さやか「クイズ!ペンタゴン!!」(158)

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さやか「クイズ!ペンタゴン!」 - SSまとめ速報
(ttp://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1335603523/)

数日前にやってた物。
途中で落としてしまったので、後半再開から書いていきます。

さやか「じゃあ再開するよー。後半スタートの3週目!」シュッ

さやか「渋谷池袋の女子高生正解率96%!」

杏子「お、ハズレ引いたなw」

マミ「初セーブのチャンスね、美樹さん」ニヤリ

さやか「いやでもこれ微妙に難しいかもですよw」

さやか「2001年、2002年と、2年連続で日本レコード大賞を受賞した人は誰でしょう?」

マミ「時事ネタ…!」

ほむら「絶対今の子に聞いたら96%じゃないわよね、これ」

さやか(マミさんは後1ミスで脱落…まだあのカードが出て無い事もあるし)

さやか(ここはスルーかな。ほむらにバツを付けたいけど…私もミスするとリーチがかかる)

さやか「まどか、まどかって演歌好きだったよね?」

まどか「え?う、うん。特に氷川きよしさんが好きだけど…」

さやか(この反応って事は、そうは書いてないか…うーん)

さやか「えーい!どうせ分かんないなら、ほむらにペンタゴン!」

ほむらの答え『浜崎あゆみ』

さやか「ぐぅっ…正解だよチクショーッ!」

ほむら「これで美樹さやかも脱落リーチね」

現在のバッテン状況
さやか4 杏子3 マミ4 ほむら2 まどか2

杏子「おいおい持ち主が最初に脱落するんじゃねーのw?」

さやか「ここからだよここから!さやかちゃんは土壇場に強い女だからね」

ほむら(いや、逆境にはむしろ弱いタイプだと思うけど)

杏子「さ~て、これでさやかとマミを一気にトばしてやろうかな」シュッ

杏子「…あん?何だこのカード」

杏子「『指名者が一番好きな人は誰?(回答者の中で)』は、はぁっ!?」

さやか「お、やっと引いたね。スペシャルカードを」ニヤリ

杏子「な、なんだよコレ!」

さやか「何って、問題カードじゃんwちゃんとクイズ問題になってるでしょ?」ニヤニヤ

杏子「なってねえよ!答えだって書いて無えし!」

さやか「そりゃ答えはその問題を引く人によって変わるから当たり前じゃんw」

さやか「あ、途中で変えられると困るから、ちゃんとホワイトボードに書いといてね」

ほむら「…話が見えないのだけど、私達は何に答えれば良いの?」

さやか「問題通りだよ。杏子のこの中で一番好きな人を当てるだけ」

マミ「え、えぇっ///?」

さやか「マンネリ防止の為にこのさやかちゃんが4枚程、手製のカードを作っておいたのさ!」ドヤッ

杏子「作っておいたのさじゃねえよ!こんなの無効だ無効!別のカードを…」

さやか「駄ー目。一度ツモった牌を戻すなんて事が許される訳無いでしょー?」

ほむら「そうよ。観念しなさい杏子。そのカードを引いたのは自分でしょう?」

マミ「そ、そうね。ゲ、ゲームといえどルールを破るのは良く無いわ」

まどか「わ、私もちょっと聞いてみたいかなー?なんて…」

杏子「な、何を言って…」

4人「…………」じーっ

杏子「だーもうっ!やりゃあ良いんだろやりゃあ!」

さやか「流石杏子っ!器が大きいっw!」

杏子「後で覚えとけよさやかぁ…」

さやか「よーし、書けたよ。皆は?」

ほむら「ええ」

マミ「お、オッケーよ」ドキドキ

まどか「た、多分こっちかな?」

さやか「それでは杏子さん!質問をどうぞw」ニヤニヤ

杏子「このやろう…」プルプル(拳を震わせる)

杏子「質問つったって何を聞きゃ…」

さやか「何でも良いじゃんw好きな人に好きに質問出来るチャンスだよ~」

さやか「さやかちゃんが体をどこから洗うかとか聞いちゃうw?」

杏子「ばっ!///な、何言ってんだ!」

杏子「て、ていうか何でアタシがさやかを選ぶと思ってんだ?はん、自意識過剰も良いトコだぜ」やれやれのポーズ

ほむら「そういうのいいから、さっさと答えを見せなさいよ」ペラッ

杏子の答え『まどか』

まどか「え!わ、私!?」

さやか(日和ったな)

