P「そこに春香のリボンがある。さぁ、どうする?」 (83)




P「とうぜん、人体某所にある突出したモノに巻きつけてハルニーでしょ」




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伊織「あ、あんたやったの!? まさか……やったの!?」

P「いや、【今回は】まだだ」

伊織「今回はって、今回はって何よ! つまり過去にやったのね!?」

P「ふっ」


スパァン!


P「かはぁっ!?」ドサッ

伊織「最低じゃない! ハルニストとして一番犯してはならないことよ!」

P「し、仕方ないじゃないか! 良い匂いだったんだ! 春香の髪でしてるようで気持ちよかったんだ!」

伊織「だからってそこにある春香の匂いをかき消したら、それはもう春香のリボンじゃないのよ!」

P「俺と、春香のリボンだ」キリッ

伊織「今すぐ窓から出てけぇ!」


伊織「ぜぇ……ぜぇ……」

P「全く、初回から飛ばしすぎだぞ。伊織」

伊織「うっさい! 喋るな変態!」

P「おっと、それは無理な相談だ」

伊織「ったく……次やったらクビにしてもらうわ」

P「それは許して……さて、伊織ならどうするんだ?」

伊織「とりあえず持ち帰って、春香の匂いを成分分析して、春香の匂いの香水作るわ」

P「スケールでけーよ」

伊織「にひひっ。それさえできれば。どんなものだって春香の匂いがするのよ?」

P「ゴクッ」

伊織「例えば、お風呂上がりに着る服。寝るためのベッド。そして、枕」

P「ぬああああぁぁぁあああっ! 年中無休で春香といられるわけか!」

P「しかも、春香と添い寝ができるッ!」

伊織「ええ、そうね。なんでもできる。ハルニーで使ってしまっても、また元に戻すことだって、ね?」

P「え、永久機関だと!?」


バァン!


