エレン「女児向けアニメが好きとか言えない…」(198)

エレン「…日曜か…」ムクッ

エレン「…」スタスタスタスタ

食堂

ミカサ「エレンおはよう」

エレン「おはよう」ガタッ

アルミン「エレンは最近、休みの日でも朝早いね」

エレン「まぁ、そっちのが有意義だろ」

アルミン「そうだね」

エレン「あぁ」ソワソワ

ミカサ「…」テレビ ピッ

テレビ<まじかるアイドル☆みかりんレボリューション 始まるよー♪

エレン「!」

アルミン「それでさー」ペラペラ

ミカサ「うん」モグモグ

テレビ「いけない!寝坊しちゃった!今日は収録なのに!」

エレン「…」チラチラ

アルミン「やっぱり僕としてはそう思うんだけど…」

ミカサ「なるほど。興味深い」

テレビ「あなたがみかりん…?大したことないわね」

テレビ「あなたは!?」

エレン「…」チラチラ

ミカサ「でも私は逆の考えかもしれない」

アルミン「うーん、確かにそういう面もあるかー」

テレビ「みかりん☆まじかるメタモルフォーゼ!」キランキラン

エレン「…!」

アルミン「…で、ね…エレンはどう思う?」

エレン「!?…あ、ごめん、ボーッとしてた…」

ミカサ「まだ眠たいの?」

エレン「いやいや、大丈夫だ…で、なんだ?アルミン?」

アルミン「うん、この間本で読んだんだけど…」

エレン「あぁ」

ワイワイ

アルミン「…で、ね…エレンはどう思う?」

エレン「!?…あ、ごめん、ボーッとしてた…」

ミカサ「まだ眠たいの?」

エレン「いやいや、大丈夫だ…で、なんだ?アルミン?」

アルミン「うん、この間本で読んだんだけど…」

エレン「あぁ」

ワイワイ

………

テレビ「来週もまた見てねー!」

アルミン「さて、食べ終わったしそろそろ行く?」

ミカサ「ええ。エレンはこの後どうするの?」

エレン「自主練でもするよ。そのために早起きしたし」

ミカサ「それでは私もそうする」

エレン「えぇ…真似すんなよ…」

アルミン「まぁまぁ」

エレン「ったく…」

運動場

ミカサ「…」タタタッ

エレン「くそっ…やっぱり速いな…」タッタッタッタッ

エレン「だからミカサとやるのは嫌なんだ…」

エレン「…」

エレン(それにしても今週のみかりんも可愛かったな…)

エレン(寝起きのみかりんマジ天使だった)

エレン(変身シーンは安定の女神だし…)

エレン(まさかのライバル登場でこれからが気になるな…)

エレン(…)

エレン(アニメ…しかも小さい女の子向けのアニメにはまってるなんて絶対言えない…)

エレン(バレたら確実にドン引きだろ…)

エレン(幸い、ミカサとアルミンには気付いていない。それは分かる)

エレン(アルミンはいつも話してるし、ミカサもその話を真剣に聞いているようだ)

エレン(それに、ミカサは昔からテレビをご飯時につける習慣があるから怪しまれずにテレビを見ることができる)

エレン(毎回ほぼ一発でチャンネルが合うのは奇跡だと思う)

エレン(じっくり見れないのは残念だけど…これが精一杯だな…)

エレン(…)

エレン(…しかしみかりんのこと考えると辛い訓練も頑張れる気がするな)

エレン(あー…次に会えるのはまた来週かー長いな…)

エレン(それまでは脳内HDDとこの間こっそり買ったファンブックでも見て我慢するしかないか…)

エレン(本当はDVDもグッズも欲しいけど金も隠し場所もないんだよな…)

エレン「…はぁ」

ミカサ「?」タタタッ

現在公開可能な情報

テレビアニメ
「まじかるアイドル☆みかりんレボリューション」
毎週日曜日朝8:30からトロストテレビで放送中!!

ちょっぴり口下手な女の子、みかりんは人気アイドルを目指す新人アイドル!
しかしその正体は…悪いキョジンと戦う魔法少女!
まじかるパワーを駆使して世界の平和のため、そして自分の夢を叶えるために大奮闘!
幼なじみのエレ君との恋の行方も見逃せない☆

み・み・みらくる☆みかりんりんりん☆
み・み・みらくる☆みかりんりんりん☆

エレン「みかりんの歌声…可愛いなぁ」ホクホク

エレン「これもこっそりとしか聞けないけど…」

エレン「ま、こういうのは障害があればあるほど燃え上がるっていうしな」

エレン「あーあ…みかりん、テレビの中から出てこないかなぁ」ゴロゴロ

アルミン「あ、エレン。自主練は終わった?」ガチャ

エレン「ん、あぁ」

アルミン「またイヤホンでなんか聴いてるの?最近よく聴いてるよね」

エレン「いろいろとな」

アルミン「なんかオススメがあったら今度教えてよ」

エレン「…」

エレン(…みかりんの良さを誰かと共有したい…みかりんについて熱く語りたい…)

エレン(案外アルミンなら…)チラッ

アルミン「僕は本でも読もうかな…」ゴソゴソ

エレン(…いやいやいやいや!普通に無理だろ!引かれるって!)

エレン(エレンはそういうのがすきなんだね…いや、いいんじゃない?僕は否定しないよ?親友の趣味だし?)

エレン(ってめっちゃ気を使われそう…目を泳がせながら…)

エレン「はぁ…」

アルミン「?」

エレン(…そういえばみかりんのコミックスがもう出てるんだよな…)

エレン(それぐらいなら…まぁ…買えるし…今から行ってくるかな)ゴソゴソ

アルミン「あれ?エレンどうしたの?」

エレン「ちょっとノートが切れてるのを思い出してな…今から買いに行ってくるよ」

アルミン「そう?いってらっしゃーい」

エレン「あった!しかも初回版!」

エレン「書き下ろしポストカードとドラマCD付きか…ちょっと予算オーバーだが…」

エレン「みかりん兵団(※)的には買うしかないよな!」

エレン「おっと、ノートも忘れないようにしなきゃ」

エレン「折角街まで来たんだからアニメショップも覗いてくか」

※みかりんの熱狂的なファンの総称

エレン「さて、寮だと落ち着いて読めないからこの公園で読んで帰るか」

エレン「どれどれ…」ゴソゴソ

エレン「ポストカード…みかりんが耀いてる…」

エレン「家宝にしよう」

エレン「CDは一先ずおいといて…さて、読むか」ペラペラ

エレン「…お、これはあのライバルの子か…やっぱりコミックスのが早いな…」

エレン「…」ペラペラ

エレン「…」ペラペラ

エレン(みかりん可愛い)ニヤッ

女の子「ママ!あの人こわい!」

母親「こら!見ちゃだめ!」

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キャラクター紹介♪

みかりん
ちょっぴり口下手な女の子!
人気アイドルになるのが夢
まじかるパワーで魔法少女に変身してキョジンをやっつける使命があるよ!
運動と歌がとっても得意!
エレ君のことが大好き

エレ君
みかりんの幼なじみ!
ちょっとぶっきらぼうだけどたまに優しさを見せることも…
何事にも一生懸命!

あーにゃん
突然みかりんの前に現れた女の子
その言動は謎に包まれているけれど…?

エレン「ふぅ…やはりみかりんは天使だった…」パタン

エレン「アニメはまだまだ前半だな。あーにゃん出てきたばっかだし」

エレン「このあーにゃんと対峙するシーンはマジ神がかり的だな」ペラッ

エレン「実はあーにゃんが敵側だと知ったときの複雑な心情がよく描けてる…」

エレン「そこからのエレ君の無事が分かって涙するシーン…」

エレン「素晴らしい。本当に素晴らしい」

エレン「もうみかりんの涙でこの世の不浄が全て浄化されるんじゃないか」

エレン「この話は早くアニメで見たいな」

エレン「…もう一回最初から読みなおそう…」



エレン(今日は充実した一日だった…)

エレン(結局あれから5回も読み直しちまった)

エレン(アルミンに帰りが遅かったと心配されたけど、街に出てればどうとでも言い訳できる)

エレン(さぁ…皆寝たみたいだしドラマCD聴くか)ゴソゴソ カチッ

CD「…」ヨミコミ

エレン(…)ワクワク

CD「…スペシャル特典CD!みかりんの休日☆」

エレン(きたああああああああ!)

