恒一「女の子を酔っ払わせてしまった・・・」(221)

気分と思いつきに任せて書いていく

誰を酔わせてしまった?
>>5

おばあちゃん

三神宅

恒一「どうぞ、上がって上がって」

佐藤「おじゃまします」キョロキョロ

恒一「こっちが僕の部屋だから」スタスタ

佐藤「う、うん」

佐藤(男の子の部屋って入ったことないから、ちょっと緊張しちゃうな……)ギクシャク

ガラッ

恒一「ええと、まあ汚くはないと思うけど」

佐藤「う、ううん、ちゃんと掃除されてるね」

恒一「掃除してるのはおばあちゃんなんだけどね。僕飲み物取ってくるから」

佐藤「あ、うん……」

佐藤「……」クンクン

佐藤(ちょっと甘い匂いがする。なんだろう、汗の匂いなのかな)

佐藤(読書家なんだ、らぶ、くらふと、へぇ……すてぃーぶん、きんぐ、全然知らないや……)

佐藤(プリントとかちゃんと整理されてるなあ、やっぱり頭が良いとこういう所にも目が利くのかな?)

佐藤「……なんか物色してるみたいだしやめておこう」

佐藤「……」ソワソワ

佐藤(でも落ち着かない……)

恒一「さてと、請け合ったは良いけどなにかあるかな、っと」

ガチャッ

恒一「あれ、麦茶がない……牛乳はちょっと、なあ……」ガサガサ

恒一「んー、この変なボトルに入ってるのくらいしかないのか。しかも一人分がせいぜい……」

恒一「これって怜子さんが買ったヤツだっけ? でも手ぶらはなあ、買ってくるわけにもいかないし」

恒一「仕方ない、あとで謝ろうか」ガタッ

トクトクトク……

恒一「色合いがちょっときついな、ブドウジュースなんだろうか……」

18歳 男 A型 身長165センチ 5人家族 Fラン薬学1年生 ぼっち
汚い1人部屋に住んでいる 口癖は「死にたい、行きたくない、疲れた」
性格:幼児期より変わらず根暗(周りからはいいかげんと言われる)
チャームポイントは鼻 好きな動物は猫 趣味はネット 得意料理はチャーハン
親に小遣いをもらっている(バイトしろバイトwww) 服は親が買ってくる チェック柄がお気に
初恋は5歳の時 大人しめな子だった ロングの子が好き 28歳で結婚したい(無理に決まってんだろww鏡見ろww)
運動神経が悪いwwチームスポーツ苦手www
頭も寝相も視力も悪い おまけに手先は不器用(ちょwwお前の良い所どこだよwww)
アニメ好き 今期は「咲」一択www

佐藤「……」ソワソワ

ガラッ

恒一「ごめんね、待たせて」

佐藤「ううん。あれ、榊原君の分は?」

恒一「ああ、これしかなくてね。別に僕は喉乾いてないし」

佐藤「でも……」

恒一「それに佐藤さんはお客様だしね。遠慮しないでよ」

佐藤「そ、そう? じゃあ、いただきます……」ゴク、ゴク

佐藤「あ、これおいしい……」

恒一「そう? よかった。それじゃ、この間話してたレシピのことなんだけど」

佐藤「うん、これなんだけど……」ガサゴソ

恒一「へえ、鶏むね肉にハチミツをもみこむことでこんなに柔らかくなるんだ……」モグモグ

佐藤「うん。焼く時もフライパンで蒸し焼きにすれば時間もかからないし」

恒一「なるほどな……佐藤さんって、こういう情報はどこから仕入れて来るの?」

佐藤「朝のニュース番組とか、あとレシピ本を読みあさったり。他に趣味がないからこれくらいしか……」

恒一「でもすごいよ。この間持ってきてくれたサンドイッチもおいしかったし、中学生でこんなに出来るなんて」

佐藤「た、たまにやるだけだし……」

恒一「たまにやるだけでこんなにやれるならもっとすごい」

佐藤「そ、そんなに褒められても……」

恒一「はは、ごめんごめん」ニコッ

佐藤(やっぱり男の子って料理出来る子は好きになってくれるんだ。やっててよかったぁ)

恒一「え、そんなにオリーブオイルを入れるの?」

佐藤「オリーブオイルはカロリーも少ないし、それに炭水化物にも絡むから……」ゴクッ

佐藤「……ふぅ」パタパタ

恒一「ん、暑い? 扇風機持ってこようか?」

佐藤「あ……うん、お言葉に甘えようかな……」パタパタ

恒一「じゃあちょっと待っててね」スクッ

佐藤(……でも、部屋が暑いんじゃないし、体の中からほてってきて……炭の種火って、こんな感じなのかな)パタパタ

佐藤「……」タラリ

恒一「お待たせ、って汗かいてるじゃん、そんなに暑かった?」

佐藤「んーん……部屋は、そんなに暑くない……」トローン

恒一「まさか、風邪? ちょっとおでこ触ってみていい?」

佐藤「いいよぉ……」トロォ

恒一(うっ、力が抜けてしなだれかかってる佐藤さんって……いやいや落ちつけ落ち着け)ペタッ

恒一「……ちょっとあったかいけど、でも風邪なのかな、これ」

佐藤「んー、風邪ならこうして榊原君に看病してもらえるから、それでもいいんだけどぉ」

恒一「……え?」

佐藤「んー? 私何か言ったぁ?」

恒一「い、いや?」

佐藤「んふふぅ」

恒一(そ、空耳……?)