千早「それは違うとおもいます!」


伊織「!?」

P「千早……」

千早「春香の香水を作る?」

千早「それさえあればどんなものでも春香?」

千早「笑わせないで欲しいわね。水瀬さん」

伊織「なによ……」

千早「そんな人工の春香の匂いなんて、臭いよ! 臭い! 決して匂いじゃないわ!」

伊織「な、何言ってるのよ! 水瀬の力を持ってすれば、完全再現なんて」

千早「完全再現? ふっ……ふふっ。ふふふふふふ……」

伊織「な、何笑ってるのよ!」


千早「過去を再現して意味があるのかしら。必要なのは今の春香の匂い。過ぎた匂いに、価値はないわ!」


伊織「ぁ……」ガクッ

千早「確かに、作ったばかりの時は春香かもしれないわ」

千早「でも、春香だって成長するし、従って匂いだって変わっていく」

千早「つまり、その匂いは過去になる。そして、春香のものではなくなってしまう」

伊織「っ……私は、私は!」グスッ

伊織「ただ……いつまでも春香の匂いが嗅ぎたかった」

伊織「だからっ……再現すれば良いんだって」

千早「水瀬さん」スッ……


ぎゅっ……


伊織「!」

千早「再現することのできないものだからこそ、価値があるんじゃないのかしら?」

伊織「それはっ……」

千早「それに無限に供給できてしまったら、私たちは乱れて挙げ句の果てはきっと……暴走する」

千早「だから、有限という抑制が必要なのよ。水瀬さん。貴女の願いは皆の願い。だからこそ……してはいけない」

伊織「そう……ね。そうよね。悪かったわ……私、間違っていたわ。再現なんてしない。その場で堪能しないと」

千早「ええ。そうじゃないと、新鮮なハルニウムも摂取できないもの!」


P「……………」

P「……………」


ガチャッ


雪歩「あっ、おはようございます」

P「おはよう、雪歩」

伊織「雪歩、おはよう」

千早「おはよう萩原さん」

雪歩「ちょっと更衣室いってきます」

P「ああ」

伊織「そういえば、雪歩はどうするのかしら」

千早「本人が来てくれたわけだし、聞いてみましょう」


20分後


雪歩「お茶入れてきました~」

伊織「あら、気が利くじゃない」

千早「いつもありがとう。萩原さん」

P「ふむ……美味い」ズズッ

雪歩「ふふっ。喜んで貰えて良かったです」

千早「ところで萩原さん」

雪歩「はい?」

千早「萩原さんは、春香のリボンが目の前にあったらどうするの?」

伊織「やっぱり、お茶にするのかしら?」

雪歩「そうですね……とりあえず匂いを嗅いで、乾燥してそうならお茶にします」

雪歩「湿気っていたりした場合は……えへへっ……ハルニーします」

P「ほら来た! やっぱり即ニーだろ!」


P「ちなみにどう言う感じでするんだ?」

伊織「匂いを嗅ぎながら。とか?」

千早「水瀬さん、それだと自分の手の臭いがついちゃうわ」

伊織「何か敷いて、その上にリボン載せて四つん這い?」

千早「春香にこの馬鹿犬! っていう妄想プレイね。あれは捗るわ」

P「おいこら、雪歩が話の輪から外れてるぞ」

雪歩「私は入れちゃいます」

千早「え?」

雪歩「春香ちゃんのリボンを、えっと……そこに入れて、数ミリ程度出して。シュッって抜くとえへへっ」

伊織「意外とすごいやり方してるわね」

雪歩「気持ちいいですよ? 伊織ちゃん達もやってみたら良いんじゃないかなぁ」

千早「そうね……今度試してみようかしら」

中断


雪歩「湿ってると、リボンが春香ちゃんの舌みたいに感じるんだよ?」

千早「それは魅力的だわ」

伊織「つまり、春香に舐めさせるプレイなのね?」

雪歩「うん……嫌がりながらも」

雪歩「頭を無理矢理押し当てられて、鼻が押しつぶされて息ができなくて」

雪歩「呼吸するために口を開くんだけど、そこから漏れる吐息が敏感な場所に当たって」

雪歩「想像しただけで……ぁぅ……」

P「ゆ、雪歩!」

雪歩「だ、大丈夫ですぅ……今朝も何回かやってますから。濡れる程度で済みました」

伊織「そう……でも、下着が」

雪歩「いざという時のナプキンです」

千早「生理以外でそんな有効な手段があったのね……ためになるわ」


伊織「雪歩、続きは?」

雪歩「えっと、春香ちゃんが言うんです」

【春香「やだよぉ……こんなの、なんで……」】

千早「泣いてる、春香が泣いてる!」ガンガンッ

P「落ち着け、妄想だ」

雪歩「それでですね、私が言うんです。春香ちゃんがいけないんだよ? 可愛いからって」

雪歩「そうすると、涙を流しながら上目遣いに睨んでくるんです」

伊織「ゾクゾクしてきた」

雪歩「でも、それしかできなくて、呼吸のために開いた口が閉じて、ゴクッってなるの」

雪歩「そこに、私は言うんです。うわぁ、春香ちゃんって、私の大事なとこ見て喉鳴らすんだねって」

千早「違うとわかっていても、あえて指摘するのね!?」

雪歩「はい、そうすると」

【春香「違う、違うよっ……違うのにっ!」】

雪歩「そう返してきて、でも、ひたすら指摘するんです。じゃぁなんで? 喉を鳴らしたのは事実だよねって」

雪歩「そうすると、春香ちゃんは次第に顔を真っ赤にしていくんです。怒ってるんじゃなくて、恥ずかしくて」


P「何度も言われると、あれ、もしかして……って不安になるあれか」

伊織「氷の点を置く場所とかね」

千早「それで、春香は自分が雪歩の言う通りだと思い始めちゃったのね?」

雪歩「そうなんです。それで、なんども呟くんです」

【春香「違う、違う、違う……私、そんなんじゃない……」】

伊織「やばい、やばいわ。春香って意外と嗜虐心そそるのね」

雪歩「だから、言うんです」

雪歩「春香ちゃん、ヨダレ垂れてるよって」

P「わっほい!」

千早「それ、それで春香は!?」

雪歩「自分の口元に手を当てて、ヌルッとしていることに気づくんです。それで」

【春香「ぁ……嘘……私……」】

伊織「ただ口での呼吸で唾が溜まりやすく、喋ってたせいで漏れ出しただけなのに」

伊織「雪歩の言葉から、自分がそういう人間だって思い込んじゃったワケね?」


雪歩「そうなの……絶望しかけた春香ちゃんは」

雪歩「私のせいでそう思い始めたのに、私に聞いちゃうんです」

【春香「違う、よね……? 私、私……そんな変な子じゃないよね?」】

千早「目を見開いて、引きつった笑顔……ふふっ、春香、春香ぁ……」

P「千早が旅に出たか」

伊織「で、雪歩。アンタは当然」

雪歩「うん。何言ってるの? 私はさっきから、春香ちゃんがそういうエッチな子だって言ってるよね?」

雪歩「優しく微笑みながら、そう教えてあげるんです」

雪歩「それで、春香ちゃんは言うんです」

【春香「やだ、そんなの、嘘だよ……嘘だよぅ」】

雪歩「でも、追い討ちにように溜まった唾を自分で飲み込んじゃうんです。私の大事なところを見て。ね」

伊織「それで?」

雪歩「ビクッと体を震わせて、私を見るんです。捨てられる子犬のような目で」

雪歩「だから、頭を撫でて微笑んであげながら、言ってあげるの」

雪歩「大丈夫だよ。私なら、春香ちゃんのそのエッチなところも受け入れてあげるから。って」


P「堕ちたな」

伊織「堕ちたわね」

雪歩「ふふっ。春香ちゃんはさっきまでとは変わって嬉し泣きするんです」

【春香「ほんと? ほんとに? 私、こんなエッチなのに……受け入れてくれるの?」】

雪歩「私は頷いてあげて、笑顔の春香ちゃんに言うんです」

雪歩「受け入れるよ。だから、私のココ。舐めても良いんだよって」

伊織「来た、来たわ! 頭の中で映像が追いついた!」

P「ば、馬鹿。伊織。それはやるな!」

雪歩「それで、春香ちゃんはペロッって舐めるの」

雪歩「自分からお尻を突き出して、犬みたいに四つん這いになりながら」

雪歩「舌を伸ばして、ペロッってするの。そこで一度引いて」

【春香「雪歩、良いの? 舐めて良いんだよね?」】

雪歩「発情した犬のように荒い呼吸をしながら上目遣いでお願いしてくるの」

雪歩「それを私が許可すると、嬉しそうに笑って」

雪歩「ペロッ、ペロッって舐めながら、時々味わうように吸って、チュパッって水の跳ねる音がするの」

雪歩「それでイっちゃった私は、春香ちゃんの顔に思いっきりかけちゃうんだけど」

雪歩「春香ちゃんは嫌な顔するどころか、嬉しそうにその液体を舐める……って感じかな?」


千早「春香ぁっ春香っ、春香っ!」クチュクチュ

伊織「見え、見え……ぁ、春香が、春香が舐め、ぁ」ガクガク


雪歩「……あれ?」

P「男でよかった。いや、勃ったけど」

雪歩「みんな、朝はやらないんでしょうか?」

雪歩「大丈夫かと思ったんですけど……」

P「いやいや、なかなかきついだろ」

雪歩「でも、リボンを使ったハルニーは大体こんな内容ですよ?」

P「雪歩は凄いなー」

伊織「……ちょっと着替えてくるわ」

千早「……そうね、私も着替えなくちゃ不味いわ」

ガチャッ


P「2人退場」


ガチャッ


響「はいさーい!」

やよい「おはようございまーすっ!」


雪歩「おはよう、響ちゃん。やよいちゃん」

P「良いところに来たな、2人とも」

やよい「どうかしたんですかー?」

雪歩「今、春香ちゃんのリボンについて話してたんです」

雪歩「目の前に春香ちゃんのリボンがあったらどうするのかって」

響「目の前に春香のリボンかー」

響「……ドッキリとかじゃないよね?」

P「違うよ。そういう引掛け要素とか無しで置いてあったらってやつ」

やよい「響さんはどうしますかー?」


響「んー。自分かぁ。自分なら春香のリボンでいつもの髪型にするくらいかな」

やよい「え……」

雪歩「つまらないですぅ」

P「凄くつまらないな」

響「な、なんだよもーっ! 自分、春香のリボンであれこれする気なんてないぞ!」


ガシッ


響「ん?」

雪歩「……嘘だよね?」

響「え?」

雪歩「私、知ってるんだよ? 春香ちゃんが着替えたあとに残った私服の匂い嗅いでること」

響「ど、どうしてそれを……」

雪歩「リボンだって、ね? どうするのか正直に言おう?」

響「ぅ……舐め、てます。リボン、舐めてます」

P「やることやってるんだな……安心したぞ」

響「えっ、これってみんなから罵倒されるような展開じゃないの?」

雪歩「だって春香ちゃんのリボンだもん。仕方ないよ」

響「そ、そっか……良く解らないけど多分良かったんだよね?」


やよい「……よくないかなーって」

響「え?」

やよい「響さん、舐める。じゃなくて、舐めてるって言った気がするんです」

雪歩「え、あ……」

P「どういうことだ?」

響「な、なんなのさ急に……」

雪歩「シャワーの時にリボンも外しますよね?」

P「そりゃな」

雪歩「響ちゃんは、リボンを舐めてるんですよね?」

P「そう言ってたな」

やよい「つまり、シャワーで外したリボンを響さんが舐めて」

やよい「それを手や髪が濡れていたから気づけずに春香さんは……グスッ」

P「………………………」

P「な、なん、なんだとぉぉおおおっ!?」

響「ひぃっ!?」


P「どういうことだ響!」

響「えっ、いや、だって、えぇっ!?」


バンッ!