エレン(みかりんの声が耳元で聴こえる…幸せだ…)ポワーン

エレン(はぁー…みかりん…結婚したい…)

エレン(このドラマCDもクオリティ高いな。永久保存版だな)

エレン(保存用・鑑賞用と分けたいけどさすがに訓練兵にそれはキツいな…大事にしよう)

エレン(取り敢えず今は余計なことを考えずみかりんの声に集中するか…)

エレン(みかりん…)

数十分後

エレン(あ、終わった。楽しい時間はあっという間だな)

エレン(もう一回…と行きたいけどそろそろ寝ないと明日に響くな…)

エレン(寝るか。おやすみかりん(※)。夢の中でもみかりんに会えますように)

エレン(…)zzz

※おやすみ、みかりんの略。みかりん兵団流の就寝のあいさつ

アルミン「最近エレンの様子がおかしい」

アルミン「話しかけても上の空だったり夜遅くまで音楽を聴いたり何かの本を読んでいることがある」

アルミン「それとなく聞いてみてもぼかされる」

アルミン「誰にも相談できない悩みがあって音楽や本で気を紛らせてるのかも…」

アルミン「なにか僕に言いかけることもあるけど結局なにも言わない」

アルミン「…心配だ…」

アルミン「…」

アルミン「…僕ってやっぱり頼りないのかな…」

アルミン「…」

アルミン「…止めだ!止めだ!僕まで悩んじゃしょうがない!」

アルミン「気分転換にDVDでも見よ」ピッ

テレビ「み・み・みらくる☆みかりんりん☆」

アルミン「やっぱりみかりんは癒しだなー。嫌なことも忘れちゃうよ」

アルミン「頑張ってテスト対策ノートやレポートのネタを売ってお金貯めた甲斐があったなー」ホクホク

アルミン「リアルタイムでも見れなくは無いんだけどね…あんまりチラチラ見ると回りにバレちゃうから…」

アルミン「DVDが比較的早く出るのが救いかな。悟られないように話してると音声拾うのがやっとだし」

アルミン「でも待ちに待ってみるみかりんは最高だ」

アルミン「みかりんの魅力はなんといってもあの一生懸命さだよね」

アルミン「夢中になると周りが見えなくなる所とか可愛い」

アルミン「あの危なっかしさが堪らない」

アルミン「初ライブの回は思わずテレビの前で声援送っちゃった」

アルミン「…でもみかりん単体では100パーセント魅力を出すことが出来ないと僕は思う」

アルミン「今週回でやっと出てきたあーにゃん…彼女と一緒になったとき初めてみかりんの魅力は最大になる」

アルミン「最初はライバル同士、相手のことをよく思っていない」

アルミン「だけど一緒にアイドルの道を目指す内、徐々に互いのことを認め合うようになる」

アルミン「気恥ずかしくてなかなか素直になれない二人…すれ違い…やがてあーにゃんの正体が分かり…」

アルミン「…最新コミックスは素晴らしかった」

アルミン「みかりんのあの切なさと怒り、そして愛する者に裏切られたという深い悲しみが混ざった表情…」

アルミン「あーにゃんの気持ちは『私はアイドルになり損ねた』って台詞に全て表れてるよね」

アルミン「あにみか(※)的神回だった…」

アルミン「早くアニメ化されますように」

※あーにゃん×みかりんのGLカップリングの略称

アルミン「…こんな趣味があるなんて誰にも言えないよ…」

アルミン「幸いエレン達にはバレてないみたいだけど…もし知られたら引かれるよなぁ…」

アルミン「オタクでしかも百合好きとか…」

アルミン「エレンとかこういうの嫌いそうだしなぁ」

アルミン「誰でもいいからこの熱い思いを共有したい」

アルミン「…まぁ…普通に考えて無理だよね…」

アルミン「はぁーあ…」

アルミン「…」

アルミン「ネットであにみか漁ってから寝よ」ポチポチ

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「まじかるアイドル☆みかりんレボリューション」とは主に女児をメインターゲットとしたアニメーションまたはコミックスである。
しかし一部の若者層~成人層にも熱狂的なファンがいることでも知られている。
所謂萌えアニメとして楽しむ者もいるが、本作品は女児向けとは思えない重厚なストーリー展開がされるため、コアなファンも多い。
また、魅力的なキャラクターも多いため、男女問わず人気が高い作品でもある。
イラスト投稿SNSで調査したところ、エレ君×みかりん、あーにゃん×みかりん、リバイプロデューサー×エレ君といったカップリングが人気のようである。
純粋無垢な少女から百合豚・腐女子の要求まで幅広く満たす作品とも言えるだろう。

翌日

ミカサ「おはよう、エレン。アルミン」

エレン「おお」ファーア

アルミン「おはよう」ファーア

ミカサ「二人してあくび?昨日はちゃんと寝たの?」

アルミン「あはは…つい夜更かししちゃって…」

ミカサ「そう。本を読むのは結構だけど寝不足では訓練に支障がでる」

アルミン「うん…気をつけるよ…(本当のことは言えない…)」

ミカサ「エレンも。早寝心掛けなきゃ」

エレン「うるっせーな…分かったよ…(さすがに気を付けなきゃな…)」

ミカサ「分かってくれればいい」

座学

エレン(しんどいなー…みかりんを支えに頑張るか…)

アルミン(あーこの辺は予習でやったから全部分かるなー…あにみか妄想でもしてよ…)ボー

ミカサ「…」カキカキ

エレン(ミカサ頑張ってんな…俺もやるか…)カキカキ

ミカサ「…」カキカキ

エレン「…」カキカキ

アルミン「…」ボー

30分後

エレン(集中力切れてきた…)チラッ

ミカサ「…」カキカキ

アルミン「…」ボー

エレン(ミカサすげーな…アルミンは余裕って感じなのか…?)

エレン(ちょっと息抜きしよ…)

エレン(…)

エレン(…)カリカリ サッサ

エレン(お、このみかりん結構上手く描けてないか?)

エレン(っと…こんなん見られたら大変だ…)ゴシゴシ

エレン(あーあ、教官がみかりんだったらもっと頑張れるのにな)

エレン(あ、その妄想いいな)ボー

アルミン「…」ボー

ミカサ「…?」

カーンカーン

エレン「やーっと終わったー」

アルミン「お疲れ様」

ミカサ「…なんだか二人とも集中出来てないと思った。どうしたの?」

アルミン「え?そう?…やっぱり寝不足なせいかなー」

エレン「たまにはそうこともあるって…いちいち気にすんなよ」

ミカサ「…最近そんなことが多い」ジー

アルミン(不味い…!ミカサが不信に思い始めてる…!)

