千早「優かわいいよ優」(253)


・千早幼女時代

千早「優かわいいー。」ギュー

優「お姉ちゃん…苦しいよ。離して…」

千早「やだ。離さないもん。」

優「えい!」コチョコチョ

千早「きゃー!」

優「今だ!にげろー!」

千早「こら!待ちなさい!」

優「待たないよー。」

千早「ッ!!優!危ない!車が来てる!!」

優「えっ」


その時、男の人が道路に飛び込んだ
車に轢かれそうになった優を抱えて、反対側の歩道に向かって転がりこんだ

「怪我はないか?」

優「う、うん……」

「そうか。良かった。もう道路に飛び出すんじゃないぞ。」

優「ありがとう。お兄ちゃん。」

千早「優!大丈夫?」

優「うん……でも、怖かった……」

千早「あれ?優を助けてくれた人は?」

優「もう行っちゃったみたい。」

・数年後

優「お姉ちゃん。朝だよ起きて。」

千早「…………」

優「まだ寝てるのかな?」

千早「隙あり!」ガバ

優「わ」

千早「捕まえたわ」

優「離してよお姉ちゃん!」 ジタバタ

千早「やだ。優可愛いから離したくない」


優「朝からこんなことしてたら遅刻するよ!」

千早「少しくらい平気よ。」

優「ダメだって!!」バタバタ

千早「こら、暴れないの。」


ドン!!

千早「…………」

優「隣から壁ドンされたね……」

千早「そうね。近所迷惑になるし、そろそろやめようかしら。」


千早「そういえば、今日新しいプロデューサーが来るって社長が言ってたわ。」

優「へー。いい人だったらいいね。」

千早「そうね。前のプロデューサーはアイドルにセクハラしすぎてクビになったし、今回のプロデューサーはまともな人がいいわ。」

優「セクハラって……お姉ちゃん大丈夫だったの?」

千早「ええ大丈夫よ。」

千早(巨乳アイドルを狙ってセクハラしてたから……くっ)

千早「あ、もうこんな時間。そろそろ事務所に行かないと。」

優「いってらっしゃい。」


千早「おはようございます。」

春香「千早ちゃんおはよう。」

千早「まだ春香しか来てないようね。」

春香「うん。そんなことより、聞いてよ千早ちゃん。」

千早「どうしたの?」

春香「今朝、事務所に来る途中道路で転んじゃったの。」

千早「それは大変ね。」

春香「起き上がっている間に信号が変わって危うく車に轢かれそうになったよ。」

千早「軽く言ってるけど結構危ないわね。」

春香「本当に危なかったよ。通りすがりの人に助けてもらわなかったら今頃轢かれてたよ。」


その後、他のアイドルが次々に事務所に来てついに新しく来たプロデューサーの紹介になった。

社長「あーコホン。彼が今日から君たちのプロデューサーだ。」

P「初めまして。」

千早(この人前にどこかで会ったような……あ!!)

