ピッコロ「カロス地方?」 (904)

チュンチュン チチチ・・・

カロス地方 アサメタウン 誰かの部屋

ピッコロ「・・・・・・」

ヤヤコマ「チチチ?」

ガシッ

ヤヤコマ「ヂッ!」

ピッコロ「何だこの鳥は・・・どこから入ってきたんだ?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1384692845


女の声「カルムーお隣さんが来たわよー」

ピッコロ「(女の声・・・?)」

ピッコロ「!?」

ピッコロ「どこだ・・・・・・ここは?」

ピッコロ「(たしか俺は天界で瞑想をしていたはずだが・・・)」

ピッコロ「(部屋のようだが精神と時の部屋にこんな部屋はない)」

ピッコロ「(しかも今の女の声は俺が知っている人間の声ではないぞ・・・)」

女の声「カルムーいつまで寝てるのー?そろそろ起きなさ―」スタスタ

作業着の女性「!?」

ピッコロ「!?」

ピッコロ「だ、誰だおま――」

作業着の女性「きゃああああ!!!」

ピッコロ「うお!何て悲鳴だ!!」

作業着の女性「あんた誰よ!うちのカルムはどこにやったの!?」ブンブン

ピッコロ「おわっ!落ち着け!物を投げるな!!」



金髪の女の子「カルムのお母さん!?」

褐色の女の子「一体どうしたんですかー!?」ドタドタ

サキ「あ、セレナちゃんにサナちゃん!変なポケモンがカルムをさらったの!」

ピッコロ「勝手にさらうな!しかもポケモンって何のことだ!?」

セレナ「きゃあ!ポケモンが喋った!!」

サナ「み、緑色!新種のポケモンかな!?」

ピッコロ「誰が新種だ!!」

サイホーン「グアー!!!」ドカドカ

サキ「サイホーン!」

ピッコロ「何だコイツは!?」

サキ「サイホーン!いいところに来たわ!この緑色のポケモンを懲らしめて!!!」

ピッコロ「お、おい、何をする気だ!?」

サイホーン「グオー!!!!!」ズアッ

ピッコロ「くそっ、止むをえん!」

ガシッ

サイホーン「グオオ!?」ズズズ・・・

サキ「う、嘘・・・」

セレナ「サイホーンの突進を受け止めた!?」

ピッコロ「どうした、そんなものか?」グググ・・・

ピッコロ「(静まれ!!!)」キッ

サイホーン「グオ・・・!」ビクッ

カルムママ「サイホーン!?」

セレナ「止まった!」

ピッコロ「生身の人間相手に恐竜をけしかけるとは関心せんな」

サキ「あなた・・・一体何者なの?サイホーンを素手で受け止めるなんて・・・」

ピッコロ「俺はピッコロ。理由を話すと長くなるから、その前に質問を答えてほしい」

セレナ「(外見に似合わず可愛い名前ね・・・)」

ピッコロ「ここはどこなんだ?それにそこの小娘が言っていたポケモンとは何だ?」

セレナ「こ、小娘!」カチン

サナ「え、じゃあ、ピッコロさんはポケモンじゃないの?」

ピッコロ「残念だが俺はそのポケモンとやらではない。さあ、質問に答えてもらおうか」

サキ「え、ええ、わかったわ」

ピッコロ「そうか・・・大体わかった。どうやらここは俺の住んでいる世界とは違うようだな」

サキ「でもどうして、ピッコロさんがカルムの所にいたの?」

ピッコロ「原因はわからん。おそらく何者かが何らかの方法で俺をこの世界に飛ばしてしまったのだろう」

ピッコロ「断定は出来んがそのカルムという子どもは俺がいた世界と入れ替わっている可能性もある」

サキ「そんな・・・」

ピッコロ「俺がいた場所と入れ替わったのなら、比較的安全な場所にいるから大丈夫なはずだ」

ピッコロ「(問題はその子どもが『あの二人』を見て驚かないかだが・・・)」

サキ「あの子は今日晴れてポケモントレーナーになるはずだったのに、どうしてこんなことに・・・」

ピッコロ「そのポケモントレーナーとは何だ?」

セレナ「私から話すわ」かくがくしかじか

ピッコロ「・・・つまり、この世界の人間はポケモンという生き物と共に生活を送っているのか?」

セレナ「そうよ。人によって様々だけどポケモンと暮らして普通に生活を送る人や共に仕事をする人もいれば、トレーナーとなってポケモンマスターを目指す人もいるの」

ピッコロ「不思議な世界だ・・・さっきの鳥や恐竜のような生き物といい、ポケモンとやらは人間に忠実なんだな」

セレナ「ポケモンの全部がそうではないけど、少なくとも私達の世界じゃ人間とポケモンは切っても切れない関係なのよ」

ピッコロ「そうか・・・」

サナ「ねえ、ピッコロさんはこれからどうするの?カルム君の所でお世話になるの?」

ピッコロ「・・・・・・・・・」

ピッコロ「(あっちでも異変に気づいてるなら、デンデ達が何かしら動いてるはずだが・・・)」

ピッコロ「(しかし頼みのドラゴンボールは半年前のセルゲーム後に使ってしまった・・・となるとここで待つわけにもいかん)」

セレナ「そうだわ、ピッコロさんがカルムの代わりにトレーナーになればいいのよ!」

ピッコロ「何だって?」

セレナ「原因がわからない以上、ずっとここにいるわけにもいかないでしょう?」

セレナ「それに、ポケモンの中には空間を移動したり時間を操ることができる伝説のポケモンが存在するの」

セレナ「色んな所で情報を集めれば何かきっかけを掴めるかもしれないわ」

サキ「それもそうね。世界は広いんだから、カルムとピッコロ君が元の世界に戻れる方法だってきっとあるわ」

ピッコロ「・・・そうだな。ここで黙って待つのは性に合わん。」

ピッコロ「それに、そのポケモンという不思議な生き物に興味がわいてきたことだしな」

カルムママ「決まりね。そうと決まったらまずは身支度を済まさなきゃ。まずはその変な服を着替えないと」

ピッコロ「き、着替えるだと?」

サキ「そうよ。ターバンにマントだなんて、ただでさえその皮膚の色でも目立つのに余計に際立つわよ!」

ピッコロ「俺はこの格好で慣れてるんだが・・・」

サキ「とにかくその格好で外を歩くのは目立つわ!」

サキ「私の夫が着ていた服を渡すから、それに着替えなさい!」

ピッコロ「わ、わかった・・・」

サナ「すごーい・・・カルム君のお母さん、ピッコロさんを手懐けてる・・・」

セレナ「流石サイホーンレースの元レーサーね・・・」

しばらくして――

ピッコロ「こ、これでいいのか?」

サナ「プッ」

セレナ「(むしろ余計に目立っちゃってる気が・・・)」

サキ「うん、ちょっとキツキツだけど似合うじゃない」

ピッコロ「前にもこれと似たような服を着た記憶が・・・」

セレナ「ピッコロさん、とっても似合うわよ?」くすくす

サナ「かわいい~」

ピッコロ「うるさい」

カルムの家 玄関

サキ「はい、これがタウンマップよ。カロス地方のことはこの地図に書いてあるから、よく確認してね」

ピッコロ「色々と世話になったな。あんたの子どもは必ず連れ戻す」

サキ「お願いね、ピッコロ君。セレナちゃんとサナちゃんもピッコロ君のことをよろしくね」

セレナ「はい、任せてください」

サナ「大丈夫!ピッコロさん強いから、いざとなったらあたし達を守ってくれるもん」


サイホーン「ガオッ」

ヤヤコマ「チチッ」

ピッコロ「お前達か。さっきは驚かして悪かったな」

サキ「ふふ、ピッコロ君に挨拶をしに来たのね」

ピッコロ「じゃあ、行ってくる」

サキ「気をつけてね」



こうして、ポケモンと呼ばれる不思議な生き物が存在する世界に迷い込んだピッコロは
元の世界に帰れるよう、少年少女たちと共に旅をすることなった。
はてさて、果たしてこの先何が待ちうけるのか?

なぜピッコロさんを選んでしまったのか

メイスイタウン 待ち合わせ場所

トロバ「遅いですね・・・セレナさん達」

ティエルノ「退屈だね。ひまつぶしに僕が今から踊りを見せてあげようか?」

トロバ「い、いえ、結構です。・・・あっ、セレナさん達だ!」

セレナ「お待たせー」スタスタ

トロバ「遅かったですね、一体どうした――って、いいっ!?」

ティエルノ「こ、この人は!?」

ピッコロ「・・・・・・」

セレナ「えーと、この人のことなんだけど・・・」

ピッコロ「それは俺から話させてもらおう」

トロバ「ひっ、喋った!?」

ピッコロはトロバ達に簡潔に経緯を話した

トロバ「そんなことが・・・」

ティエルノ「じゃあ、ピッコロさんは違う世界から来た人なの?」

ピッコロ「そうだ。そしてお前達の友人は俺のいた世界の方にいる。お互いが元の世界に戻れるようにこうして旅に出たわけだ」

ティエルノ「(ピッコロさんと同じような人達が住んでいる世界にいるのかな・・・)」

ピッコロ「安心しろ。俺がいた世界の人間はお前達と『ほとんど』変わりない」

トロバ「え?」

ティエルノ「ピッコロさん、僕の心が読めるの!?」

サナ「すごーい!エスパーみたい!」

ピッコロ「この二人もトレーナーとやらなのか?」

セレナ「そうよ、紹介するわ。小さい方はトロバって言って控えめな子で、太い方はティエルノっていって踊るのが好きなの」

トロバ「ち、小さい方・・・」

ティエルノ「太い方・・・」

ピッコロ「よろしく頼む」

トロバ「あ、ハイ、よろしくお願いします」

ティエルノ「オーライ!じゃあ、これからピッコロさんをニックネームで呼びたいんだけど、ピコちゃんはどう?」

サナ「えー!やだっ!!ピコりんの方がいい!」

ピッコロ「・・・・・・ピッコロでいい」

トロバ「二人とも無茶ぶりはやめましょう。ピッコロさんもこう言ってることですし・・・」

サナ「えー、つまんないのー」

ティエルノ「じゃあピコっちにしよっか?」

セレナ「えーと・・・それよりも、パートナーとなるポケモンを早く見せてほしいんだけど・・・」

ティエルノ「あっ、そうだったね。僕らはじめてポケモンと対面した感動をサナ達にも味わせなきゃね!」ガサゴソ

ティエルノ「はいこれっ!」

ピッコロ「このボールの中にポケモンとやらがいるのか?」

セレナ「モンスターボールよ。ポケモンを収納するために造られたボールで、必要な時以外はこのボールにポケモンを収めているの」

ピッコロ「(ホイポイカプセルみたいなものか・・・ブルマが興味を持ちそうだな)」

セレナ「ピッコロさんが元の世界に戻るための大事なパートナーだからね、慎重に選ばなきゃ!」

サナ「よかったらピッコロさんが一番先に選んでよ!」

ピッコロ「お、俺がか?」

ピッコロ「(正直、俺一人でも充分なんだが・・・仕方あるまい)」

ピッコロ「こいつにしよう」

ハリマロン「マロ」

セレナ「ハリマロンにするのね?それなら私はフォッコにするわ」

サナ「わ~!じゃあ、あたしはケツマロね!」

トロバ「ケロマツです」

ピッコロ「あまり強そうには見えないが・・・こんなので大丈夫なのか?」

セレナ「今はまだそんなに強くないけれど、戦って経験を積めば強くなるし、ポケモンによっては進化をするのだっているわ」

ピッコロ「(フリーザやセルみたいに進化するのか・・・)」

トロバ「あの・・・あと皆さんに渡さないといけないものがあるんです」

ピッコロ「なんだこの機械は・・・?」

トロバ「『ポケモン図鑑』です。出会ったポケモンのデータを登録を(以下云々」

ピッコロ「ポケモンに関する情報はこれで調べればいいんだな?」

トロバ「ええ。本当はカルムさんに渡す物だったんですけど、今はピッコロさんに預けてもらったほうがいいでしょう」

セレナ「カロスではね、選ばれた子どもがポケモンとポケモン図鑑を持って冒険の旅をするのよ」

ピッコロ「(俺は子どもなのか・・・?)」

ピッコロ「どう扱えばいいのだ?」

トロバ「あとで僕が教えてあげますよ」

サナ「ねえ!ピッコロさん、今からあたしとポケモンバトルしようよ!」

トロバ「サ、サナさん、何も今じゃなくても・・・」

ピッコロ「いいだろう。俺もそのポケモンバトルとやらに慣れないといけないからな」

サナ「決まりね!ケツマロちゃん、あたしたちのはじめての勝負!キュートに勝っちゃお!!」

トロバ「ケロマツですってば・・・」

ピッコロ「(ポケモンバトルか・・・以前、俺を殺したサイヤ人がけしかけた化け物の時と似たような戦い方だな・・・)」

サナ「いっけー!ケツマロー!」バッ

トロバ「ケロマツ」

ポンッ

ケロマツ「ケロー!」

ピッコロ「このボールを投げれば出てくるのか?」

セレナ「そうよ。サナと同じように投げてみて」

ピッコロ「ああ。ゆけっ、ハリマロン!」バッ

ポンッ

ハリマロン「マロ!」

サナ「いっけー!ケツマロ、はたくよー!」

ケロマツ「ケロロ!」ズアッ

ピッコロ「避けろ!ハリマロン!!」

ハリマロン「マロ!」バシンッ

ピッコロ「何をしてる!そんな攻撃も避けれんのか!!」

トロバ「ひっ!」ビクッ

ハリマロン「マ、マロー・・・」

セレナ「ピッコロさん、ダメよ!そんなに怒鳴っちゃ!!」

ピッコロ「す、すまん、ついいつもの勢いで出てしまった・・・」

セレナ「まだ戦いに慣れてないんだから、落ち着いて指示を出せばちゃんと言う事を聞いてくれるわ」

ピッコロ「わかった・・・ハリマロン!つるのムチだ!」

サナ「すごーい!ピッコロさんってポケモンバトルも強いんだね!」

ピッコロ「たまたま運が良かっただけだ」

セレナ「これからは私がピッコロさんに色々と教えてあげるわ。ここでは立派なポケモントレーナーになってもらわなきゃね」

ピッコロ「あ、ああよろしく頼む」

ピッコロ「(まさか子どもに教えを請うことになるとはな・・・)」

ティエルノ「じゃあ、僕とトロバっちは先に行って、ポケモンを探すとするよ!」

トロバ「皆さん、ハクダンの森でお会いしましょう」

メイスイタウン 商店街

セレナ「さて、まずはボールやきずぐすりの用意をしなくちゃね」

サナ「そうだね!何にも持たないで草むらに入ったら危ないもんね!ね、ピッコロさん!?」

ピッコロ「・・・・・・」

住人A「ねえ、女の子二人の後ろにいるデカいの何?」ヒソヒソ

住人B「なあにあれ?新種のポケモン?」ヒソヒソ

住人C「でも服を着てるぞ?人間じゃないのか?」ヒソヒソ

住人D「馬鹿言え、肌が緑で耳が尖ってる人間がいるかよ」ヒソヒソ

ピッコロ「覚悟はしていたが、やっぱり気になるよな・・・」

セレナ「?」

数十分後・・・

セレナ「ボールやきずぐすりの準備は出来た?早速2番道路に向かいましょ」

サナ「何だかワクワクするね!」

ピッコロ「そ、そうだな・・・」

ピッコロ「(孫のように陽気な娘だな・・・)」

2番道路

セレナ「じゃあ、この草むらでポケモンの捕まえ方を教えるわ」

サナ「セレナのパパやママってすごいトレーナーなの!だからポケモンの捕まえ方や勝負のことも詳しいんだって!」

セレナ「親は関係ないわ。じゃあ私が手本を見せるわ。しっかり見ててね?」

――――

サナ「すごーい!もう捕まえちゃったの!?」

セレナ「ポケモンは弱らせたり状態異常にさせたりすれば、捕まえやすくなるの。捕獲する際の基本よ」

ピッコロ「(捕獲されるポケモンからしたら、たまったものではないな・・・)」

セレナ「さ、ピッコロさんもさっき私がやった通りにしてみて」

ピッコロ「わ、わかった・・・」

サナ「ピッコロさん、ガンバレー!」

しばらくして・・・

セレナ「・・・・・・・・・」

ピッコロ「・・・・・・・・・」

セレナ「まあ、はじめてだからね・・・いきなり簡単に出来るものじゃないわ」

ピッコロ「すまん。教えたとおりに出来なくて」

セレナ「い、いいのよ謝らなくて・・・さっきのでモンスターボール使い切っちゃったみたいだから、私の分けてあげるわ」

ピッコロはモンスターボールを10個手に入れた!

ピッコロ「いいのか?こんなにくれて」

セレナ「パパにモンスターボール余分にくれたから、心配いらないわ」

サナ「ピッコロさん、ガンバろうね!あたしも可愛いポケモンいっぱい捕まえるんだから!」

ピッコロ「あ、ああ・・・」

セレナ「この先がハクダンの森よ。行きましょう」

ピッコロ「(・・・・・・本当に帰れるか心配になってきた・・・)」

今日はここまでにします。

>>18
まあ、年齢的にというか・・・
某海王がBWの世界の主人公になってるSSを見てピッコロさんもいけるんじゃないかなーって

上がってるから来たかと思ったのに荒らし[ピーーー]よ

はい、静かに!静かに!一同静かに!はい、これからあなた方のレスを磨り潰します!
出てきた感想は全て、この作者のエネルギーとさせていただきます。感謝するように!


>>47
はい、元気があっていいですね!まずはあなたから!




はい、すみません、投下します

あと、読み返してみたら>>32>>33の間に以下を投下するの忘れてました…
すみません脳内補完でお願いします、はい

ハリマロン「マロ!」ビビッ

ケロマツ「ケロ!!」バシッ

ピッコロ「(ほお、今わずかに気が上がったな・・・)」

ケロマツ「ケ、ケロ・・・」パタッ

サナ「あー!ケツマロちゃん!!」

ピッコロ「勝負はあったようだな」

セレナ「いい勝負だったわ、ピッコロさん」

ティエルノ「記念に僕が勝利の祝いを踊ろうか?」

ピッコロ「いや、結構だ・・・」

ハクダンの森

ミニスカート「ちょっと、そこのトレーナー!私と勝負――」

ピッコロ「ん?」ギロ

ミニスカート「!!!!!」

ミニスカート「きゃあー!出たーっ!!!」ダッ

たんぱんこぞう「あわわわわ……」ブルブル

ピッコロ「………」

セレナ「みんな、ピッコロさんから逃げていくね…」

ピッコロ「ふん、気にするな」

セレナ「ここからは自由行動にしましょう。私もバトルに慣れなきゃ」

セレナ「サナ、ピッコロさん、また後でね」

サナ「ねえ、ピッコロさんあたしと一緒に行こう!一緒だと何だかワクワクするんだもん♪」

ピッコロ「好きにしろ」

サナ「早く新しいおともだちが見つかるといいね!」

ピッコロ「(しかし…悟飯といい、子どもというのは順応の早い生き物だな)」

サナ「あ!」

ピッコロ「どうした?」

サナ「ちょっと待ってて!」ダッ

サナ「はいこれ!」

ピッコロ「何だこれは?」

サナ「まひなおしよ。サナね、パズルが好きだからね、意外と注意深いんだよ♪」

ピッコロ「なるほど、そいつはたしかに意外だな」ニヤ

サナ「あっ、ピッコロさんが笑った!」

ピッコロ「こいつはありがたく頂くぞ、サナ」

サナ「うん、どうしたしまして♪」

しばらくして―――

ガサガサ

サナ「草むらの中に歩いてるのにポケモン全然出てこないね…」

ピッコロ「人間が怖いんだろう」

サナ「そうなのかな……あ~あピカチュウ、出てこないかな~」


岩陰

ピカチュウ「」ブルブル

ヤナップ「」ブルブル

コフキムシ「」ブルブル

「まずは観察!」「受けて立つよ~」

ピッコロ「どうやら、あいつらもここにいるようだな」

サナ「え、誰かいるの?」

トロバ「あっ、ピッコロさん!」

サナ「トロバ!それにティエルノ!」

ティエルノ「サナっちも一緒だね、調子はどう?」

サナ「うん、バッチリ!でもまだポケモン一匹も捕まえてないんだーどうしてだろ…」

トロバ「それはそうと、セレナさんってすごいんですよ!一人で何人ものトレーナーに勝つんですから」

サナ「ふええ…やっぱセレナってすごいんだね」

ピッコロ「(そんなすごいものなのか…?子どものトレーナー相手に)」

セレナ「あっ、みんな来たのね」

ピッコロ「お前の方はもう済んだのか?」

セレナ「ええ、ここにいるトレーナーの相手も終わったから、そろそろ次に向かおうと思うの」

サナ「だったら、みんなでハクダンシティへ行こうよ♪」

ハクダンの森 3番道路への道

セレナ「ねえ、そういえばまだピッコロさんのこと色々と聞いてなかったんだけど…」

ピッコロ「なんだ?」

セレナ「ピッコロさんって年、いくつなの?」

ピッコロ「年か?たしか……14だ」

セレナ「じゅ、14…?」

ピッコロ「そう、14だ」

ティエルノ「14って…」

トロバ「ボク達とそんなに年齢違わないんですね…」

サナ「年齢よりも大人っぽいんだね。ピッコロさんて」

ピッコロ「ふん」

ピッコロ「む…!」ピクッ

セレナ「ピッコロさん、どうしたの?」

ピッコロ「お前達はそこにいろ」シャッ

ティエルノ「うぇ!?」

トロバ「と、飛んだ!?」

セレナ「ちょ、ちょっと!ピッコロさん!?」

ハクダンの森のどこか

ラルトス「……」ダダッ

マンキーA「ウッキー!!」

ラルトス「……!」ピタッ

マンキーB、C、D、E「ブヒブヒ」ゾロゾロ

ラルトス「!」ガクガク

マンキーA「ウッキャー!!」ズアッ

ラルトス「……!!」

ガシッ

マンキーA「ブヒ…!?」

ラルトス「!?」

ピッコロ「そのへんにしておくんだな…!」

ブンッ

マンキーA「ブキャー!!」

マンキーB、C、D、E「ブヒー!」ダッ ガサガサ

ピッコロ「ふん、ポケモンを出すまでもなかったな…」

ラルトス「……」

ピッコロ「しかし、情けないポケモンだな。反撃もせんで逃げてばかりとはな」

ピッコロ「自分の身を自分で守れないようなら外をうろつくな」

ラルトス「……」

ピッコロ「今回はたまたま俺が通りかかったから良かったが、次も同じような目にあったなら命はないと思え」

ピッコロ「あとは気をつけて自分の巣に帰ることだな」

ラルトス「……」スタスタ

ピッコロ「何故、ついてくる?」

ラルトス「……」スタスタ

ピッコロ「失せろ!お前のような臆病者を捕まえる気はない」

ラルトス「!!」ブンブン

ピッコロ「……」

ピッコロ「…好きにしろ。言っておくが、俺は厳しいぞ」

ラルトス「」コクッ

ピッコロ「ならば、このボールの中に入れ」ポンッ

ピッコロ「ラルトス、というのか…」

ピッコロ「ふん、なきごえしか上げれんとは。ならばこれからはみっちりと俺がコイツ(ハリマロン)と一緒に地獄の特訓をしてやろう…」

ピッコロ「死んだ方がマシだったと思えるほどのな…」

セレナ「ピッコロさーん!」

サナ「一体どうしちゃったのー?」

ピッコロ「ポケモンが襲われていた。そいつを助けたところだ」

セレナ「え、じゃあそのモンスターボールは・・・」

サナ「わー!!ついにピッコロさんもついに自分でゲットしたんだね!」

ピッコロ「どういう意味だそれは」

トロバ「一体どんなポケモンをゲットしたのですか?」

ピッコロ「たしか、ラルトスとか言ってたな」

トロバ「ラルトス?変ですね、この付近でラルトスは生息していないはずなのに…」

ティエルノ「きっと、迷子にでもなっちゃったんじゃないかな?」

サナ「ピッコロさん顔は怖いけど、優しいんだね♪襲われたラルトスを助けるなんて」

ピッコロ「顔は余計だ!」

セレナ「ねえ、そういえばさっき空を飛んでた気がするんだけど…どうやったの?」

ピッコロ「さあな」ブアッ

セレナ「あっ、逃げた!」

サナ「ひどーい!あたし達を置いてくなんてー!」

ピッコロ「(くそっ、厄介なことになっちまったな…)」

3番道路

サナ「わー!まぶしいー!」

ティエルノ「ちょっと疲れちゃったね、休憩しよっか」

トロバ「そういえばピッコロさんは…?」

セレナ「あそこにいるわ」

ピッコロ「それが防御か!?もっと気を集中しろ!!」ガガッ ビシッ ガッ

ハリマロン「マ、マロ~」

ラルトス「……!!」

トロバ「ポ、ポケモンと組手をしている…!?」

ティエルノ「か、変わったスパトレだね…」

セレナ「(私、何か間違えたこと教えたかな…)」

ピッコロ「だっ!!」

ハリマロン「マロ!!」

ラルトス「ッ!!!」

ピッコロ「どうした!?倒れるのはまだ早いぞ!貴様らの力はまだこんなものではないはずだ!!」

サナ「やめたげてよお!!ピッコロさん!これ以上やったらポケモンが死んじゃうよお!!」

セレナ「サナ!」

ピッコロ「邪魔をするな。こいつらをこのままにすればただの足手まといにしかならん。だからこそ俺が直々に鍛えている」

サナ「でも、こんなのトレーニングじゃないよ!ただの弱いものいじめだよ!」

ピッコロ「お前達がポケモン同士で戦わせて鍛えていることと何が違う?弱いポケモンを強くさせることがトレーナーとしての努めだろ?」

セレナ「………」

サナ「それは…」

ハリマロン「マ、マロ~」ふらふら

ラルトス「……!」ガシッ

ハリマロン「マ、マロ?」

ラルトス「……」ブンブン

ピッコロ「ほう、逃げずに向かうとはいい心構えだ、次の特訓はさっきほど優しくはないぞ?」

サナ「ピッコロさ―」

セレナ「サナ、いいのよ。ピッコロさんはあの子達を強くするために鍛えてるんだから」

セレナ「ピッコロさんだって馬鹿じゃないんだから、殺すようなことはしないわ」

サナ「セレナ……」

ピッコロ「そういうことだ。俺は俺自身のやり方でやらせてもらう」

セレナ「ピッコロさん、私はこれからハクダンシティにいるジムリーダーに挑みにいくわ」

ピッコロ「ジムリーダー…各町のジムを仕切っている実力者達か」

セレナ「流石ピッコロさん。私が教えてくれたことを覚えてくれたんだね」

セレナ「彼らはトレーナーのエキスパートだから、何かしら情報を持ってるかもしれないわ」

セレナ「もっとも、その前にバトルに勝たなきゃ何も教えてくれないだろうから、ピッコロさんもちゃんと鍛えたほうがいいわ」

ピッコロ「もちろん、そのつもりだ。俺だって少しでも早く元の世界に戻りたいからな」

セレナ「……上手くいくといいけどね。そうそう、あとこれを渡さないとね」


ピッコロ「これは…?」

ピッコロはたんけんこころえを手に入れた!

『探検の心得その1 Xボタンでメニューがひらく!』

『探検の心得その2 レポートを選ぶと記録できる!』

『探検の心得その3 ボールを投げてポケモン捕獲!』

『探検の心得その4 捕獲のときは弱らせるといい!』

『探検の心得その5 ポケモンは戦わせて育てる!』

『探検の心得その6 ポケモンセンターで回復!』

『探検の心得その7 道具は多めに買っておく!!』

『探検の心得その8 いろんな人に話しかける!』

『探検の心得その9 迷ったらタウンマップをみる!』

『探検の心得その10 ポケモンとの旅を楽しむ!』

ピッコロ「………」

セレナ「どう?私が作ったのよ。トレーナーとしての基本だから、よく目を通してね」

セレナ「じゃあまたね!」

ピッコロ「(Xボタンとは何のことだ……?)」

トロバ「ぼ、僕はしばらくここでポケモン探しをしています。博士に頼まれたことをこなさなくては、では」

ティエルノ「僕は新しいムーブのためにポケモンを探さなきゃね、じゃあ後でね~」

サナ「あたしもケツマロちゃんとがんばって、強くなるよ。ピッコロさん、あんまりハリマロン達をいじめないでね!」

ピッコロ「気をつける」

サナ「そうそう、ハクダンシティに着いたらポケモンセンターに行くことも忘れずにね!じゃあ、ピッコロさんまた後でね!」

ピッコロ「(ポケモンセンター…セレナからはポケモンを治療する場所と聞いたが……)」

ピッコロ「よし、修行を続けるぞ。ジムリーダーとやらの戦いに備えて、鍛えねばならん」

ハリマロン「マ、マロ~」

ラルトス「!」コクッ

ハクダンシティ ポケモンセンター

ピッコロ「(まだまだ鍛える余地はあるが…この辺にしておくか)」

ジョーイ「こんにちは!ポケモンセンターです、ここではポケモンの体力を………!?」

ジョーイ「きゃああ!?」

ピッコロ「す、すまないが、ポケモンを治療してくれないか?」

ジョーイ「え?あっ、はい、わかりました。それではお預かりします…」

ボッ ボッ テンテンテレレーン♪

ジョーイ「お、おまちどおさま!お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ!」

ピッコロ「もう終わったのか…?」

ジョーイ「はい。あ、あの顔色が悪いようですけど、ここで休まれたほうが…」

ピッコロ「生まれつきだ。気にするな」

ヒソヒソ ヒソヒソ

ピッコロ「ふん…」

いったん、ここで飯にします

ハクダンシティ

ピッコロ「(短時間で治療が終わるとはこの世界の技術はかなりのものだな……ブルマが見たらさぞ興奮するだろうな)」

セレナ「ピッコロさーん!」

ピッコロ「セレナか。ジムは終わったのか?」

セレナ「うん!見てこれ」サッ

ピッコロ「このバッジは?」

セレナ「これがジムバッジよ。これを8つ揃えば、ポケモンリーグを受ける資格を得られるの」

ピッコロ「バッジでトレーナーの強さを示すのか?」

セレナ「そうよ、ピッコロさんも早くジムに挑まないと私に先を越されちゃうかもよ?」

ピッコロ「ふん、お前と競い合うつもりはない。だが情報を集める為にはジムリーダーの協力が必要だろうからな」

セレナ「そう、頑張ってね。先にミアレで待ってるから!」

ピッコロ「(ジムリーダー…か)」

ハクダンジム

ピッコロ「くそっ、何だこの蜘蛛の巣は…?」

ピッコロ「面倒だ。このままジムリーダーの所へ向かうか」ふわっ

ビオラ「いっ!?」

ピッコロ「お前がジムリーダーか?」スタッ

ビオラ「そ、そうだけど…今あなたどういうトリックを使ったの?」

ピッコロ「そんなことはどうだっていい。俺はジムリーダーであるお前に挑戦しに来たんだ」

ビオラ「ふ~ん、あなたも挑戦者?肌は緑でそらをとぶけどいいんじゃない、いいんじゃないの!」

ビオラ「このビオラ、シャッターチャンスを狙うように、勝利を狙っていくんだから!」スチャ

ビオラ「でも、その前にあなたを写してもいい?肌が緑色のトレーナーなんてはじめて見たわ」

ピッコロ「後にしてくれ」

ビオラ「初心者だからって手加減しないわよ!かかってきなさい!」

ピッコロ「(修行の成果……ジムリーダーに通用するか…!?)」

ピッコロ「ゆけっ!ハリマロン!」バッ

ハリマロン「マロ!」

ビオラ「草タイプのポケモンね?虫タイプは草タイプの天敵なのはご存知かしら?」

ビオラ「出番よ!アメタマ!」バッ

ビオラ「悪いけど、私から攻撃させてもらうわ!アメタマ、でんこうせっか!」

アメタマ「タマ!」ヒュッ

ピッコロ「ハリマロン、よけろ!」

ハリマロン「マロ!」シャッ

ビオラ「よけた!?」

ビオラ「(駆け出しのポケモンでどうしてあんな動きが…?あのトレーナーやっぱりただものじゃないわ…)」

ピッコロ「ハリマロン!ころがるだ!!」

ハリマロン「マロ!」ズアッ

ビオラ「は、早い!ただころがっているだけなのに…!」

アメタマ「マ!!」ドガッ

アメタマ「タマ…」バタッ

ビオラ「アメタマ、戻って!」

ピッコロ「伊達に鍛えていないからな、相性だけで勝敗が決まったとは思わんほうがいいぞ」

ビオラ「駆け出しのトレーナーに説教されるなんてね…けど、まだ勝敗は決まったわけじゃないわ!」

ビオラ「あなたの出番よ!ビビヨン!」バッ

ビビヨン「ビビ!」

ピッコロ「もう一度ころがれ!」

ハリマロン「マロ!」グオッ

ビビヨン「ビビ!」シャッ

ピッコロ「ちっ、よけたか…」

ビオラ「チャンスよ!ねむりごな!」

ビビヨン「ビ」ババッ

ピッコロ「何!」

ハリマロン「ZZZZZ」

ビオラ「ふふ、モロに喰らったようね」

ピッコロ「おい寝るな!ハリマロン!起きろ!!」

ビオラ「無駄よっ!ねむりごなにかかったポケモンは簡単には起きないんだから!」

ビオラ「次はどくのこな!」バッ

ハリマロン「マ、マロ~…」ピクッ ピクッ

ピッコロ「くそっ、何も出来んとは!」

ビオラ「毒も効いてるようね。起きる前に倒させてもらうわ!ビビヨン、かぜおこし!」

ビビヨン「ビビ!」グオッ

ハリマロン「マロ~!!」ビュウウウウ

ガンッ

ハリマロン「マ、マロ…」ドサッ

ピッコロ「ハリマロン、戻れ!」

ポンッ

ビオラ「どうかしら?状態異常をかければ、それだけ戦いが有利になるのよ」

ピッコロ「(流石ジムリーダー……ポケモンの扱いに関しては向こうが上か…!」

ピッコロ「ならばラルトス!行けっ!」

ポンッ

ラルトス「…!」

ビオラ「あら、可愛らしいポケモンね」

ビオラ「(エスパータイプのポケモンか……でもこっちには有利なタイプだからといって油断はしないわ!)」

ビオラ「ビビヨン、しびれごな!」

ビビヨン「ビビ!」バッ

ピッコロ「(ラルトス!)」

ラルトス「!」しゃっ

ビビヨン「!?」

ビオラ「残像!?」

ビオラ「(ラルトスはどこに行ったの!?)」

ビオラ「(まさか!)」

ビオラ「ビビヨン!うしろ!!!」

ビビヨン「!!!」

ラルトス「」ギュイイイイイ

ビオラ「つ、突っ込んでくる…!」

ズガッ

ビオラ「ビビヨン!」

ビオラ「(まさか、すてみタックルを使ってくるなんて…)」

ピッコロ「イチかバチかの一撃だが、勝負あったな…!」

ビオラ「ご苦労さま、ビビヨン」ポンッ

ピッコロ「よくやった、ハリマロン、ラルトス。いい勝負だったぞ」

ハリマロン「マロー♪」

ラルトス「……」コクッ

ビオラ「あなたは…ううん、あなたとあなたのポケモンは最高のコンビね!いいんじゃない、いいんじゃないの!」

ビオラ「はい、これがジムリーダーに勝った証よ。どうぞ」スッ

ピッコロはビオラからバグバッジをもらった!

ピッコロ「これがジムバッジか…?」

ビオラ「そうよ。あとあなた達の強さも称えて、これもあげるわ!」

ピッコロ「これは…?」

ビオラ「あら、わざマシンははじめて?これはわざマシン83『まとわりつく』とい技のわざマシンよ」

ピッコロ「83…ということはこれとは別のわざマシンがいくつも存在するのか?」

ビオラ「そうよ。わざマシンによっては攻撃するのや能力を上げるのとか色々あって、ポケモンが自分で習得出来ないわざもそれを使えば覚えれるのよ」

ビオラ「でも全部のポケモンに使えるわけじゃないから、気をつけてね」

ピッコロ「どうやって使うんだ?」

ビオラ「え?ええっとね、これがこうで…」

ピッコロ「なるほど、よくわかった。すまないな」

ビオラ「いいのよ。初心者トレーナーの手助けをするのもジムリーダーの務めだからね!」

ピッコロ「そうだ、もう一つ聞きたいことがある」

ビオラ「あら、何かしら?」

ピッコロ「この世で不思議な力を持ったポケモンのことを何か知らないか?」

ビオラ「不思議な力?ポケモンは大抵不思議な力を持ってるけど…おかしなこと聞くわね」

ビオラ「あっ、そうそう!友人から聞いた話なんだけど、ホウエンという遠い地方には願い事を何でも叶えるというすごいポケモンがいるの!」

ピッコロ「何だって!?」

ビオラ「ど、どうしたの!?急に大きな声を出して…」

ピッコロ「あ、すまん、何でもないんだ…」

ピッコロ「(まさかドラゴンボールのようなポケモンがいるとは…!)」

ビオラ「でもね、そのポケモンは誰も存在を確認したトレーナーがいない伝説のポケモンなの」

ビオラ「しかもそのポケモンは1000年の間、たったの7日間しか目覚めないのよ。長生きしなくちゃね~」

ピッコロ「1000年…か」

ビオラ「ごめんなさいね。あまり役にたてなくて」

ピッコロ「いや、いいんだ。邪魔したな」

ビオラ「いいのよ。あっ、そうだ!まだあなたの写真を撮ってなかったわね!」

ピッコロ「ほ、本当に撮るのか…?」

ビオラ「当たり前よ!あなたみたいな珍しいトレーナーを撮る絶好の機会なんだから!」スチャ

ピッコロ「(まずいな…ここで写真を撮られるのは…)」

ビオラ「そうそう、その気難しそうな顔!いいんじゃない、いいんじゃない!」ジ~…

ピッコロ「(すまん)」キッ

ビオラ「きゃあっ!!」ボンッ

ピッコロ「どうしたんだ?」

ビオラ「きゅ、急にカメラが爆発したのよ!そんな古いカメラじゃないのに……」

ビオラ「仕方ないわね、またの機会にするわ。ヒマがあったら私の所に遊びに来てね!今度こそあなたを写真に撮るわよ!」

ピッコロ「あ、ああ。またヒマがあったらな…」


ピッコロ「(願い事を叶えるポケモンか…)」

ピッコロ「(さっきのビオラという女が言ったポケモンが存在するのなら、俺を元の世界に戻せるポケモンもいるかもしれん!)」

ピッコロ「(絶対に戻ってみせるぞ……例え何年とかかろうとな…!)」

(草タイプにねむり粉は効かないんじゃなかったっけ?)

>>94
すいません、そのことをすっかり忘れていました…まあ、こまけぇこたぁ(ry

気を取り直して投下します

ハクダンジム前

若い女性「あら、あなた!」

ピッコロ「ん?」

若い女性「あ、人違いだったわ。ごめんなさい…」

ピッコロ「そうか」

若い女性「(おかしいわね…プラターヌ博士からポケモンを貰った子供がもう一人いるはずなんだけど…)」

ピッコロ「(今の女、誰かに似ていたな…)」

4番道路 連絡通路前

ピッコロ「デカい建物が見える。セレナ達が待っているミアレシティというのはあそこか」

ピッコロ「(む…入口の前に立っている二人組は?)」

謎の少年「あなたがピッコロさんですね?」

謎の少女「ふむふむ、噂通りの緑色ですわね」ジー

ピッコロ「そうだが…何故俺の名を知っている?」

謎の少年「私達は博士に頼まれて、あなたを迎えに参りました」

ピッコロ「博士?」

謎の少年「プラターヌ博士…カロス地方を代表する偉大なポケモン博士です」

ピッコロ「(トロバが言っていた、博士とはそいつのことか…」

ピッコロ「その博士が俺に何の用だ?それに、お前達は何者だ?」

デクシオ「申し遅れました、私はデクシオ!!プラターヌ博士の弟子であり、あなた達5人の先輩でもあります!」ビシッ

ジーナ「そして、麗しいあたくしの麗しい名はジーナ!!」ビシッ

デクシオ&ジーナ「以後、お見知りおきを!!!」ジャーン

ピッコロ「………」

ピッコロ「(な、何なんだ?このおかしな連中は…)」

デクシオ「単刀直入に言えば、博士があなたにお会いしたがっているのです」

ジーナ「よろしければ、あたくし達がポケモン研究所に案内いたしますわ!」

デクシオ「そこでセレナさん達もお待ちしております」

ピッコロ「セレナ達が?わかった、案内してくれ」

ジーナ「それではレッツゴーですわ!」

プラターヌポケモン研究所 1階 ロビー

ピッコロ「ミアレシティか…想像以上に騒がしい街だな」

ジーナ「さあさ!博士は3階でお待ちかねよ。エレベータに乗りなさいな!」

ピッコロ「あ、ああ…感謝する」

ピッコロ「(ポケモン博士か…博士だったら何か知ってるかもしれん)」

プラターヌポケモン研究所 3階 博士の部屋

ピンポーン ウィーン

サナ「あっ、ピッコロさん!」

セレナ「ピッコロさん、待ってたわよ」

ピッコロ「お前達も来ていたのか」

イケメンの博士「おお、君がピッコロ君か。君のことはカルム君のお母さんやセレナ君から聞いてるよ」

ピッコロ「あんたがプラターヌ博士か?」

プラターヌ「いかにも!僕がプラターヌさ。人からはポケモン博士と呼ばれているよ」

プラターヌ「ううむ…しかし、本当に緑色だな。耳も尖ってるし、これじゃたしかにポケモンと間違われてもおかしくないね~」ジロジロ

ピッコロ「すまないが……あんたが俺に用があると言うから、ここへ来たんだが…」

プラターヌ「おっと、失礼!君が異世界から来た人間だったもんだからつい興味がわいちゃってね……」

プラターヌ「セレナ君から事情は聞いたけど、君がカルム君とお互いに元の世界に帰れるよう旅をしているんだってね?」

ピッコロ「そうだ。一つ聞くが俺がこの世界に来た原因を何か知っているか?」

プラターヌ「残念だけど…こればっかりは僕にも原因がわからないよ。こんなこと前例がないからね」

ピッコロ「そうか…」

プラターヌ「まあ、そう気を落とさないでよ。まだ可能性がないというわけじゃないんだ」

ピッコロ「何故、そうと言い切れる?」

プラターヌ「ピッコロ君、君は神の存在を信じるかい?」

ピッコロ「神?ああ、一応な…(俺自身が"元"神でもあるからな…)」


ピッコロ「だが、それがどうしたというんだ?」

プラターヌ「僕達が住んでいる世界…いや、この宇宙がポケモンによって創られていると言ったら君は信じるかな?」

ピッコロ「ポケモンが世界を創っただと?」

プラターヌ「そう、世界だけじゃない。時間、空間、感情…そういった概念は全てポケモンによって生み出されてるとも言い伝えられてるんだ」

ピッコロ「にわかに信じがたいな。ポケモンとはただ不思議な力を持った生物とうわけじゃないのか?」

プラターヌ「あくまで伝説だからね。君が想像している以上にポケモンというのはすごい力を持っているんだよ。だからこそ、一部のポケモンは神として崇められてるのもいる」

プラターヌ「そういった世界を創りだしたポケモンもいれば、ただはねるだけやにらみつけたり世界には色んなポケモンがいるんだ」

プラターヌ「世界は広い……君が元の世界に帰すことが出来るポケモンがいたっておかしくはないはずさ」

プラターヌ「話が長くなっちゃったね。とにかくカルム君と君がお互いに元の場所に帰れるように僕も手伝おう」

プラターヌ「あまり期待には応えれないけれど、君らが旅に出ている間に色々と調べてみるよ」

ピッコロ「そうか、すまないな…」

プラターヌ「礼なら、僕じゃなくてセレナ君に言ってよ。彼女が君を助けて欲しいと僕に頼んだからね」

セレナ「私はただ…お隣さんがいつまでもピッコロさんのいる世界に置いてくわけにはいかないと思って…」

ピッコロ「そうだったか…礼を言うぞセレナ」

セレナ「そ、それよりも!博士から早くポケモンを受け取りましょ!」

プラターヌ「おっと本題を忘れるところだった!そういえば君達にはこれを渡さなきゃいけなかったね」

プラターヌ「さあ、この3匹の中から一つだけ好きなポケモンを選んでよ!」

ピッコロ「セレナ、サナ、今度はお前達が先に好きなのを選べ」

サナ「えっ、ホント!?」

セレナ「お言葉に甘えるわ。それじゃあ私はフシギダネね」スッ

サナ「ヒトカゲはあたしー!」

ピッコロ「俺はこの亀みたいなポケモンだな」

プラターヌ「あっ、そうそう。そのゼニガメ長い間誰も引き取り手がいなかったから、だいぶ年をとってるんだ」

ピッコロ「」ドタッ

ピッコロ「何でそんなものを渡すんだっ!!」

プラターヌ「まあまあ、たしかに年はとっているけどその分、経験はかなり豊富だから他の2匹よりも頼りに……あれ?ボールがからっぽだ…」

セレナ「きゃあーーっ!!!何このゼニガメっ!!」

サナ「わー!この子、スカートをめくってるー!!」

ゼニガメ「ウシシ」

プラターヌ「わわわ!コラっ!勝手にボールから出ちゃダメだろ!!」

ピッコロ「(………引き取り手が誰もいない理由がよくわかった)」

セレナ「ピッコロさん、さっきのゼニガメはちゃんとボールに入れた?」

ピッコロ「安心しろ。ちゃんと見張ってる」

プラターヌ「ああ、オホン。さて、そろそろ皆が揃う頃かな……」

トロバ「あれ、皆さんいらしてたんですか?」

ティエルノ「僕達が一番遅れて来たみたいだね」

プラターヌ「ねっ」

プラターヌ「よし、みんな揃ったようだね。それでは改めてみんなに!」

プラターヌ「最高のトレーナーを目指し、ポケモンとの旅を楽しんでよ!」

プラターヌ「そしてカロス地方、最大の謎!新たな進化の可能性!メガシンカの秘密を解き明かそう」

(面倒なんで、メガシンカは省略します)