エレン(ぐ…深く突っ込まれたらボロが出るかもしれない…)

ミカサ「…ねぇ…エレン…アルミン…」

エレン「な、なんだよ…」

アルミン「…」アセアセ

ミカサ「…もし悩みがあったら隠さずに言って欲しい…私は二人の力になりたいと思ってる…」

アルミン(僕は確かにあるにはあるけど)

エレン「…余計なお世話だよ。ほっとけ(万が一バレたら恥ずかしくて死ぬ…これ以上ここにいたら危ないか…)」スタスタ

ミカサ「あ…」シュン

アルミン「ほら!エレンも言いにくいこともあるんだよ!ちょっと様子を見てくるね!」

ミカサ「私はアルミンのことも心配なのだけど…」

アルミン「僕は本当にただの寝不足だから!じゃ、また後で!」スタスタ

ミカサ「そう…」

アルミン(ミカサは勘がいいからな…一旦撤退しよう…ごめんねミカサ…)

アルミン(…にしてもエレンはなにがあったんだろう…僕も心配だ…)

エレン「ヤバイな…アルミンもミカサもオレのこと心配していろいろ探ってくる…」

エレン「気持ちは嬉しいけど…バレたら可哀想な目で見られることは確実だな…」

エレン「あの二人だけにはバレちゃいけない。なんかいろいろ終わる」

エレン「アルミンの頭脳とミカサの勘が恐すぎる…」

エレン「昔からこっそり飼ってた野良猫とか宝物の隠し場所とかいつの間にか二人にバレてたし…」

エレン「…今回はまだ大丈夫なはずだ…とにかく気を付けよう…」

エレン「…でもアルミンも最近おかしいよな…さっきの座学といい…」

エレン「…なんか悩みでもあるのか…?」

対人格闘訓練中

ミカサ「ねぇ、ライナー…訓練しながらで申し訳ないのだけど…相談があるの」

ライナー「うん?お前が俺に?珍しいな」

ミカサ「最近、エレンとアルミンが悩んでいるようなのだけど…私にはなにも話してくれない…」

ライナー「確かに二人ともぼんやりしてることがあるな」

ミカサ「そう。とても心配。けど私だと頼りないのかもしれない…周りから慕われている貴方ならなにかいい案があるかと思って…」

ライナー「そうだなー…あいつらも男だからな…女のお前にはあまり頼りたくないのかもしれない」

ミカサ「ここでは男も女もない」

ライナー「それとは別だ…ま、意地みたいなもんだな。心配なのも分かるがしばらくあいつらを信じて見守ってやればいいんじゃないか?」

ミカサ「見守る…か…」

ライナー「…それか女には言いにくい悩みかもしれないな」

ミカサ「?」

食堂

エレン「…」モグモグ

アルミン「…」モグモグ

ミカサ「…」モグモグ

エレン「な、なぁ、アルミン…なんか最近困ってることないか?」

アルミン「え…?いや特に…そういうエレンは…?」

エレン「お、オレは別に…」

アルミン「そう…?」

ミカサ「…」モグモグ

エレン「…」モグモグ

アルミン「…」モグモグ

ミカサ(見守る…気になるけど詮索しちゃだめ…)モグモグ

アルミン(ヤバイ…エレンまで勘繰りはじめてる…)

エレン(平常心…平常心…)

週末・夜

ミカサ「なんだかんだで一週間が終わってしまった」

ミカサ「二人がおかしいのは相変わらず。なにか隠しているようだけど深く聴くことは出来ない」

ミカサ「私はお節介なのだろうか…」

ミカサ「ライナーは誰にでも隠し事の一つや二つあると言っていた。それは確かに私にも当てはまる部分もある」

ミカサ「でもなんだか寂しい…まるで置いていかれるようで…」

ミカサ「…」

ミカサ「…あ、こんな時間…思わず考え込んでしまった」

ミカサ「いつもの一仕事してから寮に戻ろう」スタスタ

食堂

ミカサ「…誰もいない…」ソー

ミカサ「…」スタスタ ピッ

テレビ「明日の降水確立h」ピッ

テレビ「やめて!私のために争わないd」ピッ

テレビ「押すなよ!絶対押すなよ!」

ミカサ「…よし」プチン

ミカサ「…これで明日もみかりんに会える」

ミカサ「ここでトロストテレビに合わせておくことで明日、テレビをつけたときに一発でみかりんのチャンネルにすることができる」

ミカサ「わざわざチャンネルを合わせているとみかりん好きと言うことがバレてしまう」

ミカサ「さりげなさが大事」

ミカサ「もしエレンとアルミンに知られたら子供っぽいと呆れられるに決まっている…絶対に秘密」

ミカサ「本当は昔から魔法少女ものが大好き」

ミカサ「お母さん達がいたころは毎週楽しみに見てたけど…イェーガーさんのところに来てからは恥ずかしくて…」

ミカサ「ついに耐えられなくなって考え出した方法がこれ」

ミカサ「今のところ、エレンもアルミンも気付いていない」

ミカサ「集中すればアルミンの話を聴きながらみかりんを見るのは不可能ではない」

ミカサ「なぜだかみかりんには親近感が沸いて応援したくなる。エレ君との恋は目が離せない」

ミカサ「前回はライバル登場でエレみか分が足りなかったけど、コミックスでその辺りは補えた」

ミカサ「エレ君の無事が分かって涙するみかりん…そのみかりんを抱き締めるエレ君」

ミカサ「…実によかった…」

ミカサ「早くアニメでみたい」

ミカサ「とりあえず明日も楽しみ」

ミカサ「…」

ミカサ「エレンとアルミンもみかりんみたら元気になるかもしれない…」

ミカサ「…」

ミカサ「…そんな訳ない…というかこの年で喜んで小さい子向けのアニメ見てるなんて…」

ミカサ「…今日はもう寝よう。明日寝坊しては元も子もない」

ミカサ「みかりんみたら…少し自主トレして買い物に行こう」

ミカサ「そろそろグッズが入荷するはず。アニメショップの他にオモチャ屋さんも少し覗きたいし…」

ミカサ「この間まじかるプリティロッド(※)のCMやってた…実物はどんな感じなのか見たい」

ミカサ「二人のことも心配だけど…かえって私がいない方がいいのかもしれない…」

ミカサ「様子見も兼ねて明日は別行動してみよう」

ミカサ「…ちょっと楽しみ…かも…」

※みかりんが使う魔法のステッキ

現在公開可能な情報

まじかるプリティロッド
価格 4,410円

七色に光ってまじかるパワーをチャージ!
音楽とみかりんのセリフが流れるよ♪
ロッドを振ると動きに合わせて音楽と光がキラキラ流れ出す☆
これで君もみかりんになりきろう!

翌日・街

ミカサ「どうやら二人とも別々で出掛けたみたい。やっぱり気分転換したいのかも」

ミカサ「もしかしたらバッタリ会うかもしれない…うっかりお店に出入りするところを見られないようにしなきゃ」

ミカサ「私は…まずはアニメショップに行こう。ショップ限定クリアファイルを手にいれなくては」

ミカサ「今朝のみかりんもよかったし…今日はみかりん尽くしの一日になりそう」

ミカサ「…たまにはこんな休日もいい」

アニメショップ

ミカサ「あ、新しくフィギュア出たんだ…」ジー

ミカサ「この衣装とっても可愛い…細部のレースまでよく再現できてる…」

ミカサ「欲しいな…」ネフダ チラッ

ミカサ「…高い」シュン

ミカサ「ねんどろいどは持ってるんだけど…本格的なものはなかなか手が届かない」

ミカサ「せめてエレ君のねんどろいどが出ればいいんだけど…並べて飾りたい」

ミカサ「…」ハァ

ミカサ「…目当てのキャラソンとクリアファイルだけにしよう…レジお願いします」

店員「はい(この子よく来るよなー…)」

数十分後・アニメショップ

エレン「なんか毎週ここに来てる気がするな」

エレン「アルミンとミカサも今日街に来てるらしいから…見つからないように出入りに気を付けよう」

エレン「お、みかりん特設コーナーが出来てる。しかも新作フィギュアまで!」

エレン「なんというクオリティの高さ…!みかりんの魅力が余すことなく…!」

エレン「 いいなー欲しい…心行くまでじっくり眺めたい…」

エレン「…いくらぐらいだろ…」チラッ

エレン「…普通に買えないよな…」ハァ

エレン「…せめて目に焼き付けていこう」ジー

店員(あの目付きの悪い子また来てる…さっきの子と同じくらいくるよなー…)

