雪ノ下「私と付き合わなかったら、小町を殺すわ」 (80)

雨の日の奉仕部にて

雪ノ下「ふふふ」

八幡「お、おい。キミの悪い笑みを浮かべて
なにいってるんだ?」

由比ヶ浜「なんか今日のユキノン怖いよね?」

雪ノ下「私はヒキガヤ君の性根の腐ったロリコン根性を
治そうと思ってるの」

八幡「俺のどこがロリコンだ」

由比ヶ浜「どっちかというとシスコンじゃない?」

八幡「ふん。ビッチのくせに何いってんだか」

由比ヶ浜「あ~、またビッチって言った~。ひど ~い」

八幡(……こいつ、チャラチャラしてるけど
けっこう可愛いよな)

雪ノ下「ヒキガヤ君、誘拐された小町さんのことは
どうでもいいのかしら? 」

八幡「そういう冗談はもういいから」

雪ノ下「まだ状況が理解できていないようね」

つ携帯

由比ヶ浜「うっそおお? 小町ちゃんが縛られて
モゴモゴ言ってるよぉ!」

八幡「おい。このムービーはなんだ ?
どうみても中継っぽいぞ」

小町「むご~~~~~んぐ~~~~~~!」

由比ヶ浜「お兄ちゃん、助けて、って言ってるみたい」

雪ノ下「最低ね。誰がこんなことしたのかしら」

八幡「いやいや、どう考えてもおまえだよね?
なにナチュラルにとぼけてんの?」

雪ノ下「私を犯人扱いするのはやめてちょうだい。
吐き気がするわ」

八幡「あのさぁ……俺、そろそろ切れて良いんだよな?
家族を誘拐された人の気持ち、考えてみろよ」

由比ヶ浜「ヒッキー……ごめんなさい」ウルウル

八幡「えっ、なんでユイが謝るの」

由比ヶ浜「実は誘拐したの、あたしなの」

八幡「は……?」

由比ヶ浜「最低なことしたって自分でも分かってる。
本当に……本当にごめんなさい」

八幡「は、はは……。どうせドッキリか何かなんだろ?
三浦とか戸部がその辺に待機してんだろ?」

由比ヶ浜「うぅ……ぐすっ……」

八幡「おい!! 泣いてちゃわかんねえだろが!」

雪ノ下「誘拐犯はもう一人いるわ」

八幡は衝撃のあまり椅子から転げ落ちた

八幡「もう一人ってだれなんだよ!?」

雪ノ下「いっ、痛いわ。肩を掴まないでちょうだい。
セクハラで訴えられたいの?」

八幡「今それどころじゃねえだろ!
てかなに密かにうれしそうな顔してんだよ!
おまえ、変態か?」

由比ヶ浜「そうだよ。ユキノンは変態さん」

雪ノ下「///」

八幡「なんでおまえが答える!?」

雪ノ下「もう一人の犯人は葉山隼人」

八幡「なっ」

葉山「呼ばれてしまったようだね」ガラッ

八幡「て、てめえ」

葉山「これは……仕方がないことなんだよ。
これからゆっくり説明させてくれ」

そっと握手を求めてきたので、手を握る八幡。

葉山の手にはセロハンテープで画鋲がびっしりと
張られており、 痛みのあまり絶叫する八幡。

八幡「~~~~~~~~~~~~!!」

葉山「冷静になったようだね。結論から言おう。
小町さんは無事だ」

八幡「く、くそっ。てめえらの言うことなんて
信用できるか!」

葉山「小町さんを誘拐するよう指示したのは
雪ノ下さんだ」

雪ノ下「///」

八幡「なんで照れてンだよ。
腹パンされたいのか?」

雪ノ下「私は別にかまわないわよ?
殴りたいなら好きなだけ殴ればいいじゃない」

雪ノ下「ほらほら。やるならさっさとしなさいよ。
いつまで拳を握りしめてるつもり?」

八幡「こいつ……本気で殴りたくなってきたぞ……。
こっちはただでさえ実の妹を誘拐されて
気が立ってるんだ」

葉山「僕のアソコもビンビンに立っている」

由比ヶ浜「ヒッキー! 女の子に暴力はダメだよ!」

