妹「お兄ちゃん抱っこしてよーー」 (224)

妹1「お兄ちゃ~ん」ダキ

男「おわ・・・お前高校生にもなって少し子供杉じゃない?」

妹1「ううん。だってお兄ちゃんのことが好きだから!!」

妹1「これくらいぜんぜん普通だよ!」

妹2「兄さん、寝転がってTV見て。少しだらしないよ?」

男「何だようるさいなぁ。お前は俺のこと好きじゃないの?」

妹2「は、はぁ?ばっかじゃないの?兄さんのお弁当もう作らないよ?」

男「はいはい。そうかそうか」

妹2(大好きな兄さんと妹1と一緒にリビングでくつろげる)

妹2(本当に幸せ。ずっとこんな日が続けばいいのに)

妹1(せっかくお兄ちゃんと2人っきりでTV見れてるのに!)

妹1(妹2邪魔だな!どっかいっくれないかな!)

男「んあ・・・もう寝るかな」

男「夜も遅いし」

妹1「そうだねそうだねー」

妹2「もうこんな時間・・私も眠い・・・」

男「お休みー」

妹1「あ!あ!」

妹1「私ね!私ね!お兄ちゃんと一緒に寝る!」

男「えー」

妹1「えーって何よー!」

妹1「意地悪しないでよー」

男「別に意地悪とかじゃなくてさ」

妹1「何何?本当に嫌なの!?」

妹2「妹1ちゃん?私たちもうそんな子供じゃないんだから」

妹2「私が一緒に寝てあげるから。ね?」

男「そうしろそうしろ」

妹1「むー・・・・」

妹2「相変わらず甘えん坊なんだから」

妹1(妹2さえ居なければ押し切れたのに)

妹1(ちゃんとわかってるのかな?こいつ)

妹1(自分がいかに邪魔か)

妹1「お兄ちゃ~ん朝ですよ~」ユサユサ

男「ん・・・ん・・・」

妹1「おにーちゃーん」

男「う・・うう・・」

妹1「おにーちゃんおにーちゃーん」ユサユサ

男「ん・・そ、そうか・・もう朝か」

妹1「うんー起こしに来たよー」

妹1(お兄ちゃんの朝に大きくなるアソコ見にきたよー)

妹1「ふふ・・・なーんて」

男「何か言った?」

妹1「何もだよー」

男「ん~でも、眠いなぁ」

男「・・・・」

男「zzz」

妹1「あーお兄ちゃんまた寝ちゃってるー」

妹1「・・・・」

妹1(ちゅーして起こしたらお兄ちゃん怒るかな?!)

妹(いや、きっとやっても怒られないよね!)

妹1(お兄ちゃん私のこと大好きだし!)

妹「ちゅー」

妹2「兄さーん。おきてー」ガチャ

妹1「・・・」

男「ん・・・妹2・・きてたのかぁ」

妹2「そうだよ。あんまりにも下に降りてこないんだもん」

妹2「どうせまた妹1ちゃんが起こすの苦労しちゃってるんじゃないかと思って」

妹2「見にきたら案の定・・・」

妹2「やっぱり寝てるんだから」

妹2「いい加減おきて。ね?妹1ちゃん」

妹1「あははー」

妹1(邪魔邪魔邪魔邪魔!いい加減にするのはお前の方だよ!あはは)

男「う~ん。わかったよ・・・ムニャ」

妹2「もう!!また寝ぼけた顔して」

妹2「兄さんには困ったね。妹1ちゃん」

妹1「うん!本当だねー」

妹1「困った困ったーあはは」

妹2(妹1ちゃんいつも楽しそうに笑ってる)

妹2(本当に兄さんのことが好きなんだな・・・)

妹1(本当に邪魔で困ってるのはお前だよ-!)

妹1(せっかく私とお兄ちゃん2人の時間だったのにも-!)

