美希「イッツ・マイ・ライフ!」(334)

「あ、あの!」

ミキが中学3年生になって最初の日曜日
渋谷をブラブラしてたら、後ろから声をかけられたの

またナンパかな?
って思いながら振り向いたら、見るからに着慣れてないスーツを着た男の人が立ってた

「俺、765プロって芸能事務所でアイドルのプロデューサーをやってるんだけど…」

なんだか怪しかったから立ち去ろうとしたんだけど、その人の頼りない顔を見てたら、ミキ、お話聞いてあげなきゃ悪いかなって思ったの

いまになって思い返せば、あのときから始まったんだね
ミキの、ドキドキワクワクな人生が

はよ

どこかで見たことあるようなスレタイだな

BonJovi

貴音のデカパイ揉みたい

よかろう

素晴らしい

>>1
結論を言えよゴミ

>>4
お前が何様だよ

案内されたのはボロボロのビル
正直に言うと、帰ろっかなって思ったの

だって、見るからに"売れない事務所"って感じだったんだもん

だけどその人が必死でお願いするもんだから、ミキ、お話だけは聞こうかなって

「戻りましたー」

「お帰りなさいプロデューサーさん。あら、その子は?」

「さっきスカウトした子で、星井美希さんです。話を聞いてくれるって」

「わぁ、すごくキレイな子ですね!はじめまして美希ちゃん。私は事務員の音無小鳥といいます」

           _,;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙';;、
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          /ヾ;;/ソ       ,  ,      ヽ l;;l"゙l
          '、 (ヾ,,===;;;;;;;,,,,,_`il,i゙__,,,,;;;;;=== ,/|lヽ l 
            ヽ、`||ヾi;'(:::::゙'゙:::/;;i=i;;;ヽ:::゙'゙::::)゙i;/ |l'ノ/      構わん、続けろ
           /ヽ|l、 ゙i::;;;;/⌒⌒).ヾ..;;;;;;;;;;..ノノ/l.,/\

          /;;;/::ミヾ、./ / / )     '゙ /ミ"i;;;;;;;;\_

       _,.-;;'";;;;;;;;r‐ ミ/゙ ,/ /  /_!/`   /,,l;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;~\
  _,、-‐;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / /  /   /.__,,,..-/ヽ /;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;,,、_
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BON JOVIスレじゃないのかよ

「談話室使いますね」

「はい。美希ちゃんは何か飲みますか?」

「ミキ、イチゴババロアがいい」

「ご、ごめんなさい。ババロアは置いてないの」

ミキ、すっごく生意気だよね
いま思い返すと、ちょっと恥ずかしいの…

「ココアでも良いかしら?」

「うん。お願いしますなの」

え?小鳥の第一印象?
事務員なのにスカート短いなぁ、って

言ってたやつか

まーた携帯小説紛いのSS書いてちやほやされに来たのか

マダー?

「えっと…星井さんは、いままでスカウトされたことは?」

「たくさんあるの」

「全部断ったの?」

「うん。だってスカウトの人たち、みんなイヤな感じなんだもん」

あのときの小鳥が淹れてくれたココア、美味しかったな
ミキ、いまでも覚えてるの

「俺はイヤな感じじゃなかった?」

「頼りない感じなの。だから、お話聞かなきゃ可哀想かなって」

本当のことだから仕方ないよね?

>>4
ゆとり怖すぎ
なぜオレが責められなきゃならんのだ?
VIPから二度と出て行け

>>10
上から目線がウゼェ
なんかお前のことリアルに知ってるかもしれん

期待してる

「ミキね、けっこう何でも出来ちゃうの。あんまり努力とかしなくても」

だからなのかなぁ?
何となく始めて、何となく上達して、何となく飽きちゃう
それの繰り返しだったの

「何かに対して本気になったことが無いってこと?」

「うん。だって、ぜんぜんドキドキできないんだもん」

パパやママは

「美希の好きなことをやりなさい」

って言ってくれるけど、"好きな"こと自体見つからなかったの

Bon joviか?

「ねぇ?アイドルになればミキ、ドキドキできるかな?」

「それは…星井さん次第かな」

「あなたは何もしてくれないの?」

「もちろん全力でサポートする。だけど最後は、星井さんが決めることだよ。どこまで行きたいかをね」

「どこまで?」

「トップアイドルを目指すかどうか、ってこと」

これは俺が頼んでたやつで間違いないですね?

「トップって、一番ってこと?」

「そういうことかな?」

「トップアイドルになれば、ドキドキできる?ワクワクできる?」

「えっと…きっと出来るよ」

ああいうときはもっと断言するべきだと思うな、ミキ
だって、すっごく自信なさげに言うんだもん

ミキじゃなかったら帰ってるの、たぶん

紫煙

「ミキ、あなたのこと信じちゃうよ?」

「お、おう!信じてくれ!」

あの時信じることができなかったら…
ミキの人生はどうなってたのかな?
それまでみたいに、何となく過ぎていったのかな?

「わかったの!ミキ、アイドルやってみる!」

ミキがそう言ったときのあの人の顔、いまでもよく覚えてるの
だって、すっごく嬉しそうだったんだもん

「よろしくな、美希!」

いきなり呼び捨てになったのにはちょっとご立腹しちゃったけどね
アハッ

やっぱりVIPのSSは台本形式がいいな、個人的にだけど

ミキミキまじミキミキ

>>20
そんなにアンカ好きなん?結婚すれば?
は?おまえもか

>>27
は?いきなり何いってんだよ怖いよ

いいぞいいぞ支援

「今日から765プロに加わった星井美希だ。みんなで切磋琢磨しながらトップアイドルを目指してくれ!」

「よろしくお願いしますなの!」

初めてみんなに紹介されたとき、可愛いコたちばっかりで驚いちゃったの
小さくてもさすがは芸能事務所だな、って

「美希って名前なんだね?じゃあ…みきみきはどうかな、亜美?」

「あ!それいいねぇ、真美ぃ!」

まだお話したことも無いのに呼び方が決まっちゃったの
しかもミキの同意無しで
まぁ、亜美真美らしいんだけどね

Bon joviかね?

美希!!美希!!うっ!!

期待

「三浦あずさと言います。よろしくね、美希ちゃん」

「うわぁ、おっきいの!」

あずさへの第一声がこれって、ミキ、ずいぶん失礼だよね…

「四条貴音と申します。お見知りおきを」

「こ、こっちもおっきいの!」

し、仕方ないの!
ミキも自信あったけど、それよりおっきい人が2人もいたんだもん!

スクリプトに怒られた

前やった春香の別バージョン?

支援

「それ?ハムスター?」

「うん、ハム蔵だぞ!自分の大事な家族の一員なんだ!」

「動物好きなんだね」

「大好きさー!あ、自分は我那覇響だぞ!沖縄から上京してきたんだ!」

響の第一印象は、身体が引き締まってるなぁ、って

「如月千早です。よろしくね」

千早さんの場合は…
全体的に引き締まってたの!もちろん良い意味で!

7272727272727272727272

最初は千早さんのことも呼び捨てにしてたんだけど、歌に対する姿勢を知ってからは"千早さん"って呼ぶようになったの

だって、すでに上手なのにたくさん練習してるんだもん
ミキには真似できないな、って

「私は秋月律子。プロデューサーをやってるわ」

律子…さんが元アイドルだって知ったのはしばらく経ってから
スタイル良いなぁとは思ってたんだけどね

え?
律子…さんのことは呼び捨てにしないのか?
ミ、ミキにもいろいろあるの!

春香さんバージョンどっかないの?

春香「イン・マイ・ライフ」だったっけ

「キミ、男の子?」

「ち、違うよ!ボクはちゃんとした女だよ!」

「でも"ボク"って言ってるの」

「う、それは…」

最初に真クンを見たとき、ちょっとときめいちゃったの
真クンがホントに男の子だったら、本気で好きになってたと思うな、ミキ

「は、萩原雪歩ですぅ…」

雪歩は…
大丈夫なのかな?って思っちゃったの
すっごくおどおどしてたし
実はすっごく強いコなんだって、一緒にレッスンしてる内に気付いたけどね

美希をビッチみたいに扱うのはやめてあげて

やはり顔か

>>42
引っかかったわ
あんがと

「うっうー!はじめまして、高槻やよいです!」

「よろしくね、やよい」

やよいの第一印象は"連れて帰りたいの!"

しばらく経ってからみんなに話したら、口々に

「わかるわかる!」

って言われたの

だけどホント、はミキなんかよりずっとしっかり者なんだけどね

「水瀬伊織よ」

「よろしくね、デコちゃん」

「だ、誰がデコちゃんよ!」

だって、おでこ可愛かったんだもん
可愛いって良いことでしょ?