千早 春香「あー!あなたはあの時の!」

社長「おや?既に知り合いだった者がいるようだが……」

P「あー。そこのリボン付けている子なら、今朝会いました。」

春香「はい。この人は今朝車に轢かれそうになった私を助けてくれたんです。あの時はありがとうございました。」

P「いや、礼には及ばないよ。それより怪我がなくて良かった。」

P「でも、そこの髪の長い子は……ごめん思い出せそうにない。」

千早「私のことは知らなくて当然だと思います。昔、私の弟を助けてくれた人ですよね?」

P「んー。」

千早「ほら、車に轢かれそうになっていた時に…」

P「そんなこと言われても、俺3日に1度くらいのペースで車に轢かれそうな人を助けてるし。」

千早「えっ」

社長「実は私も3日前に彼に助けられたのだよ。」

P「その縁でプロデューサーにさせて頂いたという経緯があるのさ。」

P「あー段々思い出してきたぞ。なんか、姉のセクハラから逃げようとして道路に飛び出した子を助けたような……」

千早「あれはセクハラじゃなくてスキンシップです!!!」

律子「セクハラする人は決まってそう言うのよ。」

あずさ「前のプロデューサーも同じ言い訳してましたよね~。」

一通りPとアイドルの自己紹介を終えた後、Pの初仕事が言い渡された。

P「如月さんの現場までの送り迎えと監督か。」

千早「千早でいいですよ。」

P「ん?そうか。よろしくな千早。」

千早「はい。」

P「そういえば、弟さんは元気なのか?」

千早「はい、お陰様で。」

P「それは良かった。」

千早「今は弟と二人暮らしをしています。」

P「それは弟さんの貞操が危ないんじゃ……」

千早「危なくないです。むしろ、私が監視してないとどこかの泥棒猫に奪われる心配があります。」

P「なにそれこわい」

千早「優はモテるんですよ!!美少年だし、年の割りにしっかりしているし、バレンタインだって毎年凄いことになってますから!!」 ガンガン

P「こら、事務所の車を叩くんじゃない。」

P「でも、それだけモテているなら彼女の一人くらいいても……」

千早「ありえません。」

P「えー」

千早「実際、今まで告白されてきても全部断っているそうです。きっと私のためです。」

千早「ちなみに私も告白されたことありますけど、優のために断ってます。」

P(この子怖い)

P「さて、現場に着いたぞ。」

千早「はい。」

P(それにしても、お笑い番組の収録か……)

千早「ずっとこの番組に出るの楽しみにしてたんです!」

P(見た目はクールそうだったのにお笑いが好きとか意外……でもないか。千早と話してみると結構盛り上がったし……殆ど弟に関する話題だったけど)

芸人「なあ、千早ちゃんは彼氏とかおるん?」

千早「いませんよ。」

芸人「またまたー。そんなこと言っても本当はいるんやろ?」

千早「本当にいませんよ。でも、弟とは結構仲がいいんですよ。」

芸人「ほいきたー!アイドルの言う弟は彼氏のことに決まってる。彼氏って単語を弟に摩り替えただけちゃうかと。」

千早「違いますよ。本当に仲がいいんですよ。この前だって――」

P(千早に限っては本当に弟のことしか言わないから困る。)

P(さて、収録が終わったし電話報告するか。)

千早(家で優が待ってるって考えると……早く帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい)

P「はい、Pです。今収録が終わりました。え?今日はもう遅いから直帰でいい?わかりました。はい、失礼します。」

P「千早。今日の仕事はこれで終わりだ。」

千早「まあ、なんでもいいですけれど。」

千早(っし!!来た!!これで優に会える!!!)

P「事務所に車を返しにいくついでに家まで送っていくよ。」

千早「ありがとうございます。」

P「千早はどうしてアイドルになったんだ?」

千早「本当はアイドルよりも歌手になりたかったんです。でも……」

千早「優がテレビに映っているアイドルの衣装を見て、お姉ちゃんが着たらもっと似合うのにって言ってくれて……フフフフ」

千早「歌も歌えるし、アイドル衣装で優を悩殺できるアイドルになりたいと思ったんです!」

P(行動理由の殆どが弟絡みじゃねーか!)

千早「あ、ここが私の家です。」

P「よし、それじゃお疲れ。また明日な。」

千早「待ってください。折角だから家に寄っていきませんか?」

P「what!?」

千早「優に紹介したいんです。プロデューサーが命の恩人だってことを……」

P「あ、ああ。そういうことね。別に構わないけど。」

P(初日からアイドルに手を出してクビコースに入るかと思って焦った……)




千早「ただいまー。」

優「おかえりお姉ちゃん!!」

P「ど、どうもお邪魔しまーす。」

優「あ、どうも。」

優(誰だこの人。まさかお姉ちゃんに彼氏?いや、そんなはずない。お姉ちゃんは僕のものだ。誰にも渡さない。)

P(な、なんか殺気を感じる。)

