のび太「わあーんドラえも~ん!僕もガンダムが欲しいよぉ~」(147)

空き地

スネ夫「いいだろ?パパに新しいのを買ってもらったんだ!」

ジャイアン「かっけ~やっぱりV2は最高だぜ!」

静香「スゴイわ~!スネ夫さんのガンダム!私のリ・ガズィと交換して!」

のび太「なんだい…ガンダムガンダムって…」

スネ夫「今度みんなのMSと戦ってあげるよ。」

ジャイアン「俺のビグザムでぶっ潰してやるぜ!」



のび太「スネ夫が新しいガンダム買ったって自慢するんだよ、ドラえも~ん!」

ドラえもん「そんな事いったって…この間ボール出してやったろ?」

のび太「ボールじゃダメなんだよ!ボールじゃジャイアンのビグザムにゴミだと思われるし、静香ちゃんのリ・ガズィにすら勝てないよ~。せめてジム出してよ!」

ドラえもん「ジムだって変わらないさ。どっちにしたって君の操縦技術じゃ皆には勝てっこないよ。」

のび太「あ~ん!!そんなぁ~!!」

のび太「もうこうなったらママに頼んでみる!」

ドラえもん「無理だと思うけど…」

・・・・・
のび太「 ねえーママー、新しいMS買ってよー!」

ママ「もう、うるさいわねー。ダメって言ってるでしょ!」

のび太「ああ~ん!みんなも買ってもらってるのに!」

ママ「よそはよそ、うちはうち。」

ドラえもん「ほらダメじゃないか。」

のび太「あーん!こうなったら夜パパに頼んでみる!パパなら分かってくれると思うんだ。」

のび太「ねえーパパ!」

パパ「ん?なんだのび太?」

のび太「スネ夫がさぁ、新しいMSを買ってもらったんだってさ。しかもガンダムタイプ。」

パパ「そうなのか。」

のび太「だから僕にも買ってよぉー!ボールじゃ皆に自慢できないんだよ。ねっ、おねがーい。」

ママ「あなた、あんまり聞かないで下さいよ。」

パパ「 んにゃ、んー。そうだな…ダメだ。まだお前には早いな。それに買ってやれる金もないしな。」

ママ「そうよ。ただでさえ今月はあなたのザクIの整備にお金かかってるんだから。」

パパ「そうだな。のび太、諦めろ。」

のび太「そんなぁ~!!」

ドラえもん「・・・」

のび太「・・・」グス…グス…

ドラえもん「可哀想だけど…こればっかりは諦めるしかないね。」

コンコン

パパ「のび太。はいるぞ。」

のび太「パパ?」

パパ「のび太。話があるんだ。」

のび太「何?パパ。」

パパ「さっきママの前ではあんなこと言ったが、実はな…」

のび太「エ!?まさかガンダムを!?」

パパ「いや、まあな…」

のび太「やったー!パパがガンダム買ってくれるぞー!」

パパ「のび太。お前いくつになったんだっけ?」

のび太「11歳だけど。」

パパ「そうか…じゃあもういいな。これを渡そう。」

のび太「鍵?と手紙…?」

パパ「手紙を呼んでから、鍵を持って学校の裏山に行って欲しい。そこに…いや、ここまでにしておこう。あとは手紙に全て書いてある。じゃあお休み。ドラえもん、手伝ってやってくれな。」

ドラえもん「はい…」

のび太「おやすみなさい。」

のび太「この手紙に何が書いてあるのかしら?」

ドラえもん「これもすごい古い鍵だなあ。」

のび太「なになに?あーん古い字で読めないよぉ~」

ドラえもん「君は本当にグズだなあ。」

ドラえもん「どれ?僕が読んでやろう。」

ドラえもん「大きくなったのびちゃんへ のびちゃん、お元気ですか? お勉強はちゃんとしてますか? ご飯はたくさん食べてますか? 好き嫌いはありませんか? この手紙を読んでいる時はわたしがもう天国に行ってると思います。
さて、のびちゃん。実はのびちゃんに渡したい大事な大事なものがあります。ですが、すぐには渡せません。のびちゃんの大事な身体に大きな負担をかけてしまうからです。」

のび太「・・・」

ドラえもん「のびちゃんが大きくなったら、そうね、出来れば10歳を超えたらパパから渡してもらいます。大事なものは学校の裏山に隠してあります。
見つかってしまうと大変な事になるので、誰にも見られないようにしてください。そこにはでんせつの封印されしMSが隠してあります。のびちゃんが乗れば一気に1番になれると思います。大事に扱って下さい。おばあちゃんより」

