真旧約聖書 「こたつ創世記」 (13)

神は言われた。
「こたつあれ。」
こうして、こたつがあった。
神はこたつを見て、良しとされた。神は暖と寒を分け、
暖をこたつと呼び、寒を冬と呼ば れた。冬があり、こたつがあった。第一の日である。

神は言われた。「机の上に みかんあれ。実と筋を分けよ。」
神はみかんを造り、机の下と机の上にみかんと筋を分けさせられた。そのようになった。
神は筋の入ったそれをゴミ箱と呼ばれた。冬があり、こたつがあった。第二の日である。

神は言われた。「机の下の暖は一つ所に集まれ。冷えた所が現れよ。」そのようになった。
神は冷えた所をフローリングと呼び、暖の集まった所 をこたつ布団と呼ばれた。神はこれを見て、良しとされた。
神は言われた。「フローリングは絨毯を芽生えさせよ。冷たさを通さぬ素材と、それぞれの暖かさをつける絨毯を、地に芽生えさせよ。」そのようになった。
地は絨毯を芽生えさせ、それぞれの暖かさを持つ素材と、 それぞれの冷たさを通さぬ素材を芽生えさせた。神はこれを見て、良しとされ た。
冬があり、こたつがあった。第三の日である。

神は言われた。「こたつのそばに光る物があって、音と映像を分け、時間のしるし、日や週のしるしとなれ。
こたつのそばに光る物があって、家族を照らせ。」そのようになった。
神は二つの大きなテレビとPCを造り、大きな方に家族を治めさせ、小さな方に我を治めさせられた。
神はそれらをこたつのそばに置いて、机を照らさせ、家族と我を治めさせ、光と闇を分け させられた。神はこれを見て、良しとされた。
冬があり、こたつがあった。第四の日である。

神は言われた。「猫が家の中に群がれ。犬は地の上、こたつの外の寒を飛べ。」
神はこたつに群がるもの、すなわち小さな怪物、うごめく生き物をそれぞれに、また、心に翼ある犬をそれぞれに創造された。神はこれを見て、良しとさ れた。
神はそれらのものを祝福して言われた。「群れよ、増えよ、こたつの暖に満ちよ。犬は地の上に増えよ。」
冬があり、こたつがあった。第五の日である。

神は言 われた。「母は、それぞれの食べ物を産み出せ。肉、魚、鍋をそれぞれに産み出せ。」そのようになった。
神はそれぞれの鍋、それぞれの魚、 それぞれの肉を造られた。神はこれを見て、良しとされた。
神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、 家畜、地の獣、地を這うもの、テレビ、PCすべてを支配させよう。」
神は御自分にかたどって 人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。
神は彼ら を祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空 の鳥、地の上を這う生き物、テレビ、PCをすべて支配せよ。」
神は言われた。「見よ、机にある、筋の取れたみかんと種を母の作った料理を、すべてあなたたちに与えよう。 それがあなたたちの食べ物となる。
地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて 命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。」そのようになった。
神はお造り になったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。全てがあり、こたつがあった。第六の日である。

真旧約聖書 こたつ創世記
より抜粋

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