上条「表と裏」 (83)


作品:とある魔術の禁書目録


注意

上フ(上条×フレンダ)

15巻以降未読

とあるSS書くのは初

不定期更新

言語に違和感がある……かも

以上、スタートします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385288072


フレンダ「依頼終了~、やっと帰れる訳よ……。あっ、服が汚れてる!」

フレンダ「最悪……この服結構気に入ってたのに……!」



フレンダ「ん?」



「ひいぃぃぃぃぃい!」

「覚えてろよー!」タッタッタ


「お前らみたいな奴、覚えねえよ」

「ありがとうございます……」

「えっ……あ、いや~君が無事でよかったよ。可愛い女の子がこんな夜道歩いちゃいけませんよ」

「は、はい……///」




フレンダ「………」

フレンダ(何か……ムカつく)

フレンダ=セイヴェルン。
学園都市の暗部組織『アイテム』の一員。主な活動内容は破壊、暗殺、殺害───と表沙汰にはできない内容ばかりである。
暗部の人間の事を闇の住民とも呼んだりする。
フレンダ=セイヴェルンもその中の1人、学園都市の裏の世界で生きる者である。

女の子が助けを求めたら、風の如く現れ、あっという間に救ってしまう。まるでまるでヒーローだ。
そんな者を見ると───


フレンダ(腹が立つ)

フレンダ(何も、知らないくせに)

フレンダ(学園都市の闇を……)


フレンダ「でも……」


フレンダ(もし、私も表にいたら学校にいったり友達と遊んだり………恋をしたり、してるのかな……)


だが、学園都市の闇に触れた以上、後戻りは決して出来ない。
道は完全に塞がれたのだから───


上条「はあ~……」

土御門「どうしたんだー、カミやん?」

上条「おお土御門。昨日の夜自販にいったら女の子が絡まれててさー、助けにいった訳ですよ」

土御門「で、旗を立てて終了だにゃー」

上条「旗? もうこれで4日連続……。不幸だ。何で女の子1人で夜道を歩くんですか……」

土御門「まあまあカミやん、カミやんが外出したおかげでまた女の子が救われたんだにゃー。胸を張るといいぜい」

上条「ああ、そうだな」

土御門「そもそも何で夜に外出するんだ? 最近は物騒だぜい」

上条「いつも特売で飲み物買い忘れるんだよ」

土御門「次はメモしとけばとけばいいにゃー」

上条「……土御門、お前は天才か!?」ガタッ

土御門(天才って……カミやん)

上条「あ、そういや青ピいねーな」

土御門「今日は休みですたい。熱があるらしい」

上条「はあ? バカは風邪ひかないだろ。俺と土御門風邪ひいてねえじゃん」


土御門「さらっとバカ扱いされた!? ……ってそれだとカミやんもバカだぜい」

上条「上条さんはおバカですよー」

土御門「そ、そうか……」

土御門(頭が痛くなるぜよ……)




帰り


上条「ふんふんふ~ん♪」スキップ

上条(今日はなんと! ひき肉100gが50%OFFで買えるのだ! 何としても手に入れたい品物だせ!)

上条(今日はメモしといたし、忘れることもない! 久しぶりに平和な───)


御坂「ちょ、ちょっとアンタ!」

上条「………」




上条「………ですよねー」


上条「ビ、ビリビリさんじゃあーりませんかー!」

御坂「だから私には御坂美琴って名前が……! アンタ、そんな口調だったかしら?」

上条「ではさよーならー」

御坂「あ、うん。じゃあね」

上条「」イソイソ

御坂「……って待てやゴルァー!」ビリビリ

上条「うわっ!」パキーン

御坂「ったく、「なんだ、この匂い?」

御坂「クンクン……焦げ臭い」

上条「まさかっ!?」

上条「」ペラッ

上条「はは……冗談だよな……」

御坂「えっと、その……ごめん」

上条「うわあぁぁぁぁぁぁぁあ野口さんと諭吉さんがあぁぁぁぁぁぁあああ!!」


上条「不幸だ……」ガックシ

御坂「だから、ごめんって言ってるでしょ。しつこい男は嫌われるわよ」

上条「常盤台のお嬢様が分かる訳ないよな、Level0の財布事情なんて……。あと1週間420円で過ごすなんて……無理だ」

御坂「ああもう分かった! 分かったから! 私が焦がした分買えばいいんでしょ!」

上条「それは本当でせうか?」キョトン

御坂「この御坂美琴様に任せなさい!」ドンッ

上条「ありがとうございます、美琴さんっ!」ブンブン

御坂「ちょ、ちょっと!」

御坂(コイツが私の事名前で//あと手、繋いでる……///)