ほむら(日和ったわね)

マミ(残念……)しゅん

杏子「な、なんだよその文句言いたげな目は。一番妥当な答えだろうが!」

さやか「いやー?べっつにー杏子の答えだから文句は無いよ」

ほむら「まぁそれが真の正解である事は間違い無いけどね。手を出したら殺すけど」

まどか「ウェヒヒヒwて、照れちゃうな…w」

杏子「はん、何とでも言ってろよ。今さやかはバツ4でリーチだろ?」

杏子「最初に脱落して、ポツーンとゲームを眺めてろ!さやかにペンタゴン!」

さやかの答え『まどか☆』

杏子「」

さやか「うぇっへっへw杏子の考える事なんてお見通しだよんっ♪」

杏子「くっそー…」わなわな

ほむら「これで佐倉杏子も脱落リーチ。最後は私とまどかの一騎打ちになりそうね」

マミ「じゃ、じゃあ次は私ね。カードを引くわよ」

まどか「マミさん?まだ皆の答えを見てませんよ?」

マミ「も、もう結果は出たんだから良いじゃない」あせあせ

ほむら「良いから見せなさいな」カチッ ペラッ(時止めしてホワイトボードオープン)

マミの答え『私(小さい字で)』

マミ「あれっ!?いつの間に!?」

杏子「……何か、ゴメンな」ポンッ

マミ「な、何のゴメンなのよぉっ!」

さやか「ほむらとまどかはどうしてたの?」

ほむら『まどか』まどか『さやかちゃん』

さやか「おぉ、まどか正解っ!」

杏子「正解じゃねえよっ!」

現在のバッテン状況
さやか4 杏子4 マミ4 ほむら2 まどか2

ほむら「リーチが3人…上手くすれば、このターンで三人が同時に消えるかもしれないわね」

ほむら「美樹さやかと佐倉杏子を葬った巴マミが、欲を掻いて私に返り討ちされる未来が見えるわ」

杏子「変なフラグを立てんな」

さやか「たしかに凄くありそうな流れだけどねw」

マミ(ここまで私の指名は連続でのセーブ失敗。三度目の正直といきたい所だけど)

マミ(ここでの失敗はゲームからの脱落を意味する。それは何としても避けたいわ)

マミ(どうにか難易度の高い問題を引きたい…けど、その事以上に気になってるのは)

マミ(スペシャルカードの存在。も、もし私があれを引いたら、私も好きな人を言わないと駄目なのかしら…///)

マミ(そ、そんなの恥ずかしいし、誰か一人なんて決められないけど…も、もし決めるなら…///)

杏子「なーにを百面相してんだよ。さっさと引けっての」ぐいっ

マミ「きゃっ」

マミ「…有名進学塾小学6年生正解率7パーセント…」

さやか「おぉっ遂に良い問題引きましたね、マミさん!」

マミ(…ほっとした様な、残念な様な…)

マミ「牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病を意味するアルファベット3文字は何でしょう?」

さやか(うわーガチで難しい系の問題来たよ)カキカキ

杏子(やっべーマジでほむらの予言通りの結果になるんじゃねえの?)カキカキ

マミ「…………」

マミ「暁美さん、アルファベットの中にBは入っているかしら?」

ほむら(む…ちょこざいにも良い感じの質問ね)

さやか(B…ビーフのBで入ってそうな気もするけど…)

ほむら「入って無いわ」ファサッ

マミ「…………」じっ

さやか(おぉ…なんか凄い高度な心理戦みたいな感じ!凄いですマミさん)

マミ「…暁美さんに、ペンタゴン」

マミ(正解はBSEだから、暁美さんの答えは間違い。問題はそれが誘いか否か…)