ドラえもん「と、書いてある…」

のび太「・・・」ゴクリ

ドラえもん「どうするの?」

のび太「明日朝一番に裏山に行こう!ドラえもん、手伝ってくれるね?」

ドラえもん「ああ!いいとも!」

のび「裏山にでっかいジムが!?」

狸「100m以上あるしやたら赤いけど、これジムか?」

次の日

ドラえもん「君のおばあちゃんはMS持っていたんだね。」

のび太「パパから少しだけ話聞いたことあったけど、どんなMSだったかは良く知らないんだ。僕が産まれてからはもう乗ってなかったらしいし。」

ドラえもん「身体に大きな負担がかかるって相当すごいMSなんだろうね。」

のび太「ガンダムタイプならいいなあ…」

ドラえもん「まあこの際どんなのでもいいじゃないきっと強いんだから。」

のび太「あっ、地図の場所はこの辺だ!ドラえもん!道具で掘ってよ!」

ドラえもん「よしきた!ホルホルドリル!」

ドラえもん「これで掘って行けばすぐに取り出せるよ。」

のび太「よし!やろうやろう!」

ウィーン

ドラえもん「あっ!?あった!」

のび太「すごい…大きな箱だ…」

ドラえもん「この中に…MSが!?のび太くん、鍵鍵!早く開けよう!」

のび太「う、うん…」ゴクリ

ドキドキ ドキドキ

ギィィィィ

ドラえもん「これは…!?」

のび太「ガンダムタイプ…



じゃないのか」

ドラえもん「なんだろう?この白いきたい?」

のび太「ドラえもん知らないのか?」

ドラえもん「未来のMS図鑑には乗っていなかったなあ。」

のび太「コックピットの中にはいれば何か分かるかも!」

ドラえもん「乗ってみよう!」

ドラえもん「とくに何もないなあ。」

のび太「あ!ドラえもん、手紙とマニュアルがあった!」

ドラえもん「よし!手紙を読んでみよう!」

ドラえもん「のびちゃんへ 見つけましたね?このMSこそおばあちゃんがだいじに大事にしていたでんせつのMSトールギスIIIです。人気のガンダムタイプじゃなくてゴメンね。
一緒にマニュアルを置いているのでちゃんと読んでだいじに扱ってください。ただ一つだけ注意を書いておきます。
トールギスIIIはのびちゃんの身体に大きな負担をかけてしまうと言いましたね?なのであまり長時間乗り続けるとたいへんな事になります。気をつけて乗ってね。
このMSは野比家専用MSです。のびちゃんのパパとママは乗りこなす事が出来ませんでした。のびちゃんなら必ず乗りこなせると信じています。のびちゃんが上手く乗りこなせばトールギスはさつじん的な加速かつさつじん的な火力で圧倒出来ます。頑張ってね。おばあちゃんより」

のび太「トールギスIII…」

ドラえもん「スゴイ…スゴイよ、のび太くん。」

のび太「ドラえもん?」

ドラえもん「未来のMS図鑑に載ってない伝説のMSだ。このMSは未来では龍とか様に伝説とされてるんだ!これはたいへんなMSだぞ!君みたいなグズでのろまにはとても乗りこなせそうにない!」

