鳴「私と恒一の子供」(611)

ただいも

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

待ってたで

おかえりなさい

浜辺

赤沢「」ブツブツ

杉浦(流石の泉美も参ってるな。まぁあんなの見せられたらもう諦めるでしょ)

赤沢(もうダメだ……そもそも恒一きゅん私の水着なんて目に入ってなかったっぽいし。唾液入り水着も着てないし……)

赤沢「……」グスッ

?「諦めてはダメよ!」

赤沢「え……?」

?「貴方にはまだ隠し球がある。そうでしょ?」

赤沢「あ、あなたたちは……」

イズミーヌ「さあ立って! 立って恒一きゅんのカラダを目に焼き付けるのよ!」

イズミーニャ「私たちがついてるわ。あの腐れ根暗眼帯ビッチから恒一きゅんを奪い返すの」

前スレ

鳴「あら、妹さん?」赤沢「娘よ」

赤沢「――! そうよ! 私は赤沢泉美……後に榊原泉美になる女!」
   「私の対策は完璧よ! さっきのは幻覚! 恒一きゅんは私が一番可愛くて綺麗だって言った!」

イズミーヌ「そうよ!」

イズミーニャ「言ったわ!」

赤沢「こんな所で寝ていられないわね。ありがとう二人とも」

イズミーヌ「ふふ。お礼はまだ早いわよ」

イズミーニャ「そうそう。もう少しなんだから頑張りなさいな」

赤沢「――えぇ。恒一きゅんは私のもの。誰にも渡しはしないわ!」

杉浦(さっきから一人で何を言ってるんだ)

勅使河原「スイカ割りしよーぜ!」

恒一「いいね。でもスイカなんて何処に……」

勅使河原「持ってきた」

小椋「用意いいじゃん」

勅使河原「まぁな。んじゃ誰か目隠しして――」

美咲「はいはいはい! みさきやりたい!」

鳴「大丈夫? ケガとかしないようにね?」

美咲「だいじょうぶ!」

勅使河原「じゃあ美咲ちゃん目ぇ瞑ってー」メカクシー

美咲「なんも見えない」

赤沢(私も恒一きゅんの乳首しか見えない)ジー

ダメだこいつ…

望月「右右。もっと右だよ」

怜子「そうそう、そのままよみさちゃん!」

小椋「あ! 行き過ぎだよ! もうちょっと後ろ!」

綾野「もうちょっとだよ! 頑張れみさきっちゃん!」

恒一「よし! 今だ美咲!」

美咲「とー!」ボコッ

美咲「やったー! あたったよ!」

杉浦「おめでとう。いい一撃だった」

赤沢「上手に出来たわね」ヨシヨシ

鳴「良かった。怪我無くて……」フー

美咲「もう。ままはしんぱいしょーだなー」

勅使河原「んじゃ切り分けるかー。美咲ちゃんは大きいのと小さいのどっち?」

美咲「おっきいの!」

勅使河原「あいよ」

勅使河原「セーフ!」
望月「あ、危なかった…」

夕方――

怜子「そろそろ帰りましょうか。近くのホテルに部屋取ってあるから」

恒一「ゴミも集めときました」

美咲「えー。まだあそびたい」

鳴「我侭はダメよ。お着替えいきましょ?」

美咲「……にげろー!」ダッシュ

綾野「あ! ちょっとみさきっちゃん!」

美咲「いけーしゃち!」ザブザブ

シャチ「」ジャブジャブ

恒一「美咲! 危ないから戻って!」
  
美咲「もうちょっとだけー!」

恒一「――ああもう!」ダッシュ

勅使河原「お、おいサカキ! お前も気をつけろ!」

恒一「美咲! 怒るよ!」ザブザブ

美咲「おいついてみろー」

杉浦「……ねぇ、何か音しない?」

望月「え?」

ブーーーン

怜子「あれ……こっち来てる!?」

ボート「」ブーーーン

鳴「ッ!」ダッ

綾野「だ、駄目だよ!」ガシッ

鳴「は、放して!」

小椋「落ち着きなって! 榊原君が行ってるから!」

勅使河原「やべぇよやべぇよ……」オロオロ

恒一「――美咲!」ガシッ

美咲「あっ」

恒一「はぁ……心配させないでくれ」フー

赤沢「恒一君! ボートが!」

恒一「え?」

ボート「」ブーーーン

恒一「なッ!?」ギュウ

美咲「へ?」

望月「右だ!」

恒一「くッ!(間に合うか? せめて美咲は――)」

ボート「」ブーーーン


ザク


鳴「恒一! 美咲!」

え? マゾで?

