師匠「学園都市か……」 (105)

師匠「まとまった休載とれたからとうとう来ちまったぜ」

師匠「最終章のいい取材になるといいが……」

トントン

師匠「ん?」

研究者「失礼、君が久保帯人くんだね?」

師匠「なんですかね?紹介状なら編集長にもらったコレが」ビロン

研究者「いやいや、唐突で済まないが君の能力をスキャンさせて頂きたい」

師匠「は?オレは能力開発なんざ受けた覚えはねぇぞ」

研究者「いやはや、これがねぇ、特殊な環境にいる人間にはごく稀に能力が開花するみたいなんだよねぇ」

師匠「ほぅ」

師匠「本当ならいい取材になるじゃねぇか」

師匠「俺自身が取材になることだってか!」ドャァァン

研究者「と、とにかく能力のスキャンをさせてもらってもいいってことかな?」

師匠「わかりました!喜んで引き受けます!」

スキャン中 ピピピ

研究者「帯人くん、判明したよ」

師匠「んで、結果はどうです?」

研究者「それがねぇ、今までに類を見ない能力みたいだねぇ」

師匠「んで、どんな能力は何です?」

研究者「そうだねぇ、名前をつけるとすればそれは……」

研究者「言霊使い(ポエマー)だ!」

師匠「何……だと」

研究者「どうやら君のオサレなワードに反応して能力が発動するみたいだね」

師匠「オレ向きの能力じゃねぇか!
して、レベルは?」

研究者「レベル5相当、そしてこのまま成長して行けばあるいはレベル6に……」

師匠「まじかよ。どうすればレベル6になれるんだ?」

研究者「レベル5を全員倒してもらおう」

師匠「!?」

師匠「できんのか?」

研究者「君の能力なら可能性はある。これがレベル5の位置データだ。君の端末に送信しておく」

ピピッ

師匠「いい取材になりそうだな。やってやろーじゃねぇか。」

研究者「では、まず何位の能力者を狙うかね?」

師匠「>>24位の所だ」

7

師匠「ん、端末の情報(ダーテン)によるとこの辺りか?」

削板「根性!根性!今日も元気にいくぜー」

師匠「情報(ダーテン)によると根性が口癖……。奴だな」

師匠「君が削板くんだね?」

削板「なんだこの上半身に比べて下半身が貧弱すぎる男は?根性足りてねーぞ!」

師匠「手合わせ願おうか」

削板「お、決闘か!いいぜ、その貧弱すぎる下半身きたえなおしてやるぜ!」

ブチィ

師匠「風評被害だ……。もう手加減はせんぞ……」

師匠「さよならさよならさよならさよならさよならさよなら」

削板「ん?何ブツブツ言ってんだ?根性入れてハッキリしゃべれ!」




師匠「 ぼくは ただ きみに

さよならを言う練習をする 」




削板「ん?」

ゴッガァアアアア!!!

削板「ぐっ、こんなもんで……根性こんじょ…」

ドテッ バタンキュー

師匠「ふん、気絶したか。この根性無しが……。さようなら、削板軍覇」

師匠「次行くか。そうだな>>35位のとこだな。」

6

ピピピピッッ
師匠「ん、電話か?」

研究員「済まん、帯人くん第6位の情報だけはまだないんだ……他の能力者で代用できるかこちらでも調べてみる」

ピ ツーツーツー

師匠「しゃねーな。なら次行くしかねぇな」

師匠「よし、なら>>38位の所行くか」

ビームの人

とあるプール

フレンダ「ねーねー麦野ー」

麦野「あぁ?なんだ?」

プールの水ビシャ

麦野「キャ、冷た!テメーフレンダーぁぁあ!!」

キャッキャッ ワイワイ

絹旗「あの二人、仲が悪いのやらいいのやら超わかりませんねぇ」

絹旗「フレンダも度が過ぎたことして大惨事にならなきゃいいですけどねぇ」

滝壺 プールでプカー

師匠 プールでプカー


アイテム一同「!?」

師匠「いやー、いいプールだな。早速だが第4位にはたおされてもらうぞ」

麦野「あん?なんだこの上半身に比べて下半身が貧弱すぎる男は!?」

アイテム一同「変態しねー」

麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ確定ね!」

師匠「あまり強い言葉を使うなよ」








師匠「弱くみえるぞ」





アイテム一同「!?ち、力がぬけて…弱く……」

師匠「ふん、強い言葉を使うからこうなる」

麦野「ぐ、てめー!」

ビーム ビィィ!

師匠「あーめんどくせぇなー」








「 どいつもこいつも、
ぶっ壊れちまえ 」






ドドドドドドドド!!!!