のび太「言い過ぎだぞ!おばあちゃんは僕を信じてくれたんだ!僕もおばあちゃんを信じて乗りこなすさ!どいてくれ!とりあえず乗ってみるよ。」

ゴォー

のび太「なんだかワクワクしてきたぞ!」

ドラえもん「のび太くんったら…とりあえず僕もMSに乗ってついて行こう。」

ドラえもん「ドラえもん専用ザクII!」

のび太「野比のび太、トールギスIII出ま
す!」

ゴォー ドヒューン

ドラえもん「ドラえもん、ザクII行きます。」

ゴォー

のび太「う、うわあああああああああ」

ゴォー

のび太「す、すごいGだ…」

ドラえもん「は、速い…ザクじゃ追いつかない…」


のび太「す、すごいGだけど、なんだろう?不思議と慣れてきた…」

のび太「いいぞぉートールギスIII。これは化けるぞ!」

ドラえもん「のび太くん一体どこに行ったんだ?」

のび太「よし、少し腕ならしがしたいな…そうだ!空き地にいってみよう…」ニヤリ

空き地

少年A「どうだ?俺のギャンは?」

少年B「なんの?俺のリゼルも負けてないぜ!」

少年C「俺のザクIIIも相手してくれよ!」

のび太「やあやあ君たち!」

少年達「あっ!この声はのび太か?」

少年A「なんだそのMS?」

少年B「とさか付けてなんだあ?」

少年C「だっせーww」

のび太「キィー!ダサいだってぇぇ!?今に見てろー」

少年達「よし!攻撃しようぜ!」

ピシュン ピシュン ピシュン

ピキーン

スッ スッ スッ

少年達「よ、よけた!?」

のび太「ふっふっふ」

少年達「もう一回だ!」

のび太「当たらないよー!」ニヤリ

少年達「何でだ?本当にあののび太だよな?」

のび太「もう僕はボールのパイロットののび太じゃないぞ!トールギスIIIのパイロット野比のび太だ!」

のび太「よし、武器は?メガキャノンか…」

少年B「いっけー!リゼル!ビームライフル連射!」ピシュン

のび太「遅いよ!メガキャノン!」ドンッ

ボカーン

少年A「あ、ああ。少年Bのリゼルが…」

少年C「く、くそー!のび太ぁぁぁぁ!」ドーン

のび太「お次はビームサーベルだ!」バシュ

ボカーン

のび太「あとは君だけか…」

少年A「あ、あ、あ…」

のび太「君はヒートロッドでいいや。」バシュ

ボカーン

のび太「ふーん。こんなもんか。次はジャイアンとスネ夫だ。」ニヤリ

のび太「さてあいつらはどこにいるんだろうな?」

のび太「ん?あれは河川敷の方か? ジャイアンのビグザムがアホ面さげて見えてるよ(笑)あそこでスネ夫と対戦してるんだな。よし、行ってやろう!」

バシューン

河川敷
スネ夫「パパにV2ガンダムの新装備を買ってもらったんだ!名付けてV2アサルトバスターってとこかな?」

ジャイアン「クッソ~俺のビグザムでぺしゃんこにしてやるぜ!」

スネ夫「お手柔らかにね、ジャイアン。まあ、壊れるのはジャイアンのデカブツだけどね。」

バシューン

スネ夫・ジャイアン「ん?なんだ?あのMS?」

のび太「ふっふっふ。これはこれは。ジャイアンくんとスネ夫くんじゃないか。」ニヤニヤ

スネ夫「あ!この声はのび太!」

ジャイアン「なんだ?のび太か?おい、お前ボールはどうした?」

のび太「ボール?あんなゴミ屑はもう捨てたよ。僕はこの伝説のMSトールギスIIIに乗り換えたんだ。」

スネ夫「トールギス?聞いた事ないよ。そんなの?どうせのび太が乗ってるからザコだろ?」

のび太「ザコ?聞き捨てならんねスネ夫くん。このトールギスIIIがザコだっていうのかい?この野比家専用の伝説のMSを。」

ジャイアン「ギャハハハハハハハハ 野比家専用だってよwww」

スネ夫「ジャイアン、あいつとうとう頭おかしくなったぞwwwwしょうがない、折角形だけでもまともなMSに乗ってきたんだからちょっと相手してやるか。どうせ一瞬で終わるけど。」

のび太「ぐぐっ、こいつら。笑っていられるのも今のうちだぞ。」ニヤリ

その頃空き地

ドラえもん「のび太くん一体どこまで行ったんだろ?ん?あれは?」

ドラえもん「ひ、ヒドイ。一体誰がこんな事を…」

少年A「の、のび太…のび太がやったんだ…」

ドラえもん「のび太くん?なぜ?」

ピロリン ピロリン

ドラえもん「ん?」

河川敷

スネ夫「は、速い…!なんて速さだ。僕のV2ABもそれなりの速さのはずなのになぜ追いつかない?」

のび太「適応してないからさ。君がMSを必要としても、MSが君を必要としていない。」

スネ夫「な、何だと?のび太のくせに生意気だぞ!」

のび太「ふっふっふ。滑稽だな、スネ夫くん。君はすぐには僕のくせに僕のくせにと言う。だがMSに選ばれたのは僕だ!くらえ!メガキャノン三連射だ!」ドンッ ドンッ ドンッ

