シンジ「フリーすけべ権、ですか?」(8)

リツコ「ええそうよ。あなたがエヴァに乗ることと引き換えに与えられる権利」

シンジ「ブラボー」

リツコ「身体を痛めつけるような行為を除けば、誰の体も好きにしていいし、誰にでも性的なことを命じられるわ」

シンジ「でも、冗談なんですよね?」

リツコ「本当よ。なんなら、今すぐ試してみる?」

シンジ「今って。今、僕とリツコさんしかこの部屋にいませんけど」

リツコ「間違いなくそうね」

シンジ「…」

リツコ「…」

シンジ「い、いいんですか?」

リツコ「こんな年上の女の体じゃ不満かしら?」

シンジ「……」ドキドキドキ

リツコ「胸が気になるのね。でも、このまま触っても下着が邪魔して固いわよ」

カチャ…スルリ

シンジ(ブラジャー取っちゃった!あんな風に抜き取れるんだ……)

リツコ「これで大丈夫。さぁ、触りたかったらどうぞ」

シンジ「し……失礼します……」

むにゅん

シンジ(おっぱい! これがおっぱい!)

むにゅ、むに、むにん

シンジ「ハっ、ハっ、ハっ」

リツコ「ん……これからも、エヴァに乗り続けてくれる気になったかしら?」

シンジ「はい。乗ります、僕が乗ります!」

むにゅんむにゅんむにゅん

シンジ(―――って、考えてみたらリツコさんに触らせてもらっただけで、フリーすけべ権なんてやっぱりウソだよな……)

アスカ「あ~、今日面白そうな番組ないわね~」

シンジ(例えば、言えばアスカの体を自由にできる?そんなわけないし)

シンジ「ねえアスカ」

アスカ「あによ」

シンジ「その……例えばだよ。例えばなんだけど」

アスカ「ハッキリすぱっと言いなさいよ」

シンジ「アスカの脚、少しだけ触っちゃダメかな……?なんて」

アスカ「!?」

シンジ「あっ。ご、ごめん! 気にしないで、言ってみただけだから」

アスカ「バカ、すけべ……いいわよ」

シンジ「ふぇ!?」

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