QB「外付けハードウェアの試作品?」(331)


※QB擬人化とか誰得なもの


ほむほーむ

ほむら「………」

ほむら「ひまね……」

ススス……

QB「やぁ、ほむら」

ほむら「何しに来たの?」

ほむら「いや、ちょっとこの部屋に用があってね」

ほむら「部屋に?」

ほむら「いや、ちょっとこの部屋に用があってね」

QB「いや、ちょっとこの部屋に用があってね」



QB「……うん、やはりここが一番だ」

QB「HQ,HQ,こちらインキュベーター182……」

ほむら「………」

QB「はい、はい……」

QB「以上で報告を終わります。きゅっぷい!」


ほむら「……何をしていたの?」


QB「母星に報告をしていたのさ」

ほむら「どうして私の部屋でそんなことをするのよ」

QB「どうも最近、通信状態が良くなくてね」

QB「何故だか君の部屋が一番通信しやすいんだ」

QB「というわけで、これから連絡をするときはこの部屋に来させてもらうよ」

ほむら「使用料でも払ってもらおうかしら?」

QB「残念だが僕らは地球の金銭を持っていないからね」


QB「……ん?」

ほむら「どうしたの?」

QB「また連絡だ。ちょっと失礼するよ」

QB「こちらインキュベーター182……」


ほむら「………」

ほむら(母星ってことは、要はこいつの雇い主、あるいは司令塔よね?)

ほむら(つまりはコイツの頭……)

ほむら(その通信を邪魔し、あるいは仕事に影響するようなことをすれば)

ほむら(QB失脚→契約できない→まどか助かる→ほむほむ)


QB「はい、それでは……」

ほむら「………」ソーッ…

ほむら「えい」グイッ!

QB「きゅぷぁ!?耳が!?」

ほむら「………」グリグリモフモフ

QB「やめるんだほむらっ!耳をいじらないでくれ!」

QB「ああ!通信が!アンテナが立たなくなって……」ジタバタ

ほむら「ふふふ……」グイグイ


QB「脱出!」バッ!

ほむら「……ちっ」

QB「ふぅ、君には困ったものだよ」

QB「さて、アンテナも損傷は免れてるみたいだし、通信を……」

QB「HQ,HQ……」

QB「あれ?」

ほむら「どうしたの?」

QB「なにか本部から一方的に情報が送られてくるよ」

QB「しかもかなり大きいデータ……」


QB「……これは?新しい個体のデータ?」

QB「それもパッチじゃなくて即適応する形の―――」ボコボコ

QB「きゅぷい?」ボコボコ…

ほむら「あなた、尻尾の方からなにか膨らみ始めてるわよ?」

QB「なんだって!?」ボコボコボコボコ…

QB「まさか、これは―――」ボコボコボコボコボコボコ

ほむら「ちょ……大きくなってる!?」


QB「きゅぷああああああ!」ビカッ!

ほむら「きゃっ!?」


シュウウウウウ……

ほむら「な……何が起こったのよ」

QB「僕にも何が何だか……」モワモワ…

ほむら「………」

QB「……どうしたんだい?」

ほむら「あなた、まさかキュゥベえなの……?」

QB「そうだよ?君は一体何を言って……」

ほむら「……鏡を見てみなさい」スッ



QB「人間……?」


~~~~~~~~

ほむら(とりあえず、今起こったことを整理してみるわ)

ほむら(キュゥベえが突然キモく膨らみ始めて光に包まれたと思ったら)

ほむら(そこには白い髪をもった男の子が一人座っていた)

ほむら(何を言っているのかわからないと思うけど、私だってわからないわ)

QB「とりあえず本部に連絡を取ってみよう」

QB「こちらインキュベーター182……」


QB「……ええっ!そんな!」

QB「いやでもあれは事故で……ええ……」

QB「きゅ……きゅぷい!」


QB「……やれやれ、大変なことになったよ」

ほむら「一体何があったの?」

QB「簡単に説明するとだね、これは実験なんだ」

QB「感情研究の一環として、人間そのものになってみるというね」

QB「人間の体を原子レベルでコピー、それをインキュベーターに合わせて再構成した個体」

QB「それがこれだ」


QB「最初は任意で実験に参加する予定だったらしいんだけど」

QB「僕は断ったけど、なかには興味本位で賛成する個体もいた」

QB「でも、とある理由せいで僕の通信と別の個体の通信が混線してしまったみたいなんだ」

ほむら「とある理由?」



QB「君がアンテナをいじったからなんだよ!」

QB「ただでさえ最近は電波の通りが悪かったというのに……」

QB「泣きっ面に蜂というのかな?とばっちりを受けたなぁ」


ほむら「元には戻れないの?」

QB「今問い合わせてみたら、個体の関係上しばらくは無理みたいだ」

QB「この個体を捨てたところで、代わりの個体にうつれるかまだ確証がないらしい」

ほむら「……なかなかブラックな実験ね」

QB「だから言っただろう?任意で選べたって」

QB「こんな実験に参加するのは一部の物好きさ」

ほむら「人間の体を持った宇宙人、ね……」


QB「ともかく、しばらくはこの個体で過ごさなければいけないようだ」

QB「一応人間の体なんだ。生活も人間同様にしなければならない」

ほむら「妙にこだわっているのね」

QB「すべてをコピーしたわけだからね」


QB「しかし……この個体は慣れないな」

QB「二足歩行なんてやったことないから、まずはその練習をしよう」

QB「壁伝いに手を付きながら、ゆっくり」プルプル…

QB「よし、立てたよ!」ポロン

ほむら「―――!?」


ほむら「~~~~っ!」ガッ!

QB「わわっ!?」グラッ

ドサッ!

QB「いきなり足をかけるなんて、君は一体何を考えているんだい!?」

ほむら「さっきはいろいろあったから気になってなかったけど」




ほむら「どうしてあなた裸なのよ!!」

QB「きゅっぷい?」


QB「衣服、つまりは体の表面にまとうモノの事だね」

QB「君たちは羞恥があるから体を隠しているみたいだけども」

QB「僕らにはそんなのはないから、必要ないんだよ」

ほむら「だからって……」

QB「まぁ、そもそも衣類に関する情報があまりないからという理由も―――」

ほむら「あんたが良くなくてもこっちが良くないのよ!」

ほむら「裸でいるならあっち行きなさい!この淫獣!」ポイポイ!

QB「落ち着くんだ暁美ほむら!モノを投げないでくれ!」


~~~~~~~~

ほむら(目の前には)

ほむら(タオルを一枚身にまとったショタ宇宙人が一人)

ほむら(歳は私達よりも二、三才下かしら?)

ほむら(よくみたら、一応キュゥベえの面影が残ってるわね)

ほむら(あの耳といい尻尾と良い、人間には不釣り合いなものが……)

ほむら(そんなものをつけるくらいなら衣服ぐらい標準セットにしておきなさいよ!)

QB「何を考えているんだい?」ズイッ

ほむら「そんな姿でこっち来ないでちょうだい、汚らわしい」


ほむら「とにかく、そんな姿誰にも見せられないわ」

ほむら「その状態で生きるなら、今すぐに服を着なさい」

QB「面倒くさいじゃないか」

ほむら「今ここであなたの宇宙人生を終わらせてもいいのよ?」スチャ

QB「………」

QB「仕方ないなぁ……」

QB「しかしながら、君は女の子だろう?」

QB「生物学上、僕は男だ。君は男物の服を持っているのかい?」

ほむら「……はなっからあなたに私の服を着せるつもりなんてないわよ」


~~~~~~~~~~

QB「それで、わざわざ買ってきたのかい?」

ほむら「仕方ないじゃない……」

ほむら「全く、店員に変な目で見られたわよ」

QB「で、選んだのがこれか」

QB「フードの着いた、いわゆるパーカーと呼ばれるものだね」

ほむら「男物なんて買ったことないから、それで我慢してちょうだい」

QB「とりあえず、これを着ればいいんだね」スルッ

ほむら「向こうで着替えてちょうだい!」