エレン「あ、クリアファイルコンプしなきゃな。あとキャラソンも出てるけど…みかりんじゃないからいっか」

エレン「今日はドラマCDと新刊の先行予約して帰るか」

さらに数十分後

アルミン「あー…もう発売してたのか…フィギュア…」

アルミン「DVD買っちゃったからもくしばらく我慢しよ。あーにゃんのフィギュアはまだ先だろうし」

アルミン「やっぱり二人は並べて飾らなきゃね」

アルミン「今日は…クリアファイルとあにみかの同人誌漁ろっと」

アルミン「うーん…これと…これと…」ゴソゴソ

店員(金髪の子…またあんなに買うのかな…毎回スゴいわ…)

アルミン「…こんなところかな。お店から出るときも気を抜かないようにしよう」

アルミン「…エレンもミカサもこんなお店に近づかないと思うけど」

オモチャ屋

ミカサ「まじかるプリティロッド…売り切れとは…」

ミカサ「いや…買うつもりはなかったのだけど…ちょっと持ってみたかった…」

ミカサ「…はぁ……ん?」

みかりんなりきりセット♪

ミカサ「!!みかりんの衣装!でも…」チラッ

対象年齢3才以上
90cm

ミカサ「…」170cm

ミカサ「うん…子どものためのアニメだから…」

ミカサ「…」

ミカサ「…!!なければ自分で作れb…」

ミカサ「」ブンブン

ミカサ「…そこまで行ったら戻ってこれない気がする…」

カラオケ

エレン「み・み・みらくる☆みかりんりん☆」

エレン「ふぅ…思いっきり歌うと気持ちいいな」

エレン「ヒトカラ、最初は抵抗あったけど一度やれば慣れるな」

エレン「アニソンなんて絶対人前で歌えないわー」

エレン「さて、次はみかりんメドレーでも入れるか」ピッピッ



アルミン「いやー大漁大漁。早めに帰ってきて正解だった」

アルミン「休日の昼間に部屋でゴロゴロしたい人が少数派で助かった」

アルミン「さて、どれから読もうかな…」

アルミン「あ、その前に隠し場所だけ整理しとかなきゃ」ゴソゴソ

アルミン「…コレクションも大分増えてきたなー…僕、ヤバイかも…」

現在公開可能な情報

「みかりんの戦闘スタイルについて」
魔法少女と銘打っているが、魔法で敵を倒すことはほとんどない。
基本的に殴る・蹴る・削ぐのいずれかである。
まじかるプリティロッドは女児が好むファンシーなカラーリングになっているがその形状は超硬質ブレードのそれである。
さらに魔法の力でまじかるアイドルとして変身して戦うが、その効果は衣装が変わるだけである。
つまり身体能力が上がるといった効力はない。
が、みかりんはとても強い。普通に数メートルとか跳んじゃう。





世界は残酷なのである。

数週間後

エレン「…おはよう」ガタ

アルミン「おはよう。エレン」

ミカサ「おはよう」

エレン「…」ソワソワ

アルミン「…」ソワソワ

ミカサ「…」ソワソワ

エレン(今日は待ちに待ちに待ちに待ったあの回だ!)

ミカサ(ずっと進展がなかったエレみかがやっと一歩進む大事な回!)

アルミン(『私はアイドルになり損ねた』のシーンが早く見たい!)

エレン(あの話のみかりんは全編通してトップクラスの可愛らし…いや、美しさだった…女神としか言いようがない)

ミカサ(追加シーンはあるのだろうか…抱き締めるだけではなくキ、キスまで行ってしまう可能性も…)カァァ

アルミン(あの話はどう見ても相思相愛だよね…みかりんとあーにゃんの対峙シーンがアニメだとどうなるか…)

エレアルミカ(((楽しみ)))

エレン(が、問題が…)

アルミン(今回はあまりの素晴らしさにガン見してしまう可能性が高い…)

ミカサ(よって二人にバレてしまうことも考えられる…)

エレン(そこで一つ作戦を考えた)

アルミン(眠くてなんとなくボンヤリテレビを見ている作戦!)

ミカサ(多少無理矢理かもしれないけどこれしか手が無い!)

エレン(まさかオレにアニメ趣味があると思ってないだろうから上手く言い訳にすればいけるかもしれない)

アルミン(とにかく眠そうなフリを…)ゴシゴシ

アルミン「あー…昨日遅くまでおきてたから眠たい…」

ミカサ「ふぁぁ…私もつい夜更かしを…」

エレン「あー…マジ眠いわー…」

アルミン(おや?これは…)

エレン(二人とも眠たいのか…?ということは…)

ミカサ(気付かれる可能性も低くなる!)

アルミン(なんていうベストタイミング!)

エレン(二人が半寝なら余裕でいけるぞ!)

8:29

エレン(早く…早く…)

ミカサ(この数分が長い…)

アルミン(始まれ…始まれ…)

8:30

テレビ「まじかるアイドル☆みかりんレボリューション始まるよー♪」

エレミカアル(((きたあああああああ!!!)))

テレビ「まさか!?あーにゃんが…」

テレビ「あぁ…キョジン側だったんだ…早く追いかけないとエレ君が…」

エレン「…あー…眠い」ジー

ミカサ「…目がシバシバする…」ジー

アルミン「…あとで二度寝しようかな…」ジー

テレビ「あーにゃん!やっと追い付いた…!貴女は一体…!?」

テレビ「もう来たの…そう…」

テレビ「エレ君は!?」

テレビ「あぁ…それは…」

エレン(ここだ…ここから次のシーンで涙を流すみかりんが…)ソワソワ

アルミン(あにみか…この台詞の次であのあにみか展開が…)ソワソワ

ミカサ(ここが終わった直後だったはず…エレみか…)ソワソワ

ジャン「あ、リモコンここにあったのか。かりるぞ」ピッ

エレン「」

ミカサ「」

アルミン「」

マルコ「おいおい…勝手にチャンネル変えてよかったの?」

ジャン「別にいいだろ。アニメなんて誰も見てないし、ただついてただけだろ?えーと…昨日のサッカーの結果はっと…」ピッピッ

マルコ「あ、サッカーみたら次ニュース出しといて」

ジャン「おー」

エレン「」

ミカサ「」

アルミン「」

アルミン(え…え?)

ミカサ()

エレン「…おい!ジャン!」

ジャン「あ?なんだよ?朝っぱらから?」

エレン「お前…!この…!」

ジャン「??何怒ってんだ?」

エレン「ぐ…(駄目だ…ここでキレたら…)」

ジャン「おい、なに突っ掛かってくんだ、まさかさっきの番組見てたのか?」ピッ

エレン「ちげーよ…勝手なことを言ってんじゃ…」

ジャン「うわ、みかりんじゃねーか、おい皆エレンはこんなのが好きなんだってよ」

マルコ「何これ気持ち悪い…何なのこれ?エレンってこういう趣味なの?」

ジャン「みかりん、まじかるアイドル☆みかりんレボリューションのキャラだな アイドル兵団に所属してトップアイドルを目指す新人アイドルだ その正体はまじかるプリティロッドを操る魔法少女で 実はキョジンの進撃によって滅びた民族の末裔だ 後に幼馴染みのエレ君がピンチになった際、ドリームまじかるパワーが覚醒しレボリューションを起こすエンジェルみかりんになる ちなみに声優は石川由依だ」

アルミン「何それ魔法少女ってエレンヤバいよ…ロリコンだったの?」

ジャン「まぁな見てるのはロリコンだけのクソアニメだ」

ミカサ「最低…」

エレン「くそぉぉぅちくしょぅう……」

エレン(ってなる可能性が…)グググッ

ジャン「おい…お前本当になんなんだよ…」

エレン「…なんでもねぇよ…」スタスタ

ジャン「?なんだあいつ…」

マルコ「さぁ…ってミカサどうしたの!?なんか凄い涙目になってる!」

ミカサ「なんでもない…コショウの塊に当たっただけ…」ウルウル

ジャン「お、おい…大丈夫か…?」

ミカサ「なんでもない!!」ウルウル

ジャン「お、おう…?」

アルミン(あ、もう一回寝よ。ふて寝、ふて寝)