プラターヌポケモン研究所 1階 ロビー

ピンポーン ウィーン

ピッコロ「(ポケモンが宇宙を創造した…か、ならば俺達が住んでいる世界もポケモンが創ったというのか…?)」

たてがみの男「ではじきに会えるのですね?」

ジーナ「ええ」

たてがみの男「博士に選ばれた子どもたち……どのような可能性を秘めているのか…」

たてがみの男「そして、異世界から来たという謎の緑色のトレーナー……実に興味深い!!」

ジーナ「あっ、ちょうど、そのトレーナーが来ましたわ。ピッコロさーん、ちょっとこちらへ」

ピッコロ「あ、ああ…」

たてがみの男「ほう!君が噂の異世界から来たピッコロ君か……なるほど肌はたしかに緑だがいい面構えをしている」

ピッコロ「この男は?(ベジータ以上のすごい髪型だな…)」

フラダリ「私はフラダリ。輝かしい未来のためポケモンのことを究めようと博士から色々と教わっています」

ピッコロ「未来?」

フラダリ「その通り、いいかね!この世界はもっと良くならないといけない!」

フラダリ「そのために選ばれた人間とポケモンは世界をよりよくするために努力せねばならないのです!」

ピッコロ「………」

フラダリ「では、プラターヌ博士によろしく伝えておいてください」

フラダリ「我は求めん!更なる美しい世界を!」グッ

ピッコロ「何者だ?あの男は……」

ジーナ「フラダリさんはフラダリラボのトップで『ホロキャスター』を開発したお方ですわ」

ピッコロ「この映像が受信が出来る不思議な機械か」

ジーナ「それにしても……フラダリさんの望む美しい世界って、一体どんな世界かしら?」

ピッコロ「(あの男……)」

セレナ「ピッコロさん、待って!」

ピッコロ「お前達か、調べものは終わったのか?」

サナ「うん!それはそうと、サナね、気になるところがあるの!というわけでまた後でね♪」

セレナ「ピッコロさん、話したいことがあるの。カフェ・ソレイユで待ってるから来てね」

ピッコロ「お、おい待て、そのカフェなんとかって一体どこにあるんだ?」

トロバ「行っちゃいましたね…セレナさんが言った話ってなんでしょうか…?」

ティエルノ「気になるけど知らないふりをしたほうがよさそうだねえ。ねっ、ピッコロさん?」

ピッコロ「?」

ティエルノ「そうそう、コボクタウンに向かうなら研究所を出て、左に曲がって進むといいよ」

ティエルノ「さっきのカフェ・ソレイユもそこにあるからね」

ティエルノ「じゃあがんばってね、ピッコロさん!」

ピッコロ「あ?ああ…」

トロバ「よかったら、カフェまで僕が案内しますよ?一緒にどうですか?」

ピッコロ「そうだな…頼む(都会の雰囲気はどうにも慣れんからな)」

今日はここまで、続きはまた明日に

ピッコロさんのトレーナープロモ観てみたい

>>116
そう、ピッコロだ!とかいいながらどや顔してるピッコロさんなんて見たくないw


明日とかいっておきながら明後日になっちゃった…投下します

ミアレシティ サウスストリート ポケモン研究所前

トロバ「この先です、行きましょう!」

ピッコロ「ん…」

ピッコロ「トロバ、その前に向こうのポケモンセンターへ行かせてくれないか?」

トロバ「え?ええ、いいですけど…まだ回復してなかったのですか?」

ピッコロ「少し待っててくれ」

トロバ「あ、はい」



数分後

トロバ「どうしたんだろ…ピッコロさん、遅いなあ」

ピッコロ「待たせたな」

トロバ「あ、遅かったですね。一体何を……」

トロバ「ど、どうしたんですか!?ピッコロさん、その格好は…?」

ピッコロ「あの服はどうも動きづらくてな…やはりこの服装がよく馴染む」

トロバ「(マントにターバン…ピッコロさんの世界では流行ってるのかな)」

ピッコロ「お前も着るか?この服を」

トロバ「いえ、結構です」

ミアレシティ カフェ・ソレイユ前

トロバ「ここです!セレナさんが待っているカフェ・ソレイユはここですよ」

ピッコロ「そうか」

トロバ「それじゃあ、僕はこれで失礼します。ちょっと寄らないと行けない所があるので…」

ピッコロ「ああ、礼を言う」

セレナ「待ってたわよ。ピッコロさん」

ピッコロ「セレナ、話とは一体何だ?」

セレナ「とりあえず話は中に入ってから――」

セレナ「あれ?ピッコロさん、カルムのお母さんが用意してくれた服はどうしたの?」

ピッコロ「あの服装はどうにも馴染めなくてな……俺にはこの服が合っている」

セレナ「フフフ、たしかにその格好の方がピッコロさんらしいわ」

カフェ・ソレイユ

店員「いらっしゃいませー」

ピッコロ「む、あの男は…」

セレナ「フラダリさんと……もしかして隣にいる人、カルネさん?」

ピッコロ「知っているのか?」

セレナ「カルネさんは世界的にすごい人気の女優さんで、カロス地方では知らない人がいないぐらい有名なの」

セレナ「でも、どうしてあの二人が……むこうで何を話してるのかしら?」

ピッコロ「………」

フラダリ「あなたのデビュー作での、少女の演技は素晴らしかった…」

フラダリ「いつまでも若い役を演じたいとは思いませんか?」

カルネ「おかしな質問ね……若さ=美しさとは限らないし何でも変わるのよ?」

カルネ「おばあちゃんになっても、私はその姿で楽しみつつ演技したいわ」

フラダリ「いつまでも美しくあるのが、女優として選ばれたあなたの責任なのでは?」

フラダリ「私なら世界を永遠のものとして全ての美しさをいつまでも保つかもしれない……」

フラダリ「世界が醜く変わっていくのは堪えられません」

フラダリ「おや、セレナさんにピッコロ君。こちらはカロス地方が誇る大女優のカルネさんだ」

フラダリ「その演技で多くの人を感動させている……つまり自分以外の誰かを幸せにするために生きている」

フラダリ「ああ!皆そのように生きれば世界は美しいのに…!」

フラダリ「では、失礼」

ピッコロ「(何だ?あの男から感じる妙な気は……)」

カルネ「お見苦しいところを見せてしまったわね。あなた達はたしか…」

セレナ「セレナです。隣にいる人は……」

ピッコロ「ピッコロだ」

カルネ「二人ともヨロシクね。ここのカフェは私のお気に入りなの」

カルネ「あなたがあのピッコロさんね?あなたのことはフラダリさんから色々聞いたわ。噂通りの緑色ね」

カルネ「ところで、あなたが来ているその服…何てステキなファッションなんでしょ!」

セレナ「え?」

ピッコロ「ほう、この良さがわかるのか?」

カルネ「ええ、ターバンにマント……おまけに紺色の胴着だなんて、これほど個性的で力強さ溢れる奇抜なファッションは見たことないわ」

セレナ「(それ…褒めてるの?)」

ピッコロ「(異世界の人間でもこの良さがわかるのだな……)」

カルネ「素晴らしいわ、フラダリさんも目をつけるわけだわ…今度、私の知り合いのファッションデザイナーにあなたのこと紹介するわね。きっとピッコロさんのファッションがカロスで流行る日が来るかもしれないわ!」

セレナ「(えー!?)」

カルネ「あら、ゴメンなさい。私ったら、つい興奮しちゃって…」

カルネ「そうそう私ね、ポケモンを育てているの。今度、またお会いしたら一緒に勝負しましょう!」

セレナ「……カルネさんって、ちょっと変わった人だね」

ピッコロ「そうか?」

ピッコロ「そういえば…セレナ、俺に話ってのは一体何だ?」

セレナ「あ、それなんだけど……立って話すのも何だし、ちょっとここで休みながら話しましょう」

ピッコロ「わかった」

ヒソヒソ ヒソヒソ

店員A「ねえ、あの二人親子かしら?」

店員B「まさか…だってあの人、肌が緑色よ?」

店員C「っていうか、あれ人間?新種のポケモンじゃないの?」

ピッコロ「…………」

セレナ「ピッコロさん、何も頼まないの?」

ピッコロ「俺は水だけでいい」

セレナ「でも何か食べた方が…」

ピッコロ「気にするな。で、話とは何なのか教えてくれ」

セレナ「ねえピッコロさん、今から私と競争しない?」

ピッコロ「競争?」

セレナ「そう、私とピッコロさん、どっちがトレーナーとして強くなるか競争するの」

セレナ「本当ならお隣さんと競うつもりだったんだけど…でもピッコロさんのバトルを見てたら、何だか張り合ってみたくなったの」

ピッコロ「興味ないな。前にもオマエとは競い合う気はないと言ったはずだ。俺は元の世界に帰る手掛かりを探すことしか興味はない」

セレナ「フーン、ピッコロさん自信がないんだ?」

ピッコロ「何?」

セレナ「そうよね~あんな無茶苦茶な特訓したってポケモンが強くなれるとは限らないもんね。そのうちポケモン達も離れていくわ、アレじゃあ」

ピッコロ「待て、今の言葉聞き捨てならないな」

セレナ「あら、どうしたの?さっき興味ないって…」

ピッコロ「いいだろう、ならばお前が望むようにどちらがトレーナーとして上なのか競い合おうではないか」

セレナ「決まりね!じゃあ、今度一緒に勝負しましょう!」

ピッコロ「ふん、そのうちな」

セレナ「私も自分のポケモンを鍛えて、ピッコロさんやサナ達よりも強くなってみせるから!」

セレナ「じゃあ、私は先に行ってるわね!」

ピッコロ「………」

ピッコロ「(あんな小娘の口車に乗せられてしまうとは……)」

ピッコロ「(これじゃあ、ベジータのことをとやかく言えんな…)」

ピッコロ「よし、そろそろコイツらへの修行をつけてやるか」

5番道路

ローラースケート「♪~」スイー スイー

ズガガ ガッ ガッ ドガッ 

ローラースケーター「な、何だ?何の音だ!?」

ピッコロ「よし、そうだっ!!!気がコントロール出来始めたぞっ!!!」ズガガガッ

ハリマロン「マロ!!!」

ラルトス「!!!」

ローラースケート「………」

ローラースケート「ポ、ポケモンがポケモン同士で組手をしてる…」

ハリマロン「マ、マロ!!!」ピクッ

ピッコロ「む、どうした!?」

テロテロ!テントンテントンテントテントン

ピカー

ピッコロ「ハリマロンの体が…!?」

ハリボーグ「ボーっ!!!!!」

おめでとう!ハリマロンはハリボーグに進化した!

ピッコロ「姿が変わった……これが、セレナが言っていた進化なのか」

ピッコロ「なるほど、以前よりもパワーが増しているな。それでも、まだまだ俺には及ばんがな…」

ピッコロ「だが、思ったよりマシな姿で安心した」

ハリボーグ「ボ?」

スタスタ……

ピッコロ「誰だっ!!!」

ルカリオ「きゃんっ!!!」ビクッ

ピッコロ「何だこのポケモンは……」

女の声「ちょっと、ルカリオ!!」

ローラースケートの少女「あ、あの大丈夫でしたか?(す、すごい緑色…)」

ピッコロ「ああ、あんたは?」

コルニ「あたしはコルニ。ここでルカリオ同士で特訓していたら、いきなり…」

コルニ「ねえルカリオ、あなたどうしたの?」

コルニ「この人から気になる波動を感じた?」

ルカリオ「くうん!」コクッ

ピッコロ「波動?(この世界での、気みたいなものか…)」

コルニ「ルカリオってね、相手が出す波動を読み取れるポケモンなの!」

ピッコロ「(驚いたな、ポケモンにも気を察知出来るヤツがいたとは…)」

コルニ「ルカリオったら、なんだかあなたが気に入ったみたい」

ピッコロ「そうなのか?」

コルニ「ええ、あたしの後ろにいるもう一匹のルカリオといつも張り合ってるから強そうなトレーナーを探してるのかも……」

コルニ「改めて紹介するわ。あたしはシャラシティのジムリーダー、コルニ!格闘タイプの使い手よ!」

ピッコロ「ジムリーダーだったのか…」

コルニ「うふふ、驚いた?あたしみたいな女の子がジムリーダーで…」

ピッコロ「薄々は感じていた、お前がただのトレーナーではないことはな」

コルニ「へー、やっぱりルカリオが見込んだとおりだけのことはあるんだね」

コルニ「あなたがバッジを集めていたら、いつか戦えるよね!その時を楽しみにしてるから、じゃあねー!」

ピッコロ「(あの女……この世界の人間にしては、中々出来るな)」

ピッコロ「よし、気をとり直して修行を再開するぞ」

ハリボーグ「ボー!!」

ラルトス「!」

しばらくして―――

ピッコロ「まさか、ティエルノ達がいたとはな……しかしあいつはダンスのことしか頭にないのか…」

セレナ「あら、ピッコロさん、まだここにいたんだ」

ピッコロ「セレナか。お前こそ、こんな所で何をしてる?」

セレナ「私?私はフォッコとポケパルレをしていたの」

ピッコロ「ポケ……パルレ?」

セレナ「ポケモンと触れ合うことをポケパルレって言うのよ」

セレナ「こうやってポケモンを撫でたり、ポフレっていうポケモンの大好きなお菓子をあげたり、遊んであげたり、ポケモンが喜ぶことをするの」ナデナデ

セレナ「ピッコロさんにもポフレを分けてあげるわ。今度ピッコロさんのポケモンにあげてみてね」

ピッコロ「あ、ああ」

セレナ「ほらフォッコ、ポフレよ」

フォッコ「コン♪」パクパク

セレナ「ほらね?ポケモンは愛情をもって接してあげればあげるほど、お互いの絆が深まるの」

ピッコロ「なるほど、悟飯にやった時と似ているな」

セレナ「え?」

ピッコロ「こっちの話だ」

ピッコロ「む!」ギロッ

セレナ「どうしたの?」

ピッコロ「出てこいっ!!!そこにいるのはわかってるぞ!!」

ガサガサ

ヤンチャム「オウーっ!!」



セレナ「ヤンチャムだわ!!」

ピッコロ「ヤ、ヤンチャム?」

ピッコロ「(何だ、この妙な既視感は…)」

セレナ「ここに生息している格闘タイプのポケモンよ。見た目は可愛いけど油断しないで!」

ピッコロ「野生のポケモンか…俺のところに向かってくるとはいい度胸だな」

ピッコロ「修行の成果を試してやる!ゆけっ、ハリボーグ!」バッ

ポンッ

ハリボーグ「ボー!!!」

ハリボーグ「ボー!!!」

ヤンチャム「ハイヤーッ!」

ドガガガガガガ

セレナ「(す、すごい…ハリボーグって草タイプのポケモンじゃなかったの?)」

ハリボーグ「ボ!!!」ドカッ

ヤンチャム「ぐっ!」

ヤンチャム「ニヤッ」スッ

ピッコロ「あの構えは…」

セレナ「気をつけて!ヤンチャムのつっぱり攻撃よ!!!」

ヤンチャム「ハイヤーっ!!!」ドンッ

ヤンチャム「ハイ!ハイ!」ガッガッガッガッ

ヤンチャム「オウーっ!!」ドガッ

ピッコロ「(ますます似ている…"アイツ"に)」

ハリボーグ「ボー?」ケロッ

ヤンチャム「ふぇ!?」

ピッコロ「どうやら、力の差が歴然しているようだな」

ピッコロ「ハリボーグ!少し懲らしめる程度にしてやれ!!!」

ハリボーグ「ボー!!!」

セレナ「え…何も技名を指示しなくていいの?」

ピッコロ「そんなものは必要はない。あとはヤツの判断に任せる」

ハリボーグ「ボー!!!」タッ

ヤンチャム「!!!!!」

ハリボーグ「(たいあたり!)」ドガッ

ヤンチャム「ブゲッ」

ヒューン

セレナ「(ただのたいあたりであんなに吹っ飛ぶなんて…)」

ハリボーグ「ボー!!!」シャッ

ハリボーグ「(ふみつけ!!!)」グアッ

ボキッ

ピッコロ「!」

セレナ「な、何?今の音は…」

ヤンチャム「」し~ー…ん

ハリボーグ「ボ?」

セレナ「ウソ……足が…!」

ピッコロ「いかん!やりすぎだ!!相手の足の骨を折ってしまった!!!」

セレナ「ピッコロさん、早くヤンチャムをモンスターボールに入れて!!!」

ピッコロ「う、うむ!」

セレナ「コボクタウンのポケモンセンターへ行きましょう!そこへ行けば治してもらえるわ!!」

流石にもう眠いんでここまで
次はなるべく多めに投下できるようがんばります

もちろんヤムチャさんも手持ちに入れるんですよね!?

          トv'Z -‐z__ノ!_

        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`  ヤムチャは置いてきた、はっきり言って
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. , この修行にはついてこれそうもない
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
       _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "

というかこの育て方だと努力値が攻防にしか振られなさそうだけどラルトスは大丈夫なのだろうか?
最終的にエルレイドになるならまだ問題なさそうだけど

>>149
ちゃんと入れますので安心してくださいw

>>150
おい!きたないからかたづけておけよ、そのボロクズを!

>>152
いい意味で脳筋のサイヤ人とは違って、ちゃんと精神面の修行もさせてます
エルレイドの方がピッコロ的には合いそうなんだけどね…

投下します

現在のピッコロの手持ち

・ハリボーグ♂ 性格:のうてんき 特性:ぼうだん/ふゆう

わざ:アームハンマー/フラッシュ/とびげり/ソーラービーム

・ラルトス♀ 性格:おとなしい 特性:テレパシー/ふゆう

わざ:かげぶんしん/テレポート/エナジーボール/しねんのずつき

・ゼニガメ♂ 性格:スケベ 特性:げきりゅう

わざ:まもる/ゆうわく/はどうだん/かわらわり

・ヤンチャム♂ 性格:やんちゃ 特性:かませいぬ 現在骨折中

わざ:つっぱり/すてゼリフ/れんぞくパンチ/メロメロ

コボクタウン ポケモンセンター


ボッ ボッ ボッ ボッ テンテンテレレーン♪

ジョーイ「おまちどおさま!お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ!」

ピッコロ「もう終わったが、大丈夫なのか?骨折したヤツもいるんだが…」

ジョーイ「はい!そちらの方も治療は終わりましたので、もう大丈夫ですよ!」

ピッコロ「骨折まで治すとはな……」

セレナ「すごいでしょ?ポケモンセンターの治療マシンは何でも治しちゃうのよ」

セレナ「ねえピッコロさん、そのヤンチャムはどうするの?」

ピッコロ「せっかく捕まえたポケモンだ。俺が引き取ろう」

ピッコロ「(それにどうも他人(?)な気がしなくてな…」

コボクタウン

ピッコロ「しかし、さっきのミアレシティとは違って古風な町だな。ココは…」

セレナ「コボクタウンは、むかし領主の居城の城下町で、今は観光地として有名なの」

セレナ「ピッコロさん、ショボンヌ城に行ってみない?ここのところバトルばっかりだったし、たまには息抜きもいいでしょ?」

ピッコロ「……そうだな。この世界の歴史を知るのも悪くないな」

セレナ「決まりね。じゃあ、一緒に行きましょう!」スイー

ピッコロ「セレナ、そのローラーが付いてる靴みたいのは何だ?」

セレナ「ピッコロさん、ローラースケート知らないの?」

ピッコロ「5番道路でそれと同じのを何人か見かけたが……」

セレナ「知らないのも無理はないか。カロスではローラースケートが若い人達の間で流行っているのよ」

ピッコロ「こんな歩きにくそうな靴をワザワザ履くのか?よくわからんな」

セレナ「ピッコロさんには、到底わからないわ。どう?ピッコロさんも履いてみる?」

ピッコロ「俺は自分の足で充分だ」

セレナ「冗談よ。第一、私のサイズでピッコロさんのおっきな足に入るわけないでしょ?」

ピッコロ「ふん」

ショボンヌ城

サナ「あ、セレナ!それにピッコロさんまで!」

城主「おや、お知り合いですか?ショボンヌ城に観光客が三人だなんて、すごくにぎやかですね!」

城主「このお城…いわばシャトーは貴族のマナーハウスだったのです」

城主「ちょっと古めかしいのはうんたらかんたら」くどくど

サナ「えーっ!終わり?メガシンカに関係するモノとかないの?」

ピッコロ「(どうやらココには、大した情報はなさそうだな…)」

城主「終わりですし、メガシンカって何でしょう?」

セレナ「………」

男「だんな!」

城主「おや、どうされましたか?」

男「『アイツ』がまた来たよ!」

ピッコロ「(アイツ?)」

城主「もうそんな時期ですか?といってもね…あたしには何にも出来ないんですけどね~」

城主「あたしは7番道路に行きますので、皆さんはゆっくり城内を見学しててください」

サナ「何だろう…7番道路、行ってみようか?」

セレナ「そうね、ココにいても何もなさそうだし」

ピッコロ「同感だ。行こう」

7番道路 橋

サナ「あれじゃない?」

カビゴン「ZZZZZZ」

ピッコロ「何だ…コイツは」

セレナ「カビゴンよ。いつも食べては寝てばかりで、時々こういう人が通る場所に寝てたりしてるの」

ピッコロ「ロクでもないポケモンだな…」

男「だから、だんな『ポケモンの笛』!って、アレもう持ってないんだっけ?」

城主「そうだね、渡しちゃったんだっけ…」

男「というか取られたんだっけ?宮殿の主人に……」

サナ「ポケモンの……笛って?」

城主「ざっくり説明しちゃうとカビゴンを起こすには、ポケモンの笛が必要なんです」

城主「だけど、そのポケモンの笛はここから北にあるパルファム宮殿にあるんですよ……」

ピッコロ「どいてろ」

男「え?」

ヒョイッ

城主「!!!!!」

男「!!!!!」

セレナ「カ、カビゴンを…」

サナ「持ち上げた!?」

ピッコロ「コイツをどこか邪魔にならない所へ置いてくる」

ヒューーン

ポカ~ン

しばらくして―――

サナ「あ、戻ってきた」

ピッコロ「待たせたな」シュタッ

セレナ「どこに行ってたの?」

ピッコロ「誰にも迷惑をかけることのない所だ」


地つなぎの洞穴のてっぺん

カビゴン「ZZZZZZ」


7番道路のどこか

芸術家♀「ね、ねえ父さん……今、緑色のポケモンがカビゴンを持って飛んでたけど、私の見間違い?」

芸術家♂「ワ、ワシも見たけど、よくわからん……」

男「あ、あの…ありがとうございます。これで橋が通れるようになりました…」

ピッコロ「気にするな。俺達は先を急ぐ」

ピッコロ「行くぞ、セレナ、サナ」

セレナ「あ、うん」

城主「……ねえ、彼って人間なんだよね?」

男「あ、ああ…タブンネ」

セレナ「ピッコロさん、私そのパルファム宮殿に行ってみようと思うの。メガシンカのことが何かわかるかもしれないから」

サナ「サナも一緒に行く!ピッコロさんも一緒にどう?」

ピッコロ「俺は先を急ぐ。少しでも手掛かりを探したいからな」

セレナ「そう。じゃあ、ここで一旦お別れね」

サナ「ピッコロさん、またあとでねー!」

ピッコロ「ああ」

7番道路 バトルシャトー前

ピッコロ「収穫なしか……悟飯達は今頃どうしてるのか…」

「あら!ピッコロじゃない!」

ピッコロ「お前は……」

ビオラ「元気にしてた?ずいぶんと変わった衣装着てるけど、まあピッコロならいいんじゃない、いいんじゃないの?」

ピッコロ「…ジムリーダーの仕事はどうした?」

ビオラ「今日は休業日よ。ジムでずっと篭ってるのがジムリーダーじゃないからね!」

ビオラ「あ、ピッコロのモンスターボールが一つ落ちてるわよ?」

ピッコロ「ま、まさか!」

ビオラ「きゃあ!?」

ゼニガメ「パフパフ」

ビオラ「ちょっ、ちょっと何この子!?」

ピッコロ「」ピッ

ゼニガメ「んギャっ!!!」バチッ

ピッコロ「すまん…後でコイツはしっかり叱っておく」

ビオラ「い、いいのよ別に…(今、目から光線を出したような…)」

ビオラ「そうだ!ピッコロ、あなたバトルシャトーに挑戦してみない?」

ピッコロ「バトルシャトー?あの建物のことか?」

ビオラ「そうよ。ココはね、トレーナーに戦いを提供するヒミツの社交場なの」

ビオラ「戦い、名声、金…いずれも何かを求めているトレーナーがココにやって来るのよ」

ビオラ「バトルハウスとか違って、ココは細かいルールがないから、実戦には持って来いな場所なのよ。どう?一緒に来ない?」

ピッコロ「(ここのところ修行が多かったからな……そろそろ、コイツらを実戦慣れさせた方がいいか)」

ピッコロ「わかった。案内してくれ」

ビオラ「オッケー!じゃあ、私の紹介であなたを登録させるから、ついて来て!」

バトルシャトー

執事「では、ピッコロ様には【バロン】の爵位を授与致します」

ビオラ「おめでとう!これで、あなたも晴れてシャトーの会員よ」

ピッコロ「(この社交場は複数の殺気を感じるな……)」

ピッコロ「これからどうすればいい?」

ビオラ「周りにいるトレーナーとバトルすればいいのよ。勝ちまくれば爵位も上がるわ」

ピッコロ「シャクイ?」

ビオラ「ココで実力が認められた一握りのトレーナーにのみ与えられる称号よ」

ビオラ「爵位が上がれば上がるほど周りのトレーナーも相まって強くなるわ」

ピッコロ「なるほど、強いヤツとバトルしたいなら爵位を上げればいいんだな?」

ビオラ「そういうこと。けど、いくら下位の爵位だからって油断しないでね?【バロン】でもそれなりの腕利きが揃っているんだから」

ピッコロ「よくわかった。じゃあ、行ってくる」

ビオラ「(フフフ、実は中には【ヴァイカウント】とか【アール】とかの上位のトレーナーも混じってるのよね…)」

ビオラ「(この初心者にも容赦ないシビアさがシャトーの魅力といえるわ…)」

おぼっちゃま(アール)「おや、君は新入りかい?(な、何だコイツ…肌が緑色だぞ……病気か?)」

ピッコロ「ああ、今日はじめてココへ来た」

おぼっちゃま(アール)「フーン、そうなんだ。(爵位【バロン】か……ゴミめ)」

おぼっちゃま(アール)「じゃあ、僕とバトルしようよ。僕が色々と教えてあげるからさ」

ピッコロ「そうか、よろしく頼む」

おぼっちゃま(アール)「(へへっ、カモが来たぜ!)初心者だからって容赦はしないよ?いくよ!」バッ

バトルシャトー 控え室

ビオラ「もう、五分か…ピッコロったら今頃どうしてるかしら」

ピッコロ「終わったぞ」ギィ

ビオラ「えっ!?」

ビオラ「お、終わったって…ココの参加者全員と戦ったの?!」

ピッコロ「ああ。思ったほど大した相手ではなかったな」

ビオラ「………」ポカ~ン

執事「おめでとうございます。ピッコロ様には【ヴァイカウント】の称号を授与致します」

ピッコロ「ほう、もう昇格したのか」

ビオラ「【子爵】になったのね。ピッコロ子爵か…あなたの場合、大王とかの方が似合いそうね」

ピッコロ「おかげでいい練習場所が見つかった。助かったぞ」

ビオラ「ガンバってね。私も最高位の爵位を目指してるから、お互い競い合えたらいいわね」

ピッコロ「ああ、またな」

ビオラ「セレナちゃん達にもヨロシクね!」

ビオラ「(ピッコロか…外見から既にタダモノじゃないけど、並のトレーナーじゃないことはたしかね……)」

ビオラ「あ、写真撮るの忘れてた」

7番道路

ピッコロ「バトルシャトーか…コイツらに良い練習場所が出来たな。機会あれば、また来るか……」

セレナ「ピッコロさん」

ピッコロ「セレナか。宮殿の方はどうだったか?」

セレナ「最悪…入場料は取られるし、変な主に迷子のトリミアンを探されるしで、散々だったわ」

セレナ「でも、花火はキレイだったな…」

「お~い」

ピッコロ「何だ、お前達か」

ティエルノ「何だはヒドいじゃないかピッコロさん。これから僕とトロバっちでピッコロさんにダブルバトルをやろうと思ったのに」

ピッコロ「ダブルバトル?」

セレナ「ポケモンを2対2で戦わせるバトルのことよ」

トロバ「ちょうど4人もいることですし、そっちはピッコロさんとセレナさんで組んではいかがでしょうか?」

セレナ「面白そうね。ピッコロさん、私と組みましょう」

ピッコロ「ふん、いいだろう」

ティエルノ「よ~し、いっけー!ヘイガニ!!」バッ

トロバ「行ってください!ピカチュウ!!」バッ

ヘイガニ「ガニ!」ポンッ

ピカチュウ「ピカピカ!」ポンッ

セレナ「頼んだわ!テールナー!」バッ

ピッコロ「お前の出番だ!ラルトス!!」バッ

テールナー「コン!!」ポンッ

ラルトス「!!!」ポンッ

ピッコロ「ほう、お前のポケモンも進化したのか?」

セレナ「当然よ。いつまでも弱いままにするわけにはいかないもの」

トロバ「無駄話してる場合じゃありませんよ!ピカチュウ!ラルトスにでんこうせっかです!!!」

ピカチュウ「ピカ!」シャッ

ラルトス「!」

サッ

トロバ「え…消えた?」

ピッコロ「残念だったな」

ピカチュウ「ピカ!?」

トロバ「(テレポート!?でもテレポートってそんな技じゃ…)」

ラルトス「波ぁーーー!!!」ズオッ

トロバ「エ、エナジーボール!?」

ピカチュウ「ピカー!!!」ドウ

トロバ「ピ、ピカチュウ!!!」

トロバ「(あれがラルトスの動きなのですか…?)」

ピカチュウ「ピ、ピカ…」ガクッ

トロバ「戻って!ピカチュウ!」ポンッ

トロバ「頼みましたよ!フラベベ!」

フラベベ「ベベ!」

ティエルノ「よーし、僕も準備完了だよ」

ヘイガニ「ガニー!(お命頂だい!!!)」ビシッ

セレナ「(つるぎのまい…!ポケモンにもしっかり仕込んでるなんて、ただの踊り好きのヘンタイじゃないのね!)」

ヘイガニ「(とうっ!!!)」ガキン

テールナー「コン…!」ギリギリ

セレナ「テールナー!!!」

ピッコロ「(ずつきでセレナのポケモンを助けろ!)」

ラルトス「!!!」ギャオッ

ガンッ

ヘイガニ「ガニ!?」

ピッコロ「油断をするな!」

セレナ「わかってるわ!テールナー、サイケこうせん!」

テールナー「コンッ!」キュイイイイ

ヘイガニ「ガ、ガニ…!!!」

ティエルノ「ああっ!ヘイガニ!!!」

ティエルノ「僕はこれでリタイアのようだね」

トロバ「ま、まだ終わったわけじゃありません!」

ピッコロ「ラルトス!もう一度エナジーボールだ!!!」

セレナ「テールナー!ニトロチャージよ!!!」

トロバ「(そ、そんなひどい…)」

トロバ「ま、参りました……」

ティエルノ「やっぱり、二人のムーブは最高だねえ」

セレナ「ご苦労さま、テールナー」ポンッ

ピッコロ「ラルトス、きのみだ。喰え」

ラルトス「!!!」ピクッ

ピッコロ「ラルトス!?」

セレナ「あ、もしかして…」

テロテロ!テントンテントンテントテントン

ピッコロ「ラルトス…コイツも進化するのか…」

セレナ「この瞬間がワクワクするのよね」

キルリア「リア」

おめでとう!ラルトスはキルリアに進化した!

トロバ「キルリアですね、僕も実物ははじめて見ました」

ティエルノ「わ~踊りが上手そうなポケモンだね!僕も是非、この子のムーブを伝授したいな~!」ズンタッタ

セレナ「アナタは踊らなくていいの」

ピッコロ「これが進化した姿か……まるで人形のようだな」

キルリア「(ピッコロ様…)」

ピッコロ「!!!」

ピッコロ「(お前…喋れるのか!?)」

キルリア「(ハイ、ありがとうございます。ワタシをここまで育てていただいて…)」

ピッコロ「(のぼせるな、まだキサマらへのシゴキは終わっちゃいない。前よりもツラい修行をつかせてやるから、覚悟しておけ!)」

キルリア「(ハイ!ガンバります!)」

ティエリア「ねえ、ピッコロさんとキルリア、何で見つめ合ってるのかな?」

トロバ「さ、さあ……」

セレナ「ねえピッコロさん、バトルシャトーにはもう行ったの?」

ピッコロ「ああ、あそこか。ビオラに紹介してもらったから、お前も行くといい」

セレナ「そう……わかった。じゃあ、私はそこに行ってみるから、またね!」スイー

トロバ「僕はまだここら辺で図鑑の埋め合わせに専念します!ピッコロさん、それでは」

ティエルノ「よ~し、僕はもっと新しいムーブを研究するぞー!」クルクル

ピッコロ「さて、俺も先を急ぐか…」

8番道路

ピッコロ「次の町はこの断崖から降りればいいのか」

「お待ちなさいな!」

ピッコロ「誰だ?」

デクシオ「お元気そうですね、ピッコロさん」

ピッコロ「お前たちか…何の用だ?」

ジーナ「冷たいですわね。せっかくアナタに情報を教えにきたというのに…」

ピッコロ「情報だと?」

デクシオ「ええ、博士からアナタに伝言を頼まれてココで待っていました」

ピッコロ「(わざわざ、ココで待っていたのか…?)」

デクシオ「ピッコロさんは『セレビィ』というポケモンをご存知ですか?」

ピッコロ「いや…何だソイツは?」

デクシオ「幻のポケモンの一種です。ジョウトいうここから離れた地方に確認されているポケモンです」

ジーナ「このポケモンのスゴいところは何と!過去未来問わずに時を渡れるところなのですわ」

ピッコロ「時を渡れる…」

ピッコロ「(未来から来たトランクスが乗っていたタイムマシンという機械と同じことが出来るのか…)」

ピッコロ「(たしかに時を戻せば、俺やカルムがいる世界に戻ることも出来るかもしれない…)」

ピッコロ「(だが、時を戻すだけでは根本的に解決にはならないな……)」

ジーナ「あ、あの…ピッコロさん?」

ピッコロ「わかった、参考になった。ミアレからワザワザご苦労だったな」

ジーナ「あ、そうそう、ついでに図鑑のバージョンアップもして差しあげますわ」

ピッコロ「そんなことも出来るのか?」

ジーナ「全国で確認されているポケモンの数は約700種もいるのですよ?」

ピッコロ「(700!?そんなにいるのか…)」

ジーナ「一つの地方図鑑でカバーするなんて、なんてこと!って思わない?」

デクシオ「ということで、ポケモン図鑑をパワーアップさせますね」

ピッコロのポケモン図鑑にコーストカロス図鑑が新しく追加された!

デクシオ「それでは僕らはこれで」

ピッコロ「(ポケモンというのは俺が想像した以上の力を持っているんだな…)」

コウジンタウン

ピッコロ「スカイバトルか……ポケモンの空中戦とは考えたものだ」

ピッコロ「(しかし、さっきの羽をつけたトレーナーは何故あんな、驚いたような顔をしたんだ?俺はただポケモンに舞空術を教えただけなのに…)」

セレナ「ピッコロさん!」

ピッコロ「早いな。もう終わったのか?」

セレナ「うん、楽勝だったわ。そんな強いトレーナーいなかったもの」

ピッコロ「ふっ、だろうな」

セレナ「私はこれからカセキ研究所に行こうと思うの」

セレナ「メガシンカに関わる不思議な石のこともわかるかもしれないし、ピッコロさんが探している手掛かりも見つかるかもしれないわよ?」

ピッコロ「カセキか……行ってみよう」


コウジンタウン カセキ研究所

研究員♂「ようこそ!カセキのロマンに導かれた、学究の徒たちよ!」

研究員♀「可愛らしいお嬢さんね。後ろにいるのは新しいポケモンかしら?」

ピッコロ「………」

セレナ「私はセレナ。こちらはピッコロで、れっきとした人間です」

研究員♂「おお!じゃあプラターヌ博士が言っていた緑色のトレーナーとは君のことか!!!いやいや、珍しい肌の色してるね!キミ」

セレナ「あの、メガシンカについてなにかご存知ですか?」

研究員♂「メガシンカねえ…残念だが不思議な石が関係する……それぐらいしかわかっていないですね…」

セレナ「そうですか…メガシンカの手掛かりはないと…」

研究員♀「あら!カセキから復元できるポケモンがそのメガシンカに関わっている可能性もあるかもしれないわよ?」

ピッコロ「そのカセキのポケモンの中に何か特別な力を持ったポケモンとかもいるのか?」

研究員♀「えっ?ええ、タブンネ…」

ピッコロ「そうか」

研究員♀「カセキの復元なら輝きの洞窟にいる助手クンなら詳しいわよ!」

セレナ「輝きの洞窟か…その助手さんに会ってみようかしら」

セレナ「ピッコロさんも輝きの洞窟に行ってみる?」

ピッコロ「その助手にも話をしてみたい。俺も行こう」

9番道路

セレナ「ここが9番道路、別名『トゲトゲ道路』とも言われてるの」

セレナ「デコボコとした岩がたくさんあってサイホーンに乗らないと渡れないのよ」

ピッコロ「前に俺を襲った恐竜みたいなヤツか」

セレナ「そうよ。ピッコロさんは知らないと思うけど、カロスではサイホーンレースという競技が人気で、カルムのお母さんも元サイホーンレースの選手だったのよ」

ピッコロ「たしかにあの気の強さなら頷けるな」

セレナ「あれ?サイホーンがドコにもいない…」

職員「ああ、すいません。ただいまサイホーンがケガをしていて、治療が終わるまでは利用出来ないのです」

セレナ「ええー!そんな!!」

職員「すいませんね。治療が済んだらまた、お越しください」

セレナ「どうしよう…私のポケモンには空を飛べるのはいないし……」

ピッコロ「その必要はない」

セレナ「え?」

ピッコロ「俺の肩に掴まっていろ」

セレナ「え、一体何を……うわっ!?」フワッ

職員「!?」

ピッコロ「このまま洞窟へ向かうぞ、しっかり掴まれよ」

セレナ「わっ!わっ!ちょっと!?」

ギュン

職員「」ポカン

職員「……エスパータイプのポケモンだと思ったけど、ひこうタイプのポケモンだったのかな…?」


キィィィィン

セレナ「キャアアア!!!イヤ!やめて!早く下ろして!!!」

ピッコロ「いいのか?下はデコボコ道だぞ」

セレナ「だから、早く洞窟の方に行って!!!」

ピッコロ「全く、騒がしいムスメだ」

今日はここまでで。
何かピッコロとセレナばかりでポケモンの方が影薄くなっちゃてるな…

XYの主人公はやっぱり女の子(セレナ)に選べばよかったかなーと思う今日この頃


投下します

輝きの洞窟前

ピッコロ「着いたぞ」スタッ

やまおとこ「!!!」

セレナ「ハァ…死ぬかと思った……」ヘタッ

ピッコロ「だらしのないヤツだ。それぐらいのことでへこたれるとは」

セレナ「一緒にしないでよ!ピッコロさんと違って、私はフツーの女の子なんだから!」

ピッコロ「ふっ、そうだったな」

セレナ「もう!さっさと入るわよ!!」

やまおとこ「…ポケモンと女の子が話してたけど…ワシ、疲れてるのかな?」

輝きの洞窟

ピッコロ「む、結構狭いな…」

セレナ「ピッコロさんどいて、私が前に代わるわ」

ピッコロ「あ、ああ」

セレナ「ただでさえピッコロさん大きいのに、前にいたらナニも見えないわ」

ピッコロ「!」

ピッコロ「気をつけろ!ナニか来るぞ!!!」

セレナ「え?」

バサッ

コロモリ「モリー!」

セレナ「きゃあっ!」

ピッコロ「」ギロッ




セレナ「……ピッコロさんを見た途端に気絶したけど…何をしたの?」

ピッコロ「俺は何もしとらんぞ」

コロモリ「」ピクピク

セレナ「たしかに暗い洞窟の中でピッコロさんと出くわしたら、心臓に悪そうだもんね」クスッ

ピッコロ「それはどういう意味だ」

輝きの洞窟 化石発掘場

ピッコロ「ずいぶんと進んだと思うんだが、まだなのか?」

セレナ「私だって、ココに入るのはじめてだもの。わかるわけないわ」

ピッコロ「むっ!」

セレナ「今度はどうしたの?」

ピッコロ「向こうに赤い服を着た人間が見えるな…」

セレナ「あっ、ホントだ。何をしてるんだろ?」

ピッコロ「アイツが研究員が言ってた助手か?」

セレナ「まさか…とても採掘する格好に見えないわ」

ピッコロ「アイツが助手かどうか話してみるか」

ピッコロ「おい、そこで何をしている?」

赤スーツ?「!?」

赤スーツ?「ひぃぃぃ!出たーっ!!!」

ダッダッダッ

ピッコロ「………」

セレナ「…逃げちゃったね」

ピッコロ「赤スーツにサングラスか……おかしな服装をしたヤツがいるもんだ」

セレナ「(人のこと言えるのかしら……それ)」

ピッコロ「聞こえてるぞ」

ピッコロ「しかし…キナ臭い連中だな。後を追ってみるか?」

セレナ「カセキ泥棒ってことも考えられるからね、用心しましょう」

セレナ「採掘跡が多くなってきたわ。ココで誰かがカセキを掘っているのね」

赤スーツ?「あ、アイツだ!オレが言ってた緑色のバケモノってのは!」

赤スーツ?「なに~?おい!お前ら一体ココへ何をしに来た!?」

ピッコロ「それはこっちのセリフだ。妙な服装を着て、カセキの採掘にでも来たのか?」

赤スーツ?「何だと!?オレ達のこの服装のセンスがわからんとは…」

フレア団したっぱA「いいか!オレらは泣く子も黙る、オシャレチーム『フレア団』だ!」

セレナ「(あれでオシャレとか……ピッコロさん以上のセンスの悪さね)」

ピッコロ「おい」

フレア団したっぱB「オレ達の目的はオレ達がハッピーになること!そのため他のトレーナーやポケモンがどうなってもいいのさ!」

フレア団したっぱA「オレ達はカセキを掘って、高く売って、金をいただくんだ!ジャマすんな!」

フレア団したっぱB「お前達、消えたくないだろ?命が惜しければ、さっさと帰るんだな!」しっしっ

フレア団したっぱB「(ま、オレ達フレア団以外は、いつの日かぜーんぶ消えちゃうんだけどな!)」

ピッコロ「ほう、そいつは良いことを聞いたな。自分たち以外の存在は全部消すとは、ずいぶんと大層な目的だな」

フレア団したっぱB「えっ、どうしてわかったの?」

フレア団したっぱA「あ、バカ!!」

セレナ「信じられない!自分たち以外の人やポケモンを全部消すなんて!そんな連中、最低だわ!!!」

フレア団したっぱA「や、ヤロ~…ガキが言わしておけば!」

フレア団したっぱB「おい!!!みんな、早く来てくれ!」

「なんだなんだ?」「どうした?」「何なのコイツら?」ゾロゾロ

セレナ「まだ、仲間がいたのね…」

フレア団したっぱA「へっへっへ…何もフレア団はオレ達だけじゃないんだぜ?」

フレア団したっぱB「オレ達の目的を知られたからには生かしちゃおけないな!この場で二人とも消してやる!」

ピッコロ「ふん、面白い冗談だな。なら…さっさとかかってきたらどうだ?」

フレア団したっぱC「プッ、ガキ含めてたった二人しかいないくせに何カッコつけてんの?」

フレア団したっぱD「二人まとめて、たっぷり遊んでやるぜ!」

セレナ「ピッコロさん!」

ピッコロ「ああ。お前はマヌケな二人の方を相手にしろ。俺は三人の方をやる」

フレア団したっぱA「後悔しやがれ!ゴルバット、いけ!!」

フレア団したっぱB「グレッグル!」

ゴルバット「ギャース!」

グレッグル「ケケッ」

セレナ「ニャスパー!アブソル!行って!!」バッ

ポンッ

ニャスパー「ニャ!」

アブソル「クァ!」

フレア団したっぱD「へっ、たった一人でオレたちとやろうってか!」

ピッコロ「オマエらザコどもがいくら束になろうと、同じことだ」

ピッコロ「たったの5秒でカタをつけてやる。来い!」ユビが1本ふえちゃった

フレア団したっぱE「ふざけやがってっ!出ろ、デルビル!」「ゴクリン!」「ズルッグ!」

ピッコロ「キルリア!ゼニガメ!ヤンチャム!いけっ!!!」ババッ

ポンッ

キルリア「リア!!!」

ゼニガメ「ほいほい」

ヤンチャム「(ここらでお遊びは終わりってところを見せてやるぜ!)」

フレア団したっぱ一同「やっちまえーーーっ!!!」

セレナ「アブソル!シャドークロー!!!」

アブソル「クァ!」ズアッ

グレッグル「グェ!!!」ザンッ

セレナ「ニャスパー!サイケこうせん!!!」

ニャスパー「ニャア!」ビビビビ

ゴルバット「グギャア!!!」

ピッコロ「(ふっ、アイツも腕を上げているようだな…)」

ピッコロ「よし!お前達、一気に決めろっ!!!」

キルリア・ゼニガメ「波ぁーーーーっ!!!!!」ズオッ

デルビル・ゴクリン・ズルッグ「」

ドガーン

セレナ「い、今の音は!?」

フレア団したっぱ一同「!?」

ヤンチャム「(あれ、俺は…?)」

フレア団したっぱC「な、何なの!?今あんたのポケモンの手が光ったけど…」

ピッコロ「安心しろ。お前達のポケモンは死なないように手加減している。さっさと治療させてやるんだな」

フレア団したっぱA「(そ、そういう問題なのか?アレ)」

フレア団したっぱB「くっそー!!おぼえてやがれーっ!!!」

だっだっだっ

ピッコロ「大口を叩いた割には口ほどにもない連中だったな」

セレナ「もう!!やりすぎよ!落盤でも起こしたらどうするの!?」

ピッコロ「す、すまん」

「何だい何だい?デカい音がしたけど…」

セレナ「あなたは…」

研究員助手「やあ!キミもカセキ探しかい?」

セレナ「あ、あの…フレア団は?」

研究員助手「フレアダン?なにそれポケモン?」

ピッコロ「どうやら、カセキ探しに夢中で気づいていなかったようだな」

研究員助手「あれ、そういえば……ココに採取したカセキがたくさん置いてあったはずなんだけど…キミたち知らない?」

セレナ「もしかして…」

ピッコロ「………」

研究員助手「え、え、どうしたの?まさか…この破片は?」

ピッコロ「………すまん」

そのあと助手はショックで3日間寝込んだという


コウジンタウン

ピッコロ「結局、手掛かりはなしか…」

セレナ「どこかの誰かさんが、気功波でカセキごとを破壊しちゃったからね。仕方ないわ」

ピッコロ「言うな」

セレナ「でも…あのフレア団って連中が言ってた目的がホントだったら……私、警察に知らせた方がいいと思うの」

ピッコロ「ヤツらの目的に明確な証拠がない以上、ヘタに深追いはするな。お前はトレーナーに専念していればいい」

セレナ「…そうね。私達だけで、どうにかしようとは思わない方がいいわね」

セレナ「私はこれからショウヨウジムのジムリーダーに挑みにいくわ。またフレア団がヤツら何人来たって迎え撃てるぐらいに強くなるから!」

ピッコロ「その意気だ。俺もじきに追いつく」

セレナ「またね!」スイー

ピッコロ「(さて、その間に俺もコイツらへの修行をつけてやるか…)」

8番道路 ミュライユ海岸

ピッコロ「(ヤンチャムのヤツも気の扱いと舞空術を身についてきたようだな)」

ピッコロ「(ゼニガメのヤツも進化したことだし、このまま次の町へ向かおう)」

ピッコロ「(…しかし、この妙な胸騒ぎは一体…)」

ビキニのおねえさんたち「キャッキャッ、ウフフ」

ピッコロ「(…地球人というのは、なぜワザワザあんな寒そうな格好をするのか…理解できんな)」

ピッコロ「(…ゼニガメの気が……!まさか!?)」

キャアーッ!!!