スネ夫「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ。」

ボカーン

のび太「スネ夫。君の敗因は僕を最後まで舐めきっていた事、それとMSに選ばれなかった事さ。」

ジャイアン「あ、あ、あ、あ…」ブルブル

のび太「さて、このトールギスIIIならどんなことでも出来そうだな。ジャイアン達を倒して学校で僕が1番に強くなれる。いや、そんな小さな事はどうでもいい。」

ジャイアン「・・・」ゴクリ

のび太「このMSに乗って僕は世界征服をする!」ドンッ

ジャイアン「の、のび太ー!死ねええええええ!(この大型メガ粒子砲なら…)」

バキューン

スッ

ジャイアン「・・・!?」

のび太「すまんね、ジャイアンくん。君がそのデカブツでメガ粒子砲を撃つことぐらい予見してたよ。君は単細胞でバカだからね。」

ジャイアン「な、なんだ?あのスピードは?なんで避けれんだ…?バ、バケモンだ…」

のび太「きみには世話になったね。いつもいつも。だからこのトールギスの最大の力で葬ってやろう。」

ジャイアン「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」

のび太「逃げ様にもそんなデカブツじゃ無理だろう?いや、木偶の坊か…」カチッ

のび太「メガキャノン最大出力!!!!」

バシューン

のび太「死ねええええええジャイアンんんんんんん」

ドカーン

のび太「ふっふっふ。はっはっは。はっはっはっはっはっは。」

のび太「これで世界は僕のものになる。このトールギスIIIで世界を席巻させる!」

のび太「ふぅ。しかし疲れたな。流石にすごいスピードだからかな?まあいいや。」

のび太「これからどうしようか?世界征服するには先ずはアメリカを倒せばいいのかな?まあそうだろう。そうしよう。じゃあ行くか。」

???「待ちなさい!」

のび太「ん~?」

ドラミちゃん「待ちなさい!のび太さん!」

のび太「あれは?確かドラミちゃんのMSキュベレイだったかな?あの黄色いの。」

出木杉「のび太くん!おとなしく投降するんだ!トールギスIIIを渡せ!」

のび太「あれは、出木杉のフリーダムか?」

静香「のび太さん。もうやめてこんな事。」

のび太「静香ちゃんか…」

のび太「あとうしろにいるのは君か…」

のび太「ドラえも~ん。」

ドラえもん「・・・」

数分前

ピロリン ピロリン

ドラえもん「ん?テレビ電話か?誰だろこんな時に。」

ドラミちゃん「お兄ちゃん。」

ドラえもん「なんだ、ドラミか。どうしたんだ?今大変な事が起きて急いでいるんだよ。」

ドラミちゃん「そう。もう遅かったのね。」

ドラえもん「何がだい?」

ドラミちゃん「実はな今未来でも大変な事が起きてるの。セワシくんがいなくなったわ。」

ドラえもん「?」

ドラミちゃん「ノビスケさんも静香さんも。もちろんのび太さん本人もね。」

ドラえもん「ど、どういう事だい?一体…」

ドラミちゃん「皆消えちゃったのよ。突然。つまり、未来が変わったのよ。」

ドラえもん「な、何だって!?」

ドラミちゃん「変だと思って調べたのお兄ちゃん達がいる過去を。そしたら驚いたわ。」

ドラえもん「な、なんてあったんだ?」

・・・・・
ドラミちゃん「伝説のMSが見つかる、中から少年の死体が見つかる。新聞にはこう続いたわ。少年がMSにかかる重力に耐えきれなくなったとみて捜査しているって…」

のび太「な、なんだって?」

静香「のび太さん。今すぐMSから降りて。」

出木杉「そうだ、のび太くん。トールギスIIIは僕たちで大破させる。君は今すぐに投降するんだ。」

ドラえもん「のび太くん。君はこのままだと死ぬんだ。悪い事は言わな…」

のび太「うるさい!」

のび太「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさーーーーーい!!!!」

ドラえもん「の、のび太くん…」

のび太「なんなんだよ!みんな!僕が力を手に入れたら誰も褒めやしない!僕が弱いと皆僕を笑うくせに!
今更止まれ?無理な話だ!もう死ぬ?そんな未来変えてやる!トールギスがあれば僕は何だって出来るんだ!ジャイアンも1人で倒した!僕は暗い未来をトールギスで変えるんだ!」

のび太「そ、そうだ!みんな怖いんだろ?僕が世界征服をしたらみんなが僕の奴隷になるんじゃないかって思ってるんだろ?安心してよ、皆は大丈夫だよ。みんな奴隷になりたくないから嘘ついてるんだろ?」