~~~~~~~~~~~~

QB「着替えてきたよ」

ほむら「……まぁ、マシにはなったわね」

QB「少しサイズが大きい気がするんだけど」

ほむら「仕方ないでしょう。急ぎなんだから」

ほむら「パッと見でサイズがそこそこ合うものを変えただけでも幸運に思いなさい」

QB「それもそうだね」クルッ

QB「……似合ってるかい?」

ほむら「……さぁ、どうかしらね」


ほむら「それで、これからどうするの?」

QB「というと?」

ほむら「あなた、人として生きるのでしょう?」

ほむら「つまりは生活環境が必要になるわけということ」

QB「なるほど、そういえばそうだね」

QB「相変わらず人には見えてないから、人間の宿泊施設は使えない」

QB「つまりはどこかに居候することになるね」

ほむら「となると、巴マミのところが妥当でしょうね」

QB「彼女は優しいからね。そこに漬け込むわけじゃないけど、お願いしてみよう」


翌日 放課後

まどか「お待たせほむらちゃん。みんな集まったよ」

さやか「んで、ほむら。お話とは?」

ほむら「そうね」

ほむら「説明するより見てもらう方が早いわ」

ほむら「でてきなさい、キュゥベえ」

ガサガサ

QB「やぁ、みんな」

マミ「えっと……この方はどちらなのかしら?」


QB「ひどいなぁ、マミ。僕だよ」

マミ「ええっ!?あなたがキュゥベえ!?」

杏子「どーいうことだおい」

杏子「見た目小学生なんだけど……」

QB「いろいろちょっとした事情があってね」 

マミ「でもこの子がキュゥベえだなんて……」

QB「だったら、証明してあげるよ」パサ

まどか「わぁ、パーカー脱いだらあの耳が出てきたよ」


さやか「人間になったといっても、耳は残ってるんだ」

ほむら「それで、巴マミ」

ほむら「こいつをあなたの家に置いてほしいのだけど……?」

まどか「マミさん?」



マミ「………」ドバドバドバ

杏子「うわっ!マミがすごい量の鼻血を流してやがる!」

さやか「表情はすごい幸せそうだけど……」


さやか「衛生兵!衛生兵!」

まどか「ほ……保健室に緊急搬送ー」

ほむら「手伝うわ、まどか」


ホームーホームー……


杏子「この調子じゃ、マミの家は無理だな」

さやか「血がいくらあっても足りないね」

QB「鼻血ということは、彼女は極度に興奮していたわけだね」

QB「同じ人間の形だというのに、わけがわからないよ」


~~~~~~~~

ほむら「しかし、これでまた詰まったわね」

ほむら「もう、あなたそこらへんで野垂れ死んだらどうかしら?」

QB「いやだよ、そんなのは」

ほむら「まずまどかの家は問答無用で除外」

ほむら「美樹さやかの家は……親がいるから却下ね」

ほむら「杏子、あなたはどうなの?」

杏子「それはあたしがその日暮らしだと知っていて言ってるのか?」


ほむら「……残ったのは私の家」

杏子「ちょうどいいんじゃねーの?」

杏子「一人暮らしだし、あんたならキュゥベえの扱いも慣れてるだろ?」

ほむら「この淫獣と一緒に暮らせというの?」

ほむら「悪夢だわ……」

QB「……まぁ、もとはと言えば原因は通信を妨害した君にあるんだからね」

ほむら「ぐっ……」

杏子「んじゃ、あたしは帰るな~」ノシ

幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって


ほむほーむ

ほむら「はぁ……」

QB「ふぅ、やはり二足歩行は疲れるね」

QB「体重をかけるところに違和感を感じるよ」

ほむら「死ねばその感覚はなくなるわ」

QB「遠慮しておくよ」

ほむら「そして自分の家の様にくつろがないでくれる?」

ほむら「しかも図々しく横になって……」

QB「ずっと頭を支えるのは疲れるんだ」

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8. アイドルマスターブレイク高木裕太郎
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって


ほむら「昨日の今日でいきなり二人暮らしよ」

ほむら「食費からその他もろもろを考え直さなきゃ」

QB「あまり根を詰めて考えるのはお勧めしないよ」

QB「リラックスをしながらだね……」

ほむら「あなたにレクチャーを受けるほど落ちぶれちゃいないわ」

QB「やれやれ……」

ほむら「まぁいいわ。ご飯を作りましょう」

ほむら「明日の分も考えないと……」


~~~~~~~~

QB「君はご飯を作る、といったね?」

ほむら「ええ」

QB「はたしてカップめんにお湯を入れることは、ご飯を作るという行為に入るのだろうか?」

ほむら「“お湯を入れる”という調理過程を踏んでいるわ」

ほむら「そしてちゃんと食べられるものになってるじゃない」

QB「確かにそうなってはいるけどね……」

3フンダヨ!ホムラチャ!

ほむら「それじゃ、いただきましょうか」ペリッ


ほむら「………」ホムホム

QB「むむむ……」ペリ…ペリペリ

QB「ああっ!」ベリッ!

ほむら「……なにをやっているの?」

QB「手の扱いに慣れないんだ」

QB「力加減がよくわからない」

QB「弱ければ開かないくせに、強いと別の方向へ破けてしまう……」

ほむら「ざまぁないわね」

QB「きゅぷ……」


QB「むっ……」ペリッ

QB「やっ!」ペリッ

ほむら「………」ホムホム…

QB「よし、やっと全部破けたよ」

ほむら「冷めに冷めてしまってるわね」

QB「仕方がないさ」

QB「次は上手く破けるように練習しないと……」

ほむら「何かと不便なのね」


QB「それじゃあいただくよ!」キュップイ!

ほむら「一々声に出さなくても勝手に食べればいいじゃない」

QB「お箸というのを使うんだね」


QB「………」チャプ

QB「あれ……?」ツルン

QB「うまくとれない」チャポ

QB「きゅぷ!」ツルルッ!

ほむら「………」


QB「これは」ツル

QB「いったい」スカッ

QB「どうなって……」

QB「きゅぷあ!!」ツルッ

ほむら「……無様ね」

QB「くっ……」

QB「人間はこんなものをどうやって操っているんだ……」

ほむら「………」


ほむら「……よくみなさい」

QB「?」

ほむら「そもそも、あなたは持ち方が全然なってないわ」

ほむら「いい?こういう風には親指の付け根と薬指で……」

QB「きゅぷぷ……」グググ…

QB「こ、こうかい……?」プルプル

ほむら「少し違うわ」

ほむら「こっちの指をこう……」スッ

QB「うわぁ!痛いよほむら!そんな曲げ方できないよ!」


~~~~~~

QB「掴めたよ!掴めたよほむら!」プルプル

QB「それじゃ、いただくよ」パクッ!

QB「……うん、少し冷めてるけどおいしいね」

ほむら「………」

QB「どうしたんだい、ほむら?」

ほむら「……いえ、何でもないわ」



ほむら(一瞬、コイツが喜んで笑ったような……)


~~~~~~~~

QB「きゅっぷい!」

ほむら「やっと食べ終わったのね」

ほむら「ゴミはごみ箱に捨てておいてちょうだい」

ほむら「台所の近くにあるわ」

QB「うん、わかったよ」


ほむら「お風呂にお湯をいれて……」キュッ

ほむら「たまるまでの時間は本でも読みましょう」


脱衣所

オフロダヨ!ホムラチャ!

ほむら「目覚めたこっころは はしりだした♪」パサッ

ほむら「みっらいを えがくため♪」スルッ

ほむら「むずかしい道で―――」

ガラッ

QB「ほむら~、飲み物はどこにあるんだい?」

ほむら「!?!?」バッ!


ドンドンドン!

QB「………」ガタガタガタ

ほむら「はぁ……はぁ……」

QB「きみはっ……いきなり何をするんだい!?」

ほむら「それはこっちのセリフよ!!」

ほむら「人が着替えてる時に何当たり前のように入ってるわけ!?」

QB「僕はただ飲み物の場所を聞きに来ただけだよ」

ほむら「時と場所を考えなさい!時と場所を!」

ほむら「着替えてる最中に来るなんて論外よ!」


ほむら「この変態!淫獣!」

QB「酷い言われようだなぁ」

ほむら「今はまだ脱ぎ終わってないからいいものの……」

QB「別に僕らは感情もないし、裸体を見て興奮することだってないんだ」

ほむら「そういう問題じゃなくて―――」



QB「そもそも君の体はこの年にしてはとくに発達しているわけじゃないし」

QB「そういう対象に見られる心配はないんじゃないのかい?」

ほむら「――――っ!」ブチ


ほむら「そう、そんなに死にたいの?」ジャコ

QB「ほ……ほむら?」ススス

ほむら「ふふふ……」ペタッ…

ほむら「いいわお望み通り殺してあげる」ジリジリ

QB「気に障ったのなら謝ろう、すまない」ススス

QB「だからその銃を下してほしいんだ」ドッ

QB(か……壁だ……)

ほむら「ふふふ……」グリッ

QB「………」プルプルプル


ほむら「……なんてね」スッ

QB「………?」プルプル

ほむら「私が本当に撃つと思った?」

QB「そりゃあね。なんだか逆鱗に触れてしまった気がしたから」

ほむら「あながち間違えではないわね」


ほむら「いくら中身があなたとはいえども」

ほむら「幼い子供の形をしたものに手をかけるなんてできないわ」

QB「………」


ほむら「その体の製作者に感謝しなさい」

QB「……そうしておくよ」

ほむら「飲み物は冷蔵庫にあるわ」

ほむら「適当なものを飲みなさい」

QB「わ……わかったよ」

ほむら「……あ、それと一つ」




ほむら「その幼い体でまどかに手を出したら、迷わず殺せることは忘れないで」

QB「……善処するよ」ゾクッ


風呂

ザバァ

ほむら「……厄日ね」

ほむら「いや、アイツがいるだけで厄が入ってきてるわね」

ほむら(人間の体の宇宙人、ね)

ほむら(銃を当てたとき、若干震えてたのは気のせい……?)

ほむら(感情がないなら恐怖もないはず……)


ほむら「……まさか、ね」



ほむら「あがったわ」

QB「そうかい」

QB「勝手に本棚の本を読ませてもらっているよ」

ほむら「ご勝手にどうぞ」

QB「しかし、君の本には偏りがあると思うな」

QB「『戦藻録』なんて君らが読むものじゃないだろう」

QB「もう少し幅広く読んだらどうだい?」

ほむら「余計なお世話よ」


ほむら「牛乳……」ガチャ

QB「………」ペラ

ほむら「………」ゴクゴク

QB「………」ペラ


ほむら「……ぷはぁ」

ほむら「お風呂空いてるから入りなさい」

QB「えー?」

ほむら「“えー”って……」


ほむら「……まさか入らないつもり?」

QB「お風呂というのはお湯につかるだけなんだろう?」

QB「わざわざ面倒じゃないか」

ほむら「はいりなさい」

QB「面倒だよ」

ほむら「そうしないと臭くなるのよ」ガシ

QB「え?」

ほむら「だから、はいりなさいっ!」バッ!

QB「うわぁ!いきなり服を脱がせるなんてやめてよ!」


風呂場

QB「ほむら……なんだか湯船の熱気がすごいよ」グググ

ほむら「私、熱いお風呂が好きなの」グググ

QB「それはいいね」グググ

QB「だけどそれを人に押し付けるのはどうかと思うんだ……」グググ

ほむら「宇宙人にお風呂の素晴らしさを伝えたいの。味わってちょうだい」グググ

QB「断固としてお断りだね」


ほむら「なら無理矢理入れるわ」ガッ!

QB「きゅっぷい!?」ガクッ

ザバアアン!


~~~~~~~~~

QB「ひどいよ……ほむら」

ほむら「少しやり過ぎたわね」

ほむら「だけど反省はしていないわ」

QB「そんなぁ!」

ほむら「あなたがこの家にいる限り、あなたは家主の自由に従わざるを得ないの」

QB「独裁だね……」


ほむら(なぜだか少し楽しいと思ったのは気のせい……?)


ほむら「重要なことを失念していたわ」

QB「どうしたんだい?」

ほむら「寝床よ」

ほむら「うちには私の部屋に一つだけ」

ほむら「だけどあなたを部屋に入れるなんてのは論外」

QB「なら僕はリビングで寝るからいいよ」

ほむら「あなたねぇ……」

QB「なに、いつもの通りだ。気にしなくていいよ」

ほむら「………」


ほむら「……それじゃあ、お休み」

QB「おやすみ、ほむら」

ほむら「………」パタン


QB「さて、僕も寝るとしようか」

QB「……この体で床に寝るのは厳しいな」

QB「ソファで座布団を折りたためば簡易ベッドにはなるだろう」

QB「それじゃ、お休み」

QB「………」


ほーむるーむ

ほむら「キュゥベえ、インキュベーター……」

ほむら「かつては少女たぶらかしマスコット気取りの宇宙人」

ほむら「それが今じゃ、単なるショタボーイよ」

ほむら「………」

ほむら「だからなに?」

ほむら「………」

ほむら「ああ、もう!」


リビング

QB「きゅぅ、きゅぅ……」

コソッ

ほむら「………」

パサッ

ほむら「……なによ、こんなやつ」ボソ

スタスタスタ


QB「………」パチ


翌朝

QB「学校に行くのかい?」

ほむら「学生なのだから当たり前よ」

QB「僕は留守番しておいた方がいいのかな?」

ほむら「………」

QB「ハトが豆鉄砲くらったような顔して、どうしたんだい?」

ほむら「いえ……」

ほむら「好きにすればいいわ」

ほむら「そうかい」

ほむら「そうかい」

QB「そうかい」



学校

ほむら「で、結局あなたもついてきたわけ」

QB「やることもないしね」

QB「歩きの練習にはちょうどいいのさ」

ほむら「まだ慣れてないの?」

QB「なかなか慣れないんだよ」


さやか「しかし、こりゃ違和感あるなぁ」

まどか「だねぇ」

QB「何がだい?」

ほむら「見えてない人には何ともないでしょうけど」

ほむら「中学校の教室に、私服の小学生がいたら違和感あるわよ……」

さやか「あたしが言いたかったのはそれじゃないんだけどなぁ」

ほむら「あら、他に何か?」

さやか「ん~……やっぱなんでもないや」

ほむら「?」


ほむら「家じゃ暇だといっても、ここでも授業中は暇じゃない?」

QB「それもそうなんだよ」

QB「なにかいいことないかい?」

ほむら「歩く練習なら、廊下でも歩いたらどう?」

QB「ふむ、それはよさそうだ」

QB「さっそく行ってくるよ」ピョン!

ほむら「………」


~~~~~~~~~

QB「一応普通の歩き方は完璧だ」

QB「次は走りの練習だ」

QB「……きゅっぷい!」ダッ!

QB「おっと……きゅっぷ……」

QB「わぁっ!」ドテッ!

QB「やれやれ……難しいなぁ」



マミ(キュゥベえ、頑張って!)ツー…

「巴~、鼻血流れてるぞ」


~~~~~~~~~

キーンコーンカーンコーン

さやか「おわったぁ!」

まどか「ほむらちゃん、さやかちゃん、かえろ!」

ほむら「そうね」

ワイワイ

さやか「およ?校門のところに救急車が」

ほむら「野次馬が群がってよく見えないわね」

まどか「なんだかわからないけど、大事じゃなきゃいいなぁ……」


「いきなり鼻血を垂れだしたんです」

「本人は止めようともせず、ただ廊下を見ているだけで……」


QB「きゅっぷい!」

ほむら「あら、あなたも戻ってきたの」

QB「聞いてよほむら」

QB「とうとう走れるようになったんだ!」

ほむら「そう、よかったわね」シラー

QB「そっけないなぁ……」

ほむら「それじゃ、私が走っても大丈夫ね」

QB「えっ!?」

ほむら「ごめんなさいまどか。私今日急いで帰らなきゃいけないのよ」

ほむら「キュゥベえ、いくわよ!」

QB「わわっ!待っておくれよ!」


ほむほーむ

QB「はぁ……はぁ……」グッタリ

ほむら「情けないわね」

QB「魔力で体を強化している君に……言われたくないね」

ほむら「ごめんなさい」

ほむら「つい自信満々だったからからかいたくなって」

QB「君はどうしていつもそんな風にするんだい?」

ほむら「さぁ、なぜかしらね」


QB「体を動かすというのは、大量の水分を放出する」

ほむら「遠回しに“水を注げほむら”とでも言ってるの?」

ほむら「居候のくせにでかい口叩くわね」

QB「いやいや、そういう意味じゃないよ」

QB「ただ水が欲しいなぁ、、と思っただけだよ」

ほむら「それが遠回しだといってるの」

QB「きゅぷ……」


QB「はぁ……はぁ……」

ほむら「………」

ほむら「ねぇキュゥベえ」

QB「なんだい……?」

ほむら「走って暑くなったでしょう?」スック

QB「確かに暑いね」

ほむら「服にしみた汗が冷えて風邪をひいてはいけないわ」

QB「ほむら……?」


ほむら「そう、別の服に変えなきゃいけないのよ」ワキワキ

QB「ほむら、目が怖いよ……」ススス

ほむら「怖がらなくていいわキュゥベえ」

ほむら「ふふふ」ニヤ

QB「なにをする気なんだい……?」




ほむら「別に何もしないわ」シラッ

QB「」


QB「なんなんだよキミはぁ!」

ほむら「さぁ、なんなのかしらね?」クス

QB「ううぅ……」

ほむら「冗談はさておき、さっさと着替えてちょうだい」

ほむら「今でも面倒なのに、風邪でも引かれたら迷惑千万よ」

QB「わ……わかったよ……」トボトボ



ほむら(なんなのかしら)

ほむら(キュゥベえを怖がらせると、こう、ゾクッとするのは……)


~~~~~~~

数日後

QB「……おや、通信だ」

ほむら「………」スッ

QB「今度はやめてよね」

ほむら「ちっ……」

QB「やれやれ……」

QB「HQ,HQ,こちらインキュベーター……」


QB「……了解。きゅっぷい!」

ほむら「なんだったの?」

QB「今までのデータをもとに、個体をアップデートするってさ」

QB「お、来たよ……受信中なう……」


ぽつ……ぽつ……

ざあああああああ


ほむら「いけない、いきなり降り始めたわ」

ほむら「洗濯物取り込んでおかなきゃ」


ほむら「ほっ……むっ……」ワタワタ

QB「………」キュプーイ

ほむら「できれば手伝って欲しいのだけど」

QB「終わるまでちょっと待っておくれ」

ほむら「頼りないわね」ホムホム


ザアアアアア……

ビカアアッ!

