ほむら「見るんじゃないわよ」さやか「あんたを見たわけじゃない」(116)

ほむら「…なに?ジロジロ見るんじゃないわよ美樹さやか」

さやか「!…別に転校生を見てたんじゃない。自意識過剰なんじゃないの?」

ほむら「じゃあこっち向くんじゃないわ。あなたの顔なんて見たくないから」

さやか「それはこっちのセリフ!話もしたくないね!」

ほむら「ふん…!」

さやか「……」

ほむら(私ったら…またこんな酷いことを言っちゃった…嫌われたかしら…?)

さやか(ただ話しかけようと思っただけなのにどうして意地張っちゃうんだろ…ああ!あたしの馬鹿!)

さやか「はぁ…」

まどか「どうしたのさやかちゃん?元気ないね」

さやか「いやね…あたしってほんと嫌な子だなーって思ってさ…」

まどか「そんなことないよ?さやかちゃんはとっても優しいじゃない」

さやか「まどかに言われる程じゃないよ…まどかから優しさをとったらなにが残るのってくらいまどかは優しいんだから」

まどか「あれ?私誉められたの?馬鹿にされたの?」


幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

さやか「あたしもまどかくらい気を使える子になれたらなぁ」

まどか「てぃひひ。私なんてぜんぜんだよ」

さやか「そだ。まどかはいつも転校生とどう接してるの?」

まどか「ほむらちゃん?どうって言われても普通だけど…」

さやか「あたしにはその普通ができないのよー…」

まどか「?ほむらちゃんと喧嘩でもした?」

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SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

さやか「喧嘩…なのかな?いつものことだからわかんないけど」

まどか「てぃひひ、そうだね。いつもだよね」

さやか「売り言葉に買い言葉というか…顔を合わせるたびに言い合いになってさ」

まどか「でもなんか仲が良さそうで端から見るぶんには楽しそうだよ?」

さやか「いや仲が悪いから口喧嘩しちゃうんでしょおが」

まどか「そうかなぁ?私は口喧嘩なんてあんまりしたことないから…」

さやか「まぁまどかだしね」

まどか「ぶー。どういう意味?」

さやか「いい子のまどかにはわからんのですよ」

まどか「さやかちゃんもほむらちゃんもいい子だよ?」

さやか「はいはい。まどかにとっては誰であろうといい子に見えるんでしょ」

まどか「そんなことないもん」

さやか「だってあたしがいい子じゃないから転校生と喧嘩しちゃうんだよ、多分」

まどか「…どっちも素直じゃないからね」

さやか「え?」

まどか「なんでもないよ。仲が悪いなら仲良しになればいいじゃない」

さやか「それができれば苦労しない」

まどか「大丈夫だよ。私に任せなさい」エッヘン

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「どうしたのまどか?」

まどか「今日は学校のあと暇?」

ほむら「えぇ。特に用事はないわ」

まどか「なら私の家にお泊まりにこない!?」

ほむら「お泊まり?どうしたの突然」

まどか「ほむらちゃんともっと仲良くしたいなぁって思って。駄目かな?」

ほむら「まどか…ありがとう。是非お世話になりたいわ」

まどか「決まりだね!今日は仲良しパーティーだよ!」

放課後

ほむら「じゃあまどか。私は先に帰って準備してからまどかの家に向かうわ」

まどか「うん!楽しみにしてるね!」

ほむら「ふふ、私もよ」


さやか「なに話してたの?」

まどか「てぃひひ、なんでもないなんでもない」

さやか「んー?なににやついてんだまどかー?」ワキワキ

まどか「きゃ、きゃはは!くすぐったいよさやかちゃん!」

さやか「今日のまどかはお泊まりに誘うし一人でにやついてるし、へんなの」

まどか(私が二人の友達として、仲良くなるきっかけをつくんなきゃね。がんばるぞっ)