男「おーいつものごとく朝ご飯から豪華だな」

妹2「そりゃーそうよ」

妹2「私が朝早く起きて一生懸命作ったんだから」

男「そうかそうか」

妹1「おにいちゃーん。あーんって、してあげる!」

男「えー」

妹1「えーってなにー!嫌なのー!」

男「別に嫌とかじゃないけどさぁ」

妹1「じゃあ、いいじゃないさー」

妹2「こら。2人とも、お行儀良くしなさい」

男「はーい」

妹1「・・・」

男「おー相変わらずおいしいおいしい」パクパク

男「あ・・・」

妹2「もう兄さん・・・だらしない。またこぼして」フキフキ

男「おお・・・ごめんごめん」

妹1「私がふいてあげるー」フキフキ

男「どうもどうも」

妹2「制服に着替えてるんだからこれ以上汚したら駄目だからね?わかった?」

男「はは」

男「相変わらず、お前はオカンみたいな奴だな」

妹2「オ、オカン!?」

妹2「そ、それは!兄さんがだらしないから!!」

男「そんなに怒るなよ」

妹1「あははー」

妹1「あ、ねぇねぇ!妹2ちゃんが母親ならー」

男「ん?」

妹1「私は何かなー」

男「なんだそりゃ」

妹1「だって妹2ちゃんは母親みたいなんでしょ-?」

妹2「もう・・・私は兄さん達の面倒見てるだけなのになぁ・・・」

妹1「だったら、私は-?」

男「え、えーそんな急に言われても」

男「うーん・・・・」

妹2「ちょっと妹1ちゃん

妹1「うーん?」

妹2「別にね?あれは例えであって本当に母親な訳じゃないの」

妹2「だいたい、オカンって・・・兄さん失礼だよ」

妹2「私は・・兄さんのために・・・」イジイジ

男「あはは・・・ごめんごめん」ナデナデ

妹2「もー・・・」

妹1「・・・」

妹1「ふーん」

~登校~

男「今日も快晴いい朝だ」トコトコ

妹1「そうだね。晴れは良い気分ー」

妹1「そんなお兄ちゃんを見て私も元気ー」

男「お、そうかそうか」ナデナデ

妹1「えへへー」

妹2「兄さん?そういえばちゃんと宿題やってきたの?」

男「そりゃあもちろん!」

男「忘れた・・・・」

妹2「はぁ・・・全く・・・」

妹2「もー兄さん?最近忘れすぎ」

男「ん・・・ごめん」

妹2「一回や二回なら謝って済むかもしれないけど兄さんはいつもいつも」

男「あーわかったわかった」

妹2「・・・兄さんは授業が終ることばかり考えて」

妹2「宿題とか全く興味がないんでしょ?」

男「宿題に興味も糞もないだろう」

妹2「あります」

男「あるのか」

妹2「あります」

男「まぁさ!」

男「お前ら俺と同じ学年だろ?」

妹2「うん・・・」

妹1「そうだね!」

男「いつものごとく見せてくれ」

妹1「いいよ!いいよー!」

男「いいの?」

妹1「うん!お兄ちゃんの言うことなら何でもいいよー」

妹1「見せてあげる見せてあげる」

男「やった!」

妹2「ちょ、ちょっと!!妹1ちゃん!?」

妹1「うん?なぁに?」

妹2「そんな簡単に見せたら駄目だよ」

妹1「何でさ?」

妹2「大体妹1ちゃんは兄さんに甘すぎ」

妹2「そんなことばっかりやってたら、兄さんのためにならないの」

妹2「自分で苦労することも覚えないと・・・」

男「あはは・・・妹2は相変わらずケチだなぁ」

妹2「ケ、ケチ?!」

妹1「あははーケチだケチー」

妹2「に、兄さん!」

男「何だよ?」

妹2「わ、私はね?兄さんのことを想って言ってるの!」

妹2「そ、それなのにそんな言い方して!」

男「妹2は俺のこと想ってくれてるの?」

妹2「え?」

妹2「あ・・・・」

妹2「へ、変なところ取らないでよ!揚げ足とりしないで・・・・」

妹2「・・・・」

妹2「別に・・・その・・・私たち兄妹だし・・・」

妹2「そ、そんな想うとか・・・・」ゴニョゴニョ

男「んなことはわかってる」

男「冗談冗談。なぁ妹1」

妹1「あははー」

妹1「妹2ちゃんおもしろいー」

妹2「もうー私ばっかり笑い物にしないで!」

妹1(全然楽しくないし面白くない)

妹1(妹2ちゃん・・頼むからあんまりお兄ちゃんに余計なことしないでね!)

男「おはよっす」

男友「おはよ」

妹1「おはよー」

妹2「おはよう男友君」

男友「!!」

男友「お、お、おはようございます・・・」

妹1「えー?なになにー照れてるのー?」

妹1「あっははは」

妹1「うけるうけるー」

妹2「こら、妹1ちゃん?男友くんに失礼でしょ?」

妹1「はーい」

男友「なぁなぁ男・・・」

男「なんだよ近づいてきて?きもい奴だな」

男友「やっぱさ!やっぱさ!」

男友「かっわいいなぁお前の妹たち」

男「おう。どうも」

男友2「お前あの二人と同棲してるんだろ?うらやましい」

男「同棲?」

男「いやまぁ・・・一緒に住んで入るけど」

男友2「いいなぁ」

男友「やっぱさ!着替えとか見ちゃったりするの?」

男友2「あ!」

男友2「お、俺もそれ気になる!」

男「いや・・・お前ら気持ち悪いから」

男友3「お前ら盛りすぎだって」

男友「お前は興味ないのか?」

男友3「全然ないわ残念ながら」

男友3「それより男?学校帰りケーキ屋よらね?」

男友3「新作のモンブランが良い感じなんだわぁ」

男「いや、いいわ」

先生「それによって・・・この文章で作者は何を伝えたいか・・・・」

男「んあ・・・」

男(やべぇ・・・ぼっとしてたら黒板写すの遅れた・・)

男(よりによって国語かぁ)

男(国語はノート写しとかなきゃまずいなぁ)

男(どしよ・・)

女友「ねぇねえ・・・男君」ヒソヒソ

男「ん?」

女友「もしかしてノート写すの遅れた?」

男「あ、わかった?」

女友「わかるよぉ、男君顔にでるもん」ニコ

男「あ、あははは。そうかな・・・?」

女友「よかったら・・・さ」

男?」

女友「見せてあげようか?」

男「え」

男「いいのか?」

男「マジで助かるんだけど・・・」

女友「ふふ。そう?」

男「うん。お前が隣でよかった」

女友「は、はぁ?なに言ってるの?照れくさいなぁ」

男「いやいや、本当に」

妹2(兄さん・・・隣の女友さんと仲よさそうに喋ってるなぁ)

妹2(どうせ、またノートでも移し忘れて見せてるんだろうけど)

妹2(・・・)

妹2(でも・・なんだろう)

妹2(兄さんがほかの女の子と仲良くしてるの見ると・・・・)

妹2(って、なに考えてるんの!兄妹なのに!変だよねやっぱりこういうの)

妹2「はぁ」

先生「じゃあこの問題を妹2!やってみろ」

妹2「は!はい!」

妹2「聞いてませんでした!わかりません!」

先生「・・・」

妹1(あー!女友ちゃんがお兄ちゃんと仲よさそうにしてるー!)

妹1(もうー鬱陶しいんだよぉ)

妹1(私のお兄ちゃんに色目使っちゃったら駄目!)

妹(お兄ちゃんは私のお兄ちゃんだもん)

妹(取っちゃったりしたら本当にだめだよ)

妹(女友ちゃん)

妹「ふふ」

先生「じゃあ、妹1お前がやってみろ!」

妹「はーい!」

妹「聞いてませんでしたー!わかりませーん!」

先生「・・・・」

男友3(あ、男が女友と仲良くしてんな)

男友3「け・・・」

男友3(楽しそうに話しやがって・・・)

男友3(俺と話すときと全然違うじゃねーか)

男友3「・・・・」

男友3(俺と話すのはそんなに面白くねーってか?)

男友3(・・・クソ)

先生「じゃ・・じゃあ・・・男友3!」

男友3「ああ?」

先生「・・・・・」

妹1「おにいちゃーん」ダキ

男「お、おい・・・お前ここ学校だぞ?」

男「少しは人目をわきまえて」

妹1「んふふーいやー」



男友「おい、あれぜったおっぱいあたってるよな?」

男友2「こっから見て形変わってるし・・・・」

男友3「・・・」

男友3「っち」

男「って・・・あれ?妹2は?」

妹1「ん、掃除だってー!!」

男「そかそか」ナデナデ

妹1「んふふー」

妹1「おにいちゃ~ん」ゴロゴロ

妹1「帰って2人でぇ~・・・」

男「おーい!妹2ー!」

男「掃除終わるまで待ってるから早くしろよー」

妹1「え」

妹2「に、兄さん?別に待ってなくも・・・」

妹2「先に帰ってても良いんだよ?」

男「何言ってんだよ」

男「行きも帰りもなるべく一緒」

男「そう決めたでしょ?」

妹2「・・・」

妹2「・・・う、うん!」

妹2「ありがとう・・・兄さん」

妹2「は、早く終わらせるから・・・」タタ

男「おう」

妹1「・・・・」

妹1「ねぇねぇお兄ちゃんお兄ちゃん」

男「どうした?」

妹1「今日のお昼の再放送のドラマは面白いんだって!」

男「ふ~ん」

男「そういやお前ドラマ好きだもんな」

妹1「違うよーお兄ちゃんとテレビ見るのが好きなのー」

男「そかそか」

男「じゃあドラマはいいじゃん」

妹1「・・・・・・・・・・・」

妹1「むー・・・・」

妹1「かえろうよー」

男「どうしたどうした?」

男「何か用でもあるのか?」

妹1「そういうわけじゃないけどさー・・・」

妹1「むー・・・」

男「何だよ、じゃあいいじゃん」

男「妹2を待っていてやろうぜ」

男「な?」

妹1「・・・・」

妹「わかった!お兄ちゃんが言うならそうするー」

妹1「ただ!ただねー!」

妹1「お兄ちゃんが言うからだよ?」

男「?」

男「何かよくわかんないけど。そうしろそうしろ」




妹2「えっとえっと、掃除速く終わらせないと・・」

妹2「兄さんに迷惑かけちゃう」

チャラ男「あれ?妹2ちゃん掃除一緒なんだ!」

妹2「ん?」

妹2(この人は・・・確かチャラ男君?)

妹2(話が面白くて女の子にもてるって聞いたことあるな)

妹2(私の友達もかっこいいって言ってたような・・・)

妹2(確か兄さんとも仲が良かったはず・・)


チャラ男「へぇ~やっぱ・・・」

妹2「?」

チャラ男「俺実は・・・さ」

妹2「う、うん」

チャラ男「ずっと妹2ちゃんと話してみたいなぁって思ってたんだよねぇ」

チャラ男「マジで」

妹2「どうして?」

チャラ男「いやぁ、だって妹2ちゃん可愛いんだもん」

妹2「え?私がかわいい?」

妹「そんなこと言われたことないんだけど・・・」

チャラ男「んーん可愛いって」

チャラ男「あ!アドレス交換しようよ」

チャラ男「これね?俺のアド」

妹2「あ、あの!」

チャラ男「なんかあったらメールしてよ。ね?」

妹2「は、はぁ」

妹1「おにいちゃ~ん」スリスリ

妹1「私ねーお兄ちゃん大好きー」

男「お、おいさっきも言っただろ?ここ学校だぞ?」

男「少しで良いから落ち着いて」

妹1「んー・・」

妹1「ふふ・・・はーい」

妹1「了解しましたー」スリスリ

男「こらこら、わかったんじゃないのか?」グリグリ

妹1「キャー」

妹2「にーさーん!妹1ちゃーん」タッタ

男「お、掃除ようやく終わったか」

妹1「・・・」

妹1「終わるのはやいねー?」

男「そうか?20分くらいだから普通だろ」

妹2「ご、ごめんなさい。待たせちゃって」

妹2「はぁ・・はぁ・・」

男「はは・・走ってきたのか」

妹1「遅いよー」

妹1「我慢し切れなくて帰っちゃいそうだったー!」

妹2「ああ、ごめんねー2人とも」

妹2「そういえば兄さん?今日のご飯の材料買いたいんだけど」

妹2「スーパー寄ってたら駄目?」

男「ん?」

妹1「えー妹2だけで行ってよー」

男「まぁまぁ、いいじゃないか。」ナデナデ

妹1「えへへー」ニコニコ

男「俺も買いたい物あるし」

妹2「あ、別に無理して私に付き合わなくてもいいよ?」」

妹2「兄さんがほしい物を言ってくれれば私が買っておくから」

妹1「そうしてそうしてー」

男「そういう言い方するなよ」

男「仲良くしなきゃ駄目」

妹1「仲良くはしてるよ!」

妹1「でもでも!早く帰ってお兄ちゃんと遊びたい!」

妹1「ねぇねぇ!帰って二人で遊ぼーよー」

男「わかったから遊ぶから」

男「それと妹2?」

妹2「なに?兄さん」

男「家族なんだから気を使うな」

男「買い物行くんだからさ」

男「家までの荷物もちがいるでしょ?」

妹2「あ、ありがとう」

男「おう」

妹2「や、優しいんだね・・・やっぱり」

男「あ、でもお前は力持ちだから、そんなもんいらんか」

妹2「あ!」

妹2「またそうやって馬鹿にしてー」

妹2「怒るよ!?」

男「あはは・・ごめんごめん」

妹2「はぁ・・・」

男「どうかしたか?」

妹2「・・・」

妹2「ううん・・なんでも・・」

妹2(兄さん・・やっぱり格好いいな・・・)

