杏子「宝くじが当たった…」(523)

杏子(間違いない… 一等一億円だ…)

杏子(現実だよな、ゆ、夢なんかじゃないよな)

杏子「」

杏子「いやったぁー!」

マミ「あらあら元気ね、どうしたの佐倉さん」

杏子「ふぇ??!」ビクビクーン

マミ「ふふ、何かいいことがあったって顔ね」

杏子「いきなり話かけんな馬鹿!!心臓が止まるかと思ったぞ!」

マミ「?」

マミ「……変な佐倉さんね」

杏子「シッシッ!今忙しいんだから!」

マミ「そうなの?なら退散するけど」

マミ「…もし時間があったら家に寄ってね、お菓子を作ろうとしてたところだから」

杏子「お腹なんか減ってないの!あっちいけ!」

杏子「………」

杏子「別にマミに話したって良かったよな……」

杏子「何焦ってんだか」

杏子「………」

杏子「まあいいか!取り敢えず手続きしてこないと♪」ルンルンッルルルルンッルンッ

杏子「先ずは一億円を拝まなきゃ始まらないからな」

まどか「いいお天気だね、お散歩?」

杏子「ほぴゃあ!!?」ビクンビクン

まどか「ほ、ほぴゃあ? どうしたの杏子ちゃん?」

杏子「なななんだ、窓枠か……ビックリさせやがって」

まどか「まどかだよ……」

杏子「ななな何をしてんだまままどかは?」

まどか「何焦ってるの?」

杏子「ああああせってななないいよ!」ドキドキ

まどか「変なの……」

杏子「っで何してたんだい!?」

まどか「…わたしはね、パパに宝くじを買ってきてって頼まれたから買いにいくところだよ」

杏子「宝くじ!!!???」ホゲェ

まどか「うわん、唾飛ばさないでよ…」

杏子「へ、へぇ!宝くじか!!」

まどか「う、うん……。毎月買ってるみたいなんだけど全然当たんないよね」

杏子「そうだね!!!!」

杏子「あんなの当たんないよね~!!!詐欺なんじゃないかな~!!!」

杏子「ホントに当たり入ってんのかな??!!」

まどか「あ、もしかして杏子ちゃんも買ってたりするの?」

杏子「か、買ってねぇよ!!!!!!馬鹿かお前は!!!!」

まどか「えぇ……」

杏子「あ~あ!馬鹿な話ししてたら腹減ったな!」

杏子「じゃな窓が!」タタタタッ

まどか「あ…」

杏子「なんなんだ今日は、こんな連続で知り合いに遭遇するなんて」

杏子「今日は厄日かも……手続きは明日でもいいかもな」

杏子「アタシのheartがヤバい」

さやか「おっす杏子、偶然だね、今日はついてるかも~」

杏子「……さやか」

さやか「この前貸したお金返してくんないかな? 今ちょっと必要なんだ」

杏子「!!?金が目当てか!!」

さやか「あん? そりゃそうでしょう、何言ってんのあんた?」

杏子「でやぁぁああぁあ!」ベシッ

さやか「うぐっ……!?」

杏子「やっぱり…やっぱりそうか!お前ら金が目当てで絡んできやがったんだな!!」

さやか「………杏……子?」バタンッ

杏子「やべえよ、マジやべえよ」

杏子「宝くじで人生狂わせたとか聞いたことあったけど、まさか自分の身になんてな……」

杏子「狂ってやがる、マミもまどかもさやかも……」

杏子「早く宝くじの手続きを終わらせ転居しなきゃ!!」ダッ

銀行

警備員「どうも、どの用なご用件でしょうか?」

杏子「あ、あの宝くじ…」

ほむら「あら、偶然ね」

ほむら「あなた、銀行の口座なんて持ってたのね?意外だわ」

杏子「」

ほむら「どうしたのかしら?ふふ、日曜日は混んでいて大変よ」

ほむら「気長に待」

杏子「セイヤァ!!!」ズクシッ

ほむら「かはっ!?な…なぜ…?」バタリッ

警備員「ちょっと君!?」

杏子「離せ! お前も眠りたいのか!!?」

マミさん家

QB「キュッキュッ♪クッキー楽しみだな~」

マミ「あんまり期待されると困るわ」

QB「何を言うんだいマミ、君が作るお菓子はいつも絶品じゃないか」

マミ「もう…じゃあ、ゆっくり待っててね」

QB「キュッ」

QB「さて、出来るまでテレビでもみようかな」


――ただいま入ったニュース――
―――赤い髪の―――槍を持って――