カメール「(ニヒヒ、パフパフがいっぱいじゃ!)」

ビキニのおねえさん「いやーっ!誰か、このゼニガメをはなしてーっ!!!」

ピッコロ「……二度と悪さが出来んように懲らしめた方がいいかもしれんな…」

ショウヨウシティ ポケモンセンター

ボッ ボッ ボッ ボッ テンテンテレレーン♪

カメール「(くそっ、ピッコロのヤツ、本気で年寄りを殴りおって…!)」

ハリボーグ「(何をやってるんですか…)」

キルリア「(100%、カメールさんが悪いですよ)」

カメール「(だまれ!)」

ヤンチャム「(オレの出番…)」

ジョーイ「おまちどおさま!お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ!」

ピッコロ「ああ」

ピッコロ「よし、セレナが言っていた、ショウヨウジムへ向かうか……」

ショウヨウジム

ピッコロ「ジムリーダーは……あのてっぺんだな」

おっさん「オーっす!未来のチャンピオン――」

シャッ

おっさん「!?!?!?!?」

スタッ

褐色の青年「き、君は!?」

ピッコロ「あんたに挑戦を受けにきた」

褐色の青年「緑色の肌…そうか、あなたがビオラさんが言っていたピッコロさんですね?」

ピッコロ「(ビオラのヤツ…仲間のジムリーダーにも話したのか……あのおしゃべりめ)」

ザクロ「私はザクロ。さきほど少女とのバトルを終えたところですが……あなたもさきほどの少女のように、どれほど実力があるのか見せてもらいましょう!」

ピッコロ「(どうやらセレナも、ココを制覇できたようだな)」

ザクロ「アマルス!頼みましたよ!」

アマルス「キュオオオ!!」

ピッコロ「(いわタイプのジムリーダーとは聞いたが…ならば、コイツに有利なポケモンは…)」

ピッコロ「ゆけっ、ヤンチャム!」

ヤンチャム「ハイヤーッ!」

ザクロ「かくとうタイプと来ましたか…たしかにアマルスにとって、かくとうタイプは大の天敵です」

ピッコロ「ならば一気に決めさせてもらう。ヤンチャム、連続パンチ!」

ヤンチャム「ハイヤーッ!!!」ダッ

ザクロ「アマルス!ヨプのみを!!」

ヤンチャム「ハイ!ハイ!」ガッガッガッガッ

ヤンチャム「オウーっ!!」ドガッ

アマルス「キュウ…!」

ピッコロ「耐えた…!?」

ザクロ「きのみの中には弱点属性の威力を半減させてくれるのも存在するのです」

ザクロ「今度はこちらの番です!アマルス、こごえるかぜ!」

アマルス「キュ!!!」ゴオオオオオ

ヤンチャム「!?」

ガチガチ

ザクロ「これで、あなたのポケモンのすばやさを下げました…アマルス、とっしん!」

アマルス「(今のは、痛かった…)」

アマルス「(痛かったぞーーーーーっ!!!!!)」ギャオッ

ヤンチャム「!!!」

ズガッ

ヤンチャム「ぐはっ」

ドゴーン

ピッコロ「ヤンチャム!!!」

ザクロ「アマルスのとっしんは並の威力ではありません」

ヤンチャム「くっ…」

ザクロ「!?」

ピッコロ「ヤンチャム、お前…!」

ザクロ「(バカな…!直撃を喰らったはずなのに!まさか、あのヤンチャム……)」

ピッコロ「よく耐えてくれた、ヤンチャム。あとは戻ってくれ」

ヤンチャム「(消えろ、ぶっとばされんうちにな)」

アマルス「!」カチン

ピッコロ「すてゼリフを吐いてな」ニヤッ

ザクロ「(こうげきとすばやさを下げる、『すてぜりふ』!)」

ザクロ「(さっきの少女もそうだが、やはりあのピッコロというトレーナー……ただものじゃありませんね)」

ピッコロ「お前の出番だ!キルリアっ!」

キルリア「リア!!」

ザクロ「いったん、形勢を立て直してもらいます!」

ザクロはすごいきずぐすりを使った!

アマルス「キュオオオ!!!」

ピッコロ「(キルリア、めいそうで気を溜めろ!)」

キルリア「ハアァァァ……!!!」

アマルス「!?」

ザクロ「(な、何だ…キルリアの周りの空気が…!?)」

ザクロ「いかん!アマルス、ヤツを止めるんだ!!!」

ピッコロ「今だ!一気に決めろっ!!!」

キルリア「波ぁーーーーーー!!!」ズオ

アマルス「!!!」

ドゴーン

アマルス「」プスプス

ザクロ「アマルス、戻れ!」

ザクロ「(何て威力だ…一撃で急所を喰らわすとは!)」

ザクロ「出番です、チゴラス!」バッ

チゴラス「グルルル…」ポン

ピッコロ「もう一度、エナジーボールを使え!」

キルリア「波ぁーーーーーー!!!」ズオ

ドゴーン

ピッコロ「(やったか!?)」

チゴラス「ガルルル…」

キルリア「!?」

ザクロ「いい攻撃です。しかし、私のチゴラスは簡単にはやられません!」

ピッコロ「(まずい!)」

ザクロ「かみつき攻撃!」

チゴラス「グアアア!!!」ドンドンドン

ガブッ

キルリア「ッ!!!」

ピッコロ「キルリア!!!」

チゴラス「」ペッ

キルリア「……!」

パタッ

ピッコロ「戻れ!キルリア!!」

ピッコロ「(ただのかみつきなのに何て威力だ…!)」

ザクロ「チゴラスの『がんじょうあご』はどんなでも噛み砕きます。もっとも、バトルの時は加減してますが…」

ザクロ「草タイプの攻撃ではチゴラスは簡単には倒れません!チゴラス、もう一度かみつき」

チゴラス「グアアア!!!」ドンドンドン

ピッコロ「今だ!」

バッ

ハリボーグ「(フラッシュ!!!!!)」カッ

チゴラス「!!!」

ザクロ「うっ、く…!目がっ!!!」

ザクロ「(これがフラッシュだと?何て光なんだ…)」

チゴラス「グアアアアアーーーっ!!!」ドスンドスン

ザクロ「(まずい、チゴラスが暴れている…!)」

ピッコロ「とびげりで決めろっ!」

ハリボーグ「ボー!!!」しゃっ

ザクロ「(と、飛んだ…!?)」

ハリボーグ「ボっ!!!」ドガッ

チゴラス「!!!!!」

チゴラス「ガ……!」ピクピク

バターン

ザクロ「チゴラス!」

ピッコロ「勝ったか…」

ピッコロ「(まだまだ修行が足りんな。コイツらも、俺自身も…)」

ザクロ「お見事でした。あなたとあなたのポケモンのチームワーク……それではウォールバッジを差し上げます」

ピッコロ「(これで二つ目か…)」

ザクロ「わざマシン39『がんせきふうじ』も受け取ってください」

ピッコロ「その前に一つ、アンタに聞きたいことがある」

ザクロ「何でしょう?」

ピッコロ「伝説のポケモン、もしくは幻のポケモンについて何か知っているか?」

ザクロ「伝説のポケモンに幻のポケモン…?あなたはそのポケモンを捕まえて何かするのですか?」

ピッコロ「いや…ただ、俺は一体この世界でどういった伝説のポケモンが存在するのかを知りたいんだ」

ザクロ「なるほど……あなたが伝説のポケモンを悪用するような方ではないことは、あなたのポケモン達とのバトルでよくわかりました」

ピッコロ「悪用?」

ザクロ「ここから遠い地方の話になりますが、ある地方では『ロケット団』、『マグマ団』と『アクア団』、『ギンガ団』といった組織がそれぞれの地方に存在していました」

ザクロ「それらの組織に共通することはポケモンの力を悪用することです。世界征服、陸もしくは海を広げる、新世界の創造……」

ザクロ「そのために各地方に存在する神話のポケモンや伝説のポケモンを使い、自らの野望の達成の道具にしようとしたのです」

ザクロ「現在は勇敢なトレーナー達の手によってそれらの組織は崩れました。しかし、今でも別の地方で別の組織が活動しているのです」

ザクロ「最近、イッシュという地方には『プラズマ団』とよばれる謎の組織が存在しますが、彼らが一体何を目的としているのか、まだわかりません」

ピッコロ「やけに詳しいな」

ザクロ「ジムリーダーには、各地方をつないだネットワークが存在します。今の情報も各地方のジムリーダー仲間から聞いた情報なのです」

ピッコロ「(たしかに今まで聞いた伝説のポケモンの話を聞けば、そういった力を利用しようとする輩が出ることには納得いく)」

ピッコロ「(この世界にもフリーザのようなヤツらがいるのか……)」

ザクロ「伝説のポケモンの話ですが、数年前…『グラードン』と『カイオーガ』が争いを起こし、世界が滅亡の危機に瀕する時期がありました」

ザクロ「最終的には、あるトレーナーが『レックウザ』を呼び起こしたことによって、滅亡の危機は免れました…」

ピッコロ「そんな危険なポケモンを利用しようとしたのか…」

ザクロ「伝説のポケモンの前では人の力はあまりにも無力なのです。だからこそ、彼らを利用とした組織は崩壊したのかもしれません」

ピッコロ「しかし、ポケモンの力を使って世界征服か…ずいぶんとセコい真似をするヤツらがいるもんだな」

ザクロ「残念ながら……彼らだけでなく、人間の中にはポケモンの力を悪用しようとしているモノも少なからず存在するのです」

ピッコロ「なるほど、フレア団もその類の連中ということか」

ザクロ「フレア団……?何ですか、それは?」

ピッコロ「フレア団を、知らないのか?」

ザクロ「ええ…はじめて聞きます」

ピッコロ「(どういうことだ…?別地方の犯罪組織のことは知っているのに、フレア団の存在を知らないだと…?)」

ピッコロ「そうか……わかった、話に付き合わせてすまんな」

ザクロ「いいえ。あの…もし、よければあなたもボルダリングをやりませんか?その長い手足ならきっと上達も早いでしょう」

ピッコロ「い、いや遠慮しておく……じゃあな」

ピッコロ「(何故だ……さっき言っていたジムリーダー同士のネットワークがあるなら、何故フレア団の存在を知らない…?)」

ピッコロ「(助手の時もそうだったが、連中がまだ設立してから日が浅い組織なのか?あるいは……)」

ピッコロ「(フレア団、か……ヤツらの動きを警戒したほうがよさそうだな……)」

今日はここまで
まだまだ序盤だなんて気が遠くなるな…

セキタイタウン

ピッコロ「(カロスに来てから、一週間は過ぎたか……)」

セレナ「ピッコロさーん!!」チャリンチャリン

ピッコロ「ん?おわっ!」

キキッ

セレナ「びっくりした?ショウヨウシティのサイクルショップでクイズに正解したら貰ったの!」

ピッコロ「何だコレは…じてんしゃか?」

セレナ「あ、ピッコロさんでも、じてんしゃは知ってるんだ?」

ピッコロ「当たり前だ。悟飯が乗っているところを見たことあるからな」

セレナ「ゴハン?」

ピッコロ「何でもない、気にするな」

セレナ「それはそうと…ピッコロさん、ココでフレア団を見なかった?」

ピッコロ「フレア団?いや…ヤツらを見かけたのか?」

セレナ「ええ。最初、10番道路でしたっぱ数人とバトルして勝ったら、連中が逃げていったんだけど…」

セレナ「後を追ったら、したっぱの一人が向こう先の石の神殿へ逃げたんだけど……途中で見失っちゃったの」

ピッコロ「案内してくれ。その石の神殿を調べたい」

セレナ「わかったわ。ついて来て」

セキタイタウン 石の神殿

ピッコロ「ココか?」

セレナ「ええ。最初はココがアジトなのかと思ったけど、どう調べてもやっぱりタダの石の神殿だし…」

ピッコロ「(…妙だな、この周辺に気がたくさん……それにデカい気が二つも…)」

セレナ「私の見間違いだったのかな…?」

「くうん」

セレナ「え?」

ピッコロ「お前は…」

「ちょっと、ルカリオ!」スイー

コルニ「あっ!緑のトレーナーさん!ええと、名前は…」

ピッコロ「ピッコロだ」

コルニ「へ~結構カワイイ名前だねっ!そっちの女の子はあなたのカノジョ?」

セレナ「な!?」

ピッコロ「…そう見えるか?」

コルニ「ウフフ、ジョーダンよジョーダン!」

セレナ「ピッコロさん、この人は…?」

ピッコロ「コルニだ。たしかシャラシティのジムリーダーと言ってたな」

セレナ「ジムリーダー!?」

コルニ「よろしくね♪あなたも見たところ、強そうなトレーナーさんね」

ピッコロ「で、俺に何の用だ?」

コルニ「ルカリオがね、あなたと戦いたい!って言ってるの。タブンネ」

コルニ「よかったら、相手をしてくれるかしら?」

ピッコロ「(あの二匹ポケモンから感じる気……かなりのものだな。さすが、かくとうタイプのポケモン、といったところか…)」

ピッコロ「いいだろう。そのルカリオがどれほどの力か見せてもらおうか」

コルニ「決まりね!二匹のルカリオ……あなたのことを気に入ったのがどっちかわかるかな?」



コルニ「いっけーっ!ルカリオ!」

ルカリオ「あおんっ!」

ピッコロ「(かくとうタイプか……)」

ピッコロ「お前の出番だ!キルリア!」

キルリア「リア!」

コルニ「ルカリオ、つるぎのまい!」

ルカリオ「ハアッ!」シャッ バッ

ピッコロ「(キルリア、めいそうだ)」

キルリア「」コクッ

キルリア「ハアアアアア……」ゴゴゴゴゴ

セレナ「(スゴい……少しだけど地が揺れている…)」

コルニ「ルカリオ、グロウパンチ!」

ピッコロ「迎え討て!」

ルカリオ「!」ダンッ

キルリア「!」ダンッ

シャッ ズドドドド ガガガガッ ズダダダダ

コルニ「(すごい…あのキルリア、エスパータイプなのにアタシのルカリオと同じ動きが出来るなんて…)」

コルニ「しんそくよ!」

ルカリオ「あうん!」シャッ

キルリア「!」

ガッ

キルリア「ッ!」ムクッ

ピッコロ「(ほう…あのポケモン、スピードもかなりのものだな)」

ピッコロ「ならば……かげぶんしんだっ!」

シャッ シャッ シャッ

ルカリオ「!」

セレナ「(早すぎて、ルカリオの目が追いついていない!?)」

ピッコロ「サイコショックだ!」

ガタ ガタ ふわ……

コルニ「(何…?周りの岩石が…)」

キルリア「はっ!!!」

シュバッ

ルカリオ「!!!」

ドゴォンッ

ルカリオ「………っ!」

ルカリオ「」バタッ

コルニ「ルカリオ、もどって!」

コルニ「スゴい……あなたのポケモン、どうやったらそういう風に育つの?」

コルニ「……でも、あたしだって負けてられないわ、シャラシティのジムリーダーなんだから」

コルニ「ルカリオ!出番よ!」バッ

ポンッ

ルカリオ「あおん!」

ピッコロ「(この気……アイツがそうか)」

コルニ「こうなったら、力比べよ!はどうだん!!!」

ルカリオ「くおおお……」ゴゴゴゴゴ

ピッコロ「(気功波か…ならばこちらも…)」

ルカリオ「波ぁーーーーーーっ!!!」ズオ

ピッコロ「エナジーボールだっ!」

キルリア「波ぁーーーーーーーっ!!!!!」ズオ

ギュアアアアッ ボフッ

コルニ「は、はどうだんがっ!?」

セレナ「消えた!?」

ルカリオ「!!!!!」カッ

ドォーン

セレナ「きゃあっ!」

ルカリオ「………」

コルニ「ルカリオ!」

ルカリオ「」パタッ

コルニ「ルカリオ、お疲れ様」

ピッコロ「よくやった、上出来だ」

キルリア「」ポッ

コルニ「すごーい……あたしのルカリオコンビを倒すなんて」

コルニ「さすがルカリオが見込んだトレーナーさんね!」

コルニ「ココから東にある映し身の洞窟を過ぎたら、シャラシティがあるからそこで待ってるね!」

コルニ「またねーっ!!」スイー

セレナ「映し身の洞窟か…博士から聞いたんだけど、シャラシティにはメガシンカに詳しい人がいるらしいの、私も一緒に行くわ」

ピッコロ「………」

ピッコロ「(気が消えている…)」

ピッコロ「(さっきの感じたデカい二体の気はルカリオ達の気だったのか…?)」

セレナ「どうしたの、ピッコロさん?早く行きましょう」

ピッコロ「(考えても仕方あるまい…先を急ぐか)」


ハリボーグ「(カメールさん、あの女の子には手を出さないんですか?)」

カメール「(バカを言え。今行ったら、となりにいるルカリオに殺されるわい)」

ヤンチャム「(かっこ悪…)」

シャラシティ

セレナ「ふう…洞窟の中もトレーナーが結構いたわね」

ピッコロ「俺をポケモンと勘違いしてモンスターボールを投げたヤツまでいたぞ、まったく」

セレナ「まあ、それは仕方ないわね。だって服を着たってポケモンにしか見えないもん」

ピッコロ「余計なお世話だ」

トロバ「セレナさん!ピッコロさん!」

ピッコロ「トロバ。ティエルノも来てたか」

トロバ「はい!コーストカロス図鑑にバージョンアップしてから、いっぱい図鑑が埋まりました!」

ティエルノ「自分もダンスが得意なポケモンを見つけたんだよ!よければ今この場で踊って見せようか?」

ピッコロ「ま、またの機会にしよう」

トロバ「そういえば……シャラシティに着いたら「メガシンカおやじさんによろしくー!」って博士が言ってたのですが…」

セレナ「そういえば……その人がドコにいるのか博士に聞いてなかったわね」

トロバ「聞いた話では、街の奥の方にそびえるマスタータワーにいるそうですよ」

ティエルノ「あの向こうにある、デッカい塔みたいな建物かな?」

セレナ「そこにいるのね。それじゃあみんなで行きましょう」

ピッコロ「(メガシンカか…ただの進化と、どう違うというんだ?)」

ティエルノ「あっ、そうだ!セレナとピッコロさんに見せたいものがあるんだ!」

ピッコロ「ダンスか?」

ティエルノ「石だよ!石!」

ティエルノ「昨日ね、"さすらいの石集め"って人にダンスを見せたら石をもらったんだ。もしかしたら、メガストーンかも?」

ティエルノ「ねえ、これをメガシンカおやじに見せようよ!」

セレナ「それはいい考えね。あなたもたまには役に立ってくれるのね」

ティエルノ「ど、どういう意味だよ!?ソレ!」

ピッコロはすごそうな石を手に入れた!

ピッコロ「(見たところ、タダの石にしか見えないが…?)」

マスタータワー

トロバ「あ!見てください、アレ!」

ピッコロ「ルカリオの石像か…?」

セレナ「でも、何だか普通のルカリオと雰囲気が違うわね…」

ティエルノ「うん、何だかゴツゴツしてるというか…」

コルニ「あっ、ピッコロにセレナ!」

コルニ「おじいちゃん、この人が前に言ってた緑のピッコロだよ!」

ピッコロ「みどりの…」

セレナ「おじいちゃん?」

コルニ「そ、メガシンカおやじはアタシのおじいちゃんなの!」

メガシンカおやじ「ほう、キミがピッコロか……なるほど、たしかに肌が緑色じゃな」

メガシンカおやじ「わしはメガシンカおやじ。といっても本名ではないぞよ」

メガシンカおやじ「キミたちのことは博士からよーく聞いてるよ。しかし、まさか選ばれた子どもの一人が異世界から来た人間だとはな…」

ピッコロ「(正しくは選ばれた子どもの代わりなんだがな…)」

コルニ「ホントにシャラシティに来てくれたんだね!ボールの中のルカリオも喜んでるよ!」

ティエルノ「ピッコロさん、この人知り合い?」

ピッコロ「コイツはコルニ。シャラシティのジムリーダーだ」

トロバ「ジムリーダー!?」

ティエルノ「へ~こんな女の子が…」

メガシンカおやじ「ところで、そのすごそうな石はお前さんが見つけたのかね?」

ピッコロ「違う。見つけたのはそこのティエルノという小僧だ」

ティエルノ「こ、こぞう…」

メガシンカおやじ「ふむ…見かけによらず、正直な心を持っているな」

メガシンカおやじ「もっとも、その石はタダの石……メガストーンではないようだな」

ティエルノ「なーんだ」

メガシンカおやじ「はて……そういえば、あと一人足りないようだが…?」

ピッコロ「心配するな、もう一人もココへやって来る」

メガシンカおやじ「え、どうしてわかるの?」

サナ「あ、みんな!!」

セレナ「サナ!」

ピッコロ「どうやら全員揃ったようだな」

トロバ「みんなが揃うなんて久しぶりですね」

ティエルノ「そうだねえ、7番道路以来だねえ」

メガシンカおやじ「では改めて…ようこそ!プラターヌの弟子たちよ!」

ピッコロ「俺は違うぞ」

メガシンカおやじ「キミたちが来てくれたのは他までもない。メガシンカについてのことだ」

メガシンカおやじ「さて、ところでキミらは進化の方法についてご存知かね?」

サナ「ポケモンの進化のことでしょ?えーっとね、多くのポケモンは戦わせると強くなります!」

トロバ「それに道具を使うことによって進化するポケモンもいますね」

セレナ「他にもなつくことで進化するポケモンもいるし、決められた場所のみで進化するポケモンもいます」

メガシンカおやじ「うむ!進化のバリエーションは更に色々ある。そして…メガシンカとは進化を超える進化なのだ!」

メガシンカおやじ「メガシンカとは、これ以上進化しないと思われていたポケモンの更なる変化。即ち、一層のパワーアップなのだ!」

トロバ「それって例えばリザードンなら…リザードンが更に進化するってことですか?」

コルニ「その通り!でも、すべてのポケモンがメガシンカできるわけじゃないの」

メガシンカおやじ「変化というのにもワケがある…メガシンカとは進化と異なり、一定時間で終わる…」

メガシンカおやじ「つまり一時的な進化なのだよ」

サナ「えーっ!?進化なのに戻っちゃうの?」

ピッコロ「(まるで、超(スーパー)サイヤ人だな…)」

コルニ「うん、メガシンカは特別な進化だから……まだまだわかってないことも多いの」

コルニ「わかっているのは特別な道具が必要なことと、そして何よりもポケモンとの信頼関係が大事だということなの」

セレナ「(信頼…つまり、絆ということか…)」

メガシンカおやじ「さて、メガシンカの条件だが…ポケモンには『メガストーン』、トレーナーにはそれ埋め込んだ『メガリング』が必要になる」

メガシンカおやじ「お前たち全員に分けてやりたい。のだが、ストーンとリングはこれ一つしかないのだ」

メガシンカおやじ「ホントに貴重なもので、それ故に研究も進まんのだ」

メガシンカおやじ「というわけで…メガシンカの継承者に挑む人間を誰か一人決めてくれ」

ティエルノ「自分は、あまりポケモン勝負は自信ないからねえ…メガシンカなんて、スゴいモノは使いこなせないよ」

サナ「あたしも!思い出になるだろうし、面白そうだけど…」

トロバ「僕はまず図鑑を完成させたいです。アレコレ欲張るとうまくいきませんからね」

サナ「残るは…セレナとピッコロさんだね」

ティエルノ「たしかにこの二人ならトレーナーとしての腕も申し分ないよねえ」

ピッコロ「………」

セレナ「私は、そのメガシンカの継承者に挑むわ…」

ティエルノ「ピッコロさんはどうするの?」

セレナ「ピッコロさん、私と勝負しましょう」

ピッコロ「セレナ?」

セレナ「カフェ・ソレイユで約束したでしょう?競いあってどちらがナンバーワンか決めようって」

ピッコロ「………」

ピッコロ「わかった……受けて立とう。そのメガシンカとやらでポケモンがどれほどの力を得られるのか確かめたい」

サナ「じゃあ、セレナとピッコロさんが…」

トロバ「どちらかが継承者になるわけですね」

メガシンカおやじ「では、あとは単純じゃ。二人でバトルをし、勝った方が晴れて継承者となる」

メガシンカおやじ「一応、手持ちは3対3としよう。数が釣り合わなければフェアプレーにならんからな」

セレナ「やっと……ピッコロさんとバトル出来るね」

ピッコロ「俺もお前とは一度、手合わせをしたかった。今までのヤツらよりは楽しましてくれそうだからな」

セレナ「ピッコロさんに、そう言ってもらえるなんて光栄ね。でも、ストーンとリングは私がいただくわ……それと、ピッコロさん?」

ピッコロ「何だ?」

セレナ「手を抜いたりなんかしたら、許さないからね」

ピッコロ「ふっ、お前からそんなセリフを聞くとはな……」

メガシンカおやじ「二人とも、準備はよろしいかね?」

ピッコロ「オーケーだ」

セレナ「いつでもどうぞ」

メガシンカおやじ「では勝負………はじめぃ!!!」

ピッコロ「出ろ!ヤンチャム!!!」バッ

ヤンチャム「ハッ!」ポンッ

セレナ「ニャオニクス、頼んだわ!」バッ

ニャオニクス「ニャオ!」ポンッ

トロバ「かくとうとエスパー…セレナさんの方が有利ですね」

サナ「けど、ヤンチャムの方が素早いし、ピッコロさんのポケモンだからわからないよ」

ピッコロ「先制攻撃だ!ヤンチャム、連続パンチ!!!」

ヤンチャム「ハイヤーッ!!!」

セレナ「よけて!ニャオニクス!!」

ニャオニクス「ニャオ!」シュッ

ヤンチャム「!」

ピッコロ「(ヤンチャムのスピードをよけた!?)」

トロバ「指示に応えてによけるなんて…セレナさんのポケモン、相当深い絆で結ばれていますね…」

セレナ「ねこだましよ!」ガッ

ヤンチャム「!?」ガクン

セレナ「足下がお留守になってるわよ!ニャオニクス、シャドーボール!!!」

ニャオニクス「ニャオ!」バチバチ

ピッコロ「まずい!よけるんだ、ヤンチャム!!!」

ニャオニクス「ニャオーッ!!!」ズアッ

ヤンチャム「!!!!!」

カッ

ドッゴーン

トロバ「わっ!」

サナ「きゃあっ!」

メガシンカおやじ「あわわ…タワーを壊す気かっ!」

ヤンチャム「」プスプス

ティエルノ「ピッコロさんのポケモンが一撃で…」

コルニ「(あのセレナって子、アタシの想像以上にできるわ…)」

ピッコロ「ヤンチャム、もどれ!」

セレナ「早速、こっちが優勢のようね」

ピッコロ「一体倒したくらいで喜ぶには早いんじゃないか?ゆけっ、ハリボーグ!!!」バッ

ハリボーグ「ボーッ!!!」ポンッ

セレナ「(ピッコロさん一番最初に選んだポケモン…一体どんな攻撃を繰り出してくるのかしら…)」

セレナ「ここで足止めよ!ニャオニクス、でんじはっ!!!」

ニャオニクス「ニャオ!」バチバチ

ハリボーグ「ボェ!」バリバリ

トロバ「でんじは…!マヒ状態になれば、攻撃がマトモに出来なくなるだけでなく、すばやさも遅くなります!」

サナ「すごい…セレナがピッコロさんを押してる……」

セレナ「これでマトモに攻撃が出来なくなったわね。今のうちにアイテムを使った方がいいんじゃない?」

ピッコロ「ふっ」

セレナ「何がおかしいの?」

ピッコロ「お前ともあろうがそんなつまらん技に頼るとはな…俺がそんな攻撃にいつまでも鍛えずに放っておくと思うか?」

セレナ「どういうこと?まさか…」

ピッコロ「ハリボーグ!かき消せっ!!!」

ハリボーグ「ハァッ!!!」バッ

セレナ「ウ、ウソ…」

トロバ「き、気合で状態異常をかき消した……!?」

ピッコロ「待たせたな、今度はこちらの番だ」

ピッコロ「ハリボーグ!ソーラービーム」

サナ「ソーラービーム!?でも、ソーラービームって溜めてからじゃないと撃てないんじゃ…?」

セレナ「(まさかっ!)」

セレナ「ニャオニクス、ひかりのかべで防いでっ!!!」

ハリボーグ「(うけてみろーっ!!!)」

ズォビッ

ギャルルルル

ニャオニクス「ニャ…!!!」グググググ

セレナ「ニャオニクス、持ちこたえて!!!」

バキン

ニャオニクス「!!!!!」

カッ

サナ「ま、まぶし……」

ティエルノ「ど、どうなったの!?」

バタッ

ニャオニクス「………」

セレナ「ニャオニクス、もどって!」

トロバ「や、やっぱりスゴイですよあの二人……」

サナ「あんな攻撃、喰らったらひとたまりもないよ…」

コルニ「(これからあの二人とバトルするのかと思うとゾッとするわ……)」

セレナ「そうよね、ピッコロさんのポケモンなんだからこれぐらいできて当然よね……」

セレナ「けど、まだこれからよ!テールナー、行って!!!」バッ

ポンッ

テールナー「コンッ!」

ピッコロ「ふっ、たしかに相性はお前の方が有利だな」

セレナ「どうかしら?相性だけでバトルは勝てるとは思っていないわ。ピッコロさん相手なら、なおさらね……」

ピッコロ「そういうことだ!ハリボーグ、とびげりっ!!!」

ハリボーグ「ボッ!!!」ギャン

セレナ「今よっ!」

テールナー「!」フッ

トロバ「ざ、残像!?」

ピッコロ「(かげぶんしん…!?まさかアイツ…!!!)」

ピッコロ「ハリボーグ!上だっ!!!」

ハリボーグ「!?」

セレナ「その場で、かえんほうしゃ!!!」

テールナー「コンっ!!!」ボアッ

ハリボーグ「!!!!!」

ゴオオオオオ

ハリボーグ「ボ……ボー」プス…

パタッ

ピッコロ「もどれ!ハリボーグ!!」

セレナ「これで、ピッコロさんの手持ちは一体になったね」

ピッコロ「驚いたな…俺の戦い方をマネるとは」

セレナ「トロバ達とのバトルや輝きの洞窟の戦い方で色々と観察させてもらったわ。そのおかげでこういった戦法ができるようになったの」

ピッコロ「ふっ、そういうことか…」

ピッコロ「出ろ!カメール!!!」

カメール「ほいさっ」

サナ「あー!あのスケベゼニガメ!!」

ティエルノ「え?」

セレナ「う、そのゼニガメ…進化しちゃったの?」

ピッコロ「心配するな、しっかり見張っている。カメール、わかってるな?」

カメール「」コクコク

ピッコロ「よし、では気を取り直していくか……言っておくが、コイツのパワーはお前のポケモンよりも上だ。覚悟しておけ」

セレナ「バカにしないで!パワーがそっちならこっちはスピードよ!!!私のテールナーの早さに追いつけるものですかっ!」

セレナ「テールナー!ニトロチャージ!!!」

テールナー「コンっ!」ズアッ

ピッコロ「カメール!!!」

カメール「ほい」ヒョイ

トロバ「よけた!」

セレナ「まだよ、もう一度ニトロチャージ!!!」

テールナー「コンっ!!!」ギャンッ

サナ「さっきよりスピードが増している…!」

カメール「ほいさっ」サッ

トロバ「それよりもスゴイのはあのカメール…あの老体でどうやったらあんな動きを……?」

セレナ「(どうして当たらないの…?あのカメール、タダのスケベ亀ジジイじゃないのね…)」

ピッコロ「何度やっても同じことだ。そろそろこっちから行かせてもらおうかな?」

セレナ「サイコショック!!!」

テールナー「コンッ!」ふわ……

トロバ「カメールの周りに石が…!」

カメール「!?」

セレナ「トドメよっ!!!」

ピッコロ「今だっ!突っ込め!」

カメール「ほーっ!!!!!」ギャオッ

セレナ「は、早…」

テールナー「!!!」

ズガッ

ドサッ

テールナー「」ピクッ

セレナ「もどって!テールナー!!」

ティエルノ「ロケットずつき!?」

コルニ「違う!アクアジェットだわ!」

トロバ「アクアジェットって、必ず先制できるっていう……」

セレナ「(まさか、ピッコロさんはこの時のスキを狙って…)」

ピッコロ「これで…お互い1対1だな」

セレナ「こうなることはある程度予想してたわ…正直いって、もうダメかもしれないとは思ってるの」

セレナ「でも、トレーナーである私を信じてここまでついて来てくれたポケモンたちのタメにも負けるわけにはいかないのっ!!!」

セレナ「あなたの出番よ、アブソル!!!」バッ

ポン

アブソル「クオオオ!!!」

ピッコロ「(コイツもフレア団どものポケモンをなぎ倒したほどの実力…さて、どう出るかな…)」

ピッコロ「かわらわりだっ!!」

セレナ「だましうちよっ!!」

カメール「ハーッ!!!」ダンッ

アブソル「クオーッ!!!」ダンッ

シュバッ シュバッ

ババババ ガッ ガガガッ

ティエルノ「な、何をやってるのか全然見えないよ!」

コルニ「すごい…!どちらもまったくの互角の攻防だわ!!」

トロバ「え…見えるのですか?」

メガシンカおやじ「いやはや…まさかこれほどの戦いができるトレーナーが二人もおるとは…)」

メガシンカおやじ「(ストーンとリングが二つあれば、喜んであの二人に譲ってやれるものを……)」

カメール「波ぁーーーーーっ!!!」

アブソル「!」

シャッ

ドグォーン

メガシンカおやじ「お願いだからウチの塔を壊さんでくれー!」

トロバ「いくらこっちには当てないように意識してるとはいえ…これじゃそのうち、こっちが巻き込まれますよ!」

セレナ「ふいうちよ!」

アブソル「クァ!!!」ギャオッ

ドガッ

カメール「グエっ!」

ピッコロ「急所か!」

セレナ「相当なダメージを喰らったようね。次の攻撃で持つかしら?」

ピッコロ「ふん、これくらいでいい気になってもらっては困るな」

カメール「(は、腹をモロに喰らった……)」ゲホゲホ

カメール「(なかなかやりおるな……小娘)」

アブソル「(当然よ。あんたみたいなジイさんに簡単にはやられはしないさ)」

アブソル「(けど、次の攻撃を喰らったらジイさん死ぬよ?それでも……続きやんの?)」

カメール「(当たり前じゃ。ピチピチギャル達をいっぱいパフパフするまでくたばってたまるか)」スッ

アブソル「(そうこなくっちゃ)」スッ

トロバ「二匹とも、構えてる…」

セレナ「(もう一度当てれば勝てる…アブソル、あなたを信じるわ……)」

ピッコロ「(もしヤツの攻撃をマトモに喰らえば、完全にアウト…)」

ピッコロ「(ならば、この一撃にかけるしかないか…!)」

セレナ「ふいうち!!」

ピッコロ「アクアジェット!!」

ダッ バッ

アブソル「クアァァァ!!!!!」

カメール「てえぇーーーいっ!!!!!」

ズガッ バキッ

トロバ「あ、相討ち!?」

ドサッ ズサ

カメール「………」

アブソル「………」

ピッコロ「………」

セレナ「………」ゴクッ

サナ「ど、どっちが勝ったの…?」

ムクッ

カメール「(か…)」

カメール「(勝っちゃったもんねー!!!)」

メガシンカおやじ「勝負アリ!この勝負、ピッコロの勝ちっ!!!」

ワァー!!!パチパチパチ

ピッコロ「よくやった。カメール」

カメール「(ごほうびにセレナちゃんやコルニちゃんに…)」

ピッコロ「調子にのるな」ゴツッ

カメール「」

ピッコロ「(ギリギリの戦いだった…、カメールの特性『げきりゅう』が威力を増したおかげでヤツを一撃喰らわすことが出来た…)」

セレナ「アブソル、お疲れ様。ゆっくり休んでね」

セレナ「………」

サナ「セレナ…」

ピッコロ「(セレナ…お前は大したヤツだ。孫ではないが、こんなにワクワクするのは久しぶりの気分だったぜ)」

セレナ「あなたは…いえ、あなた達の絆は強いのね…」

ピッコロ「お前も相当なモノだ。これで俺もコイツらを更にもっと強くさせるきっかけができた」

セレナ「負けてくやしいけど……ピッコロさんなら、絶対にメガシンカを使いこなせるわ!」

パチパチパチ

コルニ「ポケモン勝負だから、勝ち負けもあるけど…どちらのポケモンもトレーナーもステキだったよ!」

コルニ「メガシンカはあくまでポケモンを強くする一つの手段に過ぎないの。メガシンカをせずともポケモンの強さを引き出すトレーナーは多くいるでしょ?」

メガシンカおやじ「塔の中はメチャクチャになっちゃったけど、素晴らしい戦いだったぞ」

メガシンカおやじ「さて、ピッコロ君。次はジムリーダー、コルニに挑むのだ!まごに勝って、継承者の資格を得るのだ!」

コルニ「アタシのルカリオに気に入られたフシギなトレーナーさん!」

コルニ「あなたが継承者に挑むのに相応しいトレーナーか……ポケモンジムで待ってるからね!」

コルニ「セレナちゃん達も挑戦してね!」

スイー

セレナ「ピッコロさん、私もコルニさんに勝てるようにもっと私もポケモン達鍛えるわ」

セレナ「次こそはピッコロさんに勝って最高のトレーナーをめざすから!」ダッ

ピッコロ「ああ、楽しみにしているぞ」

サナ「そっかー博士もおっしゃってたもんね。最高のトレーナーをめざしてポケモンとの旅を楽しんでって」

トロバ「ティエルノさん。僕らも最高のトレーナーをめざしませんか?」

ティエルノ「オーライ!サイコー!めざそーよ!」

ティエルノ「じゃあ、サナぴょんにピッコロさん、また会おうねえ!」

メガシンカおやじ「ワザワザ比べなくとも人もポケモンもみんな違う」

メガシンカおやじ「それでも競いあって互いに高め合うことが出来る相手がいるのは幸せよな」

サナ「セレナってこれからもピッコロさんと競いあって強くなっていくと思うの!」

サナ「みんなで旅をして良かったね♪」

サナ「あたしも最高のトレーナーになれるかわからないけど、あたしと旅をしてくれてるポケモンたちの為にもガンバってみる!」

サナ「ピッコロさん、またね!」

ピッコロ「(競いあって強くなるか……)」

ピッコロ「(俺も元の世界にいた時は孫やベジータと競いあってた)」

ピッコロ「(だが、ヤツらサイヤ人は俺のその一歩を更に超えて強くなり続けてきた……悟飯でさえも)」

ピッコロ「(俺は互いに高め合うことが出来るライバルがいるからここまで強くなれた。この世界でも)」

ピッコロ「(いつ元の世界に帰れるのかもわからない……ならば、それまでめざしてみるか。最高のトレーナーとやらに…)」

今日はここまで
バトルばかりだったんでちょっと長くなっちゃった…
しかしバトルを書くのはとてもむずかしいデス

カルムってなんとなく17号に似てると思うのは俺だけかな…
めっちゃ遅くなりましたけど投下します

シャラシティ

ピッコロ「やっと着いたか…」

ピッコロ「ん!?」

コルニ「とうっ!」

スタッ クルクルクル ビシッ バッ

コルニ「コルニ、参上ッ!!!」

ピッコロ「………」

ピッコロ「(この世界の連中は何故おかしなポーズをとりたがるヤツが多いんだ…?)」

コルニ「なーんてね♪どうだった?アタシのファイティングポーズは」

ピッコロ「わ、悪くはない。それよりもバトルをだな…」

コルニ「うん!わかってるよ。さっさとはじめよ!」

コルニ「じゃあ、いくよ!コジョフーちゃん!」バッ

ポンッ

コジョフー「コジョッ!」

ピッコロ「(ルカリオの気を感じない…アイツは連れていないのか?)」

ピッコロ「サーナイト!ゆけっ!!」バッ

サーナイト「サーナ」

コルニ「へぇ、あなたのキルリア進化したんだ?」

ピッコロ「コイツはお前のタイプの天敵なようだが、どうする?」

コルニ「もちろん、攻撃よっ!コジョフー、きあいだま!」

コジョフー「コジョ!」ズアッ

ピッコロ「(よけろ!)」

サーナイト「(はい!)」サッ

ピッコロ「サーナイト!エナジーボール!!」

サーナイト「サーナ!!」ズアッ

コルニ「見切って!」

コジョフー「コジョフ!」シャッ

ピッコロ「いい動きだ。だがこれはどうかな?サーナイト!おんがえし!!」

サーナイト「サーナ!」ギャンッ

コジョフー「コジョッ!!」ドガッ

サーナイト「(うしろ!)」シャッ

コジョフー「!」

バキッ

ドゴンッ

コジョフー「………」

コルニ「コジョフー、もどって!」

コルニ「(まずいな…ただでさえキルリアの時でも強かったのに、サーナイトなったらそれ以上なんだもん…!)」

コルニ「(でも、こういう時だからこそワクワクするのよね!)」

コルニ「ゴーリキー、出番よ!」バッ

ポンッ

ゴーリキー「ウー!ハー!」

ピッコロ「スピードタイプの次はパワータイプか…」

ピッコロ「だが、パワーはこちらとて負けん!サーナイト、サイコショック!!」

サーナイト「サーナ!!」ズアッ

パラパラ…

ゴーリキー「グフフ」ニヤッ

サーナイト「!?」

ピッコロ「何!?」

コルニ「エスパー対策用のウタンのみが役に立ってくれたようね…次はこっちの番よ!」

コルニ「ゴーリキー、ローキック!!」

ゴーリキー「ウガッ!」シャッ

ドガッ

サーナイト「ッ!?」よろっ

コルニ「(サーナイトは防御値が低い…いくらかくとう技に強くたって何度も喰らえばひとたまりもないわ…)」

コルニ「これですばやい動きが出来なくなったね。ゴーリキー、インファイト!」

ゴーリキー「ゴーっ!!」ギャオッ

サーナイト「!?」

ゴーリキー「ガッ!!!」

バキッ 

ゴーリキー「ウゴー!!!」

ズバババ

サーナイト「カ……!」

ゴーリキー「グオオオっ!!!!」

ズン

サーナイト「ガハッ!」グラッ

ピッコロ「サーナイト!!」

サーナイト「サー…ナ…」ガクガク

ピッコロ「(サーナイト、もういい!無理をするな!これ以上喰らったら、お前が持たんぞ!)」

サーナイト「(ありがとう…ございます…ピッコロ様…でもワタシ、まだガンバれます…!)」

ピッコロ「サーナイト、お前…!」

コルニ「そんな…ゴーリキーの攻撃をあんなに喰らったのにまだ立っていられるなんて…」

サーナイト「(ピッコロ様のためにも……!!!)」

サーナイト「ハァーーーーーーー!!!」ゴアッ

ゴーリキー「ゴォ!?」

コルニ「根性で立ちなおった!?それにしても、すごいオーラ…!」

ピッコロ「(サーナイト……お前がそこまで、俺のために戦ってくれることはな…)」

ピッコロ「サーナイト!エナジーボールだ!!」

サーナイト「波ぁーーーーーーーーー!!!」ズオッ

ゴーリキー「!?」カッ

ドオォォォン

コルニ「ゴーリキー!」

ゴーリキー「グフ……」バタッ

コルニ「ゴーリキー、もどって!」

コルニ「(忘れてた…!ピッコロとポケモン達の絆の深さを…)」

ピッコロ「サーナイト、よくやった。あとは他のヤツに任せて、ボールの中にもどれ」

サーナイト「(はい)」コクッ

コルニ「(サーナイトをもどした…次を出すとしたらカメールかハリボーグか…)」

ピッコロ「ハリボーグ!ゆけっ!!」バッ

ポンッ

ハリボーグ「ボーーーっ!!!」

コルニ「ルチャブル、頼んだわ!」バッ

ポンッ

ルチャブル「ルチャ!」ビシッ

ピッコロ「翼がある……ということはコイツはひこうタイプか…?」

コルニ「ふふふ、それもあるけどそれだけじゃないのよ…」

ルチャブル「ルチャ!」ギャウッ

ハリボーグ「ボッ!?」

ピッコロ「早い!(といっても俺からは普通に見えるが…)」

コルニ「アタシのルチャブルは世界一のスピードを持ってる…ってわけじゃないけど結構素早いんだよ?」

コルニ「しかもひこうタイプだから、常に飛ぶことだって出来るのよ。陸上タイプのハリボーグに捉らえられるかな?」

ピッコロ「ふっ、問題ないな」

コルニ「え?」

ピッコロ「ハリボーグ、お前も飛べ!」

ハリボーグ「ボー!!」ふわっ

コルニ「!?」

コルニ「あ、あなた…ハリボーグに何を教えたの…?」

ピッコロ「なに…コイツらにちょっとコツを教えただけさ」

コルニ「コイツらって……でも、それで対等になったと思わないで!ルチャブル、こうそくいどう!」

ルチャブル「ルチャ!!」シャッ

シャッ シャッ

ハリボーグ「ボ、ボー…!」キョロキョロ

ピッコロ「落ち着け、ハリボーグ!冷静に判断すれば、捉えられんような相手ではないはずだっ!!」

ハリボーグ「ボー!」コクッ

ピッコロ「ハリボーグ、お前が修行で編み出した技を見せてやれ!」

コルニ「編み出した技…?」

ハリボーグ「ボー!!!」スッ

ブウゥゥン

コルニ「(はっぱカッター!?違う…葉が円盤のように集まっている…!」

ピッコロ「今だ!」

ハリボーグ「(葉円斬!)」ギャンッ


葉円斬

タイプ:くさ 分類:物理 威力:100 命中:80 

はっぱカッター(ちなみにハリマロンは、はっぱカッターを覚えない)に気を集めさせて
作られたハリボーグ専用の必殺技。威力は高いが結構よけられやすい。
その反面、相手の防御値に関係なくダメージをあたえることができる。

ルチャブル「ルチャ!」バッ

ギャルルルル

コルニ「(早い…!あんなのを喰らえばひとたまりもない!)」

コルニ「ルチャブル、よけるのよ!」

ルチャブル「ルチャっ!」サッ

ザンッ

ルチャブル「ル、ルチャ…?」

ハリボーグ「」ニッ

コルニ「軌道が反れた……?」

ピッコロ「(さすが、ハリボーグだ。弱点である命中率を克服させてあるとはな…しかも急所をはずしてある)」

ルチャブル「ル、ルチャ~!!」ボタッ ボタッ

ハリボーグ「(うぇ!耐えてる!?しかも、結構怒ってる…)」

コルニ「ピッコロ…あなたってフシギで面白いトレーナーだね。アタシが予想つかないようなことばかり起こすんだもの!」

コルニ「でも、急所をわざとはずしたのが裏目に出たようだね!フライングプレス!」

ルチャブル「ルチャ!」

ババッ

ハリボーグ「!?」

ドスーン

ルチャブル「ルチャ…」ニヤリ

ハリボーグ「………」し~ん

コルニ「ルチャブルのフライングプレスをマトモに喰らえばひとたまりもないわ。くさタイプならなおさらね…」

ピクッ

ルチャブル「!?」

ムクッ

コルニ「ま、まさか…!?」

ハリボーグ「(効いたぁ~!)」ゲホッ ゲホッ

コルニ「こうかはバツグンのはずなのに、耐えた…!?」

ピッコロ「残念だったな…コイツは他のヤツらよりも多少、丈夫に育っててな…」

ピッコロ「(だが、次の攻撃を喰らえば確実にオダブツだな…葉円斬は既にパターンを読まれている…ならば!)」

ピッコロ「(ザクロ!お前の攻撃を借りるぞ!)」

ピッコロ「がんせきふうじだ!」

ハリボーグ「ボー!!!」ババババババッ

コルニ「いわタイプの攻撃!?」

ルチャブル「ルチャッ!!!」ガッ ガッ ガッ

ルチャブル「ル、ルチャ……」ヒューン

ドサッ

コルニ「ルチャブル、もどって!」

ピッコロ「よくやった。ハリボーグ」

ハリボーグ「ボッ!?」

ピッコロ「ハリボーグ?まさか…」

テロテロ!テントンテントンテントテントン

ピカー

ピッコロ「ついに来たか…」

ブリガロン「ガロン!」

おめでとう!ハリボーグはブリガロンに進化した!