八幡「し、しかしだな……雪ノ下のやつは散々俺のことを」

由比ヶ浜「ユキノンがじゃなくて、あたしを
殴ればいいじゃん」

八幡は、動揺のあまり葉山のスネを蹴ってしまった

葉山「けっふぁ!」

痛みに耐えきれず、窓から飛び降りてしまったリア充。

雪ノ下「全ては計画なの。鈍感なヒキガヤ君をどうしたら
リア充に近づけることができるか」


八幡「え!」

雪ノ下「あなた、高校生のうちに彼女ができないと
一生後悔するわ。私たちは慈善活動の
一種として誘拐してあげたの」

八幡「犯罪だろ」

雪ノ下「他のひとがやったらね。私たちの場合は
正義の誘拐というわけなの」

由比ヶ浜「ぶっちゃけ誘拐される方にも
問題あるよね♪」

八幡「おまえら……絞め殺されたいのか?」

葉山「///」ドキドキ

由比ヶ浜「話変わるんだけど」

由比ヶ浜「あたしとヒッキーって付き合ってから
どのくらい立つ?」

八幡「二週間くらいだな。なんで俺の彼女なのに
小町を誘拐したの? ぶっとばされたいの?」

由比ヶ浜「ユキノンに脅されてるの。あたしと八幡が
できてるってことを認めてくれなくて」

雪ノ下「当然でしょ? ヒキガヤ君はビッチに遊ばれてる
ことにも気づかない鈍感さんなのだから」

由比ヶ浜「ごめんね、ユキノンに思いっきり
腹パンしたくなっちゃった

雪ノ下「そううやってすぐ暴力に訴えるのね。
八幡。この子のことどう思う?」

八幡「それより小町を解放しろ」

由比ヶ浜「しょうがないなぁ。つれてきてあげるよ」

五分後

小町「ひぃ~~」ガタガタ

葉山「動くと切る」

八幡「おい、後ろてに縛られてる小町の首筋に
トランプを当ててンじゃねー」

葉山「ヒキガヤ君。そろそろ観念しろ」

雪ノ下「あなたは私達から逃げられない運命なの」

由比ヶ浜「早くユキノンの彼氏になるって認めて」

八幡「ユイ! おまえはそれでいいのか!?」

由比ヶ浜「しょうがないよ。ペットを人質に
取られちゃってるし」

由比ヶ浜「計画が成功したあとにユキノンを
毒殺するけどね」

八幡は了承し、雪ノ下の保護下におかれることとなった。

何をするにも、どこへ行くにしても雪乃が一緒。

雪ノ下のマンションは、彼の監禁所と化していた。

雪ノ下「八幡、ごはんできたわよ?」

八幡「うっす」

その日は平日だったが、主婦のようなエプロンをした雪乃が
さも当然のように夕飯を作ってくれた。

だらしなくソファーで横になっていた八幡は
腰をあげ、食卓につく。

八幡「監禁生活って意外と気楽なんだな」

雪ノ下「あなたが変な考えを起こさなければね」

学園生活では監視つきで自由が与えられてる。
例えば、三浦優美子と話してるところを見かけられたら
容赦なくぶっとばされる。

三浦が。

雪ノ下「あなたを惑わそうとする雌ブタは
滅びればいいのよ」

八幡「ういっす」

部活終了後はマンションまで強制連行され、
夫婦のような関係を余儀なくされる。

雪乃は、基本的に夫思いの良妻だった。

八幡「あー、ユイの手料理が食いてえな」

雪ノ下「は?」

良妻は鬼に変わった。

八幡「け、けいおんのユイちゃんのことだ!」

雪ノ下「嘘おっしゃい。この幼女連続誘拐魔が」

熱々のシチューが入った鍋を、八幡の頭の上で
逆さまにした。熱さのあまり床を転げ回る八幡。

雪乃が床に方ひざをついてお祈りを始めた。

雪ノ下「ああ、私の夫はよその女に浮気しました。
どうか彼の罪をお許しください」

八幡「それより病院へ連れていけ!」

診断の結果、八幡は全治二週間の怪我をおったのだった。
(主な症状は左足首の捻挫、軽度の火傷、精神衰弱)