機動隊が出動しなんたらかんたら――


QB「oh……」

マミ「キュゥべえ~節約中なんだから無駄な消費はしないでよ」

QB「うん」

QB「……」ポチッ



QB「不良って恐いね」

見滝原中学校、体育倉庫

杏子「畜生…そんなに金が欲しいのかあいつらは」ハァ、ハァ、

杏子「……ここなら見つからないよな」

杏子「絶対にやらないからな、あんな浅ましい奴らにくれてやる金なんかない!」

杏子「……ほとぼり冷めるまで一休みだ」

杏子「ふぅ」ヘナヘナ



杏子「……そろそろいいかな」スクッ

スタスタ

杏子「騒ぎは収まったのか?」キョロキョロ

杏子「……よし!誰もいない!」

杏子「今の内に……」

マミさん家

マミ「佐倉さん、結局来なかったわね」

QB「……誘ってたのかいマミ?」

マミ「ええ、昼間に見掛けて誘ってみたんだけど、残念」

QB「いや、来なくて良かったよ」

マミ「あらあら、酷いこと言うのね」

ピンポーン

マミ「こんな夜遅くに誰かしら?はぁい」

QB「……!」

QB「マミ、開けない方がいいよ」

ガチャ

杏子「……」

マミ「あら、佐倉さん?」

杏子「マミ、代金はやるからちょっとの間我慢してくれな」

杏子「腹へって倒れそうなんだ」

杏子「少しだけ拝借するよ」ガサゴソガサゴソ

QB「ワイルドだね」

杏子「…キュゥべえ、チクりに行ったりしたらわかってるよな?」

QB「安心してよ、そんなことしないよ」

QB「マミのお菓子は僕の楽しみの一つだからね」

杏子「お前は話せるやつだな、まあ危害は加えないよ」

マミ「ん゛!!ん゛!!」ジタバタ

杏子「落ち着けって、夕飯食って寝たら出てくからさ」ニコッ

杏子「さて、これからどうしようかな」ゴロンッ

杏子「まずは宝くじのことは少し後回しだな、……取り敢えずは見滝原からでないと」

QB「…行くあてはあるのかい?」

杏子「さあね、適当にやってくよ」

杏子「落ち着いてくれば億万長者なんだ、大して問題ないさ」

QB「億万長者? 何かあっちの世界に足を踏み入れたのかい?」

杏子「違う! いたってまともだ」

QB「まともな方法で億万長者なんてなれるものなのかい?ましてや君みたいな子供が」

杏子「ふん、これを見ろ!」


マミ「!!」ン゛ーン゛ー

マミ(宝くじ?)

杏子「ほら見ろ!一等一億円だ」

QB「本日だね、間違いないみたいだ」

杏子「お前はマミから聞いていなかったのか?信用されてないんだな」

QB「いや、マミも知らないだろうと思うよ」

杏子「は!馬鹿言うなよ」

杏子「ならなんで昼間様子見しにきたんだ?バレバレなんだよ」

マミ(一億?)

QB「いや、本当にしらないよ」

QB「それに、君に一億円が入ったからってマミに何かあるのかい?マミには得なんてないじゃないか」

QB「隠す意味もないよ」

杏子「……白々しい」

杏子「アタシは寝る! 五時になったら起こせよ」ゴロンッ

QB「可笑しな子だな」

数時間後

杏子「ん~もう引き出せないよ~」ムニャムニャ

マミ(キュゥべえ!キュゥべえ!)」

QB「なんだいマミ?」

マミ(縄を解いてちょうだい)

QB「それはよした方がいいよ、朝になるまで待ちなよ」

マミ(早く解いて!)

QB「……下手に刺激しないのが賢明だよ?杏子は今半分錯乱状態みたいだ」

QB「言うことを聞いて解放されるのを待とうよ」

マミ(いいから早く解いて!!)

QB「……」

マミ(キュゥべえ!!!)

QB「わかったよ、知らないよ」テトテト

マミ「ふぅ、ありがとうキュゥべえ」スクッ
QB「退散した方がいいよマミ、杏子が目を覚まさない内に」

マミ「わかってわ」

ガサゴソガサゴソ ガサゴソガサゴソ

QB「……マミ?」

ガサゴソガサゴソ

マミ「ふふふっ」スッ

QB「マミ…それは……」

マミ「さあ? 何かしらこの紙切れ、佐倉さんのポケットに入ってたけど?」ニコリッ

QB「……君は」

マミ(一億円…王室御用達ティーセット…高級茶葉…海辺の別荘…)