妹2(兄さん・・・)

妹1(お兄ちゃんなにやってるのさー!)

妹1(優しくする相手は私だけにしてよ-!)

妹1(あー・・・帰って2人で一緒に遊んだほうが絶対楽しいのに!)

妹2「ふんふん♪」

男「あ、にんじん買うの?」

妹2「もちろん!今日はシチューだから」

男「シチューは好きだけど、にんじんさんはなぁ」

妹2「兄さん?好き嫌い多いと大人になれないよ?」

男「嫌いなものは嫌いなんだ・・・しょうがない」

妹2「駄目。嫌いなものが嫌いなままじゃ成長しないんだから」

妹2「ちゃんと対象を理解してあげないと」

男「にんじんを?」

妹2「にんじんを」

妹1「ねね!お兄ちゃん」ツンツン

男「何さ?」

妹1「私が料理したらお兄ちゃんの好きなものしか作らないよ?」

男「あー・・・」

男「でもお前の料理より妹2の方がうまいからなぁ」

妹2「ちょ、ちょっと!」

妹2「兄さん?今のは言い方は変だよ!?」

男「へ・・?あ、ごめん。何も考えてないで喋ってた」

妹1「・・・・」

妹1(・・・・)

男「妹1?怒ってるか?」

妹1「・・・」

妹1「ううんー別に」

妹1「何にも怒ってないよー」

妹2「妹1ちゃん?」

妹2「兄さんがさつで口悪いところあるからあんまり気にしちゃだめだよ?」

妹2「私だって何度心をえぐられたか・・」

男「おいおい、そんな記憶はないぞ?」

妹2「だから厄介なの」

妹1「あははー」

チャラ男「俺今日焼肉食べたい」

ギャル「あ、マジ?じゃあ肉買う?」

チャラ男「あーでも、家の中焼肉臭くなるのいやだわ」

ギャル「それはしょうがないっしょ?」

チャラ男「焼き肉店行かね?」

ギャル「はぁ?せっかくスーパーにいるのに?」



男「あれ、うちのクラスのギャルとギャル男じゃん」

男(あいつらやっぱ付き合ってんのか)

妹1「噂ではほとんど同棲してるんだってさ」

男「ふーん」

妹2「あ・・・」

妹2「そういえばメールアドレス・・・」

男「どうした?妹2?腹でも痛いか?」

妹2「へ?」

妹2「い、いや・・・なんでもないよ」

妹2「ささ、買い物買い物」

男「・・・?」

男「買い込んだなぁ」

妹2「うん。どうせだからたくさん買おうと思って」

妹2「今日は荷物持ちがいるしね?」

男「おう!まかせろ!」

妹1「あははー妹2ちゃんはお兄ちゃんに嫌みを言ったんだよー?」

男「あ、そうだったの?」

男「別に普通だからなんとも思わなかった」

妹2「う、うん・・・」

妹2「・・・」モジモジ

妹2「兄さん」

妹2「いつもありがとうね」

男「なんだ急に?」

男「いつも助けてもらってるのはこっちだよ」

男「お前がいなけりゃ飯もないし部屋は汚いしな」

妹2「う、ううん」

妹2「私が、そんなにがんばれるのは・・・兄さんのおかげ・・」

妹2「兄さんが・・いつも私に優しいから、私もがんばろうって!」

妹2「あはは。変だね」

妹2「・・・・」

男「お、おう」

妹1「うんうん!とっても変!!」

妹2「う、うん・・何かごめんね」

妹1「ねぇねぇ、お兄ちゃんお兄ちゃん」

男「ん?」

妹1「私お兄ちゃん好き好きー」

男「おおう。そうかそうか」ナデナデ

妹1「えへへー」

妹2「・・・」

妹2「わ、私も!」

男「どうした」ナデナデ

妹1「もっとしてー」

男「おう」ナデナデ

妹1「キャハハ」

妹2「・・・・」

妹2「ううん・・・何でもない」

男「?そか?」

妹2「・・・・」

妹1「お兄ちゃん!もっともっと!」



男「さぁって寝よ寝よ」

妹1「はいはい!」

妹1「私はお兄ちゃんと一緒に寝る寝るー」

男「枕片手に・・・部屋に来て」

男「断られるとかは一切考えてないの?」

妹1「考えてない考えてない!」

男「はいはい。わかってるよ」

男「こっちおいで」

妹1「はーいはーい!」

妹1「お兄ちゃーん」ダキ

妹2「に、兄さん・・・」

男「ん?妹2か」

男「どうした?こんな夜に部屋まで来て」

妹1「お兄ちゃんお兄ちゃーん」スリスリ

妹2「・・・おやすみなさい」

男「それ言いにきただけ?」

妹2「う・・うん」

妹2「・・・」

妹1「じゃーねーお休みー」

妹2「うん・・・じゃあね」

妹1「お兄ちゃーん」グリグリ

男「おお、今日はやけに甘えてくるなぁ」

妹1「・・・」

妹1「私ねー今が一番幸せー」

男「ん?どうして?」

妹1「だってねーだってお兄ちゃんと2人っきりでいられるんだもんー」

妹1「私ねお兄ちゃんが好きなの」

男「そうかそうか」

妹1「そうだよーそうだよー」

妹1「お兄ちゃん大好きー」スリスリ

男「妹1と妹2の二人がいて俺も幸せだよ」

妹「えー」

妹「私だけでもいいじゃんさー」

男「こらー妹2を仲間はずれにするな」グリグリ

妹1「きゃー頭グリグリしないでー」

男「あいつだってお前のこと好きなんだから」

妹1「ふーん」

男「なんだよ?冷めてるな」

妹1「別にそんなことないよ-」

妹2「妹1ちゃんと兄さんはいっつも一緒に居るな」

妹2「ふふ・・・今日もこの家も平和」

妹2「兄妹が仲が良いのは良いことだよ」

妹2「うんうん」

妹2「・・・・」

妹2「・・・・」

妹2「私の馬鹿」

妹2「あ!」

妹2「そういえば今日クラスのギャル男君からアドレスもらってるんだ」

妹2「やっぱり送ってあげなきゃ失礼かなぁ」

妹2(あの人いっつも自慢ばっかりだし)

妹2(声も凄い大きくて少し苦手なんだけどな)

妹2「でもせっかくもらったんだもん」

妹2「送ったほうが・・・」

妹2「あ」

妹2「もう返信来た」



ギャル男『おすおす~メール送ってくれてありがと~しっかり登録しておいたよぉ~』

ギャル男でもありチャラ男でもあるから
ちょっと休憩

男「zzz」

妹1「おにい・・・ちゃん・・・zzz」

妹2「う、うう・・・眠いのに」

妹2「ギャル男君からのメールが止まらないよぉ」

prrr

妹2「あ・・・まただ・・・」

妹2「もう寝るって言ったら失礼なのかな」

妹2「そうだよね・・・せっかく送ってくれたんだもん」

妹2「続けなきゃ相手に失礼だよね・・・」

妹2「こ、こんな時兄さんが居たら」

~朝~

男「妹2!妹2!」ユサユサ

妹2「ん・・・うう・・・」

妹1「ねぇねぇ別に起こさなくてもいいじゃーん?」

妹1「ごはんなら私が作るしさ」

男「そういう訳にもいかないだろ?」

妹1「はーい」

妹1「起きてー」ドン

妹2「う」

妹2「いたた・・・」

男「叩くな叩くな。もっと優しく起こせ」

妹1「だって起きないんだもん」

男「でも俺にはもっと優しく起こしてるでしょ?」

妹1「あははーお兄ちゃんは別よー」

男「別?」

妹2「うう・・」

妹2「は!!!」

妹2「い、今!!」

妹2「今何時!?」

男「もうこんな時間」

妹2「え、えー!」

妹2「ご、ごめんなさい!兄さん!」

妹2「私寝坊しちゃって・・・朝ご飯!」

妹1「そうだよー」

妹1「お兄ちゃんに迷惑かけちゃ駄目でしょー」

男「気にすんな。そんな日もあるさ」

妹2「ごめん・・・なさい」

男「そう落ち込むなって」

男「でも珍しいなぁお前が寝坊なんて」

妹2「うん・・・」

妹1「本当だよね!本当だよね!」

妹1「妹2ちゃんはお兄ちゃんに迷惑かけない人だと思ってたのに!」

妹1「印象少し変わったかも」

妹2「そ、それが・・・さ」

男「ん?」

妹2「・・・」

妹1「どうしたの-?」

妹2(いや・・・)

妹2(ギャル男君は兄さんとも普通の友達だったはず・・)

妹2(変なこと言って兄さんと仲が悪くなったら迷惑かかるかもしれない)

妹2「ううん・・・ちょっと夜更かししてて」

男「本当か?大丈夫なのか?」

男「つらいときはきちんと俺に言えよ?心配だから」

妹2「・・・うんありがとう兄さん」

妹2(兄さん・・やっぱり優しくて・・)

妹2(世界一かっこいい・・・・・・・・)

妹2(・・・・かも)