御坂「///」

上条「ありゃ、美琴さん顔真っ赤だぞ。大丈夫か?」

御坂「べ、べべ別に大丈夫だから!とっとと行くわよ!///」

上条「ちょ、強い引っぱんなよ!」



──────

上条「いや~御坂は太っ腹だなあ、わざわざ2倍で返す必要ないのに」

上条「今日は豪華にカツ丼でも作りますかねー」



ドカーン



上条「煙? もしかして火事か!?」

上条「早く助けないと!」ダッ




「ま、待ってくれ!」

フレンダ「無理って訳よ。あんたはここでお陀仏するの」

「た、頼むッ! そ、そうだ! ここに1000万ある! 私を逃してくれたら君にあげよう!」

フレンダ「お金に興味はない。結局、あんたはここで死ぬ訳」

「クソッ! 悪魔、クズめ……!!」ギリッ

フレンダ「はいはい、あんたもクズだから。じゃ、ばいばーい」ポイッ ドカーン




「」グチャ

フレンダ「はい終わり。早く帰ってシャワーに浴びたい」




タッタッタ


フレンダ(!? 人の気配! ヤバッ)


上条「確かここら辺だよな~。さっきのは聞き間違いか……?」キョロキョロ

上条「ん? 何で水溜りが? 一週間前から雨は降ってな……い」

「」

上条「お、おい……嘘だろ……!!?」ガタガタガタ

「」

上条「ッ!!?」ダッ


フレンダ(あいつ、どこかで見たような)

フレンダ「」ピッピ

フレンダ「もしもしー? ターゲット殺害終了。処理よろしくねー」



上条「はあっ……はあっ……!!」

上条(な、なんだよ……! なんで、あんなとこに死体がッ……!!? 数分前に何があったんだよ……!!)


上条「アンチスキルに……!!」ピッピ


prrrrrr

「もしもし、こちらアンチスキルじゃん」

上条「◯×学区の路地で人が……!」

「何? 人が死んでる!? すぐいくじゃん!」

上条「」pi-pi

上条(どうして、どうしてだよ……クソッ!)