響「!」ビクッ

雪歩「春香ちゃんを汚してるなんて許せないよ!」

響「そ、そんなつもりじゃ」

雪歩「響ちゃんの涎だらけのリボンが春香ちゃんの髪に染み込んでいく……」

雪歩「あぁぁぁ……春香ちゃんが、春香ちゃんが」ガクッ

やよい「雪歩さん!」

やよい「っ……響さん、私。響さんがそんな酷い人だとは思いませんでした」

響「えっ、何これ……自分が悪いの?」

P「当たり前だろうが! 春香の服や物を使うのはいい! だけど、それで春香にまで影響与えるのはダメなんだよ!」

響「い、一応。春香のリボンと新品をすり替えてからしてるんだけど」

やよい「え?」

P「ん?」

雪歩「え?」


響「春香がすぐ近くでシャワー浴びてるのに出来るわけないぞ……」

響「だから、新品と取り替えて後でゆっくりじっくり楽しんでるんだ」

響「それでも、ダメなのか……?」ウルッ

P「ちゃんと取り替えてるんだな?」

P「春香の髪に、響の唾液は付着したことないんだな?」

響「あ、当たり前だぞ!」

響「自分だってハルニストなんだからな!」ドヤッ

やよい「そ、そうだったんですか」

やよい「それならセーフ……だと思いますよ」

雪歩「そうだね……ごめんね響ちゃん」

雪歩「私達、ハルニストだもんね」

雪歩「ハルニストが春香ちゃんにまで影響を与えるなんて、ありえないよね」

響「雪歩……やよい……」グスッ

やよい「酷いなんて言ってごめんなさい、響さん」

響「良いよ、自分が最初に言わなかったのがいけないんだからな!」


P「……仲間っていいなぁ」


響「じゃぁ、やよいはどうするんだ?」

やよい「私ですか?」

P「やよいのことだから食べそうだが」

やよい「えへへっ、それはやってみたいですけど。やってませんよ」

雪歩「なら、どうするの?」

やよい「春香さんがリボンを忘れたときに、家に持ち帰りますーっ」

P「それで?」

やよい「洗濯して、綺麗にして、翌日お返しですよーっ」

響「えっ、これ自分が髪に使うよりつまらなくない?」

P「響……お前は分かってないな」

響「え?」

雪歩「やよいちゃん……恐ろしいことしてるね」

やよい「えへへ」

響「え、なに? どういうこと?」


中断


P「やよいは春香のリボンを洗濯して返すんだぞ?」

響「いや、それはただの優しさじゃ」

雪歩「ないよ。違う。そうじゃないんだよ。響ちゃん」

響「なんで? だって、洗濯して返すだけだよね?」

雪歩「うん。洗濯するの」

雪歩「それはつまり、春香ちゃんのリボンを洗濯して、高槻家のリボンにしてるってことなの!」

響「な、なんだって!?」チラッ

やよい「えへへ」

P「そして、そのリボンを春香がするってことは」

響「まさか春香の頭が高槻……天海から、高槻の……高槻春香!?」

やよい「響さん、正解ですーっ!」

響「一見ただの親切に見せた、完全支配じゃないか!」


やよい「完全支配っていうわけじゃないですよ?」

やよい「ただ、春香さんの頭に高槻家のリボンが付けば」

やよい「私の大事なお姉ちゃんだって、周りに教えられるかなーって思っただけです」

雪歩「でも、それはかなり危ないよ。ほかの人に襲撃されて洗濯機がなくなっちゃうかもしれない」

やよい「えへへっ、なんで私が春香さんが忘れたら。って前置きしたか解りますか?」

P「……そうか。やよい、お前はまだそれをしたことがないんだな?」

P「春香は基本的に、それもシャワー室くらいでしか外さない」

P「よって……やよいは実現し得ない妄想を口にしただけだ。違うか?」

やよい「……えへへ。でも、響さんの話を聞いて可能になりましたーっ」

響「え?」

雪歩「言ったよね。響ちゃん」

雪歩「新品と取り替えてるからって」

雪歩「もし、その新品が新品でなく、やよいちゃんが家で洗ってきたやつだとしたら?」

響「しまっ……自分、いけないこと教えちゃったのか!?」


やよい「今度からは、ちゃんと確認した方がいいかもしれませんよー?」

響「くっ」

雪歩「っ」

P「ほう……やよいがなかなかの強敵か」

響「自分、やよいにそんなことはさせないぞ。絶対に止める」

雪歩「でも、新品にすり替えてる響ちゃんも同罪だよ」

やよい「えへへ」


ゴゴゴゴゴゴッ


P「おーい、お前らそろそろレッスンの時間だろ。早く行け」

やよい「そういえばそうでしたー」

雪歩「じゃぁ、今日も頑張ろうね」

響「よーし、いくぞー!」

ガチャッ


P「春香のリボンが仲が良いんだよなぁ」

>>24訂正


やよい「今度からは、ちゃんと確認した方がいいかもしれませんよー?」

響「くっ」

雪歩「っ」

P「ほう……やよいがなかなかの強敵か」

響「自分、やよいにそんなことはさせないぞ。絶対に止める」

雪歩「でも、新品にすり替えてる響ちゃんも同罪だよ」

やよい「えへへ」


ゴゴゴゴゴゴッ


P「おーい、お前らそろそろレッスンの時間だろ。早く行け」

やよい「そういえばそうでしたー」

雪歩「じゃぁ、今日も頑張ろうね」

響「よーし、いくぞー!」

ガチャッ


P「春香のリボンが絡まなければ仲が良いんだよなぁ」


ガチャッ


貴音「おはようございます」

美希「おはようなのー!」

あずさ「おはようございます~」


P「おはよう、3人とも」

P「美希、お腹の調子はどうだ?」

美希「平気なの。春香のリボンでお腹壊すなんてありえないの」

貴音「なんと! 昨夜のリボンから春香を感じなかったのは貴女のせいでしたか、美希」

あずさ「うふふっ、片方は私が貰ったわ」

貴音「あずさ、貴女まで!」

P「貴音、仕方がないさ。交換することは禁じていない以上、咎められない」

貴音「しかし……っ、いえ、気を抜いた私の負けですね」