杉浦「いや――」

赤沢「いやああああああああああああああああああ!!!」

望月「榊原君! いくぞ馬鹿河原!」

勅使河原「お、おう!」

鳴「あ……」フラッ

怜子「しっかりして! 避けてたからきっと――」

勅使河原「おいサカキ! 美咲ちゃん!」ジャブジャブ

望月「どこ!? 二人とも!」


恒一「――ぷはっ」ザバーン


勅使河原「! 大丈夫かサカキ!」

望月「美咲ちゃんは?」

恒一「ゲホッ! ……大丈夫。ちゃんと抱いてたから……」

美咲「うっ……ひっく……」グスグス

良かった‥‥

望月「よかった……」ホッ

勅使河原「怪我はねーのか?」

恒一「美咲。どっか痛い?」

美咲「……」フルフル

勅使河原「お前はどうなんだよ」

勅使河原「うああ お前‥‥ それ‥‥」

恒一「‥‥安いもんだよ‥‥腕の一本ぐらい 美咲がそれで無事なら‥‥」

美咲「うあああああああああああああ」

美咲「かいじょくおうにあたしはにゃる」

恒一「僕も――ッ!」

望月「!? だ、大丈夫? とりあえず岸に――」

恒一「待って!」

勅使河原「え?」


恒一「水着が……破れてるんだ……///」

望月「持って来るから美咲ちゃん貸せ」

>>56
望月男前//

綾野「よかったぁ……」ホッ

小椋「余計な心配させないでよ、もう」フー

赤沢(恒一きゅんKAKKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!)

杉浦「こいつは……」

怜子「ともかく良かった良かった」

鳴「」ダッシュ

これはかっこいい

美咲「ひっく……ひっく……」

望月「もう大丈夫だよ。お父さんも怪我してないから、ね?」

鳴「美咲!」

美咲「まま――」


パシッ!

美咲「え?」

鳴「なにをやってるの! 危ないって言ったでしょ!」

美咲「だって……だって……」グスグス

望月「美咲ちゃんも初めての海で興奮しちゃったんだよ。誰も怪我してないんだからそのへんで――」

鳴「……そう言うことじゃないの」

鳴「美咲。ママはあなたが憎くて怒ってるんじゃないの。あなたがもうこんな事をしないように今怒ってるの」

鳴「あなたのせいで皆が危なかったの。ちゃんと言われた事を聞かないからよ。私達の娘だからってそんな所まで似ないで……」ポロポロ

美咲「まま……」

鳴「あなた死んじゃう所だったのよ? 恒一も……」ギュッ

美咲「う……ううぅ――」
   「うわあああああああああああん! ごめんなざい! ままごめんなざいいいい!」ビエーン

鳴「……」ギュウ

綾野「鳴ちゃん……」グスッ

小椋「へへっ」

赤沢「」ニヤリ

杉浦「いいお母さんね(泉美が怪しい……)」

勅使河原「泣けるぜええええええええええええ」


恒一(まだかなー)

鳴「皆もゴメンなさい。ウチの子が」フカブカー

美咲「ごめんなさい!」フカブカー

綾野「いいよいいよ。ちゃんと見ておかなかった私達も悪いんだし」

怜子「みさちゃん。もうあんな事しちゃだめよ?」

美咲「うん。しんぱいかけてごめんなさい」ペコリ

杉浦「ふふ。でもやんちゃなとこはどっちに似たんだろ?」

小椋「うーん。どっちも意外と活発だしなぁ」

望月「ゴリラさんには言われたくないんじゃない?」ハハッ

小椋「おい」

恒一(ついでにオシッコしとこう)ジョー


赤沢(くくく。見たわ、最後のひと押し――貴方がやってくれるなんてね)

赤沢(ああ、それにしてもマイスウィートエンジェル恒一きゅんの格好よさと言ったらもう――///)ジュワー

赤沢(例えば私にガラスの破片が降り注いでも彼ならきっと身を挺して守ってくれる///)イヤンイヤン

赤沢(そして――)

赤沢「な、なんで恒一きゅん? 何で私なんかを……」
赤一「グフッ……君が、無事で良かった。結婚しよう」
赤沢「馬鹿っ! バカ馬鹿! そんなのいつだってしてあげるわよ!」
赤一「良かった……。IZUMI、愛してる――よ」ガクッ
赤沢「私も……私もだよ! だから、だから――目を開けてよおおお!」

赤沢「なーんて! なーんて!」ウヒャハハ


望月「杉浦さんアレ置いていこう」

杉浦「私もそうした方がいい気がしてきた」

ホテル

勅使河原「おー! 広ーい!」

小椋「恥ずかしい奴……」

鳴「怜子さん。こんな良いところ本当に……」

怜子「だぁーいじょーぶよ。ここ昔のパシ――友達が働いてる所だから安いの」

綾野(パシ?)

怜子「部屋割は榊原家族、てっしーもっちー、おぐあや、あかうらね」

望月「怜子さんは?」

怜子「一人でゆっくりしてるわー」

望月(ほぅ)

美咲「……」キョロキョロ

恒一「? どうした?」

美咲「! う、うーん? なんでもないよ?」
   「……」キョロキョロ

杉浦「探検したいんじゃない?」コソッ

恒一「ああね」コソコソ

恒一(どっかに外泊なんてのも初めてだからな。それもこんな立派なとこ……そりゃ興味も湧くか)
   (またさっきみたいになっても困るし……)

恒一「美咲。あっち行きたい?」

美咲「……うん」コクリ

恒一「僕もちょうどあっち見たいと思ってたんだ。一緒に行こう?」

美咲「で、でも……」

恒一「今度はずっと手握ってるから大丈夫。怖くないよ」ギュッ

美咲「……ぱぱ」

恒一「ん?」

美咲「さっきはごめんね? みさきもうしないから、きらいにならないで」

恒一「――僕が美咲を嫌いになるはずないよ。鳴と同じぐらい愛してるんだから」

美咲「ほんと? ほんとにきらいじゃない?」グスッ

恒一「ホント。ママもパパも美咲のことが大好きだよ」ナデナデ

美咲「……えへへー」ニコッ

はよ 支援

恒一「僕らちょっと向こう見てくるから、部屋先行ってて」

勅使河原「お。じゃ俺も行こうかな」

怜子「私も――あ、荷物どうしましょ」

望月「じゃあ僕持って行きますよ。一休みしたかったので」ニコッ

鳴「恒一も。私部屋居るから」

勅使河原「あ。じゃあ俺のも――」

望月「ゴメン無理」

鳴「」スタスタ

小椋「私らどうする?」

綾野「荷物置いてお土産見にいこ」

小椋「おっけー」

赤沢「恒一きゅん……待っててね……」ハァハァ

杉浦(私後で怜子さんの所いこう)


怜子「じゃ、しばらくは自由時間ね。夕食は7時からだからねー」

美咲「♪」ルンルン

恒一「楽しい?」

美咲「うん!」


怜子「すっかり元通りね」

勅使河原「そうっすねー。ま、沈んでる美咲ちゃんなんて見たくないですし」

怜子「そうね」クスッ

勅使河原「なんてったってあの子は俺らを災厄から救ってくれた天使っすから。せめてあの子を笑わせるのが恩返しっす!」

怜子「……」

勅使河原「ん? どうかしました?」

怜子「――災厄が終わっても、人は死ぬもの」

勅使河原「? どーいうことっすか?」

怜子「実はね? 私もこの前思い出したんだけど」


怜子「美咲ちゃんと同じ幸運の子――私の時にもいたのよ」

勅使河原「!? マジっすか!? それって――」

怜子「私が三年三組の担任だった時、クラスの生徒にね……」

勅使河原「……その時も災厄は終わったんすか?」

怜子「うん。皆喜んでたよ。でもね――」
   「その年の終わりに、死んじゃったの。幸運の子とその親二人がね」

勅使河原「厄災で?」

怜子「違うと思う。だってあの頃には厄災のことを忘れている子が大半で、覚えていたのも私と千曳先生とその二人だけだったもの」

勅使河原「じゃ、じゃあなんで」

怜子「交通事故よ。どこにでもあるような、普通の」

怜子「別に変な所もなくて、千曳さんも『運が悪かった』っておっしゃってた」

怜子「でも私ね。その時思ったの。あの二人はやっぱり厄災で死んだんじゃないかって」
   「幸運の子って厄災で」

勅使河原「! そんな……でも改竄も無くなったってんでしょ?」

怜子「仮説よ。でも、みさちゃんが来てからね、たまにその事を思い出すの」

怜子「恒一君と鳴ちゃんには内緒よ?」シー

勅使河原「……今は、どう思ってるんすか?」

怜子「うーん……ま、みさちゃん可愛いってことかな。あんなかわいい子が厄災のわけがない」

勅使河原「――そうっすよね」


美咲「?」
   「れーことてっしーどうしたの?」

勅使河原「何でもねーよ! ほれ、肩車してやろう」

美咲「おー! よーし、いけー!」

ダダダー

恒一「おい走るなよー」

怜子「ふふ」

怜子部屋

ガチャ

望月「ふう。疲れちゃったな」ヌギヌギ

望月「美咲ちゃんに怪我が無くてよかったよ」ヌギヌギ

望月「やっぱり人の悲しむ所や泣くとこは見たくないしね」タタミタタミ

望月「よし。それじゃあはじめようかな」

望月「」ガサゴソ

望月「……あ。あったあった、怜子さんの水着」

望月「」クンカクンカ
   「……oh……」
   「よいしょっと」ハキハキ

望月「そしてこのカツラとメガネをかければ――」

鏡>望月「ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

怜子(望月)「望月君……こんな風にして……いけないコね」

望月「え? な、なんのことですか?」

怜子(望月)「ふふ……さっきから私の胸、見てたでしょ?」

望月「ち、違います! そ、そんなこと……」

怜子(望月)「へぇ。じゃあなんで――こんなになってるのかしら?」ニギッ

望月「ひゃっ!? や、止めてください!」ニギニギ

怜子(望月)「ホントに止めてほしいの?」キュッ

望月「あっ、だ、駄目ぇ……」シコシコ

望月「せ、先生がこんな」

怜子(望月)「私、ずっと思ってたの。望月君の困った顔が見たいなぁ……って」ニギニギ

望月「そ、そんなぁ、先っぽばっかり……ッ!」

怜子(望月)「可愛いわ――やっぱり」シコシコ
        「ねぇ望月君。私のおっぱい、見てたよね?」

望月「み、見てな――」

怜子(望月)「見 て た わ よ ね?」ギュウー

望月「ぅあ……はいっ! 見てました! 怜子さんの、三神先生のおっぱい見てましたぁ!」

怜子(望月)「ふふ。先生、素直な子は好きよ?」スリスリ

望月「う――ぁ……」ブルブル

怜子(望月)「震えちゃって……恐いの? 違うわよね?」

望月「は、はぃい」

怜子(望月)「何で震えてるのか教えて? そしたら――」シコシコ
        「もっとちゃんと……シてあげる」

望月「……ぁやべ」ビュルビュル

望月「――ふぅ」ピュッピュ

望月「しまったなぁ……本当ならこのあと指で亀頭攻めされて果てる予定だったのに……」フキフキ

望月「まぁ時間はあるし、他のネタで楽しもう」

望月「それにしても怜子さんって無防備だよね……三神先生の時の反動なのかな?」

望月「……あのぶんだと榊原君と一戦交えてても――よし、次はそれでいこう」ビキビキーン

榊原部屋

鳴「……」ゴロゴロ

鳴「……」カチャカチャ

テレビ<ピッ サクヤミメイヨミヤマシナイデカラダヲスクリューノヨウナモノデスライスサレタ ピッ

鳴「……」ゴソゴソ

鳴「……zzz」スースー

すまんこ寝る
7時ぐらいに戻って来る
落ちてたらss速報に立てるお

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

恒一似の女の子だと怜子さんや恒一ママンみたいになるのかな

そっちも可愛いだろうからみたいな

残業オワタ
高速で飯食ってくる

>>269
待ってる。慌てず構想練ってくれ

赤沢・杉浦部屋

赤沢「んふふ」ルンルン

杉浦(ご機嫌ね。おおかたまた意味不明な妄想に浸ってるんでしょうけど)
   (目の前であんなモノ見せられて未だに諦めないのは……ある意味凄いのかしら? 普通、無理だって分かるでしょうに)

杉浦(……やっぱり初めから止めとけば良かったかな。そうすれば誰も傷つかないで、楽しい旅行で終わったのに)

赤沢(思えば長かったわ。恒一君が転校してきてからずっとこの胸に秘めていた想いが今夜、この場所で実を結ぶ!)

赤沢(あの笑顔が私のものになる……///)
   (でもその代わり、私の全ても恒一きゅんのモノ)

赤沢「そのために邪魔になる障害は全て排除する。宿敵――見崎鳴!」
   「あの女、私の恒一きゅんに惚れてるのかなんか知らないけど恒一きゅんに馴れ馴れしくして……!」
   「あの女は危険よ。ストーカーよ。変態よ」

赤沢「――でもそれも今日まで。私の対策は完璧よ」

赤沢「まぁでも今はこの後について考えましょう。式場選びから形式まで、大雑把にでも決めておかなきゃ」


赤一「綺麗だよ泉美。結婚しよう」
赤沢「もうっ! 式場で何を言ってるのよ!」
   「そ、それに……恒一きゅんも、カッコいい……よ?」
赤一「泉美……」
赤沢「恒一きゅん……」


赤沢「うおおおおおおおおおおおお!!! やあああああああああああってやるぜええええええええええ!!」

杉浦「……怜子さんの部屋行こう」

廊下

杉浦(もうどうでもいいや。悩んでたのが馬鹿みたい……)
   (泉美頑張ってね。なるべく早く玉砕して現実を知って頂戴)

杉浦「――あ。そういえば怜子さん皆とどっか行ったから部屋って空なんじゃ……」
   「ま、大丈夫でしょ。望月君が荷物届けてるはずだし、一緒に待ってれば――」


<ふぉおおおおおおおおおおおおおおお

杉浦「? なにこの声」ガチャ

杉浦(まさか泥棒?)ヌキアシサシアシ

杉浦(それに何か変な臭いが……)シノビアシ
   (急に顔を出すと危ないし……こそっと様子を――)ソー


鏡>望月「だ、ダメですよ先生! 僕いまイッたばっかりで……」シコシコ

怜子(望月)「だぁめ。今は先生じゃなくて怜子さん」シコシコ

望月「怜子さん! ああ! 怜子さん!」シコシコ


杉浦「」パリーン

綾野「うーん。何買っていこうかなー」

小椋「家族にでしょ? お饅頭とかでいいんじゃない?」

綾野「でもなー……在り来たりなのは――」


美咲「あー。ゆみちゃんあやちゃんだ」

恒一「二人はお土産探し?」

小椋「まあね」

勅使河原「おっ。俺も何か買っていこーかな」

綾野「だったらお土産選ぶの手伝ってよてっしー」

勅使河原「いいぜ。俺のセンスでバシッといいものを選んでやるよ」

美咲「みさきもえらぶ! ぱぱいってきていい?」

恒一「うん。気を付けてね」

怜子「あ。ビールあるじゃない」ガサゴソ

恒一「ちょっと怜子さん」

怜子「一本だけよ一本だけ。これは露天風呂で飲むの。夕食の時は日本酒」

小椋「ここ露天風呂なんてあるんですか?」

怜子「まーね。ちょうどいいし皆で行きましょうよ」タユン

小椋「……ソウデスネ」ペター

恒一「僕も二人誘って行こうかな。夕食まで時間もありますし」

怜子「覗いちゃダメよー……って、恒一君は鳴ちゃん以外興味無いんだっけ?」ムフフ

恒一「鳴のなら何度も――げふんげふん。覗きなんてしませんよ」キリッ

小椋「問題は勅使河原でしょ。ちゃんと抑えといてよ?」

恒一「はは。心配しなくても大丈夫だって」

美咲「ただいまー! みてみて! あやちゃんにかってもらったの!」

怜子「あら、可愛らしいストラップ」

恒一「ごめんね綾野さん。これ後でお金返すから」

綾野「いいよいいよ。みさきっちゃんにプレゼントしたんだから」

恒一「――ありがとうね。美咲のために」

綾野「どういたしまして。それに思ったよりお土産安くすんじゃったから」

小椋「なに買ったの?」

綾野「結局お饅頭にしちゃった」アハハ

怜子「勅使河原君に選んで貰ってたんじゃなかったの?」

綾野「いやー……アレは、ねぇ?」

美咲「ねー」

勅使河原「おー。悪い待たせたか?」ジャラジャラ

恒一「!? なんだよそのアクセサリーは」

勅使河原「おう。カッコイイだろこれ。一個やろうか?」

小椋(蛇が巻き付いた十字架にプラスチックの勾玉、謎の言語が彫られた小さい剣……)

怜子(ダサッ)

美咲「かっこわるーい。――あれ?」

もっちーがどうなったのかはよ

杉浦(必死に逃げて来た……もうやだこのクラス変態しかいない)トボトボ

杉浦(うぅ……思い出すだけで吐き気が……)


美咲「」チョンチョン

杉浦「ひゃう!?」

美咲「? どうしたの?」

杉浦「な、なんだ……美咲ちゃんか」ホッ

美咲「たかこだいじょーぶ? なんかへんだよ?」

杉浦「え、えぇ……。ちょっと、嫌なもの見ちゃって」

美咲「きぶんわるいの? かぜ? おくすりいる?」

杉浦(……あ。私今心配されてる? こんな小さい子に?)

美咲「たかこ?」

杉浦(――ダメだ。しっかりしろ私。狼狽えたってあの変態はどうにもならない)
   「……ううん、大丈夫よ。ごめんねぼーっとしちゃって」

美咲「そうなの? ほんとにだいじょうぶ?」

杉浦「えぇ、もう大丈夫よ」

美咲「よかったー。たかこいつもきりっ、ってしてるのになんかへにょへにょだったから」

杉浦「なにそれ」クスッ

杉浦(きりっ、と……か。そんな風に見えてるなら、せめてこの子の前じゃそうしていようかな)ナデナデ

美咲「くすぐったーい」


恒一(……なんか近寄りずらい)

勅使河原(聖母みてぇな微笑みだな)ジャラジャラ

小椋(勅使河原ダセェ)

おぐりん酷いww

赤沢「あら皆、こんな所にいたのね」スタスタ

勅使河原「おう赤沢。どうしたんだその荷物」ジャラーン

赤沢「露天風呂に行こうかと思って(ダッサ)」
   「皆もどう?」

綾野「いいよー」

てっしーかわいそww

こんな時、多々良さんがいてくれたら

多々良「あら、勅使河原君のそれ、個性的ね」

ってなると思う

恒一「ちょうどその話してた所だよ。鳴と望月も呼んでこようか」

怜子「それじゃあ着替えを持って集合ね。まぁ男女別だから結局は別れるんだけど」

杉浦(仕掛けるつもりか……)

美咲「ろてんぶろー! ……ってなに?」

小椋「お外でお風呂に入るんだよ」

杉浦「泉美」

赤沢「多佳子、いきなり居なくなったから心配したのよ?」

杉浦「……考えは纏まったの?」

赤沢「――流石ね。表情の変化には気を使ってたつもりだったんだけど」

杉浦「(まず口を閉じろよ)本人に聞いて来たほうがいいんじゃない? 今なら美咲ちゃんも由美と話てるし」

赤沢「……確かに、二人の事だものね。ありがとう多佳子」スタスタ

杉浦(流石に面と向かって否定されれば目も覚めるでしょ。榊原君の目には美咲ちゃんと見崎さんしか映っていないって事)

