マスオ「えぇー!? タラちゃんがテクノブレイクしたって!?」 (16)

それは紅白歌合戦だった

タラ夫のペニスから飛び出す精液、溢れる血液。白眼のタラ夫の口からは意味不明な言語がリズミカルに紡がれていた
スクリューで生み出された気流がごとき回転するそれは、バニラ味とイチゴ味のミックスソフトクリームのようで、中島の眼にはとても美味しそうに見えた

後に残ったのは、全身の血液の99パーセントが消失してもなお、勃起し続けるタラ夫の死体と、中島によってねぶられ、精液と血液が混ざることで出来たピンク色の水溜まりだけであった

何故このようなことが起きたのか、その惨劇の一部始終を目撃した磯野カツオは語る

タラ夫「オナホールが欲しいでーす!」

タラちゃんはそう言ったんだ
僕らは知っている。彼が年相応の尻が青いガキじゃなくって、化け物だって

カツオ「でもどこで買うって言うのさ」

タラ夫「お手製すればいいだけですよ。カツオ兄ちゃん」

タラちゃんの眼に、ワカメが写る
その瞬間、タラちゃんの顔は醜く歪んだ

空気が凍る。身体の全神経がオールレッド、危険信号を痛いほど脳ミソに伝える
殺す気なんだ。タラちゃんは、ワカメを

タラ夫「ワカメお姉ちゃーん! 遊んででーす!」

ワカメに向かって走るタラちゃんの腕が、回転する。肩を軸に回すということではない。腕自体が、回転しているのだ
傍目から見れば、複雑骨折しているかのように醜い。中身が見えないのがおかしいくらいだ

そして、腕の回転は巻き戻る

ワカメ「ひぐぇっ!」

タラちゃんの腕は、螺を差し込むドライバーがごとく、ワカメの腹に捩じ込まれた

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