神原「大好きな先輩の彼氏をブッ殺そうとした私は十分に条件を満たしていると思うのだが、どうだろうか?」
阿良々木「その先輩の彼氏に何を言っているんだお前はー!」
神原「それと、左腕だけだが悪魔化しているしな!」
阿良々木「悪魔化はクレイジーサイコレズの必須条件じゃねえよ!!」
阿良々木「そんな特定の誰かを連想させるようなワードを入れてくるんじゃねえ!」
阿良々木「いや、そもそもどうして急にクレイジーサイコレズなんて呼ばれたがっているんだ、神原?」
神原「それはだな阿良々木先輩。最近私のキャラが薄くなってきている気がしてならないので、
ここらで一度私のキャラ設定を読者の皆さんに再認識して貰おうと考えた次第だ」
阿良々木「だからってクレイジーサイコレズは無いだろ…」
神原「クレイジーでサイコなレズ呼ばわりされようとも、欲しい人気というものがあるのだ、阿良々木先輩!」
神原「セカンドシーズンでも一人だけハブられた私の気持ちにもなってくれ!」
阿良々木「お前のエピソードはいろいろ事情があるんだよ!」
神原「一人だけアニメにならなかったんだぞ!?一人だけっ!」
神原「そりゃあ悪魔化もするさ!」
阿良々木「お前は別にそれが原因で悪魔化したんじゃないだろ!?」
神原「クレイジーサイコレズとも化すさ!」
阿良々木「お前、そんなにアニメ化の件を気にしてたのか…」
神原「いや、まあ、別に言うほどアニメ化の件は気にしてはいないんだ」
阿良々木「そうなのか?」
神原「むしろ私だけ後回しとかおいしいとすら思っている!」
阿良々木「おいしいとか思ってんのかよ!一瞬気にかけちゃった僕の気持ちは全部無駄だったわ!」
神原「むしろ私だけがのけ者扱いされている状況に、快感すら覚え始めている!!」
阿良々木「へ、変態だー!?」
神原「そうなのだが阿良々木先輩。
私は他のクレイジーサイコレズと呼ばれているキャラと比べても何の遜色もないクレイジーサイコレズっぷりだと自負している」
阿良々木「僕としては後輩女子にはそんな自負はしないでもらいたいのだけれど」
神原「なのにッ!!全然私をクレイジーサイコレズと呼んでくれる人がいないのだッ!!」
阿良々木「そんなに力強く訴えられてもっ!!」
神原「自分の好きな女の子の彼氏をブッ殺そうとしたのなんて私くらいだろう!?
なのにどうしてみんな私をクレイジーサイコレズと呼んでくれない!?」
阿良々木「そんなに呼ばれたいのかよ、クレイジーサイコレズ…」
神原「もちろんだとも!もう多勢の人間から罵るように言われたいっ!」
阿良々木「ただの性癖じゃねーか!」
神原「このクレイジーサイコレズが!と言われたい!」
阿良々木「もう勘弁してくれ神原…正直これ以上クレイジーでサイコなキャラはいらないんだよ…」
神原「そう!それなんだ阿良々木先輩!」
神原「どうして私以上に狂ったキャラばかりなのだ!?この物語シリーズは!?」
神原「これではますます私の影が薄くなってしまうではないか!!」
神原「戦場ヶ原先輩の彼氏である阿良々木先輩をブッ殺そうとした私が埋れてしまうって、どんなキャラがいればそんな事態になるのだ!?」
阿良々木「あー、確かに神原。お前って僕の周りではまともな部類だもんな」
神原「もはや被害者本人がそんな事を言ってしまっているし!!」
神原「私を常人扱いしてどうする阿良々木先輩!あなたをブッ殺そうとした張本人だぞ!?」
阿良々木「なあ神原。その『ブッ殺す』って表現やめてくれないか?
女の子からそんな発言が出てくると、僕としてはドキリとしてしまうぜ」
神原「そこ!?今そこを気にするポイントなのか!?」
阿良々木「ああ。なんて言うか、聞き苦しいんだよ。もうちょっとソフトな表現にしてくれ」
神原「仮にもクレイジーサイコレズを名乗る私に、しかも自分が殺害されそうになった話をソフトに表現して欲しいとは…
いやはや阿良々木先輩の器の大きさには恐れ入る」
神原「ならばこうしよう。阿良々木先輩をパチンした私は、クレイジーサイコレズと呼ばれるにふさわしい人間であると!」
阿良々木「その表現、ヴァルハラコンビの間で流行っているのだろうか?」
神原「ともかく、私はクレイジーサイコレズの仲間入りをして人気を獲得したいのだ!」
神原「このままでは私の『花物語』が『暦物語』より後回しにされかねないではないか!」
阿良々木「さすがにそこまで引き延ばされはしないだろう。
花物語はきっとOVAか何かでひっそり販売されると思うぜ。来夏あたり」
神原「ひっそりって言ってしまってるではないか!?しかもテレビアニメじゃなくてOVA!!」
神原「OVAなんて、そんなの羽川先輩と私に一騎討ちしろと言っているようなものだぞ!?」
神原「勝てるわけがないだろう!?」
阿良々木「そして、花物語がアニメ化する頃になっても、きっと傷物語はまだ完成しないんだろうなー」
神原「なぜ急に自虐的に!?」
阿良々木「いや、引き延ばしの話題でふと思っちまってさ…」
神原「き、きっとまどマギの映画終わっただろうし、近いうちに再始動するさ!
元気を出してくれ阿良々木先輩!ほら、ブレスレットブレスレット!」
阿良々木「あ、もしかして映画では僕がオープニング担当かな?こよみヴァンプだし」
神原「いやー、そこはさすがに彼女なのではないか?もしくはClariSが大穴だろうな」
阿良々木「どうだろうなぁ。いや、案外あの人がカムバック…」
神原「それはあり得ないだろう…って、私の話だったはずだぞ阿良々木先輩!?」
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