美琴「食蜂操祈が能力を悪用したおしおきに電撃流したら失禁した」 (147)

【常盤台中学校・図書館】

食蜂「あらぁ御坂さん☆」

美琴「・・・チッ」イラッ

食蜂「あらぁ?どうしたのぉ御坂さん?ご機嫌ナナメかしらぁ?」

美琴「・・・うっさいわねえ。どっか行きなさいよ」

食蜂「んー、今日は御坂さんにお話があってぇ」

美琴「はい?」

食蜂「派閥がどーのこーの」

美琴「そんなの知らんどーのこーの」


美琴「ああもう!鬱陶しいわねえ!」ビリッ

食蜂「やだぁ、怒ったらダメよ御坂さん?」ピッ

生徒『』スッ
生徒『』スッ
生徒『』ガタッ

美琴「・・・!」(図書館内の生徒全員を操った!?)

食蜂「あなたにはおとなしくしていて欲しいんだゾ☆」

美琴「おい。学園内で生徒に能力使っていいと思ってるの?」ビリッバリバリ

食蜂「そんなの、私の改竄力を持ってすれば関係ないわぁ」ニヤ

美琴「・・・あっそ。マジで頭にきたわ・・・!」バリバリバリバリバリバリ!

食蜂「!!?」

美琴「ちょっと的になってチェイサー」

食蜂「後ろだ」トンッ

美琴「ヴ!?…」

食蜂「小娘が、甘いわ」

食蜂の取り巻き「御坂様。能力をどうか使わないようお願いします」
食蜂の取り巻き「周りの無関係の生徒が見えませんか?」

美琴「無関係の人間巻き込んでんのはそっちでしょうがっ!!」バリッ

食蜂「あなたたち、御坂さんを挑発しないで・・・」

取り巻き「しかし女王・・・」

食蜂「いいのよ。どうせ手だしなんて・・・きゃっ!?」

ビリッ!

食蜂「なっ、御坂さん、あなた・・・!」

美琴「どうしたのかしらぁ?食蜂さん?あなたもやってる事でしょう?」
美琴「学園内での他者への『能力使用』!!」バリバリバリバリ

食蜂「・・・!!」

取り巻き「貴様っ!!」
取り巻き「女王、ご無事ですか!?」
取り巻き「こうなったら・・・」キィィン

美琴「動 く な ぁ あ ッ!!!」バリバリバリバリバリバリ!

食蜂「!!!」

美琴「動くな。能力も使ったらダメよ?そんな事したら・・・」ビリッ

食蜂「きゃっ!」ビリッ

美琴「こいつ、黒コゲにしちゃうからね?」ビリビリ

食蜂「んぁっ、や、やめっ、御坂さっ・・・!」ビリビリビリビリビリビリ

取り巻き「や、やめろ!」
取り巻き「自分が何をしてるかわかってるのですか!?超電磁砲!?」

美琴「ええ、もちろんよ?」ビリビリバリバリ

食蜂「あっ、ああ〝っ!やめ・・・しびれ、痛いぃ・・・」ビクビクっ

取り巻き「女王っ!!」

美琴「動くなっつってんでしょう!!」バリッ

取り巻き「ヒッ!」びくっ

美琴「あんたたちはそこで棒立ちで見てなさい。あんたたちの女王がどんな風にのたうちまわるのかを、ね」にこっ

バリバリバリバリバリバリバリバリ

食蜂「いぎゃあああっ!?やめてぇ!やめて御坂さあああん!!!」ビリビリビリビリ

取り巻き「女王っ!女王ーっ!」

美琴「あははははっ!いい姿ねぇ心理掌握?」ビリビリビリビリバリバリ

食蜂「ああっ!あああ!いだぃいいっ!!」びくんびくん

取り巻き「も、もうやめてください御坂様っ!お願いです!」
取り巻き「ごめんなさいごめんなさい!やり過ぎました!許してくださいっ!!」
取り巻き「女王を離してぇ!お願いしますからぁ!」

美琴「あはは、そう言うわりに誰もかかっては来ないわけ?」ビリビリバリバリ

ガクガクブルブル

美琴「・・・ああ、足がすくんで動けないのか」ピタッ

食蜂「・・・あぅ」バタッ

取り巻き「女王っ!」ダッ

美琴「・・・動くなってんでしょうが?」バリッ

食蜂「ぎゃあっ!」ビクッ

取り巻き「ヒィッ!」

美琴「まだ動いていいなんて言ってないでしょー?」バリッビリビリ

取り巻き「す、すみません・・・」ガタガタブルブル

美琴「そ。謝ればいいのよ。許してあげる」にこっ
美琴「・・・でも、こいつはまだ謝ってないのよねえ」ギロッ

食蜂「う、うぅ・・・」びくんびくん

美琴「操った無関係の子たちも解放してないし。本当にこのまま※しちゃおうかしら?」ビリッ

食蜂「きゃうっ!」びくんっ

美琴「ほら、立ちなさいよ」ぐいっ

食蜂「ううっ、痛い・・・」

美琴「心理掌握・食蜂操祈。あなたに罰を与えるわ」

食蜂「ば、罰・・・?私は、罰なんて受けるような事ぉ」

美琴「わからないならわからないまま罰されなさい」バリバリバリバリバリバリ

食蜂「ああぁああっああああっ!!やめでぇえええええっ!!」ビクビクビクビク

美琴「あははは!カエルみたいよ食蜂?あはは!!」ビリビリバリバリビリビリ

食蜂「いぎゃあああああ〝痛いいいい〝!!」ビクビクビクビクビクビクビクビクン

取り巻き「ひ、ひいっ!」ガクガク
取り巻き「やだぁ、もうやだよお・・・」ブルブル

美琴「ちょっとそこのー。私はこいつがのたうちまわる姿を見ろって言ったのよ?」ギロッ

取り巻き「や、やぁ・・・」ブルブル
取り巻き「お、お願いしますっ!許してぇ!」ブルブル
取り巻き「みますっ!見てますからぁ!」ガタガタ

美琴「そうよ。よく見てなさい、あなたたちの女王様をね」にこっ

ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!

食蜂「ああああああああああああああ〝っ!!!」ビクンビクンビクン!