恒一「と、とにかく横になってもいいよ。僕は気にしないし」

佐藤「大丈夫らよぉ、これくらい、どーってこと」フラァ

恒一「わっ」ガシッ

佐藤「うー、ありがとう榊原くーん」スリスリ

恒一「さ、佐藤さん本当に大丈夫!?」

佐藤「らーじょーぶらーじょーぶ、ほら、こうして力だって入るしぃ」ギュッ

恒一「それは大丈夫って言わないと思うよ!」

佐藤「それより料理の話しよー。男の子はぁ、料理が出来る女の子が好きなんだもんねえー」

恒一(な、なんなんだ一体……!?)

佐藤「それでねえ、悠がゆーにはぁ、ってダジャレじゃないよぉ? あははっ」ケラケラ

恒一(いったい佐藤さんに何があったんだ……これって、酔ってるんだろうか? それにしてもなんで……)

佐藤「榊原君はお母さんっ子っぽいよねえ、だから料理出来る女の子が好きなんだあ」

恒一「お、お母さんは、生まれた時に……」

佐藤「あっ……ご、ごめんね、ごめんね榊原君っ」ギュッ

恒一「だ、大丈夫だよ、全然覚えてないしね。それと抱きついてくれなくても大丈夫だよ?」ハガシハガシ

佐藤「それならお母さんが欲しいよね、私なら料理も出来るし洗濯とか掃除とかちゃんと出来るよ、それにお母さんとなら出来ないことだって」ギュウウ

恒一「よくわかんないけどそれ以上言わなくていいよ!」

恒一(酔ってるってことはお酒……あっ!?)

恒一(あ、あれってもしかして……)

恒一「さ、佐藤さん? コップ空だし新しい飲み物もってくるよ、水しかないけど……」

佐藤「じゃーついてくー」ギュッ

恒一「い、いや別に一人でも」

佐藤「榊原君はぁ、女の子を一人にさせるつもりなの?」ウルウル

恒一「っ、そんなつもりじゃ……」

佐藤「あはは照れてる照れてるー、涙目に弱いってホントだったんらー」ケラケラ

恒一「……」

恒一(……佐藤さんって引っ込み思案だったよな。酔ってる時って本性が明らかになるっていうけど……)

恒一「水持ってくるだけだからすぐ済むよ、それじゃっ」ダッ

佐藤「あっ、まってぇ……ふぇっ」ビタッ

恒一「さ、佐藤さん!?」

佐藤「いたぁい……榊原君のせいらぁ……」グスッ

恒一「ご、ごめん……」

佐藤「……あるけない、だっこして」

恒一「……え?」

佐藤「だっこ」ジッ

恒一「……」

佐藤「榊原君って細いねー」スリスリ

恒一(なんでこんなことに……おおよそ見当はついてるけど……)

佐藤「ふっ」

恒一「うわっ!?」ガクッ

佐藤「あははぁ」ケラケラ

恒一「……佐藤さん、実はそんなに痛くなかったり?」

佐藤「んー? 何の話ー?」スリスリ

恒一(腹黒? いや、小悪魔……よくわかんないけど僕は弄ばれてるみたいだ……)

ジャー

恒一「ほら、佐藤さんお水」

佐藤「んぅ、手がぁ……」

恒一「もう引っかからないよ」ガシッ

佐藤「ふへへぇ」ゴクゴク

恒一(あのボトル……アルコール度数3%、チューハイ……ともかくやっぱりお酒だったんだな)

恒一(でも3%って大した数字じゃないんじゃないのか? 未成年だからか……)

佐藤「榊原君もお水飲んだらぁ?」

恒一「えっ、いや僕は」クルッ

佐藤「んぅー」

恒一「うわっ近っ!?」バッ

佐藤「……ちっ」

恒一「今普段の佐藤さんなら絶対しないことが行われた気がするんだけど気のせいかな?」

佐藤「んははあ、じょーだんらよじょーらん」クスクス

恒一(それにしても今相当キツイ臭いがしたな。怜子さんにからまれた時によく嗅ぐアレか……)

佐藤「キッチン片付いてるねえ、使いやすい物はちゃんと近くにあるし」ガチャガチャ

恒一「あー刃物の近くなんだから危ない危ない」ガシ

佐藤「ふぁー」クタァ

恒一「やれやれ、まさか酔っ払いの相手を怜子さん以外でやることになるとは……」

恒一(とりあえず酔いを醒ますか、それか落ち着かせてあげよう。何よりこれ以上佐藤さんのイメージを崩したくない……)

恒一(水は飲ませたし会話は出来るし……とりあえず寝かせればいいのかな?)

