春香「響ちゃん何やってんの?」(114)

響「はいさーい春香。プロデューサーのマフラー編んでるんだっ」

春香「なん……だと?」

春香「プ、プロデューサーさんに編んであげてるんだ?」

響「うん、プロデューサーと約束したからなっ。編み物は自分得意だし」

春香「ふ、ふーん……約束したんだプロデューサーさんと……」

響「この前外ロケの撮影が終わったときにこんな約束をしたんだ」

―回想―
オツカレサマデシター

響「お疲れ様でしたー。……ふぅ、さすがに冬の撮影は寒いぞ」

P「お疲れ、響。ほら、寒いからコートとか着て風邪ひかないようにな」

響「ありがとープロデューサー!しっかし本当に寒いぞー。家に帰って炬燵に入りたいなー」

P「おいおい、この後も別の収録があるんだぞ?家にはまだ帰れないからな」

響「うぅーわかってるさー。でも寒いのは寒いぞ」

P「まぁ寒いというのは同意するけどな。ハム蔵も寒そうにしてるし」

ハム蔵「ヂュー……」ガクガクブルブル

響「大丈夫かハム蔵?」

ハム蔵「……ヂュー!」キリッ

響「ハム蔵……男だな!カッコイイぞ!」

P「……本当に大丈夫なのか?震えているように見えるが」

響「ハム蔵は強いんだぞ、寒さなんかに負けないさー」

P(ハム蔵、響のコートから出てこなくなったな……)

P「とりあえず監督たちの手が空いたところで挨拶して移動するからもう少し現場に残るぞ」

響「うぅーしょうがないな、わかったよ。でもこんなときはいぬ美に抱きついて暖まり……ハッ!」

響(だ、抱きつく……もしかしてこれはプロデューサーへ美希みたいに抱きつくチャンス!?)

響(さ、寒いからだぞ。うん、決してプロデューサーに抱きつく美希が羨ましいとか思ってたとかじゃないんだぞ!///)

響(寒いと風邪ひいちゃうからなっ!簡単に暖まるのが抱きつくということだっただけなんだからねっ!///)

響(…………よ、よし!さり気無く、自然に、美希のように抱きつけばっ!///)ドキドキ

P「どうした?響。急に黙って顔赤くして」

響「……よしっ!あー寒いなープロデューサー暖めてー」(棒

P「えっ?暖めてって言われても……」

響「こうすれば暖かくなるさー!」ダキッ

ハム蔵「ヂューッ!?」ムギュ

響「!?うぎゃー!プロデューサーの体冷たいぞっ!何でこんなに冷えてるんだっ!」

P「何でも何もずっと冬空の下に居るんだから当たり前だろ?あとハム蔵潰れてないか?」

ハム蔵「ヂュー……」ピクピク

響「プロデューサーは待っているだけなんだから暖かいところに居ればいいだろ!?」

P「響が頑張っているのに俺だけ暖まるなんて出来るわけないだろ」キリッ

響(プ、プロデューサー!!///)キュン

響「じゃ、じゃあもう少し厚着すれば良いんじゃないか?マフラーとか」

P「マフラーか……そういえば持ってないなぁ。でもわざわざ買いに行くのもなぁ」

響(!?本日二度目のチャンスだぞ!)

響「自分に任せてよねっ!すぐには無理だけどプロデューサーのマフラー編んでやるぞ!」

P「えっ?響も忙しいだろ、大丈夫なのか?」

響「なんくるないさー!それに家でも暇なとき編み物を編んでるしな!」

P「それじゃあお願いするかな。期待して待ってるな、響」ナデナデ

響(プロデューサーに頭を撫でられたぞっ!今日は良い夢が見れそうだなっ!///)

P「マフラーのお礼に今度時間があるときご飯を一緒に食べに行くか?」

響「ホントか!?約束だぞプロデューサー!えへへ…///」

P(響はかわいいなぁ……飼いたい!)ナデナデ

―回想終了―

響「ってなことがあったんだ。それから時間を作って編んでるんだよね」

春香「ふ、ふーん……お礼に食事、かぁ……」

春香(まさか響ちゃんまでプロデューサーさんのことを……?)