美琴「どう?反省したかしら?」

食蜂「いだいのぉおっ!からだがぜんぶしびれでいだいのおッ!」ビリビリビクビク

美琴「あははっ!そうでしょうね。レベル5の電撃なんて痛いに決まってるわよねー」にこにこ

食蜂「やめでえっ!もうでんぎどめでぇみさかざぁーん!!」びくんびくんびくんびくん

美琴「そう?なら早く謝ることね。でないと・・・」バリバリビリビリッ

食蜂「いぎぃいいいいいっ!!!」ビクビクビクビク

美琴「・・・死んじゃうわよ?」ボソッ

食蜂「ヒイッ!?」ジョボッ

シャアアアアアアア ビチャビチャビチャビチャ

美琴「えっ?・・・あははっ!あははは!」ケラケラ

食蜂「ひ、ひうっ、あ・・・ああ・・・!」ブルブルガタガタ

取り巻き「じょ、女王・・・?」

美琴「あははは!あはははははは!」ケラケラケラケラ

食蜂「ぁ・・・あぁ・・・」ブルブルブルブル

ジョボボ、ジョロロロロ

取り巻き「女王っ!女王っ!」バッ
取り巻き「み、御坂様!今日はこれで失礼しますっ!」ササッ

美琴「ええ、いいわよ。あははっ!いっぱい笑わせてもらったしねー」ケラケラ

食蜂「わ、私は・・・私、こんな・・・ぁ」ブルブルガタガタ

美琴「でもねえ食蜂。あなたへの罰はまだ終わらせるつもりはないわよ?」ビリッ

食蜂「ヒィッッ!!」ビクビクブルブル

取り巻き「女王っ!気をしっかり保ってください女王!」ゆさゆさ

食蜂「やめてえっ!もう電気いやぁ!ビリビリやめでえっ!!」バタバタバタバタ

美琴「いいわよお?ただし、あなたが二度と能力を使わないと誓うなら、ね?」にこっ

取り巻き「なっ!?そんな事が出来るわけ・・・!」

美琴「あ?」バリッ

取り巻き「ヒッ!?」びくっ

美琴「いいわね食蜂?今後二度とよ」バリバリバリバリ

食蜂「~~っ!~~~~っ!」ブルブルブルブルガタガタブルブル

美琴「あなたの動向は今度からしっかりチェックする事にするわ。もし今度能力を使うような事があれば・・・」バリッ

食蜂「ひぃぃぃいいぃいっ!?」ガクガクブルブルガタガタブルブル

美琴「じゃあね操祈。あ、図書館にいた無関係の生徒の能力を解除するのは、制限に含まない事にしてあげるわ」にこっ

食蜂「ぅ、うぅ、うぐぅ~~っ!」ブルブルブルブルブルブルブルブル

取り巻き「女王・・・」

美琴(翌日から食蜂操祈は学校に来なくなった)

美琴(あの図書館の翌日も、その翌日も、そのまた翌日も、食蜂操祈は学校に来ない)

美琴「操祈が学校に来なくなった・・・」

美琴「・・・。」

【食蜂操祈のマンション】


食蜂「うっ、ううっ・・・」ぐすっ

食蜂「あ、あんな、多勢が見てる前で・・・うぐぅ」しくしく

食蜂「御坂、御坂美琴・・・!絶対に許さないわぁ」ぐすっ

食蜂「うぅ、うっ、」ひっく、ぐすっ

携帯『ピロロロロ♪』

食蜂「ひっ!」びくっ

食蜂「だ、誰よぉ、こんな時に電話なんてぇ」

ピッ

美琴『もしもーし?』

食蜂「きゃあっ!?」ポイッ

ガチャンガチャカラン

美琴『いった!?耳ッ!キーンって!ああもう!あんた電話投げたでしょ!?』

食蜂「あっ、ああっ!ああっ!?」バタバタバタバタ

ピッ

食蜂「ど、どうして御坂さんが私の携帯の番号知ってるのよぉ!?」

携帯『ピロロロ♪ピロロロ♪』

食蜂「ひゃあっ!?」ビクッ

食蜂「どうしてまたかかってくるのぉ!?」

食蜂「も、もう無視よ!電源切っちゃえばいいのよぉ」

ピッピ

ピロン

食蜂「とりあえず、これでいいわね・・・」

携帯『ピロロロ♪ピロロロ♪』

食蜂「ヒッ!」びくっ

食蜂「な、なんでぇ・・・?」

食蜂「なんで、電源落とした携帯が鳴ってるのぉ!?」ブルブルガタガタ

『ピロロロ♪ピロロロ♪』

食蜂「早く、早く鳴り止んでよぉ・・・」ブルブルガタガタ

『ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪』

『ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪』

食蜂「・・・うぅ、ううっ」ブルブル

『ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪ピロロロ♪』

食蜂「ちゃ、着信拒否っ!」ガタッ

食蜂「着信拒否すればっ、もうかかってこないはずよぉ」

ピッピ、ピロン

食蜂「ふぅ。これでもう御坂さんと関わる事なんて・・・」


ジ、ジジッ

食蜂「・・・えっ?」

CDラジカセ『・・・ちょっとー。ジッ 電話出なさいよー ザザッ』

食蜂「うわぁっ!?」ガチャン

食蜂「な、なんでぇ!?」ガタガタブルブル

CDラジカセ『アンタまだラジカセとか使ってんのね。以外だわー。ジッ』

食蜂「み、御坂さんなのぉ・・・?」

CDラジカセ『そうよ?ザアー 私意外にこんなのできる人間いる?』

食蜂「い、いない、わよぉ・・・」

食蜂(こっちの声も聞こえてるのぉ!?)

