P「ん?誰のノートだ、これ・・・?」(193)

P「名前も書いてない」

P「裏表紙もだな・・・」

P「うーん・・・」

P「よ、よし!落とし主が困ってるだろうし!中を確認して持ち主を割りだそう!」

P「これは決してやましくないぞー」パラ

P「どれどれ」


○月1日
プロデューサー好き好き好き好き好き好き好き
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き


P「」

○月2日
今日はプロデューサーと別々。ショック
でも急いで仕事を終わらせればプロデューサーに会えると思って頑張った
事務所に帰ると・・・あの女が私のあの人にベタベタしていた
許せない
許せない許せない許せない許せない許せない許せない



P「え、俺ってこの人の所有物なの」

○月3日
今日はプロデューサーはお休み
なので私も休んでプロデューサーさんの家の向かいのビルからじっくり観察した
妻のつとめは大変だけど、やり甲斐があるので頑張る

○月4日
あの女ああああああああああああああああああああああああ



P「・・・・・・荒れてるな」

P「ていうか大丈夫なのか、この人」

P「プロデューサー・・・ってことは春香や亜美真美は違うのか・・・?」

P「うーん・・・」

ピリリリ ピリリリ

P「!」ビクッ

P「電話か」

???『もしもし』

P「・・・どうしたんだ、雪歩」

雪歩『あの・・・ちょっとノートの忘れ物したかもしれなくて』オドオド

P「!!!」

雪歩『ま、まさかありました?』

P「い、いやしらない!」

雪歩『?』

P「というかもう事務所から出てるんだ!ごめん!」

雪歩『・・・わかりました。事務所に行くことにしますぅ・・・』

P(良心が痛む)

雪歩『あれは決して見られてはいけないものだから・・・』

P(やっぱりこのノートか・・・?)

雪歩『ありがとうございました』ガチャ

ツーツー



P「雪歩のか・・・」

P「帰ろ」

風呂だからあとは任せた

ちょっとタイム

次の日

P(結局あの電話のあと逃げるように事務所を出てしまった)

P(朝来たらなくなってたし)

P(やっぱり雪歩のか・・・?)

雪歩「おはようございます、プロデューサー」

P「!」ビクッ

雪歩「?」

P「お、おう雪歩。おはよう」

雪歩「あ、そうそう。昨日の話なんですけど」ヒソヒソ

P「!」

雪歩「あのあと見つかりました」ヒソヒソ

P「そ、そうか」ヒソヒソ

雪歩「はい、よかったです。もし見られたら口封じしなきゃならないレベルでしたから」ヒソヒソ

P「」ビクッ

雪歩「プロデューサー?」

P「や、なんでもない」

雪歩「そうですか。・・・でも見つかってよかったですぅ。私の詩集」

P「詩・・・集?」

雪歩「? はい」

P「日記じゃなくて?」

雪歩「オリジナルの詩集ですよ?恥ずかしいから誰にも見られたくなかったんですぅ」

P(あれれー?)

雪歩「本当に間一髪でしたぁ」

P「そ、そっか」

雪歩「はい」ニコニコ

P(じゃあ誰のなんだ・・・)

雪歩「それよりさっき日記って」

P「! いやいや、見られたくないって言ったからてっきり日記なのかなーと!」

雪歩「ああ、なるほど」

P「ははははは」

真「何の話?僕も混ぜてくださいよ!」

P「」ビクッ

真「びっくりしすぎですよ」

P「す、すまん」

真「混ぜてくださいよー妬いちゃいますよー」

P(そういえば真も俺のことをプロデューサーって呼ぶよな・・・)

真「プロデューサー?」

P(こう見えて乙女チックだからな・・・日記だとあえて私とか)

真「プロデューサー・・・?」

P(意外と独占欲が強い・・・とか?うーん)

真「プロデューサー・・・」

雪歩「真ちゃん。目が濁ってるよ」

P「お、おうすまん真」

真「ふーん。もういいですー」

P「悪い悪い。今度ケーキでも買ってやる」

真「本当ですか!?やーりぃ!」

雪歩「わ、私も!」

P「はいはい、わかったわかった・・・・・・ん?」



伊織「・・・」ジー

P(壁の陰から伊織が見てる・・・こええ・・・)