春香「こほん!ひ、響ちゃん嬉しそうだけどプロデューサーさんのこと好きなのかな?」

響「!?な、何言っているんだ春香っ!じ、自分はただプロデューサーがだなっ///」

春香「お、落ち着いて響ちゃん!わかったからっ!」

春香(この反応は間違いない……こんなところに伏兵がいたなんてっ……)

響「自分はプロデューサーのことなんて別に……ごにょごにょ///」

春香(真美と似たような反応だなぁ……今まで響ちゃんとこの手の話をしたこと無かったから気づかなかったよっ)

春香(でもまずいよぉ……このままだと響ちゃんにアドバンテージを取られちゃう!)

響「おーい、春香ー聞いてるかー?」

春香(ただでさえライバルが多いのに……もっと私も頑張らないとっ!)

響「うぅ……無視しないで欲しいさー……ぐすっ」

春香「負けないよっ響ちゃん!!」ビシッ

響「負けないって何のことだ?」

小鳥(ふふっ、春香ちゃんも頑張らないとねっ)ニヤニヤ

春香「まず攻めるなら胃袋からだね、プロデューサーさんの好きなお菓子を聞いてそれから……ブツブツ」

響「よくわからないけど春香も忙しいんだなー。っとマフラー出来たー!」

P「ただいま戻りましたー」ガチャ

小鳥「お帰りなさいプロデューサーさん」

P「いやー今日も外は寒いですね」

響「プロデューサーお帰りー!約束したマフラー出来たぞ!」

P「おっ、暖かそうだな。大事に使わせてもらうよ、ありがとな響」

小鳥「それ響ちゃんが編んだの?暖かそうで良いなぁ」

響「ピヨコも欲しいのか?欲しいなら何か編んであげるぞ!」

小鳥「ホント!?じゃあお願い出来る?」

響「何が良いかな?むーそうだなぁ……」

春香(響ちゃん、それじゃダメだよ。他の人にもあげちゃせっかくのアピールが……)

春香(いや、ちょっと待って春香!それは私にも言えること……)

春香(みんなにお菓子を作るのじゃなく、プロデューサーさんにだけ作れば私もっ!)

P「無理だけはするなよ?響」ナデナデ

響「ふわっ!……いきなり頭撫でるなんて……びっくりしたぞっ///」

P「あ、嫌だったか?すまんすまん。」スッ

響「あっ……」シュン

響「嫌じゃないのに……」ボソッ

P「話は変わるが春香は何してんだ?」

響「何かわからないけど考え事をさっきからしているみたいだぞ?」

P「ふむ、悩み事なら相談に乗ってやらないとな」

小鳥「プロデューサーさんダメですっ。春香ちゃんは今女の子として成長しているんです!」ドヤァ

P「はぁ……」

小鳥「プロデューサーさんはデリカシーが足りなくて鈍感なんですから気を付けないとダメですよ?」

P(…………ぐすん、何で心配しただけでここまで言われるんだ?)

響「あはは、プロデューサーはそんなとこあるよねっ」

P(……むかっ!)アイアンクロー!

響「うぎゃー!痛い痛いっ!ごめん謝るからやめてくれー!」ギリギリ

P「まったく……これでも傷つきやすい年頃なんだぞ?」パッ

響「うぅ……まだズキズキするぞ。アイドルになんてことするんだ……」

小鳥(涙目の響ちゃんかわいいっ)ハァハァ

真「たっだいまー!」ガチャ

雪歩「ただいま戻りましたぁ」

P「おう、お帰り」

美希「ハニー!寒かったのー!ギュッとして欲しいなー」ダキッ

P「はいはい、お帰り。これで良いか?」ギュッ

美希「ハ、ハニー……///」

小鳥「珍しいですね、プロデューサーさんが美希ちゃんを抱きしめるなんて」

美希「やっとミキの想いがハニーに届いたってことなの!」

P「いやー俺も戻って来たばっかで寒くてな」

美希「そんなのって無いのっ!そんな理由なんてっ!」

P「じゃあ、離れてくれ」

美希「……ハニー、今はそれでも良いのっ!」ギュー

小鳥(美希ちゃん、ちょろすぎるわ)

真(美希、ちょろすぎるよ)

雪歩(美希ちゃん、ちょろすぎるよぅ)

春香(美希、ちょろいなぁ)