デコちゃん

そして…

「天海春香です!よろしくね」

なんでそう思ったのか今でも分からないし、ホントに直感だと思うの

だって、ビビビって来ちゃったんだもん

「いつか、このコとケンカしちゃうな」

って

「よし、挨拶は終わったな。では各自、スケジュールに沿って行動してくれ」

こうして、アイドルてしてのミキの生活が始まったの

      ,._-―- 、

     /ィニニニヌ\
    /:/: : : : : ;ィ: \ヽ
    /:/: :/: : / l :_: ヽ:',
   /:/:イア'´  '´ヽ:l: l:|
   |::l: /'⌒  l  ⌒ヘ: |: |
   |::l::l  r---┐  l::|: |
   |::K   V⌒V  ハj:: !
   l:: :ハ.   ー'   ハ:: ::l  当然ね!
    ',: : ::\   /:: : : ;'
    l: : ::::::l><l::::::: : :l
    l: : ::::::l    l::::::: : :l

「あふぅ…」

「起きろ美希!午後からボーカルレッスンだろ!」

「外は熱いの…」

デビューして最初の梅雨が明けたころ
ミキの主な活動は事務所のソファーでお昼寝することでした。なの

「ちゃんとレッスンしなきゃ上達しないだろ!」

「上達してもお仕事無いの」

「上達すれば仕事も入るようになる!」

ドキドキワクワクなんて、ちっとも出来なかったの

鴨先生。ぷかぷか紫煙

美希のあの軽い「あはっ☆」が文字じゃ表現できないのが辛い

「準備できました」

「ほら美希。春香が待ってるぞ」

「はいなの…」

「ふふ。熱いけど、一緒にレッスン頑張ろうね、美希」

春香はいつも真っ直ぐで、いつも前向き
歌もダンスもそんなに上手じゃなかったけど、美希のこと引っ張ってくれたの

「行ってきますなの」

「頑張ってな。俺も営業行ってくるから」

「ねぇプロデューサー。ミキ、南の島のロケとか行きたいの」

「はいはい、行くわよ美希」

春香がその人のこと好きだって、ミキ、そのころには気付いてたの

辛いさんスレかと思った

「今日もいっぱい怒られちゃった…」

「あの先生厳しすぎなの」

「でも、厳しいくらいが良いんじゃないかなぁ?」

そのころのミキは、怒られることに慣れてなかったの
アイドルになるまでは、本気で怒ってくれる人もいなかったし

「ミキの先生はいつも穏やかなのになぁ」

「何の先生?」

「鴨の先生なの」

「え?か、鴨?」

そういえば鴨先生、いまでも元気かなぁ?
矢とかで狙われてなきゃいいけど

「海?いついつ!?」

蝉が大合唱を始めたころ、事務所のエアコンが壊れちゃったの

みんなしてグターってしてたら

「じゃあ海に行くか!」

って話になって

あの人は渋ってたけど、律子…さんが乗り気だったから押し切られちゃったみたい

千早さんは最後までイヤそうだったけど、なんでだろ?

くっ

くっ

海、楽しかったなぁ
南の島じゃなかったけど、修学旅行みたいな感じだったの

みんなで電車に乗って海まで行ったんだけど…

あずさと貴音はやっぱりズルいの!あんなの反則なの!
千早さんが何回も

「くっ…」

って言ってたけど、ミキ、ちょっとだけその気持ちが分かったの

俺の千早に72をする。

小さな旅館だったけど、畳がとっても気持ち良かったの

夜は砂浜でバーベキュー
ミキは食べるの専門だったけどね

そういえばミキ、間違えて男湯に入っちゃったの

今だから言うけど、あれ、実はワザと…

なーんて、ウソウソ
ミキ、そこまではしたなくないの!
アハッ

>>42
みたけどなかなかいい
支援

結局アニマスで覚醒させなかったのは2の金髪との整合性のためなのか

あとで律子…さんに聞いたんだけど、あずさってお酒飲むと人が変わるみたい
絡まれて大変だったんだってさ

みんなでお布団に入って電気を消したんだけど、ミキ、珍しく寝付けなかったの
そしたら春香たちの話し声が聞こえてきたの

「来年はどうなってるかな?」

「忙しくなってたらいいね」

「だけどまた、みんなで来たいね」

って

そのときのミキは

「そうなったら良いな」

くらいにしか考えてなかったの
まだ子供だったんだよね、ミキ

アハ体験

見覚えあるスレタイだと思ったが
やはりこれ>>42だったか
しえんぬ

>>6
残念、実を言うと私はスクリプトではない、人口無能だ
メリークリスマス!

>>37,38
ぼくも大阪弁をマスターしたやで!
ちょ、削除は勘弁して
ごめんね

最初の夏が終わり始めたころ、律子…さんがプロデューサーを務める新ユニットが始動したの

ユニット名は「竜宮小町」でメンバーは伊織、あずさ、亜美の3人

いまもう解散しちゃったけど、いまだにCDとか売れてるみたい

衣装が可愛かったからちょっと羨ましかったけど、やっぱりミキはソロで活動する方が向いてる気がしたの

団体行動に向いてないからね、ミキ

「美希!CDデビューが決まったぞ!」

竜宮小町がブレイクし始めた10月の半ば
事務所にあの人の声が響いたの

ミキはソファーで寝てたけど…

「あふぅ…おかえりさないプロデューサー…そしておやすみなさいなの…」

「起きろ美希!CDだぞ!」

その声を聞いて集まってきたみんなが口々に

「おめでとう!」

って言ってくれたの

ミキは寝ぼけてたけど…

「…CD?」

「そうだ!」

「…買ってくれるの?」

「お前が歌うんだよ!」

「…えっ!?」

寝ぼけてなくても信じられなかったと思うな、ミキ

「1月から始まるアニメの主題歌だ。ヴァンパイアの女の子が主人公らしい」

「アニメ?」

「最近のアニメは馬鹿にできないぞ?楽曲のクォリティーも高いし、市場も広い。海外でも人気があるしな」

正直に言うとね、ミキ、ちょっと馬鹿にしてたの
なんだアニメかぁ、って
ごめんなさいなの

ボンジョビ?