まどか「ついた。さ、入ってさやかちゃん!」

さやか「学校からそのままきちゃったけどいいのかな?」

まどか「だいじょぶ。着替えなら私のがあるし」

さやか「あぁ、あの胸が苦しい…むぎゅ」ガッ

まどか「さやかちゃん…?」

さやか「黙ります黙ります…」

まどか「うん。ただいまパパー!」ガチャンコ

シーン

まどか「…あれ?いないのかな?」

まどか「パパー?いないのー?」

さやか「ま、まどか…ここにメモが…」

まどかへ
ママが突然出張になってしまったのでタツヤ連れてついていくことにしました
探さないでください

まどか「なんてこと…!」

さやか「ど、どうしようまどか!」

まどか「私たちの晩御飯がないっ!」

さやか「…………」

まどか「…………」

さやか「まどか、作れる?」

まどか「私には荷がおもいよ」

ピンポーン

さやか「あれ?誰かきたよ?」

まどか「はいはーい!今開けますー」ガチャンコ

ほむら「きたわ。まどか」

まどか「どうぞ入って!」

さやか「え…」

ほむら「…は?」

さやか「まどか…なんで転校生までくるのさ」

ほむら「美樹さやかがいるなんて聞いてないわよ?」

まどか「あらやだ。偶然だね!」

さやほむ「いやいや」

さやか「くぅ…まどかめ。なにが目的なのさ?」

まどか「友達同士、仲を深めようよ!ね!」ニコニコ

さやか(なるほど、そういうことか…)

さやか(まどかに相談したのは失敗だったかな…にやにやしちゃってちくしょー)

ほむら「まどか…美樹さやかも一緒なら最初から言ってくれないと」

まどか「まぁまぁ同じクラスの友達なんだから遠慮しないで!ね!」



仁美「くしゅん…」

ほむら「それはそうと、なにをやっていたの?」

さやか「トランプ」

まどか「ババ抜き」

ほむら「二人でやるゲームじゃないでしょ…」

さやか「まー飽きてきちゃったね」

まどか「なにしよっかぁー?」

さやか「そういうのは誘ったまどかが用意してくれないと」

まどか「んぅ。ごろごろする?」

さやか「わ、適当」

ほむら「トランプの続きでもやりましょうか…?」チラッ

まどか「ほむらちゃんちょっと遊びたかったでしょ」

ほむら「な、なんのことかしら」ファサッ

さやか「むぅー…」

ほむら「早く引きなさいよ」

さやか「わかってるよ!これだっ」

まどか「やった。ばばばいばい」

さやか「うぐぁー!」

ほむら「あなたは顔に出るからすぐわかるわね。単純

さやか「う、うっさい!」

さやか(あ…あたしったらまたこんなことを言って…)

さやか「」シュン

ほむら(あら…?もしかして落ち込んでる…?しまったわ…)アタフタ

まどか(やっぱり端から見ると面白いなぁ)オセンベパリパリ

ほむら「べ、別のやりましょっか?」

さやか「もう飽きた。どうせ勝てないし…」

まどか「もおさやかちゃんったら。いじけないの」

さやか「いじけてないっ」

ほむら「な、ならじゃんけんとかする?あっちむいてほいとか…」

さやか「え…そんなの面白くないよ」

まどか「てぃひひ、ほむらちゃんったら面白い」

ほむら「ご、ごめんなさい…私友達と遊ぶことなんて滅多にないから…なにをしていいか…」

さやか「…よーし、まどかの部屋でも探索しますか」

まどか「えぇ!?それは勘弁してよ!」

ほむら「楽しそうね…」

まどか「ほむらちゃんまでっ」

さやか「がさごそ。なかはゴミばっかり」

まどか「当たり前だよ!ゴミ箱なんだからっ!」

さやか「まどかの鼻かんだティッシュか…!マニアにはいくらで売れるだろうか…」

まどか「きゃあぁっ!?そんな変態さんいないよ!」

ほむら「!まどかのタンスから下着を発見したわ」

まどか「ほむらちゃんー!?」

さやか「どれどれ?…水玉、フリルにしましま…うんうんまどかにぴったりの子供ぱんつだ」

ほむら「五万はいけそうね…いえ、ものによってはもっと…」

まどか「変な考察しないでよぅ!」

さやか「転校生。友達の家にきたらまずしなきゃいけないことがある」

ほむら「なにかしら」

さやか「その友達のぱんつを被ることだ!」

ほむら「……!」

さやか「ぱんつとは一番大事なところを守る衣服…」

さやか「そんなぱんつを被ることによりまどかとの心の壁をぶち壊し、より親密な仲になれるんだ」

ほむら「な、なるほど…!じゃああなたもしたのね…?」

さやか「もちろん。あの時はまどかの動物ぱんつを首にひっかけて走り回ったもんさ…」

まどか「こら!嘘ついちゃいけません!」ポコン

さやか「ぐはっ…!」

ほむら「……」ソーッ

まどか「被っちゃいけません!」

ほむら「まどかに怒られたわ…」シュン

まどか「もー…当たり前でしょ?」

ほむら「美樹さやかのせいね…」

さやか「転校生だって楽しかったでしょ?」

ほむら「……」プイン

まどか(んー…さっきは息ぴったりだったのに今はぎこちないや)