コルニ「ハリボーグも進化したんだね…」

コルニ「(まさか…ピッコロのポケモンを一体も倒せずに終わるなんて…)」

ピッコロ「コルニ…?」

コルニ「参りました!」バサッ

ピッコロ「!?」

コルニ「シャラシティジムリーダーのコルニ、あなたの力量を認め、これを進呈いたします」サッ

コルニ「……なーんてね!ハイ、どうぞ!」

ピッコロはコルニからファイトバッジとわざマシン98をもらった!

ピッコロ「(コイツのキャラが掴めん…)」

ピッコロ「ところで、メガリングの方は…?」

ペコッ

コルニ「まず、あなたに謝るわ」

ピッコロ「?」

コルニ「メガリングを渡すのはマスタータワーのてっぺんです」

ピッコロ「さっきの所へもどるのか…」

コルニ「次にお願いがあります」

コルニ「メガシンカを使えるもの同士のポケモン勝負をさせてください!」

コルニ「マスタータワーのてっぺんでルカリオと共に待ってるね!」

ピッコロ「(なるほどな、手持ちの中にルカリオがいなかったのはそのせいか…)」

マスタータワー

メガシンカおやじ「おう、ピッコロか!塔のてっぺんでコルニが…いや、メガシンカの継承者がお前を待っているぞ!」

ピッコロ「あのてっぺんだな…」

ブワッ

メガシンカおやじ「え!?」

メガシンカおやじ「……最近はトレーナーがそらをとぶを使えるようになったのかな…?」ポカン

マスタータワー 塔のてっぺん

ピッコロ「来たぞ」

コルニ「………」

コルニ「空を見てるとね、心がフワッとして…ポケモンもアタシも何でも出来そうで…好きなんだ!ココ」

コルニ「ごめんね!ピッコロ、ワザワザここまで来させて…」

コルニ「高みをめざす気持ちを忘れないようにってことで、メガリングはココで渡す決まりなの!」

ピッコロ「気にするな。それよりもそのメガリングとやらを見せてもらおうか」

コルニ「これがそうよ。ハイ!このリングを左手につけてね!」

ピッコロは左手にメガリングを装着した!!

スチャ

ピッコロ「思ったよりシンプルなデザインだな」

コルニ「メガシンカさせたいポケモンにメガストーンを持たせるの!」

コルニ「そして、ポケモンを勝負に出せばおのずとメガシンカの兆しがみえるはず!」

ピッコロ「しかし、俺はメガストーンで進化できるポケモンなど持っていないが…」

ルカリオ「くぉんっ!」スタスタ

コルニ「ルカリオ!?」

ピッコロ「お前は…」

コルニ「もしかして、ルカリオ…ピッコロと一緒に戦いたいの?」

ルカリオ「くぁんっ!」コクッ

コルニ「まさかアタシとではなく、旅のトレーナーさんとの絆の方が強いなんてね。良いんだか悪いんだか…」

コルニ「…やっぱり、ピッコロってホントに面白いトレーナーね!」

コルニ「ねぇ、アタシのルカリオと一緒に戦ってあげて!アタシもルカリオで戦うから!」

ピッコロ「いいのか?お前のポケモンだぞ?」

コルニ「二体ともルカリオナイトを持ってるし、ちょうどいいでしょ?1対1の勝負をしましょ!」

ピッコロ「ルカリオ、俺の下で戦うつもりなら覚悟しておけよ。お前の主人のポケモンと戦うのだからな」

ルカリオ「くぉん!」コクっ

コルニ「自分の兄弟に負けたくないのか、好みの波動を出すあなたを気に入ったのか、よくわからないけれど…」

コルニ「じゃあ、始めようか……」

ピッコロ「………」

ピッコロ「(跳ねっ返り娘かと思ってたが、ヤツの目つきが今、戦士の目になっている…)」

コルニ「行くよ、ルカリオ……!」

ピッコロ「(お互いのルカリオの気がどんどん高まっている…)」

コルニ「命、爆発っ!!!!!」バッ

相手のルカリオのルカリオナイトとコルニのメガグローブが反応した!

カッ

メガルカリオ(兄)「くぉおおおお!!!」ズウゥゥゥン

相手のルカリオはメガルカリオにメガシンカした!

ピッコロ「(気が大幅に跳ね上がっている…!これが…メガシンカか!)」

ピッコロ「ならば、ゆくぞっ!ルカリオ!!!」

ルカリオ(弟)「くぉん!」

ルカリオのルカリオナイトとピッコロのメガリングが反応した!

バッ 

ピッコロ「お前の力を見せてやれっ!!!」カッ

ゾワッ

メガルカリオ(弟)「くぉおおおお!!!」ズウゥゥゥン

ルカリオはメガルカリオにメガシンカした!

ルガメカリオ(弟)「(兄さん、今こそあなたを超えてみます!)」スッ

メガルカリオ(兄)「(ならば、俺を殺すつもり全力で来いっ!!」スッ

ピコルニ「ルカリオ!!」

ピコルニ「グロウパンチ!!!」






―――――

メガルカリオ(兄)「(く、クソッタレ…)」

メガルカリオ(弟)「(か、勝った…)」

バタッ

コルニ「また、負けか…」

ピッコロ「何とか、勝ったか…」

コルニ「メガルカリオ同士の全力を尽くした戦い…!あなたなら絆の力でメガシンカを使いこなせるよっ!」

ルカリオ(兄)「くわんぬ!」

コルニ「よければ…あなたの旅にルカリオを連れて行かない?あなたとのコンビもばっちりだしね!」

ルカリオ(弟)「くぉーん!」

ピッコロ「………」

ピッコロ「………せっかくだが、俺はコイツを連れて行くつもりはない」

コルニ「えっ」

ピッコロ「戦っててわかったが……このルカリオは相当な力を持っている。俺が育てる余地はもうない」

ピッコロ「コイツは俺を気に入ってるようだが…俺は俺自身で自分のポケモンを一から育てたいんだ」

コルニ「……そうなんだ。ルカリオとあなた、結構お似合いだと思ったのに…」

ピッコロ「すまんな、お前の好意を踏みにじってしまって…」

コルニ「気にしないで!アタシもルカリオ達もこれからどんどん修行するつもりだったんだから!」

ヤンチャム「(ほっ)」

コルニ「あ、そうだ。ピッコロにこれを渡しておかないと」ゴソゴソ

コルニ「ハイ、これ」

ピッコロ「これは……ティエルノが拾った石じゃないか?」

コルニ「そう、でもタダの石じゃないよ。それはメガストーンの一つ、『サーナイトナイト』なの」

ピッコロ「サーナイト!コイツもメガシンカするのか…」

ピッコロ「だが、お前の祖父は何故これがタダの石だとウソをついてたんだ?」

コルニ「本当はコレを直接あなたに渡しておきたかったの。ちょうどキルリアを持っていたからね」

コルニ「でも、あの子たちの手前、あなただけに渡すわけにはいかないと思った。だからおじいちゃんはあえてあなたに渡さずにウソをついたわけ」

ピッコロ「そうだったのか……コルニ、お前には色々と世話になったな。このリングとストーンはありがたく頂こう」

ピッコロはメガリングとサーナイトナイトを手に入れた!

コルニ「ピッコロ、もう行っちゃうの?よかったらウチで泊まっていかない?」

ピッコロ「悪いが…俺は先を急ぐ。お前達にこれ以上迷惑をかけるつもりはない」

コルニ「そっか…もしアタシやルカリオの力が必要になったら、いつでも来て!ルカリオもきっと喜ぶわ!」

ピッコロ「ああ、その時はよろしく頼む」

ルカリオ(弟)「くぉん!」

ピッコロ「ルカリオ、これからも修行を怠るなよ。じゃあな」

ルカリオ(弟)「くぅん…」

コルニ「ガッカリしないで、ルカリオ。ピッコロにはきっとまた会えるよ」

コルニ「さあ!アタシ達もピッコロに負けないで修行するよ!」

ルカリオ(弟)「あおん!」コクッ

12番道路

ピッコロ「この先は海か…」

「ねえ…」

ピッコロ「誰だ?」

えんじ♂「ミドリのおじさん…トレーナーでしょ?」

ピッコロ「子どもか……何故俺がトレーナーとわかった?」

えんじ♂「さっき、コルニおねえちゃんとたたかってるトコロをみたんだ」

えんじ♀「ねえ、このおじさんならわたしてもダイジョーブかな?」

ピッコロ「何が大丈夫なんだ?」

えんじ♀「これ」

ピッコロ「これは…タマゴか?」

えんじ♂「うん。ポケモンのタマゴだよ」

えんじ♀「このまえね、とおいトコロからきたオトモダチからもらったんだけど…」

えんじ♂「ボクらのおとーさんやおかーさんがね、ポケモンがきらいでこのタマゴをすてるようにいわれたの…」

ピッコロ「要するに……俺にそのタマゴを引き取ってほしいということか?」

えんじ♂「うん。おじさん、コルニおねえちゃんにカツぐらいつよいんだから、きっとタマゴのなかのポケモンもよろこぶとおもうんだ」

えんじ♀「おねがい!このタマゴ、おじさんにもらってほしいの!」

ピッコロ「……わかった、俺が引き取ろう」

えんじ♂「ホント!?」

ピッコロ「だが、お前達の両親には俺に渡したということは喋るな。いいな?」

えんじ♂「うん!わかった!!」

えんじ♀「おじさん、ありがとう!!」

えんじ♂「そうだ!おじさんにこれあげる!」

ピッコロはせんせいのツメを手に入れた!

ピッコロ「これは…?」

えんじ♂「よくわかんないんだけど、ポケモンにもたせるとね、とってもはやくコウゲキできるようになるんだって!」

ピッコロ「このツメがか…?」

えんじ♀「ミドリのおじさん、またね!」

えんじ♂「ポケモントレーナー、がんばってね!」

タッタッタッタッ

ピッコロ「(……小さい頃の悟飯を思い出すな…)」

ピッコロ「(っと、感傷に浸っている場合じゃないな。先を急ごう)」

ヒヨクシティ

ピロロロ!ピロロロ!

ピッコロ「この音は…?」

ピッコロ「ホロキャスターか。受信したのか?たしかこれ押すと…」ピッ

ブオォン

セレナ「ハーイ、ピッコロさん」

ピッコロ「セレナか…」

セレナ「ヒヨクシティのジム前でポケモン勝負をしましょう。準備しておいてね」

ピッコロ「(セレナのヤツ、どれほど腕を上げたか…)」

ヒヨクシティ ジム前

ピッコロ「まさか、博士とカルネに会うとはな…」

ピッコロ「しかし…このひでんマシン02(そらをとぶ)はどうしたのものか…」

セレナ「ピッコロさーん!」

セレナ「待たせたわね。準備の方はもういい、って……あら?」

セレナ「ピ、ピッコロさん、そのタマゴ…まさか自分で産んだの?」

ピッコロ「産めるかっ!!!」

セレナ「冗談よ。ピッコロさんがタマゴを産めるわけないじゃない」

ピッコロ「俺の父はタマゴを産めたがな」

セレナ「え?」

ピッコロ「いや、何でもない」

セレナ「私がピッコロさんに会いたかった理由はね、メガシンカを見せてほしかったの」

セレナ「もちろん、使うかどうかはピッコロさん次第なんだけど…ポケモントレーナーとしてポケモンのすごさを知りたいの」

ピッコロ「いいだろう。お前との勝負ついでにメガシンカの方も見せてやろうではないか」

セレナ「ありがとう、ピッコロさん。じゃあ、早速始めましょ!」

セレナ「出番よ!マフォクシー!!」バッ

ポンッ

マフォクシー「マフォ!!」

ピッコロ「お前のテールナーも進化したか」

セレナ「ええ、ここまで色んなトレーナー達と戦ってきたんだから」

ピッコロ「では、俺もいくか。ゆけ!サーナイト!!」バッ

ポンッ

サーナイト「サーナ!」

ピッコロ「では、ゆくぞ!」

バッ 

ピッコロ「お前の力を見せてやれっ!!!」カッ

サーナイトのサーナイトナイトとピッコロのメガリングが反応した!

ゾワッ

メガサーナイト「サーナー!!!」ズウゥゥゥン

サーナイトはメガサーナイトにメガシンカした!


セレナ「すごい……これがメガシンカ……」

ピッコロ「(サーナイトの気が以前よりも比べ物にならんくらい上がっている……どれほどの力なのか見せてもらおう)」

セレナ「私のポケモンで太刀打ちできるかわからないけど…でも勝ってみせる!メガシンカに頼らなくたって!」

ピッコロ「簡単には勝たせんぞ!」

セレナ「マフォクシー、マジカルフレイム!!!」

ピッコロ「サーナイト、エナジーボール!!!」

今日はここまで。何か色々とイベントを端折っちゃってすみません
わかっちゃいるでしょうが、葉円斬は本スレのオリジナルです。念のため

サンダース「ダース…」バタッ

セレナ「サンダース!もどって!」

セレナ「そんな…」

セレナ「私のポケモン達が、あっさりと…」

ピッコロ「よくやったサーナイト、もどれ!」

ピッコロ「(たった一体でセレナのポケモンを…これがメガシンカの力なのか…)」

セレナ「私は…もうピッコロさんに勝つことが出来ないの?」

ピッコロ「セレナ、それは違うぞ。お前はまだ――」

セレナ「どう違うというの!?私とピッコロさんにここまで実力差が出ているのよ!」

セレナ「でも……いつか絶対にピッコロさんを追い抜いてみせるわ!メガシンカが使えなくたって…!」

ダッ

ピッコロ「セレナ……」

ピッコロ「(メガシンカ……異世界のモノに手を出してしまったコトがそもそも間違いだったのか…?)」

ピッコロ「(……考えても仕方あるまい…ジムに挑戦するか)」

ヒヨクジム 

ピッコロ「ココはなんとなくナメック星に似てるな…よし」

――――

老人「ZZZZZZ」

ピッコロ「おい」

老人「ん?ゲゲッ!み、緑色!?そ、そうか…キミが最近ウワサの緑のトレーナー、ピッコロ君だな?」

ピッコロ「そうだ。あんたがここのジムリーダーのフクジだな?」

フクジ「いかにも。ワシがホラ【フクジ】イさんフクジじゃ」

フクジ「プッ、ププププ!どうじゃ?今のシャレ、中々よかったろ?」

ピッコロ「………」

フクジ「な、なんじゃ?急に渋い顔をしおって…よく聞こえてなかったのか?」

ピッコロ「(界王様と同レベルの人間がいるとはな…)」


ピッコロ「アンタにバトルを挑戦しに来た」

フクジ「へ?ワシのシャレを聞きに来たのではないのか?」

ピッコロ「違うっ!!」

フクジ「なーんだ…まあ、よかろう。コルニ達に勝ったほどの実力じゃ。さぞ楽しませてくれるだろうな」

フクジ「金髪の女の子も強かったが、インパクトはキミの方が遥かにデカいな」

ピッコロ「御託はいい。さっさと勝負をしてくれないか?」

フクジ「せっかちなヤツじゃなあ……まあよい。ならアリーナの方へ行こうか」

フクジ「さて、まずはワタッコ、お前さんの出番だぞ!」

ワタッコ「ワタ」

ピッコロ「(俺の手持ちにはくさタイプに渡り合えるポケモンはいない…ココは一気に攻めるしかないな)」

ピッコロ「サーナイト!ゆけっ!」

サーナイト「サーナ!」

フクジ「ほお、そいつがキミのメガシンカするサーナイトか…」

ピッコロ「知っているのか?」

フクジ「さーなwww」

ピッコロ「………」

サーナイト「………」

フクジ「何なんじゃ!その目は!?トレーナーとポケモン揃って冷たい目をしおって!」

フクジ「ええい、もうよい!ワタッコ、とんぼがえりじゃ!」

ワタッコ「ワタ!」シュバッ

ガンッ

サーナイト「ッ!」

ピッコロ「むしタイプの技か!」

フクジ「ほお、よく勉強しとるな。ということはポケモンが入れ替わることも知っとるだろうな」

ワタッコ「ワタ」ポシュ

フクジ「よし、ご苦労さん。ゴーゴート、いけ!」

ポンッ

ゴーゴート「ゴー!」

フクジ「それじゃあ、ゴーゴーと行こうかの!?プッ!ププッ、最高~」

ピッコロ「………」

フクジ「ああもう!せめてクスリと笑わんかい!前の女の子だってワシを冷ややかな目で見たんだから!」

ピッコロ「すまんが…遊んでいるヒマはない。サーナイト、『ませんこう』を使え」

サーナイト「(ませんこう!!!)」サッ

フクジ「なんじゃ?その構えは…」

サーナイト「」ズオ

ゴーゴート「!?」カッ

ドゴーン

フクジ「………」ポカン


ませんこう 

タイプ:あく 分類:特殊 威力:100 命中:100 

言わずと知れた悟飯ちゃんの技
気功波の扱いに長けるサーナイトに伝授させた魔族系統の技

ゴーゴート「」プスプス

フクジ「一つ聞いていいかな?ワシのポケモン…生きてる?」

ピッコロ「安心しろ、手加減はしてある(本気を出せば会場が吹き飛ぶからな…)」

フクジ「は、はかいこうせんとよく似ているが…そんな技ってアリ?」

ピッコロ「気にするな。早くポケモンもどしてやるんだな」

フクジ「うん、まあ…そうじゃな。ゴーゴートもどれ!」

フクジ「(う~む…あんな型破りなトレーナーはじめて見たわい。こりゃガチでやらんとコッチがやられるぞ…)」

フクジ「よし!もう一度、ワタッコ、出てこい!」

ワタッコ「ワタ!」

フクジ「にほんばれじゃ!」

ワタッコ「ワタ」ボワッ

ピッコロ「(何だ…?ヤツの手から丸い光が…)」

フクジ「これが何かわかるかな?お日様じゃ…草タイプのポケモンがこれを浴びると、どうなるか見せてやろう…」

ブンッ

ワタッコ「(はじけてまざれっ!!!)」グッ

カッ

サーナイト「ッ!」

ピッコロ「(人工の太陽だと…!?)」

ピッコロ「いかん!サーナイト、ヤツが攻撃する前にしとめろ!」

サーナイト「(ませんこう!!)」ズア

ワタッコ「!!!」カッ

ズドーン

フクジ「もどれ、ワタッコ!」

フクジ「チッ、惜しかったのう…どんなモノか見せてやろうかと思ったのに」

フクジ「だが、ホントのお楽しみはこれからじゃ!ウツドン、出ろ!」

ウツドン「ウツドン!」

フクジ「さあ、お前のすばやさを見せてやれ!」

ウツドン「ドッ!!」シャッ

ピッコロ「アイツ、」

フクジ「さあ、ウツドン、ヤツの急所をねらい撃つドン!プププーーっ!」

ピッコロ「………」

フクジ「わかった。もう言わんから……」

フクジ「(まったくギャグのわからん男じゃ…)ヘドロばくだんを使え!」

ウツドン「マッ」ブバッ

サーナイト「!」

ドバン

サーナイト「サーナ……!」

ピッコロ「いかん!もどれ、サーナイト!」

フクジ「これでにほんばれの効果がわかったろう?『ようりょくそ』を持ったくさタイプのポケモンは日の光を浴びることによって2倍のスピードになるんじゃ」

ピッコロ「(サイヤ人が大猿になった時と少し似て…いや、似てないか)」

ピッコロ「(俺の手持ちは…カメールやヤンチャムにはくさタイプを対抗できるわざを持っていない…)」

ピッコロ「(くさタイプ……太陽……そうか!)」

ピッコロ「ブリガロン、出ろ!」バッ

ポンッ

ブリガロン「ガロン!」

フクジ「ほう、同じくさタイプを出してきたか…だが、ワシのウツドンはどくタイプのポケモンであることを忘れていないかな?」

フクジ「一気にいかしてもらうぞ!ウツドン、ヘドロばくだん!」

ウツドン「マッ」ブバッ

ピッコロ「よけろ!」

ブリガロン「ガロ」シャッ

ピッコロ「ソーラービームだ!!」

フクジ「ソーラービーム?そんなスキを作る技で………まさか!?」

ピッコロ「今だ!!!」

ブリガロン「波ぁーーーーーーーーー!!!!!」

ウツドン「」カッ

ドッゴーン

ピッコロ「(太陽を作ったことが裏目に出たな……コイツのソーラービームは相性など関係ないくらい強力なんだ)」

ウツドン「」プスプス

フクジ「ウツドン、もどれ!」

フクジ「くそぉ…勝ち目がないことはなんとなくわかってたが、手前の技で首を絞めることになるとはな…」

ピッコロ「では、約束のモノを渡してもらおうか」

フクジ「おっと!その前にお前さんには一つ条件がある!」

ピッコロ「な、なんだ?一体…」

フクジ「お前さんはワシのシャレをクスリとも笑わんかった。そんな性格の悪いヤツにバッジを渡していいかどうか…」

ピッコロ「な、何だと…?」

フクジ「そこで、お前さんにはポケモンのシャレを一つ言ってもらおう!もしワシを笑わすことが出来たら晴れてバッジを渡そう!」

ピッコロ「む、ムチャクチャだ…」

フクジ「ほれほれ、どうした?早く言わんとまた挑戦し直すことになるぞ」

ピッコロ「(なんてジジイだ…これなら界王様の方がまだマシだ……)」

ピッコロ「(シャレか…しかもポケモンのシャレとはな…ムチャクチャいいやがる)」

ピッコロ「(俺の図鑑にあったポケモンには……よし、コイツでいこう)」

ピッコロ「フシギダネって、とってもフシギダネ!」

フクジ「!!!!!」ドーーーーーーン

フクジ「フシギダネって、とってもフシギダネ………プッ、ププッ」

ピッコロ「………」

フクジ「うひひひ……お前さん、なかなかやるなー、これは盲点じゃったわい」

フクジ「まあ、バッジを渡さんというのはタダの冗談じゃ。別に言えなくとも渡すつもりじゃよ」

ピッコロ「おい」

フクジ「そ、そんな怖い顔せんでくれ…」

フクジ「ほれ、コレがプラントバッジとわざマシン86『くさむすび』じゃ」

ピッコロ「まったく…」

ピッコロはフクジからプラントバッジとわざマシン86をもらった!

フクジ「ところで…お前さん、何故そのサーナイトをメガシンカさせなかったんじゃ?」

ピッコロ「……進化させる必要はないと思っただけだ」

フクジ「…ウソじゃな。さっきお前さんが女の子とバトルしてた後に揉めてたとこを見たぞ?」

ピッコロ「覗いてたのか…」

フクジ「当たり前じゃ。こんな高い場所にいれば、よーく見えるわい」

フクジ「それにしてもスミに置けんの!あんなカワイイ子を泣かすとはな!」

ピッコロ「お前は何を言ってるんだ」

フクジ「ジョークも通じんヤツじゃな…ま、それは置いといて…」

フクジ「さしずめ、あの女の子のことで気を使ってメガシンカを使わなかったのじゃろ?」

ピッコロ「………」

フクジ「図星か。気持ちはわからんでもないが……だからといって、相手のことを気を使いすぎて実力を出さんというのは相手に失礼とは思わんか?」

ピッコロ「……たしかにそうだが」

フクジ「戦ってわかったが、あの女の子もお前さんも相当な実力じゃ。ハッキリと言えば同じくらいと言っていい」

フクジ「ま、実力はお前さんの方がチーっとばかし上だがな…」

フクジ「じゃが!メガシンカなんぞポケモンの能力を高める一つの方法に過ぎん。そんなものでトレーナーの実力が決まるわけではない」

フクジ「今の実力で満足しているようだったら、そのうちあの女の子に追いつかれるわい!」

ピッコロ「………」

フクジ「お前さん達は若い……本当の実力などまだまだ未知数じゃ」

ピッコロ「フッ」

フクジ「?」

ピッコロ「フハハハハハハハ!!!」

フクジ「ど、どうしたんじゃ?急に…ついに頭がおかしくなったか」

ピッコロ「まったく情けない話だ!このピッコロ様が、あんなムスメに気を使ってたとはな…」

ピッコロ「感謝するぞ、フクジ。俺は大事なことを忘れていたようだ」

フクジ「どうでもいいが、お前年配に対してもう少し丁寧に喋れんのか?」

フクジ「ま、相手は多感な年頃の女の子じゃからな。時間が経てば、さっきのことなどケロッと忘れてるじゃろ」

ピッコロ「ああ、そうだな。アンタには感謝するよフクジイさん。またな」

フクジ「(今、さりげなくワシのシャレを奪った…)」

フクジ「まったく、今日はとんだ変わったヤツが来たもんじゃな」

フクジ「しかし……あの男は一体どこから来たんだ?遠い地方から来た人間なのか…」

フクジ「まっ、考えても仕方あるまい。また、新しいシャレでも考えよかなっと」

ピッコロ「(ふっ、そうだったな。俺としたことが基本的なことを忘れてしまうとはな…以前アイツに手加減をしたら許さないと言われたというのに…)」

ピッコロ「ハッ」

ピッコロ「(しまった、アイツに伝説のポケモンのことを聞くの忘れてた…)」

ピロロロ!ピロロロ!

ピッコロ「ホロキャスターか…誰からだ?」

ブオォン

ピッコロ「コイツは!?」

フラダリ「お久しぶりですね。プラターヌ博士から聞きました」

フラダリ「なんでもメガシンカを使えるようになったとか…」

ピッコロ「………」

フラダリ「素晴らしいことです。その力であなたの未来をよりよい方向に変えるのです。古い汚れを新しい汚れで隠すのではなく!」

フラダリ「新しく美しい世界に変えるため、どうすればいいか…よく考えてみてください」

ピッコロ「……新しく美しい世界だと?コイツは一体、俺やポケモンに何を求めているのだ…?」

フクジタウン 13番道路連絡通路

「お待ちしてましたわ!」

ピッコロ「デクシオ…それにジーナか」

デクシオ「お元気にしてましたか?実は僕達、プラターヌ博士に頼まれて発電所に行こうとしたんです」

ピッコロ「発電所?」

ジーナ「この先の13番道路にはカロス発電所があるのですわ」

デクシオ「しかしここ最近、ミアレシティをつなぐゲートが謎の停電で閉じていたんです」

ピッコロ「そういえば、俺達がミアレシティにいた時はやけに封鎖されている通路が多かったな」

デクシオ「そうです。だからその原因を突き止めるために我々は調査に来たんです」

デクシオ「あ、それともう一つ、博士からピッコロさんに伝えなければならないことがありました」

ピッコロ「なんだ?」

デクシオ「ピッコロさんは『この世の裏側』というのを聞いたことありますか?」

ピッコロ「この世の…裏側?あの世とかそういうのか?」

デクシオ「いいえ、死後の世界とは違います。そしてその世界に住んでいるポケモン、『ギラティナ』というポケモンがいます」

ピッコロ「その……裏側の世界というのは一体なんだ?」

デクシオ「詳しくはわかりません。ただ、一つ言えることはこの世の常識が通用しないということです」

ピッコロ「どういうことだ?常識が通用しないというのは…」

デクシオ「今、僕達が住んでいる世界は空間があり、時間という概念が存在するでしょう?」

ピッコロ「……?ああ、たしかにそうだが…」

デクシオ「その世界にはそれが全く存在しない。つまりこの世とは真逆の世界なんです」

ピッコロ「真逆の世界……そんな世界が存在するのか」

デクシオ「実際に見たわけではないので、詳しいことは言えません。しかし、この世界に行った人物が三人いました」

デクシオ「一人はシンオウ地方に住んでいるトレーナーの少女、もう一人はその地方のチャンピオン、そしてもう一人は…現在行方不明でどこにいるかわかりません」

ピッコロ「…そうか、参考になった。俺の世界とは関係はないが、そういったポケモンも存在するのだな…」

デクシオ「大した手掛かりにならないで、すみません…しかし、我々が知られていないポケモンはまだまだ存在します」

ジーナ「そうそう。あきらめずに探せば、きっとピッコロさんを元に戻すことが出来るポケモンだっていますわ!」

ピッコロ「そうだな。お前達には色々と苦労をかけさせてるな」

デクシオ「僕達は博士の助手です。博士の手足として働くのは当然です」

ジーナ「さて、話は変わりますが、セントラル、コーストカロスとなれば次は何でしょうか!?」

ピッコロ「図鑑のバージョンアップか?」

デクシオ「ええ、答えを言ってしまうと…マウンテンカロスです」

デクシオ「ということで、あなたのポケモン図鑑をまたバージョンアップさせますね」

ピッコロ「ああ、すまんな」

ピッコロのポケモン図鑑にマウンテンカロス図鑑が新しく追加された!

ジーナ「それでは私達はこれでおいとまいたしますわ!ボン・ヴォヤージュ!」

ピッコロ「(発電所か…何かあるかもしれん。調べてみるか)」

もう遅いんで続きは明日もとい、今日中までには貼ります。
フクジさんのキャラだいぶ改変(改悪?)しちゃいました

13番道路

ビュウウゥゥゥ

ピッコロ「すごい風だな…」

ピッコロ「妙な気を感じる。そこを辿ってみるか…」バシュ

スタッ

フレア団したっぱ「ひっ!?」

ピッコロ「キナ臭い気を感じると思ったら、やはりキサマらか…」

フレア団したっぱ「て、てめえは前に輝きの洞窟にいた緑野郎!」

ピッコロ「発電所でなにかトラブルがあると聞いてな。お前たちが何か関係あるのか?」

フレア団したっぱ「だったらどうしたっていうんだ!デルビル、ズバット!コイツを始末しろ!!」バッ

ピッコロ「ヤンチャム、サーナイト、出ろ!」ババッ

ポンッ

サーナイト「サーナ!」

ヤンチャム「(俺がカタをつけてやるぜ!)」

――――

フレア団したっぱ「くそ!こうなったら、発電所にもどって仲間に…あれ?」

フレア団したっぱ「な、ない!ない!」

ピッコロ「どうした?」

フレア団したっぱ「発電所のパスがないんだ!ま、まさか、パスを落としちゃったのか…?」

ピッコロ「どこに落としたんだ?」

フレア団したっぱ「たしか、この近くにあったデカい岩を触った時に落としたのかもしれない…くそっ、ダウジングマシンさえあればスマートに探せるのに!」

ピッコロ「待ってろ」

ピッコロ「あったぞ。これのことだな?」

フレア団したっぱ「そう、それ!なんだ、結構近くに落ちてたんだな!」

ピッコロ「そうだな。では、これはありがたくいただこうか」ニヤ

フレア団したっぱ「……あ!てめえ!!俺をダマしやがったなあ!?」

ピッコロ「お前がパスをなくしたから見つけただけだ。最初からダマしてなどいない」

フレア団したっぱ「くそぉ!返せ――」トン パタッ

ピッコロ「悪いな。しばらくそこで大人しくしてもらおうか」

ピッコロ「(サタン以上のバカがいるもんだな…)」

カロス発電所

ピッコロ「(この中か…キナ臭い気がたくさん集まっているな…)」

セレナ「ピッコロさん!」

ピッコロ「セレナ、何故ココに?」

セレナ「表にしたっぱが倒れていたから、もしかしたらと思って来たの」

ピッコロ「俺はこれからフレア団のヤツらが何をしようとしてるのか調べてくる。お前は下がっていろ」

セレナ「私だってピッコロさんの足を引っぱるつもりはないわ。それに、フレア団が何を企んでいるのか私も知りたいの」

ピッコロ「…わかった。だが、ヤバいと思ったらすぐに逃げろ。命の保証はないからな」

ピッコロ「待て」

セレナ「えっ」

ピッコロ「見張りがいるな…奥の方にも一人いるようだ」

セレナ「正面突破する?」

ピッコロ「………」

セレナ「どうしたの?」

ピッコロ「……なるほど、ヤツらそれほどの人数は来てないようだな」

セレナ「そんなこともわかるの?」

ピッコロ「したっぱどもを配置するだけで手一杯のようだ。ならば少しずつ潰していくぞ」

セレナ「ピッコロさんって、何でも出来るのね…」

ピッコロ「セレナ、ザコどもは俺が引き受ける。その間にお前は発電所の人間達を助けてやれ」

セレナ「え…?でも、その発電所の人達はドコにいるの?」

ピッコロ「この近くにある休憩所だ。そこに作業員達の気が集まっている」

セレナ「あの向こうね……わかった。あ、それとピッコロさん」

ピッコロ「なんだ?」

セレナ「ピッコロさんに勝つのは私なんだからね。あんなヤツらに負けちゃダメよ?」

ピッコロ「ふっ、バカを言え」

ピッコロ「おい、お前達」

フレア団したっぱA「な!テメエ、どうやってココに入ってきた!?」

フレア団したっぱB「入口のヤツは何をしてんの!?」

ピッコロ「答える必要はないな。二人まとめてさっさとかかってこい」

フレア団したっぱA「舐めやがって!マルノーム、やっちまえ!」バッ

フレア団したっぱB「レパルダス!あの緑野郎をしとめなさい!」バッ

ピッコロ「ブリガロン、カメール、出ろ!」ババッ

カロス発電所 休憩所

セレナ「ピッコロさんが言ってた部屋はこの部屋ね」

作業員A「き、キミは…?」

セレナ「私は旅のトレーナーです。アナタ達を助けに来ました」

作業員A「助けに来たってキミは子どもじゃないか?警察は一体どうしたんだ!?」

セレナ「今、もう一人のトレーナーがフレア団の連中をおびき出してます。その間にココから逃げましょう!」

研究員A「ダ、ダメよ!アイツら、奥の方で何かやってるのよ!」

作業員B「おかしなゴーグルをつけた女とタコみたいな頭をした男が中央の発電機へ向かったんだ!」

研究員A「連中、ミアレに送電する電気をいただくとか言ってたけど…一体何のためにそんなことしてるのかワケがわからないわ」

研究員B「僕達も一応応戦したけど、アイツらしたっぱでも強くて手も足も出せなかったよ。だから僕達はココで大人しくしてるしかない…」

作業員A「逆らえば、アイツらに消されちまう!お嬢ちゃん、悪いことは言わんから今のうちに逃げた方がいい!」

セレナ「……わかりました!皆さんはココから動かずにそこで待っていてください!私達はフレア団を止めてきます!」

作業員A「お、おい!」

研究員B「行っちゃった……まだ子どもなのに無茶だよ…」

作業員B「たった二人で何が出来るって言うんだ…」

レパルダス・マルノーム「」プスプス

フレア団したっぱA「ち、チクショ~」

フレア団したっぱB「緑色のくせになんて強さなの…」

ピッコロ「質問に答えてもらおうか、キサマらは何の目的で発電所を襲っている?」

フレア団したっぱA「へっ、俺らが知るかよ」

フレア団したっぱB「アタシらは幹部達に命令されて動いてるだけだからね」

ピッコロ「(どうやら、ウソはついていないようだな…)」

セレナ「ピッコロさん!」

ピッコロ「セレナ、人質の方はどうした?」

セレナ「作業員の人達は大丈夫。それよりもフレア団のヤツら、奥の発電機でミアレに送電する電気を奪ってるみたいなの!」

ピッコロ「そうか。では、お前たちに用はない。大人しくしてろ」

フレア団したっぱA「な、なに――」トン

パタッ パタッ

セレナ「こ、殺したの?」

ピッコロ「気絶してるだけだ。仲間を呼ばれたら厄介だからな…」

ピッコロ「よし、幹部がいる中央へ向かうぞ」

セレナ「うん」

フレア団したっぱC「し、侵入者だ!」

フレア団したっぱD「アイツ、この前の緑野郎とメスガキだ!俺達も応戦するぞ!」

フレア団したっぱE「フレーフレーフレアー!」

フレア団したっぱF「たっぷり可愛がってやるぜ!」シュタッ

ピッコロ「(コイツらもおかしなポーズをとりやがって……このノリにはついていけん)」

セレナ「ピッコロさん!あんなヤツら返り討ちにしてやりましょう!」

ピッコロ「ああ、そうだな。ブリガロン!サーナイト!カメール!ヤンチャム!全員出ろ!!!」バババッ

セレナ「マフォクシー!アブソル!ニャオニクス!サンダース!みんな任せたわ!」バババッ

ブリガロン「ハッ!」ドガ

アブソル「クァ!!」バキッ

ゴルバット「」ドサッ

グレッグル「」バタッ

フレア団したっぱC「あわわわ……」

フレア団したっぱD「な、何てヤツらだ…」

ピッコロ「おい、キサマらの指揮官はどこにいる?」

フレア団したっぱC「こ、この先です」

カロス発電所 中枢部

ピッコロ「したっぱどもはこれで全員、片付いたな…」

セレナ「発電機はこの先のようね」

ピッコロ「待て、隠れろ…!」

セレナ「二人で何かを話してるようだけど…」

ピッコロ「………」

フレア団幹部「アケビ、あとどれくらいだ?」

アケビ「事実だけを言うならば……『アレ』を動かすのに必要な電気は蓄積出来たわ」

ピッコロ「(アレ?)」

フレア団幹部「では、そろそろ引き上げるか。更なる次のミッションが待っているからな」

アケビ「ミッションというのは…」

アケビ「あそこに隠れているトレーナー二人の始末を、かしら?」

ピッコロ「気づかれた!?」

セレナ「え!?」

アケビ「隠れてないで出てきたら?どうせ、私達のジャマをしに来たんでしょ?」

ピッコロ「………」スッ

フレア団幹部「これは驚きだな…作業員以外にも始末する者が増えたか」

アケビ「一人の方はまだ子どもじゃない。もう一人はポケモンかなにかしら?」

フレア団幹部「ソイツはポケモンではない。したっぱどもの話では資金用のカセキ回収のジャマをした、緑色のトレーナーだ」

アケビ「ふーん。ずいぶん変わった肌と服装をしてるのね」

ピッコロ「キサマら、一体何の目的で発電所を占拠したんだ?」

アケビ「話す必要はないわ。どうせ、アンタ達はココで始末されるんだから」

フレア団幹部「そういうことだ。帰還次いでに二人ともまとめて始末してやろう」

ピッコロ「ふん、次いでに始末されてたまるか」

セレナ「ピッコロさん!」

ピッコロ「俺はこの妙な格好をした女の方を相手する!お前はそっちのハゲ頭を相手にしろ!」

セレナ「わかったわ!」

フレア団幹部「ハ、ハゲ!?」カチン

セレナ「だって、ホントのことでしょ!?パチンコ玉みたいな頭してるくせに!」

フレア団幹部「俺の自慢の頭をけなしやがって~!!ズルズキン、ドクロッグ!このガキを始末しろ!」バッ

セレナ「マフォクシー、サンダース、頼んだわ!」バッ

ポンッ

マフォクシー「マフォ!」

サンダース「ダース!」

アケビ「何で、幹部じゃなくて科学者の方の私を相手に選んだワケ?」

ピッコロ「あのハゲ頭よりもお前の方が実力が上だと思ってな。地位だけで実力が決まるワケではない」

アケビ「へえー、肌は緑だけどなかなか面白いトレーナーね。じゃあ、私の実力を見せてあげようかしら?」

ピッコロ「ふん、だったら早く見せることだな、出ろ!カメール!!」バッ

ポンッ

カメール「ほいさ」

アケビ「それじゃあ、グラエナ頼んだわよ」バッ

セレナ「サンダース、10万ボルト!」

サンダース「ダース!!」バリバリ

ズルズキン「ンギャ!!」バチバチ

セレナ「やった!」

フレア団幹部「こ、この俺がこんなガキに負けるなんて…」

セレナ「(ピッコロさんの方は…?)」

ピッコロ「かわらわりだ!」

カメール「ほいさっ」

グラエナ「グェ…!」ドゴッ

パタッ

アケビ「グラエナ、もどりなさい!」

ピッコロ「お前達の企みはこれまでだ。このまま警察に引き渡してもらおう」

アケビ「予想以上に大したトレーナーだわ。あの子もアンタも」

アケビ「けどね、残念だけどアタシ達はまだここで捕まるわけにはいかないの」スッ

ピッコロ「!?」

ピッコロ「いかん!セレナ、目を閉じろっ!!」

セレナ「え?きゃあっ!!」サッ

アケビ「バイバイ!」ボムッ 

カッ

ピッコロ「うぐ!(閃光弾か!?)」

セレナ「な、何!?」

ピッコロ「(チッ、太陽拳みたいなマネをしやがって…)」

ピッコロ「(ヤツらの気がどんどん離れていってる…くそっ、なかなか素早いヤツらだ)」

セレナ「ピ、ピッコロさんそろそろ手をどかしてもらっていい?」

ピッコロ「おっと、すまん」サッ

セレナ「あの二人は…逃げられちゃったの?」

ピッコロ「今から、追って行っても仕方あるまい。俺達の目的はあくまで発電所の復旧だからな」

セレナ「でも、あいつら何のために発電所の電気を盗んでいったのかしら…」

「やや!」

ピッコロ「ん?」

仮面の男「フレア団の連中がいないぞ!?」

仮面の女「あら、あなた達」

キョロキョロ

仮面の女「あたくし達よりも早く、ここにいた得体の知れない連中を追い払ってくれたの?」

仮面の女「そうね。カロスを守る人が多いことはいいことですものね」

ピッコロ「……デクシオ、ジーナ、お前たちその格好は何だ?」

謎の人1号「それは誰ですかな?我々はあるお方から頼まれた正義の使者、その名も『謎の人1号』!!!」ババン

謎の人2号「同じく『謎の人2号』!!!」ババン

ピッコロ「………」

セレナ「………」

謎の人1号「あなたたちのおかげでミアレシティの停電はおさまりました。これで13番道路からミアレへ行くことが出来ますよ」

謎の人2号「では、あたくしたち謎の人はこれで、さようならを言われる前にあたくしから言いたいの」

謎の人2号「オ・ルヴォワール!!」

タッタッタッタッ

ピッコロ「………あいつら、一体何をしに来たんだ?」

セレナ「謎の人……一体何者なのかしら?」

ピッコロ「え?」

13番道路

セレナ「良かったね、発電所の人達も無事解放出来て」

ピッコロ「俺を見て気絶してたヤツもいたがな……」

セレナ「まあ、それはね…でも、これでフレア団の悪事が公になったわけだし、みんなフレア団の存在に気づいてもらえるわ」

ピッコロ「だといいがな…」

ピッコロ「!」ピタッ

セレナ「どうしたの?急に立ち止まって……」

大男「………」

セレナ「お、大きい…」

ピッコロ「(なんだ、あの大男は…?)」

大男「ポケモン…花のポケモン……」

大男「永遠の命を与えられた花のポケモン…」

ピッコロ「お、おい…」

大男「………」スタスタ

セレナ「今の人…ピッコロさんの倍以上の身長があったね……」

ピッコロ「(あの大男から感じる渦巻くような気はなんだ…?)」

セレナ「あの人もトレーナーなのかしら…」

ピッコロ「………」

セレナ「あ、あれ見て!」

ピッコロ「あれは…塔か?」

セレナ「プリズムタワーだわ!」

セレナ「ねえ!停電も復旧したってことは、もしかしたらプリズムタワーの点灯も見れるかもしれないわ。行ってみましょうよ!」

ピッコロ「あ、ああ…」

ピッコロ「(あの大男……一体何者なんだ?)」

以上です。
そろそろ話も中盤に差し掛かってきました

ピッコロだからこそ、この世界のルールを理解して(オリ技とか舞空術とか多少はみ出してはいるけどww)
ちゃんとポケモンポケモンを使ってこの世界のルールで戦っている…


これがベジータだったら、自分自身で戦ってポケモン虐殺しまくったりでえらいことになってたかもな…

>>451
ベジータのSSはもうあるんだな、これが

オーキド「ベジータ、ここに 3つの モンスターボール が ある」
ベジータ「ここがジョウト地方か…」

ってのが宝庫でまとめられてる

現在のピッコロの手持ち

・ブリガロン♂ 性格:のうてんき 特性:ぼうだん/ふゆう

わざ:葉円斬/フラッシュ/とびげり/ソーラービーム

・サーナイト♀ 性格:おとなしい 特性:テレパシー/ふゆう

わざ:サイコショック/?????/めいそう/ませんこう

・カメール♂ 性格:スケベ 特性:げきりゅう

わざ:まもる/アクアジェット/はどうだん/かわらわり

・ヤンチャム♂ 性格:やんちゃ 特性:かませいぬ/ふゆう

わざ:?????/すてゼリフ/れんぞくパンチ/はどうだん

・タマゴ

12番道路で子ども達から貰ったタマゴ。そろそろかえりそう…?