QB「!?」

ほむら「きゃっ!雷!」


ドオオン!

フッ……

ほむら「ここに落ちたのかしら……」

ほむら「ブレーカーブレーカー……」


QB「わあああっ!」

ほむら「へっ?」

QB「きゅっぷい!?きゅっぷい!?」

ほむら「キュゥベえが狂った……」

ドサ

ほむら「ちょっと!キュゥベえ?」


QB「うぅ……」

QB「なんだか最近はついてないね……」

ほむら「何があったのよ……」

QB「アップデート中にね、落雷があっただろう?」

QB「そのせいでアップデートが不完全なもので終わってしまったんだ」

QB「どういう影響が起こるかわからないよ……」

QB「とにかく、雨が止んだら母星に連絡を取ろう」

ほむら「あなたたちの技術って、なにかと外部からの影響に弱いのね」


~~~~~~~~

QB「きゅぷきゅぷ、了解」

QB「きゅっぷい!」

ほむら「どうだったの?」

QB「遠隔でチェックしてもらったけど、特に異常はないみたいだ」

ほむら「そう、それならよかったわね」

ほむら(あの時は明らかにおかしかったのだけど、まぁ気にしなくてもいいわね)

QB「やれやれ、ひやひやするよ」

http://i.imgur.com/k1tI1.jpg
こんななったか


プルルル……

ほむら「もしもし」

さやか『お、ほむほむ~?』

ガチャ

QB「どうしたんだい?」

ほむら「間違い電話だったみたい」


プルルルル……

ほむら「………」ガチャ

さやか『コラ切るなー!』


ほむら「あなたが変な呼び方するからでしょ」

さやか『ちょっとした冗談なのに……』

ほむら「それで、用件は何?」

さやか『いやね、ちょっち宿題を教えてほしいなぁ、と』

ほむら「家庭教師にでも頼むことね、それじゃ」

さやか『わー!まってまって!』

さやか『あたし次の授業で当てられてんのよ……』

さやか『お願い!教えてください!』


ほむら「自分で頑張りなさい」

さやか『まどかも教えてほしいみたいなんだけど……』

ほむら「……まったく」

ほむら「それで、どこに行けばいいのかしら?」

さやか『ありがと! じゃあいつもの喫茶店に集合!』

さやか『お昼くらいは奢るからさ』

ほむら「そのくらい当然よ」

さやか『それじゃ、またあとで!』

喫茶店ってえっちな意味もあるんだね
知らなかったよ


喫茶店

ほむら「ここをほむほむすれば、こっちがまどまどするわ」

まどか「わぁ、ほむらちゃんすごいや」

さやか「全く、あたしらは敵いませんなぁ」

ほむら「全く……あなたたちは……」

QB「勉強という行為は続けることでその真価を発揮する」

まどか「わかっていても、むずかしいんだよねぇ……」


「あら、皆さんお揃いで……」


さやか「お、仁美!」

仁美「さやかさん、まどかさん、暁美さん、こんにちは」

まどか「仁美ちゃんどうしたの?」

仁美「実は、家で勉強をしようとしたのですが……集中できなくて」

仁美「たまには息抜きを、と」

さやか「珍しいなぁ……」

QB「根を詰めるばかりじゃなく、ときには休息も必要だ」

ほむら『いいこと言ったつもり?』


まどか「それじゃ、仁美ちゃんもこっち来ようよ」

さやか「今しがた終わったことだしさ」

ほむら「ちょっとあなたたち、まだ全部は……」

まどか「まぁまぁほむらちゃんも」ウェヒヒ

ほむら「も…もう……」

QB「相変わらず、まどかの押しには弱いね」

QB「甘いというべきかなんというか……」

ほむら『いい度胸ねキュゥベえ。後で、この前覚えた関節技をかけてあげる』

QB「君の行動原理がわからないよ」


仁美「それでは、ご一緒させていただきますわ」

仁美「ところで暁美さん」

ほむら「なにかしら?」






仁美「そちらの男の子は……」

QB「……!?」

素質はあるようだな


まどか『えっ!?仁美ちゃんに見えちゃってるの!?』

QB『まさか……そんなはずないだろう?』

QB『僕の姿は、僕自身が認めた人物にしか見えないはずだ』

QB『申し訳ないが、今の彼女に素質は感じられない』

ほむら『となると、他全員にも見えてると思っていいわね』

QB『……あっ!』

ほむら『どうしたの?』

QB『そういうことだったのか』


QB『今朝のアップデートの事だ』

QB『本来なら、あれは姿を自由に可視・不可視できるものだった』

QB『にもかかわらず、今こうやって契約可能者以外にも見えてしまっているんだ』

QB『今朝のアップデート失敗はこれだったんだよ』

ほむら『チェックで以上ないって言ってたじゃない!』

QB『本来なら扱わないところだからね』

ほむら『インキュベーター製の商品は信頼が置けないわね(いろんな意味で)』


仁美「あの……私聞いてはいけない事でも……」

ほむら「いえ、そういうわけでは……」

QB「ぼくはキュゥベエっていうんだ」

ほむら「!?」

ほむら『自分からあなた、何を考えて……』

仁美「キュゥベエさん、ですの?」

QB「ちょっと古臭い名前だけどね」スラスラ


『九兵衛』


さやか『お前は武士の家の生き残りかっ!』

まどか『いくらなんでも無理があるような……』

仁美「いえいえ、頼もしいお名前ですわ」

まどさや『あっさり通っちゃった!』

仁美「暁美さんにずいぶん懐いているようですが……」

ほむら「なつっ……!?」

仁美「ご兄弟ですの?」

ほむら「いや、その……」

そりゃお前、今まで文明開化に貢献してきたのQBだからな


QB「実はね、僕はほむら“姉ちゃん”の親戚なんだ」

ほむら「!?!?」

ほむら『ちょっとキュゥベえ、いい加減に……』

QB『これしかこの場は切り抜けられないんだよ』

仁美「あら、そうだったんですの」

QB「一人暮らしをし始めたから、遊びに来たんだ」

ほむら「来ないで行ったのに、無視して来ちゃうんだものね」←営業スマイル

仁美「あらあら仲のいいご兄弟ですわね」

さるさん喰らった



さやか「二人は仲良いもんねー」

まどか「えっと……そ、そうだね!」

ほむら「~~~っ!」

仁美「あらあら」





ほむら『後で覚えてなさい、この淫獣……』ゴゴゴ

QB『やれやれ……』

マジキチスマイル


~~~~~~~~

仁美「それでは、私はこれで」

まどか「仁美ちゃんまたね~」

さやか「まったねー!」

ほむら「………」

QB「ふぅ、何とか切り抜けられたね―――」ガシ



ほむら「あら、あなたの時間はまだ終わってないわよ?」ニコニコ

QB「きゅっぷい……」


ほむら「ごめんなさいまどか、美樹さやか」

ほむら「今日も一足先に帰らせてもらうわ」

ほむら「さぁキュゥベえ、あなたも一緒に“還”りましょう」

QB『まどか……さやか……』ウルウル


まどか「えっと、ゴメンねキュゥベえ」

さやか「あー無理無理。勝てっこないし」

QB『きゅっぷいいいいい!』

ほむら「ふふふ……」グイグイ


~~~~~~~~

また数日後

QB「やっとパッチが当てられたよ」

ほむら「やっと前みたいにごまかしをしなくていいのね」

QB「あれなら結構誤魔化せると思うけどなぁ」

ほむら「あなたと親戚関係なんて、とんでもない話だわ」

ほむら「暁美の姓を、偽りとはいえコイツに渡すことになるなんて……」

ほむら「暁美ほむら一生の不覚よ……」

QB「酷い言われようだなぁ……」