まどか(まぁそのうち仲良くなるよね、うん)

さやか「さって…そろそろ夕方になってきたね」

まどか「あははー、夕日がきれいだねー」

さやか「現実逃避はやめて夜ご飯の準備するよまどか」

まどか「うぅ…自信ないなぁ…」

さやか「3人ならまともなの作れるって」

ほむら「まかせて。きっちり3分計れるわ」

さやか「いやカップラーメンは作らないから」

ほむら「でも私、普段はめんどくさくて家事なんてあんまりやらないわよ」

まどか「私もパパに任せっきりで…」

さやか「女子としてそれはどうなのよ!いやあたしも似たようなもんだけど!」

まどか「こんなとき、家庭的な彼女がほしいよね」

ほむら「ほんとね」

マミ「ふんふーん」

QB「まだかい?マミ」

マミ「もうちょっとよー」

QB「お腹がすいたよ。待ちきれないよ」

ピンポーン

QB「おや?」

マミ「今手が放せないからQBお願い」

QB「やれやれ…すきっ腹に響くから動きたくないんだけどね…」

QB「誰だい?」

杏子「ごはん」

QB「なんだまた君か」

杏子「ご飯食べに来た」

QB「君が食べるご飯はここにはない。帰ることを推奨する」

杏子「うるせー食うぞ」

マミ「あら?佐倉さんじゃない」

杏子「よっ。食いにきたぞ」

マミ「あらあら、二人ぶんしか作ってなかったから…」

QB「そうだ!君は今すぐ帰れ!」

マミ「QBのぶんはキャットフードでいいかしらね」

QB「え…」

QB「そんな!ひどいやマミ!」

マミ「あなた雑食じゃないの」

QB「そうだけど!どうせならマミの心がこもった美味しい料理が食べたいじゃないか!」

杏子「残飯でもくっとけ」

QB「やかましい!僕とマミの時間を邪魔するな!きゅっぷい!」

マミ「QB?あんまりうるさいと押し入れに閉じ込めるわよ?」

QB「そ、そんな!あんまりだよマミ!」

マミ「じゃあいい子にできるわね?」

QB「うぅ…」

杏子「ざまー」

マミ「はい佐倉さんのぶん」

杏子「うっひょー!いただきます!」

QB「僕の分なのに…」

杏子「なに見てんだ。やらねーぞ」

QB「君の施しを受けるつもりはないよ!」プイン

マミ「ふふ。QBこっちきなさい?」

QB「マミ?」

マミ「私と半分こしましょ?」

QB「マミ…きみって子は…!」

マミ「ほらお膝に座ってQB。食べさせてあげる」

QB「マミー!」ピョンッ

マミ「はい、あーん」

QB「きゅぷっ!なんてできた子なんだい。僕は鼻が高いよ」

杏子「鼻ねーじゃん」

さやか「ふぅ…なんとか形にはなったか」

まどか「さやかちゃんすごーい」

さやか「材料だけはまともにあったからねぇ…まどかのパパさんのおかげだよ」

ほむら「まぁ人間1つでも取り柄がないとね」

さやか「ほう。あたしには他に取り柄がないと?」

ほむら「あなたの馬鹿さ加減も取り柄と言えば取り柄ね」

さやか「まどか。こいつ全然仲良くする気ねーよ」

まどか「てぃひひ、気軽にからかえるのも仲がいい証拠だよ」

さやか「からかうどころか喧嘩売ってるでしょ…」

ほむら「ナカヨクシマショウミキサヤカ」

さやか「むっかー!」

まどか「さっそく食べよう!」

さやか「だね。いただきまーす」

まどか「まーす!」

ほむら「ほぐほぐ…」

さやか「どう…?」

まどか「おいしい!おいしいよさやかちゃん!」

さやか「はは、まどかも手伝ってくれたしね」

ほむら「…まあまあね」

まどか「もうほむらちゃんったらー素直においしいって言わなきゃ」

ほむら「…じゃあ正直、毎日作りに来てほしいくらいおいしいわ」

さやか「それ自分で作るのめんどくさいだけだろ」

ほむら「どうかしら」

杏子「食った食った」

マミ「お粗末様」

杏子「しかしあんたたちはそれしか食わなくて足りんのか?」