ミアレシティ

サナ「セレナー!ピッコロさーん!」

セレナ「サナ!」

ピッコロ「お前も来てたのか」

サナ「うん!ピッコロさんの大きな後ろ姿を見かけたから、すごい走っちゃった!」

サナ「あのね!ミアレの停電復旧したんだって!カロス発電所の電気を奪ってた悪ーい人たちを誰かが懲らしめたんだって!」

サナ「そんなすごい人って一体誰なんだろ?」

セレナ「さあ、誰かしら……ね?」

ピッコロ「………」

サナ「どうしたの?そんな難しい顔して…」

ピッコロ「元からだ。気にするな」

サナ「でね、聞いて聞いて!今からタワーに明かりが灯るみたいなの!セレナ達も一緒に行こうよ!ミアレの名物なんだよ!」

セレナ「私達もちょうど行こうと思ったのよ。いいでしょ?ピッコロさん」

ピッコロ「俺はどちらでも構わん」

サナ「わー♪決まりね!ほら、まっすぐ行けばプリズムタワーだから!ピッコロさんも早く早く!」グイ

ピッコロ「お、おい…」

ミアレシティ メディオプラザ プリズムタワー前

サナ「グッドタイミング!今から点灯するみたいね♪」

セレナ「あの人ってもしかして…」

サナ「あっ、シトロンさんだ!ミアレシティのジムリーダーだよ!発明も得意でいろんなマシンを作ってるんだよ!」

ピッコロ「ほう…」

サナ「ほら、あの二人ね、サナの友達なんだよ!」

セレナ「二人で何をしてるのかしら?」

女の子「ねえお兄ちゃん、まだなの?」

シトロン「うん、ここの点灯回路の具合を確かめないとね…」カチャカチャ

デデンネ「デデンネ♪」タッタッタッ

女の子「あっ、デデンネ!どこ行くの!?」

ピッコロ「な、なんだこのネズミは…」

デデンネ「デデンネ?」

女の子「デデンネ、待って!」

ピッコロ「デ…デンデ…?」

女の子「あっ、サナちゃん!」

サナ「ユリーカちゃん!久しぶりだね♪」

ユリーカ「その二人はもしかしてチャレンジャーさん?あー!うしろの大きな人!」

ピッコロ「俺か…?」

ユリーカ「緑のピッコロさんでしょ!?最近、カロスの間ではちょっとした有名人になってるんだよ!」

ピッコロ「そ、そうなのか…(ビオラのヤツ、周りに言いふらしおって…)」

シトロン「よーし!準備オーケイ!!今こそサイエンスの未来が切り開くときっ!!」

シトロン「プリズムタワー点灯マシン!パワーオン!!!」カチッ

ピカッ ピカッ ピカッ

ユリーカ「ワー!」

ピッコロ「(塔に光が灯してる…)」

セレナ「キレイ…」

サナ「こんな気持ちのときって、ウットリって言うんだよね?」

サナ「セレナ達との思い出、また出来ちゃった♪」

シトロン「フンフン、なるほど。さすが僕の発明品!プリズムタワー点灯マシンはバッチリだったようですね!」

ユリーカ「はいはい、お兄ちゃん、チャレンジャーさんを待たせてるんだからね」

ユリーカ「こちらのプリズムタワーがミアレのポケモンジムになりまーす♪」

シトロン「あ、緑のピッコロさんも来てくれたのですね?最近、ビオラさんやコルニさんからアナタのこと色々と話を聞いてますよ」

シトロン「僕はプリズムタワーのてっぺんで待ってますから、みなさんの挑戦待ってます。それでは」

サナ「すごいよね、シトロンさんのマシン。サナもパズルを解いてくれるマシンをもらったけどもったいなくて使ってないの」

セレナ「ピッコロさん、サナと一緒にミアレシティ内を歩き回りたいと思うの」

ピッコロ「そうか。ならば俺が先にシトロンというヤツに挑戦してみるか」

サナ「わ~久しぶりにセレナと一緒に歩けるね!ピッコロさん、ガンバってねー♪」

ピッコロ「ふっ、お前らも迷子になるなよ」

プリズムタワー ミアレジム

ピッコロ「目がチカチカする場所だな…」

ユリーカ「あっ!さっきの緑のおじさん!さっそく挑戦に来たんだね!」

デデンネ「デデンネ♪」

ユリーカ「改めて紹介するね!あたしはユリーカ!ジムリーダー、シトロンの妹でーす!」

ユリーカ「では、そのまま真っ直ぐ進んで、白いパネルに乗ってください」

ユリーカ「そうするとあたしがクイズを出すから答えてね!」

ピッコロ「ク、クイズ…?」

ユリーカ「うん!このミアレジムはね、クイズ形式になってて正解を選ばないと先に進めないの」

ユリーカ「正解だと思う番号のトレーナーに話しかけてバトルしてね!」

ピッコロ「わ、わかった…」

ユリーカ「じゃあ、問題!」デデン

この後、ピッコロは結局ジム内のトレーナー全員と相手をするハメになった…

ミアレジム 最上階

ピッコロ「(やっと着いたか…まさか各階のトレーナー全員を相手にすることになるとはな…)」

ユリーカ「ピッコロさん!やっと辿り着いたね!」

デデンネ「デデンデ!」

シトロン「あっ!改めてよろしくお願いします!僕は――」

ユリーカ「こちらがミアレシティのジムリーダー、シトロン!」

ユリーカ「いーい?ミアレシティのジムリーダーだから、それなりに…ううん!かなり強いのよ?」

シトロン「ユリーカってば…戦うのは僕の自慢のポケモン達だよ?」

ユリーカ「はーい!それじゃあ二人ともすごい勝負を見せてね!」

シトロン「ではピッコロさん、お互いにベストを尽くしましょう」

シトロン「まずはレアコイル、出番です!」バッ

ポンッ

レアコイル「~~~」

ピッコロ「(はがねタイプのポケモンか…ならばこちらは)」

ピッコロ「ゆけっ、ヤンチャム!」バッ

ポンッ

ヤンチャム「(ここらでお遊びは終わりってとこを見せてやるぜ!)」

シトロン「なるほど、かくとうタイプと来ましたか…しかし、僕のレアコイルはスピードに自信があります!」

シトロン「レアコイル、10万ボルト!」

レアコイル「~!」バチバチ

ピッコロ「ヤンチャム、よけろ!」

ヤンチャム「ハッ!」サッ

ユリーカ「すごい、よけた!」

ピッコロ「お前の新技を見せてやれ!」

ヤンチャム「(とっておきの技を見せてやるぜ…)」ボッ

シトロン「ヤ、ヤンチャムの手から気弾が…!?」


ゆうどうきだん

タイプ:かくとう 分類:物理 威力:90 命中:100 

ピッコロの下で修行をしたヤンチャムが編み出したオリジナル技。
早い話、繰○弾

ピッコロ「でんきタイプには【せいでんき】を持ってると聞いたからな、ならば直接触れん攻撃が有効ということだ」

シトロン「知ってましたか…」

ピッコロ「やれ!」

ヤンチャム「ばっ!!!」ズキューン

レアコイル「!!!」ギュン

ヤンチャム「はっ!」ばばっ シュン シュン

ヤンチャム「とーっ!!!!!」

レアコイル「!」サッ ドン

シトロン「こんなとっておきがあったとは……今のはお見事でした」

ピッコロ「褒めるのが少しばかり早いんじゃないか?」

ヤンチャム「せいっ」クンッ

ドガ

ユリーカ「じ、地面からでてきた!!」

レアコイル「!!!」カッ

ズドーン

シトロン「レアコイル!」

ピッコロ「よし、上出来だ」

ピッコロ「(だが、なんだ?この胸騒ぎは……)」

レアコイル「」プスプス

シトロン「やはり、そう来ましたか…」

ピッコロ「(妙だ…既に倒れているのに何故ヤツは自分のポケモンを元に戻さないんだ…?)」

ヤンチャム「(お前たちが思っているほどこのポケモンは強くなかったようなだな)」

ヤンチャム「(残りの二体もこの俺一人で片付けてやるぜ…)」

ピッコロ「まさか……!?ヤンチャム!」

ヤンチャム「(え?)」


ガバッ

ヤンチャム「(何!?)」

レアコイル「」ニヤッ

ピッコロ「い、いかん!」

ヤンチャム「!!!!」

カッ

ドォーン

ユリーカ「きゃあ!」

ヤンチャム「」プスプス

ブリガロン「(ヤンチャムー!!!)」

サーナイト「(そ、そんな…)」

ピッコロ「なんてヤツだ…自爆しやがった……」

シトロン「油断したようですね。レアコイルの特性【がんじょう】があることまではご存知なかったみたいですね」

ピッコロ「自分のポケモンを自爆させるとはな…思ったよりもえげつないことをしやがる」

シトロン「あの素早いヤンチャムです。このままマトモに戦えば勝てなかったでしょう。だからこそ相手の意表をつく攻撃が必要だったのです」

シトロン「しかし…相討ちとはいえ、レアコイルがやられたのは手痛いです」

シトロン「次は負けませんよ!エモンガ、出番です!」バッ

エモンガ「エモ!(おい!きたないからかたづけておけよ、そのボロクズを!)」

ピッコロ「そういえば前にもこんなことがあったな…だが次はこうはいかんぞ!」

ピッコロ「サーナイト、出ろっ!」バッ

サーナイト「サーナ!」

ピッコロ「全力でいかせてもらうぞ!!」カッ

サーナイトのサーナイトナイトとピッコロのメガリングが反応した!

ゾワッ

メガサーナイト「ハー!!!!!」ズウゥゥゥン

シュウウウウ…

サーナイトはメガサーナイトにメガシンカした!

シトロン「(ピッコロさんの中でも、実力一と言われているサーナイト…ならばこの技を使うしかありません!)」

シトロン「エモンガ、メロメロ!」

エモンガ「エモエモ~」ポワポワ

メガサーナイト「………」ポッ

ピッコロ「何をしてるんだ?あのポケモンは…」

エモンガ「(今からお前は俺の言うことを聞くんだ。黙って俺の攻撃を喰らうんだぞ)」

メガサーナイト「(わかりました…ご主人様)」

ピッコロ「何をしてるサーナイト!?早く攻撃をしろ!!」

シトロン「よし!そのまま10万ボルトです!!」

エモンガ「(いい子だ…たっぷり可愛がってやるぜ)」バチバチ

メガサーナイト「(なんちゃって!!)」ニヤ

エモンガ「(!?)」

メガサーナイト「(誰がアンタみたいなピカチュウもどきに心奪われるものですか!)」バッ

メガサーナイト「(ませんこう!!)」ズアッ

エモンガ「(そんなバカなー!!!)」カッ

ドーン

シトロン「メロメロを破るなんて…」

メガサーナイト「(私の心を奪えるのはピッコロ様だけ…他の♂ポケモンの誘惑なんて効かないわ……)」

ピッコロ「(思いっきり聞こえてるぞ…)」

シトロン「もどって、エモンガ!」

シトロン「(やはり噂通りの強さ…これはどんな手を使ってでも戦うしかありません)」

シトロン「エレザード、頼みましたよ!」バッ

ポンッ

エレザード「ザード!!」

シトロン「こちらから仕掛けます!エレザード、そうでん!」

エレザード「ザード!」ビビッ

メガサーナイト「?」

ピッコロ「(何だ…今のヤツ、何をしたんだ?)」

メガサーナイト「(何をしたのか知らないけど、すぐに楽にしてあげるわ…)」

メガサーナイト「(ずあっ!!!!!)」

ドグォッ

パラパラ…

メガサーナイト「!?」

エレザード「(くだらん技だな…ただホコリをまきあげるだけか…)」

メガサーナイト「(そ、そんな…)」

ピッコロ「何故だ…直撃を喰らったはずだぞ?」

シトロン「エレザードのそうでんは相手のタイプわざをでんきタイプに変えてしまうのです」

ピッコロ「なんだと…?」

シトロン「そして僕のエレザードの特性にはとくこうを上げる効果があります。それを組み合わせれば強力な技になります…」

エレザード「(今度はオレがキサマにプレゼントをしてやる!)」グオオ…

シトロン「はかいこうせんです!」

エレザード「(くたばれ!!)」ズォア

メガサーナイト「!」

ドッゴーン

エレザード「(ハハハハ!!メガシンカした割には楽勝な相手だったぜ!)」

ピッコロ「今度は油断したのはそっちのようだな」

シトロン「え?」

シュン

エレザード「!?」

メガサーナイト「ずあっ!!!」ズンッ

エレザード「(な……なんでやねん……)」ピクピク

バタッ


テレポートアタック

タイプ:ノーマル 分類:物理 威力:90 命中:100 

テレポートを応用して相手の距離まで近づき一撃を与える技
必ず先制攻撃ができる

シトロン「エレザード、もどって!!」

シトロン「テ、テレポートを攻撃に応用するなんて…」

ピッコロ「こちらもマトモにぶつかれば、勝てないと思ってな…お前のマネをさせてもらったよ」

シトロン「……参りました。僕の完敗です」

ユリーカ「あーあ…お兄ちゃん、負けちゃったじゃん…」

デデンネ「デデーンネ…」

シトロン「ユリーカ、負けたことは恥じゃないよ。強いトレーナーから僕らは学べばいいんだから」

ピッコロ「ふっ、そういうことだ」

タマゴ「」ピク

ピッコロ「ん?」

ユリーカ「あれ、今タマゴが動いたよ?」

テロテロ!テントンテントンテントテントン  パキ パキパキ

シトロン「こ、これは生まれますよ!!」

ユリーカ「わー!あたし、ポケモンがタマゴから孵るところ見るのはじめてー!!」

デデンネ「デデンネー!」

ピッコロ「(そういえば、俺もタマゴから生まれたっけ……)」

パキパキ パー

ヌメラ「ヌメ」

ユリーカ「カワイイーー♪」

ピッコロ「な、なんだコイツは…?」

シトロン「ヌメラですね。カロス地方に生息するドラゴンタイプのポケモンですよ」

ピッコロ「コイツが、ドラゴン…?」

シトロン「ええ、いいポケモンを手に入れましたね、ピッコロさん。最後までしっかりと育てればきっとピッコロさんの役に立ってくれますよ」

ピッコロ「そ、そうなのか…」

ピッコロ「(見た目はあれだが、たしかにコイツの潜在能力は高いものを感じる)」

ピッコロ「(それに何となく親近感を感じるような見た目でもあるからな…)」

ヌメラ「ヌメー♪」スリスリ

ユリーカ「あはは!この子、ピッコロさんをお母さんだと思ってるー!!」

メガサーナイト「む」


・ヌメラ♂ 性格:さみしがり 特性:ぬめぬめ

たいあたり/あわ/カウンター

シトロン「さあ!勝利の記念にボルテージバッジとわざマシン24『10万ボルト』を受け取ってください!」

ピッコロはシトロンからボルテージバッジとわざマシン24をもらった!

ピッコロ「シトロン…お前はたしか発明家だったな?」

シトロン「え?ええ…そうですけど、それがどうかしたんですか?」

ピッコロ「難しい話になるが、タイムマシンとか…空間を転移出来るようなマシンを発明出来るか?」

シトロン「タ、タイムマシン!?」

ユリーカ「ああ、知ってる!あたしが見てるアニメに出てるヤツでしょ!?」

シトロン「タイムマシンに、空間を……転移出来るマシンですか?しかし、どうしてそんなことを聞くのですか?」

ピッコロ「他のジムリーダーにはまだ話していないんだが……まあお前達なら大丈夫か」

ピッコロはシトロン達に今までの経緯を話した…

ユリーカ「ええー!?ピッコロさんって、違う世界から来た人なのー!?」

ピッコロ「ば、バカ!!」

シトロン「ユリーカ!声が大きいよ!!」

ユリーカ「ご、ゴメン…」

シトロン「まさかそんな摩訶不思議なことがあるなんて…(どおりでみんなとちょっと違うなーって思ったら…)」

ピッコロ「にわかには信じがたいことかもしれんが、実際に起きたことなんだ」

シトロン「いえ、アナタがウソや冗談を言うような方ではありません」

ユリーカ「うん、ピッコロさんの見た目を見れば…イテッ」ポカ

シトロン「それに、『パルキア』という異空間を移動できるポケモンがいるくらいです。そういった事が起きてもフシギではありません」

シトロン「でも…そんなテクノロジーを超えた発明は僕一人では正直難しいです。出来るとしても相当長い年月を要しますね…」

ピッコロ「そうか…」

シトロン「すみません。発明家の僕が何にも役にたてなくて…」

ピッコロ「いや、気にしないでくれ。何かしら手掛かりを得られるだけでも充分だ」

シトロン「そういえば…ヒャッコクシティのジムリーダーのゴジカさんは占い師だと聞きます」

シトロン「彼女の占いはよく当たると評判ですので、何か情報を掴めるかもしれませんよ?」

ピッコロ「占い師か…(武天老師の姉もたしか占い師だったが…)」

ピッコロ「わかった。そのヒャッコクシティに行ってみよう。話につき合ってもらえてすまんな」

シトロン「いえ、もし僕らの力が必要でしたら、いつでも呼んでください」

ユリーカ「よかったらまた遊びに来てね!新しいクイズを用意するから!」

ピッコロ「あ、ああ、そうか…」

ピッコロ「ジャマをしたな」

スタスタスタ

ユリーカ「ねえお兄ちゃん、ピッコロさんって元の世界にもどれるのかな?」

シトロン「わからない…でもピッコロさんと入れ替わったトレーナーを助けるためにああやって各地を旅してるんだ。きっと見つかるさ」

ユリーカ「うん、そうだね…」

デデンネ「デデンネ…」

メディオプラザ プリズムタワー前

ピロロロ!ピロロロ!

ピッコロ「誰からだ?」

ブオォン

プラターヌ「やー!ピッコロ君、元気にしてたかい?」

ピッコロ「博士か」

プラターヌ「ちょっと話をしたいんだけど、フラダリカフェに来てくれるかな?」

プラターヌ「場所はわかる?プリズムタワーのすぐ近くにあるポケモンセンターのそこから見える赤いカフェがあるんだ」

プラターヌ「その近くで待ってるから、よろしくね!」

ピッコロ「……フラダリカフェ…」

フラダリカフェ前

プラターヌ「ピッコロ君!こっちこっち!」

ピッコロ「博士、話とは一体なんだ?」

プラターヌ「話はカフェの中で話すよ。さあ、カフェはこっちだ」


フラダリカフェ

ピッコロ「(部屋一体が赤色とは…)」

プラターヌ「フラダリさん、連れてきましたよ」

フラダリ「これはこれは、お久しぶりですな」

ピッコロ「フラダリ…」

プラターヌ「君が手に入れたメガシンカのこと、フラダリさんと話し合ってたのさ」

フラダリ「私からもおめでとうございます。メガシンカを使えるとはあやかりたいものです」

ピッコロ「大したことはしていない」

プラターヌ「そういうフラダリさんこそ、王家に連なるモノの子孫…選ばれしモノなんだよね」

フラダリ「ええ!王の弟、その血をひくようです。とはいえ、3000年前も前の話ですから怪しいものですが…」

プラターヌ「それにしても、ホロキャスターで得た利益のいくらかをトレーナーや研究所をサポートする、フラダリさんは立派だよ」

フラダリ「カロス地方の伝説の二匹のポケモンがそうだったように、人は二つに分かれる…」

フラダリ「『与える者』と『奪う者』だ…!」

ピッコロ「………」

フラダリ「私は与える者になりたい。だが世の中には奪うことで自分の強さを示そうとする愚かな人間も存在する……」

フラダリ「汚らわしいっ!!!」バッ

フラダリ「大昔、カロスの王はすべてを手に入れようととんでもない兵器を造り、破壊の炎を放った、そう伝わっております」

フラダリ「今のカロスは美しい!これ以上、人やポケモンが増えなければ奪い合うような愚かなことはないでしょう」

フラダリ「とはいえ、未来はまだ決まっていない。同じ明日が来るなんて安心してはいられないのです」

フラダリ「王がしたことで褒められることといえば…最終兵器でその時代の汚れも吹き飛ばしたぐらいか……」

ピッコロ「(最終兵器だと…?)」

フラダリ「話を最後まで聞いてくれてありがとう。それは君の時間を頂いたお詫びの印だよ」スッ

ピッコロはおうじゃのしるしを手に入れた!

フラダリ「では、またお会いしましょう…」

プラターヌ「なんと、熱い人だ…まさに燃え盛る炎って感じだね。血筋に対するプライドが彼を熱くさせているのかもしれない」

ピッコロ「(周りの客の何人かがヤツの演説に酔いしれてるモノもいるな…)」

プラターヌ「とはいえ、フラダリさんのいうことははあくまでも一つの考え……正しいとは限らないよ」

ピッコロ「博士、さっきフラダリが言っていたカロスの二匹の伝説のポケモンとは一体何だ?」

プラターヌ「ああ、それかい?うーん…僕も話だけで詳しいことはわからないんだよ」

プラターヌ「伝説によると『ゼルアネス』と『イベルタル』という名前で…」

プラターヌ「さっきのフラダリさんが言っていたように、命を『与える者』と『奪う者』として伝わっているポケモンなんだ」

ピッコロ「命を与えると奪うとはどういうことなんだ?」

プラターヌ「そのままの意味だよ。ゼルアネスは鹿みたいなポケモンで角が七色に輝くとき永遠の命を分け与えると言われている」

プラターヌ「イベルタルは怪鳥みたいなポケモンで命が尽きるときあらゆる命を吸い尽くす存在だと言われている」

プラターヌ「僕もそこまでしかわかっていないから、もう少し詳しく調べるよ」

ピッコロ「わかった、色々と参考になった」

プラターヌ「ピッコロ君も手掛かりを探すのもいいけど、みんなとの旅を楽しんでよ!」

プラターヌ「君が元の世界に帰れるまで、この世界でしか味わえないことも色々と体験してほしいんだ」

ピッコロ「ああ、だいぶ楽しませてもらってるさ。じゃあ、俺は先を急ぐ。またな」

フラダリカフェ

ピッコロ「ん……?セレナとサナの気が何かに囲まれている…」

ピッコロ「何かあったのかもしれん、行ってみるか」ギュン

大人のおねえさん「!?」

大人のおねえさん「今、人が飛んで行ってたけど……私疲れてるのかな…?」ポカン

ミアレシティ 路地裏

セレナ「触らないで!」バシッ

チンピラA「おいおい、冷たいこと言うなよ?俺達、ホントに今無一文で金がねえんだよ」

セレナ「だから何度も言ってるでしょ!アンタ達に出すお金なんてないって!」

サナ「セレナ、怖い…」

チンピラB「お金持ちのトレーナーさんから、ちょっとだけ恵んでもらおうと思ってこれだけ頼んでんだよ?」

セレナ「だったら自分でお金を稼げばいいでしょ!私たちよりも体が大きいクセに働けない理由でもあるの!?」

チンピラC「おい、さっきから子どもだと思って下手に出てりゃ、調子にのんなよ?俺ら怒らすと何すっかわかんねえぞ?」

セレナ「何よ…やる気!?」

チンピラD「おっと!ポケモンを出そうなんて思わないでくれよ?俺ら丸腰の人間なんだからよ?」

チンピラE「そーそー、まさかトレーナーさんが丸腰の人間相手にポケモンを出すとかひでーマネをしたりしないよねー?」

セレナ「くっ…」

「ああ、お前達の言う通りだ」

チンピラA「あ?」

チンピラB「誰だ!?」

ピッコロ「たしかに丸腰の人間相手にポケモンを出すのは関心しないな」

チンピラA「(で、でけえ…)」

チンピラB「な、なんだテメエは!?」

セレナ「ピ、ピッコロさん!」

ピッコロ「だが、大の大人数人が子ども相手に金をせびるとはずいぶんと見苦しいもんだ」

チンピラC「ギャハハハハハ!なんだコイツの格好?肌が緑にターバンって…コスプレかあ!?」

ピッコロ「お前達、この場からすぐに失せるなら見逃してやる。だが…二人に手を出そうなら容赦はせんぞ」

チンピラD「へっ、なんだあ?女の目の前だからってよお……カッコつけてんじゃねえぞ!!」バッ

ビンッ

チンピラD「ブゲッ」

ガシャーン

チンピラA「!?」

チンピラB「デ、デコピン一発で!?」

ピッコロ「もう一度言う。ケガをしたくなければ今すぐ失せろ。さっきのヤツみたいになりたくはあるまい?」

チンピラA「ハア?この人数相手に言ってんのか?」

チンピラB「少し強いからって調子にのってんじゃねえぞ?緑ヤローが…」ジャラ…

チンピラE「半殺しにしちまえ!」グアッ

セレナ「ピッコロさん!!」

―――――

ピッコロ「どうした、半殺しにするんじゃなかったのか?」

チンピラA「ほ……げ…」

チンピラB「ヒイヒイ」

チンピラC「い、イテエよ~」

チンピラE「あわわわ…」

サナ「す、すごい…」

セレナ「(み、見えなかった…ピッコロさんが不良相手に何をしたのか…)」

ピッコロ「おい」ジロ

チンピラE「ひっ!?な、なんでしょう?」

ピッコロ「コイツらを連れてさっさと失せろ。また同じようなことをしたなら命はないものと思え」

チンピラE「は、ハイ!!」

ダッダッダッ

セレナ「ピ、ピッコロさん…」

ピッコロ「セレナ、サナ、ケガはないか?」

セレナ「うん、私達は大丈夫…ピッコロさん、助けてくれてありがとう」

ピッコロ「気にするな。あの手の連中は慣れているからな」

サナ「わーん!怖かったよー!!!」ガバッ

ピッコロ「サ、サナ…」

セレナ「正直私もすごく怖かった……最近ああいったトレーナー相手にカツアゲをする連中が多いの。人間相手にポケモンで攻撃するのは禁じられてるから…」

ピッコロ「この世界は一見穏やかそうに見えるが……そういうセコい連中はこの世界にもいるものだな」

ピッコロ「とにかく、ココを離れるぞ」

セレナ「うん!」

人影「………」

某巨人スレの方とその読者の方、とんだ見苦しい文章を誤爆してしまってすみません
以後、こうならないように気をつけます…

ミアレシティ 路地裏

こどもA「……」ジー

こどもB「……」ジー

ピッコロ「セレナ、ココはやけに子どもが多いが…コイツらはココに住んでいるのか?」

セレナ「さあ…ここら辺はあまり治安が良くない場所って聞くけど…かといって非行に走ってるようには見えないし」

サナ「お父さんやお母さん達、心配してるんじゃないかな…」

ピッコロ「………」

ピッコロ「おい、俺達を後ろからジロジロと見ていないで、出てきたらどうだ?」

「!」

????「フッフッフ、やはり私の目に狂いはなかったようだな」


スタスタスタ

謎の中年「キミの行動はさっき見せてもらったよ、ピッコロ君。女の子二人を悪漢から救ってくれたその勇気と強さ、素晴らしいの一言だよ」

ピッコロ「キサマ…何故俺の名を知っている?さっきのヤツらの仲間なら相手になるぞ」

謎の中年「まあ、落ちつきたまえ。キミのことは色々と調べさせてもらったんだ」

謎の中年「最近、カロスで謎の緑色のトレーナーの活躍が話題になっていてね」

サナ「へー、ピッコロさんってそんなに有名人だったんだ!」

ピッコロ「(そこまで、広まってるのか…)」

謎の中年「それだけじゃない。カロス発電所を占拠していた謎の集団を追い払ったのが、そこにいる少女とキミだということも知ってるよ」

サナ「えー!じゃあ、カロス発電所にいた悪い人を追い払ったのって、ピッコロさんとセレナだったの!?」

ハンサム「申し遅れたね。私のコ…名はハンサム、この街で探偵業を営むシブーい中年だよ」

サナ「(ハンサムって本名なのかな?)」ひそひそ

セレナ「(さあ…ハンサムって言うほどの名前には見えないし…)」ひそひそ

ピッコロ「で、その探偵が俺に一体何の用だ?」

ハンサム「ああ、オホン。さて本題に入らせてもらうと…」

ハンサム「ミアレシティは世界に名だたる観光の街…様々な人が暮らすだけでなく色んな人々が訪れる…そして人が集まる所はトラブルが以下云々」

セレナ「(ねえ、ピッコロさん…この人、どうしてピッコロさんの後をつけてきたのかしら?)」ひそひそ

ピッコロ「(俺が知るか。もし頭のおかしなヤツだったらさっさと逃げるぞ)」ひそひそ

ハンサム「何故キミの後をコソコソと追ってきたのか、それはキミを私の助手…いや、バディになってほしいのだ!」

ピッコロ「な、なんだって…?」

ハンサム「スゴ腕のトレーナーであるキミと私が組めば、ミアレの平和を守れるからだ!」

ハンサム「どうだ?ピッコロ君、私のバディに……って、あれ、ドコへ行くの?」

ピッコロ「セレナ、サナ、行くぞ」

ハンサム「ま、待ちたまえ!こうしてはるばるシンオ…いや、遠い所から来たんだ!」

ハンサム「ここ最近、ミアレで子どもの何人かが家出をし、路地裏にたむろしている事件が起きている!」

セレナ「子どもが路地裏に…?」

ハンサム「ミアレの平和の為にもキミの力が必要なのだ!一週間分の報酬だってはずむから!」

セレナ「(一週間分…)」

ピッコロ「他を当たれ。俺はお前の探偵業の手伝いをするほどヒマではない」

セレナ「ちょっと待って、ピッコロさん」

ピッコロ「?」

セレナ「ハンサムさん、彼はそんじょそこらのトレーナーと違って多くの悪事を阻止した正義のトレーナーとして名を馳せているんです」

ピッコロ「………」

セレナ「もしバディを願いたいのなら、ピッコロさんのマネージャーである私の許可が要るんですけど…」

ピッコロ「勝手にマネージャーになるな!!」

ハンサム「そうか!では、彼を私のバディにしてもいいんだな!?」

セレナ「ええ、もちろんです。いいでしょ?ピッコロさん」

ピッコロ「お、おいコラ!勝手に決めるんじゃない!!」

ハンサム「ありがとう、ピッコロ君!たった今からキミはハンサムハウスの一員だ!そしてこのハンサムのバディだ!」

ピッコロ「恩を仇で返しやがって…」

セレナ「ゴメンね。さっきの子ども達の悲しそうな目を見てたら、何だか放っておけなくて…」

サナ「でも、ピッコロさんってハードボイルドな雰囲気があるもんね!名探偵ピッコロの誕生だね!」

ピッコロ「変な肩書きをつけるな!」

ピッコロ「まったく…ならばさっさと、そのガキどもを見つけだすぞ」

ハンサム「うむ!では早速と任務に取り掛かろう!私の経験とカンによるとサウスサイドストリートから行ける路地裏がニオうぞ!」

サナ「それってココじゃないの?」

ハンサム「む…そうだったな!よし、ではここら周辺を探そう!」

セレナ「大丈夫かな…」

サウスサイドストリート 路地裏

ピッコロ「ごく小さな気とやや小さな気が集まっている…どうやらココのようだな」

ハンサム「うむ!さすがはピッコロ君だ!では、その子達の様子を見に行ってくれたまえ!」

ピッコロ「何故、お前はついてこない?」

ハンサム「そ、それは…ワケがあって行けんのだ!」

ピッコロ「ふん、たかがガキ共相手に何を…行くぞ」

えんじ♀「きゃあーー!!オバケー!!!」ダッ

スクールガール♀「お母さーん!!!」ダッ

スクールガール♂「もうダメだあ…おしまいだあ…」ガクガク

ピッコロ「…………」

サナ「…気を落とさないでね、ピッコロさん」

えんじ♀「もこおちゃん!おねえちゃーん!たすけてー!!」

セレナ「もこお?」

もこお「ふんにゃあ!!」バッ

サナ「ニャスパーだ!カワイイー!!」

セレナ「私達のことを通せんぼしてるみたいだけど…」

ハンサム「ふむ、人を威嚇するとは穏やかではないな…ひょっとしてココはコイツの縄張りなのか?」

ピッコロ「言葉が通じるとは思えんが…おい、お前達はココで一体何をしているんだ?」

もこお「!?」

もこお「ふ……」ブルブル

もこお「ふんにゃあーーーーっ!!!」ダッ

ハンサム「君の顔を見た途端に逃げ出したね…」

ピッコロ「……ふん」

「もこお!どーしたの!?」

ハンサム「ムムッ!今度は誰だ!?」

少女「あ、あれ…もこおは?」

ハンサム「ああ、さっき彼の顔を見た途端に逃げてしまって…」

ピッコロ「悪かったな」

少女「そうだったんだ…もこおはね、とってもこわがりさんなの。人間…特に大人の人が怖いみたい…」

セレナ「言っておくけど…ピッコロさんこれでもまだ14歳で、私達と年は変わらないのよ?」

少女「えっ…そうなの?ゴメンなさい、体がおっきいからてっきり…」

少女「それよりも、もこおを探さなきゃ…」

セレナ「そうは言うけど…只でさえ広いミアレシティをどうやって探し回るの?」

ピッコロ「その必要はない。もこおというヤツの気を探れば簡単なことだ」

少女「え…"気"って?」

ハンサム「まあ、そのつまりだな、彼は超能力を使うんだ!もこおの居場所がわかるスゴーい能力を持っているんだよ!」

ピッコロ「どうやらココから北の方にいるようだ、捕まえに行くぞ」

少女「スゴい…」

セレナ「私も行くわ」

サナ「サナも!」

ハンサム「頼んだぞ!我がバディよ!!」

別の路地裏のどこか

サナ「あっ、アレ!」

もこお「ふにゃあ~」ブルブル

ピッコロ「よし、捕まえるぞ」

セレナ「待って、ピッコロさんが行ったらまたあの子が怖がって逃げ出すわ。ピッコロさんはココで待ってて」

ピッコロ「わ、わかった…」

しばらくして―――

セレナ「お待たせ」

もこお「ふんにゃにゃー♪」

ピッコロ「よく捕まえることが出来たな」

セレナ「フフ、だって私の手持ちにはニャオニクスがいるのよ?この子の扱い方ぐらい心得てるわ」

ピッコロ「そうだったな…」

サナ「早くハンサムさんの所へもどろう♪」

ピッコロ「待たせたな。連れてきたぞ」

もこお「ふにゃにゃにゃあー!」

少女「あ、もこお!」

少女「もう!ドコに行ってたの?知らない所に行っちゃダメだよ!」

もこお「ふんにゃあ!」

少女「緑のお兄ちゃん、もこおを連れ戻してくれてありがとう!」

ピッコロ「礼を言うなら、セレナに言ってくれ。コイツがいなければ連れ戻すことなど到底出来なかったからな」

セレナ「エヘヘ」

ハンサム「うむ!さすがは私が見込んだバディだ!」

ハンサム「……さあ少女よ、これで問題ないだろう?路地裏生活を卒業し、私の助手としてハンサムハウスで暮らさないか?」

ピッコロ「(路地裏生活…?)」

セレナ「え、助手って…」

少女「うん!いいよ!もこおも一緒だしね!それに探偵さんが何をするのか知りたくなっちゃった!」

ハンサム「ハハハ!!探偵はハードでボイルドだぞー!ワハハハハ!!!」

サナ「(ねえねえ、ハンサムさんって…)」ひそひそ

セレナ「(やっぱりロリコンなのかしら?)」ひそひそ

ピッコロ「……よくわからん…」

ハンサムハウス

少女「わー!路地裏よりあったかそー!いい所だね、もこお!」

もこお「ふにゃにゃ?」

ハンサム「キミは今日から私の助手だ!つまりココはキミの家なのだから自由に使ってくれたまえ!」

サナ「ねえ、そういえばまだあなたの名前聞いてなかったけど、何て名前なの?」

マチエール「あたしはマチエールだよ」

ハンサム「マチエールか!ふむ…実にいい名前だ!」

サナ「よろしくね!マチエール♪」

ピッコロ「………」

キャッキャッ ウフフ

ハンサム「うんうん、子どもはやはり遊んでいる姿が一番だな」

ピッコロ「ハンサム…お前に一つ聞きたいことがある」

ハンサム「ん?どうしたのかね?」

ピッコロ「あのマチエールというムスメ…さっきお前が路地裏生活とか言ってたが、あのムスメは一体何者なのだ?」

ハンサム「そうか…キミ達にはまだ言っていなかったな。あの子はな、親も兄弟もいなければ住む家もない……つまり浮浪児なんだ」

ピッコロ「ふろうじ?」

ハンサム「そう、彼女は小さい時からもこおと一緒であの路地裏にずっと暮らしていたんだ。だからわざわざアソコで、近所の子どもたちと遊んでいた…」

ピッコロ「そんなことが…」

ハンサム「フフフ、勢いで招いたのはいいが、二人を喰わてやるほどの探偵の仕事はないんだがな…」

ピッコロ「お前!まさか、後先を考えずにあの二人を引き取ったのか!?」

ハンサム「しー!声がデカい!!」

ピッコロ「呆れたヤツだ…一時の同情心で、ムスメ一人とポケモン一匹を住ませてやるとはな…」

ハンサム「わかってはいるさ。だがな、あの子の純心な目を見るとな、放っておいてやれなかったんだ…」

ピッコロ「ふん、お互い似た者同士か」

ハンサム「え?」

ハンサム「…とにかくピッコロ君、キミはよくやってくれたよ。これで子ども達もあの薄暗い路地裏に寄り付かなくなる。やはりキミをバディにして正解だったな」

ピッコロ「ソイツはセレナのヤツが決めたことだ。俺自身はお前のバディになった覚えはない」

ハンサム「どちらでもいいさ。もしまた何か依頼が来たら、キミの所へホログラムメールを送る。気が向いたらまた来てくれたまえ」

ピッコロ「俺のことよりもまずはあのムスメとポケモンの食いブチを探してやることだな」

ハンサム「そうだな…」

ピッコロ「(純心な目、か…)」

マチエール「また遊び来てねー!」

もこお「ふにゃー!」

サナ「バイバーイ!」

セレナ「よかったね、ピッコロさん。これでしばらくはお金に困りそうにないわね」

ピッコロ「とてもそうには思えんがな」

セレナ「?」

数日後

バサバサ

ポッポ「ポッポー」

マチエール「あ、ポッポだー!」

マチエール「あれ?お手紙だ…」

ハンサム「ほう、私に依頼の手紙かな?送り主は…"匿名希望"?」

マチエール「中身はなんだろ?」ガサガサ

マチエール「これって…お金だ!」

ハンサム「何だって!?一体誰からだ…?どうしてこんな大金を…」

ハンサム「(まさか…!)」

マチエール「どうしたの?」

ハンサム「いや、何でもない。きっと親切な人が我々にガンバってもらうようにお金を送ってくれたんだよ」

マチエール「わー!良かったねーもこお!」

もこお「ふにゃにゃー!」

ハンサム「(これだけのお金があれば…この子達の食費も勉強代も少しの間は賄える…)」

ハンサム「(ありがとう、ピッコロ君…)」



ピッコロ「ふん」

今回は番外編みたいなノリで
バトルがないとこんな楽だとは思わなんだ

ミアレシティ カフェ・カンコドール

サナ「ピッコロさーん!早く、ミアレガレット食べに行こうよー!」グイグイ

ピッコロ「お前達だけで行け。俺はココにいる」

セレナ「もう、頑固なんだから…サナ、行こう」

ピッコロ「(まったく呑気な連中だ、こんなことしてる場合じゃないというのに)」

ピッコロ「(…この世界に来てから、既に一ヶ月は過ぎたか……悟飯達は元気にしているだろうか)」

「おーい!ピッコロー!!」

ピッコロ「ん?」

ビオラ「元気にしてた?あんたが女の子二人を連れてデートだなんていいんじゃない、いいんじゃないの!?」

ピッコロ「大きなお世話だ。大体お前こそココで何をしに来た?」

ビオラ「私はミアレの出版社にいる姉に会いに来たのよ」

ピッコロ「あね?お前に姉がいたのか」

ビオラ「何よ!失礼ね~私に姉妹がいたっていいでしょ?」

セレナ「ピッコロさん、おいしいみずを買ってきたわよ…あれ、ビオラさん!?」

サナ「どうしてここに?」

ビオラ「今日はお休みよ。セレナちゃんもサナちゃんも元気そうね。どう?トレーナー生活は順調?」

セレナ「はい。色んなトレーナーとバトルをしたり、仲間達と色んな所へ歩き回ったり、充実した毎日を送ってます」

ビオラ「フフ、その調子よ。色んな人との出会いや体験を通じて成長するのがチャンピオンへの一歩だからね」

ビオラ「ピッコロもチャンピオンを目指さないの?あんたの常識はずれの強さならチャンピオンに行けても全然フシギじゃないと思うんだけど…」

ピッコロ「興味ないな」

ビオラ「やっぱりね…あんたらしいわ。ねえ、よかったら私の姉さんに会ってみない?」

セレナ「え、パンジーさんもココに住んでいるんですか?」

ビオラ「そ、ウチの姉さん、ジャーナリストで出版社に勤めてるからピッコロを記事に取り上げたら面白いんじゃない?って思うの」

ピッコロ「それが目的か…」

ビオラ「冗談よ!大体、そんなことしなくたってあんた充分に有名だもの!」

サナ「よかったね、ピッコロさん!」

ピッコロ「素直に喜べん…」

ピッコロ「……お前の姉、ジャーナリストと言ってたな?ならば、その姉の所へ案内してくれないか」

ビオラ「あら、どうしたの?ピッコロがそんな積極的に…」

セレナ「まさか…ピッコロさん、パンジーさんに興味が…」

サナ「ピッコロさんもやっぱり大人の女性の方が…」

ピッコロ「わけのわからんことを抜かすなっ!!!」

ビオラ「フフ、あんたってホント面白いわね。いいわ、一緒に行きましょ!」

ミアレシティ ミアレ出版

ビオラ「ハーイ♪姉さん、写真を届けに来たわよー」

パンジー「あら、ビオラ。お客さんを連れてきたの?」

セレナ「こんにちわ、パンジーさん」

サナ「お邪魔しまーす!」

パンジー「まあ、セレナちゃんにサナちゃんじゃない!…ところで、うしろにいるポケモンみたいなのは……?」

パンジー「あーっ!あなたはたしか…!」

ピッコロ「お前はハクダンジム前にいた…」

パンジー「肌が緑色だからおかしいと思ったけど…最近ウワサになっているトレーナーってあなただったのね!?」

パンジー「でも、ビックリしたわ…博士から聞いたけど、あなたが別の世界からやってきたトレーナーだなんてね…」

ピッコロ「まさか…その事も記事に書いているのか?」

パンジー「書いてないわ。大体、別世界から来た。なんて書いたってバカにされるだけだもの」

ピッコロ「そうか」

セレナ「あれ…じゃあピッコロさん、パンジーさんから『がくしゅうそうち』を貰っていないの?」

ピッコロ「何だそれは…?」

パンジー「あ!そうだったわね。本当ならカルムって子に渡すはずだったんだけど、あなたがその子を元の所へ戻すのならあなたに譲るわ」

セレナ「これがあれば、控えにいるポケモンも経験を積むことが出来るの。だから一部のトレーナーしか持つことが出来ないくらい貴重なものなの」

ピッコロ「悪いが…俺には必要ない」

セレナ「でも…これがあればピッコロさんのポケモンが育つの早くなるのよ?」

ピッコロ「そんなものに頼らなくとも、俺のポケモンはしっかり成長している」

パンジー「そう。あなたがそう言うなら、渡す必要はないわね」

ビオラ「ホント。それを渡しちゃったらピッコロのポケモンが更にバケモノになっちゃうもの」

ピッコロ「どういう意味だ」

ピロロロ!ピロロロ!