みかりん!みかりん!みかりん!みかりんぅぅうううわぁああ ああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁあああああ あ!!!みかりんみかりんみかりんぅううぁわぁあああ あ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースー ハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!みかりんの黒髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁ あ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ! 髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅ い!! ドラマCDのみかりんかわいかったよぅ!!あぁぁあ あ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああん んっ!! アニメ2期放送されて良かったねみかりん!あぁあ ああああ!かわいい!みかりん!かわいい!あっあ あぁああ! コミック10巻も発売されて嬉し…いやぁあああああ あ!!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああ あああ!! ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実 じゃない!!!!あ…ドラマCDもアニメもよく考えたら… み か り ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああ ああああああああん!!うぁあああああああああ あ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああ ああ!!はぁああああああん!!あぁああ ああ!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ… て…え!?見…てる?表紙絵のみかりんがオレを見 てる? 表紙絵のみかりんがオレを見てるぞ!みかりんがオレを見てるぞ!挿絵のみかりんがオレを見てるぞ!! アニメのみかりんがオレに話しかけてるぞ!!!よ かった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだ なっ! いやっほぉおおおおおおお!!!オレにはみかりんがいる!!やったよアルル!!ひとりでできるもん!!! コミックのみかりいいいいいいいいいいいいいん!!いやぁああああああああああああああ あ!!!! あっあんああっああんあーにゃぁあん!!エ、エレ君 ー!!リバイプロデューサぁああああああ!!!クリスうぅぅぅ!! ううっうぅうう!!オレの想いよみかりんへ届け!!ステージのみかりんへ届け!

エレン「…っと…冷静にならなきゃな…勢いで物凄い書き込みをしてしまった…」

エレン「くそっ…ジャンの奴…ネットで反応見る限りやっぱ神回だったみたいだな…」カチカチ

エレン「DVDは買えないし…レンタル待つしか手が無いか…はぁ…」

エレン「公式サイトになんか来てないかな」カチカチ

おまたせしました!
まじかるアイドル☆みかりんレボリューション映画化決定!

映画まじかるアイドル☆みかりんレボリューション
とどけ!夢を叶える星空のメロディ♪

エレン「!?」ガタッ ガタタ

アルミン「久しぶりにサイトを覗いたら…!しかもあとちょっとで公開だ!」

アルミン「僕としたことがなんというチェックミスを…でも楽しみが増えたなー」ルンルン

アルミン「特典は…ペンダント、ミニミラー…」カチカチ

アルミン「…とフィルム!? 」

アルミン「あからさまに大友まで狙って来てるのはあれだけど…まあ行くよね!」

アルミン「そういえばあれももうじきだよね…」カチカチ

まじかるアイドル☆みかりんレボリューションオンリーイベント
トロスト区商工会議所にて開催!

ミカサ「同人イベント…行ったことないけど興味はある…」カチカチ

ミカサ「いつも見てるエレみか絵師さんも参加して同人誌出すらしいし…」

ミカサ「…」カチカチ

ミカサ「…コスプレ参加」カチカチ

ミカサ「…」

ミカサ「自分で作れば…」

ミカサ「…」

ミカサ「戻ってこれn…」

ミカサ「…」

ミカサ「…もうどうにでもなーれ。裁縫屋さんに行ってこよう」

夜・食堂

エレン(映画も始まるし…)モグモグ

アルミン(イベントもあるし…)モグモグ

ミカサ(楽しみな事がたくさんある)モグモグ

アルミン(日にち的にはイベントのが先だから…)モグモグ

エレン(急いで欲しいものリスト作らなきゃな)モグモグ

ミカサ(衣装も完成させなくては)モグモグ

ジャン「あの辺妙に静かだな…?」

マルコ「なぜだか爽やかじゃないオーラを感じるよ」

アルミン「よし、今日も大繁盛だった」

コニー「うわ、お前またノート売ってたのか?」

アルミン「いいお小遣い稼ぎになるからね!コニーもどう?」

コニー「欲しいのは山々だけど…最近金がな…」

アルミン「うーん…コニーにはいつもお世話になってるからタダでいいよ!」

コニー「マジか!?ありがとうアルミン!…しっかしお前はそんなに稼いでどうすんだ?貯金でもしてんのか?」

アルミン「まぁ…いろいろと…」

コニー「?」

アルミン(軍資金を稼がなきゃね!)

エレン「うーん…どうやって金を工面するか…」

エレン「訓練兵の辛いところだよな…」

エレン「…」

エレン「あ、そういえば…教官が倉庫整理の手伝い募集してたな!」

エレン「確か前やった奴が結構良い値の手当てもらってた気が…」

エレン「訓練後だと辛いが…みかりんのためなら…!」

エレン「よし!頑張るぞ!」

サシャ「ミカサー…まだ起きてるんですかー…?」

ミカサ「ごめんなさい。起こしてしまった?」サッ

サシャ「いえ…ちょっと気になって…」

ミカサ「そう。でももうすぐ私も寝るから。気にしないで」

サシャ「そうですか…?それじゃあおやすみなさい…」ゴソゴソ

ミカサ「おやすみなさい」

サシャ「…ムニャ」

ミカサ「…」

ミカサ「…あとはスカートを縫うだけ…」チクチクチクチク

イベント当日

ミカサ「うん…我ながらなかなかの出来」フワッ

ミカサ「もともとみかりんと似た髪型なのも助かった…」

ミカサ「…少しはみかりんに近づけた気がする」ホクホク

男「あのー…写真撮ってもいいですか?」

ミカサ「!?…え、えぇ…」

男「ありがとうございます!出来たらポーズもいいですか?」

ミカサ「はい…」ミカリン ポーズ

男「ありがとうございます!」パシャパシャ

スゲー! アノ ミカリン コス クオリティ タカイ!
テイウカ ミカリン ジッサイ ニ イタラ アンナ カンジ ジャネ?
メッチャ カワイイ!

ミカサ(恥ずかしい…けど嬉しいかも…)