千早「優。この人は私たちのプロデューサーよ。」

優「そうなんだ。弟の優です。姉がお世話になっております。」

優(なんだ彼氏じゃないのか……あれ?冷静に見るとこの人どこかで……)

優「あ!!あの時の!!!」

千早「気づいたの?」

優「僕を助けてくれた人だ……」

P「ハハハ。まさかまた会う日が来るとは思わなかったよ。」

P(その後、優君と話したらすっかり意気投合してお互いの連絡先を交換するまでに至った。)

P「そろそろ帰らないとな…」

優「え?もう帰るんですか?また来てください。」

優「お姉ちゃんの彼氏にならない限りは歓迎しますから…」ボソ

P(優君もシスコンだな……)

・翌日

P「おはようございます。」

小鳥「おはようございます。昨日はどうでしたか?」

P「まずまずです。まだ不慣れで大変でしたよ。」

小鳥「そうですか。頑張ってください。」

P「はい。あ、そういえば、昨日千早の弟に会ってきました。」

小鳥「千早ちゃんの弟ですか!!!いやあ、優君いいですよね。」

P「は?」

小鳥「こう抱きしめたくなるくらい可愛いっていうか、お姉さんが色々イケナイこととか教えたくなるような魅力があるんですよ!」

千早「……」ゴゴゴゴゴゴ

P「ヒイ!千早いつからそこに?」

千早「優は私のもの……」ギチギチ

小鳥「ピヨー……千早ちゃんヘッドロックやめてー」

P「それ以上いけない」

小鳥「死ぬかと思いました……」

千早「ごめんなさい。つい、頭に血が上って……」

美希「小鳥も懲りないの。この前も結婚相手には千早さんの弟みたいなタイプがいいって言ってヘッドロックかけられてたの。」

小鳥「あれは物の例えです。本当に手を出すわけがないじゃないですか。そもそも年齢差が……ウッ」

美希「自爆したの。」

P(今日はデスクワークが中心か……座ってるだけってのも意外にきついな。)

P(休憩がてらちょっと過去のライブのDVDでも見るか。)

――

P「うーん……」

春香「どうしたんですか?プロデューサーさん。」

P「ああ。ちょっと、過去のライブ映像見て気づいたことがあったんだ。」

春香「気づいたこと?」

P「千早の表情の違いだよ。こっちのDVDだと心から笑って歌っているような気がするけど、逆にこのDVDだとそうじゃない。なんていうか、何か笑顔の裏に不安を抱えているような……」

春香「言われてみれば……確かにそうですね。千早ちゃんいつも笑って歌ってるけど、そこまで細かく見たことはなかったです。」

律子「それはライブに弟が来ているかどうかの違いですよ。」

P「また弟……」

律子「ライブに弟が来ていると張り切っていつも以上の力が出るんですよね。逆にいないと緊張で少し固くなってしまうですよ。」

P「なるほど。」

春香「確かに優君はいつも千早ちゃんのライブに来ているのに、この日は来れなかった。」

律子「でも、よく気づきましたね。結構プロデューサーとしての才能があるのかも。」

P「いや、そんな大袈裟な…」

P(うーん……弟でテンションをコントロールか……アリかも知れないな。)

・某日

千早「うぅ…緊張してきた。」

P「そんな緊張しなくてもいい。いつも通りにしていれば絶対に上手くいく。」

千早「は、はい!」

P(本番前で緊張しているな。よし、あの手を使うか。)

千早「あ、携帯が鳴ってる。もしもし」

優「お姉ちゃん?」

千早「優!」

優「これから本番だよね。がんばって。」

千早「どうしてそれを……」

優「プロデューサーさんからメールで教えてもらった。緊張しているから励ましてやれだってさ。」

千早「そうなの。お姉ちゃん頑張るからね!」

眠くなってきた

P(優君の電話がきっかけで千早がいつも以上に力を出し切れたようだ。)

P(でも、ここまで効果があるなら、もう優君が千早のプロデューサーやった方がいいんじゃね?)