上条(俺が持つ少し早く、気づいてれば……!!)ギリッ




「通報したのは君じゃん!」

上条「は、はい! こっちに!」





上条「う、そだろ……」

上条「死体が、なくなってる……ッ!!」



「ったく、またイタズラじゃん」

上条「ち、違います! さっきまでここに───」

「はいはい、この事は後日聞くじゃん。今日は帰りな」


今日は終わりです。

投稿料少なくてすみません。

また近い日に、では


麦野「フレンダ」

フレンダ「? どったの麦野?」

麦野「アンタさ、最近ドジりすぎ」

フレンダ「この私が? ないない、常に完璧って訳よ!」

麦野「ここのところ、ずっと目撃者がいるのよね」

フレンダ「………マジ?」

麦野「昨日で6件連続」

フレンダ「えっと、その……」ダラダラ

麦野「フレンダ、人を殺すのに爆弾はいらないから。これからは拳銃を使いなさい」

フレンダ「いやな訳よ! 派手にやりたいの!」

麦野「はあ……一々目撃者消すのめんどくさいから」

フレンダ「こればっかりは譲れ───」

麦野「フ・レ・ン・ダ?」ギロッ

フレンダ「……次からそうする」


──────


prrrrrrr


麦野「もしもし?」ピ

電話の女「仕事が出来たわよ」

麦野「ッチ、あんたかよ」

電話の女「舌打ち!? こっちも好きで電話してる訳じゃないのに!」

麦野「早く要件言え」

電話の女「お前らときたら……!! 今回の仕事は長くなるわよ」

麦野「長く?」

電話の女「そっ。内容はとある高校生の監視、簡単でしょ?」

麦野「何で私らが監視しなきゃならないのよ」

電話の女「監視対象は上条当麻、こないだの目撃者」

麦野「フレンダァ……」

電話の女「ビンゴ」

麦野「で、何で監視なんだよ。普通に殺ればいいだろ」

電話の女「それがねー、上からの命令なの」

麦野「ハァ?」

電話の女「上条当麻には傷をつけるな、ってね」

電話の女「派手にドンパチしないだけマシでしょ? じゃ、必要な物送っといたから、バイバーい」ピ

麦野「……」pi-pi

フレンダ「むぎのー、ダンボールが届いてる訳」

禁書SS初ってことは前に何か書いてたの?

──────


麦野「中身はセーラー服に学生証、謎の鍵……色々あるわね」

絹旗「超女子学生セットですね」

滝壺「内容はとある学校に編入して、対象を確認すればいいの?」

麦野「そうね。問題は誰が編入するか……」

フレンダ「」ピシッ

絹旗「」ピシッ

滝壺「ふれんだときぬはた?」

フレンダ「1度でいいから女子学生してみたいって訳よ!」

絹旗「私も、女子学生してみたいです」

麦野「じゃあフレンダで決定ねー」

フレンダ「よしっ」グッ

絹旗「え!? ? 超どうしてですか!」



麦野「絹旗だと高校生に見えないからよ」

絹旗「ウググ……」

フレンダ「じゃっ、今回は私に任せて!」

絹旗「フレンダは超ドジしますよ」

フレンダ「信じてよ!?」ガーン

麦野「まあフレンダだし」

滝壺「ふれんだだからね」

フレンダ「みんな酷いって訳……」シクシク

麦野「一応言っておくけど編入は2日後だから」

フレンダ「早くない?」

絹旗「善は超急げですよ」

フレンダ「あれ、そこに超いらないよね?」



麦野「あとあんたは明日から寮生活になるから」

フレンダ「寮?」

麦野「鍵あったでしょ、調べてみたら寮の鍵だったみたい」

フレンダ「明日から夢の女子高生って訳よ!」

絹旗「やっと邪魔者が消えますか……」ボソッ

フレンダ「ねえ、聞こえてるから。聞こえてるからねっ!?」

滝壺「ふれんだ、頑張って」

フレンダ「滝壺……!」ジーン

麦野「おい、これは遊びじゃねえからな」

フレンダ「わ、分かってる」

麦野「もし、ドジしたら……。オ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・イね」ニコッ

フレンダ「」

フレンダ(麦野の原子崩しは洒落にならない訳
よ……)ガタガタガタ



翌日


ガチャッ?


フレンダ「ここが寮かぁ……」

フレンダ「………って、狭すぎる訳よ」

フレンダ(部屋は1つだけ、あとあるのはキッチンとトイレとお風呂……)

フレンダ「完全にLevel0の部屋……」

フレンダ「まっ、仕方ないよね。今日は1日ゴロゴロしてよー」ゴロゴロ

フレンダ「………暇だし、お隣さんにでも挨拶行こうかな」

フレンダ「やっぱ、面倒だからいいや……」

フレンダ「」シーン

フレンダ「……やっぱり、麦野達がいないと寂しい訳」ゴロゴロ

フレンダ「」ゴロゴロ

フレンダ「…………Zzz」





麦野「あっ」

絹旗「どうしたんですか麦野?」

麦野「忘れてた……。今日の日付見てみて」

絹旗「? ??7月19日? ? ………なるほど」

滝壺「夏休みだね」

麦野「………ま、フレンダだしいっか」




次の日


フレンダ「って今夏休みじゃん! ? 学校ないよね!?」

フレンダ「はあ………不幸って訳よ……」

フレンダ「取り敢えず学校行こ……誰もいないと思けど」

フレンダ(でもちょっと楽しみだったり)