響「…………むぅ」クイッ

P「響?俺のスーツの裾を掴んでどうした?」

響「!?い、いや何でもないぞっ!!気のせいだぞっ!!///」

P「いや、気のせいって……」

真(まさかっ!?)ピキーン

雪歩(響ちゃんもっ!?)ピキーン

小鳥(プロデューサーさんのことをっ!?)ピヨーン

美希(好きなのっ!?ライバル多すぎるのっ!!)ピキーン

春香(今日の響ちゃんの嫉妬はわかりやすいなぁ。プロデューサーさんは気づかないだろうけど)

P「ああ、そうだ響。このあと暇なら約束の食事でも行くか?」

響「……っ、うん!大丈夫だぞっ!暇だぞ!今日はずっと暇だぞっ!///」

P「お、おう……。じゃあ用意してくれ」

春香(響ちゃん、テンション高いなー)

美希「ずるいのっ!ミキとは仕事のときしか食事してくれないのにっ!」

真「そうですよっ!ボクも一緒に食事したいですよっ!」

雪歩「響ちゃん、良いなぁ……」

小鳥「あたしともぜひっ!」

P「いや、響からマフラーを貰ったお礼に行くんだよ。悪いが……」

響「じゃあ、みんな一緒に行くさー!プロデューサーが良ければねっ!」

P「そりゃ響さえ良けりゃ構わないが……響のお礼にならないぞ?」

響「みんなと行けば楽しいからな。時間があるなら行くぞ!」

美希、真、雪歩、小鳥「「「「響(ちゃん)……」」」」ウルッ

美希「ミキは大丈夫だよ?響ありがとうなの!」

真「ボクも大丈夫です!響、今度何かお礼するよ!」

雪歩「私も大丈夫ですぅ。響ちゃん、今度取って置きのお茶を入れてあげるね!」

春香(響ちゃん、良い子すぎるよっ。せっかくプロデューサーさんと二人っきりで食事できるのにっ)

小鳥「あ、あたしも……」

P「いや、小鳥さんは事務所に居ないとダメでしょ」

小鳥「ピヨッ!?」

P「この人数ならファミレスで良いか?それじゃあ行くぞ」

美希、真、雪歩、響「「「「はーい!」」」」

小鳥「うぅ……良いなぁ……うぅ……行っちゃった……」バタン

春香(そういえば響ちゃんとはあまり食事とか行かないなぁ)

春香(響ちゃん……もしかして普段ぼっちなんじゃ……)

小鳥「あれ?春香ちゃんは行かないの?」

春香(いや、誘ってないだけだよね。沖縄から来てこっちに知り合いいないだろうし)

春香(響ちゃんはライバルだけど仲間だもんね。今度誘ってみよう!)

小鳥「春香ちゃんは忙しいのかな?」

―ファミレス―

美希「ミキはハニーの隣に座るの!」

響「自分もプロデューサーの隣に座るぞ!」

P「二人とも元気だなぁ。あ、響」

響「何だ?プロデューサー?」

P「マフラーさっそく使わせてもらったけどこれ暖かいな。ありがとな」

響「えへへ……照れるぞっ///」

P「そういえば春香は来なかったな。考え事してたしちゃんと来るか聞けば良かったか?」

美希「春香もちゃんと話を聞いていたの。普通に予定があったんだと思うな」

P「春香もスケジュールは空いてたはずなんだがなぁ。プライベートが忙しいのかな?」

―事務所―

春香(まだ自分の気持ちを自覚していないのは亜美とやよいだけ……)

春香(でも二人もプロデューサーさんに恋をしているのは確実……)

春香(わかりづらい四条さんとあずささんもおそらく意識しているはず……)

春香(美希は当たり前として真や雪歩、千早ちゃんと律子さんも……)

春香(伊織と真美も素直になれないだけでそうだよなぁ……ついでに小鳥さんも)

春香(今までそれらしい態度を見せなかった響ちゃんまでなんて……)

春香(私も頑張らないと!まずはプロデューサーさんに好きなものを聞いてみよう!)