マミ「ふふふ」スタスタ

QB「流石は僕の嫁だね」

マミ「……ん~?」

QB「あ、ごめん嘘だよ……」



杏子「もう寄付しないって言ってんだろ!」ガバッ

杏子「……なんて夢だよ、幸先悪いな」

杏子「おいキュゥべえ!」

杏子「……あれ?マミもベッドの横に縛っておいた筈だけど」

杏子「逃げたのか?」

杏子「……まあいいか、もう用は住んだしな」

杏子「さあ、早いとこ見滝原からでないと!」

杏子「警官がいやに多いな、まだまだ落ち着きそうにないな」ソロ~リ

杏子「駅前はダメだな」コソコソ

杏子「やっぱり徒歩でしかないか……」

杏子「ちぇっ、面倒くさいな」

まどか「…杏子ちゃん」ポンッ

杏子「窓…」ビクッ

まどか「かだよ」

まどか「ニュースみたよ、どうちゃったの?」

杏子「そのまま動くなよ、変な真似したポンッ!だからな」

杏子「……お前達に金はやらない」

まどか「お金…?」

杏子「ワザとらしい演技はやめろ」

まどか「演技? なんのことかわかんないよ…」

杏子「うぜぇ」

まどか「えぇ…理不尽だよ」

杏子「リムジンだと…!? 具体的に言うなんて大胆なやつだ」

杏子「鹿目まどか…」

まどか「……しかめじゃないよ」

杏子「鬱陶しいな、これが目当てなんだろ?」スッ

まどか「…なぁにこれ?」

杏子「おっと触るな」

杏子「まどかにも一銭たりともやんないからな」

まどか「一銭?」

まどか「それ、ただのポイントカードじゃないの?」

杏子「節穴か!どこからどうみても」チラッ

杏子「ポイントカー……ド?」

杏子「え???」

まどか「え?」

杏子「???????」

まどか「……杏子ちゃん?」

杏子「わけが分からないよ!なんなんだよこれ!」

まどか「!大声出したら見つかっちゃうよ」

杏子「おかしい、当選券がなんで商店街のポイントカードに?」

杏子「おい!なんでなんだよ!アタシの宝くじをどこにやったんだ!!」

まどか「わたしに聞かれても……」

杏子「こんなの絶対おかしいよ!!」

まどか「静かにしないと……」

機動隊「いたぞ、レッドクリムゾンだ!」

機動隊「増援を呼ぶんだ!急げ!」

まどか「ほ、ほら!」

杏子「へへ、もうどうでもいいや」

杏子「あれがないんじゃ逃げたって意味ないし」

まどか「杏子ちゃん!」

杏子「ギャーギャーうるさいよ、ギャートルズかお前は」

まどか「捕まったら豚箱行きだよ!そんな所に行ってもいいの!?」

杏子「……もう気力がないんだよ」

まどか「ダメだよ!今の警察官の人は荒れてるんだよ!回されちゃうよ!!」

まどか「逃げなきゃ!杏子ちゃん!」

杏子「……なんで、そんなに必死なんだよ」

まどか「杏子ちゃんはお友達だよ、困ってたら助けてあげなきゃダメ」

杏子「ズキューン」ズキューン

杏子「友達だって?アタシが……?」

まどか「そうだよ!dear friend、親愛なる友だよ!」

杏子「……マジで?そんなに仲良かったっけ?」

まどか「知らない、けど今はそういうことにしないと!」

杏子「そうだな!よし逃げるぞまどか!」ダッ

まどか「うん!」ダッ


機動隊「逃がすなぁ!追え!追え!」

機動隊「捕まえて叩き斬れ!」

まどか「杏子ちゃん、わたしの家に行こう」

まどか「パマも分かってくれるよ」

杏子「大丈夫か?テレビで顔バレしてるし通報されるんじゃ…」

まどか「ううん、パマはそんなことしないよ
きっと分かってくれるはずだよ」ニコリッ

杏子「わかった、信じるよ、まどかの家に行こう!」

まどか「ありがとう杏子ちゃん」

杏子「いや、こっちこそ……ありがとう」

まどか「気にしないで」

杏子「後、2文字ぐらい略すな」

ほむら「待ちなさい、まどか」

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「ふっ」ファサッ

まどか「」イラッ
杏子「」イラッ

ほむら「あなたの家に匿うのはよした方がいい」

まどか「どうして?」

ほむら「残念なことに、あなたの両親は話しを聞いてくれないわ」

杏子「……なんでわかるんだい?」

ほむら「わからないの?」

まどか「わかんないよ、全然わかんないよ!」

杏子「手短に言ってくれ、急いでるんだ」

ほむら「……留守だからよ」ファサッ

まどか「」イラッ
杏子「」イラッ

鹿目家

ガチャ

まどか「これで暫くは大丈夫なはずだよ」

杏子「本当にごめんな、恩にきるよ」

ほむら「流石はまどかね、留守なら話す必要すらないものね」

ほむら「まさに発想の逆転かしら」

杏子「ああ」

まどか「うぅ~照れるからやめてよ///」

杏子「安心したらお腹すいてきちまった…」グー

まどか「すっごい走ったもんね」

まどか「出前でもとる?」

杏子「じゃあピザで」

ほむら「オプションの唐揚げもお願いまどか」

まどか「うん」

ピポパポ

ピンポーン

ほむら「ふふ、きたみたいね」

まどか「お腹ペコペコだよ」スクッ

杏子「おっと、アタシがでるからまどかとほむらは座ってな」

杏子「世話になりっぱなしじゃバツが悪いからさ」

まどか「そう?ありがとう杏子ちゃん」

スタスタ、ガチャ

杏子「ご苦労さん」

「毎度!……ん?」

杏子「ん?」

「うわーー!お巡りさーん!!」

タタタタッ

杏子「ごめんまどか、配達の奴が……」

まどか「どどどうしよう!?」

ほむら「くっ!」

保守

保守

保守

保守

杏子「とにかくだ、ここにいたら危険が危ない!」

まどか「でも杏子ちゃん…他に安全な所なんてあるかな…」

杏子「そりゃないけどさ…じっとしてたらあいつらが」

ほむら「落ち着きなさい!まったく、恥ずかしくないの?」

杏子「落ち着いたら安全な場所が見つかるのか? それともあてでもあんのかよ!」

ほむら「あるわ」

ほむら「それも、とっておきの場所がね」

まどか「本当!?」

ほむら「ええ」

杏子「バカチン!知ってるなら最初に言え!」

杏子「早く教えろ!」

杏子「静だな…」

まどか「流石はとっておきの場所だね」

ほむら「ふふっ、ここなら見つかりっこないわ」

ほむら「人がきたら布団に潜るなり、ベッド下に隠れるなりすればまず見つからないわ」

まどか「うん、そういう意味でもとっておきの場所だね」

杏子「ああ、まったくとっておきの場所だな」

_恭介の病室_

恭介「………」

杏子「居心地の悪さがすげぇ!」

恭介「お見舞いとかじゃないのかな……?」

ほむら「しっ、いい二人とも?この男はテレビを全然みる機会がないおかげで佐倉杏子の事を知らない」

ほむら「不要な会話はできるだけ慎むのよ」

まどか「そうだね、また同じ失敗はしたくないもん…」

杏子「わかった、お前に従うよ」

恭介「ねえ? 聞こえていないのかな……?」

杏子「…」

まどか「…」

ほむら「…」

恭介「……なんなんだ君達は」

恭介(困ったな、今日は寝過ぎてまだマナ○に会っていないのに)ウズウズ

恭介(連続起動記録も止まったら嫌だな…)

恭介「あのさ、用がないなら一人にして欲しいんだけど……」

ヒソヒソ
杏子「妙に話しかけてくるな?」

まどか「きっと寂しかったんだよ…ずっと入院生活なんだもん」

ほむら「事情はどうあれ、返事をしてはだめよ?」

杏子「わかってるよ」

恭介(不味いな、日付変更まで後2時間)
恭介(帰ってくれそうにない……うぅ、マナ○~ごめんよデートをすっぽかして……)