CDラジカセ『なら、私から逃げても無駄だってわかってるわよね?』

食蜂「ひいっ!?」ガタガタブルブル

食蜂「こ、コンセントっ!コンセントを抜けばぁ!?」ガチョン

CDラジカセ『ザァー だから無駄だってば』

食蜂「ううっ、いやぁ・・・」ブルブル

CDラジカセ『どうして学校こないわけ? ジジ アンタが来ないと私がアンタをイジメたみたいに ザザァ』

食蜂「いやぁ!!」

バキッ

食蜂「えいっ!ふんっ!やぁっ!!」

バキッドカッメキッ

食蜂「・・・ハァハァ」ゼェーゼェー

食蜂「なんで御坂さんが・・・私の家を知って・・・」

テレビ『ちょっと!何やってんのよ!?』ザザ

食蜂「ひいぃいいっ!?」ビクビク

テレビ『家電をむやみに壊すのは感心しないわね。ジッ もったいないじゃない』

食蜂「ど、どうして私の家を知ってるのよぉ!?」

テレビ『そんなの、学校のデータベースに侵入したに決まってるじゃない ザザッ』

食蜂「!!?」

テレビ『アンタが学校側に申請して一人暮ししてるのも、そのマンションに住んでるのも知ってるわよ』

テレビ『ザァー アンタは自分の能力を評して改竄力が高いみたいに言ってたけど、私に言わせれば大したことないし、ね』

ザァッァア

食蜂「なっ、なっ・・・!」ガタガタブルブル

テレビ『ともかく ジー アンタが学校来ないと私が悪役みたいになっちゃうじゃない!』

食蜂「そんな事言ったってぇ・・・!」ビクビク

食蜂「あなたが私に電流を流すのが悪いのよぉ!」

テレビ『それは、アンタが誰彼構わず能力使うからでしょ?』

テレビ『ッザッ アンタには当然のお仕置きだと思うけど?』

食蜂「そんなのってないわよぉ」ポロポロ

食蜂「あんなに痛くて痺れるの・・・もう二度とごめんよぉ」シクシク

テレビ『ずいぶん自分勝手な ジジ 言い分ね』

テレビ『アンタに操られた人の中には、もっと辛い目にあった人間もいるでしょうに』

食蜂「そっ、そんなの・・・」

食蜂「そんなの、知らないわよぉ!」ポロポロ

ザァアアアアアアッ

テレビ『ザッァアア ハァ、まだそんな事言うわけね』

ザァアアアアアアアアアッ

テレビ『ならいいわ。ザァ なら、一生その部屋に引きこもってなさい』

食蜂「ヒッ!」びくっ

食蜂「ちょっとぉ!いつ私を解放してくれるのぉ!?」

テレビ『解放?しないわよ。そんなもの。ザザ』

食蜂「は、はぁ!?」

テレビ『屁がとまらんwwwwwwwブボバボボボォォォブリュリュリュリュwwwwwwwミチミチwwwwwwwブッシャァアアブボボボボwwwwwwwwwwwwww』

食蜂「wwwwwwwwwwwwww」

テレビ『好きに生きればいいわ。学校を中退するのも自由だし。また復学してもいいわ』

テレビ『ザザー ただし、能力を使う度に、私はアンタに罰を与える』

食蜂「!!」ビクッ

食蜂「ば、罰、って、なんなのよぉ?」ビクビク

テレビ『罰は罰よ』
オーディオ『ザッ 罰は罰よ』

食蜂「ひゃあっ!?」ビクッ

オーディオ『うんちがとまらんwwwwwwwブボバボボボォォォブリュリュリュリュwwwwwwwミチミチwwwwwwwブッシャァアアブボボボボwwwwwwwwwwwwwwバビャビャビャビョボボォオオオwwwwwww』

テレビ『wwwwwwwwwwwwww』

テレビ『学校に来ている時は電撃』

インターホン『ジッ 。来なければ、それ以外で』

オーディオ『罰を与える。罰を与える』

食蜂「な、なんなのよこれぇ!?」

パソコン『私はアンタに罰を下し続ける ザザザー』

テレビ『罰を下し続ける』

オーディオ『アンタに罰を下し続ける』

インターホン『罰を下し続ける』

食蜂「や、やめ・・・」ガタガタブルブル

食蜂「ひいっ!で、電撃以外の罰ぅ・・・?」ブルブル

インターホン『ピンポーン』

食蜂「ひゃあっ!?」ブルブルガタガタ

インターホン『ああ、宅配便ですね?どうぞ中へ』

宅配業者「うぃーす」

電子ロックドア『ガチャ』

食蜂「で、電子ロックのドアが・・・!?」

テレビ『シッ、声出さないで。ややこしくなるから』

インターホン『荷物は玄関に置いておいてください。サインはネット上のIDパスワードサインでお願いします』

宅配業者「うぃーす」ピピ

インターホン『はい。そちらのサイト上で荷物の受け取りを承認しましたよ。ご苦労様です』

宅配業者「うぃーす」

ガチャ、バタン


食蜂「な、なんなの・・・!?」

テレビ『別に?ただ、あなたが一生学校にも来ないでここに引きこもるつもりだとしても、
今みたいに私が食べ物とか届けてあげるわよ』

オーディオ『私がちゃーんと面倒見てあげるからね』

食蜂「や、やめてぇ・・・」ブルブル

テレビ『さて、荷物の件だけど、アンタに私からプレゼントよ』

食蜂「・・・わ、私に・・・!?」ブルブル

テレビ『玄関に行って開けて見ればいいわよ。ザザ』

食蜂「・・・。」のそのそ

ゴソゴソガサガサ

食蜂「・・・インスタントのポップコーン?」

テレビ『そうよ』ザァァ

食蜂「これがなんだって言うのよぉ?」

テレビ『アンタ、そういうの食べた事ある?電子レンジとかIHで調理するんだけどさ』

食蜂「み、見たことくらいあるわよぉ・・・」

テレビ『そう。ならいいわ。ザアアアア』

食蜂「??」

ポンッ!ボンボンボンッ!!

