絵里「よいしょ」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

にこ「絵里？荷車なんか引いて何してるのよ？」

絵里「今日、校門の花壇の総入れ替えをする予定なの」

にこ「へぇ～生徒会長ってそんな事までしないといけないのね」

絵里「まぁ、人手が足りないから仕方ないわ」

希「えりち、プランタ全部のせるよ？」ﾄﾞｻｯ

絵里「ありがとう希」

希「ついでにウチも乗っていこーっと」ﾄﾞﾝｯ

絵里「ちょ！…もう、子供じゃないんだから」

希「ええやんええやん♪」








にこ「…ドナドナドーナードーナーナー。希をのーせーてー…」

希「にこっち。それってウチが牛って言いたいん？ねぇ？」

凛「うぅ…魚は苦手だにゃー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

花陽「頑張って凛ちゃん！これを食べたら美味しいデザートが待ってるよ！」

凛「ほんと！？うぅ…でも」

花陽「大丈夫。今日は凛ちゃんの為に花陽が選んだデザートだから…」

花陽「それに…花陽も凛ちゃんと一緒に食べたい」

凛「かよちん…うん！凛頑張って食べるよ！」

花陽「凛ちゃん…！」

凛「ﾓｸﾞﾓｸﾞ…ｳｯ…ｺﾞｸﾝ!ぜ、全部食べれた！」

花陽「凛ちゃん！やったね！」

凛「ありがとう！かよちんのおかげだにゃー！」








花陽「はい凛ちゃん！今日のデザートはフィッシュ＆ナッツだよ！」

凛「ちょっと待てやオイ」

-お風呂場-


真姫「」ｽｨｰ


ﾁｬﾎﾟﾝ


ﾌﾞｸﾌﾞｸ…









ｻﾞﾊﾞｧ


真姫「おさかなになったわ・た・し♪」


真姫「」ｽｨｰ



ﾁｬﾎﾟﾝ

ことり「セイウチーのサブレは牙がむずかしいっ♪ 」＼ﾅﾆｯ／

ことり「タツノオトシゴのサブレは折れやすいっ♪」＼ﾎﾟｷｯ／

ことり「ひーよこーのサブレーはチッブアイブ♪」＼ﾎﾉﾘﾁｬﾝ!!／

ことり「やっぱことりーのサブレーにしようっ♪」

ことり「なんじゃそりゃ♪」ﾁｭﾝ











警察「南さ～ん！いるんですか～？お宅の娘さんが銘菓のCMをインスパイヤしたとして逮捕状が出でいるんですけど～」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

親鳥「ことり！お願いだから部屋から出てきて！今ならまだ罪が軽くなるようにお母さん言ってあげるから！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ

ことり「誰か！誰かっ！ことりの話を聞いて！おねがぁい！」

連続朝ドラマ『うみちゃん』



海未「わたし、アイド→ル↑になります！」

希「っ！」ｽﾊﾟｺｰﾝｯ!!

海未「！？」

希「あんたなぁ…アイドルになるってのは、簡単なことやないんよ！？」

海未「わ→た→し↑はおかあちゃんじゃない！絶対になってみせます！」

希「…そう、ならもう止めん。でもな、じょーけんがある」

海未「じょうけん？」









希「…ウチを入れて、二人でデビューや」

海未「おかあちゃん…」

絵里「～♪」ｸﾙｸﾙ

穂乃果「わっ！絵里ちゃんそれってトリプルアクセル！？」

絵里「えぇそうよ。トリプルではないのだけれどね」

穂乃果「やっぱり絵里ちゃんはズバ抜けて上手いな～」

絵里「穂乃果も練習すればきっとできるはずよ」

穂乃果「そうかな？よーっし！」

穂乃果「えいっ！」ｷﾞｭﾝ!!

絵里「へっ？」

穂乃果「絵里ちゃん！どうしよう！止まらない！」ｷﾞｭｲｰﾝ!!

凛「遅れてごめ穂乃果「ワーッ！！」ﾊﾞｷｯ

凛「にゃああああああっ！！」ｷﾞｭｲｰﾝ

穂乃果「いやああああっ！！！」ｷﾞｭｲｰﾝｷﾞｨﾝ!!凛「にゃああああああああっ！！」ｷｭｲｰﾝｷﾞｨﾝ!!ｶﾞｷｨﾝ!!




希「穂乃果ちゃんも凛ちゃんも、人間ベイブレードで楽しそうに遊んでてええなぁ」

絵里「I'll go home.」

海未「人は逃げ場がなく、どうしようもなくなった場合、顔が自然と笑うのだそうです」

海未「ニュースでパトカーに乗り込む容疑者などが笑顔で写っていたりするのは、そのせいだそうです」

海未「…しかし、普通に生活をしているだけでしたら、そんな状況にはならないと思いますね」

海未「なにせいわゆる『人生が詰んだ』という状況なんて、私達高校生には縁のない話です」









穂乃果「ねぇ海未ちゃん、なんで海未ちゃんの鞄の中に穂乃果のパンツがあるの？さっき穂乃果の部屋にカバン持っていったのは穂乃果のパンツを入れるためだったの？ねぇねぇ海未ちゃん？」

海未「……」ﾆﾀｧ

凛「だるまさんが転んだってさ」

花陽「うん」

凛「別に転んでないよね？だるまさん」

花陽「そ、そうだね」

凛「毎回毎回誰かが鬼になるたびに転ばされるなんてだるまさんもいい迷惑だよね」

花陽「う、うん…」

凛「いっそのこと、誰かの名前にすれば迷惑がかからないんじゃないかな？」

花陽「ええっ！？名前を呼ばれた人が転ばなきゃいけないのぉ！？」

凛「早速試してみるにゃー。おーいにこちゃーん！」

にこ「？」

凛「ねぇねぇにこちゃん、にこちゃんが転んだゲーム、しようよっ！」

にこ「え？何？にここれから虐められるの？なんで？へっ？ちょ！やめ」ﾄﾞｻｧｯ