肇「秋名のハチロク、ですか?」 (10)

OP http://www.youtube.com/watch?v=7yJSFPUdN78

around the KAKIN world

information 秒速で減っていくスタ でも回復するまで待てない
Money can't buy my love なんてノンキなヤツにラリアート3回
マニュアル通りにただ強レア 愛がないことに気がつかない
移籍する前に叫ぼうぜ Ho!!! in the midnight wife
息さえつけない 眠れないフェス 隙も見せずに笑い合って
誰得さえSafety エナドリEmpty
危ないぐらいに wanna shut and break out!
(Now we gotta start Let's get wife)
Let't move into the brand now world
Let't dive into the brand new trip
ちひろの搾取に怯えてる
始まったばかりの Now we go tull speed and KAKIN
きっと輝くaround the world
Trip to the world yo! hert we go unknown worldへと
生まれたばっかりの課金兵
なれない金遣いもまた愛嬌
キメるとこだけバシッと
Somany people in this game
時に虚しくなることもあるけど
ツマンナイことは嫁見て忘れよう
筋だけは通し生きてる That's our low!

ACT.1 究極のうどん屋ドリフト

李衣菜「ねえ肇!聞いてる?」

肇「あ、すいませんちょっと考え事してました」

李衣菜「またいつもの『イメージ』ってやつ?」

肇「ええ、まあ」

李衣菜「ほんと肇っていつもボケーッとしてるよね」

肇「そうでしょうか?」

李衣菜「……それでさっきの話だけど、やっぱりさ~ハチロクだよハチロク~!」

肇「はあ。クルマの事はよくわからないからそう反応すれば……」

李衣菜「わっかんないかな~。この軽くてスポーティーなとこが最高にロックなんだよね」

肇「クルマなら私の家にも配達用の古いのがありますけど」

李衣菜「おじいちゃんのクルマでしょー。それとは全然違うんだよ」

肇「それでいくらするんですか?そのクルマ」

李衣菜「……三十万」

肇「先は長いですね」

李衣菜「あーあ。ドカンと稼ぐ方法ないかなー。私達がやってるスタンドのバイトじゃ夏休みフルに頑張ってもいいとこ十二万だよ」

P「バイトしてるんだ藤原達」

李衣菜「あ、Pさん」

肇「……」

P「なんだよ。俺が話しかけたのがそんなに意外だった?」

P「一ヶ月やって十二万ぐらいなのバイトって?それって週にどれくらい働くのさ?」

肇「みっちりですよ。週5回か六回……」

P「そんなに働くのォ!?そんだけ働いてたった十二万!?」

李衣菜「たったって言ってもそんなもんだよ。高校生のバイト時給安いんだよ」

P「知らなかったー。バイトしたこと無いから……」

P「がんばれよ。期末試験終わったらみんで遊びにいこう!」

……

お前らもいい加減肇ちゃんの可愛さに気づけて嬉しい
もっとSS増えろ

肇「私Pさんと話したの一年ぶりです」

李衣菜「ええ!?なにかあった?」

肇「一年前に訳あって一年上のPさんの彼女殴っちゃって……」

肇「その事件以来気まずくなったんですよ」

李衣菜「ウッヒョー!意外とロックだね肇は!どうしちゃったのさ」

肇「理由はあまり言いたくないですけど……とにかくイヤな先輩だったんです」

李衣菜「ふ~ん。それはそうと二人共同でハチロク買わない?それならローン払えるし」

肇「なんでそこまで無理するんですか?李衣菜ちゃんの家にもクルマぐらいあるでしょう」

李衣菜「だめだよお父さんのクルマFFでオマケにエンジンディーゼルなんだよ!あんなのクルマじゃないよ~」

肇「タイヤが4つついてて走ればクルマだと思うんですが……」

李衣菜「FRで峠を攻めるのが楽しくなきゃクルマじゃないの!」

肇「峠を攻めてどうするんですか?」

李衣菜「どうするって……最高にロックじゃん!」ウッヒョー

肇「……私そういうの飽きてるんですよね」

李衣菜「なにそれ。どういう意味さ?」

肇「アレですよ」


肇「バイトの前にやりましょうよセガラリー」

李衣菜「なんだゲームの話か……」

……

ブロロロ

バタンッ

梨沙パパ「かわいいよP。やっぱPは制服が一番だな」

P「そお?ありがとうパパ」

ブオーン

P「あのねパパ。俺の友達がバイトしてるんだけどさ」

P「その子は夏休みずっと働いても十二万しか貰えないんだって」

梨沙パパ「まあそんなもんだろ」

P「俺はパパと月に3回ホテルに行くだけで三十万も貰ってるけど……」

梨沙パパ「気にするな。Pにはそれだけの価値がある」

P「そうなのかな……俺にはわかんないや」

……

ガソリンスタンド

アリガトーゴザイマシター

李衣菜「ねえ肇。買お-よハチロク」

夏樹「おまえらハチロク狙ってんのか。いい趣味してるぞ」

李衣菜「でしょでしょ?なつきちもそう思うよね!ほらみろ肇!」

肇「実はよく知らないんですよ。そのハチロクって」

肇「どこのクルマですか?ダイワ?シマノ?」

夏樹・李衣菜「ガタッ」

夏樹「マジかー肇ハイオク飲むかお前ー」

李衣菜「GSでバイトしててハチロクも知らないなんてありえないよ!」

夏樹「ハチロクはトヨタだよ……まあ無理もないか。もう十年前のクルマだし」

李衣菜「とにかく!ハチロク買ったらなつきちのチームに入れてよね!」

李衣菜「ずっと憧れてるんだー秋名スピードスターズにさ」

夏樹「今日は土曜だから皆秋名に集まるぞ。来るか?おまえらも」

李衣菜「え……でも交通手段が……」

夏樹「乗せてってやるよ」

李衣菜「なつきちのS13に!?行く行く絶対行く!肇も行くよね?」

肇「まあ李衣菜ちゃんが行くなら……」

李衣菜「やったー!」

……

釣りでもやってんのか?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom