れんげ「もううさぎにボウガン撃つのは飽きたん」 (82)

れんげ「みんなにも撃ってみたいん」

夏海「お、れんちょん、その弓なんなの?」

れんげ「近寄らないでほしいのん」ササッ

夏海「おっ、追いかけっこか?まてー!」ダダッ

れんげ「ウチのうさぎで鍛えた射撃の腕を見くびったらいけないのん」シュパッ

夏海「うわぁっ!ぎゃああああ!!」グサッ

れんげ「片足だけで許しておくのん」

夏海「血、血が!!痛っ!く、くうっ」

れんげ「次は右腕を狙うん」スチャッ

夏海「れんちょん!!参った!ねぇ、ごめん!!れん」

れんげ「ウチの射撃は終わらないん」シュパッ

夏海「ああああああっ!!」グサッ

れんげ「うさぎはこれじゃ死なないん、なっつんも大丈夫なん」シュパッ

夏海「ぎゃあああああああ!!」グサッ

れんげ「これで両足はまともにうごかんのん」スチャッ

夏海「助けてっ!!助けてっ!!」ジタバタ

れんげ「ウチの本気を見るん」シュパッ

夏海「あががっがががっ!!」ジタバタ

れんげ「心臓に刺さったのん」フフッ

夏海「・・・・・・」ハァッ、ハァッ

れんげ「血だらけのうさぎも、死ぬまでに時間があったん、同じなん」

夏海「・・・・・・」バタッ

れんげ「倒れたん、邪魔な獲物なん、移動するん」

小鞠「おーい!れんちゃんー!」ダダッ

れんげ「むむ、遠くから次のうさぎが来たん、ウチは百発百中なん」シュパッ

小鞠「うわぁっ!」バタンッ!

れんげ「ウチの腕に狂いはないん」

小鞠「きゃあーーー!!矢が!矢がっ!!」ジタバタ

れんげ「そっちに行くから待ってるん」スタスタ

小鞠「い、痛いー!血、血止まらないよぉ・・・」グスン、ヒック

れんげ「一度矢で仕留めたうさぎなら、狙い放題なん、次は頭を狙うん」スチャッ

小鞠「うわああぁぁぁん!!痛いよぉ、痛いぃぃ!!」ガクガクブルブル

れんげ「ウチの本気を見せてやるん」シュパッ

小鞠「うがぁっ!!あ、頭!!あ!!」ブルブルッ

れんげ「額の真ん中にしっかり当たったん、ウチすごいん」フフン

小鞠「し、死にたくない!いやぁーーー!!」ジタバタ

れんげ「うるさいうさぎなん、今度は目に挑戦してみるん」スチャッ


小鞠「れ!れんちゃん、その、弓・・・」ブルッ

れんげ「針のむしろなん!!」シュパッ!

小鞠「ぎゃああああああああ!!!」

れんげ「うさぎはじたばたしないん、うずくまるん」シュパッ!シュパッ!

小鞠「あああああああ!!」バタンッ

れんげ「・・・うさぎは泡吹かなかったん」

小鞠「・・・・・・」ブクブクッ

れんげ「これで10本目なん」シュパッ!

小鞠「・・・・・・」ガタガタッ、ガクッ

れんげ「ふぅ、ウチ、将来一流のスナイパーになれるのん!」

ダッダッダッ・・・

蛍「あー!そこにいるのはこまちゃん先輩じゃないですかー?!」ダダッ

れんげ「次の獲物が来たん、大きいから簡単に当てられるん」スチャッ

蛍「あ、あ!そんな、まさか?!れんげちゃん!れんげちゃん!」ギロッ

れんげ「うさぎさん観念するん」シュパッ!

蛍「痛っ!腕!腕に矢がっ!」ブルブルッ

れんげ「ちっ、外したん」

蛍「れんげちゃん、どうして、どうして!!!」グサッ

れんげ「うさぎはうるさくないん、ただ動き回るだけなん」シュパッ!シュパッ!

蛍「きゃあーーーー!!」ダッダッダッ

れんげ「あっ、逃げたら当てられないん!!」ダダッ

蛍「はぁっ、はぁっ、ううっ、痛い、痛いよぉ、ママぁ!」グスン、ヒック

れんげ「ふふ、ウチはここからでも両足を正確に狙えるん」シュビーン!シュパッ!

蛍「うっ!!!」グサッ!グサッ!