エレン「すげー!人がこんなにたくさん!」

エレン「みかりんは皆に愛されてんだな…」シミジミ

エレン「…ま、誰がなんと言おうとみかりんはオレのだけど」

エレン「まずはあっちから攻めるか…リストと照らし合わせて…」ゴソゴソ

エレン「あ、ここのサークルチェックし忘れてた。一冊ください」チャリン

エレン「…にしてもコスプレも多いな。あ、あのあーにゃん完成度高い。写真取らせて貰お」

エレン「しっかしみかりんはなかなかいい人がいないなー…現実的にみかりんのような天使を再現するのは難しいのか…」テクテク

アルミン「流石に買いすぎたかなー…」ドサッ

アルミン「紙袋二つは多いか…でもこういうイベントは思いっきり楽しまなくちゃね!」

アルミン「あ、帰るときに無地の紙袋も貰わなきゃ」

アルミン「これ、全面にイラストが印刷されてるもんね。人に見られたら一発アウト」

アルミン「にしてもみかりんとあーにゃんのツーショットなんてよく分かってるよなー。この紙袋も大切に保管しよ」

アルミン「そうだ。まだあっちのスペースみてなかったな」テクテク

ミカサ「あれから何人かに写真を頼まれた…」

ミカサ「みかりんによく似てると言われてとても嬉しい」

アルミン「うっぷ…人が多くて前がよく見えないな…さっきから人にすごいぶつかる…両手塞がってるし」

エレン「写真たまってきたけどみかりんが一枚も無いな…どっかにいないものか…」

エレン「…ん?あれは…!」

エレン「後ろ姿からでも分かる!まるでそのままテレビから出てきたみかりんが…!」

エレン「すっげ!やっと見つけた!これは声をかけるしかない!」

エレン「すみません!写真いいですか!?」

ミカサ「えぇ!どうぞ!」クルッ

エレン「え」

ミカサ「え」

ドン

アルミン「うっ!ごめんなさい!ぶつかっちゃっ…え」

エレン「え」

ミカサ「え」

ミカサ「…」コスプレ

アルミン「…」両手に紙袋

エレン「…」紙袋+現行犯

アルミン「…オーケー。分かった。一旦落ち着こうか」

商工会議所・裏

アルミン「ここなら人も少ないから・・・」

エレン「そうだな・・・」

ミカサ「・・・」

アルミン「えーっと・・・何から話せばいいのか・・・」

ミカサ「・・・全員が全員、この場にいる以上分かりきっていることがある」

アルミン「・・・うん」

エレン「・・・3人ともみかりんが好きってことだな!」

ミカサ「そう!」

アルミン「なんだよ~僕、二人に引かれるんじゃないかと思ってずっと隠してたんだよ!」

エレン「オレもだ!バレないかとずっとヒヤヒヤしてた!」

ミカサ「まさか二人ともみかりんが好きだったなんて・・・!」

エレン「こんなことなら早くカミングアウトすればよかったな!」

アルミン「本当だよ!誰かとずっとみかりん談義したかったんだ!」

ミカサ「二人が悩んでいたのはそれだったの?これで解決してよかった!」

エレン「あぁ!ていうかお前その服凄いな!自分で作ったのか?」

ミカサ「そう!頑張ったの!」

アルミン「いままでみたみかりんコスの中で一番クオリティが高いと思うよ!」

ミカサ「ありがとう!・・・これでこれからはみんなでみかりんを見られる」

エレン「おう!もうこの3人の中では隠さなくてもいいからな!」

アルミン「そういえば二人はコミックス見た?この間ジャンに消されて見れなかった回なんだけど・・・」

ミカサ「もちろん!アニメで見れなかったのが非常に残念だったけど・・・あの話は最高だった!」

エレン「あの話は何回読み返したことか!」

アルミン「多分みんな思ってることは同じだよね!」

エレン「だな!」

ミカサ「みかりんは!」

エレミカアル「オレの「エレ君の「あーにゃんの嫁!」嫁!」嫁!」

エレミカアル「「「え?」」」

ミカサ「・・・なんか上手く揃わなかったみたい・・・」

エレン「タイミングがずれたな」

アルミン「よし、もう一回やろう!」

ミカサ「今度こそビシッと決めよう」

エレン「せーの・・・」

エレミカアル「「「みかりんは」」」

エレミカアル「オレの「エレ君の「あーにゃんの嫁」嫁」嫁」

エレミカアル「「「・・・・・・」」」

エレミカアル「「「は?」」」

アルミン「あれ?おかしいな・・・聞き間違い?」

エレン「なんか変な言葉が聞こえたぞ・・・」

ミカサ「ちょっと一人ずつ言ってみよう・・・エレンから」

エレン「みかりんはオレの嫁」

アルミン「みかりんはあーにゃんの嫁」

ミカサ「みかりんはエレ君の嫁」

エレミカアル「「「・・・・・・」」」

エレミカアル(((えぇ~・・・・・・)))

ミカサ(え?エレン・・・えぇ・・・?)

エレン(うわぁ・・・アルミン百合豚かよ・・・うわぁ・・・)

アルミン(えぇ~ミカサ・・・そこでみかりんをエレ君とくっつけるって・・・)

エレン「・・・」

アルミン「・・・」

ミカサ「・・・」

エレミカアル(((ないわ~・・・)))

ミカサ「エレン・・・それは本気で言ってるの・・・?」

エレン「はぁ?それはお前ら方だろうが?」

アルミン「リアルでオレの嫁とか言っちゃう人って本当にいたんだ・・・うわぁ・・・」

ミカサ「エレン。アニメのキャラクターとは結婚できないの。しっかりして」

エレン「あ゛ー!またお節介かよ!うるせーよ!」

ミカサ「現実を見て。エレン・・・」

アルミン「えぇー・・・ネタじゃなく本気で言ってるよ・・・」

エレン「そういうアルミンの方がおかしいだろ!百合かよ!」

ミカサ「そうそう。みかりんもあーにゃんもレズビアンじゃない」

アルミン「は?百合の崇高さが分からない君たちの方が僕はおかしいと思うけどね!」

ミカサ「けどみかりんはエレ君のことが好き」

アルミン「みかりんを男キャラとくっつけるなんてどうかしてるよ!」

エレン「そうだ!エレ君なんてさらわれてはみかりんに助けてもらってるヒロイン(笑)扱いのキャラじゃないか!」

ミカサ「そんな言い方は酷い!」

エレン「あんな奴にみかりんを任せられるか!」

ミカサ「でも公式サイトにもみかりんはエレ君が好きだと書いてある!」

アルミン「でたよ。公式が原作だっていえばなんでも許されると思ってるんでしょ?」

エレン「いや、流石に百合は捻じ曲げすぎだろ」

ミカサ「そう!そもそもあーにゃんにもベル君がいる!」

アルミン「あんなの半分モブキャラじゃないか!男と女がいればくっつけなきゃ気が済まないの?」

エレン「オレからみればお前ら二人とも同じCP厨だ!オレがいるからみかりんは誰ともくっつかなくていいんだよ!」

アルミン「うっわ!ないわ!その発想はない!」

ミカサ「二人とも幻滅した!そんな趣味だったなんて!」

エレン「オレも同意見だな!がっかりだよ!」

アルミン「僕も!二人に理解する頭がなくてとても残念だよ!」

エレン「ふん!もう勝手にしろ!オレは帰る!」

アルミン「どーぞ!僕もこんなところにはいられないよ!じゃあね!」

ミカサ「さようなら!さっさといけばいい!」

おやすみかりん

食堂

エレン「ここ、いいか?」

ライナー「おう、珍しいな」

ベルトルト「今日はミカサ達と一緒じゃないの?」

エレン「ふん・・・あんな奴ら知るか・・・」ガタッ

ライナー「おいおい・・・喧嘩でもしたのか?」

エレン「ちげーよ・・・ただ心底見損なっただけだ・・・」

ベルトルト「また随分と・・・」

ライナー「どうしたんだよ・・・」

エレン「・・・・・・」ムッシャムッシャ

マルコ「一体どうしたの?アルミン?」

ジャン「ついに保護者二人から親離れできたのか~?」

マルコ「おい!ジャン!」

アルミン「いいよ別に・・・二人とも僕が思っていたより凄くバカだってことが分かったんだ。もう構ってらんないよ」

マルコ「うわぁ・・・なにがあったんだよ・・・」

ジャン「ま、ベタベタ仲良しごっこはもう卒業ってことだろ?」

アルミン「そうだね。もうあの二人のことは知らない」ムッシャムッシャ

マルコ「アルミン・・・」

ミカサ「・・・・・・」モグモグ

サシャ「あれ?今日はエレンとアルミンとは別なんですか?」

クリスタ「あの二人もバラバラに座ってるね。珍しい」

ユミル「喧嘩か?」

ミカサ「喧嘩では無い。二人にがっかりしただけ。本当にありえない」

クリスタ「えぇ!?ミカサ一体どうしちゃったの!?」

ユミル「あんなにいつも一緒にいたじゃないか」

サシャ「もう家族ではないんですか・・・?」

ミカサ「二人が大事なのは変わらない。困っていれば助けるし、守る。ただちょっと距離を置くことにしただけ」

ユミル「おい・・・」

エレン「・・・」ツーン

アルミン「・・・」ツーン

ミカサ「・・・」ツーン

ライナー(これは・・・)

マルコ(なんというか・・・)