セレナ「ホロキャスターだわ。誰かしら?」

ブオォン

トロバ「お久しぶりです」

サナ「あ!トロバ!」

トロバ「これから、みんなで14番道路で集まろうと思っています」

トロバ「僕は14番道路の公園で待っていますので、みなさんをお待ちしております」

ピッコロ「(トロバか、アイツもトレーナーとしてだいぶ腕を上げたのだろうか…)」

サナ「みんなと久しぶりに集まれるね!14番道路へ早く行こうよ!」

パンジー「お友達かしら?14番道路だったらココからプリズムタワーへ向かって、そこを北へ歩けば14番道路に行けるわ」

ビオラ「迷子になったら、タクシーを利用するのも手よ。お金に余裕があったらの話だけど」

ピッコロ「セレナ、サナ、お前達は先に行ってくれ。後からお前達の方へ行く」

サナ「どうしたの、ピッコロさん?やっぱりパンジーさんが…」

ピッコロ「違う。少し二人に話があるだけだ。そんなに時間はかからん」

セレナ「わかったわ。パンジーさん、ビオラさん、おジャマしました。サナ、行きましょう」

サナ「う、うん…」

パンジー「また遊びいらっしゃいね」

ビオラ「今度、美味しいスイーツを食べながら話しましょ♪」

スタスタ…

パンジー「それで、話って?」

ビオラ「言っておくけど…私も姉さんも独身だからって、変なことをしちゃダメよ?」

ピッコロ「ビオラ、パンジー…お前たち姉妹に頼みたいことがある」

ビオラ「え?」

パンジー「何かしら?」

ノースストリート 14番道路前

サナ「遅いな…ピッコロさん」

セレナ「あ、来たわ」

ピッコロ「待たせたな」

サナ「ピッコロさん、何やってたの?」

ピッコロ「気にするな。それよりも早く14番道路へ向かうぞ」

セレナ「ねえ、ピッコロさんに話したいことがあるの。14番道路に着いたら話しましょう」

ピッコロ「…?わかった…」

14番道路 公園

ティエルノ「おーい、こっちこっち!!」

セレナ「トロバ、ティエルノ、元気にしてた?」

トロバ「ええ、皆さんもお元気そうですね」

サナ「ねえねえ!昨日ね、こんなことがあったんだよ!」


久しぶりの仲間達の集合で子ども達とピッコロは色んな会話をした
バトルをしたり、自分が出会ったポケモンや捕まえたポケモンの話をしたり、自分の周りで起きた出来事を話したりと
そんな仲間達との楽しい会話をしている内に時間はあっという間に過ぎていった

トロバ「おや、もうこんな時間になってしまいましたね」

ティエルノ「すっかり暗くなっちゃったな…」

サナ「ねえ!今からみんなで14番道路名物、怖い家に行こうよ!」

ティエルノ「え~、今から行くの?」

サナ「だって、怖い家なんだから暗い夜に行った方が楽しいじゃない!ね、セレナ!?」

セレナ「………」

サナ「どうしたのセレナ?そんな難しい顔をして…」

セレナ「ピッコロさん、さっきのことなんだけど…」

ピッコロ「なんだ?言ってみろ」

セレナ「私、ピッコロさんから武術を学びたいの」

ピッコロ「そうか。たしかにお前ほどのトレーナーなら…」

ピッコロ「ナニ?」

ピッコロ「今…なんて言った?」

セレナ「ピッコロさんから武術を学びたいの」

サナ「え?」

トロバ「セレナさん…?」

ティエルノ「ど、どうしたちゃったの?」

ピッコロ「セレナ…お前、気はたしかか?熱があるのか?」スッ

セレナ「違うわよ!本気で言ってるのよ!!」

ピッコロ「しかし……何故、急にそんなことを?」

セレナ「昨日、私とサナがミアレの路地裏で不良に絡まれたでしょ?」

セレナ「その時、私は自分の力の無さを思い知った…」

ピッコロ「それでもお前は数人の不良相手に動じずにサナを守った…それだけでもお前の行動は立派だ」

セレナ「でも、あの時は怖くて何も出来なかったのよ!?ポケモンも出せない状況がどれだけ怖かったか、わかる!?」

ピッコロ「………」

セレナ「あの時ピッコロさんが助けに来なかったら、私達どうなってたかわからなかった…」

トロバ「たしかに、トレーナーが生身の人間相手にポケモンをけしかけるのは禁じられていますけど…」

セレナ「私はピッコロさんにトレーナーとしての基礎を教えた…」

セレナ「だったら今度は私がピッコロさんから強さを学びたい!」

セレナ「ポケモンなしでも自分の身やサナ達を守れるくらいになりたいの!!!」

ピッコロ「(コイツの心と目…たしかに決意に満ちている)」

ピッコロ「(とりあえずヤツには武闘家として"最低限"のことを教えればいいか…)」

ピッコロ「……いいだろう。お前に武術を教えよう」

ピッコロ「言っておくが…俺の修行は辛くて厳しいぞ?少しでも音を上げようものなら、すぐにやめる。お前には本来、ポケモンマスターへの道があるからな」

セレナ「うん、わかったわ!私、ガンバる!!」

ピッコロ「(ハンサムのヤツが言っていた純真な目…ああゆう目を言うのだろうか…)」

ピッコロ「その前に準備をすることがある」

ピッコロ「全員出ろ」バババッ

ブリガロン「ガロ!」

サーナイト「サーナ!」

カメックス「ほいさ」

ヤンチャム「おうっ!」

ヌメラ「ヌメ」

ピッコロ「セレナ、お前もポケモンを全部出せ」

セレナ「え?わ、わかった」

セレナ「みんな、出てきて!」

ポンッ ポンッ ポンッ

ピッコロ「いいかお前達、これから俺はセレナと一緒に修行をすることになった」

ピッコロ「そこでお前達は仲間内で、もしくはセレナのポケモン達と共に修行をするんだ」

ピッコロ「お前達がどこでどう修行をするかは任せる。修行が終わったら、またココへ戻るようにお前達に伝える」

サーナイト「(そうですか…)」

カメックス「(サナちゃん、あいつ何て言ってるんじゃ?)」

サーナイト「(今、みんなに伝えます)」ゴニョゴニョ

ブリガロン「(え?)」

ヤンチャム「(マジで?)」

カメックス「(あいつ…一人で女の子を独り占めするつもりじゃなかろうな?)」

ヌメラ「ヌメ」

サーナイト「(わかりました。ピッコロ様、貴方の言いつけ通りみんなを修行につかせます)」

ピッコロ「(頼んだぞ)」

サーナイト「(ピッコロ様もお気をつけて…みんな行きましょう)」

マフォクシー「(ふっ、お前らオレ達の足を引っ張るようなことをするなよ?)」

ヤンチャム「(その言葉そっくりリボンでもつけて返してやるぜ)」

カメックス「(ワシはあそこにいる女トレーナー達と修行したいんじゃが…)」

サンダース「(オレもちょっとここら辺を散歩したいんだけど…)」

アブソル「(あんた達も一緒に修行するんだよ)」

ゾロゾロ

セレナ「みんな、行っちゃった…」

サナ「大丈夫なの?あれじゃあ、野生化しちゃうよ?」

ピッコロ「心配するな。ヤツらは簡単に捕まるほどヤワな連中ではない」

ピッコロ「よし、まずはその服装をなんとかしよう。その格好で修行など、以ての外だからな」

セレナ「え、でも私、胴着なんて…」

ピッコロ「そこを動くな」

セレナ「?」

ビビッ

トロバ「セレナさんの服が!?」

セレナ「こ、この服は…?って、私の服はどうしたの!?」

ピッコロ「心配するな。今は術で変えてるだけだ。終わったら元にもどしてやる」

ピッコロ「修行をする以上は、その格好でガマンをしろ。髪もしっかり結んでおけ。いいな?」

セレナ「……わかったわ」

サナ「セ、セレナがピッコロさんと同じ格好になっちゃった…」

トロバ「それよりも今のどういうトリックを使ったんですか?セレナさんの服を一瞬で変えるなんて…」

ティエルノ「ピッコロさんって本当は魔法使いなんじゃ…?」

ピッコロ「お前達はどうする?セレナと修行をするか?」

サナ「う~ん……サナも一緒にやりたいけど、やっぱりあたしはこの子達と一緒に思い出を作りたいの…」

トロバ「僕は図鑑集めがありますから、遠慮しておきます」

ティエルノ「自分も新しい踊りを探したいから、やめとくよ」

ピッコロ「ああ、そうしろ。お前達は自分のやりたいことを専念すればいい」

サナ「セレナ…辛かったら辞めたっていいんだからね?」

セレナ「大丈夫、絶対強くなって、みんなを驚かせるから」

ティエルノ「うん、楽しみにしてるよ!ピッコロさんもセレナんを殺したりしないでよ?」

トロバ「縁起でもないことを言わないでください…」

サナ「ガンバってねー!!!」

ピッコロ「では、早速と修行に取り掛かるぞ」

セレナ「え、だってもうこんなに暗いのに…?」

ピッコロ「バカを言うな。修行をするのに時間など関係あるものか」

ピッコロ「いいか!これからは食事と睡眠以外はこの俺との修行だ。覚悟しておけっ!!」

セレナ「そ、そんな…」

ピッコロ「キサマが望んだことだろ?ならば、今すぐに辞めても俺は構わんぞ?」

セレナ「……わかったわ。やりましょう」

ピッコロ「よし、まずはココは人がいる。人がいない所へ移るぞ」

セレナ「人がいないって…ドコに?」

ピッコロ「海神の穴だ」

海神の穴

ピッコロ「ココだ」スタッ

セレナ「お願いだから、次飛ぶときはなるべく高速で飛ばないで…」ヘタッ

セレナ「それで、最初は一体何をやればいいの?」

ピッコロ「そうだな。まずは……」


セレナ「………」

セレナ「ねえ……ホントにココでジッとしてるだけなの…?」

ピッコロ「動くんじゃない。お前はまず精神を鍛えねばいかん」

セレナ「ハア…」

数日後――

セレナ「ヤーッ!!」ダッ

スカッ

ピッコロ「うしろだ」

セレナ「キャアっ!」

ピッコロ「馬鹿者!相手の動きをよく見てから攻撃しろ!」

セレナ「そんな!早すぎて、見えないわ!」

ピッコロ「見るんじゃない、感じるんだ」

セレナ「感じるって……そんなこと出来るわけないわ…」

ピッコロ「だったら強くなれ。誰よりも強くなるつもりでな」

セレナ「………」

1週間後――

セレナ「ハーッ!!!」

バッ ガガガッ ガッ

ピッコロ「(だいぶマシになってきたな。ならば…)」

ピッコロ「ダ!」ズアッ

セレナ「!!」ドンッ

ブアッ ドサッ

セレナ「………」

ピッコロ「しまった!やりすぎたか!?」

ニヤ

セレナ「えいっ!」シュッ

ピッコロ「バカめ」パシッ

セレナ「え!?」

ピッコロ「いい作戦だったが、気がうまくコントロール出来ていないようだな。それでは警戒してくださいと言ってるようなものだ」

セレナ「くっ!」

ピッコロ「休んでいるヒマはないぞ!さっさとかかってこいっ!!!」

夜――

セレナ「いたた…」

ピッコロ「ふっ、ずいぶんと可愛らしい顔が台無しじゃないか」

セレナ「ねえ、ピッコロさんの仲間って一体どんな人なの?ピッコロさんよりも強い人はいるの?」

ピッコロ「…そうだ。一時期はそいつらを超えてた時期もあったが、先天的な戦闘センスを持つそいつらはすぐに俺を軽く声った」

ピッコロ「その中には俺の弟子でお前と同じぐらいの子どもがいる…」

セレナ「へえ…じゃあ、その子ピッコロさんに鍛えてもらったんだ?」

セレナ「どんな子なんだろ…ピッコロさんの弟子だからきっと優しい子なんだろうな…」

ピッコロ「くだらんこと言ってないで、さっさと寝てしまえっ!明日はこんなやさしいシゴキではないぞ!」

セレナ「は、ハーイ!」ササッ

ピッコロ「ふん」

セレナ「スースー」

ピッコロ「(こうしてコイツと修行をしていると思い出す。悟飯と修行してた頃を…)」

ピッコロ「(最初はただの泣き虫なガキが、今や悟空を超えた戦士になっている…)」

ピッコロ「(コイツも…住む世界が同じであればトレーナーではなく一人の戦士として仲間になれたかもしれないな…)」

ピッコロ「(俺としたことが、何をバカなことを…明日に備えて休むか)」



セレナはピッコロの下で血の滲むような過酷な修行を続けていた
ポケモン達も、互いに伸ばし合いながら修行に励んでいた
それぞれの思いを胸に秘めながら…

マフォクシー「(ご主人様、ガンバってるな…)」

ブリガロン「(ねえ、俺達いつまで修行してればいいんだろう?)」

サーナイト「(ピッコロ様を侮辱する者は私が許さない…!)」ギリッ

アブソル「(生意気だよ、お前…)」キッ

サンダース「(なんか睨み合ってるな…あの二人。なあ、あの亀ジイさんはどうした?)」

ニャオニクス「(むこうで女トレーナーをセクハラしに行った)」

ヌメイル「(よし、修行を続けるぞ)」

ヤンチャム「(なんかいつの間に進化してるしコイツ)」

そうこうしていくうちに、数週間が過ぎていった――


セレナ「やあ!」

ドゴッ

セレナ「見てピッコロさん!!私、岩を砕けるようになったわ!!」

ピッコロ「(気のコントロールが出来てきたようだな…)」

ピッコロ「よし、これで例え大の男が数人がかりでかかってきても、軽く倒せるだろう」

セレナ「ホント!?」

ピッコロ「だが、あくまでも護身の為だということを忘れるなよ。むこうから襲ってこない限り、みだりに相手に攻撃を仕掛けるな」

セレナ「うん、わかった!」

ピッコロ「では、次は俺の気を探ってみろ」

セレナ「コレが……ピッコロさんの気?すごく、大きいわ…」

ピッコロ「どうだ、他に何かわかるか?」

セレナ「…色んなポケモンやトレーナーの気が感じるわ」

ピッコロ「それで、相手のポケモンがどれほどの強さかわかるだろう、強いポケモンやトレーナーと戦いたい時に活用するといい」

セレナ「あ、なんだか知ってるような気を感じるわ」

ピッコロ「サナ達だろう。人間によってはそれぞれ特徴的な気がある。覚えておくといい」

セレナ「ねえピッコロさん、前にピッコロさんが空を飛んでいたあの術…どうやったら出来るの?」

ピッコロ「あれは俺の世界にいる俺と同じ種族でしか使えん術だ。お前達人間には習得出来ん」

セレナ「そっか…」

ピッコロ「(この世界の人間に武空術や気功波を教えたら、たちまちカロス内が大騒ぎになってしまうからな…)」

ビビッ

セレナ「あ、私の服が戻ってきた…」

ピッコロ「これで、お前に教えてやることはなくなった。後はいつもどおりトレーナーに専念するといい」

セレナ「うん!ねえピッコロさん」

ピッコロ「なんだ?」

セレナ「ありがとう。この数週間、辛いこともいっぱいあったけど、ピッコロさんと修行出来て本当に良かったわ」ニコッ

ピッコロ「ふっ、キズやコブだらけの顔での笑顔はえらく滑稽だな」

セレナ「な…!?もう!ピッコロさんったら!!」

虫?「………」ブブブブブブ



――?

?????「フム…あれが緑のトレーナー、ピッコロ…なるほど、たしかに凄まじい力の持ち主だナ…」

?????「ヤツのデータを得れば、予想以上の成果を得られるかもしれん…」

今日はこれまで
セレナは多分、サタンよりは強くなってるんじゃないかと思います

クノエシティ

トロバ「本当に来るんですかね?二人とも…」

サナ「絶対来るよ!だって、ピッコロさんがクノエシティに来いって言ってるんだから!」

ティエルノ「でも、いきなりピッコロさんの声が耳に来てビックリしたよ。一体どんな魔法を使ったんだろう…」

「お前達、相変わず元気そうだな」

トロバ「えっ」

サナ「ピッコロさん!セレナはどうしたの!?」

ピッコロ「安心しろ、俺の後ろにいる。セレナ、みんなに顔を見せてやれ」

セレナ「みんな……ただいま」

三人「セレナ!!!」

サナ「全然連絡が来ないから、ずっと心配してたんだよー!!」

トロバ「本当に、セレナさんなのですか?何だかすごい見違えましたよ」

セレナ「そうかな…?たしかにこんなキズだらけの顔じゃね…」

ティエルノ「そうじゃないよ。セレナ、何だか顔も体つきも変わったような気がするんだよ!」

セレナ「あまり…ジロジロ見ないでほしいな…」

サナ「セレナ…手足が包帯だらけだね…」

ピッコロ「すまんな。ある程度、治療はしてやったがキズまでは消すことが出来なかった…」

セレナ「ううん、いいの。キズなんて何日か経てば消えるから」

ピッコロ「(せめて、俺にもデンデのような治癒できる能力があればな…)」

トロバ「(あの…ピッコロさんと修行して死にかけたりしませんでした?)」ひそひそ

ティエルノ「(やっぱり、ピッコロさんに殴られまくったの?)」ひそひそ

セレナ「うん…何度か倒れそうになったことはあったけど、でもピッコロさん、ああ見えて結構優しいところがあるのよ」

ティエルノ「へぇ…」

トロバ「優しい…ですか」

ピッコロ「………」

サナ「ねえピッコロさん、さっきからむこうを見てるけど…どうしたの?」

ピッコロ「サナ、あそこには何があるんだ?」

サナ「あそこ?えーと、たしかモンスターボールの工場だと思うよ」

ピッコロ「工場?」

サナ「そ!あそこで工場の人達が、毎日モンスターボールを作ってるんだよ!」

サナ「ねえ!セレナが戻ってきたんだから、記念に近くのカフェでご飯を食べようよ!」

ティエルノ「ワオ、賛成!行こう行こう!!」

トロバ「セレナさん、行きましょう。ツラい修行から帰ってきたのですから、美味しいものをいっぱい食べた方がいいですよ」

セレナ「うん、そうだね。修行中は好きなものを食べれなかったからね…」

サナ「あれ、ピッコロさんは?」

トロバ「あそこにいます」

オカルトマニアA「ステキな衣装ですね…」

オカルトマニアB「あの……よければわたくし達とお茶をしませんか?」

ピッコロ「むこうへ行け」

ティエルノ「なんか暗そうなお姉さん達にモテモテだよ」

セレナ「………」

クノエシティ カフェ

ガツガツ ムシャムシャ バクバク モグモグ

ティエルノ「………」ぽか~ん

トロバ「…セレナさんがあんなに食べるなんて…」 

サナ「セ、セレナ、もうちょっと落ち着いて食べなよ…」

セレナ「ら、らって、ほんらおいひいものひゃべたのひさひふりなんらもん」

ピッコロ「…ちゃんと噛めよ」

セレナ「ングッ!?ゲホッ!ゲホッ!」

サナ「あ、ほら!お水!」

セレナ「あ、ありがと…」ゴクゴク

ピッコロ「(セレナ、食べてる途中で聞いてくれ)」

セレナ「(え?)」

ピッコロ「(工場の方から何か感じないか?)」

セレナ「(ええ、妙な気がたくさん感じるわ)」

ピッコロ「(このキナ臭い気…カロス発電所と同じものを感じる…)」

セレナ「(じゃあ、まさか…)」

ピッコロ「(ありうる。モンスターボールの製造工場だからな、ヤツらが何かを利用としてることは間違いない)」

トロバ「みなさん、よければこれからボール工場へ見学に行きませんか?ボールがどんな風に作られてるのかわかりますよ」

サナ「わー!面白そー!」

ティエルノ「こうやってみんなで集まるのも久しぶりだからね、行こう!行こう!」

ボール工場 入口前

警備員?「すみません、今は入れませんのでどうぞお引き取りください」

サナ「えー?」

トロバ「困りましたね…中に入れてもらえないなんて」

ティエルノ「でも変な警備員さんだね、赤いサングラスかけて警備だなんて」

セレナ「ピッコロさん」

ピッコロ「ああ、やはりな」

ピッコロ「サナ、トロバ、ティエルノ、お前達に頼みたいことがある」

トロバ「な、何でしょう?」

警備員?「こちらゲート、異常ありません」

ドンドン ガンガン

警備員?「ん?」

サナ「えい!えい!」ドンドン

ティエルノ「コイツめ!」ガンガン

警備員?「お前達!そこで何をやってる!?」

トロバ「ひゃー!!」ダッ

ティエルノ「逃げろーっ!!」ダッ

警備員?「待てっ!!!」ダッ

ダッダッダッ

セレナ「うまくいったね」

ピッコロ「ああ、今のうちに中へ入るぞ」

ピッコロ「(サナ達、すまん)」

ボール工場

フレア団したっぱA「て、てめえらは!!」

ピッコロ「やはり、キサマらか」

セレナ「フレア団はいつからボール工場でアルバイトを始めたの?」

フレア団したっぱB「まったく、外の連中見張りも出来ないのかしら…」

フレア団したっぱB「まあ、いいわ今ココで始末すればいいだけのことなんだから」

フレア団したっぱA「ああ、そうだな」

セレナ「ピッコロさん、ココは私に任せて」

ピッコロ「セレナ…?」

セレナ「大丈夫。私もポケモンも修行で鍛えられてるんだから、ピッコロさんの心配はさせないわ」

ピッコロ「…そうか、頼んだぞ」

フレア団したっぱA「あ、待ちやがれ!!」

フレア団したっぱB「いいのよ、他の連中に任せればいいわ。それにしても…2対1で勝負を挑むわけ?」

セレナ「アンタ達なんて、何人来たって同じよ。たったの5秒でカタをつけてやるわ」

フレア団したっぱB「ガキが、なめるんじゃないよ!グラエナ、出ろ!」

ピッコロ「おい、お前ら」

フレア団したっぱC「こ、コイツはあの緑野郎!?」

ピッコロ「ボール工場を占拠して今度は何をするつもりだ?」

フレア団したっぱC「バカが!そんなこと喋るかよ!」

フレア団したっぱD「おーい!みんな来てくれーっ!!!」

「なんだなんだ?」 「あっ、あの緑男!!」 「またコイツか!」ゾロゾロ

ピッコロ「フン、ザコが数で押しにきたか…」

ピッコロ「全員まとめてかかってこい!!」

フレア団したっぱC「ヤツは一人だ!一気にかかれ!!」

グラエナ「」バタッ

フレア団したっぱB「グ、グラエナ!」

セレナ「マフォクシー、マジカルフレイム!!」

マフォクシー「マフォ!!」ボワッ

マルノーム「ノムッ!」ボオッ

フレア団したっぱA「は、早え…」

フレア団したっぱB「マルマインだってあそこまで早くはないわよ…」

セレナ「マフォクシー、お疲れ様!」

セレナ「(ピッコロさんのポケモンとの修行の成果がここまで、表れるなんて…)」

フレア団したっぱA「ま、参った…」

セレナ「工場の人達はどこにやったの?」

フレア団したっぱB「わかった言うわ、それは…」ニヤッ

スルスルスル

ハブネーク「シャアーッ!!!」グワッ

セレナ「!?」

フレア団したっぱB「ハブネーク、その小娘をしめつけてやれっ!!」

キッ

セレナ「ハァッ!!!!!」グオッ

バッ 

ハブネーク「!?」

バキィッ

ハブネーク「」ピクピク

バタッ

フレア団したっぱB「う、ウソでしょ…?ポケモンを蹴り倒すなんて…?」

フレア団したっぱA「(な、なんだ?今、あのガキからオーラみたいなのが…)」

セレナ「生身の人間相手にポケモンをけしかけるなんて……本当にサイテーなヤツらね」

フレア団したっぱB「ひ、ヒイィっ!!!」

フレア団したっぱA「ば、バケモノだー!!」

ダッダッダッ

セレナ「………」

セレナ「(すごい…人間の私がポケモンを倒すなんて…)」

セレナ「そういえば…!」ダッ

ハブネーク「」キュウ

セレナ「(良かった…まだ生きてる)」

セレナ「(でも、これを人間相手にやったら……今度はうまく調節しないと)」

セレナ「先を急がなきゃ!」ダッ

ブリガロン「ハーーーーッ!!!」

ラッタ「ラタッ!?」

ズルズキン「ぐへっ!?」

バルジーナ「ギャアっ!!」

スカタンク「ギッ!」

ドサッ バタッ ドサッ

ピッコロ「ふん、弱すぎる」

フレア団したっぱC「あわわ…」

フレア団したっぱD「き、気合だけでポケモンを弾き飛ばしやがった…!」

ピッコロ「どうした、もう終わりか?」

フレア団したっぱE「に、逃げるんだ…勝てるワケがない!」ガクガク

フレア団したっぱC「覚えてやがれ~!!!」ダッ

ドタドタドタ

ピッコロ「ふん、逃げ足だけは達者だな」

ピッコロ「作業員達の気は……あそこか」

ボール工場 控え室

ガチャ

作業員A「だ、誰だ?」

ピッコロ「お前達がこの工場の作業員か?」

作業員B「アンタは?」

作業員C「オラ知ってるぞ!コイツ前に発電所の人達を救ったっていう緑色のトレーナーっちゅうヤツだ!」

作業員D「す、スゲエ!ホントに緑色だべさ!!」

ピッコロ「……ココの長はどこにいる?」

研究員A「工場長でしたら、おそらく工場長室にいると思いますわ」

研究員B「おかしな格好をした、女たちに連れられて行っちゃったけど、大丈夫かな…」

ガチャ

セレナ「ピッコロさん!」

ピッコロ「セレナか、一瞬だけお前の気が大きくなったが…何かあったのか?」

セレナ「ちょっとね…それよりもしたっぱ達よりも大きな気が奥の方に感じるの」

ピッコロ「どうやら、工場長はそこにいるようだな。行くぞ」

セレナ「うん」

作業員A「さっきの女の子もあの緑色のトレーナーの仲間なのか…?」

研究員A「まるで美女と野獣ね」

ボール工場 工場長室

フレア団幹部♀「あんたさ…フレア団のために働きなさいよ?そうすれば一々アタシ達がボールを運ばなくて済むもの」

コレア「それともお金を払ってフレア団のメンバーになるとか…500万円ぐらい楽勝でしょ?」

工場長「キミ達は何を考えているんだ!?モンスターボール独占など私が許さんぞ!」

バラ「いいじゃない、こんなオッサン放っておけば?アタシらの目的はモンスターボールの回収なんだから」

フレア団幹部♀「それもそうね、他の人が使えないように爆破しましょう」

工場長「あ、悪魔め…!」

「泥棒に飽き足らず、次は爆弾テロか?」

工場長「き、キミは…?」

ピッコロ「相変わらず妙な衣装を着やがって…そこの二人も発電所にいたヤツの仲間か?」

フレア団幹部♀「あらあら、侵入者じゃない。したっぱ達は何をやってたの?」

工場長「侵入者はお前達だろっ!そこの二人、気をつけてくれ!コイツらはフレア団とかいう悪党だ!」

バラ「へ~、コイツがアケビが言ってた緑のトレーナー?肌が緑だけど結構いい男じゃない」

コレア「アンタ、マジで言ってるの?肌が緑なのよ?まあ、そんなことはどうだっていいけどさ」

フレア団幹部♀「ちょうどいいわ。せっかくだし、二人揃って私達が可愛がってやるわ」

バラ「可愛がるといっても頭をよしよしと撫でたり、高い高いとかをするんじゃないのよ。痛めつけてやるという意味よ」

フレア団幹部♀「そんなこと説明しなくていい!」

フレア団幹部♀「ヘルガー、やっておしまい!」バッ

バラ「レパルダス、可愛がってやりなさい!」バッ

コレア「痛めつけてやりな、ライボルト!」バッ

セレナ「2対3か…トリプルバトルになるけど、大丈夫?」

ピッコロ「笑わせるな。今までそういったバトルもやってきただろう」

セレナ「それもそうね。じゃあ、修行の成果をあいつらに見せてやりましょう!」スッ

ピッコロ「(ふっ、昔、悟空の兄と戦った時もこうして戦ってたな…)」スッ

ピッコロ「お前の出番だっ!ヌメイル!」バッ

セレナ「ニャオニクス、頼んだわ!」バッ

ヘルガー「ガルルルル…」

ヌメイル「………」

フレア団幹部♀「ふん、ずいぶんと弱そうなポケモンね。ヘルガー!あのポケモンをかみくだいてやりなさい!!」

ヘルガー「ガァーッ!!!」グワッ

ガブッ

ヘルガー「!?」ヌメッ

ヌメイル「(うるさい)」バシッ

ヘルガー「キャイン」

フレア団幹部♀「へ?」

コレア「弾き飛ばしちゃった…」

バラ「もうやられたの?だらしないわねぇ…フレア団の恥じゃない」

フレア団幹部♀「う、うるさいわね!アンタらも見てないでさっさとやりなさいよ!!」

バラ「あーあ、誰かさんのせいで勝つ確率が減っちゃったわ」

コレア「まあ、アタシらで何とかするか…」

バラ「レパルダス、きりさく!」

コレア「ライボルト、かみなりのキバ!」

レパルダス「シャー!」バッ

ライボルト「グアッ!」バッ

セレナ「リフレクター!」

ニャオニクス「ニャ!」ブオン

ガキンッ

コレア「チッ、防がれたか」

ピッコロ「10万ボルトだ!」

ヌメイル「メイル!」バリバリ

セレナ「ピッコロさん、ダメ!!」

ピッコロ「なに!?」

ライボルト「グオーン!」バチバチ

ピッコロ「電撃がヤツの方へ向かった!?」

セレナ「ライボルトは電気タイプを吸収する特性、【ひらいしん】を持ってるの。特にダブルバトルみたいな複数のバトルだと、対象がそのポケモンだけに集中するようになるの」

ピッコロ「チッ、迂闊だったぜ」

コレア「ありがとね♪おかげでアタシのライボルトちゃんが元気100倍になったわ」

コレア「だから、お礼に100倍返しにしてやるわ!10万ボルト!!」

ライボルト「グアー!!」バチバチ

ピッコロ「まずい!」

ヌメイル「」シャッ

レパルダス「!?」

バラ「残像!?まもるを使ったのか!!」

ヌメイル「(あれをやるぞ)」

ニャオニクス「(オッケー)」

セレナ「(ピッコロさん、そろそろ決めようか?)」

ピッコロ「(ああ、だが建物を全壊せん程度に加減しろよ)」

ピッコロ「ヌメイル、りゅうのはどう!」

セレナ「ニャオニクス、シャドーボール!」

ヌメイル・ニャオニクス「波ーーーーーーッ!!!」ズアッ

レパルダス・ライボルト「!!!!!」

ドゴォーン

所長「あわわ…部屋の壁が……」

レパルダス・ライボルト「」プスプス

コレア「ヤダー!アタシ達ってサイッテー!!」

バラ「やっぱり確率はあくまで確率か…」

フレア団幹部♀「ぐぬぬ…」

ピッコロ「お前達のボスに伝えておけ。今度また同じようなことをするのなら、組織はないと思え、とな」

フレア団幹部♀「ああもう、わかったわよ!モンスターボールもスーパーボールもハイパーボールも奪ったし、引き上げます!」

コレア「あーあ、何だかエラいヤツに目をつけられたわね…」

バラ「じゃあね、緑のお兄さん」

ダッダッダッ

セレナ「逃がしてよかったの?」

ピッコロ「ヤツらを捕らえたところで、解決するわけではない。それに、またどこかで連中が動き出すだろ

工場長「いやいやいや!本当に、本当に助かったよ!」

工場長「君たちは若いのに素晴らしいトレーナーだ!よーし、お礼をあげよう!」

工場長「『マスターボール』と『でかいきんのたま』、どちらか好きな方を選んでくれたまえ!」

ピッコロ「セレナ、お前が好きな方を選べ」

セレナ「え、いいの?じゃあ…」

セレナ「………」

セレナ「これにします!」

工場長「ほう、マスターボールか!お礼のお礼だ!せっかくだから私のでかいきんのたまもあげよう!」

セレナ「あ、ありがとうございます」

工場長「もちろんキミにも!」

ピッコロ「(別に選ぶ必要なかったんじゃないか?)」

ピッコロはマスターボールとでかいきんのたまを手に入れた!

工場長「キミ達ならこのマスターボールを正しく使えるだろう!あんなフレア団の連中とは違ってね」

工場長「言っておくが、でかいきんのたまの使い方は私は知らないよ」

工場長「それにしても、フレア団め…ボールを奪って、何を企んでいるのだ?」

ピッコロ「(ボールを奪ったということは、ポケモンを集めるのが目的なのだろう…)」

ピッコロ「(そしてその前には発電所の電気も奪おうとしていた)」

ピッコロ「(ポケモンに電気…ヤツらの目的は一体何だ?)」

クノエシティ

サナ「セレナー!ピッコロさーん!」

セレナ「みんな!無事だったのね」

サナ「うん、でもヒドいよ!ピッコロさんったら、アタシ達を囮にするなんてさ!」

ティエルノ「ホントだよ!何とか警備の人から逃げ切れたからよかったけど、あのまま捕まってたら大変だったよ!」

トロバ「下手をしたら、僕達が警察に連れて行かれるところでしたよ!」

ピッコロ「す、すまん」

ピロロロ!ピロロロ!

ピッコロ「ホロキャスターだ。誰からだ?」

ブオォン

女アナウンサー「臨時ニュースをお伝えします」

サナ「あー!パキラさんだー!」

ピッコロ「知り合いか?」

セレナ「違うわ。パキラさんはカロス内で有名なアナウンサーなのよ」

パキラ「先ほど、クノエシティの近くのボール工場から何者かに襲撃される事件が発生しましたが、無事解決したとのことです」

パキラ「なお、モンスターボールの販売には影響はないとのことです」

ティエルノ「すげ~、もうニュースになってるんだー、僕らの活躍がニュースになるなんて、何だか照れくさいね」

トロバ「まあ、流石に僕らのことは報道されてないみたいですけど…」

パキラ「以上、臨時ニュースをお伝えしました」

ピッコロ「…………」

サナ「ハァ、パキラさんってホントに綺麗だなー…サナもパキラさんみたいな綺麗な大人の女性になりたいなー」

セレナ「大丈夫、きっとなれるわよ。ね、ピッコロさん?」

ピッコロ「ああ、そうだな……」

セレナ「…?」

以上です。
そういえばマサラタウンにも人間離れしたトレーナーがいましたね…

ピッコロさんがミュウツーを見て一瞬だけ某悪の帝王と勘違いする展開とかはありますか?

>>641
ミュウツーは出そうと思っているので楽しみにしてください
今回は少し短いけど投下します

現在のピッコロの手持ち

・ブリガロン♂ 性格:のうてんき 特性:ぼうだん/ふゆう

わざ:葉円斬/フラッシュ/とびげり/ソーラービーム

・サーナイト♀ 性格:おとなしい 特性:テレパシー/ふゆう

わざ:??????/テレポートアタック/めいそう/ませんこう

・カメール♂ 性格:スケベ 特性:げきりゅう

わざ:まもる/アクアジェット/はどうだん/かわらわり

・ヤンチャム♂ 性格:やんちゃ 特性:かませいぬ/ふゆう

わざ:ゆうどうきだん/すてゼリフ/れんぞくパンチ/はどうだん

・ヌメイル♂ 性格:さみしがり 特性:ぬめぬめ/ふゆう

わざ:りゅうのはどう/カウンター/?????/?????

・フリーザー 性格:なまいき 特性:プレッシャー/?

わざ:れいとうビーム/ぼうふう/ミストボール/

>>643
ぎゃあ、余計なもの入れちゃった


クノエシティ クノエジム

ポンッ

カメックス「ニヒヒ!このジムはええ!女の子ばかりじゃ!」

ピッコロ「勝手に出るな」

ピッコロ「それにしても…このジム内の内装はよくわからんな…一体どういう趣味と仕掛けをしてるんだ?」

「あんさんがピッコロさんどすか?」

ピッコロ「そうだ…あんたが、ジムリーダーだな?」

ペコッ

マーシュ「ええ、あんさんのウワサはよう聞いとりますよ。ホンマに肌が緑どすな~」

ピッコロ「(何だ、この女の格好は…?)」

ピッコロ「(しかも…こんなベトンベトンと喋る女がジムリーダーなのか…?)」

マーシュ「ここに来たことはようわかっております。ほな、早速はじめましょ」

マーシュ「うちのポケモンたちはふんわりはんなり強いんよ」

ピッコロ「(フェアリータイプか…どんな攻撃を繰り出すのか…)」

マーシュ「頼んますね、バリヤード」バッ

ポンッ

バリヤード「バリバリ」

ピッコロ「出ろ!ブリガロン!!」バッ

ポンッ

ブリガロン「ガロ!!」

マーシュ「こっちから行かせてもらいまっせ。バリヤード、トリックルーム」

バリヤード「パッパラッパー!!」

フッ

ブリガロン「!?」

ピッコロ「(なんだ?辺りの部屋が変な背景に…)」

ピッコロ「これ以上、変なマネをさせるな!ブリガロン、葉円斬だ!」

ブウゥゥン

ハリボーグ「(葉円斬!)」ギャンッ

ギャルルルル

バリヤード「ボエッ」ザンッ

ドサッ

マーシュ「あれまー、いきなりやらてもうたか…バリヤード、もどんなさい」

マーシュ「ほな、クチート行ってらっしゃい」バッ

ポンッ

クチート「クチー」

ブリガロン「!」ドキッ

クチート「!」ドキッ

ブリガロン「(か、可愛い…)」

クチート「(あんれまーよく見るといい男だべ…)」ポッ

ピッコロ「ど、どうしたんだ?」

マーシュ「メロメロどすな」

ピッコロ「メロメロ?(シトロンのヤツも同じような技を使っていたが…)」

マーシュ「ようは、あんさんのブリガロンがウチのクチートに惚れてもうたんやな」

ピッコロ「…恋愛、というヤツか?よくわからない…」

マーシュ「あーら、以外にウブな方どすな…って、そんなアホなこと言うとる場合やないけ!」

マーシュ「クチート、じゃれついてやんなされ!」

クチート「(もう離さないだっ!!!)」ガシッ

ブリガロン「~~~~~~~~ッ!!!!!」

クチート「」スリスリ

ピッコロ「何をしてる!反撃をするんだ!!」

マーシュ「ムダや、メロメロにかかったら簡単に反撃出来ん」

ブリガロン「おっ、おっ…!」

ピッコロ「(…効果はバツグンか)」

ブリガロン「」バタッ

クチート「(あ、あれ、どうしただか?)」グイグイ

ピッコロ「(心なしか、どこか幸せそうな顔をしてやがる…)」

ピッコロ「もどれ、ブリガロン!」

クチート「(あ、ブリガロさ!)」

ピッコロ「(見かけに反して手強いヤツだ…これは一気に攻めなければ危険だな)」スッ

ピッコロ「出ろ、サーナイト!!」バッ

ポンッ

サーナイト「サーナ!!」

マーシュ「あれまー、サーナイトやないかー前から欲しかったんやー」

ピッコロ「ノンキなことを言ってる場合かっ!テレポートアタックだ!!!」

サーナイト「」ピシュン

バッ

クチート「!!」

クチート「(あんれー!来ねーでけれー!!)」ガブッ

サーナイト「!?」

マーシュ「ふいうちどすえ」

マーシュ「クチート、ラスターカノンでいきましょか」

クチート「(おっかねーよー!!!)」ビッ

サーナイト「(い!?)」

ドゴーン

サーナイト「(つ、強い…)」プスプス

バタッ

ピッコロ「もどれ、サーナイト!」

ピッコロ「(な、なんてヤツだ…俺の手持ちを二体も倒すとは…)」

ピッコロ「(はがねタイプに対抗出来るポケモン…コイツしかいない!)」

ピッコロ「ヤンチャム、出ろっ!!」バッ

ポンッ

ヤンチャム「ハイヤーッ!!」

マーシュ「もう一度ラスターカノンや」

クチート「(一難去ってまた一難だべー!!)」ビッ

ヤンチャム「(おわっ!!)」ササッ

ピッコロ「ヤンチャム!アームハンマーだ!!」

ヤンチャム「(このガキっ!)」バッ

クチート「!!」ばこっ

パタッ

クチート「」キュウ

ヤンチャム「(ケッ、おっそろしいガキだ)」

マーシュ「あんれー急所に当たってもうたか…クチート、ご苦労さん」

ピッコロ「(何とか倒したか…手強いヤツだった。しかし、次はどんなヤツが来るのか…)」

マーシュ「あんさんの出番どすえ、ニンフィア!」バッ

ポンッ

ニンフィア「フィーア♪」

ピッコロ「(セレナのポケモンに似たヤツがいたが…あれもイーブイの進化系か?)」

ヤンチャム「(へっ、弱そうなヤツだ…残りも俺がカタをつけてやるぜっ!!)」

ピッコロ「油断をするな!かくとうタイプやあくタイプ以外の技を使え!!!」

ヤンチャム「(ならば、さきどりしてやるぜっ!!!)」ダッ

マーシュ「マジカルシャインや」

ニンフィア「フィア!」カッ

ヤンチャム「」プスプス

ピッコロ「(バカな…スピードはコイツのが上のはずなのに…)」

ピッコロ「(まさか…最初のヘンテコなポケモンが仕掛けた魔法に…!?」

マーシュ「バリヤードが仕掛けた技を知らなかったようどすな」

マーシュ「バリヤードのトリックルームはポケモンのすばやさをあべこべにして、遅いポケモンでも先制出来るようになるんや」

ピッコロ「(なるほど、あのクチートっていうポケモンも妙に素早い動きをするかと思えば…)」

フッ

ピッコロ「消えた…?」

マーシュ「おやまー、もうトリックルームが解けてもうたか…」

ピッコロ「(残りはカメックスとヌメイル…だがヌメイルはドラゴンタイプだ……いくらコイツが強くても相手がフェアリーでは分が悪い)」

ピッコロ「お前の出番だ、カメックス!!!」バッ

ポンッ

カメックス「ほいさ」

マーシュ「カントーの御三家と来ましたか…それでもウチのニンフィアは負けまへんで」

ピッコロ「ところで…何故、俺がサーナイトの時にメガシンカさせなかったか、わかるか?」

マーシュ「?」

ピッコロ「あと一体…そう、あと一体俺の手持ちにはメガシンカが出来るポケモンがいる」

マーシュ「…まさか!」

ピッコロ「光栄に思うがいい!コイツの変身を見せるのはお前が最初だっ!!!」カッ

カメックスのカメックスナイトとピッコロのメガリングが反応した!

ゾワッ

カメックス「ホーッ!!!!!」ズウゥゥゥン

シュウウウウ…

カメックスはメガカメックスにメガシンカした!

メガカメックス「(なんだか、若返ったような気分だわい)」

マーシュ「(これがメガシンカ…!カメックスの体があんな隆々と!)」

ピッコロ「さあ、はじめようか!!!」

マーシュ「こうなれば先手必勝や!ムーンフォース!!!」

ニンフィア「フィアー!!!!!」ズアッ

メガカメックス「(お、お月様!?)」

カッ

ドォーン

マーシュ「(やった!)」

ピッコロ「どうやら、それがお前の本気のようだな…」

メガカメックス「(あたた…もう少し年寄りをいたわらんかい…)」

マーシュ「そ、そんな、ニンフィアのムーンフォースを…?」

ピッコロ「今度はこちらの番だ!はどうだんっ!!」

ずごごごごごごご

メガカメックス「波ーーーーーーーっ!!!!!」ボッ

ニンフィア「!!!!!」カッ

ドガーン

マーシュ「ニンフィア!!!」

ニンフィア「フィ、フィア…」

バタッ

マーシュ「ニンフィア、ご苦労さん」

マーシュ「さすが、ピッコロはん。ウチのポケモンが本気になっても勝てん相手やな…」

ムニュ

マーシュ「!?」

メガカメックス「(パフパフパフ♪)」

マーシュ「キャー!!!何しとんねん!!」

ピッコロ「またコイツは!!!」

メガカメックス「」プスプス

ピッコロ「すまん…コイツはこういうポケモンでな…あとでキツく叱る」

マーシュ「気にしなさんといて…(目から何か出てきたような…)」

マーシュ「それにしても、ホンマおみごとの戦いでしたわ」

マーシュ「ほな、これフェアリーバッジとわざマシン99『マジカルシャイン』や」

ピッコロはマーシュからフェアリーバッジとわざマシン99をもらった!

マーシュ「ああ、ホンマきれいなバッジ…」

ピッコロ「…手を離してもらっていいか?」

マーシュ「ああ、かんにん。つい見とれてしもうた…」

マーシュ「そういえば、ピッコロはんは伝説のポケモンを捜してなさるそうやな」

ピッコロ「あ、ああ、一応な。何か知っていることはあるか?」

マーシュ「そやな…ウチの故郷、ジョウト地方には二羽の伝説のポケモンがおってな…」

ピッコロ「どんなヤツだ?」

マーシュ「『ホウオウ』と『ルギア』っちゅうポケモンや」

マーシュ「ホウオウは心正しきトレーナーの前に現れ、その姿を見たモノは永遠の幸せが訪れるという伝説があるんや」

マーシュ「ルギアの方は海の神と呼ばれていて、強すぎる力を持ってるせいで、海底の奥深くで眠っているといわれている伝説のポケモンや」

ピッコロ「(永遠の幸せ、か。そんなモノが本当に存在するものだろうか…)」

ピッコロ「そうか…そのジョウトという地方の伝説のポケモンは他にあるのか?」

マーシュ「『スイクン』『ライコウ』『エンテイ』というホウオウによって生み出されたポケモンがおりますわ」

マーシュ「その三匹はそれぞれ、どんな汚れた水も清める、雷を自由自在に呼び起こす、全てを焼き尽くす唯……という能力を持っている伝説のポケモンどすえ」

マーシュ「あとは…ウチが知ってる情報はこれ以上や。かんにんしてな」

ピッコロ「いや、充分に参考になった。ジャマをしたな」

マーシュ「そうそう、ボール工場を悪い人達から救ってくれてホンマおおきにな」

ピッコロ「知っていたのか…」

マーシュ「工場長さんから聞いたんや。緑の人と女の子が工場を救ってくれたってな」

ピッコロ「そうだったのか…」

マーシュ「また、遊びに来てな。ほな、さいなら」ペコッ

ブリガロン「(クチートちゃん…)」

クチート「(ブリガロさ…)」

以上です
慣れない方言だからマーシュの口調に手こずっちゃった
一番最後の手持ちのことは忘れてください。無理だと思うけど…

ポケセンに行ったら、色々と衝動買いしちゃった。
規制が解除されたんで投下します

15番道路

ピッコロ「よし、今日の修行はここまでにするか…」

ツアー客♂「おい、見ろよあのターバンマント!!もしかして緑のトレーナー、ピッコロじゃないのか!?」

ツアー客♀「あ、ホントだー!!写真撮っちゃおー!」パシャパシャ

ピッコロ「な、なんだ、お前らは!?」

ツアー客おばさん「あれまあ!!ホント肌が緑じゃない、やーねー!!!」

バックパッカー「スゲー!サインもらっていいっスか!?」

ワイワイ ワラワラ

ピッコロ「こ、コラ!離れろ、お前ら!!」

ホープトレーナー♀「キャー!喋ったーっ!!!カワイイー!」

ポケモンレンジャー♂「なあ!前、ネットの動画で不良どもから女の子を助けてたけど、あれやっぱりキミなのかい!?」

ピッコロ「(うっ、あれも撮られてたのか…!)」

バトルガール「あ、あの!私を弟子にしてくれませんか!?」

カラテおう「是非、アナタの格闘術を伝授させてくださいッス!!!」

ピッコロ「(ダメだ、飛んでは目立つ…!こうなったら…)」

ピッコロ「あっ!あそこに大女優のカルネが!!!」

バックパッカー「何!カルネ!?」

ホープトレーナー♀「えー!どこどこー!?」キョロキョロ

ワイワイ ガヤガヤ

ピッコロ「(今だっ!!!)」ダッ

16番道路 荒れ果てホテルの近く

ピッコロ「ふう…なんとかうまく逃れたか…」

ピッコロ「ん、この気は…」

セレナ「ハッ!!!」シュバッ

バッドガイ「オー!スゲー!!!」パチパチパチ やんや やんや

セレナ「そしてこれが…360°(スリーシックスティ)!!!!!」ババッ

スタッ

ワーワー!!! ヒューヒュー!

ピッコロ「(うっ、この音は…)」

セレナ「あ、ピッコロさん!」ピタッ

ピッコロ「うう…」

セレナ「ピ、ピッコロさん…どうしたの?顔色が悪いよ」

ピッコロ「いや…大丈夫だ。ところでセレナ、お前ココで何をしてるんだ?」

セレナ「ココの人達、ローラースケートが好きみたいで、ローラースケートのテクニックを披露してたの。」

セレナ「みんな、紹介するわ。この人があの有名な緑のトレーナー、ピッコロさんよ」

バッドガイA「オー!アイツが発電所やボール工場を悪党から救ったっていう、あのピッコロか!?」

バッドガール「マジで!?スゲー緑色じゃん!」

バッドガイB「大魔王様って呼ばせてくだせー!」

ピッコロ「な、なんなんだ、今日は…」

セレナ「ウフフ、ピッコロさんったら、すっかり有名人になっちゃったわね」

ピッコロ「こっちはいい迷惑だ」

セレナ「いいじゃない。カロスでは名声を得られれば、場所によっては値段を半額にさせてくれたり、タダにしてくれる所もあるのよ?」

ピッコロ「生憎、俺は金のことなど興味はない。必要最低限のものさえ揃えれば問題はない」

セレナ「ピッコロさんって欲がないのね~」

セレナ「ところで…ピッコロさん、私を見て何か変わったと思わない?」

ピッコロ「変わったところ?そうだな……お前もだいぶ戦士の目になってきた。前のような生意気なだけの小娘じゃなくなった」

セレナ「え…じゃあ、他は?」

ピッコロ「どうやら、キズは治ってきたようだな。ずいぶんと深いキズだから消えないんじゃないかと思ってたが…人間の治癒力も満更ではないな」

セレナ「髪型とか…服装とか…何か変わったとは思わない?」

ピッコロ「…?髪が少し短くなっているが…誰かに切られたのか?」

キッ 

バチンッ!