貴音「では、お二人は春香のリボンをどのようにしたのですか?」


美希「食べたの」

あずさ「飲んじゃった」

貴音「美希もやはり食べるのですね……ふふっ。そうでしょう。そうでしょう」

P「あずささんは飲んだって……どうやったんです?」

あずさ「細かく切ったあとに、飲み物に浸して。コクッと」

P「一気ですか?」

あずさ「いいえ~、少しずつ。一枚ずつ。ですよ?」

P「少しずつ春香を味わっていくってわけですか……」

P「美希、出来るか?」

美希「ん~美希より小鳥とか、雪歩が適任だって思うな」

美希「それか、亜美と真美」

貴音「どなたも不在です……致し方ありません。ここは私が」

美希「それなら美希がやるの」

貴音「なんと!」


美希「春香を椅子に縛り上げて、ミキはそれをジッと見つめるの」

あずさ「春香ちゃんは裸なの?」

美希「上だけは裸なの。胸がプルンプルンして、とっても可愛いの」

美希「春香は、ミキを睨んで言うの」

【春香「どうしてこんなことするの?」】

美希「だから、ミキは喉が渇いたって答えるの」

美希「ハテナを浮かべながら、春香は不安そうにミキをじっと見るの」

貴音「縛られることと喉の渇きに繋がりはありませんからね」

貴音「不安だけでなく、恐怖もあるのでしょう」

美希「ミキは、飲み物をコップに注いで、春香に差し出すの」

美希「とうぜん、春香は拒否するんだけど」

【春香「やっ、やめっ要らないってば!」】

美希「ミキは鼻をつまんで、無理矢理飲ませるの」

【春香「んーっ、んぅぅ」】

美希「春香は口の中にジュースを溜めて、舌で少しずつ掻き出していくの」

あずさ「あらあら~そうしたら口から垂れちゃうわね」


P「でも、美希の飲ませようとしているものに何か入っていたら?」

P「そう思うと、自分の体が汚れるよりも吐き出すことを優先してしまいますよ」

美希「そうなの。でね? 口元からポタポタってスカートに滴るんだけど」

美希「雫にならないまま喉元を流れて、一本の川みたいに流れていくのもあるの」

貴音「それが春香の胸までも伝っていくのですか……艶麗な」

美希「そうしたら、ミキの目的は達成」

【春香「えふっ、ぁ、ゴクゴクゴクッ――ッはぁっはぁっはぁっ」】

美希「春香が息苦しさに負けて飲み込んだのを確認したら」

美希「春香の口元を舐めるの」

美希「驚いてビクッって春香は震えるんだけど逃げられない」

あずさ「うふふっ……驚いてる春香ちゃんもきっと可愛いわ」

美希「そのまま飲み物の跡をたどって、春香の体を舐めていくの」

美希「春香は嫌だけど、逃げられなくて耐えるしかないの……ブルブルしながら」

【春香「ひぅっ、ぁっ……くすぐったい……んっ……はぁっはぁっ……」】

P「ほうほう……」


貴音「なんという、なんという艶かしい姿ッ!」

あずさ「食べちゃいたい」

美希「うん、食べちゃうの。あずさが言う通りに」

あずさ「え?」

美希「舐めていくと、胸に行き着くよね?」

P「!」

美希「春香の程良い大きさのぷっくりとした胸がプルプル震えながら」

美希「飲み物の伝った線を残しててね? そこがテカテカしてるの」

【春香「美希、それはダメ、止めてよっ……やめてっ」】

美希「春香はウブだから、そこで恥ずかしくなるの」

美希「何をされるか解らない不安、恐怖、縛られた怒りが」

美希「何をされるか解る恥ずかしさに変わって、顔を赤くしていくの」

貴音「春香が紅潮させた顔で見てくるのですね。ふふっ」

貴音「なんと可愛らしい……もっと、辱めを与えたくなります」


美希「で、ミキはたどっていくのを止めるの」

美希「少し離れて、春香のことを見上げるの」

あずさ「あら、座ってたのね」

美希「あっ、そうなの。ミキは春香の前に膝をついて」

美希「手は春香の足に置いて、春香を見上げるの」

貴音「して、春香は?」

美希「涙を溜めた目でミキを見るの。でね?」

【春香「今なら許すから、全部忘れるから……止めてよっ」】

P「許しを乞う常套句だな」

P「そこで安易になんでもするからって言ったら終わりなんだよな」

美希「うん。でもね、ミキは言うの」

美希「忘れるならやるよ。だってミキ、春香の中で一番印象強い記憶になりたいもん! って」

貴音「なるほど、春香に気づかせるのですね?」

あずさ「春香ちゃんが唖然としてる姿が目に浮かぶわね」


美希「春香は、驚いて言葉をなくして」

美希「ミキたちはしばらく見つめあうの」

美希「そのあと、春香は言うの」

【春香「こんなことする人なんて……大嫌い」】

あずさ「……嫌いって、言われちゃうなんて」

貴音「ハルニストである私達にとっては最も重い言葉ッ!」

P「そこまでして……美希、お前は何を得た」

美希「……ミキは、春香に言うの」

美希「そっか。良かった。嫌いな人に体中舐められたりしたら……もう、絶対に忘れられないよねって」

貴音「!」

P「!」

あずさ「笑ってるわ……苦しくて、辛いはずなのに、笑顔で……」

美希「春香は一転して怯えた目に変わるの」

【春香「待って待ってよ美希……そんなこと、しないよね? そんな気持ち悪いことしないよね」】

美希「春香がそう言うから、ミキは首を振っていうの」

美希「気持ち悪くて良かった。でも、春香が体洗えなくなるトラウマになったらごめんねって」


P「全身舐め回されたら総毛立つよな……」

あずさ「スポンジなんて舌と同じようにザラついてますから、体を洗うなんて」

貴音「それだけではありませんよ。最悪、衣服の感触でさえ……」

美希「そうなの。だから春香は身震いして」

美希「ついには涙をこぼしちゃうの」

【春香「止めて! 本当に……お願いだから! お願い、お願い……」】