「美希さんすごいですぅ!」

「美希に負けないように、ボクも頑張らなきゃ!」

「自分だって!」

自分で言っちゃうのもアレだけど、ミキのCDデビューが決まってから、みんなが本気になった気がするの

あぁ、頑張ればホントにCDとか出せちゃうんだぁ、って

だけどミキ、そのときはあんまり努力とかしてなかったんだよね

すごく生意気だけど、何となくCDデビューしちゃった感じ
それまでと同じように、何となく

アニマスだと本格的に売れ出したの9月頃なのに
クリスマスには年間の新人賞もらってた時はすげえと思ったな。

良スレの予感

ハッピーエンドで頼むよ

だから、レコーディングがぜんぜん上手くいかなったのも当たり前なのかもしれないね
何回歌ってもOKを貰えなかった

ミキ、虐められてるんじゃないかって思っちゃったの
765プロが小さな事務所だから、スタッフの人たちが馬鹿にしてるんだって

「ミキ、もう、や!」

いつものようにディレクターさんから怒られてるとき、ミキ、とうとう我慢できなくなっちゃったの
スタジオから飛び出しちゃった

"逃げ出した"だなんて、その時は思いもしなかったの
ただ、"みんなが意地悪だから"って、それだけだったの

「鴨先生…ミキ、もう止めたい…」

いつもの公園の木橋の上
そこから見た鴨先生は、気持ち良さそうに泳いでたの

ドキドキワクワクしたくてアイドルになったけど、何となくCDデビューが決まっちゃったミキ

正直、こんなものかぁ、って気持ちはあったの
やっぱり何となくでやっていけちゃうんだぁ、って

だけどホントはそんなこと無くて、そのときのミキじゃぜんぜん通用しなかった

たぶん、それ認めるのが怖かったんだろうな
だから周りの人のせいにして、自分を守ろうとしたの

ぷかぷか

なのー

>>25
いやあ流石のぼくも驚いたよ、まさかノートン先生に駆除されかけるとはね

>>38
あけましておめでとう!
こんにちは。私は、スクリプト、です。
ゴミ箱からレスしてまつ

中山きんに君スレじゃないのかよ

>>39
ゴミ箱からレスしてまつ
実は私は電人HALなんだ、ソースは俺
なに言ってんだ俺

「ここにいたんだ」

見つけてくれたのは春香だったの

「プロデューサーさんから事務所に電話があったよ」

「ミキを探すように?」

「うん…」

ミキ、構ってちゃんだよね
ホントにイヤならさっさとお家に帰ればいいのに、誰かに見つけてほしくて公園にいたんだから

「スタジオに戻らなきゃ。みんな心配してるよ?」

「だって…。みんなしてミキのこと虐めるんだもん」

いま思い返せば、自分のことながら恥ずかしいの

ゆっくりでおk
だが必ず完結してほしい

「虐めてるわけじゃなくて、ちゃんとした物を作ろうとしてるだけなんじゃないかな?」

「ちゃんとした物?」

「私はCD出したこと無いから、説得力無いかもしれないけど」

ミキもそう思っちゃったの
たくさんレッスンしてるのに、春香はぜんぜん、って

それにそのときのミキは、"みんなで何かを完成さする"ってことを知らなかったから
ミキがパパパって歌えば、あとは他の人たちが何とかしてくれるって思ってたから

「美希の居場所、プロデューサーさんに知らせるね?」

「うん…」

携帯を取り出して電話かけ始めた春香

悔しかったんだろうなぁ、きっと

せっかくのチャンスを放り出そうとしてるミキに対しても、それに対して何も言えない春香自身に対しても

「プロデューサーさん、すぐに来るって」

「うん…」

「ここにいてね?」

「うん…」

「ごめんね、美希…」

ごめんね、春香
そんな言葉は、そのときのミキには言えなかったの

「プロデューサー…」

「よう、美希」

たくさん怒られと思ってたのに、あの人は優しかった

「ミキね…」

「アイドル辞めたいか?」

「うん…」

「ドキドキワクワクしたいんじゃなかったのか?」

「だって…ちっとも楽しくないの」

支援

「美希は、好きな物は先に食べるタイプか?」

「なに、いきなり?」

「俺は後に取っとくタイプなんだよ。俺の母親は食べ物の好き嫌いを許してくれなくてな」

「えっと…」

「嫌いな物でも全部食べなきゃならんかった。だからかなぁ?好きな物を後に取っとくようになったんだ」

「なんの話?」

「まぁ、最後まで聞けよ」

そのとき鴨先生は、岩の上でお昼寝してたの
ミキにお尻を向けて

私怨

ぷかぷか

「俺は椎茸が大嫌いだったんだけどな。だけど"この椎茸を食べれば好きな物が待ってる"って思えば、何とか食えちゃうもんなんだよ」

「好きな物が待ってる?」

「ミキの言う、ドキドキワクワクだな」

「…」

「俺の場合の椎茸は…ミキにとっての"面白くないこと"かな?単調なレッスンとか、怒られたりすることだよ」

例え話下手だよね、この人
いまだったらきっと笑っちゃうの、ミキ


       ,,-―ー-、

      /   ,r,   ゙、   プカプカ
     _,,. '^ 、     iヾ、
   (;;__,..)    i、_

       >;;;;;       ~゙`ー--、、,,_,,,...--―''つ
     ,, '"~;;;;;;         、    、   ヲ、
    ,i"       いヾ    ヾヾ   _,,-‐"
    ┤        ゝ、_    _,,,-'"  _,, ノ
 丶  ゙ー--=、,、_,,_....,,,,...--―''""~ , '" ,,

    ー 、  =― _ ― " ̄

「ドキドキワクワクが待ってる、かぁ…」

お昼寝の終わった先生がミキの方に泳いできたの
スイスイー、って

「あれね、ミキの先生なの」

「あの鴨が?」

「うん。鴨先生なの。ミキもあんなふうに気楽に生きていけたらなぁって」

「気楽かな?水面の下では懸命に脚を動かしてるハズだけど」

「えっ!?そうなの?」

「いや、小学校でも知ってると思うけど…」

>>95
いいタイミングなの

しえん

「先生も苦労してたんだね…」

「まぁ、その場に浮かんでるだけなら脚は動かさないだろうけど。だけど前に進む為には、な」

このときのドヤ顔、ちょっとイラッてきたの
俺、上手いこと言っただろ?みたいな

だけど、言ってることは正しかったの
ミキ、その場にただ浮かんでるのはイヤだったから

だってそれじゃ、"生きてる"って言えないもん

みきみき

「ミキも、水の下で脚をパタパタさせなきゃダメなんだね?」

「前に進む為にはな」

「前に進めば、ドキドキワクワクできる?」

「できるさ、きっと」

このときミキはやっと、"見習いアイドル"くらいになれたのかもしれないね

それを教えてくれたのは、あの人と鴨先生
やっぱり鴨先生は、ミキの大先生なの

生きる
谷川俊太郎

HAVE A NICE DAY!!