サシャ(大事件ですねぇ・・・)

倉庫

エレン「ったく・・・本当にミカサもアルミンも・・・」ガタガタ

コニー「お、エレン。お前も倉庫整理か?」

エレン「あぁ、コニーか。まぁ・・・ちょっと小遣い稼ぎにな」

コニー「だよなー。オレもいま金貯めようと思っててさ・・・手伝うぜ」ガタガタ

エレン「お、サンキュ」

コニー「・・・そういえばお前らのことめちゃくちゃ噂になってんぞー」

エレン「うるせーな・・・そんな大したことでもないだろ・・・」

コニー「いや・・・これ以上の事件ってそうそうないだろ・・・なにがあった?」

エレン「・・・お前、興味本位で聞いてるだけだろ・・・」ギロッ

コニー「うわ!お前目つき悪いから睨むとマジこえーな!」キャイキャイ

エレン「・・・ハァ・・・喧嘩なんて生ぬるい奴じゃねーよ・・・根本的な価値観の違いだ・・・」

コニー「え・・・それは所属兵団とかの話か・・・?(エレンいつも調査兵団調査兵団言ってるしな・・・)」

エレン「・・・あぁ・・・(みかりん兵団的に許せない・・・)」

コニー「(やべー・・・思ったより重そうな話だった・・・)なんか・・・ごめんな・・・」

アルミン「あぁー気分悪い・・・あにみかでも見て癒されよ」カチカチ

アルミン「やっぱり放送後は伸びるなー・・・あ、これブクマしよ」カチ

アルミン「全く・・・あにみかの良さが分からないなんて感性が狂ってるとしか思えないよ・・・」

アルミン「映画は今週末からか・・・」

アルミン「・・・3人で行けるかと思ったけど・・・価値観が違うんじゃねぇ・・・」

ミカサ「ありえない!ありえない!」

ミカサ「アニメキャラに恋するのも百合にはまるのも両方アブノーマルなのに!」

ミカサ「あの私がおかしいみたいな言い方!ありえない!・・・」

ミカサ「・・・」

ミカサ「二人はいつからあんな性癖に目覚めてしまったのだろう・・・」

ミカサ「・・・急に悲しくなってきた・・・」

ミカサ「・・・映画楽しみに今週は頑張ろう」

週末・映画館

エレン「やっぱり公開日に見に来なきゃな!」

エレン「金は十分溜まったし・・・フィルムも何枚かゲットできそうだ」

エレン「にしてもすごい人だ・・・満席だな・・・」

エレン「・・・やっぱり小さい女の子が多い・・・」

エレン「・・・いや!気にしたら負けだ!みかりんのためならこれくらい!」

女の子「ママー。大きいお兄ちゃんもみかりん見に来てもいいのー?」

母親「こら!そういうこと言っちゃダメ!」

エレン「・・・」キニシナイキニシナイキニシナイ

みかりん「星空の王国がキョジンに進撃されているですって!?」

アルル君「そうなんだ!しかもただのキョジンじゃない!考える力を持ったキョジンなんだ!」

みかりん「そんな!このままだと星空の王国が・・・」

リバイ「それだけじゃない。星空の王国がなくなるとどうなると思う?」

みかりん「え・・・?」

アルル君「星空の王国はドリーム・スプリングがある・・・みかりんも聞いたことがあるよね?」

みかりん「あの人々の夢をかなえるという・・・?」

リバイ「キョジン共の狙いは恐らくそれだ」

みかりん「それじゃあ・・・それをキョジンに取られたら・・・」

アルル君「恐らく世界はキョジンに支配されてしまうだろう」

みかりん「大変!それだとみんなの大切な夢も叶えられなくなってしまう!」

リバイ「・・・行ってくれるか?みかりん」

みかりん「もちろん!」

みかりん「なんで分かってくれないの!?」

エレ君「お前はいつもいつもうるさいんだよ!心配される筋合いはねぇ!」

アルル君「そんな言い方はないよ!」

エレ君「アルル!お前もだ!いちいち口出しすんな!」

アルル君「僕は二人のことを思って言ってるんだよ!?」

みかりん「私が二人を守る!お願いだから言うことを聞いて!」

アルル君「みかりんまで僕のことを足手まとい扱いするんだね!」

みかりん「ちがう!」

エレ君「もう知らない!オレは先に行く!」

みかりん「エレ君!」

アルル君「もう勝手にしろよ!」

キョジン「あー」グパー

みかりん「もうだめ・・・」ギュッ

ドガーン!

みかりん「・・・え?」

あーにゃん「まったく・・・見てられないよ・・・」スタッ

みかりん「あーにゃん・・・どうしてここに・・・」

あーにゃん「同じアイドルのよしみさ・・・今回だけだよ」

みかりん「・・・ありがとう」

あーにゃん「・・・そんなことはいいからさっさと立ちな。私にも立場ってもんがあるんだから」

みかりん「・・・えぇ!」

みかりん「エレ君!よかった!」

エレ君「・・・みかりんか・・・?オレはいったい・・・」

アルル君「キョジンに取り込まれかけてたんだ!・・・本当に良かった・・・」

エレ君「・・・おいおい・・・泣くなよ・・・」

みかりん「エレ君・・・」ギュッ

エレ君「みかりん・・・」

アルル君「・・・僕・・・二人に酷いことを言ったね・・・本当にごめんなさい」

エレ君「オレも・・・もっと二人のことを理解するべきだった・・・」

みかりん「私からもごめんなさい・・・自分ばっかり正しいと思って・・・」

アルル君「・・・さぁ!仲直りもしたところでみかりん!早くドリーム・スプリングを!」

みかりん「えぇ!」

みかりん「みかりん☆まじかるメタモルフォーゼ!!」キランキラン

エンジェルみかりん「とどけ!夢を叶える星空のメロディ!!」

現在公開可能な情報
以下はネット掲示板での反響の一部である

映画まじかるアイドル☆みかりん総合スレ113

269 見ろ!名無しがゴミのようだ!
みかりん映画のなかで一番の出来だった
監督がよかったね

270 見ろ!名無しがゴミのようだ!
あーにゃんが助けに来るところであにみか派の俺歓喜

271 見ろ!名無しがゴミのようだ!
ステマアニメだろ

272 見ろ!名無しがゴミのようだ!
最高ってほどではなかったけど楽しめた
エレ君のヒロインっぷりはどうにかならないものか
あーにゃんは現行のアニメ見てるとちょっと違和感
でも変身シーンは相変わらず作画に力入ってると思った
安定のクオリティだな

273 見ろ!名無しがゴミのようだ!
最後エレ君はみかりんに抱きしめられたとき
一瞬顔赤くなったけどいきなり分かりやすい描写になったね
いつものどちらとも取れない雰囲気が好きなのに