とある学校


上条「あー疲れたー」

青ピ「カミやん、1限終わったばっかやで」

土御門「そうだにゃー、あと4つも補習があるんだぜい」

上条「あと4つもあるのか……不幸だ」

土御門「それはカミやんの成績が悪いからにゃー。ちゃんと勉強すればいいことですたい」

青ピ「ボクは帰るで」ガタッ

上条「おい待て」ガシッ

青ピ「なんやカミやん?」

上条「何故お前は帰ろうとしている? ? あと4つあるだろ」

青ピ「それは『カミやん』だけやで」

上条「は?」

青ピ「ボクはもう終わりや」

上条「ま、待て! ? お前はいいのかそれで!? ? 次は小萌センセーの授業だぞ!?」

青ピ「ボクも残りたいんやけどバイトやし……。じゃお先~」



上条「………ちなみに土御門はいつ終わるんだ」

土御門「小萌センセーの授業終わったら帰るにゃー。あ、1ついい報告があるぜい」

上条「なんだ?」

土御門「3限からカミやんは小萌センセーとのマンツーマンだぜい」

上条「なん……だと……!?」

土御門「まっ、頑張ってくれカミやん」

上条「ふ、ふっふっ……」


上条「不幸だあぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」



<フコウダアァァァァアア



小萌「全く、上条ちゃんったら。廊下まで叫びが響いてるのです」ハア

フレンダ(あれ。何で私子どもに着いてってんの? )

小萌「フレンダちゃーん、今失礼なこと考てましたね」ジー

フレンダ(!? ? 思考読まれた?)

小萌「センセーはエスパーです!」ドヤァ





上条「小萌センセー遅いな」

土御門「そうだにゃー。さっさと終わらせて帰りたいぜよ」

上条「で、帰ったらどうするんだシスコン軍曹?」

土御門「もちろん舞夏とショッピングだぜい! ? 寮の管理人軍曹」

上条「無理やり付けたすなよ。あと寮の管理人じゃなくてもキレイなお姉さん系は───」

土御門「おーっとカミやん、ストップストップ」

上条「なんだよ、今話してる最中だろッ! ? さらにはつり目系のお姉さんや優しく清楚なお姉さん、その他……」ペラペラ

土御門「カミやんマジでストップだにゃー!」

上条「何で邪魔すんだよ! ? いいぜ、お前がまだ懲りずに話の邪魔を続けるなら、そのふざけた幻想を───」

吹寄「上条当麻ッ!」ゴチン?

上条「がはっ………」バタン?

土御門(Oh……吹寄おでこDXは破壊力抜群だにゃー……)



上条「ちょ、突然何するんですか吹寄サン!? ? 上条さん何も悪いことしてませんことよ!?」

吹寄「朝からハレンチなこと考えてんじゃないわよバ上条!」

上条「………吹寄、これはハレンチじゃない」

吹寄「じゃあ何よ!」

上条「ロマン……かな」キリッ?

吹寄「死ねっ!」ドゴバキッ

上条「」チーン


土御門(カミやんェ……ロマンって……)

上条「てか何で吹寄いんの? ? 補習は優等生が来るところじゃないだろ?」

吹寄「補習に出れば復習も兼ねて勉強が出来るでしょ、だからよ」

上条「ただ暇なだけだ」

吹寄「何か言った?」ギロッ?

上条「言ってませんよー」



小萌「皆さん席に着くですよー」ガララー

吹寄「貴様、後で覚えてなさい」スタスタ

上条「ふぅーっやっぱ吹寄を怒らせるとこえーな」

土御門「だにゃー」

小萌「上条ちゃーん、早く席に着きやがらねえとスケスケミルミルですよ♪」

上条「」チャクセキ

小萌「今日は皆さんにビックニュースです! ? 今日はなんと、転校生ちゃんが来ているのです!」

クラスA「女の子でありますように!」

クラスB「上条くんに続くイケメンを……!」

クラスC「上×土のネタも飽きてきたところ……フヒヒ」


上条「へー、転校生かあ」

土御門「この時期に珍しいにゃー」

土御門(今恐ろしいことが聞こえたような……)

小萌「コホン、今回の転校生ちゃんは……女の子です! ? やったぜ野郎ども。残念でした子猫ちゃんたち。では入ってきてください!」



フレンダ「……」スタスタ


クラスA「金髪碧眼美少女キター!!」

クラスB「可愛い……ユリもありかも///」

クラスC「仕方ない……土×上にしよう」


上条「おーキレイな人だなー」

土御門(このクラスマジでヤバイぜよ……。まあ、青ピが学級委員長の時点で終わってるが)