佐藤「さかきばらくぅん?」

恒一「ん、なに?」

佐藤「すきー」ニコッ

恒一「……はい?」

恒一「……そ、それも冗談、だよね?」

佐藤「あはは、そっちこそ何のじょーだんー?」ヘラヘラ

恒一「……ってことは?」

佐藤「榊原君はー、鈍感だよねー、女の子をー、おうちに誘ってもそんなこといえるんだからぁ、どうしよーもないっ」ビシッ

恒一「い、いたいよ……」

恒一(大して痛くもないけど、それより……)

佐藤「うはは、おあいこ、おあいこぉ」ベシベシ

恒一「いたいいたい」

恒一(そ、そっか、佐藤さん、僕のことを……)カァァ

佐藤「ん、恒一君も風邪ぇ?」ズイッ

恒一「ち、違うよ、だから近づかなくてもいいよ」グイッ

佐藤「ふえぇ」

恒一「ほら、佐藤さん横になって」

佐藤「んくぅ?」ファサァ

恒一「はぁ……」

恒一(寝かせたは良いものの、どうしたらいいんだろうなあ。返事するにしても、佐藤さんがこんな状態じゃ……)

恒一(もっとちゃんとした形で返事もしたいし、よくよく考えてみるとロマンも何もあったもんじゃない……)

佐藤「こーいちくーん、いるのかぁー?」フリフリ

恒一「あぁ、横に寝転がればいるよ」

佐藤「ん、そっちかぁ、よいしょっ……ほんとらぁ」ニコォ

恒一(……可愛いんだけどなぁ)カァァ

佐藤「こーいちくん、手っ」スッ

恒一「えっ、な、なんのために?」

佐藤「手ぇー」ズイズイ

恒一「……はい」ギュッ

佐藤「んふふー」ニギニギ

恒一「……」フイッ

恒一(佐藤さん、かぁ。料理が出来るってことで話すようになったけど、そこまで付き合いが深いわけでもなかったし)

恒一(でも佐藤さんはきっと、僕のことを……はぁ、女の子として、かぁ)

佐藤「あふぅ……」スリスリ

恒一「……こすりつけるのやめてよ」

恒一(いっそ今日のことはなかったことに、ってわけにもいかないか……)

佐藤「ふぅ……」スゥ...スゥ...

恒一「ん、佐藤さん?」

佐藤「ん、すぅ、すぅ……」

恒一「寝ちゃった……? 手、握ってるまま」

恒一(助かったんだかそうでもないんだか……起きてる時、覚えてるかな、佐藤さん)

佐藤「んにゅ、こー、いち、くん……」スヤスヤ

恒一(覚えてなくても、ちゃんと応えてあげるべきなんだろうな)

佐藤「すぅ、すぅ……」

恒一(……見守ってるうちに頭撫でたくなってきた……)スッ

佐藤「……」

恒一「……」ナデ...

佐藤「えいっ!」ガバッ グイッ

恒一「うわっ!?」バタッ

佐藤「ふふふ、またひっかかったぁ」ニヤニヤ

恒一「え、えっ、え!?(ち、近、ていうか僕ベッドに!?)」

佐藤「こーいちくーん、いっしょ寝よ―?」

恒一「え、ちょっまっ、寝るだけならそんなに近寄らなくてもっ」

佐藤「あばれんなよぉ」グッ

恒一(う、動けないっ!? どこにそんな力っ!)ジタバタ

佐藤「ふひひ、恒一君、恒一君っ……」ハァハァ

恒一(酒くさっ、熱い、近い、だ、誰かっ、誰かっ!)

佐藤「んぅ」ドサッ ギュッ

恒一「はわっ!」

恒一(ま、真正面から抱きつかれて、うわあああああ! うああああああ!!)ジタバタ

佐藤「良い匂いらなぁ、こーいちくん、さすがこーいちくん」ズイッ

恒一「佐藤さん! 順番ってものがあって、これ以上は! だから顔近付けちゃ……」

佐藤「んむっ」チュッ

恒一「はうっ」

佐藤「はむぅ、ちゅー……」フー フー

恒一「う、ううっ」フー フー

恒一(唇柔らかい……息が……)

恒一「ん、ふっ」フー フー

佐藤「……」フー...フー...

恒一「……?」

恒一「ぷはっ! はぁ、はぁ……さ、佐藤さん?」

佐藤「すぅ、くぅ……」スヤスヤ

恒一「お、おーい?」ユサユサ

佐藤「んぅ? ……くぅ」クタァ

恒一(た、助かった、間違いなく僕は助かった……)

翌日 学校

恒一(あれから佐藤さんは何を言うこともなく僕の家から帰って行った……というか僕が色々と口実をつけて帰してしまった)

恒一(佐藤さんはあのことを覚えているのだろうか? どちらにしても僕は告白の返事をしなければならないので、佐藤さんに話しかけなくてはいけない)

恒一「あ、あのさ、佐藤さん」

佐藤「あ、榊原君。昨日はごめんね、榊原君のおうちで寝ちゃうなんて……」

恒一「あーいいんだよ、きっと佐藤さんも疲れてたんだろうし……それより、昨日何があったか、覚えてる?」

佐藤「? んー……それがね、行ったことは覚えてるんだけど、何したか、までは……」

佐藤「でもタッパの中身が空っぽだったから、味見はしてくれたんだよね?」

恒一「う、うん。おいしかったよ」

佐藤「そっか、よかったぁ。今日はね、トマトソースをかけたアジを持ってきたんだけど……」

恒一(まるで覚えていないらしい。恐ろしいな、アルコール3%……)

恒一「あの、さ。佐藤さん。それより話したいことが、あってね……」

佐藤「? なに?」

恒一「正直に言うけど……昨日、佐藤さんは僕の家で酔っ払っちゃったんだ。僕が差しだしたお酒を飲んで」

佐藤「え……?」

恒一「実は、その時の拍子に僕は佐藤さんから好き、って言われたんだ」

佐藤「……えっ……ふえぇぇっ!?」

恒一「あ、あの、酔った勢いだったろうし、それに好きっていうのも一度だけだったし、確証は持てないんだけど……」

佐藤「あ、あうぅ……」カァ

恒一「でも、昨日の内に考えてみたんだ。酔った勢いで、なんて片付けるのは、申し訳ないし」

恒一「それに、僕自身佐藤さんから好きって言われて、それからずっと佐藤さんのことばっかり考えてた」

佐藤「あ、あ……」ジワッ

恒一「僕は、佐藤さんのことが好きです」

佐藤「わ、私も、榊原君が好きです……に、二度目だけど……」

恒一「うん、よかった、聞き違いなんかじゃなくて」ニコッ

佐藤「は、はい……」ウルウル

恒一「あ、涙」スッ

佐藤「あ、ありがとう……ぐすっ、で、でね、私も、言わなくちゃいけないことがあるの」

恒一「?」

佐藤「本当は、覚えてるの、昨日のこと。それに、酔っ払ってる間もぎりぎり正気で……」

恒一「え、えっ!?」

佐藤「ご、ごめんなさい……」

恒一「あ、謝らなくてもいいけど……ど、どのあたり?」

佐藤「ね、眠っちゃうところまで……?」

恒一「……」

佐藤「抑制は効いてなかったし、体の動くままに任せてたけど、でもこれでいいや、ってことは考えてて」

佐藤「いざとなったら忘れてた、ってことにして、後のことはほとんど考えずに……」

恒一「……ということは?」

佐藤「お、おおむね願望通り……?」

恒一「……ああいうことをしたかった、と?」

佐藤「……」コクリ

恒一「……」カァ

佐藤「……」ジィッ

恒一(覚悟を、決めなければならないんだよな……)

佐藤ルートEND

正直いきなり佐藤さんの安価に当たるとは思わんかった。ある程度頭の中でスケッチはしてたけど

需要があれば
>>70

見崎鳴ちゃん!

鳴ちゃん

よしよし

三神宅

恒一「上がっていいよ」

鳴「お邪魔します」

恒一「ええと、僕の部屋はこっちだから」

鳴「そう」テクテク

恒一「一人で大丈夫?」

鳴「大丈夫よ」

恒一「……それ以上行ったら行き止まりだよ。僕の部屋はそこの襖を開けたところ」

鳴「っ! な、何か見えたから……」

恒一「そっか、じゃあ僕は飲み物取ってくるから」

鳴「……」

鳴「……」クンクン

鳴(ちょっと腐った木の匂い。空き部屋だったのか……)

鳴「……」ガサゴソ

鳴「これって榊原君のお母さん……?」スッ

鳴「やっぱり……ちょっと似てるな。三神先生よりも、榊原君の方に」

  。o≦ ̄ ̄ ̄≧o。
        /.::::...       Y⌒ヽ、

.      /. :::::::::::::....      { _厄 } 〉
      / .::::.::::::::::::::::::::.........  (_厂ア
      i:::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::!:::. :`ー"ヽ
      |::::::::::::::、\:::::::::|\ヽ:|::::: ::::::::::::|
     ハ::::::八:::|\N::::::|ィ云ミ、:: ::::::::::::|

     | !::::::\:ィf示、\| 弋:::r)|゙:::::::::::::|  支援っと

     | ゚::::::゙\{ 乂ン   とつノイ::::::::::ノ  
     | ゚::.:::::::::とつ  __  .イ/:::、/
     |  \:::::::::::≧─‐≦/"`ー‐'
     |   `〉:::::乂::/i/ / ゚%

     ヽ._ノ /'⌒゙ // :´ / イ  \
        ___/ {⌒x⌒丶.|   / ̄ ̄\
       /     .:! ̄ ̄ ̄¨::|         /´
       \    :{ ゚゚゚̄ ̄ ゙̄|      /
          |   ::} ̄ ̄ ̄ ̄`V゙    |
          |   :|        |:    |
          |:.rv⌒|        |:::::__,,: : |
          |::ヽゝ.」        |:::::〉 フ |
          |::: __/)|:.      .:::|::::::rvァ|
          |::::::〉ノ|: : : : :  .: : :::::|_:::::ゞヽ|
         \_/'|: : : : _、j-ァ:::::|\_/
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            ヽ____/

