京太郎「周りに加虐性欲者しかいない…」 (66)



加虐性欲者。

いわゆるザディストの事である

人の苦しむ姿を見て喜びを感じる、歪んだ感性の持ち主達

俺の周りにはそういう人間がたくさんいる



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例えば、宮永咲。

言わずと知れた長野の魔王だ

今は文学少女なんて化けの皮を被ってるが本当のあいつは違う



随分と前の話だ

俺とあいつがまだ中学生だった頃

あいつはある日俺に衝撃的な告白をした

告白と言っても男女の中になるとかそういう意味の告白では無い

そう、あの日。全てはあの日が悪いんだ

あの日から俺の人生は狂いはじめたんだ

あのちんちくりんなザディストが俺に告白をしたあの日から…


立て逃げみたいになってしまいますが一旦切ります、すいません
一応酉も置いておきます

これは期待

把握
期待して待つよ

清澄がドSのすくつと化したとな

朱に交われば……
期待

サディストじゃないの?

ドSをドMに調教する展開だといいなー

期待

SキちゃんとS賀くん

期待

待ってますよー

すいません、連絡遅れました
今日の20~22時の間に続きを投下します

把握や

期待や



注意

・このスレは咲-saki-の二次創作になります

・キャラ崩壊が激しいです

・決まってこのルートとかは特にありません

・投下速度はゆっくりめです、1時間とか間開いたりします

よかったじゃないか、性的な目でみてもらえて



その日は雨だった

前日は晴れだったのになんて思っていたその日

近頃よく当たっていた天気予報も外れて

天気予報なんてやっぱりあてになんねえよなーなんてぼやいてたような気もする

まあそんなくだらない事はどうでもいい

その日の放課後、俺は咲から呼び出しを受けた

いや、呼び出しと言うには呼び出す内容は軽いものだった


「図書館で読みたい本があるんだけど、貸出機の使い方が分からないから付き合って」


たったこれだけの内容だ

あいにくの雨で部活は休みだったし

俺は断る理由も無いのでその呼び出しに二つ返事で応じた



「雨だね」

「あぁ、雨だな」


咲は傘を忘れたので相合傘をして図書館に向かった

二人でスペースを共有している所為で俺の左肩はびしょ濡れになってしまっていた

なのにこいつときたら、すました顔で濡れずに傘の真ん中に立ってやがる

本当に要領がいい奴だよな、こういう時だけは


「どうしたの、私の方見て?」

「なんでもねーよ。それより足元見てろ、雨の中で転んだりしたら大変だぜ」

「もう、京ちゃんたら…」


そう言って咲は視線を足元に移した



図書館は突然の雨のせいか来客が多かった。

いつもなら空いている席や椅子なども満席状態。

いた客は大半は大人で、中学校の帰りに制服のまま寄り道した俺達はかなり浮いていた。


「私は読みたい本取ってくるから京ちゃんは適当に席とっといて」

「はいはーい、と言いたいところだけどこの人口密度だとキツイな」

「2階はスカスカだったよ」

「マジか!」


咲はそれだけ言うとさっさと本を取りに何処かに行ってしまった

始めて来た時はあいつ、図書館の中で迷子になってたのに今じゃ自分の庭みたいな状態だな~なんて考えて少し懐かしく感じる

というか左肩さみぃ…さっきから、微妙に効いてる冷房の風が左肩に直撃してる



二階は咲が言ったとおりスカスカで誰もいなかった

とりあえず二階に移動して席を二つ確保する

しばらくすると咲は幾つかの本を持ってきた


「新刊はだいたい確保できたよ」

「全部じゃないのか?」

「二冊ほど、サラリーマンが一階で確保してる」

「……で、どうするんだ?」

「何が?」

「この前みたいに読んでる人が返すかどうか待つのかって聞いてんだよ」

「ろんもち」

「流石文学少女だな」

「えへへ」

「決して褒めてる訳じゃねぇからな」



「で、俺は途中で帰っていいのか?」

「だめー」

「いいじゃねぇかよ、ぶーぶー」

「京ちゃんも受験生なら本をきちんと読むべきだよ」

「俺は志望校A判定だからいいんだよ、誰かさんと違って授業中に本読んだりなんかしてないからな」

「う、うるさいなぁ」

「どうしたB判定、悔しいのか?」

「……ふん」


ぷいとそっぽを向かれてしまった

少し言いすぎたかな

こりゃ付き合ってますわ

ヤプーとか読んでるわけじゃないですよね…?

眠くて全く筆が進まないので今日はここら辺で
ゆっくりですいません、できれば清澄だけでも書き切りたい

乙ー
今のところただの仲のいい幼馴染に見えるがどうなるか

非安価なら書き貯めてまとめてやったほうがいいんでね?