~~~~~~~

QB「そして朗報だ」

QB「やっとこの個体の安定化に成功したらしい」

ほむら「えっ……」

QB「個体の切り替えが確実にできる目途ができたと聞いた」

QB「あと一週間ぐらいで元に戻せる」

ほむら「………」

QB「ほむら?」


ほむら「そう、よかったわね」

ちょっと休憩


~~~~~~~~~

ほむら「こっちね」キィンキィン

QB「結界は近いよ。もうすぐだ」

QB「……あった!あそこだ!」

ほむら「………」ペタペタ

ほむら「……ほむっ!」ピ!

ドウゥン!

QB「相変わらず、派手な結界の開き方だね」

ほむら「奇襲ができていいのよ」

>ほむら「………」ペタペタ

胸か


結界内部

ほむら「……おかしいわね」

QB「………」

バキン!

ほむら「……!?」


使い魔「キャハハハハハ!」

QB「上だっ!」

ほむら「はめられたわ!」ジャキ!

>>169
あ?


ほむら「逃げながら応戦するわよ」

ほむら「とにかく走りなさい!」

ほむら「わかったよ!」ダッ!

ほむら「ミイラ取りがミイラになったわね……」ドドドドン!

QB「ちょっと使い方が違う気がするけどなぁ……」タッタッタ

使い魔「キャハハハ!」

QB「わっ!」


ドン!ドン!

ほむら「油断しないで!」

QB「結界で人間の体は不便だね……」


ほむら「……魔女の部屋!」

ほむら「AT-4!」バシュウ!

ドオオオン!

QB「きゅぷっ……無茶な開き方をするね……」

ほむら「……あれね」

魔女「フフフフフ……」バッ!

QB「使い魔が出てきた!」

ほむら「なんて量……」


ほむら「捕まって!」ガシ

QB「?」

ほむら「時間停め!」カシャン!

ほむら「これ持って、あなたはここに隠れてなさい」

ほむら「使い魔が襲ってきたとき以外は使わないで」

QB「……わかった」

ほむら「離すわよ」パッ


ほむら「ちょっと手間がかかるけど、やりましょうか」ガチャ!

>>171
無い乳はステータス

>>170
>ほむら「はめられたわ!」ジャキ!

…ゴクリ


~~~~~~

使い魔「キャッハハハハ!」

ほむら「くぅっ……」パララララ!


QB「ほむらが戦い始めて数分が立った」

QB「使い魔に邪魔され、依然として魔女への攻撃は成功しない」

QB「いくら魔力をあまり使わない銃器だとはいえ、限りがある」

QB「このままじゃほむらは……」


ほむら「このっ!」ドンドン!

ほむら「次―――」カチッ!

ほむら(……ジャムった!?)

使い魔「キャハハハハハ!」

ほむら「しまっ―――」


バァン!

使い魔「キャハァ……?」バチュッ!

ほむら「!?」



QB「今だ!ほむら!」

ほむら「……!」スチャ!

ほむら「はっ!」ダダダダ!

使い魔「キャハッ……」バシュ!


QB「みんな!こっちだ!」バンバン!

使い魔「キャハハハッ♪」ギュオン!

ほむら「キュゥベえ!?あなたなにを考えて――」

QB『使い魔は僕が引き付ける。君は魔女を!』

ほむら「……っ!」バッ!


ほむら(使い魔がいない!今がチャンス!)

魔法「フフッ……!?」

ほむら「食らいなさい!」ガチャコ!

ほむら「ほむっ!」

ドウッ―――ドオオオン!


ほむら「はぁ……はぁ……」

QB「やったね、暁美ほむら」

ほむら「………!」キッ!

QB「……ほむら?」

ツカツカツカ……





パチン!

QB「……え?」


ほむら「このバカっ!」

QB「……!?!?」

ほむら「あなたは何を考えてるの!?」

QB「僕はただ、君が魔女を倒しやすいようにと……」

ほむら「どうしてそんな愚かなことが考えられるの!?」

ほむら「下手したら……死んでいたかもしれない!」

QB「僕はインキュベーターだ。死ぬということは意味をなさない」

ほむら「そういう意味じゃなくて―――」

QB「言っただろう?別個体への移行がほぼ可能だと」

QB「だから仮に殺されたとしても僕はまた―――」


ほむら「だから、そういう意味じゃないのよ!」


ほむら「あなたのおかげで、確かに魔女は倒せた」

ほむら「でももしあなたが死んでいたらどうなる?」

QB「特に変わりはしないだ……」

ほむら「人が目の前で死んで、辛いと思わないとでも思ってるの!?」

QB「僕が人間だというのかい?」

QB「君達からすれば宇宙人以外の何物でもないだろう?人という形をしているだけの……」


ほむら「それでも……よ……」ポロポロ

QB「ほむら……」

QB「泣いているのかい?」


ほむら「ええ、確かにあなたは宇宙人、インキュベーターよ」

ほむら「感情が無くて、あくどいことを平気でする厄介な奴よ……」

ほむら「だけど……今のあなたは違う……」

ほむら「未熟だけど、私の中では立派な一人の人間なのよ……」

QB「………」

ほむら「私の勝手だと言ってくれてもいい」

ほむら「だから、そんな風に自分を安く言わないで……」グシグシ

QB「ほむら……?」

ほむら「帰るわよ……」ツカツカツカ

QB「う…うん……」タッタッタ


~~~~~~~~~

就寝

QB「………」

QB「なぜだろう、眠れない」

QB「ほむらの言っている事が気になって、眠れない……」

QB「僕を人間として認めたほむら」

QB「……ありえない話だよ。僕は僕、インキュベーターの一員だ」

QB「なのに、なのにだ……」



QB「ほむらの言葉を聞いて、目の奥が熱くなっているのは、なんでなんだろう……」


「これが新しい個体か」

QB「……君は、インキュベーター128じゃないか」

「元気でやってるみたいで安心したよ」

QB「元気ね……」

QB「この体になって、どうもこうも調子が悪いみたいだ」

QB「運も悪くなるし、体に突発的な異常は発生するし」

QB「最近じゃ身体機能が正常に働かなくなっているよ」

「詳しく教えておくれよ」

「僕はサポート係でもあるからね」


QB「最近は発熱が多いね」

「というと?」

QB「なんだろうね、こう、体全体が熱くなる感じなんだ」

「条件は?」

QB「よく、わからない」

QB「そしてそれとは逆に、体が冷たくなることもある」

「ほうほう」

QB「熱源が他にないせいかもしれないけど、一人の時に多いね」

「………」


QB「あと、どうも脳からの命令が伝達されにくいときがあるね」

QB「突発的に体が動くときもある」

「……ふむ」

「君の情報でいくつか仮説が建てられたよ。ありがとう」

QB「この不具合の修正パッチはいつごろだい?」

「……不具合?」



「まさか、不具合なんてなかったよ」

QB「……!?」


QB「おかしいだろう」

QB「これらはどうみても欠陥じゃないか」

「……そうか、君には正確に伝達されてなかったね」

「この個体が人間をベースにしたのは聞いたかい?」

QB「うん」

「原子レベルですべてをコピーし、インキュベーターに合わせて再構成する」

QB「人間になりきって、感情というものを観察する」


「そしてその個体には、感情を生み出す部分も含まれている」

QB「!?」


「もちろん、そう予測されているだけだ」

「人間のどこに感情を生み出すかなんて、正確なことはわかっていないからね」

QB「……まさか、僕が感情を持ってるとでも?」

「主観から見れば、よくわからないのかな?」

「“自分はインキュベーターで、感情がない”という先入観を持っているせいだろう」

QB「………」

「だが第三者から見れば、君は立派な感情の持ち主だ」

「事実、君の個体からわずかながら、感情エネルギーの放出が確認された」

QB「感情エネルギ……が……」


「……だったら、これでどうだろう?」

「君はあくまでも“自分はインキュベーターだ”とおもっているね?」

QB「当たり前だよ。僕はインキュベーターだ」

「じゃあ聞こう」


「君はどうして、自ら進んで人間になろうとしたんだい?」

QB「……どういう意味だい?」

「君は事故で不本意ながらその個体になった、そう聞いたよ」

QB「うん、たしかにそうだ」


「だけど、君は進んで自分の体の扱いを覚えた」

QB「研究のために決まってるじゃないか」

「だけど、君は進んで衣食住を確保した」

QB「個体の切り替えができないから、死ねないからだよ」

「だけど、君は進んで魔法少女の盾になろうとした」

QB「……優秀な魔法少女を失いたくはない」


「なるほど、インキュベーターらしい答えだ」

「だけど、体の機能を習得するのは最低限の事でいいはずだよ」

「箸はともかく、銃の扱いやペンの扱いは必要ないだろう?」

QB「……たまたまほむらに教わっただけさ」

「食はともかく、わざわざ衣住を確保する必要性が見えないよ」

QB「……人間らしい方がよくデータはよれると思ったまでだ」

「つまり、人間になろうとしたんじゃないのかい?」

QB「……そうとも、いえる」


「やっぱりね」

「君はその個体に体を写した時から、人間になりたがってたんだ」


QB「僕が人間に……?」

「さて、暁美ほむらの盾になろうとしたことは?」

「彼女が死ねば、むしろ鹿目まどかとの契約の障害が減るだろう?」

「僕らにとって彼女は、単なる壁なんだから」

QB「……っ!」キッ


「……なるほど、そういうことか」

「いや、すまない。今の言葉は取り消そう」

QB「………」


QB「……君には、わかったのかい?」

QB「どうして僕が彼女の盾になろうとした、本当の理由が」

「まぁ、外れてはいないと思うよ」

QB「なんなんだい?」

「………」

「いや、この答えは自分で見つけるといい」

QB「どうしてだい?」


「それが、人間の感情における一つの変化だからね」

「答えをそのまま教えるだけじゃ、人は成長しないという」

「それは今の君にも言えるんだよ。“九兵衛”」


「さて、君もそろそろ眠くなったはずだろう」

「僕はこの辺で去るとするよ」

QB「……!」

「今、君に僕への直接通信の回線を送っておいた」

「用ができたらそれで繋いでくれ」

QB「インキュベーター128、君は一体……」

「僕かい?僕は……」




「母星における精神疾患を扱う、医者の一人だよ」

「機会があればまた会おう。“キュゥベエ”」

別スレでも書いたけど
元々QBは人間を家畜同然に見ている訳だろ?
ならば感情を得たところで、必ずしもまどか達にとっての良い方向に流れるとは限らなかったりするんじゃね?
寧ろ魔法少女達の絶望をメシウマする可能性だって有る。

あくまでこんな話もあり得なくはないんじゃね、ってだけで
別に作者の発想を貶してる訳じゃないよ?