P「ありがとう優君。お陰で助かったよ。」

優「いえ、大したことはしていません。それにお姉ちゃんのためなら僕は何だってできますからね。」

P「そういえば、優君は将来何になりたいとかってあるの?」

優「僕は、お笑い芸人になりたいです。」

P「えっ」

優「その……なんというか……小さいころ、僕のギャグでお姉ちゃんがよく笑ってくれたから、それで芸人を目指したいって」

P「そのルックスで芸人目指すなんてもったいないような。」

優「でも、お姉ちゃんはいつも僕のギャグで大爆笑しているし、才能あると思うんです!」

P(そもそも千早の笑いの沸点は相当低いらしいし、参考にならないと思う。)

優「じゃあ、僕のネタを見てください。」

P「まあ、いいけど。」

優「相方はこの子です。」ドン

P「そのまな板で作った人形は何?」

優「まな板ちゃん人形です。彼女の他にも洗濯板ちゃん人形もいますが、今回はお休みです。」

P「どことなく、雰囲気が千早に似ているのは?」

優「気のせいです。」

優「ねえねえ優君。(裏声)」

優「なんだい?まな板ちゃん。」

優「この前、曲がり角を曲がったら男の子とぶつかったの。(裏声)」

優「そうなんだ。怪我はなかった?」

優「うん。大丈夫よ。それよりも、私ぶつかった男の子が結構好みのタイプだったの。それでさっきから心臓がドキドキしっぱなしよ。(裏声)」

優「それはまな板の恋だね。」

優「どうもありがとうございました。」

P(終わった!?)

P「はは…まな板の鯉と恋をかけているのね。」

優「その通りです。結構自信作なんだけどどうですか?」

P(反応に困る……)

P(正直言うと優君は芸人として大成するとは思えない。どっちかって言うとアイドルの方が向いてそうなんだよな。)

P(中性的な美少年だし、しっかり者の弟キャラだし、千早の弟だけあって声もいいし……)

P(優君がうちの事務所でアイドルになってくれれば、職場でも千早と一緒にいられて千早のテンションも上がり続けるし……)

P(あれ?もしかして千早と姉弟ユニットとか結成したら売れるんじゃね?)

P「優君。アイドルになってみないか?」

優「え?アイドル?僕がなりたいのは芸人…」

P「いいか?よく聞くんだ。厳しい芸能界で、現状のまま優君が芸人としてやっていけるとは正直思えない。」

優「そうですか…」

P「なぜなら、優君には芸人向きのキャラじゃないからインパクトが足りない。何か他の芸人にないようなものが飛びぬけてないと生き残れる世界じゃない。」

P「そこでだ。もし、元トップアイドルの芸人がいたら話題になると思わないか?」

優「元トップアイドルの芸人?そういうのもあるのか!」

P「そうだ。そうすれば最初からキャラで目立てる。だから、一度アイドルを経由してから芸人目指す方がいいと思う。」

優「確かに…プロデューサーさんの言う通りだと思います。」

P「だから、俺と一緒に一度トップアイドルを目指さないか?」

優「断る理由なんてありません。元はプロデューサーさんに助けてもらった命ですから、この命はプロデューサーさんと共に歩むために使います。」

P(なんとか説得できたか。)

優「というわけで本日から765プロ所属アイドルになりました如月優です。よろしくお願いします。」

千早(仕事でも優と一緒にいられるなんて……いけない。鼻血が出そう。)

小鳥(間近で見るとやっぱりかっこいい。でもうっかり手を出したら千早ちゃんに制裁されちゃいます…)