   _
  ∈ ゚)
  ノ (     。o゚

  (  ~⌒⌒彡 .。o:゚。o゚。:゚。
~~~(ん~~~~~~~
     ズシャァァァアアアッ

「さて、スタジオに戻るか」

「うん…」

「大丈夫だよ。俺も一緒に謝るから」

「悪いのはミキなんだよ?」

「ちゃんと指導してなかったプロデューサーも悪い。まぁ、俺も新人だからな」

自分で言っちゃダメだと思うな、それ

「…ねぇ、プロデューサー?」

「なんだ?」

「ミキ、いままで本気で頑張ったことないから、いろいろ戸惑っちゃうと思うの」

「うん」

それまで"何となく"生きてきたミキだったから

「えっと…いろいろ迷惑かけちゃうかもしれないけど、ミキ、本気でドキドキワクワクしたいから!」

「頑張って失敗したんなら、迷惑だとは思わないよ」

この一言で、ミキはいっぱい救われたと思うな
いまでもたまに思い出すの
このときの口調とか、表情を

「これからもよろしくお願いしますなの、プロデューサーさん!」

鴨先生はぷかぷか浮かんでたの
秋の夕暮れの中を、気持ち良さそうに

ss見てただけで美希好きなってゲーム買おうかと思ってるんだが美希といちゃいちゃするにはどれ買うのがいいの?

美希の優先度は下がるがこれはいいSS
いまから他のアイドルVerも期待してしまう

>>107
アーケード版

15分ほど休憩させて下さい。なの

よかろう

>>109
登場すらしないじゃないですかー!!!!!!!!!
やだー!!!!!!!!!!!

>107
Xboxでしかない1じゃね?
美希はXbox版で追加されたキャラなんでアニメやSSじゃでてこない
裏ルートっぽいものがある豪華仕様

PS版はやめたほうがいい、美希だけプレイできないから

>>109
おいこらww










お願いします教えてください

>>107
どうせ1作品買ったら揃えたくなる仕様になってるから、正直どれでもいい

発売順の方がグラフィックの進化とか感動出来るだろうが

アニメに出ないってそれゼノグラシアだろwww

普通に2買えばいいんじゃないの?

>>107
美希といちゃつきたいならクソ箱の無印以外ありえない
ギャルゲーより満足できるぜうわあああああああああああ美希イイイイイイイイイイイ

アイマス2を買って貴音を攻略してたらいつの間にかNTRれてた・・・

貴音ルートだけは全力で完全優勝取りに行くわ・・・遊びを入れてる余裕が無い

マジかよ糞箱買ってくる

俺も貴音ルートは途中で青ざめたから、全力で勝ちにいったな

>>113
>>117
くそ箱持ってねぇよぉおおおおおおおおおお
PS3ならあるのに……

>>115
マジか
ニートには辛い使用な訳ですね

なにそれこわい……

レコーディングが終わって半月後、今度はPVの撮影が始まったの
アニメメインのPVとミキ用のPVがあって、メインで流れるのはアニメ用

悔しかったけど仕方ないよね
あの時のミキには、なんの知名度もなかったんだから

そういえばレコーディングが終わったとき、ディレクターさんが誉めてくれたの

「いい物ができそうだ」

って
それからこんなことも言ってたっけ

「みんな、君が本気にならないのがもどかしくて怒ってたんだよ」

うん。確かにそうだよね
手を抜いてるって思われても仕方なかったもん、それまでのミキは

俺もアイマスSS読むようになってからアイマスやりたくなってきたけど、ちょっと調べてみたら
かなり色々出てるのな・・・
美希のみアケ版だけ出てないんだな

アイマスって単純な移植と違うのか

>>122
PS3でもミキのプロデュースはできる
ミキ好きなら箱マスの方ががいいんだろうけど

>>126
移植なのはPS3のアイマス2位じゃね?
まあ追加要素はあるらしいけど

G4Uで再認識したが、眺めてるだけでも楽しいからな
金銭的余裕がないならまずはPS3版買えばいいと思う

>>125
CS版で追加されたキャラだからな

「みきみき可愛い!」

「でしょでしょ?」

「ボクもそういうの着たいよ…」

PV用の赤いゴシックロリータの衣装を着て、事務所のみんなにお披露目会をしたの

「赤は私のイメージカラーなんだけどなぁ」

「アハッ。ミキも赤似合うでしょ?」

「うー…悔しいからレッスン行ってきます!」

口ではああ言ってたけど、春香も嬉しそうにしてくれてたの
みんなが喜んでくれて、ミキも嬉しかったな

支援

便乗質問で、すまない
アイマスのブルーレイ買おうと思っているんだけど、G4Uと完全限定生産だっけ?2種類あるんだけど
どっちかった方がいいんですか?

「ダンスはちゃんと覚えた?」

「ばっちりなの、響」

「自分もPVでダンスしたいぞ…」

「小町が好調だからな。ここで美希の曲も売れれば、765プロの名前が業界に知れ渡るだろう」

「そうなれば、ボクたちにも仕事が?」

「オーディションのオファーは増えるだろうな。だけど、それを勝ち取れるかどうかはお前たち次第だ」

「うっうー!そのときのためにレッスン頑張りますぅ!」

「みきみきに負けてられないかんね!」

ミキ、責任重大なの…

改行の場所が悪かったか?

1の美希には大きく分けられるルートが2つある
詳しく言うとネタバレになるから言わないけど、
美希目当てで新規参入するなら1と2じゃ結構違うと思う

そして11月25日
その日は、4月まで普通の女の子だったミキが、ホントにアイドルになった日

765プロ初のソロCD、"きゅん!ヴァンパイアガール"が発売されたの


事務所の中では曲の中の"はぁぁぁん"って部分が流行っちゃって、みんなして口ずさんでたの

だけどやよいのはどう考えても"はーん!"にしか聴こえなかったの
やよいらしくてとっても可愛いんだけどね

ちなみに1と2はシナリオに特に繫がりはない、ただ2は1が前提になってるし、SPとかDSとかやってるとより楽しめるかも

どうせ今買うか後で買うかの違いだから1から買うのがいいと思うが

>>133
G4U!パックは限定生産版が同梱されてるはずだよ、だから完全に上位互換でPS3持ってるならとってもお得
でも記憶が正しくないかも、調べてみて

支援

アニメの力って凄いんだね

発売から1ヶ月の売上枚数は1200枚くらいだったのに、アニメが始まった途端にネットとかで話題になり始めたの

ミキはよく分からなかったけど、主演してた長谷川亜希子って声優さんが凄く人気のある人だったみたい

その人気に引っ張られるようにしてアニメは大ヒット
おかげさまでミキの歌った主題歌もヒットしちゃったの

アニメ終了までの3ヶ月間で、20万枚くらい売れちゃったんだよ?

アニメの主演の人と声そっくりだね!

>>137
ありがとう!PS3あるからG4Uを調べてみます

アニメと曲がヒットしたおかげで、歌ってるミキ自身も注目されるようになったの
インターネットの検索数で"星井美希"が5位なっちゃったんだから

オリコンの最高位は6位だったけど、5位まではCHY72だったから仕方ないよね?

だけどミキ用のPVは大反響で、小鳥が言うにはインターネットの掲示板でミキ専用のスレッド?とかいうのが立ったんだって

みんなから"ブログ始めたら?"って言われたんだけど、ミキ、飽きっぽいから止めておいたの

星井美希 ゆとり
星井美希 ビッチ

誰か

スレタイ
最近アイマスSS増えたよな

本文
というわけでオススメ教えてくれ
最近だと
P「お前らには○○が足りない!」
シリーズが面白かった

でスレ立ててくれ

>>143
そんなのGoogle先生が検索候補から除外します

支援

千早…

>>144
何回立てるんだよ

AmazonでG4U見てきたら3、4巻値引き率がヤバイな
ポチったぜ

そして1巻…都内で探してくるか

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
8. アイドルマスターブレイク高木裕太郎
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

>>144
「が無いと伸びない法則

「みんないろいろおめでとう!カンパーイ!」

「カンパーイ!!!」

3月半ばの765プロ
その日はお祝いパーティーが開かれてたの
お祝いすることはたくさんあって、まずは真クンと雪歩の高校卒業&雪歩の大学合格、それから美希とでこちゃんの中学卒業&高校合格

それからそれから、千早さんと春香のCDデビューにやよいの声優デビュー、貴音は舞台への出演が決まったの!

俺も今の忙しい時期が過ぎたら、PS3とアイマスを買ってプロデュース業始めるんだ……

箱○も買えや

「雪歩も無事に大学に合格したことだし、これからはどんどん営業かけていくからな!」

「は、はい!よろしくお願いしますぅ!」

「自分と真は人気アーティストのバックダンサーに決まりそうだぞ!」

「ボク、主役のアーティストさんより目立っちゃいますからね!」

「真美はローティーン雑誌の専属モデルに決まりそうだよー!」

ミキが偉いなんて言うつもりはぜんぜん無いけど、CDのヒットがキッカケになってみんなにお仕事が入るようになったの

ミキ、少しでもみんなの役に立てたなら嬉しいな
いままでは自分のことばっかりだったから

>>118
どんな感じに、NTRされるの?

>>155
NTRれてないから、>>118の妄言だ気にするな

>>156
そうなのか、よかった

明日アイマス買いにいくわ