~~~~~~~

パサッ……

QB「……きゅぷ?」

QB(かぶった覚えのない毛布……?)

QB「ん……?」


ほむら「あっ……」

QB「……おはよう、ほむら」ムクリ

ほむら「……おはよう」

>QB「……おはよう、ほむら」ムクリ

…朝勃ちか
感情とは素晴らしい。


QB「君が僕を起こさないとは珍しいね」

ほむら「今日は休日」

ほむら「私だってそこまで鬼じゃないわ」

QB「よく言うね。僕が昼寝をしているところを見つけては……」

QB「やれ掃除の邪魔だ、やれ通行の邪魔だ、とか言って起こす癖に」クスッ

ほむら「……!?」

QB「どうしたんだい?」

ほむら「あなた、今…笑った……?」

QB「……僕も一の人間なんだろう?」


QB「笑うことは、人間にとって当たり前の事なんだからおかしくないさ」


~~~~~~~~

ほむら「それで、今日がその終わりの日?」

QB「ああ、そうだ」

QB「通信を開始しよう……」


QB「きゅぷきゅぷ……了解」

QB「きゅっぷい!」


QB「さて、終わった」

ほむら「……?」

ほむら「何の変化もないわよ」


QB「うん、残念なことにね」

QB「どうやら個体の移動に不完全なところが見つかったみたいでね」

QB「元に戻るにはまだまだかかるらしいんだ」

ほむら「……ということは、つまり」

QB「まだこの姿で生活するしかないんだ」

QB「引き続きお世話になっても、いいかい?」

ほむら「はぁ、やっと一難去ったと思ったら……」クルッ

ほむら(………)チラ

ほむら「……まぁ、いいわ」

ほむら「これからもよろしくお願いするわ、九兵衛」

QB「よろしくお願いするよ、暁美ほむら」

おわり

おつ


きゅっぷい!きゅっぷい!

擬人化キュゥベえが受け入れられるか心配だったけど、大丈夫みたいでよかったよ
ちょっといい感じな雰囲気のほむQを書きたかったんだ。
しかし今日も時間かかったなぁ

とりあえず言いたいことは
たまには甘めなほむQいいよね!


おまけ

キュゥベえの母星

「やぁ、僕はインキュベーター128だよ」

「インキュベーター182……人型の個体の被験者にアドバイスした個体さ」

「彼の感情の豊かさには驚いたよ」

「いくつもの精神疾患者を、あそこまで人間らしいのは見たことない」

「さしずめ実験は成功だね」


「行動、そして感情の振れ幅のレコードによると」

「彼はあの個体に移った瞬間から感情に大きな幅があった」

「僕が診断するに、あれは“欲”だね」

「人間という体に移り、人間の感情を形ながら手にした以上、ヒトになりたい」

「さしずめそういう欲求行動だったんだろう」

「それが大きな原動力となった……」

「大きな進歩、そして研究結果だ」

「人間の個体に、インキュベーターは影響されてしまう可能性あり、というね」

ほむQ最大の関門はマミさん
いつもごめんね……



「……これじゃ、この個体は使い物にならない」

「やはりインキュベーター独自の改良が必要だ」

「そういうわけでアップデートしたデーターに紛れさせるも、失敗」


「感情をあまり知らない僕らにとって、それを操ろうだなんてことは無茶なことだったのさ」

「都合のいい感情を生み出す?無茶にもほどがあるよ」

「この感情は都合のいいとか悪いとか、そういうものじゃないからね」


「……ある意味、彼に知られなくて良かったかもしれないね」

「“自ら実験の期間延長を申請する”ほど、彼はこの個体を気に入ってたようだ」

「あの時の問題の答えを見つけたのか、はたまた探しに行ったのか」

「まぁ僕にとってはどうでもいいことだけどね」


『感情エネルギーの効率のいい回収のため、感情エネルギーを制御する』

「ソウルジェムに魂を写す技術を応用し、僕らが作った偽の肉体に魂を写す」

「その上で感情、希望と絶望の感情を操作し、強制的にそのエネルギーを回収する」

「もはや人類を家畜以下の存在に見たような話だ」


「彼がこれを知ったら、なんと思うかな?」

「インキュベーター的に、これに賛同するだろうか?」

「それとも人類と同じ立場として、これに異を唱えるだろうか?」

「……僕は後者に掛けたいと思うね」


「そろそろ手を引く時かな」

「僕の意志も、この方法に異を唱え始めている」

「まいったね、医者の不養生だ」

「それじゃあ用も終わったし、病室にもどるとしようか」


おわれ

最後のは妄想設定
やっぱりインキュベーターは黒い方がいいなぁって思って
まどマギらしい黒い部分を書いてみたけど、やっぱり無茶だった


あと一つ聞きたい
擬人化ほむQのエロってどうよ

ああ、そういえば攻め×受けって奴だったっけ
キュゥベえが攻めちゃうよ
……いや、この話かいてたらエロいのに考えちゃって


風呂上りの、シャツ一枚パンツ一枚のエロいほむほむ
感情芽生えたキュゥベえは、その姿に興奮を覚えてしまうも、一生懸命隠す
そのことを感じ取ったほむほむは、それを逆なでるようにエロく煽る
そして理性が吹っ飛び、ついにほむほむを押して押して事に及んでしまうキュゥベえ

ふぅ……

エロ描いたことないけど、ここまで書いたからやってみる


シャアアアア……

ほむら「ふぅ、いいお湯ね」

ガチャ

ほむら「あ……シャツだけしか置いてない……」

ほむら「リビングにはキュゥベえいるけど……」

ほむら「ま、いっか」スルスル

ほむら「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」ゴオオオオオ


リビング

ほむら「お風呂あがったわ」

QB「そうかい、じゃあ僕もはいろ―――!?」

QB(シャツ一枚に……パンツだけ……)ドキ

QB「や、やっぱりもう少ししてから入るよ!」クルッ!

ほむら「? どうしたの?」

QB「今読んでる本が面白くってね!」

QB「もう少しで終わるから、読み終えようと思うんだ!」ドキドキ


ほむら(……なるほど)

ほむら「何の本かしら?」ズイッ

QB「わわっ!?いきなり肩越しに来ないでくれ―――」

QB(ほ……ほむらの顔が目の前に……)

ほむら「『戦藻録』ね。意外ねぇ……」クス

QB(シャンプーとリンスの香りが……)

ほむら「私もよく読んだわ」

ほむら「ちょっと貸してよ」スリ…

QB(体が当たって―――)


QB「ほむら、あんまりここに長くいると冷えちゃうと思うな!」

QB「早く部屋に戻って服を着た方が……」

ほむら「わたしは大丈夫よ。この姿でいることは多々あるわ」

ほむら「それとも、私がこの姿でいちゃいけない?」

QB「そ……そういうわけじゃないけどさ!」

ほむら「こっちを向いて言ってよ」グイッ

QB「わっ……///」

ほむら(顔を赤くしちゃって……かわいいわ)


ほむら「あらあら、顔が真っ赤ね」

QB「うぅ……///」

ほむら「いけないところも大きくなってるみたいだし……」クス

QB「きゅっぷい!?」バッ

ほむら「私の体に興奮しているの?」チラ

QB「わ……わ……///」パクパク


ほむら「この、変態」フッ

QB「~~~~!?!?」

QB「」プチ


QB「………」バッ!

ほむら「え……」ガシ

ぐるん

どさっ……


ほむら「ちょ……キュゥベえ……?」

QB「君が……」ハァハァ

ほむら「キュゥ……ベえ?」

QB「君が……悪いんだよ」


QB「僕は一生懸命耐えていたのに!」ハァハァ

QB「君がそれを無視したから……」プルプル

QB「僕は悪くないよ……」スッ

ほむら「え?キュゥベっ―――」グィッ

チュッ

ほむら「んー!んっ……」チュパ

QB「んはっ……はっ……」チュパッ…チュッ


ほむら「ぷはぁっ……」ヌチャ…

QB「はぁ……はぁ……」ピチャ…


ほむら「どういう……つもり……?」

一瞬白くなりかけていた頭で問いかける。
閉じそうな目で、彼女のファーストキスを奪った相手を辛うじて視界に入れながら。
震える腕で辛うじて体を起き上がらせる。