あずさ「段々と声が小さくなっていくのが判るわ……」

貴音「ええ。最終的には嗚咽へと変わってしまうのでしょう……ですが、美希は続けるのですね?」

美希「うん」

美希「ミキは春香の涙ですら舐めてあげるの」

美希「それで、さっきの続き。胸の先っぽをね? パクッって」

P「わっふーっ!」

あずさ「春香ちゃんが震えたわ!」

貴音「逃げようとして椅子がガタッっとなりましたね」


美希「赤ちゃんみたく吸い付いて、わざと音を出す」

美希「そうすると、春香が悶えるの」

【春香「んっ、ぁっ……ゃっ、あっ……」】

貴音「まさか……感じているのですか!?」

あずさ「嫌だと思っていることにこそ、人間はね。感覚が敏感になっちゃうものなのよ」

P「痛いと思うから痛い。みたいなものですね」

あずさ「そうなんです。だから春香ちゃんは本当に嫌なんだと思います。でも、体は反して強く感じ取っちゃう……」

美希「ミキよりあずさに代わった方が良いよね?」

あずさ「あらあら~……ごめんなさい」

あずさ「でも、美希ちゃんが始めた妄想は、美希ちゃんでしか終わらせられないのよ?」

美希「……解ったの」

美希「ミキは、そんな春香の脇腹をね、ペロッってするの」

美希「そうすると、春香は飛び跳ねるようにビクッってして、ミキを見たの」

【春香「ゃ、ゃだ、やだ……舐めないで、舐めないでよ……美希のこと、絶対に忘れないから……」】

美希「そう言われても。もう遅いの。ミキはそれに応えるように、体を舐め続けて」

美希「最後には春香を解放するんだけど、春香は人形みたいになって、動かなくなっちゃっうの」


あずさ「春香ちゃん……」

貴音「精神的に壊れてしまったのですね……いえ、逃げた。というべきでしょうか」

貴音「その醜悪な現実から逃げるために、心が春香から逃げてしまった」

美希「だけど、ペロッって舐めるとね」

美希「春香はビクッってして、逃げるように壁際まで後ずさっていくの」

【春香「やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて……」】

P「ハイストップ!」

美希「えっ」

P「春香を壊しちゃいかんでしょ」

あずさ「う~ん……60点かしら」

貴音「途中までは確かに良きお話でしたが、やはり物語はハッピーエンドでなければいけません」

美希「お人形な春香は従順で可愛いって思うんだけどなー」

P「個人の趣向にどうこう言うつもりはないが、春香本人にそれはやるなよ?」

美希「当たり前なの。春香が笑わなくなったら、世界が終わるの!」


貴音「妄想のみにとどめておくのならば良しと致しましょう」

あずさ「でも、凄いわね~」

あずさ「リボンを飲むが春香ちゃんを舐めまわす妄想になっちゃうなんて」

P「恐らく、飲み物で春香を濡らすということがその点だったのかと」

P「目が覚めたら牛乳風呂とかでも良かったかもしれないな」

美希「むむっ……レパートリーが少ないことは認めるの」

貴音「ふふっ。語り部としての力はあるのです」

貴音「みなと話し、少しずつ蓄えていけば良いのですよ。美希」

美希「うん、頑張るの!」

P「妄想力を蓄えるのはいいが、仕事も頑張れよ」

あずさ「そうですね~。妄想しているうちに、もう時間になっちゃってますね」

P「なっ……あーもう、送ります!」

あずさ「でも」

P「迷子になられたら困るんです!」


30分後、事務所


ガチャッ


P「ふぅ……」

亜美「兄ちゃんおっつー」

真美「おっつー」

律子「あんたたちはもう……お疲れ様ですプロデューサー」

P「お疲れ様、律子。亜美、真美」

P「……春香は?」

律子「まだですよ?」

P「ふむ……なら聞こうか」

律子「何をです?」

P「春香のリボンの使い道だよ」

亜美「んっふっふ~」

真美「ハルニストの真美達はその話、乗っちゃうよ~」

律子「やだこの事務所……」


真美「え?」

亜美「この事務所が嫌?」

P「なら辞めてもいいんだぞ?」

亜美「しかし、辞めない」

真美「辞めれない。それは」

P「大好きな春香がこの事務所にいるからだ」

亜美「そうじゃぁ、ねぇかい?」

真美「ねぇさんよぉ」


律子「殴りたい……っ、殴りたいのに……っ」


P「正論ですなぁ」

真美「ですな」

亜美「よって、殴れないっ!」

P「で、律子は春香のリボンが目の前にあったらどうするんだ? やっぱり揚げるのか?」


律子「そんなわけないじゃないですか」

律子「やっぱり、匂いを嗅ぎますよ」

亜美「律っちゃんは普通だね」

真美「まぁ、律っちゃんだからね」


亜美真美「「ちかたないね→」」


律子「良いじゃない別に……」

律子「そこに春香の笑顔があるように感じられるだけで」

律子「私は仕事頑張れるし、それでいいの!」

P「本当に、良いのか?」

律子「え?」

P「匂いが切れてきたとき、寂しくはならないか?」

P「その寂しさのあまり、春香に電話をかけたことあるんじゃないか?」

律子「それはっ……」


亜美「夜なのにねー」

真美「はるるん夜に電話してきたの出れなくてって謝ってたよねー」

律子「っ……」

P「律子、それだけじゃ我慢。できないんじゃないか?」

律子「わ、判らないじゃないですか」

律子「まだ、春香のリボンの匂いを嗅ぎながらなんてしたことありませんし」

律子「電話したのは一日中春香に会えなかったからで……」

真美「あっれれ~?」

亜美「おっかしぃーぞー?」

律子「!」ビクッ

P「この前春香が言ってたな。ロッカーの中が綺麗になってるって」

律子「…………」

P「あれはロッカーに入ってる春香の私物の匂いを嗅いだ時に、少し汚れてたのが気になって」

P「綺麗にしちゃったからだろう!」ビシッ!


