天皇「俺さん、待ってください…!」俺「ん?」 (77)

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度重なる激戦とこれまでの戦いが終わり、少し落ち着いた休息の一時

天皇(21)「もう、行ってしまわれるのですね…」ハァハッハァ

俺「まぁこれにて一応戦いも終結だしな、嫌われ者はサクッと退散しとくぜ」

天皇(21)「あなたのこの戦での功績、それを知れば皆だって…」ハァハァ

俺「あー、もういいじゃん。全部終わったんだ。これでもうこの国も大丈夫さ。で、それだけを言いに来たの?」

天皇(21)「少し、あなたにお伝えしたい事が…」ゼェゼェ

俺「なんだよ天ちゃん、改まって気持ち悪い…俺と君との仲じゃん」

天皇(21)「いつかきっと…また訪ねてきて下さい…我々もまだ若い身、必ず大きな壁に行く道を阻まれることもあるでしょう…」

天皇(21)「しかし私とあなたとのコンビなら…必ずやれるはずです、一緒に戦ってきた中で私たちに不可能などなかった」

俺「お気遣いはありがたいんだけどさ、」

俺「俺もこんな正確だからよ…″ケジメ″だけはつけたいんだ」

俺「悲しい戦いは終わった、だけどみんなもう前に進みだそうとしてる、それに…」

俺「君は天皇になる」

天皇「…!」

俺「もともと俺たちの道は最初から交わることはなかったんだ、だけど事実は小説より奇…こうして一緒に戦えた」

俺「だけどこれからは別々の道を行くんだ、そしてもうそれは交わることは…ない。」

俺「でも、」

俺「まあなんやかんだ一緒に戦えてまあその…」

俺「楽しかったぜ」

天皇(21)「!!!」

天皇(21)「俺さん…」

俺「じゃあなウスラトンカチ、せいぜい長生きするこったな」

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ーーーーーーーーーーーそして60年後

天皇「ごほっごほっ…う…!」

長迫「陛下!!」

天皇「私は大丈夫です…あなたもお疲れでしょう…ごほっ…もう席を外してもらって大丈夫ですよ?…ごほっ」

長迫「陛下がそうおっしゃられるなら…」スッ

天皇「…」チラッ

天皇(わたしももう長くはありません…)

天皇(俺さん…あなたは今どうしておられるのでしょうか…)

天皇「無鉄砲なあなたです…あれからも何度も世界を、見ず知らずの国を救って無茶をして…もう亡くなっているかもしれませんね…」

天皇「ごほっ」

天皇(もしかしたら私は彼のことが好きだったのかもしれませんね…)

天皇(俺さん…)

天皇(このままあの世へ逝っても…またあの時みたいに…)

天皇(上手に笑いあうことはできますでしょうか…)

天皇(…)

長迫「陛下?陛下!!陛下ァ~!!!!!???」



チャオズワロタwwww

ーーーーーーーーーーーーーーー同じ頃

かつて栄華を誇った荒廃した聖地

俺(…)

キラーン

俺(?)

俺「今日は空が綺麗だな」

ーーーーーーーーーーー60数年前

激戦と修羅場の繰り広げられる中国大陸主力戦

天皇(20)「…!もうこの要塞は持ちません!!!皆の命に帰られません!!捨てましょう!!!!」

長迫「なに言ってる!!?敵は聞きしに勝る大軍だ!中露朝連合軍!!下手に逃げりゃ一気に殲滅される!!!」

天皇(20)「大丈夫です!!!このLINEから先へは…」

天皇(20)「私が通しません…!」

宮田「殿ってことか?ふざけるな!!お前はこの戦が終わった後上に立ち、皆を導く義務がある!!そんな勝手なことは許さん!!」

天皇(20)「国が本当の意味で終わりを迎えるのはどういった時だと思いますか?」

長谷川「なんだと!!???」

天皇(20)「私が死んでも国は滅びません、この戦を必死で戦い抜こうとしている民が全滅した時こそ!!!本当の意味で終わるのです!!!そんなことはこの私が許しません!!!!」バンッ

長迫「ッ…!」

俺「そこまでだ!!天スケ!!!」

天皇「俺さん!!?」

宮田「てめえ…何故ここにいる!!!??貴様には北方から押し寄せる露軍を牽制する北の地を任せられていたはずたぞ!!!」

鎌田「また敵前逃亡か?くせぇんだよここで俺が殺してやろうか」

長谷川「切迫した近況についに頭をヤられましたか…みっともない…」

長迫「はよ死ね」

俺「うるせぇ!!!アホチンポども!!!」バンッ

一同「!!!?」

俺「事態が分かってないようだな」

平井「分かってねーのはテメーのほうだろ」

和田「お呼びじゃねぇんだよ!!帰れ帰れ!!!」

鈴木「顔面キメぇんだよ…」

櫻田「なぁにが事態が!キリッだよ」

俺「ションベン蒸留して水分補給してろksども」

俺「もちろん北方は俺の信頼できる奴に任せてきたし色々手は打ってきた」

天皇(20)「俺さん…それよりなぜこんなとこまで…」

俺「殿は俺が務める」

一同「!!!!!」

天皇(20)「俺さん!!それはなりません!!!これは盟主である私の…」

長迫「まずお前に任せたところで殿の役目も果たせず全滅というのが容易に想像できる、立場をわきまえろ!!」

俺「もちろん手は五重にも六重にもうってある」

山本「伝令!!!」

俺「きたか…」

天皇(20)「その手紙は…?」

山本「こちらになります!!どうぞ!!!」スッ

天皇「!!!」

天皇(20)「俺さん…これは…」

俺「東南アジア諸国に退路確保の要請を出した、奇襲だ。もう退路を塞いでる敵軍は蹴散らしてくれているだろう」

天皇(20)「中立を決めていた彼らが…」

俺「現地の原住民にも協力を頼んである。退却は思っているより簡単になってるぜ」

天皇「俺さんは…!!」

俺さん「おいウスラトンカチども!!!さっさと天コロ連れて逃げろ!!!」

宮田「おいいくぞ!!」

長谷川「退路が確保されてるなら退却はできる!!」

長迫「殿かなんかしらんが俺が死にたいなら死なせてやれ!!!」

山本「行きますよ!!!」グイッ

天皇(20)「そんな…俺さん!!俺さーーーーーーーーんんん!!!!」

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俺「行ったか…」

ドサドサドサドサドサ

中国軍陸軍大将「お前は…?天皇はどうした」

露西亜軍陸軍中将「他の連中もどうした?お前は一人か?」

俺「他の奴らは退却した、お前らの任務は失敗だ」

中国軍陸軍大将「撃て」

パァン

トスッ

俺「…」

中国軍陸軍大将「下らん時間を使った、さっさと追い殲滅するぞ」

韓国軍「はい!!」

俺「」スッ

兵士「!!?」

パンッパンッ

ドドドドドドドドドドドドドドドド

俺「…」

兵士「こ!こいつ!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドド

中国軍陸軍大将「チッ、なぁにを堂々と一人で構えてるかと思ったら…お前も″能力者″だったか…」

俺「死にたくなけりゃ引け、俺の能力…使わにゃならんらしい…」ゴゴゴゴ

露西亜軍陸軍中将「お前のようなガキを相手にせにゃならんとはな」ズズズ

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中国大陸主力戦ーーーーーーーー
結果としては日本は退却を余儀なくされざるを得なかった

しかし天皇一行は無事退却を完了し、次なる動きに備えることができたのであった

退却が完了する少し前、某地ではたくさんの血が流れたという

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