QB「……もう限界なんだ」

QB「耐えるところは耐えたんだよ」

そう答えた子供は、年上であるはずのほむらを易々と押し倒した。

ほむら「きゃっ……」

押し倒されたことに対して悲鳴を上げるほむらではあったが
それは逆にキュゥベえの興奮度を上げる手助けにしかならなかった。


QB「これは仕方のないことなんだよ」

QB「もとはと言えば君が悪いんだよ、ほむら」スッ

キュゥベえは自分に言い聞かせるように同じ言葉を繰り返す。
そしてその右腕を、たった一枚のシャツでしか覆われていない胸元へのばした。

そして、そっと触れる。

ほむら「んっ……!」ビク

布の上から乳房に触れる。
彼女にとって、それは初めての事であり、初めての快感であった。


QB「かわいいよ、ほむら」

ほむら「―――っ!」

耳元に囁かれる不意打ち。
まさに自分がやったことを返された感じだ。

口を動かしながらも、彼の手が止むことはない。
そっと繰り返し、シャツの上から乳房を撫でる。

ほむら「はぁっ……はぁっ……」

ほむらの呼吸が荒くなっていくのがわかる。
そして、顔がほんのり赤くなっていることも。

QB「かわいいよ、かわいいよほむら」スッ


次に手を伸ばしたのは、シャツのボタン。
すでに第一ボタンと第二ボタンは彼女自身の手で開けられており、取る必要はなかった。
手を伸ばしたのは、第三ボタンから。

ひとつずつ、ひとつずつゆっくり外していく。

ほむら「うぅ……」

全てのボタンが外れ、それを感じ取ったほむらが声を漏らす。
外されて恥ずかしがっているのか、それとも年下の子供にされて悔しがっているのか。
どちらにしろ、キュゥベえにとっては可愛い声にしか聞こえなかった

QB「脱がせるよ」スッ

そう言いながら彼はシャツを開く。
今まで覆われていた二つの乳房が姿を現した。


ほむらの胸。
それはお世辞にも大きいとは言い難いものであった。
幼児体系といわれている鹿目まどかよりも小さいであろうその乳房。
未発達ではあるが、緩やかながらに丘はできており、しっかりその存在を自己主張をしていた。

QB「まだ育ってはいないんだね……」ふにっ

ほむら「ひゃぁっ……!」ビク!

左胸の隅を人差し指でつついてみる。
それに呼応するかのように体が跳ねあがった。

QB「感度は十分だね……」ふにふに

ほむら「はぁっ……ぁんっ……」

押すポイントを変える度に、違う声を上げる。
その姿は、まるで新しいおもちゃを買った子供で遊ぶようだ。

おもちゃを買った子供で遊ぶようだ。

おもちゃを買った子供が遊ぶようだ。



軽くもんでみる。

QB「……やわらかいね」くにっ

ほむら「ぁうぅっ……!」

揉める面積は小さいものの、しっかりと柔らかい感じは伝わった。
女性の肌――ほむらの肌は柔らかかったが、これはさらに柔らかい。

そのうち、キュゥベえは別の欲求を抱き始めた。
口を散々に弄んだ左胸に近づけ……

QB「んむ……」ちゅぱ

ほむら「はうううんっ!」ビクン!

柔らかくキスをした。
突然の刺激に再びほむらの体が跳ねあがる。


ほむら「―――っ!」バッ!

思わず出してしまった声を取り消すように口をふさぐ。
しかし、出した言葉は戻ってこない。

QB「ここが気持ちいいのかい?」あむ

ほむら「はぁっ……あっ……!」

声をあげないように一生懸命抑えるほむら。
そしてそれがどこまで続くかを試すように繰り返す。

らちが明かないなぁ、とでも思ったのか。
まだ永久歯が生えそろっていない歯をむき出しにする。
そして、先ほどから尖っていた乳首に当て、柔らかく噛む。

QB「えい」カリッ

ほむら「ん゙~~~~~!?!?」ビクビクッ!

QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

QBは SSで大部分雄取り扱いだが公式設定は性別がない

雄ならめす猫や犬と交尾すれば良いのに


突然の快楽が体中を駆け巡る。
いくら口を抑えようが、その快楽を前にして出した声は漏れに漏れる。

体が熱い。
互いの息がさらに荒くなる。

満足したのか、キュゥベえが左胸から口を離した。
糸を引く唾液が、その行為の時間の長さを思い返させる。

QB「はぁ……はぁ……」

自分の手に収めたといわんばかりに、一旦体を起こし、ほむらを見下ろす。
はだけたシャツにあちこちに汗が浮かんだほむらの体には、もう抵抗する体力は残っていない。

すっ、と目線を下にやる。

幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって


暁美ほむらの体は基本的にほそい。
それは下半身にも言えることで、素晴らしいといえるほどにしまっている。

ほむら「ん……」モジ

あまりみられるのが恥ずかしいのか、足をくねらせるほむら。
人というものは動くものに敏感なそうで、キュゥベえの目線もそちらへといく。

普段は黒タイツに包まれているその足は、対するように真っ白だった。
彼女は外出時はほとんどタイツだ。素足を目にする機会はめったにない。
柄にもなく、キュゥベえは優越感というものを覚えた。

そして一枚だけのパンツ。
彼女の最も大切な部分を隠しているそれは、なぜだか若干湿りを感じた。


たまらずに手を伸ばす。

QB「ほぅ……」スッ

ほむら「やっ……」

ほむらが初めて、明確な拒否反応を示した。
膝を正面で折り合わせて、その道を封鎖する。
肌の擦れる音が心地よい。

だがキュゥベえは無理矢理開けることはしなかった。
前がダメなら横を攻めろ。
つまりは、秘部の前に足を攻めることにした。

QB「綺麗な足だね」

ほむら「ぁぅ……」

ただひたすらに褒めるだけではない。
褒める言葉が出るほどの足を、自分でじっくり堪能する。

QB「僕とセックスして魔法少女になってよ」
QB「ほむらをレイプする」
QB「急にちんこ生えたからほむらレイプしてみた」
QB「マミは肉奴隷」
QB「マミをレイプする」
マミ 「QBにレイプされて妊娠した」
ほむら 「QBにレイプされて妊娠した」
QB「 こりゃ上物の穴だぜー! さやか 「恭介! 助けて!」
QB 「キミ達魔法少女はボクの肉家畜!」
QB「処女だったんだねマミ うれしいよ」 マミ「やめなさい!!」
QB「 こりゃ上物の穴だぜー!」 マミ 「 助けて!」
QB「 こりゃ上物の穴だぜー!」 ほむら 「 助けて!」
まどか 「QBにレイプされて妊娠した」
QB「ほむらを犯したい」
ほむら「私を犯しなさい、そのかわりまどかには手を出さないで」
QB「まどか!犯してあげる!」
QB「マミ!犯してあげる!」

18禁SSで大部分QBは雄取り扱いだが公式設定は性別ない雄ならめす猫や犬と交尾すれば良いんじゃないの


軽く撫で、やがでは舌で這いずっていく。

足首からももへ。

ほむら「んっ……」

お尻から太ももにかけての曲線へ。

ほむら「はぁんっ……」

そしてお尻の反対、腰骨へと。

ほむら「やぁ……///」

顔を見ずとも、赤い顔がさらに赤くなっていくのがわかる。

最終防衛線、突破。
膝で隠された門は開かれ、内を露にする。


やはりというか、彼女の下着は湿っていた。
それも、さっき見たよりも確実に。

QB「可愛いものをはいているね」

ほむら「……やめて///」

正直な話、キュゥベえは女性の下着の種類など知らない。
だが、彼女がはいて濡らしたその下着は何とも言えない魅力があった。
ふと、変態と言われていた自分のことを思い出す。あながち間違ってないかも、と。

両脇についている、頼りないリボン。
親指と人差し指でつまみ、シュッと解く。

ほむら「あっ……」

そしてもう片方も。
やがて秘部がその姿を現す。

ほむら「~~~っ」

ふと顔をあげると、ほむらが目をつぶっていた。
恥ずかしさの表れなのか、これからされることを目で見たくないのか。


下着の濡れていた原因は、漏れ出した分泌液。
つまりは、彼女もやることやられて興奮していたのだ。

QB「襲われ返されて、君は興奮しているのかい?」