春香「あのプロデューサーさんっ!好きなお菓子って何かありま……ってあれ?」

小鳥「どうしたの?春香ちゃん」

春香「あの、プロデューサーさんたちは?」

小鳥「え?みんなとご飯を食べに行っちゃったわよ?春香ちゃんも聞いていたでしょ?」

春香「のヮの;」

響「プロデューサー!好きなの頼んで良いかー!」

P「おう、みんな俺のおごりだから好きなの選べー」

美希「ミキはおにぎり御膳なの!」

真「やーりぃ!おごりですか!じゃあボクはハンバーグセットで!」

雪歩「私は和食御膳にしますぅ」

響「じゃあ自分はオムライスにするさー!」

美希「響が沖縄料理以外を選ぶ……だと……なの」

響「自分で料理するならともかく、外で食べるなら自分もさすがに他のを選ぶぞっ!」

美希「冗談なの。ハニー、デザートも良い?」

響「ひどいぞ、美希ぃ!」

P「良いぞ選んでも。じゃあ店員呼ぶぞ?」

―食後のデザート中―

美希「んー苺ババロアおいしーのー」

響「プロデューサー、今日はありがとなー」

P「どういたしまして。ん?響ほっぺにクリームがついてるぞ?」

響「ホントか?んっ……取れたか?」ゴシゴシ

P「そこじゃないよ、取ってやるからこっちを向いてろ」ゴシゴシ

響「んぅー、何か恥ずかしいぞ……///」

美希「…………何か良い雰囲気なの」

真「…………響も何か嬉しそうだし」

雪歩「…………何か恋人みたいですぅ」

響「!?な、何を言っているんだっ!自分たちそ、そんなんじゃないぞ!?///」

P「おいおい、響はそういうのに慣れてないんだからからかうな。俺なんかと恋人なんて……」

響(……自分も思わず否定したけど自分と恋人になるのは嫌なのか?プロデューサー……)シュン

P「ん?どうした響。急に元気なくなって」

響「…………何でもないぞ」

美希(相変わらずハニーはハニーなの)ジトー

真(プロデューサー、そんな何でもないように否定しちゃ響が可哀想ですよ)ジトー

雪歩(プロデューサー、鈍感ですぅ……)ジトー

P「あれ?何で俺みんなからそんな目で見られてるの?」

美希「いい加減ハニーはミキたちの気持ちに応えるべきだと思うな」

P「えっ?これでもお前たちのために頑張ってるつもりなんだが……」

美希「仕事の話じゃないのっ!……ミキたちのために頑張ってるハニーは素敵だけど!」

P「???」

―別の日の事務所・昼ごろ―

響(あの日恋人みたいって言われたことをプロデューサーに否定されてショック受けたんだよなぁ……)