ほむら「ふん、お見事だと言っておくわ」

ほむらの答え『MAM』

杏子「へぇ、よく分かったな。勘だとは思うけど」

マミ「ふふふ、先輩として少しはカッコ良い所見せなくちゃってね」

マミ「それに暁美さんと鹿目さんだけ安全圏に居るんじゃ、ゲームが盛り上がらないでしょ?」フフン

マミ「だから鹿目さんにもペンタゴン!」

まどかの答え『BSE』

マミ「えぇっ!?」

さやか「おーっと!ここでまさかのペンタゴン失敗でマミさんはバツ5!脱落となってしまいました!」

マミ「そ、そんなぁ…」ガックシ

まどか「ご、ごめんなさいマミさん」

ほむら「謝る事じゃないわ、まどか。攻撃したのならまだしも自滅だしね」

杏子「ていうかよく知ってたなぁ」

まどか「あはは…ちょっと前に調べてた事があってね」

さやかの答え『USI』杏子の答え『TME』

現在のバッテン状況
さやか4 杏子4 ほむら3 まどか2

杏子「ふぅ、何とかビリは免れる事が出来てほっとしたな」

さやか「ギリギリだったけどね。ホントまどかに助けられたよw」

まどか「う、うーん。それについては私からは何も言いにくいな…」

マミ「遠慮する事は無いわ。むしろ私の方が鹿目さんを過小評価していた事を誤まらなければならないわね」うふふ

ほむら「巴マミが最初に脱落するのなんていつもの事よ。さぁ私の番ね」シュッ

ほむら「あら、スペシャルカード」

ほむら「回答者の中で指名者が妹にしたいのは誰?」

さやか「ありゃーそれをほむらが引いたかぁ」

杏子「こんなモン答え一択どころの話じゃ無えな。こっちからすれば有り難いけど」

まどか「そ、そうかなぁ…?///」

杏子「この回答者っていうのはマミも入ってるのか?」

さやか「んーまぁ入ってるって事で良いんじゃない?その方が面白そうだし」

マミ「面白そう…?」

さやか(さて、どうしようかな。正解は分かってるから、ペンタゴンを逃れるのは簡単だけど)

杏子(セーブしてくる可能性は高いよなぁ。人数が減った事で難易度は下がったし)

まどか(マミさんの答えは読みやすいのに読み難いという厄介な物だったから、その意味でもやりやすくはなってるよね)

ほむら(単に勝利を目指すのであれば、正解を巴マミにでもしておいて)

ほむら(二人を葬るのが一番堅いけど、まぁそれはナシね)

ほむら(まどかの事で自分に嘘は付けない。なら、どうするのがベターか…)

さやか(ていうか、妹じゃなくて嫁にしたい的な事で、まどか以外を選ぶ可能性も微レ存…?)

さやか(いや、こないだ空見ながら「全人類がまどかだったら良いのに…」って真顔で呟いてた奴がそれは無い、か)

杏子(んー色んなパターンを考えると、やっぱこっちが無難だな)

ほむら(しかしこれ意外と難しいわね。まどかにバツを付けたく無いけど)

ほむら(まどかの事だから、謙遜して自分の名前は書かない可能性が高い…)

ほむら(そうなるとセーブは出来ない…けど、美樹さやかと佐倉杏子もここでリスクは犯さないでしょうし)

ほむら(正直、八方塞がりね)ほむっ

ほむら(結局、一縷の望みを掛けてのセーブしか無い、か)

まどか「ねぇさやかちゃん。このゲームに勝った人に何かご褒美とか無いのかな?」

さやか「ん?おおぅ自分が単独一位の状況でそれを言い出すとはやるねぇまどかw」

杏子「マミに至っては既に脱落してるしなw」

まどか「ウェヒヒヒwま、まぁたしかにそうなんだけど…」

さやか「んーじゃあまぁベタに、一個好きな事やって貰えるとかにする?」

ほむら「!」ほむっ

杏子「まぁ良いんじゃね、それで。じゃあマミ、たいやき買って来てくれ」

マミ「まだ勝って無いでしょ!しかもそれどっちかと言えば罰ゲームの感じじゃない!」

杏子「ん、じゃあ罰ゲームって事で。ダッシュ」

マミ「負けた後で罰ゲームを決めるのは反則でしょ!」ぷんすか

ほむら(まどかに何でも…好きな事を…)ギラギラ

ほむら「…そろそろ皆書けたわね」

ほむら「まずは私の正解を発表するわ。勿論『まどか』よ」

ほむら「妹に限らず、姉も弟も兄も母も父も祖父も祖母も娘も息子も孫も嫁も旦那も~~~~~全てまどかであって欲しいと常々思ってるわ」ファサッ

まどか「ウ、ウレシイナー」ニガワライ

杏子「怖ええよ。怖ええよ」

ほむら「でも、そんなにまどかを愛している私だけれど」

ほむら「時には、ぶつかり合う事で育まれる愛もあると思うのよ」

ほむら「という訳で私は、これをコールさせてもらうわ…」

ほむら「まどかにペンタゴンっ!」

杏子(目の濁り方が尋常じゃ無えな)