律子「千早。わかってると思うけど、仕事では優君を甘やかさないようにね。」

千早「わ、わかってるわよ。」

雪歩「お、男の人……」

真「大丈夫だよ雪歩。千早とのユニットが主体だから雪歩とはそんなに絡む機会はないと思う…多分」

いつのまにか寝てた\(^o^)/

社長「やあキミ。優君の調子はどうだい?」

P「順調に力を付けていってます。歌唱力は姉の千早にはまだ劣りますが、素質はありますので本人の努力次第では千早を超える可能性があります。」

社長「やっぱりか。私の目に狂いはなかった。キミが優君を連れてきた時はティンティンと来たからな。」

P「下ネタですか…」

社長「いや、そうじゃないよ。通常は1ティンなのに優君には2ティン感じるような何かがあったんだよ。」

P「はあ…」

社長「秋月涼君に会った時も同じようにティンティンきたな。」

P「やっぱり下ネタじゃないか(憤怒)」

千早「優ー」ギュー

優「どうしたのお姉ちゃん?」

千早「何でもないわ。ただ優のそばにいたいだけ。」

優「そっか。よしよし。」

小鳥(うぜえ…事務所にいるバカップルがうぜええええええ!!!あー壁とか殴りてえええええ!!!)

律子「ほら、そこ人前でイチャつかない。」

千早 優「はーい。」

小鳥(律子さんGJ)

美希「律子…さんは厳しすぎるの。ミキは少しくらいイチャつくのは別にいいと思うな。」

律子「そういうあんたもプロデューサーから離れなさい。」

美希「嫌なの。」

P「マジで離れてくれ…仕事にならない。」

真「いつの間に美希はプロデューサーに懐いたんだ?」

美希「プロデューサーが車に轢かれそうになっているミキを…」

真「またそのネタ!?」

律子「あずささんが道に迷うのとプロデューサーが他人の交通事故に遭遇するのも日常茶飯事なのよ。」

春香「だったら、私もプロデューサーに助けられてますからイチャついてもいいと思います!」

美希「春香はダメなの!」

千早「…………」チラッ

優「そんな目で見なくても別に僕は助けられたからってプロデューサーに抱きついたりしないよ。」

そろそろネタが尽きてきた感が…

やよい「千早さんたちって仲が良いんですね。」

伊織「仲が良いのを通り越して病気よ。兄弟間でイチャつくなんてありえない。」

千早「高槻さんも弟に抱きついてみるといいわ。きっと喜んでくれるわ。」

やよい「うっうー!わかりました!今日帰ったら長介に抱きついてみます!」

伊織「やめなさいよ!」

優「抱きつく時は少し力を弱めてあげてね。お姉ちゃんは毎回全力で抱きついてくるから結構苦しい…」

千早「優が可愛すぎるのがいけないのよ。」

仕事があるんでそろそろ切り上げます

一応ネタができたので、夜になったら再開します
落ちてたら立て直します

この時間はゆったり進行

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内 
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

おまいら72を93い事いってるんだ
もちつけ

まだか

ほっ

CHY 0x48

残ってたwww
飯食った後に再開します

P「テレビ出演の依頼が来たけどこれ受けていいのか…?」

優「受けないんですか?」

P「いや…内容が内容なだけにな……」

千早「どんな内容なんですか?」

P「3人の女の子の中に1人だけ女装した男の子を入れて、誰が男なのかを当てるクイズだ。」

千早「なんですかそれ…」

P「3人のメンバーを送りこむ必要があるんだけど…まあ、1人は確定だな。」

優「へー女装かー……って、この事務所にいる男は僕だけじゃないか!」

P「受けるかどうかは優の意思次第ってことだな。」


千早「優の女装……いけない、鼻血が……」

まっこまこりーん

優「他のメンバーはどうするんですか?」

P「他は……正答率を下げるためには真が確定か。後は胸が大きいアイドルは使えないから……」チラッ

千早「くっ」

優「お姉ちゃんが出るなら出ます。」

P「決断早いな。」

優「別にお姉ちゃんと一緒がいいとかそんなんじゃなくて、姉弟ユニットとして売り出していくためには共演の機会を逃しちゃいけないと思っただけです。」

千早(ツンデレ!?ツンデレなのね…おいしすぎるわ)ジュルリ

・収録当日

P「楽屋に入ったら指定された衣装に着替えるんだぞ。」

真「はい。」

優「…………はい」モジモジ

千早「優の着替えは私が手伝うわ!」

P「着替え部屋は男女別となっております。」

千早「くっ」

P「俺は男だから優の着替えに立ち会うけどな。」

千早「じゃあ、このビデオカメラに優の着替えシーンを……」

P「犯罪はお断りします。」

CHY48が驚異の胸囲で女装扱いだと…!