QB「誰のせいだと思ってるんだい」

マミ「佐倉さんのが特別多かったのよ」

杏子「そうかぁ?」

マミ「私はそんなに食べないから」

杏子「ダイエットか?」

マミ「そ、そんなことないわよ?」

QB「杏子!マミが気にしていることを言わないでくれ!マミは最近太ったばかりで…」

マミ「QB!お黙り!」

杏子「腹も膨れたし、帰るわ」

マミ「あら、ゆっくりしてっていいのよ?」

QB「マミ。杏子には杏子の生活があるんだ。関与しちゃいけないよ」

杏子「いいのか?」

マミ「えぇ。なんならお泊まりしてって」

QB「いや、それは逆に迷惑なんじゃないかい?杏子にだって帰る寝床くらい…」

杏子「やった。朝ごはんも食えるぞ」

マミ「…あなたはご飯のことしか考えてないのね」

QB「…………」

まどか「ふぁ…お腹いっぱいになったら眠くなっちゃったよ」

さやか「それじゃお風呂でも沸かそっか」

まどか「お願いしゃやかちゃん……くー」コテッ

ほむら「おとと」

さやか「まどかが一番自由だな…かわいいからいいけどさ…転校生まどかお願いね」

ほむら「えぇ」

まどか「ほみゅらちゃんありがとぉ……くー」

ほむら「ふふ」ナデナデ

さやか「もうお風呂いいよまどか」

まどか「んぅ…先入っていいでしゅよ…」

ほむら「駄目よ。このままだと本格的に寝ちゃうわよ?」

まどか「あとごふん…」

さやか「やむおえん。転校生足もって」

ほむら「あなたは腕ね」

さやか「よっこらせ」

まどか「ふにゃー?」フワッ

ほむら「軽いわ、まどか」

まどか「わぁー…私とんでるー…」

さやか「よし、脱がせ脱がせ」ポイポイ

ほむら「な、なにやら悪いことしてる気分ね…」ドキドキ

まどか「…くー…」

さやか「よし、せーのっ」

ボチャーン

まどか「ぷふぁっ!?」

さやか「目覚めたー?」

まどか「覚めたよ!お風呂に投げるなんてひどいよ!」

まどか「あ、でもあったかくて気持ちいい…」

ほむら「御風呂の中で寝ちゃダメよ?」

まどか「ふにゃあ」

さやか「さて…洗い物でもするか…」

ほむら「……手伝う?」

さやか「すぐ終わるしいいや」

ほむら「そう…」

さやか「……」ジャー

ほむら「……」

さやか「……」ジャー

ほむら「……」

さやほむ「あの…」

さやか「な、なに?」

ほむら「あなたこそ…」

さやか「いや…別になんでもないけどさ…」

ほむら「…用がないなら話しかけないでほしいわね」

さやか「あ、あんたは何の用だったのさ」

ほむら「…………と、特にはないけど…」


さやか「なんだよ!人のこと言えないじゃん!」

ほむら「あ、あんまり大声出すんじゃないわ。余計馬鹿に見えるわよ」

さやか「なにー!?大体あんたはー…」

さやか(おっと…またあたしは余計なことを言うとこだった…こんなだからいつまでたってもなかよくできないんだよ…)

ほむら(あ、あら…?突然黙ってしまったわ…私ったらまた美樹さやかをからかったりして…)

さやか「……転校生」

ほむら「え…な、なに?」

さやか「その…あたしって転校生の言う通り馬鹿だし余計な意地張っちゃうし、転校生にとってはうざいかもしれないけどさ…」

さやか「あたし…えっと、前から言おうと思っててさ…」

ほむら「な、なにを…?」

さやか「…な、仲良くしたいなー…なんて…」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「…ふ、ふくく…」

さやか「…え」

ほむら「ぷっあははは!その自信のなさそうな頼りない顔…!あなたらしくない!」

さやか「な、なんだよー!」

さやか「くっそー!また恥かいた!」

ほむら「ふふ…でも、私も安心したわ」

さやか「え?」

ほむら(私は美樹さやかに嫌われてたわけじゃなかったのね)

