ハーマイオニー「…バレンタインデー」 (32)

チョウ「こ、これっ!あげる…」

ハリー「うわっ!、ああ、ありがとう…」

ロン「…」

~~~~~~

ロン「君さぁ、どうして女の子からそんなにメッセージカードだのを貰えるんだい?」

ハリー「う~ん、僕も分かんないや、いつもはこんな事はないんだけど…うーん…」

ロン「あれ、なんかちょっと会話がズレているようだね」

ハリー「? どういう事だいロン」

期待

いつでも見てる

ロン「そもそもハリー、君はもちろんバレンタインデーを知っているよね」

ハリー「ば、バレ…タ…なんだそれ」

ロン「…あー。やっぱり知らなかったのか」

ハリー「バレン…なんて知らないし」

ロン「はぁ。何て説明すりゃいいんだろ。僕はいつの間にか知っていたんだけど」

ロン「バレンタインデーというのはね、女の子が男の子に気持ちを伝えたりっていう感じの日なんだよ」

ハリー「ごめん、よく分からない」

ロン「日本ではチョコをあげたりするらしい…分かんない?」

ハリー「だって、何でこの日に限ってそんな事が起こるんだ?別に他の日だって…しかも『バレンタイン』?って言う名前に何でなったのか…とか」

ロン「う…そこら辺は僕もお手上げさ。ハーマイオニー辺りに聞けば分かるんじゃない?」

ハリー「ハーマイオニーだね、ありがとう!」ダッ

ロン「…果たしてハーマイオニーに押し付けて良かったものか」

ハーマイオニー「女の子達にはハリーがどこにいるか聞かれるし、大体バレンタインというのはね…!」

ハリー「やっぱり知っているんだね!ハーマイオニー!!!」バッ

ハーマイオニー「は、ハリー!?」

ハリー「うん、早速だけど聞きたい事が…」

ハーマイオニー「待ちなさいハリー、私は今隠れていたつもりなんだけど、どうして見つけられたの?」

ハリー「いたずら完了」

ハーマイオニー「あぁ…」

ハリー「忍びの地図さ、かくれんぼに最適だね」

ハーマイオニー「ハリー…はぁ…」

ハリー「どうしたんだい、溜め息なんてついて、ハーマイオニーらしくないじゃないか」

ハーマイオニー「私、今その地図をホグワーツの女の子達にあげたいと強く願ったわ」

ハリー「どういう意味か分からないけど…あ、そうそう忘れてた。聞きたい事があったんだ」

ハーマイオニー「…何?」

ハリー「バレンタインデーって、何?」

ハーマイオニー「…ハリー。私が思っている事が確かなら、貴方は今日バレンタインを満喫しているはずよ」

ハリー「?」

ハーマイオニー「まさかバレンタインデーを知らなかった…貴方今全国のモテない男を敵に回したわよ」

ハリー「よく分からないけど…兎に角バレンタインというものを教えてよ、さっきボヤいてたじゃないか」

ハーマイオニー「貴方ってそんなに耳良かったかしら」

ハリー「フレッドとジョージから『伸び耳』を貰ってたんだ」

ハーマイオニー「なんで今日に限ってそんなに準備がいいのよ…」

ハリー「バレンタインってのがヴォルデモートの復活祭とかだった時に備えてだよ」キリッ

ハーマイオニー「あなたふざけてない?」

バレンタインデーとは
いつも女は告白待ちで男から行動しなければいけないという不文律にいい加減嫌気がさした男たちが創設した
女性から告白させるための日である
似たものに、校庭の伝説の木などが存在する

バレンタインデーとは
国民的休日で家から出るのを禁止されてた日のはず

しえん

ハリー「いやふざけてないよ?っていうかなんでさっきから聞いているのに教えてくれないんだよ…まさか!」

ハーマイオニー「なによ」

ハリー「なんか恥ずかしい事だったのか!?そんな…」

ハーマイオニー「ハリー」

ハリー「はいなんでしょう」

ハーマイオニー「あなたやっぱりふざけてるわね」

ハリー「ふざけてないよ…本当に知らないんだってば」

ハーマイオニー「普通の人だったら知ってるわよ…」

ハリー「僕選ばれし者だもん」

ハーマイオニー「…」バコン

ハリー「ハーマイオニー!痛いから!痛いから無言で殴ってくるのはやめて!」

ハーマイオニー「はぁ…」

ハリー「全く、この前同じやり取りをした時は薄い本で殴ってきたのに…まさか!?」

ハーマイオニー「今度は何よ、あと薄い本とか言うのやめなさい」

ハリー「まさか…倦怠期!?」

ハーマイオニー「いつ貴方と私が結婚したわけ!?」

ハリー「うぅ…ツッコミがいつもより激しいよ…」

ハーマイオニー「貴方がいつもよりボケるからでしょうが」

ハリー「僕、激しいのはあまり好きじゃないよ…ハーマイオニー…」

ハーマイオニー「誤解を招く言い方はやめなさい」

ハリー「っていうか、いつ結婚したって…」

ハーマイオニー「なんで唐突に話を戻してきたのよ…」

ハリー「話を戻しちゃいけないんなら僕がバレンタインの事聞けないじゃないか…でさぁ」

ハーマイオニー「そういえばバレンタインの話だったわね、まぁ今は結婚の話を聞いてあげましょう、それで?」

ハリー「僕と君では、もう結婚してるって言っても過言ではない位一緒にいるよね…?」

ハーマイオニー「…ステューピファイ///」

ハリー「ちょっおま――」

ハリー「」

ハーマイオニー「はぁ。少しは反省した?エネルベート」

ハリー「…ハーマイオニー、酷いじゃないか、たかが結婚してるって言っても過言ではない位一緒にいるよねっていったぐらいd…」

ハーマイオニー「シレンシオ!!!!」

ハリー「」

ハリー「…ハーマイオニー!!」

ハーマイオニー「大体貴方が悪いのよ、女の子にそんな事言うなんて」

支援

本来ならこうなるもんだと思ってたのに
なんだよ、ハリージニー・ロンハーマイオニーって

ハリー「ハハッ、君って以外と純情なんだねぇ」

ハーマイオニー「ディフィンド!!」

ハリー「サルビオヘクシア!」

ハーマイオニー「アグアメンティ!」

ハリー「インパービアス!!!」

ハーマイオニー「サーペンソーティア、オパグノ!」

ハリー「ちょっ!ヘビは無し…エバネスコ!」

ハーマイオニー「インペディm…」

ハリー「エクスペリアームス!!!!!」

ハーマイオニー「あっ!」バシュッ

ハリー「全く…で、バレンタインって何?」

ハーマイオニー「まだその話題健在だったのね…、いい?バレンタインっていうのは、女の子が男の子に気持ちを伝えたりする日ね、一般的に」

ハリー「それはロンから聞いたよ…僕が言いたいのは、何でそういう名前になったか、とかだよ」

ハーマイオニー「あら、そんな事が聞きたかったの、ハリー」

ハリー「うん、で、何でそういう名前で、そういう日になったの?」

ハーマイオニー「えーっと…あっ、この本ね。ここを見て」

ハリー「ん?僕目が悪いから、あまりよく見えないよ」

ハーマイオニー「だったらこっちに来なさいよ…まったく」

ハリー「うん…よいしょ、っと」

ハーマイオニー「ちょ、ちょっと、寄りすぎなんじゃない?///」

ハリー「そう思う?僕にはこれぐらいでないと見えないよ」

ハーマイオニー「あなたそんなに目が悪いの?」

ハリー「この眼鏡を掛けてごらんよ」

ハーマイオニー「うわぁ、クラクラするわね」

ハリー「…ごめん、もういい?僕、何も見えないや」

ハーマイオニー「」

チョウはセドビッチだったイメージしかない

ハーマイオニー(いや、前々から分かっていたはずよ、でもハリーの眼鏡外したverが…
        例えるならば、私のハリーがこんなにイケメンなわけがない…例えになっていなk…)

ハリー「眼鏡、眼鏡…」

ハーマイオニー「あ、ごめんなさいハリー」

ハリー「あっ、眼鏡」スチャ

ハーマイオニー「…あっ、話を戻すわね?えーっと、マグルの世界の話なんだけど、~~、~」

ハリー「ほー、って事はそのバレンタインっていう人が~~、~」

ハーマイオニー「そう。だからバレンタインっていう名前になったのよ」

ジニーはジニーでいいんだけどね…なんかね…

ハリー「そういう事かー。くれた子にはお礼を言わないと」

ハーマイオニー「ハリー。誰から何を貰ったか詳しく言いなさい」ガタッ

ハリー「何だいいきなり身を乗り出したりして…らしくないよ、ハーマイオニー」

ハーマイオニー「いいのよ、それよりさっさと答える事ね」

ハリー「分かったよ…まずジニーから…」

ハリー「…で、チョウに貰って、今に至るんだ」

ハーマイオニー「何というか…モテモテね、ハリー」

ハリー「?普通これぐらい貰えるものじゃないの?」

ハーマイオニー「ハリー。人によっては、何も貰えなくて、この日を呪う人だっているのよ」

ハーマイオニー「ロッテが優勝したのよ」

ハリー「本当に!?でも何で僕にくれるんだい?」

ハーマイオニー「はぁ…。分かってないわね、ハリーは」

ハリー「よく分からないから、詳しく説明してよ」

ハーマイオニー「例えるなら…そうね、仮に、女の子Aとハリーがいるとするでしょ」

ハリー「うん、それで?」

ハーマイオニー「その女の子Aは、誰もが恐れるような奴を、倒してしまうのよ」

ハリー「おお」

ハーマイオニー「おまけに、その女の子Aは可愛くて…まぁ、頭も良くて?皆に優しいの」

ハリー「おお!」

ハーマイオニー「そして、バレンタインデーになるでしょ?ハリーはその場合、誰にあげる?」

ハリー「勿論女の子Aだよ」

ハーマイオニー「そうでしょう、そして貴方は誰もが恐れるヴォルデモートを倒して、おまけに容姿も良くて、まぁ私のおかげ
        でもあるけれど成績も良くて皆に優しいでしょ?」

ハリー「成程!!!…だから皆僕に…」

ハーマイオニー「今まで分からなかったのが逆に疑問だわ」

ハリー「でもハーマイオニー、一つだけ気になる点があるんだ」

ハーマイオニー「何かしら」

ハリー「"容姿が良い"って、誰でもそう思うわけではないんじゃないかな?」

ハーマイオニー「というと?」

ハリー「つまり、本当に極端な例だけど、アンブリッジがすごく可愛いと思う人だっているかもしれないんだよ」

ハーマイオニー「ハリー、例だっていうのは分かっているのに、何故かそれを猛烈に否定したくなるわ」

ハリー「まぁ街頭アンケートで100人中100人がブスデブドヤ顔すんな死ねって答えるだろうけどね」

ハーマイオニー「まぁアンブリッジの事は置いておきましょう。気持ちが悪くなってくるわ」

ハリー「同感だよ。それで、僕の容姿が良いっていうのは何を基準にしたんだい?」

ハーマイオニー「やたらそれに突っかかって来るじゃない、どうしてよ」

ハリー「いや、もしアンブリッジを可愛いと答えるような奴を基準として容姿が良いとされたら自殺レベルだからね」

ハーマイオニー「私も。でも、別にアンブリッジが可愛いと答えるような奴が基準ではないから安心して」

ハリー「そうなんだ…っていうか、何でロンは何も貰えないんだい?あー、ラベンダー以外」

ハーマイオニー「それは、賢者の石から死の秘宝Part2までの成長記録を見れば一目瞭然よ。ハリーはイケメンになっていくのに、ロンは劣化しかしないわ」

ハリー「わお。本当だ。というか、改めてみると幼少期のロンって結構可愛かったんだね…」

ハーマイオニー「今は老け顔になったけどね」

ハリー「あっ、ハーマイオニー、君が一番すごいよ、どんどん美人になっていくじゃないか!」

ハーマイオニー「え?私、某掲示板で初期がピークだったとか言われてたんだけど…」

ハリー「そんな事言ってるのはキチガイロリコン異常性癖犯罪者池沼真性包茎EDフォイフォイ野郎だけだよ」

ハーマイオニー「じゃあハリーは、私が綺麗になっていったと言ってくれるの?」

ハリー「当たり前だよ」

ハーマイオニー「そ、そう///なんだか嬉しいわね」

ハリー「まぁ話を戻そうか」

ハーマイオニー「なんで感傷に浸る事すらさせてくれないのよ」

ハリーだってショタ可愛かったのにだんだん…

ハリー「結局の所、僕の容姿が良いっていうのは、誰が基準なんだい?」

ハーマイオニー「…Wikipediaには、イケメンで通ってたトムに自分に似てるって言われたからハリーもイケメンって書かれてるわよ」

ハリー「という事はつまり、皆の意見…?…ん!?ちょっと待てよ!?」

ハーマイオニー「どうしたのよ」

ハリー「トムがもしすごいナルシストで、アンブリッジを可愛いと思うような奴だとしたら!?」

ハーマイオニー「ハリー。貴方自分をどれだけ容姿が悪い系の人に仕立て上げたいの?」

ハリー「だって、皆が僕をどう思ってるか知りたいじゃないか!」

ハーマイオニー「じゃあアンケートでも取ればいいじゃない」

ハリー「アンケート?…そっか、アンケートで僕の容姿が良いか悪いか判断して貰うんだね」

ハーマイオニー「そういう事ね」

ハリー「じゃあその件はフレッドとジョージに頼んどくよ」

ハーマイオニー「その件はって事は…あなたまた話を戻す気?」

ハリー「もちろん」

ハーマイオニー「今度は何よ」

ハリー「いい加減言ってよ、僕の容姿が良いのは、誰の意見なの?」

ハーマイオニー「そんな事どうでもいいでしょ?」

ハリー「ハーマイオニー、君はさっきからその話題になると話を逸らすねぇ」

ハーマイオニー「きっ、気のせいじゃない?」

ハリー「もしかして…君の意見なの?」

ハーマイオニー「そっ!そんな事っ!」

ハリー「まぁハーマイオニー、一応聞かせてよ。僕の容姿は、君は良い方か、悪い方か、どっちだと思う?」

ハーマイオニー「・・・・・・・・・・・・・」

ハリー「…伸び耳って、実は録音機能が搭載されているんだよね」カチッ

伸び耳『ザーッ…して、おまけに容姿も良くて、m』プツッ

ハーマイオニー「」

ハリー「君は、僕の容姿が良いと思っている」

ハーマイオニー「……ああそうよ!何か文句ある!?」

ハリーが一番悲惨だと思ってたわ

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