妹1「・・・・」

男「おっはよーっす」

男友「おーう」

男「あれ?女友は?」

男友「何か入院したみたいだぞ?」

男「は?入院?それまた?」

男友2「何か噂ではいきなり襲われたとか」

男「襲われた?ってじゃあ犯罪ってこと?」

男友「そうなんじゃね?」

男友3「はは」

男友3「あいつがどうなろうと自業自得だわ」

男「そ、そか」

ギャル男「おー妹2ちゃーん」

ギャル男「おはようっす」

妹2「あ、おはよう」

ギャル男「昨日はごめんね~」

ギャル男「何か盛り上がっちゃって遅くまで」

妹2「え・・・ううん」

妹友2「私は大丈夫・・・」

ギャル「マジで?俺今日眠くて眠くて」

妹2「あ、あはは・・・」

ギャル「はぁ?てめーどういうことだよ?」

ギャル男「あ?うっせーなお前は黙ってろ」

ギャル「っち」

ギャル男「別になんでもねえよ」

ギャル「本当かよ?」

ギャル男「大丈夫大丈夫って」

ギャル男「ね?妹2ちゃん?」

ギャル男「昨日のことは2人の秘密な?」ゴニョゴニョ

妹2「え?う、うん・・・」

男「お前そろそろ自分の席戻れよ」

妹1「えーまだ授業始まらないよー」

妹1「お兄ちゃーん」スリスリ

男「いいからいいから」

妹1「なんで早くいかせたがるのよー」

妹1「せっかく今日は女友ちゃんいないのにー」

男「はぁ?」

男「なんで女友の話になるんだよ」

妹1「あははーベッツにー」

~放課後~

男「はぁー終わったー」

妹1「お兄ちゃん帰ろう!」

男「おう。そうだな」

男「妹2ーって・・・あれ?」

男「妹2は?」

妹1「しらなーい」

男友3「男ーちょっといいか?」

男「あ、ごめん今ちょっと忙しいんだ」

男友3「そっか・・・」

~放課後~

ギャル男「おお、送ったメール見てくれたんだ」

妹2「・・・うん」

妹2「こんな所に呼び出してきて・・どうしたの?」

妹2「何か相談事かな?」

ギャル男「あー」

ギャル男「実は・・・っさ」

ギャル男「だめだ、照れんるわー」

妹2「ん?」

ギャル男「俺、ずっと妹2のこと好きだったんだよねー」

妹「え、私のことが?」

ギャル男「うん。そう」

ギャル男「まぁっさ・・・」

ギャル男「どう?」

妹2「私・・・そんなこと・・・」

妹2「きゅ、急に言われても・・・どうしたらいいのか」

ギャル男「俺は結構マジなんだよ?」

ギャル男「そんな重く考えなくっても良いって」

妹2「ど、どうしようかな」

妹2(誰かから告白された事なんてないからどうすればいいかわかんないよ)

ギャル男「へへ」

ギャル男(妹2ちゃん可愛いなぁ~)

ギャル男(早く物にしてやりて~)

ギャル男「な?頼むよ?」

妹2「あ、あの・・・」

ギャル男「頼むって」

妹2「うう・・・」

ギャル男「ぶっちゃけさ」

ギャル男「そっちも俺のこと結構悪くない所あるでしょ?」

妹2「え?」

ギャル男「昨日だって遅くまでメールしてさ」

ギャル男「まぁわかるよ?」

ギャル男「こういうのなれてないの」

妹2「私誰かに告白とかされたことないから・・・」

妹2「で、でもさ!それとは関係なく・・・」

ギャル男「じゃあ俺が熱心に指導してやるよ」

妹2「え?」

妹2「ちょ・・・ちょっとギャル男君?何で近づいてくるの?」

ギャル男「はは、怖がるなよ大丈夫だって」ジリジリ

妹2「だ、大丈夫って」

ギャル男「大丈夫大丈夫」

ギャル男「俺に任せとけ?な?」ガシ

妹「ひ・・」

妹2(兄さん・・助けて・・)

