…帰ろうか」

みくる「…」

古泉「遅くなりました」

長門「状況を説明して欲しい」

みくる「実は…」

ハルヒ「キョンに彼女がいたわよ」

古泉「そうですか、それで次はどうするんですか?」

ハルヒ「しないわよ、終わりよ」

長門「…」

ハルヒ「キョンに彼女がいても私たちには関係ないことよ、キョンがSOS団より彼女を選んだとしても…」

みくる「…」

ハルヒ「あら、有希の背中に何かスイッチみたいなのがあるわよ」

ポチッ

長門は爆発した

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月12日 (木) 12:01:43   ID: yijsOrim

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