千早(この壁1枚越えた先に優の着替えシーンがあるのに…!)

千早(見ることが敵わないならせめて聞き耳を立てるまで!)

優「本当にこれに着替えるんですか?」

P「そうだ。」

優「し、下着まで……」

千早(下着!?下着ってことは、優の××××が!!)

千早「んあー(歓喜)!!!」

ドン!

千早(ここでプロデューサーからの壁ドン…少し大きな声を出しすぎたようね。)

真「まっこまこりーん。着替え終わりましたー。」

優「…な、なんか変な感じがする。」

千早「んあー(興奮)!!!!!」

P(こうして見ると誰が男か本当にわからないな。優は女装アイドルとしてもいけそうだな。)

・本番

司会「この3人の中に1人だけ女装した男性が混ざっております。」

観客「えー!!」

司会「今回のクイズは誰が男なのかを当てるクイズですねー。」

司会「それでは自己紹介をして頂きましょうか。まずは1番の子からお願いします。」

優「き、如月優です…」

司会「緊張しているのかな?可愛いねー。」

優「いえ…そんな。ありがとうございます。」

司会「はい。では続いては2番の子お願いします。」

千早「如月千早です。」

司会「ほう。彼女も如月って苗字ですか。偶然か、はたまた血縁関係があるのか。それは後で明らかになるでしょう。」

司会「では、3番お願いします。」

真「まっこまこりーん。菊地真でーす。よろしくお願いしまーす。」

司会「元気がいいですねー。」

回答者(なっ……なんだこの問題はっ……!滅茶苦茶だっ……!わかるはずがない……!)

回答者(1番は流石に女だろう……2番も名前からして女か……?男でもありえないことはないが……。消去法で考えれば3番……?いや、そんな安易な考えでは掬われる……!足元を……!)

司会(ククク……!悩むがいいさ…!イケメン王子とまな板に隠れた中性的な美少年っ……!これだけのメンツが揃っていれば当てるのはほぼ不可能っ……!)

司会「では、お答えを……!」

回答者「さ、3番だ!」

司会「なぜそう思いますか?」

回答者(んなこと聞くんじゃねえ……!勘に決まってんだろ……!しゃあねえ適当に答えるか)

回答者「3番が一番女っぽいって思ったからだ。こういうのは一番ありえなそうなのが案外正解だったりするから……」

回答者(こう言っておけばもし外れても3番の子に対して失礼じゃないだろう……!)

司会「なるほど逆転の発想ですか……が、不正解です……!」

回答者「なんだと……」ぐにゃ~

司会「正解は1番でした。」

観客「えー!見えなーい!」

司会「1番の如月優君は2番の如月千早さんの弟ですね。実はこの2人は」

真「ねえ、聞きました?今、ボクのことを女っぽいだって!やーりぃ!」

司会「元気なのはいいけど、司会が喋ってるときはお静かに願います。」

真「す、すみません。」

観客「アハハハハハ」

司会「えーこの2人は姉弟でユニットを組んでいるんですよ。」

観客「へー」

優「は、はい!まだ結成したばかりですがよろしくお願いします!」

観客「かわいいー!」

千早(観客席のメスブタ共め!私の優に色目使ってんじゃないわよ!!)

