艦これShort Story (3)

男の子「せんせぇ!はやくー!」

女の子「こっちこっち!!」キャッキャ

??「もう、こら待ちなさい。ちゃんと前みないと危ないわ」

男の子「わかってるよー」キャッキャ

海が見える小さな丘に、子供が二人と女の人がいた。子供たちは楽しそうにはしゃぎ、せんせぇと女の人を急かしている。
せんせぇらしき人は保母さんのようで可愛らしいエプロンつけている。彼女の顔は困っていながらも暖かい。
そうこうしていると、彼女が子供達に追いつく。子供たちが挟んで真ん中に保母さんが入り両手で子供たちの手を握る。
今度は逃がさない様に。っと強めに握り、腰を落とし捕まえたという顔で子供達を見ている。
けれども、こどもたちは保母さんの顔を見ていない。あれ?という表情。子供の全てを奪われている方を見てみる。碧い、広い、きらきら、風。海だ。

女の子「うわぁ!!すっごーい!うひみろいよ―――!」

男の子「でけぇ―――!!」

??「ほんとね…きれい」

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