赤沢「恒一きゅん」

恒一「なに? 赤沢さん」

赤沢「私考えたんだけどね。やっぱり貴方の意見も聞いた方が良いと思うの」

恒一「? うん。それで?」

赤沢「(私との)結婚式は洋風と和風、どっちがいい?」

恒一「結婚式? 僕はどっちでもいいけど……相手(鳴)のイメージ的には洋風かな?」

赤沢(確かに私は洋風ね)

恒一「女性としてはやっぱりウエディングドレスとか着たい?」
   (鳴のウエディングか……綺麗なんだろうな)

赤沢「それはそうよ(これは遠まわしに『君のウエヂィングドレスが見たい』て言ってるのよね? つまり恒一きゅんも私と同じ気持ちなのね)」

恒一「やっぱりそうだよね(鳴も着たいのかな……着せてあげよう、いつか必ず)」

恒一(「きゅん」、ってなんだろ?夜見山の訛りかな?)

赤沢「式にはどれくらいの場所がいいかしら?(あまり人とか呼びたくないわ……むしろ私と恒一きゅん二人だけでも)」

恒一「そんなに大きくなくてもいいかな。派手な事は嫌がりそうだし」

赤沢「うんうん」

美咲「ぱぱー。なにしてるの? みんないっちゃったよ?」

恒一「あ――ごめん赤沢さん。また後でね」スタスタ

赤沢「ええ」
   (もう。恥ずかしいからって逃げなくてもいいのに)

赤沢「でもこれで確信したわ。私と恒一きゅんは両想い」

赤沢「心配することなんてないわ多佳子! 今夜はお赤飯よ!」

露天更衣室・男

勅使河原「いやー、俺ら以外に人が居ないとかラッキーだよなぁ」ヌギヌギ

恒一「だね。貸切なんて滅多にできないし」ヌギヌギ

望月(ちんこ痛い)ゼンラー

勅使河原「ところで望月。お前どこにいたんだよ。土産屋面白かったぞ?」ヌギヌギ

望月「勅使河原君の格好を見ればわかるよ(笑)」
   「僕は怜子さんの荷物を置いて、後はその辺を見てたの」

恒一「ふーん」ヌギヌギ

勅使河原「ほー」ヌギヌギ

望月(まさか杉浦さんに目撃されるなんて思わなかったな。背後の気配に反応できないなんてオナニストとして恥ずかしい。鏡越しに目があったけれど、彼女はそれに気づいているのか……)
   (二人の反応を見る限り、事を公にするつもりはないのか? 偽装工作はほぼ完璧だから、涙目でシラを切ればいい話だけど)

望月(まぁいいや。様子を見て杉浦さんに話しかけてみよう。その時の反応でだいたいの出方は分かる)
   (ああでもあれは最高だったなぁ……///)ウズウズ

恒一「さて行こうか」ゼンラー

勅使河原「おう」ゼンラー

望月「うん」ビンビン

更衣室・女

鳴「……」フラフラ

美咲「ままだいじょうぶ?」

鳴「ふぁ……ぅ。大丈夫だよ。眠気が残ってるだけ」

美咲「もー」

小椋「」ジー

綾野「ん? どうかした?」

>>368
鏡越しに目が合うとか怖い

小椋「……何かおっきくなってない?」ポヨ

綾野「ひゃ――ちょ、ちょっと由美!」バッ

小椋「くそう……こないだまで同じぐらいだったのに」

綾野「そ、それならアッチの方が」チラッ

杉浦「?」オパーイ

赤沢「(恒一きゅんペロペロ)」オパーイ

怜子「肩こるわー」オパパーイ

ごめんちょい離席

小椋「ぐぬぬ」

綾野「何食べたらあんなになるのか」

美咲「おー」

鳴(恒一が喜ぶならいいや)

美咲「いいなー……」

赤沢「」ニヤリ

いないものになったから鳴ちゃんprprしてくる

露天風呂

綾野「ほれほれー。ちゃんと目閉じないとダメだぞー」ワシャワシャ

美咲「はーい」ツブリー

鳴「ごめんね綾野さん。そんな事までしてもらって」

小椋「気にすんなってー」

綾野「そうそう。好きでやってるんだからさー」

赤沢(勝負は一回。チャンスを待つのよ……!)