274 見ろ!名無しがゴミのようだ!
なにはともあれみかりんが超絶可愛かったからなんでもいいよ

エレン「・・・いい映画だった・・・」

エレン「・・・」

エレン「・・・あ」

アルミン「あ、エレン・・・」

エレン「アルミン・・・」

ミカサ「・・・エレン?アルミン?」

エレン「ミカサ・・・」

アルミン「・・・」

ミカサ「・・・」

エレン「・・・」

エレン「その・・・さ、悪かったよ・・・あんなこと言って・・・」

ミカサ「私も・・・酷いことを言ってしまった・・・」

アルミン「僕もごめんなさい・・・頑固になってしまって・・・」

エレン「オレさ、映画見て目が覚めたよ」

アルミン「うん。相手の気持ちも考える。こんな当たり前のことを教えてもらったね」

ミカサ「・・・私、映画を見てエレンとアルミンの気持ちが分かった。みかりんは自分の嫁と言う気持ちも、百合の良さも」

アルミン「僕もあにみかにこだわりすぎていたよ。・・・最後のエレみかはとても良かった」

エレン「あぁ・・・みかりんが幸せなら誰と一緒になろうと構わなくなったよ」

エレン「そういえばフィルムは貰ったか?」

アルミン「もちろん!まだ見てないけど」

ミカサ「折角だからみんなで見せ合いっこしない?」

エレン「そうだな」ゴソゴソ

アルミン「なにかななにかなー」ゴソゴソ

ミカサ「せーの、で出そう」

エレン「よし!せーの!」

バッ

エレン「・・・」背景

アルミン「・・・」キョジンどアップ

ミカサ「・・・」リバイプロデューサー

エレン「・・・」

アルミン「えーと・・・ドンマイ!僕も大概だけど・・・ミカサは当たりだね」

ミカサ「いえ・・・私はリバイプロデューサーそんな好きではないから・・・」

エレン「一部から刺されそうな発言だな」

アルミン「はは・・・」

ミカサ「・・・もう一回見よう」

エレン「フィルムのためにか?」

ミカサ「それも一応あるけど・・・」

アルミン「あるけど?」

ミカサ「・・・・・・」

ミカサ「・・・今度は3人一緒に見たい」

余談

アルミン「でさ!でさ!あのシーンは本当にいいよね!」

ミカサ「分かる。5回みて5回とも泣いてしまった・・・」

エレン「オレはそのあとの台詞にめちゃくちゃ燃えたなー」

アルミン「今度皆で一話から鑑賞会しよう!」

エレン「アルミンDVD持ってるんだよな!ありがたい!」

ミカサ「そういうエレンも初回版や限定版をほとんど集めていてすごい」

アルミン「いやーグッズ系はミカサが一番だよ」

エレン「そうそう!この間あにみかのレアな同人誌発見したんだ!」

ミカサ「本当に?ぜひ見たい」

アルミン「僕もエレみかこの間買ったよ!」

ミカサ「みかりん単体も捨てがたい」

ワイワイ キャッキャ

サシャ「わぁ、あの3人仲直りしたんですねー良かったー」

クリスタ「楽しそうに話してるね。ここからじゃ内容までは聞こえないけど」

ユミル「結局喧嘩の原因はなんだったんだろうな」

サシャ「ま、平和が一番ですよ」

コソコソ・・・

エレン「・・・ところでアルミン・・・ミカサ・・・アレのことは知っているか・・・?」

ミカサ「もちろん・・・みかりんDXボックスのことでしょ・・・?」

アルミン「一見小さい子向けのおもちゃの詰め合わせだけど・・・実際は・・・」

エレン「みかりん完全限定フィギュアの応募券がついている・・・!」

ミカサ「おもちゃ自体も高クオリティだから家族層からオタク層まで幅広い範囲で争奪戦が起こることが予想される・・・!」

アルミン「訓練がある以上、発売日に並んで買うことは不可能だ・・・勝負は発売から3日たった来週の日曜しかない・・・!」

エレン「在庫があるかは運次第だな・・・」

ミカサ「最善を尽くそう・・・」

コニー「あいつら固まって何話してんだ?」

ジャン「さぁ・・・」

日曜日

エレン「ここにもないか・・・」

アルミン「これで6軒目だよ・・・」

ミカサ「まさかこれほどとは・・・」

アルミン「もしかしてみかりん見てから出てきたのが間違いだったか・・・?」

エレン「いや、日朝のみかりは外せない」キリッ

アルミン「そうだね・・・はぁー・・・どうしよう・・・」

ミカサ「・・・こういうときは裏とかにある古いおもちゃ屋さんの方が置いているかもしれない」

エレン「古いって言うと・・・オレ一軒心当たりがあるぞ」

アルミン「よし、とりあえずそこ行ってみようか」

おもちゃ屋

エレン「お・・・」

ミカサ「おぉ・・・」

アルミン「あった!あったよエレン!」

エレン「よかった!しかも最後の一個!」

ミカサ「さぁ!買おう!エレン!アルミン!」

エレン「おう!」

マルコ「お?エレンたちこんなところで何してんの?」

エレミカアル「」

エレン「マ、マルコ・・・?」

マルコ「僕は親戚の子のプレゼント買いに来たんだー。エレンたちは?」

ミカサ「えーと・・・」

アルミン「・・・ちょっと普段入ったことない店を探索してみようと思ってね!ほら!ここって結構奥まった所にある店だろ?」ペラペラ

マルコ「はは、確かに。そういえば3人とも仲直りしたんだね、心配してたからよかったよ」ニコニコ

エレン(ぐ・・・優しさは嬉しいが今は早くどっか行ってほしい・・・)

アルミン(まさかマルコを邪魔に思う日が来るなんて・・・)

ミカサ(いつもの癒し属性がここで障害になるとは・・・)

爺ちゃん「はい。ありがとさん」

カランカラン

エレン「え?」

アルミン「え?」

ミカサ「え?」

マルコ「あ、立ち話が過ぎたね。それじゃ、また訓練所で」スタスタ

アルミン「う、うん・・・え・・・?」

エレン「おい・・・おい・・・」

ミカサ「・・・目を離した隙に・・・」

アルミン「無くなってる・・・?」

爺ちゃん「・・・うん?君たち、さっきのおもちゃ欲しかったのかね?」

エレン「あ・・・はい・・・まぁ・・・」

爺ちゃん「あーごめんよーさっきのが最後だわ。すまんね」

ミカサ「え・・・はい・・・」

爺ちゃん「えらい人気でなーちょうど君たちと同じくらいの子が買っていったわ。すまんが他を当たっとくれ」

エレン「・・・」

ミカサ「・・・」

アルミン「・・・」

数日後

ライナー「・・・お前ら最近情緒不安定すぎないか?」

エレン「うっせ・・・黙ってろ・・・」ズーン

ユミル「喧嘩してたと思ってたら今度は3人そろって鬱状態かよ」

ミカサ「放っておいて・・・」ズーン

サシャ「ほら!元気出してください!あ、芋食べます?」ズイッ

アルミン「もう皮しかないじゃないか・・・」ズーン

男子寮

コニー「・・・」ニヤニヤ

ジャン「うっわ・・・お前なに一人で笑ってんだよ・・・」

コニー「お、おうジャンか・・・」ササッ

ジャン「?」

ジャン「…そういえばお前、倉庫整理に行かなくていいのかよ?」

コニー「あぁ、あれな。金がたまったからもう辞めたぜ」

ジャン「ふーん・・・貯金なんてお前らしくもない」

コニー「え?もう全部使ったけど?」

ジャン「はぁ!?いくらなんでも早すぎんだろ…」

コニー「うるせーな…どう使おうとオレの勝手だろ?」

ジャン「いや、その通りだけど・・・お前なぁ…一体何に使ったんだよ…」

マルコ「ジャン、当番忘れてるだろ?早く行こう」ガチャ

ジャン「あ、わりぃ。じゃあなコニー」

コニー「おー」

ガチャン スタスタスタ・・・

コニー「・・・行ったか・・・」

コニー「あっぶねー・・・これ見られたら絶対茶化されるよな・・・」ゴソゴソ

コニー「朝早くからいろんな店探し回った甲斐があったぜ…」

コニー「・・・」ジー

コニー「・・・」ニヤッ

おまけ
オチこっちと迷った

ライナー「なんだ…お前達もだったのか…」

アニ「隠してたのが馬鹿みたいだよ」

ベルトルト「まさか3人揃ってそうだったとは…」

ライナー「…ちなみにお前達はみかりん派か?あーにゃん派か?」

ベルトルト「もちろんあーにゃん派だよ!」

アニ「私も。なんか妙に親近感が沸くし…」

ライナー「だよな!クリスちゃんも捨てがたいが…」

アニ「ま、そうは言っても」

ライベルアニ「べるあに「あーにゃんは僕の「リバエレが至高」嫁」が一番だな!」

ライベルアニ「「「ん?」」」


おやすみかりん

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