QB「これからどうするんだいマミ?」

マミ「野暮なこと聞くのね、決まってるでしょう?」

マミ「迅速に手続きをして疾風のように引き出しに行くのよ」

マミ「佐倉さんがポイントカードに気付くまで持って10時間……
余裕は割とあるけど急ぐに越したことないわ」

QB「用心深くて悪いことないからね、早くトンヌラするのがいいね」

マミ「ええ」ニコッ

ツンッ

マミ「!?」

バタリッ
マミ「な、何?何かにつまづいて……」

QB「これは美樹さやかだね」

マミ「……見ればわかるわ」

マミ「一体何があったのかしら? ヒドいたんこぶだわ」

QB「頭部に一撃、これは玄人の仕業だね」

マミ「?」

QB「ほら、殴らた場所をよくみてごらん」

QB「ちょうど旋毛の位置だ」

マミ「そうみたいね、で?」

QB「で?って言われても…」

マミ「……要するにスゴ腕のスナイパーの仕事だって意味ね」

QB「え? いきなり何を言うんだいマミ……ちょっと怖いよ」

マミ「………」

マミ「もういいわ、さあ行くわよキュゥべえ」

QB「放っておくのかい?」

マミ「当たり前でしょ、気がついて絡まれでもしたらどうするの?」

マミ「早く万札を……失礼、下品だったわね」

マミ「早く札束を拝みたいもの♪」

さやか「ううっ」ピクッ

QB「マミ! さやか目を覚ましそうだよ」

マミ「っ!?」

さやか「ん~……」

マミ「棒! そう!バールの様な棒はない!?」

QB「棒の様なババール? そんなマニアックなもの落ちてるわけないじゃないか」

マミ「じゃあただの棒でいいわ!」

さやか「ん…マ…ミさ…」

マミ「早く!気がついてしまうわ!」

QB「! あったよマミ!」

QB「ほらマミ! 君の後ろにあるよ!」

マミ「後ろ!?」クルッ

知久「あの…その子大丈夫かい? 頭に怪我してるみたいだけど」

マミ「……棒じゃないじゃない!キュゥべえ!」

知久「な何!?…どうしたんだい?」ビクリッ


QB「良くみてマミ、ほら」
QB「間違いなくパパの棒だよ!」

マミ「……」

QB「いわゆる○棒さ」

知久「キミ、どうしたの?」

マミ「いやぁ!変態っ!!」

QB「ふ~ん、これはなかなか…」ビクンビクン
知久「へへ変態!?」

機動隊「少女の悲鳴だ!?」
機動隊「ちっ!また痴漢か!」
機動隊「急げ!蹴散らすぞ!」

機動隊「いたぞ!成人男性が少女の顔にアレを押し付けているように見えなくもないぞ!」

機動隊「視認した! 確かにそう見えなくもない!」

機動隊「私もだ!三人同意見なら間違いない!逮捕だ!」

機動隊「俺好みの巨乳少女じゅないか!野郎!勃起不全にしてやるぜ!」

マミ「うぅ///」

QB「マミ! 早くその棒でさやかを!」

QB「速やか且つ正確に早く!」

マミ「さ、触れるわけないじゃない!///」

知久「…なんか危ない子なのかな」





\確保!/

病院

杏子「ねぇねぇきょうちゃ~ん」

まどか「上条君って結構あっち方面だったんだね……少し幻滅しちゃったな」

ほむら「ほら、早く呼び出しなさいよ」

ほむら「愛しのマナ○さんとやらを」

杏子「わかってるよ、操作がまだよくわかんないんだよ」ピコピコ

恭介「返してくれ!僕のマナ○専用DSに指紋をベタベタつけないでくれったら!」

恭介「いくらしたと思ってるんだ!!」

\ついでに確保/

保守

>>259
穂村 愛美

保守

保守

>>262
そっちはマナマナだろ
てっいうかやめろ(笑)

保守

>>294
杏子はクソゲーだったのか

>>295
どっちかというと俺は
マミ「ティロフィナーレ」シリーズ
を思い出した。

数時間後

杏子「……朝か」

杏子「おい起きろまどか! ほむら!」

まどか「う~ん……杏子ちゃんおはよう」

ほむら「……思ったより安眠できたわね」

杏子「ああ、だけどあいつには悪いことしたな」

ほむら「いいえ、きっと彼にはいい切っ掛けにはなるはずよ」

杏子「…言われてみれば、そうだな」ニコッ

まどか「2人ともすごいね……よくそんな好き勝手言えるね、手を滑らしてゲーム機破壊しただけなのに……」

まどか「上条……まだ隅で泣いてるよ」

杏子「何を言うんだまどか! あいつにはさやかがいるじゃないか」

杏子「バーチャルに恋したって先なんかないんだぞ!」

恭介「やめろッ!!!」

恭介「僕達の過ごした一年間を侮辱するな!」

恭介「…絶対に許さないぞ……レッドグレムリン……」

杏子「変なあだなつけんな!真底恥ずかしい奴だね」

恭介「っ……」

ほむら「もう弄るのは止めましょう」

ほむら「怒る→泣く→怒るでパターン化しててつまらないわ」

まどか「うん」

まどか「それに、これ以上機嫌をそこねると襲われちゃうよ?
男子中学生なんて性の塊なんだから……」

杏子「わかってるよ、今後のことを話し合って早めに退散しよう」

ほむら「わかったわ」

路上

さやか「……ううん」

さやか「あたし……そっか、杏子のダブルハンマーでのびてんだった」

さやか「痛いな、もう…」

さやか「ん?」

さやか「なんか落ちてる……」

さやか「宝くじ、かな?」

さやか「…誰が落としたんだろう?」

さやか「あはっ、もしかして当たりくじだったりして♪」

軽視調レッドクリムゾン対策本部

「只今、総計した情報によりますと…」

「うむ、おそらくは病院か美容院だな」

マミ「……あの、私そろそろ帰りたいんですけど」

「へへ、まだまだ可愛がってやんぜ」

「ふへへ、流行りの服は嫌いですか?何か食べたいものはないのか?」

マミ「ブランド物以外はちょっと……用があるから帰りたいのに」

QB「マミ! 次はホットパンツを履いておくれよ!」

病院

杏子「大胆だな」

ほむら「他にいい案でもある? ないでしょう」

まどか「でもそれだと私は足手まといなんじゃ……」

杏子「ぶっちゃけそうだな」

ほむら「そんなことはないわ、まどかそんなことはないのよ」

ほむら「具体的にはわからないけど、そんな気がするの…」


まどか「……ほむらちゃん」

杏子「よし! 話し合いは終わりだ!」

杏子「宝くじを探すのに邪魔な警察の動きを止めるために」

ほむら「……対策本部を壊滅状態にする」

まどか「おお~!」

対策本部

「何!? 君は両親がいないのか!」

「身よりは遠い親戚だけだって!?」

「くぅ、許せませんね! まだこんな子供を一人にして」

「とりま逮捕するよう通達しておきます」ピポパポ

マミ「職権乱用し過ぎじゃ……」

対策部長「使えるものはなんでも使う、必要なら誤認逮捕もやむを得ず……」

「部長!」

対策部長「手ぬるいぞ! わし好みのボインちゃんを放置した罪は重い!」

対策部長「一族郎党全てひったてい!」

杏子「あれが対策本部か」

ほむら「間違いないわ、そう書いてあるから」

まどか「慌ただしいね……何かあったのかな?」

杏子「!? 隠れろ!」

ダダダダダダダダ

コソコソ
まどか「お巡りさん達、どこに行くんだろう?」

ほむら「わからない、けどこれは好機よ」

杏子「だね、警官隊が出払ったら指示してる奴を潰せばいいんだな?」

ほむら「ええ、それで時間が稼げるわ」

ほむら「今よ佐倉杏子!」

まどか「杏子ちゃん今だよ!」

杏子「おう」

杏子「頼もう!」

マミ「さ、佐倉さん!? どうしてここに!?」

杏子「それはこっちの台詞だ! なにやってるんだマミ!?」

ほむら「は!」ピクリッ

まどか「どうしたの?」」

ほむら「まどか、もしかしたら私達は騙されていたのかも知れないわ」

まどか「よくわかんない」

ほむら「佐倉杏子の話し通りなら、巴マミが裏で警察を操り妨害したと考えれば辻褄があわない?」

まどか「うん、あわないんじゃないかな」

ほむら「でしょう? つまり宝くじを奪い、警察に佐倉杏子を逮捕させ」

ほむら「億万長者になる企みだったのよ!」

まどか(……ナチュラルに無視された)

杏子「マミ! お前!!」

マミ「ま、待って! 違うわ! 違わないけど違わ!」

杏子「許せねぇ……かつての友人を警察に売るなんて」

杏子「それでも人間か!」

ほむら「違うわ、彼女はすでに金亡者になってしまっている」

ほむら「人間としてみるのは妥当とはいえない」

マミ「うぅ、微妙に当たってるから否定し難いわ……」

まどか「マミさん…非道いよ、こんなのってないよ」

QB「駄目だよマミ」

QB「彼女達は若干馬鹿の疑いがある、話し合ったところで解決は難しいよ」

マミ「じゃあ、どうすれば……」

QB「決まってるじゃないか」

QB「殺るんだよ!」

マミ「それはダメよ、私の経歴に傷がつくわ」

マミ「なんとか話し合いで解決する」

杏子「マミ! 宝くじを盗ったのも、通報したのもお前で間違いないんだな!?」

マミ「違うわ! 私は人様の物を盗んだりする下品な生き方はしない」

マミ「あなたならわかるでしょう? あんなに一緒にいたじゃない……」

マミ「それを……私、こんなに悲しいの…初めてだわ」シクシク

杏子「うぐっ、泣くなよ…おいほむら」チラッ

ほむら「ふふっ、信じるかどうかはあなたの自由」

ほむら「そう、自由よ!」

まどか「そうだねほむらちゃん、全ては自己責任だよ杏子ちゃん」

まどか「杏子ちゃんはもう立派に一人で生きてきたんだもん、自分の行いくらい責任とれるはずだよ!」

杏子「なんて奴らだ…味方なのか敵なのかわからない」

ほむら「私は敵でもなければ味方でもない」

ほむら「ただのあなたのお友達よ」ニコッ

杏子「ズキューン」ズキューン

マミ「やっす!」

さやさや

恭介「今月の恋人料金は持ってきた?」

さやか「うん!確か今月は10万円だったよね・・・?はいこれね」

恭介「おお、さやかはいつもきっちり払ってくれて助かるよ。来月からはお友達料金も頼んでいいかな」

さやか「え・・・ちょっと、それは・・・」

恭介「払えないなら仕方ないな~、さやかとは絶交だよ」

さやか「ま・・・まって!ちゃんと払うよ!」

恭介「じゃあ来月は合計15万円ね。頼んだよさやか」

さやか(風俗の仕事もっと増やさなきゃ・・・)

杏子「嬉しいけど照れるな……あんま恥ずかしいセリフいうなよな」

まどか「デレデレしてる場合じゃないよ、マミさんの落とし前をつけないと」

まどか「人の物を盗ったら強盗なんだよ!死刑か無期懲役だよ!」

ほむら「そうね、でも巴マミは私達の大事な先輩」

ほむら「正当に国が裁くのが道理だけど……できることなら私達のこの手で……」

杏子「そのつもりさ、アタシの手で逝ければ少しはマシだよな?マミ」

マミ「なに子の達、怖いわ」

QB「キてるね、ゾクゾクしてくる感じだね」

まどか「マミさん…今までありがとう……ござい…ました」

ほむら「あなたはとても良い先輩だったわ……」

杏子「生まれ変わったらさ?また一緒に遊ぼうな……」

杏子「good night マミ」

マミ「ちょっとぉ!冗談は笑える話しだけにして頂戴!」

杏子「最後に……遺言を聞いてやるよ」グスッ

杏子「遠慮なく言ってくれ、できるだけ努力するからさ……」ゴシゴシ

QB「もうダメだマミ、杏子達は頭の中で物語を作ってしまっているよ」

QB「しかも根拠のない名作保証により、説得は言い訳にしかならないよ!」

マミ「もとから言い訳は用意していたわ!説得なんて試みるほど真面目じゃないの!」

マミ「幼少の頃からの生存の極意、私の言い訳で同情しなかった大人は皆無」

マミ「……待って佐倉さん」キリッ

杏子「なんだ……?」ウルウル

マミ「私は確かに寝ているあなたから宝くじ、当選券を盗ってしまったわ」

マミ「遺言なんてものじゃないけど、言い訳として聞いて欲しいの……」ジッ

杏子「……うん」

QB(そうか! 考えてみればマミも自分の世界を作るのは慣れてるんだった)