響「なぁハム蔵ー。自分、やっぱりプロデューサーのこと男の人として好きなのかなぁ?」

ハム蔵「ヂュー?」

響「うん、初めは兄貴に甘えるように甘えたいだけだと思ってたんだけど……」

ハム蔵「ヂューヂューヂュー?」

響「凄いなハム蔵!自分のことそこまでわかるなんてっ!」

響「うん。プロデューサーが他の人と付き合っているとか想像するだけで胸が痛むんだ……」

ハム蔵「ヂューヂュー、ヂューヂュヂュヂュー!」

響「うえっ!?じ、自分寝言でそんなこと言っていたのかっ!?」

ハム蔵「ヂューヂュー」コクリコクリ

響「自分が……プロデューサーに……キスのお願いを……///」

―響・妄想―

P「どうした?響。ニヤニヤして」

響「ニヤニヤってひどいぞ!プロデューサーと久しぶりにオフを過ごせるから喜んでいるのにっ!」

P「ははは、すまんすまん。まったく響は可愛いなぁ。ほら、こっち来い」ダキッ

響「うわっ!?……相変わらずいきなりだな、変態プロデューサーっ///」

P「ん?響は抱き合うのは嫌なのか?そっかぁ、残念だけど嫌なら止めないとなぁ」ニヤニヤ

響「…………じゃないぞ」ボソッ

P「何だって?聞こえないなぁー」ニヤニヤ

響「嫌じゃないって言っているんだっ!うー、やっぱりプロデューサーは意地悪だぞっ」プンッ

P「ほらほら、機嫌直せ響。せっかく一緒に居られるんだから」

響「ふんっ、意地悪なプロデューサーなんて簡単には許さないんだからねっ」ギュー

P「許さないってわりにはしっかりと抱きついて来るんだよな。ういやつ、ういやつ」ナデナデ

響「…………お、お願いを聞いてくれればゆ、許してあげないことも無いぞっ?」チラッ

P「ここで上目遣いとは……成長したな響。で、お願いって何だ?」

響「…………キ、キスして?///」

P「キスで良いのか?」

響「う、うん……///」

P「響……かなさんどー……」スッ

響「プロデューサァー……自分も……かなさんどぉー……///」

―妄想終了―

響「あわあわあわあわあわわ」///

貴音「どうしたのです、響?顔を赤くして風邪ですか?」

響「えっ?……貴音ぇ!?いつからそこに居たんだっ!?///」

貴音「先ほどから声を掛けていたのですよ?」

響「ホントかっ!?うぅ、ごめん貴音ぇ……」

貴音「良いのです、響。それより体調は大丈夫ですか?」

響「う、うん。問題ないさー自分元気だぞっ!」

貴音「そうですか?それならば良いのですが……」

貴音「そういえば最近プロデューサーも忙しそうですね」

響「うえっ!?プロデューサーがど、ど、どうしたってっ?」

貴音「?いえ、プロデューサーが忙しそうだと」

響「そ、そうだな……自分も心配になってきたぞ……」

貴音「無理をしていなければ良いのですが……」

貴音「…………さて、私も仕事に行ってきます。響も無理は禁物ですよ?」

響「大丈夫、自分完璧だからなっ!いってらっしゃい、貴音!」

P「ただいまー」ガチャ

響「お、お帰りプロデューサーっ///」

P「おー。そういえばさっき入れ違いで貴音と会ったけど響のこと心配してたぞ?」

響「貴音が?でも貴音にも言ったけど自分いつも通りだぞ」

P「それなら良いんだが……ふぅ」

響「プロデューサー何だか疲れてないか?ちゃんと休んでる?」

P「んー?このところちょっと忙しいなぁ。でも今日はこの後報告したら帰れるから」

響「ここで少し休んでいったらどうだ?プロデューサー」

P「そーだなぁー時間もあるしぃーちょっと休むかぁー」

響「大丈夫か?何か口調がおかしいぞ」

P「あー、休むことを意識したらちょっとなー。コーヒーでも入れてくるか」

響「自分が入れてくるぞ!プロデューサーは座っててよねっ!」

P「いや、動いていないと眠っちゃいそうだから自分で入れるよ」

響「ホントに大丈夫か?プロデューサー」

P「無問題、無問題。じゃあ入れてくるか。あ、響このマフラー預かってて」パサッ

響「プロデューサーが使ってる……マフラー……」ゴクリ

響「戻ってくるまで時間あるよな……自分変態じゃないけどちょっとだけ……」

響「変態じゃないけど匂いを嗅いでもいいよね?……うん、変態じゃないけど」クンカクンカ

響「えへへ……プロデューサーの匂いがする……自分この匂いすごく安心するさー///」

ハム蔵「ヂュー……」ドンビキ

響「!?ハ、ハム蔵っ!居たのかっ!?こ、これは秘密だぞっ!///」

ハム蔵「ヂュー……」コクコク

P「ただいまー。響、隣座っていいかー」

響「う、うん。どうぞどうぞっ///」

P「ふぅ……。あー響、さっきは大丈夫って言っていたけど何かあれば言えよー?」

響「うん!でも最近自分、調子良いから大丈夫だぞっ」

P「そうかぁ……なら…………ふわぁ……」

響「プロデューサー?」

P「安心だなぁ……」コテン

響「プ、プ、プロデューサー!?急に寄りかかってきてどうしたんだっ!?///」