              ヽ_/V_/


>>84
設定資料のかww
仕事速過ぎwwwww

恒一「請け合ったは良いけど何もなかったので怜子さんの飲み物をくすねてきました」

ガラッ

恒一「おまたせ、あ、それ……」

鳴「あ、ごめんね。見えちゃったから……お母さん、だよね?」

恒一「うん。わかると思うけど、隣が三神先生」

鳴「お母さんも、絵を描いてたの?」

恒一「趣味程度だったらしいけどね。僕と同じ。遺伝なのかな、ここの家の、それからもっとさかのぼって先祖代々の」

鳴「どうかしら。でもどの道、榊原君の中にお母さんの性格が残ってることになるよね」

恒一「……飲み物、飲む?」

鳴「ありがとう、あれ、榊原君のは?」

恒一「ああ、これしかなくて。遠慮しないで」

鳴「そう、じゃあいただきます」ゴクゴク

>>86
こっちもあった

                。o≦ ̄ ̄ ≧o。¨|ー─‐ 、
          /⌒:.i^/: : : : : : : : : : : : \⌒Y:: :.      (⌒⌒)
          |::: <¨ /__: : : : : : : : : : : : : :.  \」::: |   ~  \/
          |::.. >'/ i: : : : : : : : : 、: : : : :.  }:: :
          ヽ: |/ .::|: : : : : ::. :\ \: :ヽ : l |::  |  ._ /ーt_
         〈⌒Y⌒|::: ::::ハ. \ {::...  ぃ.ヽ::|::. l/::: :| < V  ノヽ |
        /⌒ヽ._  |:::. ::.! \_{\ \ーヽ≧〉イ^i::  :| 「¨ヾ__ 'ンー‐ァ
       >--]  y\::..廴ィf竓ミ ̄ 〃ri:::) | /:: i⌒¨ く  ⌒シ二
      〔  /ヽ_ム 、 Tヽ `弋rjノ    とつ/´ .。*√>  ,へ| ト' /
       `T\/〃 」 |¨、 ∧とつ     /{ ´  / |\/、/! | ー′
.        \_/~⌒:: \}| `ー- ^ ≦ ヽ し/ :::| |    ′メ
          / ノ:: /、_ノ'∨/ マ/   |/!  .::゙| ヽ、
           |/::::.. /    }: ̄ ∧ ̄ ̄ { │ :. :| ヾ.|
          /\:: ′    /  /Aム    |  ヽ. :. ヽ ||
.         |:::::/ .|    /  /_r‐i_ム  |    \ :|ノ'
          \! 八   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´{  '、_)ノ
           \   / i    i     {
.               `ー'/ :||   ||   ト ∨
              /__儿__||   |  ∨

                |    }  ̄ ̄、¨¨¨「
                   }___′    ヽ─:|
                 }:::::::}     ゚%::::|
.                 }::::::|       }::::}
                 }:::::|      }::::|

                 「⌒i      「⌒i
                 ー‐      ー‐

恒一「へえ、これがベクシンスキー……おどろおどろしいね、ドクロとか、スケルトンの恐竜かな、これ」

鳴「この絵を三回見たら死ぬ、って噂があるくらいだしね」

恒一「ええっ」

鳴「まあ眉唾だよ。それにね、そんなことは絶対にない。だってこの絵からは死の色は見えない。むしろすごく活き活きとしてる」

恒一「確かに、素人目だけどデッサンもしっかりしてるし、細部もこまやかで……あ、これ良いな。色も鮮やかだし、退廃的なのになぜか明るさを感じる」

鳴「でしょう? ベクシンスキーが描いてた時、どう思ってたのかなんてわかるはずもないけど、間違いなく相当の努力を注いでる」

鳴「死にからめとられていた人が、こんなに躍動した絵を描けるはずはない」

恒一「そういえば、小説家にもそんな人がいたな。おどろおどろしい世界を描くけれど、本人はすごく明るくて健康的だったっていう人」

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    .::::::::::::::::::::::::::l_',:l__::::|__V::l!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
   .:::::::::::::::::::::ト、::|´',| \|ヽV:|寸::::::::::j:::::::::::::::::::::::::/  i!
  . :::::::::::::::::::::::l .,.ィf芸芯斥. V! マ::::;:::ハ::;::::;::::::::::::::/   }
  :: ::::::::::::::::::::::::::ヾlio:::::爿 ヽ ` |:::l}::l¨リl:/!:::::::::::::|     !
  ::.::::::::::::::::::::::::::ト.弋辷夕     |/}/  ノ'/::::::::::::::|    |
  :::::::::::::::::::::::: 圦ヽ `ー   _,..=、/:   /イ::::::::::::|    |  お茶うけまだかな
:. ::::::::::::::::::::::::::|ヽ'、__,. =='¨ ̄  >!_ゝ_:/イ::::::::::::|    |
::. :::::::::::::::::::::::::|彳\       ´  `メ:::::::::::::::::::::!    i
:::::. ::::::::::::::::::::::::|!        tァ   ..:::::::::::::::::::::::l!    l!
::::::::.::::::::::::::i:::::::::l! \      /´! .イ::::::::::::::::::::::::::′    !
、::::::::::::::::::::::ハ:::::::l!  >    l ∨::::::::::::::::::::::::::::;′   !
ムイ:::::トi:::::::弋\::::l!_   / ≧´∧ ∨::::::::::::::::::::::::;′   ノ
ーイヽ| |::ノ个.  \!` ‐yミ、:::::::::ト∧ ∨:::::::::::::::ノ/    /
  _,..ィ\       /i:i:|ヽ::ヘ:| ム \-、::ノ〃、__ ノ'
¨´\ニニニニ\ 、  /:ヽ_}(¨¨ヽ | ̄{  `. ヽ、   ̄