小萌「では転校生ちゃん、自己紹介をお願いします!」

フレンダ「フレンダ



上条「俺の名前は上条当麻。よろしくな、フレンダさん」

フレンダ「よろしくー、あと呼び捨ていい訳よ」

上条「そっか、わかった」

フレンダ(ふーん……なるほどなるほど。データで見たとおり)

フレンダ(あとはテキトーに学校通うだけ……楽だわ)


──────


キーンコーンカーンコーン


上条「終わったー」

土御門「そうだにゃー」

上条「てか何で土御門いんだよ! ? お前は2限で終わりだったろ?」

土御門「……ぜよ」ボソッ

上条「はい?」

土御門「舞夏に断られたぜよ!」バンッ



上条「残念だったなシスコン軍曹」

土御門「さっき電話で『兄貴ー、今日やっぱ無理、んじゃ』って言われたにゃー……。も、ももしかして舞夏の反抗期!?」

上条「こりゃ重症だな……」

フレンダ「かみじょー」

上条「おーフレンダ、なんかようか?」

フレンダ「よかったら一緒に帰ろー?」

ザワザワ?

クラスA「フレンダちゃんから上条に……!?さっき僕誘ったら断られたのに……」

クラスB「フレンダさんいいなあ……」

クラスC「わわ我は上フレなど認めんぞ……! ? 上×土が至極!」

上条「てか3限から俺マンツーマンじゃなかったのか?」

クラスA「それは……」チラッ

フレンダ「?」

野郎ども(フレンダちゃんがいるからとは言えない……)

土御門(分かりやすい奴らだにゃー)



フレンダ「早く帰ろー」グイグイ

上条「あ、ああ。また明日なー」

野郎ども「明日上条殺ス……!!」

土御門「まったく、カミやんのフラグ建築能力は凄まじいにゃー」

土御門(いや、待て。今日カミやんとフレンダは初対面。カミやんのラッキースケベも発動してない。なのに何故……? ? なにか目的があるのか……?)

土御門「ま、いっか」


帰り道


上条「フレンダ、そんなに引っぱんなよ!」

フレンダ「あ、ごめんごめん」パッ

上条「で、俺に何かようか?」

フレンダ「へ?」

上条「俺とフレンダは今日初対面だろ? ? まだ一緒に帰る仲じゃ……」



フレンダ「ダメなの?」

上条「え?」

フレンダ「今日初対面だからって、一緒に帰っちゃダメなの?」

上条「い、いや。そういう訳じゃないんだけど……」

フレンダ「じゃあいいじゃん!」

上条「あ、ああ……」

上条(メッチャ良い子じゃん! ? 疑って損しましたよ!)

上条(いきなり『一緒に帰ろう?』とか言われたら疑っちゃいますよ! ? そりゃあ!)

上条(疑ってた上条さんがバカでした……)




御坂「あ、アンタ! ? 見つけたわよ!」


上条「やべ、ビリビリだ」

御坂「ビリビリじゃない! ? 私には御坂美琴っていう名前が……! ? このやり取り何回目だろ……? ? まあいいわ、今日こそ勝負しなさい!」

>>39
Oh……すまん




フレンダ「フレンダ

ありゃ、かけない
何故だ?

これで書けてなかったら申し訳ない




フレンダ「フレンダ=セイヴェルンです。……よろしく!」

野郎ども「うおおおおおおおおお!!」

吹寄「ほんとバカばっか……」

小萌「フレンダちゃんの席は上条ちゃんの後ろです」

フレンダ「上条……くんの席は?」

上条「あーここだぞー」ヒラヒラ

おお、書けた。
今日の投稿は終わりです。
皆さんレスありがとうございます。

ちょっとフレンダの口調おかしいかも……?

皆さん、良いお年を。
では

!のあとに?が入ってる……
!のあとにスペース開けるの辞めよう
すみませんでした

エタったかな

もう1ヶ月・・・


>>55
一応生きてます
>>1がとっても遅い筆なんです、申し訳ないです

>>56
もう1ヶ月立ってましたか……


今日の夜投稿出来たらしたいです



上条「……フレンダサン」

フレンダ「んー?」

上条「今から不快なことをするかもしれませんが、あとで土下座でも何でもするんで許して下さい……!」

フレンダ「?いい訳よ」

上条「それじゃあ……」ギュッ

フレンダ「えっ」

上条「うおおおおおおおおお!!」ダダダダッ

御坂「ちょ、待ちなさい!」

上条「待てって言われて待つわけねえだろー!」ダダダダッ

フレンダ(手……こいつ、結構大胆な訳よ。あとどうして逃げるんだろう?)