P「zZZ……」

響「ね、寝てるのか?びっくりしたぞ……///」

響「プロデューサー疲れてるんだな……しばらく寝かしてあげようかな」

響「この体勢だと寝づらいだろうから……自分の膝を枕にしてあげるぞっ///」

響「別に膝枕をしてあげるのが夢だったとかじゃなくプロデューサーのためなんだからねっ!///」

響「って自分誰に言い訳しているんだ?……プロデューサーもこんなに騒いでも起きないし」

P「ZZZ……」

ハム蔵「…………」ジー

響「ふふっ……プロデューサーの寝顔かわいいなっ」

響「……プロデューサーとこうしてると胸が熱くなるんだよね」

響「…………やっぱり自分、プロデューサーのこと好きなんだな」

響「この気持ちは……間違いじゃないんだ」

P「……うーん、響ぃ」

響「えへへ、自分の夢を見てくれてるのか?」

響「自分、プロデューサーに振り向いてもらえるようにこれから頑張るからなっ」

響「今日はほっぺだけどこれは自分の気持ちだぞっプロデューサー!」

響「かなさんどー……」チュッ

ハム蔵「……ヂュー」ヤレヤレ


おしまい

響の扱いが酷いのが多かった2週間ぐらい前に初めて書いてみたものの
規制で投下出来ず解除されたと思ったらまた規制されて……

あと初心者なのでエロは無いんだ、すまない

>>81
とりま乙
次回作に期待

>>84
どもです

ショート短編で美希→春香→千早まで書いたボツ作あるけど完成しなさそう
順番に量が増えて始めの美希と千早の差が……

どうせなら>>100まで行きたいのでボツを置いておきますね
――――――――――

―事務所―

美希「ただいまーハニー!」

P「おかえり美希。また新しいCMが決まったぞ!」

美希「えー?また増えるのー?ミキ今くらいが丁度良いと思うな」

P「今が大事なときなんだよ。それに美希なら大丈夫だろ?」

美希「むー。ミキならってどういう意味?ミキはもう少し寝る時間が欲しいの」

P「俺は信じているからな、美希なら出来るって」

美希「ハニー……」

P「大丈夫、美希は素敵な女の子だからな……」ナデナデ

P「それに美希が輝けるように俺も美希のために頑張るから」

美希「うん、ハニー!ミキ頑張るねっ!」

P「ああ、頼むな?」

美希「ミキちょっとトイレに行って来るの!」

P「ん?ああ、あとでCMの打ち合わせするからな?」

------------------------------------------------------------
―トイレ―

美希「惚れてまうやろー!もう惚れてるけどー!」

美希「ハニーが素敵な女の子って言ってくれたのー!ハートにキュンキュンなのー!」

美希「ミキを信じてくれてミキのために頑張ってくれるのー!これで頑張らないわけがないのー!」

美希「ハニーがカッコよすぎるのー!急に見せるやさしさが堪らないのー!」

美希「何でミキ録音しなかったのー!しくじったのー!」

美希「ハニー大好きなのー!ハニー!ハニー!」

--------------------------------------------------------------

美希「ただいまなのー!」テカテカ

P「おう、それじゃ打ち合わせするか」

美希「了解なのっ!」

P「何か気合入ってるな。そういえばトイレで大声出さなかったか?」

美希「…………聞こえてた?」

P「ああ、何を言っていたかはわからなかったけどな。あんまり騒ぐと迷惑になるぞ?」

美希「ちょっとこれからのことに気合を入れてたの。次から気をつけるね、ハニー?」

―事務所―

春香「プロデューサーさん!ドーナツを作ってきたのでどうぞっ!」

P「おっ、おいしそうだな。」

春香「できればプロデューサーさんの感想もらえますか?」

P「ふむ……甘さ控えめで俺の好みだな」モグモグ

春香「!プロデューサーさんは甘くない方が好きなんですか?」

P「たまになら甘いのもいいけど基本的には控えめかな?」

春香「プロデューサーさんは甘さ控えめが好みっと」メモメモ

P「それにしても春香はお菓子作り上手だよな」

春香「そんなことないですよぉ///。好きでやっているだけですし」

P「いや、こんだけ作れるなら春香は良いお母さんになれるだろ」

春香「お、お母さんですかっ!?」

P「子供と一緒にお菓子作ったりできるだろ?喜ぶと思うぞ」

春香「プ、プロデューサーさんはそういう奥さんとか……欲しいですか?」

P「ん?そうだな。料理が上手な奥さんは良いなぁ。一人暮らしで一人で食事するの多いしな」

P「春香が俺の嫁になってくれれば最高だよな」

春香「もー、プロデューサーさん本気にしちゃいますよぉ?」

P「ははは、ごめんごめん。でも最高って思ったことは本当だぞ」

春香「あはは、プロデューサーさんコーヒー入れてきますね?」

P「おっありがとう、春香」

―給湯室―