時はたち、学校へ復帰した。

八幡 「ちっす」

葉山「待っていたぞ八幡」

八幡「なあ葉山よ。そろそろ小町の所在を
教えてくれてもいいんじゃないのか。
一ヶ月近く会ってないんだが」

葉山「生きてはいるよ。心配するな。雪ノ下さんだって
そこまで鬼じゃない。問題はユイだな」

八幡「あ?」

由比ヶ浜「ヒッキー、聞いて。あたしね、やっぱり
ユキノンの横暴が許せなくなったの」

八幡「お、おい。何をするつもりだ」

ユイは窓際にある花瓶を持つと、何を思ったか
読書してる雪乃にぶん投げた。

机はもちろん椅子までびしょ濡れになる雪乃。
教室中が騒然とした。

由比ヶ浜「じゃあ次の時間体育だから、もう行くね?」

八幡「待て。この状況で逃げるとか鬼畜すぎんだろ」

雪乃が逃走中のユイを押し倒し、激しい戦いが始まった。

葉山「おいおい二人ともナニヤッテル?
興奮するじゃないか」ビンビン

三浦「ユイ……そんなやつに関わるの止めなって。
大人しくヒキヲと付き合わせとけばいいじゃん」

由比ヶ浜「全部ユキノンが悪いんだよ!」

ポコポコポコ

マウントを取られ、一方的に殴られる雪乃。

雪ノ下「なかなかやるじゃない……!」

その戦闘力の差は、胸の大きさの差だった

葉山「……」ボッキ

八幡「なあ三浦。俺の妹の行方知ってるか?」

あーし「え? あたしの部屋にいるけど」

八幡「マジ?」

あーし「よかったらウチ来る?」

八幡「ぜひ」

二人は帰り支度を始め、こそこそ帰ろうとした。

雪ノ下「待ちなさいヒキコモリ君。誰の許可を取って
家庭訪問しようとしてるの?」

由比ヶ浜「」

すでに、勝敗は決していた

八幡「はは、冗談だよ」

三浦「ユイを病院につれていきたいんだけど」

雪ノ下「このゴミを? 勝手にしなさい」ゲシ

由比ヶ浜「いたっ」

三浦「ユイっ!」

雪ノ下「八幡。私たちの愛の巣に帰りましょうか?」

八幡「あ、ああ」

隙を見て逃げ出そうとしたが、スタンガンを
ちらつかせてきたので諦める。

一方、小町はというと

あーし「たっだいまぁ。今日もマジ疲れたし」

小町「あーしさん、おかえりなさぁい。
ご飯できてますよ?」

和やかな監禁生活を送っていた。

雪乃は別に小町をどうにかしようと思ってたわけではない。
八幡の私生活を盗撮した結果、最愛の妹を誘拐するのが
一番効率的だと考えただけだ。

あーし「家事全般こなせるし、明るくて素直だし、
ヒキオの妹とは全然思えないんですけど」

小町「えへへ。そんなに褒められると照れちゃいますよ」

小町「由比ヶ浜さんはまだ生きてますか?」

あーし「んー、全治二週間だって」

あーし母「まあ」

他方、八幡は微笑ましくなるような夫婦喧嘩をしていた。

八幡「あーーーーーーーーーーーーーーー、もう限界だ!」

がっシャアああああん ←テーブルをちゃぶ台返し

雪乃「八幡!? いきなりなんてことするの?
せっかく用意した料理が台ナシだわ!」

八幡「全部レトルトじゃねえか! ふざけんな!」

雪乃「愛情込めてチンしたのよ!?」

八幡「うるせえ! それより小町に会いたいよぉ!
小町におかずつくってもらいたいよぉ!」

雪乃「また妹の話? どこで育て方を間違ったら
こんなにシスコンになっちゃうの?」

八幡「あああああああああああ、おまえの表記が
雪乃になってんぞおおお!」

雪ノ下「静かにしないと警察呼ぶわよ?」

ろうぇすとって誰だよ! 休憩すんぞ!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年11月20日 (水) 21:52:43   ID: E_ocwHrV

駄作

2 :  SS好きの774さん   2013年12月18日 (水) 17:43:44   ID: WNIhRuoC

何このゴミクソワロタ

3 :  SS好きの774さん   2015年01月27日 (火) 02:50:59   ID: jPBASlag

嫌いじゃないw

4 :  SS好きの774さん   2015年05月05日 (火) 22:18:57   ID: pxMwvqZk

これは良糞作

5 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 00:27:58   ID: i7MBe6b6

小学生の作品か?

6 :  SS好きの774さん   2015年07月23日 (木) 19:45:45   ID: NWew6GLF

カオス

7 :  SS好きの774さん   2015年08月12日 (水) 16:46:27   ID: IYlb20b1

ワロタ

8 :  SS好きの774さん   2016年01月07日 (木) 18:30:03   ID: YD4SfrZ_

頭悪いの?

9 :  SS好きの774さん   2016年08月21日 (日) 16:00:09   ID: NhW4pxsg

小学生のギャグセンス

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