律子「……くっ」


中断


P「春香は喜んでたよな~」

律子「っ」

亜美「綺麗にしてくれてありがとうございましたって」

律子「ぅ」

真美「でもさー……本当に綺麗にしたのかな~?」

律子「うぅ」

亜美「くんかくんか」

真美「すーはーすーはー」

P「ぺろぺろ」

真美「ぎゅ~っ」

亜美「ぱっくんちょ」


律子「いやぁああああぁぁぁぁぁっっ!!」ガンガンッ


律子「ごめんなさい! しました、ええ、しましたとも!」

律子「だって春香の笑顔が見れなかったんです! 春香の匂いが嗅げなかったんです!」

律子「仕方ないじゃないですか!」

律子「思いとどまっていたんです、ダメ、それはだめって!」

律子「でも、気づいたら開けちゃってたんですよ! そしたら春香の匂いがぶわぁっ」

律子「あああぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁっ!!」ガンガンッ


真美「わぁお」

亜美「兄ちゃん、律っちゃんが壊れた」

P「良心の示唆に堪えてきたのが、俺たちに指摘されて決壊したんだな」

P「……律子」


律子「死ぬ、死にます! 春香にあの笑顔を向けられた時に死ねば良かったんです!」

P「落ち着け、律子」

律子「プロデューサー殿に解りますか!?」

律子「自分がしでかしたことの隠蔽にしたことに対して」

律子「笑顔でお礼を述べられた人の気持ちが!」

P「それは解らない……でもな」

P「男には賢者タイムってものがあるんだよ。知ってるか?」

P「世の真理を見たように悟り、心が静かになるんだ」

P「だが、それは自分がしたことを悔い改めなければいけない時間なんだ」

P「なぜそうしたのか、そうしなければならなかったのか」

P「男はその真理の扉の先に行き、自分がどれほど愚かだったのを自ら考えさせられる」

P「その時に、春香が事務所に来た」

P「それで、トイレから出た俺に言うのさ」

P「いつもありがとうございます。クッキーどうぞってな」


P「……死にたいと思ったね。そんな優しい子で俺は何してるんだって」

P「でも同時に思ったね。だからこそ、俺は春香をトップアイドルにしてやらなきゃいけないって」

P「……そして、俺は悟ったんだ。ハルニーは誓いだと」

P「ハルニーをすることで、俺は春香をトップアイドルに育て上げることを神に誓っているんだと」

律子「……誓い」

P「ああ、誓いなんだ」

P「律子は春香に誓っただけなんだよ」

P「自分の一生を捧げて、幸せにするってな」

律子「……じゃぁ、私は」

P「そうだ。死んじゃダメだ」

P「お前の命はもう、春香のものなんだからな」

律子「……そう、ですね。死ぬくらいなら、春香の幸せのために魂燃やすべきですよね」

律子「プロデューサー殿。ありがとうございました。私、これからも春香のために尽くしていきます」

P「ああ、それでこそハルニストの律子だ!」


真美「ふぅ、いっけんらくちん?」

亜美「みたいだね→」

P「それで、お前らはどうするんだ?」

亜美「亜美達は、ねー?」

真美「ねー? リボンがあったらアレしかないっしょー」

律子「アレ?」

真美「そっ、アレ」

亜美「その名も」


亜美真美「ハルニーゲーム!」


P「ハルニーゲーム……だと?」

亜美「ピヨちゃんからゆきぴょんの次に妄想力が高いと言われた力」

真美「見せてあげようじゃぁ、あ~りませんか」

亜美真美「んふっふ~♪」


律子「待ちなさい、具体的には何をしてるのよ」

真美「お互い裸になって向き合って」

真美「はるるんのリボンの端を咥え合う」

亜美「そしたら、相手の大事なとこに手を伸ばして」

亜美「弄りながら、はるるんのリボンをぺろぺろくちゃくちゃするだけ」

P「自分では弄らない……だと?」

P「ま、まさかお前たちは!」

亜美「兄ちゃんは解っちゃったか」

真美「そだよ。自分ではない誰かに弄って貰う事で」

真美「それをはるるんの手だと思い込むことができるのさ!」

律子「な、なんてことを……」

亜美「それじゃぁ……ハルニーゲーム。開始だよ」


亜美「亜美、はるるん、真美っていう風に並んで」

亜美「はるるんは最初はちょっと嫌そうなんだよね」

【春香「ねぇ、やっぱりだめだよ……」】

真美「だから、はるるんを発情させるのさ」

真美「耳たぶをパクッって咥えるんだよ」

真美「そうすると、はるるんはビクッってなって真美達を見ようとするんだけど」

亜美「耳たぶを咥えられてるせいで、顔が動かせなくて」

亜美「ちょっと不安そうに言うんだ」

【春香「な、なにするの……? 止めてよ……怖いよ」】

真美「だから、真美は耳たぶを放して、耳元にふーってするの」

【春香「ひっ」】

亜美「ビクッってなったはるるんだけど、亜美は追撃しちゃうのさ」


亜美「真美と同じように、耳元にふーって」

【春香「ふあっ」】

真美「少しだけ赤くなったはるるん」

真美「だから、今度はダブルアタック」

亜美「両方同時に、ふーってやるんだ」

【春香「ひゃぁぁぁっ!」】

真美「一際大きい声を上げたはるるんは」

真美「ゾクゾクしたんだろうね」

真美「自分の体を抱きしめようとするんだよー」

亜美「でも、させない」

【春香「亜美、真美、止めてよ、放して」】

亜美「亜美達がはるるんの手を掴んで」

亜美「それを大事な所に押し当てるようにしながら、股で挟む」

真美「そうすると、はるるんは指さえも動かさなくなっちゃたんだよね」


真美「放して欲しいんでしょ? なら、指をうごかして?」

真美「真美がにこっと笑いながら言うと、はるるんは首を振っていうんだ」

【春香「やだ……できないよ……」】

亜美「とーぜんだよね」

亜美「指をちょっと動かしたら、亜美達の中に入りそうな感じだったんだから」

亜美「だけど、亜美達はそれじゃつまらないから」

亜美「はるるんの手を背中側まで通して、後ろ手に掴んだんだ」

P「鉄棒のプロペラやるときの姿勢から片手を後ろに回した感じだな」

真美「そう、それ。でね? はるるんに急接近するんだけど」

真美「そうすると、はるるんは真美たちを見るの」

【春香「ダメだってば、こんなのおかしいよ」】

亜美「でも、止めない」

亜美「亜美達ははるるんの腕に擦りつけながら、自分の大事なとこを刺激することにしたんだんだよね」


律子「あんたたち服着てるの? 来てないの?」

亜美「律っちゃんはこれだから低妄想力っていわれるんだよね→」