食蜂「ひぃっ!?」ドサッ

ポップコーン『ボンボンッ!ポンッ!』

食蜂「なっ、なぁっ!?ポップコーンが勝手にぃ・・・!?」ガタガタ

テレビ『ザァァ わかったかしら?』

食蜂「ちょっとぉ!?どういう事よぉ!?」

ポップコーン『ボンボッ!ボン!』

テレビ『別に?ただ、遠距離で電撃を流すのは大変なんだけど、マイクロ波は比較的簡単に操作出来るって証明よ。ザー』

食蜂「・・・マイクロ波なら、操作できり・・・?」ゾクッ

テレビ『ええ、そうよ。私がその気になれば、学園都市すべての土地をまるごと電子レンジに変えられるってお話よ?』

食蜂「・・・ヒッ!」ブルブルガタガタ

テレビ『まあ、近くに電子機器があった方が簡単なんだけどね。ザザ』

テレビ『アンタ、携帯を使う時は耳に当てるわよね?』

テレビ『その携帯が突然高熱を発して、爆発して死んじゃう妄想ってした事ない?ッザッ』

テレビ『それが現実にならないといいわね。じゃあね!ジジッ』

ブツン

食蜂「ヒッ、ヒィッ!や、やだぁ・・・もうやだぁ・・・!」ガタガタブルブル

食蜂「携帯が・・・爆発?」チラッ

携帯『・・・。』

食蜂「そ、そんな事っ、出来るわけ・・・っ」

ポップコーン『ポンッ、ポコン!』

食蜂「ううっ」ぐすっ

携帯『あ、それとね。ジジッ』

食蜂「ひゃああああああっ!?」ジョロロロ

携帯『明日は学校来なさいよ?』

携帯『来なかったら、どうなるかはわかってるわよね?』

携帯『じゃあね。校門で待ってるから。ジッ』

食蜂「・・・ハァハァ、ゼェゼェ」ぴちゃぴちゃ

食蜂「・・・もうやだぁ」ぐすっ

【翌日】

『明日は学校来なさいよ。校門で待ってるから』

食蜂「ううっ、うぅ・・・」ガクガクブルブル

食蜂「い、行きたくない・・・」ブルブル

食蜂「でも、行かないとまた・・・」ブルブル

食蜂「もうやだぁ・・・」ぐすっ

携帯『ピロロロ♪』

食蜂「ひっ!」ビクッ

携帯『ピロロロ♪ピロロロ♪』

食蜂「昨日の御坂さんとは違う番号?」

食蜂「・・・。」

『携帯が爆発して死んじゃう妄想した事ない?』

食蜂「・・・ひゃぅ」ブルブル

携帯『ピロロロ♪ピロ・・・ピッ』

食蜂「も、もしもし?」ブルブル

??『もしもし?そちら、食蜂様のお電話でしょうか?』

食蜂「・・・そうですが、何か?」

??『はい。こちら学園都市運行タクシーでございます』

食蜂「た、タクシー?」

運転手『はい。御坂様より、この時間にそちらに伺うようにとの仰せでございます』

食蜂「っ!!御坂さんが・・・?」

運転手『ええ!そちらのマンションの入口でお待ちしておりますので、お時間のよろしい時にいらっしゃってください。では』

ピッ

食蜂「・・・。」

食蜂(用意が周到・・・)

食蜂「いいわ。行けばいいんでしょう?学校!」

食蜂(着替え、着替え・・・)もそもそ

食蜂「・・・逃げ出したい」

食蜂「逃げ道、何か、逃げ道を・・・」ブツブツ

食蜂「学園都市の門はすべてなんらかの形で御坂さんが張ってるだろうしぃ」

食蜂「あっ、そうだわぁ」

食蜂「お金さえ積めば、正規のルート意外の脱出手段だってあるはずよぉ?」

食蜂「そうよぉ。一度出てしまえば、御坂さんの監視の目も一旦は外れるはずよぉ!」

食蜂「その後で戻って来て、御坂さんをどうにか封じれば、全部解決じゃない!」

食蜂「そうと決まれば、口座からお金を全部マネーカードに移してしまえば・・・」

カタカタ

食蜂「・・・えっ?」

食蜂「口座が、凍結・・・?」

食蜂「嘘っ、嘘ぉ!?」カタカタ

食蜂「こっちも、こっちの口座も!?」

食蜂「予備や、私名義じゃない口座まで、全部・・・?!」

食蜂「ど、どうしてよぉ!?」ブルブル

食蜂「どうやって調べたっていうのぉ!?」ガタガタブルブル

CDラジカセ『そうよ?ザアー 私意外にこんなのできる人間いる?』

食蜂「い、いない、わよぉ・・・」

食蜂(こっちの声も聞こえてるのぉ!?)

CDラジカセ『なら、私から逃げても無駄だってわかってるわよね?』

食蜂「ひいっ!?」ガタガタブルブル

食蜂「こ、コンセントっ!コンセントを抜けばぁ!?」ガチョン

CDラジカセ『ザァー だから無駄だってば』

食蜂「ううっ、いやぁ・・・」ブルブル

キルア「悪いなゴン」

ゴン「え?」

キルア「壊すぜ!!」

キルア「駄目だ、念でガードしてやがる…」

【常盤台中学校・校門】

食蜂「・・・。」

美琴「あ、やっと来たわね操祈?ほら、遅刻しちゃうわよー?」

ぎゅっ

食蜂「ひゃっ!?」びくっ

食蜂「なっ、なな、何のつもりよ!?」

美琴「何って、腕を組んでるんだけど?」

食蜂「な、何を・・・してっ!」ビクビク


生徒「ちょっとあれ!」
生徒「きゃあ!御坂様と食蜂様が仲良さげに腕を!」
生徒「あの方たち、和解したんですの?」
生徒「これは、常盤台の最大派閥の誕生かしら!?」