怜子「あ”ービールうめー」ゴクゴク

杉浦「いい眺め……」

怜子さん教師のイメージがw

勅使河原「……」

恒一「……」

望月「……」

勅使河原「……なぁ」

恒一「駄目だよ」

勅使河原「まだ何も言ってねぇだろ!?」

望月「どうせ覗きいかない? とか、そんなのでしょ?」

>>1が話のおとしどころに困っている気がする

てっしー「そりゃ、お前は見崎ちゃんのをいつでも見れるからいいけどさ」

望月「だめだよ、そんなこと言っちゃ」

てっしー「そういう、お前はどうなんだよ。三神先生がすぐそこに裸でいるんだぜ」

望月「ぼ、僕は別に…」

恒一「怜子さんは、こう、まるっっと…。って、あ゛…」

こんな感じで

勅使河原「ぐっ」

恒一「絶対駄目だからな。小椋さんからも言われてるし」

勅使河原「頼む! 鳴ちゃんと美咲ちゃんは絶対に見ないから!」

恒一「可能性があるだけでアウトなんだよ。怜子さんもいるし」

望月「」ウンウン

勅使河原「く、くっそー! せっかくこの壁の向こうに桃源鄕が有るってのに!」

恒一「諦めろよ。もし勝手に覗いたりしたら……」ジロッ

勅使河原「くそぅ……」グスッ

美咲「おそとではいるおふろもきもちいーね」

綾野「でしょ?」

小椋「広いしね。榊原君もきちんと抑えてるみたいだし快適快適」

杉浦「見崎さんの肌って白くて綺麗ね。特別なものでも使ってるの?」

鳴「ううん。美咲が使ってる奴と一緒」フルフル

綾野「おー。ほんとにスベスベだ」

鳴「ちょっ――」ビクンッ

小椋「おー。いい反応するなー」ワキワキ

鳴「……ちょっと」

美咲「ままのじゃくてんはねー……ここ」チョン

鳴「ひゃ!?」

綾野「おー。よく知ってるね」

美咲「うん。このまえおふろでぱぱがやってたもん」

綾野「なん……だと……!?」

鳴「ちょ、美咲何を――」

小椋「美咲ちゃんそれ詳しく」ズイ

綾野「いつもどうやってお風呂入ってるの?」

杉浦「気になるわね」

美咲「んとんと、いつもはきりかとはいってるんだけど、たまにぱぱとままとみさきではいるの。それでそのときぱぱが『めいはここをさわられるとすぐにおとなしくなる』って――」

鳴「///」バシャ

小椋「あ! 逃げた!」

綾野「ちょっと待ってよ!」

小椋「追うぞ!」

杉浦「ええ」

美咲「……いっちゃった」

美咲「ひとりでおふろはじめて……」

美咲「れーこー」

怜子「ビールうめー」ダバー

美咲「……」ソワソワ


赤沢「――横、座ってもいいかしら?」

美咲「!」

赤沢「駄目?」

美咲「いーよ! あかざーもひとり?」

赤沢「えぇ」チャポン
   「ふー……いいお湯ね」

美咲「……」ジー

赤沢「」タプタプ

美咲「……おー」

赤沢「――ふふ。おっぱい好き?」

美咲「うん! やわらかいのあんしんする!」

赤沢「へぇ……。――あら」スッ

美咲「んっ」

赤沢「まだここ、赤くなってるわ。痛い?」スリスリ

美咲「ちょっと」

赤沢「可哀想に……こんなに腫れて」

赤沢「いきなりママに叩かれて怖かったでしょう? 美咲ちゃんだけが悪いんじゃないのにね……」
   「私がママだったら、絶対にこういう事しないのになぁ……」

美咲「へ?」

赤沢「ねぇ美咲ちゃん? もし私がママになったらどうする?」

美咲「え? え?」

赤沢「落ち着いて聞いてね? 実は私と美咲ちゃんのパパ・恒一きゅんはね――愛し合ってるの」

美咲「」

赤沢「驚くのも無理ないと思う。でもね美咲ちゃん、これは本当の事なのよ。さっき結婚の約束もしたわ」

赤沢「いきなりでごめんなさい。混乱させちゃったね」

美咲「で、でもでも」オロオロ

赤沢「私がママになったら、今のママよりずっと楽しいよ? いろんなもの買ってあげるし、いろんなところに連れていってあげる。怒って叩いたり、美咲ちゃんをこんな風に一人にもしない。おっぱいだって、美咲ちゃんの好きにしていいんだよ?」

赤沢「だから、ね? 私の事、美咲ちゃんのママにして?」

美咲「……」

赤沢(俯いちゃった。これってよろしくお願いしますってこと?)

赤沢(ふふ――それにしても我ながら完璧なトークだったわね。この対策『恒一きゅんNTR作戦~将を射んとすればなんとやら~』に穴は無い)

赤沢(見崎鳴、貴方は愛する二人からの裏切りを味わうのよ――!)

美咲「――ん……」ボソッ

赤沢「え? おっけー?」

美咲「――みさきのままは、ままだけだもん」
   「あかざー、みさきのままじゃないもん」ジワァ……

美咲「う……ぇえ……ひっく、ぅ……」グスグス

赤沢「え? え?」

美咲「ちがうもん……ぐすっ」ブルブル

美咲「ぱぱ、みさきにいったもん……ままも、みさきも、おなじぐらいあいしてるっていったもん! あかざーのことなんて、いっかいもいってないもん!」

赤沢「え? なにそれこわい」

美咲「うそつき! あかざーなんかきらい!」ウルウル

赤沢「」

赤沢(な、なんなのこの展開!? こんなシーンあのドラマには無かったわよ!?)