れんげ「ふふ、ウチすごいん、これで走れないん」

蛍「痛い、痛いー!!」ガクガクブルブル

れんげ「ふふん、逃さないん、地べたに横たわっておとなしくマトになるん」スチャッ

蛍「やめ、やめてぇーーー!!」ジタバタ

れんげ「血が草に飛び散ってるん、うさぎのくせに暴れ過ぎなん」シュパッ!

蛍「うぐっ!!!あっ!!」ブルブルッ

れんげ「肺に風穴を開けたん、これで息ができなくなっていくん」シュパッ!

蛍「あっ!!ああっ!!」グサッグサッ

れんげ「これで5本目なん」シュパッ!

蛍「がっ!!ううっ!!」グサッグサッ

れんげ「まるで最初から矢が刺さってたぐらいなん、これで身動きすらとれないん」シュパッ!シュパッ!シュパッ!

蛍「う!!うっ!!う」グサッグサッグサッ

れんげ「血の気が引いたうさぎの顔は真っ青なん」

蛍「ふうっ、ふうっ、ふうっ」ゼイゼイ

れんげ「息ができないみたいなん」

蛍「ふうっ、ふうっ」ゼイゼイ、ヒューッッ

れんげ「そのまま野垂れ死になん」

蛍「う、うう、うううう」バタンッ

れんげ「オスのうさぎも仕留めるん」テクテク

越谷卓(兄)「まてー!!!!」ダッ

れんげ「ついに来たん」ジワッ

兄「お前、くそ、俺の妹たちをっ!」ワナワナ

れんげ「動くと撃つん」スチャッ

兄「そっちがその気なら、これだ」スチャッ

れんげ「あっ、ね、ねぇねぇ!!」

先生「はぁっ、はぁっ」

兄「おいクソガキ、地べたで血まみれになってるこのクソガキの姉を今からこの包丁で串刺しにされたくなかったら、大人しくその弓を渡せ!」ギロッ

れんげ「く、ウチ、ピンチなん」ブルッ

先生「二人共、やめな・・・」

兄「今度は足に刺すか」グサッ!

先生「うぎゃあああ!!」ジタバタ!

れんげ「ねぇねぇ!ねぇねぇ!」ウルッ

兄「ほらクソガキ、渡せ、渡せ」ギロッ

れんげ「刃物じゃ時間差があるん」スチャッ

兄「やばいっ!」ダッ!

れんげ「にゃんぱす!!」シュパッ!

兄「うおおおおおおっ!!」グサッ!

先生「あああっ!!」ガクガクブルブル

れんげ「中当てが、中当てがあついと思うん!!」シュパッ!シュパッ!シュパッ!

兄「うっ!がっ!あっ!」グサッグサッグサッ

れんげ「矢がなくなるまで打つん」シュパッ!

兄「うぎゃああああ!!」グサッ!ドクドクドクドク・・・

れんげ「腹に数発刺さったのん、これで栄養は流れ出すん、太ももからは噴出すように血が出てるん、動脈なん」

先生「いや、いやぁーー!!」ジタバタ

れんげ「うさぎは大声出さないん」シュパッ!シュパッ!シュパッ!シュパッ!

先生「うっ!はっ!あ!あっ!」バタッ

阿笠「6歳児の力でも使えるボウガンを作ってみたんじゃ」

阿笠「くれぐれも悪用はせんようにな」

兄「し、死ぬ、死ねぇぇぇぇぇ!!」ジタバタジタバタ

れんげ「死に際のうさぎはみんな無駄に地べたを動き回るん、面白いん」

先生「はぁっ、ふぅっ」ゼイッゼイッ

れんげ「息ができないみたいなん、こっちのうさぎも弱っちいん」

夏海「・・・れん・・・ちょ・・・」

れんげ「むむっ!?まだ生きていたん、始末するん!」スチャッ

小鞠「・・・う・・・うー・・・」

れんげ「いや、もう意識は消えかかっているん、最後に口の中に撃ち込むん・・・・・・」スチャッ

シュパッ!シュパッ!

夏海「!・・・・・・」

小鞠「!・・・・・・」

れんげ「ご注文は、人間なのん」

THE END

「俺」を登場させないSSの実験でした

今度はれんげちゃんが処刑人になって深夜の越谷家に単独で潜入し皆殺しにするSSでも、機会があれば

ノシ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月05日 (金) 00:11:34   ID: JBxUuJe6

なんでこんな残酷な描写をするんだ...?
せめて別の作品でやれ、胸糞悪いだよ

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