ヽ  \ニニニニ\ヽ./i:i:i:i:|i:i:iヽ \ !-}     ヽ

鳴「これだったかな、三回見たら死ぬ絵」

恒一「うわ、首だけがあってその下に、蝋なのかな、これ……」

鳴「まあ気持ちはわからないでもないよね。生きてるこっちの常識を揺るがしてくるわけだ、し……?」クラッ

恒一「この湖はなんなんだろうなぁ」ジィ

鳴「……?」フルフル

恒一「ねえ、見崎はどう思う? この画集の絵って大抵は終末を描いた絵みたいだけど……」

鳴「……どうでもいいんじゃない?」

恒一「えっ?」

鳴「大体ベクシンスキーってそういう型にはめる解釈は嫌ってたし、絵なんて所詮はキャンバスに色を塗りつけてるだけだし」ツーン

恒一「……」

恒一(あ、あれ?)

鳴「大体3回見たら死ぬって何よ死ぬって。おかしいと思わない、自分達の行き場のない恐怖を何かに投影してそれで安心を得てるようなものじゃない」

恒一「み、見崎……」

鳴「そんな連中の我がままがたまたま、自分の思うとおりに描いただけのベクシンスキーに降りかかって面白おかしく語られて、たまったもんじゃない」

恒一「見崎、落ち着いて……」

鳴「恒一君はそんな解釈、しないよね?」ニコォ

恒一「う、うん……」

鳴「ふう、頭痛い……そんな連中にかかずらってるだけでも無駄だっていうのにね、でもあいつらが……」ブツブツ

恒一(な、なんか今日の見崎はおかしいな)

酔っぱらいの鳴ちゃんに絡まれたい

鳴「だからピカソだとかデシャンが生まれてこざるを得なかったのよ、彼らの芸術がわからないんじゃない、わからないのは……」ブツブツ

恒一「あ、こ、この絵凄いな、女の人の骨格がしっかり描かれてるや」

鳴「……そう、グラマラスな女性が好きなのね、榊原君は」ジトッ

恒一「え!? ち、違うよ、純粋に絵だけを……」

鳴「それにさ、なんで女の人の骨格がちゃんとわかるの? 見てるんでしょ、わかった、あの看護婦さんね、水野君のお姉さん」

恒一「い、いや……」

鳴「あぁ、はいはいわかってるわかってる。そうみせかけておいて本命は赤沢さん、でしょ?」ヤレヤレ

恒一「ええと、見崎……?」

鳴「榊原君だけは違うと思ったのにな、脳味噌が下半身に直結してる男の人じゃないって。あーあ、がっかり……」ハァ

恒一(おかしいな、明らかにおかしい……)

恒一「あ、あのさ見崎、僕はあくまでこの絵が凄いって言ってるんであって、女の人のスタイルがどうこうってわけじゃ……」

鳴「……わかったわ、そういうことにしてあげる」

恒一「ほっ」

鳴「じゃあ改めて訊くわ。榊原君が好きな女の子の体形は?」ジィ

恒一「えぇっ……」

鳴「ほら口ごもった。他ならぬ私の前で。どう答えても慰めにもならないものね、それは困るわよ、うん」

鳴「言っておくけどスタイルなんて気にしないなんて詭弁はやめてね、深層心理の中では気にしてるんだから、絶対」

鳴「その証拠がその絵に向かったっていう事実。どう?」

恒一「……」

恒一(め、めんどくさい……)

赤沢さんの霊が憑いてるだろこれ

鳴「まあわかるわ、グラマラスな姿態が好きっていう男の人の発想。私も羨ましいもの」

鳴「あの肉を持てあましたような姿、一見無駄には見えるけれど、でもその無駄は必ず男の子が奪ってくれる」

恒一(もうそういうことにしていいからやめてほしい……見崎は、見崎はこんな子じゃない……)

鳴「榊原君は、お母さんがいないから尚更だよね?」

恒一「えっ……自分では、わからないけど……」

鳴「それに霧果を見る目だってそうだった……」

恒一「そ、そうだったっけ?」

鳴「霧果は……まあ細い方だし包容力なんてあるのかわからないけど、でも魅力は確かにあるもの」

恒一「……」

鳴「最低よね、母親としての資質はないくせに、男の人を誘惑する資質だけはある……」

恒一「っ! そんなことはいうなっ!」

鳴「っ!?」

恒一「たとえ義理だって、愛情を与えてくれなくたって、今まで育ててくれたお母さんを相手になんてことを言うんだっ!」

鳴「っ、で、でも……」オロオロ

恒一「それに見崎がそんな女の子だなんて、思わなかったよ……皆とは距離を置いてるけど、ちゃんとした優しさを持ってるとは思ってたのに……」

鳴「あっ、あう……」タジ

恒一「……はぁ」

鳴「ご、ごめんなさい……」ポロッ

恒一「……謝るのは僕の方じゃないと思うけど」

鳴「ごめんなさい、ごめんなさい……」ポロッ

恒一「っ、泣いたって、仕方ないじゃないか……」

鳴「き、嫌いにならないで、お願い、榊原君に嫌われたら、私……」ポロポロ

恒一「……じゃ、じゃあまず僕の前でもいいから、お母さんにちゃんと謝って」

鳴「はい……お母さん、ごめんなさい……ぐすっ」

恒一「はぁ……ごめんね、僕もすこし怒りすぎた。僕にお母さんがいないってこともあって……」

鳴「えぐっ、うん、良いよ、私が、私が悪いんだし……」グスグス

恒一「ほら、これで涙拭いて……」スッ

鳴「あぐっ、ごめんねえ、ごめん、ごめん……」グスグス

恒一(……さっきのキャラ、どこ行った?)

鳴「ぐすっ、ひぐっ」メソメソ

恒一「見崎……もう泣きやみなよ、全部許してあげるから」

鳴「だって、さか、きばらくん、は、お母さんがいなくて、ずっとお父さんの手で育てられて、うあ、かわいそう、あぁ゛う」メソメソ

恒一(違った意味でめんどくさくなってきた……)

鳴「誰かに抱きしめられることもなくて、言葉も描けてもらえなくて、これからもきっと、そんなの、たえられ、ないよね、えっぐ、ふあっ」メソメソ

恒一「ああ、もうそんなの慣れっこだから……」

鳴「なれるわけないっ、私だって、いまだに、慣れてないんだからっ」メソメソ

恒一(どうすればいいんだこれ、ていうかどうしてこうなった……)

鳴「わたしがっ、榊原君を、だきしめるっ! そうすればいいっ」グスッ

恒一「えっ!?」

鳴「いいんだよ、無理しなくて!」ギュッ

恒一「わわっ!?」

鳴「ごめんね、胸が薄くて、榊原君の期待にこたえてあげられなくて、でも、私に出来る精一杯のことをしたいからぁ」ギュウッ

恒一「み、見崎、いいよそんなの!」ジタバタ

恒一(精一杯なんてもんじゃないよ、ご褒美だよ、って何言ってんだよ!)

鳴「いいよ、ずっとこうしてて。私もずっとこうしてるから」ナデナデ

恒一「うう……」

恒一(息が乱れてきて頭が気持ちよくて……あぁ……)

恒一「って違うっ!」バッ

鳴「わっ!」ドサッ

恒一(今まで気づかなかったけど絶対にあれだ……あの怜子さんのボトル、お酒だったんだ……)

鳴「さ、榊原君……」ジワァ

恒一「っ! み、見崎、ごめん、でも僕は大丈夫だから、抱きしめてくれなくたって……」

鳴「ふぇっ、ふあっ」ポロッ

鳴「うわぁぁん、あ゛ぁぁぁぁ……」ポロポロ

恒一「み、見崎っ、落ち着いて」オロオロ

鳴「イェィ"ィ"ィ"ヤァ"ァァァァ!!!」とか言い出さなくて良かった…

見崎「わたしが、胸ないから、体だって、ちっちゃいから、うあああっ!!」ポロポロ

恒一「ま、またか……」

恒一(ど、どうすれば……ええいっ)

恒一「見崎っ!」ギュッ

見崎「ふあっ、あっ……?」グスッ

恒一「み、見崎が悪いんじゃないんだ。むしろ、嬉しかったよ、見崎が抱きしめてくれて、こんなにも僕を想ってくれて……」

見崎「え、えうっ?」ウルウル

恒一「でも、僕は大丈夫なんだ。本当に。お母さんのことだって、スタイルの良い女の人に抱きしめてもらえなくたって……」

恒一「こうして、僕のことを自分を責めてまで思ってくれる子さえいるだけでも、幸せなのに……」

鳴「は、はうぅ……」ポロポロ

恒一(ど、どうだ……?)

鳴「ひ、ひうっ、あ、ああ……」シクシク

恒一(だ、だめなのかっ!?)

鳴「うれし、うれしい、榊原君に、想い伝わって、ちゃんと受け止めてくれて、あうぁ……」シクシク

恒一(い、いいのか、これでっ!?)

恒一「見崎……」ナデナデ

見崎「ふ、ふあ……」トロォ

恒一(い、いいっぽいな、うん!)

見崎「ふにゃあ……」スリスリ

恒一(またキャラ変わったのか、これ……?)ナデナデ

見崎「さかきばらくん、ベクシンスキーみよっか」

恒一「あ、うん……」

恒一(一応細心の注意は必要だな)

恒一「それじゃ見崎、一回離れて……」

チュッ

恒一「……ん?」

見崎「えへへ……」

恒一「えっ、ちょっ、ちょっ……」クラッ

鳴「えへへ」テレテレ

恒一(ま、まあ落ち着け、見崎はあそこまでしてくれたんだからこんな流れになっても、なっても……)