美琴「ほら、行くわよ操祈?」

食蜂「さっきから操祈って・・・と言うかぁ、離しなさいよぉ!」

美琴「いや」ぎゅっ

食蜂「や、やめなさいよぉ・・・その、電撃を流されそうで、こわ、怖い、のよ・・・」ブルッ

美琴「流さないわよ。アンタ能力使ってないんだもの」にこにこ

食蜂「は、はぁ!?」

食蜂「あなたが使わないように脅したんじゃないっ!」

美琴「うーん、まあそれはそうなんだけどねー」

食蜂「それに、私の口座!あなたでしょう!?」

美琴「そうよー?なに?まずかった?」

食蜂「マズイも何も!私のお金でしょう!?」

美琴「やぁねー。盗んだわけじゃないわよ。口座を凍結しただけ。何も問題ないわ」

食蜂「あるわよぉ!」

食蜂「私、今日からどうやって生活すればいいわけぇ!?」

美琴「そんなの、私が面倒見てあげるわよ」にこっ

食蜂「・・・ひっ!」びくぅ

美琴「住む場所も私といっしょの部屋にすればいいし、食べ物も私があんたの分まで作ってあげるわよ」にこにこ

食蜂「そ、そんなの、出来るわけ・・・!」ブルブル

美琴「あら?でも、もう転居届けは学校に提出されてるわよ?」

食蜂「えっ?」

美琴「メールでね。あなたの電子署名入りのやつが、ね?」

食蜂「そんなっ!私署名なんて・・・!」

美琴「あんたが入学の時に提出した書類、署名はどうやったか憶えてる?」

食蜂「・・・ネット上で、電子署名したわぁ」

美琴「その時のあんたのサインがまだ残ってたの。
私がそれをコピペすれば、それはもうあんたの意思で署名した書類になるわ」にこにこ

食蜂「そんなの、違法よっ!私の口座といい!部屋のロックを解除したのもっ!!」

美琴「なら訴え出てみる?」ギロッ

食蜂「ひゃっ!」びく

美琴「あんたお得意の改竄力とやらで、証拠を捏造して私を悪者に出来んのかって聞いてんのよ?」バチッ!バリバリ!

食蜂「ひぃぃぃっ!電気はぁ、電気はやめてぇ・・・!」ブルブル

美琴「どうしたの?別にあんたの体に電撃浴びせたわけじゃないでしょう?」バリッ!バチバチ

食蜂「その音ぉ!その音やなのぉっ!」ブルブルガタガタ

美琴「そ。ならやめてあげる」にこっ

食蜂「えっ?」

美琴「その代わり、放課後付き合いなさい。ご飯食べに行きましょうよ」にこにこ

食蜂「そんなの脅迫じゃない!いやよぉ!」ブルブル

美琴「放課後付き合いなさい」

食蜂「・・・うぅ」

美琴「放課後、私に、付き合いなさい」

食蜂「わ、わかったわよぉ」がくっ

美琴「そう!じゃあ待ってるわね~♪」ぎゅっ

食蜂「ひっ」ビクビク


生徒「まぁ、とても仲むつまじそうに///」
生徒「レベル5同士でお似合いですわ」
生徒「あのお二方、そういう関係なのかしら?///」

食蜂(私は、一体どうしたら・・・)

取り巻き「女王っ!」

食蜂「あ、あなた達・・・!」

食蜂(あっ)

『ひ、ひいっ、あ、あうぅ・・・ジョボ、ジョロロロ』

食蜂「うっ、ああっ///」

取り巻き「女王、皆心配していたのですよ?」
取り巻き「連絡を下さらないので、まさか御坂様に捕らえられているのではないかと・・・」

食蜂「あの、その・・・」ブルブル

食蜂(能力を使えないから、この子たちの本音が見えない・・・)ブルブル

食蜂(本当は私を笑ものにして、見下しているんじゃないの!?)

食蜂(もう私に呆れて、見限っているんじゃ・・・)ブルブル

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