まどか「…………」

ほむら「…………」ドキドキ

まどか「残念でしたっw」 まどかの答え『私』

ほむら「くっ…」

杏子「まぁある意味本望なんじゃねえの?ほむら的には」

ほむら「まぁ、それはそうなのだけれど……」

さやかの答え『まどか』杏子の答え『まどか』

さやか「私と杏子もまどかにしてたから、今回はセーブが正解だったんだね」

杏子「まどかの誘導が効いた感じだなー」

まどか「ティヒヒヒw」

さやか(多分まどかはほむらがちゃんとゲームに参加する様に、ご褒美の事を言いだしたんだろうけど)

さやか(結果的にまどかにとってはベストな状況に…そこまで折り込み済みの策だったのかとも勘ぐっちゃうねぇ)

現在のバッテン状況
さやか4 杏子4 ほむら4 まどか2

さやか「とうとうまどか以外全員リーチかぁ」

杏子「しかも次はまどかが指名者…ここを凌ぐのは簡単じゃねえな」

ほむら(まどかはバッテンに余裕がある分、多少のリスクは無視してペンタゴンが出来る)

ほむら(そのメリットは大きいけど、正解すれば問題は無いわ)

まどか「よーしいくよぉっていっ」シュッ

まどか「あ、またスペシャルカードだ」

まどか「指名者の体重は何キロ…って、えぇっ!?」

さやか「おーそれをまどかが引いたかぁ」

まどか「こ、これ答えなきゃ駄目なの?」

杏子「カードは絶対、だろ?」ニヤニヤ

マミ(あのカード引かなくて良かった…)ほっ

まどか「むぅー……」

ほむら(ちょっと拗ねてるまどか可愛い!)

まどか「じゃ、じゃあさやかちゃん。ちなみにさやかちゃんは何キロ位なの?」

さやか「んーまどかと同じ位じゃないかなw?」

まどか「もうっ!」ぷんぷん

杏子「それで、正解は何キロなんだ?まどか」

まどか「こ、これだよ」 まどかの答え『40キロ』

さやか「へ~そうなんだぁw」

まどか「……………」むかむか

まどか(…さやかちゃんを指名したいけど、さやかちゃんの事だから当ててきそう。ここは…)

まどか「杏子ちゃんにペンタゴン!」

杏子「…ホントに良いのか?まどか、止めるなら今だぜ?」

まどか「う、うん。いいよ」

杏子「いやいやそう言わずもう少し考えた方が良いんじゃねえか?」

杏子「さやかやほむらを選ぶという選択肢、或いはセーブをするっていう選択肢を選ぶ権利もあるんだぜ?」

まどか「その中から杏子ちゃんを選んだんだけど…」

杏子「いやいや最終的にそれをするにしても、まずは別の奴から選ぶ道も…

さやか「往生際が悪いっ!」ペラッ

杏子の答え『39キロ』

さやか「ハイ杏子も脱落―♪」

杏子「ぐはぁー惜しかったのになぁ。ていうかアタシとまどか1キロしか変わんねえんだな」

まどか「え!きょ、杏子ちゃんそれ自分の体重なの?」

杏子「うん。昨日銭湯行った時見たから確かだぜ」

マミ(あ、あれだけ食べてて30キロ代…!?)

まどか(羨ましい…)

まどか「…ここで指名はストップするね」

さやかの答え『40キロ』ほむらの答え『44.67キロ』

杏子「あん?随分具体的だな、ほむら」

さやか「ていうかこれがホントの正解なんじゃないのw?」

まどか「そ、そんな事ないよぉっ!」わたわた

ほむら「流石に10グラム単位になると自信無いけどね。まどか、寝る前にケーキを食べるのは止めた方が良いわ」

まどか「ほむらちゃんの馬鹿ぁっ!///」

ほむら「えぇっ!?」ゾクゾク

現在のバッテン状況
さやか4 ほむら4 まどか2

さやか「私のターンっ!ドローっ!」シュッ

さやか「丸の内OLの正解率63パーセント!」

さやか「現在、宝塚歌劇団にある組の名前は雪組、月組、花組、星組ともうひとつは何でしょう?」

ほむら「現在って…それの発売時点での現在よね?」

さやか「そだね。今で言うなら『2003年の11月時点にあった組は』って事で変換してよ」

まどか「それでかなり難易度変わっちゃいそうだよね」かきかき

さやか(既に残りは私を除いて2人。セーブはしやすくなってるし、ほむらがここで崩す事はまず無いけど)