「えっ!?今年もみんなで海に行けるの!」

765プロにはいって2回目の梅雨入りが近づいたころ、真クンの声が事務所に響いたの

「遊びに行くんじゃないわよ?各自のスキルを底上げすりための合宿」

律子…さんはそう言ってたけど、ぜったい海で遊ぶのがメインだよね

だってミキ、見ちゃったもん
律子…さんが会社のパソコンで新作の水着をチェックしてるのを

怒られるから何も言わなかったけどね
アハッ

ここからが

マ グ マ

なんです。

>>157
ただし、NTRと匂わせるような表現をしているということだけは言っておく
ただし何度も言うがNTRじゃないから、本当に違うから

「ねぇ真?去年言ってたこと、2つとも叶ったね」

「うん。忙しくなったし、またみんなで海に行ける」

そういえばそんな話してたね
部屋を暗くしたあと、春香と真クンとでこちゃんで

そういえば、今年の千早さんは…

「はぁ…」

去年と同じなの
気にしなくてもいいのに

そして7月の第4土曜日
みんなのスケジュールを調整して、海へ出発!

プロデューサーさんはマイクバスをレンタルしようって言ってたんだけど、電車で行きたいって意見が多かったの
だから今年も電車でガタゴト

ミキは乗ってから着くまで寝ちゃうから、どっちでも良いんだけどね

隣に座ったあずさがおにぎり食べ始めたときは、さすがに起きちゃったけど

ほす

人間()さんチーッスwwwww
こいつはスクリプト、もちろん俺もだ、そして画面の前であきれてる君もスクリプトだ。
おいおい、お口チャックマンだぜ?

現地では、最初に2時間くらいレッスンしたあとに海で自由行動だったの

やよいってば、今年もスク水だし
もっと大胆にならなきゃダメだよ、やよい?

そう、あずさみたいに…

って、あずさ、またおっきくなった?

ものには限度があると思うな、ミキ
そろそろ千早さんに失礼なの!

夜のバーベキューでは、ミキもちゃんと焼いたんだよ?
主に自分が食べる分を
ミキ、偉いでしょ?

「今年からは律子さんも飲めますね」

「う…お手柔らかにお願いします、あずささん」

ねぇ、あずさ?
律子…さんを酔わせていろいろ聞き出しといてほしいな
もちろん、弱み的なことを
初恋の話とか良いかも

「何を悪巧みしてるのかしら、美希?」

「な、何でも無いの!」

律子…さんてば、けっこう勘が鋭いんだね

「真美、またおっきくなった?」

「おや、分かるかいみきみき?」

「うん。"そろそろ"80センチ越えた?」

「んっふっふー!"やっと"81センチになったよーん!」

「真美ズルいよ!亜美、"まだ"80センチしかないのに」

あれ?
室内のお風呂場なのに、さっきから鳥の鳴き声がしてるの
くっくっ、って

変なのー

しえん

お布団に入って電気を消したあと、ミキは今年も眠れなかったの
だけど他のみんなはすぐに寝ちゃったみたい
みんなお仕事忙しいもんね

それに、春香も真クンも伊織も分かってたんだよね?

みんなで海に来れるのは今年が最後だって
寂しいけど、それが自然なことだと思うな
みんなで集まることよりも、1人1人のお仕事を重視するべきだから

少なくともミキは、そう思うの
早く1人で立てるようになりたいから

ちょっと眠気覚ましの缶コーヒー買ってきます
申し訳ないです

前も長かったけど今回も珍しく結構ながいな

しえ

ミキミキ頑張れ支援

誰か買ってきて

三ツ矢サイダー最高

眠れなかったから砂浜に出てみたの
夜空には月と星が輝いていて、聞こえてくるのは波の音だけ

なんだかロマンチックなの
1人でいるのが残念なくらい…

って、誰か立ってるの

えっと…
ちゃんと足があるから、お化けじゃなさそうだし

ん?ひょっとして、プロデューサーさん?

「美希か?どうした?」

「眠れなくて」

「珍しいな」

「大きなお世話なの」

2人で並んで立ってたら、なんだかドキドキしてきちゃったの

でもダメ!
ミキが望んでるドキドキは、こういうのじゃないをだから!
アイドルとしてドキドキワクワク

「何ブツブツ言ってるんだ?」

な、何でも無いの!

ふむ
期待

>>23
煽ってばかりだけど人生楽しい?
なんかキャラ変わってない?

>>33,111
wwwwwwwwwwwwwwww
ないわ。つーか変なレスだな
なにいってんのこいつ

「あっという間の1年だったな」

「うん。早かったの」

「みんな仕事が増えてきたし、全員で来るのはこれが最後かもな」

「仕方ないの。ちょっと寂しいけどね」

ミキ、馴れ合いはイヤだもん

「プロデューサーさんもちょっとだけ頼もしくなったの」

「ハハハ。手のかかるヤツばっかりだからな」

「むー」

「だけど、みんな可愛いヤツらだよ。俺にとっては。そしてその中でも…」

「どしたの?」

「美希は特別かもな」

…え?
えっ!?

「あ、あのあの…ミキ、アイドルだし、プロデューサーさんだし、えっと…いきなりは困るし」

「俺が自分でスカウトしたアイドルだからな、美希は」

「…へ?」

「やっぱり、思い入れも強いよ」

…紛らわしいの
ホンットに紛らわしいの!
この人の空気の読めなさときたら超高校級なの!!!

超高校級のKYか

「何を慌ててんだよ」

「な、何でもないの!」

何でもないつもりだったんだけどなぁ
きっと、月と星と波の音が悪いの

ミキ、ホントにドキドキしちゃったんだから
顔だって熱くなってたし

それまでは何とも思ってなかったのに、意識しちゃうようになっちゃったの
隣にいた、その人のことを

今日の悔し顔明日の挑む顔

>>160
匂わせる?
どんな感じで?

質問ばっかですまん

「おはよう美希」

「お、おはようございます、なの!」

「ちゃんと起きれたみたいだな」

ホントのこと言うと、一睡もできなかったの
ドキドキして寝付けなかったのもあるけど…

それよりも、ちょっとでも早くこの人の顔を見たかったから

まったく!
夏の海、恐るべしなの!

たったの30分くらい夜の砂浜に一緒にいただけで、こんな気持ちになっちゃうんだから!

きゃわきゃわ

キュンキュンするよぉ…

そのときは

ミキ、軽いのかなぁ?

って思っちゃった

だけど、そんな気持ちになったのは初めてだったの
1日に30人から告白されたときも、ぜんぜんドキドキしなかったし

時間が経つにつれ、その気持ちが何なのか分かるようになったけどね
自分で気付いなかっただけで、ホントはもっと前から、その人のことを追いかけてたってことも

そしてその気持ちは、いまでも変わらないの

はーん

「マズいの!ぜんぜんテスト勉強してないの!」

少し秋らしくなったころ
ミキ、自分がまだ学生だってことを思い知らされたの

「き、奇遇だね美希!自分も何にもしてないぞ!」

「どうしよ千早ちゃん…私、卒業できるのかなぁ?」

「春香には私が教えてあげるわ…」

「あ、ありがとう千早ちゃん!今回もよろしくお願いします!」

「中間テストなんかじゃミキのことは計れやしないの!」

「口より手を動かしなさい」

「はいなの、律子…さん…」

「うぅ…うぅ…」

「あんた、どんだけ漢字苦手なのよ!」

「ご、ごめん伊織ちゃん…」

「高校受験なんだからしっかりなさい!」

「うぅ…頑張りますぅ…」

仕事が忙しくなったことなんて、先生たちはぜんぜん考慮してくれないの!
世の中間違ってるの!

「美ー希ー」

「はいなの…」

高校卒業してアイドルに専念してる真クンの余裕の笑みが憎たらしかったの

支援

「プロデューサーも手伝って下さいよ」

「すまんな律子。俺は無理だ」

「大学出てるんでしょ?」

「大学出たから勉強出来るなんて思うな!」

「頼んだ私が馬鹿でした…」

テストさえなきゃ、ずっと高校生でもいいんだけどなぁ
高校の制服気に入ってるし

制服着てる写真を事務所のHPに載せようとしたら、律子…さんに怒られちゃったの

もう!律子…さんのケチー!

なんとか中間テストが終わったと思ったら、あっという間に期末テスト

ミキ、テストのために高校行ってるワケじゃないの!
だけど実は、けっこう成績良かったりするんだけどね

まぁ、千早さんには負けちゃうけど
学年トップらしいからね、千早さん
偏差値72とか言ってたし

あれ?
72じゃなかったっけ?
62?
それなら、72って何だったっけ?

おっと千早いじめはそこまでだ

そして、あっと言う間にクリスマス
イブは事務所でパーティー
雪歩のお誕生日パーティーでもあるんだよ?
竜宮小町と律子…さんはちょっと遅れちゃったけど、何とか全員揃ったの

そこで社長が重大発表

ミキ、なんと、シャイニングアイドル賞を受賞したの!
その1年間で最も輝いた、"デビューしてから2年以内"のアイドルな贈られる賞なんだって

みんなお祝いしてくれたしプロデューサーさんも喜んでくれたの

ミキからプロデューサーさんへのクリスマスプレゼントになったかなぁ?

年末と年明けはオフ…のはずだったんだけど、春香の発案でニューイヤーライブに向けてみんなで練習することになったの

ミキね、オフが潰れたとか、そんなのはぜんぜん平気なの
だけど

「みんなで一緒に楽しく」

っていう春香の気持ちには、ちょっとだけ違和感を感じたの
もちろん美希だってみんなのことは大切だし、ずっと仲良くしていきたい

だけど、それとお仕事は別だと思うな、ミキ

1人1人の知名度が上がってたこともあって、ライブは大成功
大勢のお客さんの前でパフォーマンスするのは、やっぱり楽しいの