上条(手、柔らか!?女の子の手ってこんなに柔らかいのか……)


──────


上条「はあ……はあ……!撒いたか……!?」

フレンダ「そうみたい……」

28

上条「すみませんでした!!」ズサッ

フレンダ「うわ、キレイなジャンピング土下座……じゃなくて! どうして謝ってる訳!?」

上条「フレンダサンに不快なことをしてしまったからです!」

フレンダ「不快なこと?」キョトン



上条『それじゃあ……』ギュッ

フレンダ『えっ』




フレンダ「あれのこと? 全然不快に思ってないよ」

上条「……それは本当でせうか?」

フレンダ「手を握られたくらいで怒るわけないじゃん」

上条「」ブワッ

フレンダ「え!? ど、どうして泣く訳!?」アセアセ

上条「………何べもないでず」

29

上条(上条さんが生まれてきて、ここまで優しい女の子に出会ったのは初めてだ……)

上条(出会い頭に電撃を飛ばしてくる奴もいたり、少しロマンを語っただけで頭突きしてくる奴もいた……)

上条(こんなにええ子に会ったのは初めてや……!)ジーン

上条「───フレンダ!」

フレンダ「なにー?」

上条「これからよろしくな!」

フレンダ「───よろしくって訳よ!」


翌日、7月20日


昨日は晴天だったはずなのに何故かカミナリが落ち、そのカミナリによる停電のせいで、上条当麻の部屋は茹だるような熱気に支配されていた。

上条「あづい……」

それは冷蔵庫の中身が絶滅していることを意味していて

上条「うわ、焼きそばパン腐ってる……!」ポイッ

非常食のカップ焼きそばを流し台にぶちまけ、財布を探している内にキャッシュカードを踏み砕き、担任から『上条ちゃーん、バカだから補習でーす』とLOVEコール。これで2日連続である。