QB(しかもマミのは引き込み率は僕調べ157%増、これなら杏子の物語を打破し、マミの物語に取り込めるはずだね)

マミ「どうしても……どうしてもお金が必要だったの」

マミ「ブラ……。じゃなくて生活が辛くなってきて」フイッ

杏子「……辛く? あんな立派な家で暮らしてるのにか?」

マミ「だからなの……あれね? 分譲じゃなくて賃貸なのよ」

マミ「隠していてごめんなさい……」

まどか「そ、そんな……! マミさんのマンションって言ったら億ションだよね」

ほむら「ええ、前に勝手に審査して貰った事があるから間違いないわ」

ほむら「まさか賃貸だったなんて……」

まどか「大変だったんですね? マミさんは……」

マミ「うわ、チョロい……」ボソッ

杏子「…ごめんマミ、あんたの事情を無視して宝くじのことで責めて」

マミ「いいの…盗みは犯罪よ、さあ佐倉さん!」

マミ「理由はどうであれ私は犯罪者! あなたの手で裁いて頂戴!!」グスッ

ほむら「待って杏子!」

まどか「杏子ちゃん!」

杏子「わかってるよ! できるわけねぇだろ……?」

杏子「事情を知ったら……手、だせるわけないよ……」

杏子「マミはズルいよ……」

マミ「佐倉さん……優しいあなたで良かったわ」

マミ「私の友達でいてくれて……ありがとう」

杏子「ズキューン」ズキューン

ガチャ

機動隊「なんだ貴様ら!!」

杏子「しまった!長居しすぎた……!」

まどか「ま、不味いよ!」

ほむら「慌てないで、冷静に対処するのよ」

機動隊「ぬ!? あれはレッドクリムゾン……に」

機動隊「!! 紫の君じゃないか!」

まどか「…? 紫の君……」

ほむら「私のことよ、昔…警察の厄介なになったことがあるの」

ほむら「そう…あれは魔法少女になって繰り返しにハマっていた頃の話し……」

マミ(レッドクリムゾン……紫の君)

マミ(いたたっ……でも嫌いじゃないわっ!)

ザッ
対策部長「問答は無用だ、留守を狙いボインちゃんを誘拐しにきたか」

対策部長「殺れ…ピンクとイエロー以外はお前達にやる」クイッ
ダダダダダダダダ
機動隊「うおーーー!」

機動隊「一番手柄は俺のもんだ!!」

機動隊「引っ込んでろ! 手柄は私のものだっ!!」

杏子「ちっ、逃げ場がないんじゃやるしかないか」

ほむら「微力ながら手伝うわ、佐倉杏子」

まどか「わ、わたしもできるだけ頑張るよ!」

杏子「サンキュー!ほむら、まどか」

マミ「……相手は勢い付いてる、下手に正面から戦ってはダメよ」

マミ「三方面から攻めて陣形を崩して!」

杏子「マミ…!」

マミ「言ったでしょう? お友達なんだから力を貸すのは当然じゃない」

マミ「佐倉さんは右翼を!暁美さんは左翼を突いて!」

マミ「鹿目さんはオドオドしてて頂戴ね!」

まどか「は、はい…!」オドオド



杏子「今時さ……国益を為も考えてもっと積極的に改革すべきじゃないか?」

ほむら「いい?国を誇り、慎重にしかし確実にゆっくりと保守的に行くのが筋よ」

機動隊「ぬぐっ…」

対策部長「惑わされるな!」

対策部長「我々の信念はその様な区別を必要しない! 誇りを持て!」

対策部長「ただ…可愛い彼女が欲しいだけなんだ…」

対策部長「それを…忘れるな……!」キリッ

機動隊「わかってますよ部長!」

機動隊「○○プラスを通じて、彼女がいる生活の素晴らしさを教えくれたのは他ならぬ部長です…!」

機動隊「俺達も彼女持ちになるんだっ……!」

ほむら「巴マミ! ダメだわ、言葉が通じない!」

杏子「くっ……ダメだマミ! 勢いが増してやがる!」

マミ「っ、万事休すなの……」

まどか「諦めちゃダメだよマミさん!」

まどか(どうしよう…どうしたらいいの?)ゴソゴソ

まどか「……!」ピクッ

ほむら「くっ」

杏子「うぐっ」

対策部長「押し切れ!団結力を見せつけよ!」

マミ「ダメ…打開策が思いつかないわ」

まどか「マミさんこれ!」

マミ「え? ……これは!?」

機動隊「いっけーマグ○ーーム!!」

「……大好きだよ」

機動隊「!?」

対策部長「……! と、止まれ!」

マミ「それ以上近づかないでください、近づけばこのDSを壊します」スッ

杏子「あ、あれは…!」
ほむら「上条恭介から没収した…!」

マミ「皆さんの愛の深さは伝わってます、だからわかると思うの」

マミ「これを壊された場合のカレシさんの気持ちが……!」

対策部長「攻撃するな!一歩も動いちゃいかん!!」

マミ「ふふ、この中のデータはマナ○さんって言うのね」

対策部長「同士のカノジョを人質にするとは、少女にしては腹黒い……」

機動隊「部長! 私のカノジョはリン○です!」

機動隊「俺はネ○さんです! 相手のカノジョがマナ○ならやれます!」

対策部長「私もネ○だ! だが同士のカノジョに手を出すのはクズだ!!」

対策部長「命令があるまで大人しくするんだ!いいなっ!」

ほむら「まどか、あなたの機転には驚かされるわ」

まどか「そんなんじゃないよほむらちゃん、ただね?」

まどか「上条君のあまりにも異常な固執から、もしかしたらって」

杏子「すげー!助かったよまどか」

マミ「それでは取引をしましょう、異論はないですね?」

対策部長「…無論だ」

マミ「先ずは出口までの道を空けていただけますか?」

対策部長「……」クイッ
バタバタ

マミ「うふふ、素直な大人の人って素敵ね」ニコニコ

マミ「さあみんな、行くわよ」

対策部長「待て、ゲーム機を床に置きたまえ」

対策部長「あくまで取引だ」

マミ「……出口に置くわ」

対策部長「解放する保証がない、駄目だ」

「私の一番好きな人はね~恭介くんだよ///」

マミ「いいの? 連続起動365日以上のマナカレ……消えてしまっても」

対策部長「ゲス……なんて汚いんだ」

対策部長「だが嫌いではないな!」

機動隊「部長!?」

機動隊「くっ、部長は赤ちゃん扱いで興奮する玄人だった」

機動隊「あんなMな扱いを受けて断れるはずはない」

マミ「さあ、鹿目さんに佐倉さん暁美さん、行きましょう」

まどか「はい」

マミ「約束は守るわ」コトリッ

マミ「走って!」ダダッ

杏子「へへっ!スタコラサッサだぜ!」

機動隊「逃がすな!」

対策部長「追うな!!すみやかにカノジョを保護しろ!」

機動隊「しかし…」

対策部長「バッカもーん!!!!」

対策部長「貴様らが同じ目にあったらどんな気持ちだ!!」

機動隊「!!」

対策部長「レッドクリムゾン対策本部を急ぎ捜索本部に改修せよ!」

対策本部「一刻も早くこの子のカレシのもとにDSを送り届けるのだ!!」

機動隊「分かりましたーッ!!」

対策本部「本名、呼び名、ニックネーム、都道府県、あらゆるデータを洗え!」

マミ「追って来ない?」

ほむら「不思議ね……」

杏子「まあいいじゃん! やっと解放されたな」フゥ

まどか「そういえば、わたし達ってなんで追われてたんだっけ?」

ほむら「私達ではなく佐倉杏子が追われていたのよ」

杏子「なんだったかな??」

杏子「む~」グー

マミ「あらあら」クスクス

杏子「し、仕方ないだろ、走ってばかりだったんだから!」

まどか「あはは、わたしもお腹空いた~」

ほむら「ふふ、かく言う私もよ」

マミ「丁度いいわ、お菓子を作ってたから私の家に食べにこない?」

\賛成♪/

翌日

恭介「生きてるってなんだろう…はぁ……」

恭介「広間でTVでも観て気を紛らわせよう……」

次はニュースではなく特別捜索がらみの件です
先日の水着銀行警備員暴行事件で特設された、レッドクリムゾン対策本部を改修
新たに高嶺愛○さんの恋人捜索本部からの要望により
広く情報を集めたいとのことで――

恭介「ままま間違いない!僕の専用DS!!」ガタッ

恭介「マ、マナカーーーーー!!」

ピポパポ

「はい、こちら高嶺愛」

恭介「もしもしもしもしもしもしもし!!!!!!」

では引き続きニュースをお伝えします――

現場の名無しさん

「はいこちら名無しです」

「え~、こちらが見滝原商店街の活性化の為に企画された、見滝原宝くじで見事一等に当選した美樹さやかさんです」

「美樹さん、今のお気持ちはどうですか?」

さやか「えっと、超嬉しいです」

「ははは、中学生らしい内容のない元気なお答えですね」

「使い道とかは決めてますか?」

さやか「ん~、先ずは両親にお裾分けして~」


杏子「………」

マミ「……」

杏子「…」

マミ「」



「じゃあ最後に一言お願いします」

\宝くじ最高!!/

宝くじ、それは夢と欲望が渦巻く常世の夢遊
あなたは買いたいと思いましたか? それとも無駄なことだと思いましたか?

買いたいと思ったあなたには今後の人生の指針として、○○プラスをお薦めします。

買いたくないと思ったあなたには転ばぬ先の杖、○○プラスがお薦めです。

さあ、あなたの人生を豊かにする○○プラスを購入し
リア充生活をenjoyしましょう。

おーほっほっほっほっほっほっほ


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