P「い、伊織もいるか?ケーキ」

伊織「べっ別にあんたのケーキなんかほしくないけど!買いたいならもらってあげる!」

真「素直じゃないなあ」

雪歩「ふふ」

伊織「な、何よ」

P「じゃとりあえず3人分だな」

3人「「「はーい」」」

次の日

P「はあ、今日も疲れた・・・げ」

P「またあのノート・・・」

P「・・・」

P「昨日のは・・・」ペラ


▼月10日
あの女がプロデューサーにベタベタしまくってた
許さない
楽しそうに話していいのは私だけ



P「oh...」

P「またか・・・」

P「昨日って言ったら・・・」

P「!」

P「・・・あのとき伊織はのぞき見してたな」

P「まさか・・・」

P「いや、他の子の可能性も」

ピリリリ ピリリリ

P「!」ビクッ

伊織『もしもしプロデューサー?』

P「い、伊織か。どうした?」

伊織『ううん。ちょっと声が聞きたくて』

P「!」

伊織『駄目・・・・・・かな?』

P「いや、大丈夫。むしろうれしい」

伊織『本当!?』パァァ

P「ああ」

伊織『えへへ』

P(下手に刺激しないほうがいいよな・・・)

伊織『ありがとう。じゃ、また明日ね』

P「ああ」

ガチャ ツーツー

P「・・・」

P「可能性が上がった気がする」

響「何が?」

P「!?」ビクッ

響「?」

P「いつの間に・・・?」

響「? 自分は今きたばっかりだぞー?」

P「そ、そうか」

P(なんで音もなくドア開けられたんだよ)

響「プロデューサー。その手に持ってる本、何?」

P(やばっ)

P「こ、これは会計用のノートなんだ!」

響「ふーん」

P「決して怪しいものではないぞ!」

響「そっかー」

P「うんうん」

響「でも」



響「そのノートからは、プロデューサーの臭いがあんまりしないんだよね」

P「!?」

響「自分は鼻がいいからなー」

P「た、多分事務所に置いてるから臭いが混ざるんじゃないかな!」

響「いや、それはないな」

P「え?」

響「だって」

P「?」



響「それ、自分のノートだもん」

P「なんだって・・・!?」

響「あはは。意外って顔してるぞー」

P「まさか響が・・・!?」

響「その様子だと中を見ちゃったみたいだなー」

P「!? い、いや違うんだ決して冗談で見たんじゃなくて」

響「どうだった?」

P「え」

響「中身を見てどう思ったか聞いてるんさー!!!」

P「」ビクッ

P「は、恥ずかしいけど色々大事にされてるんだなと思いました」

響「もっと具体的に」

P「えっ」

響「・・・」ジー

P「目が濁ってるよ響・・・」

響「・・・もういい。見られたからには」

P「!」

響「ふふふふふふふふふふ・・・」ジリジリ

P「ひぃっ!」

響「あーっはっはっはっ!プロデューサー!嘘なのにビビりすぎさー!」

P「・・・・・・・・・へ?」

響「そのノート、自分見たこともないぞー!」

P「騙された」

響「やっぱり会計なんて嘘だったんだなー」

P「すみません・・・」

響「ま、あんまり人のノートを見るのはよくないぞー。それじゃ」

ガチャ バタン

P「・・・」

P「・・・心臓に悪い」

P「帰ろ・・・」

翌日



P「まただよ・・・」

P「・・・」ペラ



▼月11日
今日もプロデューサーと楽しくコミュニケーション
でも 別の女とも話してたみたい
同じ事務所だからあんまりなんかしたくないけど
アクションを起こさないとプロデューサーが駄目になってしまうかも
対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策
対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策
対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策



P「この日記のせいでで駄目になりそうです」

P「こええ・・・」

P「しかしなんとかしないと他のアイドルが危ないな・・・」

P「!」

P「そうだ、このノートを隠してしまえば・・・」

P「犯人が俺に接触してくるはず・・・!」

P「よし、じゃあ俺のデスクに隠して・・・」ゴソゴソ





真美「ふふ・・・」ニコォ…

次の日



P「ふう」

P「今日は誰も聞いてこなかったなー」

P「・・・まだ俺のデスクの中にあるし」

P「日記だからすぐ気づくと思ったんだけど・・・」ペラ

P「え」



▼月12日

P「なんで昨日の日記が書いてあるんだよ・・・!?」

P「なんでなんだ・・・?」

P「隠してたはずだぞ・・・?」

P「・・・」

P「・・・とりあえず内容を見よう」

P「・・・うわ」



▼月12日

無 駄 だ よ

犯人は一人じゃない(キリッ

数日後



P(結局あのあとどこに隠しても日記は続き)

P(俺は隠すのを断念した)

P(日に日に好きの文字が増えてきて、正直こわい)

小鳥「プロデューサーさん。元気ないですね?」

P「いえ・・・大丈夫です」

小鳥「無理しちゃだめですよ?あ、そうだ!今度おかゆでも作りに行っちゃいましょうか?なーんて!」キャピッ

春香「・・・」

伊織「・・・」

千早「・・・」

小鳥「」ビクッ

P「いつの間に・・・」

小鳥「なーんて、嘘ぴよ・・・てへへ」ビクビク

P(このままじゃ俺がもたない)

P(直接対決だ!)

P(ハイリスクだが・・・)

P(日記を家に持って帰る!!)

P(やってやるぜ!)





???「ふ、ふふふふ・・・」ニコォ…

その夜 P宅



P「戸締まりOK。カーテンOK」

P「・・・ノートもOK」

P「さすがに今日のは書けないだろう。うん、書いてない」パラパラ

P「万が一に備えてロープも出しとこう」ゴソゴソ



ピンポーン


P「」ビクッ

P「・・・きたか」

P「・・・」スタスタ

ガチャ

P「・・・どちら様ですか?」

???「こんばんはー」

P「その声は・・・」







真美「真美だよ→」

P(まさか・・・真美が犯人なのか?)

P(いや、でも・・・)

真美「兄ちゃん、寒いからとりあえず上がらせてよ」

P(・・・服装は普通だな。そこまで荷物もないし)

真美「兄ちゃーん」

P「わかったわかった、今開ける」

真美「わーい」

真美「おじゃまします///」

P「なんでもじもじしてんだ・・・普通にしていいぞ」

P(しかし・・・真美がノートの持ち主なら何をされるかわからんな・・・注意しないと)

真美「」キョロキョロ

P「落ち着きないな」

真美「だって兄ちゃん家だし→」

P「理由になってなくないか?」

真美「なくなくないです→」

真美「あ、そーだ!ご飯作ったげるよご飯!」

P「なんで急に?」

真美「だって兄ちゃん最近元気ないし」

P「!」

真美「おかゆくらいなら真美でも作れるし!兄ちゃんに元気になってほしいから・・・///」モジモジ

P「真美・・・お前ってやつは・・・。ありがとう・・・」ジーン

真美「へへへ///」

~~~



P「普通にうまい」

真美「よっしゃ」

P「上達したなぁ」

真美「努力家だからね!」

P「自分で言うな」

真美「へへっ」

P「ごちそうさま」

真美「おそつまさましでた」

P「お粗末様、な」

真美「面妖な・・・」

P「難しい言葉でもないだろ。それより今日はどうしたんだ?」

真美「ああ、忘れてた」





真美「兄ちゃんが隠してるモノに用があるんだよね」

P「!!!」

真美「んっふっふ~。ご苦労だったねぇ」

P「まさか・・・真美が・・・!?」

真美「毎日違う場所に隠しちゃって・・・見られてたとも知らずに」

P「そんな・・・」

真美「正直家に持って帰るのを見たときは『チャンスだ!』と思ったよ→」

P「いやだ・・・」

真美「さあ、観念しろ→!」

P「う、うわああああああああああああ」

真美「おとなしく隠してた秘蔵のH本を渡すのじゃー!」ババーン

P「ああああああああああああ・・・・・・は?」

真美「え?」

真美「あれ?違った」

P「うん」

真美「おっかしいな→。隠してたからてっきり・・・」

P「どんな推理だよ」

真美「どうりで普通のものしか見つからないはずだよね。ファイルとかノートとか」

P(真美は違ったのか。よかった)

真美「あれ?じゃあ何を隠してたの?」

P「うっ」ギクッ

真美「あれれ→?事件のニオイがしますなぁ→?」

P「何もないから!よ、よし、真美!遅いから帰ろう!タクシー呼ぶから」

真美「え→、真美泊まりたい→」

P「駄目だ駄目だ!帰ろう!うん」

真美「ちぇ→」

P「よしよし!真美はいい子だな!」ナデナデ

真美「はふぅ・・・」

真美「あ、ちょっとトイレ借りるね」

P「おう」

バタン

P「はぁ・・・」

P「真美は違ったか・・・」

P「じゃあ誰なんだ・・・?」



イヤァァァァ ニィチャァァァァァン タスケ

ドサッ


P「!?」

P「真美!?」ダッ



真美「」

P「真美!・・・よかった、息はあるみたいだ」

P「でも一体誰が」




ガツンッ




  |||||

   ,.‐'' ̄ "' -、
  /.i(. o〉 〈o .)iヽ
 l   ,〈. .、   l
 l /_____ lパクッ

 ヽ. :(`;ω;´):

    :(    ):
    `:u-u:´ 

   ,.‐'' ̄ "' -、
  /.i(. o〉 〈o .)iヽ
 l   ,〈. .、   l
 l /_____ lジュルッ

 ヽ. `:u-u:´
   ヽ,___,,,/

   ,.‐'' ̄ "' -、
  / ,r=、 〈r=、iヽ
 l   ,〈. .、   l
 l / __ \ l

 ヽ. 七王王フ /クチャクチャ
   ヽ,___,,,/



         ,, -──- 、._

   ギュルン -"´ =      キ-
    ー--/      ‐-     二ヽ二_‐-
.      /<.。) 〈.<.。) 〈.゚ ) 〈.゚λ
     |, ..〉丶〉丶 , ..〉丶.〉丶 |三二

     ̄l/ __ / // __ /.|
   ニーゝ、七王王七王七王王{/ ギュルン
       ` 、   -    ̄/二_
        三ニ___ニ三

       バキバキギュチュベキグチャ


   ,.‐'' ̄ "' -、
  / ,r=、 〈r=、iヽ
 l   ,〈. .、   l
 l /_____ l

 ヽ.  ( :  : ) /
   ヽ,___,,,/

   ,.‐'' ̄ "' -、
  /.i(. o〉 〈o .)iヽ
 l   ,〈. .、   l
 l /_____ l

 ヽ. (。・*┃ ) /

    ( :  : ) ゲボー  
    ( :  : )  
    ( :  : )  
      ̄ ̄ ̄

P「な・・・」

ドサッ



「プロデューサー・・・駄目だよ。私以外の女の子を上げたら」

「それに・・・」

「ノートを持って帰ったら書けないじゃないですか」



「プロデューサーへの、私の愛のポエムが」


数日後



律子「はー。プロデューサー殿がいないから仕事が大変・・・」

小鳥「まあまあ。いいじゃないですかまた過労になっても困りますし」

美希「ハニーも意外と人の子だったの」

小鳥「あ、そうだ!私がプロデューサーさんの家にお見舞いに」

真「・・・」

貴音「・・・」

やよい「・・・」

亜美「・・・」

小鳥「」ビクッ

小鳥「う、嘘ですてへぴよっ」ブルブル

響「あれ?そういえば雪歩は?」

律子「なんか一週間ぐらいかかるの仕事があるのよ。遠出だから他の仕事はお休みさせてくださいって」

真「へえー」

真美「真美も旅行行きたい→!」

貴音「また皆で行きたいものですね」

春香「うん!」

千早「そうね」

同時刻



カツカツカツカツ

トントン

P「・・・どうぞ」

雪歩「おはようございますぅ」ガチャ

P「・・・おはよう雪歩。今日もかわいいな・・・」

雪歩「は、恥ずかしいですぅ///」

P「本当だ。かわいいよ雪歩かわいいよ雪ホかワいいよユキ歩」

雪歩「///」

雪歩「だいぶ意思疎通ができてきましたね。過労でお休みにしてあげてよかったですぅ」

P「ありガトうゆキほ」

雪歩「私もお父さんに頼んで架空のロケを入れてもらいましたし」

P「手間をかケタな」

雪歩「とんでもないですぅ。私は一緒にいるだけで幸せですから」

P「でモ、休みはアト3日」

雪歩「はい。だからここで2人で一緒に過ごして仲を深めて、他の子たちに見せつけましょう!」

P「オう」

雪歩「ここは地面の下の楽園、ゆきぽランド。誰も見つけられません」


~~~

765プロ



小鳥「そういえば真美ちゃん、包帯とれたのね」

真美「そ→なんだよ→!兄ちゃん家に行ったときにいつの間にかタンコブができててさ→」

春香「え?」

美希「ハニーの・・・家」

真美「あ、やば」

真「詳しく聞きたいかな」ニコニコ

伊織「にひひっ・・・」ニコォ…

あずさ「あらあら~・・・」

真美「あ、ああ・・・」



ヤダーーーー

雪歩「『好き好き好き好き好き好き好き好き好き
    好き好き好き好き好き好き好き好き好き
    好き好き好き好き好き好き好き好き好き』・・・どうですか?今日のポエム」

P「最高ダ」

雪歩「えへへ。じゃあ明日も頑張っちゃいますね」





HAPPY END

むしゃくしゃして立てた
あとはボ、真ちゃんのスレにすればいいと思うな

響「こっちからプロデューサーと雪歩の臭いがするぞ!」

真「いくら雪歩でもこれは許せないな」

春香「雪歩ったら……私の未来の旦那さんに」

千早「春香に悪いけど私は既にPの妻だから」

~一方その頃~
伊織「なんで電話に出てくれないのよぉ……」グスン

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