安価でも最初のイベントとかルールとか書き溜めてからやるだろ馬鹿じゃなければ

加虐って聞くとおろし金の記憶しかないが

・・・加虐・・・鹿児島・・虐め・・おくすり・・・
うっ頭が

>>32
おいやめろ

そういうの避けてるんでわからんけど心に傷負ってる方多そうだな…

他所のスレにまで持ってくるとかホントにマナー悪いな
鹿児島スレはクソって評価されてるのも納得だわ

>>35
ちから抜けよ
禿げるぞ

信者が評判落とすってのはこういうことなんだな

咲さんかわいい

「皆さん、ご無沙汰しております」
「悶絶京ちゃん専属調教師の咲と申します」

遅くなってしまい、すいません。
マイペースに更新させていただきます。

うぃ



「ごめん、ごめん悪かったよ」

「ふん…」


なんでこいつ今日こんなに機嫌悪いんだ?

いつもなら謝ればすぐに許してくれるのに…


「俺、なんか気に障る事したか?」

「………別に」

「じゃあなんでそんなに機嫌悪いんだよ?」

「機嫌悪くないよ」

「嘘つけ」

>>42訂正


「ごめん、悪かったよ」

「ふん…」


なんでこいつ今日こんなに機嫌悪いんだ?

いつもなら謝ればすぐに許してくれるのに…


「俺、なんか気に障る事したか?」

「………別に」

「じゃあなんでそんなに機嫌悪いんだよ?」

「機嫌悪くないよ」

「嘘つけ」

「嘘つけって言われたから嘘ついたんだよ」

「そんなの屁理屈じゃねーか」

「屁理屈じゃないもん」


明らかに不機嫌そうな様子で彼女はその手に持った本をじっと見つめる

さっきまでは機嫌良かったのに、突然どうしたんだこいつ

ジャアアアアアアアアアアアアアアップwwwwwwwwwwww

はよ

おら1カ月たったぞ

はよ

はよしろ

うむ
はよ

酉が分からない…

更新出来なくてすいませんでした。
今日の23時ごろを投下目標にします。
本当に申し訳ありませんでした。

とりあえずID変わらない内に新酉

把握



咲「だいたい…京ちゃんはずるいんだよ……」

京太郎「ずるいって…何が?」

咲「……私より背は高いし」

京太郎「仕方ないだろ、男性の方が女性より平均身長高いし」

咲「……いつも寝てる癖に、テストとかは成績いいし」

京太郎「お前とは家庭勉強の量が違うんだよ」

咲「うぅ……それと、その…」

京太郎「……なんだ?」

咲「か、かっこいいし……」

すいません、今日の夜また来ます。

酉間違えた

本当にすいません、これで合ってるはず

サディストっつーよりツンデレに見えるんだけど気のせい?

遅れてすいません

>>57
たしかに、このままじゃタイトル詐欺になるかも…



「……?」


何言ってんだこいつ

褒めるなんて雨で頭やられたんじゃ無いか…


「咲、すまん」

「おでこに手を置いて…何?」

「……熱は、無いな」

「ふふっ…何それ、私は風邪引いてないよ?」

「ほら、転ばぬ先の杖って言うだろ」

「……むぅ」



「ちゃん、仏の顔も三度までだよ」

「どうした、突然ことわざなんて言って」

「あと一回ってこと」


ふんっ、と怒った様子で咲は俺が確保した席に座った

そして当然のように持ってきた本を俺の座ろうとしていた席に置いた


「おい、嫌がらせかこれ」

「なーにーがー?」


咲が本を読むフリをしながにやにやと笑う

こちらをちらちら見てるくせに退かそうとしないあたりこいつはかなりたちが悪い

…こいつ、後で覚えとけよ



とりあえず、空いている咲の向かいの席に座る

すると咲が不満そうな顔をして、本へと視線を戻した

ざまあみろ、と思った途端身体がぞわりと震えた


「……ひぅ」


思わず声が出てしまった、椅子がとてつもなく冷たかったのだ。


「ふふっ……ぅふっ…ふ、ふぅ」


おい、笑い声漏れてるぞ文学少女、図書館では静かにしろって言ってただろうが



「ふふっ…どうしたの…っ、京ちゃん…ふふふふ、ふふ…」

「咲、お前イス濡らしただろ…」

「ふふ…な、なんのこと、かなっ…ふっふふ」


こいつ笑いながら否定するとか、それ否定出来てないからな

絶対お前が濡らしただろ、というか濡らしたのは故意じゃ無かったとしても教えてくれなかった時点で同罪だこのやろう


「ふふふっ…京ちゃん、何睨んでるのかな?」

「咲……覚えとけよ」

「うーん、嫌かなぁ」



「……お前、こういうことばっかしてると周りから嫌われるぞ」

「私、学校では真面目だから」

「授業中本読んでるのに?」

「……」

「いてっ、無言で向こう脛蹴るな! いたっ!」


また、にやけやがって…

文学少女はどこに行ったんだよ、そのうち本で頭とか殴ってきそうだよな



「京ちゃんてさ、面白いよね」


笑いながら、咲が俺に言った


「何がだ?」

「リアクションて言うのか…私がしたことに対する反応が面白いよ」

「それは何処と無く俺を馬鹿にしてるよな?」

「よく分かったね、流石A判定」

「まだその事根に持ってんのかよ…」

「なーにーがー?」

「チッ……」

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