それに…
舞台袖にいるあの人に、キラキラしてるミキを見て貰えるのも嬉しいの

なんだかミキ、女の子してるね
思い切って呼び方変えてみちゃおっかな?

そうだなぁ…
あっ、ハニーとか良いかも!
あまーい感じで、"ねぇ、ハニー?"って
アハッ

きゃわわ

ライブが終わったすぐあと、ミキの新曲が発売されたの
今度の曲もアニメのタイアップなんだけど、なんと超人気アニメ

「名探偵アッキーの憂鬱な事件簿GT」

のOP曲なの!
タイトルは"realations"
ダンサブルでとってもカッコいい曲なんだよ?
それと、ライブで歌うときには真クンと響がバックダンサーを務めてくれることになったの

765プロのダンス部門勢揃いなの!

「おう、美希。いま帰りか?」

「あ、ハニ…プロデューサーさん、お疲れさまですなの」

3月始めのある日
事務所が入ってるビルからら出たところで、プロデューサーさんに会ったの
最近みんな忙しくて、この人の顔を見るのは3日ぶり

おかけどちょっとだけテンション上がっちゃったの
ほんのちょっとだけね

「駅まで一緒に行くか?」

「は、はいなの」

「じゃあ、荷物置いてくるからちょっとだけ待っててくれ」

「はいなの!」

駅まで歩いて15分間のデート
ミキ、たったそれだけのことでも嬉しかったんだから

緊張しちゃってあんまり話せなかったけどね
ミキだって緊張したりするんだよ?
えっとその…
す、好きな人の前では

次々出てくるね
よく飽きないね
マジレスとかw

もくもくと頑張るねぇ
支援

「3人の卒業を祝して、カンパーイ!」

「カンパーイ!!!」

1年前と同じように、今年もお祝いパーティーが開かれたの

今年は、千早さんと春香の高校卒業とやよいの中学卒業
あと、やよいの高校合格も

千早さんと春香は大学には行かずにアイドル活動に専念するみたい
千早さんはちょっと勿体ない気がするなぁ

「終わったよ!私のテスト人生が終わったんだよ!」

いいなぁ、春香
ミキ、あと2年もあるの

あふぅ

そういえば、CHY72は解散しちゃったの
なんでも、大物プロデューサーの脱税が発覚しちゃったんだって

メンバーの人たちはそれぞれがソロ活動を始めたみたいだけど、苦戦してるみたい
やっぱり人気グループの看板は大きかったみたいなの

ミキも早く"765プロの星井美希"じゃなくて、"星井美希"として独り立ちしなきゃ
もちろん、事務所を変わるとかそんな意味じゃなくてね

CHYの解散のおかげだとは思いたくないけど、realationsはオリコンで最高3位、3月終わりまでに40万枚を売り上げたの

同じ時期に事務所のソファーが新しくなったのは、ひょっとしてミキのおかげかも?
アハッ

Ci
Ha
Ya
72...だと?

これは765勢にとって大きな壁になるな

「お疲れさま、美希」

「お疲れさまでした、なの」

桜が満開になった4月の半ば
その日は久しぶりにプロデューサーさんを独占できたの
もちろん、お仕事でだけど

「桜満開だなぁ。ライトアップされてて綺麗だ」

「うん。とってもキレイなの」

「いや、美希の方がキレイだよ」

なーんて、この人が言うわけないよね?

「なんだよ、膨れっ面して」

「な、なんでもないの!」

支援

「疲れ溜まってないか?」

「うん、平気なの。ミキ、もっともーっとドキドキワクワクしたいから」

「そうか」

「うん!あれ?」

道路の真ん中に猫ちゃん発見
そんなとこにいたら危ないよ?

…怪我してるのかなぁ?
うずくまってるの

「どうした美希?」

「あそこに猫ちゃんが」

ミキがそう言い終わった瞬間、信号が青に変わったの

「あっ!車来ちゃうの!」

ミキ、何か考える前に猫ちゃんに向かって走ってたの

「お、おい、美希!」

あの人の声を背中に受けながら、猫ちゃんに向かって一直線

猫ちゃんを抱えて道路離れようとしたとき…
乗用車のヘッドライトが目に飛び込んできたの

ゆっくりとミキに向かってくる車
走馬灯って言うんだっけ?
ミキ、いろんなこと思い出しちゃったの

あの日渋谷で声をかけられたことや、夜の砂浜であの人にドキドキしちゃったことも

支援

あ、ぶつかるなー、ってぼんやり考えてたとき、身体を後ろに引き倒されたの

目に飛び込んできたのはあの人の顔
初めてあったときよりたくましくなった、ミキの大好きな人の顔

車にぶつかったその人が倒れていく姿も、スローモーションを観てるみたいだったの

腕の中では、猫ちゃんが小さく身じろぎしてた

「…プロデューサーさん?」

「…ぐ」

くぐもった呻き声を聞いて、ミキは弾けたようにその人の元に駆け寄ったの

「プロデューサーさん!プロデューサーさん!!!」

「ミ、ミキ…怪我は無いか?」

「うん!うん!!!平気なの!!!」

「良かった…」

「ダ、ダメだよプロデューサーさん!眠っちゃダメ!」

>>46
15008
15954
11222

sssp://img.2ch.net/ico/kossorisan.gif
oh…

「ミキ…お前はもっと上を目指せる…」

「や…や!まだミキ1人じゃ無理なの!」

「お前は…」

「すぐに救急車来るから!もう喋らないで!」

「約束だ…ミキ…絶対にトップアイドルになるって…」

「ミキ…ミキ…」

「約束してくれ…プ、プロとして…」

「うん…うん!約束する!」

握りしめたその人の手から、少しずつ力が失われ始めてたの

「行かないで…行かないでハニー!ミキを置いて行かないで!ミキ…ミキ…ハニーのことが大好きなの!」

「ありが…とう…俺も…美希のことが…」

目を閉じたその人の身体から、フッと力が抜けたのが分かった
気持ちが通じ合った次の瞬間にフッと…

「いゃあああああ!!!」

近付いてくるサイレンの音を聞きながら、ミキはただ泣き叫んでいたの
夜風に舞い散る桜の花びらを身体に浴びながら…

>>105
おいおい、お口チャックマンだぜ?
エキサイト先生のウザさは異常

>>119,186
なに言ってんだ俺
解雇厨消えろよ…解雇()してる俺カコイイ!ってか?w
お口チャックマンか!

おいハッピーエンドになるんだよな!?おおい!!!

「…」

「…」

「…」

「…」

「プ、プロデューサーさん?」

「な、なんだい美希?」

あれから3時間後の病院

プロデューサーさんの診断結果は、軽い打撲とすり傷、やや風邪気味
脳波に異常は無かったけど、もう夜も遅いから一泊していきないって

そんなワケで、"ちょっとしたけが人で風邪っぴき"のプロデューサーさんは、病院のベッドの上に座っている、と

「た、大したことなくて良かったの!」

「う、うん!美希も急に飛び出したりしちゃダメじゃないか!」

「ご、ごめんなさいなの!」

「…」

「…」

…あの数分間の記憶が消えてたら良かったのに
とっても恥ずかしいの…

ミキ、道路の真ん中で愛を叫んじゃったの…

がんばー

>>87,142
ノートン先生チーッス
スクリプトをスクリプトと見抜ける人でないと(掲示板を)使うのは難しい。

>>156,184
メリークリスマス!
こんばんは。
つ○ これをお食べ

ふ、ふふーん!
自分はプロデューサーが生きてるってわかってたぞっ!

>>141
人間厨はスクリプトに跪け!
ぼく!アンパンマン!

>>190,223
おい、このスクリプト様に挨拶なしとは…あスイマセン削除しないで
ソイヤッソイヤッ ドンドコドンドコ

美希!!美希うっ!!

「あの…」

「な、何ですか、なの!?」

「美希、自分の言ったこと覚えてる…よな?」

「…うん。プ、プロデューサーさんは?」

「はっきりと…」

困ったの…
困っちゃったの!

「俺な…」

「うん…」

「美希のこと好きだ。アイドルとしてじゃなく」

「うん…」

「だけど、俺はプロデューサーで美希はアイドルだ。だからいままで堪えてた」

「ミ、ミキも…我慢してたの…アイドルだから」

公私混同だもんね、それは

「でもやっぱり好きみたいだ」

「うん…ミキも…大好きなの」

ホントは幸せなはずなのに、なんだかおかしな感じだったの
やっぱりシチュエーションが良くないよね?

「さて、どうしたものか…」

「な、内緒で…付き合う…とか?」

「そうなるよなぁ、やっぱり」

ミキ的には、隠すことを前提に付き合うって、したくない
だけど…
仕方ないのかなぁ?

支援

「付き合うにしても、美希はまだ高校2年生だ」

「うん」

「だからその…やましいことはしない」

「…しないの?」

「や、止めろよその返しは」

だって…
好きな人とは、その…

「し、してみたいかな…って」

「さ、さっそく覚悟が鈍るようなことを言うんじゃない!」

「だ、だって!」

えんだー

「とにかく!高校卒業するまでは何もしない!」

「そ、そうなの?」

「…たぶんしないと思う」

「ホントに?」

「…しないんじゃないかなぁ?」

「…」

「…覚悟はしておけ」

「す、するときは3日くらい前に言ってほしいの!ミキ、いろいろ準備が…」

「するとか言うなよ!」

「ご、ごめんなさいなの!」

3日前に宣言するとか羞恥で死ねる

「とにかく、今日はもう帰りなさい」

「ハニーの側にいたいの…」

「美希、分かってくれ。俺も相当辛いんだ…」

「うん…分かりました…なの」

「気をつけてな」

「はいなの。おやすみなさい、ハニー」

「おやすみ、美希」

こうして、ミキとハニーは付き合い始めたの
