支援だわっしょい

はよしろわっしょい

はよはよわっしょい

わっしょいわっしょい

男「ねえ」

お嬢様「はうっ！？」

男「これ落ちてたけど、君の？」ﾋﾗｯ

お嬢様「ハ、ハンカチ･･･？」

男「君の？」ｽﾞｲｯ

お嬢様「な、なに？そんなに性急づい」

男「君の？」ｽﾞｽﾞｽﾞ

お嬢様「ひっ！ち、違うわ！」

男「そうか。それじゃねー」ﾀﾀﾀ

お嬢様「･･･」

お嬢様「･･･落とし物をすれば寄って来ると」ﾒﾓﾒﾓ

お嬢様「我、教訓を得たり」

お嬢様「あの子がほしいなぁ･･･」

執事「おやおや･･･お嬢様、何をお嘆き遊ばせなさっているのでしょうか」

お嬢様「執事、あの子が見える？」

執事「はい」

お嬢様「あの子が欲しいのだけれど･･･」

執事「ほう･･･つまり」

執事「人買いをご所望なさっているのですね？」

お嬢様「は？」

執事「ボッチを拗らせると性格が曲がる、ということでございますが」

執事「それに加えて金も権力もあるお嬢様ならではのお悩みですな、ほっほっほ」

お嬢様「ぼ、ボッチじゃないわよ！」

執事「おやおや(笑)」

お嬢様「ぐぬぬ」

ﾎﾟﾄｯ

男「今筆箱落とした」ｽｯ

お嬢様「あ、ありがとう･･･///」



ﾎﾟﾄｯ

男「さっき髪飾り落としてた」ｽｯ

お嬢様「ど、どうも･･･///」



お嬢様(し、しまった･･･落とすべき落とし物がない･･･！)ｱｾｯ

執事「札束など･･･いかがでございましょう」ﾇｯ

お嬢様「わっ！？そ、そんなもん持ち歩いてるわけないでしょ！」

執事「教師陣にばらまく賄賂を常に懐に忍ばせていると思っておりました。申し訳ございません」

お嬢様「あなた私を何だと思ってるのよ･･･」

お嬢様(な、なんだかこのままの関係だと自分の大切ななにかまで落としそうな気がする･･･)

お嬢様(自分のものにしたければ･･･まずはお友達にならないと！)

執事(それでしたらお友達料が発生いたしますね)

お嬢様(私の中に土足で入るな！)

お嬢様(そしてお友達料って何よ)

執事(お友達料をお納めになると、お友達を演じていただけるのでございます)

お嬢様(それってほんとに友達なの？)

執事(せんえつながらお友達という単語の見すぎでゲシュタルトが崩壊してまいりました。お答え致しかねます)

お嬢様(自爆してるじゃないの･･･)

お嬢様(まずは･･･話す事から)

お嬢様(聞くは一時の恥よ！)

執事(それも一つの用法なのでございましょうか)

お嬢様「ねっ、ねえ！」ﾀﾞｧﾝｯﾌ!

男「どうしたの？そんなに荒々しく机を叩いて」

お嬢様「･･･」ﾌﾙﾌﾙ

男「？」

お嬢様「･･･」(何話すか考えてなかった･･･！)ﾌﾙﾙﾙﾙ

お嬢様「･･･」(ついでにはずかしすぎて目を合わせきれない！)ﾌﾙﾘﾗﾗ

男「ん？外見てどうしたの？」

男「あっ･･･」

男「雪、降ってるね」

お嬢様「えっ･･･？」

男「初雪だね。通りで寒かったんだよ」

男「これを教えてくれたかったんでしょ？ありがとう」ﾆｺｯ

お嬢様「い、いえ･･･それほどでもある･･･///」

お嬢様「～♪」

執事「お嬢様がお喜びでございますね」

執事「本日は仏滅でございますのに、それも踏まえて更に縁起が悪うございます」

お嬢様「私は疫病神がなにか？」

執事「13日の金曜日は先日でございましたよ？」

お嬢様「私は殺人鬼かなにか？」

お嬢様「あの子に笑顔を向けられたのよ！」

執事「なるほど･･･」

執事「きっと憐憫を含んだ笑顔だったのですね。その方は仏かなにかでございましょう」

お嬢様「あなたの中の私ってなんなの？」

執事「ボッチでございます」ﾍﾟｺﾘ

お嬢様「･･･」

執事が良いキャラしとるw支援！

支援

お嬢様「あの子をどうしたら私のものにできるかわかる？」

執事「それを私めにお聞きなさるのですか」

お嬢様「だっｔ」

執事「皆まで言わずとも承知しております」ﾆｯｺﾘ

お嬢様「･･･」

執事「そうでございますね･･･いきなり自分のものというのもだいぶ飛躍しすぎている気がいたします」

執事「まずはお友達からではございませんでしたか？」

お嬢様「じ、じゃあお友達になる方法でいいわ！」

執事「ふむ、でしたらまずこの白い布を顔にお巻きください」

お嬢様「こう？」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

執事「はい。次に人差し指を立てて、肩の前あたりに掲げてください」

お嬢様「こうかしら」ﾋﾟﾀｯ

執事「･･･」ﾊﾟｼｬﾘ

執事「編集･･･ｹｰﾝﾁﾞｸﾝ、ｱｰｿｰﾎﾞ･･･と･･･クックックッ」ｸｽｸｽ

お嬢様「ち、ちょっと何撮って･･･うわっ！」ｽﾞﾃｰﾝ

ふむ

④

うん

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