アイテム一同「ぐわぁぁぁぁ」 

師匠「次行くか。>>44位だな」

5

師匠「ここが常盤台か…女子校なんだろ……」

女子たち「キャー、上半身に比べて下半身が貧弱すぎるおっさんがー!!!」

師匠「やはりな……仕方ない」







師匠「 世界一嫌いだと言ってくれ 」






女子たち「う…嫌いすぎて気分が……」
バタバタッ

師匠「随分嫌われてしまったな」

食蜂「あらー、あなたはどなた?不審者ね」

リモコン ピッ!

師匠「何だ?ウッ…」

食蜂「よかったわー、不審者無事洗脳できたわー☆」

食蜂「こいつを御坂さんにけしかけて☆フフッ」





師匠「 失くしたものを 奪い取る 血と肉と骨とあとひとつ 」







心か







食蜂「!?」

食蜂「何!?こんなことって…」

食蜂「こいつの頭ん中どうなってるの!?」

師匠の脳内「君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ
焦熱と争乱 海隔て逆巻き南へと歩を進めよ 散在する獣の骨
尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪 動けば風 止まれば空 槍打つ音色が虚城に満ちる君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 蒼火の壁に双蓮を刻む 大火の淵を遠天にて待つ 君臨者よ…」



食蜂「ぎゃああああああああああ!!理解不能理解不能よぉ…頭が痛いィィィ」

ドテッ

師匠「人の頭を覗くからそうなる。ふん、常人には理解できまい」

師匠「次行くか…>>51位だな」

3

佐天さん「ういーはーるー!」

パンツバサッ

初春「キャー、佐天さん人前ですよぉ!」

黒子「佐天さんと懲りませんわねぇ」

御坂「いいじゃない!たのしそうで」

黒子「ハッ!お姉様、私達も佐天さん達のように楽しそうなことを!」

ビリビリ

黒子「ぎゃああ!」

御坂「全くすぐ調子に乗るんだから!」

師匠「失礼」

御坂一同「?」

御坂「何か?ハッ!その上半身に比べて下半身が貧弱すぎる体格!久保帯人さんですよね!?」

師匠「え?あ、うん……」

御坂「やっぱり!私ファンなんです!毎週ジャンプを立ち読み……じゃなかった……読んでるんです!」

師匠「え、それマジ?」

師匠「(参ったな、いくらオレでもファンを倒すわけにはいかないな……)」

御坂「あの、サインもらってもいいですか?」

師匠「お、おう!いいよ?ちなみに好きなキャラっている?」

御坂さん「 雀部長次郎です!」

師匠「しぶいなぁ!よし、ちょっと待ってくれ」

師匠 サッサッサー

師匠「はい 雀部長次郎入りのサイン!」

御坂「うわぁ!ありがとう……ありがとうございます!!」

涙ポロポロ

佐天さん「御坂さん泣くほど嬉しかったんですねー」







師匠「 我々は涙を流すべきではない

それは心に対する肉体の敗北であり

我々が心というものを

持て余す存在であるということの

証明にほかならないからだ 」





御坂「ウッ心がぁぁ」
バタンキュー

佐天さん「御坂さんが心を持て余した!!」

師匠「しまった!つい癖でポエムを!これもポエマーの性か!!」

師匠「この場を離れて次行ったほうがよさそうだな……。>>61位に行こう」

1

一方通行「あーあ、お気に入りの缶コーヒー切れてんじゃねェかァ」

一方通行「ッたく、ついてねーぜ。帰ったらガキのお守りもしねェーとなァー」

師匠「今晩は冷えるな」

一方通行「誰だぁ?上半身に比べて下半身が貧弱すぎるおっさんに用はねェぞ」

師匠「オレにはあるだよ。おとなしく倒されてくんないか?」

一方通行「ァあ?もういいや、お前消えろ」

一方通行 電柱掴んでズドーン


師匠「流石一位だな。だが……」





「 ぼくたちは ひかれあう

水滴のように 惑星のように

ぼくたちは 反発しあう

磁石のように 肌の色のように 」




電柱反発ピューン

一方通行「ナんだァ?」

師匠「反発したな。反射できるのはお前だけじゃなかったようだな」

師匠「こっちから行くぞ。」

師匠ダッシュ

一方通行「いいぜェ、反射で返り討ちにしてやんよォ」

師匠パンチ

師匠「ぐわぁぁぁぁ!」

一方通行「ざまァねェなァ!!」







師匠「いつから私だと錯覚していた?」


一方通行「なン?」

師匠「 滲み出す混濁の紋章
不遜なる狂気の器 湧きあがり・否定し 痺れ・瞬き 眠りを妨げる 爬行する鉄の王女 絶えず自壊する泥の人形 結合せよ 反発せよ 地に満ち己の無力を知れ






破道の九十 黒棺 !!!!!!」

ズザァザザザザザザ!!!!