恒一「おかしいだろ、おいっ!」

鳴「っ!?」ビクッ

恒一「あ、いや、見崎がおかしいんじゃなくてね、こっちの問題で、まあ見崎は関係あるっちゃあるんだけど……」

鳴「さ、榊原君、私のことやっぱり……」

恒一「嫌いじゃないよ、好きだよっ!」

鳴「あっ」

恒一「あっ」

俺「あっ」

>>131
俺「嫌いじゃないよ、好きだよっ!」

鳴「そうなんだぁ、よかったぁ」ギュッ

恒一「う、うう……」

恒一(言ってしまった……こんな形で、最悪だ……)

鳴「ふふふ……」スリスリ

恒一(あぁ、もういいのかなあ、これで。でも酔いの勢いでなんて……)

鳴「ふふ、ふぅ、ふぅ……」

恒一「あぁ゛~……」カリカリ

鳴「すぅ、すぅ……」

恒一「……あれ、見崎?」

鳴「ふふ、くぅ……」

恒一「寝てる……はぁ~っ……」クタァ

ドサッ

鳴「すやすや……」

恒一(これってどうなんだろ、今までのこと、覚えてたりするのかな……?)

恒一(告白した結果……ううん、改めて言い直すべきなのか……)

恒一「いいや、なんかもう、疲れた……」クタッ

鳴「んっ、ふぅ……」ギュッ

夕方

怜子「ただいま~、って母さんも父さんもいないのか、恒一君だけはいる、と」

怜子「恒一くーん?」

怜子「……あれ、おかしいな、呼べば来るはずなのに」

怜子「恒一くーん?」スタスタ

怜子「恒一くーん、寝てるのー?」

ガラッ

怜子「めずらしいわ、ねっ……!?」

恒一「くぅ、くぅ……」スヤスヤ

鳴「すぅ……ん、んん……」ギュッ

怜子「」

怜子「…ティッシュ置いておくね」スッ

翌日

恒一「ふあ、あぁ……」

勅使河原「おーどうした? 寝不足か?」

恒一「まあ、そんなところ……」

勅使河原「ははーん、さては見崎の欠席と何か関係があるなー?」

恒一「そ、そんなわけないだろっ!?」

三神「恒一君、静かに」ギロッ

恒一「す、すいません……」

恒一(見崎を送った後、誤解された僕は夜通し怜子さんから説教を受けた。チューハイを空けてしまったこともバレ、時間はいつまでも延びていった)

恒一(見崎は頭痛で学校を休んだ……もっとも、さすがに3%のチューハイ程度で二日酔いはないだろうし、気恥ずかしさが先行しての結果だろう)

見崎宅

恒一「……よしっ」

ピンポーン

鳴『留守です……』

恒一「いるじゃない……」

鳴『……』

ガチャッ

恒一「……鍵閉めたの!? 開けたんじゃなくて!?」

ダダッ

恒一「み、見崎っ! まってよ、話だけでも聞いてよっ!」

俺からも頼むよ!

【悲報】俺のPCがフリーズ

復帰まで少しかかる

鳴「……」

恒一「……あのさ、覚えてはいるんだよね?」

鳴「っ!」ガバッ

恒一(見崎が布団にくるまって話を聞いてくれない……)

恒一「僕言ったよね、ああいう風にされるだけでも幸せだって」

鳴「……」

恒一「だからさ、嬉しかったし、それに……」

鳴「……ちがうの。恥ずかしいの、自分自身が……」

鳴「榊原君の前であんな姿見せたら、もうまともに顔合わせられない……」

恒一「それはお酒が……ってそういう問題じゃないのか」

恒一「……僕、見崎に言っちゃったよね、好きだって。僕自身、もっとちゃんとした形で言いたかったし」

恒一「なにより、見崎があれだけ想いをぶちまけてくれたんだから、あんな中途半端な言い方で終わったのが、悔しかった」

鳴「……」

恒一「色んな事も含めて、今日はちゃんと言葉にしに来たんだ。どんな見崎でも受け止めてみせる」

恒一「多少疲れるだろうし、不満もあるかもしれないけれど、こうして見崎がいたたまれなくなった時は、必ずそばにいたい」

鳴「……」

恒一「今日は、それを伝えに来たんだ。だから、見崎の中で整理がついたらでいいから、返事してくれないかな」

恒一「僕は、必ず待ってるから」

鳴「……うん、ありがとう……」

恒一「うん、それじゃあ今日はこれで……」

鳴「待ってっ」ガバッ

恒一「ん?」

チュッ

恒一「っ……」

鳴「……」ジッ

恒一「み、見崎……?」

鳴「ほ、本当はまだ恥ずかしいけど……」カァ

鳴「ちゃんと言います、好きです、榊原君」

恒一「……うん」ニコッ

見崎ルートEND

まさか土壇場でこんなことがあろうとは……
一応一段落したので寝ます。もし残ってたら他ルート開拓します
落ちても気が向いたらまたスレ立てるかもしれません

ひとまず、付き合ってくれてありがとうございました

有能な対策係の手がこんなところに……?
アイディアかためとくためにも安価出しておいた方がいいかもですね
残ってなけりゃ話にならんし、それまでに落ちたらそれまでってことで遠目の安価を

>>200

俺が安価見れなきゃアイディア固められないじゃん……
まあどの道落ちる物は落ちるか

やっぱり>>180で。

綾野さん

>>180
了解しました

捕手

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