ほむら「ふふ、えへへ」

さやか「て、転校生が笑ってる…あの常に仏頂面の転校生が…」

ほむら「ほむら」

さやか「ぅえ?」

ほむら「ほむらって呼びなさい、さやか」

さやか「…!」

ほむら「私も謝りたいと思ってたの。いつもからかってごめんなさい」

さやか「転校生…」

ほむら「ほむら」

さやか「ほ、ほむら…」

ほむら「私ね。あなたをからかうといつも反応してくれたから…少し楽しみだったの」

ほむら「でもあなたが嫌なことはもうしないわ」

さやか「いや…ではないかな…ほむらと話すことといえばいつも悪口ばかりだったし…それがなくなるのはちょっと寂しいし」

ほむら「そう…?ありがとうさやか」

さやか「…うん。えへへ…」

カポーン

まどか「はにゃあ…」ユッタリ

まどか「…はっ!いけない!私は今二人を仲良くする任務中だったよ!」

まどか「お風呂でまったりなんかしてられない!早く出て二人を…」

まどか「…………」

まどか「あとごふん…」ユッタリ

まどか「へにゃあ…」ユッタリ

マミ「ひにゃあ…」

QB「どう!だい!?マミ!きも!ちい!かい!?」ピョンピョン

マミ「そこそこ…はぁ…QBのマッサージはいいわねぇ…」

QB「それ!は!よかっ!た!」ピョンピョン

杏子「ふー…極楽だったー…」ポカポカ

マミ「湯加減はどうだったかしら?」

杏子「最高だ。コーヒー牛乳あるー?」

マミ「冷蔵庫よ」

杏子「QBはなにやってんの?新体操?」ゴクゴク

QB「なん!だと!?マミ!を!馬鹿に!するな!」ピョンピョン

QB「たし!かに!マミ!の!せな!かは!トラン!ポリン!みたい!だけど!」ピョンピョン

マミ「QB!お仕置きするわよ!?」

杏子「とっとと寝よう。布団あるか?」

マミ「お布団?なにに使うの?」

杏子「なにって…布団といえば寝るために使うに決まってんだろ」

マミ「ダメよ。佐倉さんは私のベッドで寝るんだからね」

杏子「は?」

QB「マミ!それはよくないよ!杏子なんかどんな病気をもっているか…!」

杏子「ぶっころすぞ」

マミ「あ、そうだ。QB用のお布団敷くわね?」

QB「え…僕もベッドで…」

マミ「ダメ」

杏子「や、やっぱいいよ…」

マミ「だーめ。うふふ、朝まで佐倉さんは私の妹なんだから」

杏子「なんだよそれ…とにかくあんま抱きつくな…」

マミ「だって佐倉さんあったかいんだもの…抱き枕にぴったりね」

杏子「この…人を枕扱いしやがって…はーなーせー!」

マミ「ぎゅー」

杏子「ふぐ…胸があたんだよ…!」

杏子(はぁ…マミが寝付くまでまつか…)


QB「ひとりでーおやすみー…」

QB「きゅっぷい……」

ほむら「まどか?具合は大丈夫?」パタパタ

まどか「もちおんだおー」グテー

さやか「結局お風呂で爆睡…救助に駆けつけたときにはすでにゆでダコだったとさ」

まどか「うぅーもうしわけないー」グテー

ほむら「まどかをベッドまで連れてきたはいいけど、私たちはどこで寝るの?」

まどか「わたしのべっどつかってもらうよていだったんだけどー」グテー

さやか「これじゃあね…」

まどか「うんごめん。おおきめのおふとんしいて。さやかちゃんはばしょわかる?」グテー

さやか「うん。…布団一個しかないけど」

まどか「ふたりでつかってね。てぃひひー」グテー

まどか「くー…」

さやか「…ほむら、寒くない?」

ほむら「えぇ…しかし大きい布団とはいえ狭いわね…」

さやか「一人用だしねぇ…」

ほむら「こんなに近いと…わりと恥ずかしいものね…」

さやか「だね…寝息とかうるさくても笑わないでよ?」

ほむら「笑わない自信はないわ」

さやか「ですよね…あんたはそういうと思ったよ」

ほむら「私のことよくわかってるじゃない」

さやか「…………ま、友達…だからね…」

ほむら「…………」

さやか「だ、黙らないでよ!恥ずかしい!」

ほむら「ふふ…」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「…なによ」

さやか「別に…」

ほむら「見るんじゃないわよ」

さやか「あんたを見たわけじゃない」

ほむら「…ぷっ…」

さやか「…あははっ…」

ほむら「…ずっと友達でいてね、さやか」

さやか「うん。こちらこそ」

まどか「むにゃむにゃ」

終わり

翌日

ほむら「さやか。朝は私がご飯用意したのだけど…」

さやか「おっ!おいしいじゃん!ほむらはやればできるこだねぇ」

まどか「あれ?二人ともいつのまにこんなに仲良くなったんだろ…」

まどか「でもよかったよかった!私が頑張ったかいがあったね!」エッヘン

ほむら「あ、パンくずがついてるわよ?」

さやか「うそ?とってー」

ほむら「はぁ、しょうがないわね」ヒョイ

さやか「へへ、ありがとぉ」

まどか「…………」

まどか「仲良くなりすぎだよ!私もかまってかまって!」ジタバタ

終わり

たまには百合ではなくて普通の友情もいいよね
おやすみ

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