ギャル「やっぱここに居たかぁ」

ギャル男「は?」

男「てめぇ!」

バキ

ギャル男「痛って~」ドサ

男「何て事してくれてんだよ?」

男「わかってんだろうな?俺の大事な妹に手だして・・・」

ギャル男「うっせーなぁ!!!」

ギャル男「何マジ切れしてんだよ?」

男ギャル男「あ?てめぇ調子にのるなよ?」

ギャル男「ただの妹だろーが?」

ギャル男「妹の前だからっていきってんじゃねーよ」

男「てめぇだろ調子に乗ってんのは!」バキ

ギャル男「ああ・・・クッソ・・・」

ギャル「おい・・・てめぇ」

ギャル男「あ・・・」

ギャル「おい!って言ってんだろ?」

ギャル男「ひ!」

ギャル「て何浮気してくれてんだよ?」

ギャル男「ギャル・・・」

ギャル男「これは違う・・・」

ギャル「何が違うんだ?あ?」ゴキ

ギャル男「い、痛い痛い痛い!!!」

ギャル「私舐めんなやーー!!」

ギャル男「わ、わかったからもう許せよ!な?」

ギャル「ゆるさねーよ」

ギャル「おら!間接ねじ切ってやる」

ギャル男「いぎゃああああああああああ」

男「おいおい・・やりすぎんなよ捕まるぞ?」

男「そしたらお前が」

ギャル「おりゃああああああああああ」

ギャル男「マジで!マジで!マジでやめて!!」

男「・・・」

妹2「に、兄さぁん」

男「妹2、大丈夫か?」

妹2「うん・・・でも・・・でもぉ・・・」ポロポロ

男「あはは・・・泣くな泣くな」

男「大丈夫だから」ナデナデ

妹2「うん・・・うん・・・・」

男「立てるか?」

妹2「こ、怖くて・・・足が動かない・・・」

男「ならこっちによっかかれ」ダキ

妹2「あ・・・」

男「それよりさ、妹2」

妹2「・・・グス・・・なに?」

男「お前ギャル男のことで困ってたんなら」

男「どうして俺にすぐ相談してくれなかった?」

妹2「だって・・・グス」

妹2「兄さんに迷惑かけちゃダメかな・・って」

男「・・・」

男「いつも言ってるだろ?」

男「俺にはいくらでも迷惑かけていいよ」

男「チョップ」

妹2「あいた」

男「次からは。な?」

男「お前は俺の大事な妹なんだから」

妹2「うん・・・」

妹2「兄さんありがとう」

妹2「ん・・・」ダキ

男「お・・・お前も抱っこして欲しいのか?」

妹2「んー・・・・」ギュ

男「はは・・・お前も妹1みたいに甘えてくるんだな」

妹2「・・・」

妹2「たまにはいいでしょ?」

20分休憩する
あともう少しで終わるからちょっと待ってて

ギャル「ふぅ・・・あームカつく」

ギャル男「」

男「はは、こいつぅ」

妹2「やめてよぉ兄さん」

ギャル「・・・」

ギャル「おい男ぉ」

男「ん・・・なになに?」

ギャル「お前さ、今結構かっこよかった」」

男「へ?」

ギャルいや、妹2を助けたとき」

ギャル「結構雄々しい奴なんだ」

男「まぁ・・・」

男「大事な家族のあんな所見せられたら」

男「助けない方がおかしいでしょ?」

ギャル「ふーん・・・そりゃそうだね」

ギャル「でも男って以外と・・・」ジー

男「何だよ・・・じろじろ見て?」

ギャル「いや、妹2に学校で引っ付かれて気持ちよさそうにしてるなって」

男「お、おい!」

妹2「に、兄さん?気持ちよさそうってどういうこと?」

男「お前は黙ってろ」

妹2「・・・」

妹2「ふーん」

妹2「ふふ」ニヤニヤ

男「なんだよ」

妹2「別に!何でもないよ?」

男「この・・・」

ギャル「・・・・」

ギャル「なぁ男!私とアドレス交換しようぜ」

男「俺?」

男「いや、別にいいけど」

ギャル「おっしゃ!じゃあ赤外線じゃー」

男「ギャルと話す機会今までなかったけど」

男「あいつなかなか良い奴なんだな話してみると」

男「お前ギャルと話したことあるんだよな?」

妹2「・・・」ムス

男「?」

妹2「・・・」

男「おい」

妹2「・・・」

男「なんだよ、お前不機嫌だなさっきから」

妹2「別に・・・」

妹2「ギャルちゃんとアドレス交換できて良かったですね!兄さん!」

男「はぁ?」

妹2「帰ったらさっそくメールでもするつもりですか?」

男「・・・」

男「あ!」

男「お前もしかして焼き餅やいてんの?面白い奴」

妹2「だ、だ、だ、誰がぁ」

妹2「兄さん自意識過剰!」

妹2「私は・・・別に兄さんが他の女の子と・・・」

男「本当か?」

妹2「むー・・・」

男「あはは。お前は面白いな」

妹2「何笑ってんだか・・・」

妹2「・・・」

妹2「ねぇ兄さん」

妹2「わたしね、」

妹2「私今日嬉しかったよ。とっても」

妹2「兄さんが私を助けに来てくれて」

妹2「私兄さんのこと好きだな」

男「おう、俺だって好きだ」

妹2「うん・・・そうだね」

妹2「・・・・」

ギャル「あー!ムカつく!」

ギャル「あいつ浮気かましやがって許せねー」

ギャル「・・・」

ギャル「でもまぁ」

ギャル「収穫はあったかなぁ」

ギャル(男のやつ結構いいじゃん)

ギャル(男らしくて)

ギャル(ただのシスコン野郎だと思ってたのに)

ギャル「ま、さっそくメールしてみっか」

妹1「ねーねーお兄ちゃん」

男「んー」ポチポチ

男「あはは。ギャルの晩飯なんだよこれ」

妹1「お兄ちゃんってばー」グイグイ

男「何さー」

妹1「私と遊ぼうよー」

男「んー今待ってー」

妹1「忙しいーの?」

男「うんちょっとな」ポチポチ

妹1「うー・・・」

(つ´・ω・)つ「お兄ちゃ~ん」ダキ

男「おわ・・・お前高校生にもなって少し子供杉じゃない?」

(つ´・ω・)つ「ううん。だってお兄ちゃんのことが好きだから!!」

(つ´・ω・)つ「これくらいぜんぜん普通だよ!」

(つ´,,・ω・,,)つ「兄さん、寝転がってTV見て。少しだらしないよ?」

男「何だようるさいなぁ。お前は俺のこと好きじゃないの?」

(つ´,,・ω・,,)つ「は、はぁ?ばっかじゃないの?兄さんのお弁当もう作らないよ?」

男「はいはい。そうかそうか」

(つ´,,・ω・,,)つ(大好きな兄さんと妹1と一緒にリビングでくつろげる)

(つ´,,・ω・,,)つ(本当に幸せ。ずっとこんな日が続けばいいのに)

(つ´・ω・)つ(せっかくお兄ちゃんと2人っきりでTV見れてるのに!)

(つ´・ω・)つ(妹2邪魔だな!どっかいっくれないかな!)

男「お、またメールきた!」

男「あはは面白れー」

妹1「お兄ーちゃーん」グイグイ

男「あーやめろ。引っ張るな」

妹1「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!」グイグイ

男「わかったから。わかったわかった」

妹2「兄さんはギャルちゃんとメールできて嬉しいんだもんね?」

妹1「えー何それ-?」」

妹1「どういうこと?詳しく知りたい!」グイグイ

男「ん・・・いや別に?」

妹1「・・・」

妹1「お兄ちゃん構ってよぉー寂しいよぉー」グイグイ

妹2「兄さん、いい加減やめてご飯でも食べたら?」

男「ちょ、ちょっとまって・・・」

男「あはは」ポチポチ

妹2「・・・」

妹1「・・・」

~学校~

ギャル「ようっす!男ー」

男「おっす」

ギャル「昨日わりーな、夜遅くまでメールしちまって」

男「いや俺も楽しかったから良いよ別に」

ギャル「楽しかったの?マジ?」

ギャル「何か男とメールってウケる」

男「何がウケるんだか」

妹1「むー・・・」

妹2「兄さんの馬鹿」

妹1「お兄ちゃーん」

男「うん?」

妹1「私もお兄ちゃんとメールするー」

男「何言ってんだよ」

妹1「だから!私もー」

男「あはは」

男「俺らは一緒に住んでるんだからそんなことする必要ないだろ?」

妹1「・・・・」

妹1「うん・・・」

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン


男友「学校終わりー」

妹2(今日もがんばった・・・っと)