そしてその関係は、3年経ったいまでも続いてる
ハニーは約束通り、ミキに何もしなかったの
ミキが高校を卒業して、1年が過ぎても
だってハニーは、ミキが高校3年生になってすぐに留学しちゃったから
夢だって言ってた、アメリカに

次から後半戦
その前に15分の休憩を…

ここまでが前半・・・だと・・・

期待

うむ、存分に休むがよい。

手出さないとか逆に失礼やろ…やろ…

「ただいまなのー」

「あ、美希!おかえり!」

「真クン!いつ帰ってきたの?」

「ついさっきだよ」

「少林寺のロケはどうだった?」

「3番目に強い人には勝てたんだけどなぁ。2番目に強い人に負けちゃったよ」

「十分だと思うな、ミキ」

あれから3回目の春
ミキは今年ハタチになる

キスもせずにハタチになるなんて、ミキ、思ってもみなかったの

「みんなには挨拶したの?」

「まだ。この時間の事務所じゃ、みんなはいないだろうしね」

「アハッ、ミキがトップバッターなの」

765プロのみんなは売れっ子になっていて、忙しくあちこちを飛び回ってる

ミキもドラマ撮影から帰ってきたところなの
倉敷の街、キレイだったなぁ

去年の夏、765プロはおっきなビルにワンフロアに引っ越したの
キレイで快適だけど、下にたるき亭が無いのはちょっと寂しいな

あ、そうそう
社長ってば、ジャガーに乗ってるんだよ?
もちろん中古だけどね

小鳥は結婚寸前まで行ったんだけど、フラレちゃったみたい
初めて彼氏の部屋にお泊まりしたときに、酔っ払って窓から飛ぼうとしたんだって

白いドレスはまだまだ先みたいだね

夜通しお疲れ様
しえん

千早さんは歌に専念できるようになって、一気に花開いたみたい
去年は紅白にも呼ばれたんだから
もちろん、ミキもだけどね?

やよいは声優としてブレイク
お給料はまだ安いみたいだけど、だいぶ家計がラクになったみたい
妹のかすみちゃんも765プロでアイドル候補生をやってるの

真クンはアクション女優として特撮に引っ張りだこ
ファンクラブの女性会員率は90%越えてるんだって
実はミキも会員なんだよ?
真クンには内緒だけどね

響はグラビアクイーンとして新作写真集の売り上げ20万部突破
トークも面白いからバラエティーにも頻繁に呼ばれてる
なぜかハム蔵のファンクラブまで出来てるの

貴音は舞台女優として主にミュージカルで活躍中
舞台の端っこにいてもなぜか目立っちゃうんだよね、貴音って

雪歩は女優としてNHKの朝ドラに出演中
出勤前のおじ様方から大人気なんだって
守ってあげたくなっちゃうんだね、雪歩って

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ




| ミ  ピャッ!
|    ④

やっぱり765のサクセスストーリーは何回みてもいいな

真美はティーン向けのファッション雑誌で大人気
「写真の中で真美が持ってるものが売れる」
って言われるくらいの影響力なの

竜宮小町は解散しちゃったけど、3人ともそれぞれの分野で活動してる

伊織は映画女優、あずさはNHKの歌のお姉さん、亜美は元気系アイドル

そして春香は…
半年前に事務所を移籍したの
理由はたぶん、ハニーの留学

そしてきっと、ミキのせい…

追いついた…だと?

去年の8月
この頃にはみんなそれぞれ忙しくなっていて、顔を合わせることも少なくなってたの

5月から新しくプロデューサーとして雇われた仁後愛美28歳、通称"にごみー"は仕事の出来る人で、すぐにみんなと打ち解けた

お姉さんタイプでいろいろ相談できるのも大きかったのかも

そのころの春香は…
ハニーのことを引きずってるみたいだったけど、表向きはいつも通り明るく振る舞ってた

新参は失せろ。二度と来るな
NG推奨
もっと内容のあるレスをお願いします

「合同ライブ?」

真っ先に声を挙げたのは春香だった

「ええ。765プロ総出演のね。そして竜宮小町の解散ライブでもあるわ」

律子…さんの声に耳を傾けてるミキたち

まぁ、そのとき事務所にはミキと春香しかいなかったんだけど

ってゆうかミキ、相変わらず呼び捨て禁止なの

なんでなんで?
ミキ、けっこう頑張ってるのになぁ

「久しぶりですね!えっと…2年ぶり?」

「そうなるかしら?」

「わぁ!またみんなで同じステージに立てるんですね?」

「一緒に集まって練習する時間はほとんど無いでしょうけどね」

「な、なんとかスケジュール合わせましょうよ!」

「うーん…難しいでしょうね。仁後さんとも話し合ってみるけど」

「ぜったい楽しいですよ!あの頃みたいにみんなでレッスンして」

「スケジュールはしばらく先までビッシリなのよね。ライブのために1日だけ調整できたけど」

「なんとか練習時間作れませんか?他の仕事をお休みしてでも」

「無茶言わないの!そんなことできるワケないでしょう!765プロの信用に関わります」

「だけど…みんなで…」

ミキ、ちょっとイラって来ちゃったの
いま思うと大人げなかったのかもしれないけど、言わずにはいられなかった
ずっと前に感じた違和感がもっと大きくなって、弾けちゃった感じだったから

「春香はワガママだよ」

「えっ?」

「ミキ、春香が何したいのか分からないの」

「わ、私はただ、あの頃みたいにみんなで楽しく」

「そのために他の仕事の関係者さんたちに迷惑かけても良いの?」

「それは…わ、私が頭を下げてまわるから!それからライブの後は、いまの2倍…ううん、3倍お仕事するから!」

「それはプロのすることじゃないと思うな、ミキ」

ミキ、あのとき約束したから
プロとしてトップを目指す、って
ハニーは軽いケガだったけど、約束は約束だから

「み、美希?」

「ミキはプロでありたい。目の前の仕事をカンペキにこなしていきたいの」

「わ、私だって…」

「ミキだってもっとみんなと会いたいよ?一緒にレッスンしたいよ?だけどそのために決まってる仕事に穴を開けるなんて、ミキ、や!」

春香の言いたいことはミキにもよく分かったの

だけど…
いまのミキたちにとっては、ただの馴れ合いでしかないって思えたから

支援

「みんな…バラバラになっていくから…」

律子…さんは何も言わず、ミキと春香のやり取りを見てた

「私たちの絆も…このまま消えて無くなっちゃいそうだから」

「…そんななら絆、いらないの」

「えっ?」

「それくらいで消えちゃう絆ならいらない!いつも一緒にいなきゃ保てないような絆なら…ミキ、そんなのいらない!」

それを聞いた春香はしばらくの間うなだれてた
だけど

「…分かった。ごめんね、美希」

春香はミキに背を向けると、ドアを開けて出ていったの
そして一週間、お仕事を休んだ

訂正

「…そんななら絆、いらないの」

「…そんな絆なら、いらないの」

誤字脱字増えてきたけどご勘弁を…

アニメ全否定?w

春香に足りなかったのがプロ意識なら…
ミキに足りなかったのは何のかなぁ?

いまだったら春香の思いが分かる
きっと春香は穴を埋めようとしたんだね

ハニーがいなくなってしまった穴を
もちろん、みんなと一緒にいる時間が減ってることに対しては、もっと前から悩んでたんだろうけど…

春香ってば、寂しがり屋だからね

だけどミキは、間違ったことは言ってないと思うな
いまでもそう思ってるの

「おはようございます…」

あれから1週間後、春香が事務所に来た
みんな…もちろんミキも何度も電話やメールをしたけど、応答は無かったの

「みんな、ご迷惑おかけしました」

「落ち着いた?」

「はい。ごめんなさい仁後さん」

「話は聞いたわ。申し訳ないけど…やっぱり決まっている仕事に穴を開けることはできないわ」

「あの…仁後さん?」

「なぁに?」

「プロって何なんでしょう?」

全員が聞いてる前で、春香がにごみーに質問した
まるで全員に対して質問してるみたいだったの

「プロねぇ…答えはいろいろあると思うから、今から言うのは私の個人的な意見よ?」

「はい、構いません」

「やり遂げること。自分の仕事をね」

「…そのために大事な仲間と離ればなれになっても?」

「それで途切れてしまうような関係なら、仲間とは呼べないと思う。少なくとも、私にとっては」

ミキと同じような答えだったの
嬉しいなんて気持ちにはならなかったけど

アニメでも春香と美希は対称的に扱われてたよな

春香は誰かを励ましたり勇気づける役で、美希は正論を言ったりして皆を落ち着かせる役

「私は…甘いですか?」

「…そう言わざるを得ないわ。」

「仁後さんは…昔の私たちを知らないから…」

「ちょっと春香!」

止めたのは律子…さん
今のは言っちゃいけないことだよ、春香…

しえん

「春香よく聞いて?私たちは春香を責めようなんて思ってないの。言いくるめるつもりもない」

「分かってます律子さん…私が…いつまで経っても変われないってことですから」

「春香…」

「合同ライブが終わったら移籍させて貰えませんか?できるだけ小さな事務所に」

「なっ…」

「ここにいたら、私は壊れちゃいます…みんなに甘えて…みんなのことが好きすぎて…」

"みんな"の中にあの人も含まれてるってことは、言われなくても分かったの
ミキだけじゃなく、きっと、みんなに…

嗚咽を漏らし始めた春香に対して、ミキたちは結局、何も言えなかったの

>>204
目標を補足、ドリルちんちんミサイル発射
ゾウ「もう興ったゾウ」ブンメイカイカ

>>255
ゾウ「もう興ったゾウ」ブンメイカイカ