さやか(まぁここはこれが正着だよね。一騎討ちになったら分が悪そうだし…)

さやか「まどか、宝塚歌劇団ってどこにあるんだっけ?」

まどか「えっと…兵庫県じゃ無かったかな?」

さやか「へーそうなんだ」

杏子「知らねえのかよwただの質問じゃねえかw」

さやか「まどかにペンタゴン!」

まどかの答え『海組』

まどか「ど、どう?」

さやか「………………残念っ!!!」

ほむら「番組変わってるじゃないの」

さやか「正解は『宙組』でしたー。これで「そらぐみ」って読むのがカッコ良いよね」

マミ「そうね!」

杏子「何で急にテンション上がったんだよ」

さやか「指名はここでストップするね。これでまどかも射程距離だよ~?」

ほむら「その背後を私が撃つけどね」ファサッ

ほむらの答え『宙組』

現在のバッテン状況
さやか4 ほむら4 まどか3

ほむら(このゲームは基本的には指名者側が有利)

ほむら(出来ればここで美樹さやかを消して、まどかとリーチ同士での勝負に持っていきたい所ね)

ほむら(そしてまどかに勝って、あんな事やこんな事を!)ほむっ シュッ

ほむら「渋谷・池袋女子高生の正解率71%」

ほむら「見ているだけの美しいものよりも、実際に何か役に立つ方が良いという意味のことわざは「花より○○」でしょう?」

さやか(ここでこんな易問とは、ツいてないねほむら)

さやか(まぁこの人数なら、セーブの成功率は高いからそんなに悪くも無い、かな)

さやか(さて、さやかちゃんはどうするべきだろうね)

さやか(まぁまどかはまだ3だし…ほむらも勝つ気なら私を落としには来ないでしょ)

ほむら(美樹さやかは…私がセーブを成功させれば、まどかにバツを付けると考えるだろうから)

ほむら(ポイントはまどかね。まどかが崩さなければ、セーブは決まる)

ほむら(まどかの立場からすれば、セーブが成功すれば自分にバツを付くと思うだろうから)

ほむら(崩しに来る公算も高いけど…)じっ

まどか「?」きょとん

ほむら(信じてまどか、私はセーブが成功すれば美樹さやかを葬るから)

ほむら(あの女が消えれば、優勝するのは私かまどか。まどかが優勝して命令されるのも悪くないわ)じゅるり

さやか「よし、書けたよー」

ほむら「それじゃあ、セーブでお願いするわ」

さやか「即答だね。どっちから見る?」

ほむら「まどか、見せて貰える?ちなみに正解は『団子』よ」

ほむら(ここを越えれば実質私の勝利…!)ドキドキ

まどか「……うーん、読みが外れちゃったな」 まどかの答え『団子』

ほむら「よしっ!!!」グッ(ガッツポーズ)

杏子「喜び過ぎだろ。まださやかのが残ってるのに」

ほむら「そんなの見る必要も無いわ。美樹さやか、貴方には消えてもらうわね」

マミ「えぇっ!?鹿目さんがまだ3なのに、美樹さんにバツを付けるの?」

杏子「スマブラじゃ有り得ねーぞその選択…。八百長じゃねえか!」

ほむら「ふふん、何とでも言うが良いわ。ルール状何の問題も無いのだから」ファサッ

さやか「いや、問題はあるよ。ほむら」

ほむら「?何を言って―――

さやかの答え『杏子』

ほむら「――――っ!?」

さやか「フフン、はなよりあんこ!」ドヤッ

杏子「な、何を書いてんだよっ///!」

ほむら「な、何故っ!?セオリーなら私はまどかにバツを付けるのだから」

ほむら「ここでセーブ崩しをする理由は無いじゃない!」

さやか「どの口がそれを言ってんのよw」

さやか「クイズでも貪欲にまどかと二人きりになろうとする、ほむらの魂胆なんて見え見えだってのw」

ほむら「ぐ…………」ウナダレ

さやか(まぁ実際の所は、答え書く直前でこのボケを思いついたから、言いたくて仕方無かっただけだけどねw)