一方通行「な、反射できねぇ!!この世の法則が通じてねェええ?」

一方通行 ドンバタ

師匠「鬼道、初めてだかうまく行ったな最後は2位か……」

垣根「暇だな」

師匠「来たぞ」

垣根「まじか、誰だ、アンタ?」

師匠「前置きはいいから倒れてもらうぞ」

垣根「あ?上半身に比べて下半身が貧弱すぎる体格で何が出来んだぁ!?」

垣根「死ね!」

ダークマタードーン

師匠「ぐおぉ!?」

師匠「クッなんだ今の攻撃は?」

垣根「ハッ、普通の攻撃と思うなよ……オレのダークマターに常識は通用しねぇ!!」

師匠「なるほど、この世界の攻撃ではないようだな…ならば!」

垣根「トドメだ、おら!」







師匠「 何ものも わたしの世界を 変えられはしない 」





垣根「な、ダークマターが消えただと?」

師匠「隙だらけだ」

師匠「 千手の涯 届かざる闇の御手 映らざる天の射手
光を落とす道 火種を煽る風 集いて惑うな我が指を見よ
光弾・八身・九条・天経・疾宝・大輪・灰色の砲塔
弓引く彼方 皎皎として消ゆ

破道の九十一 千手皎天汰炮 」

ドドドドドドドド!!!!!!

垣根「どわああああああ!!」
バタンキュー

師匠「終わったな……」

ピピピピッッ

師匠「もしもし、帯人です」

研究員「第六位の埋め合わせの能力者が決まったぞ!」 

師匠「名前は?」
                                     


研究員「上条…当麻だ」

師匠「そいつはどこに?」

研究員「彼の性質からしてもうすぐそこに……」

扉バァン!!

上条「なにやってんだテメー!!」

師匠「お前が上条当麻か……悪いが倒れてもら……」

上条「ふざけんな!話は大体分かってるぞ。レベル6になるだと!そんなもんのためにレベル5を全員ボコしたのか!御坂だってお前ファンだったんだぞ!」

上条「大体、アンタは少年ジャンプの元看板作家だろ!少年に夢を与える立場だろ!そんな人がこんなことすんじゃねぇよ!!!」

師匠「お前に何がわかる??確かにオレはジャンプの看板漫画として輝いていたじきもあった……」

師匠「しかし、今はどうだ?」

師匠「トリコとかいうのに看板をとられ、アンケートは奮わず、下位の方で掲載を……」

師匠「屈辱だ!!!忘れらんねぇんだよ看板漫画の煌めきが!」

師匠「また看板に戻るためには生半可な取材じゃダメだ!!」

師匠「そのためだったらレベル6にでもなんでもなってんやるよ……」

上条「もう、止まらねぇんだな?」

師匠「あぁ、お前を倒してそれで仕舞いだ」


師匠「 滲み出す混濁の紋章
不遜なる狂気の器 湧きあがり・否定し 痺れ・瞬き 眠りを妨げる
爬行する鉄の王女 絶えず自壊する泥の人形
結合せよ 反発せよ 地に満ち己の無力を知れ

破道の九十 黒棺 」

師匠「 完全詠唱の黒棺だ!!時空が歪む程の重力の奔流だ!!君如きでは理解することすらできまい!!上条当麻!! 」

上条さん キュイーン!
黒棺   パリーン

師匠「な!?」

師匠「破道の三十一 赤火砲!」

パリーン

師匠「 破道の三十三 蒼火墜 !」

パリーン

師匠「 破道の六十三 雷吼炮! 」

パリーン…

師匠「くそがくそがくそがくそ」

上条「諦めろ帯人、ここでお前の暴走を打ち切りにしてやる!」

師匠「こんなとこで負けるわけには…今までに倒したレベル5のためにも……」

師匠「レベル5かぁ…上半身だの下半身だのしつこかったなぁ……」

師匠「上半身?」

上条「終わりだ」
ガゴン パシ!

上条「!?」

師匠「そうだ、オレには下半身に比べて圧倒的に鍛えた上半身がある!」

師匠「能力に頼りすぎてそんなこともわすれていたぜ!」

師匠「覚悟はいいか?」

上条「な、まだこれか」

ガンゴンドガンバキーン!!

上条「ぐわぁ、そん…な」
バタ

師匠「今度こそ終わったな…」

1ヶ月後~

編集「帯人さん、やる気に満ちてるっすね~」

師匠「あぁ!いい取材ができたからな」

編集「書く内容も気合がちがいますよ!」

編集「ただキャラの上半身に比べて下半身が貧弱すぎません?」

師匠「ん?そうか?こんなもんだろ。それより休載明けのアンケートの速報きかせろ!まぁ一位だろうけどな」

編集ゴソゴソ

「えーと、16位です」




師匠「なん…だと…」



    これにてお仕舞い

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom