穂乃果「私の周りには女の子がいっぱい」 (79)

穂乃果「私、高坂穂乃果!音ノ木坂学院という高校に通う高校二年生!μ'sというスクールアイドルグループに所属しています!」

穂乃果「性別は立派な男の子!名前が女の子っぽいとか、一人称が『私』なのは気にしたら負けっ!」

穂乃果「そんな私の毎日をみなさんに紹介していきましょう!」



見た目は高坂穂乃果♀と変わりません。
髪型や喋り方も全て♀と変わりません。
ただ性別が♀から♂になっただけです。

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ついてるの?

穂乃果「私の通う音ノ木坂学院、実は女子校なんだよね」

穂乃果「ん?『そんな場所になんでお前が通ってるんだよ。俺と代われ』って?」

穂乃果「だめだめ!だって私がここにいるのはちゃんと理由があるからなんだもん!」

>>2

♂だもの。

穂乃果「まず第一に、この学校は私が入学する1年前から廃校の危機に瀕してるの!」

穂乃果「そこで理事長になんやかんやで『廃校を阻止して欲しい!』って言われて、国立なのにもかかわらず入学試験免除で入学することができたの」

穂乃果「正直あのまま卒業してたら、中卒で実家の和菓子屋を継ぐなんて事態に陥りかねなかったよ」

穂乃果「だって九九すら言えないんだもん!あははっ」

穂乃果「あっ、そうそう。その理事長ってのは私の幼馴染のお母さんなの」

穂乃果「まあまあ、そう慌てなくても後でその幼馴染の子を紹介してあげるからズボン上げなって」


穂乃果「とりあえず、私が男だってこの学校の生徒にバレてはいけない。このことを知ってるのは、」

穂乃果「……もう名前を出しちゃってもいいか」

穂乃果「そう、幼馴染のことりちゃんと海未ちゃん。あとμ'sのメンバーだけ」

穂乃果「もし他の生徒に男だとバレてしまったその時は……」

穂乃果「退学となり、私の高校生活は終わりを告げます」

穂乃果「だって当然だよね。女子校に男がいるなんて知れ渡った日には、世間の評判がガタ落ちするに決まってる。もちろん廃校待ったなし!」

穂乃果「理事長は言ってた。『これは一種の博打だ』って」

穂乃果「それでも理事長は私を信頼してくれてるからこそ、こんな危険なことまでしてくれたんだ」

穂乃果「私に輝かしい高校生活を与えてくれた恩返しという意味もこめて、その期待に答えるんだ!」



穂乃果「もう伝えておかなくちゃいけないようなことはないよね」

穂乃果「じゃあ始めよっか!これが私の、高坂穂乃果の日常だよ!」


・・・・・・



チュンチュン

穂乃果「……すぅ……すぅ」

ガチャ

穂乃果「……zzz」

???「お兄ちゃーん、朝だよ」

穂乃果「……すやぁ」

???「ねぇ、起きなってー。明日朝練あるから早く起こしてってお願いしてきたのそっちじゃん」

穂乃果「……すこー」

???「……はぁ。全然起きない」

???「よーし、こうなったら……」

穂乃果(ん……もう朝か……)

???「んー」

穂乃果(……あれ?)

???「起きないと……ちゅーしちゃうぞー?」


穂乃果「……ってうわぁ!?なにやってんのさ雪穂!?」

雪穂「あっ、やっと起きた♪」

穂乃果「『やっと起きた♪』じゃないよ!なにしようとしてたのさ!」

雪穂「何って……いくら起こしてもうんともすんともしないから、ヘッドバットしてあげようと思って☆」

穂乃果「……怖い。人を起こすのにそんなことしようとする妹怖いよぉ……」

雪穂「じゃあエルボーバットの方がよった?」

穂乃果「どっちも変わらないよ!もっと和やかにいこうよ!?」

雪穂「そんなことよりさ、時間いいの?」

穂乃果「え?…………やばっ!もうこんな時間じゃん!?」

穂乃果「早く行かないとまた怒られちゃうよー!!」

雪穂「ははっ。あんまり焦りすぎて転ばないよう気をつけなよ?」

穂乃果「わかってるよ!私もそんなにドジじゃ…………いったぁ!」

雪穂「もう……言ってるそばから転んでんじゃん」

穂乃果「い、今のはたまたまだよ!たまたま!それじゃあ行ってくるから!」

雪穂「はいはい。行ってらっしゃい」





雪穂「……あぁ、お兄ちゃん可愛いなぁ」


???「穂乃果ちゃん遅いね?」

???「どうせまた寝坊したのでしょう。わかりきってることです」

???「ははは……。それじゃあ先に行っちゃおっか?」

???「そうですね。まったく、遅れるなら遅れると連絡するようにとあれほど……」

穂乃果「……はぁ、はぁ……ま、待ってー!!」

???「あっ、穂乃果ちゃん!」

穂乃果「ごめんねー!お婆さんが横断歩道で倒れてたから助けてあげてたの!そしたらこんな時間になっちゃって……」

???「えっ!?そうなの!?そのお婆さん、大丈夫だった?」

???「ことり、真に受けなくていいです。全部作り話ですから」

ことり「えっ?」

穂乃果「ひどいよ海未ちゃん!!こんな偉いことしたんだから褒めてくれてもいいじゃん!」

海未「その寝癖だらけの頭どうにかしてから言ってください」

穂乃果「あっ……しまった」

ことり「なんだぁ。やっぱりお寝坊さんだったんだね」

穂乃果「うぅ……面目ないです……。いつも待たせてしまってごめんなさい……」

ことり「気にしなくていいのよ?朝練するようになってから起きる時間早くなっちゃったもんね。仕方ないよ」

穂乃果「……ことりちゃん」

海未「甘やかしてはだめです。こういうのは1度ガツンと言ってやらないと治らないんですから」

ことり「で、でも……」

穂乃果「ぶー!海未ちゃんはいっつも私に対して厳しいよね!少しはことりちゃんを見習いなよ!」

海未「何を言いますか。毎朝待たされるこちらの身にもなってみなさい」

ことり「ま、まぁまぁ海未ちゃん……」


海未「だ、だから!罰として……」

海未「私の頭を撫でてくれたら許してあげます……」

穂乃果「……え、えっ?」

ことり「あー!海未ちゃんずるいよっ!」

ことり「こ、ことりも穂乃果ちゃんのこと待っててあげたから……なでなでしてほしいですっ!」

穂乃果「……えっ、えっと、それだけで許してくれるの?」

海未「い、いいでしょう。……だから早くしてください。誰も見てないとはいえ、恥ずかしいです……」

穂乃果「う、うんわかった。じゃあ2人とも、いくよ?」

海未「はいっ……」

ことり「……お願いしますっ」

ナデナデ

穂乃果「……」

穂乃果「ど、どうかな……?」

海未「……」

ことり「……」

穂乃果「あ、あの……お二人さん?」


ことうみ(あぁ……幸せ……)

海未「穂乃果の柔らかい手が私の頭を撫でてる。……こんなに嬉しいことはない」q

穂乃果「ちょ、海未ちゃんヨダレ垂れてるよ?」

ことり「こうやって穂乃果ちゃんが私の頭のツボを刺激して初めて目覚めた気になる。……悔しいけど……私は女なんだな」p

穂乃果「だからヨダレ。垂れてるって」


海未「もういいでしょう」

穂乃果「あっ、そう?」

ことり「ありがとう、穂乃果ちゃん♪」

穂乃果「どういたしましてっ」

海未「では学校に行きましょう。あんまり待たせると皆に迷惑をかけてしまいます」

ことり「そうだね」

穂乃果「うん。それじゃあ今日も1日、サポートやその他諸々よろしくお願いします!」

ことり「任せて!」

海未「そんな毎日毎日言わなくてもいいと言ってるでしょうに」

穂乃果「でも今日までうまくやってこれたのと、単に海未ちゃんとことりちゃんのおかげだからさ。これでもすごく感謝してるんだよ?」

ことり「ふふっ。私たちは親友として当然のことをしてるだけだよ?」

海未「ええ。それにあなたを庇う側だったのは高校生になる前からも変わってないじゃないですか」

穂乃果「えへへっ、ありがとう2人とも。……大好きだよっ!」


穂乃果「よし、行こっか!」


海未(あなたを助ける理由なんて決まってるじゃないですか。私たちは……)

ことり(私たちは、あなたのことがずっと大好きだったから)

穂乃果「おっはよー!」

???「おはよう。今朝もゆっくりね」

???「遅刻だにゃ遅刻ぅー!」

???「お……おはようございます」

穂乃果「おはよう!絵里ちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃん!」

絵里「元気なのもいつも通りね。また寝坊?」

穂乃果「いやぁー、ハトが赤信号で横断歩道渡ろうとしてたんで助けようとしたら……」

海未「穂乃果」

穂乃果「うっ、……はい、寝坊しました」

絵里「よく眠れるのはいいことだけど、寝坊は癖だからね?直そうと思わなくちゃ直らないわよ?」

穂乃果「……はい、がんばります」

絵里「よろしい。じゃあ練習始めるわよ」

ことり「……ってあれ?希ちゃんとにこちゃんと真姫ちゃんの姿が見えないけど……」

絵里「にこと真姫は……相変わらずよ」

ことり「あぁ……」

穂乃果「そっか、今日もシテからくるのか」

海未「……///」

凛「希ちゃんはさっきまでいたのにね?」

花陽「そうだよね。……あ」

穂乃果「ん?」

???「そーれわしわしー!!」

穂乃果「ひゃあっ!!なに!?」

???「うーむ、相変わらずの固い揉みごたえ……。さては偽乳かぁ?」

穂乃果「の、希ちゃん!?」

希「おはよー穂乃果ちゃん。遅刻の常習犯にはわしわしの刑や!!」

穂乃果「や、やめてよー!形が崩れちゃうからー!」

希「いっそのことパッドつけてこなくてもいいんとちゃう?にこっちとたいして変わらんやろ」

穂乃果「でも……、やっぱり胸もあった方が女の子っぽいから」

希「ふぅん。ま、いいか。今度からは違うところわしわしさせてもらおうかなー」

海未「違うところ、とは?」

希「そうやね。……穂乃果ちゃんの大事なところとか?」

穂乃果「……っ!?///」

凛「にゃっ!?痴女にゃ!!痴女がここにいるっ!!かよちん、警察呼んで!」

花陽「あ、あわ、あわわわわ。男の人の、大事なところ、おっきくなって、ケモノに……」フラッ

凛「かよちん!想像力が豊かすぎるにゃ!」

ことり「これは……私よりもムッツリ!?」

『それはない』

ことり「み、みんなして言わなくても……」


絵里「結局にこたちは来なかったわね……」

希「こりゃ一喝いれんとな」

絵里「ほどほどにね?」


穂乃果「ふぅー、今日も疲れたー!!これで授業中もよく眠れる!」

海未「またあなたはそうやって……」

ことり「いくら卒業が約束されてるからって、一応勉強はしておいたほうがいいと思うよ?」

穂乃果「わかってるよー」

海未「それにもし私たちの活動で廃校を阻止できなかった場合、あなたの特別待遇もなくなるんですからね?」

穂乃果「もー、わかってるってー!だからこうやってスクールアイドルがんばってるんでしょ?」

海未「確かに最近人気が出始めてきたμ'sですが、大変なのはまだまだこれからですよ」

ことり「確かに、マラソンや山登りでも終盤が一番辛いっていうもんね」

海未「だから万一のときに備えて、しっかりと学業に取り組まないと……」

穂乃果「もー!わかったって!そんなに何回も言わないでよー!」

海未「……はぁ」

モブ「穂乃果ちゃんおはよー。あれっ、今日はいつもと結び目逆なんだね」

穂乃果「えっ?そう?……あっ、ホントだ!」

ことり「そっか。なんか違和感あると思ったら髪の結い方だったんだね」

モブ「まぁ逆でもいつも通り可愛いけどね」

穂乃果「えへへっ、ありがとう♪」

モブ「じゃあ私次の授業移動教室だから。ばいばーい」

穂乃果「うん♪ばいばーい」

穂乃果「うーん、それならたまにはポニーテールにしてみるのもいいかな」

穂乃果「でもこの長さじゃムリかな……。海未ちゃんやことりちゃんくらいあればなー」

ことり「……穂乃果ちゃん」

穂乃果「ん?ことりちゃんどうしたの?」


ことり「今さ、あの子に可愛いって言われて喜んでたでしょ」

穂乃果「え?まぁそれだけ女の子になりきれてるって意味だから確かに嬉しかったけど」

ことり「……むぅ」

穂乃果「……?」

ことり「あんまり……女の子にそういうこと言われて喜んでほしくないな……」

穂乃果「え?どうして?」

ことり「そ、それは……」

穂乃果「それは?」

ことり「……穂乃果ちゃんのばか……」

穂乃果「ん?ごめん、今なんて?」

ことり「……ううん、なんでもないよ。それじゃあもうそろそろ一時限目始まっちゃうし、準備しよっか」

穂乃果「あっ、うん」


穂乃果「……変なことりちゃんだなぁ。たまにあんな風に浮かない顔するんだよね」

穂乃果「悩み事でもあるのかな……」


穂乃果「……ん」パチッ

穂乃果(そっか、私寝てたんだった)

穂乃果(まだ30分しか経ってないや。残りの時間どうしよっかな)


海未「」カリカリ

穂乃果(海未ちゃんは真面目だなぁ。あんなに真剣にノート取っちゃって)

穂乃果(先生の言ってることが呪文にしか聞こえない私は授業を聞いてることが苦痛でしかないのです。だからみんな本当にすごいと思う)

穂乃果(見栄張って進学組のコース選ぶんじゃなかったな。そしたら今頃は英語じゃなくてパソコンいじってられたのに)


ことり「♪」

穂乃果(ことりちゃんは……絵を描いてるのかな?斜め後ろだからよく見えないや)

穂乃果(でもペンの動き方からしてそうだよね。次のライブの衣装のイメージかな?)

カサッ

穂乃果(ん?海未ちゃんからノートの切れ端が……)


『あまりキョロキョロしないでください。気が散ります』


穂乃果「……」


カキカキ

カサッ

海未「?」


『はーい。おとなしく寝まーす』


海未「……」

穂乃果(うっ……、なにやら海未ちゃんから冷たい視線が……)


穂乃果(うん、気にしない気にしない。さ、寝よっと……)

穂乃果(……)

穂乃果(んん、なんだろ……ムズムズして落ち着かないな……)


穂乃果(あっ、なるほど。寝起きで勃○してるからか)

穂乃果(こりゃ治まるまで眠れなさそうだ)ピラッ


海未「?」

海未(穂乃果ったら自分のスカートをめくって何を……)チラッ

海未(……!)


海未(い、今のは見なかったことにしましょう……///)チラッ

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「終わったー!」

海未「穂乃果っ!少し話があります!」

穂乃果「えぇー?どうしたのさそんなに顔真っ赤にしちゃって」

海未「いいから!少し屋上まで行きますよ!」

穂乃果「わわわっ!ひっぱらないでよー……」

海未「まったく、あなたって人はっ!」カベドン

穂乃果「きゃっ!!」


海未「授業中のアレはなんなんですか!」

穂乃果「あ、あれって……?」

海未「あれですよあれ!……その、スカートの下の……」

穂乃果「あっ、もしかして……授業中に勃○しちゃったこと……?」

海未「……っ///」

海未「そ、そうです……」


穂乃果(うわぁ、恥ずかしがってる海未ちゃん可愛いなぁ)

穂乃果(こんなの見せられた揶揄っちゃいたくなるよね)ニヤッ


海未「あ、あなたは性別を隠してこの学校に通っているという自覚があるのですか!?」

穂乃果「あるってー」

海未「スカートをたくし上げるなどという行為は乙女のすべきことからかけ離れています!」

海未「今はたまたまあなたの隣に私しかいないですが、もしこの先席替えなどで私たちが離れてしまった場合……っ」

スッ

穂乃果「大丈夫だよ」

海未「……やっ……耳元で話さないでください……」

穂乃果「隣が海未ちゃんだからあんなことしたんだもん。他の人になんか見せるわけないでしょ?」

海未「ぃや……くすぐったい……離れてください……」

穂乃果「それにさ、海未ちゃんも見てたよね?私のここ」

穂乃果「それも二度見で」

海未「そ、そんなこと……あん……やっ」

穂乃果「ねぇ、触ってみてよ。私のここ」

穂乃果「海未ちゃんの可愛い声聴いたせいでこんなことになっちゃったんだ」

海未「……あっ……おっきく、なって……」

穂乃果「ほら、海未ちゃんのすらっとしてて細長い指で包んでほしいな」

海未「……だ、だめです……。ここは学校ですよ……?もし誰かに見つかったら……」

穂乃果「そのときは私と公認のカップルになればいいよ」

海未「……えっ?それってつまりは……」

穂乃果「ね、はやくっ」

海未「……わかりました。では失礼しますね……」スッ



穂乃果「はい、終わり終わりー」

海未「…………は?」

穂乃果「ごめんね。海未ちゃんがずいぶん可愛いもんだから、ついいじわるしたくなっちゃって」

海未「……え?えっと、いまいちよくわからないのですが……」

穂乃果「だからー、ドッキリだよドッキリ!いくら幼馴染の親友だからといって、私の汚いところ触らせるわけないでしょ?」

海未「……」

穂乃果「それじゃ、今度からは授業中にあんなことしないように気をつけるね」

穂乃果「だから教室戻ろっか?ことりちゃんも待ってるだろうし」

海未「……」

穂乃果「おーい海未ちゃーん?置いてくよー?」

海未「……ほ、」

穂乃果「ん?」

海未「ほ、穂乃果の……」


海未「穂乃果のケダモノー!!最低ですっ!」

海未「人の気持ちを軽々と弄んで!私はあなたにならどんなことでもしてあげたいと思っているのにっ!」

穂乃果「う、海未ちゃん……?」

海未「……はっ!?」


海未「くっ……!このままここにいたらおかしくなってしまいそうです」

海未「先に戻ってますからね!」

穂乃果「あっ、それなら一緒に行こうよー!」



穂乃果「……行っちゃった」

穂乃果「うーん……怒らせちゃったな……」

穂乃果「海未ちゃんにはまだあんな大人な揶揄い方早すぎたみたいだね……。これからは気をつけようっと」

穂乃果「げっ……次の時間体育か……」

ことり「そうだね。それじゃあ今日も一緒におトイレで着替えよっか」

穂乃果「うん……。ごめんね?やっぱり『あれ』は自分でやるのに抵抗があって……」

ことり「気にしないで。だって私たち親友でしょ?」

穂乃果「ありがと、ことりちゃん」

ことり「それじゃあテープ貼るから脱がすね?」

穂乃果「う、うん///」

ことり「ふふっ♪今日もかわいいおちん○んだね♪」

穂乃果「もう……言わないでよぉ……」

ことり「これが夜になるとあんなに凶悪になるんだもん。ほんと男の子ってすごいよね」

穂乃果「そ、そんなこと……」

ことり「じゃあ触るからね?」

穂乃果「だ、だめ……!そんなこと言われたあとに触られたら……私……」ムクムク

ことり「あっ……おっきくなってきちゃった///」

穂乃果「うぅ……、どうしよう……。これじゃあテープで押さえつけることできないよ……」

ことり「それじゃあ……一回気持ち良くなっちゃおっか?」スルッ

穂乃果「こ、ことりちゃん……」

ことり「緊張してるの?」

ことり「でもいつもやってることなんだし、はやく済ませて体育いこっ♪」

穂乃果「うん……ご、ごめんねっ!」

ことり「あっん……!!」

ことり「入ってる……穂乃果ちゃんのアッツいぃ……とけちゃうよぉ……っ!」

穂乃果「ことりちゃんの中ヌルヌルで気持ちいい……!も、もう出そう……!」

ことり「ぅぅん……、あはっ☆ 相変わらず早いね?あんっ……まだ10秒も経ってないよ?」

穂乃果「で、でも……我慢できない……!」

ことり「あぁぁん!……穂乃果ちゃんの精○、いっぱい入ってきてるよ……」

穂乃果「……はぁ……はぁ……ことり、ちゃん……」

ことり「んっ……あは……。ピル飲んでなかったら絶対妊娠してるね……?」

穂乃果「ごめんね……、こんな、性欲のはけ口みたいにしちゃって……」

ことり「大丈夫♪ だってそのぶん、二人きりの時は優しくしてくれてるでしょ?」

穂乃果「だ、だけど……」


ことり「さ、早く準備して校庭いこっか?穂乃果ちゃんはともかく、私はちこくするわけにはいかないからさ♪」

穂乃果「……ねえことりちゃん」

穂乃果「私たちが1ヶ月前からこんな関係になってること……海未ちゃんには話した?」

ことり「いいや、まだだよ。……どんなふうに伝えればいいのかわからなくて」

穂乃果「だよね……」


穂乃果(私とことりちゃんが性の快楽に溺れ始めたのは、μ'sが結成して間もない頃からだった)

穂乃果(別に付き合っているわけではないのに、2人になったときを見計らっては盛りのついた獣のように交わりあう)

穂乃果(いつからか私たちの関係はそんなふうになっていた)


穂乃果「今日ってさ、放課後の練習休みだよね」

ことり「う、うん」

穂乃果「ならさ、今日言おうよ。2人で一緒に」

穂乃果「もしかしたら海未ちゃんに軽蔑されるかもしれないけど……私の大切な友達に隠し事をするようなマネ、したくないんだ」

ことり「穂乃果ちゃん……」

ことり「うん、わかった」

穂乃果「海未ちゃん。今日私の家でお泊りしない?」

ことり「私も行こうと思ってるんだ。都合とかある?」

海未「お泊りですか。別に構いませんけど、少し遅くなるかもしれませんよ?」

穂乃果「どうして?」

海未「どうしてって……。私はあなたたちと違って弓道部にも所属してるのですから、アイドルが休みならそちらに行くに決まってるでしょう」

穂乃果「あー。そりゃそうか」

ことり「何時くらいになりそう?」

海未「そうですね。1時間半程度でしょうか。とりあえず型や動作の確認がしたいので」

穂乃果「1時間半ね。それくらいなら全然待ってられるよ。あっ、久しぶりに海未ちゃんの弓見てみたいな♪」

海未「あまりおもしろいものではありませんよ?それにまた途中で眠られたら起こすのが面倒です」

穂乃果「けちー」

ことり「それなら穂乃果ちゃんが寝ちゃわないように私が見ておいてあげるよ」

海未「それならいいでしょう。では参りましょうか。あとくれぐれもあまり他の部員に迷惑をかけないでくださいね」

穂乃果「わかってるって。ちゃんと静かにしてるよー」

穂乃果「ぐがー……すぴー……ごー……」

ことり「zzz」

海未「……」

海未「まさかことりまで寝てしまうとは……」

海未「それにしても穂乃果のいびきがとてもうるさい……。これじゃあ男だとバレ……」

部員1『あぁ……あれが穂乃果様のいびき……。なんて美しいのでしょう』

部員2『あんな可憐なお姿から発せられる寝息……これがギャップ萌えと呼ばれるものなのでしょうか』

部員3『ともかく私たちが言えること、それはひとつだけです』

『穂乃果様、万歳』

海未「……なぜほのキチがこんなに沸いてるんでしょうかね。微かに漂う男性のフェロモンに充てられたんですか?」

海未「だいたい男だというのになぜあんなに可愛いのですか。おかしいでしょう」ヒュッ

スカッ

海未「神よ。人にはちゃんと性別に合ったパーツをあげなくてはダメじゃないですか。あんなのどうみても女の子の容姿ですよ」ヒュッ

スカッ

海未「いらっ。なぜこんなに矢が当たらないのか」

パシャ

海未「こら!今写真撮ったのだれですか!肖像権の侵害で訴えられますよ!」

部員1『……はっ、手が勝手に……!』

部員2『あなた!穂乃果様をひとりで愛でようなんてずるいわ!私にもよこしなさい!』

部員3『さぁ!私はもう受信体制に入ってるわよ!ほらっ、早く!』

海未「あなたたちやめなさい!ほらっ、その写真はすぐ消す!」

部員1『はーい……』ピロリン

海未「まったく……近頃の若い者は常識というものを兼ね備えてないですよね。困ったものです」パシャ


海未「……うふふ。私の穂乃果フォルダに追加しておかなくては……へへ」

『…………』

海未「……ふぅ。そろそろいいでしょう。結局弓を射てしまったので2時間弱かかってしまいました」

海未「ほらっ、起きなさい2人とも」

穂乃果「……ぅん、あと5分……」

海未「待ちません。起きなさい」パチン

穂乃果「あふん」

海未「ことりも起きてください」

ことり「ふふふ、実はずっと寝たふりをしていたのです」

海未「いや、全然寝てますよ?」

ことり「うひぃ……ばれたかぁ……」

海未「……はぁ、でら置いていきますからね?いいんですね?」

穂乃果「もうおきるよぉ……まってぇ」

ことり「はやく穂乃果ちゃん家行ってる 寝よぉ……」

穂乃果「たっだいまー」

ほの母「おかえりなさい。あら、ことりちゃんと海未ちゃんも一緒なの?」

ことり「はいっ!」

穂乃果「今日お泊りしても大丈夫だよね?」

ほの母「えっ、ずいぶん突然ね」

海未「……穂乃果。もしかして事前に伝えてなかったのですか?」

穂乃果「……てへぺろっ」

海未「……」


海未「ごめんなさいおばさん。もし今日が難しいようでしたら私たちは帰りますので……」

ほの母「いえ……、別に都合が悪いわけじゃないのよね」

海未「お気を使われなくても結構ですよ?」

ほの母「違うのよ。……ほら、あなたたちももう立派な高校生なわけでしょ?だからそこの坊主と一緒の部屋で過ごさせるのが心配で……」

穂乃果「坊主じゃないよー!!」

ほの母「ともかく、2人は雪穂の部屋で泊まるか、穂乃果だけ居間で寝かせるか……」

穂乃果「……ねぇ、海未ちゃんとことりちゃんは私とお泊まりしに来たんだよ?

穂乃果「……それなのに、お姉ちゃんは私たちを引き離すの……?」ウルウル

ほの母「はい、ちゃんと手を洗ってから部屋に行くのよ?しっかり布団も敷いてあげてね」

穂乃果「やったぁ♪ ありがとうお姉ちゃん!」

ほの母「お姉ちゃん……お姉ちゃん……いいわぁ」

海未「……」

ことり「よかったね♪」

海未「あっ……そういえば着替えを持ってきてないですね」

ことり「そういえばそうだね。学校からそのまま来ちゃったもんね」

海未「さすがに制服で眠るわけにはいかないです。一旦家に戻りましょうか」

穂乃果「そんなめんどくさいことしなくても私の服着ればいいんじゃない?身長もそんな変わらないわけだし大丈夫でしょ?」

海未「いいのですか?」

穂乃果「もちろん!」

海未「ではお言葉に甘えさせてもらいます」

ことり「待って穂乃果ちゃん」

穂乃果「どうしたの?」

ことり「私は多分……着れないと思う」

穂乃果「なんで?私たち身長もあまり変わらないよね?」

ことり「それはそうだけど……」

海未「私でもおそらく着れるのですから、あなたにも…………はっ!?」

穂乃果「ん?海未ちゃんどうしたの?」

ことり「う、海未ちゃん……ごめん……」

海未「……」

穂乃果「ねえねえ、なんなのー?」

ことり「えっと……女の子にしかわからないことだよ……」


海未「……くっ!」

ことり「というわけで家まで着替えをとりに戻りました」

海未「私もついでに持ってきました……」

穂乃果「まぁ家近くてそんなに時間かからないんだし、帰ってくる途中で寄ればよかったね」

海未「そうですよ。たかが数分くらい分の距離なのに横着する必要なんてなかったんです」

海未「そうしていればこんな屈辱を味合わされずにすんだものを……!」

ことり「……あはは」

穂乃果「大丈夫だよ海未ちゃん!女は胸が全てじゃないから!」

海未「……穂乃果……」

穂乃果「なんといっても海未ちゃんには海より広い心があるじゃない!胸が小さいからなんだ!そんなものくそくらえだ!」

穂乃果「胸の貧さなんて心の豊かさで吹き飛ばせっ!夢と希望を詰め込むのは乳房なんかじゃなくて心の奥なんだよ!」

海未「……穂乃果。あまり胸がないことを強調しないでください」

穂乃果「あっ、ごめん」

穂乃果「でも私、本当に海未ちゃんくらいが好みなんだけどなぁ」

海未「……えっ、本当ですか?///」

穂乃果「うん!」

海未「で、では少しくらいなら触っても……」ヌギヌギ


ことり「……えぃっ!」ギュッ

穂乃果「うあっ!ことりちゃん、何を……!」

ことり「ねぇねぇ、ことりのお○ぱいはどう?」

穂乃果「ど、どうって…… これは……」

穂乃果「これは見事な芸術品である。ハリ、ツヤ、色、何をとっても遜色なやっぱりDくらいが最高だね」


海未「……あなたは、最低ですッ!」

海未「さて、泊りに来たのはいいものの何をしましょうか」

穂乃果「じゃあとりあえずトランプでもしながら考えようよ」

海未「なるほど勉強ですね。いいでしょう」

穂乃果「……あはは。今時そんな難聴キャラは流行らないよ?」

海未「正直なところ、あなたみたいな授業にまともに参加しない生徒がいたらクラスメイトの士気が下がってしまうんです」

穂乃果「うっ……」

海未「なので少しでもやってる内容がわかれば、自ずと授業に取り組もうとする姿勢も生まれるでしょう」

海未「だから今夜だけで1年生の分野を全て復習します」

穂乃果「……え、ほんとにやるの?トランプしないの?」

海未「ええ。勉強します」

穂乃果「……私やっぱり今日はお家に帰るね」

穂乃果「私の方から誘ったのにごめんね?そ、それじゃあ……」

海未「待ちなさい」

海未「ここはあなたの家ですよ?」ニッコリ

穂乃果「……」

穂乃果(……ヘビに睨まれたカエルってこんな気分なんだなぁ)


ことり「穂乃果ちゃん」

穂乃果「……うぅ、助けてことりちゃん」

ことり「ねぇ、…………ちゃんと海未ちゃんにお話するんでしょ?」

穂乃果「……あっ、すっかり忘れてた」

海未「?」

穂乃果「海未ちゃん!勉強なんかよりもしなくちゃいけないことがあったんだよ!」

海未「ほぅ。では言ってみなさい」

穂乃果「……あ、はい」

ことり「穂乃果ちゃん!負けないで!」

穂乃果「……もう泣きそう」

穂乃果「……えっと、今日海未ちゃんを呼んだのはね?私たちの秘密を打ち明けておきたかったからなんだよ」

海未「秘密ですか?」

穂乃果「そうなの。……じつは私たちね、少し前から……」

バタン

ほの母「おふろ湧いたわよー。みんな入るでしょ?」

ことり「ひぇっ!?」

穂乃果「ちょ、ちょっとお母さん!ノックもしないで開けないでよっ!」

ほの母「はぁ?あんた何女の子みたいなこと言ってるのよ」

ほの母「あっ、もしかしてあなたたち……如何わしいことをしようとしてたんじゃ……!」

海未「えぇっ!?ち、違いますよ!」

穂乃果「そうだよ!そんなことするわけないじゃん!」

ほの母「冗談のつもりで言ったのにそこまで慌てられると逆に怪しいわね」

穂乃果「だからそんなんじゃないんだって!いいから早く出てって!」

ほの母「はいはい。とりあえず早めにお風呂入っちゃってね」

穂乃果「わかったわかった!」

バタン……

穂乃果「ふぅ……危うくお母さんに聞かれるところだった……」

海未「秘密っておばさんに聞かれてはいけないことだったのですか?」

穂乃果「……まぁそりゃ……」

ことり「……倫理的にね」

海未「そうなんですか。では早いとこ教えてくださいな。勉強時間が減ってしまいますから」

穂乃果「う、うん……」



ことり「じゃあ言うね」

穂乃果「……ことりちゃん」

ことり「私から言ってもいいよね?」

穂乃果「……うん」

海未「さっきからなんなんですかあなたたち。早く本題に入って……」


ことり「シタんだ。私たち」


海未「…………?」

海未「したとは、なにを?」

ことり「エッチだよ」

海未「……はぁ。私たちも高校生ですしそういう話をしてみたいのはわかります。ですがわざわざそんなタチの悪い嘘をついてまで話を振ろうとしなくても……」

ことり「嘘なんかじゃない。全部」

海未「……」


海未「穂乃果。ことりの言ってる事は事実ですか?」

穂乃果「……えっと……、うん。本当のことだよ」

海未「なるほど。それで?2人が付き合っていることを私に伝えようと?」

穂乃果「いや、付き合ってるわけではないんだけど……」

海未「はて。ではなぜ付き合ってもいないのに性行為を?」

穂乃果「そ、それは……」

海未「そもそもそんなこと私に打ち明けてどうしたかったんですか?私も共犯になれとでも?」

穂乃果「そ、そんなわけじゃ……」

海未「とにかくあなたたちが隠れて何してようが私にはなにも関係ありません。もちろん、あなたたちへの接し方も変わりませんから安心してください」

穂乃果「……海未ちゃん」

海未「もしかして秘密ってその程度だったんですか?少しでも身構えた自分がバカみたいですね」

ことり「……海未ちゃん、それでいいの?」

海未「いいも悪いもありませんよ。人間は欲に忠実な生き物ですしね。だからあなたが穂乃果に欲情してしまうのも自然の摂理でしょう?」

ことり「……」

海未「…………だから、私もこれからは好きなように動かさせてもらいます…………」

穂乃果「……え?」

海未「なんでもないです。それじゃあお風呂先にいただいてもいいですか?」

穂乃果「あっ、どうぞ……」

海未「ありがとうございます。では少々失礼」



穂乃果「なんだか反応がイマイチだったね」

ことり「うん……。ほのキチの海未ちゃんなら発狂しかねないと思ったんだけど。最悪ビンタも覚悟してた」

穂乃果「ほのキチって何?」

ことり「ググったらいいと思うよ」

穂乃果「そうだね。あとでやってみるよ」


ことり「……」

穂乃果「……」

ことり「……」

穂乃果「……はは。海未ちゃん遅いね?」

ことり「そうだね」

穂乃果「なんかおもしろい話あったかなぁー、えへへ」

ことり「……」

穂乃果「あ、あのー……?」

ことり「穂乃果ちゃん」

穂乃果「はい……?」

ことり「……ごめんね」オシタオシ

穂乃果「……いたっ。……え?ど、どうしたの?」

ことり「キス……してもいい?私たち、まだしたことなかったよね」

穂乃果「で、でもいつ海未ちゃんが戻ってくるかわからないし……」

ことり「海未ちゃん海未ちゃん、ってそんなに海未ちゃんのことが気になるの?」

穂乃果「……どうしたのことりちゃん……。こわいよ……」

ことり「さっきので海未ちゃんが穂乃果ちゃんに好意を抱いていないことがわかった。だからさ、私ももう遠慮しなくていいと思うんだ」サスサス

穂乃果「あっん……ことりちゃん……!そこ……だめぇ」

ことり「ふふっ。言ってることのわりにこっちの穂乃果ちゃんは正直みたいだよ?」

穂乃果「……もう我慢できないよぉ……」

ことり「じゃあ脱がせてあげるから腰あげて?」

穂乃果「うん……」

ことり「……うわぁ。……いつもよりおっきいね?もしかしていつ海未ちゃんが戻ってくるかわからないから緊張してる?」

穂乃果「そんなの、わからないよぉ……」

ことり「穂乃果ちゃんの準備も万端みたいだし、もう入れちゃうね?」

ことり「ことりのもこんなになってるから、舐めなくてもすんなり入るはずだから」

穂乃果「……あっ、ことりちゃんの膣内、ヌルヌルだよぉ……」

ことり「んんっ……ちょっとおっきいな……。奥が圧迫されて苦しい……」

ことり「でも……幸せ。……んっ、んっ、んっ」

穂乃果「ひゃっいきなり激し……あっ、あんっ、あっ!」

ことり「穂乃果ちゃんも、んっ、もっと突き上げて?子宮を押し潰す勢いで」

穂乃果「む、むりだよ……ことりちゃんの膣内が気持ちよすぎて腰が動かないの……」

ことり「もぅ……男の子でしょ?少しはがんばってよぉ」


穂乃果「……やっ、乳首舐めないでぇ!そんなに一片に気持ち良くなったらおかしくなっちゃうぅ!」

ことり「いいよ……んっ、一緒におかしくなっちゃおうよ……んっ、あんっ」

穂乃果「うぐっ、ダメ!もうイキそ……!」

ことり「いいよっ……!ほら、ことりの子宮にいっぱい出してっ!」

穂乃果「あぁ!射精る!射精ちゃうぅぅ!」

ことり「あ、ぁぁぁああぁビュービューきてるぅ!これすごいよぉ!」

ことり「もっと気持ちよくしてぇ!」

穂乃果「や……!?今動かれたら……!!」

ことり「もっと……もっと射精してほしいの!穂乃果ちゃんの子ども孕ませて!」

穂乃果「いやぁぁぁまたキちゃうぅ!おかしくなるぅぅ!」

ことり「うぅうっ!ことりもイクよ!」


穂乃果「あっ……!あああぁぁ……」

ことり「んっ……あっ……はぁ……はぁ……。気持ちよかった……」

穂乃果「」ビクンビクン

ことり「……あっ、穂乃果ちゃん失神してる。そんなに気持ちよかったのかな。あはっ」

ことり「もう少しこのままでいよう……」

穂乃果「……はぁ……はぁ……はぁ」

ことり「……」

チュッ

ことり「結局さっきはできなかったもんね」

ことり「……チュパ……レロッ……ジュルッ」

ことり「穂乃果ちゃん……好き」

穂乃果「……んん……ことりちゃん……」

ことり「私とお付き合いしてください」


穂乃果「……はい」

ことり「あは。これでやっと恋人になれたね……?いろいろと順番がおかしかったけど」

穂乃果「そうだね。……でも、嬉しい」

穂乃果「……もう一回キスしよ?」

ことり「うん。でも、今度は穂乃果ちゃんの方からして?」

穂乃果「わかった」

チュ……

ことり「ふふっ、可愛いキス♪」

穂乃果「い、言わないで……恥ずかしいよ……」

ことり「そろそろ服着よっか。海未ちゃん戻ってきそうだし」

穂乃果「あん……!」

ことり「あっ、ごめんね」

穂乃果「そんな急に抜かないでよぉ……。びっくりしちゃうでしょ?」

ことり「今度からは気をつけるね」

ことり「えっと、ティッシュティッシュ……」

穂乃果「わっ!垂れてる垂れてる!」



海未「ふぅ。ただいま戻りま……」

穂乃果「……あ」

ことり「……あ」ポタッ


海未「……し、た」

ことり「……」

穂乃果「……」

海未「……」

穂乃果「……」

海未「……」

穂乃果(やばいやばい。これはやばいやつだって)


海未「……穂乃果」

穂乃果「はいッ!?」

海未「ちゃんとゴムはした方がいいですよ」

穂乃果「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…………って、え?」

海未「もしことりを妊娠させてしまったらどうするのですか。責任を取らなければいけないのですよ?」

穂乃果「……あっ、うん」

海未「わかったら次からは気をつけてくださいね。私としても友達が2人揃って学校をやめてしまうのは嫌ですから」

穂乃果「はい……」

海未「ではことり。お風呂に行ってきてください」

海未「ああ。心配しなくても穂乃果にどうこうしたりしませんから」

ことり「……」

海未「私が信じられませんか?」

ことり「そうじゃないけど……いや、いいや。じゃあ行ってくるね」

海未「はい」

ガチャ

ことり「……」

ことり「それでいいの……?海未ちゃん……」




穂乃果「う、海未ちゃ……」

海未「とりあえずスボンを履きなさい」

穂乃果「あっそうだった……」

海未「まったく……元気なんですから」ポッ

穂乃果「え?」

海未「なんでもないです」


海未「それよりお風呂で暖まったら眠たくなってきました。もう寝てもいいですか?」

穂乃果「えっ、もう寝ちゃうの?」

海未「はい。眠気に逆らってもいいことはありませんから」

穂乃果「わかった。じゃあ今から布団敷くから……」

海未「いらないです。私はここで寝ますから」

穂乃果「あー、ベッドで寝たいの?」

海未「はい」

穂乃果「じゃあそこでことりちゃんと2人で寝てよ。私はここに布団を敷いて……」

海未「だから必要ないと言ってるでしょう」

穂乃果「……なんで?」

海未「あなたもここで寝るからです」

穂乃果「……もしかして海未ちゃんお風呂で寝てた?だから寝ぼけてたりする?」

海未「至って正常です」

穂乃果「……そうですか」

海未「ではお先に失礼」

海未「」グー

穂乃果「……はや。もう寝入っちゃってるし」


穂乃果「やっぱり一緒にはダメだよね……。親友だとしても男女で越えちゃいけない線を無視するわけにはいかないし」

穂乃果「ていうか第一にそんなにベッド広くないし」


穂乃果「さてと。ことりちゃんが戻ってくるまでに準備しとくかな」

ことり「穂乃果ちゃん!」ガチャ

ことり「大丈夫!?海未ちゃんになにもさらてない!?」

海未「」グー

ことり「穂乃果ちゃんが……いない」

ことり「……も、もしかして……」

ことり「海未ちゃんに物理的に食べられた!?」

ことり「……ど、どうしよう。ホノカチャン……」オロオロ


穂乃果「あっ、おかえりー」

ことり「穂乃果ちゃん!?無事だったのね!?」

穂乃果「……なんのこと?」

ことり「私てっきり穂乃果ちゃんが海未ちゃんに食べられちゃったかと思って……」

穂乃果「いやいや。さすがにありえないでしょ」

ことり「どこに行ってたの?」

穂乃果「ちょっとばかり枕を取りにね」

穂乃果「そうだ。ことりちゃんは枕どうする?家に帰った時持ってきたの?」

ことり「……」

ことり「すっかり忘れてた」

穂乃果「あっちゃ……。じゃあどうするの?MYマクラじゃないと眠れないんでしょ?」

ことり「うーん……。でもちょっと試してみたい枕があったんだよね」

穂乃果「どんなの?低反発とか?」

ことり「ううん。……それはねー?」



穂乃果「それじゃあ電気消すね」

ことり「はーい」

海未「」グー


ことり「ふふっ。やっぱり思った通り最高だよ」

穂乃果「そ、そう……?」

ことり「うん。やっぱり好きな人の腕枕は格別だね」

穂乃果「ははっ。喜んでもらえて何よりです」

ことり「ー♪ 穂乃果ちゃんの腕枕ー♪」


穂乃果(あー。これはまずい)

穂乃果(もしお母さんや雪穂が入ってきたらとかそんなことよりもやばい)

穂乃果(なにがやばいかって?)


穂乃果(……こんないい匂いのものが枕元にあって私の息子が黙っているわけないじゃないか)

穂乃果(くっ、こらえろ……。あんまりがっつきすぎたら嫌われちゃうかもしれないんだから)

穂乃果(どうか一晩だけ……一晩だけ眠っていてくれ、わが息子よ……)

穂乃果(それより今の声って……)

穂乃果「海未ちゃ……」

海未「はい。あなたの海未ですよ」コスコス

穂乃果「う……あっ……海未ちゃんやめ……」

海未「」ペロッ

穂乃果「あっ……!!」

海未「静かに」ギュッ

穂乃果「い……っ!」

海未「ことりか起きてしまいますよ?」

穂乃果「う……」

海未「彼氏が友達に寝取られてるのを見てしまったらきっとショックでしょうねー」

穂乃果「え……。な、なんで知って……」

海未「気づかないと思ったんですか?残念ですがバレバレなんですよ。あなたたちが陰でコソコソやってたこともずっと前から知ってましたし」

穂乃果「……まじですか……」


海未「私、昨夜言いましたよね」

海未「自分の好きなように動かさせてもらいます、と」

穂乃果「そ、それが今の状況となんの関係が……」

海未「わからないですか。鈍いのですね」

海未「私はあなたのことが好きです。ずっとこんなえっちなこともしたいとも思ってました」

穂乃果「でも……私にはことりちゃんが……」

海未「それならなおさらですね」

海未「あなたの子さえ孕んでしまえば既成事実ができあがるじゃないですか」

穂乃果「……」

2年後


穂乃果「ふぅ、今日も疲れたな。課長ったら新人の私にも容赦なく仕事押し付けるんだから……」

穂乃果「ま、家に帰ってしまえば嫌なことも忘れられるな!」


穂乃果「ただいまー!」

海未「おかえりなさい穂乃果」

穂乃果「ただいま……ってずっとそこで正座して待ってたの?」

海未「はい。そろそろ帰ってくるのではないかと思いまして」

穂乃果「別に毎日毎日そんなことしなくていいのに……」

海未「いえいえ。やはり愛しの旦那様のお迎えはこうと決まっていますから」

穂乃果「いろいろと古いよ……」

『ぱぱー』

海未「ほら、穂乃未も一緒にあなたの帰りを待ってたんですよ?」

穂乃果「えへへー。ありがとー」

『♪』

穂乃果「笑ったとことはやっぱり海未ちゃんに似て可愛いなー」

海未「な、何を言うのです/// この子はあなた似でしょう?」

穂乃果「えー、そうかなー?ほら、髪の毛サラサラなところとか海未ちゃんそっくりだよ?」

海未「元気でやんちゃで人の言うことを聞かないところとかはあなたそのものですよ。ふふ」

穂乃果「……はは」

穂乃果「ここで話してるのもなんだし、中に入ろうか」

海未「そうですね。では靴をしまっておきますので、先に行っててください」

穂乃果「いやはやどうもどうも」



穂乃果「おー、相変わらずいい匂いだ!」

ことり「おかえりなさい穂乃果ちゃん♪」

『おちゃーりー』

穂乃果「ただいまっ!ことりちゃん、穂鳥」

ことり「ふふっ、この子ずっと穂乃果ちゃんの帰り待ってたんだよ」

穂乃果「そうなんだ。うーし、ちゃんと穂乃未と仲良くしてたかー?」

『うん!』

穂乃果「ほーいい子だなー!」

ことり「あと少しでごはんできるから、少しその子と遊んであげてて?」

穂乃果「はーい。あっ、そうだ。先にお風呂入れてくるよ」

ことり「そう?じゃあお願いね。もうお湯は張ってあるから」

穂乃果「わかったよー」

穂乃果「まったく海未ちゃんったら……。『あなたにはまだ危険ですから任せられません』って穂乃未とは入らせてくれないんだから……」

海未「当たり前です。あなただったらうっかり浴槽にあの子を沈み兼ねませんから」

穂乃果「大丈夫だって言ってるのに……」

海未「で、でしたらこの洗い物が終わったら私と一緒にお風呂に……///」

穂乃果「えー。また入るの?」

ことり「海未ちゃんずるい!ことりも穂乃果ちゃんと一緒に入りたい!」

穂乃果「ちょっ、私のぼせちゃうんだけど……」

海未「大丈夫です。その時はちゃんと私たちで助け出してあげますから」

穂乃果「そんな手間かけるくらいなら2人で入ってくればいいのに」

ことり「……穂乃果ちゃん、ことりと一緒はいやなの……?」ウルウル

穂乃果「わわっ!わかったから泣かないでー!」

ことり「やったー!」

海未「ことり、ナイスです」

穂乃果「うっ、またやられた……」

ことり「じゃあ海未ちゃんがお皿洗い終わってから一緒にいくから、先に入ってて」

穂乃果「はーい……」

穂乃果「ふぅ……」チャプン

穂乃果「あれ、そういえば海未ちゃんもお風呂二回目だよね。なんで女の子ってそんなに体洗いたがるんだろうな……」

ことり「失礼しまーす」ガラッ

穂乃果「いらっしゃーい……ってことりちゃん!ちょっとは隠して!」

ことり「えっ、なんで?」

穂乃果「なんでって私たちは一応男と女であって……」

ことり「でももう子供もつくったじゃん♪」

穂乃果「そ、そうですけど……」

ことり「ちょっとー、海未ちゃんもそんなところにいないで入ってきなよー。別に3人くらいなら窮屈でもないんだし」

海未「そ、そういう問題ではなくてですね……。やっぱり穂乃果に生まれたままの姿を見られるのが恥ずかしくて……」

ことり「夜はいつも見られてるのに?」クスッ

海未「そのときは暗いからいいんです!ですが今はしっかりと見えてしまいますし……」

ことり「もー。いつまでもウダウダ言ってないでこっちにくる!」

海未「きゃっ!ひっぱらないでください!」

海未「うー……。恥ずかしいです……」

ことり「そんないい身体してるだからもっと自信持ちなよ?」ポヨン

海未「……」

穂乃果「それにしてもあれからもう2年も経つのかぁ」

ことり「そうだね。廃校が取り消しになったのとことりたちの妊娠が発覚したのも同じくらいだったもんね」

穂乃果「その節は本当に申し訳ありません……」

海未「いいんですよ。学校をやめたことも別に後悔してませんし」

ことり「海未ちゃんの場合は自業自得じゃ……」

海未「な に か 言 い ま し た ?」

ことり「な、なんでもないよ……。そんな怖い顔しないで」

ことり「それよりさ、そろそろ海未ちゃんも副業探してみたら?」

海未「わかっていますよ……。しかしあなたとは違ってインドア系の才能がなくて……」

穂乃果「まるでニートだね」

海未「……くっ。ま、まだ本気を出してないだけです!娘が幼稚園に通うようになってから頑張りますから!」

ことり「まるでニートの遠吠えだね」

海未「あなたたち……私をいじめて楽しいですか?」

穂乃果「まっさかー」

ことり「まぁ穂乃果ちゃんとことりの分だけでも充分家計が安定してるんだけどね。だから海未ちゃんにムリして働いてなんて言わないよ」

海未「その言い方をやめていただきたいです……」

穂乃果「あはは。それじゃあもうそろそろ上がろうか。本当にのぼせちゃいそうだよ」

翌朝

穂乃果「……うーん、もう朝か……」

穂乃果「……って7時!?やばい遅刻だよ!なんで海未ちゃんたち起こしてくれなかったの!?」

穂乃果「……あ、そっか。今日は日曜日か」


穂乃果「みんなおはよー!」

海未「おはようございます。休日なのに早いですね」

穂乃果「いやー、それが平日だと勘違いしちゃって……」

ことり「ふふ。おっちょこちょいなのは相変わらずだね♪」

穂乃果「これでも転ばなくなっただけマシになったと思うんだけどなー」


ピンポーン


海未「こんな時間に珍しいですね。誰でしょう」

ことり「あっ、私がでるよ」

ことり「はーい。……って絵里ちゃん?」

絵里『その声はことりね。久しぶり』

ことり「久しぶり!今開けるから」

絵里『ええ。ありがとう』


穂乃果「絵里ちゃんが来たんだ!私たちも行こうよ!」

海未「ええ。久しぶりに懐かしい顔が見られますね」

ガチャ

ことり「いらっしゃー…………」

穂乃果「ん?ことりちゃんどうしたの?」

ことり「……」

絵里「穂乃果、久しぶりね。1年ぶりくらいかしら。海未とことりは学校やめて以来ね」

海未「1年?どこかで穂乃果と会ってたのですか?」

絵里「ええ。たまたますれ違って、ね」

海未「そうなんですか。それよりことり、なぜそんな中途半端にドアを開けているのです?」

ことり「……」

海未「ことり?」

ことり「……あ。う、うん。今開けるから」

海未「?」


海未「ああ、昔と変わってなくて安心しま…………ぁ?」

絵里「あら、どうかした?そんな腑抜けた声を出して」

ことり「……」

海未「……な、なんですかこれは」

海未「……その……腕に抱えているものはなんです?」

ことり「……あ、もしかしてお人形さんを持ってきてくれたのかな?嬉しいなー」

絵里「ちょっと。この子をモノ扱いしないでくれる?」

海未「子……?子とは絵里の子ということですか?」

絵里「そうよ」


絵里「紹介するわ。この子はエリカ。生後2ヶ月よ」

絵里「そしてれっきとした私と穂乃果の子供なの」

海未「……は?」

ことり「……は?」

穂乃果「……」ダラダラ


絵里「理事長から聞いたわよ。穂乃果が責任とって2人とその子供を養ってるって」

絵里「だったら私へしたことの責任も取らなくちゃダメよね」

絵里「そんなわけで、今日からよろしくね、3人とも」


海未「」ギロッ

ことり「」ギロッ



穂乃果「……は、ははハハは。今日カラ7人家族ダネ!皆デ仲良ク暮ラシテイコウカァァァ!」






おしまい

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