現在のバッテン状況
さやか4 まどか3

杏子「さぁとうとうさやかとまどかの一騎打ちになったか」

マミ「鹿目さんとしては、この指名者ターンで決着を付けておきたい所ね」

まどか「負けないよ、さやかちゃん!」シュッ

まどか「!有名進学塾小学6年生…正解率0パーセント!」

杏子「なっ!?」

マミ「ここで0%問題を引くなんて、何て豪運……!!!」

ほむら「まどかー!頑張ってーっ!!」

まどか(でも、これは……)

まどか「ヒット曲「ガッツだぜ!」などで知られる「ウルフルズ」のボーカルは誰でしょう?」

杏子(これは……)

マミ(意外とカンタン…よね?私は知らないけど…)

ほむら(小学6年生というのがポイントの問題ね。恐らく新橋サラリーマンなら30%はある…)

まどか(さやかちゃんなら知っていても不思議じゃない…どうしようかな)

さやか「フンフンフーン♪」かきかき

さやか「書けたよ、まどか」ニヤッ

まどか(自信に満ちた表情…これはブラフ?それとも…)

まどか「…さやかちゃん。この人の名前って、全部で何文字かな?」

さやか「ん?漢字は漢字のままで良いの?」

まどか「!…うん、一般的に書かれてる名前で答えて」

さやか「六文字だね」

まどか(正解は『トータス松本』…合ってる。たまたまって事は…無いよね)

まどか(正解を知っていながら、六文字って答えたって事は)

まどか(さやかちゃんはセーブを誘っている?でも、それだとあまりにあからさま…)

まどか(でも、私がそう思ってペンタゴンをする事を、さやかちゃんは待ってるのかもしれない…)

まどか(セーブか…ペンタゴンか…)

まどか「…決めたよ、さやかちゃん。私はさやかちゃんを信じるね」

まどか「セーブ!!!」

さやか「…セーブ、か」

お風呂入って来ます。
もうちょっとなので、保守宜しくお願いします。

杏子(…あの様子ならさやかは答えを知っていたみたいだから)

マミ(結局、ここは崩してるか崩して無いかの確率50%)

ほむら(まどかはストレートに来てると読んだ。結果は…?)

まどか「どう?さやかちゃん」

さやか「…やられたね。あーあ、絶対ここは私がボケて来ると読むと思ったのになー」

まどか「!そ、それじゃあ……」

さやか「うん、まどか。まどかの―――

さやかの答え『トースト松本』

さやか「勝ちだよ」ニコッ

まどか「……………え?」

さやか「え?」

さやか「どったの?まどか。優勝したんだからもっと喜びなよ」

まどか「え…いや…え?」

ほむら「…何なの?美樹さやか、そのよく分からないボケは」

さやか「ボケって何が?まどかのセーブ成功で、まどかが優勝したじゃん」

ほむら「え?いや…まさか、素で?」

まどか「さやかちゃん。言うの忘れてたけど、正解は『トータス松本』なんだけど…」

さやか「えええええっ!?嘘!トーストじゃ無かったっけ!?」

まどか「えー………」

ほむら「何そのバターと合いそうな芸名…」

杏子「…結局、正解を書いたつもりが間違ってたって話なのか?」

マミ「それだと…鹿目さんのセーブ失敗で鹿目さんにバツが付くわよね?」

さやか「……………よっしゃあっ!!!作戦通りぃっ!!!!!」

杏子「嘘つけ」スパーン!