ほむら「……///」

QB「つまり君は襲われる側、普段とは逆側の性癖だったわけか」

ほむら「~~~!」ブンブン

否定することを表すために、思いっきり首をふるほむら。
若干冷静さを取り戻したキュゥベえの頭はさらに追い詰める判断を下した。

QB「なるほど、抵抗をしなかったのもそういうことか」

ほむら「ち……ちがぅ……」


弱々しい答えは、十分に否定する力を持たない。

QB「だけどねぇ、証拠はあるんだよ」

証拠。
それをほむらに提出すべく、キュゥベえの右手は再び秘部へと向かう。
やがて右手が、今の今まで誰にも触れられたことがないであろう秘部へと接触した。

ぬるり。

ほむら「はうぅっ……///」

ぬちゃぁ、と糸を引きながら、キュゥベえの右手がほむらの目前に迫る。

QB「わかるかい?これが君の愛液だ」

QB「自分で、無意識ながらも確かに君自身が出した愛液だ」

ほむら「ぅぁ……///」


屈辱。それとも羞恥か。

自分よりも背が低く、なおかつ弱々しそうな子。
そんな子供に押し倒された上、散々自分の胸をもてあそばれた挙句、いろいろな角度で攻められる。
動悸が止まらない。むしろ加速している。
それは自分が興奮している証だ。

QB「君はやはり、こういうのは初めてかい?」

ほむら「ぁたりまぇょ……」

ほとんど声にならない返答。
どの時間軸でも、こんな経験はしたことない。
何度も同じ時間を繰り返し、この世を生きたトータルは長くとも、経験は浅いのだ。

QB「ん~?」

QB「聞こえなかったから、直接確かめさせてもらうよ」スッ

もちろん嘘。
聞こえたうえでの行動である。


ぴちゃ、と秘部の愛液に当たる音がする。

ほむら「ひっ……」

その先を想像しての怯え?
それでも構わず、キュゥベえは人差し指を秘部へ沈ませた。

にゅぷぷぷ

ほむら「はぁっ……ああぁっ……」

ゆっくりではあるが、何かが確実に中へと入っていく。
普通ならば物を入れることはない、そんなところに。

幸い、愛液でぬめっていたおかげで痛みはそんなになかった。

……もっとも、指だからこれで済んでいるわけであって。

ちょっと風呂入ってくる


抜き。

ほむら「ん……」

挿し。

ほむら「はぅ……」

それぞれに見せる違った反応が、キュゥベえの意欲を高めていく。
そしてペース早く、そしてバラバラに。

浅く。

ほむら「あぁ……」

そして更に深く。

ほむら「はうっ!?」ビクッ

ちょっと深すぎたかな?
いけないいけない。


ほむら「あぁぁ……」

繰り返していくうちに、ほむらの表情が何かを我慢しているように見えた。
恐らく耐えているのだろう。もうすぐ来るであろう絶頂を。

当然彼はそれも迎えるようなことはしない。
達するギリギリ、よりちょっと手前で行為をやめる。

ほむら「……?」

ここまで来てどうして、といわんばかりに見つめるほむら。
催促、それは相手にとって有利なカードを出すにしか過ぎない。

QB「イキたいのかい?」

ほむら「ぇ……」

ほむら「……///」コクン

その返答に、いつものクールさを持つほむらの面影はなくなっていた。


QB「じゃあ、僕にもしてほしいな」ポロン

目の前に突き出されたのは、完全なモノになっていない、幼い男性器。
教科書でしか見たことないそれを見て、さらに顔を赤くする。

ほむら「どうすれば……」

QB「握って擦ったり、加えてなめてほしいな」

ほむら「え……///」

何の羞恥もなく発された言葉を聞き、RGBのRが255を越えようとするほどに赤くなった。

おずおずと、今まで触れたこともない手で触る。
かつて爆薬に触れたときでさえここまで震えてはなかったというのに。


さわっ、と触れる。

QB「……っ!」

男の性感帯であるそれに触れられた時、キュゥベえは形容しがたい感情を得た。
今まで数々の事を試してきたものの、精に関することは後回しだったから。

ちゅっ。

いつの間にかほむらの口が触れていた。
そして大胆にもそのいちもつを口に頬張る。

ほむら「はふっ……あむっ……」

さらに上下運動までをも始めてしまう。
一体どこで覚えたのか、それともその場で感じ取ったのか。

QB「うぁあっ……」ドクッ!

ほむら「んむうっ!?」

今までにない快感を味わったキュゥベえは、早くも第一射をしてしまったのであった。


ほむら「……うぇっ」

白い液体が、ほむらの口から流れ出る。
キュゥベえ自身から飛び出してきた精液だ。

ほむら「はぁっ……はぁ……」

やがて、ほむらの体力が限界に近いことを知る。
もう長くは持たないかもしれない。

正直な話、彼に気を失った相手とする気は起きない。
ほむらの、彼女の反応があってこそ、彼はつづけていたのだ。


もう限界だ。
僕も、彼女も。


がばっ!

ほむら「ひゃっ!?」

突然のしかかったキュゥベえに驚き、か細い悲鳴をあげるほむら。
そして復活したキュゥベえ自身を、ほむらの彼女自身に近づける。

やがて、今からすることを感じ取ったのか、ほむらの顔に恐怖が走る。

ほむら「ぇ……ちょっとまって……」

QB「ごめんよ」

ぬちゃ。

QB「もう、ムリなんだ」グググッ

ずぷぷぷぷ……
愛液と先走り汁が混ざり合い、互いがこすれる音がこっそり鳴る。


QB「くあぁっ……」

ゆっくりと、確実に“入っていく”。

ほむら「かはぁああああっ!!」

しかし入れられる側の彼女にしてみれば、それは“刺さっている”という方がふさわしかった。
未発達な女体に未発達な男性器。
しかし不思議かな、狭いのは彼女の女性器であった。
それほどに、彼女はまだ幼かった。

ぷっ、と血が出る。

QB「はぁっ……はぁっ……」ズズズ

しかしキュゥベえは構わずに続ける。


小休止。
互いの吐息だけが、ただただこだましていた。


その休止を破ったのは、当然ながらキュゥベえ。
なにせ今の主導権は彼にあるのだから。
体の年齢なんて関係ない。

QB「いくよっ……」ズプッ!

ほむら「あぅっ!」ヌチャ!

ゆっくりと、次第に速度を増して行く。

QB「はっ、はぁっ!」ズプズプズプ!

ほむら「はぁっ!あうっ……!」ヌチャヌチャ


やがて互いの限界を感じた。
お互いに果てたいのだと、そう感じた。

QB「ほむらっ……ほむらっ……」ズプズプズプ

ほむら「んぁっ!キュゥっ……ベえっ……んんっ!」グチャヌチャヌチュ

もう互いに抑えることなど考えなかった、
キュゥベえはただひたすらほむらの名前を呼び。
ほむらは声を上げるのを気にもせず、時に彼の名前を呼んだ。


QB「ほむらっ……イクよっ!」ズプズプズプ

ほむら「ああっ……!きゅ……ぅ…べぇっ……!」ヌチャヌチャ


ドクンッ!ドクン……


~~~~~~~~

QB「はぁ……はぁ……」

まるで戦争が終わった後の様に、その部屋に静けさが漂った。
ただそこにあるのは、大量の精液と愛液が混じったモノだけだ。

そして今、彼の横には自分を受け止めた少女が眠っている。

ほむら「すぅ……すぅ……」

元々体力のない子にとっては無茶な運動であった。
はだけたままの胸元を治してやる。

QB「……ごめんよ、ほむら」

賢者モード。
後悔先に立たずとはよく言う。


QB「でもね、ほむら……」

反省はしている。
でも、後悔はしていないかもしれない。

たぶん、彼女が起きたら大変なことになる。
このあと、君に殺される勢いで追い回されるかもしれない。
このあと、君に殺される勢いで拷問されるかもしれない。
このあと、君に殺される勢いでいじめられるかもしれない。

QB「でも、僕はそれでいいんだ」

QB「だって僕はキミが―――」


おわり

きゅっぷい!きゅっぷい!

初のエロ&地の文SSだよ。
慣れない事はするんじゃないね

これ合わせて4回目のさるさんだよ!
こわいこわい……

とりあえず言いたいことは
たまにはエロいほむQ……Qほむもいいよね!

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