妹2「兄さ・・・」

男「え?うそギャルそんなの好きなの?」

ギャル「うん。何か友達が良いって言うから私も聞いたらハマった」

男「めっちゃ意外なんだけど」

ギャル「そうかー?」

妹2「・・・」


男友3「っちくっしょ」ポロポロ

男友「お前はなんで泣いての?」

妹2「兄さん!帰ろう!?」

男「ん・・・ああ妹2か」

妹2「ああ・・・って」

ギャル「話し込んでたら結構時間たってたわ」

男「それじゃーまた明日な?」

ギャル「おう!じゃなー!」


男「ごめん!待ってた?」

男「あれ?妹1は?」

妹「・・・今日は用事あるんだって」

男「そっか。じゃあ2人だな」

妹2「・・・・」

男「妹2?」

妹2「ふん」

男「おおーい」

妹2「兄さん残念だね?」

男「何が?」

妹2「ギャルさんと帰れなくてさ!」

男「は、はぁ?なんでだよ」

妹2「本当は、私じゃなくてギャルさんと帰りたかったんでしょ?」

妹2「どうせ私なんて・・・」

妹2「もう兄さんなんか知らないもん」

男「・・・・」

男「ごめん」

妹2「?」

男「いや、お前のこと寂しくさせてたのかなって」

妹2「別に!何ともない・・・」

男「いや、ごめんな」

妹2「・・・」

男「わかったよ」

男「俺はもうギャルとはメールしないし会話もしない」

男「まぁそれはオーバーだけど。昨日今日みたいなことはやめるよ」

妹2「え、え!?」

男「いや・・・お前が寂しがってたのにさ。それに気づけなくてというか」

男「俺にとってはお前の方が大事で大切だからな」

妹2「な、なんかそれ卑怯だよ・・・」

男「何が?」

妹2「だって私がそんな事しなくて良いって言うのをわかってて言ってるでしょ?」

妹2「か、会話とかメールは悪いことじゃないもん」

男「そんなことはない」

妹2「ふーん」

妹2「どうしてもって言うくらいだったら・・・そうだ!」

妹2「私にチューの一つでもしてみてよ」

男「はぁ?」

妹2「ほら!私のこと寂しくしないんでしょ?」

男「・・・」

妹2「まぁどうせ兄さんにはそんなことできるわけないけど」

男「ほい」

チュ

妹2「へ・・・・」

男「・・・・」

妹2「に、兄さん・・・?」

男「・・・」

妹2「に、兄さん今・・・」

妹2「わ、私・・・妹だよ?」

妹2「へ、変じゃない?妹のく、口に・・・」

妹2「私たち・・・もう高校生だよ?こんなの冗談じゃすまない・・・・よ?」

男「うん・・・」

妹2「うん・・・って」

妹2「ファ、ファーストキスだったんだけど・・・?」

妹2「に、兄さんに奪われちゃったんだけど」

男「お前がしろって言ったんだろ?」

妹2「そ、そうだけどぉ・・・」

妹2「そうだけどそうだけど・・・」

男「・・・・」

男「これはあれだ!」

妹2「?」

男「兄妹だからノーカウント」

男「だから・・まだお前のファーストキスは残ってる」

妹2「何よぉその台詞」

男「だって、小さい頃父親や母親のをカウントにはいれないだろ?」

妹2「そ、そうだけど」

男「それともお前は俺を異性としてみてるのか?」

妹2「うん」

男「は?」

妹2「あ!ううん!そんなことない!」

男「そっか」

男「まぁ・・・俺の想いってことだよ」

男「お前を大切に想ってるってことを証明したかっただけ」

妹2「そ・・・そうなんだ」

男「おう」

妹2「・・・」

妹2「ねぇ」

男「うん?」

妹「兄妹同士がノーカウントなんだったらさ・・・」

妹2「もう一回してもいい?」

男「は?」

妹2「ん!」チュ

ギャル「あー今日は楽しかったなー」

ギャル「男の奴・・・良い奴じゃん」

妹1「ギャルちゃーん」

ギャル「妹1じゃん!どうしたー」

妹1「ふっ」バキ

ギャル「うぐ・・・痛った・・・」ドサ

妹1「ほい」ドカ

ギャル「ぎゃ」

妹「まだまだ終わらないよーコンボー」ドカ

ギャル「も・・もう・・・」

ギャル「もうやめて・・・」

妹1「あははー」

妹1「ねーねーねー」

妹「お兄ちゃんに近づいちゃ駄目だよ-?」

ギャル「な、何が・・」

妹1「駄目だよ?」バキ

ギャル「グフ・・・」

妹「よーくわかったー?」

ギャル「は・・・はひ・・・

ギャル「わ、わかったから・・・もう・・・」

ギャル「・・・・」

妹「あれー?何その沈黙?」

妹1「文句がある・・・の-?」

ギャル「ひ!」

ギャル「な、ない!」

ギャル「ありません・・・」

妹1「そうだよねーないよねー?」

妹1「わったしの!お兄ちゃんに!」ドカ

ギャル「おうぇ」

妹1「ちっかずくな!あははー」ドカ

ギャル「ゆ・・ゆるひてくださぁい・・」ポロポロ

妹1「あっはははははっ泣いてるじゃーん」

妹1「顔凄い事になってるよー」

妹1「あっはははは」ケタケタ

妹1「ウケるウケるー」

妹1「お兄ちゃんにもその顔みせたーい」

ギャル「う・・うう・・・」

ギャル(この子・・・くるってる・・・)

妹1「あー笑った笑った」

妹1「私のお兄ちゃんには近づかないことー!いいね-?」

妹1「もし近づいたらギャルちゃんのボコボコの写真学校中にばらまくから」

ギャル「そ、それ犯罪じゃあ」

妹1「で?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月30日 (木) 16:04:22   ID: 63eHcZey


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