律子「な、なによ……アンタ達が言わないから」

真美「言われなきゃ解らない時点でそれはもう……素人なのさ」

律子「っ……」

P「律子は腑に落ちないみたいだぞ」

P「教えてやるといい」

真美「ちかたないなー。一度しか言わないよ?」

真美「言葉にはない部分を想像するから、妄想なんだよ」

亜美「律っちゃんがしてるのは、亜美達の妄想の想像」

亜美「想像であって、妄想ではない。だから……解らないところが出ると萎えちゃう」

P「服装は好きに妄想しろってことだ。律子」

P「全裸でも、下着でも、衣装でもいい」

P「春香の両腕に亜美真美が跨って陰部を刺激してる。そのシチュ以外は……お前が妄想するんだ」

律子「……やってみます」


真美「えーっと」

真美「そんでね、次第にクチュクチュってエッチな音がし始めて」

真美「真美達の呼吸も荒っぽくて、熱っぽいものになるんだよね」

亜美「それを、亜美達ははるるんの耳の吹きかける」

【春香「ふぁぁっ」】

亜美「なんと、はるるんがあげたのはえっちぃ声なのだ」

真美「エッチな音、亜美達のエッチな息使い」

真美「そのせいで、はるるんも体が勝手に熱っぽくなっていくってわけさ」

律子「熱いものに囲まれてると、中心も熱くなるからね」

亜美「そゆこと、でね? その熱っぽさに亜美は言ってあげるのさ」

亜美「はぁっはぁっ、はる、るん……一緒に、気持ちよく……なりたい?」

真美「そこに真美が合わせるんだよね」

真美「はるるんが……はぁ、はぁっ……真美達気持ちよくしてくれれば……」

真美「真美達が、はるるんのこと……気持ちよく、するよ……? って」

P「迫真の演技っ!」


亜美「はるるんは黙り込んで」

亜美「亜美たちの息遣いと、えっちぃ音だけが響いていく」

律子「ゴクッ.......」

真美「そう、それだよ、律っちゃん」

律子「え?」

真美「はるるんは生唾を飲んじゃったんだ」

真美「気持ちよくなれるって考えて……ゴクッって」

【春香「ぁ、い、今のは違う、違うから……」】

亜美「必死に否定しても、もうだめだよね」

亜美「だって、顔が恥ずかしさで真っ赤っか」

P「エッチな考えしてるっていうのは明白だもんな」


真美「そこで言うのさ」

真美「今は真美達だけ。はるるん、エッチ……しよっ? って」

真美「耳元で囁くようにね」

亜美「それではるるんはまたゴクッってしちゃったんだよね」

亜美「そして、観念したのか頷くんだけど……にひひっ」

P「うわっ嫌な笑顔」

律子「な、なにしたの?」

真美「ううん、させただけだよー?」

真美「ただ、はるるんにお願いを。ね?」

亜美「うん、それだけだよ」

亜美「頷くだけじゃ解らないよ。口で言ってって」

律子「ッ!」ゾクッ

P「春香に……言わせるのかッ!? あんなことや、こんなことをッ!」


真美「真っ赤になったはるるんは」

真美「亜美と真美を交互に見て、ちょっと泣きそうな目をしたんだ」

【春香「い、言わなきゃ……ダメ?」】

亜美「だけどね、亜美達はそこまで優しくないから」

亜美「うん、ダメ。言わないなら亜美達だけが楽しんで終わろうかなって返すと」

【春香「ま、待って。解った、このまま放置は嫌だよ……」】

真美「切なそうに言ってきて」

真美「少しだけ、はるるんは考えて、ぎゅっと目を瞑ってね。言ったんだ」

【春香「お願い、私も気持ちよくして……私も、したいよ……」】

亜美「本当はえっちな言葉を言わせたかったけど」

亜美「はるるんはそれだけでも死んじゃうんじゃないかってくらい真っ赤でさ」

真美「仕方ないからそれで許してあげて」

真美「一緒に……くちゅくちゅと」


律子「アンタ達……恐ろしい妄想するのね」

P「春香に言わせる……か、中々良いな」


律子「って、営業前になんでこんな話してるのかしら……」

真美「ちょっと発散してかなきゃ不味いよねー」

亜美「そだねー。早めに出てどっか寄り道しようよ。律っちゃん」

律子「……そうね。それでは、プロデューサー殿」

P「ああ、気をつけてな」

律子「くれぐれも、春香のロッカーは漁らないように」

P「ああ、解ってるよ」


ガチャッ


P「ふぅ……」

P「みんな色々と凄いんだなぁ」

P「亜美真美のやつは結構参考になったぞ」


30分後


真「おつかれさまです、プロデューサー!」

小鳥「お疲れ様です。プロデューサーさん」

P「おっ、小鳥さんどこ行ってたんですか?」

小鳥「買い出しです。ただ、色々といい物を見ちゃって……ついつい長引かせちゃって」

真「ボクがそんな小鳥さんを見つけて、連れてきたんです」

P「なるほど……それでなんですけど」

小鳥「はい?」

P「春香のリボンが目の前にあったらどうします?」

小鳥「私は普通にハルニーしますよ?」

真「ボクは……そうですね。腕か足に巻くかもしれないですね」

小鳥「あら、真ちゃんは健全な思考なのね」


真「ハルニストだからって、なにも春香を性的にあれこれするつもりはないですよ」

真「ボクとしては、春香が傍にいてくれるように感じられるのが一番ですから」

P「律子と同じようなこと言ってるけど」

P「真はガチでそういう正常な考え方だよなぁ……なんでだ?」

小鳥「多分、運動で性的要求を発散できちゃってるんじゃないですか?」

P「なるほど……」

真「ダメですか?」

小鳥「ダメなわけじゃないわ」

小鳥「でも、それだとほかのハルニストから置いてきぼりにされて」

小鳥「春香ちゃんの傍にいられなくなっちゃうかもしれない」

真「そ、それは困ります!」

P「ということでさ、少しお勉強するために雪歩に会いに行こう」

真「え、雪歩ですか?」

小鳥「ふふっ雪歩ちゃんと私で真ちゃんに教えてあげるわ。春香ちゃんの み り ょ く ♪」


ガチャッ


……。

…………。

………………。


ロッカー「」ガチャッ


春香「……………」

春香「……………」

春香「……辞めようかな。この事務所」


終わり


ハルニストはハルルニウムがないと死にます

真だけ思いつかなかったので逃げました、すみません

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年01月05日 (金) 19:16:00   ID: cP0ILag8

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