赤沢「あ、え……その」オロオロ

赤沢「あの、美咲ちゃん? 私の事好き?」

美咲「きらい!」

赤沢「ほ、ほーらオッパイよ? 好きでしょ?」プラーン

美咲「ままのほうがすきだもん!」

赤沢(あれ? もしかして失敗した? 対策係の私が?)


鳴「……美咲? どうしたの?」

赤沢「あ」

美咲「ままー!」ダダダ

鳴「! 美咲!? どうしたの?」ギュ

美咲「うう……うわーん!!!」ビエーン

綾野「みさきっちゃん!?」

小椋「ちょっと、どういう事よこれ」

赤沢「」

杉浦(なーかせた)

鳴「どうしたの? どこか痛いの?」オロオロ

美咲「うぇ……ひっく、あかざーが……」グシグシ

綾野「泉美?」

小椋「おい泉美!」

鳴「――説明、してくれるよね? 赤沢さん」ジロリ

赤沢「ち、違うの! これは――」

杉浦「……もういい加減にしなさい!」

赤沢「!」ビクッ

赤沢「だって、だって……こういちきゅんが、私のこと好きって――」

小椋「はァ!?」

綾野「泉美、何言ってるの? こういっちゃんは鳴ちゃんが好きだって言ってるじゃん」

杉浦「あなたいつまでそんな事言ってるの! 私言ったわよね? 榊原君に直接聞けって!」

赤沢「き、聞いたわよ!」

杉浦「何て言ってたのよ」

赤沢「……結婚式は、洋風だって」

杉浦「は?」

杉浦「ちょっと待って。あなた榊原君に何て聞いたの?」

赤沢「私と結婚してくれる? って」

杉浦「それが何で洋風になるのよ!」

赤沢「だって私洋風だから……その」

杉浦「――もういいわ。とりあえず、美咲ちゃんに謝りなさい」

綾野「泉美。よくわかんないけど泉美が悪いよ。みさきっちゃんに謝ろ?」

美咲「……ぐすっ」

赤沢「み、美咲ちゃん……その、わ、わたし――」

美咲「……あかざーは、ぱぱのことがすきなの?」
   「だから、あんなこといったの?」

赤沢「――そうよ。私は恒一きゅんが好き。大好き」

杉浦「泉美!」

鳴「いいよ。続けて、赤沢さん」

小椋「鳴っち……」

赤沢「初めて会った時から好きだったの。一目惚れだった。話してるとドキドキしたし、握手すると安心したの。この人しかいないって思った」

赤沢「彼の事思うと胸が高鳴って、一緒に居たいって思った。彼の事、死なせたくなくて沢山対策も練って。頑張れば恒一きゅんが褒めてくれる、私を見てくれるって」
   
鳴「……」

赤沢「それなのに――」キッ
   「見崎鳴。あんたが全部奪ったのよ!」

赤沢「私まだ告白もしてないのに! 好きだって言ってないのに! その機会すらもらえなかった!」

綾野(……)

赤沢「だから取り返そうと思ったの! どんな手を使っても! これそんなに悪いこと!?」

鳴「――私は、恒一が好き」

  「優しい所が好き。料理上手な所が好き。ちょっと天然だったり、鈍感なところも好き」
  「私、恒一が好きだから。だから何て言われようと赤沢さんに恒一を渡すつもりは無い」

赤沢「――ッ!」

鳴「殴る? いいよ。気が済むなら。その代わり、もう二度と私たちに近寄らないで」

綾野「ちょ、ちょっと……」

赤沢「……私、あなたの事嫌い。大っ嫌い」

鳴「そう? 私もあんまり好きじゃない」
  「――恒一は、違うだろけど」

赤沢「え?」

鳴「」フゥ
  「私、渡さないとは言ったけど、告白しちゃ駄目なんて言ってない」

赤沢「……奪っても、いいって事?」

鳴「無理だろうけどね」

赤沢「……」

鳴「……」

赤沢「――――美咲ちゃん」

美咲「……うん」

赤沢「ごめんなさい」ペコッ
   「私、あなたにとても酷いことを言った。許してなんて言えないけど」

赤沢「多佳子達も、ごめん」

綾野「え? い、いや、私らは別に……ねぇ?」

小椋「あ……うん。まぁ理由はわからなくもないかなーと」

杉浦「……」

赤沢「見崎鳴」

鳴「なに?」

赤沢「……後悔しても遅いわよ」

鳴「ちなみに恒一は私に一目惚れだから」

赤沢「ふん」

美咲「あかざー」

赤沢「なに?」

美咲「――がんばってね」ニコッ

赤沢「!」
   「……えぇ。待ってなさいよ。必ずママって呼ばせてみせるから」


綾野「一件落着……なのかな?」

小椋「なんじゃないの? つーか裸で何やってんだ私たちは」

怜子「青春ねー」ゴクゴク

寝る
眠気で変なとこあると思うけどしらん
次の投下でラストまで行きたい

美咲「おいたん、なんで寝ちゃったの?」

鳴愛

鳴愛

うほq

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

へいよ

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