上条「不幸だ……」



上条「よおし。天気もいいし、気分を入れ替えて布団でも干しときますか……」

上条「空はこんなに青いのに、お先真っ暗」ガラッ

上条「土御門も布団干してんのか。今日は絶好の干し日和だな」



上条「さて、補習に行きますか」




上条「って何でだよ!」

土御門「朝からどうしたんだー、カミやん?」

上条「今日補習だろ、何でクラス全員いんだよ!」

土御門「それはわかりきってることだにゃー」

青ピ「金髪碧眼美少女の転校生が来たと聞いて、飛んで来たんや!」

上条「あ、やっぱりお前も来てたのか」

青ピ「美少女あるとこ青ピありや!」ドヤッ

吹寄「ッ!」ドゴッ

青ピ「がはっ……な、なんでや。ボク、何か悪いことした……?」バタン

上条「朝から青ピは絶好調だなー」

土御門「だにゃー」



フレンダ「おはよー」ガラッ

野郎ども「おはようございまああああああす!!」

フレンダ「朝から元気ね」

クラスA「おはようフレンダちゃん!」

フレンダ「おはよー」

クラスA「フレンダちゃんが僕におはようって……いやっほおおおおい!」

クラスB「おはようフレンダさん!」

フレンダ「おはよう」

クラスB「っ///」

土御門「フレンダ大人気だにゃー」

上条「そうだなー」

フレンダ「おはよー、かみじょーと土御門」

土御門「おはようだぜい」

上条「おはよ」



青ピ「おはよう、フレンダちゃん」キラキラ

フレンダ「誰コイツ?」

青ピ「ボクの名前は青髪ピアス、よろしゅう」キラキラ

フレンダ「無駄に光ってる訳よ」

青ピ「因みにボクぁ落下型ヒロインのみならず───」

吹寄「青髪、懲りてないようね……もう1発!」ドゴッ

青ピ「」チーン

上条「お仕事お疲れさまでーす」

土御門「お疲れだぜい」

野郎ども「おい上条……!」ゴゴゴゴゴ

上条「ん? あの、皆さん……どうしてそんなに殺気立っているのでせうか?」

クラスA「問答無用だ! やっちまえ!」

野郎ども「うおおおおおお!」

上条「何でか分からないけど不幸だああああああああああああああ!!」



1週間後


絹旗『そちらは超どうですか?』

フレンダ「んーまあ楽しくやってるよ」

絹旗『そうですか』

フレンダ「あれれー、モアイちゃんもしかして寂しいかったり?」

絹旗『そんなことは超ありません。帰ってきたら潰しますね』

フレンダ「じょ、冗談な訳……」

絹旗『それより、対象の動きはどうですか?』

フレンダ「えっ、かみじょーのこと?」

絹旗『………随分親しげですね』

フレンダ「そう?」

絹旗『別に仲良くするのはいいですけど、ちゃんとい」



フレンダ「はいはい、分かってる」

絹旗『それならいいですけど……。あと、もうひと」

フレンダ「それじゃあ切るね」

絹旗『あ、ちょっ───」ピ


フレンダ「早くお風呂入ろっと♪」

フレンダ「早く明日にならないかなー。かみじょーといろいろ話したいし」


────


絹旗「……」ツーツー

絹旗「フレンダ……」

絹旗(フレンダはまだ超気づいてません。裏の人間が表に触れすぎるとどうなるか……)

絹旗(それはまた、表に超戻りたくなることです)

絹旗(私たちは悪党です。ですが人間でもあります。楽しいと思う時もあるし辛い時もあります)

絹旗(道を間違えたら逆戻り、なんて出来る訳超ありません)



絹旗(こちらに来たら常に前進しかできない)

絹旗(だから言おうとしたんです)

絹旗(『バカなことは超考えるな』、と)

絹旗(アイテムのリーダーはLevel5の第4位、麦野沈理です)

絹旗(信頼できると同時に敵に回すと超危険です)

絹旗(フレンダが表に戻りたい、なんて言えばすぐ消し炭になってしまいます)

絹旗(私はフレンダを信じています。だから変な気は超起こさないでください)



フレンダの部屋



フレンダ「……」ゴロゴロ

フレンダ(毎日が楽しくて充実してて新鮮……)

フレンダ(でもこんな生活もいつまで続くか分からない。いずれ終わりは必ず来る)

フレンダ(こんな生活をいつまでも続けたい。でも……)

フレンダ「未練なんてないのに、どうしてこんな気持ちになるんだろう……」


お風呂に行って来ます

帰宅しますた、再開



──────


フレンダ「遊園地?」

青ピ「そうや! よかったらボクと一緒に行かへん?」

フレンダ「無理」

青ピ「………どうしても?」

フレンダ「却下」

青ピ「」シクシク

土御門「元気だすぜよ青ピ」

青ピ「つっちー……! よかったら」

土御門「それは無理ですたい」

青ピ「デスヨネー」

フレンダ(遊園地ね……もう何年も行ってないし、やっぱり行こうかな)



フレンダ「青髪、やっぱりいいわよ」

青ピ「ほ、ホンマに!?」

フレンダ「うん」

青ピ「つ、ついにボクの時代来たでえええええええ!!」

フレンダ「そのかわり!」

フレンダ「か、かみじょーも一緒に……」モジモジ

青ピ「」

土御門(あちゃー、やっぱりカミやんに惚れてたか)

土御門(でもフレンダ本人は多分気づいてない……これはおもしろくなってきたにゃー)

上条「ん? 俺も行っていいのか?」

フレンダ「もちろん!」

上条「それだったら皆で行ったらどうだ?」



青ピ「え」

上条「皆で行ったほうが楽しいだろ?」

青ピ「そ、そやねー」

土御門「青ピ、諦めるぜよ」

青ピ「ちっきしょおおおおおおお! なんでカミやんばかり!」

フレンダ(やった! かみじょーと遊園地っ!)