さやか「あいたーっ!」

まどか「うー…流石にそれは読めないよー」

現在のバッテン状況
さやか4 まどか4

さやか「さぁさぁさぁさぁ遂に遂に大詰めですよぉ!泣いても笑ってもこの問題で決着!」

さやか「盛り上がって参りましたーっ!!!」

杏子「いや、盛り上がってねえよ。何ださっきのどっちらけ」

ほむら「責任取って、美樹さやかの負けで良いと思うのだけどね」

まどか「いいよ、ほむらちゃん。私がここで正解して、もしくは間違えて、勝つから」

まどか「さやかちゃん、いざ尋常に勝負!」

さやか「応ともっ!」シュッ

さやか「――――っ!」

さやか「…最後に、最後のスペシャルカードを引くとは、運命的な何かを感じるね」ニヤッ

さやか「………問題」


さやか「指名者が、一番幸せだって感じる時間は、どんな時でしょう?」


まどか「!…ウェヒヒヒwこれは最後の最後に、とっても簡単な問題が来ちゃったみたいだね?」

さやか「さてどーかな?さやかちゃん的には、これはかなりの難問だと思うけどなー」

まどか「ティヒヒwよし、さやかちゃん。書けたよ、今迄で一番自信のある答えが」ニコッ

さやか「ほぉ…面白いね。そこまで言うのなら私のラストコールは、これで決まりだね」

さやか「まどかに………ペンタゴンッ!!!」ビシィッ!

まどか「私の答えがさやかちゃんと違ってれば、さやかちゃんの勝ち」ニッ

さやか「まどかの答えが私と同じなら、まどかの勝ち」ニッ

さやか「そだ、二人いっぺんにホワイトボードを見せ合おうよ」

まどか「それ良いね。それじゃあマミさん、掛け声をお願いします」

マミ「わ、私?…分かったわ。…コホン」

マミ「回答………オープンッ!!!」


さやかの答え『五人で一緒に居る時間』
まどかの答え『五人で一緒に居る時間』

マミ「美樹さんのペンタゴンは失敗!」

マミ「よって優勝は、鹿目まどかさんっ!!!」

まどか「やったあっ!!!」ぱあああっ

さやか「くはぁ~まさか一字一句当てられちゃうとはねw完敗だよ」

ほむら「おめでとう、まどか」パチパチパチパチ

杏子「…何か感動的な感じに終わったな」パチパチパチパチ

まどか「ティヒヒwさやかちゃんなら絶対そう書くって、信じてたよ」

さやか「やはは…何か改めて考えると照れちゃうね///」

マミ「私達も同じ気持ちよ、美樹さん」ニコッ

杏子「達って…まぁ、否定はしねーけどさ」ポリポリ

ほむら「私はまどかと二人きりの方が良いけどね」ファサッ

さやか「さーて、これでペンタゴンも終わりかー」

ほむら「待って。優勝賞品の事があったでしょ」

杏子「あぁ、そうえばそんなのあったな」

ほむら「まどか、まどかは私に何をして欲しいの?何でも言ってくれて構わないわ」

まどか「んーほむらちゃんにだけって訳じゃないけど…」

まどか「皆にお願いは一つあるかな。それは…」

4人「……………」

まどか「もう一回やらない?ペンタゴン」ニコッ

さやか「へ?」

まどか「だって、すっごく面白かったから。一回じゃ物足り無いなってw」

4人「……あははははははっ!」

まどか「な、何で笑うの?」

さやか「いや、まどからしいなってさw」

杏子「よっしゃあ!今度は絶対負けねえぞっ!」

ほむら「私が本気を出せば、無傷で完封していた事を証明してあげるわ」ファサッ

マミ「いいえ、次は私の圧勝に決まってるわ!」

4人「ペンタゴンッ!!!!」

マミ「何がっ!?」


さやか「クイズ!ペンタゴン!」END

終わりです。
まどか達で初代ヘキサゴンをやってみたいというネタ先行で、ストーリーを一切考えて無かった結果
大分行き当たりばったりで迷走してましたが、どうにか終えられて良かったです。

最後まで見て下さった皆さん、ありがとうございました。

おまけ
SSで使い切れなかった問題カード集

丸の内OL正解率32%
「昭和30年代に大人気となった初代の「三人娘」とは、江利チエミさん、雪村いづみさんと
 もう一人は誰でしょう?」

東京大学男子学生正解率94%
「第68代横綱・朝青龍関の出身国はどこでしょう?」

新橋サラリーマン正解率86%
「陶芸で、粘土をのせて回す台の名前は何でしょう?」

丸の内OL正解率14%
「トランプのポーカーゲームで「同じマークのカードが5枚揃う役」を何と言うでしょう?」

東京大学男子学生正解率88%
「日本サッカー協会が代表チームを組織している「5人制サッカー」のことを何というでしょう?」

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