春香「あははははははははははっ!///」

春香「プロデューサーがお嫁さんにって言ってくれたっ!///」

春香「なにこれ、なにこれっ!お嫁さんに最高だって!///」

春香「俺の嫁ですよ、俺の嫁!///」

春香「プロデューサーさんと夫婦かぁ……えへへ///」

春香「やっぱり子供は3人くらい欲しいよね!あとあと……」

春香「これからはお菓子作りだけじゃなく普通の料理も頑張らないといけないわね」

春香「待っててくださいね、プロデューサーさん!」

春香「私はこれからですっ!」

春香「お待たせしました、プロデューサーさん!コーヒーですよ、コーヒー!」

P「ありがとう春香。何かテンション高いな、何か良いことあったか?」

春香「はいっ!これからも(料理を)頑張って行こうって考えてました!」

P「良い心意気だ、春香!これからも(アイドルとして)頑張っていかないとな!」

春香「はいっ!頑張りますっ!(プロデューサーさんのお嫁さんとして)」

いつの間にか俺得春香スレになってた

―収録スタジオ―

千早「~~♪~~~~♪……ふぅ」

P「千早、のどの調子はどうだ?そろそろ録音に入るぞ」

千早「ええ、大丈夫です。……あのプロデューサー、今の歌はどうでしたか?」

P「……感想を聞くってことは今の歌に満足していないってことか?」

千早「……はい、まだ私はうまく歌えると思うんです。でもどうすれば良いのか……」

P「そうだな……この歌は恋の歌だ。千早は好きな人がいるか?」

千早「プ、プロデュッ、えっ、す、好きな人!?えっプロデューサーッ///」

P「お、落ち着け、びーくーるびーくーる千早っ!」

千早「っ!……い、いきなり何てこと聞くんですかっ!///」

P「いいから落ち着いて聞け、良いか?」

千早「……ふぅ、わかりました。説明してください///」

P「さっき言ったようにこれは恋の歌だ。千早は歌詞に感情移入できていないんじゃないか?」

千早「……でも、私なりに想像して歌っているつもりなんですが」

P「それは千早のことだから本で読んだ、ぐらいの想像なんじゃ?」

千早「くっ……そのとおりです。けど私は誰かと恋人になったことはありませんし……」

P「でもさっきの反応を見ると好きな人、もしくは気になる人はいるんだろ?」

千早「///えっと……その……はいっ。」

P「じゃあ、その人で想像してごらん。今までは第三者の立場で想像していたはずだ」

千早「あの……アイドルとして好きな人がいるのは良いんですか?」

P「アイドルって言っても年頃の女の子だ。感情まで制御する必要はないよ」

千早「///じゃあ、……あの、プロデューサーに手伝ってもらっても大丈夫でしょうか?」

P「ん?俺にできることなら言ってくれ」

千早「///やはり、その……仮想でも相手がいると違うと思うんですよ」

千早「私に……『愛している』って言ってもらえますか?///」

P「!?……ま、まぁそれで千早が歌えるなら協力するよ。……ご、ごほん」

P「千早……俺はプロデューサーとしても一人の男としてもお前のためなら何でもできる」

千早「プロデューサー……」キュン

P「千早、俺はお前を支えて行きたい……愛しているよ、千早」キリッ

千早「…………ありがとうごじゃいます///」

P「じゃ、じゃあそろそろ録音に入るかっ///」

千早「あの、すみませんが気持ちの切り替えをするのでブースの声が聞こえないようにしてもらっても良いですか?」

P「わかった、一度マイク切るからな」

千早「あ…ありのまま、今、起こった事を話すわ!」

千早「『愛している』とだけ言われると思ったら告白されていた」

千早「な…何を言ってるのかわからないと思うけど私も何が起きたのかわからなかった……」

千早「頭がどうにかなりそうだった……」

千早「催眠術だとか妄想だとかそんなチャチなもんじゃあ、断じてないわ」

千早「もっと素晴らしいものの片鱗を味わったわ…」

千早「くっ!……何で前もって録音しておかなかったの、私っ!」

千早「でもさっきのプロデューサーの愛の告白を思って歌えば……よしっ!」

P「おっ、千早から合図来たな。……マイク入れたぞー。行けるか?千早」

千早「はいっ。(プロデューサーのことを思って)歌、行きます!」キリッ

P「おう、それじゃ始めるぞー」


----------------------------------------
って感じで量のバランスが悪い
このあとは真ver.を途中まで書いてあるぐらい
>>100超えたのでノシ

基本の流れとして
「Pに告白っぽいこと言われる」→「Pに気付かれないように嬉しがる」→「何でも無いように振る舞う」
という感じですね

次の真は恋愛ドラマの練習で告白されるって流れですが
千早よりも長くなってボツで止まってます……

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