72カリカリしてんだよ

優「ふぅ…やっと収録終わった。」

P「お疲れ。」

真「最初にこの仕事が来た時は正直ちょっと嫌だって思ってましたけど来て良かったです!」

P「最初に3番って言い出した時は冷や冷やしたけど、回答者の機転に助けられたな…」

千早「女装した優が可愛すぎて生きるのが辛い。今度優に着せるために女物を服を買ってこようかしら」

P「自分は着ないのかよ!」

ちーたんとお揃いがいいだろ、そうだろ?
もちろん女の子系の服でな

P「ふぅ…仕事も一通り片付いたし、気分転換にその辺を散歩してくるか。」

真美「兄ちゃんが散歩にいくの」

亜美「じゃあ、亜美たちは事務所に引きこもってるね」

P「なんでだよ。」

真美「だって兄ちゃんが散歩にでかけると交通事故に遭う確率が…」

P「人を死神みたいな扱いしやがって…」

亜美「だって、はるるんとミキミキも被害にあってるし」

P「むしろ助けたのに酷い言われようだ…」

事娘「Pさんの好感度を上げるためにがんばっています///」

P「あれ?あそこにいるのは雪歩か?」

雪歩「あ、プロデューサー。」

P(ん?あの車様子がおかしい。赤信号なのに減速する気配がない。)

P「雪歩!危ない!」

雪歩「えっ…きゃあ!!車が」

P(く…間に合わないか?一か八か突進だ!)

雪歩「きゃっ」

Pの突進で雪歩は車に轢かれずに済んだ。

P(な、なんとか助かった。)

チンピラ「てめーらジャマなんだよ!チンタラ道路を歩いてんじゃねえ!」

P「なんだと!信号無視したのはそっちだろ!」

チンピラ「あ?てめー俺を舐めてんの…か………」

P(何だ?様子がおかしい…)

チンピラ「すいやせんでした!!!」

P(雪歩に向かって土下座しただと……)

チンピラ「お怪我はありませんか?(冷や汗)」

雪歩「だ、大丈夫ですぅ。」

チンピラ「良かった……本当に良かった。こ、このことは、どうかお父様には……」

雪歩「別に言いつけるつもりはありませんよ。」

チンピラ「あ、ありがとうございます。では、失礼します。」




雪歩「プロデューサー?さっきのことは何も見てませんよね?聞いてませんよね?」

P「え?」

雪歩「何も見てませんよね?そもそも事故なんてありませんでしたよね?ね?」

P「ハ、ハイ。確かに事故なんてありませんでした。」

P(なんだろうこの感覚は。社会の暗部が見えそうだったよ。)

>>185
こいつ救命胴衣着てやがんの。溺れると思ってやがるぜ

>>187
おっぱいが水に浮かばないから仕方ないんだよ
察してやれよ!

…ん? 誰かきたようだ(ry

最後の支援

P「なかったことにされたとある事故の一件から4日後、珍しく特に事故もなく過ごせました。でも、そろそろ事故に遭遇しそうで怖いです。」

千早「まあなんでもいいですけれど。」

優「僕たちを呼び出した用件はなんですか?」

P「ああ、実は2人に地方のライブイベントに出てくれないかって要請があったんだ。」

千早「2人だけですか?優と2人っきりですか!?」

P「765プロからは2人だけだ。でも、他の事務所からもイベントに参加するアイドルはいる。」

優「ってことは、僕たちとそのアイドルで対決するようなものですか?」

P「まあ、そうなるだろうな。地方のイベントとはいえ、ここで手を抜くわけにはいかない。他の事務所に大きく負けるようなことがあれば、今後の仕事に支障が出る可能性だってある。」

千早「大丈夫です。私と優の愛の力があれば負けません。」

P「そうか。俺も全力でサポートさせてもらうぞ。」

優「そういえば、他の事務所のアイドルって誰なんですか?」

P「こだまプロの新幹少女だ。事務所も大きな力を持ってるし、強敵だぞ。」

P「後もう1組出る予定のグループがあるんだが…これは当日まで明かさないらしく、俺にも何のグループが伝わってないんだ。」

千早「誰が来ても同じことよ。私と優以上にラブラブなユニットなんているはずがないわ。」

P(確かに愛の重さだけで言ったら千早に勝てるやつなんていないな。)

  _____________
 |  (^o^)ノ | < おやすみー
 |\⌒⌒⌒ \

  \|⌒⌒⌒⌒|

保守間隔表を張るだけの簡単なお仕事です

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内 
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

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