のび太「な?そうだろ?ドラえも~ん!」

ドラえもん「嘘じゃないよ。」

のび太「・・・な、なんだよ。みんなそんな暗い顔しちゃってさ…」

ドラえもん「みんなのび太くんを止めよう。」

のび太「な、なんだよ?やるのか?トールギスIIIのスピードと火力に勝てると思ってるの?」

ドラえもん「勝てなくても止める。君を死なせはしない。」

のび太「僕を止めてみろよ。そのザコ量産機で…なぁ?ドラえもん。」

ドラえもん「目を覚ませ!のび太くん!」

のび太「うるさい!黙れ!」

バシューン

ドラミちゃん「お兄ちゃん!」

ドーン

のび太「ほ、ほら…ド、ドラえもんが悪いんだ…僕に銃口を向けるから…」

出木杉「のび太くん!!」

静香「ド、ドラちゃん…」

のび太「僕は…僕は悪くない!僕は世界征服するためにアメリカに行くんだ!じゃあね。みんな。」

ゴォー

ドラミちゃん「みんな!のび太さんを止めるのよ!」

のび太「付いて来るなああああああ」

出木杉「ハイマットフルバースト!!」

バシューン

スッ

出木杉「避けた!!?」

のび太「うわああああああ出木杉ィィィィィィ!!!」

バシューン

ドーン

のび太「す、すごい。やっぱりトールギスIIIはすごい。出木杉のフリーダムを一瞬で溶かした。はははっ!」

のび太「グッ!!」ヨロッ

のび太「な、何だか頭と身体が痛くなってきたな。Gのせいだろうな。ハハッ。」

ドラミちゃん「のび太さん…何で?何でこうなっちゃったの?」

ドラミちゃん「私のキュベレイじゃ追いつかない。どうしたら。どうしたらいいの?」

・・・・・
のび太「ハハハハハハ!もっともっとスピードを出すぞ!すごい!さつじん的な加速だ!」

のび太「グッ!グホッ!」

のび太「ガハッゴホッ!ハアハア…」

のび太「血…なのか…?」

のび太「(あ、頭がクラクラする。)」

のび太「(いったん機体を止めよう。)」

のび太「あれ?と、止まらない…?」

のび太「な、何でだ?何でだよ!何で止まらないんだよ!」

のび太「グホッ!」

のび太「ああ、僕は死ぬのか…」

のび太「皆の忠告を聞かなかったせいだ…ハハッ自業自得だ。」

のび太「パパやママにさよならもいえずに死ぬのか…ふふふ。さよならもパパ、ママ。さよならみんな。さよなら…………………助けて……………………ドラえもん……………………」

ピキーン

ドンッ

???「やっぱりまだ早かったみたいだねえ。」

のび太「え?」

???「まだまだ子供だったね。わたしがトールギスIIIを止めてあげなきゃダメみたいだね。のびちゃん。」

のび太「お、おばあちゃん…」

ブォォォォォ

ゴォー
ガシャン

おばあちゃん「のびちゃん、トールギスIIIはお預けだね。のびちゃんがもっと大人になってこのトールギスをいいことに使ってくれるならもう一度、鍵を渡すわね。」

のび太「うん。ゴメンよ。ゴメンよ。おばあちゃん。」

のび太「うっ、うっ。」

・・・・・
のび太「あれ?ここは?海の上か。僕はいつからボールに乗ってるんだ?あれ?身体が動かないよ。うっ、うっ。・・・もん…ドラえも~~~~~ん!!!!」

ガチャ
キィー

のび太「うっ!眩しい!」

ドラえもん「のび太くん一体いつまで昼寝をしてるつもりだい?」

ドラえもん「全くきみはいつまでたっても本当にグズでのろまだなぁ。」

-Fin-

夢落ちだったのか?

>>139
いや、俺の中では最後はおばあちゃんの不思議な力でトールギス止めてのび太をボールに移してトールギスを海に沈めたってつもりなんだけど。

んでボールで海を彷徨ってるところで実は生きてたドラえもんが助けにきてくれるって感じ。

最後の皮肉たっぷりのドラえもんのセリフはいつもの日常に戻るんだよと思いを込めたセリフのつもりですぅ

ちびまる子ちゃんで似たようなのなかったかな

>>143
丸尾くんがZでじーちゃんがジ・Oみたいな?

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