俺はあの3話はすきだけどなー。

その日からの春香には、笑顔が戻ってた
無理に笑ってるわけじゃなくて、なんて言うか…
吹っ切れたみたいに

お仕事もちゃんとこなすし、レッスンも真面目に受ける
ミキとも普通にお話してくれた

だけど、春香の口から合同ライブの話題が出ることはなかったの

まるで765プロって存在が、すでに過去のものになってしまったみたいだった

そしてライブ当日を迎えたの
この12人で立つ、最後のステージを…

会場は超満員
小町の解散ライブってこともあって、小町ファンが1/3くらいを占めてそうだったの

楽屋での春香は、千早さんと楽しそうにお喋りしてた
千早さんは何度も説得したみたいだけど、春香の気持ちは変わらなかったみたい

そのころにはミキ、なんとなく気付いてたの
春香はあの人から卒業したいんだって
自分の気持ちに幕を引いて、新しい場所に向かって飛び立っていくんだって
ミキが春香でも、きっと同じだったと思うな

だってここにいるとイヤでも追いかけちゃうもん
あの人の影を

765プロの天海春香として最後のソロステージ
曲は春香のデビューシングル、"Shiny smile"

上手になったね、春香
歌もダンスも、とっても

ミキのこと嫌いになってもいいよ?
春香が移籍する原因は、ミキにもたくさんあると思うから

それにミキは…
あの人の彼女だから
まだキスもしたことないけど、ずっと内緒で付き合ってたから

だから春香
ミキのこと、嫌いになってもいいよ?

歌い終わった春香がステージを降りてくる
ミキ、舞台袖で春香のステージを観てたの

春香がミキのところに駆け寄って来て、息を整えてる

「春香、ミキね…」

言い終わる前に、春香に抱きしめられちゃった

そして春香は言ったの

美希、私のこと嫌いになってもいいよ?

って

「なんで?ミキ、春香を傷付けるようなこと言ったのに」

「ミキは悪くないよ。私のせい。私がいつまでも忘れられずにいるから」

「春香…ミキ…ミキね?春香に黙ってたことが」

「言わないで」

「え?」

「たぶん分かってるから…だから言わないで。私、弱いから…きっと泣いちゃうよ。えへへ」

「春香…」

しえん

「いつか、私がもう少し大人になったら…またみんなに会いたい」

「うん…うん!」

「私はもう大丈夫だよ。だから、笑って送り出してほしい」

「分かったの…春香の卒業式だもんね?」

「えへへ。また卒業するとは思わなかったよ」

「…ふふ」

「アハッ、でしょ?」

「…アハッ」

「うん!美希はそうやって生意気に笑ってる方がいい!」

「むー!ヒドいの、それ!」

それから、もう1度2人で抱きしめあったの
またね、って歌いながら

ミキたちがもう少し大人になったら、きっと会おうね?
いつか訪れるその日まで…

またね、大好きな春香

ライブ終了後、春香は876プロに移籍したの
社長同士が知り合いなんだって

そこのアイドルの日高愛ちゃんってコに懐かれてるみたい
愛ちゃんってスッゴく元気なコみたいなの

良かったね、春香
ミキ、安心したの!

そして時間は進み、4月へ…

最後の15分休憩を頂きます…

ほしゆはまかせてなの

最初は24話の終わりは無いと思ってたけど時間たって監督のインタビューとか見てたらああいうのも悪くないと思ったよ

まあ周りの反応には違和感あったけど

まややんないよ+無茶振りされるぬー
二人合わさったにごみーさんの人格が不安だ

「はい、オッケーでーす!」

「お疲れさまでしたー」

「お疲れさまでした、なの!」

歌番組の収録を終えたミキは、タクシーでお家に向かってた
後部座席でウトウトしてたら、携帯電話が鳴ったの

相手はハニー

メールは週に1回って約束なんだけど、どうしたのかな?
一昨日メールしたばっかりなのに

件名は"朗報!!!"

どうやら良い報せみたいなの

ええっと、なになに…

ふむふむ…



えっ!?

ハニーってば、向こうのケーブルテレビの歌番組のチーフディレクターを任せて貰えることになったんだって!!!

スゴいの!!!

地方ローカルだけどな

って書いてあるけど、それでもスゴいの!

ハニーはいま、夢への階段を昇ってるんだね?
彼女として、とっても誇らしいの

そっか…
良かったね、ハニー

…ん?
またハニーからメールが来たの

件名は"追伸"

本文は…

来月帰る
一週間くらいだけどな

…えっ!?
ええっ!!!

帰ってくるってことは…

ハニーに会えるの!?

BOWwwwBOWwww

最後に会ったのは…
3年前、みんなで空港に見送りに行ったとき

そっか…
もう3年経つんだね

ミキ、ハニーとの約束ちゃんと守れてるよね?
プロとして、トップアイドルになれたんだもん

だから、胸を張ってハニーに会えるのと思うの

3年はあっという間だったのに、1ヵ月はすっごく長かったの

ミキ、3歳くらい年を取っちゃった気分なの

帰国5日前にハニーからのメール

『どこで待ち合わせる?』

うーん…
いろいろ考えたけど、やっぱりあの場所にするの

『木橋の真ん中で待ってるの!』

あのときのハニーの言葉が無かったら、ミキ、アイドル辞めちゃってたの
あの上手くない例え話が無かったら、ね
アハッ

支援

帰国3日前のメール

『3日前です。3日後、します』



……

………はぁ?

な、なに言ってるのあの人!?
そんな宣言されても…

って、ミキが言ったんだっけ、これ…

い、いろいろ準備しとかなきゃなの!

そして帰国当日
待ち合わせ時間は18時ちょうど
ミキは15分前に着いたの

久しぶりにこの公園に来たけど、あのころと変わってないの
鴨先生は、どうやらいなくなっちゃったみたい

うーん
とっても残念なの…

さるよけ

しえん

にやにや

5年前、中学3年生になったばかりのミキは、渋谷で声をかけられたの

第一声は

「あ、あの!」

振り返ると、見るからに着慣れないスーツを着た男の人が立ってた
すっごく頼りなさそうな顔で

ボロボロのビルの中の事務所に案内されたミキは、その人に聞いたの

『ねぇ?アイドルになればミキ、ドキドキできるかな?』

って

その人はミキに言った

『最後は、星井さんが決めることだよ。どこまで行きたいかをね』

そして

『トップアイドルを目指すかどうか、ってこと』

って

あのときからミキはアイドルになった
それまで何となく生きてたミキが、アイドルに

楽しいことばかりじゃなかったけど、ミキ、たくさん感謝してるの
まだ子供だったミキを叱ってくれた、たくさんの人たちに

約束の時間が来て、どこかのお寺から鐘を突く音が聞こえてきたの

夕焼けは池の水面を照らし、キラキラ輝いてる

そのキラキラを見ながら、時間を数えてみたの

そしたら、38秒のところで声がしたの


「美希」

あの日と同じように振り返る
着慣れたスーツとたくましくなった顔

ミキは思いっ切り、その人の胸に飛び込んだ

そして、初めてのキスをしたの
ミキの最初のキス
その人と交わす何万回のキスの中の、最初の1回を

「おかえりなさい、ハニー」

「ただいま、美希」

ジッと見つめ合ってるいると、池の方からポチャンって音がしたの

…ふふ
鴨先生、お久しぶりなの

ミキ、あの日から今日まで頑張ってこれたよ?
先生みたいにぷかぷか、スイーッってわけにはいかなかったけど、ミキなりに頑張ってこれたよ

「クェー!」

アハッ
鴨先生、誉めてくれてるんだね?
とってもとっても、ありがとなの!

夕焼けの中で、2回目のキスをした
ミキの想いが、少しでも伝わるように
ハニーの気持ちが、少しでも感じ取れるように

「ねえ、ハニー?」

「なんだミキ?」

「白いドレスは、当分おあずけなの!」

「…ん?」

だってミキ、もっとドキドキワクワクしたいから!
ミキとみんなで、もっともーっと!

それは、いつまでも続くミキたちの物語

そしてこれが、ドキドキワクワクな、ミキの人生なの!!!
アハッ☆



お し ま い

うむ

終わった…

最後これで良いんだよね…?
美希を幸せに出来たよね…?

長時間に渡る支援感謝なの!

眠いけど読み返してきます

乙、ハルカッスの扱いだけは納得いかないが…よかったよ



後半春香の時と一緒じゃねえかっ!!というツッコミ抜きにして、良かったと思うよ。
このSS読むまで、春雪真千同級生だと思ってたw

面白かったぞ
次は誰でやるのか期待しておこうじゃないか


読んでて思ったが俺は押し引きがある美希より
キチガイみたいに押しの強い美希の方が好きだった様だ

素晴らしい
おつ

面白かった。
美希の行動は周りからは突飛にも見えるが、美希視点だと動機もよく分かるね。


よく出来てるなぁ

読み終わったぜ面白かった乙


実に良かった

美希スキーの俺としてはすごい良かったでやんす

良かった。乙

春香は前の話で報われてるからしゃーない、乙

春香可愛い

春香さんをおんだしておいて、のうのうと幸せになってるのが釈然としないが
長い間お疲れ。

乙。

乙!!
俺がカルーアスレで気軽に頼んだのがここまでの大作になるとは…
わざわざ書いてくれてありがとうな!何度も読み返すことにするわ
気が向いたらまた美希で話書いてくれできるだけ幸せ路線でwww


でも春香さんが報われない···

今度は美希とのイチャイチャSSでも書いてくりゃれ

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