セレナ「もう!ピッコロさんの朴念仁!!!!」

スタスタスタ

ピッコロ「な、なんだ…アイツ?」

カメックス「(まったくピッコロのヤツ、乙女心をまったく理解出来んとはな)」

サーナイト「(あなたの場合はスケベ心でしょう)」

ブリガロン「(クチートちゃん…)」

フウジョタウン

ピッコロ「(雪か…そういえば、雪なんて、長いこと見てなかったな…)」

「(ピッコロ…ピッコロ…)」

ピッコロ「!?」

ミルク売りの女「あ、あの…モーモーミルク…」

ピッコロ「誰だ?」ジロッ

ミルク売りの女「ヒッ!!!」

ピッコロ「俺に何の用だ?」

ミルク売りの女「あの、その…モー…モーミルク、いかがですか?旅のお供にへと…」

ピッコロ「いらん、ジャマになるだけだ」

ミルク売りの女「そ、そう言わずに…!1ダースお安くしときますから…」

ピッコロ「くどい。他のヤツをあたれ」

ミルク売りの女「わ、わかりました…失礼しました…」トボトボ

ミルク売りの女「(うう…これを売らないと、またお父さんに叱られる…)」

ピッコロ「………」

ピッコロ「気が変わった。そいつを3ダースくらいよこせ」

ミルク売りの女「え!そんなに!?」

ピッコロ「きずぐすりの代わりにはなるだろう。料金はこれでいいか?」

ミルク売りの女「は、はい!ありがとうございますっ!!」パァ

ピッコロ「(チッ、神と融合してから俺もずいぶんと甘くなっちまったな…)」

「ピッコロくーん!」

ピッコロ「その声は…」

プラターヌ「やぁ!旅の方は順調かな?」

デクシオ「ピッコロさん、お久しぶりですね!」

ピッコロ「デクシオ、発電所のヤツはやはりお前か?」

デクシオ「な、何のことですか?」

プラターヌ「ああ…ゴホン、ところでフラダリさんが話していたポケモンのこと、覚えているかい?」

ピッコロ「ゼルアネスとイベルタルのことか?」

プラターヌ「その通り!さすがピッコロ君だね!」

プラターヌ「文献によるとだね、かのポケモンを見たモノはあまりのパワーに圧倒され、こう伝えるのみだった」

プラターヌ「まるで"X"と"Y"という文字のようなポケモン……と」

ピッコロ「XとY……」

プラターヌ「ゼルアネスはエネルギーを操れるポケモンで、生命エネルギーを与え、他のポケモンや植物に活力をみなぎらせる」

プラターヌ「イベルタルはエネルギーを吸い取ってしまうポケモンで、1000年とも言われる寿命が尽きると周りの魂を奪うってさ」

デクシオ「それほどのすごいポケモンが今はどこにいるのでしょうか?」

プラターヌ「カロスの伝説ポケモンは活動エネルギーがなくなると人知れず眠るらしくて、居場所のヒントもわかってないね」

プラターヌ「先ほどの文献も1000年ほど昔のものだしね」

デクシオ「ピッコロさんやセレナさん達が見つけたらすごいですよね」

デクシオ「僕も伝説のポケモンのこと調べてみようかな…何かわかればお報せしますね」

プラターヌ「ハハハ!キミらが見つけたら痛快だね!!」

プラターヌ「ピッコロ君、手掛かりはまだ見つからないけど…旅を通していけばきっと何かヒントを掴めるかもしれないんだ」

プラターヌ「ヒャッコクシティにはジムリーダーであり、スゴ腕の占い師がいると聞く。その人にも聞いてみるといいんじゃないかな?」

ピッコロ「ミアレのジムリーダーにも同じことを聞いた。俺もそこへ向かうつもりだ」

プラターヌ「いつ戻れるかわからないけど、僕はキミを応援してるよ。カルム君を連れ戻すためにもガンバらなくちゃね」

プラターヌ「それまではこの世界の旅を楽しんでね!それじゃあ!」

デクシオ「ピッコロさん、またお会いしましょう」

ピッコロ「(気(エネルギー)をみなぎらせるポケモンと奪うポケモンか…)」

「ピッコロさーん!」

ピッコロ「トロバか、どうした?」

トロバ「ハァハァ…あの、博士…もう行っちゃいましたか?」

ピッコロ「残念だったな。ついさっき、あっちの方へ行ってしまった」

トロバ「そうですか、博士に直接図鑑の進行状況を見せたかったのですが…」

トロバ「僕はこれからフウジョタウンの北にある、フロストケイブへ行って、新しいポケモンを探しに行きます」

ピッコロ「トロバ、何故お前はそれほどまでに図鑑の完成にこだわる?」

トロバ「僕、いつか博士みたいな偉大なポケモンの研究者になりたいんです。そのためにも色んなポケモンを図鑑に登録して」

ピッコロ「そうか」フッ

トロバ「そ、そんなにおかしいですか?」

ピッコロ「いや、そうじゃない。俺の知っている人間にもポケモンじゃないが偉い学者になろうと勉学に励んでるヤツがいてな…そいつを思い出したのさ」

トロバ「へえ、その人も目標を持ってガンバっていらっしゃるんですね…」

「(ピッコロ…フロストケイブに…)」

ピッコロ「(またか…一体誰だ?この声は…)」

トロバ「どうしましたか?」

ピッコロ「トロバ、俺もそのフロストケイブに行こう」

トロバ「ピッコロさんもですか?そうですね…二人で行った方が何かと安全ですしね」

フロストケイブ

やまおとこ「キミ達、この先の洞窟へ向かうつもりかい?」

トロバ「ええ…何かあるのですか?」

やまおとこ「ああ、なんかおかしな格好をした連中が向こうの洞窟に入っていったんだ。気をつけたほうがいいよ」

ピッコロ「そいつはどんな格好をしていた?」

やまおとこ「う~ん、よく見えなかったけど、なんか赤いスーツみたいなのを着ていたな」

ピッコロ「(まさか…)」

やまおとこ「ところで、キミいい体をしているね。これからボクと食事でも…」

ピッコロ「丁重にお断りする」

フロストケイブ 洞窟前

トロバ「ピッコロさん…あそこに誰か立ってますよ?」

ガングロ「………」

ピッコロ「何だアイツは…どこかで見たことあるような見た目をしているが…」

ガングロ「(ピッコロ、待っていた、あなたを)」

ピッコロ「お前は…?」

ルージュラ「(ワタシ、ルージュラ。フロストケイブの守護者)」

ピッコロ「(何故、俺と話せる?さっきの声はお前か?)」

ルージュラ「(そう。エスパータイプ、テレパシーを持ってるモノ同士で話せる。ピッコロも超能力、持ってるから話せる)」

ピッコロ「(なるほど、だからサーナイトは俺と話すことが出来たワケか)」

ルージュラ「(今、フロストケイブ、悪いヤツらに狙われている)」

ピッコロ「悪いヤツらだと…?」

トロバ「え、誰かと話してるんですか?」

ルージュラ「(赤い服に赤いメガネをかけた集団。ユキノオー様を狙いにやって来た)」

ピッコロ「(赤い服に赤いメガネ…やはりアイツらか!)」

ルージュラ「(ユキノオー様、ここフロストケイブのぬし。そして一番の実力の持ち主)」

ルージュラ「(でも赤い服を着た連中のポケモン、ほのおタイプやあくタイプのポケモンがいっぱい。こおりのポケモン、分が悪い)」

ルージュラ「(ユキノオー様、前から予言していた。ユキノオー様に危機が訪れる時、緑の肌をしたトレーナーがユキノオー様を救いに来ると)」

ピッコロ「(それが…俺だと言うのか?しかし、どうして俺の名を…?)」

ルージュラ「(前からピッコロのウワサは町の方や旅のトレーナーから聞いていた。緑色のトレーナーの活躍のことを)」

ルージュラ「(ルージュラ、ユキノオー様から命受けて、ココで待ってた)」

トロバ「ピッコロさん…さっきからあのルージュラと話してるそうですが…何を話してるのですか?」

ピッコロ「実はな…かくがくしかじか」

トロバ「フレア団がフロストケイブのぬしを捕まえようとしてるのですか!?」

ピッコロ「ヤツらが何を企んでるかは知らんが、そのポケモンを捕まえて何かをしようとしてることはたしかだ。トロバ、一緒にいては危険だ。お前はヤツらを追い出すまで大人しくしていろ」

トロバ「い、いいえ…そんな悪い人達をセレナさんやピッコロさんだって戦ってるのに、僕だけ黙って見ているワケにはいきません」

ピッコロ「……わかった、好きにするがいい。だが、無茶はするなよ」

ピッコロ「(ルージュラといったな?コイツも一緒に連れて行くぞ)」

ルージュラ「(味方は一人でも多い方がいい。一緒に戦ってくれるなら大歓迎)」

ルージュラ「(二人を案内する、ついて来て)」

ピッコロ「行くぞ」

トロバ「はい!」

フロストケイブ 洞窟内

ルージュラ「(こっちこっち)」

トロバ「うう、寒い……ちゃんと着込んでおけばよかったです。ピッコロさんは寒くないんですか?」ガチガチ

ピッコロ「ああ、まったくな」

グレイシア「グレー!!」タッタッタッ

ピッコロ「(コイツは?)」

ルージュラ「(この子はグレイシア。ルージュラと同じこおりポケモンの戦士)」

グレイシア「グレー!グレーシア!!」

ルージュラ「(うん、うん、そうか)」

ピッコロ「(何て言っているんだ?)」

ルージュラ「(ユキノオー様、赤い服を着た悪いヤツらに追い詰められてる、早く行かないとユキノオー様、危ない)」

グレイシア「グレッ!」ピョンピョン

ルージュラ「(ついてこいと言っている。行こう)」

トロバ「ま、待ってください…ウワッ!?」ツルッ

ガシッ

ピッコロ「気をつけろ、足場が悪いぞ」

トロバ「ど、どうも」

トロバ「ピッコロさん、すごい冷気ですね…何か感じません?」

ピッコロ「ああ、しかも誰かの気がどんどん下がっているな…」

ルージュラ「(大変、それユキノオー様、きっと悪いヤツらにどんどん弱らされている…)」

トロバ「なんですって!?」

ルージュラ「(急ごう、グレイシア、ユキノオー様の所で待ってる)」


グレイシア「グレ!グレーシア!!」

トロバ「グレイシアがいましたよ!」

ルージュラ「(着いた。ココがユキノオー様の住んでるほこら、早く行こう)」

フロストケイブ ユキノオーの間

フレア団したっぱA「モミジ様、ユキノオーの捕獲準備完了しました」

モミジ「おう、よしよし。フフフ、それにしてもエネルギーに満ちた、いいユキノオーね」

モミジ「ストレスを与えるたびに特性【ゆきふらし】を強めてくれる…さ、早いとこ捕まえましょ」サッ

ユキノオー「ゆきゅ…」

トロバ「ひ、ひどい…あんなキズだらけに…」

ルージュラ「(ユ、ユキノオー様…)」

グレイシア「グレ~!!!」

トロバ「は、早く止めに行きましょう!!」

ピッコロ「待て、トロバ」

ピッコロ「」キッ

モミジ「キャアっ!!!」ボンッ

フレア団したっぱA「ボ、ボールが爆発した!?」

モミジ「な、何?何が起きたの!?」

トロバ「モンスターボール強盗!ココで何をしてるんですかっ!?」

フレア団したっぱA「な、何このガキ?」

ピッコロ「相変わらず、懲りずにセコいマネしかしてないようだな」

モミジ「う…やっぱりアンタも来たのね」

ピッコロ「お次はポケモン誘拐と来たか…今度は何をする気だ?」

モミジ「何って、ポケモンを捕まえるためよ!そのためにモンスターボールを集めたのよ」

モミジ「特にこのユキノオー…強くてエネルギーを秘めてるわ」

トロバ「エネルギー?」

モミジ「あのね、ボウヤ。お金もポケモンもエネルギーもたくさん持っている人が勝つの」

モミジ「持っていない人はただ何もせずに欲しい欲しいと言ってるだけなの」

トロバ「どうして、フレア団はポケモンやエネルギー…それにお金を集めているのですか?言い換えればどうして独占したがるんですか?」

モミジ「もちろん、アタシ達フレア団が生き残るため。だってどうでもいい人を助ける必要ないでしょ?」

ピッコロ「トロバ、コイツらに何を言ってもムダだ」

モミジ「そっちの緑男の方がものわかりがいいみたいね。質問好きって嫌いじゃないけどいつまでも相手出来ないのよね」

トロバ「ピッコロさん…フレア団だけ生き残るって、この人達ムチャクチャです…」

モミジ「質問はいいかしら?アンタ達、コイツらを始末しちゃって」

フレア団したっぱA・B「らじゃー!!!」

トロバ「く、来る…!」

ピッコロ「おそれることはない。俺たちは旅を出始めてから比べものにならないくらい強くなった」

トロバ「は、はい!」

フレア団したっぱA・B「フレーフレーフレアー!」

フレア団したっぱA・B「これがフレア団のマーク!その名も"フレアポージング"!!!」シュタッ

ピッコロ「チッ、二人揃って変なポーズを取りやがって…!」

フレア団したっぱA・B「いけっ!ゴルバット!!」

ゴルバットA・B「ゴルバッ!!」

ピッコロ「!?」

トロバ「同じポケモン!?」

フレア団したっぱA・B「フフフ、二人も同じポケモンなんで驚いた?」

フレア団したっぱA・B「アタシ達ふたごちゃん!」

フレア団したっぱA・B「何も言葉にしなくても、お互いの考えてることがわかるの!」

トロバ「き、気をつけてくださいピッコロさん!この二人サイキッカーです!」

ピッコロ「ふたごにはいい思い出がないんでな…さっさとケリをつけるぞ!出ろ、サーナイト!!」バッ

トロバ「ライチュウ、頼みました!」バッ

ポンッ

ブリガロン「ガロ!!」

ライチュウ「ライラーイ!!」

フレア団したっぱA・B「ゴルバット、かげぶんしんよ!」

ゴルバットA・B「ケケケ」シャッ シャッ シャッ

トロバ「は、早くて見えない…!ライチュウ、10万ボルト!!」

ライチュウ「ラーイ!!!」バチバチ

シュッ

フレア団したっぱA「バカめ、それは残像よ!」

フレア団したっぱB「エアカッター!」

ゴルバットA・B「ゴルバ!!」バババッ

ライチュウ「ライ!」ズバッ

ブリガロン「ガロッ!!」ズバッ

フレア団したっぱA「アハハハ!アタシ達の動きについて来れそうにないみたいね?」

フレア団したっぱB「ならこのまま、まとめて始末してあげるわ!」

ピッコロ「(バカめ…俺のポケモンがその程度の動きで捉えられない相手だと思うか)」

ピッコロ「トロバ、俺がヤツらの動きを止める。その間にお前のライチュウでしとめろ」

トロバ「わ、わかりました」

フレア団したっぱA・B「ゴルバット、もう一度かげぶんしんよ!」

シャッ シャッ シャッ

ピッコロ「(ブリガロン、見えるな?あそこにフラッシュを使え)」

ブリガロン「ガロ」コクッ

ピッコロ「トロバ!目を閉じろ!!!」

トロバ「え?あ、はい!」

ルージュラ「(グレイシア、目閉じる)」サッ

ブリガロン「(フラッシュ!!!!!)」カッ

ゴルバットA・B「!!!」

ゴルバットA・B「ギャーギャー!」ジタバタ

フレア団したっぱA「な、何なの!あの光!?」

フレア団したっぱB「フラッシュって相手の命中率を下げる技じゃないの!?」

ピッコロ「今だ!」

トロバ「はい!ライチュウ、もう一度10万ボルト!!!」

ライチュウ「ラ~イ!!」バチバチバチ

ゴルバットA「ギャース!!!」バリバリバリ

ゴルバットB「ギッ!」シャッ

トロバ「一体逃がした!」

ピッコロ「ブリガロン!!」

バッ

ゴルバットB「!!!」

バキィッ

フレア団したっぱB「は、早い!」

ドゴーン

ゴルバットB「」ピクピク

フレア団したっぱA・B「う、ウソ…」

ピッコロ「どうやら、後はお前一人のようだな…」

モミジ「そうそう、アンタに言い忘れてたことがあるんだけど…」

ピッコロ「伏兵がいるんだろ?」

モミジ「ちょ、何でそれを…?」

ピッコロ「うしろの方から、キサマらと同じ気がわんさかいやがるからな。考えることなどお見通しだ」

モミジ「ふん、わかったところでどうにかなるもんじゃないわ。全員出てきなさい!」

ゾロゾロゾロ

トロバ「まだこんなにいたなんて…」

フレア団したっぱC「ヘッヘッヘ…緑野郎め、あの時の借りを返してやるぜ」

フレア団したっぱD「いけっ、クイタラン!!」バッ

フレア団したっぱE「グラエナ!噛み殺してやれっ!!!」

グラエナ「ガアーっ!!!」グアッ

ピッコロ「トロバ、そっちへ行ったぞ!!早く応戦しろ!!!」

トロバ「!」

バキッ

グラエナ「アガッ」ドサッ

フレア団したっぱE「な、なんだあ!?」

トロバ「ル、ルージュラさん!」

ルージュラ「(ルージュラ、戦士、一緒に戦う)」

グレイシア「グレー!!!」

ピッコロ「(トロバを援護してやってくれ。俺はこのゴーグル女と戦う)」

ルージュラ「(ラジャー)」



フレア団したっぱC「ドクロッグ!あのガングロにどくづきだ!!!」

ドクロッグ「ケエ!!!」バッ

パシッ パシッ パシッ

フレア団したっぱC「(全部受け止めてる!?)」

ピシュン

ドクロッグ「ゲ?」キョロキョロ

ルージュラ「(こっち)」

ルージュラ「(れいとうパンチ)」

バキッ

ドクロッグ「グエ!」

フレア団したっぱC「な、何だあのルージュラ、めっちゃ強えぞ!?」

フレア団したっぱD「クイタラン!あのこおりポケモンを焼き殺してやれ!!」

クイタラン「タラン!!」

キッ

グレイシア「グーレー!!!」ゴオオオオオオ

クイタラン「」カチコチ

フレア団したっぱD「あわわわわ…」

トロバ「す、すごい…」

ピッコロ「(あのこおりポケモンども…なかなか出来るな)」

モミジ「…アンタもすごいエネルギーを秘めてるわね」

ピッコロ「残念だが…俺はポケモンではない。捕まえようなど思わんことだな」

モミジ「あのユキノオーよりはもっと良いエネルギーが取れそうなのにね…なら力づくでも捕まえてやるわ!」サッ

ピッコロ「やれるもんならやってみやがれ」スッ

モミジ「ヘルガー!出てきなさい!」バッ

ピッコロ「お前の出番だ!ヌメイル!」バッ


ポンッ

ヘルガー「グルルル…」

モミジ「ヘルガー、そいつに直接攻撃は不利だ!あくのはどうを使いなさい!」

ヘルガー「バッ!」

グアアッ

ヌメイル「!!」

ピッコロ「(爆発波の類か…)」

ピッコロ「なるほど、少しは調べているようだな」

モミジ「当たり前よ。アタシはこれでも科学者なんですからね、ポケモンのことをロクに知らないで科学者なんて論外だわ」

ピッコロ「ふん、その道に踏み外さなければいい科学者になれたもの…」

ピッコロ「ヌメイル!りゅうのいぶきだ!」

カパッ

ヌメイル「」グアアッ

モミジ「な!ヘルガー、よけるのよ!!」

ヘルガー「ガルッ」シャッ

モミジ「パワーはあるようだけど、スピードはまるでないようね。よけろと言ってるようなものだわ」

ピッコロ「バカめ、うしろをよく見るんだな」

モミジ「え」

モミジ「ま、まさか!?」クルッ

ヘルガー「!?」

ギュオオオオオ

モミジ「も、戻ってきてる!?ヘルガー、よけて…」

ヘルガー「」カッ

ドゴーン

モミジ「………」ポカーン

ヘルガー「」プスプス

モミジ「アンタのポケモン…何をすれば、そんな風に育つの?」

ピッコロ「残念だったな。俺のポケモンは普通のポケモンと違った育て方をしてるんでな…」

モミジ「強い、強すぎる!アンタそのものがイレギュラーだわ!!」

ピッコロ「このまま黙って引くのなら、見逃してやろう。さっさと失せるがいい」

モミジ「くっ、アンタ…きっと後悔するわよっ!!」

スタスタスタ

トロバ「か、勝ったんですか?僕達…」

ルージュラ「(ピッコロ、アナタ達のおかげでフロストケイブに平和が戻った。ありがとう)」


ルージュラ「(でもユキノオー様、さっきの連中にだいぶ痛めつけられてだいぶ弱ってる。困った…)」

ユキノオー「ゆきゅ…」

ピッコロ「…そこを動くな」

トロバ「な、何をするのですか?」

ボウッ

ユキノオー「!」

グレイシア「グレ!?」

ルージュラ「(ユキノオー様が元気になった…一体何をした?)」

ピッコロ「気を少し分けてやった。キズは治らんが、体の方はこれで大丈夫だろう」

ピッコロ「(しかし、このユキノオー…実力一とは言われているが、すごい高齢じゃないか…)」

ピッコロ「(まるで最長老様のようだ…)」

ルージュラ「(ユキノオー様、既に数百年近くは生きているポケモン。昔はもっと強かった)」

ルージュラ「(でも、今はもうトシ。フレア団、とっても数が多くてユキノオー様だけではかなわなかった)」

ユキノオー「ゆひょお!」

ピッコロ「(何て言ってるんだ?)」

ルージュラ「(ユキノオー様、二人にとても感謝している。お礼に何か渡したいと思ってる)」

ピッコロ「(そんなものは必要ない。俺はたまたまこの近くに通りすがってただけに過ぎんのだからな)」

ルージュラ「(ユキノオー様、アナタが別の世界に来たことを知っている)」

ピッコロ「!?」

ピッコロ「(何故、それを…?)」

ルージュラ「(ユキノオー様、何でも知ってる。アナタの心の中を覗くことだって出来る)」

ピッコロ「(驚いたな…なら話は早い、俺が元の世界に戻れる方法も何か知ってるのか?)」

ルージュラ「(待って、今ユキノオー様にそれを話す)」

ひそひそ

ユキノオー「ゆきゅ」フルフル

ルージュラ「(残念だけど…そこまではわからない。裏側の世界に住んでるポケモンがいることは知ってるけど、ポケモンじゃないモノははじめて)」

ピッコロ「やはりダメか…」

トロバ「?」

ユキノオー「ゆひょお」

ルージュラ「(でも、ピッコロがいた世界ではピッコロもかつて宇宙人だったと聞く、ポケモンにもそれと同じのを知ってる)」

ピッコロ「(宇宙人なのに、ポケモンだと…?)」

ルージュラ「(『デオキシス』というポケモン、いつかはわからないが宇宙のウィルスが何かをきっかけに突然変異を起こした)」

ルージュラ「(デオキシスだけじゃない、ポケモンの中にも、宇宙から来たとウワサされているポケモンもいる)」

ルージュラ「(もしかしたら、ピッコロも、遠い遠い宇宙のどこかから来たかもしれない)」

ピッコロ「(たしかに俺もそう考えた…しかし、俺が知っている人間の気を感知することが出来ない。だとするとここは別の次元なのか、あるいは…)」

ルージュラ「(ユキノオー様、知ってること、これで全部。もう話せることはない)」

ピッコロ「(少しでも情報を得られれば、それだけで充分だ)」

ルージュラ「(ユキノオー様もルージュラ達もみんな応援する。ガンバって)」

トロバ「ピッコロさん、一体何を話してたんですか?」

ピッコロ「ぬしが俺達に礼を言っただけだ。町の方へ戻るぞ」

ルージュラ「………」

グレイシア「(ユキノオー様、この世界が滅ぶかもしれないことをピッコロ達に伝えないで、よかったのですか?)」

ユキノオー「(…今そのことを彼らに言わなくとも、いずれフレア団なるモノ達がこの世界を滅ぼす事実をカロス中に伝わるだろう…)」

グレイシア「(でも、それでは遅すぎるのでは…?)」

ユキノオー「(ワシが見た未来がたしかなら…あの異世界の戦士や一緒にいる子ども達がこの世界を救う。それを信じるしかあるまい…)」

ルージュラ「(ルージュラ、しんぱい…)」

ユキノオー「(頼みましたよ…若き勇者たちよ…)」

フウジョタウン

ピッコロ「(エネルギーを集めるということは、発電所のヤツが言ってた"アレ"を動かす為に必要なモノなのだろう…)」

ピッコロ「(フレア団め…連中は本当に自分達以外の存在を消すつもりなのか?)」

トロバ「ピッコロさん…」

ピッコロ「?」

トロバ「ピッコロさんはフレア団と戦うの怖くないんですか?」

ピッコロ「どうした?いきなり…」

トロバ「僕は怖くて、イヤです…いつ仕返しされんじゃないかと思うと…」

ピッコロ「トロバ、本来お前にはポケモン図鑑のデータを集める目標があったはずだったのに、巻き込んでしまったすまなかったな」

トロバ「いえ、いいんです。戦ったからユキノオー達を守れたんですよね」

トロバ「僕はひかえめでいいんですが、それだけではダメですね…」

トロバ「ピッコロさん…僕、ピッコロさんと一緒に戦えて大切なことを学べました。ありがとうございます」

トロバ「僕はしばらく、またあそこで新しいポケモンを探してきます、それでは」

ピッコロ「………」

ピロロロ!ピロロロ!

ピッコロ「この着信は…?」

ブオォン

ハンサム「久しぶりだね、ピッコロ君!」

ピッコロ「ハンサムめ…ロクに依頼が来てないから、廃業でもしたのかと思ったぞ」

ハンサム「今、ちょっと依頼が来てね…もしよければバディであるキミにも手伝ったほしいんだ!」

ハンサム「ハンサムハウスでキミを待ってるぞ!」

ピッコロ「(本当ならヒャッコクシティに向かわねばならんのだが…)」

ピッコロ「(まあいい、久しぶりにミアレに寄り道でもするか)」

以上になります。
なんだかんだでもう700切っちゃいました。
流石に1スレで終わりそうにないかな…

アロエもなんか言われてたよな
何を言われてたか忘れたけど

>>745
アロエさんの場合はエプロン姿が黒人労働者(家政婦?)を連想させる!だったかでいちゃもん…
もとい、指摘されてましたね。それで後のイラストではエプロンを外してる姿になっちゃってます

それでは投下します

ミアレシティ ハンサムハウス

ピッコロ「ここだな」

ピッコロ「ハンサム、来たぞ。依頼とは一体…」

観光客(おばさん)「!?」

ピッコロ「誰だ?お前…」

Ah~~~~~~~~~~!!!!!

ピッコロ「な、なんて悲鳴だっ!!!」

観光客(おばさん)「(だ、誰よ!アンタ!!一体誰のポケモンなのよっ!?)」ブンブン

ピッコロ「落ち着け、物を投げるんじゃない!ブッ」バシッ

ピッコロ「くそっ、写真立てをぶつけやがって………」

「ただいまー」

「ふんにゃにゃにゃー」

マチエール「どうしたの?すごい音がしたけど……あ、ピッコロさん、いらっしゃい!」

もこお「ふにゃ」

ピッコロ「マチエール、ハンサムは一体どこへ行った?」

マチエール「ううん、知らない。それに、このおばさんは?」

観光客(おばさん)「(まあ!今、私のことをおばさんと言ったわね!?なんて失礼な!汚い格好だから、汚い言葉を使うのね!)」

観光客(おばさん)「(この子はきっとあのハンサムとかいう使えない探偵の娘ね!おまけにこんな緑色のバケモノを飼ってるなんてどういう趣味してるのかしら!)」

ピッコロ「さっきから何を喋ってるんだ?コイツは…」

マチエール「(…ちょっとおばさん!)」

ピッコロ「!」

マチエール「(アタシのことなら何を言っても構わない、でもハンサムおじさんとピッコロさんの悪口を言うのは許さない!)」

マチエール「(アタシはあの人の子供じゃないけど、覚えておいて。あなたはハンサムおじさんとピッコロさんにとっても失礼なことを言ったわ!)」

ピッコロ「驚いたな…コイツの言葉がわかるのか?」

マチエール「うん、多少はね」

マチエール「この街のストリートではね、いくつもの言葉が聞こえるの。だからこのストリートで育ったアタシは自然と言葉を覚えたの」

ピッコロ「ほう……」

観光客(おばさん)「(あなた…私の言葉がわかるの?ああ、よかった少なくとも私の言葉が分かる人がいるのね)」

観光客(おばさん)「(さっきは失礼なことを言ってゴメンなさい…私、パニックに陥ってたの)」

観光客(おばさん)「(私のポケモンは、私にとって世界の何よりも大切な存在なの!)」

観光客(おばさん)「(そのポケモンがいなくては…私、耐えられない……)」

もこお「ふにゃ」

ピッコロ「(どうした、もこお……?なるほど、どうやらこの女はポケモンを盗まれて混乱しているのか…)」

マチエール「(う~ん…他に何かある?盗まれた場所とかは?)」

観光客(おばさん)「(この街の駅よ!)」

観光客(おばさん)「(ガラの悪い連中が私に近づいてきた瞬間、カバンを盗まれたの!)」

観光客(おばさん)「(私の大事なポケモンが入ったモンスターボールもその中に入ってるの!)」

ピッコロ「(ミアレステーションにいるゴロツキどもに盗まれたわけか…)」

マチエール「ガラの悪い連中、駅……すると犯人は…」

ピッコロ「知り合いか?」

マチエール「え?うん、ちょっとね…」

「ただいま戻ったぞー!」

ピッコロ「ハンサム、依頼人をほっぽり出して何をやってた?」

ハンサム「おー!ピッコロ君、久しぶりだね!いやなに、ティーを切らしていてね。レディがお気に召すようなティーを探すのに手間取ってしまったよ!」

ピッコロ「呆れたヤツだ…」

ハンサム「マチエールともこおも帰ってきたのだな。二人ともこちらのお客様にごあいさつは済ませたのかな?」

もこお「ふんにゃにゃ~!」スタスタ

ハンサム「お、どうした、もこお!?私が帰ってきてそんなに嬉しいのか?ようやく懐いてくれたのかな?ハハハ!」

マチエール「ねえ、ハンサムのおじさん…このおばさんねポケモンを取られて困ってるの…」

ハンサム「な、なんだと!ティーではなかったのか!?いやいやいや、そんなことより一大事ではないか!直ちに出動せねば!!!」

マチエール「盗んだ人達…多分、ミアレギャングの子たちだと思う…あの子たちとっても乱暴だから行ったらきっとケンカになっちゃうよ」

ハンサム「ミアレギャングだと…」

マチエール「そうだよ。だからほっとこ……それにね、このおばさん、さっきハンサムおじさんとピッコロさんを侮辱したイヤな人なの」

マチエール「そんな人のことなんかほっとけばいいよ…」

ピッコロ「マチエール、お前…」

観光客(おばさん)「(そんな!お願いです、どうか助けてください!!)」

ハンサム「それは違うっ!!!!!」

マチエール「おじさん?」ビクッ

ハンサム「そこに困っている人がいれば助ける!そこに困っているポケモンがいれば助ける!それがハンサムのポリシーだっ!!!」

ハンサム「このレディが私を罵ったとしてもそれは変わらん!ここで待っていなさい!!私がミアレステーションに行ってくる!!!」ダッ

マチエール「あ、おじさん!!」

ピッコロ「あのバカ、無茶をしやがって…」

マチエール「ピッコロさん、ハンサムおじさんを助けて…」

マチエール「アタシ、おじさんに聞いたんだ…おじさんはね、ポケモンを持っていないの。ずっと一緒にいたポケモンがお仕事の時に死んじゃって…」

ピッコロ「(……なるほど、だからあの時アイツはガキどもの所へ行けずに…)」

マチエール「おじさん、自分のポケモンを持っていないのに、ミアレギャングのとこへ行ったら、絶対いじめられちゃう…」

マチエール「お願い!ピッコロさん!ハンサムおじさんを助けてあげて!!」

ピッコロ「……ミアレステーションはたしかこの近くだったな?安心しろ、ヤツを死なせるようなマネはさせん」

マチエール「ありがとう…ピッコロさん」

ピッコロ「コイツらのことを考えずに突っ込んでいきやがって…ヤツの気が何かに囲まれているようだな」

観光客(おばさん)「(どうかお願いします!私の大切なポケモンを助けてください!)」ペコペコ

ピッコロ「マチエール、その女を頼んだぞ」

マチエール「うん!ピッコロさん、気をつけて…」

もこお「ふにゃあ」


ミアレステーション ホーム

ピッコロ「ココが『駅』だな……ん?」

ざわざわ

バッドガイ(以下マルモル)「ようようよう!オッサンよぉ!俺らにケンカ売るとはマジ頭空っぽなんじゃねえのか!?」

ハンサム「待ちたまえ、キミ達!私はキミ達とケンカをしに来たワケではない!盗んだ人のポケモンを返して欲しいだけなんだ!」

マルモル「だからケンカ売ってんだろ!盗んだモノを返しなさいと言われてわざわざ返すバカがどこにいやがるっ!?」

バッドガール(以下ゲンマ)「…なあオッサンさ、ハンサムって言うんだろ?ウチらミアレギャングはアンタのことがいけ好かないんだよ!」

ゲンマ「アンタんとこで暮らしてからマチエールさん、全然ウチらとツルんでくれなくなったしさ!」

ハンサム「なんだと…」

マルモル「ああ!そうよ!だからよ、アンタをおびき出すためにワザと盗んだんだよっ!!」

マルモル「おぅ、オッサン!オレらとポケモン勝負をしろよ!アンタが勝てば盗んだポケモン返してやるからよお!」

マルモル「でもよ、アンタが負けたらマチエールと関わるのやめてもらうぜっ!」

ハンサム「…それは出来ない」

バッドガール(以下エブル)「ちょっと、マジビビってんの!?ダセーっ!!それともアンタいい年してポケモン一匹も持ってないとか?」

ハンサム「…そうだ」

エブル「ヒャハハハハ!マジうける!!さっさと、あっち行きな!」ゲラゲラ

ハンサム「(くっ、話し合いにならん…ココは出直すしか……)」

ピッコロ「その勝負、俺が引き受けよう」

マルモル「あ?なんだテメエ?」

ハンサム「ピッコロ君!ハハハ…情けない姿を見られたようだな…彼らの言うように、このハンサム…ポケモンを持っていないのだよ」

ピッコロ「事情はマチエールから聞いてる…それよりも早くコイツらからポケモンを取り戻すぞ」

マルモル「な、なんだこの野郎!!このオッサンのポケモンか!?」

エブル「あ、アタシこいつ知ってる!前に南の連中をボコった緑男だ!!」

マルモル「ナニ~?おい、緑野郎!テメエがこのオッサンの代わりにバトルをするつもりか!?」

ピッコロ「そういうことだ。勝ったら約束通り盗んだポケモンを返してもらおう」

マルモル「ようようよう!舐めんなよ!!オレらに勝てると思ってんのか!?」

ピッコロ「ゴチャゴチャ言ってないで、まとめてかかってこい?それとも怖気づいたか?」

ゲンマ「あんだとー!!!」

マルモル「ざけやがって!いいか、オレらにはなあ!マチエールがマジ必要なんだよっ!!!」

ゲンマ「バルジーナ!!」バッ

エブル「ゴロンダ!!」バッ

マルモル「クリムガン!やっちまえ!!」バッ

ポンッ

クリムガン「ギャオーーーーム!!!」

ピッコロ「サーナイト、ヤンチャム、カメックス出ろっ!!」バババッ

ポンッ ポンッ ポンッ

サーナイト「(私はドラゴンの方を相手にします)」

ヤンチャム「(俺はあの俺が進化したヤツと戦うぜ)」

カメックス「(じゃあ、ワシはあのハゲ鳥にするかの)」

バルジーナ「(ダハハ!こんなヨボヨボジジイに一体何が出来るってんだ!?)」

カメックス「(あの手のギャルはどうもケバくて苦手じゃのう…)」

ゲンマ「バルジーナ、あくのはどうだっ!!」

バルジーナ「(よそ見してんじゃねえぞジジイ!吹っ飛びやがれ!)」バッ

ドゴーン

バルジーナ「(ヘッ)」

カメックス「(上だよん)」

バルジーナ「!!!」

カメックス「(かわらわりをプレゼントしちゃおうかの)」

バキッ

バルジーナ「グエッ」

ドサッ

カメックス「(あ、すまん…ちょっと手加減したつもりなんじゃが…)」

ゲンマ「何、あのカメックス…なんであんな高さまで跳べるの…?」

ズン

ヤンチャム「(ヒャ~これが俺の進化後の姿なのか…)」

ゴロンダ「(なんだ~?オレ様の進化前じゃねえか?こんなマメチビに勝っても嬉しくもなんともないわっ!!)」

ヤンチャム「(どうでもいいけどさ、そっちからかかってきてもいいぜ?)」

ゴロンダ「(生意気なクチきくじゃねえか……にぎり潰してやろうかっ!!!)」グアッ

ガシッ

ヤンチャム「ハッ!!!」

ゴロンダ「(わわっ!!!)」グアッ

ビッターン

ヤンチャム「(あんな風になるんだったら、今の方がマシだな)」

エブル「あんなチビがゴロンダを投げたの…?」

バキッ

ガシャーン

マルモル「な、なんなんだよ…あの緑野郎のポケモンの動きはよお……」

クリムガン「(くそっ、このやろうめ~…)」

サーナイト「(あきらめなさい。アナタと私では実力の差が違いすぎる)」

クリムガン「(なんだと~?フェアリーだか何だか知らねえが、このクリムガン様を舐めるなよ)」

マルモル「こうなりゃクリムガン、かえんほうしゃだ!!」

カパッ

クリムガン「(受けてみやがれっ!!!)」ゴアッ

ボオオオ

マルモル「やったぜ!」

クリムガン「(ガハハハ!いくらフェアリーでもこれで丸焼けだー!!)」

サーナイト「(こっちよ)」ピシュン

クリムガン「!」

ズンッ

クリムガン「アヘ……」

ドサッ

マルモル「ク、クリムガン!もどれっ!!」

ゲンマ「マジかよ…」

ピッコロ「約束だ、返してもらうぞ」

マルモル「畜生、こうなったら…」

マチエール「もう、やめなよ」

ハンサム「マチエール!」

マチエール「だからね、もうこんなことやめてって、盗んだボール返してあげてよ」

マルモル「う、うっせえ!!お前がミアレギャング活動に来ねーのが悪いんじゃねえかよっ!」

マルモル「チームのヘッドのお前がいなくて、オレたちだけ集まったてよお、寂しくて虚しいんだよっ!!」

マルモル「こんなオッサンどもとツルみやがってオレたちを見捨てるつもりか!?」

マチエール「もお…だから勝手にギャングの仲間にしないでくれる?」

マチエール「ヘッドと言われてもアタシ困るし、あんまりしつこいと…また怒っちゃうかも、だよ?」

ピッコロ「!」

ビクッ

マルモル「いっ、イヤイヤイヤイヤ…わかったよ!ヘッドにならなくてもいいよ!!」

マルモル「ただ、お前とツルめなくて寂しかったのはマジだったんだよ!!盗んだボールだって返すから勘弁してくれよ!!」

ピッコロ「マチエール、許してやれ…コイツらはワルには違いないが、根は悪人ではない。そうでなければ律儀にポケモン勝負を挑んだりしない」

マチエール「うん、わかった。ピッコロさんがそう言うなら許してあげるよ。けどボールを盗んだおばさんとハンサムのおじさんにゴメンなさいって謝って!!」

マルモル「ウス!失礼なクチ聞いてどうもすんませんでしたーっ!!!」ガバッ

ピッコロ「(やはり…ただのムスメではないようだ…)」

ハンサム「う、うむ…ボールも返すなら大目に見よう。これで一見落着だな……そうだキミ達!」

マルモル「?」

ハンサム「キミ達はマチエールと仲良くしたいと思ってるんだな?」

マルモル「えっ、そりゃもちろん…」

ハンサム「私はキミ達のような悪事を働く連中は決して許すことは出来ん…ましてトレーナーのパートナーであるポケモンを盗む最低の行為もな…」

ハンサム「だが、私は信じている……いや、知っているんだ」

ハンサム「どんな人間もポケモンのように進化することが出来ると、だから…」

ピッコロ「(どんな人間もか…俺やベジータもかつては…)」

ハンサム「キミ達が二度と悪事を働かないと約束するなら、いつでもハンサムハウスに来たまえ。マチエールの友人として大歓迎しよう!!」

マチエール「ハンサムおじさん…」

マルモル「ハンサムのおっさん…」

ハンサム「では、帰ろうか!我らがハンサムハウスへ!!」

ハンサムハウス

マチエール「ハンサムおじさん、さっきはゴメンなさい…あのおばさんがおじさんやピッコロさんの悪口言ったのが許せなくて…」

ハンサム「わかってくれればいいんだ」

ハンサム「それにしてもマチエール!お前がギャングのメンバーなんて蓮っ葉な少女だったとはな!」

マチエール「もー!おじさんったら!アタシ、ギャングじゃないよ!!」

マチエール「前に、ちょっとあの子達とケンカになったことがあって、終わったら急にヘッドになってくれ!って言われただけなの…」

ピッコロ「(どうりでコイツだけ、他のガキどもよりも気がデカいと思えば…)」

マルモル「可愛いなりしてるくせにマジ強いんですぜ?マチエールは…ハンサムのおじきにピッコロのアニキ!」

ピッコロ「あ、アニキ…?」

ハンサム「おお!ギャングの少年!遊びに来たのか!…しかし一体何だ?そのおじきってのは…」

マルモル「んなことよりもおじきやアニキに聞いて欲しいことがあるんスよ!!」

マルモル「オレ達、ミアレギャングのメンバーはたった今から進化します!!」

マルモル「つまんねえ悪さなんかやめてバイトを探すことにしました!なんで、これからもマチエールとダチ公でいさせてください!!」

ハンサム「おお、そうか!それはメガシンカのごとく素晴らしい決断だ!」

ハンサム「そうだ!人間たるもの労働に汗してなんぼ!働かざるして食うべからず!働ける若者は働かねばいかん!!」

ピッコロ「ふっ、あの二人にも聞かせてやりたいな」

マチエール「え?」

ピッコロ「こっちの話だ」

マルモル「んじゃ、そういうことで!またな!マチエール!!」

マチエール「…ねえ、ハンサムおじさん」

ハンサム「ん?どうした、マチエール?」

マチエール「働ける若者は働かないとダメなんでしょ?でもアタシなんにもしてない…」

マチエール「前におじさんはアタシを助手だって言ってくれたよね?だけど、アタシなんにもお仕事してないよ…」

マチエール「毎日、おじさんにお勉強を教えてもらってるだけで……いいの?ココにいてもいいの?」

ピッコロ「(マチエール…)」

ハンサム「心配するな、マチエール。お前はココに来てからいつも勉強しているだろう?」

ハンサム「勉強もまた、若者の大切な仕事なんだぞ!」

ピッコロ「そういうことだ。お前はハンサムの立派な助手になる為に毎日勉強をしている」

ピッコロ「今のお前は、ハンサムに言われていることをしっかりとこなしているだけで充分だ」

マチエール「でも……いつもハンサムハウスにいるけど、お客さんが全然来ない…それで、おじさんのお仕事は大丈夫…?」

マチエール「さっきだっておばさんがお礼を受け取ってくださいって言うのに、貰わなかったし…」

マチエール「アタシともこおがココにいて、お金…大丈夫なの?」

ハンサム「そ、そんなことは心配するな!何よりこのハンサムには蓄えというものがある!」

ハンサム「その預金額たるやシンオウにそびえるテンガン山のごとしだ!な!ピッコロ君!?」

ピッコロ「………」

ハンサム「まあ、とにかくだ!お金のことを心配するより、私の助手として活躍するためしっかり勉強だ!!」

マチエール「うん…わかった。アタシともこお、ちょっと散歩してくるね。もこお、行こ」

もこお「ふにゃあ」

テクテクテク

ハンサム「気をつけるんだぞー!」

ピッコロ「ハンサム…あんなこと言ってるが、お前……」

ハンサム「何も言うな。ピッコロ君、キミにはお金のことで何度も世話になってる」

ハンサム「だが、キミはトレーナーだ。これ以上トレーナーであるキミにお金のことで迷惑をかけたくないのだ」

ピッコロ「相変わらず不器用なヤツだ。それでお前はおろか、マチエールまで再び路頭に迷うハメになったらどうするつもりだ?」

ハンサム「それは……」

ピッコロ「俺は最低限の金を持っていればいい。このデカいきんのたまで生活費の足しにしてやれ」

ハンサム「ピッコロ君…」

ピッコロ「勘違いするな。お前らが全員飢え死にでもされたら、こちらはたまったもんじゃないからな」

ピッコロ「はやく次の依頼を探して、アイツを安心させてやるんだな」

ハンサム「ああ。ピッコロ君、今日は依頼を手伝ってくれて本当にありがとう」

ハンサム「キミも立派なトレーナーになって私を安心させてくれたまえよ!」

ピッコロ「ふん、またな」

ミアレシティ ポケモンセンター

テンテンテレレーン♪

ジョーイ「おまちどおさま!お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ!」

ピッコロ「ああ、スマンな」

エリートトレーナー♂「なあ、聞いてくれ!昨日さ、12番道路辺りで歩いていったらさ、フリーザーと出会ったんだよ!」

ピッコロ「(フリーザ!?)」

エリートトレーナー♀「でも、フリーザーってカントー地方のポケモンでしょ?あなたの見間違いじゃないの?」

ピッコロ「(どういうことだ…?フリーザがどうしてこの世界に…!?)」

エリートトレーナー♂「いや、マジだよ!逃しちゃったけど、あの見た目、美しさ、絶対に間違えるもんか!ちゃんと――」

ピッコロ「おい、お前!」

エリートトレーナー♂「え?」

ピッコロ「そのフリーザはどこに行ったか知ってるか!?」

エリートトレーナー♀「み、緑色…!まさかあの緑のトレーナー!?」

エリートトレーナー♂「た、たしかなことはわかんないですけど、海神の穴の方へ飛んでいったと思いますよ…」

ピッコロ「そうか…わかった。情報、感謝する」

エリートトレーナー♂「は、ハア…」

エリートトレーナー♀「ねえ、あの緑の人も伝説のポケモンを集めてるのかしら?」

エリートトレーナー♂「さあ…しかしあの皮膚の色、病気なのかな?」

ピッコロ「(フリーザのヤツはたしかトランクスが倒したはずだ……いや、何かが原因で俺と同じこの世界に来たとしか…)」

ピッコロ「(ヤツの邪悪な気は感じないが…海神の穴の方にデカい気を感じる。行って、確かめるしかない!)」

海神の穴

ピッコロ「ココか、まさかセレナと修行していた場所にいるとはな…」

ピッコロ「出てこい!フリーザ!!!」

鳥?「?」

ピッコロ「な、なんだこの鳥は…」

ピッコロ「図鑑で確認してみるか」スチャ

図鑑「『フリーザー』、れいとうポケモン。うんたらかんたら…」

ピッコロ「………」

ピッコロ「(考えてもみれば、この世界の人間がフリーザのことなんて知るわけがないか…)」

ピッコロ「(俺も長旅でだいぶ頭をやられてしまったようだな)」

フリーザー「(なんですか?あの緑色は…はじめて見るポケモンですね…)」

ピッコロ「だが、せっかく見つけた伝説のポケモンだ。捕まえて戦力にする価値は大いにあるだろう」

フリーザー「(ワタシを捕まえるですって?ほっほっほ…まさかこのワタシに挑もうとする愚か者がいるとは…)」

ピッコロ「こおりタイプのポケモンか…俺の手持ちにはコイツに有利なタイプがいないが…」

ピッコロ「だが、それで勝敗が決まるわけではない!ヌメルゴン、お前の進化した姿を見せてやれ!!」バッ

ポンッ

ヌメルゴン「グオー!!!」

フリーザー「(ほう!これはすごい!種族値600!)」

フリーザー「(なるほど、これまでのポケモンとはまるで違うようですね。驚きました…素晴らしい能力値です)」

フリーザー「(…参考までにこれからあなたが戦おうとしているワタシの種族値数を教えておきましょう)」

フリーザー「私の種族値数は―」ピッコロ「ヌメルゴン、アイアンテールを使え!」

ヌメルゴン「ハァ!!」バッ

フリーザー「!!!」

バキッ

ギューン バシャーン

ピッコロ「やったか?いや…あの程度で倒れるようなポケモンではないはずだ…」

バシャッ

フリーザー「……」

ピッコロ「不意打ちを喰らわしたからな…相当アタマに来てやがる」

フリーザー「(いいでしょう…!!そこまで死にたいのなら相手になってやるぞ!!!)」

フリーザー「ひゃあっ!!」ビッ

ドンッ

ヌメルゴン「!!」

ピッコロ「今のは…れいとうビームか!?」

ヌメルゴン「(は、はやい!!)」

フリーザー「(ほう、ワタシのビームを喰らって耐えるとは、やはりタダのドラゴンタイプではないようですね)」

フリーザー「(ワタシの部下に欲しいくらいですよ。でも、ワタシにはかなわない)」

ヌメルゴン「(バケモノめ…)」

フリーザー「(そうだ!ワタシはこのれいとうビームだけで戦ってあげましょう。少しぐらいは楽しめるかもしれませんよ?)」

ヌメルゴン「(ほ、ほざけーーーーーっ!!!!)」バッ

ヌメルゴン「ハァ!!!」ズアッ

ヒョイッ

フリーザー「(やはり、600ではこの程度ですか…)」

フリーザー「(ひゃあっ!!)」ビッ

ヌメルゴン「!!」ドンッ

ヌメルゴン「ハァ…ハァ…」

フリーザー「(いいかげんに降参したらどうです?これだけの差を見せてもまだやるつもりですか?)」

ピッコロ「(名前はそっくりだが…さすが伝説のポケモンの一体だけに強い…!)」

ヌメルゴン「ずあっ!!!」カパッ

ドゥン

ヌメルゴン「グッ!!」ガクッ

ブスブス…

フリーザー「(今のはちょっと効きましたよ…ワタシにホコリをつけただけでも、褒めてあげましょう)」

フリーザー「(では、トドメをさしてあげましょうか)」スッ

ピッコロ「(このままではヌメルゴンがやられる…サーナイトかカメックスに変えるか…)」

フリーザー「(フフフ、今度は死ぬかもね)」

ビリッ

フリーザー「(な、なんだ…?体が急に痺れて…!?)」

ヌメルゴン「(どうやら…オレのいぶきが効いたようだな…)」

フリーザー「(キサマ…一体何をしたんだ?)」

ヌメルゴン「(オレのりゅうのいぶきには相手をマヒにさせる効果がある。幸いなことに、今その効果が出てきたようだな)」

フリーザー「(な、なんだと…!?)」ビリビリ

ピッコロ「(ポケモンを弱らせ、状態異常にすれば、更に捕まえやすくなる…そうだったな、セレナ)」

ピッコロ「よくやった、ヌメルゴン。ボロボロになりながらもよく弱らせてくれた」

ピッコロ「(さっきの戦いでずいぶんとダメージを受けているようだな……よし!)」スッ

フリーザー「(ぐぐっ…マヒになったからって、勝ったと思うなよ!この場でトドメをさしてやる!!)」

ピッコロ「フリーザー!このダークボールはキサマの特等席だ!!!」ブンッ

フリーザー「!!!!!」

フリーザー「(し、しまった!!!)」

ポフンッ

ドサッ

フリーザー「(こ、こんなモノ……!!!)」

ボフッ

フリーザー「(こ、ここ……こんな…モノ!!)」

ボフッ

フリーザー「こんな………っ!!!」

ボフッ

フリーザー「(チ、チクショオオオオォォォ!!!!)」

カチッ

やったー!フリーザーをゲットしたぞ!

ピッコロ「なんとかゲットしたか…」

ピッコロ「これで、俺の手持ちは6体…すべて揃ったな」

ピロロロ!ピロロロ!

ピッコロ「ん?」

ブオォン

セレナ「ピッコロさん」

ピッコロ「セレナか…」

セレナ「今度はヒャッコクシティのジム前でバトルしましょう。私はそこで待ってるわ」

セレナ「修行の成果、ピッコロさんに見せてあげるから」

フッ

ピッコロ「…ヒャッコクシティへ向かうとするか」

ギュン

以上になります。
まあ、前々を見ればオチは予想出来ますね

????「ふん、労働なぞくだらん」
???「そんなことより、オラ腹へっちまったあ」

今年最後の投下になります。
今回は結構長めなので、区切りのいいところで途中で休みます。ご了承を

ヒャッコクシティ

老人「アイタタタ…」

「ジイさん、大丈夫か」

老人「いやあ、スマンのう。足を滑らしてしまって……年を取ると、歩くのでさえ不便でな」

「その体で歩くのは辛かろう。俺が家の方へ連れてってやる」

老人「おお、それは助かるわい…ありがとうな、緑の方」

ピッコロ「ふん」

老人の家

ピッコロ「ココがジイさんの家だな?」

老人「ああ、本当に助かったよ…」

ピッコロ「家族はどこだ?どこかに出かけているのか?」

老人「いや…ワシには家族がいなくてな…妻も先立たれた今、独り身なのじゃ」

ピッコロ「ポケモンはいないのか?」

老人「昔は飼ってたが、そのポケモンも死んでな…生憎この体では、ポケモンを捕まえることさえもままならん」

ピッコロ「……そうか、気の毒にな」

ポンッ

ヤンチャム「チャム!」

ピッコロ「ヤンチャム?どうした?」

サーナイト「(ピッコロ様、ヤンチャムさんがこの老人と一緒にいると言っています)」

ピッコロ「なんだって…?」

老人「おや、このポケモンはアンタのポケモンじゃないのかね?」

ピッコロ「(しかし…いきなりどうしたんだ?何故お前がこのジイさんと?)」

サーナイト「(私が彼の言葉を通じて話します)」

サーナイト「(あんなジイさんを一人にさせちゃ危ない!だからオレがこのジイさんのボディーガードになってやるぜ!)」

サーナイト「(それに…情けないがこれからの戦い、この中でオレが一番役に立ちそうにないからな)」

ピッコロ「ヤンチャム…」

ピッコロ「(わかった…少しの間、そのジイさんを守ってやれ)」

ピッコロ「ジイさん、そのヤンチャム、少しの間でよければ貸してやろう」

老人「え、いいのかね…?」

老人「…親切してくれただけでなく、こんないいポケモンまでくれて……キミは本当に優しいトレーナーなのだな…」

ピッコロ「お前にやるとまでとは言っていない。少しの間、貸してやるだけだからな」

老人「ああ、少しの間でいいんじゃ。これで、寂しい思いをせんで済むだろうからな…」

ピッコロ「ヤンチャム…ジイさんをよろしく頼むぞ」

ヤンチャム「(ああ!任せてくれ!)」

老人「アンタのポケモンは大事にするよ。時々でもいいから顔を出しておくれ」

ピッコロ「ふん、覚えておこう」

ヤンチャム「(頑張ってくれよ…みんな)」

サーナイト「(ヤンチャムさん…)」

フリーザー「(まあ、妥当な判断でしょう。この中では彼が一番弱いんですからね)」

ブリガロン「(フリーザー!)」

カメックス「(よさんか!ブリガロン!!)」

ヌメルゴン「(フリーザー、俺達の仲間の愚弄は許さんぞ)」

フリーザー「(ふん)」

ピッコロ「(ボールの中のポケモン共が騒がしいな…少しの間とはいえ、やはりアイツと別れるのはツラいのかもな…)」

ヒャッコクシティ ジム前

ピッコロ「セレナが言っていた、ジムはココか…」

セレナ「待ってたわ、ピッコロさん」

ピッコロ「セレナ…ジムの方はもう制覇したのか?」

セレナ「ええ、この通り。ピッコロさんほどの相手じゃなかったけどね…」

セレナ「やっぱり強くなるには、一番強いトレーナーと戦うのが一番だわ」

セレナ「だから…今度こそピッコロさんに勝たせてもらうわ!」

ピッコロ「ふっ、面白い…だがココは人が多い。場所を変えてもらう」

18番道路のどこか

ピッコロ「着いたぞ」

セレナ「相変わらず、飛ばすんだから…ピッコロさんは」

ピッコロ「ふっ、そういうお前もあれだけのスピードで飛ばしたのにずいぶんとケロッとしてるじゃないか」

セレナ「え?あ、そういえば…」

ピッコロ「よし、始めるぞ」

ピッコロ「ヌメルゴン、出ろ!」バッ

セレナ「あなたの出番よ、ガブリアス!!」バッ

ポンッ

ガブリアス「ギャース!!!」

ヌメルゴン「グオーン!!」

ピッコロ「ほう…ソイツはドラゴンタイプか?」

セレナ「ええ、でもただのドラゴンタイプと思わないでね。私のガブリアスは沢山の修行を積んでるんだから」

ピッコロ「ふっ、それは俺も同じだ…ヌメルゴン!はかいこうせんだ!!!」

ヌメルゴン「波ーーーっ!!!!!」ズアッ

ドゴーン

ヌメルゴン「(やったか…?)」

ガブリアス「グルルル…」モワモワ

ヌメルゴン「!」

ピッコロ「ヤツの気が上がってきてる…!」

セレナ「私だって自分だけを鍛えたわけじゃないわ。ポケモンにだって気をコントロール出来るようにいっぱい修行したのよ」

セレナ「その為にも…ピッコロさんと修行したんだから」

ピッコロ「なるほどな。これでお互い本気でぶつかり合えるわけだ」

セレナ「そういうこと。さあ、始めましょう!!」

セレナ「ガブリアス!げきりん!!」

ガブリアス「ギャース!!!」バッ

ヌメルゴン「!!」

ピッコロ「(あの巨体で、なんて速さだ!)」

バキッ ドガッ

ヌメルゴン「(な、何という速く、重い一撃だ…!!)」

ガブリアス「ガーーッ!!!」

ガンッ

ヌメルゴン「(無念…)」

バタン

セレナ「(すごいわ、ガブリアス…ピッコロさんのポケモンを一撃で…)」

ピッコロ「もどれ、ヌメルゴン!」

ピッコロ「(俺のドラゴンポケモンを倒すとは…アイツめ、相当腕を上げたようだな)」

ピッコロ「ブリガロン!出ろ!!」

ブリガロン「(ガロ!!!)」

ガブリアス「グアア!!!」ドンドンドン

ブリガロン「(げげっ!?なんだあのデカいの!?)」

ピッコロ「ブリガロン!何をするのかわかってるな?」

ブリガロン「(よし!)」コクッ

ピッコロ「(セレナ、目を閉じろ!!)」

セレナ「え?」

ブリガロン「(フラッシュ!!!!!)」カッ

ガブリアス「ガァ!?」

セレナ「うっ!まぶし…」

ガブリアス「グアーーーーー!!!」ドスドス

セレナ「(これがフラッシュ…!?命中率を下げる技じゃなかったの…?)」

セレナ「ガブリアス、落ち着いて!気を感じ取れば捉えられない相手ではないわ!!」

ピッコロ「もう遅い」

セレナ「!?」

セレナ「(ブリガロンが何かを構えてる…!!)」

ブリガロン「(へへ、これだけ気合が溜まりゃ充分か…)」

ガブリアス「グアーーー!!!」ドスドス

ピッコロ「気づかれたぞ!今だ!!」

ブリガロン「(きあいだまだ!!!)」バッ

ビューーーーン

ガブリアス「!?」カッ

ドグォーン

セレナ「ガブリアス!!」

ガブリアス「グルル…」プスプスプス

バタン

セレナ「もどって!ガブリアス!!」

セレナ「(やっぱりピッコロさんと戦ってよかった…。だって、こんなにワクワク出来るんだから!)」

セレナ「出番よ!マフォクシー!」バッ

ポンッ

マフォクシー「マフォ!!」

セレナ「ピッコロさん…私もピッコロさんみたいにポケモンに独自の技を編み出せるように色々研究をしたの」

ピッコロ「ほう、ソイツは楽しみだな…お前がどういう技を考えたのか見せてもらいたいもんだな」

セレナ「言われなくても見せてあげるわ」

セレナ「マフォクシー!ぶんれつ!!」

マフォクシー「マフォ!マフォ!」グッ グッ

ピッコロ「(増えた!)」

セレナ「かげぶんしんを応用して分身に実体を持たせて、その分身にも攻撃を出来るようにしたの」


ぶんれつ

タイプ:エスパー 分類:変化

かげぶんしんの応用で、実体を持った自分の分身を増やす。
かいひりつとめいちゅうが上がるが、こうげきとぼうぎょが下がる

ピッコロ「(驚いたな…アイツがここまで成長するとは…)」

セレナ「驚くのはまだ早いわ。私のマフォクシーは気功波を撃つことだって出来るんだから」

セレナ「マフォクシー、四方向からのかえんだまよ!」

マフォクシー「「「「マフォ!!」」」」ズオアッ

ブリガロン「………」

セレナ「(どうしたの…あのブリガロン、どうしてよけようともしないの?)」

ブリガロン「かあ!!!!」

ボッ

マフォクシー「「「「マフォ!?」」」」

セレナ「き、気合でかき消した!?」

ピッコロ「ブリガロンの特性には【ぼうだん】というのがあってな…

ピッコロ「(コイツには気弾の類は通用しないんだ。大小に関係なくな)」

セレナ「そんな特性があるなんて…」

ピッコロ「(もっとも、かえんほうしゃを出されていたら完全にアウトだったがな…)」

ピッコロ「今度はこちらの番だ。インファイト!」

ブリガロン「はあああああ……!!」ゴゴゴゴゴ

マフォクシー「「「「(ヤツの気がどんどん上がってきてる…!?)」」」」

ブリガロン「(……本体、見つけた!)」ニヤッ

マフォクシー「(ま、待て!どうするするつもりだ!?)」

ブリガロン「(よーい)」

ブリガロン「(ドン!!!!!)」バッ

マフォクシー「!?」

ブリガロン「ずあっ!!!」

バキッ 

ブリガロン「でででででい!!!」

ズバババ

マフォクシー「ガハッ…」

ブリガロン「ぐおおお!!!!」

ズン

マフォクシー「か…か…!」グラッ

ズザッ

セレナ「マフォクシーもどって!!」

ピッコロ「(ブリガロンのヤツは格闘センスはあるんだが…イヤな記憶を思い出させやがって…)」

セレナ「(二体もやられるなんて…でも、まだまだ!)」

セレナ「ニャオニクス!出て!」バッ

ポンッ

ニャオニクス「ニャオ!」

ピッコロ「(マフォクシーと同じエスパータイプか…)」

ピッコロ「(こちらもさっきの戦いで手の内を見せてしまったからな…間違っても前みたいにシャドーボールは撃ってこないだろうが…)」

ニャオニクス「」シューン

ブリガロン「(な、なんだ?アイツも舞空術が使えたのか?)」

ブリガロン「(くそ!特訓の時、あんなことしなかったクセに!)」シューン

ニャオニクス「………」

ブリガロン「(相変わらず表情の読み取れないヤツだな…)」

ニャオニクス「(マフォさんの仇、とってやる)」ピッ

ブリガロン「(なんだ?)」

ニャオニクス「(シグナルビーム!!)」どどん!

ブリガロン「(ふん、なんだ気功波じゃないか。こんな物…)」

ピッコロ「よけろ!ブリガロン!!」

ブリガロン「!?」

サッ

ドゴーン

ブリガロン「(な、なんて威力だ…!)」

ピッコロ「(あのバカめ…どんな技かも見切れんのか!)」

ニャオニクス「(こっちだよ)」ピシュン

ブリガロン「(い!?)」

ニャオニクス「(シグナルビーム!!)」どどん!

ブリガロン「!!」ビッ

ドゴーン

ブリガロン「(ちくしょお…せっかく絶好調だったのにぃ…)」プスプス

パタッ

ピッコロ「(ヤツは舞空術や瞬間移動が出来るのか…)」

ピッコロ「もどれ!ブリガロン!!」

セレナ「(これで二体目…!まだ三体もいるなんて…)」

セレナ「(ふふふ、でもこういう時が一番ワクワクするのよね!)」

ピッコロ「(ふっ、ポケモンバトルでここまで楽しめるとはな…悟空のヤツらには教えたくないものだ」

ピッコロ「(お互いに三体か…どうやらコイツを出す時が来たようだな)」

ピッコロ「出ろ!フリーザー!!」バッ

ポンッ

フリーザー「(ふぅ、やっと私の出番が来ましたね)」

セレナ「フリーザー!?どうしてピッコロさんがフリーザーを…?」

ピッコロ「ふっ、偶然というヤツでな…以前、お前と修行していた場所にタマタマいたのさ」

セレナ「……伝説のポケモンだからといって、あのフリーザーだからといって無敵なわけじゃないわ!

セレナ「ニャオニクス、サイコキネシス!!」

ニャオニクス「ニャオ!」ピッ

フリーザー「(はて……一体何をしたのですか?)」

ニャオニクス「(超能力が効かない…!?)」

セレナ「ニャオニクスのサイコキネシスが効かないなんて…」

ピッコロ「なるほど…伊達に伝説のポケモンと呼ばれているわけじゃないようだな」

ピッコロ「ぼうふうだ!」

グッ

ニャオニクス「?」

フリーザー「ばっ!!!」ゴオァッ

ゴオオオオオオオ

セレナ「きゃあ!」

ピッコロ「(凄まじい風だ…こっちが吹き飛ばされるぞ…)」

ニャオニクス「ニャ、ニャアー!!!」ブワッ

ビッターン

ニャオニクス「」パタッ

セレナ「ニャノニクス、もどって!!」

フリーザー「(おやおや、そよ風を起こしただけなのに…か弱い小猫さんですね)」

セレナ「(強い…!これが、伝説のポケモンの力…)」

セレナ「(でも、相手が伝説のポケモンだからって簡単に負けるもんですか!)」

セレナ「サンダース!頼んだわ!」バッ

ポンッ

サンダース「ダース!!」

フリーザー「(ほう、でんきタイプですか…)」

サンダース「(なんだい、ひこうタイプじゃないか。いくら伝説だからって、オレの電撃喰らったらイチコロじゃないのか?)」

フリーザー「(大した自信のようですね。しかしこの私に相性なんてものはムダですよ)」

サンダース「(ふん、ならその大口叩けなくしてやるぜ!!!)」シャッ

セレナ「かくらんして、10万ボルトよ!」

サンダース「ダース!」

シャッ シャッ シャッ

フリーザー「(なるほど。なかなかの素早さですね…)」

サンダース「(俺のスピードについて来れるかよ!!!)」ギュンッ

サンダース「!?」

フリーザー「(これはこれはお久しぶり)」

セレナ「(ど、どうして!?スピードはサンダースの上なのに…)」

ピッコロ「あのガキどもがくれたアイテムが役に立ったか」

セレナ「そ、それは…せんせいのツメ!?」

フリーザー「(ほっほっほ、あの緑男め、こんないいものをくれるなんて、満更ついて来たのは間違いではありませんでしたね)」

サンダース「(ふ、ふざけやが…)」

フリーザー「ひゃっ!!」ビッ

サンダース「!!」ドンッ

ピッコロ「な!アイツ…俺の命令を聞かずに!」

セレナ「えっ」

フリーザー「(ひゃひゃひゃひゃひゃ!!!)」ビビビビッ

サンダース「(うげっ!がはっ!)」ドンドンドン

セレナ「サ、サンダース!!」

ピッコロ「フリーザー!もういい!!それ以上攻撃するな!!!」

フリーザー「(ふん、これからという時にあれこれ指図をしないでもらいたいですね)」ビビビッ

ピッコロ「フリーザー!!俺の言うことが聞けんのか!!!」

ピタッ

フリーザー「(わ、わかりましたよ…私も少々やりすぎたようですしね…)」

サンダース「……」パタッ

セレナ「サンダース、もどって!!」

セレナ「(とうとう手持ちが一体に…こうなったら……)」

ピッコロ「すまないセレナ…捕まえたばかりとはいえ、まだロクに手懐けてもいないポケモンを出してしまったから…」

セレナ「気にしないでピッコロさん、さ、気を取り直してバトルを続けましょう」

セレナ「…私もピッコロさんに謝らなければならないことがあるの」

ピッコロ「なんのことだ?」

セレナ「これよ」スッ

ピッコロ「それは…メガリング!?」

セレナ「コルニさんがね、私の為に用意してくれたの。メガシンカにはメガシンカでぶつかってやれと」

セレナ「メガリングのこと黙ってて、ゴメンなさい。本当だったらピッコロさんに事前に伝えたほうが良かったろうけど…」

ピッコロ「(アイツめ、味なマネしやがって…)」

セレナ「でも相手が伝説のポケモンなら、これを使わない手はないわね…」

ピッコロ「それをどう使うかはお前次第だ。好きにするといい」

セレナ「それじゃあ、お言葉に甘えていただくわ!」スチャ

セレナ「アブソル、あなたに力を!」カッ

セレナのアブソルナイトとセレナのメガリングが反応した!

ゾワッ

メガアブソル「クオオオオ!!!!!」ズウゥゥゥン

シュウウウウ…

アブソルはメガアブソルにメガシンカした!

ピッコロ「(アブソルのパワーと気が大幅に上がっている…)」

セレナ「アブソル!あなたの力を見せてあげて!」

フリーザー「(ホッホッホ、何やら妙な変身をしたようですが…そんなコケおどしで私は倒せませんよ)」

メガアブソル「(ハッタリかどうかは今、見せてやるよ)」シャッ

ズドドドド ガガガガッ ズダダダダ

フリーザー「(コイツ…さっきのヤツらと実力が違う!)」

ピッコロ「(まずい…パワーはセレナのポケモンの方が圧倒的に優位だ…)」

フリーザー「(す、少しはやるようですね…この私をここまで本気にさせるなんて…)」

メガアブソル「(アタシはてんで本気を出しちゃいないよ?)」

フリーザー「(本気を出してないだと?よくもまあそんな寝言を……)」

フリーザー「(いちいちカンにさわる野郎だぁーーーーー!!!!)」バッ

サッ

フリーザー「(は、速っ!?)」

セレナ「ふいうちよ!」

メガアブソル「クアッ!!」

ズンッ

フリーザー「ゴエッ…」

フリーザー「(ウグググ…)」

メガアブソル「(どうした、もう終わりかい?)」

ピッコロ「フリーザー!ヤツに直接攻撃はするな!!特殊攻撃で迎え撃て!」

フリーザー「(後悔しやがれっ!!!)」ビッ

セレナ「みきりよ!」

サッ

メガアブソル「(遅いね)」

フリーザー「(な、何!?)」

セレナ「ダメおしよ!」

メガアブソル「(そーら)」

バキッ

ピッコロ「急所を喰らった!」

フリーザー「(おおっ!うおおお…!!!)」

ピッコロ「(あのフリーザーが押されている…!)」

フリーザー「(うぐぐぐぐ…ち、チクショオオオ!!)」

メガアブソル「(もう終わりかい?あっけないねえ…)」

フリーザー「(このフリーザー様が…こんな、こんなポケモンごときに…っ!!)」バタッ

ピッコロ「もどれ!フリーザー!」

セレナ「(これで三体目…)」

ピッコロ「やはり……メガシンカにはメガシンカでぶつけるしかないようだな」

ピッコロ「(カメックスかサーナイトか…あくタイプのアブソルならば…)」

ピッコロ「お前の出番だ!サーナイト!!」バッ

ポンッ

サーナイト「サーナ!」

ピッコロ「ケリをつけてもらうぞ!」カッ

サーナイトのサーナイトナイトとピッコロのメガリングが反応した!

ゾワッ

メガサーナイト「ハー!!!!!」ズウゥゥゥン

シュウウウウ…

サーナイトはメガサーナイトにメガシンカした!

メガサーナイト「………」シュオンシュオン

セレナ「(すごい…サーナイトの気がどんどん上がってきてる…)」

メガサーナイト「(まさか…アナタまでメガシンカが出来るなんて…)」

メガアブソル「(パワーアップしたのは自分だけとは思わない方がいいよ)」

メガサーナイト「(メガシンカしたアナタがどこまで強いか見せてくれませんか?)」スッ

メガアブソル「(上等だよ)」スッ

シュバッ シュバッ

ババババ ガッ ガガガッ

ドゴン ドゴン ドゴン

ピッコロ「(…気のぶつかり合いで地面が揺れてやがる)」

ピッコロ「(まったく、ポケモンという生き物はサイヤ人のように戦闘センスに恵まれてやがるぜ…)」

セレナ「(早い…!目で追えるのがやっとだわ!)」

セレナ「(これが、メガシンカの力…)」

メガアブソル「(ふっ、やるじゃないか)」

メガサーナイト「(アナタこそ…なら、お互いこれで決着をつけましょう)」クイッ

メガアブソル「(そうこなくっちゃ)」スッ

メガアブソル「クオオオオオ……」

メガサーナイト「ハアアアアア……」

ズゴゴゴゴゴゴ

セレナ「(二体の気が溜まってきてる…アブソル、まさかあれを使う気なの!?)」

ピッコロ「(ココにいる野生のポケモン達の気がなくなっている…どうやら避難が終わったようだな…)」

ピッコロ「(サーナイト…あの技を使うということはこれで終わらせるつもりか!)」

メガアブソル「(ギガインパクト!!!!!)」ズオッ

メガサーナイト「(ばくりきまは!!!!!)」ズオッ

ドオォォォン

セレナ「きゃああああ!!!」

ピッコロ「くっ!!」

ばくりきまは

タイプ:あく 分類:特殊 威力:150 命中:90 

魔族系統威力最強の技。先代大魔王が使っていた技であり、
全身に気を溜め、強力なエネルギー波を放つ。消耗が激しいため、次のターンでは反動で動けなくなる
(っていうかギガインパクトとほとんどおんなじ)

パラパラ… モクモク

ピッコロ「治まったか…」

セレナ「(片方の気が消えてる…この気はまさか…!)」

メガサーナイト「ハァ、ハァ…」

メガアブソル「………」

ピッコロ「サーナイト…」

セレナ「アブソル…?」

メガアブソル「……ガハッ」

バタッ

セレナ「アブソル、お疲れ様…」

ピッコロ「勝ったか…」

メガサーナイト「(危なかった…)」

メガサーナイト「(もし、アブソルがニャオニクスみたいにテレポートを使えてたら、当てることが出来なかったかもしれない…)」

ピッコロ「よくやった、サーナイト。もどっていいぞ」

セレナ「また、負けちゃった…」

ピッコロ「いい勝負だったぞ、セレナ。正直お前がここまで強くなったのには驚きだ」

セレナ「ありがとう…でもまだまだピッコロさんには及ばないわね」

ピッコロ「まだどっちが強いか決まったわけじゃない。俺に勝ちたいなら更に修行を積むんだな」

セレナ「うん。ピッコロさんはこれからゴジカさんに挑むんでしょ?だったら回復してあげるわ」

ピッコロ「あ、ああ。スマンな」

セレナ「絶対に勝ってね?ピッコロさんが他の相手にやられるなんて私、イヤだから」

ダッ

ピッコロ「(よし、ヒャッコクシティへもどるか)」

ゴジカ戦につづく…出来しだい、投下します

ヒャッコクジム

ピッコロ「周りが宇宙になってるが…一体どういう構図なんだ…?」

占い師「来ましたね…緑のトレーナー、ピッコロ様」ふわっ

ピッコロ「(コイツ…舞空術が使えるのか…!?)」

ピッコロ「お前がシトロンが言っていた占い師、ゴジカか?」

ゴジカ「はい…ピッコロ様、貴方が来るのお待ちしてましたわ」

ピッコロ「なら、話が早い。俺がココに来た目的だって知ってるはずだ」

ゴジカ「ええ、しかし…タダで教えるわけにはいきません」

ピッコロ「わかっている…バトルで勝たなければ教えてはもらえそうにないな」

ゴジカ「異世界に来た貴方がどれほどの実力なのか…私に見せてください」


ゴジカ「ヤドキング、出番ですよ」バッ
ポンッ

ヤドキング「ヤド」

ピッコロ「ブリガロン、出ろ!」バッ

ポンッ

ブリガロン「ガロ!」

ピッコロ「葉円斬だ!」

ブウゥゥン

ハリボーグ「(葉円斬!)」ギャンッ

ギャルルルル

ゴジカ「(はっぱカッターとは違う…一体どういう技なのですか…?)」

ゴジカ「よけなさい、ヤドキング!」

ヤドキング「ヤ、ヤド!」さっ

ゴジカ「あの技は危険です!かなしばり!!」

ヤドキング「キエーーーーーーーッ!!!!」

ブリガロン「!?」ビキッ

ブリガロン「(どうしたんだ?葉円斬が使えない…?)」

ピッコロ「(技を封印されたか…かくとう技しかないが、仕方あるまい!)」

ピッコロ「ブリガロン!別の技を使え!」

ブリガロン「(クソッタレ!こうなりゃインファイトだ!!)」

ブリガロン「でででででい!!!」バキッ ズバババ ズン

ヤドキング「グギギ…」

ピッコロ「(あと一発食らわせば、いくらエスパータイプといえども…)」

ゴジカ「ヤドキング、オボンのみを食べなさい」

ヤドキング「ヤド」パリポリ

ピッコロ「(きのみか…体力を回復されたか)」

ゴジカ「ヤドキング……アレをやりなさい」

ヤドキング「ヤド」コクッ

ゴジカ「ピッコロ様…鼻を塞ぐことをお勧めします」

ピッコロ「?」

ヤドキング「オゴゴゴ…」

ゴジカ「ヤドキング、ゲップです!」

ヤドキング「ブハア!!!」ゴゲェ

モワァ

ブリガロン「!?!?!?」

ピッコロ「うっ…」

ブリガロン「(く、くっせーーー!!!)」

ブリガロン「(ヤバい…アタマが、クラクラする…)」

ブリガロン「(ま、参った…)」

バタッ ヒクヒク

ゴジカ「効果はバツグンのようですね…ゲホッ」

ピッコロ「なんてニオいなんだ…まったく」

ピッコロ「もどれ!ブリガロン!」

ピッコロ「(くそっ、まだニオイが続いてやがる…)」

ピッコロ「(鼻がなさそうなヤツを選ぶしかないか…)」

ピッコロ「ヌメルゴン、出ろ!」バッ

ヌメルゴン「グオー!」

ゴジカ「(ドラゴンタイプ…厄介なのが来ましたわね…)」

ピッコロ「10万ボルトを使え!!」

ヌメルゴン「」バチバチ

ヤドキング「ギエエエエエエーーーー!!」バリバリ

ヤドキング「」プスプス

ゴジカ「もどりなさい、ヤドキング」

ゴジカ「ニャオニクス、行きなさい!」

ニャオニクス♂「ニャオ」

ピッコロ「(セレナのヤツと同じポケモンのようだが…色が違うな)」

ゴジカ「ニャオニクス!ミストフィールドを使いなさい!」

ニャオニクス♂「ニャオ!」バッ

ヌメルゴン「!」

ピッコロ「なんだ…周りが霧のように…?」

ピッコロ「何かあるかわからん、気をつけろ!りゅうのはどうだ!!」

ヌメルゴン「ずあっ!!!」ドゥン

ゴジカ「やはり、そう来ましたね…」

ピッコロ「!?」

モワモワ

ニャオニクス♂「ニヤリ」

ヌメルゴン「(バ、バカな…!?)」

ニャオニクス♂「(もうおしまい?じゃあ、私から行くわよ!)」

ゴジカ「シャドーボール!!!」

ニャオニクス♂「(これでも喰らいなさい!!)」ズアッ

ヌメルゴン「ハァ、ハァ…」

ニャオニクス♂「(オホホ、苦しい?今、楽にしてあげるわ…)」

ピッコロ「もどれ、ヌメルゴン!」

ニャオニクス♂「(あら)」

ピッコロ「(あの霧は何かがある…ドラゴンタイプの攻撃が通用しなかったことに何か関係があるようだな…)」

ピッコロ「サーナイト、出ろ!」

サーナイト「サーナ!!」

ニャオニクス♂「!?」

ニャオニクス♂「(メ、メスは寄らないでちょうだい!気持ち悪いわね!)」

サーナイト「(う…このポケモン…オカマ?)」

ニャオニクス♂「(言ってはならないことを言ったわね…私を怒らせたら――)」

ピッコロ「テレポートアタック!!」

ピシュン ズンッ

サーナイト「(で、怒らせたら…何ですって?)」

ニャオニクス♂「ホゲ…」

バタッ

ゴジカ「ニャオニクス、もどりなさい!」

ゴジカ「先ほど戦った少女もそうでしたが…貴方も想像以上の強さですね…」

ピッコロ「当たり前だ。こちらも情報が欲しくて必死だからな」

ゴジカ「…どうやら切り札を使わねばならない時が来たようですね」

ゴジカ「(本当はニャオニクスが私の切り札だったのですが…この時の為にとっておいて良かったわ)」

ゴジカ「フーディン!出なさい!」バッ

ポンッ

フーディン「フーディン!!」

ピッコロ「(コイツがヤツの切り札…なるほどたしかに強さは本物のようだな)」

ピッコロ「ならば、一気に攻めるぞ!」カッ

サーナイトのサーナイトナイトとピッコロのメガリングが反応した!

ゾワッ

メガサーナイト「ハー!!!!!」ズウゥゥゥン

シュウウウウ…

サーナイトはメガサーナイトにメガシンカした!

ピッコロ「相手がエスパータイプなら、お前が有利だ!ませんこうを使え!!」

メガサーナイト「(ませんこう!!!)」サッ

メガサーナイト「ハッ!!!」ズオ

フーディン「!?」カッ

ドゴーン

フーディン「ハァ!ハァ!」

ピッコロ「(バリアーを張ったか…)」

ピッコロ「サーナイトのませんこうを喰らってよく耐えた、というところだが…どうやら満身創痍のようだな」

ゴジカ「いいえ…喜ぶのはまだ早いですよ」

ピッコロ「?」

フーディン「(ククククク…)」

メガサーナイト「(何が、おかしいの?)」

フーディン「(嬉しいぞ…これほどの強さを持った相手と出会えるとはな……)」

メガサーナイト「(何を言ってるの?)」

フーディン「(気に入ったぞ、その体)」ニヤリ

メガサーナイト「(!?)」

ゴジカ「(これを出すときが来たようですね…フーディンが使えるように日夜修行に励んだ、あの幻の技…)」

ゴジカ「ハートスワップ!!!」

メガサーナイト「(う、動けない!)」

ピッコロ「何をする気だ!?」

フーディン「チェーーーーンジ!!!!!」

ピッコロ「一体、何をしたんだ?」

ゴジカ「あの二体の会話を聞いていればわかるはずですわ」

ピッコロ「!?」

フーディン(メガサーナイト)「(こ、これは…私の体じゃない!?)」

メガサーナイト(フーディン)「(クックック、交換させてもらったぜ…俺よりも強く素晴らしい体をな!)」

フーディン(メガサーナイト)「(あなた…私に一体何をしたの!?)」

メガサーナイト(フーディン)「(ハートスワップ……それは相手の能力と心を入れ替える、幻の技だ!)」

フーディン(メガサーナイト)「(能力と心を入れ替えるですって…?)」

ピッコロ「なんということだ…」

メガサーナイト(フーディン)「(なーに、心配するな。戦いが終わったらちゃんと元の体に戻してやるさ)」

メガサーナイト(フーディン)「(それまではお前の体で好き放題暴れさせてもらうぜ!!)」バッ

メガサーナイト(フーディン)「(テレポートアタックだ!)」ピシュン

フーディン(メガサーナイト)「!」

メガサーナイト(フーディン)「(ハハハ!トドメだ!!)」

パシッ

メガサーナイト(フーディン)「(なに!?)」

フーディン(メガサーナイト)「(どうしたの?ずいぶんとスローな攻撃ね)」

ピッコロ「ゴジカ…どうやらキサマは大きな誤算を生んでしまったようだな」

ゴジカ「え?」

メガサーナイト(フーディン)「ハッ!トァー!」

シュッ サッ

フーディン(メガサーナイト)「(足下がお留守よ)」

バキッ

メガサーナイト(フーディン)「ど、どういうことだ!?パワーはこちらが上のはずなのにこちらが押されているだと…?」

フーディン(メガサーナイト)「(アナタにはわからないわ…ピッコロ様のポケモン達が他のトレーナー達とは違う戦い方をしているということを)」

フーディン(メガサーナイト)「(特に…気の扱い方を知らないアナタには、私の体をコントロールすることなんて出来るはずがないわ)」

メガサーナイト(フーディン)「(き、キ…!?)」

フーディン(メガサーナイト)「(それに…アナタはエスパータイプでしょ?慣れない近接技を使っても無意味よ)」

メガサーナイト(フーディン)「(く、おのれ…!)」

メガサーナイト(フーディン)「(気だか木だか知らんが、そんなものを使わなくとも今の俺は最強の体を持ってるのだ!)」

メガサーナイト(フーディン)「(キサマの技…使わせてもらうぞ!!!)」スッ

メガサーナイト(フーディン)「(ませんこうーー!!!)」バッ

シ~ン

メガサーナイト(フーディン)「(な、なぜ撃てんのだ?)」

フーディン(メガサーナイト)「(それじゃあ今度はアナタの技を使わせてもらうわ)」スッ

メガサーナイト(フーディン)「!!」

フーディン(メガサーナイト)「(はかいこうせん!!!)」ズアッ

メガサーナイト(フーディン)「ま……」カッ

ドゴーン

ゴジカ「そ、そんな…」

ピッコロ「そういうことだ。慣れない体を扱うものではないな」

メガサーナイト(フーディン)「(この俺が…まさか、自分の体にやられるとは……)」プスプス

フーディン(メガサーナイト)「(そんなつまらない技に頼らなくとも、アナタの実力は充分に備わっているのに…)

フーディン(メガサーナイト)「(さあ、早く元の体に戻しなさい。お互い、この体で一生生活するのはイヤでしょう?)

メガサーナイト(フーディン)「(は、はい)」

ピッコロ「……元にもどったのか?」

ゴジカ「ええ、間違いなく」

ゴジカ「やはり…どんなに強い体を手にしても、それを扱いこなさなければ意味がないのですね…」

ゴジカ「それでは、サイキックバッジとわざマシン04『めいそう』を貴方にお渡しします」

ピッコロはゴジカからサイキックバッジとわざマシン04をもらった!

ピッコロ「さて、約束だ。これからの占いを願おうか」

ゴジカ「ええ、わかりました。ではこちらへ来てください」

ゴジカ「……」

ピッコロ「何かわかったか?」

ゴジカ「……近い未来、どうやら貴方はピンク色をした生物と出会うようです」

ピッコロ「ピンクの…生物…?」

ゴジカ「ええ、しかしそのピンクの生物がどんなものなかはわかりません。少なくとも貴方の人生に大きく関わるものとなるでしょう」

ピッコロ「…そいつは伝説のポケモンか何かか?」

ゴジカ「残念ながら、そこまではわかりません…あくまでこれからアナタに起きる運命を表すものですので…」

ピッコロ「……まあいい、何かが起こることはたしかなようだな」

ゴジカ「あまり役に立てるものではなくてすみません。私がアナタに予言出来る未来はこれしかわからなくて…」

ピッコロ「世界は広い…焦らずに情報を探し集めればいいだけのことだ」

ピッコロ「ジャマしたな」

???「いや、しかしあれだな…大したヤツだよ。まさか今日のうちに二人もスゲえヤツと出会うなんてな」

???「これからアイツらと戦うと思うとワクワクするぜ」

ゴジカ「ずいぶんと呑気なのですね…これから世界が危機にさらされているとも知らずに…」

???「せ、世界の危機だって!?」

ゴジカ「ええ、近いうちに…いえ、もしかしたらすぐに…カロスだけでなく世界が滅ぶかもしれないという未来が出てきたのです」

???「お、おい、そりゃあヤバいんじゃないか?」

ゴジカ「けど、大丈夫です…きっとあの二人が世界を救ってくれるかもしれないのです」

???「え…どういうことだい、そりゃあ…あの二人が世界を救うだって?」

ゴジカ「なんとなくそういう予感がするのです。数年前、世界の危機を救ってくれた若きトレーナー達のように」

???「あの緑のあんちゃんとお嬢ちゃんが、ねえ…」

ヒャッコクジム前

「ピッコロさん!」

ピッコロ「セレナ…?」

セレナ「ピッコロさんもゴジカさんに勝ったようね」

ピッコロ「お前、次のジムへ向かわないでいいのか?」

セレナ「それよりもまたバトルしましょう。私ね、これから毎日ピッコロさんに修行というか、勝負を挑もうと思うの」

セレナ「ピッコロさんのポケモンを回復させてあげるから、いいでしょ?」

ピッコロ「まったく、困ったヤツだ…」

ピロロロ!ピロロロ!

ピッコロ「待て、どうやら誰かからホログラムメールが来てるようだ」

セレナ「あれ…私のもだ」ピロロロ!ピロロロ!

ブオォン

ピッコロ「フラダリ!?」

フラダリ「こんにちは、ホロキャスターを持つポケモントレーナー達よ…」

セレナ「フラダリさん、一体どうしたのかしら?」

フラダリ「私はフラダリ、このホロキャスターの開発者であり、そしてフレア団のトップであるモノです」

セレナ「フラダリさんが…フレア団の!?」

フラダリ「そして、今このホログラムメールを開いてるトレーナー達に心して聞いてほしいことがあります」

フラダリ「これよりフレア団は最終兵器を復活させ、我々以外の異物を消し去り、美しい世界を取り戻す」

ピッコロ「(最終兵器だと…?)」

ざわざわ ざわざわ

トレーナーA「おいおい、何だこりゃ?」

トレーナーB「何ワケのわかんねえことを言ってんだ?このオッサン」

ピッコロ「(周りのトレーナー達も騒ぎ出してるな…)」

フラダリ「何も生み出さない輩が明日を食いつぶしていく…」

フラダリ「このままでは世界は醜い争いで覆われてしまうでしょう」

フラダリ「繰り返します!フレア団は最終兵器を使い、世界を一掃します!!!」

フラダリ「フレア団以外のみなさん……残念ですが、さようなら」

フッ

セレナ「……フラダリさん……何を言ってるの?」

ピッコロ「………」

トレーナーC「ねえ…フレア団って何を言ってるの?この人…」

トレーナーD「世界を一掃するって、マジで言ってんのかよ…?」

ざわざわ ざわざわ

セレナ「周りの人達もみんな騒ぎ出してる…」

セレナ「ピッコロさん!フレア団のアジトを探しましょう!」

セレナ「けど、フラダリさんがいそうなのって…」

ポコペンポコペンダーレガツツイター ポコペンポコペンダーレガツツイター

ピッコロ「来たか…」

セレナ「ピッコロさん、その携帯は?」

ピッコロ「なに、知り合いに貰った物だ。今来てるのはおそらくはその知り合いからだろう」

ピッ

パンジー「ピッコロ!さっきのホロキャスター聞いた!?」

ピッコロ「パンジーか。お前も聞いたようだな」

セレナ「パンジーさん!?」

パンジー「ええ、それと連中の居場所を掴んだわ」

パンジー「私は今、ミアレシティのメディオプラザ近くのポケモンセンターにいるから、そこで待っているわ」

ツーツーツー

セレナ「ピッコロさん…」

ピッコロ「セレナ、俺はこれからフレア団の本拠地を叩きに行く」

ピッコロ「おそらく生きて帰れる保証はない。お前はもしもの為にパンジーと一緒にいろ」

セレナ「水臭いわ、ピッコロさん。私だって発電所や工場でピッコロさんと何度も修羅場をくぐり抜けてきたのよ?」

セレナ「それに…ライバルのピッコロさんを一人にすることなんて出来ないわ」

ピッコロ「……だろうな。では、パンジーが待っているポケモンセンターへ向かう。そこで準備を整えるぞ」

セレナ「わかったわ。でもその前に…」スチャ

セレナ「チルタリス!出て!」バッ

ポンッ

セレナ「チルタリス!ミアレシティのメディオプラザの方へ向かって!」

チルタリス「チル」

ピッコロ「ソイツは俺の速さについて来れるのか?」

セレナ「バカにしないで、私のポケモンだってピッコロさんのスピードに負けないんだから」

ピッコロ「ふっ、頼もしいな。では行くぞ!」

ギュン ギュン

グァオオオオッ

ピッコロ「(世界を一掃するだと?フラダリめ……世界を破壊してどうするつもりだ…?)」

おまけ 現在のセレナの手持ち

・マフォクシー♂ 性格:れいせい 特性:もうか

わざ:マジカルフレイム/オーバーヒート/めいそう/ぶんれつ

・ニャオニクス♀ 性格:うっかりや 特性:すりぬけ

わざ:シャドーボール/サイコキネシス/シグナルビーム/でんじは

・アブソル♀   性格:いじっぱり 特性:きょううん

わざ:ふいうち/みきり/ダメおし/ギガインパクト

・サンダース♂  性格:むじゃき 特性:はやあし

わざ:こうそくいどう/10万ボルト/はかいこうせん/バトンタッチ

・ガブリアス♂ 性格:ゆうかん 特性:さめはだ

わざ:げきりん/かみくだく/ドラゴンクロー/じしん

物語はいよいよ後半に…
フレア団との決戦は本スレで終わらせたかったのですが
さすがに本スレだけのレスだけでは足りそうにないので次スレで投下します
HTML化と次スレの方は続きが出来次第投下します
それまでは雑談等、荒れない範囲であればご自由にしてください

では、よいお年を

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