フレンダ「んふふー♪」

上条(フレンダと遊園地か……楽しみだな)

土御門「そろそろカミやんにも春がくるかにゃー」







麦野「おい、フレンダの様子はどうだ?」

『えっと……非常に言いにくいんですが……』

麦野「早く言え」

『来週の日曜日、遊園地に行くみたいです……』

麦野「……いいご身分だな、とっとと帰ってこい」

『りょ、了解!』

麦野(まあいい。アイテム辞めるなんざ言いやがったら即ブチ殺してやる)

滝壺(むぎのが怖い顔してる……)

絹旗(……)


──────


上条「はあ…はあ……! 悪い、遅れた……!」

青ピ「遅い……遅いでカミやん!」

吹寄「上条当麻っ、遅いわよ! 時間厳守!」

上条「す、すまん」

土御門「またお得意の不幸が起こったのかにゃー?」

上条「い、言い訳じゃないが階段からコケ、そのあと全ての信号に捕まり……」

フレンダ「お、おはよっかみじょー」

上条「それから鳩の……ん? おはよ、フレンダ……サン?」

フレンダ「黙らないで欲しい訳よ……」

上条「か、可愛い……」

フレンダ「えっ///」

上条「あ、ああいやえっと……に、似合ってるぞ……その服//」



土御門(カミやんから褒めるなんて……!? まさかカミやん、フレンダのこと……!)

土御門(これはもしかしたらもしかすると……!)

青ピ「皆揃ったし、出発や!」




吹寄「フレンダさん、そろそろ学校生活に慣れたかしら?」

フレンダ「一応ね」

吹寄「分からないことがあったら遠慮なく、聞いて頂戴ね」

フレンダ「うん。ありがと、吹よ」ドンッ

フレンダ「いたっ」ドサッ

「…………」スタスタ

吹寄「ちょっと、前見て歩きなさいよ!………感じ悪い奴……」

青ピ「よし、あの男死刑や! 死刑にしたるうううううう!」

上条「大丈夫かフレンダ?」

フレンダ「う、うん……大丈夫な訳///」

上条「全く……謝りもしないで」

青ピ「あの男何処行ったあああああああ!!?」



遊園地


上条「はい、遊園地に到着」

青ピ「次見かけたら必ず死刑や……」

上条「まだ根に持ってやがる……。それにしても、いろいろなアトラクションあるなー」

青ピ「………まだオープンして1週間なんやで」

土御門「人がいっぱいいるにゃー」

吹寄「結構いいところじゃない」

フレンダ「青髪にしてはなかなかな訳よ」

青ピ「せやろー? よかったらボクを褒めてー」

フレンダ「それがなければよかったのに」

吹寄「まあコイツはバカの1人だから仕方ないわ」

土御門(俺も馬鹿に含まれているのだろうか)

青ピ(当たり前や)

土御門(直接脳内に……!? 青ピは精神系能力者だったのか!?)



フレンダ「今度はかみじょーと2人きりで来たいな……」ボソッ

上条「フレンダ何か言ったか?」

フレンダ「べ、別にっ」

上条「俺は今度フレンダと2人きりで来たいな~」

フレンダ「!?」

土御門「ッ! カミやん!?」

上条「やべっ、今口に出てたか!?」

青ピ「カ~ミ~や~ん~?」

上条「青ピ、取り敢えずその拳下ろそうか」チラッ

フレンダ「///」

青ピ「問答無用やあああああああ!」

吹寄「ッ!」バキッ

青ピ「」


上条「あ、ありがと……吹寄」

吹寄「別にお礼はいらないわ、癖だし」

フレンダ「癖?」

土御門「吹寄が青ピに制裁するのは日常茶飯事だからにゃー。馴れとは怖いぜいよ」

吹寄「仕方ないでしょ」

土御門「流石に青ピが不憫ぜよ」


上条「おーい青ピー」

青ピ「カミやん……」

上条「大丈夫か?」

青ピ「ま、まだ認めたわけやないけど」

青ピ「ちゃんと、フレンダちゃん守るんやぞ」ボソッ

上条「? おう」

青ピ「だったらええよ」

土御門「! 青ピが認めただと!?」

やっと半分……
今日は終わりです

この作品が終わったら風紀委員物とか書いてみたいですね

フレンダの私服は白のワンピースです。
pixivかどっかにあったような……

では、また次回に


あと、レス返信遅いですけど

>>26
咲SSと巨人SSを書いてました
いくつか落としてしまいましたが……
また投稿し直したいですね

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